JPH10122831A - 表面検査装置 - Google Patents

表面検査装置

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JPH10122831A
JPH10122831A JP32680096A JP32680096A JPH10122831A JP H10122831 A JPH10122831 A JP H10122831A JP 32680096 A JP32680096 A JP 32680096A JP 32680096 A JP32680096 A JP 32680096A JP H10122831 A JPH10122831 A JP H10122831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光を被検査物に照射し、被検査物の表
面に生じた散乱反射光を検出して光電変換する表面検査
装置において、被検査物の表面高さが変化しても常に最
小のビームスポットで投光し、被検査物の表面状態を高
い精度で検査する。 【解決手段】 投光光路を逆行してきた散乱反射光16
を分岐するための偏光ビームスプリッタ13と波長板1
4を組合せて成る散乱反射光16の分岐手段15と、分
岐された散乱反射光16の焦点ずれを検出するための焦
点ずれ検出手段17と、検出された焦点ずれに応じてコ
リメータレンズ2を駆動する駆動手段18とを備え、投
光光路を逆行してきた散乱反射光16を用いて検出した
焦点ずれに応じてコリメータレンズ2を駆動して被検査
物7の表面に焦点を合わせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を実装し
た配線基板(実装基板)、液晶パネル素子または半導体
ウエハ等の表面を光走査して、それらの表面状態、特に
実装された部品の位置ずれ、部品の欠陥、半田付け不
良、半田付け前部品の浮き上がり等を検査する表面検査
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、実装基板の表面検査を行うのにレ
ーザスキャン方式の表面検査装置が多く用いられてい
る。この方式の表面検査装置は、図5に示すように構成
されており、半導体レーザ素子41から放射されたレー
ザ光はコリメータレンズ42を経て投光ビーム43とな
り、ポリゴンミラー44の鏡面に当たって反射光45と
なる。ポリゴンミラー44は軸回転するので、反射光4
5は一方向へ偏向され、光走査用のfθレンズ系46に
よって偏向、集光されて、被検査物たる実装基板47の
表面に結像し、この表面を光走査する。この光走査によ
って実装基板47の表面上に生じた散乱反射光48が光
検出器49に入射して光電変換される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
表面検査装置を用いると、被検査物47のビーム照射位
置における高さが丁度投光ビーム43の焦点位置に一致
するときにのみビームスポットが最小になる。被検査物
47のビーム照射位置における高さが変化し、投光ビー
ム43の焦点位置からずれるに従って、ビームスポット
が次第に大きくなる。この結果、高い精度での検査が望
めないという問題がある。
【0004】また、光検出器49はfθレンズ系46を
避けた位置に光軸を傾けて配設されているので、被検査
物47の表面状態が鏡面に近い場合には、光検出器49
の受光量が極端に少なくなり、被検査物47の表面状態
を検査できなくなるという問題がある。
【0005】図6(a)は、投光ビーム43の焦点位置
が一定の場合の、被検査物47の高さと照射ビームスポ
ット形状の関係を示す。このように、被検査物47のビ
ーム照射位置における高さが変化すると、投光ビーム4
3の焦点位置からずれるため、ビームスポットが大きく
なる。これを、図6(b)に示すように、被検査物47
の高さに応じて投光ビーム43の焦点を調整して、常に
最小のビームスポットで投光することが要請される。
【0006】図7(a)は、被検査物47が散乱性の高
い表面状態を持つ場合の散乱反射光の強度分布を示す。
この場合には、fθレンズ系46を避けた位置に配設さ
れた光検出器49は、被検査物47の表面の高さを求め
るのに十分な光量の散乱反射光48を受光する。ところ
が、図7(b)に示すように、被検査物47の表面状態
が鏡面に近い場合には、前記の光検出器49での散乱反
射光48の受光量が極端に少なくなるので、被検査物4
