JPH10122159A - ギヤポンプ装置 - Google Patents

ギヤポンプ装置

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JPH10122159A
JPH10122159A JP29344796A JP29344796A JPH10122159A JP H10122159 A JPH10122159 A JP H10122159A JP 29344796 A JP29344796 A JP 29344796A JP 29344796 A JP29344796 A JP 29344796A JP H10122159 A JPH10122159 A JP H10122159A
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oil
sleeve
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギヤポンプ装置全体の小型軽量化を図り、か
つ製造コストを低減できるようにする。 【解決手段】 マニホルドブロック31よりも耐圧強度
の高い別部材からなるスリーブ33をマニホルドブロッ
ク31のスリーブ収容穴32内に収容し、このスリーブ
33内に、ギヤポンプ本体2の吐出口3Cから吐出した
高圧の油液が流通する油路35、チェック弁39および
リリーフ弁43を配設し、油路35をギヤポンプ本体2
の吐出口3Cに接続する構成とする。これにより、スリ
ーブ33のみを耐圧強度の高い材料から形成することに
より、ギヤポンプ本体2とモータとが固着されるマニホ
ルドブロック31を、例えばアルミニウム等の軽量な材
料によって形成することができ、ギヤポンプ装置全体の
小型化および軽量化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプハウジング
内に配設された一対のギヤの噛合いにより油液を吐出す
るギヤポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作動油タンク内に貯留した作動油を油圧
機器に供給するために用いられるポンプとして、圧力脈
動、振動等が比較的少ないギヤポンプが広く知られてい
る。
【0003】そこで、この種の従来技術によるギヤポン
プ装置を、図5ないし図7を参照して説明すると、1は
駆動源としてのモータを示し、該モータ1は後述のマニ
ホルドブロック7にボルト等を介して固着され、該モー
タ1の出力軸1Aはマニホルドブロック7内に突出して
いる。
【0004】2はモータ1によって駆動される例えば外
接歯車型のギヤポンプ本体で、該ギヤポンプ本体2は、
モータ1とは反対側に位置してボルト等によってマニホ
ルドブロック7に固着されている。ここで、ギヤポンプ
本体2は図6に示すように、ギヤ収容部3A、吸込口3
Bおよび吐出口3Cが形成されたポンプハウジング3
と、該ポンプハウジング3のギヤ収容部3A内に回転可
能に設けられた駆動ギヤ4および従動ギヤ5とからな
り、駆動ギヤ4の入力軸4Aはマニホルドブロック7内
に突出し、カップリング6を介してモータ1の出力軸1
Aに連結されている。
【0005】従って、モータ1を作動させると、互いに
噛合する駆動ギヤ4と従動ギヤ5とは、それぞれの歯先
面がギヤ収容部3Aの内周面との間にごく僅かなクリア
ランスを保ちつつ回転することにより、ポンプハウジン
グ3の吸込口3Bから吸込んだ油液を圧油として吐出口
3Cに吐出する。
【0006】7はモータ1とギヤポンプ本体2とが固着
されたマニホルドブロックを示し、該マニホルドブロッ
ク7内には、モータ1の出力軸1A、駆動ギヤ4の入力
軸4Aおよびカップリング6が回転可能に収容され、か
つ後述の油路8、チェック弁収容穴9、リリーフ弁収容
穴10が形成されている。
【0007】8はマニホルドブロック7内にほぼT字状
に形成された油路で、該油路8は図7に示すように、モ
ータ1の出力軸1Aとほぼ直交する方向に伸長する主油
路部8Aを有し、該主油路部8Aの開口端は大径のチェ
ック弁収容穴9となっている。
【0008】また、油路8の一端側はOリングを介して
ギヤポンプ本体2の吐出口3Cに液密に接続された流入
口8Bとなり、他端側はマニホルドブロック7の外部に
