JPH10124639A - Icカード - Google Patents
IcカードInfo
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- JPH10124639A JPH10124639A JP8299883A JP29988396A JPH10124639A JP H10124639 A JPH10124639 A JP H10124639A JP 8299883 A JP8299883 A JP 8299883A JP 29988396 A JP29988396 A JP 29988396A JP H10124639 A JPH10124639 A JP H10124639A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 17
- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 26
- 101100328887 Caenorhabditis elegans col-34 gene Proteins 0.000 abstract description 2
- 238000013500 data storage Methods 0.000 abstract description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 12
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【課題】端末装置側の処理プログラムのロードを低減
し、ICカード側に使用目的に応じた処理を追加しても
端末装置との間で容易にデータの授受を行うことができ
る電子カードシステムを提供することにある。 【解決手段】フラグを参照して実行すべきアプリケーシ
ョンプログラムを選択するようにし、端末装置からリセ
ット信号を受ける都度あるいはICカードの電源がON
される都度順次フラグの内容を更新するようにし、次に
ICカードが端末装置に装着されて電源がONされる
か、リセット信号を端末装置から受けたときには、次に
実行されるべきアプリケーションにフラグが更新される
ようにするものである。
し、ICカード側に使用目的に応じた処理を追加しても
端末装置との間で容易にデータの授受を行うことができ
る電子カードシステムを提供することにある。 【解決手段】フラグを参照して実行すべきアプリケーシ
ョンプログラムを選択するようにし、端末装置からリセ
ット信号を受ける都度あるいはICカードの電源がON
される都度順次フラグの内容を更新するようにし、次に
ICカードが端末装置に装着されて電源がONされる
か、リセット信号を端末装置から受けたときには、次に
実行されるべきアプリケーションにフラグが更新される
ようにするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICカードに関
し、詳しくは、複数のアプリケーションの1つを選択的
に実行することが可能なICカードにおいて、これが装
着される端末装置側の処理プログラムのロードを低減
し、ICカード側に使用目的に応じた処理を追加しても
端末装置との間で容易にデータの授受を行うことができ
るような多目的使用のICカードに関する。
し、詳しくは、複数のアプリケーションの1つを選択的
に実行することが可能なICカードにおいて、これが装
着される端末装置側の処理プログラムのロードを低減
し、ICカード側に使用目的に応じた処理を追加しても
端末装置との間で容易にデータの授受を行うことができ
るような多目的使用のICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードを利用した多目的電子カード
システムとして、最近のシステムでは、銀行で使用され
るICカードのほか、スポーツやレジャー施設での個人
IDカード、パチンコ等の遊技場におけるプリペイドカ
ード、ガソリンスタンドなどのポイントカード、教育関
係における学生証、クレジット関係のキャッシュカード
やプリペイドカードなどを同一のICカードにより実現
することが提案され、一部ではその実験段階に入ってい
る。
システムとして、最近のシステムでは、銀行で使用され
るICカードのほか、スポーツやレジャー施設での個人
IDカード、パチンコ等の遊技場におけるプリペイドカ
ード、ガソリンスタンドなどのポイントカード、教育関
係における学生証、クレジット関係のキャッシュカード
やプリペイドカードなどを同一のICカードにより実現
することが提案され、一部ではその実験段階に入ってい
る。
【0003】この種のICカードでは、同一のカードが
目的に応じた端末装置、例えば、ICカード読取装置
(ICカードリーダ・ライタ)に装着されて使用され、
装着された端末装置に応じてそれに応じた処理を実行す
る。そのために内部には、使用目的に応じた複数のアプ
リケーションプログラムと、それぞれのアプリケーショ
ンが必要とする情報が項目別に所定の書式に従って記憶
されている。
目的に応じた端末装置、例えば、ICカード読取装置
(ICカードリーダ・ライタ)に装着されて使用され、
装着された端末装置に応じてそれに応じた処理を実行す
る。そのために内部には、使用目的に応じた複数のアプ
リケーションプログラムと、それぞれのアプリケーショ
ンが必要とする情報が項目別に所定の書式に従って記憶
されている。
【0004】この種のICカードは、端末装置に装着さ
れたときに、端末装置から送出されるリセット信号に応
じて、ICカード内部のリセットが完了した時点でリセ
ットに対する初期応答として自己の機能に応じた初期応
答情報を端末装置に送出する。例えば、A銀行のキャッ
シュレスショッピングシステム用カードアプリケーショ
ンとBクレジットのクレジットカードアプリケーション
との2つの機能を持つICカードでは、内部リセットが
