JPH10121570A - 隅部手摺壁パネルの取付構造 - Google Patents

隅部手摺壁パネルの取付構造

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JPH10121570A
JPH10121570A JP28381996A JP28381996A JPH10121570A JP H10121570 A JPH10121570 A JP H10121570A JP 28381996 A JP28381996 A JP 28381996A JP 28381996 A JP28381996 A JP 28381996A JP H10121570 A JPH10121570 A JP H10121570A
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JP
Japan
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wall panel
handrail wall
corner
mounting
handrail
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JP28381996A
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Hiromichi Ishida
博道 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡潔で容易に施工することのできる隅
部手摺壁パネルの取付構造を提供する。 【解決手段】 隅部手摺壁パネル1Cの両側端縁に沿っ
て取付金具2Cをそれぞれ配置し、各取付金具2Cを挟
んで隅部手摺壁パネル1Cと反対側に、平板状の手摺壁
パネル1を取付ける。各取付金具2Cのエンドプレート
22は、梁5B(又は側桁5A)の上面にそれぞれ接合
する。上記隅部手摺壁パネル1C及び手摺壁パネル1の
それぞれの上面は、取付金具2Cの水平フランジ23に
締結し、それぞれの裏面の下方部は、取付金具2Cの手
摺壁パネル支持プレート24に締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の外壁に設
けられるバルコニの隅部における手摺壁パネルの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図13に示すように、建物の外壁
から突出した複数の側桁5Aと、これら側桁5Aの間を
繋ぐ梁5Bとで軸組5を組み立て、該軸組5で床材(図
示せず)を支持するとともに、該軸組5の周縁を覆うよ
うにして手摺壁パネル10を取付けることによってバル
コニ20を組み立てることがなされている。この工法に
おいては、手摺壁パネル10として、バルコニ20の周
囲の外壁パネルと同様のパネル(例えばプレキャストコ
ンクリート板等)を用いることによって、建物と一体観
のあるバルコニ20とすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような施工方法においては、手摺壁パネル10の下端部
を軸組5に固定しただけではバルコニ20の強度が不十
分であるので、該手摺壁パネル10を補強するための部
材等が必要であり、このため該手摺壁パネル10の取付
構造が複雑となり、施工にも手間を要していた。
【0004】就中、上記バルコニ20の隅部において
は、図13に示すようなL字型の横断面形状を有する手
摺壁パネル10Cが取付けられるが、この隅部の場合に
は手摺壁パネルの取付構造が特に複雑で施工にも手間を
要するという問題があった。
【0005】この発明は、以上のような問題点に鑑みて
なされたものであり、構造が簡潔で容易に施工すること
のできる隅部手摺壁パネルの取付構造を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされたこの発明の隅部手摺壁パネルの取付構造は、
建物の外壁に設けられるバルコニの隅部において、該バ
ルコニを支持する側桁と梁との交差部分に、L字型の横
断面形状を有する隅部手摺壁パネル(本明細書において
は、以下、単に「隅部手摺壁パネル」と称す)を取付け
る構造であって、下端にエンドプレートを、上端に水平
フランジを、下端よりやや上方に手摺壁パネル支持プレ
ートをそれぞれ備える柱状の取付金具が、前記隅部手摺
壁パネルの両側端縁に沿ってそれぞれ配置され、上記取
付金具を挟んで上記隅部手摺壁パネルと反対側に、平板
状の手摺壁パネル(本明細書においては、以下、単に
「手摺壁パネル」と称す)がそれぞれ配置され、各取付
