JPH101201A - 廃棄書類保管箱 - Google Patents
廃棄書類保管箱Info
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- JPH101201A JPH101201A JP15429896A JP15429896A JPH101201A JP H101201 A JPH101201 A JP H101201A JP 15429896 A JP15429896 A JP 15429896A JP 15429896 A JP15429896 A JP 15429896A JP H101201 A JPH101201 A JP H101201A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の廃棄書類保管箱は、投入口より手を入
れれば直ちに保管箱から廃棄書類を取出せ、また転倒に
よっても書類が排出される状態にある。 【解決手段】 保管箱本体部1と、本体部1の上部開口
に取付けられた蓋部2と、蓋部2の正面に開口された投
入口に揺動可能に配置されて、前記投入口を閉じる投入
口扉8と、蓋部2の内部にあって、常時本体部1の内部
に通ずる投入通路となるガイドフレーム20の端部を閉
鎖し、かつ投入口扉8の開扉動作に連繋する第一、第二
のリンク板25、26を介して蓋部2内の投入通路を開
く内扉22とを備えた。
れれば直ちに保管箱から廃棄書類を取出せ、また転倒に
よっても書類が排出される状態にある。 【解決手段】 保管箱本体部1と、本体部1の上部開口
に取付けられた蓋部2と、蓋部2の正面に開口された投
入口に揺動可能に配置されて、前記投入口を閉じる投入
口扉8と、蓋部2の内部にあって、常時本体部1の内部
に通ずる投入通路となるガイドフレーム20の端部を閉
鎖し、かつ投入口扉8の開扉動作に連繋する第一、第二
のリンク板25、26を介して蓋部2内の投入通路を開
く内扉22とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄書類保管箱に
関し、特に、廃棄書類などの用紙類を機密保持状態に保
管するための保管箱に関するものである。
関し、特に、廃棄書類などの用紙類を機密保持状態に保
管するための保管箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスなどの廃棄書類のうち、機密保
持の必要な文書、図面などの重要書類の廃棄方法として
は、従来、一般的に、シュレッダーにかけたり、焼却処
分などすることによって、外部への漏洩を防止すること
が行われている。しかし、シュレッダーによる廃棄処理
は、一度に多数枚の書類を破断することができず、予め
用紙を止めているステップル等をはずす必要があるた
め、手間や時間がかかり、また容積の増した大量のゴミ
を生成する。
持の必要な文書、図面などの重要書類の廃棄方法として
は、従来、一般的に、シュレッダーにかけたり、焼却処
分などすることによって、外部への漏洩を防止すること
が行われている。しかし、シュレッダーによる廃棄処理
は、一度に多数枚の書類を破断することができず、予め
用紙を止めているステップル等をはずす必要があるた
め、手間や時間がかかり、また容積の増した大量のゴミ
を生成する。
【0003】他方、焼却処分する場合には、焼却設備が
必要であり、しかも焼却した場合には資源の再生利用の
観点からは、非常に無駄なことになる。そこで、特に、
この種の廃棄書類を多量に排出するオフィスでは、書類
回収業者との機密保持契約を結ぶことにより、回収業者
は当該契約ユーザに廃棄書類保管箱を設置しておき、ユ
ーザは、この保管箱に機密書類を投入し、また回収業者
側は、この保管箱ごと廃棄書類を定期的に回収し、機密
保持した状態で再生処理をすることが行われている。
必要であり、しかも焼却した場合には資源の再生利用の
観点からは、非常に無駄なことになる。そこで、特に、
この種の廃棄書類を多量に排出するオフィスでは、書類
回収業者との機密保持契約を結ぶことにより、回収業者
は当該契約ユーザに廃棄書類保管箱を設置しておき、ユ
ーザは、この保管箱に機密書類を投入し、また回収業者
側は、この保管箱ごと廃棄書類を定期的に回収し、機密
保持した状態で再生処理をすることが行われている。
【0004】この保管箱は、一目でそれと分るよう、他
のダストボックスとは、区別された場所に設置され、ユ
ーザ側の管理者の管理下におかれ、一度この保管箱に収
納した書類は容易には回収することができず、また回収
業者側でも回収から、搬送、処分までの間厳重な管理下
におくなどの取決めがなされている。しかしながら、現
実的に、この種の保管箱の機密性保持の点に関しては、
以下に説明する問題があった。
のダストボックスとは、区別された場所に設置され、ユ
ーザ側の管理者の管理下におかれ、一度この保管箱に収
納した書類は容易には回収することができず、また回収
業者側でも回収から、搬送、処分までの間厳重な管理下
におくなどの取決めがなされている。しかしながら、現
実的に、この種の保管箱の機密性保持の点に関しては、
以下に説明する問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ユーザ側に
おいては、前記取決めのごとき厳密な管理を日常行って
いるわけではなく、投入口より手を入れれば直ちに保管
箱から廃棄書類を取出せる状態にあり、また、転倒によ
っても書類が排出される状態にある。なお、このような
状態では、廃棄書類と間違えて投入した場合の回収は、