完了した時点で前記の2つの機能を持つことを示す初期
応答情報を端末装置に返す。このような応答を受ける端
末装置として、例えば、ある銀行に設けられているキャ
ッシュレスショッピングシステムのICカード読取装置
では、キャッシュレスショッピング専用の初期応答をす
るICカードに対応してこれとデータの授受を行う処理
と、前述の2つの機能を持つICカードであることを示
す初期応答をするICカードに対してこれとデータの授
受を行う処理とがそれぞれ行えるよう、端末装置の処理
プログラムが構成されている。
れたときに、端末装置から送出されるリセット信号に応
じて、ICカード内部のリセットが完了した時点でリセ
ットに対する初期応答として自己の機能に応じた初期応
答情報を端末装置に送出する。例えば、A銀行のキャッ
シュレスショッピングシステム用カードアプリケーショ
ンとBクレジットのクレジットカードアプリケーション
との2つの機能を持つICカードでは、内部リセットが
完了した時点で前記の2つの機能を持つことを示す初期
応答情報を端末装置に返す。このような応答を受ける端
末装置として、例えば、ある銀行に設けられているキャ
ッシュレスショッピングシステムのICカード読取装置
では、キャッシュレスショッピング専用の初期応答をす
るICカードに対応してこれとデータの授受を行う処理
と、前述の2つの機能を持つICカードであることを示
す初期応答をするICカードに対してこれとデータの授
受を行う処理とがそれぞれ行えるよう、端末装置の処理
プログラムが構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような
に、使用できる機能数分に応じた内容の初期応答を端末
装置に返すものにあっては、当初想定していなかったア
プリケーションの組合せ以外の他の使用目的で新しい機
能をカードに付加するような必要性が生じた場合には、
あるいはまた、ICカードの使用目的を変更するような
場合には、ICカードの取り扱いとともに、ICカード
読取装置の処理プログラムの処理内容の変更を行わなけ
ればならなくなる。また、目的に応じた使用機能が増加
するにつれてICカードから端末装置へと送出する応答
情報量が多くなり、端末装置でのICカード確認処理の
ロードが増加する。この発明の目的は、このような従来
技術の問題点を解決するものであって、端末装置側の処
理プログラムのロードを低減し、ICカード側に使用目
的に応じた処理を追加しても端末装置との間で容易にデ
ータの授受を行うことができるICカードを提供するこ
とにある。
に、使用できる機能数分に応じた内容の初期応答を端末
装置に返すものにあっては、当初想定していなかったア
プリケーションの組合せ以外の他の使用目的で新しい機
能をカードに付加するような必要性が生じた場合には、
あるいはまた、ICカードの使用目的を変更するような
場合には、ICカードの取り扱いとともに、ICカード
読取装置の処理プログラムの処理内容の変更を行わなけ
ればならなくなる。また、目的に応じた使用機能が増加
するにつれてICカードから端末装置へと送出する応答
情報量が多くなり、端末装置でのICカード確認処理の
ロードが増加する。この発明の目的は、このような従来
技術の問題点を解決するものであって、端末装置側の処
理プログラムのロードを低減し、ICカード側に使用目
的に応じた処理を追加しても端末装置との間で容易にデ
ータの授受を行うことができるICカードを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのICカードの特徴は、複数のアプリケーション
の1つをICカードの実行処理プログラムとして選択す
るフラグを記憶する記憶領域と、端末装置からリセット
信号を受けてリセットが終了した後にあるいは電源がO
Nされた後にフラグを参照してフラグを複数のアプリケ
ーションプログラムのうちであらかじめ決められた次の
アプリケーションプログラムを選択するフラグに更新
し、かつ、参照されたフラグにより選択される識別情報
を有する応答情報を初期応答として端末装置に送出して
前記の参照されたフラグにより選択されるアプリケーシ
ョンプログラムに従って端末装置から受けたコマンドを
実行して所定の処理を行うシステムプログラムとがメモ
リあるいはこのメモリとは別に内蔵された任意のメモリ
に設けられているものである。
るためのICカードの特徴は、複数のアプリケーション
の1つをICカードの実行処理プログラムとして選択す
るフラグを記憶する記憶領域と、端末装置からリセット
信号を受けてリセットが終了した後にあるいは電源がO
Nされた後にフラグを参照してフラグを複数のアプリケ
ーションプログラムのうちであらかじめ決められた次の
アプリケーションプログラムを選択するフラグに更新
し、かつ、参照されたフラグにより選択される識別情報
を有する応答情報を初期応答として端末装置に送出して
前記の参照されたフラグにより選択されるアプリケーシ
ョンプログラムに従って端末装置から受けたコマンドを
実行して所定の処理を行うシステムプログラムとがメモ
リあるいはこのメモリとは別に内蔵された任意のメモリ
に設けられているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】このように、ICカードは、フラ
グを参照して実行すべきアプリケーションプログラムを
選択するようにし、端末装置からリセット信号を受ける
都度あるいはICカードの電源がONされる都度順次フ
ラグの内容を更新するようにしているので、次にICカ
ードが端末装置に装着されて電源がONされるか、リセ
ット信号を端末装置から受けたときには、次に実行され
るべきアプリケーションにフラグが更新されている。そ
こで、ICカードを装着した端末装置とICカードとが
適合しないでICカードが排出(リジェクト)されたと
きには別のアプリケーションにICカードが自動的に設
定されるこのになる。
