JP2003316557A - 画像形成システム、画像形成管理方法及びそのサーバー - Google Patents

画像形成システム、画像形成管理方法及びそのサーバー

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JP2003316557A
JP2003316557A JP2002122598A JP2002122598A JP2003316557A JP 2003316557 A JP2003316557 A JP 2003316557A JP 2002122598 A JP2002122598 A JP 2002122598A JP 2002122598 A JP2002122598 A JP 2002122598A JP 2003316557 A JP2003316557 A JP 2003316557A
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client
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power saving
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JP2002122598A
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Tomoyasu Yoshikawa
智康 吉川
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Canon Inc
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 節電モードを有する画像形成装置への画像形
成指示の可否をサーバーにて管理し、節電効果を高め
る。 【解決手段】 クライアントは、サーバーに、どの画像
形成装置を使用できるかを問い合わせる。問い合わせを
受信したサーバーは、上記のクライアントが、節電モー
ドで動作中の画像形成装置に対する画像形成指示を許可
されているか否かを判定する。サーバーは、判定結果に
基づいて、画像形成指示が可能か、禁止されているか、
又はスプールのみ可能かに関する通知をクライアントに
送信する。クライアントは、サーバーからの通知に基づ
いて、画像形成装置の名称75と、画像形成指示の可否
76などを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ネットワークに
接続された複写機、プリンタ、FAX等のプリンタを管
理するサーバーに係り、とりわけ、サーバーの制御下に
ある複数のプリンタの省電力化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、さまざまなコンピュータをネット
ワーク化することで、相互に情報の通信が可能になって
いる。ネットワークを構築することで、ネットワーク上
で複数のユーザーが情報を共有することが可能となり、
また、情報処理の負荷の分散を図ることも可能となり、
さらには、生産性や効率を飛躍的に向上させることが可
能となっている。
【0003】さらに、従来は、スタンドアローンまたは
1台のホストに接続されていた複写機やプリンタなどの
周辺機器もネットワークに接続されて共用されている。
【0004】このようにネットワークを構築するメリッ
トは大きく、オフィス・工場・研究所・教育機関などさ
まざまな分野でネットワーク化が浸透しつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機やプ
リンタ等のプリンタは、一般に、画像読取部、画像処理
部、給紙部、現像部、転写部、定着部、排紙部、その他
のアクセサリおよびそれらを統合的に制御する制御部な
どから構成されている。プリンタは、ユーザーからの画
像形成指示を受信すると、上記の各部に電力を供給し、
様々な画像形成工程を実行する。ここで、注意すべき
は、画像形成に必要とされる電力が多大であることであ
る。また、ユーザーからの画像形成指示に対し迅速にプ
リンタが応答するためには、プリンタの各部に対し、あ
る程度の電力を供給し続けなけることが必要となる。
【0006】しかしながら、常に高い頻度で画像形成の
要求が発生するような使用環境はまれであり、一般的に
は、プリンタに対するユーザーからの画像形成指示が大
きく減少する時間帯や、ほとんど画像形成指示が発生し
ない時間帯が存在する。
【0007】そのため、プリンタに対する画像形成指示
が長時間無いような場合には、その間にプリンタ内の各
部に供給される電力は無駄となっていた。
【0008】そこで、プリンタにタイマーを設け、この
タイマーがユーザーにより設定された時間になると、制
御部が必要最小限の電力供給を行うように制御すること
で、消費電力を大幅に削減することを目的としたプリン
タがすでに提案されている。この従来技術によれば、画
像形成指示が大きく減少するような時間帯に、プリンタ
をスリープ状態へ移行させることにより、プリンタの消
費電力を削減することが期待できる。また、プリンタ単
体で節電を図れる利点もある。
【0009】しかしながら、ネットワーク環境下におい
て従来技術のプリンタ使用すると、プリンタは複数のク
ライアントによって共有されるため、スタンドアローで
使用される場合よりも、画像形成指示の発生する確率が
高くなる。従って、プリンタがスリープモードに移行し
ている間であっても、頻繁に、出力可能状態に復帰させ
られることになり、折角のスリープモードも効率的に運
用されるとはいい難い。それゆえ、ネットワーク接続さ
れたプリントシステムにおける全体の消費電力の削減も
期待できない。
【0010】そこで、本願発明では、複数のプリンタを
ネットワーク上で共有する場合において、ネットワーク
全体でのプリンタの電力を節約することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は、節電モードと通常モードとを有する複
数の画像形成装置を管理するサーバーであって、節電モ
ードで動作中の画像形成装置に対する画像形成指示を許
可されているか否かの許可情報を、前記サーバーのクラ
イアントが属するクライアントグループごとに記憶する
記憶手段と、前記画像形成装置の動作に関する情報の取
得要求をクライアントから受信する受信手段と、前記取
得要求を受信すると、前記クライアントが属するクライ
アントグループについての許可情報を前記記憶手段から
読み出し、該許可情報に基づいて、前記画像形成装置へ
の画像形成指示の可否に関する可否通知を前記クライア
ントに送信する送信手段と、を含むサーバーを提供す
る。
【0012】この構成により、クライアントグループを
単位として、節電モード中の画像形成装置に画像形成指
示を発行できるか否かをクラインアントに送信すること
が可能となる。その結果、節電モードに移行中の画像形
成装置に対する無秩序な画像形成指示の発生を抑制する
ことが可能となる。裏を返せば、通常モードで動作中の
画像形成装置を優先してクライアントに使用させること
が可能となる。そのため、サーバーの管理下にある複数
の画像形成装置に係る消費電力の削減が可能となる。
【0013】ここで、前記記憶手段は、前記画像形成装
置の節電モードで動作する動作時間に関する情報を記憶
する第1の記憶手段と、前記節電モードで動作中の画像
形成装置に対する画像形成指示を許可されているか否か
の許可情報を、前記サーバーのクライアントが属するク
ライアントグループごとに記憶する第2の記憶手段と、
を含んでもよい。
【0014】この構成により、節電モードで動作する動
作時間に関する情報と許可情報とを別個の記憶手段にて
記憶することができる。
【0015】また、前記取得要求を受信すると、前記節
電モードでの動作時間に関する情報を前記第1の記憶手
段から読み出し、現在の時刻と前記動作時間とを比較
し、前記画像形成装置が節電モードで動作中であるか否
かを判定する判定手段をさらに備え、前記送信手段は、
前記判定により、前記画像形成装置が節電モードで動作
中であると判定されると、さらに、前記第2の記憶手段
から前記許可情報を読み出し、該許可情報に基づいて、
前記可否通知を前記クライアントに送信するようにして
もよい。
【0016】この構成によれば、前記画像形成装置が節
電モードで動作中の場合に限り、前記許可情報の読み出
しをすればよいため、そもそも通常モードで動作中の画
像形成装置に関しては無駄な読み出し処理を省略でき
る。
【0017】また、節電モードで動作していると判定さ
れた画像形成装置が通常モードへと復帰したことを検出
する検出手段をさらに備え、前記送信手段は、前記画像
形成装置への画像形成指示が可能となった旨の復帰通知
を送信するようにしてもよい。
【0018】この構成によれば、節電モード中のため画
像形成の指示を待機していたクライアントに対し、画像
形成の指示が可能となったことを知らせることができ、
クライアントを無駄に待機させることを回避できよう。
【0019】また、前記送信要求には、前記復帰通知を
希望するか否かの情報が含まれていてもよい。
【0020】この構成によれば、復帰通知を希望しない
クライアントにまで無駄な復帰通知を送信することを回
避できる。
【0021】また、前記記憶手段は、さらに、節電モー
ドで動作中の画像形成装置に対してスプールを許可され
ているか否かのスプール許可情報を前記クライアントグ
ループごとに記憶し、前記送信手段は、前記スプール許
可情報に基づいて、前記画像形成装置へのスプールの可
否に関する可否通知を前記クライアントに送信するよう
にしてもよい。
【0022】この構成によれば、節電モード中のスプー
ル処理をも秩序立てることが可能となるため、節電モー
ド中の画像形成装置の強制復帰による電力の浪費を節約
できよう。
【0023】また、スプールされた画像形成装置が節電
モード置から通常モードへと復帰したことを検出する検
出手段をさらに備え、前記送信手段は、前記スプールさ
れた画像形成装置の画像形成が可能となった旨の通知を
送信するようにしてもよい。
【0024】このように構成すれば、クライアントのユ
ーザーは、スプールされたデータがいつ画像形成される
かを概ね知ることができるであろう。
【0025】さらに、本願発明は上記課題を解決すべ
く、上記のサーバーにより管理される画像形成装置であ
って、節電モード中に前記クライアントからスプールさ
れたデータを保持する保持手段と、前記節電モードから
復帰すると前記保持手段に保持されているデータを出力
する出力手段と、を備えることを特徴とする画像形成装
置を提供する。
【0026】また、前記出力手段からの出力が実行され
ると、前記クライアントに対し、スプールされたデータ
が出力された旨を通知する通知手段をさらに備えるよう
にしてもよい。
