JPH10123601A - カメラにおける操作部材ガイドの取付構造 - Google Patents
カメラにおける操作部材ガイドの取付構造Info
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- JPH10123601A JPH10123601A JP8297759A JP29775996A JPH10123601A JP H10123601 A JPH10123601 A JP H10123601A JP 8297759 A JP8297759 A JP 8297759A JP 29775996 A JP29775996 A JP 29775996A JP H10123601 A JPH10123601 A JP H10123601A
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Abstract
めのビス挿通用部位又は接着用部位を必要としない、カ
メラにおける操作部材ガイドの取付構造を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 操作部材(50)の押圧操作による移動
を案内するための操作部材ガイド(33)を、表示窓
(30)をカメラ外装(20)に固定するための表示窓
固定部(32)と一体としてカメラ外装に取り付けるこ
とができるよう構成した。
Description
つ金属外装カメラ等のカメラにおいて、撮影情報を表示
するための表示窓と、撮影モード切換等を行う操作ボタ
ン等の操作部材を移動案内するための操作部材ガイドを
カメラ外装に取り付けるための構造に関するものであ
る。
報を表示するための表示窓、及び撮影モードの切換等の
ための操作部材が、互いに隣接して設けられている。表
示窓には、選択された撮影モードあるいは各種設定値を
示す記号が表示され、撮影者は表示窓を見ながら操作ボ
タンを操作することにより、撮影モードあるいは各種設
定値の設定を行うことができる。
操作できるようにカメラの上面等から一部を突出して設
けられている。カメラ外装には、操作部材を押圧操作に
より移動し得るように案内する操作部材ガイドが設けら
れている。例えば操作部材が円柱形状の操作ボタンであ
る場合には、操作部材ガイドは、操作部材が嵌挿される
孔を持つブロックとして構成される。操作部材ガイドは
一般に樹脂によって成形されるため、樹脂製の外装を持
つカメラの場合には、操作部材ガイドをカメラ外装と一
体成形することができる。
カメラの質感を向上させるため、金属製の外装を持つカ
メラ(所謂金属外装カメラ)が増えている。このような
金属外装カメラの場合には、樹脂製の操作部材ガイドを
カメラ外装にビス止めして固定するのが一般的である。
そのため、金属外装カメラに操作部材を取り付けるため
には、操作部材ガイドにビス挿通用部位を設ける必要が
あり、その分、カメラ上部における占有スペースが増加
するという問題点がある。また、操作部材ガイドをカメ
ラ外装に接着して固定する場合でも、接着用部位をその
周囲等に設ける必要があり、やはり、カメラ上部等にお
ける占有スペースが増加するという問題点がある。
イドをカメラ外装に取り付けるためのビス挿通用部位又
は接着用部位を必要としない、操作部材ガイドの取付構
造を提供することを目的とするものである。
め、本発明によるカメラにおける操作部材ガイドの取付
構造は、操作部材の押圧操作による移動を案内するため
の操作部材ガイドを、表示窓をカメラ外装に固定するた
めの表示窓固定部と一体として、カメラ外装に取り付け
ることができるよう構成したものである。このように構
成することにより、操作部材ガイドをカメラ外装に取り
付けるためのビス挿通用部位又は接着用部位が不要とな
り、カメラ上部等での占有スペースを減少させることが
できる。
イドとは、一体として形成することができる。さらに、
これらを全て透明な部材で形成しても良い。また、表示
手段に照明手段を設け、操作部材ガイドの少なくとも一
部をカメラ外部に突出させ、照明手段からの光が操作部
材ガイドの突出部分にまで達するよう構成することもで
きる。このように構成することによって、照明手段によ
って操作部材の周辺が照明されるため、暗いところでも
操作部材の位置が分かる。なお、表示手段は液晶表示ユ
ニットとすることができる。
とができる。また、上記の固定部を板状部材とし、当該
板状部材の少なくとも一部をカメラ外装に接着される接
着しろとして構成することができる。さらに、固定部は
板状部材に表示窓を突出形成したものであり、当該板状
部材の表面の少なくとも一部が、カメラ外装に接着され
る接着面となるよう構成しても良い。
る操作部材ガイドの取付構造の実施形態について説明す
る。図1は、本発明によるカメラにおける操作部材ガイ
ドの取付構造の実施の形態を採用したカメラの一例を、
カメラ裏蓋側から見た斜視図である。図1に示すよう
に、カメラ1の上部には、撮影情報を表示するための表
示窓30と、撮影モードの切換や各種設定値の選択を行
う操作ボタン50(操作部材)が設けられている。表示
窓30には、選択された撮影モードあるいは各種設定値
を示す記号が表示され、撮影者は表示窓30を見ながら
操作ボタン50を押圧操作することにより、撮影モード
あるいは各種設定値の設定を行うことができる。
ガイドの取付構造の実施形態を示す側面図及び平面図で
ある。図2に示すように、表示窓30は、カメラ外装2
0に形成された第1の開口21に設けられている。表示
窓30は透明アクリル製であり、表示窓30を通して、
カメラ1の内部に設けられた液晶表示ユニット40(後
述)の表示が見られるようになっている。
外装20に固定するための固定部32(表示窓固定部)
と一体に形成されている。固定部32は、平面視で略正
