JPH10119273A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JPH10119273A
JPH10119273A JP27337596A JP27337596A JPH10119273A JP H10119273 A JPH10119273 A JP H10119273A JP 27337596 A JP27337596 A JP 27337596A JP 27337596 A JP27337596 A JP 27337596A JP H10119273 A JPH10119273 A JP H10119273A
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JP
Japan
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temperature
print head
correction
timing
ink
Prior art date
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JP27337596A
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English (en)
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Eiichi Motoyama
栄一 本山
Koji Arai
康治 新井
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Canon Inc
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントヘッドの温調が正確に行なわれず、
温度−吐出特性のばらつきによる出力画像の画像ムラが
発生する。 【解決手段】 インク吐出タイミングをメインパルスの
開始タイミングとし、このメインパルスの吐出タイミン
グの前にプリントヘッドの予熱信号(プレパルス)を発
生させ、さらに、メインパルスとプレパルスとの間にイ
ンターバル時間を発生させる。そして、これらのパルス
の各時間において、プリントヘッドの温度補正、温度セ
ンサの感度のばらつきによる補正、ノズル毎の温度−吐
出特性のばらつきによる補正を個別に反映させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インク吐
出制御にて画像記録を行なうインクジェットプリンタ等
の記録装置及び記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェットプリンタのイ
ンク吐出制御では、例えば、図13に示すような構成を
有する制御回路にて制御を行なっている。同図におい
て、51は、入力された画像データを一時的に記憶して
おくための画像データ記憶部、53はプリントヘッドで
あり、52は、このプリントヘッド53にインク吐出の
ためのエネルギーを印加するヘッド駆動回路である。ヘ
ッド駆動回路52への印加エネルギー量は、パルス幅制
御(PWM)によって調整され、54は、PWMの制御
波形を決定するためのPWM決定部である。また、55
は、プリントヘッド53の温度を検知するためのヘッド
温度検出部、56は、PWM決定部54でPWMを決定
する際の初期値を記憶している補正値記憶部である。
【0003】図15は、図13のヘッド駆動回路52の
詳細構成を示すブロック図であり、ここでは、PWM波
形を発生させる。また、図14(a),(b),(c)
は、図15のヘッド駆動回路にて発生されるPWM波形
を示す図である。
【0004】図15において、カウンタ61は、入力さ
れ、出力される画像データの1画素分の時間より周期の
短い基準クロックCLK(不図示)をカウントする。P
WM波形の調節単位は、この基準クロックCLKに依存
している。62,63,64,65はレジスタであり、
図13のPWM決定部54にて決定された値が設定され
る。また、66,67,68,69はコンパレータで、
上記のカウンタ61の値と、レジスタ62,63,6
4,65の値とをそれぞれ比較して、所定の信号を出力
する。そして、これらのコンパレータから出力された信
号は、PWM発生回路70に入力され、PWM発生回路
70は、図14に示すようなPWM波形を形成する。
【0005】図14に示す画像クロックは、1画素単位
の吐出の時間を生成するためのクロックであり、その立
ち上がりを基準Cstartとして、PWM波形を形成
する。PWM波形は、プレパルスP1とメインパルスP
3、及びその間の休息期間P2により構成される。この
基準CstartからプレパルスP1の立ち上がりまで
の時間をT1、P1の立ち下がりまでの時間をT2、メ
インパルスP3の立ち上がりまでの時間をT3、P3の
立ち下がりまでの時間をT4とし、これらT1,T2,
T3,T4がそれぞれ、図15のT1レジスタ62、T
2レジスタ63、T3レジスタ64、T4レジスタ65
に設定される。そして、上述の手順によってPWM波形
が発生され、プリントヘッド53に対してインク吐出エ
ネルギーを供給することで、画像の形成を実現する。
【0006】プリントヘッド53は、インク吐出エネル
ギーの供給を受けてインクを吐出する際に熱量を発生す
る。ここで発生した熱量は、次にインク吐出エネルギー
を供給されたときのインクの吐出量に影響を及ぼす。具
体的には、 ・インクの吐出量が増大し、インクの濃度が増す ・インクの水分を蒸発させ、インクの濃度を増大させる ・プリントヘッドのノズル内に気泡を発生させ、新しい
インクが供給されなくなり、インクを吐出させ得なくな
る(不吐と呼ぶ)といった現象が起ってくる。
