JPH10119643A - 車両用カメラ - Google Patents

車両用カメラ

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JPH10119643A
JPH10119643A JP8299383A JP29938396A JPH10119643A JP H10119643 A JPH10119643 A JP H10119643A JP 8299383 A JP8299383 A JP 8299383A JP 29938396 A JP29938396 A JP 29938396A JP H10119643 A JPH10119643 A JP H10119643A
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JP
Japan
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vehicle
image
images
monitor
moving image
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JP8299383A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Yamamoto
泰秀 山本
Hiroshi Saito
浩 斎藤
Norimasa Kishi
則政 岸
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右方向の死角映像と車両下方映像を同時に
撮影し表示できる車両用カメラとする。 【解決手段】 カメラ装置1は、CCDカメラ本体10
と2つの反射面を各々車両左右外側に向けたV字型ミラ
ー20と2つの反射面を各々車両左右下方に向けたV字
型ミラー21と平面鏡22とを有して、ミラー20の反
射面にはマスクと透明部が形成されている。車両の左右
側方映像はミラー20の反射面に反射されカメラ本体で
撮影されるとともに、車両の左右下方の映像はミラー2
1に反射される。反射された映像はさらにミラー22に
よってミラー20の透明部を透過してカメラ本体に撮影
されて、モニタ26に表示される。その表示映像にはマ
スクがそれぞれの映像を囲むようにマスク領域を形成す
る。これにより、同じ画面に車両の左右側方映像と下方
映像が同時に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用カメラの構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用カメラとしては、例えば図
8に示すようなものがある。一体にユニット化して構成
されたカメラ装置1000は、動画像を撮影できるCC
D素子1001、レンズを含む光学系1003、信号処
理回路等を含む回路基板1002を備え、さらに、反射
面を外側に向けた平面鏡を2枚用いたV字型ミラー10
04が配置されている。ミラー1004の反射面に対応
してケース1005には、動画像撮影用の窓1006が
設置されている。窓1006は、形を変えることによっ
て撮影領域を制限したり撮影映像にマスクを形成したり
することができる。カメラ装置1000の撮影映像は運
転席近傍の適宜の部位に設置されたモニタ1007に表
示される。
【0003】上記のような従来のカメラ装置1000
は、例えば図9の(a)に示すように、車両30の車両
を幅方向に2分する面上の最先端付近、フロントバンパ
ー31の中央部に、カメラ装置1000の撮影方向Kを
(b)にように水平面に対して角度θ0をつけて取付具
32で固定して使用することができる。この場合、撮影
される映像は車両の左右両側方映像となる。したがって
例えば図10に示すような左右の見通しの悪い路地10
10から本道1011に出るときなど、見通しが悪く目
視確認ができない道路状況でも、カメラ装置1000を
設置してある車両先端をわずかに前方へ出すだけで、カ
メラ視野により、運転者の目視視野からはずれた左右方
向の死角Q、Qの映像をモニタ1007で確認できる。
