JPH10122717A - 熱交換ユニット - Google Patents

熱交換ユニット

Info

Publication number
JPH10122717A
JPH10122717A JP29438996A JP29438996A JPH10122717A JP H10122717 A JPH10122717 A JP H10122717A JP 29438996 A JP29438996 A JP 29438996A JP 29438996 A JP29438996 A JP 29438996A JP H10122717 A JPH10122717 A JP H10122717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat exchanger
tube
heat exchange
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29438996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Morii
高之 森井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
Priority to JP29438996A priority Critical patent/JPH10122717A/ja
Publication of JPH10122717A publication Critical patent/JPH10122717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な装置でムラなく熱交換することのでき
る熱交換ユニットを得ること。 【解決手段】 熱交換器1の内部に二重管2を取り付け
る。二重管2を外側管5と内側管6で構成する。外側管
5に熱交換媒体供給管3を接続すると共に、複数の開口
9を設ける。内側管6の上端を吸引管11を介して吸引
手段4と接続すると共に、下端開口12を熱交換器1の
内部空間の底部と連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器内へ熱交
換媒体を供給して被熱交換物と熱交換した後、吸引手段
により媒体を外部へ排除する熱交換ユニットに関し、特
に吸引手段によって熱交換器内を減圧状態にすることに
より、温度が100度C以下程度の比較的低温で熱交換
することのできるものに関する。具体的には食品や医療
品や紙・パルプや各種反応釜あるいは金型等の加熱また
は冷却の熱交換に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱交換ユニットとしては、例えば
冷却装置の例が特開平7−305934号公報に示され
ている。これは、被冷却物容器をモ―タと接続して回転
可能に配置して、この被冷却物容器の外周にジャケット
部を設けて、ジャケット部に吸引手段を接続すると共に
複数の冷却水供給ノズルを取り付け、このノズルから冷
却水を被冷却物容器に噴射することにより、冷却水を蒸
発させて被冷却物を気化冷却することができるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の熱交換ユニ
ットでは、被冷却物容器をモ―タで回転させながら冷却
水を供給することにより、冷却水を被冷却物容器の全体
に且つ均一に供給することができ、被冷却物の冷却ムラ
を防止することができるものであるが、モ―タや回転軸
等を必要とするために構造が複雑になり装置そのものが
高価なものとなってしまう問題があった。
【0004】従って本発明の課題は、装置の構造が簡単
で安価な熱交換ユニットを得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換ユニット
は、熱交換器に熱交換媒体供給管と吸引手段を接続した
ものにおいて、熱交換器内に二重管を取り付けて、該二
重管の外側管部に熱交換媒体供給管を接続して熱交換媒
体を熱交換器内へ供給する開孔部を設けると共に、二重
管の内側管部に吸引手段を接続して熱交換器内と吸引手
段を連通したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】二重管の外側管部から開孔部を経
て熱交換媒体が熱交換器内へ供給されて熱交換を行な
う。熱交換媒体としては、加熱する場合は蒸気や温水や
熱媒等を、冷却する場合は冷却水や冷媒等を、用いるこ
とができる。
【0007】二重管の内側管を介して熱交換器内と吸引
手段が連通され、熱交換した熱交換媒体が吸引される。
また、熱交換器内を吸引手段で吸引することにより、熱
交換器内を所定の減圧状態とすることができる。減圧状
態とすることによって、例えば冷却する場合に、熱交換
媒体として冷却水を供給すると、冷却水が被熱交換物か
ら熱を奪うと共に減圧状態であるが故に直ちに蒸発する
ことにより、その気化熱でもって被熱交換物を気化冷却
する。
【0008】一方、加熱する場合に熱交換媒体として例
えばボイラ―等で発生させた蒸気を供給すると、蒸気は
その圧力と温度に相関関係があるために圧力が決まると
温度も決まることとなり、熱交換器内を吸引手段で減圧
状態とすることによって大気圧以下とすることができ、
100度C以下の比較的低温でもって被熱交換物を蒸気
加熱する。
