JPH10123486A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10123486A
JPH10123486A JP28393896A JP28393896A JPH10123486A JP H10123486 A JPH10123486 A JP H10123486A JP 28393896 A JP28393896 A JP 28393896A JP 28393896 A JP28393896 A JP 28393896A JP H10123486 A JPH10123486 A JP H10123486A
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正泰 大西
Kazunari Aida
一成 相田
Atsushi Tominaga
篤史 富永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面保持時間が長くなったり、周囲温度が変
化した場合も、表示画面を書換え可能な液晶表示装置を
提供する。 【解決手段】 保持時間計測器15は、計測手段と前回
の画像を表示してからの経過時間を計測する。プログラ
ム分周器21は、温度センサ19が検知した装置周辺の
温度を消去パルス幅指示器16に出力する。ON画素比
率算出器14は、表示すべき画像のON画素の比率を算
出し、これを消去パルス幅指示器16に出力する。消去
パルス幅指示器16は、経過時間,装置周辺温度および
ON画素比率に基づき、前回表示された画像を消去する
消去パルス信号のパルス幅を決定し、この内容をコント
ローラ13に指示する。コントローラ13は、消去パル
ス幅指示器16からの指示に基づき、消去パルス信号を
COM電極およびSEG電極に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム基板内に
強誘電性液晶が注入されたフィルム液晶表示素子を備え
る液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、強誘電性高分子液晶をフィルム基
板に封入した液晶表示装置(以下、フィルム液晶表示装
置という)が開発され、使用されるようになってきた。
【0003】このフィルム液晶表示装置は、後述するよ
うに安定性が良好なうえ、フィルム基板の特性により、
特開平6−308475号公報に示すように、大型化・
曲面表示等、ガラス基板の液晶表示装置にはない多くの
利点を有している。
【0004】このフィルム液晶表示装置は、使用する強
誘電高分子液晶として、カイラルスメチックC相を有す
る液晶を使用している。
【0005】そして、強誘電高分子液晶として使用され
るこの高分子液晶は、一般的な強誘電性液晶である低分
子のものと同様、電圧を印加した際には、その印加電圧
に従って第1の光学的安定状態をなす配列状態と第2の
光学的安定状態をなす配向状態とのいずれかを取り得、
また、電界が印加されないときには、その状態を維持す
る性質、すなわち双安定メモリーの性質を有するもので
ある。
【0006】このような従来のフィルム液晶表示装置
は、表示データを書き込むに際し、消去信号を送って第
1の光学的安定状態か、または第2の光学的安定状態の
いずれか一方の光学的安定状態にした後、データを書き
込む駆動方法が有効である。
【0007】ところで、このような従来のフィルム液晶
表示装置では、強誘電性液晶のしきい値特性が、電圧と
パルス幅との両方に依存するため、消去条件が電圧だけ
にあるのではなく、消去時間も十分にとる必要があり、
仮に消去条件が不十分である場合には、前画面の残像が
残ってしまう。
【0008】また、強誘電性液晶を双安定な状態に長く
保つと、自発分極によりイオン性不純物がパネル内を移
動して内部電極が発生し、表示画面を書き換える際に、
その内部電極の影響で前画面の残像が発生するという不
都合があった。
【0009】そこで、上述した残像対策として、従来の
フィルム液晶表示装置では、画面書換え前に全画面をい
ずれか一方の光学的安定状態に一度揃えたのち、ライン
ごとに画像を書き込むという全面消去2パルス駆動法が
提案されている。
【0010】この駆動法を使えば、表示画面全体を同じ
条件で消去することができるため、その消去条件も十分
長くでき、書換え時の残像を無くすことができるととも
に、長時間表示させたときに発生する内部電極を、消去
時にキャンセルさせることができ、残像のない書換えが
できる。
【0011】なお、この全面消去2パルス駆動法は、全
面が一度に消えるため、表示がちらつき、動画表示のよ
うな高速駆動には不適であるが、もともと応答速度が遅
く、また、優れたメモリー効果による静止画像を印刷物
したようにちらつきなしに表示させるという、フィルム
液晶表示装置における駆動方法として、何等問題はな
い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全面消
去2パルス駆動法の駆動法を有する従来のフィルム液晶
表示措置では、画面保持時間が長くなったり、周囲温度
が変化したりした場合には、消去パルス信号条件が変化
し、表示画面をうまく書き換えられない場合が生じると
いう問題点があった。