【0027】このように構成すれば、クライアントのユ
ーザーは、画像形成の完了を容易に把握できるため、ユ
ーザーの使い勝手が向上しよう。
【0028】さらに、本願発明では、他の課題を解決す
べく、節電モードと通常モードとを有する複数の画像形
成装置を管理するサーバーであって、1以上の画像形成
装置からなる画像形成装置グループについてのグループ
情報を記憶する第1の記憶手段と、前記画像形成装置グ
ループごとに節電モードでの動作時間に関する情報を記
憶する第2の記憶手段と、前記グループ情報と前記動作
時間に関する情報とに基づいて、前記画像形成装置に対
し動作モードの切り替えを指示する指示手段と、を含む
ことを特徴とするサーバーを提供する。
【0029】このような構成によれば、画像形成装置の
節電モード、通常モード及びスプールモードの切り替え
をサーバーにより一括して管理できるため、サーバーの
管理下においては秩序正しく画像形成装置が運用され、
全体の消費電力も節約されよう。
【0030】ここで、クライアントにより使用可能な画
像形成装置グループに関する情報の送信要求を前記クラ
イアントから受信する受信手段と、前記画像形成装置グ
ループごとの前記節電モードでの動作時間に関する情報
を前記第2の記憶手段から読み出し、該読み出された動
作時間に関する情報と現在時刻とに基づいて、該画像形
成装置グループが通常モードで動作しているか又は節電
モードで動作しているかを判定する判定手段と、前記判
定の結果を前記クライアントに送信する送信手段と、を
さらに含むようにしてもよい。
【0031】このように構成すれば、1以上の画像形成
装置からなる画像形成装置グループを単位として、節電
モードへの移行を管理可能となる。
【0032】また、前記送信手段は、前記判定に基づい
て、前記クライアントから出力が可能な画像形成装置と
して、前記通常モードで動作している画像形成装置グル
ープに属する画像形成装置に関する情報を該クライアン
トに送信するようにしてもよい。
【0033】この構成によれば、クライアントのユーザ
ーは、画像形成可能な画像形成装置を容易に知ることが
できるため、誤って、節電モード中の画像形成装置を使
用することが回避され、全体の消費電力の削減に貢献し
よう。
【0034】また、前記送信手段は、前記判定の結果、
前記クライアントから出力が可能な画像形成装置が存在
しない場合は、出力可能な画像形成装置が存在しない旨
の通知を送信するようにしてもよい。
【0035】この構成によれば、クライアントのユーザ
ーは、画像形成可能な画像形成装置が存在しないことを
把握できる。
【0036】また、前記動作時間に関する情報は、さら
に、1以上のクライアントからなるクライアントグルー
プごとの動作時間に関する情報であってもよい。
【0037】また、1以上のクライアントからなるクラ
イアントグループごとに、該クラインアントグループに
属するクライアントから使用可能な画像形成装置のグル
ープに関する情報を記憶する第3の記憶手段をさらに備
え、前記判定手段は、前記第3の記憶手段に記憶されて
いる情報に基づいて、前記画像形成装置グループが前記
クライアントのために動作可能であるかを判定するよう
にしてもよい。
【0038】また、前記送信要求には、前記クライアン
トが画像の形成を希望する画像形成装置に関する希望情
報が含まれており、前記判定手段は、希望された画像形
成装置が属する画像形成装置グループについて前記判定
を実施するようにしてもよい。
【0039】すなわち、クライアントのユーザーは、予
め画像形成を希望する画像形成装置を指定することが可
能となるため、サーバー側の判定処理も簡単になろう。
【0040】節電モードで動作していると判定された画
像形成装置のグループが通常モードへと復帰したことを
検出する検出手段をさらに備え、前記送信手段は、前記
検出に基づいて前記画像形成装置グループへの画像形成
指示が可能となった旨の復帰通知を送信するようにして
もよい。
【0041】また、前記送信要求には、前記復帰通知を
希望するか否かの情報が含まれていてもよい。
【0042】さらに、本願発明は、上記の課題を解決す
べく、上記のサーバーにより管理されるクライアントで
あって、画像形成装置への画像形成指示を入力する入力
手段と、前記画像形成指示が入力されると、前記サーバ
ーに前記取得要求を送信する送信手段と、前記取得要求
に対する応答を前記サーバーから受信する受信手段と、
前記応答に基づいて、前記画像形成装置への画像形成指
示の可否に関する情報を表示する表示手段と、を含むこ
とを特徴とするクライアントを提供する。
【0043】ここで、前記入力手段は、さらに、画像形
成装置を指定するための指定指示を入力し、前記送信手
段は、指定された画像形成装置に関する情報が含まれた
取得要求を送信するようにしてもよい。
【0044】また、前記入力手段は、さらに、節電モー
ド中の画像形成装置の復帰通知を希望するか否かの情報
を入力し、前記送信手段は、前記復帰通知を希望するか
否かの情報が含まれた取得要求を送信するようにしても
よい。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に本願発明の一実施形態を示
す。もちろん以下の実施形態は、本願発明の当業者によ
る実施を容易にするためのものであり、特許請求の範囲
によって確定される本願発明の技術的範囲内のほんの一
部の実施形態にすぎない。従って、本願明細書に直接的
に記載されていない実施形態であっても、技術思想が共
通する限り本願発明の技術的範囲に入ることは明らかで
ある。なお、実施形態が複数記載されている場合には、
複数の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、ある実施形態で説明した事項であって、他の実施
形態においても共通する事項については説明を省略する
ことがある。
【0046】[実施形態1]本実施形態では、サーバー
が、クライアントと画像形成装置との関係を予め保持し
ておき、この関係に基づいて節電モード中の画像形成を
制御するものである。このようにサーバーにより節電モ
ード中の画像形成を制御することで、本実施形態は、画
像形成装置全体での消費電力を削減しようとするもので
ある。
【0047】図1は、本実施形態を適用したネットワー
クシステムの概略構成を示した図である。11は有線又
は無線のネットワークであり、サーバー12、プリンタ
21〜28、コンピュータおよびワークステーション3
1〜34をそれぞれ接続し、情報の伝達媒体の役割を担
っている。サーバー12は、本実施形態の特徴であるタ
イマー管理サーバーとしての機能およびプリンタグルー
プ管理サーバーとしての機能を内蔵し、他の機能とあわ
せてネットワークにおけるサーバーサービスを提供して
いる。
【0048】31〜34はコンピュータ又はワークステ
ーションであり、ネットワーク11においてクライアン
トコンピュータに該当する装置である。クライアント3
1〜34からさまざまなサービス要求がサーバー12や
プリンタ21〜28へとネットワークを介して送信され
る。
【0049】21〜28はネットワークに接続された出
力装置である。以降では、プリンタとして説明するが、
ファクシミリ装置や複写機やデジタル複合機などであっ
てもよい。プリンタ21〜28は、クライアント31〜
34からの画像形成指示を受信すると、ネットワークを
介して転送される画像データを出力する。またプリンタ
21〜27は、さらに、画像読取装置を備えてもよく、
当該画像読取装置で読み取った画像データを自身で出力
してもよい。さらに、プリンタ21〜28は、それぞれ
の内部の制御部にタイマー装置等の時間計測手段を有し
てもよい。例えば、ユーザーの操作によりこのタイマー
装置が起動され、その後、タイマー装置の計測時間がユ
ーザーにより予め設定された時間になった場合には、プ
リンタ装置の制御部は必要最小限のユニットにのみ電力
を供給し、それ以外の各ユニットへの電力供給を遮断す
る構成となっている。それにより消費電力を大幅に削減
することが可能となる。なお、タイマーの起動と設定
は、サーバー12によりネットワークを介して実行され
てもよい。
【0050】従来は、プリンタ21〜28が節電モード
で動作している時間帯に、クライアント31〜34から
画像形成指示が無秩序に発生した場合、プリンタ21〜
28は、画像形成指示を受信するたびに節電モードから
通常モードへと復帰していた。このため効果的な消費電
力の削減は難しかった。
【0051】本実施形態ではこのような課題を解決すべ
く、サーバー12が、各プリンタ21〜28を複数のプ
リンタグループへと分類し、プリンタグループごとに節
電モードへの移行時間に関する情報(節電モード移行時
間情報)を管理する。クライアント31〜34は、画像
形成を希望する場合は、まず、サーバー12に対して形
成可能なプリンタ情報を要求する。要求を受信したサー
バー12は、プリンタグループごとの節電モード移行時
間情報とクライアントの属するクライアントグループと
の関係から、要求元のクライアントに対して形成可能な
プリンタが存在するか否かの情報を返信する。
【0052】このようにサーバー12により、プリンタ
をグループ化して管理することにより、節電モードへ移
行中のプリンタグループはできる限り使用せず、通常モ
ードで動作中のプリンタグループを優先して使用するこ
とが可能となる。そのため、節電モードで動作中のプリ
ンタグループを強制的に復帰させる機会が減るため、無
駄な電力消費を抑制できる。
【0053】以下にその構成の詳細について説明する。
図2は、本実施形態に係るプリンタのグループ分けにつ
いての概念を示した図である。ネットワーク11に接続
されている各プリンタ21〜28は図のように3つのプ
リンタグループに分類されている。プリンタグループ1
に属するプリンタ21、22は通常モード時の消費電力
が比較的多いプリンタである。プリンタグループ2に属
するプリンタ23〜25は、通常モード時の消費電力が
比較的多いが、形成頻度やユーザーの利便性を考慮し、
プリンタグループ1とは別のプリンタグループとしてグ
レープ化されている。プリンタグループ3に属するプリ
ンタ26〜28は通常モード時の消費電力が比較的少な
いプリンタである。
【0054】このように、本実施形態においてはネット
ワークに接続される複数のプリンタを、消費電力、形成
頻度を基準としてプリンタグループに分類し、サーバー
12により管理する構成としている。
【0055】図3は、サーバー12の記憶装置に記憶さ
れている、プリンタグループ毎の節電モード移行時間情
報のフォーマット例を示した図である。ここで51はプ
リンタグループ情報であり、52は節電モード移行開始
時間情報であり、53は通常モード復帰可能時間情報が
格納されているレコードである。
【0056】サーバー12は、プリンタグループ情報5