7の表面の高さを求められない。この場合には、投光光
路を逆行していく散乱反射光を用いて被検査物47の表
面の高さを求めることが要請される。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、被検
査物の表面高さが変化しても常に最小のビームスポット
で投光し、被検査物の表面状態を高い精度で検査するこ
とができる表面検査装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】また、被検査物の表面状態が鏡面に近い場
合にも、被検査物の表面状態を高い精度で検査すること
ができる表面検査装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の表面検査装置
は、レーザ光をコリメータレンズに通して投光ビームと
して被検査物に照射し、被検査物の表面に生じた散乱反
射光を検出して光電変換する表面検査装置において、投
光光路を逆行してきた散乱反射光を分岐する分岐手段
と、分岐された散乱反射光の焦点ずれを検出するための
焦点ずれ検出手段と、検出された焦点ずれに応じてコリ
メータレンズを駆動する駆動手段とを備えていることを
特徴とする。
【0010】本発明の表面検査装置によれば、投光光路
を逆行してきた散乱反射光を用いて検出した焦点ずれに
応じて、コリメータレンズを駆動して被検査物の表面に
焦点を合わせることができるので、被検査物の表面高さ
が変化しても常にその表面に最小のビームスポツトで投
光することができ、これによって被検査物の表面状態を
高い精度で検査することができる。
【0011】分岐手段は、偏光ビームスプリッタと波長
板を組合せて構成でき、また焦点ずれ検出手段は、2つ
の円柱面レンズと四分割光検出器にて構成したり、散乱
反射光を収束光にする集光レンズと、収束光を2方向に
分岐するハーフミラーと、分岐された一方の収束光の焦
点位置の手前に配設されたピンホールと光検出器と、分
岐された他方の収束光の焦点の後ろ側に配設されたピン
ホールと光検出器にて構成することができる。
【0012】又、本発明の表面検査装置において、散乱
反射光を光電変換した信号と焦点ずれ検出手段が検出し
た投光ビームの焦点ずれに基づく信号とによって被検査
物の表面の高さを求める信号処理手段を備えるように構
成すると、上記と同様の作用効果を得られるとともに、
投光光路を逆行してきた散乱反射光を利用して、投光ビ
ームの焦点ずれに基づく信号によって被検査物の表面の
高さを求めることができるので、被検査物の表面状態が
鏡面に近いために、投光光路を避けた位置に配設された
散乱反射光の受光量が極端に少ない場合にも、被検査物
の表面状態を検査することができる。
【0013】焦点ずれ検出手段は、分岐された散乱反射
光から投光ビームの焦点ずれとその光量とを検出するよ
うに構成し、信号処理手段は、散乱反射光の光量の方が
焦点ずれ検出手段が検出した光量よりも少ない場合には
コリメータレンズの駆動位置に対応した信号を、前記以
外の場合には散乱反射光を光電変換した信号を、それぞ
れ選択して被検査物の表面の高さを求めるように構成し
たり、散乱反射光の光量をL1 、焦点ずれ検出手段が検
出した光量をL2 、散乱反射光を光電変換した信号をH
1 、コリメータレンズの駆動位置に対応した信号をH2
とするとき、次の式H=(L1 ×H1 +L2 ×H2 )/
(L1 +L2 )による信号Hに基づいて被検査物の表面
の高さを求めるように構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の表面検査装置の一
実施形態を図1〜図4を参照しながら説明する。
【0015】表面検査装置の全体構成を示す図1、図2
において、半導体レーザ素子1から放射されたレーザ光
はコリメータレンズ2を経て投光ビーム3となり、ポリ
ゴンミラー4の鏡面に当たって反射光5となる。ポリゴ
ンミラー4は軸回転するので、反射光5は一方向ヘ偏向
され、光走査用のfθレンズ系6により偏向、集光され
て、被検査物である実装基板7の表面に結像し、その表
面を光走査する。
【0016】この光走査によって実装基板7の表面に生
じた散乱反射光8は、図2に示すように、第1及び第2
の光検出器11、12にそれぞれの集束レンズ9、10
を経て結像する。集束レンズ9と第1の光検出器11か
らなる第1の光検出手段、及び集束レンズ10と第2の
光検出器12からなる第2の光検出手段は、ともにfθ
レンズ系6を避けた位置にそれぞれ光軸を傾斜させて設
