JPH10119685A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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Publication number
JPH10119685A
JPH10119685A JP8281103A JP28110396A JPH10119685A JP H10119685 A JPH10119685 A JP H10119685A JP 8281103 A JP8281103 A JP 8281103A JP 28110396 A JP28110396 A JP 28110396A JP H10119685 A JPH10119685 A JP H10119685A
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JP
Japan
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airbag
cover
base plate
plate
airbag device
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Application number
JP8281103A
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English (en)
Inventor
Michitaka Suzuki
道孝 鈴木
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー体をベースプレートに容易かつ強固に
取り付け、エアバッグ装置の製造コストを低減する。 【解決手段】 ベースプレート11に、エアバッグ15、イ
ンフレータ16、カバー体12を取り付けてエアバッグ装置
1を構成する。カバー体12に、角筒状の取付片部52を形
成する。ベースプレート11に、取付片部52の内側に嵌合
する角筒状の内板部26と、取付片部52の外側に嵌合する
複数の外板部31とを一体に形成する。外板部31同士を連
結部33で一体に連結する。外板部31に形成した係止部41
を折曲し、取付片部52を係止する。エアバッグ15の膨張
展開の際に、外板部31が放射方向に傾斜変形しにくくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張展開するエア
バッグをカバー体で覆ったエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車の運転者を衝突の
衝撃などから保護するために、ステアリングホイールの
ボス部などに備えられたエアバッグ装置が知られてい
る。そして、このエアバッグ装置は、ガスを噴射するイ
ンフレータと、折り畳まれて収納された袋状のエアバッ
グと、このエアバッグを覆うカバー体と、これらインフ
レータ、エアバッグ、およびカバー体などが取り付けら
れたベースプレートとを備えている。そして、このエア
バッグ装置は、車両の衝突を検出すると、すなわち、車
両の所定以上の急激な減速を検出すると、インフレータ
からガスを急速に噴射してエアバッグを膨張展開させ、
この膨張の圧力によりカバー体を所定のテアラインで破
断して扉状に展開させ、このカバー体からエアバッグを
突出させた上、乗員の前方に膨張展開させるようになっ
ている。
【0003】また、カバー体には、例えば、実開平4−
115968号公報に示すように、折り畳まれたエアバ
ッグを覆う被覆部と、この被覆部から突設された取付片
部とが形成され、この取付片部が、多数のリベットを用
いて、ベースプレートの周囲に形成した支持片部に固着
されている。
【0004】しかしながら、このようにカバー体の固定
に多数のリベットを用いる構成では、部品点数が増加す
るとともに組み立て工程が煩雑になり、製造コストの低
減が困難である問題を有している。
【0005】この点、例えば、特開平7−237517
号公報に記載された構成が知られている。そして、この
構成では、ベースプレートの周辺部に複数の支持片部を
形成するとともに、これら支持片部をカバー体の取付片
部の端部に沿って折り返し、さらにこの支持片部をかし
めてカバー体の取付片部を挟持することにより、ベース
プレートにカバー体を固定するようになっている。
【0006】しかしながら、このように、支持片部を折
