JPH10124364A - データバックアップ装置 - Google Patents

データバックアップ装置

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JPH10124364A
JPH10124364A JP8299241A JP29924196A JPH10124364A JP H10124364 A JPH10124364 A JP H10124364A JP 8299241 A JP8299241 A JP 8299241A JP 29924196 A JP29924196 A JP 29924196A JP H10124364 A JPH10124364 A JP H10124364A
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JP
Japan
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backup
data processing
data
processing device
destination
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Application number
JP8299241A
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English (en)
Inventor
Shigeki Mineo
茂樹 峯尾
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10124364A publication Critical patent/JPH10124364A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ専用の大容量メモリを用意して
おかなくても、ネットワークシステム全体のデータを安
全にバックアップする。 【解決手段】 各データ処理装置T1、T2、T3は複
数台のデータ処理装置をバックアップ先として指定して
自己のハードディスク内のデータを送信する。また、バ
ックアップ先として指定されたデータ処理装置はバック
アップ元から送信されて来たデータを自己のハードディ
スクに複写する。これにより、データ処理装置の相互で
相手側のデータがそれぞれバックアップされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数台のデータ
処理装置を有し、各データ処理装置との間でデータの送
受信を行うネットワークシステムにおけるデータバック
アップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータシステムの運用に
おいて、プログラムやテキスト等のデータが壊れたり、
紛失したりする場合に備えて、予備のディスク装置や磁
気テープ記録装置にデータを複写するようにしている
が、データのバックアップ処理は、かなりの時間を要す
るために、ユーザは一日の業務の終了時に、データバッ
クアップ処理を起動してそのまま帰宅し、翌朝には前日
のバックアップが完了しているという運用スタイルをと
っている。この場合、人手を介さずに自動的にバックア
ップ処理が実行されるため、バックアップ対象のデータ
量≦バックアップ用のメモリ容量という条件を満たす必
要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ハー
ドディスクの低価格、大容量化が進んでいるものの、バ
ックアップ専用のハードディスクや磁気テープ等を用意
しておくことは、コスト高を招くと共に、上述の条件を
常に満たしているとは限らず、安全性の点においても問
題が残っていた。このことは特に、ネットワークシステ
ムにおいて顕著なものとなる。また、ネットワークシス
テムにおいては、システムを構築する各データ処理装置
の全てに対してそれぞれバックアップの実行を指示しな
ければならず、ユーザに大きな負担をかけていた。この
発明の課題は、バックアップ専用の大容量メモリを用意
しておかなくても、ネットワークシステム全体のデータ
を安全にバックアップできるようにすることである。ま
た、この発明の課題は、ネットワークシステムを構築す
る各データ処理装置のうち、いずれかのデータ処理装置
からバックアップ処理の実行を1回指示するだけで、シ
ステム全体のデータを安全にバックアップできるように
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、複数台のデータ処理
装置を有し、各データ処理装置との間でデータの送受信
を行うネットワークシステムにおいて、各データ処理装
置は、自己のメモリ内のデータをバックアップするため
に他の複数台のデータ処理装置をそれぞれバックアップ
先として指定すると共に、指定した各データ処理装置へ
自己のメモリ内のデータをそれぞれ送信することにより
バックアップ元としてのバックアップ処理を行う第1の
処理手段と、バックアップ先として他のデータ処理装置
によって指定された際に、当該データ処理装置から送信
されて来たデータを自己のメモリ内の空エリアに複写す
ることによりバックアップ先としてのバックアツプ処理
を行う第2の処理手段とを具備して成り、各データ処理
装置がそれぞれバックアップ処理を実行することによっ
てデータ処理装置の相互で相手側のデータをそれぞれバ
ックアップするようにしたものである。この発明によれ
ば、各データ処理装置は他の複数台のデータ処理装置を
バックアップ先として指定すると共に、指定した各デー
タ処理装置へ自己のメモリ内のデータをそれぞれ送信す
る。また、他のデータ処理装置からバックアップ先とし