グを参照して実行すべきアプリケーションプログラムを
選択するようにし、端末装置からリセット信号を受ける
都度あるいはICカードの電源がONされる都度順次フ
ラグの内容を更新するようにしているので、次にICカ
ードが端末装置に装着されて電源がONされるか、リセ
ット信号を端末装置から受けたときには、次に実行され
るべきアプリケーションにフラグが更新されている。そ
こで、ICカードを装着した端末装置とICカードとが
適合しないでICカードが排出(リジェクト)されたと
きには別のアプリケーションにICカードが自動的に設
定されるこのになる。
【0008】その結果、単に、使用者がICカードを再
挿入するだけで、挿入する都度、使用目的の異なるIC
カードに自動的に順次選択され、使用目的に応じた初期
応答情報が順次発生することになる。このようなことか
ら、端末装置側は、単に、リセット信号を送出するだけ
で、あるいは、ICカードに対して電源をONさせるだ
けで、あるいはICカードの挿入を受けるだけで、異な
る初期応答情報を順番に得ることができる。
挿入するだけで、挿入する都度、使用目的の異なるIC
カードに自動的に順次選択され、使用目的に応じた初期
応答情報が順次発生することになる。このようなことか
ら、端末装置側は、単に、リセット信号を送出するだけ
で、あるいは、ICカードに対して電源をONさせるだ
けで、あるいはICカードの挿入を受けるだけで、異な
る初期応答情報を順番に得ることができる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明のICカードを適用した一
実施例のICカードとカード読取装置との関係を示すブ
ロック図であり、図2は、ICカード側のシステムプロ
グラムの処理のフローチャート、図3は、カード読取装
置の処理のフローチャート、図4は、端末装置との間の
初期応答の関係を示すタイミングの説明図、そして図5
は、他の実施例におけるICカード側のシステムプログ
ラムの処理のフローチャートである。図1において、2
0は、電子カードシステムであって、1は、その多目的
使用のICカードであり、10は、このICカード1が
装着されるカード読取装置である。
実施例のICカードとカード読取装置との関係を示すブ
ロック図であり、図2は、ICカード側のシステムプロ
グラムの処理のフローチャート、図3は、カード読取装
置の処理のフローチャート、図4は、端末装置との間の
初期応答の関係を示すタイミングの説明図、そして図5
は、他の実施例におけるICカード側のシステムプログ
ラムの処理のフローチャートである。図1において、2
0は、電子カードシステムであって、1は、その多目的
使用のICカードであり、10は、このICカード1が
装着されるカード読取装置である。
【0010】ICカード1は、内部にシステムコントロ
ールロジックとCPUとからなるプロセッサ2と、CP
Uが実行するシステムプログラム等を記憶するROM
3、作業領域であるRAM4、各種アプリケーションプ
ログラムとそのデータ記憶領域であるEEPROM5、
そしてI/Oポート6とを有し、これらがバス7で相互
に接続されている。ROM3には、システムプログラム
3aと、イニシャル処理プログラム3b、対リセット初
期応答プログラム3c、受信処理プログラム3d、レス
ポンスプログラム3e等が設けられている。また、EE
PROM5には、アプリケーションプログラムA(以下
アプリケーションA)5aと、アプリケーションプログ
ラムB(以下アプリケーションB)5bとが設けられ、
それぞれのアプリケーションに対応するフラグをこれの
フラグエリア5cに記憶する。なお、ここでのアプリケ
ーションAとしては、例えば、銀行のキャッシュレスシ
ョッピングのカードの機能を実現する処理プログラムで
あり、アプリケーションBとしては、例えば、パチンコ
店の会員カードの機能を実現する処理プログラムである
とする。
ールロジックとCPUとからなるプロセッサ2と、CP
Uが実行するシステムプログラム等を記憶するROM
3、作業領域であるRAM4、各種アプリケーションプ
ログラムとそのデータ記憶領域であるEEPROM5、
そしてI/Oポート6とを有し、これらがバス7で相互
に接続されている。ROM3には、システムプログラム
3aと、イニシャル処理プログラム3b、対リセット初
期応答プログラム3c、受信処理プログラム3d、レス
ポンスプログラム3e等が設けられている。また、EE
PROM5には、アプリケーションプログラムA(以下
アプリケーションA)5aと、アプリケーションプログ
ラムB(以下アプリケーションB)5bとが設けられ、
それぞれのアプリケーションに対応するフラグをこれの
フラグエリア5cに記憶する。なお、ここでのアプリケ
ーションAとしては、例えば、銀行のキャッシュレスシ
ョッピングのカードの機能を実現する処理プログラムで
あり、アプリケーションBとしては、例えば、パチンコ
店の会員カードの機能を実現する処理プログラムである
とする。
【0011】カード読取装置10は、MPU11と、メ
モリ12、I/Oポート13、電源供給回路14、リセ
ット信号発生回路15、そしてクロック信号発生回路1
6等からなる。メモリ12は、システムプログラム12
aと、リセット処理プログラム12b、識別情報検出プ
ログラム12c等が設けられている。カード読取装置1
0としては、例えば、銀行のキャッシュレスショッピン
グのカードの読取装置であるとする。これは、カード識
別情報とカード残高情報を含む情報をリセットに対する
初期応答(以下対リセット応答という)の情報として返
すICカードだけを扱う装置である。同様に、カード読
取装置10をパチンコ店のカードの読取装置として場合
には、カード識別情報とパチンコ玉のあづかり情報を含
む情報を対リセット応答として返すICカードだけを扱
う。なお、対リセット応答(ATR)は、通常、アンサ