直ちに行えるものの、第三者がこの種の書類を入手でき
る状態になっているため問題となる。
おいては、前記取決めのごとき厳密な管理を日常行って
いるわけではなく、投入口より手を入れれば直ちに保管
箱から廃棄書類を取出せる状態にあり、また、転倒によ
っても書類が排出される状態にある。なお、このような
状態では、廃棄書類と間違えて投入した場合の回収は、
直ちに行えるものの、第三者がこの種の書類を入手でき
る状態になっているため問題となる。
【0006】また、廃棄業者側にあっても、回収、搬送
途中において絶対的な安全性を確保できるわけでなく、
搬送中に何らかの事故が起きた場合には、搬送トラック
の荷台より書類が散乱するおそれがある。この発明は、
以上の問題を解決するものであり、書類は保管箱内部に
投入できるが、投入口より手を差込んだり、転倒による
中の書類の排出を未然に防止でき、また、廃棄書類と間
違えて書類を投入した場合には、管理者を通じてのみ、
内部を開けて回収できるようにした廃棄書類保管箱を提
供することを目的としている。
途中において絶対的な安全性を確保できるわけでなく、
搬送中に何らかの事故が起きた場合には、搬送トラック
の荷台より書類が散乱するおそれがある。この発明は、
以上の問題を解決するものであり、書類は保管箱内部に
投入できるが、投入口より手を差込んだり、転倒による
中の書類の排出を未然に防止でき、また、廃棄書類と間
違えて書類を投入した場合には、管理者を通じてのみ、
内部を開けて回収できるようにした廃棄書類保管箱を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のうち、請求項1記載の発明は、保管箱本体
部と、前記保管箱本体部の上部開口に取付けられた蓋部
と、前記蓋部の正面に開口された投入口に揺動可能に配
置されて、前記投入口を閉じる投入口扉と、前記蓋部内
部にあって、常時前記保管箱本体部内部に通ずる投入通
路を閉鎖し、かつ前記投入口扉の開扉動作に連繋するリ
ンク機構を介して前記蓋部内の投入通路を開く内扉とを
備えたことを特徴としている。この構成によれば、二重
の扉を通じて廃棄書類を保管箱本体部内に投入でき、手
を保管箱本体部内に差込もうとしても狭隘な投入通路に
妨げられるため、防盗性を確保できる。また、請求項2
記載の発明では、前記保管箱本体部の所定傾動時に前記
内扉のリンク機構による連繋を解除し、前記内扉を閉扉
状態に保持するロック機構を備えたことによって、保管
箱を傾けたり、転倒させても内扉は閉ったままであり、
中の書類を取出すことができないものとなる。さらに、
請求項3記載の発明では、前記蓋部は、前記保管箱本体
部に開閉可能に連結されているとともに、施錠部を介し
て常時閉蓋状態に保持されているので、管理者は、この
施錠用の鍵のみを管理しておけば、安全性が保てる上
に、誤って書類を投入したとしても、管理者立会いの
も、該当の書類を確認した上で元の担当者のみに返却す
ることができる。さらにまた、請求項4記載の発明で
は、前記保管箱本体部の底板面には、排出用扉が開閉可
能に設けられ、かつ施錠機構を介して前記底板面に結合
しているので、回収業者側は、排出用扉を開けるだけ
で、廃棄書類を自重により落下排出できるため、回収作
業を簡素化できる。また、請求項5記載の発明では、前
記蓋部及び排出用扉の施錠機構は、同一の鍵により施
錠、開錠されるとともに、前記保管箱本体部の背面適宜
位置には、前記鍵を投入するためのスリットを開口した
扉により開閉される鍵収納部を形成し、かつ前記鍵収納
扉には別の鍵により施錠、開錠される施錠機構を設けて
いるので、ユーザ側が回収業者に保管箱を引渡す際に、
この鍵を鍵収納部に投入しておけば、回収業者側では鍵
収納扉を別の鍵で開けて、該当する鍵を取出し、その後
底板面を開けて中の書類を排出できるので、輸送途中で
の改竄、鍵の紛失事故なども未然に防止できる。
め、本発明のうち、請求項1記載の発明は、保管箱本体
部と、前記保管箱本体部の上部開口に取付けられた蓋部
と、前記蓋部の正面に開口された投入口に揺動可能に配
置されて、前記投入口を閉じる投入口扉と、前記蓋部内
部にあって、常時前記保管箱本体部内部に通ずる投入通
路を閉鎖し、かつ前記投入口扉の開扉動作に連繋するリ
ンク機構を介して前記蓋部内の投入通路を開く内扉とを
備えたことを特徴としている。この構成によれば、二重
の扉を通じて廃棄書類を保管箱本体部内に投入でき、手
を保管箱本体部内に差込もうとしても狭隘な投入通路に
妨げられるため、防盗性を確保できる。また、請求項2
記載の発明では、前記保管箱本体部の所定傾動時に前記
内扉のリンク機構による連繋を解除し、前記内扉を閉扉
状態に保持するロック機構を備えたことによって、保管
箱を傾けたり、転倒させても内扉は閉ったままであり、
中の書類を取出すことができないものとなる。さらに、
請求項3記載の発明では、前記蓋部は、前記保管箱本体
部に開閉可能に連結されているとともに、施錠部を介し
て常時閉蓋状態に保持されているので、管理者は、この
施錠用の鍵のみを管理しておけば、安全性が保てる上
に、誤って書類を投入したとしても、管理者立会いの
も、該当の書類を確認した上で元の担当者のみに返却す
ることができる。さらにまた、請求項4記載の発明で
は、前記保管箱本体部の底板面には、排出用扉が開閉可
能に設けられ、かつ施錠機構を介して前記底板面に結合
しているので、回収業者側は、排出用扉を開けるだけ
で、廃棄書類を自重により落下排出できるため、回収作
業を簡素化できる。また、請求項5記載の発明では、前
記蓋部及び排出用扉の施錠機構は、同一の鍵により施
