JPH10121046A - 反強誘電性液晶組成物 - Google Patents

反強誘電性液晶組成物

Info

Publication number
JPH10121046A
JPH10121046A JP27085796A JP27085796A JPH10121046A JP H10121046 A JPH10121046 A JP H10121046A JP 27085796 A JP27085796 A JP 27085796A JP 27085796 A JP27085796 A JP 27085796A JP H10121046 A JPH10121046 A JP H10121046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
antiferroelectric liquid
antiferroelectric
crystal composition
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27085796A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Matsumoto
隆宏 松本
Masahiro Kino
正博 城野
Tomoyuki Yui
知之 油井
Hironori Motoyama
裕規 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP27085796A priority Critical patent/JPH10121046A/ja
Publication of JPH10121046A publication Critical patent/JPH10121046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用性の優れた反強誘電性液晶組成物を見い
だす。 【解決手段】 下記の一般式(1) で示される反強誘電性
液晶に、一般式(2)で表される反強誘電性液晶、一般式
(3) で表されるラセミ化合物及び一般式(4)で表される
アキラル化合物を混合してなる反強誘電性液晶組成物。 【化1】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に炭素数8
〜10の直鎖アルキル基、C*は不斉炭素、X1、X2、X3およ
びX4はそれぞれ独立に水素原子またはフッ素原子であ
り、a は5〜8の整数、b は2以上の偶数、d は4〜8
の整数、e は5〜8の整数、f は6〜10の整数であ
る。) 【効果】 本発明の反強誘電性液晶組成物は、広い温度
範囲で反強誘電相を有し、配向性、急峻性に優れかつ、
高速応答を示し、かつ高いコントラストを示し、そのた
め表示品質に優れた液晶表示素子を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な反強誘電性液晶
組成物及びそれを用いた液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、低電圧作動性、低消費
電力性、薄型表示が可能である事等により、現在までに
各種の小型表示素子に利用されてきた。しかし、昨今の
情報、OA関連機器分野、あるいは、テレビ分野への液
晶表示素子の応用、用途拡大に伴って、これまでのCR
T表示素子を上回る表示容量、表示品質を持つ高性能大
型液晶表示素子の要求が、急速に高まってきた。
【0003】しかしながら、現在のネマチック液晶を使
用する限りにおいては、液晶テレビ用に採用されている
アクテイブマトリックス駆動液晶表示素子でも、製造プ
ロセスの複雑さと歩留りの低さにより、その大型化、低
コスト化は容易ではない。又、単純マトリックス駆動の
STN型液晶表示素子にしても、大容量駆動は必ずしも
容易ではなく、応答時間にも限界があり動画表示は困難
である。更にネマチック液晶を用いた表示素子は、視野
角が狭いということが、大きな問題になってきている。
従って、ネマチック液晶表示素子は、上記の高性能大型
液晶表示素子への要求を、満足するものとはいい難いの
が実状である。
【0004】このような状況のなかで、高速液晶表示素
子として注目されているのが、強誘電性液晶を用いた液
晶表示素子である。クラ−クとラガバ−ルにより発表さ
れた、表面安定化型強誘電性液晶(SSFLC)素子
は、その従来にない速い応答速度と広い視野角を有する
事が注目され、そのスイッチング特性に関しては詳細に
検討されおり、種々の物性定数を最適化するため、多く
の強誘電性液晶が合成されている。しかしながら、しき
い値特性が不十分である、層の構造がシェブロン構造を
しているなどからコントラストが不良である、高速応答
が実現されていない、配向制御が困難でSSFLCの最
大の特徴の1つである双安定性の実現が容易でない、機
械的衝撃に依って配向が破壊されそれの回復が困難であ
るなどの問題があり、実用化にはこれらの問題の克服が
必要である。
【0005】これとは別に、SSFLCと異なるスイッ
チング機構の素子の開発も、同時に進められている。反
強誘電相を有する液晶物質(以下、反強誘電性液晶物質