【0013】従って、この問題点を解決するためには、
消去パルス信号幅をできるだけ長くすれば良いが、消去
パルス信号幅を必要以上に長くすると、画面のちらつき
が増大して表示器としての見栄えを悪くするため好まし
くないし、また、表示画面のあるパターンによってはパ
ルス幅を長くしても消去でいない場合があるという問題
点があった。
【0014】そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、画
面保持時間が長くなったり、周囲温度が変化した場合
も、表示画面を書換え可能な液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、フィルム基板内に強誘電
性液晶が注入されており、画像を表示するに際し、消去
パルス信号を出力して前回の表示画像を消去したのち、
今回の表示画像を表示する液晶表示装置であって、前回
の画像を表示してからの経過時間を計測する経過時間計
測手段と、装置周辺の温度を計測する温度計測手段と、
この温度計測手段で計測された温度と、上記経過時間計
測手段で計測された前回の表示画像からの経過時間とに
基づき、上記消去パルス信号を決定する消去パルス信号
決定手段と、この消去パルス信号決定手段で決定された
消去パルス信号の内容に基づき、上記消去パルス信号を
出力して前回の表示画像を消去する画像消去手段とを具
備する。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、経過時間計測手段が、画像を表示すると、
計測値をクリアし、その後、クロック信号を加算して時
間を計測する。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記消去パルス信号決定手段が、上記温度
計測手段で計測された温度に基づき、基準パルス幅を決
定する第1のパルス幅決定手段と、上記経過時間計測手
段で計測された前回の表示画像からの経過時間に基づ
き、第1のパルス幅決定手段で決定した基準パルス幅
を、さらに所定倍したパルス幅を上記消去パルス信号の
パルス幅と決定する第2のパルス幅決定手段とを有す
る。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、今回表示すべき画像のON画素比率を算出
するON画素比率算出手段を有しており、上記消去パル
ス信号決定手段が、上記温度計測手段で計測された温度
に基づき、基準パルス幅を決定する第1のパルス幅決定
手段と、上記経過時間算出手段で算出された前回の表示
画像からの経過時間とに基づき、上記第1のパルス幅決
定手段で決定された基準パルス幅を、所定倍したパルス
幅を決定する第2のパルス幅決定手段と、上記ON画素
比率算出手段で算出された上記ON画素比率とに基づ
き、上記第2のパルス幅決定手段で決定した上記パルス
幅について、正パルスまたは負パルス部分の幅を所定倍
したものを上記消去パルス信号のパルス幅とする第3の
パルス幅決定手段とを有する。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、上記第3のパルス幅決定手段が、上記ON
画素比率算出手段が算出した上記ON画素の比率XがX
≦A%の場合には、上記第2のパルス幅決定手段で決定
されたパルス幅のうち、正パルスのみその幅を所定倍し
負パルスの幅を元のままとし、A%<X<B%の場合に
は、上記第2のパルス幅決定手段で決定されたパルス幅
とし、X≧B%の場合には、負パルスのみその幅を所定
倍し正パルスの幅を元のままとする消去パルス信号を決
定する。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、電源が投入され、最初の画像を表示する際
には、消去パルス信号幅が最大とする消去パルス信号を
出力する。
【0021】本発明によれば、画像を表示するに際し、
前回の画像を表示してからの経過時間と、計測して得た
装置周辺の温度とに基づき、消去パルス信号を決定し、
この決定した消去パルス信号で前回の表示画像を消去す
る。
【0022】また、今回の表示画像のうちON画素の比
率を算出し、前回の画像を表示してからの経過時間と、
計測して得た装置周辺の温度と、算出したON画素の比
率に基づき、正パルスまたは負パルス部分の幅を所定倍
した消去パルス信号で前回の表示画像を消去する。
【0023】さらに、電源が投入された際には、消去パ
ルス幅が最大のものを消去パルス信号として出力する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液晶表示装置
の実施形態を図面を参照して説明する。
【0025】図1は本発明に係る液晶表示装置の一実施
形態の構成を示すブロック図である。
【0026】この実施形態の液晶表示装置は、フィルム
基板内に強誘電性液晶が注入されたフィルム液晶表示素
子10と、COM(走査)電極に電圧を順次印加するC
OM(コモン)ドライバ11と、SEG(信号)電極に
電圧を印加するSEG(セグメント)ドライバ(SE
G)12と、後述するコントローラ13と、後述するO
N画素比率算出器14と、後述する保持時間計測器15
と、後述する消去パルス幅指示器16と、表示画像を記
