JPH10122092A - 直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置 - Google Patents
直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置Info
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- JPH10122092A JPH10122092A JP8291192A JP29119296A JPH10122092A JP H10122092 A JPH10122092 A JP H10122092A JP 8291192 A JP8291192 A JP 8291192A JP 29119296 A JP29119296 A JP 29119296A JP H10122092 A JPH10122092 A JP H10122092A
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- fuel
- needle valve
- injection
- combustion chamber
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- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/02—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
- F02B23/06—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston
- F02B23/0696—W-piston bowl, i.e. the combustion space having a central projection pointing towards the cylinder head and the surrounding wall being inclined towards the cylinder wall
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-
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- F02B23/0669—Details related to the fuel injector or the fuel spray having multiple fuel spray jets per injector nozzle
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼室壁面に近接した領域での燃料噴霧への
空気の導入を促進して、燃焼性能を向上するとともに排
煙濃度を良化する。 【解決手段】 針弁の中心部を前記燃焼室の方向に延長
して、その中心部に空気噴出通路を設け、該通路の上部
を前記針弁の外周に開口して、該針弁のリフト時に該空
気噴射通路と高圧空気が導入される空気通路とが連通す
るように構成し、前記燃焼室の底面中央に突設された突
起部の中央部に、前記空気噴射通路の出口噴孔が挿入孔
を設け、該挿入孔に前記燃焼室壁面の燃料噴霧の衝突部
及び発達領域部に開口する空気噴出孔を連通させ、前記
噴霧と壁面との接触領域に空気を噴出させる。
空気の導入を促進して、燃焼性能を向上するとともに排
煙濃度を良化する。 【解決手段】 針弁の中心部を前記燃焼室の方向に延長
して、その中心部に空気噴出通路を設け、該通路の上部
を前記針弁の外周に開口して、該針弁のリフト時に該空
気噴射通路と高圧空気が導入される空気通路とが連通す
るように構成し、前記燃焼室の底面中央に突設された突
起部の中央部に、前記空気噴射通路の出口噴孔が挿入孔
を設け、該挿入孔に前記燃焼室壁面の燃料噴霧の衝突部
及び発達領域部に開口する空気噴出孔を連通させ、前記
噴霧と壁面との接触領域に空気を噴出させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料と空気とをシ
リンダ内に噴射する型式の直接噴射式ディーゼル機関の
燃焼装置に関する。
リンダ内に噴射する型式の直接噴射式ディーゼル機関の