金具のエンドプレートが前記側桁又は梁にそれぞれ接合
されるとともに、上記隅部手摺壁パネル及び手摺壁パネ
ルは、その上面が該取付金具の水平フランジに、その裏
面の下方部が手摺壁パネル支持プレートにそれぞれ締結
されることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の隅部手摺壁パ
ネルの取付構造の一実施形態を示す斜視図である。同図
においては、隅部手摺壁パネル1Cの左右両側端縁に沿
って、取付金具2Cがそれぞれ配置され、さらに、各取
付金具2Cの隅部手摺壁パネル1C側と反対側における
軸組5(側桁5A又は梁5B)周縁に、手摺壁パネル1
が取付けられており、上記隅部手摺壁パネル1Cと手摺
壁パネル1とで取付金具2Cが挟持された様態となって
いる。各取付金具2Cのエンドプレート22は、隅部に
おける梁5Bの上面にそれぞれ接合されている。上記隅
部手摺壁パネル1C及び手摺壁パネル1のそれぞれの上
面は、取付金具2Cの水平フランジ23に締結され、そ
れぞれの裏面の下方部は、取付金具2Cの手摺壁パネル
支持プレート24に締結されている。
【0008】隅部手摺壁パネル1Cは、図2に示すよう
に、互いに垂直な左片1Lと右片1Rとにより、L字型
の横断面形状をなすように形成されており、上面には上
部取付用インサートナット13Cが設けられ、裏面には
裏面部取付用第1インサートナット11C及び裏面部取
付用第2インサートナット12Cが設けられた構成とな
っている。
【0009】上部取付用インサートナット13Cは、左
右両片1L、1Rの上面において、取付金具2Cの水平
フランジ23のボルト挿通孔に対応する部位にそれぞれ
設けられている。上記のような上部取付用インサートナ
ット13Cを設けることによって、隅部手摺壁パネル1
Cの上部を水平フランジ23にボルトにより容易に取付
けることができ、当該部位における取付構造も簡潔とす
ることができる。
【0010】裏面部取付用第1インサートナット11C
は、左右両片1L、1Rの裏面の下方の位置(梁5Bの
上面よりやや上方に対応する高さの位置)にそれぞれ設
けられている。この第1インサートナット11Cによ
り、隅部手摺壁パネル1Cの裏面部が取付金具2Cの手
摺壁パネル支持プレート24に固定される。
【0011】裏面部取付用第2インサートナット12C
は、左右両片1L、1Rの裏面の下方において、前記第
1インサートナット11Cよりさらに下方の位置(梁5
Bの下面より若干低い位置)にそれぞれ設けられてい
る。図3に示すように、隅部手摺壁パネル1Cの第2イ
ンサートナット12C形成部は、ファスナ15Cを介し
て梁5Bの下面に固定される。
【0012】上記ファスナ15Cは、L字形の水平片1
5Aと、該水平片15Aの両端から下方へ延びる垂直片
15Bとよりなり、該水平片15Aは、両端の垂直片1
5Bを外側に向けるようにして、梁5Bの下面にボルト
により締結される。上記ファスナ15の各垂直片15B
には切欠溝15Dがそれぞれ形成されており、これによ
り、該垂直片15Bが前記隅部手摺壁パネル1Cの第2
インサートナット12Cにボルトによりそれぞれ締結さ
れる。
【0013】取付金具2Cは、隅部手摺壁パネル1Cの
高さ方向に沿って延びる柱状の鋼製部材であり、図4に
示すように、柱状本体21の下端にエンドプレート22
が、上端に水平フランジ23が、下端よりやや上方に手
摺壁パネル支持プレート24がそれぞれ設けられてい
る。
【0014】柱状本体21は、隅部手摺壁パネル1の厚
さに略等しい幅を有し、梁5Bの上面よりやや高い位置
から隅部手摺壁パネル1Cの上面まで延びる板状部材2
1Aと、該板状部材21Aの下端部に形成された略三角
形状の連結片21Bとよりなる。
【0015】エンドプレート22は、梁5Bの上面に重
合される水平片22Aと、該水平片22A上に固設され
た直立片22Bとよりなり、該直立片22Bが前記柱状
本体21の連結片21Bにボルトにより締結される。
【0016】水平フランジ23は、隅部手摺壁パネル1
Cの厚さに略等しい幅を有する板状体となっており、そ
の中央部において柱状本体21の上端に溶接により接合
されている。
【0017】柱状本体21の連結片21Bの下端よりや
や上方には、左右一対の手摺壁パネル支持プレート24
L、24Rが取付けられている。手摺壁パネル支持プレ
ート24L、24Rは、それぞれ、隅部手摺壁パネル1
C又は手摺壁パネル1を受ける切欠溝24Aが形成され
た手摺壁パネル受け片24Bと、該手摺壁パネル受け片
24Bの側端縁から垂直に延びる取付片24Cとよりな
る。これら手摺壁パネル支持プレート24L、24Rの