曲してカバー体の取付片部を挟持固定する構成では、エ
アバッグが膨張展開する際などに、支持片部が復帰方向
(放射方向)すなわち被覆部と略平行な方向に向かって
変形することを防止するために、ベースプレートを構成
する鋼板の板厚を高めるなどの強度確保を必要とし、部
品価格が上昇するとともに、カバー体をベースプレート
に組み付ける組立工程が煩雑になる問題を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カバー
体の固定に多数のリベットを用いる構成では、部品点数
が増加するとともに組み立て工程が煩雑になり、製造コ
ストの低減が困難である問題を有している。また、支持
片部を折曲してカバー体の取付片部を挟持固定する構成
では、エアバッグが膨張展開する際などに、支持片部が
復帰方向(放射方向)に変形することを防止するため
に、ベースプレートを構成する鋼板の板厚を高めるなど
の強度確保を必要とし、部品価格が上昇するとともに、
カバー体をベースプレートに組み付ける組立工程が煩雑
になる問題を有している。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、強度を容易に確保できるとともに製造コストを低
減できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グ装置は、支持部材と、ガスの流入により膨張展開する
エアバッグと、前記支持部材に取り付けられたカバー体
とを備え、前記カバー体には、前記エアバッグを覆う被
覆部と、この被覆部から突設された取付片部とが設けら
れ、前記支持部材には、前記取付片部の内側面に沿って
設けられた内側支持部と、前記取付片部の外側面に沿っ
て設けられた外側支持部とが設けられ、この外側支持部
は、互いに交差する方向に沿って設けられた複数の外板
部と、これら互いに隣接する外板部同士を連結する連結
部とを備えたものである。
【0010】そして、この構成では、通常時は、カバー
体がエアバッグを覆い、エアバッグ装置の作動時には、
エアバッグが膨張展開し、カバー体の被覆部を破断し
て、エアバッグが突出する。そして、カバー体の取付片
部は、支持部材の内側支持部と外側支持部とに挟持され
た上で、必要に応じて固定手段により固定され、カバー
体が強固に保持される。さらに、外側支持部は、互いに
交差する方向に沿って設けられた複数の外板部を連結部
で連結して構成したため、エアバッグの膨張の際に力が
加わっても、外側支持部が変形しにくくなり、カバー体
が強固に保持される。
【0011】請求項2記載のエアバッグ装置は、請求項
1記載のエアバッグ装置において、外板部は、内側支持
部に一体に形成されたものである。
【0012】そして、この構成では、部品点数が削減さ
れ、製造コストが低減される。
【0013】請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項
1または2記載のエアバッグ装置において、連結部は、
外板部に一体に形成されたものである。
【0014】そして、この構成では、部品点数が削減さ
れ、製造コストが低減される。
【0015】請求項4記載のエアバッグ装置は、請求項
3記載のエアバッグ装置において、連結部は、外板部よ
り幅寸法が小さく形成されたものである。
【0016】そして、この構成では、外板部と連結部と
を内側支持部から一体に折曲形成することが可能にな
る。
【0017】請求項5記載のエアバッグ装置は、請求項
1ないし4いずれか記載のエアバッグ装置において、カ
バー体の取付片部には、係止受部が形成され、支持部材
の外側支持部および内側支持部の少なくとも一方には、
前記係止受部を係止する係止部が一体に形成されたもの
である。
【0018】そして、この構成では、カバー体の取付片
部は、係止部に係止して保持されるため、カバー体を支
持部材に固着するリベットなどの別部材の削減あるいは
廃止が可能になり、製造コストが低減される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ装置の
一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】図1および図2において、1はエアバッグ
装置で、このエアバッグ装置1は、自動車のステアリン
グホイールに備えられるようになっている。そして、こ
のステアリングホイールは、図示しないが、ステアリン
グホイール本体と、このステアリングホイール本体の乗
