JPH03237281A - リリーフ弁付き液圧ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、吐出ポートから吐出される作動流体の吐出圧
力が規制されて、加圧された作動流体が吐出されるリリ
ーフ弁付き液圧ポンプに関する。

［従来の技術］ 従来より、リリーフ弁付き液圧ポンプで（上実開昭６３
−７８１８２号公報にあるように、吐出ポートから吐出
される作動流体の吐出圧力が、設定圧力以上となったと
きに、リリーフ弁を開弁させて、吐出ポートの作動流体
を逃し流路に逃している。そして、逃し流路に流入した
作動流体を、外歯歯車と内歯歯車とで区画さ札　ポンプ
作用をする作用室に戻している。

［発明が解決しようとする課題］ こうしたリリーフ弁付き液圧ポンプで（上　リリ−フ弁
、吐出ポート、吸入ポート、逃し流路等をポンプ内に形
成しなければならないので、ポンプが大型になり、種々
の流路の形成が大変であるという問題があった。

そこで本発明は上記の課題を解決することを目的とし、
形成が容易で、小型のリリーフ弁付き液圧ポンプを提供
することにある。

［課題と解決するための手段］ かかる目的を達成すべく、本発明は課題を解決するため
の手段として次の構成を取った。即ち、ポンプ本体の側
面に開口する収装孔内に、偏心して内接歯合する外歯歯
車と内歯歯車とを回転自在に収装し、前記側面に蓋部材
を取り付け前記収装孔を閉塞して、前記両歯車を前記収
装孔及び蓋部材の摺接面に摺接させ、前記両歯車で区画
される作用室に作動流体を吸入し、加圧して吐出される
作動流体の吐出圧力をリリーフ弁により規制したリリー
フ弁付き液圧ポンプにおいて、前記作用室に連通ずる吸
入ポートと吐出ポートとを、前記両歯車に沿って円弧状
に前記両種接面を窪ませ、前記両歯車の両側に各々形成
して、前記両吸入ポートと吸入口とを吸入室を介して、
また前記両吐出ポートと吐出口とと吐出室を介して連通
し、 かつ前記リリーフ弁を介して前記吐出室と吸入室間を連
通ずる逃し流路を、前記ポンプ本体の側面を窪ませて形
成し、 更に、前記リリーフ弁の弁体摺動方向を前記摺接面と略
平行に形成したことを特徴とするリリーフ弁付き液圧ポ
ンプの構成がそれである。

［作用］ 前記構成を有するリリーフ弁付き液圧ポンプ（よ吸入ポ
ート吐出ポートが、両種接面を窪ませて形成されて、逃
し流路がポンプ本体の側面に窪ませて形成されているの
で、各流路を容易に形成できる。また、リリーフ弁の弁
体摺動方向を摺接面と略平行に形成したので、ポンプ本
体の厚さが薄くなり、ポンプが小型化される。そして、
外歯歯車、内歯歯車が回転すると、作用室がポンプ作用
表し、吸入口、吸入室、吸入ポートを介して、作動流体
を吸入し、吐出ポート、吐出室、吐出口を介して、作動
流体を加圧して吐出する。また、リリーフ弁が、吐出室
から吐出される作動流体の吐出圧力を規制し、吐出室の
作動流体を、逃し流路、吸入室表介して、吸入ポートに
戻す。

［実施例］ 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例であるリリーフ弁付き液圧ポ
ンプの断面図である。］は回転軸であり、図示しない他
の駆動源により、回転駆動されている。この回転軸１に
は、外歯歯車２が一体的に嵌合されており、回転軸１と
共に回転するようにされている。そして、外歯歯車２に
（上外歯歯車２の歯数より１枚歯数の多い内歯歯車４が
、偏心して内接歯合されている。