と呼ぶ)の三安定状態間のスイッチングも、これらの新
しいスイッチング機構の1つである(Japanese Journal
of Applied Physics, Vol.27, pp.L729, (1988))。反強
誘電性液晶素子は、3つの安定な状態を有する。すなわ
ち、強誘電性液晶素子で見られる、2つのユニフォ−ム
状態(Ur,Ul) と第三状態である。この第三状態が、反強
誘電相であることをChandaniらが報告している(Japanes
e Journal of Applied Physics, Vol.28, pp.L1261, (1
989)、Japanese Journal of Applied Physics, Vol.28,
pp.L1265, (1989))。このような三安定状態間のスイッ
チングが、反強誘電性液晶素子の第1の特徴である。
【0006】反強誘電性液晶素子の第2の特徴は、印加
電圧に対して明確なしきい値が存在することである。更
に、メモリ−性を有しており、これが反強誘電性液晶素
子の第3の特徴である。これらの優れた特徴を利用する
ことにより、応答速度が速く、コントラストが良好な液
晶表示素子を実現できる。又、もう一つの大きな特徴と
して、層構造が、電界により容易にスイッチングする事
があげられる(Japanese Journal of Applied Physics,
Vol.28, pp.L119,(1989)、Japanese Journal of Applie
d Physics, Vol.29, pp.L111, (1990)) 。このことによ
り、欠陥が極めて少なく、配向の自己修復能力のある液
晶表示素子の作製が可能となり、コントラストに優れた
液晶素子を実現できる。
【0007】更に、強誘電性液晶では殆ど不可能である
電圧階調が、反強誘電性液晶では可能であることが実証
され、フルカラー化への道が開け、一層反強誘電性液晶
の重要性が増してきている(第4回強誘電性液晶国際会
議予稿集、77頁、(1993)) 。しかしながら、実用化を目
指す場合,反強誘電性液晶に求められる条件は、多岐に
わたる。特に重要な主な条件としては、次のような項目
が考えられる。
【0008】第1の条件として、広い動作温度範囲を確
保するために、反強誘電相の温度範囲が室温付近を中心
として広く存在することが必要である。通常見いだされ
ている反強誘電性液晶は、比較的反強誘電相の温度範囲
が狭く、室温付近を中心に幅広い温度範囲で反強誘電相
を有する液晶はそれほど多くない。従って、2種類以上
の反強誘電性液晶を混合して、反強誘電相の温度範囲を
広げるなどの試みがなされている(特願平7-555850号)
【0009】第2の条件として、良好な配向を得るため
にスメクチックA相が存在している必要がある。もっと
も良好な配向を得るためには、カイラルネマチック相が
存在することが必要であるといわれている。しかしなが
ら、現在までカイラルネマチック相を有する反強誘電性
液晶は見いだされていない。このため、反強誘電性液晶
材料においては少なくともスメクチックA相が存在する
必要があり、この相が存在しない場合は、殆ど液晶を配
向させることはできない。一方、比較的物性のバランス
の取れた反強誘電性液晶は、スメクチックA相を有して
いないことが多い。そのため、スメクチックA相を賦与
するために適当な反強誘電性液晶、或いは光学活性化合
物を混合する事などが行われている(特願平7-555850
号) 。
【0010】第3の条件として、高いコントラストを得
るためには、大きなチルト角と配向欠陥が少ないことが
必要である。反強誘電性液晶のコントラストは、強誘電
状態の光透過率(白状態)を反強誘電状態の光透過率
(黒状態)で割った値で示される。したがって、強誘電
状態の光透過率ができるだけ大きく、反強誘電状態の光
透過率ができるだけ小さいことがコントラスト向上の為
に必要である。強誘電状態の光透過率は、液晶のチルト
角によって決まる。すなわち、チルト角は大きければ大
きいほど素子の光透過率は大きくなる。しかし、チルト
角は何らかの物質の混合によって、大きくする手段は殆
どなく、液晶によって決まってしまう。また、一般にチ
ルト角は反強誘電性液晶の特性を改善するために種々の
物質を混合したとき低下する傾向が強く、いかにしてチ
ルト角の低下を防ぎつつ、物性を整えるかということが
大きな課題となる。
【0011】もう一方の反強誘電状態の光透過率を抑制
することがコントラスト向上にもっとも大きな影響を与
える。反強誘電状態の光透過率はできるだけ小さいこと
が好ましい。光透過率が大きくなる原因としては配向欠
陥の存在、配向方向の異なるドメインの存在などがあ
る。これらは、適当な物質を反強誘電性液晶に混合する
ことによって大きく改善することが可能である(特願平
8-180617号) 。
【0012】第4の条件として、高い駆動マージンを得
るために印加電圧に対し、反強誘電状態から強誘電状態
へ転移するときの光透過率の変化が急峻であることが必
要である。反強誘電性液晶を表示素子とする場合、通常
は絶縁膜及び配向膜が塗られた2枚のガラス基板の間に
反強誘電性液晶が挟持される。絶縁膜は基板間における