開口する流出口8Cとなっている。さらに、主油路部8
Aの途中にはリリーフ油路8Dの一端側が接続され、該
リリーフ油路8Dの他端側は、マニホルドブロック7の
外部に開口する大径のリリーフ弁収容穴10となってい
る。
【0009】そして、油路8の流出口8Cにはチューブ
シート11が固着されると共に、該流出口8Cから吐出
した油液を給液対象に導くチューブが継手(いずれも図
示せず)等を介して接続されるようになっている。
【0010】12は油路8のチェック弁収容穴9に設け
られたチェック弁で、該チェック弁12は、マニホルド
ブロック7に螺着されてチェック弁収容穴9に液密に嵌
合し、油路8の一部を構成する軸方向通路13Aおよび
該軸方向通路13Aと直交する径方向通路13Bが形成
された弁ケース13と、該弁ケース13の軸方向通路1
3A内に設けられた円筒状の弁座14と、該弁座14に
離着座する球状のチェック弁体15と、該チェック弁体
15を弁座14に着座する方向に常時付勢するチェック
ばね16とからなっている。そして、該チェック弁12
は、ギヤポンプ本体2から吐出した油液が油路8の流入
口8Bから流出口8Cにのみ流通するのを許すものであ
る。
【0011】17は油路8のリリーフ弁収容穴10に設
けられたリリーフ弁で、該リリーフ弁17は、マニホル
ドブロック7に螺着されてリリーフ弁収容穴10に液密
に嵌合し、リリーフ油路8Dに連通する軸方向通路18
Aおよび該軸方向通路18Aと外部とを連通する径方向
通路18Bとが形成された弁ケース18と、該弁ケース
18の軸方向通路18A内に設けられた円筒状の弁座1
9と、該弁座19に離着座する球状のリリーフ弁体20
と、該リリーフ弁体20を弁座19に着座する方向に常
時付勢するリリーフばね21とからなっている。
【0012】そして、チェック弁12は常時は閉弁し、
リリーフ油路8Dに導かれた油液の圧力がリリーフばね
21による設定圧以上となるときには開弁し、ギヤポン
プ本体2から吐出した油液のうちの余剰圧を弁ケース1
8の径方向通路18Bを介して外部に逃がす。
【0013】22はギヤポンプ本体2等を覆うためにマ
ニホルドブロック7に取付けられた有蓋筒状のポンプカ
バーを示し、該ポンプカバー22は、マニホルドブロッ
ク7の外周に液密に嵌合している。23はポンプカバー
22に突設された吸込管で、該吸込管23は、例えばホ
ース等を介して作動油タンク(いずれも図示せず)に接
続され、該作動油タンク内に貯留した油液をポンプカバ
ー22内に導入するものである。
【0014】従来技術によるギヤポンプは上述の如き構
成を有するもので、モータ1が作動してギヤポンプ本体
2の駆動ギヤ4が回転駆動されると、該駆動ギヤ4と従
動ギヤ5とが互いに噛合しつつポンプハウジング3のギ
ヤ収容部3A内で回転する。これにより、作動油タンク
内の油液がホースおよび吸込管23等を介してポンプカ
バー22内に導入され、ギヤポンプ本体2の吸込口3B
から吸込まれた後、吐出口3Cを通じてマニホルドブロ
ック7の油路8内に吐出する。
【0015】そして、油路8内に吐出した油液がチェッ
ク弁12を介してリリーフ油路8Dに導出され、このと
きの油液の圧力がリリーフ弁17の設定圧未満である場
合には、当該油液は油路8の流出口8Cから外部に吐出
する。
【0016】一方、リリーフ油路8Dに導出された油液
の圧力がリリーフ弁17の設定圧以上である場合にはリ
リーフ弁17が開弁し、リリーフ油路8Dに導出された
油液のうちの余剰圧が、リリーフ油路8Dから弁ケース
18の径方向通路18Bを介して外部(ポンプカバー2
2内)にリリーフされる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ギヤポンプ
本体2の作動時には、該ギヤポンプ本体2の吐出口3C
からマニホルドブロック7の油路8内に高圧の油液が吐
出するから、該油路8を耐圧強度に優れた材料から形成
する必要がある。
【0018】しかし、上述の従来技術では、油路8がマ
ニホルドブロック7内に直接形成されているため、油路
8の耐圧強度を向上させるためには、マニホルドブロッ
ク7全体を耐圧強度に優れた材料(例えば、炭素鋼鋼
材)によって形成しなければならず、この結果、マニホ
ルドブロック7の重量増加やギヤポンプ装置全体の大型