【0004】図11はカメラ装置1000によるモニタ
画面上の撮影映像を示す。車両左側方の映像ELと、車
両右側方の映像ERとは、それぞれ上記カメラ装置10
00の撮影方向の傾斜角θ0だけモニタ水平線Hに対し
傾いた映像となっている。そして、窓1006による撮
影視野範囲制限で、モニタ画面上にマスク領域109に
より車両左右の撮影映像が中央で分離されるとともに、
下の不必要な路面の映像も遮蔽される。モニタ画面上左
右の、車両左側方の映像ELと車両右側方の映像ER
は、水平線に対してθ0で傾いていることにより、車両
が前進すると、左右映像EL、ERは水平方向に対して
傾斜角θ0だけ傾斜した方向に移動することになるか
ら、運転者には、映像EL、ERが極く自然に側面の窓
から車外を見ている映像のように認識され、前方に向か
って走行している車両の側面窓から車外を見ているイメ
ージとなり、映像情報が認識し易くなる。
【0005】一方、上記のカメラ装置1000の撮影方
向を図12のように車両下方に向けると、路上の白線1
008などがモニタ1007上でどのように表示される
かによって、白線に対する自車位置の接近状態の確認が
できる。図13は白線の撮映状況とモニタ表示を示して
いる。図13の(a)は車両の進行方向と白線の撮影位
置の変化関係を示し、aは車両が白線から遠い場合、b
は車両が白線と適切な距離にある場合、cは車両が白線
に近すぎる場合のそれぞれの位置を示している。なお、
図12中のR、Lはそれぞれ撮影時、車両の左右下方へ
の視線方向を示している。
【0006】それぞれの場合について、図13の(b)
に示されるように、白線が遠い時は、表示映像上で逆V
字型に折れた白線Aとして観測される。また、接近しす
ぎると、表示映像上でV字型に折れた白線Cとして観測
される。車両と白線の位置関係が適切な時だけ、表示映
像上で一直線に連続した白線Bが観測されることにな
る。したがって、カメラ装置の撮影範囲が車両左右下方
となるようにバンパーに取り付け、予め接近距離が最適
な場合に路面に設置された白線の映像がモニタ上で一直
線となるようにカメラ装置1000の撮影角度を調整し
ておけば、以後運転者は目標に対する車両の接近程度を
図形の形により認識することができ、駐停車などのとき
に安全かつ円滑な駐停車を行なうことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
両方の機能を得ようとすれば、撮影方向の異なるカメラ
装置が必要となり、例えば図14に示すように撮影方向
を異ならせたカメラ装置1000と2000を固定具3
3でバンパー31に固定して使用するか、あるいは図1
5に示すようにカメラ装置1000を角度調整機構34
を介してバンパー31に設置し、車室内より角度調整機
構34を操作して撮影方向を変えて使用することができ
るが、装置が大掛かりとなってしまう。そして2台のカ
メラ装置の場合は別々のモニタを使用することになる
か、あるいは一つのモニタに切り替えスイッチで表示画
面を切り替えて表示する必要があるため、見る画面を選
択する煩わしさを来たし、後者の場合も、画像を見るた
びに撮影角度を確認し、角度調整を行なう面倒な操作が
必要となる問題点がある。本発明は、簡単な構造で、左
右方向の死角モニタ機能と接近モニタ機能を有し、それ
らの映像を一つの画面に同時に表示できるようにした車
両用カメラを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明は、動画像撮影手段と、車両進行方向に対して
左右方向からくる光を前記動画像撮影手段に導くように
配置された反射手段と、前記動画像撮影手段により撮影
された車両の左右側方映像を並べて表示するモニタとを
有する車両用カメラにおいて、車両の進行方向に対して
左右下方からくる光を前記動画像撮影手段に導くように
第2の反射手段を設け、該第2の反射手段によって撮影
された車両の左右下方映像が前記モニタに前記車両の左
右側方映像と同時に表示されるように構成したものとし
た。
【0009】前記第2の反射手段と前記動画像撮影手段
の間に光路を遮断する遮蔽機構が設けられ、該遮蔽機構
の作動によって前記車両の左右下方映像を前記モニタの