て指定された際に、当該他のデータ処理装置から送信さ
れて来たデータを自己のメモリ内の空エリアに複写す
る。このように各データ処理装置がそれぞれバックアッ
プ処理を実行することによってデータ処理装置の相互で
相手側のデータがそれぞれバックアップされる。したが
って、バックアップ専用の大容量メモリを用意しておか
なくても、ネットワークシステム全体のデータを安全に
バックアップすることができる。なお、ネットワークシ
ステムを構築する各データ処理装置のうち所定のデータ
処理装置は、システム全体のバックアップ情報としてバ
ックアップ元とバックアップ先との対応関係を記憶する
バックアップ情報記憶手段と、バックアップ処理の実行
が指示された際に、前記バックアップ情報記憶手段から
読み出したバックアップ情報にバックアップ元として定
義されている各データ処理装置に対し、対応するバック
アップ情報をそれぞれ配信するバックアップ情報送信手
段とを具備して成り、前記バックアップ情報を受信した
バックアップ元のデータ処理装置は、このバックアップ
情報にバックアップ先として定義されている他の複数台
のデータ処理装置を指定して自己のメモリ内のデータを
それぞれ送信するようにしてもよい。このようにすれ
ば、ネットワークシステムを構築する各データ処理装置
のうち、いずれかのデータ処理装置からバックアップ処
理の実行を1回指示するだけで、システム全体のデータ
を安全にバックアップすることができる。
【0005】請求項3記載の発明は、複数台のデータ処
理装置を有し、各データ処理装置との間でデータの送受
信を行うネットワークシステムにおいて、各データ処理
装置は、自己のメモリ内のデータをバックアップするバ
ックアップ処理の実行が指示されたか否かを検出する検
出手段と、この検出手段によってバックアップ処理の実
行が指示された際に、予め決められている他の複数台の
データ処理装置をそれぞれバックアップ先として指定す
ると共に、指定した各データ処理装置へ自己のメモリ内
のデータをそれぞれ送信することによりバックアップ元
としてのバックアップ処理を行う第1の処理手段と、こ
の第1の処理手段が自己のメモリ内のデータを送信し終
った時点で、予めリンクされている他のデータ処理装置
に対してバックアップ処理の実行を指示する指示手段
と、バックアップ先として他のデータ処理装置によって
指定された際に、当該他のデータ処理装置から送信され
て来たデータを自己のメモリ内の空エリアに複写するこ
とによりバックアップ先としてのバックアツプ処理を行
う第2の処理手段とを具備して成り、バックアップ処理
の実行が入力指定されたデータ処理装置を起点とし、他
の各データ処理装置は予め決められた順序にしたがって
バックアップ処理を順次実行するようにしたものであ
る。この発明によれば、各データ処理装置は、自己のメ
モリ内のデータをバックアップするバックアップ処理の
実行が指示された際に、予め決められている他の複数台
のデータ処理装置をそれぞれバックアップ先として指定
すると共に、指定した各データ処理装置へ自己のメモリ
内のデータをそれぞれ送信すると共に、自己のメモリ内
のデータを送信し終った時点で、予めリンクされている
他のデータ処理装置に対してバックアップ処理の実行を
指示する。また、バックアップ先として他のデータ処理
装置によって指定された際に、当該他のデータ処理装置
から送信されて来たデータを自己のメモリ内の空エリア
に複写する。このように、バックアップ処理の実行が入
力指定されたデータ処理装置を起点とし、他の各データ
処理装置は予め決められた順序にしたがってバックアッ
プ処理を順次実行するようになる。したがって、ネット
ワークシステムを構築する各データ処理装置のうち、い
ずれかのデータ処理装置からバックアップ処理の実行を
1回指示するだけで、システム全体のデータを安全にバ
ックアップすることができる。
【0006】請求項4記載の発明は、複数台のデータ処
理装置を有し、各データ処理装置との間でデータの送受
信を行うネットワークシステムにおいて、ネットワーク
システムを構築する各データ処理装置のうち所定のデー
タ処理装置は、各データ処理装置に備えられているメモ
リの残容量/使用量を記憶する記憶手段と、この記憶手
段に記憶されている残容量/使用量に基づいて、どのデ
ータ処理装置をバックアップ元とし、どのデータ処理装
置をバックアップ先とするかを決定する決定手段と、こ
の決定手段によって決定されたバックアップ元とバック
アップ先との対応関係をバックアップ情報として記憶す
るバックアップ情報記憶手段と、このバックアップ情報
記憶手段から読み出したバックアップ情報にバックアッ
プ元として定義されている各データ処理装置に対し、対
応するバックアップ情報をそれぞれ配信するバックアッ
プ情報送信手段とを具備し、各データ処理装置は、前記
バックアップ情報を受信した際に、このバックアップ情
報にバックアップ先として定義されている他のデータ処
理装置を指定して自己のメモリ内のデータを送信するこ
とによりバックアップ元としてのバックアップ処理を行
う第1の処理手段と、バックアップ先として他のデータ
処理装置によって指定された際に、当該他のデータ処理
装置から送信されて来たデータを自己のメモリ内の空エ
リアに複写することによりバックアップ先としてのバッ
クアツプ処理を行う第2の処理手段とを具備して成り、
各データ処理装置がそれぞれバックアップ処理を実行す
ることによってデータ処理装置の相互で相手側のデータ
をそれぞれバックアップするようにしたものである。こ
の発明によれば、ネットワークシステムを構築する各デ
ータ処理装置のうち所定のデータ処理装置は、各データ
処理装置に備えられているメモリの残容量/使用量を記
憶すると共に、この残容量/使用量に基づいて、どのデ