【0007】そこで、上述のプレパルスP1のパルス幅
を、プリントヘッド53の温度に応じて増減させること
で、プリントヘッド53に供給するエネルギーを増減さ
せ、さらに、プリントヘッド53の温度上昇を低減す
る。この作業を「温調」と呼ぶ。
【0008】図17は、P1PWMテーブルで、プレパ
ルスP1のパルス幅とプリントヘッド53の温度(A/
D変換値)との関係と、ヘッドの製造過程で生まれるプ
レパルスP1のパルス幅に対する吐出したインクの濃度
をランク付けしたランク番号P1PWMとの関係を示す
表である。
【0009】図13のPWM決定部54は、例えば、図
17のランク番号P1PWM=0のプリントヘッドを用
いた場合、ヘッド温度検出部55によって検出されたプ
リントヘッド53の温度が、30℃(4CH)より高
く、32.5℃(53H)以下であれば、プレパルスP
1のパルス幅を07Hと決定する。
【0010】図18はセンサランクテーブルで、プリン
トヘッド53に付随している温度センサの温度−出力電
圧特性から算出した出力電圧補正テーブルであり、あら
かじめ決められた出力電圧範囲において、センサランク
としてランク番号が割り振られている。
【0011】例えば、同じ温度範囲に対して572.5
mv以上、575.0mv未満の電圧を出力する温度セ
ンサに対しては、センサランクを6とし、温度センサの
出力電圧をヘッド温度検出部55によってA/D変換さ
れた値に対して補正値β=−6を加えた値を、補正後の
ヘッドの温度に対する値とする。
【0012】補正値記憶部56には、図20に示すよう
に、プリントヘッド53に対応した上記のP1PWMテ
ーブル及びセンサランク補正値βが記憶されており、さ
らに、P1,P2,P3の初期値、及びT1の初期値が
記憶されている。
【0013】そこで、従来のPWM決定部54の動作
を、図16,図19に示すフローチャートに沿って説明
する。
【0014】先ず、図19に示す処理にてPWMの初期
化を行なう。具体的には、補正値記憶部56からP1,
P2,P3の初期値とT1の初期値を読み込む(ステッ
プS60,S61)。そして、ステップS62,S6
3,S64では、それぞれT2,T3,T4の値を求
め、ヘッド駆動回路52のT1レジスタ62にT1の初
期値を、T2レジスタ63にT2、T3レジスタ64に
T3、T4レジスタ65にT4の初期値をそれぞれ設定
する。言うまでもなく、各設定値の読み出し順序や、設
定順序は、上記の順序に限定されるものではない。
【0015】図16に示すフローチャートに従う処理で
は、温調のシーケンスを実行する。同図において、ステ
ップS50では、プリントヘッド53の温度センサの出
力電圧を、ヘッド温度検出部55によりA/D変換した
値を取り込む。そして、センサランクによる温度補正値
βを加え(ステップS51)、得られた値と前回の温調
の際に保存しておいた、前回の温度範囲とを比較する
(ステップS52)。この比較により、温度がP1PW
Mテーブルで示した温度と同じ温度範囲であれば、「温
度変化なし」として、本処理を終了する。
【0016】しかし、温度が、図17のP1PWMで示
したような1つ上以上の温度範囲であれば、温度が上が
ったとして、処理をステップS53に進め、今回の温度
範囲を前回の温度範囲の1つ上の温度範囲として、プレ
パルスP1の幅を決定し(ステップS53)、それを保
存する(ステップS54)。
【0017】他方、温度が、P1PWMテーブルで示し
たような1つ下以下の温度範囲であれば、温度が下がっ
たとして、ステップS58に進み、今回の温度範囲を前
回の温度範囲の1つ下の温度範囲としてプレパルスP1
の幅を決定し(ステップS58)、それを保存する(ス
テップS54)。
【0018】このようにして得られた、新しいプレパル
スP1のパルス幅に基づいて、T2,T3,T4を決定
する(ステップS55,S56,S57)。
【0019】なお、今回検出したヘッドの温度が、前回
検出した温度範囲よりも2つ以上離れた温度範囲であっ
たとしても、1つ以内の温度範囲にしか更新しないこと
で、ローパスフィルタの役割を持たせている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインク吐出制御には、次のような問題がある。すな
わち、温調のためにプレパルスP1のパルス幅を変更す
ると、それとともに、メインパルスP3の開始タイミン
グ、及び休息時間P2の時間も変更されてしまう。その
ため、 ・P3の開始タイミングがずれる→インクの吐出タイミ
ングがずれる ・P2が変わる→温調が正確に行なわれない という問題がある。
【0021】また、複数のノズルを持つプリントヘッド
では、温度センサがヘッドの両端に配置されている等、
インクを吐出したヘッドの位置と温度センサの位置との
関係が一定でないため、正しい温度が検出できず、結果
として正しい温調が行なわれない、また、製造過程で発
生するノズル毎の温度−吐出特性の違いが考慮されてお
らず、それが可視出力された画像の画像ムラの原因とな
るという問題がある。
【0022】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、プリントヘッドの温調
を正確に行ない、温度−吐出特性のばらつきによる出力
画像の画像ムラが発生しないように制御する記録装置及
び記録方法を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、プリントヘッドからのインク吐出のタイ
ミングを制御して記録媒体に可視画像の記録を行なう記
録装置において、前記プリントヘッドの温度を検出する
手段と、前記インク吐出のタイミングを第1のタイミン
グとして第1の駆動波形を発生させる第1の波形発生手
