JPH1012425A - 金属磁性粉末およびその製造方法、ならびにこの金属磁性粉末を用いた磁気記録媒体 - Google Patents
金属磁性粉末およびその製造方法、ならびにこの金属磁性粉末を用いた磁気記録媒体Info
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- JPH1012425A JPH1012425A JP16751896A JP16751896A JPH1012425A JP H1012425 A JPH1012425 A JP H1012425A JP 16751896 A JP16751896 A JP 16751896A JP 16751896 A JP16751896 A JP 16751896A JP H1012425 A JPH1012425 A JP H1012425A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 希土類元素を表層に含有する金属磁性粉末特
有の表面活性を低減し、磁性塗料中での分散性と配向性
を向上する。またかかる金属磁性粉末を用いた高密度磁
気記録媒体を提供する。 【解決手段】 金属磁性粉末を酸化炭素系化合物で表面
処理し、酸化炭素系化合物被覆層3を形成する。 【効果】 金属磁性粉末のコア1の表層には希土類含有
層2、この希土類含有層2の表面には酸化炭素系化合物
被着層3が形成される。したがって、希土類含有層2中
の活性点が不活性化され、磁性塗料中での分散性と配向
性が向上する。
有の表面活性を低減し、磁性塗料中での分散性と配向性
を向上する。またかかる金属磁性粉末を用いた高密度磁
気記録媒体を提供する。 【解決手段】 金属磁性粉末を酸化炭素系化合物で表面
処理し、酸化炭素系化合物被覆層3を形成する。 【効果】 金属磁性粉末のコア1の表層には希土類含有
層2、この希土類含有層2の表面には酸化炭素系化合物
被着層3が形成される。したがって、希土類含有層2中
の活性点が不活性化され、磁性塗料中での分散性と配向
性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属磁性粉末および
その製造方法、ならびにこの金属磁性粉末を用いた磁気
記録媒体に関し、さらに詳しくは、酸化炭素系化合物を
その表面に被着した金属磁性粉末およびその製造方法、
ならびにこの金属磁性粉末を用いて製造された、電磁変
換特性にすぐれた磁気記録媒体に関する。
その製造方法、ならびにこの金属磁性粉末を用いた磁気
記録媒体に関し、さらに詳しくは、酸化炭素系化合物を
その表面に被着した金属磁性粉末およびその製造方法、
ならびにこの金属磁性粉末を用いて製造された、電磁変
換特性にすぐれた磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ装置、ビデオ装置あるいはコ
ンピュータ装置等に付随する磁気記録装置で用いられる
磁気記録媒体として、磁性粉末、有機バインダおよび各
種添加剤等を有機溶媒に分散、混練して調整される磁性
塗料を、非磁性支持体上に塗布、乾燥することにより形
成される磁気記録層を用いた、いわゆる塗布型の磁気記
録媒体が用いられている。この塗布型の磁気記録媒体
は、生産性、汎用性に優れることから、現在においても
磁気記録媒体の主流を占めている。
ンピュータ装置等に付随する磁気記録装置で用いられる
磁気記録媒体として、磁性粉末、有機バインダおよび各
種添加剤等を有機溶媒に分散、混練して調整される磁性
塗料を、非磁性支持体上に塗布、乾燥することにより形
成される磁気記録層を用いた、いわゆる塗布型の磁気記
録媒体が用いられている。この塗布型の磁気記録媒体
は、生産性、汎用性に優れることから、現在においても
磁気記録媒体の主流を占めている。
【0003】これらの各種磁気記録装置においては、近
年ますます小型軽量化、高画質化ならびに長時間化等が
要求され、磁気記録媒体に対しても高密度記録化が強く
要望されるようになっている。
年ますます小型軽量化、高画質化ならびに長時間化等が
要求され、磁気記録媒体に対しても高密度記録化が強く
要望されるようになっている。
【0004】塗布型の磁気記録媒体において高密度記録
を達成するためには、まず磁性粉末の磁気特性および個
々の粒子形状の制御が重要であるが、かかる個々の粒子
を有機バインダ中に均一に分散する技術も重要である。
すなわち、高密度記録を可能とする塗布型磁気記録媒体
用の磁性粉末には、保磁力が高く、飽和磁化が大きく、
そして均一な微細粒子からなること等の特性が求められ
ると共に、磁性塗料の製造工程において容易に分散し、
磁性塗料中での磁気配向性に優れた特性が要求される。
を達成するためには、まず磁性粉末の磁気特性および個
々の粒子形状の制御が重要であるが、かかる個々の粒子
を有機バインダ中に均一に分散する技術も重要である。
すなわち、高密度記録を可能とする塗布型磁気記録媒体
用の磁性粉末には、保磁力が高く、飽和磁化が大きく、
そして均一な微細粒子からなること等の特性が求められ
ると共に、磁性塗料の製造工程において容易に分散し、
磁性塗料中での磁気配向性に優れた特性が要求される。
【0005】高密度記録の要求に応える磁性材料とし