前記ポンプ本体６の側面６ａが窪まされて、この側面６
ａに開口する収装孔７がポンプ本体６に形成されている
。そして、この収装孔７に、回転自在に外歯歯車２と内
歯歯車４とが収装されており、更に、ポンプ本体６の側
面６ａに蓋部材８の側面８ｂが合わさねう　その外周に
沿って配置された９本のボルト９により取り付けられて
、収装孔７が閉塞されている。そして、前記両歯車２，
４〔よ収装孔７の摺接面７ａと、蓋部材８の摺接面８ａ
とに挟まれて、この両種接面７ａ、８ａに摺接するよう
にされている。本実施例で１上蓋部材８の側面８ｂと摺
接面８ａと（よ同一平面となるように形成されている。

また、回転軸１と共に、外歯歯車２が回転駆動されたと
きに、外歯歯車２と内歯歯車４との各歯、及び両種接面
７ａ、８ａにより囲まれた複数の作用室１０が、回転に
伴って、膨張と収縮を行い、歯車ポンプとしてのポンプ
作用をなすように形成されている。そして、作用室１０
が、膨張しつつある状態のときに、この作用室１０に連
通ずる吸入ポート１２．１４が、それぞれ収装孔７の摺
接面７ａと蓋部材８の摺接面８ａとに、両歯車２゜４に
沿って円弧状に窪まされて、形成されている。

更に前記作用室１０が膨張を開始する側の吸入ポート１
２に連接して、吸入ポート１２より深い窪み１５ａが形
成されている。この窪み１５ａに対向する蓋部材８の側
面８ｂが、吸入ポート１４に連接して窪まされて、窪み
１５ｂが形成されており、この両窪み１５ａ、１５ｂに
より、拡大された吸入室１５が構成されている。吸入室
１５には、更に、ポンプ本体６に形成された吸入口１６
が接続されており、吸入口］６には、図示しないタンク
等から作動流体を供給できるように接続されている。作
動流体としては、作動；Ｅｌｌ　Ａ滑油等の液体であれ
ば実施可能である。

方、作用室１０が、収縮しつつある状態のときに、この
作用室１０に連通ずる吐出ポート１８゜２０が、それぞ
れ収装孔７の摺接面７ａと蓋部材８の摺接面８ａとに、
両歯車２，４に沿って円弧状に窪まされて、形成されて
いる。また、作用室］０の収縮が終了する側の吐出ポー
ト１８に連接し、吐出ポート１８より深い窪み２１ａが
形成されている。この窪み２１ａに対向する蓋部材８の
側面８ａが、吐出ポート２０に連接して窪まされて、窪
み２１ｂが形成されており、この両窪み２１ａ、２１ｂ
により、拡大された吐出室２］が構成されている。この
吐出室２１（社　図示しない外部の機器等に作動流体を
供給する吐出口２２に接続されている。

そして、前記吐出室２１に連接して、連通孔２４が穿設
されており、ポンプ本体６に収納されたスリーブ２６の
摺動孔２８と、連通孔２４とが連通ずるようにされてい
る。また、この摺動孔２８（よ摺接面７ａ、８ａと平行
に形成されている。

更に、スリーブ２６をその径方向に貫通する貫通孔２９
ａが、摺動孔２８に連通ずるように穿設されており、こ
の貫通孔２９ａを介して、摺動孔２８と吸入室１５とを
連通する逃し流路２９が、ポンプ本体６の側面６ａ及び
蓋部材８の側面８ｂを収装孔７外周に沿って窪ませて、
形成されている。

また、収装孔７の外周に沿って窪まされた際に、逃し流
路２９と収装孔７との間に仕切り壁３１が残るようにさ
れている。そして、この仕切り壁３１に、前述した９本
のボルト９の内の一本が螺入されて、ポンプ本体６と蓋
部材８とを取り付ける際に、収装孔７の周囲をほぼ均等
に締め付けるようにされている。更に、第５図に示すよ
うに、前述した逃し流路２９は、吸入室］５に連通され
る際に、その断面積が徐々に増加するように、ポンプ本
体の一部に傾斜部６ｂが形成されている。

