JP2001133232A - 被検物の傾き測定装置 - Google Patents

被検物の傾き測定装置

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JP2001133232A
JP2001133232A JP31492899A JP31492899A JP2001133232A JP 2001133232 A JP2001133232 A JP 2001133232A JP 31492899 A JP31492899 A JP 31492899A JP 31492899 A JP31492899 A JP 31492899A JP 2001133232 A JP2001133232 A JP 2001133232A
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lens
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inclination
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JP31492899A
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English (en)
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Hideyuki Kondo
秀幸 近藤
Toshiyuki Inoue
利幸 井上
Hiroaki Furuhata
寛明 振旗
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Nippon Steel Texeng Co Ltd
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Nisshin Koki Co Ltd
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源から出射される照射光を有効利用して被
検物を照射する際の照射光の光量を大とし、かつ高解像
度で被検物の傾きを測定することができる測定装置を提
供する。 【解決手段】 この被検物の傾き測定装置は、光源11
と、受光素子21と、光源11の出射光を平行光にして
被検物19に照射し、その反射光を集光して受光素子2
1に結像するコリメートレンズ18とを備え、受光素子
21の結像位置から被検物19の傾きを測定する。そし
て、光源11とコリメートレンズ18との間の光路中に
は集光レンズ12が配設されている。一方、コリメート
レンズ18の配設位置は、集光レンズ12により集光し
た焦点位置の光路後方となっている。これによって、集
光レンズ12で集光された出射光が、コリメートレンズ
18を通して被検物19に効率よく照射され、結像され
る像の画像認識精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクピック
アップに用いられる偏光ビームスプリッタ等の被検物の
傾き(平行度)を測定する傾き測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のレーザオートコリメータ
の基本構成を示す図である。図8において、レーザダイ
オード(LD)11から出射された直線偏波(例えばp
偏波)のレーザ光は全反射ミラー14で反射する。さら
に、この直線偏波のレーザ光は、ビームスプリッタ15
で反射し、λ/4板17を通過し、さらに、コリメート
レンズ18を通過して平行光となり、被検物19に照射
される。
【0003】被検物19で反射した反射光は、コリメー
トレンズ18で集光され、λ/4板17を通過して直線
偏波(例えばs偏波)となり、ビームスプリッタ15を
透過して受光素子21に結像する。
【0004】このような構成により、受光素子21の結
像位置に応じて被検物19の傾きが測定される。例え
ば、被検物の傾きがないときの結像位置が予め分かって
いれば、それとの相対位置から被検物19の傾きが測定
される。なお、受光素子21としては、二次元位置検出
素子(PSD)または個体撮像素子(CCD)が用いら
れる。
【0005】図9は、従来のレーザオートコリメータの
ユニット構成を示す図である。図9において、レーザオ