けられており、両光検出器11、12から光電変換信号
H1 と検出光量L1 とが信号処理手段19へ時系列的に
出力される。また、両集束レンズ9、10の各視野角
は、実装基板7の全表面を対象に設定されているので、
第1及び第2の光検出手段を二者択一的に使用できる。
さらに、第1の光検出手段はY軸上に位置し、第2の光
検出手段はX軸上に位置しているので、両光検出手段を
同時に使用すると、散乱反射光をより確実に検出するこ
とができる。
【0017】第1及び第2の光検出手段のいずれか一方
から時系列的に取りだした光電変換信号を標準となる電
気信号と比較することによって、実装基板7の表面状態
を光電的に検査することができる。また、両光検出器1
1、12の各光電変換出力から実装基板7の表面に存在
する凹凸の高さを求めることができるので、それを数値
化するための補正回路は必要としない。
【0018】投光ビーム3は、偏光ビームスプリッタ1
3に対してP偏光で入射する。偏光ビームスプリッタ1
3をそのまま透過したビーム光は、λ/4波長板14に
よって円偏光となり、実装基板7の表面に照射される。
その際、実装基板7の表面上に生じて投光光路を逆行す
る散乱反射光16は投光の円偏光とは逆向きの円偏光で
λ/4波長板14に入射し、S偏光になって偏光ビーム
スプリッタ13に入射し、この偏光ビームスプリッタ1
3で反射して折り曲げられ、折り曲げられた散乱反射光
16が焦点ずれ検出手段17に到達する。これら偏光ビ
ームスプリッタ13とλ/4波長板14は散乱反射光分
岐手段15を構成している。焦点ずれ検出手段17は、
散乱反射光16から投光ビーム3の焦点ずれを検出し、
検出した焦点ずれ量を電気信号としてコリメータレンズ
2に取付けられた駆動手段18に送り、駆動手段18は
その電気信号に応じてコリメータレンズ2を適切な位置
に移動させる。
【0019】このようにして、実装基板7の表面高さの
変化により生じた投光ビームスポットの焦点ずれは、そ
のずれ量を焦点ずれ検出手段17によって検出し、検出
されたずれ量に応じてコリメータレンズ2を移動させる
ことによって、実装基板7上の投光照射位置における表
面高さに常に投光ビーム3の焦点を合わせることができ
る。すなわち、実装基板7上のいかなる高さの部分に対
しても常に最小スポットの投光ビーム3を照射すること
ができる。
【0020】また、駆動手段18からはコリメータレン
ズ2の駆動位置に対応した信号H2が、焦点ずれ検出手
段17からは焦点ずれ検出手段17が検出した光量L2
が、それぞれ信号処理手段19へ時系列的に出力され
る。
【0021】ここで、図7(a)のように実装基板7が
散乱性の高い表面状態を持つ場合には、光検出器11、
12の受光量が実装基板7の表面の高さを求めるのに十
分であるので、光検出器11、12が光電変換した信号
H1 を用いて実装基板7の表面の高さを求める。他方、
図7(b)のように実装基板7の表面状態が鏡面に近い
ため、fθレンズ系6を避けた位置に配設された光検出
器11、12の受光量が極端に少なくなりL1 <L2 と
なった場合には、光検出器11、12が光電変換した信
号H1 の信頼性が低くなるので、駆動手段18が出力し
たコリメータレンズ2の駆動位置に対応した信号H2 を
用いて実装基板7の表面の高さを求める。このようにし
て、実装基板7の表面状態が鏡面に近い場合にも、実装
基板7の表面状態を検査することができる。
【0022】図3に、焦点ずれ検出手段17の一例を示
す。2つの円柱面レンズ(シリンドリカルレンズ)2
1、22はそれぞれの円柱面の母線が互いに直交するよ
うに設置されている。そして、第1の円柱面レンズ21
によって散乱反射光16の紙面方向の成分は23の位置
で収束し、第2の円柱面レンズ22によって散乱反射光
16の紙面と垂直な方向の成分は25の位置で収束する
ように構成されており、それによってビームの形状は2
5の位置では紙面方向に長い楕円、23の位置では紙面
と垂直な方向に長い楕円、24の位置では円になる。こ
の24の位置に、四分割光検出器26をその受光面に散
乱反射光16が垂直に入射するように設置されている。
【0023】四分割光検出器26の4個の感光素子C
1、C2、C3、C4に検出される光量をそれぞれj
1、j2、j3、j4とすると、d1=(j1+j3)
−(j2+j4)を計算する。ここで、実装基板7上の
投光照射位置における表面高さが高くなると、24の位
置でのビームの形状が紙面と垂直な方向に長い楕円にな
り、d1の値が大きくなる。逆に、実装基板7上の投光