ータ処理装置をバックアップ元とし、どのデータ処理装
置をバックアップ先とするかを決定し、決定したバック
アップ元とバックアップ先との対応関係をバックアップ
情報として記憶する。そして、このバックアップ情報に
バックアップ元として定義されている各データ処理装置
に対し、対応するバックアップ情報をそれぞれ配信す
る。また、各データ処理装置は、バックアップ情報を受
信した際に、このバックアップ情報にバックアップ先と
して定義されている他のデータ処理装置を指定して自己
のメモリ内のデータを送信する。また、バックアップ先
として他のデータ処理装置によって指定された際に、当
該他のデータ処理装置から送信されて来たデータを自己
のメモリ内の空エリアに複写する。このように、各デー
タ処理装置がそれぞれバックアップ処理を実行すること
によってデータ処理装置の相互で相手側のデータがそれ
ぞれバックアップされる。したがって、バックアップ専
用の大容量メモリを用意しておかなくても、ネットワー
クシステム全体のデータを安全にバックアップすること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図1〜図7を参照してこの発明
の第1実施形態を説明する。図1はコンピュータネット
ワークシステムを示したシステム構成図である。このネ
ットワークシステムは複数台のデータ処理装置(例えば
パーソナルコンピュータ)T1、T2、T3……が通信
回線(専用回線)を介して接続されて成るローカルエリ
アネットワークシステムで、各データ処理装置T1、T
2、T3……には対応するハードディスクHD1、HD
2、HD3……が備えられている。ここで、データ処理
装置T1はシステム全体を制御するホストMとして機能
する。また、各データ処理装置T1、T2、T3……は
自己のハードディスクHD1、HD2、HD3……内の
データをバックアップするために他の複数台のデータ処
理装置をそれぞれバックアップ先として指定すると共
に、指定した各データ処理装置へ自己のハードディスク
内のデータをそれぞれ送信する。
【0008】例えば、図1に示すように、データ処理装
置T1は他の2台のデータ処理装置T2、T3をバック
アップ先として指定してハードディスクHD1内のデー
タをデータ処理装置T2、T3にそれぞれ送信する。ま
た、データ処理装置T2は他の2台のデータ処理装置T
1、T3をバックアップ先として指定してハードディス
クHD2内のデータをデータ処理装置T1、T3にそれ
ぞれ送信する。同様にデータ処理装置T3は他の2台の
データ処理装置T1、T2をバックアップ先として指定
してハードディスクHD3内のデータをデータ処理装置
T1、T2にそれぞれ送信する。ここで、各データ処理
装置T1、T2、T3……は、バックアップ先として指
定されると、他のデータ処理装置から送信されて来たデ
ータを受信して自己のハードディスクHD1、HD2、
HD3……の空エリアに複写する。
【0009】一方、ホストMとして機能するデータ処理
装置T1(以下、ホストMと称する)は、システム全体
のバックアップ情報としてバックアップ元(データの送
信側)とバックアップ先(データの受信側)との対応関
係を記憶しており、キー入力によってバックアップの実
行が指示された際に、バックアップ情報にバックアップ
元として定義されている各データ処理装置に対し、対応
するバックアップ情報をそれぞれ配信する。ここで、バ
ックアップ情報を受信したバックアップ元のデータ処理
装置(以下、バックアップ元S1と称する)は、このバ
ックアップ情報にバックアップ先として定義されている
他の複数台のデータ処理装置(以下、バックアップ先S
2と称する)を指定して自己のハードディスク内のデー
タをそれぞれ送信する。なお、このネットワークシステ
ムを構成する各データ処理装置は、ホストMを含めてバ
ックアップ処理時にバックアップ元S1およびバックア
ップ先S2としてそれぞれ機能する。
【0010】図2は各データ処理装置T1、T2、T3
に対応するハードディスクHD1、HD2、HD3にデ
ータがバックアップされた様子を示したもので、データ
A、B、Cはバックアップ対象となる元のデータを示
し、データa、b、cはバックアップコピーされたデー
タを示している。この場合、データ処理装置T1に対応
するハードディスクHD1には自己のデータAの他にデ
ータ処理装置T2、T3から送信されて来たデータがバ
ックアップデータc、dとして複写される。また、デー
タ処理装置T2に対応するハードディスクHD2には自
己のデータBの他に、データ処理装置T1、T3から送
信されて来たデータがバックアップデータa、cとして
複写される。同様にハードディスクHD3にはデータC
の他に、バックアップデータb、aが複写される。
【0011】図3は各データ処理装置T1、T2、T3
……の主要構成を示したブロック図である。CPU1は
RAM2内のプログラムメモリ(図示せず)に格納され
ている各種プログラムにしたがってこのデータ処理装置
の全体動作を制御する中央演算処理である。記憶媒体3
は着脱自在に装着可能なフロッピーディスク、光ディス
ク、RAMカード等の磁気的・光学的記憶媒体、半導体
メモリによって構成され、プログラムやデータが格納さ
れている。この記憶媒体3がデータ処理装置本体に装着
されている状態において、記憶媒体3内のプログラムや
データは、CPU1に取り込まれ、記憶装置4に格納さ
れる。記憶装置4はROM、ハードディスク、光ディス
ク等によって構成され、オペレーティングシステムや各
種のアプリケーションプログラム、データファイル、文
字フォントデータ等を記憶するもので、CPU1は通信
回線等を介して他の機器からプログラムやデータが送信
されて来た際には、それを取り込んで記憶装置4に格納
する。また、CPU1にはその入出力周辺デバイスとし