ー・ツウ・リセット(answer to reset)と言われるもの
である。
モリ12、I/Oポート13、電源供給回路14、リセ
ット信号発生回路15、そしてクロック信号発生回路1
6等からなる。メモリ12は、システムプログラム12
aと、リセット処理プログラム12b、識別情報検出プ
ログラム12c等が設けられている。カード読取装置1
0としては、例えば、銀行のキャッシュレスショッピン
グのカードの読取装置であるとする。これは、カード識
別情報とカード残高情報を含む情報をリセットに対する
初期応答(以下対リセット応答という)の情報として返
すICカードだけを扱う装置である。同様に、カード読
取装置10をパチンコ店のカードの読取装置として場合
には、カード識別情報とパチンコ玉のあづかり情報を含
む情報を対リセット応答として返すICカードだけを扱
う。なお、対リセット応答(ATR)は、通常、アンサ
ー・ツウ・リセット(answer to reset)と言われるもの
である。
【0012】そこで、ICカード1におけるシステムプ
ログラム3aは、フラグAがフラグエリア5cに記憶さ
れているときには、対リセット応答の伝送データとして
アプリケーションAについてのカード識別情報とカード
残高情報とを送出する。また、フラグBがフラグエリア
5cに記憶されているときには、対リセット応答の伝送
データとしてアプリケーションBについてのカード識別
情報とパチンコ玉のあづかり情報とになる。なお、フラ
グBは、ここでは、フラグAをリセットした状態に対応
させ、特別なフラグ情報とはしていない。ところで、ア
プリケーションAについてのカード識別情報とカード残
高情報あるいはアプリケーションBについてのカード識
別情報とパチンコ玉のあづかり情報ととは、それぞれシ
ステムプログラム3aがフラグA,Bに応じて決定され
るEEPROM5に所定のアドレスからデータを読出す
ことで得る。
ログラム3aは、フラグAがフラグエリア5cに記憶さ
れているときには、対リセット応答の伝送データとして
アプリケーションAについてのカード識別情報とカード
残高情報とを送出する。また、フラグBがフラグエリア
5cに記憶されているときには、対リセット応答の伝送
データとしてアプリケーションBについてのカード識別
情報とパチンコ玉のあづかり情報とになる。なお、フラ
グBは、ここでは、フラグAをリセットした状態に対応
させ、特別なフラグ情報とはしていない。ところで、ア
プリケーションAについてのカード識別情報とカード残
高情報あるいはアプリケーションBについてのカード識
別情報とパチンコ玉のあづかり情報ととは、それぞれシ
ステムプログラム3aがフラグA,Bに応じて決定され
るEEPROM5に所定のアドレスからデータを読出す
ことで得る。
【0013】ここで、ICカード1におけるシステムプ
ログラム3aの処理動作について図2に従って説明す
る。図2において、パワーONリセットスタートによ
り、まず、リセット信号の期間が終了すると、プロセッ
サ2は、システムプログラム3aを実行する。システム
プログラム3aの実行により、プロセッサ2は、まず、
内部の各回路や、レジスタ、RAM等に対してイニシャ
ライズ処理をする(ステップ101)。次にフラグエリ
ア5cを参照して、フラグAがセットされているか否か
の判定をする(ステップ102)。この判定でYESに
なると次にフラグAをクリア(この状態がフラグBを選
択することに対応)する(ステップ103)。次に、イ
ニシャル処理プログラム3bをコールして実行し、アプ
リケーションAが実行できるような環境を作るために、
各種のレジスタやメモリの特定の領域に初期値を設定
し、I/Oポート6等に所定のデータを設定してイニシ
ャライズ処理をする(ステップ104)。この処理が完
了すると、プロセッサ2は、対リセット初期応答プログ
ラム3cをコールして実行し、対リセット応答(AT
R)としてアプリケーションAのカード識別情報とカー
ド残高情報を含む情報をカード読取装置10に送出する
(ステップ105)。そして、システムプログラム3a
は、次に受信処理プログラム3dをコールし、プロセッ
サ2がこれを実行してプロセッサ2は、コマンド受信待
ちのループに入る(ステップ106)。
ログラム3aの処理動作について図2に従って説明す
る。図2において、パワーONリセットスタートによ
り、まず、リセット信号の期間が終了すると、プロセッ
サ2は、システムプログラム3aを実行する。システム
プログラム3aの実行により、プロセッサ2は、まず、
内部の各回路や、レジスタ、RAM等に対してイニシャ
ライズ処理をする(ステップ101)。次にフラグエリ
ア5cを参照して、フラグAがセットされているか否か
の判定をする(ステップ102)。この判定でYESに
なると次にフラグAをクリア(この状態がフラグBを選
択することに対応)する(ステップ103)。次に、イ
ニシャル処理プログラム3bをコールして実行し、アプ
リケーションAが実行できるような環境を作るために、
各種のレジスタやメモリの特定の領域に初期値を設定
し、I/Oポート6等に所定のデータを設定してイニシ
ャライズ処理をする(ステップ104)。この処理が完
了すると、プロセッサ2は、対リセット初期応答プログ
ラム3cをコールして実行し、対リセット応答(AT
R)としてアプリケーションAのカード識別情報とカー
ド残高情報を含む情報をカード読取装置10に送出する
(ステップ105)。そして、システムプログラム3a
は、次に受信処理プログラム3dをコールし、プロセッ
サ2がこれを実行してプロセッサ2は、コマンド受信待
ちのループに入る(ステップ106)。
【0014】カード読取装置10からコマンドが送出さ
れると、システムプログラム3aは、次にアプリケーシ
ョンAをコールして、受信したコマンドをアプリケーシ
ョンAに渡してプロセッサ2がこのプログラムをコマン
ドに従って実行する(ステップ107)。受信コマンド
に従ったアプリケーションAの処理が終了すると、シス