化を招き、製造コストも嵩んでしまうという問題があ
る。
【0019】また、例えばギヤポンプ本体2の作動時に
吐出口3Cから吐出した高圧の油液によって油路8が破
損した場合には、マニホルドブロック7全体を交換しな
ければならず、部品交換時の作業性が悪いという問題が
ある。
【0020】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、装置全体の小型軽量化を図ることがで
き、かつ製造コストを低減できるギヤポンプ装置を提供
することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、ポンプハウジング内に一対のギヤを噛
合して配置し、該ギヤを駆動することにより吸込口から
吸込んだ油液を吐出口に吐出するポンプ本体と、該ポン
プ本体のポンプハウジングに固着して設けられ、内部に
弁ケース収容穴が設けられたブロックと、該ブロックよ
り耐圧強度の高い別部材によって形成されて弁ケース収
容穴内に収容され、内部に前記ギヤポンプの吐出口と外
部への流出口との間を連通する油路が設けられた弁ケー
スと、該弁ケースに設けられ、前記油路内を吐出口から
流出口にのみ油液が流通するのを許すチェック弁および
前記油路内に発生する設定圧以上の高圧を逃がすリリー
フ弁とから構成したことにある。
【0022】上記の構成によれば、ポンプ本体から吐出
した高圧の油液が流れる油路が設けられた弁ケースのみ
を耐圧強度の高い材料から形成すれば良く、該弁ケース
が組込まれるブロックは特に優れた耐圧強度を必要とし
ない軽量な材料から形成することができ、ブロックの小
型軽量化を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1ないし図4を参照して説明する。なお、本実施例
では上述した従来技術と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0024】図において、31は従来技術によるマニホ
ルドブロック7に代えて本実施例に適用されるマニホル
ドブロックを示し、該マニホルドブロック31は前記マ
ニホルドブロック7とほぼ同様に、モータ1とギヤポン
プ本体2とがそれぞれボルトを介して固着され、該マニ
ホルドブロック31の内部には、モータ1の出力軸1
A、駆動ギヤ4の入力軸4Aおよびカップリング6が回
転可能に収容されている。
【0025】しかし、マニホルドブロック31の内部に
は、該マニホルドブロック31とは別体に形成した後述
のスリーブ33が組込まれている点で異なっており、マ
ニホルドブロック31は、例えばアルミニウム等の軽量
な金属材料によって鋳造成形されている。
【0026】32はマニホルドブロック31に穿設され
た弁ケース収容穴としてのスリーブ収容穴で、該スリー
ブ収容穴32は小径穴部32Aと大径穴部32Bとから
なり、小径穴部32Aと大径穴部32Bとの間には環状
段部32Cが形成されている。そして、小径穴部32A
の一部はギヤポンプ本体2の吸込口3Bに連通し、大径
穴部32Bの開口端側にはめねじ部32Dが形成されて
いる。
【0027】33はスリーブ収容穴32内に収容された
弁ケースとしてのスリーブを示し、該スリーブ33は全
体として段付き円筒状を有し、例えばマニホルドブロッ
ク31よりも耐圧強度の高い炭素鋼鋼材(例えば、S4
5C)等の材料から形成されている。
【0028】ここで、スリーブ33は、スリーブ収容穴
32の小径穴部32A内径よりも小径の小径筒部33A
と、スリーブ収容穴32の大径穴部32B内に液密に挿
嵌される大径筒部33Bと、該小径筒部33Aと大径筒
部33Bとの間に設けられた環状凹部33Cとを有し、
大径筒部33Bの外周側にはおねじ部33Dが形成され
ている。
【0029】そして、スリーブ33は、おねじ部33D
をスリーブ収容穴32のめねじ部32Dに螺入すること
により、環状段部32Cに大径筒部33Bの端縁部を係
合させてスリーブ収容穴32内に液密に収容され、この
状態で、スリーブ収容穴32の小径穴部32Aとスリー
ブ33の小径筒部33Aとの間には環状通路34が形成
されている。
【0030】35はスリーブ33内に形成された油路を
示し、該油路35は、スリーブ33の軸方向に穿設され