方形の板状部位として構成されており(図3)、その上
部に略長方形の表示窓30が突出形成されている。そし
て、図2に示すように、表示窓30を第1の開口21に
嵌合させた状態で、固定部32の上面をカメラ外装20
に接着することによって、表示窓30はカメラ外装20
に固定される。
側には、操作ボタン50を押圧操作によって移動し得る
よう案内するための操作部材ガイド33が形成されてい
る。操作部材ガイド33は、円形断面を持ち上下に延び
る開口33bと、開口33bの周囲から上部に突出する
よう形成された、リング形状を持つ環状部位33aとに
より構成されている。なお、環状部位33aと開口33
bとは同軸上に位置しており、環状部位33aの内径が
開口33bの内径よりも小さくなるよう形成されてい
る。
33の上方には、操作ボタン50用の開口部である第2
の開口22が形成されており、環状部位33aの上端が
第2の開口22から僅かに突出している。
ある上段及び下段円筒部位51、52により構成され、
上段円筒部位51の外径よりも下段円筒部位52の外径
が大きくなるよう形成されている。また、環状部位33
aの内径は上段円筒部51の外径よりも僅かに大きく形
成され、開口33bの内径は下段円筒部52の外径より
も僅かに大きく形成されている。従って、上段円筒部5
1を環状部位33aに挿入し、下段円筒部52を開口3
3bに挿入することにより、操作ボタン50は操作部材
ガイド33にその外周を位置規制される。そして、上段
円筒部51と環状部位33a、及び下段円筒部52と開
口33bの摺動によって、操作ボタン50は上下方向に
案内される。
上方に抜けないよう、環状部位33aの内径は、操作ボ
タン50の下段円筒部位52の外径よりも小さく形成さ
れている。即ち、環状部位33aが操作ボタン50の抜
け止め用のストッパーとなる。また、上段円筒部位51
は、下段円筒部位51が環状部位33aの下面に当接し
た状態で、第2の開口22よりも上方に所定量突出する
ように構成されている。
に位置するゴムスイッチ55(後述)によって支持され
ており、押圧されていない状態では、上段円筒部位51
が第2の開口22から上方に突出している。そして、撮
影者が、操作ボタン50を下方に押圧することにより、
ゴムスイッチ55が弾性変形し、操作ボタン50は操作
部材ガイド33に沿って下方に移動する。
液晶表示ユニット40について説明する。図1に一点鎖
線で示す本体10は、フィルムパトローネを収納するパ
トローネ収納部13、フィルムを巻き取るフィルム巻取
部12、及び各種の駆動系を保持するものである。そし
て、図2に示すように、本体10のフィルム巻取部12
の上部には、シャッター駆動等を行うための駆動機構1
7が設けられ、駆動機構17の上部には、液晶表示ユニ
ット40等を支持するためのベースプレート60がビス
止めにより固定されている。そして、ベースプレート6
0には、液晶表示ユニット40の駆動や、操作ボタン5
0の押圧操作による撮影モードの切換等を行うための基
板61が設けられている。
液晶表示ユニット40は、発光部であるバックライト4
1、半透過性の反射板42、偏光板43、2枚のガラス
基板44,45を積層したものである。また、ガラス基
板44,45の間には液晶材料が封入されている。この
ように積層された液晶表示ユニット40は、ベースプレ
ート60から突設された一対の支持ブロック46によっ
て支持される。また、2枚のガラス基板44、45のう
ち、上方に位置するガラス基板45の下面には、液晶表
示用の透明電極が形成されており、この表示用電極と基
板61とを接続するために、ガラス基板45の下面と基
板61との間には、導電性を持つゴム部材であるゴムコ
ネクタ47が配置されている。
ニット40をベースプレート60に圧締し固定するため
の金属板48が掛け渡されている。金属板48により液
晶表示ユニット40全体をベースプレート60に対し圧
締することによって、ゴムコネクタ47が圧縮され、ガ
ラス基板45の下面の表示用電極と基板61とが確実に
導通する。なお、金属板48は、表示の邪魔にならない
よう、ガラス基板45の端部を保持するようになってい
る。
ックライト41を利用して表示を行い、周囲が明るい場
合には表示窓30からのカメラ1内に入射する外部光を
利用して表示を行うよう構成されている。そのため、バ
ックライト41と偏光板43との間には、バックライト
41からの光を透過させると共に、外部光を反射させ
る、半透過性の反射板42が設けられている。
タン50の押圧によって上下に移動するゴムスイッチ5
5が設けられている。ゴムスイッチ55は、ベースプレ
ート60に固定された外周部56と、外周部56から上
方に突出形成された可動部58とが一体に形成されたも
のである。外周部56と可動部57との間は、薄肉の連
結部58となっており、連結部58の弾性変形によっ
て、可動部57が外周部56に対して移動可能となって
いる。
0の下面に当接し、操作ボタン50を下方から支持して
いる。そして、操作ボタン50が押圧操作されると、薄
肉部分である連結部58が弾性変形して可動部57が下
方に移動し、可動部57の下面が基板61に接する。可
動部57の下面は導通可能な素材で形成されており、当
該下面が基板61の所定箇所に接することにより、基板
61上の所定箇所が導通し、撮影モードあるいは設定値
の設定・変更が行われる。
ガイドの取付構造によると、操作部材ガイド33を、固
定部32と一体としてをカメラ外装20に固定すること
によって、操作部材ガイド33をカメラ外装20にビス
止めするためのビス挿通用部位、あるいは接着するため
接着用部位が不要になり、その分だけ占有スペースが減
少する。即ち、カメラのコンパクト化に資することがで
きる。
定部32は、透明アクリルで構成されているため、液晶
表示ユニットのバックライト41からの光が固定部32