段と、前記第1のタイミングの前の第2のタイミングに
おいて前記プリントヘッドの予熱のための第2の駆動波
形を発生させる第2の波形発生手段と、前記第1の駆動
波形と第2の駆動波形との間にインターバル時間を発生
させるタイミング発生手段と、前記第1及び第2の駆動
波形と前記インターバル時間の各時間において所定の温
度補正を行なう補正手段とを備え、前記補正手段は、前
記プリントヘッドの温度補正、該プリントヘッドの1記
録単位毎の温度特性のばらつき補正、及び温度センサの
感度のばらつき補正を個別に反映させる。
【0024】また、他の発明は、プリントヘッドからの
インク吐出のタイミングを制御して記録媒体に可視画像
の記録を行なう記録方法において、前記プリントヘッド
の温度を検出するよう制御する工程と、前記インク吐出
のタイミングを第1のタイミングとして第1の駆動波形
を発生させるよう制御する第1の制御工程と、前記第1
のタイミングの前の第2のタイミングにおいて前記プリ
ントヘッドの予熱のための第2の駆動波形を発生させる
よう制御する第2の制御工程と、前記第1の駆動波形と
第2の駆動波形との間にインターバル時間を発生させる
よう制御する工程と、前記第1及び第2の駆動波形と前
記インターバル時間の各時間において所定の温度補正を
行なうよう制御する補正工程とを備え、前記補正工程で
は、前記プリントヘッドの温度補正、該プリントヘッド
の1記録単位毎の温度特性のばらつき補正、及び温度セ
ンサの感度のばらつき補正を個別に反映させる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。 <装置本体の概略説明>図21は、本発明が適用できる
インクジェット記録装置IJRAの概観図である。同図
において、リードスクリュー5005は、駆動モータ5
013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5011,
5009を介して回転する。キャリッジHCは、リード
スクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合する
ピン(不図示)を有し、リードスクリュー5005の回
転に伴って矢印a,b方向に往復移動される。このキャ
リッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが
搭載されている。5002は紙押え板であり、キャリッ
ジの移動方向に亙って紙をプラテン5000に対して押
圧する。5007,5008はフォトカプラで、キャリ
ッジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モ
ータ5013の回転方向切り換え等を行うためのホーム
ポジション検知手段である。5016は記録ヘッドの前
面をキャップするキャップ部材5022を支持する部材
で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、
キャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復
を行なう。5017はクリーニングブレードで、501
9はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材であ
り、本体支持板5018にこれらが支持されている。ブ
レードは、この形態でなく周知のクリーニングブレード
が本例に適用できることは言うまでもない。また、50
12は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公
知の伝達手段で移動制御される。これらのキャッピン
グ、クリーニング、吸引回復は、キャリッジがホームポ
ジション側の領域に来たときにリードスクリュー500
5の作用によってそれらの対応位置で所望の処理が行な
えるように構成されているが、周知のタイミングで所望
の作動を行なうようにすれば、本例にはいずれも適用で
きる。 <制御構成の説明>次に、上述した装置の記録制御を実
行するための制御構成について説明する。
【0026】図22は、本実施の形態に係る記録装置で
記録制御を実行するための制御構成に示すブロック図で
ある。同図において、1700は、記録信号を入力する
インターフェース、1701はMPU、1702は、M
PU1701が実行する制御プログラムを格納するプロ
グラムROM、1703は、各種データ(上記記録信号
やヘッドに供給される記録データ等)を保存しておくダ
イナミック型のROMである。1704は、記録ヘッド
1708に対する記録データの供給制御を行なうゲート
アレイであり、インターフェース1700、MPU17
01、RAM1703間のデータ転送制御も行なう。1
710は、記録ヘッド1708を搬送するためのキャリ
アモータ、1709は、記録紙搬送のための搬送モータ
である。1705は、ヘッドを駆動するヘッドドライ
バ、1706,1707は、それぞれ搬送モータ170
9、キャリアモータ1710を駆動するためのモータド
ライバである。上記制御構成の動作としては、インター
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換され、モータドライバ1706,17
07が駆動されると共に、ヘッドドライバ1705に送
られた記録データに従って記録ヘッドが駆動され、印字
が行なわれる。 [第1の実施の形態]図1は、本発明の第1の実施の形
態に係るインクジェットプリンタのインク吐出制御回路
の構成を示すブロック図である。同図において、21
は、入力された画像データを一時的に記憶しておくため
の画像データ記憶部、23はプリントヘッドであり、2
2は、このプリントヘッド23にインク吐出のためのエ