ートコリメータは、照明ユニット31、プリズムユニッ
ト32、コリメータユニット33、CCDカメラ34、
点灯回路35、コネクタ36から構成され、それらが支
持板37上に配置固定される。
【0006】照明ユニット31には、レーザダイオード
(LD)11が備えられる。プリズムユニット32に
は、全反射ミラー14、ビームスプリッタ15が備えら
れる。コリメータユニット33には、λ/4板17、コ
リメートレンズ18が備えられ、前後可動して焦点調整
可能になっている。CCDカメラ34は、受光素子21
に対応する。点灯回路35は、レーザダイオード(L
D)11の点灯制御を行う。レーザダイオード(LD)
11への電源供給と、CCDカメラ34の撮像データの
出力は、コネクタ36を介して行われる。
【0007】このように構成されたレーザオートコリメ
ータは、レーザダイオード(LD)11からの出射光を
全反射ミラー14で反射させ、この反射光をビームスプ
リッタ15、λ/4板17を通過させて、コリメートレ
ンズ18に集光し被検物19を照射させる。そして、被
検物19からの反射光を、再びコリメートレンズ18、
λ/4板17及びビームスプリッタ15を通過させてC
CDカメラ34で撮像するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】レーザーオートコリメ
ータにおいて、光源となるレーザダイオード(LD)1
1からの出射光は、指向性がある程度あるもののその照
射光の広がりθはかなり大きいものとなっている。その
ため、レーザダイオード(LD)11からの出射光のう
ち広がった両端近傍部分の光(=光軸から離れた角度方
向に照射された光で図8における点線部分が該当)は、
レーザダイオード(LD)11から所定の距離をもって
配置された全反射ミラー14に入射されずコリメートレ
ンズ18に入射されない。また、全反射ミラー14に入
射された光も、反射後に広がってしまう部分に関して
は、コリメートレンズ18に入射されず、このため被検
物19を照射しない。
【0009】すなわち、レーザダイオード(LD)11
から出射され、全反射ミラー14、ビームスプリッタ1
5、λ/4板17を介してコリメートレンズ18に入射
されて被検物19を照射する光は、レーザダイオード
(LD)11からの出射光のうちの光軸の中央付近に出
射されたものであり、出射光全体から見ると一部であ
る。この結果、上述のレーザオートコリメータは、レー
ザダイオード(LD)11からの光を効率よくコリメー
トレンズ18へ入射させることができず、被検物19を
照射する光量のロスが大きい。
【0010】なお、光の広がりに対して、全反射ミラー
14やビームスプリッタ15を大きくすると共に、コリ
メートレンズ18の有効径を大きくすると、その分光量
のロスは少なくなる。しかしながら、このような構成と
すると、装置が大型化してしまうと共に、各光学部品が
高コストとなってしまう。加えて、コリメートレンズ1
8の有効径が大きいと、レンズの収差の劣化を招くこと
となり、検査精度の低下の原因となる。さらに、この収
差の劣化を防止するため、レンズの枚数を増やすとコス
トの上昇を引き起こすこととなる。
【0011】なお、コリメートレンズ18の焦点距離を
短くすることでレーザダイオード(LD)11からコリ
メートレンズ18までの距離を短くすると、光軸から離
れた方向へ出射された光が、ある程度コリメートレンズ
18へ入射されることとなり、レーザダイオード(L
D)11からの出射光の利用効率は上昇する。しかしな
がら、上述のレーザオートコリメータにおいては、レー
ザダイオード(LD)11からコリメートレンズ18ま
での光路長と、CCDカメラ34からコリメートレンズ
18までの光路長を等しく構成する必要がある。このた
め、上述したようにレーザダイオード(LD)11とコ
リメートレンズ18との距離を短くすると、必然的にC
CDカメラ34からコリメートレンズ18までの光路長
も短くなる。
【0012】このCCDカメラ34とコリメートレンズ
18間の光路長は、被検物19を撮像する際の解像度に
影響する。すなわち、コリメートレンズ18とCCDカ
メラ34間の光路長を短くしてしまうと、被検物19を
CCDカメラ34で撮像した際に解像度(検査精度)が
低下してしまう。
【0013】本発明の目的は、光源から出射される照射
光を有効利用して被検物を照射する際の照射光の光量を
