JPH10121468A - コンクリート製基礎杭 - Google Patents

コンクリート製基礎杭

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JPH10121468A
JPH10121468A JP27498496A JP27498496A JPH10121468A JP H10121468 A JPH10121468 A JP H10121468A JP 27498496 A JP27498496 A JP 27498496A JP 27498496 A JP27498496 A JP 27498496A JP H10121468 A JPH10121468 A JP H10121468A
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JP
Japan
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pile
steel plate
pile head
section
concrete foundation
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JP27498496A
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English (en)
Inventor
Shinko Sato
真弘 佐藤
Masami Hirata
昌美 平田
Shokichi Gokan
章吉 後閑
Fumio Chatani
文雄 茶谷
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭断面をほとんど大きくすることなく、比較
的低コストで曲げ耐力またはせん断耐力の増強を図るこ
と。 【解決手段】 コンクリート製基礎杭2は、地中に埋設
されて、その上方に構築された構造物の荷重を杭頭部2
aで受けて地盤3に伝達し構造物を支持する杭である。
杭2の杭頭部2aには、外周に沿って全周にわたり平板
状の鋼板材4が一体的に設けられている。これにより、
杭2の杭頭部2aは、曲げ耐力及びせん断耐力が増強さ
れ、地盤が軟弱であったりまた液状化しやすかったりし
た場合でも、支持力設計により設定された断面の大きさ
をほぼ維持したまま、地震時に発生する大きな曲げモー
メントやせん断力に対し十分対抗することができる。従
って、従来のように必要な耐力を確保するための杭断面
の拡大によって引き起こされていた施工時間の増加及び
施工スペースの増大を軽減し、コスト削減を図ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設され、
その上方に構築された構造物の荷重を杭頭部で受けて地
盤に伝達し前記構造物を支持するコンクリート製の基礎
杭に係り、特に、この杭の耐震構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設され、地上に構築された構造
物の荷重を地盤に伝達してこの構造物を支持する基礎杭
に対しては、従来から、構造物を支持するための杭断面
を決定する支持力設計の他に、地震時に加わる外力を考
慮した耐震設計がなされている。この基礎杭の耐震設計
では、特に地盤が液状化しやすかったりまた軟弱であっ
たりする場合に、前記地震時の外力によって杭頭部に大
きな曲げモーメントが発生することを考慮して、これに
十分対抗し得るように曲げやせん断などに対する耐力の
増強が図られている。従来、鉄筋コンクリート製の基礎
杭においては、鉄筋量を増やしたり、また杭断面を大き
くしたりして前記耐力の増強を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける杭の耐力増強にあっては、通常、前記支持力設計
により決定された断面内においてただ単に鉄筋量を増や
すだけで対応しているが、前述したように地盤が液状化
しやすかったり、また軟弱であったりする場合には、前
記鉄筋量を増やすだけでは耐力の増強が十分に行えず、
杭断面を全体的に大きくする他なかった。このため、杭
断面が大きくなった分だけ、施工時間が余計にかかると