員側すなわち正面側に取り付けられたエアバッグ装置1
となどから構成されている。なお、ステアリングホイー
ルは、適宜調節可能に傾斜したステアリングシャフトに
取り付けられ、通常傾斜した状態で用いられるものであ
るが、以下、エアバッグ装置1が取り付けられた乗員側
を上側あるいは正面側とし、車体側を下側あるいは裏面
側として説明する。また、ステアリングホイール本体
は、円環状のリム部と、このリム部の内側に位置するボ
ス部と、これらリム部とボス部とを連結した複数の、本
実施の形態では3本のスポーク部となどから形成されて
いる。そして、ボス部の下部には、ステアリングシャフ
トに嵌着するボスと、このボスに別体または一体に固着
されたボスプレートとが設けられ、このボスプレート
に、図示しないホーンスイッチ機構などを介してエアバ
ッグ装置1が取り付けられている。さらに、このボス部
の下側部は、下部カバーにより覆われている。
【0021】また、エアバッグ装置1は、支持部材とし
てのベースプレート11と、このベースプレート11に取り
付けられるカバー体12、エアバッグ15、インフレータ1
6、およびリテーナ17となどから構成されている。
【0022】そして、ベースプレート11は、図1ないし
図6に示すように、金属板をプレス形成などして、平面
略八角形状をなす基板部(平板部)21と、この基板部21
の外周部から下方に屈曲された周板部22とから略箱状に
形成されている。また、基板部21には、略中央部に円孔
状のインフレータ用通孔23が形成されているとともに、
このインフレータ用通孔23の周囲に位置して、複数のボ
ルト用通孔24が形成されている。なお、図6において、
a側は図3の矢印B方向から見た側面図、b側は図3の
矢印C方向から見た側面図である。
【0023】また、周板部22は、基板部21の周縁部に連
続し、かつ交差する方向である下方に屈曲された内側支
持部(第1の側壁)としての角筒状をなす内板部26と、
この内板部26の所定位置から外方に略放射状に延設され
た延設部27と、この延設部27の外側の端部から上方に延
設された外側支持部(第2の側壁)28とから構成されて
いる。さらに、この外側支持部28は、内板部26の各面に
対向する略矩形平板状をなす外板部31と、隣接する外板
部31同士を一体に連結する屈曲した連結部33とを備えて
おり、これら内板部26、延設部27、および外板部31に囲
まれた部分が、上側を開口した挿通部43となっている。
【0024】そして、内板部26には、外板部31が形成さ
れていない部分に位置して、両側一対のブラケット部35
が設けられ、このブラケット部35の内側に固着されたナ
ット36が、図示しない両側一対のボルトによりステアリ
ングホイール本体の取り付け部材となるボスプレートな
どに取り付けられるようになっている。さらに、内板部
26には、外板部31が形成されていない部分に位置して、
前後に対をなす矩形長孔状の係合受部としての係合受孔
37が形成されている。
【0025】また、延設部27には、所定の位置に、長手
方向に沿って、上下に貫通する位置決め孔38が形成され
ているとともに、必要に応じて、連結部33の近傍に位置
し、外側支持部28などを屈曲するための抜き孔が形成さ
れている。
【0026】さらに、外側支持部28の外板部31には、そ
れぞれ1か所あるいは複数か所に係止部41が一体に形成
されているとともに、上端の縁部に沿って、上側外方に
傾斜する案内部42が一体に形成されている。また、各係
止部41には、図3などに示すように、垂直状の折り線D
を介して外板部31に連続し垂直状に配置された係止片部
44と、この係止片部44の下端部からほぼ直角に折曲され
水平状に配置された当接部45とが形成されている。ま
た、内板部26には、係止部41に対向して、矩形状の対向
孔47が形成されている。
【0027】一方、カバー体12は、図1および図2に示
すように、合成樹脂により一体的に形成され、ステアリ
ングホイール本体のボス部およびスポーク部の一部の表
面側を覆う被覆部51と、この被覆部51の下面から下方に
垂直状に突設された筒状の取付片部52とが形成されてい
る。そして、これら被覆部51と取付片部52の内側との間
に囲まれた部分が、エアバッグ15を収納する収納空間に
なっているとともに、このエアバッグ15の収納空間に面
して、被覆部51の下面に平面略H字状などなし脆弱なテ
アライン53が形成されている。
【0028】さらに、カバー体12の取付片部52は、内面