燃焼装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は、従来の直接噴射式ディーゼル機
関の燃焼室のシリンダ中心線に沿う断面図、図３はその
平面図を示す。図２〜図３において、２はピストン、１
０はシリンダ、３はシリンダヘッド、４は該シリンダヘ
ッド３の中央部に設けられた多噴孔（この例では４噴
孔）の燃料噴射弁、１は前記ピストンの上面中央に円柱
状に凹設された燃焼室である。
関の燃焼室のシリンダ中心線に沿う断面図、図３はその
平面図を示す。図２〜図３において、２はピストン、１
０はシリンダ、３はシリンダヘッド、４は該シリンダヘ
ッド３の中央部に設けられた多噴孔（この例では４噴
孔）の燃料噴射弁、１は前記ピストンの上面中央に円柱
状に凹設された燃焼室である。
【０００３】かかるディーゼル機関において、ピストン
２の圧縮工程の終了近くにおいて、燃料噴射弁４により
燃焼室中央上部から燃焼室１の側壁面１ａに向かって、
燃料を放射状に噴射する。噴射された燃料噴霧５は、周
囲の空気を図１矢印のように巻き込みながら混合せしめ
て発達し、燃焼室１の側壁面１ａに衝突し、該側壁面１
ａに沿って円周方向及び燃焼室の底面１ｂへと発達し
て、さらに周囲の空気との混合を促進しながら燃焼せし
められる。
２の圧縮工程の終了近くにおいて、燃料噴射弁４により
燃焼室中央上部から燃焼室１の側壁面１ａに向かって、
燃料を放射状に噴射する。噴射された燃料噴霧５は、周
囲の空気を図１矢印のように巻き込みながら混合せしめ
て発達し、燃焼室１の側壁面１ａに衝突し、該側壁面１
ａに沿って円周方向及び燃焼室の底面１ｂへと発達し
て、さらに周囲の空気との混合を促進しながら燃焼せし
められる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図２〜図３に示す従来
技術にかかる直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置にお
いては、前記のように、燃料噴射弁４から噴射された燃
料噴霧５は、燃焼室１の側壁面１ａに衝突後、周囲の空
気と混合しながら、該側壁面１ａに沿って円周方向へ発
達するとともに、燃焼室１の底面１ｂに沿って燃焼室１
の中心方向に発達して行く。
技術にかかる直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置にお
いては、前記のように、燃料噴射弁４から噴射された燃
料噴霧５は、燃焼室１の側壁面１ａに衝突後、周囲の空
気と混合しながら、該側壁面１ａに沿って円周方向へ発
達するとともに、燃焼室１の底面１ｂに沿って燃焼室１
の中心方向に発達して行く。
【０００５】しかしながら、かかる従来技術では、前記
噴霧５の燃焼室１の壁面１ａ、１ｂに接触する領域つま
り前記噴霧の壁面に近接した部分では燃料噴霧５への空
気の導入が抑制され、このために前記領域において混合
気の形成が不十分となり、燃焼不良や排煙濃度の悪化を
誘発する。
噴霧５の燃焼室１の壁面１ａ、１ｂに接触する領域つま
り前記噴霧の壁面に近接した部分では燃料噴霧５への空
気の導入が抑制され、このために前記領域において混合
気の形成が不十分となり、燃焼不良や排煙濃度の悪化を
誘発する。
【０００６】本発明は前記従来技術の課題に鑑みて、燃
焼室壁面に近接した領域での燃料噴霧への空気の導入を
促進して燃焼性能を向上するとともに、排煙濃度を良化
することを目的とする。
焼室壁面に近接した領域での燃料噴霧への空気の導入を
促進して燃焼性能を向上するとともに、排煙濃度を良化
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、噴射弁本体内に往復摺動自在に嵌入さ
れ、燃料噴射ポンプからの燃料の圧力波により開弁する
針弁と、該針弁の開弁により前記燃料噴射ポンプからの
燃料をピストンの頂面に凹設された燃料室内に噴射する
燃料噴孔とを備え、前記針弁の中心部を弁シート部から
前記燃焼室の方向に延長して、その中心部に空気噴射通
路を設け、該空気噴射通路の上部を前記針弁の外周に開
口して、該針弁のリフト時に該空気噴射通路と高圧空気
が導入される空気通路とが連通するように構成すると共
に、前記燃焼室の底面中央に突設された突起部の中央部
に、前記空気噴射通路の出口噴孔が挿入可能な挿入孔を
設け、該挿入孔に前記燃焼室壁面の燃料噴霧の衝突部及