憶する表示メモリ17と、クロック信号を発生するクロ
ック発生器18と、温度を検知する温度センサ19と、
アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバー
タ20と、温度センサ19が検知したパネル周囲の温度
を示すデジタル信号に基づき、所定の信号を出力するプ
ログラム分周器21とから構成されている。
【0027】コントローラ13は、画像を表示する前
に、後述する消去パルス信号をCOMドライバ11およ
びSEGドライバ12に出力するように構成されてい
る。
【0028】また、コントローラ13は、消去パルス信
号を出力して前回の画像を消去した後、所定の画像を表
示させるため、所定のタイミングで各COM電極に順次
電圧を印加させる指示をCOMドライバに出力するとと
もに、所定の画素をONにするため、所定のタイミング
でSEG電極に電圧を印加させる指示をSEGドライバ
に出力するように構成されている。
【0029】さらに、コントローラ13は、電源が投入
されたのち最初の画像を表示する際には、後述する消去
パルス幅のうちの最大のものでなる消去パルス信号を出
力するように構成されている。
【0030】ON画素比率算出器14は、表示させる画
像の内ON(明)となっている画素数を算出して、この
算出した画素数に基づき、画像全体に対するON画素の
比率(ON画素比率)を算出するように構成されてい
る。
【0031】保持時間計測器15は、コントローラ13
からフィルム液晶表示素子10上に画像を表示させた旨
の指示を受けると、計測値をクリアし、その後、クロッ
ク発生器18からのクロック信号を加算することで、時
間を計測するように構成されている。
【0032】消去パルス幅指示器16は、表示する画像
がある場合、前回表示した画像からの経過時間(以下、
保持時間という),周囲温度および画面の表示内容に応
じて、消去パルス信号のパルス幅を決定するように構成
されている。
【0033】つまり、消去パルス幅指示器16は、プロ
グラム分周器21から受けたパネル周囲温度を示す号に
基づき、基準パルス幅tを決定するように構成されてい
る。
【0034】また、消去パルス幅指示器16は、上述し
たパルス幅tを決定したのち、保持時間が12時間未
満である場合には、図4(a)に示すように、先に決定
したパルス幅t1 =tのままとし、保持時間が12時
間以上で、かつ、120時間未満でる場合には、図4
(b)に示すように、パルス幅t1 =2tに変更して再
度決定し、保持時間が120時間以上でる場合には、
図4(c)に示すように、消去パルス幅をt1 =3t変
更して再度決定するように構成されている。
【0035】さらに、消去パルス幅指示器16は、O
N画素比が25%〜75%であると判断した場合には、
図5(b)に示すように、先に決定した消去パルス信号
のパルス幅t1 を最終的なパルス幅t2 =t1 と決定
し、ON画素比が25%以下の場合には、図5(a)
に示すように、先に決定した消去パルス信号のパルス幅
うち正(+)パルスのみを2倍と決定し、ON画素比
が76%以上であると判断した場合には、図5(c)に
示すように、先に決定した消去パルス信号のパルス幅の
うち負(−)パルスのみを2倍と決定し、これらの内容
をコントローラ13に出力するように構成されている。
【0036】ここで、この実施形態に係る液晶表示装置
の駆動信号について説明する。
【0037】図2はコントローラが出力したCOM2,
3電極よびSEG1,2電極についての駆動信号波形で
ある。
【0038】COM2,3電極およびSEG1,2電極
は、図2が示すように、画像を表示する前に、消去パル
ス信号を同一時間出力されている。
【0039】ただし、それらの駆動波形は、必ずしも同
一である必要がなく、最も効率のよい信号波形を使用す
ればよい。
【0040】因みに、COM2電極では、図2(a)に
示すように、始めに消去パルス信号Aが印加され、非選
択信号を経た後、この電極を走査する選択信号が入り、
その後、次の画面が書き変わるまで非選択信号が印加さ
れている。COM3電極でも、COM2電極と同様であ
る。
【0041】SEG2電極では、図2(d)に示すよう
に、始めに消去パルス信号Bが印加され、その後、表示
する画像を構成する画素に対応した内容の電圧がON,
OFFとして印加されている。
【0042】図3は、COM2電極とSEG2電極とで
形成された画素における駆動信号波形である。
【0043】この図から分かることは、COM2電極と
SEG2電極とに係る電圧が互いに反対の場合には、振
幅が大きくなり、同じである場合には、振幅が小さくな
る。
【0044】次に、この実施形態の液晶表示装置の動作
をフローチャートを参照して説明する。
【0045】この実施形態の液晶表示装置に電源が投入
されると、コントローラ13は、表表示する画像を表示
メモリ17から表示すべき画像データが格納されている
か否かを判断する(ステップ105)。
【0046】コントローラ13は、表示すべき画像デー
タが表示メモリ17に格納されていないと判断したなら
ば(ステップ105;N)、画像表示処理を終了する。
【0047】一方、コントローラ13は、表示すべき画
像データが表示メモリ17に格納されていると判断した