表示画面に表示しない選択が可能である。
【0010】請求項3記載の発明は、動画像撮影手段
と、車両進行方向に対して左右方向からくる光を前記動
画像撮影手段に導くように配置された反射手段と、前記
動画像撮影手段により撮影された車両の左右側方映像を
並べて表示するモニタとを有する車両用カメラにおい
て、第2の動画像撮影手段と、車両の進行方向に対して
左右下方からくる光を前記第2の動画像撮影手段に導く
ように第2の反射手段と、映像合成手段とを設け、前記
動画像撮影手段と前記第2の動画像手段の撮影映像は映
像合成手段において映像合成され、前記モニタはその合
成映像を表示するものとした。
【0011】前記映像合成手段は表示映像を選択するス
イッチを有して、該スイッチを操作することによって、
モニタの表示画面に合成映像の他車両左右側方映像と車
両の下方映像をそれぞれ単独に表示することが可能であ
る。請求項5記載の発明は、前記反射手段または第2の
反射手段の反射面に反射領域を制限するマスクが施さ
れ、該マスクは車両左側方映像と車両右側方映像および
車両の左右下方映像を区画するマスク領域を形成するも
のとした。
【0012】請求項6記載の発明は、前記モニタの表示
画面において、前記マスク領域は、画面を左右に2分す
る中央部の略下側から上方に向かってその幅が増大する
方向に両側縁がそれぞれ傾斜する縦のマスク領域と、縦
のマスク領域の両側縁の下端と接続し左方および右方に
向かって幅が増大する方向にそれぞれその上、下縁が下
方へ傾斜する下のマスク領域とからなり、前記車両左側
方映像と車両右側方映像がそれぞれ縦のマスク領域の左
側と右側に、車両の左右下方映像が下のマスク領域の下
方に表示されるようにしたものとした。前記モニタの表
示画面において、前記車両左側方の撮影映像および車両
右側方の撮影映像がそれぞれ前記下のマスク領域の上縁
に略平行に傾斜して表示される。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、第2の反射手
段が車両の進行方向に対して左右下方からくる光を前記
動画像撮影手段に導くように設置されているので、動画
像撮影手段は、車両の左右側方映像を撮影すると同時に
車両の左右下方映像を撮影することができる。そしてモ
ニタは車両の左右側方映像と車両の左右下方映像を同一
の画面に表示するから、動画像撮影手段とモニタを撮影
方向によって個々に車両に取り付ける必要はなく、装置
を低価格で提供することができ、実用性が向上する。
【0014】請求項3記載の発明においては、第2の反
射手段が車両の進行方向に対して左右下方からくる光を
第2の動画像撮影手段に導くように設置され、映像合成
手段が動画像撮影手段によって撮影された車両の左右側
方映像と第2の動画像手段によって撮影された車両の左
右下方映像を映像合成して、モニタに表示するから、両
方の撮影は同時に行なうことができ、その合成映像はモ
ニタにおいて同一の画面に表示されるから、撮影方向に
よってモニタを別個に設ける必要なく、装置が低価格で
提供することができ、実用性が向上する。
【0015】請求項5記載の発明においては、前記反射
手段または第2の反射手段の反射面に施されるマスクが
モニタ表示画面において車両左側方映像と車両右側方映
像および車両の左右下方映像を区画するマスク領域を形
成するから、各画面の区別が簡単となるとともに、不要
な映像の遮蔽や、車両の前進感覚の提起などを図ること
が可能となる。
【0016】請求項6記載の発明においては、マスク領
域は画面を左右に2分する中央部の略下側から上方に向
かってその幅が増大する方向に両側縁がそれぞれ傾斜す
る縦のマスク領域と、縦のマスク領域の両側縁の下端と
接続し左方および右方に向かって幅が増大する方向にそ
れぞれその上、下縁が下方へ傾斜する下のマスク領域と
からなるものとすることにより、車両側面の窓形状に類
似した形状となる。車両左右の撮影映像は車両の左側あ
るいは右側の側面の窓から外を見ているイメージが得ら
れる。
【0017】そして前記モニタの表示画面において、前
記車両左側方の撮影映像および車両右側方の撮影映像が