錠、開錠されるとともに、前記保管箱本体部の背面適宜
位置には、前記鍵を投入するためのスリットを開口した
扉により開閉される鍵収納部を形成し、かつ前記鍵収納
扉には別の鍵により施錠、開錠される施錠機構を設けて
いるので、ユーザ側が回収業者に保管箱を引渡す際に、
この鍵を鍵収納部に投入しておけば、回収業者側では鍵
収納扉を別の鍵で開けて、該当する鍵を取出し、その後
底板面を開けて中の書類を排出できるので、輸送途中で
の改竄、鍵の紛失事故なども未然に防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は
本発明にかかる廃棄書類保管箱の全体構成を示すもので
あり、縦長立方体形状に形成された保管箱本体部1と、
本体部1の上部開口面を開閉可能に閉蓋する蓋部2とか
ら概略構成されている。
態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は
本発明にかかる廃棄書類保管箱の全体構成を示すもので
あり、縦長立方体形状に形成された保管箱本体部1と、
本体部1の上部開口面を開閉可能に閉蓋する蓋部2とか
ら概略構成されている。
【0009】本体部1は、鋼板などの堅牢な部材から構
成され、その底板部の四隅にキャスタ3を配置してお
り、周囲下部及び中間部に保護及び持運び用把手兼用の
枠部4を一体に設けている。また、底面には排出用扉5
を開閉可能に設け、錠により施錠開錠されるハンドル6
の操作により、図中想像線に示すごとく開扉できるよう
にしている。さらに本体部1の背面適宜位置には鍵収納
部が設けられ、この開口面を鍵収納扉7により開閉可能
に閉鎖している。
成され、その底板部の四隅にキャスタ3を配置してお
り、周囲下部及び中間部に保護及び持運び用把手兼用の
枠部4を一体に設けている。また、底面には排出用扉5
を開閉可能に設け、錠により施錠開錠されるハンドル6
の操作により、図中想像線に示すごとく開扉できるよう
にしている。さらに本体部1の背面適宜位置には鍵収納
部が設けられ、この開口面を鍵収納扉7により開閉可能
に閉鎖している。
【0010】蓋部2は、その後端をヒンジを介して本体
部1に開閉可能に連結しており、その正面中央に横長状
の投入口を開口し、開口面を投入口扉8で閉鎖してい
る。また、この蓋部2は本体正面中央上端に設けた鍵穴
9に連繋する施錠機構により、常時閉蓋状態にロックさ
れ、必要に応じて図中想像線で示すごとく、回動させて
本体部上部開口面を開口させ、内部に投入した廃棄書類
を取出すようにできるほか、蓋部2の正面内側にも後述
するラッチ及びその解除のための機構が組込まれてい
る。
部1に開閉可能に連結しており、その正面中央に横長状
の投入口を開口し、開口面を投入口扉8で閉鎖してい
る。また、この蓋部2は本体正面中央上端に設けた鍵穴
9に連繋する施錠機構により、常時閉蓋状態にロックさ
れ、必要に応じて図中想像線で示すごとく、回動させて
本体部上部開口面を開口させ、内部に投入した廃棄書類
を取出すようにできるほか、蓋部2の正面内側にも後述
するラッチ及びその解除のための機構が組込まれてい
る。
【0011】さらにこの蓋部2は、図2に詳細に示すよ
うに、前部開口面に前記投入口扉8を揺動可能に配置す
るとともに、これと連動する内扉開閉機構を組込み、後
部に一対のヒンジアーム12を固定したトップカバー1
0と、トップカバー10の下部前部側に固定され、前述
のラッチ14を組込んだ前部ボトムカバー15と、後部
ボトムカバー16とから構成されている。
うに、前部開口面に前記投入口扉8を揺動可能に配置す
るとともに、これと連動する内扉開閉機構を組込み、後
部に一対のヒンジアーム12を固定したトップカバー1
0と、トップカバー10の下部前部側に固定され、前述
のラッチ14を組込んだ前部ボトムカバー15と、後部
ボトムカバー16とから構成されている。
【0012】内扉開閉機構は、図3ないし6に示すよう
に、トップカバー10の内側両側部にこれの形状に沿っ
て固定配置され、前部側に前記投入口扉8の上部両側を
軸17を介して揺動可能に軸受した左右一対のサイドフ
レーム18と、両サイドフレーム18の上部に連結した
上部フレーム19と、両サイドフレーム18の下部に連
結されて、先端を投入口扉18の下部側に連通し、後端
を前記本体部1の上面開口に連通させた投入通路を構成
するガイドフレーム20と、サイドフレーム18の後部
外側に両側部を配置され、かつ上部をサイドフレーム1
8上に軸21を介して揺動可能に支持され、前記ガイド
フレーム20の後端開口を開閉可能に覆う内扉22と、
上部フレーム19に固定したブラケット23に一端を連
結され、他端を前記内扉22に連結して、内扉22を常
時閉止位置に付勢する引張りコイルバネ24とを備えて
いる。
に、トップカバー10の内側両側部にこれの形状に沿っ
て固定配置され、前部側に前記投入口扉8の上部両側を
軸17を介して揺動可能に軸受した左右一対のサイドフ
レーム18と、両サイドフレーム18の上部に連結した
上部フレーム19と、両サイドフレーム18の下部に連
結されて、先端を投入口扉18の下部側に連通し、後端
を前記本体部1の上面開口に連通させた投入通路を構成
するガイドフレーム20と、サイドフレーム18の後部
外側に両側部を配置され、かつ上部をサイドフレーム1
8上に軸21を介して揺動可能に支持され、前記ガイド
フレーム20の後端開口を開閉可能に覆う内扉22と、
上部フレーム19に固定したブラケット23に一端を連
結され、他端を前記内扉22に連結して、内扉22を常
時閉止位置に付勢する引張りコイルバネ24とを備えて