て、従来より汎用されているγ−Fe2 O3 やCo変成
γ−Fe2 O3 等の酸化鉄系磁性粉末に替わり、Feを
主体とする金属磁性粉末が使用されるようになってき
た。金属磁性粉末は、例えばFeを主体とする針状のコ
ア部分を、酸化鉄を主体とする薄いクラッド層により被
覆して安定化した構造の微細粒子からなる。かかる構造
の金属磁性粉末は、オキシ水酸化鉄あるいはこれを脱水
して得られる酸化鉄を原料とし、これらの原料を還元性
雰囲気中で加熱処理を施して金属状態にまで還元し、こ
れを徐酸化して金属粒子表面に薄い酸化被膜を形成して
安定化することにより製造される。したがって強磁性金
属特有の高い飽和磁化と、形状異方性を利用した大きい
保磁力を共に得ることが原理的に可能である。
て、従来より汎用されているγ−Fe2 O3 やCo変成
γ−Fe2 O3 等の酸化鉄系磁性粉末に替わり、Feを
主体とする金属磁性粉末が使用されるようになってき
た。金属磁性粉末は、例えばFeを主体とする針状のコ
ア部分を、酸化鉄を主体とする薄いクラッド層により被
覆して安定化した構造の微細粒子からなる。かかる構造
の金属磁性粉末は、オキシ水酸化鉄あるいはこれを脱水
して得られる酸化鉄を原料とし、これらの原料を還元性
雰囲気中で加熱処理を施して金属状態にまで還元し、こ
れを徐酸化して金属粒子表面に薄い酸化被膜を形成して
安定化することにより製造される。したがって強磁性金
属特有の高い飽和磁化と、形状異方性を利用した大きい
保磁力を共に得ることが原理的に可能である。
【0006】しかしながら、金属磁性粉末への還元熱処
理の際に、粒子の針状性が劣化し、アスペクト比が低下
したり、粒子同士が凝集する問題がある。これは粒子の
微細化により、磁性金属の融点以下の還元温度において
も構成原子のマイグレーションが活発になるためと考え
られている。この問題に対処するため、粒子表層に希土
類元素を含有させて形状劣化を防止した構造の金属磁性
粉末およびその製造方法を、本発明者は先に特願平7−
195635号明細書として出願した。
理の際に、粒子の針状性が劣化し、アスペクト比が低下
したり、粒子同士が凝集する問題がある。これは粒子の
微細化により、磁性金属の融点以下の還元温度において
も構成原子のマイグレーションが活発になるためと考え
られている。この問題に対処するため、粒子表層に希土
類元素を含有させて形状劣化を防止した構造の金属磁性
粉末およびその製造方法を、本発明者は先に特願平7−
195635号明細書として出願した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この金属磁性粉末およ
びその製造方法により、良好な針状性と磁気特性を有す
る金属磁性粉末を得ることが可能となった。しかし、か
かる構造の金属磁性粉末は、その表面物性が従来の金属
磁性粉末と異なり、通常の磁性塗料の製造方法によって
は均一分散性に乏しく、磁気記録媒体とした場合に金属
磁性粉末本来の優れた磁気特性を充分に発揮できない場
合がある。
びその製造方法により、良好な針状性と磁気特性を有す
る金属磁性粉末を得ることが可能となった。しかし、か
かる構造の金属磁性粉末は、その表面物性が従来の金属
磁性粉末と異なり、通常の磁性塗料の製造方法によって
は均一分散性に乏しく、磁気記録媒体とした場合に金属
磁性粉末本来の優れた磁気特性を充分に発揮できない場
合がある。
【0008】本発明はかかる従来技術の問題点に鑑み提
案するものであり、針状性と磁気特性に優れるととも
に、磁性塗料中での分散性に優れた金属磁性粉末および
その製造方法を提供することを課題とする。また本発明
は、かかる金属磁性粉末を磁性塗料として調合した場合
に、良好な分散性と配向性を示し、もって高密度磁気記
録の分野においてすぐれた電磁変換特性が得られる磁気
記録媒体を提供することをその課題とする。
案するものであり、針状性と磁気特性に優れるととも
に、磁性塗料中での分散性に優れた金属磁性粉末および
その製造方法を提供することを課題とする。また本発明
は、かかる金属磁性粉末を磁性塗料として調合した場合
に、良好な分散性と配向性を示し、もって高密度磁気記
録の分野においてすぐれた電磁変換特性が得られる磁気
記録媒体を提供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の金属磁性粉末は
上述の課題を解決するために提案するものであり、粒子
の表層に希土類元素を含有する金属磁性粉末であって、
この粒子表面に、酸化炭素系化合物の被着層を有するこ
とを特徴とする。また本発明の金属磁性粉末の製造方法
は、粒子の表層に希土類元素を含有する金属磁性粉末
を、酸化炭素系化合物により処理し、この金属磁性粉末
表面に、酸化炭素系化合物の被着層を形成することを特
徴とする。本発明で採用する酸化炭素系化合物は、C
O、CO2 およびC3 O2 等が例示され、これらを単独
または混合して用いることができる。
上述の課題を解決するために提案するものであり、粒子
の表層に希土類元素を含有する金属磁性粉末であって、
この粒子表面に、酸化炭素系化合物の被着層を有するこ
とを特徴とする。また本発明の金属磁性粉末の製造方法
は、粒子の表層に希土類元素を含有する金属磁性粉末
を、酸化炭素系化合物により処理し、この金属磁性粉末
