JPH10119555A - 自動車用室内換気装置 - Google Patents

自動車用室内換気装置

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JPH10119555A
JPH10119555A JP31115896A JP31115896A JPH10119555A JP H10119555 A JPH10119555 A JP H10119555A JP 31115896 A JP31115896 A JP 31115896A JP 31115896 A JP31115896 A JP 31115896A JP H10119555 A JPH10119555 A JP H10119555A
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JP
Japan
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automobile
battery
engine
small battery
interior
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JP31115896A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Iwata
正稔 岩田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自動車に既設されたバッテリを使用しない
で、エンジン停止中及び駐車中に自動車の室内を強制換
気し、夏の炎天下における異常温度上昇の軽減と、冬場
におけるエンジン停止後の室内の保温及び雨天時の窓ガ
ラスの曇りを防止する。 【解決手段】 小型バッテリ1にソーラー充電器2をヒ
ューズ3を介して配線する。小型バッテリより切替スイ
ッチの接点4aを介してタイマー5に配線し、タイマー
5よりヒューズ6を介して送風機7に配線する。更に、
小型バッテリ1には切替スイッチ4の接点4b及びヒュ
ーズ9を介して自動車の既設バッテリ20に配線する。
送風機7は、外気引込口とエンジンの余熱引込口の引込
口路を相互に開閉できるようにしたダクトの開口部に、
自動車の室内に臨ませて埋設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】自動車の既設バッテリとは別
個に小型バッテリを設けて、小型バッテリにソーラー充
電器を継いで充電すると共に、自動車のエンジンが稼働
している時は、既設のバッテリからも充電できるように
して、、エンジンの停止中及び駐車中に、前記小型バッ
テリの電源により送風機を稼働させて、自動車の室内を
強制換気する自動車用室内換気装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、自動車の室内の換気は送風機が設置されていて、ス
イッチにより起動、停止及び風量の調節と冷風、暖房の
切替えができるようにはなっている。しかしながら、そ
の電源は自動車の全ての機能を賄う既設バッテリから接
続されたものであり、エンジンを稼働していない状態で
のバッテリの使用においては、バッテリに充電が行われ
ず、電力が消耗して、エンジン始動が不能となることか
ら、エンジンが停止している時や駐車中は、送風機を稼
働させて、自動車の室内を強制換気することはできなか
った。
【0003】そのために、夏の炎天下では、窓を密閉し
て駐車しておくと、室内の温度が異常に上昇し、ハンド
ル等の操作器具が過熱して、運転操作に支障を及ぼした
り、室内の物品の熱損傷や変質及び電子機器の誤動作を
起したりしやすい。更に、乳幼児やペット等の生命ある
ものを室内に放置して生命の危機にさらされた例もあ
る。室内の異常温度を軽減するには、自動車の窓の上部
を開けて、空気の対流を利用して行っているが、開いた
窓から悪戯や盗難に遭ったり、天候の異変により雨天に
なったりすると、室内に雨滴が侵入したりするため、窓
は密閉した状態にしておくか、開けても僅かの隙間しか
できず、空気の自然な対流による換気は殆ど行われず、
室内の異常温度上昇の軽減効果は小さい。また、冬場は
エンジンが停止すると、急激に室内が冷えたり、雨天時
は窓ガラスが曇ったりするが、エンジンが停止している
時や駐車中は、上記した如く、送風機を稼働させて、室
内を強制換気することは出来ないため、室内の保温を図
ったり、窓ガラスの曇りを防止することはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、自動車のエンジン停止中及び駐車中におい
て、自動車の全ての機能を賄う既設のバッテリの電力を
消耗させることなく、送風機を稼働させ、自動車の室内
を強制換気し、夏の炎天下においては、異常温度上昇の
軽減を極めて有効に行い、冬場においては、エンジン停
止後の急激な冷え込みを防止して、室内を保温し、雨天
時は窓ガラスの曇りを防止することが出来るようにした
もので、その解決手段は以下のとおりである。
【0005】(1)自動車の既設バッテリとは別個に小
型バッテリを設けて、該小型バッテリにソーラー充電器
を継いで充電すると共に、前記小型バッテリを電源とし
て送風機を稼働させ、エンジンの停止中及び駐車中に自
動車の室内を強制換気することを特徴とするもので、小
型バッテリにソーラー充電器を継いで、太陽光により常
時充電して、小型バッテリの電力消耗の防止を図ること