いる。
【0013】なお、ガイドフレーム20と、上部フレー
ム19との上下隙間間隔は、掌等と比べて極めて狭隘な
間隔となっており、所定厚みまでの書類は、差込むこと
ができるが、手を差込むことができないような間隔に設
定されているとともに、仮に、手が差し込めたとして
も、内扉22は、バネ圧に抗して回動させなければ開か
ないので、現実的には、このような手段で内扉22を開
放することはできない。
ム19との上下隙間間隔は、掌等と比べて極めて狭隘な
間隔となっており、所定厚みまでの書類は、差込むこと
ができるが、手を差込むことができないような間隔に設
定されているとともに、仮に、手が差し込めたとして
も、内扉22は、バネ圧に抗して回動させなければ開か
ないので、現実的には、このような手段で内扉22を開
放することはできない。
【0014】そして、一方のサイドフレーム18の外側
において、投入口扉18の軸17は、第一、第二のリン
ク板25、26を介して前記内扉22に連繋し、図3に
各矢印に示すように、書類を投入口扉8に押込んで矢印
のごとく扉8を内側に回動させると、軸17が矢印
のごとく回動して、矢印のごとく第二のリンク板26
を移動させる。
において、投入口扉18の軸17は、第一、第二のリン
ク板25、26を介して前記内扉22に連繋し、図3に
各矢印に示すように、書類を投入口扉8に押込んで矢印
のごとく扉8を内側に回動させると、軸17が矢印
のごとく回動して、矢印のごとく第二のリンク板26
を移動させる。
【0015】この結果、内扉22は、バネ圧に抗して軸
21を中心に矢印のごとく回動し、これに伴って内扉
22の下部閉鎖面は、矢印のごとく、ガイドフレーム
20の後端を開口し、これにより書類は、矢印に示す
ごとく本体部1に向けて落下投入されることになる。第
二のリンク板26の一端側は第一のリンク板25に軸2
7を介して連結しているが、他端側は、サイドフレーム
18の後部に揺動可能に支持された重錘28に連動する
一種の対震ないしは傾斜遮断機構からなるロック機構を
介して前記内扉22側に連結している。
21を中心に矢印のごとく回動し、これに伴って内扉
22の下部閉鎖面は、矢印のごとく、ガイドフレーム
20の後端を開口し、これにより書類は、矢印に示す
ごとく本体部1に向けて落下投入されることになる。第
二のリンク板26の一端側は第一のリンク板25に軸2
7を介して連結しているが、他端側は、サイドフレーム
18の後部に揺動可能に支持された重錘28に連動する
一種の対震ないしは傾斜遮断機構からなるロック機構を
介して前記内扉22側に連結している。
【0016】このロック機構の主要部材である重錘28
は、両サイドフレーム18の後部に立設されたブラケッ
ト29に軸30を介して揺動可能に軸受された一対の扇
形揺動フレーム31と、両揺動フレーム31間の下部に
配置されたバランスウエイト32とを備えている。そし
て、一方の揺動フレーム31には、窪み31aが外側に
向けて突出形成され、この窪み31aには、ボール33
が係合している。
は、両サイドフレーム18の後部に立設されたブラケッ
ト29に軸30を介して揺動可能に軸受された一対の扇
形揺動フレーム31と、両揺動フレーム31間の下部に
配置されたバランスウエイト32とを備えている。そし
て、一方の揺動フレーム31には、窪み31aが外側に
向けて突出形成され、この窪み31aには、ボール33
が係合している。
【0017】ボール33は、軸34を中心に水平揺動可
能な支持フレーム35の一端側垂直壁に回転可能に支持
されて、前記窪み31aに係合するものであって、支持
フレーム35の他端は、前記第二のリンク板26に結合
したロッドアクチュエータ36に当接し、このアクチュ
エータ36の付勢圧力によって常時ボール33を窪み3
1a側に押付けている。
能な支持フレーム35の一端側垂直壁に回転可能に支持
されて、前記窪み31aに係合するものであって、支持
フレーム35の他端は、前記第二のリンク板26に結合
したロッドアクチュエータ36に当接し、このアクチュ
エータ36の付勢圧力によって常時ボール33を窪み3
1a側に押付けている。
【0018】ロッドアクチュエータ36は、図4の一部
に拡大して示すように、サイドフレーム18の内側に溶
接などによって固定されたスリーブ37と、スリーブ3
7の前後を貫通して挿通され、その先端を支持フレーム
35の垂直壁部に当接し、後端を前記第二のリンク板2
6に挿通したロッド38と、スリーブ37とロッド38
間に介挿され、ロッド38の先端を常時支持フレーム3
5の垂直壁部に突出付勢する圧縮コイルバネ39とを備
えている。
に拡大して示すように、サイドフレーム18の内側に溶
接などによって固定されたスリーブ37と、スリーブ3
7の前後を貫通して挿通され、その先端を支持フレーム
35の垂直壁部に当接し、後端を前記第二のリンク板2
6に挿通したロッド38と、スリーブ37とロッド38
間に介挿され、ロッド38の先端を常時支持フレーム3
5の垂直壁部に突出付勢する圧縮コイルバネ39とを備
えている。
【0019】ロッド38の後端は、大径部38aとなっ
ており、その先端に所定のテーパを設けて小径部38b
に連続する形状となっている。一方、前記第二のリンク
板26の端部は、この大径部38aの外径にほぼ等しい
大径の挿通孔26aが形成され、通常状態では、この挿
通孔26aに大径部38aを嵌合しているとともに、こ
の挿通孔26aから連続して長手方向に延びる、前記小
径部38bの外径とほぼ等しい幅の長孔26bが形成さ
れている。また、ロッド38の大径部38aの外方側に