大とし、かつ高解像度で被検物の傾きを測定することが
できる測定装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、光源と、受光素子と、光源の出射光を
平行光にして被検物に照射し、その反射光を集光して受
光素子に結像するコリメートレンズとを備え、受光素子
の結像位置から被検物の傾きを測定する被検物の傾き測
定装置において、光源とコリメートレンズとの間の光路
中に集光レンズを配設し、かつコリメートレンズの配設
位置を集光レンズにより集光した焦点位置の光路後方と
している。これにより、従来の装置のように光源とコリ
メートレンズ間の距離を縮めることなく、光源からの出
射光をより多くコリメートレンズへ入射させることが可
能となり、被検物を照射する光量を大とすることができ
る。
【0015】また、他の発明は、上述の被検物の傾き測
定装置に加えて、光源としてレーザダイオードを用い、
集光レンズをレーザダイオードからの出射光の80%以
上が透過可能な位置に配設している。そのため、反射用
のミラーやビームスプリッタ等を通過する際の減衰を考
慮しなければ、出射光の80%以上をコリメートレンズ
で平行光として、被検物に照射させることが可能とな
る。
【0016】また、他の発明は、上述の各被検物の傾き
測定装置に加えて、集光レンズは、所望の焦点距離に合
わせて付け替え可能である。そのため、被検物の測定の
精度(被検物を受光素子に結像する際の解像度)を自由
に選択することが可能となる。
【0017】また、他の発明は、上述の各被検物の傾き
測定装置に加えて、集光レンズの焦点位置またはその近
傍に光を通過させる所定形状の孔を備え孔を通過する以
外の光を遮断する薄板状部材を配設し、受光素子に孔形
状に整形された像を結像可能としている。そのため、非
点隔差が修正され、被検物の傾きを測定する際の受光素
子に結像される像がくっきりとし、検査精度を向上す
る。また、薄板状部材に形成する孔形状を所望の形状と
すれば、検査人が自身の目で直接検査する場合の視認性
が向上することとなり、検査精度を高くすることが可能
となる。
【0018】また、他の発明は、上述の各被検物の傾き
測定装置に加えて、薄板状部材の光路前方側に、光を拡
散させる拡散板を密着させて配置している。そのため、
被検物の傾きを測定する際の受光素子に結像される像の
輪郭が際立つこととなり、検査精度をさらに向上させる
ことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、図8や図9に示す部材と同一部材に
は同一符号を付して説明し、その説明を省略または簡易
化することとする。
【0020】図1は、本発明の傾き測定装置の実施の形
態を示す図である。図1において、光源となるレーザダ
イオード(LD)11から出射したレーザ光は、集光レ
ンズ12で集光される。レーザダイオード(LD)11
は、10mWでかつ635nmの赤外光を出射するもの
となっている。
【0021】集光レンズ12は、プラスティックレンズ
を使用している。この集光レンズ12は、レーザ光の8
0%以上が透過可能となるようにレーザダイオード(L
D)11の出射角度に合わせた位置に配設されている。
そして、集光レンズ12によって集光されるレーザ光の
焦点位置またはその近傍には、光を通過させる孔が所定
形状、具体的には円形のピンホール13aを備えこの孔
を通過する以外の光を遮断する薄板状部材13が配設さ
れている。そのため、集光されたレーザ光は、ピンホー
ル13aを通過するのみで、他の部分の光は遮断され
る。
【0022】なお、ピンホール13aは、後述する受光
素子21に結像される像を円形に結像するためのものと
なっていると共に、レーザ光の非点隔差による焦点ずれ
の影響を無くすものとなっている。すなわち、レーザダ
イオード(LD)11は、図2に示すように、発光部に
奥行きL1があるため、レーザダイオード(LD)11
から出射され集光レンズ12で集光されたレーザ光の像
が楕円形状となる。ピンホール13aは、焦点位置近傍
において楕円形状で集光されるレーザ光の端の部分を遮
蔽することによって余分な光をカットする。これによっ
て、ピンホール13a通過後のレーザ光を照射させた像
を、非点隔差による焦点ずれの影響の無いものとし、か
つ円形に整形する。
【0023】なお、受光素子21に結像された像に非点
隔差による焦点ずれが生じないと、結像される像がくっ