表面に、酸化炭素系化合物の被着層を形成することを特
徴とする。本発明で採用する酸化炭素系化合物は、C
O、CO2 およびC3 O2 等が例示され、これらを単独
または混合して用いることができる。
【0010】また本発明の磁気記録媒体は、上述した金
属磁性粉末と、有機バインダとを主体とする磁気記録層
を、非磁性支持体上に有することを特徴とする。
属磁性粉末と、有機バインダとを主体とする磁気記録層
を、非磁性支持体上に有することを特徴とする。
【0011】本発明で採用する金属磁性粉末は、平均長
軸長が0.05〜0.3μm、平均軸比(アスペクト
比)が3〜20であって、針状、柱状、棒状あるいは紡
錘形状のものが好ましい。粒子のコア部分は、Fe、C
oあるいはNi等の強磁性金属からなるが、これらの合
金や、さらに他種金属例えばCr、Mn、Mg、Ca、
Ba、Sr、Zn、Ti、Mo、AgあるいはCu等と
の合金であってもよい。粒子表層はYやSm等の希土類
元素を必須構成元素として含むが、この他に表層の酸化
層部分には、Al、SiあるいはZr等の副次的な形状
保持剤を含有していてもよい。これらの金属磁性粉末
は、α−FeOOH、β−FeOOHおよびγ−FeO
OH等のオキシ水酸化鉄やその脱水酸化物、好ましくは
添加元素や表面処理を施したα−FeOOHおよびγ−
FeOOHあるいはその脱水酸化物を加熱水素還元して
金属状態にした後、徐酸化処理して表面酸化層を形成
し、安定化した金属磁性粉末として得ることができる。
すなわち本発明で採用する金属磁性粉末は、必ずしも還
元直後の金属状態である必要はない。
軸長が0.05〜0.3μm、平均軸比(アスペクト
比)が3〜20であって、針状、柱状、棒状あるいは紡
錘形状のものが好ましい。粒子のコア部分は、Fe、C
oあるいはNi等の強磁性金属からなるが、これらの合
金や、さらに他種金属例えばCr、Mn、Mg、Ca、
Ba、Sr、Zn、Ti、Mo、AgあるいはCu等と
の合金であってもよい。粒子表層はYやSm等の希土類
元素を必須構成元素として含むが、この他に表層の酸化
層部分には、Al、SiあるいはZr等の副次的な形状
保持剤を含有していてもよい。これらの金属磁性粉末
は、α−FeOOH、β−FeOOHおよびγ−FeO
OH等のオキシ水酸化鉄やその脱水酸化物、好ましくは
添加元素や表面処理を施したα−FeOOHおよびγ−
FeOOHあるいはその脱水酸化物を加熱水素還元して
金属状態にした後、徐酸化処理して表面酸化層を形成
し、安定化した金属磁性粉末として得ることができる。
すなわち本発明で採用する金属磁性粉末は、必ずしも還
元直後の金属状態である必要はない。
【0012】本発明で採用する有機バインダは、通常の
塗布型磁気記録媒体で用いられるものはいずれも使用可
能であり、ポリビニル系共重合体樹脂、ポリエステルポ
リウレタン樹脂、ポリカーボネートポリウレタン樹脂、
ニトロセルロース樹脂あるいはこれら樹脂の混合物等が
例示される。これら有機バインダ中に必要に応じて潤滑
剤、研磨剤、帯電防止剤等の各種添加材を混合してもよ
い。これら添加剤も従来公知の材料をいずれも使用する
ことができる。また本発明で採用する非磁性支持体とし
ても、通常の塗布型磁気記録媒体で用いられるものはい
ずれも使用可能であり、ポリエチレンテレフタレート等
のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、
ポリ塩化ビニリデン等のビニリデン樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリアミドイミド等の有機高分子が例示される。
これら非磁性支持体の磁気記録層の反対面には、帯電防
止用等のバックコート層を設けてもよい。この他に、A
l系金属、Ti系金属等の金属あるいは合金、アルミナ
等のセラミクス類、ガラス等の剛性基板を用いてもよ
い。これら剛性基板の表面に、下地層として陽極酸化被
膜やNi−P系めっき被膜等を形成しておいてもよい。
塗布型磁気記録媒体で用いられるものはいずれも使用可
能であり、ポリビニル系共重合体樹脂、ポリエステルポ
リウレタン樹脂、ポリカーボネートポリウレタン樹脂、
ニトロセルロース樹脂あるいはこれら樹脂の混合物等が
例示される。これら有機バインダ中に必要に応じて潤滑
剤、研磨剤、帯電防止剤等の各種添加材を混合してもよ
い。これら添加剤も従来公知の材料をいずれも使用する
ことができる。また本発明で採用する非磁性支持体とし
ても、通常の塗布型磁気記録媒体で用いられるものはい
ずれも使用可能であり、ポリエチレンテレフタレート等
のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、
ポリ塩化ビニリデン等のビニリデン樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリアミドイミド等の有機高分子が例示される。
これら非磁性支持体の磁気記録層の反対面には、帯電防
止用等のバックコート層を設けてもよい。この他に、A
l系金属、Ti系金属等の金属あるいは合金、アルミナ
等のセラミクス類、ガラス等の剛性基板を用いてもよ
い。これら剛性基板の表面に、下地層として陽極酸化被