ともに、施工スペースが増大するため、施工費用が嵩
み、大幅なコスト増を引き起こしていた。
【0004】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、杭断面をほとんど大きくするこ
となく、比較的低コストで曲げ耐力またはせん断耐力の
増強を図れるコンクリート製基礎杭を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明に係るコンクリート製基礎杭にあっては、地中
に埋設され、その上方に構築された構造物の荷重を杭頭
部で受けて地盤に伝達し当該構造物を支持するコンクリ
ート製基礎杭において、前記杭頭部の外周に沿って全周
にわたり若しくは部分的に鋼板材を一体的に設けてなる
ことを特徴とする。
【0006】このコンクリート製基礎杭では、鋼板材が
杭頭部の外周に沿って全周にわたり若しくは部分的に設
けられることによって、杭頭部における曲げ耐力または
せん断耐力が増強される。このため、特に地盤が液状化
しやすかったり、また軟弱であったりする場合であって
も、従来のように杭断面を大きくすることなく、支持力
設計により設定された杭頭部断面の大きさをほぼ維持し
たまま、地震時に杭頭部に発生する大きな曲げモーメン
トに対抗することができる。したがって、従来、杭断面
の拡大によって引き起こされていた施工時間の増加及び
施工スペースの増大を軽減でき、よってコスト低減を図
ることができる。
【0007】また、少なくとも前記杭頭部が水平方向に
突出する突部を含み、この突部を含む該杭頭部の外周に
沿って全周にわたり若しくは部分的に前記鋼板材を一体
的に設けたことを特徴とする。このように杭頭部が水平
方向に突出する突部を含むような場合であっても、前記
場合と同様、杭頭部に鋼板材を設けることによって、杭
頭部における曲げ耐力またはせん断耐力を簡単に増強す
ることができる。しかも、この杭にあっては、杭頭部が
水平方向に突出する突部を含むため、杭頭部の断面係数
が増大し、前記鋼板材との相乗効果によって、前記場合
に比べ、さらに曲げ耐力またはせん断耐力が増強され
る。
【0008】また、前記鋼板材としてリブ付鋼板材を使
用し、当該リブ付鋼板材のリブの向きを前記杭頭部の周
方向と一致させることで、リブによる補剛効果も相まっ
て、曲げ耐力またはせん断耐力がさらに増強される。
【0009】また、前記鋼板材が、前記杭頭部に対し定
着部材を介して一体的に取り付けられれば、鋼板材と杭
頭部との一体性を高めることができるとともに、鋼板材
の取付も簡単に済ませることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るコンクリート
製基礎杭の実施形態について、添付図面に基づき説明す
る。
【0011】図1は、本発明に係るコンクリート製基礎
杭2の第1の実施形態を示したものである。また、図2
は、この杭2の杭頭部2aの横断面を示したものであ
る。この基礎杭2は、地中に埋設され、その上方に構築
される図示されていない構造物の荷重を杭頭部2aで受
け、これを地盤3に伝達して前記構造物を支持するもの
である。また、この杭2は、底部に扇形に拡大した拡底
部2bを有する拡底杭である。この杭2の拡底部2bの
上方部位から上端部にかけては、断面が長辺部と短辺部
とを有する矩形状に成形されている。
【0012】ここで、杭2の杭頭部2aには、その外周
に沿って全周にわたり平板状の鋼板材4が一体的に設け
られている。鋼板材4は、杭頭部2aの外周を構成する
4つの側面にそれぞれ配設されていて、相隣接したもの
どうしが互いに溶接などの接合手段によってつなぎ合わ
され、杭頭部2aの外周を全周にわたって取り囲むよう
に筒状に構成されている。
【0013】また、図3は、鋼板材4の取付構造を示し
たものである。鋼板材4の内側面には、定着部材として
棒体状のスタッド6が多数本一体的に接続されている。
このスタッド6は、溶接などによって鋼板材4に一体的
に固定されたもので、鋼板材4の内側面から垂直に延出
して、杭頭部2aのコンクリート8中に埋め込まれて固
定されている。さらに、スタッド6の先端部分には、フ
ランジ状の拡径部6aが形成されていて、この拡径部6