て入力装置5、表示装置6、印刷装置7、通信回線制御
部8が接続されており、CPU1はそれらの入出力動作
を制御する。
【0012】入力装置5は文書データや各種のコマンド
を入力するキーボード、マウス等のポインティングデバ
イスを有し、CPU1は入力装置5から入力されたデー
タを表示装置6に表示出力させたり、RAM2に格納す
る。ここで、入力装置5からデータの保存指令が入力さ
れると、CPU1はRAM2内のデータを記憶媒体3や
記憶装置4にセーブする。また、CPU1はバックアッ
プ処理の実行指示にしたがって自己のハードディスク内
のデータを読み出して通信回線制御部8に与え、通信回
線を介して他のデータ処理装置へ送信したり、他のデー
タ処理装置から送信されて来たバックアップデータを通
信回線制御部8を介して取り込み、自己のハードディス
クに複写する。
【0013】図4はホストM側に備えられているバック
アップスペックメモリSPを示した図である。このバッ
クアップスペックメモリSPはシステム全体のバックア
ップ処理を制御するためのバックアップ情報を記憶する
もので、バックアップ情報はバックアップ元とバックア
ップ先との対応関係とバックアップ対象データを指定す
るための情報である。すなわち、バックアップスペック
メモリSPにはデータ処理装置T1がバックアップ元S
1、バックアップ先S2がデータ処理装置T2、T3
で、バックアップ対象データがデータAであることを定
義するバックアップ情報と、データ処理装置T2がバッ
クアップ元S1、バックアップ先S2がデータ処理装置
T1、T3、バックアップ対象データがデータBである
ことを定義するバックアップ情報と、データ処理装置T
3がバックアップ元S1、バックアップ先S2がデータ
処理装置T1、T2、バックアップ対象データがデータ
Cであることを定義するバックアップ情報……が記憶さ
れている。
【0014】次に、このネットワークシステムにおける
バックアップ処理を図5〜図7に示すフローチャートに
したがって説明する。なお、このフローチャートに記述
されている各機能を実現するためのプログラムは、CP
U1が読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶媒
体3や記憶装置4に記憶されており、その内容がRAM
2内のプログラムメモリにロードされている。図5はデ
ータ処理装置T1がホストMとして機能する場合の動作
を示したフローチャートである。先ず、CPU1はバッ
クアップスペックメモリSPの内容をリードし(ステッ
プA1)、バックアップ元S1別にバックアップ情報を
伝送データとして生成すると共に(ステップA2)、各
バックアップ元S1へバックアップ情報を送信してバッ
クアップ処理の実行を指示する(ステップA3)。この
場合、バックアップスペックメモリSPには上述のよう
にバックアップ元S1がデータ処理装置T1、T2、T
3……のときのバックアップ情報が格納されているの
で、データ処理装置T1、T2、T3……に対してバッ
クアップ情報を送信するが、ホストMとして機能してい
るデータ処理装置T1は自己に対してバックアップ情報
を送信することになる。そして、全てのバックアップ元
S1から処理完了通知が有るまで待機する待ち状態とな
る(ステップA4)。
【0015】図6はバックアップ元S1として機能する
データ処理装置の動作を示したフローチャートである。
先ず、バックアップ元S1側においては、ホストMより
送信されて来たバックアップ処理の実行指示とバックア
ップ情報とを受信すると(ステップB1)、バックアッ
プ情報を解析し(ステップB2)、複数台のバックアッ
プ先S2に対してバックアップ処理の準備を依頼する
(ステップB3)。そして、バックアップ対象のデータ
を自己のハードディスクから読み出して各バックアップ
先S2へ送信し(ステップB4)、全てのデータを送信
し終ると(ステップB5)、ホストMに処理の完了を通
知する。図7はバックアップ先S2として機能するデー
タ処理装置の動作を示したフローチャートで、バックア
ップ元S1としての動作と並行してバックアップ先S2
としての動作を行う。先ず、バックアップ元S1から処
理の依頼を受信すると、バックアップ処理の準備(前処
理)を行い(ステップC1)、バックアップ元S1から
送信されて来たバックアップ対象のデータを受信して自
己のハードディスクの空エリアに複写してバックアップ
する動作(ステップC2)を全てのデータを受信し終る
まで繰り返す(ステップC3)。
【0016】この結果、図2に示すようにデータ処理装
置T1側のデータAはデータ処理装置T2、T3側のハ
ードディスクにバックアップされ、データ処理装置T2
側のデータBはデータ処理装置T1、T3側のハードデ
ィスクにバックアップされ、更にデータ処理装置T3側
のデータCはデータ処理装置T1、T2側のハードディ
スクにバックアップされる。このように各データ処理装
置がそれぞれバックアップ処理を実行することによりデ
ータ処理装置の相互で相手側のハードディスク内のデー
タを自己のハードディスクにそれぞれバックアップする
ようにしたから特にバックアップ専用の記憶媒体を用意
しておかなくてもよく、しかも各バックアップ元S1は
複数台のバックアップ先S2をそれぞれ指定して自己の
データの複写を依頼するようにしたから、信頼性の高い
バックアップが可能となる。更に、ユーザはホストMに
対して1回バックアップ処理の実行を指示するだけでネ
ットワーク上の全てのデータ処理装置がバックアップ処
理を自動的に行うので、操作性の点においても極めて有
利なものとなる。尚上述のようなバックアップは各デー
タ処理装置のハードディスクに十分な空エリアが有るこ
とが前提であるが、仮に空エリアがなければステップA