それぞれの取付片24Cは、柱状本体21の連結片21
Bを両側から挟むようにしてボルトにより締結される。
【0018】また、柱状本体21には、必要に応じステ
ー取付片25を形成することができる。隅部手摺壁パネ
ル1C及び手摺壁パネル1の取付後には、このステー取
付片25に、手摺を支持するステーが締結される。
【0019】なお、図1に示すように、手摺壁パネル1
と、隣接する別の手摺壁パネル1との間には、上記取付
金具2Cと基本的に同様の構成を有する取付金具2が配
置される。
【0020】手摺壁パネル1は、図5に示すように、上
面に取付用インサートナット13が設けられ、裏面に第
1レール11及び第2レール12が設けられた構成とな
っている。
【0021】取付用インサートナット13は、手摺壁パ
ネル1の上面の両端部において、取付金具2C、2の水
平フランジ23のボルト挿通孔に対応する部位に設けら
れている。上記のような取付用インサートナット13を
設けることによって、手摺壁パネル1の上部を水平フラ
ンジ23にボルトにより容易に取付けることができ、当
該部位における取付構造も簡潔とすることができる。
【0022】第1レール11は、手摺壁パネル1の裏面
の下方(梁5Bの上面よりやや上方に対応する高さ)の
両端部にそれぞれ設けられている。図6に示すように、
この第1レール11は、C字状の断面形状を有するレー
ル(以下、Cレールと称す)となっており、内部に摺動
ボルト14が挿入される。この摺動ボルト14により、
手摺壁パネル1の第1レール11形成部が取付金具2の
手摺壁パネル支持プレート24に固定される。
【0023】上記摺動ボルト14は、垂直片14Aと、
該垂直片14Aから突出したネジ棒14Bとよりなり、
該垂直片14Aは、ネジ棒14Bを外側に向けて第1レ
ール11内に挿入される。ネジ棒14Bは、取付金具2
の手摺壁パネル支持プレート24の切欠溝24Aに挿通
されナットで締結される。
【0024】上記構成により、摺動ボルト14は第1レ
ール11内を水平方向にスライドして移動することがで
き、第1レール11の水平方向における任意の位置にお
いて固定することができる。したがって、手摺壁パネル
1の第1レール11形成部を取付金具2の手摺壁パネル
支持プレート24に取付ける際の位置決めを容易に行う
ことができる。
【0025】第2レール12は、前記第1レール11と
同様のCレールよりなり、該第1レール11よりも下方
の位置(梁5Bの下面より若干低い位置)に、手摺壁パ
ネル1の左端から右端まで水平に延びるように設けられ
ている。図7に示すように、第2レール12には、前記
第1レール11の場合と同様に、摺動ボルト14が挿入
され、該摺動ボルト14により、手摺壁パネル1の第2
レール12形成部がファスナ15を介して梁5Bの下面
に固定される。
【0026】上記ファスナ15は、水平片15Eと垂直
片15Fとよりなり、該水平片15Eが梁5Bの下面に
ボルトにより締結される。上記ファスナ15の垂直片1
5Fには切欠溝15Gが形成されており、前記摺動ボル
ト14のネジ棒14Bが該切欠溝15Gに挿通されナッ
トで締結される。
【0027】上記構成において、摺動ボルト14は、前
記第1レール11の場合と同様に、第2レール12の水
平方向における任意の位置において固定することができ
る。したがって、手摺壁パネル1の第2レール12形成
部を梁5Bの下面に取付ける際の位置決めを容易に行う
ことができる。
【0028】以下、隅部手摺壁パネル1Cを取付ける手
順を図1に基いて説明する。まず、隅部における梁5B
の上面の所定位置(隅部手摺壁パネル1Cの両側端縁が
くる位置)にそれぞれ取付金具2Cを取付ける。このと
き、エンドプレート22のみを上記梁5Bの上面に先に
取付け、この後該エンドプレート22に柱状本体21を
取付け、さらに該柱状本体21に手摺壁パネル支持プレ
ート24R、24Lを取付けるようにしてもよいが、先
に取付金具2Cを組み立ててから上記梁5Bに取付ける
ようにしてもよい。
【0029】ついで、上記取付金具2Cの間に隅部手摺
壁パネル1Cを嵌合し、隅部手摺壁パネル1Cの上面の
上部取付用インサートナット13Cを取付金具2の水平
フランジ23にボルトにより締結するとともに、隅部手
摺壁パネル1Cの裏面部取付用第1インサートナット1
1C形成部を取付金具2の手摺壁パネル支持プレート2
4に固定する。
【0030】このとき、隅部手摺壁パネル1Cの上面お
よび裏面部取付用第1インサートナット11C形成部
は、それぞれ水平フランジ23および手摺壁パネル支持
プレート24に対してまず仮止めしておき、隅部手摺壁
パネル1Cの上面のボルトを調節することにより、該隅