1と対応付けて記憶されている節電モード移行開始時間
情報52に従い、プリンタグループに属している各プリ
ンタに、節電モードへ移行するよう命令を発行する。プ
リンタ21〜28はそれぞれ節電モード移行命令を受信
すると、節電モードへ速やかに移行する。
【0057】図4は、節電モードで動作中のプリンタグ
ループに対する出力の許可・不許可を、クライアントグ
ループごとに関係付けて記憶したテーブルの一例を示す
図である。54はクライアントグループを示すレコード
エリア、55は節電モード中のプリンタグループへの出
力の許可・不許可を示すレコードエリアである。節電モ
ード中とは、節電モードにてプリンタが動作しているこ
とをいい、換言すれば、あるプリンタが節電モードの移
行時間内にあることを意味する。図4に示すように、例
えば、クライアントグループCln−Grp:001の
は、Prn−Grp:001のプリンタグループとPr
n−Grp:002プリンタグループへの節電モード中
の強制出力が許可(○)されている。それに対し、Gr
p−003のクライアントグループは、Prn−Gr
p:001のプリンタグループ及びPrn−Grp:0
02プリンタグループへの節電モード中の強制出力(画
像形成指示)が拒否(×)されている。なお、強制出力
とは、節電モードにて動作しているプリンタを強制的に
通常モードへと復帰させて、画像データ等を画像形成さ
せることをいう。すなわち、節電モード中の画像形成装
置に対する画像形成を指示することをいう。
【0058】図5は、本実施形態の特徴であるサーバー
12の内部構成を示した図である。図4に示された情報
は、クライアントグループ情報データベース104によ
り管理されている。またクライアントグループは、各ク
ライアント31〜34または各クライアントを使用する
ユーザーのユーザー情報により正規化され登録されてお
り、クライアントグループ情報データベース104によ
り管理されている。
【0059】101はサーバー制御部であり、サーバー
12がネットワークを介して提供しているさまざまなサ
ービスを実行する手段である。また、前述したようにプ
リンタに節電モード移行命令の発行処理、クラインアン
トからのデータの受信処理、クライアントへのデータの
送信処理、以下で説明する種々の判定処理及び節電モー
ドの終了検出処理などを行っている。具体的には、CP
U、RAM、ROM、ハードディスク及びネットワーク
IFなどから構成されている。
【0060】102はプリンタ情報データベースであ
り、ネットワークに属しているプリンタ21〜28のプ
リンタ情報を記憶する記憶装置である。103は、プリ
ンタグループ情報データベースであり、図2で説明した
ように、102に登録されているプリンタ情報をグルー
プ分けして管理している。
【0061】104は、クライアントグループ情報デー
タベースであり、クライアント31〜34ごとに、また
は、クライアントを使用するユーザー定義ごとにグルー
プ分けして管理している。
【0062】105は、節電モードの移行時間に関する
情報を管理するデータベースであり、図3で説明したフ
ォーマットに従い、節電モードの移行時間に関する情報
が記録されている。
【0063】各データベースはそれぞれのデータベース
管理部(DB管理部)106〜109により管理されて
おり、サーバー制御部101の要求により各データベー
ス102〜105の情報の登録、削除、マージ、ソート
等の作業を行っている。
【0064】110はタイマー装置であり、サーバー1
2における日時情報の計測処理を担っている。また本実
施形態の特徴でもある節電モードへの移行命令の発行処
理も、タイマー装置110と節電モード移行時間情報の
一致をトリガとして、サーバー制御部101により発行
される。
【0065】また、各データベース管理部は、CPU、
RAM、ROM、ハードディスク及びネットワークIF
などから構成されている。
【0066】図6は、クライアント31〜34がサーバ
ー12に対して、出力可能なプリンタの情報を取得する
ための要求を行い、当該要求を受信したサーバー12が
応答を返す仕組みの概要を示した図である。より詳しく
は、クライアント33がサーバー12に対して出力可能
なプリンタに関する情報取得要求61を送信する際の概
念を示している。クライアントを操作するユーザーが出
力の実行を指し示した場合、各クライアントは出力可能
なプリンタの有無についての問い合わせを、サーバー1
2に対して自動的に行うためのプログラムを備えてい
る。
【0067】なお、情報取得要求61に対する応答62
は、サーバー12からクライアント33に送信しされ
る。より具体的には、各クライアントから、出力可能な
プリンタの有無の問い合わせをサーバー12が受信した
場合、図3のデータベース105を用いてプリンタグル
ープごとの節電モードへの移行時間情報を検索する。検
索の結果、あるプリンタグループが節電モード移行時間
内であれば、さらに、図4のデータベース104を用い
て、要求元のクライアントが属するクライアントグルー
プを検索することで、要求元のクライアントグループ
が、節電モード移行時間内における強制出力を許可され
ているかを判定する。これらの検索結果及び判定結果
が、応答62として要求元のクライアントに送信され
る。クライアントに関する情報に代えて、当該クライア
ントを操作しているユーザーのユーザー情報に基づいて
検索してもよい。
【0068】応答62の具体例を説明する。ここでは、
要求元のクライアントはクライアントグループ1に属す
ものとし、また、プリンタグループ1および2が節電モ
ード移行時間中であり、プリンタグループ3に属するプ
リンタ26〜28が出力可能であると仮定することにす
る。まず、問い合わせ元のクライアントに対しては、プ
リンタグループ3に属するプリンタ26〜28が出力可
能であると応答する。さらに、プリンタグループ1およ
び2については、クライアントがクライアントグループ
1に属していることに基づいて、サーバー12のクライ
アントグループデータベース105を検索し、両方のプ
リンタグループとも強制出力が可能であると判定し、こ
の判定結果を応答する。図6においては、情報取得要求
のあったクライアント33に対して、サーバー12が出
力可能プリンタ情報の有無を応答として送信62が行わ
れた場合の例が示されている。
【0069】上述の説明を、より詳細に説明すべく、図
7のフローチャートを用いる。図7は各クライアント3
1〜34から出力可能なプリンタ情報の取得要求を受信
した場合におけるサーバー12の内部処理を示したフロ
ーチャートである。
【0070】ここで、now_tは現在時刻を記憶する
ための変数である。i_Maxはサーバー12により管
理されるプリンタグループの数を示すための変数であ
る。iは参照しているプリンタグループを指し示すため
の変数である。j_Maxは図3で示したプリンタグル
ープごとの節電モード移行時間情報を記憶するレコード
の数を記憶する変数である。jは参照している節電モー
ド移行時間情報のレコードを指し示すための変数であ
る。
【0071】本制御は、サーバー12において各クライ
アント31〜34に対して、出力可能なプリンタに係る
情報の提供サービスに関するものであり、サービスが提
供されている間は処理が繰返し行われている。
【0072】ステップ701は、ループ処理の先頭であ
り、クライアント31〜34から、出力可能なプリンタ
に係る情報取得要求の待つための処理である。具体的に
は、クライアントからの取得要求があったか否かを確認
している処理である。処理後、ステップ702へ進む。
【0073】ステップ702は、前ステップ701にお
いて、クライアントから情報取得要求があったか否かを
判断し、判断結果に基づいて分岐を行う処理である。す
なわちクライアントから情報取得要求があった場合、処
理をステップ703へ進める。一方、クライアントから
情報取得要求がなかった場合においては、処理をステッ
プ701へ戻し、クライアントからの情報取得要求を受
信するまでの待機ループを形成する。
【0074】ステップ703においては、現在の時刻を
タイマー装置108から取得し、変数now_tへ格納
する処理を行っている。格納終了後、処理をステップ7
04へ進める。
【0075】ステップ704においては、参照するプリ
ンタグループを指し示すための変数iを0で初期化する
処理、すなわち最初のプリンタグループを指し示すよう
な値を設定する処理を行っている。初期化処理終了後、
ステップ705へ進む。
【0076】ステップ705においては、プリンタグル
ープごとの節電モード移行時間情報を指し示すための変
数jを0で初期化する処理、すなわち変数iで指し示さ
れたプリンタグループの節電モード移行時間情報の先頭
を指し示すような値を設定する処理を行っている。初期
化処理終了後、ステップ706へ進む。
【0077】ステップ706では、プリンタグループi
において、変数jの指し示す節電モード移行時間情報の
節電モード移行開始時刻と変数now_tに格納されて
いる現在時刻との比較を行い、処理フローを分岐させて
いる。すなわち、節電モード移行開始時刻より現在時刻
が前である場合は、現在時刻においてi番目のプリンタ
グループが通常モードで動作していることになり、処理
をステップ708へ進ませる。一方、節電モード移行開
始時刻より現在時刻が遅い場合は、すでに、i番目のプ
リンタグループが節電モードで動作していることにな
り、処理をステップ707へ進ませる処理を行ってい
る。
【0078】ステップ707においては、ステップ70
6と同様にi番目のプリンタグループにおけj番目の節
電モード移行時間情報に係る節電モードの終了時刻と、
変数now_tに格納されている現在時刻との比較を行
い、処理フローを分岐させている。すなわち節電モード
移行終了時刻より現在時刻が遅い場合は、すでに、j番
目の節電モードが終了しているため、処理をステップ7
08へ進ませる。また節電モード移行開始時刻より現在
時刻が早い場合は、まだ、節電モード中であるため、処
理をステップ709へ進ませる処理を行っている。
【0079】ステップ708においては、変数jをイン
クリメントし、さらに節電モード移行時間情報数が格納
されている変数j_Maxと変数jとの比較処理を行
い、その結果により処理を分岐させている。すなわちイ
ンクリメント処理後、もし変数jに格納されている値が
変数j_Maxの値より大きければ、すでにすべてのレ
コードについて処理を終えたことになるので、処理をス
テップ709へ進める。またもし変数jに格納されてい
る値が変数j_Maxの値以下であれば、まだ、処理を
すべきレコードが残っていることになり、処理をステッ
プ706へ戻し、次の節電モード移行時間に関して処理
を行う。
【0080】ステップ709においては、要求元のクラ
イアントが、いずれのクライアントグループに属してい