aによりスタッド6はコンクリート8内から抜け出さな
いように確実に固定されている。このようにコンクリー
ト8中に固定されたスタッド6を介して、鋼板材4は杭
頭部2aに対し一体的に取り付けられている。
【0014】以上のように、杭2の杭頭部2aの外周壁
に沿って鋼板材4が一体的に設けられていることによっ
て、杭2の杭頭部2aは、曲げ耐力及びせん断耐力が増
強される。このため、地盤が液状化しやすかったり、ま
た軟弱であったりする場合であっても、従来のように杭
断面を大きくすることなく、支持力設計により設定され
た杭頭部2a断面の大きさをほぼ維持したまま、地震時
に杭頭部2aに発生する大きな曲げモーメントに対し十
分に対抗することができる。従って、従来のように必要
な耐力を確保するための杭断面の拡大によって引き起こ
される施工時間の増加及び施工スペースの増大を軽減
し、コスト削減を図ることができるので、経済性に優れ
た杭2を得ることができる。
【0015】図4は、鋼板材4の他の定着構造を示した
ものである。鋼板材4の内側面には、第1の定着部材と
して前記スタッドよりも短い、丸鋼からなる棒体状の突
起10が多数本一体的に接続されている。この突起10
は、前記スタッド6と同様、溶接などによって一体的に
固定されたもので、鋼板材4の内側面から垂直方向に沿
って延出し、杭頭部2aのコンクリート8中に埋め込ま
れ固定されている。突起10は、コンクリート8中にお
いて、杭頭部2aに軸方向に沿って間隔をあけて配筋さ
れた多数本のせん断補強筋12に対し、このせん断補強
筋12の相互間に介設された第2の定着部材である掛け
渡し筋14を介して、一体的に接続され固定されてい
る。このように第1及び第2の定着部材、即ち突起10
及び掛け渡し筋14を介して、鋼板材4は、図3の場合
と同様、杭頭部2aに一体的に取り付けられている。
【0016】前記鋼板材4については、杭2の杭頭部2
aの外周に沿って全周にわたって設けられるのではな
く、部分的に設けても良い。図5及び6は、本発明に係
るコンクリート製基礎杭2の第2の実施形態として、鋼
板材4が杭2の杭頭部2a外周に沿って部分的に設けら
れたときの一例を示したものである。この第2の実施形
態では、鋼板材4が、杭2の杭頭部2aの断面長手方向
両側部に断面コ字状に設けられている。このように鋼板
材4を設ければ、杭頭部2aの曲げ耐力を中心に増強す
ることができる。
【0017】また、図7に示すように、鋼板材4を杭頭
部2aの断面長辺部側面に設ければ、杭頭部2aのせん
断耐力を中心に増強することができる。
【0018】図8(a)〜(e)は、断面T字型の杭頭
部2aを有するコンクリート製基礎杭2に前記鋼板材4
を各種形態で適用した場合を示したものである。図8
(a)に示すように、杭頭部2aがT字型断面の外周に
沿って前記鋼板材4で囲繞されれば、杭頭部2aに対し
て紙面縦方向または横方向に沿って発生した曲げモーメ
ントに対抗するための曲げ耐力及びせん断耐力の双方が
増強される。また、図8(b)に示すように、断面T字
型の杭頭部2aは、長辺部及び短辺部を有する断面矩形
状の基部2cと、この基部2cの断面の長辺部を含む一
方の側面から突出する突部2dとからなり、前記突部2
dの相対向した側面にそれぞれ前記鋼板材4が設けられ
れば、杭頭部2aに紙面横方向に沿って発生する曲げモ
ーメントに対抗するためのせん断耐力が中心に増強され
る。また、図8(c)に示すように、杭頭部2aに対
し、前記基部2cの断面の長辺部を含む側面にそれぞれ
前記鋼板材4が設けられれば、杭頭部2aに紙面縦方向
に沿って発生する曲げモーメントに対抗するためのせん
断耐力が中心に増強される。また、図8(d)に示すよ
うに、杭頭部2aに対し、前記基部2cの前記突部2d
が連接していない断面の長辺部を含む他方の側面と、前
記突部2dの突端部側面とにそれぞれ前記鋼板材4が設
けられれば、杭頭部2aに紙面縦方向に沿って発生した
曲げモーメントに対抗するための曲げ耐力が中心に増強
される。また、図8(e)に示すように、杭頭部2aに
対し、前記基部2cの断面の短辺部を含む両側端面と、
前記突部2dの突端部側面とにそれぞれ断面コ字状に前
記鋼板材4が設けられれば、杭頭部2aに紙面縦方向ま
たは横方向に沿って発生した曲げモーメントに対抗する