短絡を防止するために設ける必要があり、短絡を完全に
防止するためにある一定の膜厚が必要である。また、配
向膜は液晶分子を一定の方向に並べるために必要であ
り、液晶分子が並ぶときに生じる配向欠陥を、できるだ
け少なくするために、やはりある一定の膜厚が必要であ
る。
【0013】この様にして形成された液晶素子に電圧を
印加した場合、現象的には絶縁膜、配向膜が薄い場合に
は、或いは絶縁膜、配向膜がない場合には、反強誘電状
態から強誘電状態への相転移は印加電圧に対して急峻に
起こる。しかしながら、実用上必要とされる、絶縁膜と
配向膜の膜厚下では、反強誘電状態から強誘電状態への
相転移は印加電圧に対して、緩やかにおこる。反強誘電
性液晶素子の駆動は、メモリー効果を出すために、書き
込みのための電圧を印加した後、書き込み電圧より低い
電圧の保持電圧をある一定時間印加し続ける。
【0014】急峻性の乏しい液晶素子では、選択できる
保持電圧の範囲が極めて狭くなり、極端な場合は、保持
電圧を設定できず、メモリー性を確保できなくなる。こ
のことは、反強誘電性液晶素子が成立しなくなることを
意味し、重大な問題となる。また、急峻性が低い材料ほ
ど選択できる保持電圧の幅は狭く、いわゆる駆動マージ
ンが低下してしまう。実用素子を構成する液晶材料とし
てはできるだけ急峻性の高い材料であることが好ましい
ことになる。
【0015】第5の条件として応答時間ができるだけ速
いことが望ましい.年々液晶デイ スプレーの表示品位に
対する要求は厳しくなってきており、特に走査線数の多
い高精細デイ スプレーの実現は不可欠になってきてい
る。走査線数の多いデイ スプレーの実現のためには応答
速度の高速化が必要である。反強誘電性液晶の場合、反
強誘電状態から強誘電状態へ、強誘電状態から反強誘電
状態への二つのスイッチングが存在する。この電圧によ
る二つのスイッチング速度、即ち、応答速度が表示素子
の表示品質を決める重要な因子となる。
【0016】反強誘電状態から強誘電状態への応答速度
(=応答速度I)は、例えば、線順次走査する単純マトリッ
クス駆動に於て、走査線一ライン当りの書き込み速度と
なるので一画面を構成する走査線数を決定することにな
りもっとも重要である。応答速度I が速ければ速いほど
走査線数を増やすことができ、高精細素子の実現が可能
となる。
【0017】また、強誘電状態から反強誘電状態への応
答速度(=応答速度II) は、素子の駆動方法の設計により
必要とされる速度は変わる。例えば、オフセット電圧の
設定電圧によって変わるものである。しかし、余りにも
応答速度IIが速い場合は強誘電状態を維持(明或は暗状
態の維持)できず、逆に余りにも遅い場合には強誘電状
態から反強誘電状態への変化(明或は暗状態から暗或は
明状態への書換え)が起こらず、不都合となる。応答速
度IIは、駆動方法を決定した後に最適な値を設定するこ
とになる。以上、高精細素子の実現のためには、応答速
度I が高速であることが極めて重要である。以上のよう
に、実用材料であるためには上記の要因を全て満たした
材料である必要がある。しかしながら、現在まで上記要
因全てを満足するような材料が得られていないのが実情
である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】実用上、反強誘電性液
晶材料は、上述したように第1から第5の条件全てを満
たす材料である必要がある。第1の条件である、広い動
作温度範囲を確保するためには、反強誘電相の上限温
度、下限温度の拡大の両方を同時に行う必要がある。液
晶素子の使用目的によって、反強誘電性液晶相の存在範
囲は若干異なるが、一般的には上限温度が少なくとも40
℃以上、好ましくは50℃以上である。また、下限温度は
少なくとも10℃以下、好ましくは0℃以下である。この
様な目的の達成のためには、通常できるだけ反強誘電相
の下限温度が低い材料を用い、これに上限温度の高い反
強誘電性液晶材料を混合して、反強誘電相の温度範囲の
広い液晶組成物を作り出すのが比較的容易な手法であ
る。しかしながら、他の諸物性をそれほど犠牲にせず、
必要な反強誘電相の温度範囲を確保することは、材料の
種類が限られているなどの点からそれほど容易に達成で
きることではない。
【0019】第2の条件として、スメクチックA相の存
在が必要である。反強誘電性液晶の場合、良好な配向を
得るためにはこの条件は不可欠である。スメクチックA
相を有する反強誘電性液晶は一般的に物性的に不満足な
ものが多い。そのため、比較的物性的に優れたスメクチ
ックA相を有しない反強誘電性液晶に小量のスメクチッ
クA相を有する反強誘電性液晶、或いは光学活性化合物
を混合してスメクチックA相を有する反強誘電性液晶と
するのが妥当な方法である。しかしながら、この場合も
その他の諸物性に悪影響ができるだけ及ばないようにす
るためには、使用できる添加液晶、光学活性化合物は極
めて限定される。
【0020】第3の条件として、液晶素子は高いコント
ラストを実現しなければならない。特に、最近のアクテ
イブマトリックス駆動素子、STN駆動素子のコントラ
スト向上に関する技術向上はめざましい。したがって、