それぞれ前記下のマスク領域の上縁に略平行に傾斜して
表示されると、車両が進行するときに車両左右の撮影映
像が側面の窓に沿って移動しているかのように見え、左
側方映像と右側方映像が左右車窓外の景色のようにイメ
ージされる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により説明する。図1は、実施例に係るカメラ装置の
構造を示す図である。カメラ装置1は、ボックス状のケ
ース5内の基板4の上に、レンズを含む光学系11とC
CD素子10からなるCCDカメラ本体12がその光学
系11を車両側に向けて設置され、その光軸上に光学系
11に対向して、2つの平面鏡20a、20bからな
り、その2つの反射面をそれぞれ車両進行方向に対して
左右外側に向けて構成されるV字型ミラー20を備え
る。ミラー20の後ろ側には、ミラー22が反射面が車
両前方上方に傾斜して設けられ、ミラー22の上方には
さらに平面鏡21a、21bを有し、その2つの反射面
をそれぞれ車両の下方に向けて構成されるV字型のミラ
ー21が設けられている。
【0019】ケース5は密閉構造とし、その側壁には、
V字型ミラー20の反射面20a、20bとミラー21
の反射面21a、21bの各々に対応する大きさの透明
体を備えた窓6が設けられている。動画像撮影手段とし
てのCCDカメラ本体10とV字型ミラー20は光軸K
が水平面に対し下向きとなるように図示しない車両の先
端にケースごとに角度θ0をつけて固定されている。そ
の撮影映像は図示しない車室内に設けられているモニタ
26に表示される。
【0020】図2はミラー20を展開してその構成を示
している。V字型ミラー20を構成する各平面鏡20
a、20bはその表面に、塗料、樹脂等によりマスク4
0が施されている。そのマスク40は、画面を左右に2
分する中央部の略下側から上方に向かってその幅が増大
する方向に両側縁Gがそれぞれ傾斜する縦のマスクと、
縦のマスク領域の両側縁Gの下端と接続し左方および右
方に向かって幅が増大する方向にそれぞれその上、下縁
E、Fが下方へ傾斜する下のマスクとからなって、下の
マスクの上縁Eの傾斜角をは水平面に対しγに設定され
ている。マスク40に隔てられ、ミラー20の左上部は
反射面30a、右上部は反射面30b、ミラー20の下
部には、透明部50がそれぞれ形成されている。
【0021】図3はカメラの撮影状態を示す。車両の左
右前方からくる光FL、FRがそれぞれミラー20のそ
れぞれの反射面によって反射され、光学系11を通して
CCD素子10に入射する。一方車両の左右下方からく
る光DL、DRはミラー21の両反射面21a、21b
でそれぞれ反射される。その反射された光はさらにミラ
ー22によって光路が変えられ、ミラー20の下部の透
明部50を透過して光学系11によってCCDカメラ本
体12に到達する。CCD素子10はそれらの光の明暗
に応じて撮影画像を電気信号に変え、映像信号Aとして
出力する。車室内に設けられているモニタは映像信号に
応じて可視の光映像を表示する。
【0022】図4はモニタ上に表示される映像を示す。
車両左側方の映像ELと、車両右側方の映像ERとは、
それぞれCCDカメラ本体10の撮影方向が傾斜角θ0
だけモニタ水平線Hに対し傾いた映像となっているとと
もに、映像の下部には路面上の映像である白線Aが表示
されている。車両左側方の映像ELと車両右側方の映像
ERは、それぞれ水平線に対して傾いているため、車両
が前進すると、それらは水平方向に対して傾斜角θ0だ
け傾斜した方向に移動することになる。運転者には、映
像EL、ERが極く自然に側面の窓から車外を見ている
映像のように認識され、前方に向かって走行している車
両の側面窓から車外を見ているイメージとなる。駐停車
するときに、映像の下部の白線映像aを一直線化するこ
とによって車両を正確な位置に駐停車することができ
る。前記ミラー20の上縁Eの傾斜角γはモニタの表示
画面において映像の流れ方向と略平行するように設定さ
れると、映像の流れ方がより自然になり、映像情報が一
層得やすくなる。
【0023】本実施例は以上のように構成されているの
で、車両左右側方映像と車両下方映像をそれぞれミラー