により解決したものである。 (2)自動車の既設のバッテリとは別個に設けた小型バ
ッテリに、自動車のエンジンが稼働している時は、既設
のバッテリからも前記小型バッテリに継いで充電できる
ようにしたことを特徴とするもので、太陽光が充分に得
られない時に、ソーラー充電器から小型バッテリへの充
電不足を補ったり、或いは充電不足から小型バッテリが
使用不能に陥った時に、短時間に充電して回復させる場
合に、切替スイッチにより既設バッテリから該小型バッ
テリに継いで、エンジン稼働中(運転走行中)に既設バ
ッテリから小型バッテリに充電できるようにしたことに
より解決したものである。
【0006】(3)自動車の既設のバッテリとは別個に
設けた小型バッテリと送風機との間にタイマーを設け、
稼働時間を調節できるようにして、一定時間送風機を稼
働させて、自動車の室内を強制換気することを特徴とす
るもので、必要な時間だけ送風機を稼働させて、強制換
気できるようにし、小型バッテリの過剰な消耗を防止す
ることにより解決したものである。 (4)夏場は外気を室内に引き込んで、室内の異常温度
上昇を軽減し、冬場はエンジンの余熱を引き込んで、室
内の保温を図ると共に、雨天時は窓ガラスの曇りを防止
できるようにしたことを特徴とするもので、外気引込口
とエンジンの余熱引込口を設けて、外気引込口と余熱引
込口が切替えられるようにして、解決したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、一
実施例を示す図面に基づいて説明すると、先ず、図1に
おいて、自動二輪車に搭載程度の直流12Vの小型バッ
テリ1にソーラー充電器2をA(+)側にヒューズ3を
介してAとB(−)を配線する。次いで、小型バッテリ
1よりA側に切替スイッチ4の接点4aを介して、タイ
マー5にAとBを配線し、タイマー5によりA側にヒュ
ーズ6を介して送風機7にAとBを配線する。又、自動
車に既設された直流12Vのバッテリ20よりA側にヒ
ューズ9とスイッチ4の接点4bを介して小型バッテリ
にAとBを配線する。切替スイッチ4はレバーを中立位
置にして、通常は小型バッテリ1にも、既設バッテリ2
0にも継らないようにしておき、送風機を稼働させて、
自動車の室内を強制換気する場合は切替スイッチのレバ
ーを接点4aに倒し、既設バッテリ20により小型バッ
テリ1に充電する場合は接点4bに倒して行う。切替ス
イッチのレバーを接点4bに倒して、既設バッテリによ
り小型バッテリに充電する時は、エンジンを稼働させ
て、既設バッテリ20に充電が行われている状態で行
う。タイマー5は直流12Vで作動し、30分単位で稼
働調節ができるもので、最大3時間程度稼働できるよう
なものを使用して、送風機の稼働時間を変えられるよう
にする。
【0008】送風機7は図2に示すように、ダクト8の
開口部に自動車の室内に臨ませて埋設し、ダクト8には
外気を室内に引き込むための外気引込口8aとエンジン
ルームからエンジンの余熱を引き込むための余熱引込口
8bを設ける。前記外気引込口と余熱引込口の分岐部
に、プレート10の一端をピン11により軸支し、ピン
11の一端に設けられたレバー12と自動車の室内に臨
設したレバー13を連接棒14により接続し、レバー1
3を作動させることにより、プレート10を回動させ
て、外気引込口8aと余熱引込口8bからの引込口路を
相互に開閉できるようにする。又、本実施例には図示し
ていないが、ピン11の一端部にロータリソレノイドを
設けて、ピン11の一端をロータリソレノイドの回転軸
とを直結して、スイッチの作動によりプレート10を回
動させて、外気引込口8aと余熱引込口8bからのダク
ト路を相互に開閉できるようにしてもよい。
【0009】以上のようにして、本発明を自動車に搭載
して実施する場合について、図3及び図4において説明
すると、小型バッテリ1は自動車後部のトランクルーム
15内に設置し、ソーラー充電器2はリヤボード16上
に載置する。或いは、小型バッテリを自動車前部のエン
ジンルーム17内に設置し、ソーラー充電器をダッシュ
ボード18上に載置しても良い。設置位置は特に限定す
るものではなく、自動車の形状や車種に応じて、適当な
位置に設置すれば良いが、ソーラー充電器は太陽の直射
日光を受ける位置に設置する。
【0010】送風機7はダッシュボード18の下方の中
央部又は助手席のスペース部分に、ダクト8の開口部
に、室内に臨ませて埋設し、ダクト8には外気引込口8
aとエンジン余熱の引込口8bを設けて、外気引込口は
車体の下方へ、余熱引込口はエンジンルーム内のエンジ
ン余熱を受けやすい部分に向けて配設する。切替スイッ
チ4とタイマー5及び外気引込口8aとエンジン余熱引
込口8bを切替えるためのレバー13は、運転席より操
作可能な位置にパネル19を設けて取り付ける。又、送
風機7の代わりに、自動車に既設された送風機を利用し
て、本発明を実施することも可能である。
【0011】本発明により自動車の室内を換気する場合
について、エンジン停止中及び駐車中に、タイマー5を
所要の時間に設定し、切替スイッチ4のレバーを送風機
の起動に切替える(図1において、切替スイッチ4のレ
バーを4aに倒す)と、送風機7がタイマー5により設
定した時間だけ稼働し、室内の換気を行う。換気効率を
高めるためには、窓ガラスは雨滴の侵入や盗難、悪戯が
できないように僅かに開けるか、又は、換気孔を備えた
自動車用サイドバイザー(特願平8−229239)を
窓上部枠に取り付けて行う。室内の換気を行わない時