の内部を通って操作部材ガイド33の環状部位33aに
まで達する。環状部位33aの上端はカメラ外部に突出
しているため、バックライト41からの光によって環状
部位33aの上端、即ち操作ボタン50の周囲が照明さ
れる。そのため、カメラを暗いところで操作する時で
も、操作ボタン50の位置がすぐに分かるという効果が
得られる。
おける操作部材ガイドの取付構造によると、 操作部材
の押圧操作による移動を案内するための操作部材ガイド
を、表示窓をカメラ外装に固定するための表示窓固定部
と一体としてカメラ外装に取り付けることにより、操作
部材ガイドをカメラ外装に取り付けるための部位あるい
はこの部位のためのスペースが不要になるため、カメラ
のコンパクト化に資することができる。また、表示窓と
表示窓固定部と操作部材ガイドと透明な部材で一体形成
することによって、表示手段によって操作ボタンの周囲
が照明され、カメラを暗いところで操作する時でも操作
ボタンの位置がすぐに分かるという効果が得られる。
取付構造の実施形態を示す側面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 カメラにおいて、 押圧操作可能な操作部材と、 カメラ内部に設けられた表示手段の表示をカメラ外部か
ら見えるようにする、透光性を有する表示窓と、を有
し、 前記操作部材の前記押圧操作による移動を案内するため
の操作部材ガイドを、前記表示窓をカメラ外装に固定す
るための表示窓固定部と一体として、カメラ外装に取り
付けることができるよう構成した、カメラにおける操作
部材ガイドの取付構造。 - 【請求項2】 前記表示窓と前記表示窓固定部と前記操
作部材ガイドとは、一体として形成されること、を特徴
とする請求項1に記載のカメラにおける操作部材ガイド
の取付構造。 - 【請求項3】 前記表示窓と前記表示窓固定部と前記操
作部材ガイドとを一体として形成されたものは、透明な
素材で形成されていること、を特徴とする請求項2に記
載のカメラにおける操作部材ガイドの取付構造。 - 【請求項4】 前記表示手段は照明手段を有し、 前記操作部材ガイドの少なくとも一部は前記カメラ外部
に突出しており、 前記照明手段からの光が前記操作部材ガイドの前記突出
部分まで達すること、を特徴とする請求項1から3のい
ずれかに記載のカメラにおける操作部材ガイドの取付構
造。 - 【請求項5】 前記表示手段は液晶表示ユニットである
こと、を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
カメラにおける操作部材ガイドの取付構造。 - 【請求項6】 前記外装は金属製であること、を特徴と
する請求項1から5のいずれかに記載のカメラにおける
操作部材ガイドの取付構造。 - 【請求項7】 前記固定部は板状部材に前記表示窓を突
出形成したものであり、当該板状部材の表面の少なくと
も一部が、前記カメラ外装に接着される接着面であるこ
と、を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のカ
メラにおける操作部材ガイドの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29775996A JP3838450B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | カメラにおける操作部材ガイドの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10123601A true JPH10123601A (ja) | 1998-05-15 |
JP3838450B2 JP3838450B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=17850812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29775996A Expired - Fee Related JP3838450B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | カメラにおける操作部材ガイドの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3838450B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0619233U (ja) * | 1991-05-31 | 1994-03-11 | 株式会社光波 | 自動販売機 |
JPH0854661A (ja) * | 1994-06-09 | 1996-02-27 | Asahi Optical Co Ltd | カメラの情報設定・表示装置 |
JPH08227632A (ja) * | 1995-02-20 | 1996-09-03 | Taisei Plus Kk | 制御パネルの押ボタン組立体及びその製造方法並びにその製造用シート |
JPH1020384A (ja) * | 1996-07-03 | 1998-01-23 | Nikon Corp | 機能表示装置 |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP29775996A patent/JP3838450B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1020384A (ja) * | 1996-07-03 | 1998-01-23 | Nikon Corp | 機能表示装置 |
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