テムプログラム3aは、次にレスポンスプログラム3e
をコールして、プロセッサ2がレスポンスプログラム3
eを実行して所定の応答電文を作成してカード読取装置
10に送信し(ステップ108)、ステップ106に戻
る。ステップ106において、カード読取装置10から
受信されたコマンドが交信終了あるいは交信中止のコマ
ンドであるといきには、システムプログラム3aは、以
上のような処理を終了する。
れると、システムプログラム3aは、次にアプリケーシ
ョンAをコールして、受信したコマンドをアプリケーシ
ョンAに渡してプロセッサ2がこのプログラムをコマン
ドに従って実行する(ステップ107)。受信コマンド
に従ったアプリケーションAの処理が終了すると、シス
テムプログラム3aは、次にレスポンスプログラム3e
をコールして、プロセッサ2がレスポンスプログラム3
eを実行して所定の応答電文を作成してカード読取装置
10に送信し(ステップ108)、ステップ106に戻
る。ステップ106において、カード読取装置10から
受信されたコマンドが交信終了あるいは交信中止のコマ
ンドであるといきには、システムプログラム3aは、以
上のような処理を終了する。
【0015】さらに、先の処理のうちステップ102の
判定でNOとなったときには、次に選択されるフラグと
してフラグAをセットする(ステップ103a)。次
に、イニシャル処理プログラム3bをコールして実行
し、アプリケーションBが実行できるような環境を作る
ために、各種のレジスタやメモリの特定の領域に初期値
を設定し、I/Oポート6等に所定のデータを設定して
イニシャライズ処理をする(ステップ104a)。この
処理が完了すると、プロセッサ2は、対リセット初期応
答プログラム3cをコールして実行し、対リセット応答
(ATR)としてアプリケーションBのカード識別情報
とパチンコ玉のあづかり情報を含む情報をカード読取装
置10に送出する(ステップ105a)。そして、シス
テムプログラム3aは、次に受信処理プログラム3dを
コールし、プロセッサ2がこれを実行してプロセッサ2
は、コマンド受信待ちのループに入る(ステップ106
a)。
判定でNOとなったときには、次に選択されるフラグと
してフラグAをセットする(ステップ103a)。次
に、イニシャル処理プログラム3bをコールして実行
し、アプリケーションBが実行できるような環境を作る
ために、各種のレジスタやメモリの特定の領域に初期値
を設定し、I/Oポート6等に所定のデータを設定して
イニシャライズ処理をする(ステップ104a)。この
処理が完了すると、プロセッサ2は、対リセット初期応
答プログラム3cをコールして実行し、対リセット応答
(ATR)としてアプリケーションBのカード識別情報
とパチンコ玉のあづかり情報を含む情報をカード読取装
置10に送出する(ステップ105a)。そして、シス
テムプログラム3aは、次に受信処理プログラム3dを
コールし、プロセッサ2がこれを実行してプロセッサ2
は、コマンド受信待ちのループに入る(ステップ106
a)。
【0016】カード読取装置10からコマンドが送出さ
れると、システムプログラム3aは、次にアプリケーシ
ョンBをコールして、受信したコマンドをアプリケーシ
ョンBに渡してプロセッサ2がこのプログラムをコマン
ドに従って実行する(ステップ107a)。受信コマン
ドに従ったアプリケーションBの処理が終了すると、シ
ステムプログラム3aは、次にレスポンスプログラム3
eをコールして、プロセッサ2がレスポンスプログラム
3eを実行して所定の応答電文を作成してカード読取装
置10に送信し(ステップ108a)、ステップ106
aに戻る。ステップ106aにおいて、カード読取装置
10から受信されたコマンドが交信終了あるいは交信中
止のコマンドであるといきには、システムプログラム3
aは、以上のような処理を終了する。
れると、システムプログラム3aは、次にアプリケーシ
ョンBをコールして、受信したコマンドをアプリケーシ
ョンBに渡してプロセッサ2がこのプログラムをコマン
ドに従って実行する(ステップ107a)。受信コマン
ドに従ったアプリケーションBの処理が終了すると、シ
ステムプログラム3aは、次にレスポンスプログラム3
eをコールして、プロセッサ2がレスポンスプログラム
3eを実行して所定の応答電文を作成してカード読取装
置10に送信し(ステップ108a)、ステップ106
aに戻る。ステップ106aにおいて、カード読取装置
10から受信されたコマンドが交信終了あるいは交信中
止のコマンドであるといきには、システムプログラム3
aは、以上のような処理を終了する。
【0017】以上の処理により、カード読取装置10に
対してICカードの再挿入に応じてアプリケーション
A,Bが交互に切換えられ、ICカード1の使用機能が
それぞれ切換られたアプリケーションにより設定され
る。なお、以上の説明においては2種類のプログラムの
切換になるので、フラグBの設定は行わず、ステップ1
03でのフラグAのクリアでフラグBの設定に代えてい
る。この場合に、カード読取装置10は、カード識別情
報が自己が処理対象とするカードのものでないときに
は、カード排出処理をすればよい。これにより次にIC
カードが挿入され、ICカード1が動作をするときに
は、前にフラグエリア5cに記憶されているフラグが1
つ前とは異なる次のフラグになっているので、次に受け
る初期応答における識別情報は、最初のものとは異なる
カード識別情報になる。
対してICカードの再挿入に応じてアプリケーション
A,Bが交互に切換えられ、ICカード1の使用機能が
それぞれ切換られたアプリケーションにより設定され
る。なお、以上の説明においては2種類のプログラムの
切換になるので、フラグBの設定は行わず、ステップ1
03でのフラグAのクリアでフラグBの設定に代えてい
る。この場合に、カード読取装置10は、カード識別情
報が自己が処理対象とするカードのものでないときに