きりとし、検査精度の向上につながる。すなわち、焦点
ずれが生じずくっきりとした像となると、画像認識によ
って自動的に傾きを検出する場合や、また検査者が直接
自身の目で検査を行う場合の認識精度が向上し、検査精
度が良くなる。
【0024】また、受光素子21に結像された像がピン
ホール13aの形状に合わせて円形となると、楕円形状
で形成される像に比して、検査者の視認性がさらに向上
する。すなわち、検査者は、検査作業時、後述するCC
Dカメラ34(図4及び図5参照)に撮像する像を、例
えば十字の印の交点をセンター部分を基準として焦点合
わせを行う。その際、検査者にとって、像が楕円形状で
あるより円形状となっている方が、よりセンター位置合
わせが容易となり、検査精度が向上する。
【0025】上述したようにピンホール13aで円形状
に整形されたレーザ光は、反射面がアルミ蒸着により形
成された全反射ミラー14で反射される。そして、この
反射光の光量の50%が、ビームスプリッタ15aでさ
らに反射される。このように2回反射されたレーザ光
は、バンドパスフィルタ16及びλ/4板17を通過し
てコリメートレンズ18に集光される。そして、この集
光された光は、さらにコリメートレンズ18で平行光と
なり、被検物19に照射される。
【0026】ビームスプリッタ15aは、上述した従来
のビームスプリッタ15と異なる形状を備えており、図
1に示すように台形形状となっている。このため、内部
で反射したレーザ光と正式な光路上を通過していくレー
ザ光との干渉現象が防止され、受光素子21に結像され
る像がより鮮明なものとなる。
【0027】なお、図1に示したビームスプリッタ15
aは、図において正式な光路の光軸に対して上面と下面
の2辺が平行となっている台形形状で構成されている。
そのため、全ての面が正式な光路と平行となるビームス
プリッタと比較すると、干渉現象を低減させることとな
るが、この上面と下面の内部側で反射したレーザ光は、
正式な光路と重なってしまい干渉現象が若干は起こる。
【0028】そのため、この干渉現象をさらに減少させ
るために、ビームスプリッタ15aを、図3(A)や図
3(B)に示すような形状としてもよい。すなわち、図
3(A)では、図において正式な光路と左面のみが垂直
となっている。このため、この左面の内部側で反射した
レーザ光のみが正式な光路と重なり干渉することとなる
が、他の3面は正式な光路から外れて干渉しない。ま
た、図3(B)では、正式な光路と垂直となる面が1つ
も無く、各面の内部側で反射したレーザ光は正式な光路
から外れて干渉しない。このように、ビームスプリッタ
15aを台形形状としたり、あるいは正式な光路と垂直
となる面の無い単なる四辺形形状とすることにより、レ
ーザ光の干渉現象を防止することが可能となる。
【0029】バンドパスフィルタ16は、特定波長の外
乱光の光学系への侵入をカットすることによって、外乱
光による測定誤差を防止するためのものとなっており、
レーザダイオード(LD)11から出射されるレーザ光
の種類(635〜650nm,780nm)に応じて脱
着することが可能なものとなっている。さらに、コリメ
ートレンズ18は、f=150でかつF/4のレンズが
2枚張り合わせた構成となっており、スクリューネジに
よって図1の矢示A方向に上下動可能となっている。加
えて、コリメートレンズ18は、用途に応じて交換も可
能となっている。
【0030】このようにして被検物19に照射されたレ
ーザ光は、被検物19で反射し、コリメートレンズ1
8、λ/4板17及びバンドパスフィルタ16を通過し
てビームスプリッタ15aを透過し、さらにNDフィル
タ20を通過して受光素子21上に結像される。なお、
このとき、ビームスプリッタ15aは所定の直線偏波に
対しては100%近く通過させるものとなっているた
め、被検物19から受光素子21へ向かう所定の直線偏
波とされた反射光の約100%が透過する。
【0031】なお、全反射ミラー14は、3軸調整が可
能であり、コリメートレンズ18は焦点調整(図1の矢
示A方向=上下方向)が可能であり、受光素子21は焦
点調整(図1の矢示B方向=上下方向移動)および角度
ゼロ位置調整(図1で左右や紙面表裏方向)が可能とな
っている。
【0032】このように、本実施の形態の傾き測定装置
は、集光レンズ12でレーザダイオード(LD)11か
らの出射光を集光することにより、レーザ光を無駄無く