反強誘電性液晶素子においても、高いコントラストの実
現が最大の課題となる。前述したように高いコントラス
トは、液晶材料の大きなチルト角と液晶分子配向の欠陥
を少なくすることによって達成できる。このうち、液晶
材料のチルト角は材料固有の値であり、何らかの手段に
よって大きくすることは不可能であり、大きなチルト角
を有する液晶を合成するしかない。現在のところ他の諸
物性を考慮し実用上使用できると考えられる液晶材料の
最大チルト角は38゜ぐらいである。
【0021】また、コントラストの定義から分かるとお
り、コントラスト改善のためには、反強誘電状態の光透
過率をできるだけ小さくすることが効率的な改善法とな
る。反強誘電状態での光透過率が大きくなる原因は配向
欠陥による。即ち、これまでに合成された反強誘電性液
晶の多くは、スメクチック相の層法線方向がラビング軸
から傾いて配向する。
【0022】以降、ラビング軸からの層法線方向の傾き
角を配向のずれ角(θ)と呼ぶ。液晶セルは通常、ラビ
ング処理したガラス基板をラビング方向が平行あるいは
反平行になるように貼り合わせて作製する。ラビング軸
から傾いて配向する反強誘電性液晶をこの様なセルに充
填した場合、上側のガラス基板から成長した液晶と下側
のガラス基板から成長した液晶とでは配向方向が2θ異
なり、しかもそれぞれの基板から成長した液晶の領域が
結合する際、結合部分に欠陥が発生する。全体の分子配
向方向が一様でないこと、配向のずれ角に起因する欠陥
が存在することから、この様なセルにおける反強誘電状
態の光透過率は非常に大きくなる。
【0023】この様な問題を解消する方法として、上下
ガラス基板のラビング方向を2θずらす方法と液晶材料
のずれ角を小さくする方法とが考えられる。上下ガラス
基板のラビング方向をずらすことは容易であるが、液晶
単体の種類、液晶組成物の種類によってずれ角は異なる
ので、ずらす角度は用いる液晶ごとに随時変える必要が
ある。一方、配向のずれ角に関する報告はこれまで行な
われていないが、配向のずれ角を容易に小さくすること
ができれば、液晶セル製作上の煩わしさを解消でき、均
一な配向が達成できる。
【0024】即ち、ラビング軸に対してある傾きをもっ
て配向する反強誘電性液晶あるいは、これとは反対の傾
きを持って配向する反強誘電性液晶あるいは光学活性化
合物から選ばれた化合物の一つを混合することにより、
配向のずれ角の小さな反強誘電性液晶組成物を得ること
ができ、その結果、配向が均一で反強誘電状態の光透過
率が極めて小さな液晶素子が得られる。この様に、配向
状態を改善できる化合物が存在することは事実である
が、その他の諸物性への影響を考慮すると現実に使用で
きる化合物はかなり限定される。
【0025】第4の条件として、高い駆動マージンを得
るために印加電圧に対し反強誘電状態から強誘電状態へ
の相転移が急峻に変化することが必要である。液晶素子
の急峻性は、配向膜と絶縁膜の膜厚に大きく関係してい
ることが実験的に認められているが、これに対する考察
から、ヒステリシスの歪の大きな原因は自発分極と配向
膜の相互作用によるものであると言える。したがって、
ヒステリシスに歪みのない液晶素子を得るためには、相
互作用をできるだけ減らすことである。そのための具体
策としては、誘電率の高い配向膜を用いる、配向膜を薄
くする、液晶の自発分極を小さくすることなどがあげら
れる。このうち、誘電率の高い配向膜材料を選択するこ
とはなかなか困難である。そのため、配向膜を薄くす
る、液晶材料の自発分極を小さくするなどが具体的な対
策となる。
【0026】一般的に反強誘電性液晶の自発分極はかな
り大きく、比較的諸物性に優れた液晶材料のそれは200n
c/cm2 以上である。このため、配向膜の膜厚をかなり薄
くしないと、ヒステリシスの歪みが相当大きくなってし
まう。しかし、配向膜の膜厚を薄くすると、液晶分子の
配向状態が不良になりコントラストが確保できないとい
う問題が生じてくる。従って、配向膜を薄くしてヒステ
リシスの歪みを是正するという手段は、かなりの制限を
受けることになる。一方、液晶材料の自発分極は、まっ
たく自発分極を持たない適当な化合物を混合することに
よって、即ち希釈することによって下げるという手段を
とらざるを得ない。しかしながら、液晶の応答速度は印
加電圧と自発分極の積で決まるので、適当な化合物の混
合によって単純に自発分極を下げた場合は、応答速度が
低下してしまうという新たな問題が発生する。
【0027】従って、従来実用上の点からヒステリシス
のない素子を得るためには、自発分極が小さくかつしき
い値電圧が小さく、粘性の低い反強誘電性液晶を開発せ
ざるを得ないと考えが主流であった。しかしながら、こ
のような反強誘電性液晶を開発するという試みは十分に
成功していない。
【0028】第5の条件である応答速度の速い材料を得
るためには,液晶材料の粘性を下げることがもっとも有
効な方法となる。粘性を下げるためには、低分子の化合
物を添加することになるが、この様な化合物を添加する
と確かに応答性は改善されるが、反強誘電相の上限温度
が低下する、チルト角が低下するなどの悪影響も発生す
る。従って、応答性能を改善し、かつ反強誘電相の上限