るかを調査すべく、サーバー12で管理されているデー
タベース104を検索する。検索終了後、処理をステッ
プ710へ進める。
【0081】ステップ710においては、前ステップ7
09の検索により見つかったクライアントグループが、
節電モード移行時間中における画像形成指示(強制出
力)が許可されているか否かを判定し、判定結果に基づ
いて処理を分岐させている。すなわち、クライアントグ
ループが、節電モード中の強制出力が許可されていれ
ば、処理をステップ711へ進める。一方、強制出力が
禁止されているならば、処理をステップ712へ進め
る。
【0082】現在時刻が、変数iで指し示されているプ
リンタグループに関する節電モード移行時間内でない場
合(すなわち、現在、通常モード中である場合)や、出
力要求元のクライアントの属するクライアントグループ
が、変数iで指し示されているプリンタグループに対す
る節電モード中のプリント出力を許可されている場合
に、要求元のクライアントはネットワークに接続されて
いるプリンタ21〜28に対する画像形成指示が可能と
なる。そこで、ステップ711においては、情報取得要
求を送信したクライアントに対して応答すべく、出力可
能なプリンタグループに属するプリンタに関する情報を
応答情報に追加する処理を実行している。具体的には、
サーバー制御部101が、画像形成指示が可能と判定さ
れたプリンタグループの識別情報をDB管理部106に
渡し、DB管理部106は当該プリンタグループに含ま
れるプリンタを検索し、検索により見つかったプリンタ
のプリンタ情報をサーバー制御部101に渡す。処理終
了後、ステップ712へ進む。
【0083】ステップ712においては、プリンタグル
ープを指し示す変数iの値をインクリメントし、さらに
サーバー12で管理されているプリンタグループの総数
を表す変数i_Maxとの比較処理を行い、その結果に
より処理を分岐させている。すなわちインクリメント処
理後、もし変数iに格納されている値が変数i_Max
の値より大きければ、すべてのプリンタグループについ
て判定を終了したことになるので、処理をステップ71
3へ進める。一方、変数iに格納されている値が変数i
_Maxの値以下であれば、まだ、判定すべきプリンタ
グループが残っているので、処理をステップ705へ戻
し、次のプリンタグループの節電モード移行時間に関し
て処理を行う。
【0084】ステップ713においては、要求元のクラ
イアントに対し、出力可能なプリンタに関する情報を応
答として送信する。送信終了後、処理をステップ701
へ戻し、次のクライアントからのプリンタ出力可能なプ
リンタについての情報要求に備える。
【0085】なお、クライアントが特定のプリンタにつ
いて画像形成の指示を禁止されている場合も、禁止の旨
を通知してもよい。さらに、どのクライアントに、どの
プリンタについての禁止通知を送信したかを記憶装置に
記憶しておいてもよい。この情報を記憶しておくこと
で、禁止通知に関連するプリンタが通常モードに復帰し
た場合に、禁止通知に関連するクラインアントに対し、
復帰の通知を送信できよう。詳細は実施形態2で説明す
る。
【0086】以上のように、本実施形態では、複数の画
像形成装置をその特性に応じて複数にグループ化し、グ
ループ単位で節電モードへの移行指示を行うため、単独
で管理するよりも、消費電力の節約効果が期待できる。
【0087】また、クライアント(もしくはクラインと
グループ)と画像形成装置(もしくは画像形成装置グル
ープ)との関係を予め保持しておき、この関係に基づい
て節電モード中の画像形成をサーバーにより制御するた
め、画像形成装置全体での節電効果が期待できる。より
具体的には、できる限り、通常モードで動作している画
像形成装置を優先してクライアントに使用させることに
より、節電モード中の画像形成装置を強制復帰させる回
数が削減され、その結果、ネットワーク全体での電力消
費が削減されよう。
【0088】[実施形態2]本実施形態では、あるプリ
ンタグループが通常モードへ復帰した場合に、その復帰
通知をクライアントに通知するものである。例えば、上
記の実施形態において、あるプリンタへの画像形成の指
示が不許可であるとクライアントは待機している場合が
ある。そのようなクライアントに復帰通知を送信すれ
ば、クライアントは情報取得要求を再度送信する必要が
なくなり、しかも、復帰後すぐに画像形成指示を実行で
きるなど効率がよくなると考えられる。
【0089】図8は、あるプリンタグループの節電モー
ドが終了した場合において、節電モードを終了したプリ
ンタグループへの出力が可能となった旨(復帰通知)
を、各クライアント31〜34に通知するためのサーバ
ー12におけるフローチャートである。
【0090】ここで、kは許可通知を送信するクライア
ントを指し示すための変数である。本処理はサーバー1
2において、任意のプリンタグループが節電モード移行
時間に突入した時点から開始される。処理スタート後、
まず、ステップ801へ進む。
【0091】ステップ801においては、タイマー待ち
処理を行っている。具体的には、節電モード移行中の節
電モード移行時間情報を指し示すための値を変数jに格
納している。
【0092】ステップ802においては、現在の時刻を
タイマー装置107から取得し、変数now_tへ格納
する。
【0093】ステップ803においては、変数now_
tに記憶されている現在時刻と、i番目のプリンタグル
ープにおけるj番目の節電モード移行時間情報の終了時
間データとを比較し、処理フローを分岐させている。す
なわち、現在時刻が、節電モード終了時刻より前であれ
ば、処理をステップ801へ戻すことで、節電モード移
行終了ループを形成している。一方、現在時刻が節電モ
ード終了時刻を過ぎていれば、ループを抜け、処理をス
テップ804へ進める。
【0094】ステップ804においては、許可通知の送
信先となるクライアントを指し示すための変数kを0で
初期化する。
【0095】ステップ805においては、変数kで指し
示されたクライアントに対し、該当するプリンタグルー
プの節電モード移行時間が終了した旨の送信処理を呼び
出している。送信終了後、ステップ806へ進む。
【0096】ステップ806においては、変数kをイン
クリメントする。
【0097】ステップ807においては、変数kと送信
待ちクライアントの総数を比較し、処理を分岐させてい
る。すなわち送信待ちとなっていたクライアントの全て
に対して送信処理が終了するまでは、ステップ805へ
戻り、送信処理を繰り返す。また全てのクライアントに
対して送信処理が終了した場合、本処理は終了となる。
【0098】以上のように、本実施形態では、あるプリ
ンタグループが通常モードへ復帰した場合に、その復帰
通知をクライアントに通知するため、クライアントは無
駄に待機する必要がなくなる。また、クライアントは情
報取得要求を再度送信する必要もない。しかも、復帰後
すぐに画像形成指示を実行できるなど、画像形成指示の
効率もよくなるであろう。
【0099】[実施形態3]本実施形態は、クラインア
ントからサーバーに対し、画像形成を指示可能なプリン
タの有無を問い合わせるためのクライアントウェアに関
するものである。本実施形態は、とりわけ、プリンタド
ライバに関するものである。
【0100】図9は、クライアント31〜34側で、サ
ーバー12に対してプリント可能なプリンタ一覧の取得
要求を送信するためのクライアントウェアの表示例であ
る。
【0101】71はクライアントから出力可能なプリン
タ情報を表示するための表示ボックスである。また、7
2はサーバー12に対して、出力可能なプリンタ情報の
一覧の取得要求を送信するトリガとなるボタンである。
この際に、特定のプリンタを指定して、取得要求を送信
してもよい。また、復帰通知を希望するか否かの情報を
含めて取得要求を送信してもよい。
【0102】ユーザーの操作により、クライアント31
〜34上でクライアントウェアからボタン72を選択さ
れた場合、それをトリガとしてサーバー12に対して出
力可能なプリンタ情報の一覧の取得要求が送信される。
この取得要求には、クライアント又はユーザーを特定す
る識別情報も含まれている。
【0103】サーバー12は、この取得要求を受信する
と、図7のフローチャートに従い処理を実行し、節電モ
ード移行時間中のプリンタグループを除外し、出力可能
なプリンタグループに属するプリンタの情報を応答とし
て、クライアントに送信する。
【0104】応答62を受信すると、応答26の内容に
応じて、例えば、図18や図23に示されるような情報
を表示する。
【0105】このように、クライアントのユーザーは、
画像形成の可能な画像形成装置を視覚的に把握できる。
その結果、誤って、節電モード中の画像形成装置を復帰
させてしまうことも回避され、節電効果を高めることが
できる。
【0106】また、予め画像形成を希望する画像形成装
置を指定することが可能となるため、サーバー側の判定
処理も簡単になろう。
【0107】また、取得要求(送信要求)に、前記復帰
通知を希望するか否かの情報を含めることにより、復帰
通知を希望しないクライアントにまで無駄な復帰通知を
送信することを回避できる。
【0108】[実施形態4]本実施形態では、クライア
ントにより送信される取得要求の中に、ユーザーが出力
を希望する特定のプリンタ又はプリンタグループについ
ての情報が含まれている場合についての実施形態であ
る。この実施形態によれば、予め、希望されたプリンタ
について判定指示を行えばよいため、判定処理や検索処
理を簡略化でき、処理速度の向上が期待できよう。以
下、図10乃至図13を用いて説明する。
【0109】クライアント31は、画像データや文書デ
ータを出力するために、プリンタ21を指定して、当該
プリンタが出力可能かの情報取得要求をサーバー12に
送信する。この情報取得要求には、少なくとも出力を希
望するプリンタの識別子又はプリンタグループの識別子
が含まれている。また、クライアント31を特定するた
めの識別子を含めてもよい。
【0110】サーバー制御部101は、ネットワーク1
1を介して、クライアント31から情報取得要求を受信
する。図10に示すように、サーバー制御部101は、
受信された情報取得要求の内容を参照し、プリンタ21
(Prn:21)について情報を要求されていることを
認識する。そこで、Prn:21を検索キーワードとし
て、データベース管理部107に渡す。DB管理部10
7は、プリンタグループ情報管理部データベースを用い
て、Prn:21が属しているプリンタグループを検索
する。リンタグループ情報管理部データベースには、例
えば、図11に示すような情報が格納されている。この
検索により、Prn:21は、プリンタグループ1(P
rn−Grp:001)に所属していることが判明す
る。DB管理部107は、検索結果であるPrn−Gr
p:001をサーバー制御部101に渡す。