の形状がベースプレート11の基板部21の外形形状に略一
致する略八角筒状をなすとともに、取付片部52の厚さ寸
法は、ベースプレート11の内板部26と外板部31との間の
距離に一致しており、すなわち、この取付片部52は、ベ
ースプレート11の基板部21の外側に嵌合し、周板部22が
構成する挿通部43に上側から挿入して嵌合されるように
なっている。
【0029】そして、この取付片部52には、ベースプレ
ート11の係止部41の位置に対応して、係止受部としての
矩形状の係止孔55が形成され、ブラケット部35に対応し
て、ブラケット用切欠部56が形成されているとともに、
下端部には、位置決め孔38に挿入される位置決め突部57
が形成されている。
【0030】また、エアバッグ15は、例えば、2枚の基
布を縫い合わせて偏平な袋状に形成され、中央の底部
に、円孔状のガス流入口15a が形成されているととも
に、このガス流入口15a の周囲に、ボルト用通孔15b が
複数形成されている。
【0031】さらに、インフレータ16は、略円柱状をな
す本体部16a を備え、この本体部16a の外周部にフラン
ジ部16b が突設されている。そして、このフランジ部16
b の上側に位置して、本体部16a にガスを噴射するガス
噴射口16c が複数形成されているとともに、フランジ部
16b には、複数のボルト用通孔16d が形成されている。
【0032】また、リテーナ17は、環状をなすリテーナ
本体17a を備え、このリテーナ本体17a に、4個の取付
ボルト60が下方に向かって固着されている。
【0033】次に、本実施の形態のエアバッグ装置1の
組み立て工程を説明する。
【0034】まず、エアバッグ15のガス流入口15a を長
円状に変形させ、このガス流入口15a から、エアバッグ
15の内側にリテーナ17を挿入し、各取付ボルト60をボル
ト用通孔15b から外側に引き出し、さらに、これら取付
ボルト60をベースプレート11のボルト用通孔24に上側か
ら挿入して、このガス流入口15a の周囲をベースプレー
ト11の基板部21上に押さえつける。この状態で、エアバ
ッグ15がベースプレート11の基板部21の外形形状内に治
まるように小さく折り畳む。
【0035】また、図3に示すように、ベースプレート
11は、当接部45を折曲して水平にするとともに、折り線
Dは折曲せずに係止片部44は外板部31と面一にした状態
でプレス加工されており、エアバッグ15を折り畳んで配
置したベースプレート11の上側からカバー体12を被せて
押し込み、これらベースプレート11とカバー体12との間
にエアバッグ15を収納した状態で、基板部21の外周部に
取付片部52を嵌合する。この時、取付片部52は、挿通部
43に挿入され、内板部26と外板部31との間に挟持される
とともに、取付片部52の下端部に形成した位置決め突部
57がベースプレート11の位置決め孔38に挿入され位置決
めされる。
【0036】そして、このように構成されたエアバッグ
モジュールのサブアッセンブリ体を、図示しないかしめ
機に装着し、各係止部41を内板部26方向に押圧して塑性
変形させ、折り線Dにて折曲する。すると、各係止部41
は、カバー体12の係止孔55および内板部26の対向孔47を
介して内板部26の内側に突出する。すなわち、この状態
で、ベースプレート11の複数の係止部41が、カバー体12
の取付片部52の係止孔55を係止し、カバー体12の上側へ
の移動を阻止して、カバー体12をベースプレート11に強
固に保持する。
【0037】続いて、ベースプレート11の下側から、イ
ンフレータ16の本体部16a の上側部をインフレータ用通
孔23およびガス流入口15a に押し込み、フランジ部16b
のボルト用通孔16d にリテーナ17の取付ボルト60を挿入
し、さらに、この取付ボルト60の下側からナット62を螺
合して締め付けることにより、リテーナ本体17a とフラ
ンジ部16b との間にベースプレート11とエアバッグ15と
が共締めされ、エアバッグ装置1が組み立てられる。
【0038】また、自動車に衝突などの衝撃が加わる
と、図示しない制御ユニットがインフレータ16を作動さ
せ、ガス噴射口16c からエアバッグ15の内側に不活性ガ
スを急速に供給する。すると、このガスにより、エアバ
ッグ15は急速に膨張展開し、この膨張の圧力でカバー体
12の被覆部51をテアライン53に沿って破断させ、カバー
体12の上側に突出する。さらに、エアバッグ15は、乗員
の前方に広く膨張展開して、乗員に加わる衝撃を吸収緩