温度、チルト角にできるだけ影響を及ぼさないような化
合物を見いだすことが重要である。
【0029】以上のように、実用材料であるためには上
記の5つの条件を全て満たした材料である必要があり、
そのような材料を実現できる構成成分を開発することが
重要である。しかしながら、現在まで上記要因全てを満
足するような材料が得られておらず、またそれを実現す
る構成成分も見いだされていないのが実情である。本発
明はこの様な観点からなされたものであり、上記条件を
満たす実用材料を提供するものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記の一般式(1) で示される反強誘電性液晶に、一般式
(2) で表される反強誘電性液晶、一般式(3) で表される
ラセミ化合物及び一般式(4) で表されるアキラル化合物
を混合してなる反強誘電性液晶組成物である。
【0031】
【化2】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に炭素数8
〜10の直鎖アルキル基、C*は不斉炭素、X1、X2、X3およ
びX4はそれぞれ独立に水素原子またはフッ素原子であ
り、a は5〜8の整数、b は2以上の偶数、d は4〜8
の整数、e は5〜8の整数、f は6〜10の整数であ
る。)
【0032】本発明で用いる一般式(1) で示される反強
誘電性液晶としては、X1はフッ素原子、aは5、bは2
であることが好ましい。一般式(2) で表される反強誘電
性液晶としては、X2はフッ素原子、d は5であることが
好ましい。一般式(3) で表されるラセミ化合物として
は、X3はフッ素原子であることが好ましい。また、一般
式(4) で表されるアキラル化合物としては、X4はフッ素
原子であることが好ましい。
【0033】一般式(1) で示される反強誘電性液晶は、
組成物のベースとなる成分であり、組成物の45モル%以
上用いるのが好ましい。一般式(2) で示される反強誘電
性液晶の添加量は、組成物の10〜30モル%、一般式(3)
で示されるラセミ化合物の添加量は 5〜25モル%、一般
式(4) で示されるアキラル化合物の添加量は 5〜20モル
%の範囲からそれぞれ選択することが好ましい。上記の
ようにして得られた反強誘電性液晶組成物の相系列は、
結晶相、反強誘電相、スメクチックA相、等方相からな
っていることが好ましい。また、スメクチックA相と反
強誘電相との間の転移温度が40℃以上、反強誘電相と結
晶相との間の転移温度が−10℃以下であることが実用材
料としては好ましい。
【0034】本発明で得られる反強誘電性液晶組成物の
チルト角は、実用上必要なコントラストと一定の輝度を
得るために30゜以上であることが好ましい。更に、本発
明で得られた反強誘電性液晶組成物の反強誘電状態にお
ける光透過率は2%以下であることが、高いコントラス
トを得るために必要である。本発明で得られる反強誘電
性液晶組成物の急峻性は 0.6%/V以上であることが、
一定の駆動マージンを確保するために好ましい。尚、応
答時間は素子の走査線数、駆動電圧に依存するの一義的
に決定することはできない。
【0035】本発明の一般式(1) 、(2) で示される反強
誘電性液晶は、既に本発明者らが示した方法によって簡
便に製造することができる(特開平4-198155号公報)。
例えば、一般式(1) 、(2) で示される反強誘電性液晶は
次のような方法によって製造される。 (イ) AcO-Ph-COOH + SOCl2 → AcO-Ph-COCl (ロ) (イ) + R*OH → AcO-Ph-COOR* (ハ) (ロ) + Ph-CH2NH2 → HO-Ph-COOR* (ニ) RO-Ph-Ph-COOH + SOCl2 → RO-Ph-Ph-COCl (ホ) (ハ) + (ニ) → 反強誘電性液晶 式中の AcO- はアセチル基、-Ph-は1,4-フェニレン基、
R*は光学活性アルコール残基、Ph- はフェニル基をそれ
ぞれ示す。
【0036】上記製造法について、以下に簡単に説明す
る。(イ) は、フッ素置換あるいは無置換のp-アセトキシ
安息香酸の塩化チオニルによる塩素化反応である。(ロ)
は、塩素化物(イ) と光学活性アルコールとの反応による
エステル化である。(ハ) は、エステル(ロ) の脱アセチル
化である。(ニ) は、アルキルオキシビフェニルカルボン
酸の塩素化反応である。(ホ) は、フェノール(ハ) と塩素
化物(ニ) との反応による液晶の生成である。
【0037】また、一般式(3), (4)で示される化合物は
例えば次のような方法によって製造される(特願平7-32
5923号) 。 (イ) HO-Ph-COOH + RCOCl → RCOO-Ph-COOH (ロ) (イ) + SOCl2 → RCOO-Ph-COCl2 (ハ) AcO-Ph-COOH + SOCl2 → AcO-Ph-COCl (ニ) AcO-Ph-COCl + ROH → AcO-Ph-COOR (ホ) AcO-Ph-COOR + Ph-CH2NH2 → HO-Ph-COOR (ヘ) (ロ) + (ホ) → 目的物 式中の AcO- はアセチル基、-Ph-は1,4-フェニレン基、