なら(ステップ105;Y)、保持時間計測器15に時
間の計測を停止させる指示を出力して、時間の計測を停
止させ(ステップ110)、その後、パネル周囲の温度
を出力させる旨の指示をプログラム分周器21に対して
出力する。
【0048】プログラム分周器21は、温度センサ19
が検知したパネル周囲温度に応じた信号を消去パルス幅
指示器16に出力する(ステップ120)。
【0049】消去パルス幅指示器16は、プログラム分
周器21からの信号に基づき、上述した基準パルス幅を
決定したのち(ステップ125)、保持時間計測器15
から受けた保持時間が12時間未満であるか否かを判断
する(ステップ130)。
【0050】消去パルス幅指示器16は、保持時間計測
器15から受けた保持時間が12時間未満であると判断
した場合には(ステップ130;Y)、ON画素比率算
出器14から表示すべき表示画像のON画素比率を読み
出す(ステップ150)。
【0051】一方、消去パルス幅指示器16は、保持時
間計測器15から受けた保持時間が12時間以上である
と判断した場合には(ステップ135;N)、さらに、
保持時間が120時間未満でるか否かを判断する(ステ
ップ140)。
【0052】その結果、消去パルス幅指示器16は、保
持時間が120時間未満である場合には(ステップ14
0;Y)、消去パルス幅を2×t=t1に決定し(ステ
ップ145)、この旨をコントローラ13に出力し、一
方、保持時間が120時間以上である場合には(ステッ
プ140;N)、消去パルス幅を3×t=t1に決定し
(ステップ150)、この旨をコントローラ13に出力
し、上述したステップ150に移行する。
【0053】ステップ150において、消去パルス幅指
示器16は、読み出されたON画素比率が25%〜75
%であるか否かを判断する(ステップ155)。
【0054】その結果、消去パルス幅指示器16は、O
N画素比が25%〜75%でないと判断した場合には
(ステップ155;N)、再び、ON画素比が24%以
下であるか否かを判断する(ステップ160)。
【0055】消去パルス幅指示器16は、ON画素比が
24%以下であると判断した場合には(ステップ16
0;Y)、先に決定した消去パルス幅t1のうち正
(+)パルスのみを2倍の幅2t1にした消去パルス幅
に決定し(ステップ165)、この内容をコントローラ
13に出力してステップ175に処理を移行する。
【0056】一方、消去パルス幅指示器16は、ON画
素比が24%以下でないと判断した場合には(ステップ
160;N)、先に決定した消去パルス信号のうち負
(−)パルスのみを2倍の幅2t1にした消去パルス幅
に決定し(ステップ170)、この内容をコントローラ
13に出力してステップ175に処理を移行する。
【0057】ステップ155において、消去パルス幅指
示器16は、ON画素比が25%〜75%であると判断
した場合には(ステップ155;Y)、ステップ120
から150において決定した消去パルス幅t1の内容を
コントローラ13に出力する。
【0058】コントローラ13は、消去パルス信号発生
指示器16から消去パルス信号の内容を受けると、受け
た消去パルス信号の内容に基づき、コモンドライバ11
およびセグメントドライバ12に対して、これらCOM
ドライバ11およびSEGドライバ12が消去パルス信
号を出力する際のタイミング信号を出力し(ステップ1
75)、前の表示画像を消去したのち、表示メモリ17
から表示すべき表示画像を読み出す。
【0059】次に、コントローラ13は、表示画像を表
示メモリ17から読み出し、この読み出した表示画像に
基づき、COMドライバ11およびSEGドライバ12
に電圧を印加してフィルム液晶表示素子10に表示し
(ステップ180)、保持時間計測器15に起動を駆け
る。
【0060】保持時間計測器15は、起動を駆けられる
と、時間の計測を開始し(ステップ190)、ステップ
105に処理を移行し、上述と同様な処理を行う。
【0061】この実施形態の液晶表示装置では、フィル
ム液晶表示素子10に画像を表示するに際し、保持時間
計測器15で計測した前回の画像を表示してからの経過
時間と、プログラム分周器21から得た装置周辺の温度
と、ON画素比率算出器14で算出したON画素比率に
基づき、消去パルス信号発生指示器16が、フィルム液
晶表示素子10上の表示画像を消去する消去パルス信号
を決定し、コントローラ13がこの決定した消去パルス
信号で前回の表示画像を消去するため、画面保持時間の
長短,周囲温度の変化および表示画面の表示内容に違い
があっても、消去パルス信号条件を容易に変更すること
ができ、表示画面をうまく書き換えることができる。
【0062】
【発明の効果】以上本発明によれば、画像を表示するに
際し、前回の画像を表示してからの経過時間と、計測し
て得た装置周辺の温度とに基づき、消去パルス信号を決
定し、この決定した消去パルス信号で前回の表示画像を
消去することにより、画面保持時間が長くなったり、周
囲温度が変化したりした場合でも、消去パルス信号条件
を容易に変更することができ、表示画面をうまく書き換
えることができる。
【0063】特に、今回の表示画像のうちON画素の比
率を算出し、前回の画像を表示してからの経過時間と、