た主通路36と、スリーブ33の環状凹部33Cに径方
向に穿設され、主油路36と前記環状通路34とを連通
する比較的短いリリーフ油路37とからなっている。
【0031】ここで、主油路36の一端側は、Oリング
を介してギヤポンプ本体2の吐出口3Cに液密に接続さ
れる流入口36Aとなり、主油路36の他端側は、ギヤ
ポンプ本体2から吐出した油液を給液対象に導くための
チューブ等が接続される流出口36Bとなっている。そ
して、該流出口36Bの近傍にはチューブシート38が
固着されている。
【0032】39はスリーブ33内に位置して主油路3
6の途中に設けられたチェック弁を示し、該チェック弁
39は、主油路36の流入口36A近傍に圧入嵌合され
た円筒状の弁座40と、該弁座40に離着座する球状の
チェック弁体41と、該チェック弁体41を弁座40に
着座する方向に常時付勢するチェックばね42とからな
っている。
【0033】そして、該チェック弁39は、ギヤポンプ
本体2から吐出した油液が主油路36の流入口36Aか
ら流出口36Bにのみ流通するのを許し、該油液が流出
口36Bから流入口36A側に逆流するのを阻止するも
のである。
【0034】43はリリーフ油路37に設けられたリリ
ーフ弁で、該リリーフ弁43は図3および図4に示すよ
うに、リリーフ油路37のうちスリーブ33の外周側の
開口端に形成された弁座44と、該弁座44に離着座す
る球状のリリーフ弁体45と、スリーブ33の環状凹部
33C外周を覆うように配設され、リリーフ弁体45を
弁座44に着座する方向に常時付勢する環状のリリーフ
ばね46とからなっている。
【0035】ここで、リリーフばね46は、例えばばね
鋼等から弾性変形可能な環状の薄板として形成され、ス
リーブ33の環状凹部33Cにピン47によって固定さ
れることにより、スリーブ33の環状凹部33Cとリリ
ーフ弁体45とに外接した状態でリリーフ弁体45を弁
座44に着座する方向に常時付勢している。
【0036】そして、ギヤポンプ本体2から主油路36
内に吐出した油液の圧力がリリーフばね46による設定
圧以上となると、図4に示すようにリリーフばね46が
リリーフ弁体45を伴って弾性変形してリリーフ油路3
7を開く。これにより、主油路36内を流れる油液の余
剰圧がリリーフ油路37から環状通路34にリリーフさ
れ、油路35内に発生する圧力を設定圧未満に保ち、リ
リーフされた油液は環状通路34を介してギヤポンプ本
体2の吸込口3Bに導かれる構成となっている。
【0037】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、モータ1が作動してギヤポンプ本体2の駆動ギヤ4
と従動ギヤ5とが互いに噛合しつつ回転駆動することに
より、ポンプカバー22内の油液が吸込口3Bから吸込
まれ、吐出口3Cからスリーブ33の油路35内に吐出
する。
【0038】そして、油路35の主油路36内に吐出し
た油液の圧力がリリーフ弁43の設定圧未満である場合
には、リリーフ弁43は図3に示す閉弁状態を保ち、当
該油液は主油路36の流出口36Bから外部に吐出す
る。
【0039】一方、主油路36に吐出した油液の圧力が
リリーフ弁43の設定圧以上となると、リリーフ弁43
が図4に示すように開弁し、主油路36に吐出した油液
のうちの余剰圧がリリーフ油路37を介して環状通路3
4にリリーフされ、当該油液は環状通路34を介してギ
ヤポンプ本体2の吸込口3Bに導かれる。
【0040】このように、本実施例によるギヤポンプ装
置は、その基本的作動については従来技術によるものと
格別差異はない。
【0041】然るに、本実施例によれば、ギヤポンプ本
体2の吐出口3Cから吐出した高圧の油液が流通する油
路35、チェック弁39およびリリーフ弁43を、マニ
ホルドブロック31よりも耐圧強度の高い別部材からな
るスリーブ33に一体的に設け、該スリーブ33をマニ
ホルドブロック31のスリーブ収容穴32内に収容し、
油路35の流入口36Aをギヤポンプ本体2の吐出口3
Cに接続する構成としている。
【0042】このため、スリーブ33を耐圧強度の高い
材料から形成することにより、該スリーブ33を収容す
るマニホルドブロック31は、例えばアルミニウム等の
軽量な材料によって形成することができる。