び発達領域部に開口する空気噴出孔を連通させたことを
特徴とする直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置を提案
する。
決するために、噴射弁本体内に往復摺動自在に嵌入さ
れ、燃料噴射ポンプからの燃料の圧力波により開弁する
針弁と、該針弁の開弁により前記燃料噴射ポンプからの
燃料をピストンの頂面に凹設された燃料室内に噴射する
燃料噴孔とを備え、前記針弁の中心部を弁シート部から
前記燃焼室の方向に延長して、その中心部に空気噴射通
路を設け、該空気噴射通路の上部を前記針弁の外周に開
口して、該針弁のリフト時に該空気噴射通路と高圧空気
が導入される空気通路とが連通するように構成すると共
に、前記燃焼室の底面中央に突設された突起部の中央部
に、前記空気噴射通路の出口噴孔が挿入可能な挿入孔を
設け、該挿入孔に前記燃焼室壁面の燃料噴霧の衝突部及
び発達領域部に開口する空気噴出孔を連通させたことを
特徴とする直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置を提案
する。
【０００８】かかる手段によれば、燃料噴射ポンプから
の圧力波により針弁が上方へ押し下げられ、燃料噴孔か
ら燃焼室の側壁面に向かって燃料の噴射が開始される
が、一方で該針弁のリフトにより、針弁内に設けられた
空気噴射通路が予めシリンダ内圧以上に加圧された高圧
空気が導入される空気通路と連通することにより、高圧
空気が前記噴射通路の噴孔から噴射される。
の圧力波により針弁が上方へ押し下げられ、燃料噴孔か
ら燃焼室の側壁面に向かって燃料の噴射が開始される
が、一方で該針弁のリフトにより、針弁内に設けられた
空気噴射通路が予めシリンダ内圧以上に加圧された高圧
空気が導入される空気通路と連通することにより、高圧
空気が前記噴射通路の噴孔から噴射される。
【０００９】このとき、前記空気噴射通路の噴孔はピス
トンの突起部の挿入孔内に挿入されているので、前記噴
射空気は該挿入孔から、燃焼室壁面の燃料噴霧の衝突部
及び噴霧発達過程にある部位に設けられた空気噴出孔か
ら燃料噴霧の接触領域に向けて噴出され、この空気は前
記接触領域における燃料噴霧に効率的に巻き込まれ、該
燃料噴霧と空気との混合が促進される。
トンの突起部の挿入孔内に挿入されているので、前記噴
射空気は該挿入孔から、燃焼室壁面の燃料噴霧の衝突部
及び噴霧発達過程にある部位に設けられた空気噴出孔か
ら燃料噴霧の接触領域に向けて噴出され、この空気は前
記接触領域における燃料噴霧に効率的に巻き込まれ、該
燃料噴霧と空気との混合が促進される。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。
【００１１】図１は本発明の実施形態に係る直接噴射式
ディーゼル機関の燃焼装置のシリンダ中心線に沿う断面
図である。図１において、２はピストン、３はシリンダ
ヘッド、６０は該シリンダヘッド３の中央部即ちシリン
ダ中心線上（ただし、燃料噴射弁は必ずしもシリンダ中
心線上に位置しなくてもよい）に設けられた燃料噴射弁
（詳細は後述）、１は前記ピストンの上面中央に略円柱
状に凹設された燃焼室である。
ディーゼル機関の燃焼装置のシリンダ中心線に沿う断面
図である。図１において、２はピストン、３はシリンダ
ヘッド、６０は該シリンダヘッド３の中央部即ちシリン
ダ中心線上（ただし、燃料噴射弁は必ずしもシリンダ中
心線上に位置しなくてもよい）に設けられた燃料噴射弁
（詳細は後述）、１は前記ピストンの上面中央に略円柱
状に凹設された燃焼室である。
【００１２】前記燃料噴射弁６０は、噴射弁本体６、該
本体６の中心部（シリンダ軸中心線上）に往復摺動自在
に設けられた針弁６ａ、該針弁６ａを上方から押圧して
これの開弁圧力を設定する針弁バネ６ｅ、前記本体６の
先端に開設される燃料噴射用の複数個の燃料噴孔６ｇ、
前記針弁６の中央部に貫設された空気噴射通路６ｆ及び
これの先端の空気噴孔６ｈ、前記針弁６ａのシート部６
ｄに臨んで設けられた燃料溜り６ｊ、燃料噴射ポンプ
（図示せず）からの燃料が導入され、該燃料溜り６ｊに
接続される燃料通路６ｃ、空気導入用の空気通路６i等
により構成される。
本体６の中心部（シリンダ軸中心線上）に往復摺動自在
に設けられた針弁６ａ、該針弁６ａを上方から押圧して
これの開弁圧力を設定する針弁バネ６ｅ、前記本体６の
先端に開設される燃料噴射用の複数個の燃料噴孔６ｇ、
