JPH10119119A - シートの樹脂フレームおよび樹脂フレーム製造方法 - Google Patents

シートの樹脂フレームおよび樹脂フレーム製造方法

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JPH10119119A
JPH10119119A JP29588296A JP29588296A JPH10119119A JP H10119119 A JPH10119119 A JP H10119119A JP 29588296 A JP29588296 A JP 29588296A JP 29588296 A JP29588296 A JP 29588296A JP H10119119 A JPH10119119 A JP H10119119A
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Japan
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frame
mounting bracket
mounting
synthetic resin
resin frame
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JP29588296A
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English (en)
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Akifumi Satou
暁史 佐藤
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレーム本体に対する取り付け金具の剥離強
度の向上をはかる。 【構成】 各端末を取り付け端12a とした棒状の取り付
け金具12が、中間部に断面非円形の回り止め部12b を有
して形成されている。そして、取り付け金具12の回りで
の合成樹脂材料の圧縮を伴うフレーム本体14との一体成
形によって、取り付け金具が、取り付け端12a を側方に
露出させた状態で中空形状のフレーム本体の下端に回動
不能かつ離脱不能に内蔵されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブロー成形によ
りなる合成樹脂製のフレーム本体の一部に、所定の取り
付け金具を一体成形によって配置、固定し、この取り付
け金具を介して、ボディサイドのブラケットに連結され
るシートの樹脂フレームおよび樹脂フレーム製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車等のリヤシートのシー
トバックとして、前方または後方への倒し込みの可能な
可倒式の構成が知られている。そして、このような可倒
式シートバックのフレーム(シートバックフレーム)と
して、たとえば、合成樹脂材料から所定の形状に成形さ
れた合成樹脂製のシートフレーム(樹脂フレーム)が提
供されている。
【0003】このような、シートバックに用いられる樹
脂フレームは、通常、合成樹脂材料のブロー成形(吹込
み成形)によって中空形状に成形されたフレーム本体
と、このフレーム本体の下端の左右に一体成形によって
配置、固定された取り付け金具との組み合わせから形成
されている。そして、自動車のボディに、ヒンジユニッ
トがブラケットとして設けられ、このヒンジユニットへ
の取り付け金具の連結によって、樹脂フレーム、ひいて
はシートバックが、ボディに対して回動可能に取り付け
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、公知の構成
においては、通常、板金ブラケットとしてなる取り付け
金具が部分的な爪部を有する形状に左右個別に形成さ
れ、フレーム本体の表面上での爪部の埋設を伴う一体成
形によって、取り付け金具はフレーム本体に固定されて
いる。
【0005】ここで、取り付け金具は、通常、フレーム
本体の下端の左右サイドにそれぞれ設けられるため、埋
設される爪部は、樹脂フレームの内方に位置するよう
に、上辺と樹脂フレームの中央寄りの左右辺とにそれぞ
れ形成される。つまり、公知の構成においては、取り付
け金具の隣接する2辺に設けられた爪部を部分的に埋設
して、取り付け金具がフレーム本体と一体成形されてい
るにすぎないため、過大な荷重が取り付け金具に作用し
たとき、その荷重の程度によっては、フレーム本体から
の取り付け金具の剥離を生じる虞れがある。
【0006】また、取り付け金具の爪部を長く延ばすこ
とでその剥離強度を強化する構成が考えられる。しかし
ながら、爪部の引っ掛かる部分のフレーム本体の肉厚
は、比較的薄くなるため、取り付け金具の爪部を長く延
ばすと、フレーム本体の当該部分の剛性の低下が避けら