ネルギーを印加するヘッド駆動回路である。ヘッド駆動
回路22の印加エネルギー量は、上述のPWM制御によ
って調整され、24は、PWMの波形を決定するための
PWM決定部である。また、25は、プリントヘッド2
3の温度を検知するためのヘッド温度検出部、26は、
上記のPWM決定部24でのPWM波形を決定するとき
の初期値を記憶する補正値記憶部である。
【0027】図2は、図1のヘッド駆動回路22の詳細
構成を示すブロック図である。同図に示す回路は、PW
M波形を発生させる回路であり、図3,図4は、そこで
発生されたPWM波形を示している。
【0028】図2において、31はカウンタであり、入
力され、出力される画像データの1画素分の時間より周
期の短い基準クロックCLK(不図示)をカウントす
る。ここでのPWM波形の調節単位は、この基準クロッ
クCLKに依存している。32,33,34,35はレ
ジスタであり、上記のPWM決定部24により決定され
た値が設定される。
【0029】これらのレジスタの内、T1レジスタ32
とT2レジスタ33は、各ノズル毎に設定値を持ってお
り、ヘッド駆動回路22が発生するノズル番号(これ
は、どのノズルがインクを吐出するかを示す番号で、不
図示のカウンタにより画像クロックをカウントすること
で発生する)により、要求されるノズル番号に相当する
ノズル毎の設定値を、T1レジスタ32とT2レジスタ
33に対して供給する。
【0030】また、36,37,38,39はコンパレ
ータであり、上記のカウンタ31からの値と、レジスタ
32,33,34,35の値とをそれぞれ比較して、所
定の信号を出力する。これらのコンパレータから出力さ
れた信号は、PWM発生回路40に入力され、PWM発
生回路40は、図3,図4に示すようなPWM波形を形
成する。
【0031】図3,図4において、画像クロックは、1
画素単位の吐出時間を生成するためのクロックであ
り、、ここでは、その立ち上がりを基準Cstartと
してPWM波形を形成し、個々のCstart間の時間
がノズル単位の吐出に与えられた時間である。また、P
WM波形は、プレパルスP1とメインパルスP3、及び
その間のインターバルP2により構成されている。
【0032】ここでは、基準Cstartからプレパル
スP1の立ち上がりまでの時間をT1、P1の立ち下が
りまでの時間をT2、メインパルスP3の立ち上がりま
での時間をT3、P3の立ち下がりまでの時間をT4と
し、これらT1,T2,T3,T4が、それぞれT1レ
ジスタ32、T2レジスタ33、T3レジスタ34、T
4レジスタ35に設定される。そして、上述の手順によ
ってPWM波形を発生させ、プリントヘッド23に対し
てインク吐出エネルギーを供給することで画像形成を実
現する。なお、T3はインク吐出の基準タイミングであ
って、ここでは、これをTsとしてCstartからの
時間が一定に保たれている。
【0033】プリントヘッド23は、複数のインク吐出
ノズルを持っているが、その製造過程で、インク吐出ノ
ズル毎に温度−インク吐出特性にばらつきが発生してし
まう。そこで、補正値記憶部26には、このばらつきの
補正のためにノズル毎の補正値を記憶しており、上記従
来例と同様、ヘッド駆動回路22が発生するノズル番号
により、要求されるノズル番号に相当するノズル毎の補
正値をPWM決定部24に対して供給する。PWM決定
部24は、ノズル毎の補正値に応じてインターバルP2
を決定する。
【0034】次に、プリントヘッド23は、インク吐出
エネルギーの供給を受けてインクを吐出する際に熱量を
発生する。ここで発生した熱量は、次にインク吐出エネ
ルギーを供給されたときのインクの吐出量に影響を及ぼ
す。なお、具体的な影響は、上記従来例において説明し
た影響と同じである。そこで、本実施の形態において
も、「温調」と呼ばれる作業、すなわち、プレパルスP
1のパルス幅をプリントヘッド23の温度に応じて増減
させることで、プリントヘッド23に供給するエネルギ
ーを増減させ、さらに、プリントヘッド23の温度上昇
を低減させる制御を行なう。
【0035】なお、本実施の形態においても、P1PW
Mテーブルとして、図17に示すテーブルを使用し、ま
た、センサランクテーブルについても、図18に示すテ
ーブルを使用するため、ここでは、それらの詳細な説明
を省略する。
【0036】PWM発生回路40より発生されるPWM
波形について、図3に示す波形は、あるドットのタイミ
ングに対応する波形であり、プリントヘッド23と記録
媒体の相対位置が、ある位置にある場合でのノズル番号
a,b,cにおけるPWM波形である。また、図4は、
別のドットのタイミングに対する波形であり、図3に示
すものとは、さらに別のプリントヘッドと記録媒体の相
対位置におけるノズル番号a,b,cのPWM波形であ
る。
【0037】これらの、図3,図4は、上記の温調によ
って、P1がP1aからP1aに(ノズルa)、P1b
からP1bに(ノズルb)、P1cからP1cに(ノズ
ルc)変化していながら、P2,P3,Tsが一定に保
たれている様子を表わしている。
【0038】補正値記憶部26には、図5に示すよう
に、上述のノズル毎の補正値の他に、プリントヘッド2
3に対応したP1PWMテーブル及びセンサランク補正
値βが記憶されており、さらに、P1,P2,P3の初
期設定値、及びTsの初期設定値が記憶されている。P
2の初期設定値は、上述のノズル毎の補正値である。
【0039】以下、図1のPWM決定部24での処理動
作を説明する。
【0040】図6,図7は、PWM決定部24での処理
手順を示すフローチャートである。ここでは、先ず、図
6に示す手順でPWMの初期化を行なう。すなわち、補
正値記憶部26からP1,P2,P3の初期値とTs
(=T3)の初期値を読み込み、それらをヘッド駆動回