は、ロック金具80が配置されている。
ており、その先端に所定のテーパを設けて小径部38b
に連続する形状となっている。一方、前記第二のリンク
板26の端部は、この大径部38aの外径にほぼ等しい
大径の挿通孔26aが形成され、通常状態では、この挿
通孔26aに大径部38aを嵌合しているとともに、こ
の挿通孔26aから連続して長手方向に延びる、前記小
径部38bの外径とほぼ等しい幅の長孔26bが形成さ
れている。また、ロッド38の大径部38aの外方側に
は、ロック金具80が配置されている。
【0020】このロック金具80には、大径部38aの
嵌合可能な透孔80aが、大径部38aと対向するよう
に設けられている。このロック金具80は、保管箱を傾
斜させたときに、ロッド38が、図4に仮想線で示すよ
うに突出した際に、ロッド38の大径部38aが透孔8
0a内に嵌合して、軸21を支点とする内扉22の回動
を完全に停止させるために設けられている。
嵌合可能な透孔80aが、大径部38aと対向するよう
に設けられている。このロック金具80は、保管箱を傾
斜させたときに、ロッド38が、図4に仮想線で示すよ
うに突出した際に、ロッド38の大径部38aが透孔8
0a内に嵌合して、軸21を支点とする内扉22の回動
を完全に停止させるために設けられている。
【0021】このようなロック金具80を設けると、万
一、ガイドフレーム20上に手が差し込めたとしても、
内扉22の回動が全く行えないので、より一層機密書類
の保管が確実に行える。以上の構成において、通常状
態、すなわち保管箱が鉛直に設置されている場合には、
図4、5に示すごとく、ボール33が窪み31aに係合
し、ロッド38の大径部38aが挿通孔26aに嵌合
し、二重扉の連繋開扉動作が可能な状態に保たれる。
一、ガイドフレーム20上に手が差し込めたとしても、
内扉22の回動が全く行えないので、より一層機密書類
の保管が確実に行える。以上の構成において、通常状
態、すなわち保管箱が鉛直に設置されている場合には、
図4、5に示すごとく、ボール33が窪み31aに係合
し、ロッド38の大径部38aが挿通孔26aに嵌合
し、二重扉の連繋開扉動作が可能な状態に保たれる。
【0022】この状態から、保管箱を前後方向に所定角
度傾ける、あるいは転倒させると、重錘28のバランス
ウエイト32が鉛直を保持するために相対的に傾こうと
する。この回転モーメントが前記バネ39のバネ圧より
も大きくなった傾斜角度で、図6に矢印に示すように
重錘28は旋回し、ボール33は窪み31aから外さ
れ、軸34を介して支持フレーム35が矢印に示すご
とく揺動し、矢印に示すように、ロッド38を後退方
向に突出させる結果、ロッド38の大径部38aは挿通
孔26aよりはずれ、小径部38bが挿通孔26a内に
突出する。
度傾ける、あるいは転倒させると、重錘28のバランス
ウエイト32が鉛直を保持するために相対的に傾こうと
する。この回転モーメントが前記バネ39のバネ圧より
も大きくなった傾斜角度で、図6に矢印に示すように
重錘28は旋回し、ボール33は窪み31aから外さ
れ、軸34を介して支持フレーム35が矢印に示すご
とく揺動し、矢印に示すように、ロッド38を後退方
向に突出させる結果、ロッド38の大径部38aは挿通
孔26aよりはずれ、小径部38bが挿通孔26a内に
突出する。
【0023】従って、傾けた状態で投入口扉8を矢印
に示すように内側に回動させると、第一のリンク板25
及び第二のリンク板26は連動して矢印,に示すよ
うに、前記と同様な動作を行うが、それ以降は、ロッド
38の小径部38bが長孔26bに沿って相対的に動く
のみで、内扉は22は閉止状態に保たれたままとなり、
傾けることにより中の書類の押圧力を作用させても書類
を取出すことは、不可能になる。なお、図6において
は、説明の簡素化のために図の詳細が他の図とやや異な
っているが、動作原理は同じである。
に示すように内側に回動させると、第一のリンク板25
及び第二のリンク板26は連動して矢印,に示すよ
うに、前記と同様な動作を行うが、それ以降は、ロッド
38の小径部38bが長孔26bに沿って相対的に動く
のみで、内扉は22は閉止状態に保たれたままとなり、
傾けることにより中の書類の押圧力を作用させても書類
を取出すことは、不可能になる。なお、図6において
は、説明の簡素化のために図の詳細が他の図とやや異な
っているが、動作原理は同じである。
【0024】また、以上の傾き状態から元の鉛直状態に
復帰させると、重錘28も正常復帰し、再び図4、5に
示すごとくボール33は窪み31a内に係合すると同時
に、ロッド38の大径部38aも挿通孔26a内に嵌合
し、再び二重扉の連係動作が可能となる。次に、ラッチ
機構を図7、8を用いて説明する。図において、ラッチ
14は、蓋部2の前面下部に左右一対設けられ、その先
端に閂14aを突出配置し、前記本体部1の上縁内側に
形成された閂孔(図略)に対して出没可能となってい
る。
復帰させると、重錘28も正常復帰し、再び図4、5に
示すごとくボール33は窪み31a内に係合すると同時
に、ロッド38の大径部38aも挿通孔26a内に嵌合
し、再び二重扉の連係動作が可能となる。次に、ラッチ
機構を図7、8を用いて説明する。図において、ラッチ
14は、蓋部2の前面下部に左右一対設けられ、その先
端に閂14aを突出配置し、前記本体部1の上縁内側に
形成された閂孔(図略)に対して出没可能となってい
る。
【0025】これらラッチ14は、トップカバー10の
前面パネル10aの上部側であって、投入口扉8の直上
に設けられたラッチ解除ボタン40にそれぞれ、リモー