は、カード排出処理をすればよい。これにより次にIC
カードが挿入され、ICカード1が動作をするときに
は、前にフラグエリア5cに記憶されているフラグが1
つ前とは異なる次のフラグになっているので、次に受け
る初期応答における識別情報は、最初のものとは異なる
カード識別情報になる。
【0018】ここで、例えば、ICカード1に、これら
2つのアプリケーションに対してこれらとは使用目的が
相違する他のアプリケーションCを加えて、そのフラグ
Cとすれば、これら3つの処理プログラムを切換える場
合には、ステップ103でフラグBをセットし、ステッ
プ103aでフラグCをセットするようにし、次に切換
えるアプリケーションのフラグに順次更新していけばよ
い。なお、この場合もいずれか1つについては、そのフ
ラグの設定に換えて、フラグ無しを割り当てることがで
きる。このような場合にもカード読取装置10側の処理
を変更する必要はない。
2つのアプリケーションに対してこれらとは使用目的が
相違する他のアプリケーションCを加えて、そのフラグ
Cとすれば、これら3つの処理プログラムを切換える場
合には、ステップ103でフラグBをセットし、ステッ
プ103aでフラグCをセットするようにし、次に切換
えるアプリケーションのフラグに順次更新していけばよ
い。なお、この場合もいずれか1つについては、そのフ
ラグの設定に換えて、フラグ無しを割り当てることがで
きる。このような場合にもカード読取装置10側の処理
を変更する必要はない。
【0019】次に、カード読取装置10の処理について
図3に従って説明すると、ICカード装着割り込みでス
タートして、システムプログラム12aをMPU11が
実行して、ICカード1に対して電力(電源)を供給し
(ステップ201,図4(a)参照)、リセット処理プ
ログラム12cをコールしてこれを実行し、リセット信
号を送出し(ステップ202,図4(b)参照)、そし
て、識別情報検出プログラム12bをコールしてこれを
実行し、対リセット応答の受信待ちに入る(ステップ2
03)。ICカード1からリセットに対する応答情報が
受信されると、ICカード1の識別情報の検出をして、
自己の処理対象となるICカードか否か判定する(ステ
ップ204)。ここで、YESとなると、ICカード1
とのデータ交信処理に入る(ステップ205)。ステッ
プ204の判定でNOになると、ICカードの排出信号
(ステップ206,図4(d)参照)を出力して排出処
理を行い、ICカード1との交信を終了する。
図3に従って説明すると、ICカード装着割り込みでス
タートして、システムプログラム12aをMPU11が
実行して、ICカード1に対して電力(電源)を供給し
(ステップ201,図4(a)参照)、リセット処理プ
ログラム12cをコールしてこれを実行し、リセット信
号を送出し(ステップ202,図4(b)参照)、そし
て、識別情報検出プログラム12bをコールしてこれを
実行し、対リセット応答の受信待ちに入る(ステップ2
03)。ICカード1からリセットに対する応答情報が
受信されると、ICカード1の識別情報の検出をして、
自己の処理対象となるICカードか否か判定する(ステ
ップ204)。ここで、YESとなると、ICカード1
とのデータ交信処理に入る(ステップ205)。ステッ
プ204の判定でNOになると、ICカードの排出信号
(ステップ206,図4(d)参照)を出力して排出処
理を行い、ICカード1との交信を終了する。
【0020】図5は、パワーONリセットあるいは電源
ONの都度フラグ情報を変更するのではなく、所定のI
Cカードとして使用した最新のフラグ情報に固定し、次
の使用時にこのフラグからスタートさせる実施例であ
る。図2との相違は、図2におけるステップ107とス
テップ108との間にステップ107bが挿入され、ス
テップ107aとステップ108aとの間にステップ1
07cが挿入されている点にある。ここで、テップ10
7b(107c)は、フラグエリア5cのフラグを現在
実行が終了した最新のものに設定する処理を行うもので
ある。すなわち、ステップ107においては、選択され
たアプリケーションAの処理が終了した時点で、次のス
テップ107bでアプリケーションAのフラグAを設定
し、ステップ108へと移行する。また、ステップ10
7aにおいて、選択されたアプリケーションBの処理が
終了した時点で、次のステップ107cでアプリケーシ
ョンBとしてフラグAをクリア(フラグBに対応)して
ステップ108aへと移行する。このように、選択され
たアプリケーションが実行された後にそのフラグにセッ
トするようにすれば次回の使用時には、同じアプリケー
ションを優先的に走らせることができ、ICカードの機
能を直前に使用した機能に設定できる。
ONの都度フラグ情報を変更するのではなく、所定のI
Cカードとして使用した最新のフラグ情報に固定し、次
の使用時にこのフラグからスタートさせる実施例であ
る。図2との相違は、図2におけるステップ107とス
テップ108との間にステップ107bが挿入され、ス
テップ107aとステップ108aとの間にステップ1
07cが挿入されている点にある。ここで、テップ10
7b(107c)は、フラグエリア5cのフラグを現在
実行が終了した最新のものに設定する処理を行うもので
ある。すなわち、ステップ107においては、選択され
たアプリケーションAの処理が終了した時点で、次のス
テップ107bでアプリケーションAのフラグAを設定
し、ステップ108へと移行する。また、ステップ10
7aにおいて、選択されたアプリケーションBの処理が
終了した時点で、次のステップ107cでアプリケーシ
ョンBとしてフラグAをクリア(フラグBに対応)して
ステップ108aへと移行する。このように、選択され
たアプリケーションが実行された後にそのフラグにセッ
トするようにすれば次回の使用時には、同じアプリケー
ションを優先的に走らせることができ、ICカードの機