4で一定時間経過しても処理通知が送られないので、そ
のデータ処理装置の識別データとバックアップ不能であ
った旨を報知するようにすればよい。
【0017】(第2実施形態)以下、図8〜図10を参
照して第2実施形態を説明する。なお、上述した第1実
施形態においては、ホストMにバックアップスペックメ
モリSPを用意して、各バックアップ元S1にバックア
ップ情報を送信すると共に、バックアップ処理の開始指
示をホストMで全て行うようにしたが、バックアップス
ペックメモリSPを必要とせず、全てのデータ処理装置
がホストMになり得るようにしたものである。図8はバ
ックアップ処理の実行手順を概念的に示したもので、ネ
ットワーク上に4台のデータ処理装置が接続されている
場合を例示している。各データ処理装置においてバック
アップ処理をT1→T2→T3→T4→T1→T2……
の順で実行開始するようにその実行手順が定義されてい
る。ここで、各データ処理装置は自己のキーボード等か
らバックアップ処理の実行開始が入力指定された際に、
このデータ処理装置を起点とし当該データ処理装置は、
上述の実行手順にしたがって予めリンクされている次の
データ処理装置へバックアップ処理の実行開始を指示
し、以下、上述の順序にしたがって処理の実行開始が次
々に指示されてゆく。図9はバックアップ元S1とバッ
クアップ先S2との対応関係を示したもので、各データ
処理装置は自己がバックアップ元S1となる場合のバッ
クアップ先S2をバックアップ情報としてそれぞれ記憶
するようにしている。
【0018】次に、図10に示すフローチャートにした
がってバックアップ処理を説明する。図10は第1実施
形態におけるホストM、バックアップ元S1の処理に相
当するもので、各データ処理装置10、ホストMおよび
バックアップ元S1としての処理を行う。先ず、電源投
入に伴って自ホストフラグをOFFする(ステップD
1)。ここで、バックアップ処理の実行開始が入力指定
されたデータ処理装置がホストとなるが、自ホストフラ
グは、自己がホストかを示すもので、最初はホストでな
いことを示すためにOFFしておく。そして、バックア
ップ処理の実行指示が有るまで待機する(ステップD
2)。いま、処理の実行指示が有ると、自ホストフラグ
がONされているかを判断する(ステップD3)。最
初、フラグOFFが検出されるため、ステップD5に進
み自己のコンソールによる入力指示か、他のデータ処理
装置からの指示かを調べ、自己のキーボード等から処理
の実行が指示された場合には、自ホストフラグをONす
ると共に、ネットワーク上の全てのデータ処理装置にコ
ンソールからバックアップ処理の実行指示を受け付けな
い受付禁止を通知する(ステップD6)。つまり、ホス
トが一旦確定すると、他の全てのデータ処理装置をホス
トとして機能させないために上述の受付禁止を通知す
る。
【0019】次に、バックアップ先を決定するが(ステ
ップD7)、図9に示すようにバックアップ元S1がデ
ータ処理装置T1であれば、バックアップ先S2として
データ処理装置T2、T3が決定され、データ処理装置
T2であればデータ処理装置T3、T4が決定され、デ
ータ処理装置T3であればデータ処理装置T4、T1、
データ処理装置T4であればデータ処理装置T1、T2
が決定される。つまり、バックアップ元S1に対して2
つ先のデータ処理装置がバックアップ先S2としてそれ
ぞれ決定される。そして、自己のハードディスク内から
バックアップ対象のデータを読み出して各バックアップ
先S2に対して送信する動作(ステップD8)を全ての
データを送信し終るまで繰り返す(ステップD9)。そ
して、全てのデータを送信したのち、自己に対して次の
データ処理装置にバックアップ処理の実行を指示する
(ステップD10)。いま、データ処理装置T1がバッ
クアップ元S1の場合には、データ処理装置T2、T3
にバックアップデータを送信すると共に、次のデータ処
理装置T2に処理の実行を指示したのち、ステップD2
に戻り、再び処理の実行指示を受け付ける待機状態とな
る。
【0020】この場合、データ処理装置T1から処理の
実行指示を受けたデータ処理装置T2は、自ホストフラ
グがOFFされ(ステップD3)、また自己のキーボー
ド等からの指示ではないので(ステップD5)、上述の
ステップD7〜D10の実行に移り、バックアップ先S
2としてデータ処理装置T3、T4を決定し、自己のハ
ードディスク内のデータをバックアップデータとしてバ
ックアップ先S2へそれぞれ送信したのち、予めリンク
されている次のデータ処理装置T3へバックアップ処理
の実行を指示する。すると、データ処理装置T3もこの
指示にしたがって上述のステップD7〜D10を実行す
る結果、バックアップ先S2としてデータ処理装置T
4、T1を指定してバックアップデータを送信すると共
に、次のデータ処理装置T4へバックアップ処理の実行
を指示する。ここで、データ処理装置T4はバックアッ
プ先S2としてデータ処理装置T1、T2を指定してバ
ックアップデータを送信し、次のデータ処理装置T1へ
バックアップ処理の実行を指示する。このようにホスト
Mである元のデータ処理装置T1に実行指示が戻って来
るのは、システム全体のバックアップが完了したときで
あり、ホストMであるデータ処理装置T1に実行指示が
戻って来た際、自ホストフラグはONされているため、
ステップD4に進み、自ホストフラグをOFFすると共
に、全てのデータ処理装置に自己のコンソールからの指
示受付禁止を解除すべき旨の通知を行う。そして、ステ
ップD2に戻り、指示待ちとなる。なお、バックアップ
先S2側の動作は第1実施形態と基本的に同様であるた
め、その説明は省略する。
【0021】以上のようにこの第2実施形態において
は、ネットワークシステムを構築する各データ処理装置