前記針弁６の中央部に貫設された空気噴射通路６ｆ及び
これの先端の空気噴孔６ｈ、前記針弁６ａのシート部６
ｄに臨んで設けられた燃料溜り６ｊ、燃料噴射ポンプ
（図示せず）からの燃料が導入され、該燃料溜り６ｊに
接続される燃料通路６ｃ、空気導入用の空気通路６i等
により構成される。
【００１３】前記針弁６ａの中心部に突設された空気噴
射通路６ｆの上部はこれと直角方向に突設された接続孔
６ｋに連通されている。６ｂは前記本体６の針弁６ａ外
周面に臨んで形成された空気溜りで、前記空気通路６ｊ
に連通されている。そして、この空気溜り６ｂは、前記
針弁６ａが一定量リフトしたとき、該針弁６ａの接続孔
６ｋと連通されるようになっている。
射通路６ｆの上部はこれと直角方向に突設された接続孔
６ｋに連通されている。６ｂは前記本体６の針弁６ａ外
周面に臨んで形成された空気溜りで、前記空気通路６ｊ
に連通されている。そして、この空気溜り６ｂは、前記
針弁６ａが一定量リフトしたとき、該針弁６ａの接続孔
６ｋと連通されるようになっている。
【００１４】前記ピストン２の燃焼室１の中心部には上
方へ向けて突設された突起２ｃが形成されている。そし
て、該突起２ｃの中央部には挿入孔２ａが形成されて、
ピストン２が上死点近傍にあるとき、前記針弁６の空気
噴孔６ｈ部が該挿入孔２ａ内に挿入されるようになって
いる。前記挿入孔６ａは、ピストン２の半径方向に放射
状に突設された複数個の半径方向空気孔２ｄに連通さ
れ、該半径方向空気孔２ｄは、前記燃焼室１の側壁面１
ａ及び底面１ｂに夫々に開口する複数個の空気噴出孔２
ｂ及び２ｅに連通されている。
方へ向けて突設された突起２ｃが形成されている。そし
て、該突起２ｃの中央部には挿入孔２ａが形成されて、
ピストン２が上死点近傍にあるとき、前記針弁６の空気
噴孔６ｈ部が該挿入孔２ａ内に挿入されるようになって
いる。前記挿入孔６ａは、ピストン２の半径方向に放射
状に突設された複数個の半径方向空気孔２ｄに連通さ
れ、該半径方向空気孔２ｄは、前記燃焼室１の側壁面１
ａ及び底面１ｂに夫々に開口する複数個の空気噴出孔２
ｂ及び２ｅに連通されている。
【００１５】かかる実施形態において、前記噴射弁本体
６の空気溜り６ｂには、予めシリンダ内圧縮圧力以上に
加圧された高圧空気が常時供給されている。燃料噴射ポ
ンプ（図示せず）からの燃料の圧送が始まると、該ポン
プからの圧力波は燃料通路６ｃを通って燃料溜り６ｊに
入り、針弁６ａのシート部６ｄに作用する。そして、該
圧力が針弁バネ６ｅの押付力（取付荷重）に打ち勝つと
針弁６ａが上昇し、燃料溜り６ｊ内の燃料は燃料噴孔６
ｇから燃焼室１の壁面衝突を利用し、周囲の空気と混合
されながら発達して行く。
６の空気溜り６ｂには、予めシリンダ内圧縮圧力以上に
加圧された高圧空気が常時供給されている。燃料噴射ポ
ンプ（図示せず）からの燃料の圧送が始まると、該ポン
プからの圧力波は燃料通路６ｃを通って燃料溜り６ｊに
入り、針弁６ａのシート部６ｄに作用する。そして、該
圧力が針弁バネ６ｅの押付力（取付荷重）に打ち勝つと
針弁６ａが上昇し、燃料溜り６ｊ内の燃料は燃料噴孔６
ｇから燃焼室１の壁面衝突を利用し、周囲の空気と混合
されながら発達して行く。
【００１６】これと同時に、針弁６ａの上昇によって、
該針弁６ａ内に設けられた接続孔６ｋと、前記空気溜り
６ｂとが連通する一方、かかる状態においては、前記針
弁６ａの先端の空気噴孔６ｈ部分はピストン２の突起２
ｃに設けられた挿入孔２ａ内に嵌入されていることか
ら、空気溜り６ｂ内の高圧空気は、針弁６ａ内の前記接
続孔６ｋから空気噴射通路６ｆを通り、針弁６ａ先端の
空気噴孔６ｈから前記挿入孔２ａ内に噴出され、該挿入
孔２ａから各空気孔２ｄを通って、燃焼室１側壁面１ａ
及び底面１ｂに開口する空気噴出孔２ｂ及び２ｅから燃
焼室１内に噴出される。
該針弁６ａ内に設けられた接続孔６ｋと、前記空気溜り
６ｂとが連通する一方、かかる状態においては、前記針
弁６ａの先端の空気噴孔６ｈ部分はピストン２の突起２
ｃに設けられた挿入孔２ａ内に嵌入されていることか
ら、空気溜り６ｂ内の高圧空気は、針弁６ａ内の前記接
続孔６ｋから空気噴射通路６ｆを通り、針弁６ａ先端の
空気噴孔６ｈから前記挿入孔２ａ内に噴出され、該挿入
孔２ａから各空気孔２ｄを通って、燃焼室１側壁面１ａ
及び底面１ｂに開口する空気噴出孔２ｂ及び２ｅから燃
焼室１内に噴出される。