R はラセミアルコール又はアルコール残基、Ph- はフェ
ニル基をそれぞれ示す。
【0038】上記製造法について、以下に簡単に説明す
る。(イ) は、p-ヒドロキシ安息香酸と酸クロライドとの
反応である。(ロ) は、(イ) の塩化チオニルによる塩素化
である。(ハ) は、p-アセトキシ安息香酸の塩化チオニル
による塩素化反応である。(ニ) は、(ハ) とアルコールと
の反応である。(ホ) は、(ハ) の脱アセチル化反応であ
る。(ヘ) は、(ロ) と(ホ) との反応による目的物の生成で
ある。
【0039】
【実施例】次に、実施例及び比較例を掲げて本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はもちろんこれに限定さ
れるものではない。 実施例1 本発明の一般式(1) 、(2) 、(3) 、(4) で表される化合
物の中から、下記の化合物を選択し、組成物を調製し
て、その相系列、応答時間、チルト角、反強誘電状態に
おける光漏れ、急峻性を測定した。結果を表1、表2に
示した。一般式 化 学 式 モル% (1) C9H19-O-Ph-Ph-COO-Ph(3F)-COO-C*H(CF3)(CH2)5OC2H5 49 (2) C9H19-O-Ph-Ph-COO-Ph(3F)-COO-C*H(CH3)C5H11 21 (3) C9H19-COO-Ph-COO-Ph(3F)-COO-CH(CH3)C6H13 15 (4) C9H19-COO-Ph-COO-Ph(3F)-COO-C7H15 15 式中の-Ph-は1,4-フェニレン基、-Ph(3F)-は3-位にフッ
素置換した1,4-フェニレン基、C*は不斉炭素をそれぞれ
示す。
【0040】相系列は偏光顕微鏡下でのテクスチャー観
察、及びDSC測定により求めた。応答時間、チルト
角、光漏れ、急峻性は次のようにして求めた。ラビング
処理したポリイミド薄膜(30nm)を有する ITO電極付の液
晶セル(セル厚2μm)に、上記化合物を等方相の状態
で充填した。このセルを、毎分 1.0℃で徐冷して、液晶
を配向させた。セルを直交する偏向板間に液晶の層方向
がアナライザ−またはポ−ラライザ−と平行になるよう
に設置した。応答時間 (応答時間I : 反強誘電状態から
強誘電状態へ変化する時) は、30℃で30V, 10Hz の三角
波電圧を印加し、光透過率が最大を 100%、最小を 0%
とし、10%から90%に変化するに要する時間と定義して
求めた。チルト角は、30℃でテストセルに±30V, 30Hz
の三角波電圧を印加し、暗視野がでるまでテストセルを
回転し、その角度から求めた。
【0041】光漏れ(反強誘電状態における光透過率)
は、次のようにして求めた。テストセルを30℃まで冷却
し、±30V, 30Hz の矩形波電圧を5分間印加してジグザ
グ欠陥を減らした。また、この時、セルを透過してくる
光量をフォトマルチプライヤーにより検出し、液晶のス
イッチング時に発現する両強誘電状態の透過光量が等し
くなるようにテストセルを回転した。電圧印加後、反強
誘電状態における透過光量をフォトマルチプライヤーに
より求めた。更に、セルに30Vの直流電圧を印加し強誘
電状態とし、この時の透過光量をフォトマルチプライヤ
ーにより求めた。次に、空セルを直交する偏光板間にお
き、同様に透過光量を求めた。この透過光量を偏光板に
よる光漏れとした。強誘電状態の透過光量を 100%、空
セルの透過光量を 0%とし、反強誘電状態の光透過率
(光漏れ)を求めた。
【0042】急峻性はテストセルに±30V, 30Hz の三角
波電圧を印加したとき、反強誘電状態から強誘電状態へ
変化する際のヒステリシス曲線において、次のように定
義して求めた。 急峻性 = (0.9−0.1)/(V90−V10) (単位; 1/V) V90 ; 90%透過率における電圧 V10 ; 10%透過率
における電圧 この式で得られた値が大きいほど急峻性に優れていると
いうことになる。
【0043】実施例2 本発明の一般式(1) 、(2) 、(3) 、(4) で表される化合
物の中から、下記の化合物を選択し、組成物を調製し
て、その相系列、応答時間、チルト角、反強誘電状態に
おける光漏れ、急峻性を測定した。結果を表1、表2に
示した。一般式 化 学 式 モル% (1) C9H19-O-Ph-Ph-COO-Ph(3F)-COO-C*H(CF3)(CH2)5OC2H5 52.5 (2) C8H17-O-Ph-Ph-COO-Ph(3F)-COO-C*H(CH3)C5H11 22.5 (3) C9H19-COO-Ph-COO-Ph(3F)-COO-CH(CH3)C6H13 15 (4) C9H19-COO-Ph-COO-Ph(3F)-COO-C7H15 10 式中の-Ph-、-Ph(3F)-、C*は実施例1と同様である。
【0044】比較例1 本発明の一般式(1) 、(2) で表される化合物の中から、
下記の化合物を選択し、組成物を調製して、その相系
列、応答時間、チルト角、反強誘電状態における光漏