によって、1つのCCDカメラ本体に反射させるから、
モニタ画面は車両の左右側方の映像と下方映像が同時に
表示されることとなる。そしてミラーの表面に施されて
いるマスクは車両の左側方映像と右側方映像および車両
の下方映像との間にマスク領域を形成するため、各画面
は分離独立した画面となる。このため、自車の左側方の
映像と右側方の映像および車両の下方映像とを見ている
という認識が得られる。
【0024】ミラー20は反射手段を構成している。ミ
ラー21とミラー22は第2の反射手段を構成してい
る。図5は、第1の実施例の変形例を示す。すなわち、
基板4’において、ミラー20と光学系11の間に溝6
3が設けられ、溝63からミラー20の透明部と同じ形
状をした遮蔽板62が出入可能になっている。遮蔽板6
2は、ピニオンアンドラックからなる上昇/下降機構6
0のラック側に連結されている。これにより、スイッチ
61を操作することによってアクチュエータ64を作動
させ、遮蔽板62がミラー20の透明部を遮蔽できるよ
うになる。駐停車などの自車位置確認の必要ないとき
に、車両の下方映像を遮蔽して表示させないことによっ
て、図11に示された映像のようにモニタ映像が車両の
左右側方映像だけの表示となり、みやすい効果が図られ
る。
【0025】図6は、第2の実施例を示す。この実施例
は、第1の実施例に於けるミラー22の代わりに第2の
CDDカメラ本体13と映像合成器24を用い、車両の
左右側方映像と車両の左右下方映像を2つのカメラ本体
から得て、電気的に合成映像を作り、表示するようにし
たものである。第2のCCDカメラ本体13はCCDカ
メラ本体12と同様にレンズを含む光学系27とCCD
素子28を有し、光学系27とCCD素子28を車両の
上方に向けて基板4上に設置されている。車両の左右下
方からくる光DL、DRがV字型ミラー21の反射によ
って光学系27に入射し、CCD素子28に到達する。
CCD素子28は入射された光の明暗に応じて映像信号
を作り、その映像信号は、CCDカメラ本体10からの
映像信号とともに映像合成器24において映像合成さ
れ、モニタ26において表示される。
【0026】その映像合成は第1の実施例と同様に車両
の左右下方映像が表示画面の下部に表示されるように合
成される。そして映像合成器には表示映像を選択するた
めのスイッチ25が設けられ、表示映像を車両の左右側
方映像、車両の左右下方映像並びにこれらの合成映像を
それぞれ選択して表示できるようにしてある。なお、左
右側方映像のためのミラーには、ミラー20の代わりに
透明部を無くしたマスク40’を有するミラー20’を
用いる。その他の構成は第1の実施例と同様である。
【0027】ここでは、カメラ本体13は第2の動画像
撮影手段を構成している。本実施例によっても、モニタ
画面は車両の左右側方の映像と下方映像が同時に表示す
ることができるとともに、表示される車両の左側方映像
と右側方映像および車両の下方映像との間にマスク領域
が形成されるため、各画面は分離した画面となり、自車
の左側方の映像と右側方の映像および車両の下方映像と
を見ているという認識が高められる。そして表示映像を
スイッチ25で選択するできるため、図4の合成映像を
表示できるほか、図7に示すように車両左右下方映像と
図11に示した車両の左右側方映像を全画面で表示する
ことも可能である。これにより、通常は合成映像で死角
をモニタしながら白線の一直線化を図り駐停車位置を確
認し、おおまかの位置確認をしたあと、白線映像のみの
大画面表示により細かな位置調整ができる。
【0028】
【発明の効果】以上の通り、請求項1記載の発明によれ
ば、第2の反射手段が車両の進行方向に対して左右下方
からくる光を前記動画像撮影手段に導くように設置さ
れ、動画像撮影手段は、車両の左右側方映像を撮影する
と同時に車両の左右下方映像を撮影することができる。
そしてモニタは車両の左右側方映像と車両の左右下方映
像を同一の画面に表示することによって、動画像撮影手
段とモニタを撮影方向によって個々に車両に取り付ける
必要はなく、装置を低価格で提供することができ、実用
性が向上する。
【0029】請求項3記載の発明によっても、第2の反