照射位置における表面高さが低くなると、24の位置で
のビームの形状が紙面方向に長い楕円になり、d1の値
が小さくなる。このように、実装基板7上の投光照射位
置における表面高さとd1の値とを対応させることがで
きる。
【0024】図4に焦点ずれ検出手段17の他の例を示
す。散乱反射光16は軸対称の集光レンズ31によって
収束光30となり、ハーフミラー32によって等しい光
量で2方向に分岐される。収束光30のハーフミラー3
2を透過した成分は、その焦点位置の手前に置かれたピ
ンホール33を経て光検出器34に到達する。一方、収
束光30のハーフミラー32で反射した成分は、その焦
点位置の後側に置かれたピンホール35を経て光検出器
36に到達する。2つの光検出器34、36に検出され
る光量をそれぞれj5、j6とすると、d2=j5−j
6を計算する。
【0025】ここで、実装基板7上の投光照射位置にお
ける表面高さが高くなると、散乱反射光16の焦点がピ
ンホール35の位置に近づき、d2の値が小さくなる。
逆に実装基板7上の投光照射位置における表面高さが低
くなると、前記焦点がピンホール33の位置に近づき、
d2の値が大きくなる。
【0026】図3や図4に示すような構成の焦点ずれ検
出手段17によって検出した焦点ずれ量に基づいて駆動
手段18がコリメータレンズ2を適切な位置へ移動させ
ることによって、実装基板7上の投光照射位置における
表面高さに常に投光ビーム3の焦点を合わせることがで
きる。具体的には、実装基板7上の投光照射位置におけ
る表面高さが投光ビーム3の焦点位置よりも高くなれ
ば、コリメータレンズ2を半導体レーザ素子1に近づけ
ることによって、高くなった照射位置に投光ビーム3の
焦点を合わせることができる。逆に、実装基板7上の投
光照射位置における表面高さが投光ビーム3の焦点位置
よりも低くなれば、コリメータレンズ2を半導体レーザ
素子1から遠ざけることによって、低くなった照射位置
に投光ビーム3の焦点を合わせることができる。
【0027】上記実施形態においては、信号処理手段1
9において、第1及び第2の光検出器11、12が検出
した光量L1 と焦点ずれ検出手段17が検出した光量L
2 との大きさを比較して、L1 ≧L2 の場合には第1及
び第2の光検出器11、12が光電変換した信号H1
を、L1 <L2 の場合にはコリメータレンズの駆動位置
に対応した信号H2 を、それぞれ選択して実装基板7の
表面高さを求めたが、本発明はこれに限定されず、その
代わり信号処理手段19において、式H=(L1×H1
+L2 ×H2 )/(L1 +L2 )による信号を合成して
実装基板7の表面高さを求めてもよい。
【0028】上記実施形態においては、駆動手段18か
らコリメータレンズ2の駆動位置に対応した信号H2
が、信号処理手段19へ時系列的に出力されるように構
成したが、本発明はこれに限定されず、この信号H2 に
代えて、焦点ずれ検出手段17からその焦点ずれ量に応
じた信号を信号処理手段19へ時系列的に出力されるよ
うに構成してもよい。
【0029】また、実装基板7の表面状態が散乱性が高
いか鏡面に近いかを予め判断して、信号H1 、H2 のど
ちらの信号を用いるかを決めてから検査を開始してもよ
い。
【0030】上記実施形態での被検査物は実装基板7て
あったが、本発明の表面検査装置は部品を実装する前の
回路基板や、液晶パネルや、半導体ウエハ等の表面検査
にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明の表面検査装置によれば、投光光
路を逆行してきた散乱反射光を用いて検出した焦点ずれ
に応じて、コリメータレンズを駆動して被検査物の表面
に焦点を合わせることができるので、被検査物の表面高
さが変化しても常にその表面に最小のビームスポツトで
投光することができ、これによって被検査物の表面状態
を高い精度で検査することができる。
【0032】本発明の表面検査装置において、散乱反射
光を光電変換した信号と焦点ずれ検出手段が検出した投
光ビームの焦点ずれに基づく信号とによって被検査物の
表面の高さを求める信号処理手段を備えるように構成す
ると、上記と同様の作用効果を得られるとともに、投光
光路を逆行してきた散乱反射光を利用して、投光ビーム
の焦点ずれに基づく信号によって被検査物の表面の高さ
を求めることができるので、被検査物の表面状態が鏡面
に近いために、投光光路を避けた位置に配設された散乱
反射光の受光量が極端に少ない場合にも、被検査物の表