部手摺壁パネル1Cの上下位置を調整することができ
る。この上下位置の調整後、隅部手摺壁パネル1Cの上
面と水平フランジ23との間に間隙が形成される場合に
は、当該間隙にスペーサ16を必要枚数挿入し、この
後、隅部手摺壁パネル1Cの上面および裏面部取付用第
1インサートナット11C形成部のボルトをそれぞれ本
締めする。また、裏面部取付用第2インサートナット1
2C形成部も、上下位置の調整を行った後に本締めする
ようにすればよい。
【0031】上記工程において、取付金具2Cの間に隅
部手摺壁パネル1Cを嵌合する際、図2に示すように、
隅部手摺壁パネル1Cの上面に吊り上げ用インサートナ
ット17Cを設けておくと、この吊り上げ用インサート
ナット17Cを用いてクレーンで隅部手摺壁パネル1C
を吊り上げるようにして隅部手摺壁パネル1Cを取付金
具2Cの間に嵌合することができる。
【0032】この後、上記両取付金具2Cを挟んで上記
隅部手摺壁パネル1Cと反対側に、手摺壁パネル1を取
付ける。この手摺壁パネル1は、上記隅部手摺壁パネル
1Cの場合と基本的に同様にして取付けることができ
る。なおここで、手摺壁パネル1の両側の第1レール1
1形成部が固定される取付金具2C、2の手摺壁パネル
支持プレート24を、柱状本体21に対し回動可能とし
ておくと、手作業によっても手摺壁パネル1を容易に取
付金具2C、2の間に嵌合することができる。
【0033】即ち、図8に示すように、取付金具2C、
2(図8では一方の取付金具2のみを示す)の手摺壁パ
ネル支持プレート24を内側方向(バルコニの内側方
向)に倒しておき、この上に手摺壁パネル1を仰臥させ
た状態で載置し、第1レール11形成部を上記手摺壁パ
ネル支持プレート24に固定する。この第1レール11
形成部の固定方法は、前記と同様とすればよい。つい
で、手摺壁パネル1の上端側を上方に持ち上げて立て起
こし、その上面を水平フランジ23に合わせる。このと
き、手摺壁パネル1は、手摺壁パネル支持プレート24
の取付部分を支点として回動するので、手摺壁パネル1
は、その上端側のみを持ち上げることにより取付金具2
の間に嵌合させることができる。この後、前記と同様に
して、手摺壁パネル1の上面および第2レール12形成
部を、それぞれ水平フランジ23および梁5B(又は側
桁5A)の下面に固定する。上記方法により、クレーン
等の手段を用いなくとも、手作業により容易に手摺壁パ
ネル1を取付金具2C、2の間に嵌合することができる
とともに、該手摺壁パネル1の位置決めも容易となる。
【0034】図9は、隅部手摺壁パネルの他の例を示す
斜視図である。同図に示す隅部手摺壁パネル100C
は、裏面部取付用第1インサートナット11C形成部よ
りやや下方の位置が下端となっており、当該位置よりさ
らに下方の部分(裏面部取付用第2インサートナットを
含む部分)が形成されていない点以外は、前記図1に示
す隅部手摺壁パネル1Cと同様である。このため、図9
においては、前記図2の隅部手摺壁パネル1Cと同様の
部位には同一の符号を付している。
【0035】上記隅部手摺壁パネル100Cの梁5Bへ
の取付け構造は、梁5Bの下面における固定を行わない
以外は、前記隅部手摺壁パネル1Cの場合と同様であ
り、その取付け方法としても、前記と同様にクレーンを
用いる方法等が可能である。
【0036】上記隅部手摺壁パネル100Cは、図10
に示すように、該隅部手摺壁パネル100Cの下にさら
に隅部外壁パネル30Cが取付けられる場合に用いられ
るものである。この隅部外壁パネル30Cは、同図に示
すように、上端近傍部分において外壁ファスナ31Cを
介して取付金具2Cのエンドプレート22の裏側(梁5
Bより外側に張り出した部分)にジョイントボルト31
Aにより取付けられる。このとき、該エンドプレート2
2は、梁5Bの上面に先付けしておくようにする。
【0037】図11は、手摺壁パネルの他の例を示す斜
視図である。同図に示す手摺壁パネル100は、第1レ
ール11形成部よりやや下方の位置が下端となってお
り、当該位置よりさらに下方の部分(第2レールを含む
部分)が形成されていない点以外は、前記図5に示す手
摺壁パネル1と同様である。このため、図11において
は、前記図5の手摺壁パネル1と同様の部位には同一の
符号を付している。
【0038】上記手摺壁パネル100の側桁5A又は梁
5Bへの取付け構造は、側桁5A又は梁5Bの下面にお
ける固定を行わない以外は、前記手摺壁パネル1の場合
と同様であり、その取付け方法としても、クレーンを用
いる方法や立て起こすようにして取付ける方法等が可能
である。
【0039】上記手摺壁パネル100は、図12に示す
ように、該手摺壁パネル100の下にさらに外壁パネル
