JPH10120487A - 単結晶引上装置および引上方法 - Google Patents

単結晶引上装置および引上方法

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JPH10120487A
JPH10120487A JP8294412A JP29441296A JPH10120487A JP H10120487 A JPH10120487 A JP H10120487A JP 8294412 A JP8294412 A JP 8294412A JP 29441296 A JP29441296 A JP 29441296A JP H10120487 A JPH10120487 A JP H10120487A
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JP
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single crystal
wire
gripping
pulling
winding
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JP8294412A
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Hiroshi Inagaki
宏 稲垣
Fumitaka Ishikawa
文敬 石川
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Sumco Techxiv Corp
Original Assignee
Sumco Techxiv Corp
Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • C30B15/30Mechanisms for rotating or moving either the melt or the crystal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S117/00Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
    • Y10S117/911Seed or rod holders
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    • Y10T117/00Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
    • Y10T117/10Apparatus
    • Y10T117/1024Apparatus for crystallization from liquid or supercritical state
    • Y10T117/1032Seed pulling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T117/00Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
    • Y10T117/10Apparatus
    • Y10T117/1024Apparatus for crystallization from liquid or supercritical state
    • Y10T117/1032Seed pulling
    • Y10T117/1072Seed pulling including details of means providing product movement [e.g., shaft guides, servo means]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CZ法で製造する単結晶の重量増加に対応し
て、単結晶の絞り部の下方に形成するくびれ部を把持す
るとともに、リメルト可能な単結晶引上装置および引上
方法を提供する。 【解決手段】 引上ワイヤ5の中間に、把持ワイヤ巻取
機構11、12と、シードホルダ1に対して上下動可能
で2個1組からなる複数組のガイドパイプ4a、4c等
と、両端をそれぞれ1組のガイドパイプに挿通し、中央
部をU字状に湾曲させた把持ワイヤ13、15とを設け
る。ガイドパイプ4a、4c等を下降させ、把持ワイヤ
13、15の湾曲部をくびれ部17bに掛止させて巻き
取ると、単結晶17は把持ワイヤ13、15によって把
持される。引上ワイヤ5と把持ワイヤ13、15との荷
重配分は、それぞれの巻取手段に設けた重量センサの検
出値に基づいて行う。また、単結晶17のリメルト時
は、把持ワイヤ13、15をゆるめてくびれ部17bか
ら外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CZ法による半導