面状態を検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の表面検査装置の構成図で
ある。
【図2】同実施形態の表面検査装置の斜視図である。
【図3】同実施形態における焦点ずれ検出手段の一例の
構成図である。
【図4】同実施形態における焦点ずれ検出手段の他の例
の構成図である。
【図5】従来例の表面検査装置の構成図である。
【図6】被検査物の表面高さと投光ビームスポットの大
きさとの関係を説明する図で、(a)は投光ビームの焦
点高さを一定とした場合を、(b)は投光ビームの焦点
高さを被検査物の表面高さに一致させた場合を、それぞ
れ示す概略図である。
【図7】被検査物の表面状態による散乱反射光の反射方
向とその強度との関係を説明する図で、(a)は被検査
物の表面状態が散乱性大の場合を、(b)は被検査物の
表面状態が鏡面に近い場合を、それぞれ示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体レーザ素子 2 コリメータレンズ 3 投光ビーム 7 実装基板(被検査物) 8 散乱反射光 13 偏光ビームスプリッタ 14 λ/4波長板 15 分岐手段 16 投光光路を逆行する散乱反射光 17 焦点ずれ検出手段 18 駆動手段 19 信号処理手段 21、22 円柱面レンズ 26 四分割光検出器 31 集光レンズ 32 ハーフミラー 33、35 ピンホール 34、36 光検出器 L1 光検出器が検出した光量 L2 焦点ずれ検出手段が検出した光量 H 信号処理手段で合成された信号 H1 光検出器が光電変換した信号 H2 コリメータレンズの駆動位置に対応した信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光をコリメータレンズに通して投
    光ビームとして被検査物に照射し、被検査物の表面に生
    じた散乱反射光を検出して光電変換する表面検査装置に
    おいて、投光光路を逆行してきた散乱反射光を分岐する
    分岐手段と、分岐された散乱反射光から投光ビームの焦
    点ずれを検出するための焦点ずれ検出手段と、検出され
    た焦点ずれに応じてコリメータレンズを駆動する駆動手
    段とを備えていることを特徴とする表面検査装置。
  2. 【請求項2】 分岐手段は、偏光ビームスプリッタと波
    長板を組合せて成ることを特徴とする請求項1記載の表
    面検査装置。
  3. 【請求項3】 焦点ずれ検出手段は、2つの円柱面レン
    ズと四分割光検出器から成ることを特徴とする請求項1
    記載の表面検査装置。
  4. 【請求項4】 焦点ずれ検出手段は、散乱反射光を収束
    光にする集光レンズと、収束光を2方向に分岐するハー
    フミラーと、分岐された一方の収束光の焦点位置の手前
    に配設されたピンホールと光検出器と、分岐された他方
    の収束光の焦点の後ろ側に配設されたピンホールと光検
    出器とから成ることを特徴とする請求項1記載の表面検
    査装置。
  5. 【請求項5】 散乱反射光を光電変換した信号と焦点ず
    れ検出手段が検出した投光ビームの焦点ずれに基づく信
    号とによって被検査物の表面の高さを求める信号処理手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の表面検査装
    置。
  6. 【請求項6】 焦点ずれ検出手段は、分岐された散乱反
    射光から投光ビームの焦点ずれとその光量とを検出し、
    信号処理手段は、散乱反射光の光量の方が焦点ずれ検出
    手段が検出した光量よりも少ない場合にはコリメータレ
    ンズの駆動位置に対応した信号を、前記以外の場合には
    散乱反射光を光電変換した信号を、それぞれ選択して被
    検査物の表面の高さを求める請求項1記載の表面検査装
    置。
  7. 【請求項7】 信号処理手段は、散乱反射光の光量をL
    1 、焦点ずれ検出手段が検出した光量をL2 、散乱反射
    光を光電変換した信号をH1 、コリメータレンズの駆動
    位置に対応した信号をH2 とするとき、次の式 H=(L1 ×H1 +L2 ×H2 )/(L1 +L2 ) による信号Hに基づいて被検査物の表面の高さを求める
    請求項6記載の表面検査装置。
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