JPH10123832A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10123832A
JPH10123832A JP8293454A JP29345496A JPH10123832A JP H10123832 A JPH10123832 A JP H10123832A JP 8293454 A JP8293454 A JP 8293454A JP 29345496 A JP29345496 A JP 29345496A JP H10123832 A JPH10123832 A JP H10123832A
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JP
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toner
carrier
speed
regulating member
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JP8293454A
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Hisafumi Shoji
尚史 庄司
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二成分現像方式を用いる画像形成装置におい
て、画像濃度ムラを防止する。 【解決手段】 現像スリーブによる現像剤の連続搬送時
間、トナー濃度センサ106の出力値に基づいて、上記
制御部101により上記現像剤規制ローラの回転速度を
制御する。これにより、連続動作時、あるいはトナー濃
度変動時でも、上記現像剤規制部材と上記現像剤担持体
との間の現像剤に与えるせん断力を変化させることによ
って該現像剤中のトナーの帯電量を一定に保つことがで
きる。よって、画像濃度のムラを防止し、画像品質を良
好に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは潜
像担持体に対向して配置され、キャリアとトナーとから
なる現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体と、
該現像剤担持体と所定の間隔で配置され、該現像剤担持
体上の現像剤を回転により規制する現像剤規制部材とを
備え、上記現像剤担持体表面の現像剤により潜像担持体
上の潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】粉体トナーを用いる現像方式のうち、ト
ナーを主成分とする一成分系現像剤を用いた現像方式
(以下、一成分現像方式という)ではトナーを帯電させ
るために様々な努力が払われている。例えば、特開平4
−184462号公報に開示されている技術では、現像
剤担持体としての現像スリーブの近傍に配置した棒状の
現像剤規制部材を回転させて磁性トナーの動きを活発に
させてトナーの帯電性を向上させている。しかしなが
ら、現像剤担持体との接触帯電が主であり、トナーの帯
電の不安定性は拭えない。これに対してキャリアとトナ
ーからなる二成分現像剤を用いた現像方式(以下、二成
分現像方式という)では比較的安定してトナーを帯電
し、搬送することができるので、特に中速から高速のプ
リンター、複写機などに広く用いられている。
【0003】上記二成分現像方式においては、画像形成
を行う際にトナーのみが消費されてトナーとキャリアの
混合比率が変動する。そして、安定な画像を得るために
は、トナーを補給して上記混合比率を一定の範囲に保つ
必要がある。これは、トナー濃度(トナーと現像剤の重
量比)が変化すると、現像領域へのトナー供給量やトナ
ーの帯電量が変化してしまい、画像品質が不安定となっ
てしまうからである。具体的には、トナー濃度が小さい
部分では、現像領域へのトナー供給が不足となるばかり
でなく、トナーの帯電量が大きくなり、現像能力が低下
してしまうことになる。また、逆にトナー濃度が大きく
なると、現像領域へトナーが過剰に供給されたり、キャ
リアに対するトナーの接触確率が低くなるために十分に
帯電されなくなってトナーが潜像に付着し易くなり、非
画像部などへのトナー付着が発生してしまうことにな
る。
【0004】しかし、トナー補給により上記混合比率を
一定の範囲に保っても、上記トナーの帯電量は環境、特
に湿度の影響を受けて変化しやすく、該トナー帯電量の
変化により画像品質が変化してしまう。そこで、例え
ば、特開平3−118575号公報や特開平3−200
991号公報には、ローラ状の現像剤規制部材を現像剤
担持体の近傍に配置し、温度あるいは湿度などにより制
御された速度で回転する現像装置が開示されている。こ
の装置によれば、温度あるいは湿度に関係なく良好に安
定した画像濃度を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
装置において、連続して現像動作を行った場合には、ト
ナーとキャリアとが繰り返し接触することで逆にトナー
の帯電量が高くなりすぎる場合がある。そして、トナー
の帯電量が高くなりすぎると、トナーがキャリアから離
れにくくなって現像能力が低下したり、トナーが像担持
体としての感光体に付着した後に該感光体とトナーとの
間に働く鏡像力が大きくなって該トナーが感光体から離
れにくくなり、転写性が悪くなったりする。このため、
画像濃度が低下して画像濃度ムラが発生するという問題
点があった。
【0006】また、トナー補給を行った場合に、撹拌が
充分にされないとトナーとキャリアとが均一に混ざらず
に、現像装置内の空間でトナー濃度のムラが生じてしま
う。そして、トナー濃度にムラが生じると、トナー帯電