体単結晶の製造装置に装着され、特に大重量の半導体単
結晶の引上げに好適な単結晶引上装置および引上方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】単結晶シリコンは一般にCZ法を用いて
製造されている。CZ法は、半導体単結晶製造装置内に
設置した石英るつぼに多結晶シリコンを充填し、石英る
つぼの周囲に設けたヒータによって原料を加熱溶解した
上、シードホルダに取り付けた種結晶を融液に浸漬し、
シードホルダおよび石英るつぼを互いに同方向または逆
方向に回転しつつシードホルダを引上げて単結晶シリコ
ンを所定の直径および長さに成長させる方法である。
【0003】種結晶には、融液に浸漬したときの熱衝撃
で転位が発生する。この転位を単結晶に伝播させないよ
うにするため、単結晶を直径1〜4mmに成長させた絞
り部を種結晶の下方に形成し、転位を絞り部の表面に逃
がす。そして、無転位化が確認された後、肩部を形成し
て単結晶を所定の直径まで拡大させ、次いで直胴部形成
に移行する。
【0004】近年、単結晶の長大化に伴ってその重量が
増大し、絞り部の強度が限界に近づいている。この対策
として、絞り工程によって無転位化した後、肩部上端に
絞り部直径より大径のくびれ部を形成し、このくびれ部
で単結晶を把持することにより絞り部の破断を防止し、
あるいは絞り部が破断しても単結晶が落下することを防
止する工夫がなされている。たとえば特公平5−654
77号公報で開示された単結晶成長装置は、単結晶に形
成したくびれ部に係合させて前記単結晶を吊り下げる開
閉可能なクランプアームを備えている。また、特公平7
−515号公報で開示された結晶引上装置は、上下動可
能な把持ホルダの下端に一定の角度で停止する複数の爪
を備え、これらの爪を単結晶のくびれ部に係合させて前
記単結晶を吊り下げる構成としている。更に、特公平7
−103000号公報で開示された結晶引上装置は、単
結晶のくびれ部に係合する爪を有し、上下動することに
より開閉する複数の把持レバーと、把持レバーの開きを
防止するリングとを用いて前記単結晶を吊り下げる構成
としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平5−65477号公報で開示された単結晶成長装置
は、単結晶の重量が大きくなるとクランプアームが開く
方向に作動するため、引上げ中に単結晶が落下する危険
性がある。これに対し、特公平7−515号公報、特公
平7−103000号公報で開示された結晶引上装置
は、単結晶を把持したときの機械的衝撃あるいは振動に
よって育成中の単結晶が多結晶化するおそれがあり、単
結晶と爪とが点接触であるため単結晶が破壊される危険
性もある。更に、いったん把持した単結晶はメインチャ
ンバ内で把持手段から取り外すことが不可能のため、育
成中に単結晶が多結晶化してもリメルトすることができ
ない。
【0006】本発明は上記従来の問題点に着目してなさ
れたもので、CZ法で製造する半導体単結晶の重量増加
に対応して、従来の絞り部以外の単結晶把持手段、具体
的には絞り部の下方に形成するくびれ部を把持すること
ができるとともにリメルト可能な単結晶引上装置および
引上方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る単結晶引上装置は、CZ法による半導
体単結晶製造装置に装着され、引上ワイヤの下端に釣支
したシードホルダに対して上下動可能で、2個1組から
なる複数組のガイドパイプと、両端をそれぞれ1組のガ
イドパイプに挿通することによって中央部をU字状また
は輪状に湾曲させた複数本の把持ワイヤと、これらの把
持ワイヤの巻取手段とを備えたことを特徴とする。前記
構成によれば、把持ワイヤは両端をそれぞれ1組のガイ
ドパイプに挿通することによって中央部がU字状に湾曲
するので、単結晶のくびれ部に掛止させやすい。そし
て、把持ワイヤを巻き取ることにより、把持ワイヤはく
びれ部に密着して巻き付き、単結晶を把持することがで
きる。
【0008】上記単結晶引上装置において、把持ワイヤ
がタングステン、モリブデンまたはカーボンからなるこ
とを特徴とする。本発明に係る単結晶引上装置は引上げ
単結晶の回転とともに回転するので、単結晶製造装置の
メインチャンバ内に設置される。従って、把持ワイヤは
単結晶および単結晶製造装置内を汚染せず、耐熱性に優
れている必要があり、タングステン、モリブデンまたは
カーボンからなる把持ワイヤを用いれば前記要求が満た
される。
【0009】また、本発明に係る単結晶引上装置は、引
上ワイヤおよび把持ワイヤの巻取手段にそれぞれ重量セ
ンサを設けたことを特徴とする。引上ワイヤの巻取手段
に設けた重量センサは、引上げ中の単結晶および把持ワ
イヤの巻取手段を含む全重量を検出し、その検出値から
単結晶の重量を算出することができる。重量式直径制御
法を用いる場合は前記算出値に基づいて単結晶の直径を
制御する。把持ワイヤにかかる荷重は、把持ワイヤの巻