路22のT3レジスタに設定する(ステップS10,S
11)。そして、ステップS12で、T4=T3+P3
に従って設定値を求め、それをヘッド駆動回路22のT
4レジスタに設定する。
【0041】ステップS13,S14,S15では、そ
れぞれT2,T1の各ノズル毎の設定値を全ノズル分求
め、ヘッド駆動回路22のT1レジスタにT1の初期値
を、T2のレジスタにT2の設定値を設定する。言うま
でもなく、各設定値の読み出し順序や、設定順序は、上
記の順序に限られるものではない。
【0042】図7に示す制御では、温調のシーケンス処
理を行なう。同図において、先ず、プリントヘッド23
の温度センサの出力電圧をヘッド温度検出部25により
A/D変換した値を取り込み(ステップS20)、その
値にセンサランクによる温度補正値βを加える(ステッ
プS21)。そして、得られたえ値と、前回の温調の際
に保存しておいた前回の温度範囲とを比較する(ステッ
プS22)。
【0043】上記の比較の結果、ヘッド温度がP1PW
Mテーブルに示したものと同じ温度範囲であれば、「温
度変化なし」として、本処理を終了する。しかし、温度
がP1PWMで示したような、1つ上以上の温度範囲で
あれば、温度が上がったとして、処理をステップS23
に進め、今回の温度範囲を前回の温度範囲の1つ上の温
度範囲として、プレパルスP1のパルス幅を決定し(ス
テップS23)、それを保存する(ステップS24)。
【0044】他方、温度がP1PWMテーブルで示した
ような、1つ下以下の温度範囲であれば、温度が下がっ
たとして、処理をステップS28に進め、今回の温度範
囲を前回の温度範囲の1つ下の温度範囲として、プレパ
ルスP1のパルス幅を決定し(ステップS28)、それ
を保存する(ステップS24)。そして、新しいプレパ
ルスP1のパルス幅に基づいて、T1を決定する(ステ
ップS25)。
【0045】本実施の形態においても、今回検出したヘ
ッドの温度が、前回検出した温度範囲よりも2つ以上離
れた温度範囲であったとしても、1つ以内の温度範囲に
しか更新しないことで、ローパスフィルタの役割を持た
せている。
【0046】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、計測したプリントヘッドの温度に応じて、プリント
ヘッドの予熱信号であるプレパルスのパルス幅を増減さ
せて、温度補正、ノズル毎の温度−吐出特性のばらつき
による補正、温度センサの感度のばらつきによる補正を
個別に反映させることで、ノズルによる濃度ムラをなく
し、インクの吐出によるヘッドの温度上昇に対する補償
を適確に行なうことができる。 [第2の実施の形態]図8は、本発明の第2の実施の形
態に係るインクジェットプリンタの動作概要を示す図で
ある。同図において、80はプリントヘッド、81はリ
ニアエンコーダスケール、82はリニアエンコーダピッ
クアップヘッド、そして、83は記録媒体である。プリ
ントヘッド80のスキャン方向は、図中、矢印で示した
方向であり、プリントヘッド80に取り付けられたリニ
アエンコーダピックアップヘッド82と共に、記録媒体
83上をスキャンして、画像形成を行なう。このリニア
エンコーダピックアップヘッド82は、リニアエンコー
ダスケール81をスキャンして、プリントヘッド80の
位置を検出する。
【0047】図9は、本実施の形態に係るインクジェッ
トプリンタのインク吐出制御回路の構成を示す図であ
る。同図において、91は、入力された画像データを一
時的に記憶しておくための画像データ記憶部、93はプ
リントヘッドであり、92は、プリントヘッド93にイ
ンク吐出のためのエネルギーを印加するヘッド駆動回路
である。このヘッド駆動回路92の印加エネルギー量
は、PWMによって調節される。また、94は、PWM
の波形を決定するためのPWM決定部、95は、プリン
トヘッド93の温度を検知するためのヘッド温度検出
部、96は、PWM決定部94でPWMを決定するとき
の初期値を記憶する補正値記憶部である。
【0048】さらに、97はエンコーダ部であり、上述
のリニアエンコーダからの出力信号をもとに、プリント
ヘッド80のノズルの駆動タイミングを生成する。
【0049】本実施の形態では、上記の第1の実施の形
態に係る駆動と同様の動作によりプリントヘッドを駆動
するが、第1の実施の形態では、画像クロックをもとに
ノズル番号、及び吐出タイミングを生成しているが、本
実施の形態では、上記のエンコーダ部97からの出力信
号をもとに、これらノズル番号及び吐出タイミングを生
成する。
【0050】なお、リニアエンコーダからの出力信号を
もとにノズルの駆動タイミングを生成する代わりに、プ
リントヘッド80のスキャン動作を行なうためのパルス
モータの駆動パルスや、モータに連結したロータリーエ
ンコーダからの出力をもとに動作させるようにしてもよ
い。 [第3の実施の形態]図10は、第3の実施の形態に係
るPWM生成回路の構成を示すブロック図である。同図
に示す回路では、ノズル毎にインターバルP2を設定す
る。
【0051】図10において、103は、インターバル
P2の設定値を記憶したP2設定値テーブルであり、本
実施の形態では、P2a,P2b,P2c,P2dの4
種類の値で構成されている。また、101は、ノズル毎
に上記のP2設定値テーブル103内のどの設定値を選
択するかを記憶するためのP2選択テーブルであり、P
2設定値テーブル選択番号を出力する。そして、10
2,104は、それぞれセレクタである。
【0052】上述のように、セレクタ102には、外部
よりノズル番号(ノズル選択信号)が入力され、これに
より、P2選択テーブル101に格納された値の内、ど
のノズルの値を選択するかを決定し、選択されたノズル
のP2設定値テーブル選択番号をさらに決定する。