量や現像領域へのトナー供給量等にもムラが生じてしま
い、画像濃度の濃淡、すなわち画像濃度ムラが発生して
しまうという問題点があった。
【0007】これらの問題点は、上記特開平3−118
575号公報、又は特開平3−200991号公報の装
置構成を持つ装置のみならず、上記二成分現像方式を用
いた装置の場合には、発生しうるものである。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、画像濃度ムラを防止
できる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、潜像担持体に対向して配置さ
れ、キャリアとトナーとからなる現像剤を表面に担持し
て搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体と所定の間
隔で配置され、該現像剤担持体上の現像剤を回転しなが
ら規制する現像剤規制部材とを備え、該現像剤規制部材
により規制された上記現像剤担持体表面の現像剤により
潜像担持体上の潜像を現像する現像装置を備えた画像形
成装置において、上記現像装置内の現像剤中のトナーの
比率を検知するトナー濃度検知手段と、上記現像剤担持
体による現像剤の連続搬送時間と、上記トナー濃度検知
手段による検知結果とに基づいて、上記現像剤規制部材
の回転速度を制御する制御手段とを設けたことを特徴と
するものである。
【0010】この現像装置においては、上記トナー濃度
検知手段により上記現像装置内の現像剤中のトナーの比
率を検知し、上記制御手段により、上記現像剤担持体に
よる現像剤の連続搬送時間と、上記トナー濃度検知手段
による検知結果とに基づいて、上記現像剤規制部材の回
転速度を制御する。具体的には、上記連続搬送時間が所
定の時間を超えると、上記現像剤担持体と上記現像剤規
制部材との対向領域において現像剤担持体表面に対する
上記現像剤規制部材表面の相対速度が小さくなるように
上記回転速度を変化させる。また、上記トナー濃度検知
手段により上記現像剤中のトナーの比率が所定の値より
も高いことが検出されると上記相対速度が大きくなるよ
うに上記回転速度を変化させ、上記トナーの比率が所定
の値よりも低いことが検出されると上記相対速度が小さ
くなるように上記回転速度を変化させる。これにより、
上記現像剤規制部材と上記現像剤担持体との間の現像剤
に与えるせん断力を変化させて、該現像剤中のトナーの
帯電量を一定に保つことができる。
【0011】請求項2の発明は、潜像担持体に対向して
配置され、キャリアとトナーとからなる現像剤を表面に
担持して搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体と所
定の間隔で配置され、該現像剤担持体上の現像剤を回転
しながら規制する現像剤規制部材とを備え、該現像剤規
制部材により規制された上記現像剤担持体表面の現像剤
により潜像担持体上の潜像を現像する現像装置を備えた
画像形成装置において、潜像担持体上に検出用の潜像を
形成する潜像形成手段と、該検出用の潜像を上記現像装
置により現像して形成した顕像のトナー付着量を検出す
る付着量検出手段と、上記現像剤担持体による現像剤の
連続搬送時間と、上記付着量検出手段による検出結果と
に基づいて、上記現像剤規制部材の回転速度を制御する
制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0012】この画像形成装置においては、上記潜像形
成手段により潜像担持体上に形成した検出用の潜像を上
記現像装置により現像して顕像を形成し、上記付着量検
出手段により、該顕像のトナー付着量を検出する。そし
て、上記現像剤担持体による現像剤の連続搬送時間と、
上記付着量検出手段による検出結果とに基づいて、上記
現像剤規制部材の回転速度を制御する。具体的には、上
記連続搬送時間が所定の時間を超えると、上記現像剤担
持体と上記現像剤規制部材との対向領域において現像剤
担持体表面に対する上記現像剤規制部材表面の相対速度
が小さくなるように上記回転速度を変化させる。また、
上記付着量検出手段により上記顕像のトナー付着量が所
定の量よりも多いことが検出されると上記相対速度が大
きくなるように上記回転速度を変化させ、上記トナー付
着量が所定の量よりも少ないことが検出されると上記相
対速度が小さくなるように上記回転速度を変化させる。
これにより、上記現像剤規制部材と上記現像剤担持体と
の間の現像剤に与えるせん断力を変化させて、該現像剤
中のトナーの帯電量を一定に保つことができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、上記現像剤にトナーを補給するトナ
ー補給手段を設け、該トナー補給手段によるトナー補給
直後の所定時間は、上記現像剤規制部材表面の上記現像
剤担持体表面に対する相対速度が大きくなるような上記
現像剤規制部材の回転速度の制御を行うように上記制御
手段を構成したことを特徴とするものである。
【0014】この画像形成装置においては、上記トナー
補給手段によって上記現像剤へのトナーを補給し、該補
給直後の所定時間は、上記現像剤担持体と上記現像剤規
制部材との対向領域において現像剤担持体表面に対する
上記現像剤規制部材表面の相対速度が大きくなるように
上記制御手段により上記回転速度を制御するので、トナ
ー補給直後に上記現像剤担持体に供給された現像剤に対
して強いせん断力を与えることができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1、2、又は3
の画像形成装置において、上記現像剤担持体と上記現像
剤規制部材とを、互いに対向する領域で互いの表面が異