取手段に設けた重量センサの検出値から算出されるの
で、単結晶の絞り部と各把持ワイヤとに対する荷重配分
を所望の比率に調整することが可能となる。
【0010】更に、本発明に係る単結晶引上装置は、複
数組のガイドパイプをそれぞれ独立に上下動可能とした
ことを特徴とする。種結晶を融液に浸漬する際に、把持
ワイヤのU字状湾曲部は融液面に近づくが、把持ワイヤ
を保持する各ガイドパイプをそれぞれ独立に上下動させ
ることにより、把持ワイヤのU字状湾曲部のたれ下がり
状態に応じてその高さを調整することができる。これに
より、把持ワイヤと融液との接触が回避される。
【0011】次に、本発明に係る単結晶引上方法は、C
Z法による半導体単結晶の製造において、単結晶の肩部
上端にくびれ部を形成し、前記くびれ部に把持ワイヤの
U字状または輪状に湾曲部を掛止した後、把持ワイヤを
巻き取ることにより単結晶を把持することを特徴とす
る。前記構成によれば、従来技術のように単結晶のくび
れ部に対する接触部分の小さいクランプアームあるいは
爪を用いず、可撓性に富む把持ワイヤを巻き付けること
にしたので、単結晶をより確実に把持することができ
る。また、把持ワイヤの巻取手段を巻き戻し方向に駆動
すれば、把持ワイヤをくびれ部から離脱させることがで
きるので、引上げ途中における単結晶のリメルトが容易
となる。
【0012】また、本発明に係る単結晶引上方法は、引
上ワイヤの巻き取りと把持ワイヤの巻き取りとをそれぞ
れ独立に制御することを特徴とする。引上ワイヤ、把持
ワイヤの巻き取りを独立に制御すれば、単結晶の絞り部
にかかる荷重と各把持ワイヤにかかる荷重との配分を任
意の比率に調整することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態および実施例】次に、本発明に係る
単結晶引上装置の実施例について図面を参照して説明す
る。図1は単結晶引上装置の第1実施例の概略構成を示
す模式的縦断面図、図2(a)は図1のA−A断面図、
図2(b)は図1のB−B断面図である。シードホルダ
1の外周面には円筒状のガイドボス2が嵌着され、ガイ
ドボス2の外周面にはガイドパイプ支持筒3が挿嵌され
ている。ガイドパイプ支持筒3は、図示しないソレノイ
ドによりガイドボス2の外周面に沿って上下動可能であ
る。ガイドパイプ支持筒3の下端にはL字状に屈曲した
ガイドパイプ4a、4b、4c、4dが固着されてい
る。
【0014】シードホルダ1に取着された引上ワイヤ5
は、把持機構取付部材6を介して上方に伸び、その端末
は半導体単結晶製造装置の上端に設けられた結晶引上機
構7の巻取ドラム8に巻着されている。前記結晶引上機
構7は、引上ワイヤ5によって釣支される全重量を検出
する重量センサ(図示せず)を備えている。また、把持
機構取付部材6には、重量センサ9、10を介して把持
ワイヤ巻取機構11、12が釣支されている。
【0015】把持ワイヤ13の一端は把持ワイヤ巻取機
構11に固着され、他端はガイドパイプ4aを貫通して
U字状に湾曲した後ガイドパイプ4bを貫通し、把持ワ
イヤ巻取機構11の巻取ドラム14に巻着されている。
これと同様に、把持ワイヤ15の一端は把持ワイヤ巻取
機構12に固着され、他端は前記ガイドパイプ4cを貫
通してU字状に湾曲した後ガイドパイプ4dを貫通し、
把持ワイヤ巻取機構12の巻取ドラム16に巻着されて
いる。把持機構取付部材6は、引上ワイヤ5とともに昇
降ならびに回転する。また、把持ワイヤ13、15はタ
ングステン、モリブデンまたはカーボンからなる。
【0016】結晶引上機構7に設けられた重量センサお
よび把持機構取付部材6に取り付けられた重量センサ
9、10の検出信号は、半導体単結晶製造装置の外部に
設置された制御装置(図示せず)に入力され、引上げ中
の単結晶重量、引上ワイヤ5および把持ワイヤ13、1
5にそれぞれ配分されている単結晶重量が算出される。
【0017】次に、本実施例による単結晶引上装置を用
いた引上方法について説明する。単結晶17の育成に当
たり、ガイドパイプ支持筒3を最上位置に移動させると
ともに、把持ワイヤ巻取機構11、12とガイドパイプ
4a、4b、4c、4dとの間にある把持ワイヤ13、
15のたるみをなくすため、把持ワイヤ巻取機構11、
12を駆動して把持ワイヤ13、15を巻き取る。次
に、結晶引上機構7の巻取ドラム8を巻き戻し方向に駆
動してシードホルダ1を下降させ、融液18に種結晶1
9を浸漬してなじませる。その後、シードホルダ1を回
転させつつ上昇させて種結晶19より小径の絞り部17
aを形成する。そして、無転位状態になったことを確認
した後、引上速度を遅くして単結晶の直径を増大させ、
次に引上速度を速くして直径を縮小させ、くびれ部17
bを形成する。その後、単結晶を所定の直径に拡大する
肩部形成工程を経て直胴形成工程に移行する。
【0018】肩部形成工程が進んだ時点で、ガイドパイ
プ支持筒3を最下位置に下降させるとともに、把持ワイ
ヤ巻取機構11、12を巻き戻し方向に駆動する。ガイ