のうち、いずれか1台のデータ処理装置からバックアッ
プ処理の実行をそのキーボード等から入力指定すると、
入力指定されたデータ処理装置を起点として他のデータ
処理装置は予め決められた順序にしたがってバックアッ
プ処理を順次実行するようにしたので、ユーザはバック
アップ処理の実行開始を何れかのデータ処理装置から1
回入力指定するだけで、システム全体のバックアップが
可能となる。この場合においても、上述した第1実施形
態と同様にバックアップ元S1に対して複数台のバック
アップ先S2が指定されるので、データを安全にバック
アップすることが可能となる。
【0022】(第3実施形態)以下、図11〜図14を
参照してこの発明の第3実施形態を説明する。なお上述
した第1および第2実施形態においてはバックアップ元
S1に対してバックアップ先S2を一義的に決めておい
たが、この第3実施形態においては、各データ処理装置
のハードディスクにおける残容量や使用量をホストMが
一定時間あるいはデータ処理毎に管理し、この残容量や
使用量に応じてバックアップ先S2を決定するようにし
たものである。図11はネットワークシステムを構成す
る各データ処理装置T1、T2、T3、T4において、
そのハードディスクHD1、HD2、HD3、HD4の
残容量/使用量を概念的に示した図である。ここで、デ
ータ処理装置T1をホストMとし、そのハードディスク
HD1の全記憶容量を100%とした場合に、他のデー
タ処理装置T2〜T4側のハードディスクHD2〜HD
4の残容量/使用量は何%に相当するかを数値で表わし
ている。なお、図中、X1、X2、X3、X4は自己の
データ使用量を示し、Y1、Y2、Y3、Y4は残容量
を示し、それを表で示すと、図12に示す如くとなる。
【0023】ホストMは図12に示すような容量テーブ
ルCPを記憶管理し、各データ処理装置に対して容量検
出を通知し、それに応答して各データ処理装置から送信
されて来た残容量/使用量を取り込んで容量テーブルC
Pの内容を更新するようにしている。ここで、一定時間
毎にポーリング方式にしたがって各データ処理装置を呼
び出して容量の更新処理を実行するようにしているが、
データ処理装置側でデータ処理が行われた際に、データ
処理装置がホストMに対して自己の容量を送信し、これ
を受け取ったホストMが容量テーブルCPの内容を更新
するようにしてもよい。つまり、ホストMにおける容量
テーブルCPの管理方法は特に限定されず、任意である
が、少なくともバックアップ処理が開始されるまでにシ
ステム全体における現在の残容量/使用量を容量テーブ
ルCPとして把握しておく必要がある。
【0024】図13はホストMにおいてシステム全体の
バックアップ先S2を容量テーブルCPを参照して決定
する際の動作を示したフローチャートである。先ず、バ
ックアップ処理の実行が入力指定されると、ホストMで
あるデータ処理装置T1は容量テーブルCPを参照し、
バックアップS1として未決のデータ処理装置の中でそ
の残容量が一番多いデータ処理装置を検索し、それをタ
ーミナルTとする(ステップE1)。この場合、データ
処理装置T1側の残容量が80%で一番多いため、デー
タ処理装置T1がターミナルTとして検索される。次
に、ターミナルTを除き、バックアップ先S2が未決の
データ処理装置の中で使用量が一番多いデータ処理装置
を検索し、それをターミナルFとする(ステップE
2)。いま、データ処理装置T4側の使用量(50%)
が一番多いため、データ処理装置T4がターミナルFと
なるそして、ターミナルTの残容量とターミナルFの使
用量とを比較し(ステップE3)、残容量≧使用量で、
最大使用量のデータを複写することができれば、ターミ
ナルFのバックアップ先としてターミナルTを決定し、
それを図14に示す決定テーブルDCに書き込む(ステ
ップE4)。この場合、バックアップ元S1であるデー
タ処理装置T4に対してバックアップ先S2がデータ処
理装置T1として決定される。次に、全てのデータ処理
装置に対するバックアップ先が決まっていないことを条
件に(ステップE5)、ターミナルTの残容量からター
ミナルFの使用量を減算することによってターミナルT
の残容量を更新する処理が行われる(ステップE6)。
これによってターミナルTの残容量は30%となる。
【0025】そして、次のステップE7ではターミナル
Tを除き、バックアップ先S2が未決のデータ処理装置
について全て比較したかを調べるが、この場合、データ
処理装置T2、T3の使用量との比較は行っていないの
で、ステップE8に進み、ターミナルTを除き、バック
アップ先S2が未決のデータ処理装置の中で使用量が一
番多いデータ処理装置を検索し、これをターミナルFと
する。この場合、データ処理装置T3の使用量が40%
で、このデータ処理装置T3がターミナルFとして検索
される。そして、このターミナルTの残容量とターミナ
ルFの使用量とを比較するが(ステップE9)、残容量
はステップE6の処理で30%に更新されているため、
ターミナルFの使用量に相当するデータを複写すること
ができないため、ステップE7に戻り、次に使用量が多
いデータ処理装置T2がターミナルFとなる。この場
合、使用量は30%であるため、ステップE4に戻り、
データ処理装置T2のバックアップ先がデータ処理装置
T1として決定される。したがって、データ処理装置T
4、T2のバックアップ先としてデータ処理装置T1が
それぞれ決定されることになる。そして、データ処理装
置T1の残容量が更新されて0%となる。ここで、ステ
ップE7でYESと判断されるため、ステップE10に
進み、ターミナルTのバックアップ元S1を決定する。
【0026】次にステップE1に戻り、データ処理装置
T4がターミナルTとなり、また、データ処理装置T3
がターミナルFとなる(ステップE2)。この場合、タ