【0053】セレクタ102より出力されたP2設定値
テーブル選択番号は、セレクタ104に入力され、セレ
クタ104は、上記の選択番号に応じてP2設定値テー
ブル103の中から該当するP2設定値を選び出し、そ
れを出力する。このようにして決められたP2設定値
は、上記第1あるいは第2の実施の形態に係るPWM決
定部、ヘッド駆動回路と同様な回路に入力され、それに
より、プリントヘッドを駆動する。なお、P2設定値テ
ーブルへの設定値は、上記の4種類に限定されるもので
はない。 [第4の実施の形態]上記第3の実施の形態では、P2
の設定値を出力するための回路を用いているが、これに
限定されず、例えば、あらかじめ複数のPWM波形を生
成しておき、その内の1つをノズル番号で選択する構成
にしてもよい。
【0054】図11は、本実施の形態に係る不図示のP
WM生成回路にて、あらかじめ生成した3種類のPWM
波形を、セレクタ110でノズル番号により選択、出力
する様子を示す図である。
【0055】なお、プレパルスP1+インターバルP
2、メインパルスP3を、別々に生成し、それらを組み
合わせてPWM波形を生成しても良い。そのとき、P1
+P2を複数、生成しておき、ノズル番号により、P3
と組み合わせるP1+P2を決定する。
【0056】図12は、あからじめ生成した3種類のP
1+P2波形をセレクタ115により、ノズル番号で選
択、出力し、波形合成部116にて、その波形とあらか
じめ生成したP3波形とを合成出力する様子を示してい
る。
【0057】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行なわせるために利用さ
れるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例
えば、電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネ
ルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用い
ることにより、記録の高密度化、高精細化が達成でき
る。
【0058】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマン
ド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生させ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせ
て、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体(イ
ンク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡
の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)
を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆
動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0059】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行なうことができる。
【0060】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0061】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0062】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0063】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは、記録動作を一層安定にできるので好ましいもの
である。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対し
てのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるい
は吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素
子、あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段な
どがある。また、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モ
ードを備えることも安定した記録を行なうために有効で
ある。
【0064】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0065】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行なってインクの粘性を安定吐出
範囲にあるように温度制御するものが一般的であるか
ら、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであ
ればよい。
【0066】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
を、インクの固形状態から液体状態への状態変化のエネ
ルギーとして使用することで積極的に防止するため、ま
たはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し、
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によって
インクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録
媒体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合にも本発明は適用可能である。こ
のような場合、インクは、特開昭54−56847号公
報あるいは特開昭60−71260号公報に記載される
ような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固
形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対
向するような形態としてもよい。本発明においては、上
述した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜
沸騰方式を実行するものである。
【0067】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体、または別体に設けられるものの他、リ
ーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を
有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0068】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(または、CP
UやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコード
を読出し、実行することによっても達成されることは言
うまでもない。
【0069】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が、上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,
CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモ
リカード,ROM等を用いることができる。
【0070】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部
を行ない、その処理によって、上述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0071】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPU等が実際の処理の一部または全部を行ない、そ
の処理によって、上述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インク吐出タイミングをメインパルスの開始タイミング
とし、このメインパルスの吐出タイミングの前にプリン
トヘッドの予熱信号としてのプレパルスを発生させ、さ
らに、メインパルスとプレパルスとの間にインターバル
時間を発生させ、これらのパルスの各時間において、プ
リントヘッドの温度補正、温度センサの感度のばらつき
による補正、ノズル毎の温度−吐出特性のばらつきによ
る補正を個別に反映させることで、出力画像の濃度ムラ
をなくし、インクの吐出によるヘッドの温度上昇に対す
る補償を適確に行なうことができる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインクジェッ
トプリンタのインク吐出制御回路の構成を示す図であ
る。
【図2】ヘッド駆動回路の詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図3】あるタイミングで発生されたPWM波形を示す
図である。
【図4】別のタイミングで発生されたPWM波形を示す
図である。
【図5】補正値記憶部の構成を示す図である。
【図6】PWMの初期化処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図7】本実施の形態に係る温調の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るリニアエンコ
ーダの使用例を示す図である。
【図9】第2の実施の形態に係るエンコーダを使用した
インク吐出制御回路の構成を示す図である。
【図10】第3の実施の形態に係るPWM生成回路の構
成を示すブロック図である。
【図11】第4の実施の形態に係るPWM生成回路での
波形発生を示すブロック図である。
【図12】第4の実施の形態に係るPWM生成を模式的
に示す図である。
【図13】従来のインク吐出制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】従来のPWM波形を示す図である。
【図15】従来のヘッド駆動回路の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図16】従来の温調制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図17】P1PWM補正テーブルを示す図である。
【図18】センサランク補正値テーブルを示す図であ
る。
【図19】従来のPWMの初期化手順を示すフローチャ
ートである。
【図20】従来の補正値記憶部の構成を示す図である。
【図21】本発明が適用できるインクジェット記録装置
IJRAの概観図である。
【図22】本発明の実施の形態に係る記録装置で記録制
御を実行するための制御構成に示すブロック図である。
【符号の説明】
21 画像データ記憶部 22 ヘッド駆動回路 23 プリントヘッド 24 PWM決定部 25 ヘッド温度検出部 26 補正値記憶部 31 カウンタ 32〜35 レジスタ 36〜39 コンパレータ 40 PWM発生回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントヘッドからのインク吐出のタイ