【0009】吸引手段としては、大気圧以下の減圧状態
とする場合には通常の真空ポンプ、あるいは、エゼクタ
と循環ポンプを組み合わせたエゼクタ式の組み合わせポ
ンプ等を用いることができる。
【0010】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。図1におい
て、熱交換器1と、熱交換器1内に取り付けた二重管2
と、熱交換媒体供給管3、及び、吸引手段4で熱交換ユ
ニットを構成する。
【0011】熱交換器1は、中空円筒状で中空内部のほ
ぼ中心部に二重管2を取り付ける。二重管2はやや大径
の外側管5と小径の内側管6を同芯上に配置して熱交換
器1の上部平板7に取り付け固定する。外側管5は上端
開口8を熱交換媒体供給管3と接続すると共に、熱交換
器1の内部空間内に複数の開孔9を設ける。外側管5の
下端は底板10により内側管6と気密に取り付ける。
【0012】内側管6は上下に貫通しており、上端を吸
引手段4の吸引管11と接続すると共に、下端口12を
熱交換器1の内部空間の下部に開口して配置する。本実
施例においては、内側管6の下端口12が最下部に1箇
所だけ開口している例を示したが、内部空間内の中間部
や上部にも適宜開口を設けて、吸引手段4と連通するこ
ともできるものである。
【0013】熱交換媒体供給管3は、途中で分岐して加
熱媒体供給管13と冷却媒体供給管14にそれぞれバル
ブ15,16を介して接続する。また、熱交換器1の上
部平板7には、熱交換器1の内部空間と吸引管11を連
通する管路17をバルブ18を介して接続する。この管
路17により、熱交換器1の内部空間に空気等の非凝縮
気体が滞留した場合に、バルブ18を開弁することによ
りこれらの非凝縮気体を吸引手段4で吸引して外部へ排
除することができるものである。
【0014】吸引手段4は、エゼクタ20とタンク21
と循環ポンプ22で構成する。エゼクタ20はノズルを
内蔵した吸引部23とディフュ―ザ24とで構成する。
吸引部23に吸引管11を接続する。ディフュ―ザ24
をタンク21と接続し、タンク21の下部と循環ポンプ
22の吸込み口を接続すると共に、吐出口をエゼクタ2
0の吸引部23と循環路25を介して接続する。エゼク
タ20はタンク21内の流体を循環ポンプ22で循環し
て吸引部23へ通過させることにより、内蔵したノズル
部で吸引力を生じるものである。タンク21には、図示
はしないが内部の液位を検出するための液位センサ―
や、液温を検出する温度センサ―を取り付けると共に、
上部には冷却流体補給管26を接続して、タンク21内
の流体温度を所望値に維持することができるものであ
る。
【0015】本実施例においては、熱交換器1を被熱交
換物に接触させて熱交換させたり、あるいは、熱交換器
1を流体中に配置して周囲の流体を熱交換する場合に適
するものである。
【0016】熱交換器1で加熱を行なう場合、加熱媒体
供給管13から加熱媒体、例えば蒸気を、開口8から外
側管5に供給し、更に、複数の開口9を通って熱交換器
1の内部空間へ供給することにより、熱交換器1の外周
に位置する図示しない被加熱物を加熱する。この場合、
複数の開口9から熱交換器1の内部空間の全体に蒸気を
供給することができる。加熱して熱を奪われた蒸気は凝
縮して復水となり、熱交換器1内の底部に溜り、内側管
6の下端口12から吸引手段4のエゼクタ20に吸引さ
れタンク21に至る。
【0017】熱交換器1で冷却を行なう場合、冷却媒体
供給管14から冷却媒体、例えば冷却水を、熱交換器1
の内部空間へ供給する。熱交換器1の内部空間を、吸引
手段4によって所定の減圧状態としておくことにより、
供給された冷却水は、熱交換器1の外周の被冷却物から
熱を奪うと共に直ちに蒸発して被冷却物を気化冷却す
る。この場合、複数の開口9から熱交換器1の内部空間
の全体に且つ均一に冷却水を供給することができ、熱交
換器1において冷却ムラを生じることがない。
【0018】気化した蒸気と、気化せずに残った冷却水
の一部は、内側管6の下端口12から吸引手段4に吸引
されタンク21に至る。この場合、被冷却物から熱を奪
って昇温した冷却水と気化蒸気が内側管6を通過するこ
とにより、外側管5から熱交換器1内へ供給される冷却
流体が加温され、熱交換器1内で速やかに気化して被冷
却物を気化冷却する。冷却の温度は吸引部23の吸引力
を通過する流体の温度を調節することにより、適宜設定
することができる。
【0019】本実施例においては、熱交換器1を1個だ
け配置した例を示したが、被熱交換物に応じて複数個の
熱交換器を縦方向や横方向に順次接続して配置すること
もできるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、二重管の外側管から熱
交換媒体を熱交換器内へ供給すると共に、二重管の内側
管で吸引手段と連通したことにより、モ―タ等を用いて
熱交換器を回転することなく熱交換媒体を熱交換器内全
体に供給することができ、簡単な装置で被熱交換物をム
ラなく熱交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換ユニットの実施例の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 二重管 3 熱交換媒体供給管 4 吸引手段 5 外側管 6 内側管 9 開口 20 エゼクタ 21 タンク 22 循環ポンプ 23 吸引部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器に熱交換媒体供給管と吸引手段