トワイヤ41を介して連繋し、これのボタン操作により
施錠、開錠を行えるようにしている。さらに前部ボトム
カバ15の中央には、下部側に延び、前記本体部1の鍵
穴9に連続する図示しない施錠部に掛け止めされるスト
ライカ42が配置されている。
前面パネル10aの上部側であって、投入口扉8の直上
に設けられたラッチ解除ボタン40にそれぞれ、リモー
トワイヤ41を介して連繋し、これのボタン操作により
施錠、開錠を行えるようにしている。さらに前部ボトム
カバ15の中央には、下部側に延び、前記本体部1の鍵
穴9に連続する図示しない施錠部に掛け止めされるスト
ライカ42が配置されている。
【0026】従って、例えば管理者が鍵を管理しておく
取決めとしておけば、誤って保管箱内部に書類を投入し
た場合には、投入した本人が管理者に申請をすることに
よって、管理者は、その鍵により蓋部を開錠し、ボタン
40を操作することで開錠がなされ、ヒンジアーム12
を介して蓋部2全体を後傾させ(図1の側面図参照)本
体部1の上面開口を通じて中の書類を取出すことができ
る。この作業は管理者立会いと確認の元で行うことがで
きるため、書類を不当に第三者の取得させることなく、
書類の回収作業を行うことができる。
取決めとしておけば、誤って保管箱内部に書類を投入し
た場合には、投入した本人が管理者に申請をすることに
よって、管理者は、その鍵により蓋部を開錠し、ボタン
40を操作することで開錠がなされ、ヒンジアーム12
を介して蓋部2全体を後傾させ(図1の側面図参照)本
体部1の上面開口を通じて中の書類を取出すことができ
る。この作業は管理者立会いと確認の元で行うことがで
きるため、書類を不当に第三者の取得させることなく、
書類の回収作業を行うことができる。
【0027】次に、回収業者側での書類排出操作につい
て、図9を用いて説明する。回収業者側の問題点として
は、回収され、重量が極端に重くなった保管箱から如何
に効率よくしかも安全に書類束を排出するかが問題であ
る。それ故この例では、前記キャスタ3を走行ガイドす
る一対のガイドレール50をある程度の高さ位置に配置
し、ハンドル6に設けられた鍵穴51より鍵を差込んで
回すことで、施錠状態にある排出用扉5を開錠し、その
上でハンドル6を回動操作することで、ラッチを掛け外
して扉5を図示のごとく下部側に回動させ、後は自重に
より一度に書類を下部ストック位置に落下排出するよう
にしている。
て、図9を用いて説明する。回収業者側の問題点として
は、回収され、重量が極端に重くなった保管箱から如何
に効率よくしかも安全に書類束を排出するかが問題であ
る。それ故この例では、前記キャスタ3を走行ガイドす
る一対のガイドレール50をある程度の高さ位置に配置
し、ハンドル6に設けられた鍵穴51より鍵を差込んで
回すことで、施錠状態にある排出用扉5を開錠し、その
上でハンドル6を回動操作することで、ラッチを掛け外
して扉5を図示のごとく下部側に回動させ、後は自重に
より一度に書類を下部ストック位置に落下排出するよう
にしている。
【0028】このように、開錠操作とラッチ掛け外し操
作を別個としたのは、開錠と同時に扉5が開くことによ
る思わぬ事故を防ぎ、しかも解放時の衝撃を未然に防止
するためである。なお、ガイドレール50上を走行させ
るのみでなく、クレーン、ホイトスなどにより全体をつ
り上げた状態で排出作業を行うこともできる。また、前
記鍵穴51に差込まれる鍵はユーザ管理者側の使用する
鍵と同一の鍵であることが望ましい。なぜならば、管理
者側でも下を開けて取出すことがあるからであり、また
回収業者側でも蓋部2を開けて書類を取出すこともある
からである。
作を別個としたのは、開錠と同時に扉5が開くことによ
る思わぬ事故を防ぎ、しかも解放時の衝撃を未然に防止
するためである。なお、ガイドレール50上を走行させ
るのみでなく、クレーン、ホイトスなどにより全体をつ
り上げた状態で排出作業を行うこともできる。また、前
記鍵穴51に差込まれる鍵はユーザ管理者側の使用する
鍵と同一の鍵であることが望ましい。なぜならば、管理
者側でも下を開けて取出すことがあるからであり、また
回収業者側でも蓋部2を開けて書類を取出すこともある
からである。
【0029】このような場合には、合鍵を用意しておく
必要があるが、鍵の種類は多数あるため、回収の都度そ
の鍵を授受すれば良いが、配送途中でその鍵を使って改
竄のおそれや、不用意な場所におくことによる鍵の紛失
事故も生じかねない。そこで、前述の鍵収納部に鍵を入
れることによって、以上のような不具合を生ずるおそれ
がなく、鍵の授受を安全確実に行うことができる。
必要があるが、鍵の種類は多数あるため、回収の都度そ
の鍵を授受すれば良いが、配送途中でその鍵を使って改
竄のおそれや、不用意な場所におくことによる鍵の紛失
事故も生じかねない。そこで、前述の鍵収納部に鍵を入
れることによって、以上のような不具合を生ずるおそれ
がなく、鍵の授受を安全確実に行うことができる。
【0030】図10は、その詳細構造を示している。図
において、鍵収納部60は、本体部1の背面パネル1a
に打抜かれた開口の内側に周囲を溶接などにより固定さ
れたもので、その一側部側にヒンジ61を介して前記鍵
収納扉7が開閉可能に配置されている。鍵収納扉7の上
部側には略十字形をなして鍵投入スリット62が切欠形
成され、扉7が閉じている場合でもこのスリット62を
通じて鍵収納部60ないに鍵を投入できる。
において、鍵収納部60は、本体部1の背面パネル1a
に打抜かれた開口の内側に周囲を溶接などにより固定さ