膜やNi−P系めっき被膜等を形成しておいてもよい。
【0013】つぎに作用の説明に移る。本発明者は粒子
の表層に希土類元素を含有する金属磁性粉末の表面特性
を調べた結果、ジータ電位測定における等電位点がpH
>10と、通常の金属磁性粉末に比して高いこと、およ
びこれに起因して、徐酸化安定化処理された状態におい
ても粒子表面の物理的・化学的活性が高いことが明らか
となった。そこで、粒子の表層に希土類元素を含有する
金属磁性粉末の表面活性点を、何らかの方法により不活
性化する方法について鋭意研究を重ねた結果、CO2 や
COをはじめとする酸化炭素系化合物を被着することが
極めて有効であることを見出した。またかかる酸化炭素
系化合物の被着層を表面に有する金属磁性粉末を採用す
ることにより、磁性塗料中での分散性に優れ、電磁変換
特性が向上した塗布型の磁気記録媒体を製造することが
可能となることを確認し、本発明を完成するに至った。
なお本発明と類似の先願として、還元直後の金属鉄粉末
を同一還元炉内でCO2 処理し、この後トルエン浸漬し
て空気中にとりだし風乾することにより、耐酸化性を高
めた強磁性金属粉末が例えば特開昭62−156201
号公報に開示されている。しかしながら、粒子表層に希
土類元素を含有する金属磁性粉末固有の表面物性や、こ
れを改善し、磁性塗料として調合した場合の分散性と配
向性を向上する技術的課題については何ら開示されてい
ない。
の表層に希土類元素を含有する金属磁性粉末の表面特性
を調べた結果、ジータ電位測定における等電位点がpH
>10と、通常の金属磁性粉末に比して高いこと、およ
びこれに起因して、徐酸化安定化処理された状態におい
ても粒子表面の物理的・化学的活性が高いことが明らか
となった。そこで、粒子の表層に希土類元素を含有する
金属磁性粉末の表面活性点を、何らかの方法により不活
性化する方法について鋭意研究を重ねた結果、CO2 や
COをはじめとする酸化炭素系化合物を被着することが
極めて有効であることを見出した。またかかる酸化炭素
系化合物の被着層を表面に有する金属磁性粉末を採用す
ることにより、磁性塗料中での分散性に優れ、電磁変換
特性が向上した塗布型の磁気記録媒体を製造することが
可能となることを確認し、本発明を完成するに至った。
なお本発明と類似の先願として、還元直後の金属鉄粉末
を同一還元炉内でCO2 処理し、この後トルエン浸漬し
て空気中にとりだし風乾することにより、耐酸化性を高
めた強磁性金属粉末が例えば特開昭62−156201
号公報に開示されている。しかしながら、粒子表層に希
土類元素を含有する金属磁性粉末固有の表面物性や、こ
れを改善し、磁性塗料として調合した場合の分散性と配
向性を向上する技術的課題については何ら開示されてい
ない。
【0014】かかる酸化炭素系化合物の被着層を表面に
有する金属磁性粉末を採用することにより、磁性塗料中
での分散性に優れ、電磁変換特性が向上した塗布型の磁
気記録媒体を製造することが可能となる。
有する金属磁性粉末を採用することにより、磁性塗料中
での分散性に優れ、電磁変換特性が向上した塗布型の磁
気記録媒体を製造することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例につき、適宜比
較例を参照しつつ説明する。なお以下の各実施例におい
ては、酸化炭素系化合物としてCO2 を用いた。また金
属磁性粉末としてはFeを主体とし、粒子の表層にY
(イットリウム)またはSm(サマリウム)を含有する
ものを用いた。これら金属磁性粉末粒子は、その粒子表
層に希土類以外にAlおよび場合によってはSiを含有
していてもよい。当然ながら、金属磁性粉末表面は酸化
層が薄く形成されることにより安定化されたものであ
る。
較例を参照しつつ説明する。なお以下の各実施例におい
ては、酸化炭素系化合物としてCO2 を用いた。また金
属磁性粉末としてはFeを主体とし、粒子の表層にY
(イットリウム)またはSm(サマリウム)を含有する
ものを用いた。これら金属磁性粉末粒子は、その粒子表
層に希土類以外にAlおよび場合によってはSiを含有
していてもよい。当然ながら、金属磁性粉末表面は酸化
層が薄く形成されることにより安定化されたものであ
る。
【0016】本発明の金属磁性粉末の模式的断面図を図
1に示す。この金属磁性粉末は、Feを主成分とする針
状あるいは棒状のコア1の表層に希土類含有層2を有
し、さらにその表面には酸化炭素系化合物被着層3を有
する積層構造となっている。コア1の表面部分あるいは
希土類含有層2中には、AlやSi等を含有していても
よい。コア1表面や希土類含有層2には、徐酸化により
酸化層(図示せず)が形成されており、安定化処理が施
されている。なお図1は説明のための模式図であり、各
層の厚さは実際の金属磁性粉末を反映したものではな
い。
1に示す。この金属磁性粉末は、Feを主成分とする針
状あるいは棒状のコア1の表層に希土類含有層2を有
し、さらにその表面には酸化炭素系化合物被着層3を有
する積層構造となっている。コア1の表面部分あるいは
希土類含有層2中には、AlやSi等を含有していても
よい。コア1表面や希土類含有層2には、徐酸化により
酸化層(図示せず)が形成されており、安定化処理が施
されている。なお図1は説明のための模式図であり、各