れ、急峻性を測定した。結果を表1、表2に示した。一般式 化 学 式 モル% (1) C9H19-O-Ph-Ph-COO-Ph(3F)-COO-C*H(CF3)(CH2)5OC2H5 60.0 (2) C8H17-O-Ph-Ph-COO-Ph(3F)-COO-C*H(CH3)C5H11 40.0 式中の-Ph-、-Ph(3F)-、C*は実施例1と同様である。
【0045】
【表1】 相 系 列 実施例1 Cr(<-20)SCA*(71)SC*(73)SA(88)I 〃 2 Cr(<-20)SCA*(72)SC*(76)SA(90)I 比較例1 Cr(<-10)SCA*(58)SC*(101)SA(111)I 相系列中の () 内の数値は転移温度 (℃) 、Crは結晶
相、SCA*は反強誘電相、SC* は強誘電相、SAはスメクチ
ックA相、I は等方相をそれぞれ示す。
【0046】
【表2】 項 目 応答時間 チルト角 光漏れ 急峻性 (単位) (μ秒) (°) (%) (1/V) 実施例1 35 30 1.6 0.7 〃 2 40 31 1.0 0.8 比較例1 106 35 1.5 0.3
【0047】
【発明の効果】本発明は、新規な反強誘電性液晶組成物
を提供することができるものである。そして、本発明に
より提供された新規な反強誘電性液晶組成物は、広い温
度範囲を有し、配向性、急峻性に優れかつ、高速応答を
示し、かつ、高いコントラストを示し、そのため表示品
質に優れた反強誘電性液晶表示素子を実現できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本山 裕規 茨城県つくば市和台22番地 三菱瓦斯化学 株式会社総合研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) で示される反強誘電性
    液晶に、一般式(2)で表される反強誘電性液晶、一般式
    (3) で表されるラセミ化合物及び一般式(4)で表される
    アキラル化合物を混合してなる反強誘電性液晶組成物。 【化1】 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に炭素数8
    〜10の直鎖アルキル基、C*は不斉炭素、X1、X2、X3およ
    びX4はそれぞれ独立に水素原子またはフッ素原子であ
    り、a は5〜8の整数、b は2以上の偶数、d は4〜8
    の整数、e は5〜8の整数、f は6〜10の整数であ
    る。)
  2. 【請求項2】 該一般式(1) において、X1はフッ素原
    子、a は5、b は2である請求項1記載の反強誘電性液
    晶組成物。
  3. 【請求項3】 該一般式(2) において、X2はフッ素原
    子、d は5である請求項1記載の反強誘電性液晶組成
    物。
  4. 【請求項4】 該一般式(3) において、X3はフッ素原子
    である請求項1記載の反強誘電性液晶組成物。
  5. 【請求項5】 該一般式(4) において、X4はフッ素原子
    である請求項1記載の反強誘電性液晶組成物。
  6. 【請求項6】 該一般式(2) で示される反強誘電性液晶
    が組成物の10〜30モル%の範囲である請求項1記載の反
    強誘電性液晶組成物。
  7. 【請求項7】 該一般式(3) で示されるラセミ化合物が
    組成物の5〜25モル%である請求項1記載の反強誘電性
    液晶組成物。
  8. 【請求項8】 該一般式(4) で示されるアキラル化合物
    が組成物の5〜20モル%である請求項1記載の反強誘電
    性液晶組成物。
  9. 【請求項9】 反強誘電性液晶組成物の液晶相が、結晶
    相、反強誘電相、スメクチックA相、等方相からなる請
    求項1記載の反強誘電性液晶組成物。
  10. 【請求項10】 スメクチックA相から反強誘電相への
    転移温度が40℃以上である請求項1記載の反強誘電性液
    晶組成物。
  11. 【請求項11】 反強誘電相から結晶相への転移温度が
    −10℃以下である請求項1記載の反強誘電性液晶組成
    物。
  12. 【請求項12】 反強誘電性液晶組成物のチルト角が30
    ゜以上である請求項1記載の反強誘電性液晶組成物。
  13. 【請求項13】 反強誘電性液晶組成物の電圧無印加時
    の直交する偏光板の条件下での光漏れ量が2%以下であ
    る請求項1記載の反強誘電性液晶組成物。
  14. 【請求項14】 反強誘電性液晶組成物の急峻性が 0.6
    V-1以上である請求項1記載の反強誘電性液晶組成物。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の反強誘電性液晶組成物
    を ITO電極、絶縁膜、配向膜を付けた電極基板に挟持し
    てなる反強誘電性液晶素子。