は、切替スイッチ4のレバーを中立位置にしておき、エ
ンジンが稼働している時には、切替スイッチ4のレバー
を既設バッテリによる充電に切替える(図1において、
切替スイッチ4のレバーを4bに倒す)と、既設バッテ
リからも小型バッテリに充電される。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る自動車用室内換気装置は、
エンジン停止中及び駐車中に既設のバッテリを使用する
ことなく、送風機を稼働させて、自動車の室内の強制換
気を行うことができる。特に夏の炎天下においては、外
気を室内に引き込み、強制換気を行うことにより、室内
の異常温度上昇を著しく軽減できることや、冬場は、エ
ンジンの余熱をエンジンルームから引き込み、室内の急
激な温度の低下を防止して、保温を維持できること、及
び雨天時はエンジン停止後の窓の曇りを防止するのに有
効である。又、電源とする小型バッテリはソーラー充電
器により常時充電されるが、エンジン稼働中に既設バッ
テリからも、切替スイッチにより充電できるようにした
ことにより、太陽光の不足に伴うソーラー充電の不足を
補ったり、充電不足で小型バッテリが使用不可能になっ
ても、容易に短時間で回復させて、安定した電源(動力
源)が得られ、耐久性を向上させることができることか
ら、長時間送風機を稼働させて、強制換気を行うことが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す配線図である。
【図2】本発明に係る外気とエンジン余熱引込み部機構
の断面図である。
【図3】本発明を自動車に設置した時の実施例を示す平
面図である。
【図4】本発明を自動車に設置した時の実施例を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 小型バッテリ 2 ソーラー充電器 3、6、9 ヒューズ 4 切替スイッチ 5 タイマー 7 送風機 8 ダクト 10 プレート 11 ピン 12、13 レバー 14 連接棒 15 トランクルーム 16 リヤボード 17 エンジンルーム 18 ダッシュボード 19 パネル 20 既設バッテリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の既設バッテリとは別個に小型バ
    ッテリを設けて、該小型バッテリにソーラー充電器を継
    いで充電すると共に、前記小型バッテリを電源として送
    風機を稼働させ、エンジンの停止中及び駐車中に自動車
    の室内を強制換気することを特徴とする自動車用室内換
    気装置。
  2. 【請求項2】 自動車の既設のバッテリとは別個に設け
    た小型バッテリに、自動車のエンジンが稼働している時
    は、既設のバッテリからも前記小型バッテリに継いで充
    電できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自
    動車用室内換気装置。
  3. 【請求項3】 自動車の既設のバッテリとは別個に設け
    た小型バッテリと送風機との間にタイマーを設け、稼働
    時間を調節できるようにして、一定時間送風機を稼働さ
    せて、自動車の室内を強制換気することを特徴とする請
    求項1記載の自動車用室内換気装置。
  4. 【請求項4】 夏場は外気を室内に引き込んで、室内の
    異常温度上昇を軽減し、冬場はエンジンの余熱を室内に
    引き込んで、室内の保温を図ると共に、雨天時は窓ガラ
    スの曇りを防止できるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の自動車用室内換気装置。
JP31115896A 1996-10-16 1996-10-16 自動車用室内換気装置 Pending JPH10119555A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31115896A JPH10119555A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 自動車用室内換気装置

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JPH10119555A true JPH10119555A (ja) 1998-05-12

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ID=18013805

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JP31115896A Pending JPH10119555A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 自動車用室内換気装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220027532A (ko) * 2020-08-27 2022-03-08 진호(주) 상용차용 냉난방 겸용 무시동 에어컨
KR20220109693A (ko) * 2021-01-29 2022-08-05 진호(주) 상용차량용 태양광발전 탑재 무시동 에어컨디셔너용 전원공급 제어시스템

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