なる方向に移動するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0016】この画像形成装置においては、上記現像剤
担持体と上記現像剤規制部材とを、互いに対向する領域
で互いの表面が異なる方向に移動するように構成したの
で、互いに対向する領域で互いの表面が等しい方向に移
動するように構成した場合に比して、上記現像剤担持体
表面と現像剤規制部材表面との相対速度が大きくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕以下、本発明を画像形成装置である電子
写真複写機(以下、複写機という)に適用した一実施形
態について説明する。図1は、本実施形態に係る複写機
の概略構成を示す正面図である。像担持体としてのドラ
ム状の感光体1の周辺には、感光体1の表面を一様に帯
電する帯電装置としての帯電ローラ2、レーザ光31に
より感光体上に潜像を形成する潜像形成装置3、感光体
1上に形成された静電潜像を顕像化する現像装置4、顕
像化した像を、該像にタイミングを合わせて給紙される
転写材としての転写紙10に転写ローラ51により転写
し、その転写紙を感光体から除電チャージャ52により
除電して分離するための転写・分離装置5、上記転写紙
上のトナー像を熱ローラ61と加圧ローラ62とにより
加熱、加圧して定着するための定着装置6、感光体1上
の転写残トナーを除去するクリーニング装置7、クリー
ニングされた感光体1表面から残留電位を除去するため
の除電ランプ8等が配設されている。
【0018】また、上記現像装置4に隣接して、着脱可
能なトナー容器としてのトナーボトル91を装着したト
ナー補給装置9が設けられている。トナー補給装置9に
おいて、該トナーボトル91の手前側の一端には、該ト
ナーボトル91に収容されたトナーを排出するためのト
ナー排出口92が設けられ、該トナーボトル91内周面
には、収納されているトナーを上記トナー排出口92の
方向へと導く螺旋状のリブが形成されている。また、上
記トナーボトルのトナー排出口92から排出されたトナ
ーを上記現像剤収容部40に導く搬送路93が設けられ
ている。このトナー補給装置9においては、必要に応じ
てONされた図示しないボトルモータの回転駆動力がギ
ア等からなる駆動伝達系によって伝達され、トナーボト
ル91が矢印方向に回転すると、ボトル91内のトナー
が上記トナー排出口92から上記搬送路93の一端に排
出される。該搬送路93の一端に排出されたトナーは、
該搬送路93内に設けられた図示しない搬送部材によっ
て現像剤収容部40の手前側端部に設けられたトナー受
け部へと供給される。
【0019】図2は、上記現像装置4の概略構成を示す
正面図である。この現像装置では、重量平均粒径が5〜
15μmのトナーと、重量平均粒径が30〜100μm
の磁性キャリアとからなる二成分現像剤(以下、現像剤
という)を用いる。該現像装置は、現像剤収容部40内
の現像剤を担持して像担持体としての感光体1上にトナ
ーを供給する現像剤担持体としての現像スリーブ41、
現像剤収容部40内の現像剤を撹拌する現像剤撹拌手段
としての2本の撹拌スクリュウ42、上記現像ローラ4
1上の現像剤を規制する現像剤規制手段としての現像剤
規制ローラ43などを備えている。現像スリーブ41、
撹拌スクリュウ42、及び、現像剤規制ローラ43は、
それぞれ図中矢印方向に回転している。上記現像スリー
ブ41内には複数の磁石が設けられており、磁力により
現像剤をスリーブ上に保持できるように形成されてい
る。また、現像スリーブ41には図示しない電源から現
像バイアス電圧が印加され、感光体1との間の現像領域
に電界を形成している。また、上記撹拌スクリュウ42
の下方に位置する現像剤収容部40の底には、トナー濃
度を検出するためのトナー濃度センサ106が設けられ
ている。該トナー濃度センサ106としては、例えば、
透磁率を検出し、トナーとキャリアの透磁率の差を利用
して上記トナー濃度を求めるもの、あるいは、光の透過
率を検出し、トナーの分光反射率特性を利用して上記ト
ナー濃度を求めるものなどを用いることができる。
【0020】上記現像剤収容部40内において、現像剤
は上記現像剤撹拌スクリュウ42により撹拌され、トナ
ーとキャリアとが互いに接触してそれぞれの粒子が電荷
を持つようになる。しかし、上記現像剤撹拌スクリュウ
42による撹拌時にはトナーとキャリアとの互いの位置
関係を変えるまでには至らず、トナーの表面積の一定の
部分がキャリアと接触するのみであるので、トナーの帯
電量は所定の量以上に大きくはならない。そして、現像
剤は、上記撹拌スクリュウ42により撹拌されながら上
記現像スリーブ41表面に供給され、現像スリーブ41
に保持された現像剤は、上記現像剤規制ローラ43によ
って搬送量が規制される。該規制の際に、上記現像剤は
該現像剤規制ローラ43と上記現像スリーブ41との間
隙部において圧縮され、せん断力が与えられる。これに
より、キャリアに付着しているトナーは前記キャリア上
を移動し、トナーの表面積の多くの部分がキャリアと接
触する。そしてトナーの帯電部分が増加して、トナー1
個当たりの帯電量が増加することとなる。該帯電した現
像剤は、現像スリーブ41と感光体1とが対向する現像
領域に搬送されて上述の電界により、感光体1表面の潜
像に応じて現像剤中のトナーが消費される。上記現像領
域を通過した現像剤は、現像スリーブ41表面から離脱
し、上記撹拌スクリュウ42により、現像剤や補給され
るトナーと混合されて再度現像スリーブ41表面に供給
される。
【0021】本実施形態の複写機においては、現像装置
の連続運転を行った場合や、現像装置内でトナー濃度に
ムラが生じた場合でも、現像剤担持体上のトナー帯電量