能を直前に使用した機能に設定できる。
【0021】このようにば、例えば、A銀行のキャッシ
ュレスショッピングシステムとBクレジットの2つのア
プリケーションを持つICカードでは、A銀行のキャッ
シュレスショッピング専用のカードのリセット応答とB
クレジットカード専用のリセット応答の2つを返す機能
を持ち、ICカードの電源を入れるたびに他方のリセッ
ト応答を返すことができる。そして、ICカード読取装
置では、専用のICカードだけ受付けるものでは、通
常、2つのアプリケーションを持つカードが別のアプリ
ケーションのリセット応答を返した場合は、ICカード
読取装置に受付けられずに排出される。そこで、ICカ
ードを再度挿入すると、該当する対リセット応答(AT
R)が返され、受付けられることになる。
ュレスショッピングシステムとBクレジットの2つのア
プリケーションを持つICカードでは、A銀行のキャッ
シュレスショッピング専用のカードのリセット応答とB
クレジットカード専用のリセット応答の2つを返す機能
を持ち、ICカードの電源を入れるたびに他方のリセッ
ト応答を返すことができる。そして、ICカード読取装
置では、専用のICカードだけ受付けるものでは、通
常、2つのアプリケーションを持つカードが別のアプリ
ケーションのリセット応答を返した場合は、ICカード
読取装置に受付けられずに排出される。そこで、ICカ
ードを再度挿入すると、該当する対リセット応答(AT
R)が返され、受付けられることになる。
【0022】特に、ここでの図2の処理では、ICカー
ドの電源ONされるたびに、セット,クリアを繰り返す
ことになるが、図5の処理では、特定のアプリケーショ
ンが実行された後に次に電源ONした場合にも同じアプ
リケーションのリセット応答を返すことになる。そのた
め、前者に比べて後者は、一方のアプリケーションの使
用頻度が高い場合に適している。以上の実施例は、カー
ドに2つのアプリケーションが入っている場合について
説明したものだが、3つ以上のアプリケーションが入っ
た場合も同様である。また、ICカードは、接触式のカ
ードでも非接触式のカードであってもかまわない。実施
例では、端末装置からICカードに電力を供給してIC
カードの電源をONさせているが、端末装置側での電源
供給とは無関係にICカードにおいて装着される都度独
自に電源がONされるものであってもよい。これにより
ICカードのパワーONリセット回路を動作させること
で同様な処理が実現できる。さらに、実施例における各
プログラムやフラグを記憶するメモリは、RAMでも、
EEPROMでもよく、ICカードやカード読取装置に
内蔵された任意のメモリに記憶することができることは
もちろんである。
ドの電源ONされるたびに、セット,クリアを繰り返す
ことになるが、図5の処理では、特定のアプリケーショ
ンが実行された後に次に電源ONした場合にも同じアプ
リケーションのリセット応答を返すことになる。そのた
め、前者に比べて後者は、一方のアプリケーションの使
用頻度が高い場合に適している。以上の実施例は、カー
ドに2つのアプリケーションが入っている場合について
説明したものだが、3つ以上のアプリケーションが入っ
た場合も同様である。また、ICカードは、接触式のカ
ードでも非接触式のカードであってもかまわない。実施
例では、端末装置からICカードに電力を供給してIC
カードの電源をONさせているが、端末装置側での電源
供給とは無関係にICカードにおいて装着される都度独
自に電源がONされるものであってもよい。これにより
ICカードのパワーONリセット回路を動作させること
で同様な処理が実現できる。さらに、実施例における各
プログラムやフラグを記憶するメモリは、RAMでも、
EEPROMでもよく、ICカードやカード読取装置に
内蔵された任意のメモリに記憶することができることは
もちろんである。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明にあ
っては、フラグを参照して実行すべきアプリケーション
プログラムを選択するようにし、端末装置からリセット
信号を受ける都度あるいはICカードの電源がONされ
る都度順次フラグの内容を更新するようにしているの
で、次にICカードが端末装置に装着されて電源がON
されるか、リセット信号を端末装置から受けたときに
は、次に実行されるべきアプリケーションにフラグが更
新されている。そこで、ICカードを装着した端末装置
とICカードとが適合しないでICカードが排出(リジ
ェクト)されたときには別のアプリケーションにICカ
ードが自動的に設定されるこのになる。その結果、端末
装置の処理としては、初期応答情報における識別情報が
自己の処理対象とするICカードのものになるまで、待
てばよく、初期応答情報における前記識別情報が自己の
処理対象とするICカードのものか否かを検出あるいは
判定する処理で済むので、端末装置でのICカード確認
処理ロードが低減し、その処理が簡単になる。
っては、フラグを参照して実行すべきアプリケーション
プログラムを選択するようにし、端末装置からリセット
信号を受ける都度あるいはICカードの電源がONされ
る都度順次フラグの内容を更新するようにしているの
で、次にICカードが端末装置に装着されて電源がON
されるか、リセット信号を端末装置から受けたときに
は、次に実行されるべきアプリケーションにフラグが更
新されている。そこで、ICカードを装着した端末装置
とICカードとが適合しないでICカードが排出(リジ
ェクト)されたときには別のアプリケーションにICカ
ードが自動的に設定されるこのになる。その結果、端末
装置の処理としては、初期応答情報における識別情報が
自己の処理対象とするICカードのものになるまで、待
てばよく、初期応答情報における前記識別情報が自己の
処理対象とするICカードのものか否かを検出あるいは
判定する処理で済むので、端末装置でのICカード確認