JP27085796A 1996-10-14 1996-10-14 反強誘電性液晶組成物 Pending JPH10121046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27085796A JPH10121046A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 反強誘電性液晶組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27085796A JPH10121046A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 反強誘電性液晶組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10121046A true JPH10121046A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17491948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27085796A Pending JPH10121046A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 反強誘電性液晶組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10121046A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998042801A1 (fr) * 1997-03-24 1998-10-01 Citizen Watch Co., Ltd. Cellule a cristaux liquides anti-ferroelectriques

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998042801A1 (fr) * 1997-03-24 1998-10-01 Citizen Watch Co., Ltd. Cellule a cristaux liquides anti-ferroelectriques
US6151095A (en) * 1997-03-24 2000-11-21 Citizen Watch Co., Ltd. Anti-ferroelectric liquid crystal cell

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0525737B1 (en) An antiferroelectric liquid crystal composition
JP2996268B2 (ja) 強誘電性液晶組成物
US6001278A (en) Anti-ferroelectric liquid crystal composition
JPH10279534A (ja) ラセミ化合物及びそれを含む反強誘電性液晶組成物
JPH10121046A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JPH10121047A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JPH0882778A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JPH10330753A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JPH10158653A (ja) 反強誘電性液晶組成物
EP0994097B1 (en) Novel phenyl triester compound and anti-ferroelectric liquid crystal composition containing the same
JPH1025478A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JPH1135941A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JP3591042B2 (ja) 反強誘電性液晶組成物
JPH1150054A (ja) フェリ誘電性液晶組成物
JPH08253768A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JP2726111B2 (ja) 強誘電性液晶素子
JPH08218069A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JPH09302341A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JPH09302345A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JP3133678B2 (ja) 配向復帰力の優れた反強誘電性液晶組成物
JPH10204434A (ja) 反強誘電性液晶組成物
KR20000062844A (ko) 액정 조성물
JPH06184536A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JP2002088366A (ja) 反強誘電性液晶組成物
JP2002088367A (ja) 反強誘電性液晶組成物