ドパイプ4a、4b、4c、4dの下端をくびれ部17
bよりやや上方の位置まで下降させると、把持ワイヤ1
3、15のU字状湾曲部は単結晶17の肩部17cに接
触した状態になる。次に、把持ワイヤ巻取機構11、1
2を巻き取り方向に駆動すると、図3および図4に示す
ように把持ワイヤ13、15のU字状湾曲部が絞られて
くびれ部17bに巻き付き、くびれ部17bを把持す
る。このとき、くびれ部17bに機械的衝撃を加えぬよ
うに把持ワイヤ13、15の巻取速度を制御する。
【0019】単結晶17の引上げ中、把持ワイヤ13、
15には所定の荷重、たとえば単結晶17の重量の1/
6ずつがかかるように把持ワイヤ巻取機構11、12を
制御する。前記制御は、結晶引上機構7に設けられた重
量センサおよび把持機構取付部材6に取り付けられた重
量センサ9、10の検出信号に基づいて図示しない制御
装置が行う。
【0020】単結晶17の引上げ中、把持ワイヤ13、
15に単結晶重量を分担させず、絞り部17aのみで単
結晶17を保持し、把持ワイヤ13、15を絞り部17
aが破断したときの落下防止装置として使用してもよ
い。この場合、把持ワイヤ13、15にたるみが発生し
ないよう、把持ワイヤ巻取機構11、12のモータにト
ルクをかけ続けるか、またはブレーキ付きモータを使用
する。
【0021】把持ワイヤ13、15は単結晶17のくび
れ部17bにほぼ半円周ずつ巻き付けられるので、全体
としてくびれ部17bのほぼ全周を把持することにな
り、応力集中によってくびれ部17bが破壊される危険
性がない。また、くびれ部17bの直径が変動しても同
一把持ワイヤで支障なく把持することができる。更に、
くびれ部17bを形成したとき、その形状が軸心に対し
て完全に対称にならないことがあるが、把持ワイヤ1
3、15の巻き取り量を制御することにより、くびれ部
17bを均等に把持することができる。
【0022】図5および図6は、把持ワイヤ13、15
をくびれ部17bに巻き付ける他の方法を示す。図5
は、2本の把持ワイヤ13、15をそれぞれくびれ部1
7bで輪状に1回巻き付ける方法を示す。このとき、1
本の把持ワイヤ13(実線)はガイドパイプ4bとガイ
ドパイプ4dとの間でくびれ部17bを把持する。他の
1本の把持ワイヤ13(点線)はガイドパイプ4aとガ
イドパイプ4cとの間でくびれ部17bを把持する。こ
の1回巻き付けることにより確実に把持できる。図6
は、3組のガイドパイプ4a、4b、4c、4d、4
e、4fと3本の把持ワイヤ13、15、20を用いて
いる場合を示す。図示の場合は、3本の把持ワイヤ1
3、15、20はそれぞれくびれ部17bで輪状に1回
巻き付ける方法を示す。1本目の把持ワイヤ13は、ガ
イドパイプ4bとガイドパイプ4fとの間でくびれ部1
7bを1回巻き付け把持する。2本目の把持ワイヤ15
は、ガイドパイプ4aとガイドパイプ4cとの間でくび
れ部17bを1回巻き付け把持する。3本目の把持ワイ
ヤ20は、ガイドパイプ4dとガイドパイプ4eとの間
でくびれ部17bを1回巻き付け把持する。図示しない
が、3本の把持ワイヤ13、15、20でくびれ部17
bを挟み込んで把持しても良い。1本目の把持ワイヤ1
3はガイドパイプ4bとガイドパイプ4fとの間でくび
れ部17bを、また、2本目の把持ワイヤ15はガイド
パイプ4aとガイドパイプ4cとの間でくびれ部17b
を、さらに、3本目の把持ワイヤ20はガイドパイプ4
dとガイドパイプ4eとの間でくびれ部17bを、それ
ぞれが掛けて、挟み込み把持している。
【0023】図7は単結晶引上装置の第2実施例の概略
構成を示す模式的側面図、図8は図7のA−A断面図で
ある。把持ワイヤ巻取機構11、12の下面にはガイド
パイプ支持筒21、22が取着され、これらのガイドパ
イプ支持筒内には図示しないソレノイドにより上下動す
るガイドパイプ支持軸23、24が挿嵌されている。ガ
イドパイプ支持軸23、24に支持アーム25を介して
固着された2組のガイドパイプ4a、4bおよび4c、
4dは、前記支持アーム25がガイドパイプ支持筒2
1、22に設けられたガイド溝21a、22aに沿って
上下動することにより、それぞれ独立に上下動する。前
記ガイドパイプ支持筒21、22は、ガイドパイプ支持
軸23、24の上下動や把持ワイヤ13、15で単結晶
のくびれ部を把持する際に発生する振動を抑止するた
め、支持アーム26を介してシードホルダ1に連結され
ている。
【0024】把持ワイヤ13、15のU字状湾曲部は、
単結晶17のくびれ部17bを把持する前の自由状態で
たれ下がるが、そのたれ下がり程度は必ずしも一定とは
限らない。そこで、第2実施例のように2組のガイドパ
イプをそれぞれ独立に上下動可能とすれば、把持ワイヤ
13、15のたれ下がり程度に応じてガイドパイプの高
さを調節することができ、融液に種結晶を浸漬する場合
等においても支障を来すことがない。
【0025】直胴形成工程の初期になんらかの理由で有
転位化または多結晶化が起こり、図3に示した単結晶1