を所定の範囲に保つことのできるような構成を採用して
いる。以下、この構成動作について説明する。
【0022】まず、上記現像剤規制ローラ43の回転速
度とトナーの帯電量との関係について説明する。図2の
現像装置4においては、現像スリーブ41と現像剤規制
ローラ43とを、互いに対向する領域で互いの表面が異
なる方向に移動するように構成している。このような現
像装置における現像剤規制ローラ43表面の現像スリー
ブ41表面に対する線速比と、現像スリーブ41と上記
現像剤規制ローラ43との間隙部通過後のトナー帯電量
の増加分との関係を図3に示す。なお、この時現像スリ
ーブ41の回転速度は一定とする。上記線速比が大きく
なり、上記現像剤規制ローラ43表面と現像スリーブ4
1表面との相対速度が大きくなると、上記間隙部におい
て現像剤に加わるせん断力が大きくなる。これにより、
上述のように、トナーの表面積の多くの部分がキャリア
と接触することとなるのでトナーの帯電部分が増加し、
トナー1個当たりの帯電量は増加する。すなわち、トナ
ーの帯電量が増加して画像濃度の低下のおそれがある場
合には、上記線速比を小さくすれば、上記トナー帯電量
の増加を抑制して画像濃度が向上しやすくなることがわ
かる。逆にトナーの帯電量が減少して画像濃度が濃くな
り過ぎるおそれがある場合には、上記線速比を大きくす
れば、上記トナー帯電量の増加を高めて画像濃度が低下
しやすくなることがわかる。
【0023】次に、上記現像剤規制ローラ43の回転速
度を制御するための制御システムの説明をする。図4
は、該制御システムのブロック図である。制御手段とし
ての制御部101は、後述する動作時間カウンタ10
2、停止時間カウンタ103あるいは上述のトナー濃度
センサ106からの出力に基づいて、現像剤規制ローラ
43を駆動する駆動手段としての例えばDCモータを駆
動するモータ駆動電源104に、4ビットの速度制御信
号を送る。そして、該モータ駆動電源104は、上記速
度制御信号に応じた出力電圧で上記DCモータ105を
駆動する。これにより、現像剤規制ローラ43の回転速
度は4ビットで切り替わることとなる。
【0024】図5は、上記制御部における制御を示すフ
ローチャートである。この制御は例えば、現像装置の工
場出荷時、あるいは工場出荷後の客先での装置設置時の
初期調整時などにスタートする。そして、所定時間毎に
まず、現像装置が動作中であるか否かが判断される(ス
テップ1)。ステップ1で現像装置が動作中である場合
(ステップ1Y)には、停止時間カウンタ103をリセ
ットし(ステップ2)、動作時間カウンタ102をカウ
ントアップする(ステップ3)。次に、動作時間カウン
タ102のカウンタ値が所定値を超えたか否かが判断さ
れる(ステップ4)。そして、カウンタ値が所定値を超
えている場合(ステップ4Y)には、上述の速度制御信
号を1段階下位レベルに下げる(ステップ5)。その
後、制御部101にトナー濃度センサ106からの検出
値が入力される(ステップ6)。一方、上記カウンタ値
が所定値以下である場合(ステップ4N)には、速度制
御信号を変化することなく上記トナー濃度センサ106
からの検出値が制御部101に入力される(ステップ
6)。上記トナー濃度センサ106からの検出値として
は例えば、複数回のトナー濃度の検出を行ったときの平
均値を用いる。これにより該トナー濃度センサ106近
傍でのトナー濃度を現像スリーブ近傍の現像に用いられ
る現像剤のトナー濃度とみなすことができる。そして、
制御部101に予め入力されている参照表に従い、該検
出値に基づいた速度制御信号の補正がなされる(ステッ
プ7)。上記参照表は、現像剤規制ローラ43の回転速
度とトナー帯電量との関係をトナー濃度を変えて実験的
に求めたデータにより作成されている。上述のように、
トナー濃度が高くなるとトナー帯電量は低下し、トナー
濃度が低くなるとトナー帯電量は高くなってしまう。こ
のことを防止するために、上記補正は、トナー濃度が高
い場合には上記現像剤規制部材43表面と上記現像スリ
ーブ41表面との相対速度が大きくなるように、すなわ
ち、速度制御信号を上げるようになされ、トナー濃度が
低い場合には上記相対速度が小さくなるように、すなわ
ち、速度制御信号を下げるようになされる。そして、上
記モータ駆動電源104は、この補正された速度制御信
号に基づいた出力電圧で上記DCモータ105を駆動す
る。このとき、速度制御信号が上位である場合には上記
現像剤規制ローラ43の回転速度は高速になって該現像
剤規制ローラ43表面と上記現像スリーブ41表面の相
対速度は大きくなり、現像剤に与えられるせん断力が大
きくなるのでトナー帯電量の増加が高められる。一方、
速度制御信号が下位である場合には上記現像剤規制ロー
ラ43の回転速度は低速になって該現像剤規制ローラ4
3表面と上記現像スリーブ41表面の相対速度は小さく
なり、現像剤に与えられるせん断力が小さくなるのでト
ナー帯電量の増加が抑制される。その後、所定時間が経
過した後に、再度ステップ1で現像装置が動作中である
か否かの判断がなされる。
【0025】ここで、現像装置の運転が終了し、該現像
装置が待機状態になったり、電源がOFFされたりし
て、上記間隙部への現像スリーブ41による現像剤の搬
送が所定時間以上停止された場合、現像剤のトナーとキ
ャリアの有する電荷が自然に放電されて帯電量が低下
し、画像濃度が濃くなり過ぎる恐れがある。図示の例の
制御部では、上記現像スリーブ41による現像剤の搬送
が連続して停止する時間(以下、連続停止時間という)
に応じて上記現像剤規制部材の回転速度を制御し、上記
画像濃度を更に良好に保つように構成されている。以
下、現像装置の動作が停止したときの制御について説明
する。 (以下、余白)
【0026】上記ステップ1で現像装置が動作中でな
い、すなわち、停止状態にあると判断された場合(ステ
ップ1N)には、動作時間カウンタ102をリセットし
(ステップ8)、停止時間カウンタ103をカウントア
ップする(ステップ9)。次に、停止時間カウンタ10
3のカウンタ値が所定値を超えたか否かが判断される
(ステップ10)。そして、上記カウンタ値が所定値を
超えている場合(ステップ10Y)には、上述の速度制
御信号を1段階上位レベルに上げる(ステップ11)。
その後、制御部101にトナー濃度センサ106からの
検出値が入力される(ステップ6)。一方、上記カウン
タ値が所定値以下である場合(ステップ10N)には、
速度制御信号を変化することなく上記トナー濃度センサ
106からの検出値が制御部101に入力される(ステ
ップ6)。そして、上記参照表に従い、該検出値に基づ
いた速度制御信号の補正がなされる(ステップ7)。上
記補正は、上述のように、トナー濃度が高い場合には速
度制御信号を上げ、トナー濃度が低い場合には速度制御
信号を下げるようになされる。そして、上記モータ駆動
電源104は、現像装置が動作を開始するときにこの補
正された速度制御信号に基づいた出力電圧で上記DCモ
ータ105を駆動する。このとき、速度制御信号が上位
である場合には上記現像剤規制ローラ43の回転速度は
高速になって該現像剤規制ローラ43表面と上記現像ス
リーブ41表面の相対速度は大きくなり、現像剤に与え
られるせん断力が大きくなるのでトナー帯電量の増加が
高められる。一方、速度制御信号が下位である場合には
上記現像剤規制ローラ43の回転速度は低速になって該
現像剤規制ローラ43表面と上記現像スリーブ41表面
の相対速度は小さくなり、現像剤に与えられるせん断力
が小さくなるのでトナー帯電量の増加が抑制される。そ
の後、所定時間が経過した後に、再度ステップ1で現像
装置が動作中であるか否かの判断がなされる。このよう
に、図示の例においては上記制御部により、上記現像ス
リーブ41による現像剤搬送の連続停止時間が所定の時
間を超えると、上記現像スリーブ41と上記現像剤規制
ローラ43との対向領域において現像スリーブ41表面
に対する上記現像剤規制ローラ43表面の相対速度が大
きくなるように、上記現像スリーブ41の搬送停止状態
が終了した直後の上記現像剤規制ローラ43の回転速度
を制御する。これにより、上記現像スリーブ41による
現像剤の搬送開始時において、上記現像剤規制部材と上
記現像剤担持体との間の現像剤に与えるせん断力を大き
くし、上記停止時間中に減少したトナーの帯電量を増加
させることができる。よって、現像装置の停止時の自然
放電によりトナー帯電量の変動が起きても、停止時間直
後のトナー帯電量を一定に保ち、画像品質の変動を防止
することができる。
【0027】所定時間毎に上記現像装置が動作中である
か否かの判断がなされ、以上の制御が繰り返される。
【0028】なお、上記ステップ7で行う速度制御信号
の補正はこのフローの各サイクル限りのものであり、ス
テップ5あるいはステップ11で設定し直される速度制
御信号のレベルを変更するものではない。
【0029】以上述べたように、本実施形態によれば、
上記現像スリーブ41による現像剤の連続搬送時間及び
トナー濃度センサ106の出力値に基づいて、上記制御
部101により上記現像剤規制ローラの回転速度を制御
する。すなわち、上記連続搬送時間が所定の時間を超え
ると、上記現像剤担持体と上記現像剤規制部材との対向
領域において現像剤担持体表面に対する上記現像剤規制
部材表面の相対速度が小さくなるように上記回転速度を
変化させる。また、上記トナー濃度センサ106により
上記トナー濃度が所定の値よりも高いことが検出される
と上記相対速度が大きくなるように上記回転速度を変化
させ、上記トナー濃度が所定の値よりも低いことが検出
されると上記相対速度が小さくなるように上記回転速度
を変化させる。これにより、連続動作時あるいはトナー
濃度変動時でも、上記現像剤規制部材と上記現像剤担持
体との間の現像剤に与えるせん断力を変化させることに
よって該現像剤中のトナーの帯電量を一定に保つことが
できる。よって、画像濃度のムラを防止し、画像品質を
良好に保つことができる。
【0030】また、本実施形態によれば、上記現像スリ
ーブ41と上記現像剤規制ローラ43とが互いに対向す
る領域で互いの表面が異なる方向に移動するので、互い
に対向する領域で互いの表面が同方向に移動するように
構成した場合に比して、上記現像スリーブ41と上記現
像剤規制ローラ43との間の相対速度が大きくすること
ができる。よって、効果的にトナーにせん断力を与えて
帯電量を制御し、画像品質の変動を良好に防止すること
ができる。
【0031】また、上記回転速度を上げる場合と下げる
場合とで、変更する速度レベルの差や現像装置が動作中
か否かを判断する時間間隔を切り換えるように構成した
方が望ましい。これは、現像装置の連続動作中に現像剤
中のトナーの帯電量が上昇する速度と、該現像装置の停
止中に現像剤中のトナーの帯電量が自然放電により低下
する速度とを比較すると一般的に前者の速度が大きく、
両者が互いに異なるためである。
【0032】次に、上記制御部101における制御の変
形例について説明する。図6は、図2の現像装置の水平
断面図である。この現像装置において、現像剤は2本の
撹拌スクリュウ42のうちの現像スリーブ41から遠い
方の撹拌スクリュウ42(以下、必要に応じて第一撹拌
スクリュウという)により、現像装置手前側(図6中下
側)から奥側(図6中上側)に向かって撹拌されながら
搬送される。そして、第一撹拌スクリュウにより奥側に
搬送された現像剤は、上記2本の撹拌スクリュウ42の
うちの現像スリーブ41に近い方の撹拌スクリュウ42
(以下、必要に応じて第二撹拌スクリュウという)によ
り、現像装置奥側から手前側に向かって撹拌されながら
搬送される。そして、第二撹拌スクリュウにより手前側
に搬送された現像剤は、再度上記第一撹拌スクリュウに
より撹拌搬送される。このようにして、現像剤は循環搬
送され、上記第二撹拌スクリュウによる撹拌搬送の間に
現像スリーブ41に供給されて現像に用いられる。そし
て、この現像装置においては、上述のトナー補給装置9
から補給される補給トナーは現像装置手前側のトナー受
け部44に補給される。該補給トナーは現像剤収容部4
0内の現像剤と混じりあって矢印A方向に移動しながら
撹拌される。そして、該移動により上記補給トナーが上
記第一撹拌スクリュウにより撹拌搬送される領域(以
下、第一撹拌領域という)を通過して、上記第二撹拌ス
クリュウにより撹拌搬送される領域(以下、第二撹拌領
域という)の入り口付近に到達すると、該現像スリーブ
41に上記補給トナーのうちの一部が供給されることと
なる。しかしながら、上記補給トナーは現像剤中のキャ
リアと均一に混合されてはいても、該キャリアとの間に
の相互的な移動が少なく、十分に帯電していない。した
がって、トナー帯電量不足による画像品質の変動が予想
される。そこで、上記画像品質の変動を防止するため
に、トナー補給直後に上記現像スリーブ41に供給され
た現像剤に対して強いせん断力を与えるような上記現像
剤規制ローラ43の回転速度の制御をおこなう。
【0033】図7は、上記制御のフローチャートであ
る。図5のフローチャートと異なる点は、速度制御信号
の補正の後に、トナー補給がなされて所定時間以内であ
る場合には更に速度制御信号の補正をおこなう処理が追
加された点である。具体的には、ステップ7で速度制御
信号の補正がなされた後に、前回のサイクル実行以降に
トナー補給がされたか否かを判断する(ステップ1
2)。そして、トナー補給があったと判断されれば(ス
テップ12Y)、速度制御信号の補正を行う(ステップ
13)。この補正は、上記現像剤規制部材43表面と上
記現像スリーブ41表面との相対速度が大きくなるよう
に、すなわち、速度制御信号を上げるようになされる。
そして、上記モータ駆動電源104は、この補正された
速度制御信号に基づいた出力電圧で上記DCモータ10
5を駆動する。このとき、速度制御信号が上位である場
合には上記現像剤規制ローラ43の回転速度は高速にな
って該現像剤規制ローラ43表面と上記現像スリーブ4
1表面の相対速度は大きくなり、現像剤に与えられるせ
ん断力が大きくなるのでトナー帯電量の増加が高められ
る。一方、速度制御信号が下位である場合には上記現像
剤規制ローラ43の回転速度は低速になって該現像剤規
制ローラ43表面と上記現像スリーブ41表面の相対速
度は小さくなり、現像剤に与えられるせん断力が小さく
なるのでトナー帯電量の増加が抑制される。その後、所
定時間が経過した後に、再度ステップ1で現像装置が動
作中であるか否かの判断がなされる。
【0034】このように、上記トナー補給されてから所
定時間が経過するまでは上記現像剤規制部材43表面と
上記現像スリーブ41表面との相対速度が大きくなるよ
うに上記現像剤規制ローラ43の回転速度の制御を行う
ことにより、トナー補給直後に上記現像スリーブ41に
供給された現像剤に対して強いせん断力を与えることが
できる。これにより、トナー補給直後であってもトナー
の帯電量を一定の範囲に保つことができる。よって、ト
ナー帯電量不足による非画像部へのトナー付着やトナー
飛散などを防止することができ、画像品質を更に良好に
保つことができる。
【0035】なお、上記トナー補給直後に回転速度を速
めに設定する時間は、例えば上記トナー受け部44に補
給されたトナーが上記第二撹拌領域の入り口付近に到達
するまでに要する時間に設定すればよい。この値は現像
装置の構造、現像剤の量と種類、トナー補給位置などに
より異なるので、実験的に求めることが望ましい。
【0036】また、例えば、上記トナー補給装置9によ
る現像剤収容部40内へのトナー補給が上記現像スリー
ブ41軸方向に広い範囲にわたってなされる場合も、同
様に、補給トナーが上記第二撹拌領域の入り口付近に到
達し終えるまでの時間を目安に設定すればよい。
【0037】〔実施形態2〕次に、他の実施形態につい
て説明する。本実施形態では、基本的に上記実施形態1
と同様の構成を備えている。また、本実施形態において
は、実施形態1のトナー濃度センサに代え、感光体1上
に一定の潜像パターンを形成し、これに現像によって付
着したトナー量を検出する付着量検出手段としての反射
濃度センサを設けている。そして、現像スリーブ41に
よる現像剤の連続搬送時間と上記反射濃度センサによる
検出結果に基づいて現像剤規制ローラ43の回転速度を
制御するような構成を採用している。以下、この構成に
ついて説明する。感光体1上に一定の潜像パターンを形
成し、これに現像によって付着したトナー量を検出する
技術としては、従来公知のトナー補給制御のための検出
用パターン形成、現像、検出の技術を採用することがで
きる。図1に符号107で示すのが、上記検出用パター
ンの光の反射率を検出する反射濃度センサである。先
ず、例えば所定枚数のプリント毎に感光体1上の非転写
領域に画像部の書込と同一のレーザー光により感光体上
に基準パターンを書き込んで基準パターン潜像を形成す
る。この基準パターン潜像を感光体の回転により現像装
置4に搬送して現像した後、上記反射濃度センサ107
に対向させる。そして、この反射濃度センサ107で上
記基準パターン像に光を照射するとともにその反射光量
を検出して、現像されたトナー量(以下、現像量とい
う)、すなわち、その時点における現像装置4の現像能
力を推定することが可能になる。
【0038】図8は、本実施形態における制御システム
の一例のブロック図である。制御手段としての制御部1
01は、動作時間カウンタ102、停止時間カウンタ1
03あるいは上述の反射濃度センサ107からの出力に
基づいて、現像剤規制ローラ43を駆動する駆動手段と
しての例えばDCモータを駆動するモータ駆動電源10
4に、4ビットの速度制御信号を送る。そして、該モー
タ駆動電源104は、上記速度制御信号に応じた出力電
圧で上記DCモータ105を駆動する。これにより、現
像剤規制ローラ43の回転速度は4ビットで切り替わる
こととなる。
【0039】図9は、上記制御部における制御を示すフ
ローチャートである。図5のフローチャートと異なる点
は、動作時間カウンタ102あるいは停止時間カウンタ
103のカウンタ値に基づいて速度制御信号の変更が行
われた後に、上記トナー濃度センサ106の出力値では
なく、反射濃度センサ107の出力値により、速度制御
信号の補正を行う点である。具体的には、ステップ4あ
るいはステップ11でカウンタ値が所定値以下であるこ
とが検出された後(ステップ4Nあるいはステップ11
N)、若しくは、ステップ5あるいはステップ11で速
度制御信号が変更された後に、現像量検出センサ107
からの出力値が上記制御部101に入力される(ステッ
プ6’)。そして、図5のフローチャートで示した制御
の場合と同様に、制御部101に予め入力されている参
照表に従い、該検出値に基づいた速度制御信号の補正が
なされる(ステップ7’)。上記参照表は、現像剤規制
ローラ43の回転速度と上記現像量との関係が書き込ま
れたものである。上述のように、トナー濃度が高くなる
とトナー帯電量は低下し、トナー濃度が低くなるとトナ
ー帯電量は高くなってしまう。このことを防止するため
に、上記補正は、現像量が多く、現像能力が高くなって
いる場合には上記現像剤規制部材43表面と上記現像ス
リーブ41表面との相対速度が大きくなるように、すな
わち、速度制御信号を上げるようになされ、現像量が少
なく、現像能力が低くなっている場合には上記相対速度
が小さくなるように、すなわち、速度制御信号を下げる
ようになされる。そして、上記モータ駆動電源104
は、この補正された速度制御信号に基づいた出力電圧で
上記DCモータ105を駆動する。このとき、速度制御
信号が上位である場合には上記現像剤規制ローラ43の
回転速度は高速になって該現像剤規制ローラ43表面と
上記現像スリーブ41表面の相対速度は大きくなり、現
像剤に与えられるせん断力が大きくなるのでトナー帯電
量の増加が高められる。一方、速度制御信号が下位であ
る場合には上記現像剤規制ローラ43の回転速度は低速
になって該現像剤規制ローラ43表面と上記現像スリー
ブ41表面の相対速度は小さくなり、現像剤に与えられ
るせん断力が小さくなるのでトナー帯電量の増加が抑制
される。その後、所定時間が経過した後に、再度ステッ
プ1で現像装置が動作中であるか否かの判断がなされ
る。
【0040】所定時間毎に上記現像装置が動作中である
か否かの判断がなされ、以上の制御が繰り返される。
【0041】以上のように、本実施形態によれば、上記
現像スリーブ41による現像剤の連続搬送時間及び反射
濃度センサ107の出力値に基づいて、上記制御部10
1により上記現像剤規制ローラ43の回転速度を制御す
る。すなわち、上記連続搬送時間が所定の時間を超える
と、上記現像剤担持体と上記現像剤規制部材との対向領
域において現像剤担持体表面に対する上記現像剤規制部
材表面の相対速度が小さくなるように上記回転速度を変
化させる。また、上記反射濃度センサ106により上記
検出用パターンへのトナー付着量が所定の量よりも多い
ことが検出されると上記相対速度が大きくなるように上
記回転速度を変化させ、上記トナー付着量が所定の量よ
りも少ないことが検出されると上記相対速度が小さくな
るように上記回転速度を変化させる。これにより、連続
動作時あるいはトナー濃度変動時でも、上記現像剤規制
部材と上記現像剤担持体との間の現像剤に与えるせん断
力を変化させることによって該現像剤中のトナーの帯電
量を一定に保つことができる。よって、画像濃度のムラ
を防止し、画像品質を良好に保つことができる。
【0042】なお、本実施形態においても、トナー補給
直後に上記現像スリーブ41に供給された現像剤に対し
て強いせん断力を与えるような上記現像剤規制ローラ4
3の回転速度の制御をおこなうのが望ましい。このよう
な制御を行うことにより、トナー補給直後であってもト
ナーの帯電量を一定の範囲に保ち、トナー帯電量不足に
よる非画像部へのトナー付着やトナー飛散などを防止す
ることができ、画像品質を更に良好に保つことができ
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1、3、及び、4の発明によれ
ば、この現像装置においては、上記現像剤担持体による
現像剤の連続搬送時間と上記トナー濃度検知手段による
検知結果とに基づいて上記制御手段により上記現像剤規
制部材の回転速度を制御し、上記現像剤規制部材と上記
現像剤担持体との間の現像剤に与えるせん断力を変化さ
せて、該現像剤中のトナーの帯電量を一定に保つことが
できる。よって、上記現像剤担持体による現像剤の連続
搬送を行う場合や現像装置内のトナー濃度が変動した場
合でも、上記トナー帯電量を一定に保って画像濃度のム
ラを防止し、画像品質を良好に保つことができるという
優れた効果がある。
【0044】また、請求項2乃至4の発明によれば、上
記付着量検出手段により検出した、潜像担持体上の検出
用の顕像のトナー付着量の検出結果と上記現像剤担持体
による現像剤の連続搬送時間とに基づいて、上記制御手
段により上記現像剤規制部材の回転速度を制御し、上記
現像剤規制部材と上記現像剤担持体との間の現像剤に与
えるせん断力を変化させて、該現像剤中のトナーの帯電
量を一定に保つことができる。よって、上記現像剤担持
体による現像剤の連続搬送を行う場合や現像装置内のト
ナー濃度が変動した場合でも、上記トナー帯電量を一定
に保って画像濃度のムラを防止し、画像品質を良好に保
つことができるという優れた効果がある。
【0045】また、請求項3及び4の発明によれば、上
記トナー補給手段によるトナー補給直後の所定時間は、
上記現像剤担持体と上記現像剤規制部材との対向領域に
おいて現像剤担持体表面に対する上記現像剤規制部材表
面の相対速度が大きくなるように上記制御手段により上
記回転速度を制御するので、トナー補給直後に上記現像
剤担持体に供給された現像剤に対して強いせん断力を与
えることができる。これにより、トナー補給直後であっ
てもトナーの帯電量を一定の範囲に保つことができるの
で、トナー帯電量不足による非画像部へのトナー付着や
トナー飛散などを防止することができ、画像品質を更に
良好に保つことができるという優れた効果がある。
【0046】特に、請求項4の発明によれば、上記現像
剤担持体と上記現像剤規制部材とを、互いに対向する領
域で互いの表面が異なる方向に移動するように構成した
ので、互いに対向する領域で互いの表面が等しい方向に
移動するように構成した場合に比して、上記現像剤担持
体表面と現像剤規制部材表面との相対速度が大きくな
る。これにより、効果的にトナーにせん断力を与えて帯
電量を制御し、画像品質の変動を良好に防止することが
できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電子写真複写機の概略構成を示
す正面図。
【図2】同複写機の現像装置の概略構成を示す正面図。
【図3】同現像装置における現像剤規制ローラ43表面
の現像スリーブ41表面に対する線速比とトナー帯電量
との関係の説明図。
【図4】同現像装置の制御システムのブロック図。
【図5】同制御システムの制御部における制御を示すフ
ローチャート。
【図6】図2の現像装置の水平断面図。
【図7】同現像装置の制御部における制御の変形例を示
すフローチャート。
【図8】他の実施形態に係る制御システムのブロック
図。
【図9】同制御システムの制御部における制御を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 感光体 4 現像装置 41 現像スリーブ 42 撹拌スクリュウ 43 現像剤規制ローラ43 101 制御部 102 動作時間カウンタ 103 停止時間カウンタ 104 モータ駆動電源 105 DCモータ 106 トナー濃度センサ 107 反射濃度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体に対向して配置され、キャリア
    とトナーとからなる現像剤を表面に担持して搬送する現
    像剤担持体と、該現像剤担持体と所定の間隔で配置さ
    れ、該現像剤担持体上の現像剤を回転しながら規制する
    現像剤規制部材とを備え、該現像剤規制部材により規制
    された上記現像剤担持体表面の現像剤により潜像担持体
    上の潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置にお
    いて、 上記現像装置内の現像剤中のトナーの比率を検知するト
    ナー濃度検知手段と、上記現像剤担持体による現像剤の
    連続搬送時間と、上記トナー濃度検知手段による検知結
    果とに基づいて、上記現像剤規制部材の回転速度を制御
    する制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】潜像担持体に対向して配置され、キャリア
    とトナーとからなる現像剤を表面に担持して搬送する現
    像剤担持体と、該現像剤担持体と所定の間隔で配置さ
    れ、該現像剤担持体上の現像剤を回転しながら規制する
    現像剤規制部材とを備え、該現像剤規制部材により規制
    された上記現像剤担持体表面の現像剤により潜像担持体
    上の潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置にお
    いて、 潜像担持体上に検出用の潜像を形成する潜像形成手段
    と、該検出用の潜像を上記現像装置により現像して形成
    した顕像のトナー付着量を検出する付着量検出手段と、
    上記現像剤担持体による現像剤の連続搬送時間と、上記
    付着量検出手段による検出結果とに基づいて、上記現像
    剤規制部材の回転速度を制御する制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 上記現像剤にトナーを補給するトナー補給手段を設け、
    該トナー補給手段によるトナー補給直後の所定時間は、
    上記現像剤規制部材表面の上記現像剤担持体表面に対す
    る相対速度が大きくなるような上記現像剤規制部材の回
    転速度の制御を行うように上記制御手段を構成したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、又は3の画像形成装置にお
    いて、 上記現像剤担持体と上記現像剤規制部材とを、互いに対
    向する領域で互いの表面が異なる方向に移動するように
    構成したことを特徴とする画像形成装置。
JP8293454A 1996-10-14 1996-10-14 画像形成装置 Withdrawn JPH10123832A (ja)

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