    ミングを制御して記録媒体に可視画像の記録を行なう記
    録装置において、 前記プリントヘッドの温度を検出する手段と、 前記インク吐出のタイミングを第1のタイミングとして
    第1の駆動波形を発生させる第1の波形発生手段と、 前記第1のタイミングの前の第2のタイミングにおいて
    前記プリントヘッドの予熱のための第2の駆動波形を発
    生させる第2の波形発生手段と、 前記第1の駆動波形と第2の駆動波形との間にインター
    バル時間を発生させるタイミング発生手段と、 前記第1及び第2の駆動波形と前記インターバル時間の
    各時間において所定の温度補正を行なう補正手段とを備
    え、 前記補正手段は、前記プリントヘッドの温度補正、該プ
    リントヘッドの1記録単位毎の温度特性のばらつき補
    正、及び温度センサの感度のばらつき補正を個別に反映
    させることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記プリントヘッドの温度補正を前記第
    2の駆動波形に、前記プリントヘッドの1記録単位毎の
    温度特性のばらつき補正を前記インターバル時間に、ま
    た、前記温度センサの感度のばらつき補正を前記第1の
    駆動波形に対応させることを特徴とする請求項1に記載
    の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク吐出のタイミングを、入力し
    た画像の同期信号をもとに発生することを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記プリントヘッドと記録媒体
    の相対位置を検出する手段を備え、前記インク吐出のタ
    イミングを、該相対位置をもとに発生することを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インク吐出のタイミングを、前記プ
    リントヘッドのスキャン動作駆動信号をもとに発生する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記1記録単位は、前記プリントヘッド
    の1ノズル単位であることを特徴とする請求項1に記載
    の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記1記録単位は、前記プリントヘッド
    の隣接する複数ノズル単位であることを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記プリントヘッドは、熱エネルギーを
    利用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インク
    に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変
    換体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記
    録装置。
  9. 【請求項9】 プリントヘッドからのインク吐出のタイ
    ミングを制御して記録媒体に可視画像の記録を行なう記
    録方法において、 前記プリントヘッドの温度を検出するよう制御する工程
    と、 前記インク吐出のタイミングを第1のタイミングとして
    第1の駆動波形を発生させるよう制御する第1の制御工
    程と、 前記第1のタイミングの前の第2のタイミングにおいて
    前記プリントヘッドの予熱のための第2の駆動波形を発
    生させるよう制御する第2の制御工程と、 前記第1の駆動波形と第2の駆動波形との間にインター
    バル時間を発生させるよう制御する工程と、 前記第1及び第2の駆動波形と前記インターバル時間の
    各時間において所定の温度補正を行なうよう制御する補
    正工程とを備え、 前記補正工程では、前記プリントヘッドの温度補正、該
    プリントヘッドの1記録単位毎の温度特性のばらつき補
    正、及び温度センサの感度のばらつき補正を個別に反映
    させることを特徴とする記録方法。
JP27337596A 1996-10-16 1996-10-16 記録装置及び記録方法 Withdrawn JPH10119273A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7600841B2 (en) 2006-03-15 2009-10-13 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus
EP2821230A1 (en) 2013-07-01 2015-01-07 Canon Kabushiki Kaisha Element substrate, printhead, and printing apparatus

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CN104275931A (zh) * 2013-07-01 2015-01-14 佳能株式会社 元件基板、打印头以及打印设备
US9044935B2 (en) 2013-07-01 2015-06-02 Canon Kabushiki Kaisha Element substrate, printhead, and printing apparatus

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