コリメートレンズ18等を介して被検物19へ照射する
ものとなっている。
【0033】図4は、本実施の形態の傾き測定装置のユ
ニット構成を示す図である。なお、この傾き測定装置
は、照明ユニット31、プリズムユニット32、コリメ
ータユニット33、CCDカメラ34、回路部22、こ
の回路部22を支持する基板支柱22a、コネクタ36
から構成され、それらが支持板37上に配置固定され
る。この支持板37には、他の装置への取り付け部37
aが形成されている。なお、照明ユニット31、CCD
カメラ34、回路部22及び基板支柱22aは、鏡筒と
なるケース38内に格納されている。
【0034】照明ユニット31には、レーザダイオード
11、集光レンズ12及びピンホール13aが設けられ
た薄板状部材13が備えられる。プリズムユニット32
には、全反射ミラー14、ビームスプリッタ15が備え
られる。コリメータユニット33には、バンドパスフィ
ルタ16、λ/4板17、コリメートレンズ18が備え
られ、前後可動して焦点調整可能になっている。CCD
カメラ34は、受光素子21に対応する。
【0035】回路部22は、図5に示すように、レーザ
ダイオード(LD)11の破壊防止のためのスロースタ
ート回路23、変調回路24、点灯回路35を備えてい
る。この回路部22は、レーザダイオード(LD)11
のパワーを制御し、照明光量を最適なものとするように
設計されている。そして、レーザダイオード11への電
源供給と、CCDカメラ34の撮像データの出力は、コ
ネクタ36を介して行われる。
【0036】図6は、本発明の傾き測定装置の利用形態
を説明する図である。ここでは、光ディスクのピックア
ップ部で用いられる偏光ビームスプリッタの平行度を検
査する場合について説明する。
【0037】光ディスクのピックアップ部は、次のよう
な構成である。レーザダイオード(LD)51から出射
された直線偏波(例えばp偏波)のレーザ光は、コリメ
ートレンズ52で平行光となり、偏光ビームスプリッタ
53で反射し、λ/4板54を通過して円偏波となり、
対物レンズ55を介して光ディスク56に集光する。光
ディスク56で反射した反射光は、対物レンズ55で集
光され、λ/4板54を通過して直線偏波(例えばs偏
波)となり、偏光ビームスプリッタ53を透過し、集光
レンズ57で集光されてフォトディテクタ(PD)58
に受光される。
【0038】ここで、レーザダイオード51またはフォ
トディテクタ58を取り外し、本発明の傾き測定装置を
その位置に配置することにより、偏光ビームスプリッタ
53の平行度(傾き)を測定することができる。
【0039】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述の実施の形態では、
レーザダイオード(LD)11からの出射光を集光レン
ズ12で集光し、この集光した焦点位置またはその近傍
にピンホール13aを備えた薄板状部材13を配置して
結像される像を整形するものとしたが、孔形状は円形の
ピンホール13aに限定されるものではない。さらに、
このピンホール13aを備えた薄板状部材13を廃止
し、集光レンズ12で集光したレーザ光を直接全反射ミ
ラー14に入射させる構成としてもよい。
【0040】また、図7に示すように、この薄板状部材
13のピンホール13aの光路前方に磨りガラス等で形
成された光を拡散させる拡散板13bを配置してもよ
い。この拡散板13bを配置すると、ピンホール13a
を通過したレーザ光を結像させた際の像の輪郭(エッ
ジ)が際立つこととなり、視認性や画像位置検出精度が
さらに向上する。なお、拡散板13bとしては磨りガラ
スの他に梨地状にしたアクリル樹脂等、他の材料・構成
としてもよい。また、拡散板13bは、薄板状部材13
に密着させるのが好ましいが、僅かに距離を設けて配置
させてもよい。
【0041】また、さらに、上述の実施の形態は、LD
11からの出射光を集光レンズ12で集光した後、全反
射ミラー14及びビームスプリッタ15で2回反射させ
てコリメートレンズ18に入射させるように構成されて
いるが、全反射ミラー14やビームスプリッタ15の双
方もしくは一方を省略し、集光レンズ12で集光した光
を直接コリメートレンズ18に入射させたり、あるいは
1回反射させた後コリメートレンズ18へ入射させるよ
うにしても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の被検物の