スリーブ２６の摺動孔２８には、弁体３０が摺動自在に
嵌合されており、摺動孔２８に連通して形成された収納
孔３２に、プラグ３４がＯリング３６により漏れ止めさ
れて螺入されている。また、収納孔３２内の、前記弁体
３０とプラグ３４との間に（友　ばね３８が配設されて
おり、ばね３８の付勢力で、逃し流路２９と吐出室２１
間を遮断する方向に付勢している。

前記ばね３８の付勢力に抗して、弁体３０が摺動された
ときに、弁体３０が貫通孔２９ａを開口させて、貫通孔
２９ａ、摺動孔２８、逃し流路２９、連通孔２４を介し
て、吸入室１５と吐出室２１とを連通するようにされて
いる。本実施例で（友前述した連通孔２４、摺動孔２８
、貫通孔２９ａ、弁体３０、ばね３８により、リリーフ
弁３９を構成している。

そして、前記逃し流路２９内には、その一部が紋られて
、紋り部４２が形成されている。この紋り部４２と前記
収納孔３２とを連通する圧力導入路４４が穿設されて、
紋り部４２を通過する作動流体に応じて生じる圧力を、
収納孔３２、摺動孔２８、弁体３０及びプラグ３４によ
り画成された背圧室４６に導くように形成されている。

前述したポンプ本体６、蓋部材８は、本実施例で（よ　
アルミダイキャストで製作されている。

このように、吸入室１５と吐出室２１間の距離は近く、
逃し流路２９の距離は短くてよいので、ポンプ本体６が
小型化されている。そして、弁体３０は、摺接面７ａ、
８ａと平行に摺動するよう形成されているので、ポンプ
本体６の厚さを薄くでき、ポンプ本体６が小型化されて
いる。

尚、本実施例で（よ　内燃機関本体の側面４８が窪まさ
れて、そこに蓋部材８が収納されるように構成されて、
ポンプ本体６の側面６ａが、内燃機関の側面４８に図示
しないボルトにより取り付けられて、回転軸１が内燃機
関により回転駆動されるようになされている。あるい（
よ蓋部材８が独立したものではなく、内燃機関本体が蓋
部材８を兼ねるように構成しても実施可能である。

次に、前述した本実施例のリリーフ弁付き液圧ポンプの
作動について説明する。

まず、回転軸１が、回転駆動されると、回転軸］の回転
と共に、外歯歯車２が内歯歯車４に歯合した状態で回転
する。そして、内歯歯車４も回転し、作用室１０が、外
歯歯車２、内歯歯車４と共に、回転軸１の周りを移動し
ながら、一回転の間に膨張及び収縮をする。作用室１ｏ
が膨張するときに（よ作用室１０（よ吸入口１６、吸入
室１５、吸入ポーＨ２，Ｔ４から作動流体を吸入する。

そして、作用室１０が収縮するときには、作用室］Ｏは
、吐出ポート１８．２０から加圧した作動流体を吐出し
、吐出室２Ｌ　吐出口２２を介して、他の機器等に作動
流体を供給する。

この作用室１０が、ポンプ作用をしているときに、両歯
車２．４の両側にある吸入ポート１２゜１４及び吐出ポ
ート１８．２０から作動室１０に作動流体を吸入、ある
いは吐出するので、両歯車２．４には、その両側にほぼ
均等な、作動流体の圧力、作動流体が流れる速度等に基
づく作用力が作用する。よって、両歯車２．４が一方の
摺接面７ａ、８ａに押し付けられて、歯車２．４の滑ら
かな摺接が阻害されたり、歯車２．４や摺接面７ａ、８
ａの偏摩耗等が生じたりすることがない。

また、この吐出ポー１−１８．２０から吐出された作動
流体の圧力による作用力が、吐出室２１、連通孔２４を
介して弁体３０に、弁体３０をばね３８の付勢力に抗し
て摺動させる方向に作用する。