層の厚さは実際の金属磁性粉末を反映したものではな
い。
【0017】以下、本発明の金属磁性粉末の製造方法お
よびこれを用いた磁気記録媒体につき、好ましい実施例
を例示する。
よびこれを用いた磁気記録媒体につき、好ましい実施例
を例示する。
【0018】実施例1金属磁性粉末の製造 本実施例で採用した金属磁性粉末としては、平均長軸長
0.15μmであり、Feからなるコア1の表層に、Y
が4atm%、Alが4atm%に相当する量の希土類
含有層2を有する。なお組成は金属原子(この場合はF
e+Y+Al)の合計を100atm%とし、酸化層中
の酸素は除外して表記するものとする。以下の各実施例
においても同様の表記方法によるものである。かかる金
属磁性粉末は、先述した特願平7−195635で提案
した製造方法に準じて製造することができる。この金属
磁性粉末をCO2 雰囲気中室温で24時間放置すること
により、酸化炭素系化合物被着層3を形成し、実施例1
の金属磁性粉末を得た。
0.15μmであり、Feからなるコア1の表層に、Y
が4atm%、Alが4atm%に相当する量の希土類
含有層2を有する。なお組成は金属原子(この場合はF
e+Y+Al)の合計を100atm%とし、酸化層中
の酸素は除外して表記するものとする。以下の各実施例
においても同様の表記方法によるものである。かかる金
属磁性粉末は、先述した特願平7−195635で提案
した製造方法に準じて製造することができる。この金属
磁性粉末をCO2 雰囲気中室温で24時間放置すること
により、酸化炭素系化合物被着層3を形成し、実施例1
の金属磁性粉末を得た。
【0019】サンプルテープの製造 上述した酸化炭素系化合物被着層を有する金属磁性粉末
を用い、一例として下記組成物を混練、分散して磁性塗
料を作成した。 金属磁性粉末 100重量部 バインダ樹脂 20重量部 研磨剤(Al2 O3 ) 3重量部 帯電防止剤(カーボン粉末) 2重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 シクロキサノン 50重量部 この磁性塗料をポリエチレンテレフタレートフィルム上
に塗布、磁気配向および乾燥して磁気記録層を形成、実
施例1のサンプルテープを作成した。
を用い、一例として下記組成物を混練、分散して磁性塗
料を作成した。 金属磁性粉末 100重量部 バインダ樹脂 20重量部 研磨剤(Al2 O3 ) 3重量部 帯電防止剤(カーボン粉末) 2重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 シクロキサノン 50重量部 この磁性塗料をポリエチレンテレフタレートフィルム上
に塗布、磁気配向および乾燥して磁気記録層を形成、実
施例1のサンプルテープを作成した。
【0020】実施例2 金属磁性粉末として平均長軸長0.08μmのものを用
いた以外は実施例1と同様にして金属磁性粉末およびサ
ンプルテープを製造した。希土類含有層2の組成は同じ
くYが4atm%、Alが4atm%であった。
いた以外は実施例1と同様にして金属磁性粉末およびサ
ンプルテープを製造した。希土類含有層2の組成は同じ
くYが4atm%、Alが4atm%であった。
【0021】実施例3 金属磁性粉末として平均長軸長0.15μmのものを用
い、希土類含有層2の組成としてYが6atm%、Al
が2atm%とした以外は実施例1と同様にして金属磁
性粉末およびサンプルテープを製造した。
い、希土類含有層2の組成としてYが6atm%、Al
が2atm%とした以外は実施例1と同様にして金属磁
性粉末およびサンプルテープを製造した。
【0022】実施例4 金属磁性粉末として平均長軸長0.08μm、希土類含
有層2の組成としてYが6atm%、Alが2atm%
のものを用いた以外は実施例1と同様にして金属磁性粉
末およびサンプルテープを製造した。
有層2の組成としてYが6atm%、Alが2atm%
のものを用いた以外は実施例1と同様にして金属磁性粉
末およびサンプルテープを製造した。
【0023】実施例5 金属磁性粉末として平均長軸長0.15μm、希土類含
有層2の組成としてSmが4atm%、Alが1atm
%、Siが3atm%のものを用いた以外は実施例1と
同様にして金属磁性粉末およびサンプルテープを製造し
た。
有層2の組成としてSmが4atm%、Alが1atm
%、Siが3atm%のものを用いた以外は実施例1と
同様にして金属磁性粉末およびサンプルテープを製造し
た。
【0024】実施例6 金属磁性粉末として平均長軸長0.08μm、希土類含
有層2の組成としてSmが4atm%、Alが1atm
%、Siが3atm%のものを用いた以外は実施例1と
同様にして金属磁性粉末およびサンプルテープを製造し
た。
有層2の組成としてSmが4atm%、Alが1atm
%、Siが3atm%のものを用いた以外は実施例1と
同様にして金属磁性粉末およびサンプルテープを製造し
た。
【0025】実施例7 金属磁性粉末として平均長軸長0.15μm、希土類含
有層2の組成としてSmが4atm%、Alが3atm
%、Siが1atm%のものを用いた以外は実施例1と
同様にして金属磁性粉末およびサンプルテープを製造し
た。
有層2の組成としてSmが4atm%、Alが3atm