計測して得た装置周辺の温度と、算出したON画素の比
率に基づき、正パルスまたは負パルス部分の幅を所定倍
した消去パルス信号で前回の表示画像を消去することに
より、従来、表示画面のあるパターンによってはパルス
幅を長くしても消去でいない場合でも、表示画面をうま
く書き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の一実施形態の構成
を示すブロック図。
【図2】この実施形態の液晶表示装置の駆動信号波形
図。
【図3】図2中のCM2線駆動信号波形とSEG2線の
駆動信号波形との合成波形図。
【図4】消去パルス信号のパルス幅の決定についての説
明図。
【図5】消去パルス信号のパルス幅の決定についての説
明図。
【図6】この実施形態の液晶表示装置の動作を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
10 フィルム液晶表示素子 11 COMドライバ 12 SEGドライバ 13 コントローラ 14 ON画素比率算出器 15 保持時間計測器 16 消去パルス信号発生指示器 19 温度センサ 20 A/Dコンバータ 21 プログラム分周器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム基板内に強誘電性液晶が注入さ
    れており、画像を表示するに際し、消去パルス信号を出
    力して前回の表示画像を消去したのち、今回の表示画像
    を表示する液晶表示装置であって、 前回の画像を表示してからの経過時間を計測する経過時
    間計測手段と、 装置周辺の温度を計測する温度計測手段と、 この温度計測手段で計測された温度と、上記経過時間計
    測手段で計測された前回の表示画像からの経過時間とに
    基づき、上記消去パルス信号を決定する消去パルス信号
    決定手段と、 この消去パルス信号決定手段で決定された消去パルス信
    号の内容に基づき、上記消去パルス信号を出力して前回
    の表示画像を消去する画像消去手段とを具備することを
    特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 経過時間計測手段は、画像を表示する
    と、計測値をクリアし、その後、クロック信号を加算し
    て時間を計測することを特徴とする請求項1記載の液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】 上記消去パルス信号決定手段は、上記温
    度計測手段で計測された温度に基づき、基準パルス幅を
    決定する第1のパルス幅決定手段と、 上記経過時間計測手段で計測された前回の表示画像から
    の経過時間に基づき、第1のパルス幅決定手段で決定し
    た基準パルス幅を、さらに所定倍したパルス幅を上記消
    去パルス信号のパルス幅と決定する第2のパルス幅決定
    手段とを有することを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 今回表示すべき画像のON画素比率を算
    出するON画素比率算出手段を有しており、 上記消去パルス信号決定手段は、 上記温度計測手段で計測された温度に基づき、基準パル
    ス幅を決定する第1のパルス幅決定手段と、 上記経過時間算出手段で算出された前回の表示画像から
    の経過時間とに基づき、上記第1のパルス幅決定手段で
    決定された基準パルス幅を、所定倍したパルス幅を決定
    する第2のパルス幅決定手段と、 上記ON画素比率算出手段で算出された上記ON画素比
    率とに基づき、上記第2のパルス幅決定手段で決定した
    上記パルス幅について、正パルスまたは負パルス部分の
    幅を所定倍したものを上記消去パルス信号のパルス幅と
    する第3のパルス幅決定手段とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 上記第3のパルス幅決定手段は、上記O
    N画素比率算出手段が算出した上記ON画素の比率Xが
    X≦A%の場合には、上記第2のパルス幅決定手段で決
    定されたパルス幅のうち、正パルスのみその幅を所定倍
    し負パルスの幅を元のままとし、A%<X<B%の場合
    には、上記第2のパルス幅決定手段で決定されたパルス
    幅とし、X≧B%の場合には、負パルスのみその幅を所
    定倍し正パルスの幅を元のままとする消去パルス信号を
    決定することを特徴とする請求項4記載の液晶表示装
    置。
  6. 【請求項6】 電源が投入され、最初の画像を表示する
    際には、消去パルス信号幅が最大とする消去パルス信号
    を出力することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
JP28393896A 1996-10-25 1996-10-25 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3451369B2 (ja)

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