作動流体による作用力が、ばね３８の付勢力を上回ると
きに（よ　ばね３８の付勢力に抗して更にばね３８をた
わませて、弁体３０を摺動させ、貫通孔２９ａが開口さ
れて、摺動孔２８、貫通孔２９ａ、連通孔２４を介して
、吐出室２１と逃し流路２９とを連通ずる。この弁体３
０が摺動するときに、背圧室４６内の作動流体は、圧力
導入路４４を介して、逃し流路２９に逃される。

吐出ポート１８．２０から吐出された作動流体は、吐出
室２１、連通孔２４、摺動孔２８、貫通孔２９ａ、逃し
流路２９を介して、吸入室１５に排出されて、吸入ポー
ト１２．１４から再び作用室１０に吸入される。そして
、逃し流路２９から吸入室１５に作動流体が逃されると
き、傾斜部６ｂによって、作動流体は吸入室１５に滑ら
かに流入する。また、拡大された吸入室１５が形成され
ているので、吸入流路１６と逃し流路２９から流入する
作動流体が、大きな流路抵抗を受けることなく、両吸入
ポート１２．１４に流入する。このように吐出ポート１
８．２０から吐出される作動流体の圧力を、ばね３８の
付勢力に応じた圧力に規制する。

逃し流路２９を通過する作動流体が多いと、絞り部４２
で圧力が低下する度合も大きくなり、背圧室４６に作用
するので、弁体３０を、連通方向へ摺動させるように助
勢する。

以上本発明はこの様な実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる
態様で実施し得る。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明のリリーフ弁付き液圧ポンプ
（よ　ポンプ本体、蓋部材の側面側から窪ませて、収容
孔吸入ポート、吐出ポート逃し流路を形成しているので
、形成が容易であり、また、吸入室と吐出室とを接近し
て設けることができるので、逃し流路を短くでき、リリ
ーフ弁の弁体を摺接面に平行に摺動するように形成して
いるので、小型化できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としてのリリーフ弁付き液圧
ポンプの蓋部材を取り去った側面図、第２図は第１図の
ＡＡ断面図、第３図は本実施例のリリーフ弁付き液圧ポ
ンプの側面図、第４図は第１図の８８拡大断面図、第Ｃ
図は第１図のＣＣ拡大断面図である。 １・・・回転軸　　　　　　２・・・外歯歯車４・・・
内歯歯車　　　　　６・・・ポンプ本体６ａ・・・側面 ７ａ・・・摺接面 ８ａ・・・摺接面 １２．１４・・・吸入ポー １５・・・吸入室 １８．２０・・吐出ポ ２１・・・吐出室 ２９・・・逃し流路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ポンプ本体の側面に開口する収装孔内に、偏心して内接
   歯合する外歯歯車と内歯歯車とを回転自在に収装し、前
   記側面に蓋部材を取り付け前記収装孔を閉塞して、前記
   両歯車を前記収装孔及び蓋部材の摺接面に摺接させ、前
   記両歯車で区画される作用室に作動流体を吸入し、加圧
   して吐出される作動流体の吐出圧力をリリーフ弁により
   規制したリリーフ弁付き液圧ポンプにおいて、 前記作用室に連通する吸入ポートと吐出ポートとを、前
   記両歯車に沿つて円弧状に前記両摺接面を窪ませ、前記
   両歯車の両側に各々形成して、前記両吸入ポートと吸入
   口とを吸入室を介して、また前記両吐出ポートと吐出口
   とを吐出室を介して連通し、 かつ前記リリーフ弁を介して前記吐出室と吸入室間を連
   通する逃し流路を、前記ポンプ本体の側面を窪ませて形
   成し、 更に、前記リリーフ弁の弁体摺動方向を前記摺接面と略
   平行に形成したことを特徴とするリリーフ弁付き液圧ポ
   ンプ。