%、Siが1atm%のものを用いた以外は実施例1と
同様にして金属磁性粉末およびサンプルテープを製造し
た。
【0026】実施例8 金属磁性粉末として平均長軸長0.08μm、希土類含
有層2の組成としてSmが4atm%、Alが3atm
%、Siが1atm%のものを用いた以外は実施例1と
同様にして金属磁性粉末およびサンプルテープを製造し
た。
有層2の組成としてSmが4atm%、Alが3atm
%、Siが1atm%のものを用いた以外は実施例1と
同様にして金属磁性粉末およびサンプルテープを製造し
た。
【0027】以下の比較例1ないし8は、元の金属磁性
粉末に炭酸ガス処理を加えなかった例である。 比較例1 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前実施例1に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
粉末に炭酸ガス処理を加えなかった例である。 比較例1 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前実施例1に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
【0028】比較例2 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前実施例2に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
前実施例2に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
【0029】比較例3 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前実施例3に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
前実施例3に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
【0030】比較例4 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前実施例4に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
前実施例4に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
【0031】比較例5 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前実施例5に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
前実施例5に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
【0032】比較例6 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前実施例6に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
前実施例6に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
【0033】比較例7 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前実施例7に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
前実施例7に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
【0034】比較例8 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前実施例8に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
前実施例8に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
【0035】以下の比較例9および10は、元の金属磁
性粉末の表層に希土類元素を含有せず、その替わりに一
般的な形状保持剤としてAlを表層に含有し、これに炭
酸ガス処理を加えた例である。 比較例9 金属磁性粉末として平均長軸長0.15μmのものを採
用し、その表層にAlを8atm%含有する以外は前実
施例1に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテープを
製造した。
性粉末の表層に希土類元素を含有せず、その替わりに一
般的な形状保持剤としてAlを表層に含有し、これに炭
酸ガス処理を加えた例である。 比較例9 金属磁性粉末として平均長軸長0.15μmのものを採
用し、その表層にAlを8atm%含有する以外は前実
施例1に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテープを
製造した。
【0036】比較例10 金属磁性粉末として平均長軸長0.08μmのものを採