和するようになっている。
【0039】また、エアバッグ15が膨張展開する際に
は、正面側の被覆部51を押圧すると同時に、放射方向に
も拡大しようとして、カバー体12の取付片部52を介して
ベースプレート11の周板部22を押圧し、特に、取付片部
52の外側面に当接する外板部31を放射方向に傾斜変形さ
せようとする。しかしながら、各外板部31は、連結部33
により連結されており、かつ、隣り合う2個の外板部31
は八角形の基板部21の隣り合う2個の辺から延設された
起立壁であって、互いに面方向が交差するため、放射方
向に傾斜変形させる力に対向して、外板部31の形状を保
持することができる。そして、内板部26が各面を互いに
連結した角筒状をなすことと相俟って、周板部22の形状
が強固されるようになっている。
【0040】このように、本実施の形態によれば、ベー
スプレート11の外板部31同士を連結部33で連結したた
め、エアバッグ15が膨張展開する際に生じる放射方向に
加わる荷重に対して、高い強度を確保することができ
る。そこで、ベースプレート11の板厚などを必要以上に
上げる必要なく、カバー体12を容易に確実に保持できる
ため、製造コストを低減することができる。
【0041】また、カバー体12の取付片部52は、ベース
プレート11の内板部26と外板部31との間に挟持された
上、係止部41に係止して保持されるため、製造工程を簡
略化できるとともに、別部材の多数のリベットなどを用
いる必要がなく、このリベットを削減または廃止して、
製造コストを低減することができる。
【0042】そして、ベースプレート11は、内板部26、
外板部31、および連結部33などを基板部21と一体にプレ
ス形成したため、部品点数を削減し、構造を簡略化し
て、製造コストを低減することができる。さらに、連結
部33の上下方向の幅寸法を外板部31の上下方向の幅寸法
よりも小さくし、必要に応じて延設部27に抜き孔を形成
することにより、プレス形成を容易にすることができ
る。
【0043】なお、上記の実施の形態では、ベースプレ
ート11の底面図である図5などに示すように、外板部31
の部分と同様に、連結部33の内周側に沿っても延設部27
を形成して断面U字状とし、あるいは、連結部33の内周
側に位置して所定の抜き孔を形成したが、連結部33の内
周側に沿って延設部27を形成せずに溝状の開口とし、連
結部33が外板部31同士を帯状に連結する構成とすること
もできる。
【0044】また、外板部同士を連結する連結部は、ベ
ースプレートの外板部あるいは基板部などに一体に形成
するほか、別体に形成して、係合あるいはねじ止めなど
により、外板部同士を連結することもできる。
【0045】さらに、別体あるいは一体の連結部材を用
いて、外板部あるいは連結部を、内板部あるいは基板部
などに連結し、外板部の剛性を高めて放射方向への傾斜
変形を防止することもできる。
【0046】例えば、図7に示すように、プレス形成な
どにより形成した金属製の連結部材70を用いることがで
きる。この連結部材70は、略中央部に、通孔71を形成し
た取付部72が形成されているとともに、一端部、あるい
は両端部に、係止爪73,74が形成されている。そして、
この連結部材70は、少なくとも一端の係止爪73を、外板
部31に形成した係止孔76に係止した状態で、エアバッグ
装置1をステアリングホイール本体に固定するためのボ
ルト77を通孔71に挿通しブラケット部35のナット36に螺
合することにより、取付部72をブラケット部35に共締め
して、外板部31を内板部26に連結固定し、傾斜変形に対
する強度を向上できるようになっている。
【0047】また、上記の各実施の形態では、カバー体
12の取付片部52、およびベースプレート11の周板部22を
それぞれ角筒状とし、内板部26および外板部31はそれぞ
れ略平面状としたが、例えば内板部および外板部をそれ
ぞれ曲面状に形成してもよく、カバー体の取付片部を略
円筒状などに形成することもできる。
【0048】また、エアバッグ装置は、自動車のステア
リングホイールのみに適用されるものではなく、例え
ば、助手席前のインストルメントパネルコアに備える助
手席乗員用のエアバッグ装置、あるいは座席やドアに備
えるエアバッグ装置に適用することもでき、さらに、自
動車などの車両以外の移動体など衝撃からの保護が必要
なものに適用することもできる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグ装置によれ