30が取付けられる場合に用いられるものである。この
外壁パネル30は、同図に示すように、上端近傍部分に
おいて外壁ファスナ31を介して取付金具2のエンドプ
レート22の裏側(梁5B又は側桁5Aより外側に張り
出した部分)にジョイントボルト31Bにより取付けら
れる。このとき、該エンドプレート22は、梁5B又は
側桁5Aの上面に先付けしておくようにする。
【0040】以上の実施形態においては、バルコニの出
隅部における手摺壁パネルの取付構造が例示されている
が、この発明の隅部手摺壁パネルの取付構造は、上記出
隅部における手摺壁パネルの取付構造に基本的に準じ
て、バルコニの入隅部に適用することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明の隅部手摺壁パ
ネルの取付構造においては、柱状の取付金具を隅部手摺
壁パネルの両側端縁に沿ってそれぞれ配置し、上記取付
金具を挟んで上記隅部手摺壁パネルと反対側にはさらに
平板状の手摺壁パネルをそれぞれ配置しており、各取付
金具のエンドプレートを隅部における梁又は側桁にそれ
ぞれ接合するとともに、上記隅部手摺壁パネル及び手摺
壁パネルの上面を各取付金具の水平フランジに、裏面の
下方部を手摺壁パネル支持プレートにそれぞれ締結する
ようにしている。したがって、隅部手摺壁パネル及び手
摺壁パネルの補強および取付けを簡潔な構造で確実に行
うことができる。
【0042】したがって、バルコニの隅部周辺を簡単に
することができ、施工も容易に行うことができる。
【0043】また、隅部手摺壁パネルを、その表裏両面
を露出させた状態で取付けることができるので、隅部手
摺壁パネルの表面だけでなく裏面にも意匠を施すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る隅部手摺壁パネルの取付構造を
示す一部切欠斜視図。
【図2】隅部手摺壁パネルの一例を示す斜視図。
【図3】隅部手摺壁パネルの第2インサートナット形成
部の取付構造を示す斜視図。
【図4】取付金具の一例を示す斜視図。
【図5】手摺壁パネルの一例を示す斜視図。
【図6】手摺壁パネルの第1レール形成部の取付構造を
示す斜視図。
【図7】手摺壁パネルの第2レール形成部の取付構造を
示す斜視図。
【図8】手摺壁パネルの取付方法の一例を示す模式図。
【図9】隅部手摺壁パネルの他の例を示す斜視図。
【図10】図9の隅部手摺壁パネルの取付構造を示す模
式図。
【図11】手摺壁パネルの他の例を示す斜視図。
【図12】図11の手摺壁パネルの取付構造を示す断面
図。
【図13】従来のバルコニの一例を示す一部切欠斜視
図。
【符号の説明】
1C 隅部手摺壁パネル 1 手摺壁パネル 2、2C 取付金具 22 エンドプレート 23 水平フランジ 24 手摺壁パネル支持プレート 5 軸組 5A 側桁 5B 梁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁に設けられるバルコニの隅部
    において、該バルコニを支持する側桁と梁との交差部分
    に、L字型の横断面形状を有する隅部手摺壁パネルを取
    付ける構造であって、 下端にエンドプレートを、上端に水平フランジを、下端
    よりやや上方に手摺壁パネル支持プレートをそれぞれ備
    える柱状の取付金具が、前記隅部手摺壁パネルの両側端
    縁に沿ってそれぞれ配置され、上記取付金具を挟んで上
    記隅部手摺壁パネルと反対側に、平板状の手摺壁パネル
    がそれぞれ配置され、各取付金具のエンドプレートが前
    記側桁又は梁にそれぞれ接合されるとともに、上記隅部
    手摺壁パネル及び手摺壁パネルは、その上面が該取付金
    具の水平フランジに、その裏面の下方部が手摺壁パネル
    支持プレートにそれぞれ締結されることを特徴とする隅
    部手摺壁パネルの取付構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102525A (ja) * 2009-10-14 2011-05-26 Okada Soshoku Kanamono Kk 開閉式遮蔽構造用連結部材及び開閉式遮蔽構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102525A (ja) * 2009-10-14 2011-05-26 Okada Soshoku Kanamono Kk 開閉式遮蔽構造用連結部材及び開閉式遮蔽構造

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