傾き測定装置は、光源とコリメートレンズとの間の光路
中に集光レンズを配設したため、光源とコリメートレン
ズ間の距離を縮めずに、光源からの出射光をより多くコ
リメートレンズへ入射させることが可能となる。すなわ
ち、出射光のロスを減少させることにより、被検物を照
射する光量を大として、視認性が良く画像認識精度の高
い測定装置とすることができる。
【0043】また、集光レンズの焦点位置またはその近
傍に光を通過させる所定形状の孔を備えた薄板状部材を
備えると、受光素子に孔形状に整形された像が結像され
るため、被検物の傾きを測定する際の視認性等が向上
し、検査精度が高いものとなる。さらに、薄板状部材の
光路前方側に、拡散板を密着させて配置すると、結像さ
れる像の輪郭が際立つため、視認性等がさらに向上して
検査精度をより高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾き測定装置の実施の形態を示す図で
ある。
【図2】図1の傾き測定装置の光源から薄板状部材まで
の間の出射光を示す図である。
【図3】(A),(B)共に、図1の傾き測定装置のビ
ームスプリッタの変形例の一例をそれぞれ示す図であ
る。
【図4】図1の傾き測定装置のユニット構成を示す図で
ある。
【図5】図4のユニット構成のうちの回路部及びその周
辺を示した回路図である。
【図6】本発明の傾き装置装置の利用形態を説明する図
である。
【図7】本発明の傾き測定装置の実施の形態の変形例を
示す図で、薄板状部材周辺のみを示した図である。
【図8】従来のレーザオートコリメータの基本構成を示
す図である。
【図9】従来のレーザオートコリメータのユニット構成
を示す図である。
【符号の説明】 11 レーザダイオード(光源) 12 集光レンズ 13 薄板状部材 13a ピンホール 18 コリメートレンズ 19 被検物 21 受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 利幸 長野県諏訪市大字中州4600番地 日新工機 株式会社内 (72)発明者 振旗 寛明 長野県諏訪市大字中州4600番地 日新工機 株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA33 CC21 DD05 FF01 FF04 GG06 GG12 HH03 HH13 JJ03 JJ09 JJ26 LL04 LL13 LL30 LL36 LL46 UU07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、受光素子と、上記光源の出射光
    を平行光にして被検物に照射し、その反射光を集光して
    上記受光素子に結像するコリメートレンズとを備え、上
    記受光素子の結像位置から上記被検物の傾きを測定する
    被検物の傾き測定装置において、 上記光源と上記コリメートレンズとの間の光路中に集光
    レンズを配設し、かつ上記コリメートレンズの配設位置
    を上記集光レンズにより集光した焦点位置の光路後方と
    したことを特徴とする被検物の傾き測定装置。
  2. 【請求項2】 前記光源としてレーザダイオードを用
    い、前記集光レンズを上記レーザダイオードからの出射
    光の80%以上が透過可能な位置に配設したことを特徴
    とする請求項1記載の被検物の傾き測定装置。
  3. 【請求項3】 前記集光レンズは、所望の焦点距離に合
    わせて付け替え可能であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の被検物の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記集光レンズの焦点位置またはその近
    傍に光を通過させる所定形状の孔を備え孔を通過する以
    外の光を遮断する薄板状部材を配設し、前記受光素子に
    上記孔形状に整形された像を結像可能としたことを特徴
    とする請求項1,2または3記載の被検物の測定装置。
  5. 【請求項5】 前記薄板状部材の光路前方側に、光を拡
    散させる拡散板を密着させて配置したことを特徴とする
    請求項4記載の被検物の測定装置。
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