れたもので、その一側部側にヒンジ61を介して前記鍵
収納扉7が開閉可能に配置されている。鍵収納扉7の上
部側には略十字形をなして鍵投入スリット62が切欠形
成され、扉7が閉じている場合でもこのスリット62を
通じて鍵収納部60ないに鍵を投入できる。
【0031】さらに下部側には、二段配列で多数のスリ
ット63が切欠形成され、このスリット63を通じて鍵
の収納の有無を確認できるようにしている。さらに、鍵
収納扉7の開閉端側には、施錠部64が設けられ、前記
鍵とは別の鍵により内側の閂65を収納部60側に施
錠、開錠できるようにしている。従って、以上の構造と
することで、ユーザ側管理者は回収業者に保管箱を回収
させる際には、鍵投入スリット63を通じて鍵収納部6
0に収納すれば、回収業者側では、施錠部64を回収業
者側に保管されている鍵を使って開け、該当する鍵を取
出すことができ、この取出した鍵を使用して前記の如き
書類排出作業を行えることになる。
ット63が切欠形成され、このスリット63を通じて鍵
の収納の有無を確認できるようにしている。さらに、鍵
収納扉7の開閉端側には、施錠部64が設けられ、前記
鍵とは別の鍵により内側の閂65を収納部60側に施
錠、開錠できるようにしている。従って、以上の構造と
することで、ユーザ側管理者は回収業者に保管箱を回収
させる際には、鍵投入スリット63を通じて鍵収納部6
0に収納すれば、回収業者側では、施錠部64を回収業
者側に保管されている鍵を使って開け、該当する鍵を取
出すことができ、この取出した鍵を使用して前記の如き
書類排出作業を行えることになる。
【0032】なお、上記実施例では、ロック機構の一対
の揺動フレーム31が、保管箱本体部1の一辺に対し
て、略平行になるように設置した場合を例示したが、本
発明の実施は、これに限定されることはなく、例えば、
図4に仮想線で示すように、本体部1の一辺に対して、
揺動フレーム31が所定の角度で傾斜するように配置し
てもよい。
の揺動フレーム31が、保管箱本体部1の一辺に対し
て、略平行になるように設置した場合を例示したが、本
発明の実施は、これに限定されることはなく、例えば、
図4に仮想線で示すように、本体部1の一辺に対して、
揺動フレーム31が所定の角度で傾斜するように配置し
てもよい。
【0033】この場合、一方の揺動フレーム31と他方
の揺動フレーム31の傾斜角度を、例えば、保管箱本体
1に対して45°ずつ異なった方向に設置して、相互に
異ならせることもできる。一対の揺動フレーム31が、
実施例で示しているように、同一方向で、かつ、本体1
に対して平行に配置した場合には、図4において、揺動
フレーム31の面方向と一致する方向に保管箱本体部1
を倒した場合に、ロック機構が作動しない場合がある
が、揺動フレーム31をこのような傾斜状態に配置する
と、保管箱本体部1をどうような方向に倒しても、確実
にロック機構を作動させることができる。
の揺動フレーム31の傾斜角度を、例えば、保管箱本体
1に対して45°ずつ異なった方向に設置して、相互に
異ならせることもできる。一対の揺動フレーム31が、
実施例で示しているように、同一方向で、かつ、本体1
に対して平行に配置した場合には、図4において、揺動
フレーム31の面方向と一致する方向に保管箱本体部1
を倒した場合に、ロック機構が作動しない場合がある
が、揺動フレーム31をこのような傾斜状態に配置する
と、保管箱本体部1をどうような方向に倒しても、確実
にロック機構を作動させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
かかる廃棄書類保管箱によれば、二重の扉を通じて廃棄
書類を本体部内に投入でき、手を本体部内に差込もうと
しても狭隘な投入通路に妨げられるため、防盗性を確保
できる。また、請求項2記載の発明によれば、保管箱を
傾けたり、転倒させても内扉は閉ったままであり、中の
書類を取出すことができないものとなる。
かかる廃棄書類保管箱によれば、二重の扉を通じて廃棄
書類を本体部内に投入でき、手を本体部内に差込もうと
しても狭隘な投入通路に妨げられるため、防盗性を確保
できる。また、請求項2記載の発明によれば、保管箱を
傾けたり、転倒させても内扉は閉ったままであり、中の
書類を取出すことができないものとなる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、管理者は施
錠用の鍵のみを管理しておけば、安全性が保てる上に、
誤って書類を投入したとしても、管理者立会いのも、該
当の書類を確認した上で元の担当者のみに返却すること
ができる。請求項4記載の発明によれば、回収業者側は
排出用扉を開けるだけで、廃棄書類を自重により落下排
出できるため、回収作業を簡素化できる。
錠用の鍵のみを管理しておけば、安全性が保てる上に、
誤って書類を投入したとしても、管理者立会いのも、該
当の書類を確認した上で元の担当者のみに返却すること
ができる。請求項4記載の発明によれば、回収業者側は
排出用扉を開けるだけで、廃棄書類を自重により落下排
出できるため、回収作業を簡素化できる。
【0036】請求項5記載の発明によれば、ユーザ側が
回収業者に保管箱を引渡す際に、この鍵を鍵収納部に投
入しておけば、回収業者側では鍵収納扉を別の鍵で開け
て、該当する鍵を取出し、その後底板面を開けて中の書
類を排出できるので、輸送途中での改竄、鍵の紛失事故
なども未然に防止できる。
回収業者に保管箱を引渡す際に、この鍵を鍵収納部に投
入しておけば、回収業者側では鍵収納扉を別の鍵で開け
て、該当する鍵を取出し、その後底板面を開けて中の書