ば、カバー体の取付片部は、支持部材の内側支持部と外
側支持部とに挟持された上で、必要に応じて固定手段に
より固定され、カバー体を強固に保持できる。さらに、
外側支持部は、互いに交差する方向に沿って設けられた
複数の外板部を連結部で連結して構成したため、エアバ
ッグの膨張の際に力が加わっても、外側支持部が変形し
にくくなり、カバー体を強固に保持することができる。
【0050】請求項2記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1記載の効果に加え、外板部を内側支持部に一体
に形成したため、部品点数を削減し、製造コストを低減
することができる。
【0051】請求項3記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1または2記載の効果に加え、連結部を、外板部
に一体に形成したため、部品点数を削減し、製造コスト
を低減することができる。
【0052】請求項4記載のエアバッグ装置によれば、
請求項3記載の効果に加え、連結部を、外板部より幅寸
法を小さく形成することにより、外板部と連結部とを内
側支持部から一体に折曲形成することができ、製造を容
易にして、製造コストを低減することができる。
【0053】請求項5記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、カバー体
の取付片部は、支持部材の外側支持部および内側支持部
の少なくとも一方に形成した係止部に係止受部を係止し
て保持できるため、カバー体を支持部材に固着するリベ
ットなどの別部材の削減あるいは廃止が可能になり、製
造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す
分解斜視図である。
【図2】同上エアバッグ装置の図1のAOOA断面図で
ある。
【図3】同上エアバッグ装置のベースプレートの斜視図
である。
【図4】同上エアバッグ装置のベースプレートの平面図
である。
【図5】同上エアバッグ装置のベースプレートの底面図
である。
【図6】同上エアバッグ装置のベースプレートの側面図
である。
【図7】本発明のエアバッグ装置の他の実施の形態を示
す一部の分解状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ装置 11 支持部材としてのベースプレート 12 カバー体 15 エアバッグ 26 内側支持部としての内板部 28 外側支持部 31 外板部 33 連結部 41 係止部 51 被覆部 52 取付片部 55 係止受部としての係止孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材と、ガスの流入により膨張展開
    するエアバッグと、前記支持部材に取り付けられたカバ
    ー体とを備え、 前記カバー体には、前記エアバッグを覆う被覆部と、こ
    の被覆部から突設された取付片部とが設けられ、 前記支持部材には、前記取付片部の内側面に沿って設け
    られた内側支持部と、前記取付片部の外側面に沿って設
    けられた外側支持部とが設けられ、 この外側支持部は、互いに交差する方向に沿って設けら
    れた複数の外板部と、これら互いに隣接する外板部同士
    を連結する連結部とを備えた ことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 外板部は、内側支持部に一体に形成され
    たことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 連結部は、外板部に一体に形成されたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ装
    置。
  4. 【請求項4】 連結部は、外板部より幅寸法が小さく形
    成されたことを特徴とする請求項3記載のエアバッグ装
    置。
  5. 【請求項5】 カバー体の取付片部には、係止受部が形
    成され、 支持部材の外側支持部および内側支持部の少なくとも一
    方には、前記係止受部を係止する係止部が一体に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の
    エアバッグ装置。
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