ーミナルTの残容量が50%で、ターミナルFの使用量
が40%であり、T≧Fが成立するため(ステップE
3)、データ処理装置T3のバックアップ先S2がデー
タ処理装置T4として決定される(ステップE4)。そ
して、残容量が更新されて10%となり、これに格納で
きるデータは他に存在しないため、データ処理装置T3
をバックアップ元S1とし、データ処理装置T4をバッ
クアップ先S2とする関係のみが成立する。更に、ステ
ップE1に戻り、データ処理装置T2がターミナルTと
なり、データ処理装置T1がターミナルFとなり(ステ
ップE2)、T≧Fが成立するために(ステップE
3)、データ処理装置T1をバックアップ元S1とし、
データ処理装置T2をバックアップ先S2とする関係が
成立する。このようにして全てのバックアップ先S2が
決定すると、図13の処理は終了する。なお、ステップ
E3でT≧Fの不成立が検出されると、ターミナルFの
バックアップを対象外とし(ステップE11)、全ての
バックアップ先S2が決まっていないことを条件に(ス
テップE12)、ターミナルFを検索する処理(ステッ
プE2)に戻る。
【0027】このようにしてバックアップ元S1とバッ
クアップ先S2との対応関係を決定テーブルDCに書き
込んだのちにおいては、この決定テーブルDCを参照す
ることによってホストMは各バックアップ元S1にその
対応関係をバックアップ情報として送信すると共に、バ
ックアップ処理の実行を指示することは上述した第1実
施形態と同様である。以上のようにホストMはシステム
全体の残容量/使用量を管理してバックアップ元S1、
バックアップ先S2を決定するようにしたから、上述し
た第1実施形態と同様の効果を有する他に、実情に即し
たバックアップ処理が可能となり、しかもハードディス
クを有効に活用することが可能となる。
【0028】なお、上述した各実施形態においては、記
憶媒体としてハードディスクを例に挙げたが、その他の
記憶媒体であってもよい。また、バックアップ対象のデ
ータを任意に指定するようにしてもよい。更に、ネット
ワークシステムとしてはローカルネットワークシステム
に限らず、公衆通信回線を介して接続した広域システム
にも適用可能であり、しかも無線通信であってもよい。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、バックアップ専用の
大容量メモリを用意しておかなくても、ネットワークシ
ステム全体のデータを安全にバックアップすることがで
きる。また、ネットワークシステムを構築する各データ
処理装置のうち、いずれかのデータ処理装置からバック
アップ処理の実行を1回指示するだけで、システム全体
のデータを安全にバックアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークシステムを示したシステム構成
図。
【図2】ネットワークシステム全体において、データが
バックアップされる様子を示した図。
【図3】ネットワークシステムを構築する各データ処理
装置の主要構成を示したブロック図。
【図4】ホストMとして機能するデータ処理装置側に設
けられたバックアップスペックメモリSPの内容を示し
た図。
【図5】ホストMとして機能するデータ処理装置の動作
を示したフローチャート。
【図6】バックアップ元S1として機能するデータ処理
装置の動作を示したフローチャート。
【図7】バックアップ先S2として機能するデータ処理
装置の動作を示したフローチャート。
【図8】第2実施形態におけるネットワークシステムに
おいて、バックアップ処理の実行手順を示した図。
【図9】第2実施形態において、バックアップ元S1と
バックアップ先S2との対応関係を示した図。
【図10】第2実施形態において、ホストMおよびバッ
クアップ元S1として機能するデータ処理装置の動作を
示したフローチャート。
【図11】第3実施形態において、ネットワークシステ
ムを構築する各データ処理装置に備えられているハード
ディスク毎に、その残容量/使用量を概念的に示した
図。
【図12】図11で示した残容量/使用量に対応する容
量テーブルCPの内容を示した図。
【図13】第3実施形態において、バックアップ元S1
およびバックアップ先S2を決定する際のホストM側の
動作を示したフローチャート。
【図14】図13の決定処理によって求められたバック
アップ元S1、バックアップ先S2の対応関係を記憶す
る決定テーブルDCを示した図。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 記憶媒体 4 記憶装置 5 入力装置 8 通信回線制御部 T1、T2、T3、T4 データ処理装置 HD1、HD2、HD3、HD4 ハードディスク M ホスト S1 バックアップ元 S2 バックアップ先 SP バックアップスペックメモリ CP 容量テーブル DC 決定テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台のデータ処理装置を有し、各データ
    処理装置との間でデータの送受信を行うネットワークシ
    ステムにおいて、 各データ処理装置は、自己のメモリ内のデータをバック
    アップするために他の複数台のデータ処理装置をそれぞ
    れバックアップ先として指定すると共に、指定した各デ
    ータ処理装置へ自己のメモリ内のデータをそれぞれ送信
    することによりバックアップ元としてのバックアップ処
    理を行う第1の処理手段と、バックアップ先として他の
    データ処理装置によって指定された際に、当該データ処
    理装置から送信されて来たデータを自己のメモリ内の空
    エリアに複写することによりバックアップ先としてのバ