類を排出できるので、輸送途中での改竄、鍵の紛失事故
なども未然に防止できる。
【図1】本発明にかかる廃棄書類保管箱の全体を示す正
面、側面及び背面図である。
面、側面及び背面図である。
【図2】同保管箱における蓋部の側面図である。
【図3】同蓋部の内部構成を示す側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】転倒ロック構造の詳細を示す姿図である。
【図7】蓋部の施錠機構を示す一部切欠平面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】底板の解放状態を示す姿図である。
【図10】鍵収納部の詳細構成を示す姿図である。
1 保管箱本体部 2 蓋部 5 排出用扉 6 ハンドル 7 鍵収納扉 8 投入口扉 14 ラッチ(施錠機構) 20 ガイドフレーム 22 内扉 25 第一のリンク板 26 第二のリンク板 28,33,38 ロック機構(28 重錘、33 ボ
ール 38 ロッドアクチュエータ) 60 鍵収納部
ール 38 ロッドアクチュエータ) 60 鍵収納部
Claims (5)
- 【請求項1】 保管箱本体部と、 前記保管箱本体部の上部開口に取付けられた蓋部と、 前記蓋部の正面に開口された投入口に揺動可能に配置さ
れて、前記投入口を閉じる投入口扉と、 前記蓋部内部にあって、常時前記保管箱本体部内部に通
ずる投入通路を閉鎖し、かつ前記投入口扉の開扉動作に
連繋するリンク機構を介して前記蓋部内の投入通路を開
く内扉とを備えたことを特徴とする廃棄書類保管箱。 - 【請求項2】 前記保管箱本体部の所定傾動時に前記内
扉のリンク機構による連繋を解除し、前記内扉を閉扉状
態に保持するロック機構を備えたことを特徴とする請求
項1記載の廃棄書類保管箱。 - 【請求項3】 前記蓋部は、前記保管箱本体部に開閉可
能に連結されているとともに、施錠部を介して常時閉蓋
状態に保持されていることを特徴とする請求項1または
2記載の廃棄書類保管箱。 - 【請求項4】 前記保管箱本体部の底板面には、排出用
扉が開閉可能に設けられ、かつ施錠機構を介して前記底
板面に結合していることを特徴とする請求項1ないし3
のずれか1項記載の廃棄書類保管箱。 - 【請求項5】 前記蓋部及び排出用扉の施錠機構は、同
一の鍵により施錠、開錠されるとともに、前記保管箱本
体部の背面適宜位置には、前記鍵を投入するためのスリ
ットを開口した扉により開閉される鍵収納部を形成し、
かつ前記鍵収納扉には別の鍵により施錠、開錠される施
錠機構を設けたことを特徴とする請求項4記載の廃棄書
類保管箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15429896A JPH101201A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 廃棄書類保管箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15429896A JPH101201A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 廃棄書類保管箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH101201A true JPH101201A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15581082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15429896A Pending JPH101201A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 廃棄書類保管箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH101201A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4826395A (en) * | 1988-04-08 | 1989-05-02 | Westinghouse Electric Corp. | Turbine inlet flow deflector and sealing system |
JP2012062153A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Kinki Partners Ltd | 機密文書処理システム |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP15429896A patent/JPH101201A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4826395A (en) * | 1988-04-08 | 1989-05-02 | Westinghouse Electric Corp. | Turbine inlet flow deflector and sealing system |
JP2012062153A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Kinki Partners Ltd | 機密文書処理システム |
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