【００１７】そしてこの高圧空気の噴出孔２ｂ及び２ｅ
は、燃焼室１の側壁面１ａの燃料噴霧５の衝突部及び該
燃料噴霧の発達過程にある底面外周部に穿設されている
ので、前記高圧空気は燃焼室１の壁面１ａ、１ｂと燃料
噴霧５の接触領域に噴出されることとなり、この空気が
前記接触領域における燃料噴霧５に効率的に巻き込まれ
て、燃料と空気との混合が促進される。
は、燃焼室１の側壁面１ａの燃料噴霧５の衝突部及び該
燃料噴霧の発達過程にある底面外周部に穿設されている
ので、前記高圧空気は燃焼室１の壁面１ａ、１ｂと燃料
噴霧５の接触領域に噴出されることとなり、この空気が
前記接触領域における燃料噴霧５に効率的に巻き込まれ
て、燃料と空気との混合が促進される。
【００１８】即ち、従来、燃料噴霧５と空気との混合が
充分になされなかった燃料噴霧５と燃焼室１の壁面１
ａ、１ｂとの接触領域の壁面に設けられた空気噴出孔２
ｂ、２ｅから空気を噴出することにより、前記接触領域
における燃料噴霧５と空気との混合が確実になされ、混
合気の形成が促進される。
充分になされなかった燃料噴霧５と燃焼室１の壁面１
ａ、１ｂとの接触領域の壁面に設けられた空気噴出孔２
ｂ、２ｅから空気を噴出することにより、前記接触領域
における燃料噴霧５と空気との混合が確実になされ、混
合気の形成が促進される。
【００１９】
【発明の効果】以上の記載の如く、本発明によれば、燃
焼室の壁面に向けて噴射された燃料噴霧との接触領域の
壁面に設けられた空気噴出孔から、空気を噴出すること
により、前記接触領域における燃料噴霧と空気との混合
が確実になされ、従来技術のようなかかる部分における
燃料と空気との混合不良の発生が防止される。これによ
って、完全燃焼が得られて燃焼性能が向上し、排煙濃度
の良化が実現できる。
焼室の壁面に向けて噴射された燃料噴霧との接触領域の
壁面に設けられた空気噴出孔から、空気を噴出すること
により、前記接触領域における燃料噴霧と空気との混合
が確実になされ、従来技術のようなかかる部分における
燃料と空気との混合不良の発生が防止される。これによ
って、完全燃焼が得られて燃焼性能が向上し、排煙濃度
の良化が実現できる。
【図１】本発明の実施形態に係る直接噴射式ディーゼル
機関の燃焼装置のシリンダ中心線に沿う断面図である。
機関の燃焼装置のシリンダ中心線に沿う断面図である。
【図２】従来の前記燃焼装置の図１相当断面図である。
【図３】図２の平面図である。
１ 燃焼室 １ａ 側壁面 １ｂ 底面 ２ ピストン ２ａ 挿入孔 ２ｂ、２ｅ 空気噴出孔 ２ｃ 突起 ２ｄ 空気孔 ５ 燃料噴霧 ６ 噴射弁本体 ６ａ 針弁 ６ｂ 空気溜り ６ｃ 燃料通路 ６ｆ 空気噴射通路 ６ｇ 燃料噴孔 ６ｈ 空気噴孔 ６ｊ 燃料溜り ６ｋ 接続孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｆ０２Ｆ 3/28 Ｆ０２Ｆ 3/28 Ｚ Ｆ０２Ｍ 61/10 Ｆ０２Ｍ 61/10 Ｇ 61/14 ３１０ 61/14 ３１０Ｄ 61/18 ３５０ 61/18 ３５０Ｚ ３６０ ３６０Ｇ ３６０Ｊ
Claims (1)
- 【請求項１】 噴射弁本体内に往復摺動自在に嵌入さ
れ、燃料噴射ポンプからの燃料の圧力波により開弁する
針弁と、該針弁の開弁により前記燃料噴射ポンプからの
燃料をピストンの頂面に凹設された燃料室内に噴射する
燃料噴孔とを備え、 前記針弁の中心部を弁シート部から前記燃焼室の方向に
延長して、その中心に空気噴射通路を設け、該空気噴射
通路の上部を前記針弁の外周に開口して、該針弁のリフ
ト時に該空気噴射通路と高圧空気が導入される空気通路
とが連通するように構成すると共に、 前記燃焼室の底面中央に突設された突起部の中央部に、
前記空気噴射通路の出口噴孔が挿入可能な挿入孔を設
け、該挿入孔に前記燃焼室壁面の燃料噴霧の衝突部及び
発達領域部に開口する空気噴出孔を連通させたことを特