7の育成を中止して固化部分をリメルトすることがあ
る。この場合、固化部分を融液18に浸漬した後、把持
ワイヤ巻取機構を巻き戻し方向に駆動してくびれ部17
bに巻き付けられている把持ワイヤ13、15をゆるめ
る。把持ワイヤ13、15はその張力によりくびれ部1
7bから離れ、単結晶17を解放する。その後、ソレノ
イドを駆動してガイドパイプ支持筒3を上昇させれば、
単結晶17を絞り部17aまでリメルトすることができ
る。そして、再度種結晶19を融液18に浸漬して絞り
部17aとくびれ部17bとを形成し、くびれ部17b
に把持ワイヤ13、15を掛止して単結晶17を引上げ
る。
【0026】上記第1、第2実施例ではワイヤ方式の半
導体単結晶製造装置に装着する単結晶引上装置および引
上方法について説明したが、本発明はシャフト方式の半
導体単結晶製造装置に適用することもできる。特にフォ
ースバー方式の半導体単結晶製造装置に装着した場合
は、単結晶のくびれ部に把持ワイヤが接触したときの単
結晶の振動や衝撃がワイヤ方式の場合よりも容易に緩和
され、好ましい結果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、C
Z法により引上げる半導体単結晶の絞り部直下に形成す
るくびれ部に複数本の把持ワイヤを巻き付けて単結晶を
把持する単結晶引上装置および引上方法としたので、く
びれ部の直径変動、形状変動にかかわらず単結晶を確実
に把持して引上げることができる。把持手段として可撓
性のあるワイヤを用いているため、把持時の単結晶に与
える衝撃が極めて小さく、かつ把持範囲が大きいので、
従来の技術による把持手段と異なり、くびれ部が破壊さ
れたり単結晶が落下する危険性は皆無となる。更に、育
成中に単結晶が有転位化または多結晶化しても、ガイド
パイプと把持ワイヤ巻取手段とを操作すればメインチャ
ンバ内で把持ワイヤの脱着が容易であるから、リメルト
作業を迅速かつ容易に遂行することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の単結晶引上装置につい
て、その概略構成を示す模式的縦断面図である。
【図2】単結晶引上装置の横断面を示し、(a)は図1
のA−A断面図、(b)は図1のB−B断面図である。
【図3】把持ワイヤで単結晶を把持した状態を示す模式
的縦断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】2本の把持ワイヤで単結晶を把持する他の状態
を示す平面図である。
【図6】3本の把持ワイヤで単結晶を把持する場合を示
す平面図である。
【図7】本発明の第2実施例の単結晶引上装置につい
て、その概略構成を示す模式的側面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【符号の説明】
1…シードホルダ、2…ガイドボス、3,21,22…
ガイドパイプ支持筒、4a,4b,4c,4d,4e,
4f…ガイドパイプ、5…引上ワイヤ、9,10…重量
センサ、11,12…把持ワイヤ巻取機構、13,1
5,20…把持ワイヤ、17…単結晶、17a…絞り
部、17b…くびれ部、17c…肩部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CZ法による半導体単結晶製造装置に装
    着され、引上ワイヤの下端に釣支したシードホルダに対
    して上下動可能で、2個1組からなる複数組のガイドパ
    イプと、両端をそれぞれ1組のガイドパイプに挿通する
    ことによって中央部をU字状または輪状に湾曲させた複
    数本の把持ワイヤと、これらの把持ワイヤの巻取手段と
    を備えたことを特徴とする単結晶引上装置。
  2. 【請求項2】 把持ワイヤがタングステン、モリブデン
    またはカーボンからなることを特徴とする請求項1記載
    の単結晶引上装置。
  3. 【請求項3】 引上ワイヤおよび把持ワイヤの巻取手段
    にそれぞれ重量センサを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の単結晶引上装置。
  4. 【請求項4】 複数組のガイドパイプをそれぞれ独立に
    上下動可能としたことを特徴とする請求項1記載の単結
    晶引上装置。
  5. 【請求項5】 CZ法による半導体単結晶の製造におい
    て、単結晶の肩部上端にくびれ部を形成し、前記くびれ
    部に把持ワイヤのU字状または輪状に湾曲部を掛止した
    後、把持ワイヤを巻き取ることにより単結晶を把持する
    ことを特徴とする単結晶引上方法。
  6. 【請求項6】 引上ワイヤの巻き取りと把持ワイヤの巻
    き取りとをそれぞれ独立に制御することを特徴とする請
    求項5記載の単結晶引上方法。
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