【0111】サーバー制御部101は、DB管理部10
7から、検索結果であるPrn−Grp:001を受信
し、さらに、受信したPrn−Grp:001を検索キ
ーワードとして、データベース管理部109に渡す。デ
ータベース管理部109は、Prn−Grp:001を
キーワードに設定し、節電モード情報データベース10
4を用いて、節電モードへの移行時間を検索する。節電
モード情報データベース104に格納されている情報の
例は図3に示したとおりである。ここでは、移行時間と
して「2001/10/09 0:00 − 2001/
10/10 8:00」が得られる。DB管理部109
は、検索結果をサーバー制御部101に渡す。
【0112】サーバー制御部101は、DB管理部10
9から移行時間情報を受信する。さらに、サーバー制御
部101は、タイマー装置110から現在時刻を取得
し、移行時間と比較することで、希望されたプリンタが
節電モードに移行しているか、又は、通常モードで移行
しているかを判定する。ここでは、プリンタ21がすで
に節電モードに移行していたとする。 サーバー制御部
101は、判定結果として、プリンタ21がすでに節電
モードに移行しているとの旨を通知する。なお、節電モ
ードでの移行時間も併せて通知してもよい。
【0113】サーバー制御部101は、さらに、クライ
アントが強制出力を可能であるかを判定してから、判定
結果の通知を行ってもよい。例えば、図10において、
取得要求61に、クライアントを特定する識別子として
PC:31が含まれていたとする。サーバー制御部10
1は、このPC:31をデータベース管理部108に渡
す。データベース管理部108は、PC:31を検索キ
ーワードとして設定し、クライアントグループ情報デー
タベース104を用いて検索する。クライアントグルー
プ情報データベース104に格納されている情報の具体
例を図12に示す。この例では、PC:31がCln−
Grp:001に所属している。データベース管理部1
08は、検索結果であるCln−Grp:001をサー
バー制御部101に渡す。
【0114】サーバー制御部101は、受信したCln
−Grp:001を、再度、データベース管理部108
に渡す。データベース管理部108は、Cln−Gr
p:001及びPrn−Grp:001を検索キーワー
ドとして設定し、クライアントグループ情報データベー
ス104を用いて検索する。すると、図4に示された情
報に基づいて、強制出力が可能であることがわかる。こ
の様子は、図10にもわかりやすく示されている。サー
バー制御部101は、DB管理部108からの検索結果
に基づき、プリンタ21への出力が可能であると判定す
る。この判定結果は、応答62としてクライアント21
に通知される。
【0115】図13に示すように、情報取得要求61に
は、プリンタグループの識別情報やクライアントグルー
プの識別情報を格納してもよい。このようにすれば、上
述の処理のうちプリンタグループとクライアントグルー
プの判別のステップが不要になる利点がある。ただし、
この場合は、クライアントがプリンタグループとクライ
アントグループを知っていることが条件となる。
【0116】さらに、本実施形態においても、サーバー
制御部101は、プリンタが節電モードから通常モード
への復帰をクライアントに通知してもよい。クライアン
トは、図10に示されるように情報取得要求61に復帰
通知を希望するか否かを含めてもよい。サーバー制御部
101は、情報取得要求61を参照し、復帰通知が希望
されている場合に、プリンタの復帰を検出して通知して
もよい。
【0117】以上のように、本実施形態によれば、予
め、希望されたプリンタについて判定指示を行えばよい
ため、判定処理や検索処理を簡略化でき、処理速度の向
上が期待できよう。
【0118】[実施形態5]第1の実施形態では、とり
わけ図4に示されているように、節電モード時の強制出
力が可能であるか否かをプリンタグループごとに設定し
ていた。本実施形態では、プリンタグループごとではな
く、すべてのプリンタに対して共通に強制出力の可否を
記憶するものである。換言すれば、プリンタグループご
との管理が不要となる利点がある。従って、第1の実施
形態よりも、処理が簡易化される。
【0119】図14は、本実施形態に係るサーバー14
12の構成の一例を示す図である。図5に示された構成
と比較すると、プリンタグループ情報データベース10
3及びそのデータベース管理部107を備えていない点
で異なっている。
【0120】図15は、節電モードで動作中のプリンタ
グループに対する出力の許可・不許可を、クライアント
グループごとに関係付けて記憶したテーブルの一例を示
す図である。54はクライアントグループを示すレコー
ドエリア、1555は節電モード中のプリンタへの出力
の許可・不許可を示すレコードエリアである。図15に
示すように、例えば、Cln−Grp:001のクライ
アントグループは、節電モード中のプリンタへの強制出
力が許可(○)されている。それに対し、Cln−Gr
p:003のクライアントグループは、節電モード中の
プリンタへの強制出力が拒否(×)されている。ちなみ
に、図15に示された情報は、クライアントグループ情
報データベース104に格納されている。
【0121】図16には、本実施形態に係る節電モード
への移行時間を管理するための管理データの例を示して
いる。このデータは、サーバー1412の制御下にある
すべてのプリンタに対して共通に適用されるものであ
る。管理データは、節電モード情報データベース105
に格納されている。
【0122】サーバー1412は、情報取得要求61を
クライアントから受信すると、節電モード情報データベ
ース105を検索し、配下のプリンタが節電モードに移
行しているかを判定する。節電モードに移行している場
合は、さらに、情報取得要求61を送信してきたクライ
アントが何れのクライアントグループに属しているかを
検索により特定し、特定されたクライアントグループに
対し、節電モード中の強制出力が可能であるかを検索に
より特定する。この結果、節電モード中の強制出力が禁
止されていれば、出力可能なプリンタが存在しない旨を
応答62としてクライアントに通知する。
【0123】一方、配下のプリンタが節電モードに移行
していない場合は、サーバー1412は、プリンタへの
出力が可能と判定し、その旨の応答62をクライアント
に通知する。同様に、節電モード中であっても、強制出
力が可能と判定されれば、サーバー1412は、プリン
タへの出力が可能である旨の応答62をクライアントに
通知する。
【0124】図17は、取得要求をサーバー1412が
受信した場合におけるサーバー1412の処理フローチ
ャートである。now_tは、現在時刻を記憶するため
の変数である。i_Maxは図16に示された節電モー
ド移行時間情報の総数を記憶するための変数である。i
は、節電モード移行時間情報のうち、現在参照している
レコードを指し示すための変数である。
【0125】ステップ1701において、サーバー制御
部101は、クライアント31〜34からの情報取得要
求61を待つ。具体的には、クライアントからの取得要
求があったか否かを確認すべく、受信バッファの内容を
読みに行く処理である。ステップ1702において、報
取得要求があったか否かを判断し、処理の分岐を行って
いる。すなわちクライアントから情報取得要求があった
場合は、処理をステップ1703へ進める。一方、クラ
イアントから情報取得要求がなかった場合においては、
処理をステップ1701へ戻しクライアントからの情報
取得要求を受信するまでの待機ループを形成する。
【0126】ステップ1703において、現在の時刻を
タイマー装置110から取得し、変数now_tへ格納
する。ステップ1704において、節電モード移行時間
情報のレコードを指し示すための変数iを0で初期化す
る。すなわち最初の節電モード移行時間情報のレコード
を指し示すような値を設定する。ステップ1705にお
いては、変数iの指し示す節電モード移行時間情報の節
電モード移行開始時刻と、変数now_tに格納されて
いる現在時刻とを比較する。すなわち、現在時刻が節電
モード移行開始時刻より前であれば、まだ、節電モード
には移行していないので、処理をステップ1707へ進
ませる。一方、節電モード移行開始時刻より現在時刻が
後であれば、すでに節電モードに移行しているので、処
理をステップ1706へ進ませる。ステップ1706に
おいて、やはり変数iの指し示す節電モード移行時間情
報の節電モード移行終了時刻と変数now_tに格納さ
れている現在時刻の比較を行い、処理フローを分岐させ
ている。すなわち、節電モード移行終了時刻より現在時
刻が後であれば、すでに、節電モードから復帰している
ので、処理をステップ1707へ進ませる。一方、節電
モード移行終了時刻より現在時刻が前であれば、まだ、
節電モード中なので、処理をステップ1710へ進ませ
る。
【0127】ステップ1707において、節電モード移
行時間情報のレコードを指し示すための変数iをインク
リメントする。ステップ1708において、すべての節
電モード移行時間情報について、判定が終了したか否か
を判定する。具体的には、節電モード移行時間情報のレ
コードを指し示すための変数iと節電モード移行時間情
報として記憶されているレコードの総数を表すの変数i
_Maxとを比較する。すなわち、変数iが変数i_M
ax以下であれば、まだ、すべての移行時間情報につい
て判定を終えていないので、処理をステップ1705に
戻す。一方、変数iが変数i_Maxより大きければ、
すべての処理を終えたので、処理をステップ111へ進
める。このループにより、サーバー12に保存されてい
る移行時間情報の全てと、現在時刻情報とを比較するこ
とができる。
【0128】ステップ1709において、要求元のクラ
イアントがいずれのクライアントグループに属している
かを検索し、さらに、そのクライアントグループに対し
て設定されている強制出力の可否を検索する。ステップ
1710において、当該クライアントグループが節電モ
ード中のプリンタへの強制出力を許可されているか否か
を判定する。例えば、クライアントグループが強制出力
を許可されていれば、処理をステップ1711へ進め
る。一方、強制出力を禁止されていれば、処理をステッ
プ1712へ進める。
【0129】ステップ1711において、プリンタへの
出力が可能である旨の応答62を、要求元のクライアン
トに送信している。なお、このステップ1711に辿り
着くための条件は、現在時刻がすべての節電モード移行
時間の外にあるケースや、要求元のクライアントが属す
るクライアントグループに対し節電モード中のプリント
出力が許可されているケースである。このような場合
に、プリンタ21〜28に対する出力が可能と判断され
る。そして、取得要求を送信したクライアントに対する