用し、その表層にAlを8atm%含有する以外は前実
施例2に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテープを
製造した。
用し、その表層にAlを8atm%含有する以外は前実
施例2に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテープを
製造した。
【0037】以下の比較例11および12は、元の金属
磁性粉末の表層に希土類元素を含有せず、一般的な形状
保持剤としてAlを表層に含有し、これに炭酸ガス処理
も加えなかった例である。すなわち、形状保持剤として
Alを表層に有する以外は、極く一般的な金属磁性粉末
によりサンプルテープを製造した例である。 比較例11 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前比較例9に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
磁性粉末の表層に希土類元素を含有せず、一般的な形状
保持剤としてAlを表層に含有し、これに炭酸ガス処理
も加えなかった例である。すなわち、形状保持剤として
Alを表層に有する以外は、極く一般的な金属磁性粉末
によりサンプルテープを製造した例である。 比較例11 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前比較例9に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテー
プを製造した。
【0038】比較例12 元の金属磁性粉末に炭酸ガス処理を加えなかった以外は
前比較例10に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテ
ープを製造した。
前比較例10に準拠し、金属磁性粉末およびサンプルテ
ープを製造した。
【0039】以上の実施例1ないし8、および比較例1
ないし12の金属磁性粉末の形状および組成、炭酸ガス
処理の有無、すなわち酸化炭素系化合物被着層の有無に
ついて、〔表1〕にまとめて示す。
ないし12の金属磁性粉末の形状および組成、炭酸ガス
処理の有無、すなわち酸化炭素系化合物被着層の有無に
ついて、〔表1〕にまとめて示す。
【0040】
【表1】
【0041】これら実施例1ないし8、および比較例1
ないし12の金属磁性粉末により製造したサンプルテー
プ、すなわち磁気記録媒体の静磁気特性、電磁変換特性
を測定し、これらを〔表2〕にまとめて示す。なお静磁
気特性は保磁力Hc、残留磁束密度Brおよび角型比R
sについて試料振動型磁束計により測定した。また電磁
変換特性は、8mmVTRを用いて、7MHzにおける
出力(OUT)、およびキャリア対ノイズ比(C/N)
を測定した。
ないし12の金属磁性粉末により製造したサンプルテー
プ、すなわち磁気記録媒体の静磁気特性、電磁変換特性
を測定し、これらを〔表2〕にまとめて示す。なお静磁
気特性は保磁力Hc、残留磁束密度Brおよび角型比R
sについて試料振動型磁束計により測定した。また電磁
変換特性は、8mmVTRを用いて、7MHzにおける
出力(OUT)、およびキャリア対ノイズ比(C/N)
を測定した。
【0042】
【表2】
【0043】〔表2〕の測定結果から明らかなように、
炭酸ガス処理により酸化炭素系化合物被着層を粒子表層
に形成した実施例1ないし8の磁気記録媒体は、これら
各実施例に対応する比較例1ないし8の磁気記録媒体に
比較して、角型比Rsがいずれも8から10ポイント上
昇している。これは磁性塗料中での金属磁性粉末の分散
性が向上して磁気配向が良好におこなわれていることを
示している。またこれにともない残留磁束密度Brも、
実施例の磁気記録媒体の方が、対応する比較例の磁気記
録媒体に比して11から13%上昇している。
炭酸ガス処理により酸化炭素系化合物被着層を粒子表層
に形成した実施例1ないし8の磁気記録媒体は、これら
各実施例に対応する比較例1ないし8の磁気記録媒体に
比較して、角型比Rsがいずれも8から10ポイント上
昇している。これは磁性塗料中での金属磁性粉末の分散
性が向上して磁気配向が良好におこなわれていることを
示している。またこれにともない残留磁束密度Brも、
実施例の磁気記録媒体の方が、対応する比較例の磁気記
録媒体に比して11から13%上昇している。
【0044】電磁変換特性に関しては、実施例1ないし
8の磁気記録媒体は、これら各実施例に対応する比較例
1ないし8の磁気記録媒体に比較して、いずれも残留磁
束密度Brおよび分散性が向上したことに起因して、出
力が2から4dB増加し、C/Nも1から3dBの向上
が見られる。
8の磁気記録媒体は、これら各実施例に対応する比較例
1ないし8の磁気記録媒体に比較して、いずれも残留磁
束密度Brおよび分散性が向上したことに起因して、出
力が2から4dB増加し、C/Nも1から3dBの向上
が見られる。
【0045】以上、本発明の金属磁性粉末の製造方法お
よびこれを用いた磁気記録媒体につき詳細な説明を加え
たが、これら実施例は単なる例示であり、本発明はこれ
ら実施例に何ら限定されるものではない。例えば、酸化
炭素系化合物としてCO2 を代表として示したが、CO