ための曲げ耐力が中心に増強される。
【0019】また、図9(a)〜(c)は、断面十字型
の杭頭部2aを有するコンクリート製基礎杭2に前記鋼
板材4を各種形態で適用した場合を示したものである。
図9(a)に示すように、杭頭部2aが十字型断面の外
周に沿って鋼板材4で囲繞されれば、杭頭部2aに紙面
縦方向または横方向に沿って発生した曲げモーメントに
対抗するための曲げ耐力及びせん断耐力の双方が増強さ
れる。また、図9(b)に示すように、杭頭部2aが側
方四方向に突出する突部2eを有し、各突部2eの突端
部側面にそれぞれ断面コ字状に前記鋼板材4が設けられ
れば、杭頭部2aに紙面縦方向または横方向に沿って発
生した曲げモーメントに対抗するための曲げ耐力が中心
に増強される。また、図9(c)に示すように、前記各
突部2eの相対向した側面にそれぞれ前記鋼板材4が設
けられれば、杭頭部2aの内部に紙面縦方向または横方
向に沿って発生した曲げモーメントに対抗する曲げ耐力
及びせん断耐力が増強される。
【0020】以上、図8及び9で示したように、杭頭部
2aが水平方向に突出する突部2dまたは2eを含む場
合、即ち例えば断面T字状や断面十字状などの場合であ
っても、前記鋼板材4を設けることによって、曲げ耐力
またはせん断耐力の増強を簡単に図ることができる。
【0021】さらに、図10は、前記鋼板材としてリブ
付鋼板材16を使用したときの様子を示したものであ
る。このリブ付鋼板材16は、断面凸凹形状に成形され
均一な肉厚を有する波形鋼板材、例えばJOF鉄板など
からなり、表裏両側にそれぞれ山部16aと谷部16b
とが交互にストライプ状に形成されている。そして、リ
ブ付鋼板材16の山部16a、即ちリブの向きは杭頭部
2aの周方向と一致している。
【0022】図11及び12は、前記リブ付鋼板材16
の取付構造の一例をそれぞれ示したものである。リブ付
鋼板材16の内側面には、定着部材として、図11では
接合鉄筋18が、また図12ではつなぎ筋20がそれぞ
れ一体的に接続されている。これら接合鉄筋18及びつ
なぎ筋20は、共に、リブ付鋼板材16に対し溶接など
によって固定され、杭頭部2aのコンクリート8中に埋
め込まれている。このうち、接合鉄筋18は接続端部に
形成された接合折曲部18aを介してリブ付鋼板材16
内側面の谷部16b底面に接続され、他方、つなぎ筋2
0はリブ付鋼板材16内側面の山部16a頂面に接続さ
れている。このようにリブ付鋼板材16は、接合鉄筋1
8やつなぎ筋20などを介して杭頭部2aに一体的に取
り付けられている。
【0023】このようにして前記鋼板材としてリブ付鋼
板材16を用いれば、曲げ耐力またはせん断耐力がさら
に増強される。また、特に、前記リブ付鋼板材16で
は、その内側谷部16b内に打設コンクリート8が入り
込んでいるので、リブ付鋼板材16とコンクリート8と
の一体性が向上する。前記つなぎ筋20については、図
3に示すようなスタッド6を代わりに用いても良い。
【0024】また、前記コンクリート製基礎杭2につい
ては、場所打ちコンクリート杭またはPC杭どちらであ
っても鋼板材4を適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上発明の実施の形態で説明したように
本発明に係るコンクリート製基礎杭によれば、杭頭部の
外周に沿って全周にわたり若しくは部分的に鋼板材が一
体的に設けられていることによって、曲げ耐力またはせ
ん断耐力が増強されるので、地盤が液状化しやすかった
り、また軟弱であったりする場合であっても、従来のよ
うに杭断面を大きくすることなく、支持力設計により設
定された杭頭部断面の大きさをほぼ維持したまま、地震
時に杭頭部に発生する大きな曲げモーメントやせん断力
に十分対抗することができる。従って、従来のように必
要な耐力を確保するための杭断面の拡大によって引き起
こされる施工時間の増加及び施工スペースの増大を軽減
し、コスト削減を図ることができるので、経済性に優れ
た杭を得ることができる。
【0026】また、水平方向に突出する突部を含む杭頭
部に鋼板材が、前記場合と同様に一体的に設けられれ
ば、突部を含むことにより杭頭部の断面係数が増大し、
前記鋼板材との相乗効果によって、さらに曲げ耐力また