応答62として、ネットワークに接続されているプリン
タ21〜28のプリンタ情報を送信する。処理終了後、
ステップ1701に処理を戻し、次のクライアントから
のプリンタ情報取得要求を待つ。
【0130】ステップ1712において、出力可能なプ
リンタは存在しない旨の応答62を送信する。例えば、
現在時刻が節電モード移行時間のいずれかに該当し、か
つ、要求元のクライアントの属するクライアントグルー
プが節電モード中の出力を禁止されているケースに、こ
のような応答がなされる。
【0131】ちなみに、この応答62を受信したクライ
アントは、図18に示されたウインドウを表示する。こ
れにより、ユーザーには、プリント可能なプリンタが存
在しないことを認識させることができる。
【0132】以上のように本実施形態では、プリンタグ
ループごとではなく、すべてのプリンタに対して共通に
強制出力の可否を記憶するため、プリンタグループごと
の管理が不要となる利点がある。もちろん、他の実施形
態と同様に、節電効果も期待できる。
【0133】[実施形態6]本実施形態は、複数のプリ
ンタのいずれかにスプール機能が備えられている場合の
実施形態である。スプール機能は、出力されるデータを
一時的に蓄積する機能である。また、スプール機能は、
節電モード中でも実行される機能である。このように、
本実施形態では、通常モードで動作中の画像形成装置や
スプール機能を備えた画像形成装置に優先してクライア
ントからの画像形成指示を促進させることで、節電モー
ド中の画像形成装置が強制復帰させられる回数を削減
し、全体での電力消費を抑えようとするものである。
【0134】図19に示すように、プリンタ21及びプ
リンタ22は、節電モード中であってもスプール出力を
受け付けるプリンタである。これらをプリンタグループ
1とする。プリンタ23乃至プリンタ25は、節電モー
ド中のスプール出力を受け付けないプリンタである。こ
れらをプリンタグループ2とする。同様に、プリンタ2
6乃至プリンタ28も節電モード中のスプール出力を受
け付けないプリンタである。これらをプリンタグループ
3とする。 図20は、クライアントグループ情報デー
タベースに格納されている情報の一例を示している。図
20において、「○」は節電モード中であっても強制出
力が可能であることを示している。「△」は、節電モー
ド中にはスプール保存のみが可能であることを示してい
る。「×」は、節電モード中には、強制出力だけでな
く、スプール保存も禁止されていることを示している。
例えば、クライアントグループ1(Cln−Grp:0
01)は、プリンタグループ1及び2について強制出力
が許可されているが、プリンタグループ3については強
制出力及びスプール出力の双方が禁止されている。ま
た、クライアントグループ3(Cln−Grp:00
3)は、プリンタグループ1についてスプール出力のみ
が許可されており、プリンタグループ2について強制出
力が許可されており、プリンタグループ3については強
制出力及びスプール出力の双方が禁止されている。
【0135】図21に本実施形態に係るサーバー12の
処理フローチャートを示す。図7のフローチャートとほ
ぼ共通の処理については同様の符号を付すことで説明を
簡略化する。ステップ701からステップ706までは
すでに説明したように処理される。ステップS707
で、i番目のプリンタグループが節電モードを終了した
か否かを判定する。この判定により、まだ、節電モード
中であると判定されるとステップ2101に進む。
【0136】ステップ2101で、サーバー制御部10
1は、情報取得要求61を送信してきたクライアントが
い属しているクライアントグループを特定する。具体的
には、サーバー制御部101は、情報取得要求に含まれ
るクライアントの識別子をデータベース管理部108に
渡す。データベース管理部108は、クライアントの識
別子をキーワードに設定して、クライアントグループ情
報データベース104を用いて検索を実行する。データ
ベース管理部108は、検索結果としてクライアントグ
ループの識別情報をサーバー制御部101に渡す。さら
に、サーバー制御部101は、特定されたクライアント
グループの識別情報と、i番目のプリンタグループを表
す識別情報とをデータベース管理部108に渡す。デー
タベース管理部108は、クライアントグループの識別
情報と、i番目のプリンタグループを表す識別情報とを
キーワードに設定して、クライアントグループ情報デー
タベース104を用いてアンド検索を実行する。データ
ベース管理部108は、検索結果として図20で説明し
た「○」、「△」、「×」をサーバー制御部101に渡
す。例えば、クライアントグループ1に属するクライア
ントから情報取得要求61が送信されてきた場合は、プ
リンタグループ1について、強制出力が可能であること
を表す「○」が得られる。また、クライアントグループ
3に属するクライアントから情報取得要求61が送信さ
れてきた場合は、プリンタグループ1について、スプー
ル出力が可能であることを表す「△」が得られる。
【0137】ステップ2102で、サーバー制御部10
1は、当該クライアントグループがi番目のプリンタグ
ループへの強制出力を許可されているかを判定する。具
体的には、検索結果が「○」であるかどうか判定する。
検索結果が○であれば、ステップ711で出力可能なプ
リンタグループとして応答62に追加する。
【0138】ステップ2102で、サーバー制御部10
1は、当該クライアントグループがi番目のプリンタグ
ループへのスプール出力が許可されているかを判定す
る。具体的には、検索結果が「△」であるかどうか判定
する。検索結果が△であれば、ステップ711で、スプ
ール出力が可能なプリンタグループとして応答62に追
加する。
【0139】このように、本実施形態では、通常モード
で動作中の画像形成装置やスプール機能を備えた画像形
成装置に優先してクライアントからの画像形成指示を促
進させることで、節電モード中の画像形成装置の強制復
帰の回数を削減し、全体での電力消費の節約効果を期待
できる。
【0140】[実施形態7]本実施形態は、節電モード
中のスプール機能を有するプリンタに関するものであ
る。具体的には、節電モード中にスプールされたデータ
の画像形成が完了すると完了通知をクライアントに通知
するため、ライアントのユーザーは、画像形成の完了を
容易に把握でき、ユーザーの使い勝手が向上しよう。
【0141】図22は、スプール機能を有するプリンタ
において、各クライアント31〜34からプリント出力
を受信したときの処理を示すフローチャートである。本
処理はスプール可能なプリンタにおいて、ネットワーク
経由の出力サービスの提供が開始されたのと実質的に同
時に開始される。
【0142】ステップ2201において、プリンタに備
えれらたネットワークポートの受信処理を行う。受信処
理終了後、ステップ202へ進む。ステップ202にお
いて、ネットワークボードにより受信されたデータが、
プリンタに対する出力要求(画像形成指示)であるか否
かを判定し、判定結果に基づいて処理フローを分岐させ
ている。すなわち、出力要求であれば、処理をステップ
2203へ進める。一方、出力要求でなければ、処理を
ステップ2201へと戻し、次のデータの待ちループを
形成する。
【0143】ステップ2203において、サーバー12
に対してプリンタの属するプリンタグループが節電モー
ド中であるか否かの問い合わせ、その応答を待つ処理を
呼び出している。処理後、応答があった時点でステップ
2204へ進む。ステップ2204において、サーバー
12からの応答内容に基づいて、処理フローを分岐させ
ている。すなわち、プリンタの属するプリンタグループ
が節電モード中であったならば、処理をステップ220
5へ進める。一方、プリンタの属するプリンタグループ
が節電モード中でなければ、処理をステップ2207へ
進める。
【0144】ステップ2205で、サーバー12からの
応答内容に基づいて、処理フローを分岐させている。す
なわち、プリンタの属するプリンタグループとクライア
ントの属するクライアントグループとの関係から、節電
モード中のプリントアウトが許可されているならば(す
なわち強制出力が許可されていれば)、処理をステップ
2207へ進める。一方、節電モード中はスプール出力
のみが許可されているならば、処理をステップ2206
へ進める。
【0145】ステップ2206において、プリンタは節
電モード中であり、かつ、要求元のクライアントはスプ
ール出力のみが可能なため、クライアントからの出力デ
ータをスプールに保存する処理を呼び出している。スプ
ール保存処理が終了すると、ステップ2201へ処理を
戻し、次のクライアントからの出力データ受信を待つ。
【0146】ステップ2207において、クライアント
からの出力データが出力可能と判断されたため、クライ
アントからの出力データを出力する処理を呼び出してい
る。ステップ2208において、出力処理(画像形成処
理)が完了すると、完了した旨を、クライアントに通知
する。そして、再びステップ201へ処理を戻し、次の
クライアントからの出力データ受信を待つ。
【0147】このように、本実施形態では、節電モード
中にスプールされたデータの画像形成が完了すると完了
通知をクライアントに通知する。その結果、クライアン
トのユーザーは、画像形成の完了を容易に把握でき、ユ
ーザーの使い勝手が向上しよう。
【0148】図23に、クライアントにおいて、情報取
得要求61に対する応答62を受信した場合の表示例を
示す。75は、プリンタの名称であり、76は出力可否
やスプールの可否を示す情報である。図23の例では、
応答62の内容として、プリンタ1及びプリンタ4は、
出力可能であることを示しており、プリンタ2及びプリ
ンタ3は、スプール可能であることを示している。
【0149】このように表示することにより、ユーザー
はどのプリンタが出力可能で、どのプリンタがスプール
可能であるかを容易に把握することができる。
【0150】[他の実施形態]なお、本願発明は、複数
の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース
機器、リーダなど)から構成されるシステムあるいは統
合装置に適用しても、ひとつの機器からなる装置に適用
してもよい。
【0151】また、前述した実施形態の機能を実現する
ソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行す
ることによっても、本願発明の目的が達成されることは
言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出された
プログラムコード自体が本願発明の新規な機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本願発明を構成することになる。