【0043】従って、ギヤポンプ装置全体の軽量化およ
び小型化を図ることができる上に、例えば従来技術のよ
うに油路8等をマニホルドブロック7内に形成する場合
に比較して、スリーブ33内に油路35を容易に形成す
ることができるから、製造コストの低減にも寄与するこ
とができる。
【0044】さらに、例えばギヤポンプ本体2から吐出
した高圧の油液によって油路35、チェック弁39また
はリリーフ弁43等が破損した場合には、スリーブ33
のみを交換すればよいから、例えば従来技術によるギヤ
ポンプ装置のように、油路8等が設けられたマニホルド
ブロック7全体を交換する場合に比較して、部品交換時
の作業性を向上させることができる。
【0045】なお、前記実施例では、ギアポンプ本体2
として外接歯車型のギヤポンプを例示したが、本発明は
これに限るものではなく、例えば内接歯車型のギヤポン
プを用いてもよく、また、カムリング内で歯車が偏心回
転するトロコイドポンプを用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、ポ
ンプ本体の吐出口と外部への流出口とを連通する油路、
チェック弁およびリリーフ弁を、ブロックよりも耐圧強
度の高い別部材からなる弁ケースに設け、この弁ケース
をブロックの弁ケース収容穴内に収容する構成としたか
ら、ポンプ本体から吐出した高圧の油液が流れる油路が
設けられた弁ケースのみを耐圧強度の高い材料から形成
すれば、該弁ケースが収容されるブロックは、特に優れ
た耐圧強度を必要としないアルミニウム等の軽量な材料
から形成することができる。
【0047】この結果、例えばポンプ本体から吐出した
高圧の油液が流れる油路をブロック内に形成する場合に
比較して、ギヤポンプ装置全体の小型軽量化、および製
造コストの低減を図ることができる。
【0048】さらに、ポンプ本体から吐出する高圧の油
液によって油路、チェック弁またはリリーフ弁等が破損
した場合には、これら油路、チェック弁およびリリーフ
弁が設けられた弁ケースのみを交換すればよいから、例
えばブロック全体を交換する場合に比較して、部品交換
時の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるギヤポンプ装置を示す横
断面図である。
【図2】図1中のブロックに収容されたスリーブの内部
を示す要部拡大断面図である。
【図3】図2中の矢示 III−III 方向からみた断面図で
ある。
【図4】図3中に示すリリーフ弁が開弁した状態を示す
図3と同様の断面図である。
【図5】従来技術によるギヤポンプ装置を示す横断面図
である。
【図6】図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図であ
る。
【図7】図5中のブロックに設けられた油路、チェック
弁およびリリーフ弁等を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
2 ギヤポンプ本体(ポンプ本体) 3 ポンプハウジング 3B 吸込口 3C 吐出口 4 駆動ギヤ 5 従動ギヤ 31 マニホルドブロック(ブロック) 32 スリーブ収容穴(弁ケース収容穴) 33 スリーブ(弁ケース) 35 油路 39 チェック弁 43 リリーフ弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプハウジング内に一対のギヤを噛合
    して配置し、該ギヤを駆動することにより吸込口から吸
    込んだ油液を吐出口に吐出するポンプ本体と、該ポンプ
    本体のポンプハウジングに固着して設けられ、内部に弁
    ケース収容穴が設けられたブロックと、該ブロックより
    耐圧強度の高い別部材によって形成されて弁ケース収容
    穴内に収容され、内部に前記ギヤポンプの吐出口と外部
    への流出口との間を連通する油路が設けられた弁ケース
    と、該弁ケースに設けられ、前記油路内を吐出口から流
    出口にのみ油液が流通するのを許すチェック弁および前
    記油路内に発生する設定圧以上の高圧を逃がすリリーフ
    弁とから構成してなるギヤポンプ装置。
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