徴とする直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8291192A JPH10122092A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8291192A JPH10122092A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10122092A true JPH10122092A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17765657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8291192A Withdrawn JPH10122092A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10122092A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1226350A1 (en) * | 1999-10-19 | 2002-07-31 | Sonex Research Inc. | Piston configuration for reducing smoke and particulate emissions from direct injected engines |
| CN105275693A (zh) * | 2014-06-08 | 2016-01-27 | 董仲国 | 双针阀喷油器总成 |
| WO2020156915A3 (de) * | 2019-01-29 | 2020-12-03 | Erwin Junker Grinding Technology A.S. | Verfahren zum einbringen hochvorverdichteter verbrennungsluft in einen brennraum einer verbrennungskraftmaschine, hochdruckeinlassventil hierfür und verbrennungskraftmaschine mit einem derartigen hochdruckeinlassventil |
| CN114607522A (zh) * | 2022-03-18 | 2022-06-10 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种燃烧系统及发动机 |
-
1996
- 1996-10-14 JP JP8291192A patent/JPH10122092A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP1226350A4 (en) * | 1999-10-19 | 2006-08-30 | Sonex Res Inc | PISTON CONFIGURATION FOR REDUCING EMISSIONS OF SMOKE AND PARTICLES IN DIRECT INJECTION ENGINES |
| CN105275693A (zh) * | 2014-06-08 | 2016-01-27 | 董仲国 | 双针阀喷油器总成 |
| CN105275693B (zh) * | 2014-06-08 | 2019-11-08 | 董仲国 | 双针阀喷油器总成 |
| WO2020156915A3 (de) * | 2019-01-29 | 2020-12-03 | Erwin Junker Grinding Technology A.S. | Verfahren zum einbringen hochvorverdichteter verbrennungsluft in einen brennraum einer verbrennungskraftmaschine, hochdruckeinlassventil hierfür und verbrennungskraftmaschine mit einem derartigen hochdruckeinlassventil |
| CN113383155A (zh) * | 2019-01-29 | 2021-09-10 | 埃尔温容克尔研磨技术股份公司 | 用于将高度预压缩的燃烧空气引入到内燃机的燃烧室中的方法、用于该方法的高压入口阀以及具有这种高压入口阀的内燃机 |
| CN114607522A (zh) * | 2022-03-18 | 2022-06-10 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种燃烧系统及发动机 |
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