【0152】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
Mなどを用いることができる。
【0153】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することによって、前述した実施形態の
機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基
づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述
した実施形態の機能が実現され得る。
【0154】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現
され得る。
【0155】なお、本願発明は、前述した実施形態の機
能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録し
た記憶媒体から、そのプログラムをパソコン通信など通
信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場
合にも適用できることは言うまでもない。
【0156】
【発明の効果】以上、説明したようにクライアント(も
しくはクライアントグループ)と画像形成装置(もしく
は画像形成装置グループ)との関係からプリンタへの画
像形成指示をサーバーにより制御することが可能とな
り、その結果、節電モードに移行中の画像形成装置に対
する無秩序な画像形成指示の発生を抑制できる。裏を返
せば、通常モードで動作中の画像形成装置を優先してク
ライアントに使用させることが可能となり、サーバーの
管理下にある複数の画像形成装置に係る消費電力の削減
が可能となる。
【0157】また、画像形成装置が節電モードから通常
モードへと復帰したことを検出すると、当該画像形成装
置への画像形成指示が可能となった旨の復帰通知をクラ
イアントに送信することにより、節電モード中のため画
像形成の指示を待機していたクライアントに対し、画像
形成の指示が可能となったことを知らせることができ、
クライアントを無駄に待機させることを回避できよう。
また、ユーザーの利便性と消費電力削減の両立が可能と
なろう。
【0158】また、情報取得要求(送信要求)に復帰通
知を希望するか否かの情報を含めることで、復帰通知を
希望しないクライアントにまで無駄な復帰通知を送信す
ることを回避できる。 また、節電モードで動作中の画
像形成装置に対するスプールを許可されているか否かの
スプール許可情報に基づいて、画像形成装置へのスプー
ルの可否に関する可否通知をクライアントに送信するこ
とにより、節電モード中のスプール処理をも秩序立てる
ことが可能となり、さらに、節電モード中の画像形成装
置の強制復帰を回避でき、電力の浪費を節約できよう。
【0159】また、スプールされたデータが出力された
旨を画像形成装置からクライアントに通知すすれば、ク
ライアントのユーザーは、画像形成の完了を容易に把握
できるため、ユーザーの使い勝手が向上しよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態が適用される画像形成システムの一例
を示す図である。
【図2】画像形成装置のグループ化の一例を示す図であ
る。
【図3】プリンタグループごとの節電モードへの移行時
間情報のフォーマット例を示しす図である。
【図4】クライアントグループとプリンタグループとの
関係に基づく節電モード中の画像形成指示の可否情報の
一例を示す図である。
【図5】実施形態に係るサーバー12の構成例を示す図
である。
【図6】サーバーとクライアント間の情報の送受信例を
示す図である。
【図7】取得要求を受信した場合におけるサーバーの処
理フローチャートである。
【図8】節電モードが終了した場合におけるサーバーの
処理フローチャートである。
【図9】取得要求を送信するためのクライアントソフト
ウェアに関する表示・操作画面の一例である。
【図10】取得要求を受信した場合におけるサーバーの
検索処理を説明するための図である。
【図11】プリンタグループ情報データベースの一例を
示す図である。
【図12】クライアントグループ情報データベースの一
例を示す図である。
【図13】取得要求を受信した場合におけるサーバーの
検索処理を説明するための図である。
【図14】節電モード情報データベースの一例を示す図
である。
【図15】サーバー1412の構成の一例を示す図であ
る。
【図16】クライアントグループごとの強制出力の可否
を表すクラインとグループ情報データベースの一例を示
す図である。
【図17】取得要求を受信した場合におけるサーバーの
処理フローチャートである。
【図18】サーバーからの応答を受信したクライアント
ソフトウェアに関する表示・操作画面の一例である。
【図19】スプール機能を考慮したグループ化の一例を
示す図である。
【図20】クライアントグループとプリンタグループと
の関係に基づく節電モード中の画像形成指示及びスプー
ルの可否情報の一例を示す図である。
【図21】取得要求を受信した場合におけるサーバーの
処理フローチャートである。
【図22】スプール機能を備えたプリンタの処理フロー
チャートである。
【図23】サーバーからの応答を受信したクライアント
ソフトウェアに関する表示・操作画面の一例である。

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】節電モードと通常モードとを有する複数の
    画像形成装置を管理するサーバーであって、 節電モードで動作中の画像形成装置に対する画像形成指
    示を許可されているか否かの許可情報を、前記サーバー
    のクライアントが属するクライアントグループごとに記
    憶する記憶手段と、 前記画像形成装置の動作に関する情報の取得要求をクラ
    イアントから受信する受信手段と、 前記取得要求を受信すると、前記クライアントが属する
    クライアントグループについての許可情報を前記記憶手
    段から読み出し、該許可情報に基づいて、前記画像形成
    装置への画像形成指示の可否に関する可否通知を前記ク
    ライアントに送信する送信手段と、 を含むサーバー。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、 前記画像形成装置の節電モードで動作する動作時間に関
    する情報を記憶する第1の記憶手段と、 前記節電モードで動作中の画像形成装置に対する画像形
    成指示を許可されているか否かの許可情報を、前記サー
    バーのクライアントが属するクライアントグループごと
    に記憶する第2の記憶手段と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載のサーバー。
  3. 【請求項3】前記取得要求を受信すると、前記節電モー
    ドでの動作時間に関する情報を前記第1の記憶手段から
    読み出し、現在の時刻と前記動作時間とを比較し、前記
    画像形成装置が節電モードで動作中であるか否かを判定
    する判定手段をさらに備え、 前記送信手段は、 前記判定により、前記画像形成装置が節電モードで動作
    中であると判定されると、さらに、前記第2の記憶手段
    から前記許可情報を読み出し、該許可情報に基づいて、
    前記可否通知を前記クライアントに送信することを特徴
    とする請求項2に記載のサーバー。
  4. 【請求項4】節電モードで動作していると判定された画
    像形成装置が通常モードへと復帰したことを検出する検
    出手段をさらに備え、 前記送信手段は、前記画像形成装置への画像形成指示が
    可能となった旨の復帰通知を送信することを特徴する請
    求項3に記載のサーバー。
  5. 【請求項5】前記送信要求には、前記復帰通知を希望す
    るか否かの情報が含まれていることを特徴とする請求項
    4に記載のサーバー。
  6. 【請求項6】前記記憶手段は、さらに、節電モードで動
    作中の画像形成装置に対してスプールを許可されている
    か否かのスプール許可情報を前記クライアントグループ
    ごとに記憶し、 前記送信手段は、前記スプール許可情報に基づいて、前
    記画像形成装置へのスプールの可否に関する可否通知を
    前記クライアントに送信することを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれか1項に記載のサーバー。
  7. 【請求項7】スプールされた画像形成装置が節電モード
    置から通常モードへと復帰したことを検出する検出手段
    をさらに備え、 前記送信手段は、前記スプールされた画像形成装置の画
    像形成が可能となった旨の通知を送信することを特徴す
    る請求項6に記載のサーバー。
  8. 【請求項8】請求項6又は請求項7に記載のサーバーに
    より管理される画像形成装置であって、 節電モード中に前記クライアントからスプールされたデ
    ータを保持する保持手段と、 前記節電モードから復帰すると前記保持手段に保持され
    ているデータを出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記出力手段からの出力が実行されると、
    前記クライアントに対し、スプールされたデータが出力
    された旨を通知する通知手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】節電モードと通常モードとを有する複数
    の画像形成装置を管理するサーバーであって、 1以上の画像形成装置からなる画像形成装置グループに
    ついてのグループ情報を記憶する第1の記憶手段と、 前記画像形成装置グループごとに節電モードでの動作時
    間に関する情報を記憶する第2の記憶手段と、 前記グループ情報と前記動作時間に関する情報とに基づ
    いて、前記画像形成装置に対し動作モードの切り替えを
    指示する指示手段と、 を含むことを特徴とするサーバー。
  11. 【請求項11】クライアントにより使用可能な画像形成
    装置グループに関する情報の送信要求を前記クライアン
    トから受信する受信手段と、 前記画像形成装置グループごとの前記節電モードでの動
    作時間に関する情報を前記第2の記憶手段から読み出
    し、該読み出された動作時間に関する情報と現在時刻と
    に基づいて、該画像形成装置グループが通常モードで動
    作しているか又は節電モードで動作しているかを判定す
    る判定手段と、 前記判定の結果を前記クライアントに送信する送信手段