や C3O2 (mp=−111.3℃、bp=7℃)を
用いてもCO2 と同様の効果を収めることができる。ま
た金属磁性粉末の表層に含有させる希土類元素としてY
とSmを代表して示したが、Ce等他の希土類元素を用
いた場合にも同様の効果が得られる。本発明はビデオテ
ープの他に、オーディオテープ、コンピュータ用テー
プ、フロッピディスク、ハードディスク等、用途を問わ
ず高密度磁気記録媒体に好適に適用することが可能であ
る。
よびこれを用いた磁気記録媒体につき詳細な説明を加え
たが、これら実施例は単なる例示であり、本発明はこれ
ら実施例に何ら限定されるものではない。例えば、酸化
炭素系化合物としてCO2 を代表として示したが、CO
や C3O2 (mp=−111.3℃、bp=7℃)を
用いてもCO2 と同様の効果を収めることができる。ま
た金属磁性粉末の表層に含有させる希土類元素としてY
とSmを代表して示したが、Ce等他の希土類元素を用
いた場合にも同様の効果が得られる。本発明はビデオテ
ープの他に、オーディオテープ、コンピュータ用テー
プ、フロッピディスク、ハードディスク等、用途を問わ
ず高密度磁気記録媒体に好適に適用することが可能であ
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の金属磁性粉末およびその製造方法によれば、針状性と
磁気特性に優れるとともに、磁性塗料中での分散性に優
れた金属磁性粉末およびその製造方法を提供することが
できる。また本発明の磁気記録媒体によれば、かかる金
属磁性粉末を磁性塗料として調合した場合に、良好な分
散性と磁気配向性を示し、このため高密度磁気記録の分
野においてすぐれた電磁変換特性が得られる磁気記録媒
体を提供することができる。
の金属磁性粉末およびその製造方法によれば、針状性と
磁気特性に優れるとともに、磁性塗料中での分散性に優
れた金属磁性粉末およびその製造方法を提供することが
できる。また本発明の磁気記録媒体によれば、かかる金
属磁性粉末を磁性塗料として調合した場合に、良好な分
散性と磁気配向性を示し、このため高密度磁気記録の分
野においてすぐれた電磁変換特性が得られる磁気記録媒
体を提供することができる。
【図1】本発明の金属磁性粉末を示す模式的断面図であ
る。
る。
1…コア、2…希土類含有層、3…酸化炭素系化合物被
着層
着層
Claims (5)
- 【請求項1】 粒子の表層に希土類元素を含有する金属
磁性粉末であって、 前記粒子表面に、酸化炭素系化合物の被着層を有するこ
とを特徴とする金属磁性粉末。 - 【請求項2】 前記酸化炭素系化合物は、CO、CO2
およびC3 O2 のうちの少なくともいずれか1種である
ことを特徴とする請求項1記載の金属磁性粉末。 - 【請求項3】 粒子の表層に希土類元素を含有する金属
磁性粉末を、酸化炭素系化合物により処理し、前記金属
磁性粉末表面に、前記酸化炭素系化合物の被着層を形成
することを特徴とする金属磁性粉末の製造方法。 - 【請求項4】 前記酸化炭素系化合物は、CO、CO2
およびC3 O2 のうちの少なくともいずれか1種である
ことを特徴とする請求項3記載の金属磁性粉末の製造方
法。 - 【請求項5】 請求項1記載の金属磁性粉末と、有機バ
インダとを主体とする磁気記録層を、非磁性支持体上に
有することを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16751896A JPH1012425A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 金属磁性粉末およびその製造方法、ならびにこの金属磁性粉末を用いた磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16751896A JPH1012425A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 金属磁性粉末およびその製造方法、ならびにこの金属磁性粉末を用いた磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1012425A true JPH1012425A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15851183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16751896A Pending JPH1012425A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 金属磁性粉末およびその製造方法、ならびにこの金属磁性粉末を用いた磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1012425A (ja) |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP16751896A patent/JPH1012425A/ja active Pending
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