射手段が車両の進行方向に対して左右下方からくる光を
第2の動画像撮影手段に導くように設置され、映像合成
手段が動画像撮影手段によって撮影された車両の左右側
方映像と第2の動画像手段によって撮影された車両の左
右下方映像を映像合成して、モニタに表示するから、両
方の撮影は同時に行なうことができ、その合成映像はモ
ニタにおいて同一の画面に表示されるから、撮影方向に
よってモニタを別個に設ける必要なく、装置が低価格で
提供することができ、実用性が向上する。
【0030】請求項5記載の発明では、前記反射手段ま
たは第2の反射手段の反射面に施されるマスクがモニタ
表示画面において車両左側方映像と車両右側方映像およ
び車両の左右下方映像を区画するマスク領域を形成する
から、各画面の区別が簡単となるとともに、不要な映像
の遮蔽や、車両の前進感覚の提起などを図ることが可能
となる。
【0031】請求項6記載の発明では、マスク領域は画
面を左右に2分する中央部の略下側から上方に向かって
その幅が増大する方向に両側縁がそれぞれ傾斜する縦の
マスク領域と、縦のマスク領域の両側縁の下端と接続し
左方および右方に向かって幅が増大する方向にそれぞれ
その上、下縁が下方へ傾斜する下のマスク領域とからな
るものとすることにより、車両側面の窓形状に類似した
形状となる。車両左右の撮影映像は車両の左側あるいは
右側の側面の窓から外を見ているイメージが得られる。
【0032】そして前記モニタの表示画面において、前
記車両左側方の映像および車両右側方の映像がそれぞれ
前記下のマスク領域の上縁に略平行に傾斜して表示され
ると、車両が進行するときに車両左右の撮影映像が側面
の窓に沿って移動しているかのように見え、左側方映像
と右側方映像が左右車窓外の景色のようにイメージされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラ装置の構
造を示す図である。
【図2】V字型ミラーの展開図である。
【図3】第1の実施例の光路を示す図である。
【図4】モニタ画面を示す図である。
【図5】実施例の変形例を示す図である。
【図6】第2の実施例を示す図である。
【図7】白線のみのモニタ画面を示す図である。
【図8】従来のカメラ装置の構成図である。
【図9】カメラ装置の取り付け例を示す図である。
【図10】車両用カメラの使用例を示す説明図である。
【図11】マスクを有する車両左右側モニタ映像を示す
図である。
【図12】車両用カメラの他の使用例を示す説明図であ
る。
【図13】白線の遠近によって表示された映像の説明図
である。
【図14】カメラ装置の他の取り付け例を示す図であ
る。
【図15】カメラ装置の他の取り付け例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、1000 カメラ装置 4、4’ 基板 5、1005 ケース 6、1006 窓 10、28 CCD素子 11、27、1003 光学系 12、13 CCDカメラ本体 20、20’、21、1004 V字型ミラ
ー 20a、20b、21a、21b、22 平面鏡 26、1007 モニタ 30a、30b、 反射部 30 車両 31 バンパー 32、33 取付具 34 角度調整機構 40、40’、109 マスク 40a マスク領域 50 透明部 60 上昇/下降機構 61 操作スイッチ 62 遮蔽板 63 溝 64 アクチュエータ 1001 CCD素子 1002 回路基板 1010 見通しの悪い路地 1011 本道 a 車両に対する白線の位置 b 車両に対する白線の位置 c 車両に対する白線の位置 A 白線映像 B 白線映像 C 白線映像 E 上縁 F 下縁 G 側縁 L 車両の左側下方の視線方向 H 水平線 K 光軸 Q 死角域 R 車両の右側下方の視線方向 EL 車両の左側方映像 ER 車両の右側方映像 DL 車両の左側下方からくる光 DR 車両の右側下方からくる光 FL 車両の左側方からくる光 FR 車両の右側方からくる光 γ 上縁の傾斜角 θ0 光軸の傾斜角

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像撮影手段と、車両進行方向に対し