    と、 をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のサー
    バー。
  12. 【請求項12】前記送信手段は、 前記判定に基づいて、前記クライアントからの画像形成
    の指示が可能な画像形成装置として、前記通常モードで
    動作している画像形成装置グループに属する画像形成装
    置に関する情報を該クライアントに送信することを特徴
    とする請求項11に記載のサーバー。
  13. 【請求項13】前記送信手段は、 前記判定の結果、前記クライアントからの画像形成の指
    示が可能な画像形成装置が存在しない場合は、画像形成
    の指示が可能な画像形成装置が存在しない旨の通知を送
    信することを特徴とする請求項11に記載のサーバー。
  14. 【請求項14】前記動作時間に関する情報は、さらに、
    1以上のクライアントからなるクライアントグループご
    との動作時間に関する情報であることを特徴とする請求
    項11乃至請求項13のいずれか1項に記載のサーバ
    ー。
  15. 【請求項15】1以上のクライアントからなるクライア
    ントグループごとに、該クラインアントグループに属す
    るクライアントから使用可能な画像形成装置のグループ
    に関する情報を記憶する第3の記憶手段をさらに備え、 前記判定手段は、前記第3の記憶手段に記憶されている
    情報に基づいて、前記画像形成装置グループが前記クラ
    イアントのために動作可能であるかを判定することを特
    徴とする請求項11に記載のサーバー。
  16. 【請求項16】前記送信要求には、前記クライアントが
    画像の形成を希望する画像形成装置に関する希望情報が
    含まれており、 前記判定手段は、希望された画像形成装置が属する画像
    形成装置グループについて前記判定を実施することを特
    徴とする請求項11に記載のサーバー。
  17. 【請求項17】節電モードで動作していると判定された
    画像形成装置のグループが通常モードへと復帰したこと
    を検出する検出手段をさらに備え、 前記送信手段は、前記検出に基づいて前記画像形成装置
    グループへの画像形成指示が可能となった旨の復帰通知
    を送信することを特徴する請求項11に記載のサーバ
    ー。
  18. 【請求項18】前記送信要求には、前記復帰通知を希望
    するか否かの情報が含まれていることを特徴とする請求
    項17に記載のサーバー。
  19. 【請求項19】請求項1乃至請求項7及び請求項10乃
    至請求項18のいずれか1項に記載のサーバーにより管
    理されるクライアントであって、 画像形成装置への画像形成指示を入力する入力手段と、 前記画像形成指示が入力されると、前記サーバーに前記
    取得要求を送信する送信手段と、 前記取得要求に対する応答を前記サーバーから受信する
    受信手段と、 前記応答に基づいて、前記画像形成装置への画像形成指
    示の可否に関する情報を表示する表示手段と、 を含むことを特徴とするクライアント。
  20. 【請求項20】前記入力手段は、さらに、画像形成装置
    を指定するための指定指示を入力し、 前記送信手段は、指定された画像形成装置に関する情報
    が含まれた取得要求を送信することを特徴とする請求項
    19に記載のクライアント。
  21. 【請求項21】前記入力手段は、さらに、節電モード中
    の画像形成装置の復帰通知を希望するか否かの情報を入
    力し、 前記送信手段は、前記復帰通知を希望するか否かの情報
    が含まれた取得要求を送信することを特徴とする請求項
    19又は請求項20に記載のクライアント。
  22. 【請求項22】節電モードと通常モードとを有する複数
    の画像形成装置と、該画像形成装置に画像の形成指示を
    出力するクライアントと、該クライアント及び該複数の
    画像形成装置を管理するサーバーとを含む画像形成シス
    テムにおいて、 前記サーバーは、 節電モードで動作中の画像形成装置に対する画像形成指
    示を許可されているか否かの許可情報を、前記クライア
    ントが属するクライアントグループごとに記憶する記憶
    手段と、 前記画像形成装置の動作に関する情報の取得要求をクラ
    イアントから受信する第1の受信手段と、 前記取得要求を受信すると、前記クライアントが属する
    クライアントグループについての許可情報を前記記憶手
    段から読み出し、該許可情報に基づいて、前記画像形成
    装置への画像形成指示の可否に関する可否通知を前記ク
    ライアントに送信する第1の送信手段と、 を含むことを特徴とする画像形成システム。
  23. 【請求項23】前記クライアントは、 画像形成装置への画像形成指示を入力する入力手段と、 前記画像形成指示が入力されると、前記サーバーに対し
    て前記取得要求を送信する第2の送信手段と、 前記取得要求に対する可否通知を前記サーバーから受信
    する第2の受信手段と、 前記可否通知に基づいて、前記画像形成装置への画像形
    成指示の可否に関する情報を表示する表示手段と、 を含むことを特徴とする請求項22に記載の画像形成シ
    ステム。
  24. 【請求項24】前記記憶手段は、さらに、節電モードで
    動作中の画像形成装置に対してスプールを許可されてい
    るか否かのスプール許可情報を前記クライアントグルー
    プごとに記憶し、 前記送信手段は、前記スプール許可情報に基づいて、前
    記画像形成装置へのスプールの可否に関する可否通知を
    前記クライアントに送信することを特徴とする請求項2
    2に記載の画像形成システム。
  25. 【請求項25】前記画像形成装置は、 節電モード中に前記クライアントからスプールされたデ
    ータを保持する保持手段と、 前記節電モードから復帰すると前記保持手段に保持され
    ているデータを出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする画像形成システム。
  26. 【請求項26】節電モードで動作中の画像形成装置に対
    する画像形成指示を許可されているか否かの許可情報
    を、前記サーバーのクライアントが属するクライアント
    グループごとに記憶する記憶手段を備えるサーバーにお
    いて実行される画像形成管理方法であって、 前記画像形成装置の動作に関する情報の取得要求をクラ
    イアントから受信するステップと、 前記取得要求を受信すると、前記クライアントが属する
    クライアントグループについての許可情報を前記記憶手
    段から読み出すステップと、 前記許可情報に基づいて、前記画像形成装置への前記画
    像形成指示の可否に関する可否通知を前記クライアント
    に送信するステップと、を含む画像形成管理方法。
  27. 【請求項27】節電モードと通常モードとを有する複数
    の画像形成装置を管理するサーバーにおいて実行される
    画像形成管理方法であって、 1以上の画像形成装置からなる画像形成装置グループに
    ついてのグループ情報と、前記画像形成装置グループご
    とに節電モードでの動作時間に関する情報とを読み出す
    ステップと、 前記グループ情報及び前記動作時間に関する情報に基づ
    いて、前記画像形成装置に対し動作モードの切り替えを
    指示する指示ステップと、 を含むことを特徴とする画像形成管理方法。
  28. 【請求項28】クライアントにより使用可能な画像形成
    装置グループに関する情報の送信要求を前記クライアン
    トから受信するステップと、 前記画像形成装置グループごとの前記節電モードでの動
    作時間に関する情報を読み出すステップと、 前記読み出された動作時間に関する情報と現在時刻とに
    基づいて、該画像形成装置グループが通常モードで動作
    しているか又は節電モードで動作しているかを判定する
    ステップと、 前記判定の結果を前記クライアントに送信する送信ステ
    ップと、 をさらに含むことを特徴とする請求項27に記載の画像
    形成管理方法。
  29. 【請求項29】節電モードで動作中の画像形成装置に対
    する画像形成指示を許可されているか否かの許可情報
    を、前記サーバーのクライアントが属するクライアント
    グループごとに記憶する記憶手段を備えるサーバーにお
    いて実行される画像形成管理プログラムであって、 前記画像形成装置の動作に関する情報の取得要求をクラ
    イアントから受信するためのプログラムコードと、 前記取得要求を受信すると、前記クライアントが属する
    クライアントグループについての許可情報を前記記憶手
    段から読み出すためのプログラムコードと、 前記許可情報に基づいて、前記画像形成装置への前記画
    像形成指示の可否に関する可否通知を前記クライアント
    に送信するためのプログラムコードと、 を含む画像形成管理プログラム。
  30. 【請求項30】節電モードと通常モードとを有する複数
    の画像形成装置を管理するサーバーにおいて実行される
    画像形成管理プログラムであって、 1以上の画像形成装置からなる画像形成装置グループに
    ついてのグループ情報と、前記画像形成装置グループご
    とに節電モードでの動作時間に関する情報とを読み出す
    ためのプログラムコードと、 前記グループ情報及び前記動作時間に関する情報に基づ
    いて、前記画像形成装置に対し動作モードの切り替えを
    指示する指示ためのプログラムコードと、 を含むことを特徴とする画像形成管理プログラム。
  31. 【請求項31】クライアントにより使用可能な画像形成
    装置グループに関する情報の送信要求を前記クライアン
    トから受信するためのプログラムコードと、 前記画像形成装置グループごとの前記節電モードでの動
    作時間に関する情報を読み出すためのプログラムコード
    と、 前記読み出された動作時間に関する情報と現在時刻とに
    基づいて、該画像形成装置グループが通常モードで動作
    しているか又は節電モードで動作しているかを判定する
    ためのプログラムコードと、 前記判定の結果を前記クライアントに送信する送信ため
    のプログラムコードと、 をさらに含むことを特徴とする請求項30に記載の画像
    形成管理プログラム。
  32. 【請求項32】請求項29乃至請求項31のいずれか1
    項に記載の画像形成管理プログラムを記憶したコンピュ
    ータ可読媒体。
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