    を接続したものにおいて、熱交換器内に二重管を取り付
    けて、該二重管の外側管部に熱交換媒体供給管を接続し
    て熱交換媒体を熱交換器内へ供給する開孔部を設けると
    共に、二重管の内側管部に吸引手段を接続して熱交換器
    内と吸引手段を連通したことを特徴とする熱交換ユニッ
    ト。
JP29438996A 1996-10-15 1996-10-15 熱交換ユニット Pending JPH10122717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29438996A JPH10122717A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 熱交換ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29438996A JPH10122717A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 熱交換ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10122717A true JPH10122717A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17807105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29438996A Pending JPH10122717A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 熱交換ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10122717A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012145A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Toshiba Corp 非凝縮性ガスの蓄積燃焼防止システム
JP2012527869A (ja) * 2009-05-28 2012-11-12 エスペイエクス エペイヴィ デンマーク アクティーゼルスカブ 食品加熱処理装置及び食品加熱処理方法
EP2832242A1 (de) 2013-08-01 2015-02-04 Ulrich Giger Verfahren zur Regelung der Kühlung für eine Vakuumkühlvorrichtung

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012145A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Toshiba Corp 非凝縮性ガスの蓄積燃焼防止システム
JP2012527869A (ja) * 2009-05-28 2012-11-12 エスペイエクス エペイヴィ デンマーク アクティーゼルスカブ 食品加熱処理装置及び食品加熱処理方法
EP2832242A1 (de) 2013-08-01 2015-02-04 Ulrich Giger Verfahren zur Regelung der Kühlung für eine Vakuumkühlvorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006258316A (ja) 加熱冷却装置
JPH078704A (ja) 真空濃縮装置
JPH10122717A (ja) 熱交換ユニット
JP2006258317A (ja) 気化冷却装置
JPH10118483A (ja) 減圧気化冷却装置
JP2007330896A (ja) 加熱冷却装置
JP3170669B2 (ja) 加熱冷却装置
CN214792203U (zh) 水冷真空干燥机
JP2002031450A (ja) 加熱冷却装置
JP3443614B2 (ja) 気化冷却装置
JP2729417B2 (ja) 減圧気化冷却装置
JP2006255503A (ja) 加熱冷却装置
JP3785216B2 (ja) 加熱冷却装置
JPH0953802A (ja) 熱媒体による加熱冷却装置
JP3455308B2 (ja) 蒸気または温水による加熱装置
JP3188990B2 (ja) 蒸気加熱気化冷却装置
JP2009144987A (ja) 加熱冷却装置
JP4202552B2 (ja) 気化冷却装置
JPH102647A (ja) 加熱冷却装置
JP2009018274A (ja) 加熱冷却装置
JPH10122718A (ja) 回転式気化冷却装置
JPH10137573A (ja) 撹拌器
JP2003251171A (ja) 蒸気熱交換装置
CN117026679A (zh) 一种防止印刷纸张过度变形的方法及设备
JP2006308185A (ja) 気化冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060411