はせん断耐力を増強することができる。
【0027】また、前記鋼板材としてリブ付鋼板材を使
用し、このリブ付鋼板材のリブの向きを前記杭頭部の周
方向と一致させることで、リブによる補鋼効果も相まっ
て曲げ耐力またはせん断耐力をさらに増強することがで
きる。
【0028】また、前記鋼板材を前記杭頭部に対し定着
部材を介して一体的に取り付けるようにしたので、鋼板
材と杭頭部との一体性を高めることができるとともに、
鋼板材の取付も簡単に済ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート製基礎杭の第1の実
施形態を示した斜視図である。
【図2】図1に示したコンクリート製基礎杭の杭頭部の
横断面図である。
【図3】本発明の鋼板材の取付構造の一実施形態を示す
ために杭頭部の表層部分を示した縦断面図である。
【図4】本発明の鋼板材の取付構造の他の実施形態を示
すために杭頭部の表層部分を示した縦断面図である。
【図5】本発明に係るコンクリート製基礎杭の第2の実
施形態を示した斜視図である。
【図6】図5に示したコンクリート製基礎杭の杭頭部の
横断面図である。
【図7】本発明に係るコンクリート製基礎杭の第3の実
施形態を示した杭頭部の横断面図である。
【図8】(a)〜(e)は本発明の鋼板材を断面T字型
のコンクリート製基礎杭に各種形態で適用した場合を示
した杭頭部の横断面図である。
【図9】(a)〜(c)は本発明の鋼板材を断面十字型
のコンクリート製基礎杭に各種形態で適用した場合を示
した杭頭部の横断面図である。
【図10】本発明の鋼板材としてリブ付鋼板材を用いた
場合のコンクリート製基礎杭の杭頭部を示した斜視図で
ある。
【図11】本発明のリブ付鋼板材の取付構造の一実施形
態を示すために杭頭部の表層部分を示した縦断面図であ
る。
【図12】本発明のリブ付鋼板材の取付構造の他の実施
形態を示すために杭頭部の表層部分を示した縦断面図で
ある。
【符号の説明】
2 コンクリート製基礎杭 2a 杭頭部 4 鋼板材 6 スタッド 8 コンクリート 10 突起 12 せん断補強筋 14 掛け渡し筋 16 リブ付鋼板材 18 接合鉄筋 20 つなぎ筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茶谷 文雄 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設され、その上方に構築された
    構造物の荷重を杭頭部で受けて地盤に伝達し当該構造物
    を支持するコンクリート製基礎杭において、 前記杭頭部の外周に沿って全周にわたり若しくは部分的
    に鋼板材を一体的に設けてなることを特徴とするコンク
    リート製基礎杭。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記杭頭部が水平方向に突出
    する突部を含み、この突部を含む該杭頭部の外周に沿っ
    て全周にわたり若しくは部分的に前記鋼板材を一体的に
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート
    製基礎杭。
  3. 【請求項3】 前記鋼板材としてリブ付鋼板材を使用
    し、当該リブ付鋼板材のリブの向きを前記杭頭部の周方
    向と一致させてなることを特徴とする請求項1または2
    に記載のコンクリート製基礎杭。
  4. 【請求項4】 前記鋼板材は、前記杭頭部に対し定着部
    材を介して一体的に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至3いずれかの項に記載のコンクリート製
    基礎杭。
JP27498496A 1996-10-17 1996-10-17 コンクリート製基礎杭 Pending JPH10121468A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002156A (ja) * 2008-09-03 2009-01-08 Ohbayashi Corp 壁杭
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