    て左右方向からくる光を前記動画像撮影手段に導くよう
    に配置された反射手段と、前記動画像撮影手段により撮
    影された車両の左右側方映像を並べて表示するモニタと
    を有する車両用カメラにおいて、車両の進行方向に対し
    て左右下方からくる光を前記動画像撮影手段に導くよう
    に第2の反射手段を設け、該第2の反射手段によって撮
    影された車両の左右下方映像が前記モニタに前記車両の
    左右側方映像と同時に表示されるように構成したことを
    特徴とする車両用カメラ。
  2. 【請求項2】 前記第2の反射手段と前記動画像撮影手
    段の間に光路を遮断する遮蔽機構が設けられ、該遮蔽機
    構の作動によって前記車両の左右下方映像を前記モニタ
    の表示画面に表示しない選択が可能であることを特徴と
    する請求項1記載の車両用カメラ。
  3. 【請求項3】 動画像撮影手段と、車両進行方向に対し
    て左右方向からくる光を前記動画像撮影手段に導くよう
    に配置された反射手段と、前記動画像撮影手段により撮
    影された車両の左右側方映像を並べて表示するモニタと
    を有する車両用カメラにおいて、第2の動画像撮影手段
    と、車両の進行方向に対して左右下方からくる光を前記
    第2の動画像撮影手段に導くように第2の反射手段と映
    像合成手段とを設け、前記動画像撮影手段と前記第2の
    動画像手段の撮影映像は映像合成手段において映像合成
    され、前記モニタはその合成映像を表示することを特徴
    とする車両用カメラ。
  4. 【請求項4】 前記映像合成手段は表示映像を選択する
    スイッチを有して、該スイッチを操作することによっ
    て、モニタの表示画面に合成映像の他、車両左右側方映
    像と車両の下方映像をそれぞれ単独に表示することが可
    能である請求項3記載の車両用カメラ。
  5. 【請求項5】 前記反射手段または第2の反射手段の反
    射面に反射領域を制限するマスクが施され、該マスクは
    車両左側方映像と車両右側方映像および車両の左右下方
    映像を区画するマスク領域を形成することを特徴とする
    請求項1または3記載の車両用カメラ。
  6. 【請求項6】 前記モニタの表示画面において、前記マ
    スク領域は、画面を左右に2分する中央部の略下側から
    上方に向かってその幅が増大する方向に両側縁がそれぞ
    れ傾斜する縦のマスク領域と、縦のマスク領域の両側縁
    の下端と接続し左方および右方に向かって幅が増大する
    方向にそれぞれその上、下縁が下方へ傾斜する下のマス
    ク領域とからなり、前記車両左側方映像と車両右側方映
    像がそれぞれ縦のマスク領域の左側と右側に、車両の左
    右下方映像が下のマスク領域の下方に表示されるように
    したことを特徴とする請求項5記載の車両用カメラ。
  7. 【請求項7】 前記モニタの表示画面において、前記車
    両左側方の撮影映像および車両右側方の撮影映像がそれ
    ぞれ前記下のマスク領域の上縁に略平行に傾斜して表示
    されることを特徴とする請求項6記載の車両用カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005024508A1 (ja) * 2003-09-01 2005-03-17 Murakami Corporation 複数視野撮影用光路折り曲げ器、複数視野撮影装置、三視野撮影用光路折り曲げ器および三視野撮影装置

Cited By (2)

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JPWO2005024508A1 (ja) * 2003-09-01 2006-11-02 株式会社村上開明堂 複数視野撮影用光路折り曲げ器、複数視野撮影装置、三視野撮影用光路折り曲げ器および三視野撮影装置

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