    ックアツプ処理を行う第2の処理手段とを具備して成
    り、 各データ処理装置がそれぞれバックアップ処理を実行す
    ることによってデータ処理装置の相互で相手側のデータ
    をそれぞれバックアップするようにしたことを特徴とす
    るデータバックアップ装置。
  2. 【請求項2】ネットワークシステムを構築する各データ
    処理装置のうち所定のデータ処理装置は、システム全体
    のバックアップ情報としてバックアップ元とバックアッ
    プ先との対応関係を記憶するバックアップ情報記憶手段
    と、バックアップ処理の実行が指示された際に、前記バ
    ックアップ情報記憶手段から読み出したバックアップ情
    報にバックアップ元として定義されている各データ処理
    装置に対し、対応するバックアップ情報をそれぞれ配信
    するバックアップ情報送信手段とを具備して成り、 前記バックアップ情報を受信したバックアップ元のデー
    タ処理装置は、このバックアップ情報にバックアップ先
    として定義されている他の複数台のデータ処理装置を指
    定して自己のメモリ内のデータをそれぞれ送信するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のデータバックア
    ップ装置。
  3. 【請求項3】複数台のデータ処理装置を有し、各データ
    処理装置との間でデータの送受信を行うネットワークシ
    ステムにおいて、 各データ処理装置は、自己のメモリ内のデータをバック
    アップするバックアップ処理の実行が指示されたか否か
    を検出する検出手段と、この検出手段によってバックア
    ップ処理の実行が指示された際に、予め決められている
    他の複数台のデータ処理装置をそれぞれバックアップ先
    として指定すると共に、指定した各データ処理装置へ自
    己のメモリ内のデータをそれぞれ送信することによりバ
    ックアップ元としてのバックアップ処理を行う第1の処
    理手段と、この第1の処理手段が自己のメモリ内のデー
    タを送信し終った時点で、予めリンクされている他のデ
    ータ処理装置に対してバックアップ処理の実行を指示す
    る指示手段と、バックアップ先として他のデータ処理装
    置によって指定された際に、当該他のデータ処理装置か
    ら送信されて来たデータを自己のメモリ内の空エリアに
    複写することによりバックアップ先としてのバックアツ
    プ処理を行う第2の処理手段とを具備して成り、 バックアップ処理の実行が入力指定されたデータ処理装
    置を起点とし、他の各データ処理装置は予め決められた
    順序にしたがってバックアップ処理を順次実行するよう
    にしたことを特徴とするデータバックアップ装置。
  4. 【請求項4】複数台のデータ処理装置を有し、各データ
    処理装置との間でデータの送受信を行うネットワークシ
    ステムにおいて、 ネットワークシステムを構築する各データ処理装置のう
    ち所定のデータ処理装置は、各データ処理装置に備えら
    れているメモリの残容量/使用量を記憶する記憶手段
    と、この記憶手段に記憶されている残容量/使用量に基
    づいて、どのデータ処理装置をバックアップ元とし、ど
    のデータ処理装置をバックアップ先とするかを決定する
    決定手段と、この決定手段によって決定されたバックア
    ップ元とバックアップ先との対応関係をバックアップ情
    報として記憶するバックアップ情報記憶手段と、このバ
    ックアップ情報記憶手段から読み出したバックアップ情
    報にバックアップ元として定義されている各データ処理
    装置に対し、対応するバックアップ情報をそれぞれ配信
    するバックアップ情報送信手段とを具備し、 各データ処理装置は、前記バックアップ情報を受信した
    際に、このバックアップ情報にバックアップ先として定
    義されている他のデータ処理装置を指定して自己のメモ
    リ内のデータを送信することによりバックアップ元とし
    てのバックアップ処理を行う第1の処理手段と、バック
    アップ先として他のデータ処理装置によって指定された
    際に、当該他のデータ処理装置から送信されて来たデー
    タを自己のメモリ内の空エリアに複写することによりバ
    ックアップ先としてのバックアツプ処理を行う第2の処
    理手段とを具備して成り、 各データ処理装置がそれぞれバックアップ処理を実行す
    ることによってデータ処理装置の相互で相手側のデータ
    をそれぞれバックアップするようにしたことを特徴とす
    るデータバックアップ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008293256A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Nec Corp 冗長構成サーバシステムにおけるファイルバックアップ方法、プログラム、及び、冗長構成サーバシステム
JP2009110319A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Nec Corp バックアップシステム、サーバ装置及びそれらに用いるバックアップ方法並びにそのプログラム
JP2015122702A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 富士通テレコムネットワークス株式会社 通報システムおよび利用者情報バックアップ方法

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