処理ロードが低減し、その処理が簡単になる。
【図1】図1は、この発明の電子カードシステムを適用
した一実施例のICカードとカード読取装置との関係を
示すブロック図である。
した一実施例のICカードとカード読取装置との関係を
示すブロック図である。
【図2】図2は、ICカード側のシステムプログラムの
処理のフローチャートである。
処理のフローチャートである。
【図3】図3は、カード読取装置の処理のフローチャー
トである。
トである。
【図4】図4は、端末装置との間の初期応答の関係を示
すタイミングの説明図である。
すタイミングの説明図である。
【図5】図5は、他の実施例におけるICカード側のシ
ステムプログラムの処理のフローチャートである。
ステムプログラムの処理のフローチャートである。
1…ICカード、2…プロセッサ、3…ROM、4…R
AM、5…EEPROM、6,13…I/Oポート、7
…バス、10…カード読取装置、11…MPU、12…
メモリ、14…電源供給回路、15…リセット信号発生
回路、3a…システムプログラム、3b…イニシャル処
理プログラム、3c…対リセット初期応答プログラム、
3d…受信処理プログラム、3e…レスポンスプログラ
ム。
AM、5…EEPROM、6,13…I/Oポート、7
…バス、10…カード読取装置、11…MPU、12…
メモリ、14…電源供給回路、15…リセット信号発生
回路、3a…システムプログラム、3b…イニシャル処
理プログラム、3c…対リセット初期応答プログラム、
3d…受信処理プログラム、3e…レスポンスプログラ
ム。
Claims (3)
- 【請求項1】複数の使用目的のそれぞれに対応する複数
のアプリケーションプログラムを記憶するメモリと前記
アプリケーションプログラムを実行するプロセッサとを
有するICカードにおいて、 前記複数のアプリケーションの1つを前記ICカードの
実行処理プログラムとして選択するフラグを記憶する記
憶領域と、前記端末装置からリセット信号を受けてリセ
ットが終了した後にあるいは電源がONされた後に前記
フラグを参照して前記フラグを前記複数のアプリケーシ
ョンプログラムのうちであらかじめ決められた次のアプ
リケーションプログラムを選択するフラグに更新し、か
つ、前記参照されたフラグにより選択される識別情報を
有する応答情報を初期応答として前記端末装置に送出し
て前記参照されたフラグにより選択される前記アプリケ
ーションプログラムに従って前記端末装置から受けたコ
マンドを実行して所定の処理を行うシステムプログラム
とが前記メモリあるいは前記メモリとは別に内蔵された
任意のメモリに設けられているICカード。 - 【請求項2】前記複数のアプリケーションのそれぞれに
対応する複数フラグの1つが前記フラグとして前記記憶
領域に記憶され、複数のフラグの1つがクリア状態の情
報として割り当てられている請求項1記載のICカー
ド。 - 【請求項3】前記システムプログラムは、選択された前
記アプリケーションプログラムを実行後に選択された前
記アプリケーションプログラムを選択する前記フラグを
前記記憶領域に記憶する請求項1または2記載のICカ
ード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299883A JPH10124639A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | Icカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299883A JPH10124639A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | Icカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10124639A true JPH10124639A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17878105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8299883A Withdrawn JPH10124639A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | Icカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10124639A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009059386A (ja) * | 1997-09-19 | 2009-03-19 | Axalto Sa | スマートカードアプリケーション選択 |
JP2016164790A (ja) * | 1999-05-11 | 2016-09-08 | ノキア テクノロジーズ オーユー | 記憶媒体 |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP8299883A patent/JPH10124639A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009059386A (ja) * | 1997-09-19 | 2009-03-19 | Axalto Sa | スマートカードアプリケーション選択 |
JP4545813B2 (ja) * | 1997-09-19 | 2010-09-15 | ゲマルト ソシエテ アノニム | スマートカードアプリケーション選択 |
JP2016164790A (ja) * | 1999-05-11 | 2016-09-08 | ノキア テクノロジーズ オーユー | 記憶媒体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |