JP2003280356A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003280356A
JP2003280356A JP2002082192A JP2002082192A JP2003280356A JP 2003280356 A JP2003280356 A JP 2003280356A JP 2002082192 A JP2002082192 A JP 2002082192A JP 2002082192 A JP2002082192 A JP 2002082192A JP 2003280356 A JP2003280356 A JP 2003280356A
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rotation speed
image forming
developing
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JP2002082192A
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English (en)
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Keiko Igarashi
けい子 五十嵐
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Canon Inc
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種のプロセススピードをもつ場合にも、安
定した現像剤濃度検知を行う。 【解決手段】 多種のプロセススピードを持ち、かつ、
現像剤濃度検知としてインダクタンス検知を行う場合に
おいて、濃度検知は現像剤の攪拌搬送スクリュー速度が
ある第1の回転速度のときのみ行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記録方式等によって像担持体上に形成された静電潜像
を現像して可視画像を形成する複写機、プリンタ、記録
画像表示装置、ファクシミリ等の画像系装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、現像剤担持体の表面に顕画剤とし
ての乾式現像剤を担持し、静電潜像を担持した像担持体
の表面近傍にこの現像剤を搬送供給し、像担持体と現像
剤担持体の間に交互(交番)電界を印加しながら静電潜
像を現像して顕像化する現像装置がよく知られている。
【0003】なお、上記現像剤担持体は、一般に現像ス
リーブが用いられる場合が多いので、以下の説明では
「現像スリーブ」といい、また、像担持体は一般に感光
体ドラムが用いられる場合が多いので、以下の説明で
は、「感光体ドラム」という。
【0004】上記現像方法として、従来から、たとえば
2成分系組成(キャリア粒子とトナー粒子)からなる現
像剤(2成分現像剤)により、内部に磁界発生手段であ
る磁石を配置した現像スリーブの表面に磁気ブラシを形
成させ、微小な現像間隔を保持して対向させた感光体ド
ラムにこの磁気ブラシを摺擦または近接させ、そして現
像スリーブと感光ドラム間(S−D間)連続的に交互電
界を印加することによってトナー粒子の現像スリーブ側
から感光体ドラム側への手に及び逆転移を繰り返して行
わせて現像を行う、いわゆる磁気ブラシ現像法が知られ
ている。(たとえば、特開昭55−32060号公報、
特開昭59−165082号公報参照)。
【0005】上記2成分磁気ブラシ現像用の現像装置
は、隔壁によって現像室と攪拌室に区画された現像容器
を備えており、現像室と攪拌室はそれぞれ攪拌部材であ
る攪拌搬送スクリューが回転可能に収容されている。現
像室の開口部には、所定の方向に回転する感光体ドラム
と微小間隔をおいて、所定の方向に回転する現像スリー
ブが対向配置され、その内部には磁石が固定配置されて
いる。
【0006】現像容器中にはトナー粒子と磁性キャリア
が混合された現像剤が収容されており、トナー粒子と磁
性キャリアの混合比(以下「T/C比」という)は、現
像により消費されたトナーに見合った量のトナーが、補
給用トナー収容されているトナー貯蔵室から落下補給さ
れることで一定に保っている。
【0007】落下補給されたトナーは、攪拌室内のスク
リューによる攪拌によって現像容器中の現像剤と攪拌さ
れ、搬送される。現像室内の搬送スクリューの現像剤搬
送方向とは逆に容器長手方向に沿って搬送する。隔壁に
は手前側と奥側に開口が設けられており、この開口部で
現像剤の受け渡しが行われる。
【0008】ところで、現像容器中の2成分現像剤のト
ナー粒子と磁性キャリアの混合比の維持は、出力画像の
安定化に非常に重要であり、その検知、維持方法は従来
さまざまな方式が提案されている。
【0009】たとえば、感光体ドラム周辺に検知手段を
設け、感光体ドラム上の現像トナー像に光を照射し、こ
のときの透過光あるいは反射光からトナー補給量を調整
し、その結果としてT/C比を検知する方式、現像スリ
ーブ近傍に検知手段を設け、現像スリーブ上に塗布され
た現像剤に光を照射したときの反射光からT/C比を検
知する方式、また現像容器中にセンサを設け、コイルの
インダクタンスを利用してセンサー近傍の一定体積内の
現像剤の見かけ透磁率変化を検知し,T/C比を検知す
る方式が提案され、実用化されている。
【0010】しかし、感光体ドラム上の現像トナー量か
らT/C比を維持する方式は、たとえば、感光体ドラム
と現像スリーブとの間隙や、潜像電位の変動等により現
像容器中の現像剤のT/C比とは関係なく現像トナー量
が変動してしまい、その結果、適正トナー補給ができな
いという問題がある。また、現像スリーブ上に塗布され
た現像剤に光を照射した時の反射光からT/C比を検知
する方式は、高湿環境下等でトナーの帯電量が低下した
とき等に生じるトナー飛散により反射光検知手段表面が
汚れてしまった場合に、正確なT/C比を検知できない
問題がある。
【0011】これらに対し、コイルのインダクタンスを
利用してセンサー近傍の一定体積内の現像剤の透磁率変
化を検知し、T/C比を検知する方式のセンサー(以下
「インダクタンス検知センサー」という)は、センサー
単体のコストが安価なことに加え、上記のような誤検知
が少なく、正確に現像剤のT/C比の検知が可能であ
る。
【0012】上記インダクタンス検知センサーはスクリ
ュー近傍に配置され、たとえば一定体積中の現像剤の透
磁率が大きくなったときは、現像剤のT/C比が低くな
ったと判断し、トナー補給を開始させ、逆に透磁率が小
さくなった場合、現像剤のT/C比が高くなったと判断
し、トナー補給を停止するようなシーケンスに基づき現
像剤のT/C比を制御する。
【0013】図8と図9によりインダクタンス検知セン
サーについてさらに詳しく説明する。
【0014】図8はインダクタンス検知センサーの出力
の動作点を調整する直流電圧(以下「制御電圧」とい
い、図中では「Vcont」と記す)と、インダクタン
ス検知センサーの出力変動範囲内で変化させることがで
きる。なお、図中、センサー出力V1は上位出力変動範
囲の中心値である。
【0015】図9はT/C比とトナー濃度センサーの出
力Voutとの関係を表すグラフである。図9に示すよ
う、T/C比の変化に対しトナー濃度センサーの出力値
が変化することから、そのときのセンサー出力値から現
像剤のT/C比を検出することができる。その変化量は
トナー濃度センサーの出力変動範囲の中心地であるV1
を中心とし、V2〜V3の間が最も感度(T/C比の変
化に対するトナー濃度センサーの出力変化、以下,「セ
ンサー感度」という)が大きく、安定している。なお、
以降、この領域を「感度安定領域」と称する。
【0016】したがって、画像形成装置が良好な画像を
得ることができる現像剤のT/C比範囲内における、中
心T/C比の現像剤のセンサー出力値を感度安定領域の
中心値V1になるように制御電圧を変化させトナー濃度
制御の基準値として設定し、T/C比制御を行うことに
よりT/C比の変化に対するセンサー出力変化量が一
定、すなわち1:1の関係となり、センサー出力変化か
らの現像剤のT/C比制御を正確に行うことができる。
【0017】例えば図10に示すように、T/C比が6
〜8%で良好な画像を得ることができる画像形成装置と
現像剤の組み合わせで、出力変動範囲が0〜5V、出力
変動範囲の中心値(2.5V)近傍のT/C比の変動に
対するセンサー出力の変動(センサー感度)が、T/C
比1%の変化につき0.5V変動するようなトナー濃度
センサーを使用した場合、T/C比7%の時のトナー濃
度センサーの出力値を2.5Vに設定し、2.5Vを中
心にセンサーの出力を0.5V増し、3Vになったとき
にトナー補給を行い、0.5V減って2Vになったとき
にトナー補給を中止するようにシーケンスをくみ、T/
C比を制御すればよい。
【0018】また、電子写真方式により画像を形成する
画像形成装置においては、定着処理を変えることによっ
て、画質の異なる画像が形成されることを利用して、種
種の画像形成モードを使用することができるように設計
されているものが多い。
【0019】すなわち、文書の作成等通常の画像形成を
行うモードのほかに、OHTに透明度の高い画像を形成
するOHTモードや色彩の鮮やかさを強調するために光
沢性に富んだ画像を形成する光沢モードや、紙質にあわ
せた光沢感を形成するためのモード(グロスコントロー
ルモード)等の機能を具備した画像形成装置が考えられ
ている。
【0020】OHTモードや光沢モードは定着処理にお
いて,加熱温度を上げるかまたは加熱時間を長くするこ
とによって、画像を形成しているトナーの溶解度を高
め、透明度や光沢性を高めている。このために、OHT
モードや光沢モードにおいては、定着装置に搬送される
記録剤の搬送速度を下げることによって,記録材が定着
装置を通過する時間を長くすることが行われている。そ
して、記録材の搬送速度を下げることに対応して、感光
体の移動速度も下げられる。同様に紙の光沢にあわせた
光沢感を形成するためには、その光沢を形成するための
搬送速度をもつことになるため、それにあわせて、感光
体の移動速度もそのモードにあわせて持つことになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、OHTモードや光沢モード、その他、紙の光沢
にあわせたモード(以下「グロスコントロールモード」
と呼ぶ)においては、前述のように感光体の移動速度お
よび記録材の搬送速度の速度の変化に伴い、現像剤装置
中の現像剤を攪拌する現像攪拌手段の作動速度も変化さ
れる。
【0022】ところで、現像剤中のトナー濃度の検知手
段として、前述のインダクタンス検知手段を使用する
と、この現像剤濃度検知では、透磁率が嵩密度に対応し
て変化する特性であることから、現像剤中のトナー含有
量の変化にしたがって、変化すると同時に現像剤中の空
隙度の変化にしたがって変化する。
【0023】このように、現像剤中の空隙度が変化する
と、現像剤濃度が変化した場合にと同様に測定値に影響
して、測定値に誤差を生ずることが知られている。
【0024】前述のように、現像剤攪拌手段の作動速度
が変化した場合に、現像剤の空隙度が変化して、現像剤
の濃度検知に誤差を生じ、現像剤濃度が変化する結果、
画質に影響することが判明した。
【0025】また、現像剤攪拌手段の回転数が低下した
場合に、攪拌能力が低下して,形成される画像の画質に
望ましくない影響がでるという問題が生ずる場合があ
る。
【0026】したがって、本発明の目的はOHTモード
や光沢モード、その他、紙の光沢にあわせたモード(以
下「グロスコントロールモード」と呼ぶ)においても、
高い画質の画像が得られる画像形成装置の現像剤濃度制
御方法および画像形成装置を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、像担持体上に形成する静電潜像を現像し
てトナー像を該像担持体上に形成するために、非磁性ト
ナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤を収容する現像
容器と、前記現像容器内に収容される前記2成分現像剤
の透磁率を検出して非磁性トナー濃度を検知するトナー
濃度検知手段と、2成分現像剤を攪拌するための攪拌手
段と、像担持体の回転速度が可変であり、かつその回転
速度は第1の回転速度と少なくとも第1の回転速度を含
む2種以上の回転速度を有し、かつ像担持体回転速度に
伴い現像剤担持体速度も第1の回転速度と少なくとも第
1の回転速度を含む2種以上の現像剤担持体回転速度を
有し、現像剤を攪拌搬送するための攪拌搬送手段の回転
速度も第1の回転速度と少なくとも第1の回転速度を含
む2種以上の現像剤攪拌搬送手段回転速度を有する現像
装置を備えた画像形成装置において、前記現像装置の濃
度検知手段による現像剤内の非磁性トナー濃度検知は、
攪拌搬送手段回転速度が第1の現像剤攪拌搬送手段回転
速度のときに行うことを特徴とする現像装置である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下において、本発明による現像
装置の実施例を添付図面に従って説明する。なお、この
現像装置は、例えば以下に述べるような画像形成装置の
中で使用されるが、必ずしもこの形態に限られるもので
はない。
【0029】(実施例1)図1は本発明の実施の形態1
に係る現像装置を備える画像形成装置の概略断面図であ
る。
【0030】本画像形成装置は、複数の画像形成ステー
ションを有する4ステーションのレーザビームプリンタ
であり、これには感光ドラムの周囲に画像形成手段を有
して構成される画像形成ステーションがマゼンタ、シア
ン、イエロー及びブラックの4色に対応して設けられ、
各ステーションにて形成された感光ドラムに対向して移
動する転写ベルトによって搬送される転写材上に転写さ
れる。
【0031】即ち、マゼンタ、シアン、イエロー及びブ
ラックの画像形成ステーションPm、Pc、Py、Pk
にそれぞれ感光ドラム4m、4c、4y、4kが配接さ
れ、これらの感光ドラム4m、4c、4y、4kは図の
矢印方向(時計方向)に回転される。そして、各感光ド
ラム4m、4c、4y、4kの周囲には、コロナ帯電器
46m、46c、46y、46kと、光走査手段として
の走査光学装置47m、47c、47y、47kと、現
像装置9m、9c、9y、9k及びクリーニング器48
m、48c、48y、48kが配接されている。
【0032】更に、画像形成手段の一部を構成する転写
部は、各画像形成ステーションPm〜Pkに共通して用
いられる転写ベルト49a及び各感光ドラム4m〜4k
用の転写帯電器49m、49c、49y、49kを有
し、フルカラー画像形成は、転写ベルト49a上に形成
された転写材P上に感光ドラム4m〜4k上に形成され
たトナー像を順次転写することによって実現される。
【0033】一方、転写材Pは、給紙カセット50から
転写ベルト49a上に供給され、転写工程が終了すると
転写ベルト49aから分離され、定着器51を経てトレ
イ52に排出される。また、前記走査光学装置47m、
47c、47y、47kは、不図示のレーザ光源と、こ
のレーザ光源からのレーザ光を走査する回転ポリゴンミ
ラーと、走査ビームを感光ドラム4m〜4k表面の母線
上に集光するfθレンズと、その光束を偏向する反射ミ
ラーと、走査ビームの特定位置を検出するビーム検出装
置とで構成されている。
【0034】現像装置9は、図2に示すように、現像装
置9は、現像容器9aを備え、その内部は隔壁6によっ
て現像室16と攪拌室17とに区画され、攪拌室17に
は不図示のトナー貯蔵室から現像で消費されたトナーに
見合った量のトナーが攪拌室17内に補給される。一方
現像室16、及び攪拌室17内には、トナー粒子と磁性
キャリアが混合された2成分現像剤が収容されている。
現像室16内には現像剤搬送スクリュー11が収容され
ており、回転駆動によって現像剤を現像スリーブ3の長
手方向に沿って搬送する。また、攪拌室17内に収容さ
れているスクリュー12による現像剤搬送方向は、スク
リュー11の搬送方向とは反対方向である。隔壁6には
手前側と奥側に開口が設けられており、スクリュー11
で搬送された現像剤はこの開口の1つからスクリュー1
2に受け渡され、また、スクリュー12で搬送された現
像剤は上記の開口のほかの一つからスクリュー11に受
け渡される。
【0035】また、現像剤容器9の感光体ドラム4に近
接する部位には開口部が設けられている。諸開口部に
は、アルミニウムや非磁性ステンレス鋼等の非磁性材質
であり、かつその表面には適度な凹凸が設けられている
非磁性現像スリーブ3が設けられている。現像装置は矢
印a方向へ周速度Vaで回転する像担持体としての感光
ドラム4上の潜像を現像するために、矢印b方向へ周速
度Vbで回転して現像容器9a内の現像剤を感光ドラム
4上と対向した現像部の方へ搬送する現像剤担持体3を
有する。通常、現像剤担持体3は円筒状の現像スリーブ
3でありその内側に磁界発生手段13として磁化された
マグネットローラ13のN2極で現像スリーブ3上にく
み上げられ、現像スリーブ10の回転に伴いマグネット
ローラ13上をS2極→N3極→S1極と搬送される。
その搬送途上で現像剤は、現像スリーブ3に対してS2
極部近傍に非接触で対向配置された規制ブレード2によ
って層厚を規制され、現像スリーブ3上に現像剤の薄層
が形成される。マグネットローラ13の現像部に位置さ
れたS1極は現像主極であり、S1極によって穂立ちし
た現像剤が感光ドラム4条に形成された潜像を現像し、
現像剤はその後N1極、N2極の反発磁界により現像ス
リーブ3から除去され、現像剤は現像容器9a内に落下
し戻される。
【0036】ここで、現像スリーブ3の周速度Vbは感
光ドラムの周速度Vaに対して感光ドラム周速比130
%〜200%が望ましく、150%〜180%ならさら
によい。上記の範囲以下では十分な画像濃度が得られ
ず、またそれ以上では現像剤の飛散等が生じる。
【0037】本実施例におけるインダクタンス濃度検知
センサー14は、図2に示すように攪拌室R2の側面で
スクリュー12に近接した場所に配置されている。スク
リュー12の側面部は、現像剤の流速が速く、かつ規則
的で滞留をおこしにくいため、この部分にインダクタン
ス検知センサー14を配置すると、現像容器9a内の他
の部分に配接するより、かなり検知精度が上がる。この
トナー濃度検知用インダクタンス検知センサー14は
「従来の技術」の項で述べたように、コイルのインダク
タンスを利用し、現像剤の透磁率変化を検知する形式で
ある。なお、このセンサー面(検知表面)14aにトナ
ー濃度検知が可能な程度の現像剤の厚みを有し、かつス
クリュー回転時に現像剤が流動を示す場所であれば別の
場所でも構わない。
【0038】以上説明したカラー画像形成装置につい
て、通常画像形成モードとそれ以外のモード、例えばO
HTモード、光沢モード、グロスコントロールモードに
ついて、本実施例ではOHTモードをもとに、以下に説
明する。
【0039】前述の画像形成工程において、普通紙等に
画像を形成する通常画像形成モードにおける画像形成工
程では、記録材を速度V1で搬送して画像が形成される
場合、感光体周速度はVa1とする。このときの現像ス
リーブ周速度をVb1、攪拌搬送スクリュー速度Vc1
及びVd1とする。
【0040】これに対して、オーバーヘッドプロジェク
ター用の透明シート(以下OHTという)に画像を形成
する場合、透明度の高い画像を形成するために、定着工
程においてトナーの溶解度を高めて画像の透明度をあげ
ることが行われ、トナーの溶解度は定着時間を長くする
ことと,定着温度を高くすることによって高められるの
で、前記のようにOHTに画像を形成するOHTモード
の場合には、記録材が定着装置51を通過する速度を下
げることが行われる。そして、記録材の搬送速度の低下
に伴って、感光体4の移動速度もVa1からVa2に落
とされる。また、光沢性に富んだ画像を形成するために
も、同様に速度を落とされる。
【0041】ここで、感光体4の移動速度が前記のよう
に変化した場合、形成されるトナー像の濃度を不変に維
持するために現像装置9の現像スリーブ3の回転速度も
Vb1からVb2に落とされる。さらに、スクリュー1
2と11及びスリーブ3はひとつのモーターにより駆動
されており、その各々はギアによって連結駆動している
ため、現像スリーブの移動速度がVb2になると、スク
リュースピードもVc2とVc3の速度に変えることに
なる。
【0042】この場合、スクリュースピードはVc1と
Vd1からVc2とVd2に低下するため、現像容器内
9の攪拌搬送されている現像剤中の空隙が変化する。つ
まり、適正T/C比の場合で説明すると、スクリュース
ピードが遅くなると、現像剤の動きが遅くなり、結果と
して現像剤と空気の混じりも少なくなり、現像在中の空
隙が少なくなる。すると、透磁率が上昇し、T/Cが減
少したと検知することになり、トナーを補給してしま
い、結果として適正T/Cよりトナー濃度が高くなって
しまうことになる(図3,図4に示す)。
【0043】そこで、本実施の形態では、通常画像形成
モード以外のモード、例えばOHTモード、光沢モー
ド、グロスコントロールモードの場合、感光体の移動速
度がVa1からVa2と落ちた場合に、スクリュースピ
ードがVc2とVd2の場合には、トナー濃度検知を行
わず、スクリュースピードがVc1とVd1の場合のみ
トナー濃度検知を行うことにした。本実施例では所定枚
数以下の通常画像形成モード以外の出力枚数が指定され
た場合、その現像動作終了後、現像スリーブ3及び攪拌
搬送スクリュー11及び12を通常画像形成モードにお
ける移動速度、Vb1,Vc1、Vc2に変化させ、そ
の状態でトナー濃度検知を行うこととし、所定枚数以上
の通常画像形成モード以外の出力枚数が指定された場
合、所定枚数までの現像動作終了後、次の現像動作を行
う前に、現像スリーブ3及び攪拌搬送スクリュー11及
び12を通常画像形成モードにおける移動速度、Vb
1,Vc1、Vd2に変化させ、トナー濃度検知を行っ
たあと、再び、現像スリーブ3及び攪拌搬送スクリュー
11及び12の移動速度をVb2,Vc2、Vd2とし
て現像動作を行うことにする。この場合の説明を図5に
示す。
【0044】こうすることにより、トナー濃度検知を行
うときの攪拌搬送スクリュー11及び12は毎回同じ速
度Vd1及びVd2となるので、正しいトナー濃度検知
を行うことができ、トナー濃度の誤検知による画像不良
等の弊害を防止することができる。
【0045】(実施例2)本実施例では、以下のトナー
補給制御を併用することを特徴とする。図6を用いて、
補給制御の説明を行う。複写されるべき原稿25の画像
はレンズ26によってCCD等の撮像素子27に投影さ
れる。この撮像素子27は原稿25の画像を多数の画素
に分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号を発生
する。撮像素子27から出力されるアナログ画像信号処
理回路28に送られ、ここで各画素毎にその画素の濃度
に対応した出力レベルを有する画素画像信号に変換さ
れ、パルス幅変調回路29に送られる。
【0046】このパルス幅変調回路29から出力された
レーザ駆動パルスは半導体レーザ30に供給され、半導
体レーザ30をそのパルス幅に対応する時間だけ発光さ
せる。従って、半導体レーザ30は高濃度画素に対して
はより長い時間駆動され、低濃度画素に対してはより短
い時間駆動されることになる。それ故、感光体ドラム4
は、次述の光学系によって、高濃度画素に対しては主走
査方向により長い範囲が露光され、低濃度画素に対して
は主走査方向により短い範囲が露光される。つまり、画
素の濃度に対応して静電潜像のドットサイズが異なる。
従って、当然のことながら、高濃度画素に対するトナー
消費量は低濃度画素に対するそれよりも大である。な
お、図7の(d)に低、中、高濃度画素の静電潜像をそ
れぞれL,M,Hで示した。
【0047】半導体レーザ30から放射されたレーザ光
30aは回転多面鏡31によって掃引され、f/θレン
ズ等のレンズ26及びレーザ光30aを像担持体たる感
光体ドラム4方向に指向させる固定ミラー27によって
感光体ドラム2上にスポット結像される。かくして、レ
ーザ光30aは感光体ドラム2の回転軸とほぼ平行な方
向(主走査方向)にこのドラム2を走査し、静電潜像を
形成することになる。
【0048】本実施例で用いるトナー消費量検知手段の
一例を説明すると、まず、前記パルス幅偏重回路29の
出力信号がANDゲート36の一方の入力に供給され、
このANDゲートの他方の入力にはクロックパルス発振
器35からのクロックパルス(図7の(b)に示すパル
ス)が供給される。したがって、ANDゲート36から
は図7の(c)に示すようにレーザ駆動パルスS,I,
W,の各々のパルス幅に対応した数のクロックパルス、
すなわち、各画素の濃度に対応した数のクロックパルス
が出力される。このクロックパルス数は各画素毎にカウ
ンタ6によって積算され、ビデオカウント数が算出され
る(A4最大ビデオカウント数は3707×106)。
しかして、このカウンタ49からの各画素ごとのパルス
積算信号C1(ビデオカウント数)は、前記原稿25の
トナー像を一つ形成するために現像器9から消費される
トナー量に対応している。このトナー補給制御を、以
下、ビデオカウント制御という。
【0049】本実施例では、通常画像形成モード以外の
モード、例えば、例えばOHTモード、光沢モード、グ
ロスコントロールモードが指定された場合、その画像形
成を行う現像動作の間は、ビデオカウント制御によりト
ナー補給を行い、一連の通常画像形成モード以外の画像
形成モード終了時には、インダクタンス濃度検知センサ
ーを行い、トナー濃度検知を行うことを特徴とする。
【0050】こうすることにより、通常画像形成モード
以外の画像形成中に、攪拌搬送スクリューの移動速度を
変えることなく濃度制御を行うことができ、攪拌搬送ス
クリューの速度変更に伴う、画像形成の一時中断等のダ
ウンタイムを発生することなく、濃度検知を行うことが
できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、像担持体上に形成
する静電潜像を現像してトナー像を該像担持体上に形成
するために、非磁性トナーと磁性キャリアを含む2成分
現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器内に収容さ
れる前記2成分現像剤の透磁率を検出して非磁性トナー
濃度を検知するトナー濃度検知手段と、2成分現像剤を
攪拌するための攪拌手段と、像担持体の回転速度が可変
であり、かつその回転速度は第1の回転速度と少なくと
も第1の回転速度を含む2種以上の回転速度を有し、か
つ像担持体回転速度に伴い現像剤担持体速度も第1の回
転速度と少なくとも第1の回転速度を含む2種以上の現
像剤担持体回転速度を有し、現像剤を攪拌搬送するため
の攪拌搬送手段の回転速度も第1の回転速度と少なくと
も第1の回転速度を含む2種以上の現像剤攪拌搬送手段
回転速度を有する現像装置を備えた画像形成装置におい
て、前記現像装置の濃度検知手段による現像剤内の非磁
性トナー濃度検知は、攪拌搬送手段回転速度が第1の現
像剤攪拌搬送手段回転速度のときに行うことを特徴とす
る現像装置を用いることにより、OHTモードや光沢モ
ード、その他、紙の光沢にあわせたモード(以下「グロ
スコントロールモード」と呼ぶ)においても、高い画質
の画像が得られる画像形成装置の現像剤濃度制御方法お
よび画像形成装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかわる画像形成装置を示
す図
【図2】 現像器構成の図
【図3】 適正T/Cの説明図
【図4】 適正T/Cの説明図
【図5】 動作フロー図
【図6】 制御系のブロック図
【図7】 制御系の説明図
【図8】 インダクタンス検知センサーの説明図
【図9】 インダクタンス検知センサーの説明図
【図10】 インダクタンス検知センサーの説明図
【符号の説明】
2:層厚規制部材 3:現像スリーブ(現像剤担持体) 4:感光ドラム 6:隔壁 9:現像装置 9a:現像容器 11、12:搬送スクリュー 13:マグネットローラ(磁石) 16:下側容器 17:上側容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 370 G03G 21/00 384 384 372 21/14 15/08 507E Fターム(参考) 2H027 DB01 DD07 DE04 DE07 DE09 EA06 ED10 EE01 EE03 EF09 FA30 FA35 2H035 CA07 CB01 CG01 2H077 AB02 AB14 AB15 AB18 AC02 AD02 AD06 AD13 AD36 BA02 BA03 DA10 DA44 DA54 DA81 DB02 EA03 GA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成する静電潜像を現像し
    てトナー像を該像担持体上に形成するために、非磁性ト
    ナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤を収容する現像
    容器と、前記現像容器内に収容される前記2成分現像剤
    の透磁率を検出して非磁性トナー濃度を検知するトナー
    濃度検知手段と、2成分現像剤を攪拌するための攪拌手
    段と、像担持体の回転速度が可変であり、かつその回転
    速度は第1の回転速度と少なくとも第1の回転速度を含
    む2種以上の回転速度を有し、かつ像担持体回転速度に
    伴い現像剤担持体速度も第1の回転速度と少なくとも第
    1の回転速度を含む2種以上の現像剤担持体回転速度を
    有し、現像剤を攪拌搬送するための攪拌搬送手段の回転
    速度も第1の回転速度と少なくとも第1の回転速度を含
    む2種以上の現像剤攪拌搬送手段回転速度を有する現像
    装置を備えた画像形成装置において、 前記現像装置の濃度検知手段による現像剤内の非磁性ト
    ナー濃度検知は、攪拌搬送手段回転速度が第1の現像剤
    攪拌搬送手段回転速度のときに行うことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項第1記載のトナー濃度検知手
    段は現像装置駆動時の前記攪拌搬送部材回転時に検知を
    行い、かつその設置場所を、現像剤攪拌時に前記検知手
    段の表面を流れる現像剤の流速が一定であり、かつその
    流動が規則的である場所とすることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の回転速度とは通常画像形成状
    態における速度をいい、これ以外の速度状態で画像形成
    を行う場合、所定枚数毎に、現像剤の攪拌搬送部材を通
    常画像形状態の回転速度にすることを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像情報によりトナー補給を行う制御を
    もつことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
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