れないとともに、フレーム本体のブロー成形の際に、い
わゆるパンクの発生を伴う虞れがある。
【0007】この発明は、フレーム本体に対する取り付
け金具の剥離強度の向上をはかることによって、フレー
ム本体からの取り付け金具の剥離を防止可能とするシー
トの樹脂フレームおよびその製造に適した樹脂フレーム
製造方法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明のシートの樹脂フレームの実施の一形態に
よれば、各端末を取り付け端とした棒状の取り付け金具
が、中間部に断面非円形の回り止め部を有して形成され
ている。そして、取り付け金具の回りでの合成樹脂材料
の圧縮を伴うフレーム本体との一体成形によって、当該
取り付け金具が、取り付け端を側方に露出させた状態で
中空形状のフレーム本体の所定位置に回動不能かつ離脱
不能に内蔵されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】図1、図2に示すように、この発明の実施
の一形態に係るシートの樹脂フレーム10においては、棒
状の取り付け金具12が、中空形状のフレーム本体14の所
定位置に、一体成形によって内蔵されている。
【0011】この種の樹脂フレーム10として、たとえ
ば、自動車のリヤシートのシートバックのフレームを図
1に例示する。そして、図1に加えて図2を見るとわか
るように、この樹脂フレーム10においては、取り付け金
具12が、フレーム本体14の下端に配設されている。
【0012】図1に示すように、この発明の樹脂フレー
ム10においては、取り付け金具12の各端末が、ボディサ
イドのブラケット16への取り付け端12a として形成され
ている。なお、ブラケット16は、たとえば、ベースブラ
ケット16-1と、ヒンジピン16-2を介してベースブラケッ
トに回動自在に連結された回動アーム16-3との組み合わ
せからなるヒンジユニットとして形成されている。
【0013】図1に加えて図3を見るとわかるように、
取り付け金具12として、たとえば、潰し加工によって各
端末の潰されたパイプ材が利用でき、挿通孔18に連通し
たナット20の固着によって、各端末が取り付けボルト21
の螺着可能な取り付け端12aとして形成されている。
【0014】ここで、図1ないし図3に示すように、こ
の発明においては、取り付け金具12が、潰し加工による
断面非円形の回り止め部12b を中間部の複数箇所、たと
えば3ヶ所に有して形成されている。そして、取り付け
金具12の回りでの合成樹脂材料の圧縮を伴うフレーム本
体14との一体成形によって、取り付け金具はフレーム本
体に対して回動不能かつ離脱不能に内蔵されている。
【0015】このような樹脂フレーム10は、たとえば、
一般的なブロー成形によって製造されるが、この発明の
樹脂フレーム製造方法においては、図4に示すように、
まず、取り付け金具12が、治具22による一方の取り付け
端12a の把持によって保持される。そして、押し出し機
24による、この取り付け金具12の他端サイドからの合成
樹脂材料の押し出しによって、取り付け金具の回りにパ
リソン(チューブ形状)26を成形する。
【0016】次に、所定の金型28でこのパリソン26を挟
み、空気吹き込み口30からパリソンの内部に適当に空気
を送り込んで、金型のキャビティ32の対応部分32-1に相
当する中空形状のフレーム本体14を成形する(図2参
照)。このとき、この発明の樹脂フレーム製造方法にお
いては、取り付け金具12の回りに位置するパリソン26の
対応箇所を、たとえば金型28のキャビティ32の対応部分
32-2での挟み込みによって圧縮し、このパリソン、つま
りは合成樹脂材料の圧縮を伴う一体成形によって、取り
付け金具をフレーム本体14の下端に配置、固定してい
る。
【0017】このように、この発明の樹脂フレーム10に
おいては、取り付け金具12が、下端への内蔵のもとでフ
レーム本体14と一体成形されている。つまり、取り付け
金具12が、フレーム本体14を成形する合成樹脂材料によ
って円周方向で覆われるため、フレーム本体への荷重の
作用時における剥離強度が十分に強く確保できる。
【0018】従って、フレーム本体14からの取り付け金
具12の剥離が確実に防止でき、樹脂フレーム10の安全性
が一層向上する。
【0019】また、断面非円形の回り止め部12b を中間
部に有する取り付け金具12の回りの合成樹脂材料の圧縮
によって、取り付け金具をフレーム本体14と一体成形す
るため、フレーム本体に対する取り付け金具の回動が確
実に阻止できる。更に、回り止め部12b は、取り付け金
具12の軸線方向での段部となり、この段部がフレーム本
体14に対する係合部となるため、フレーム本体からの取
り付け金具の離脱が確実に阻止される。
【0020】そして、この発明の樹脂フレーム製造方法
によれば、上述したように、フレーム本体14に対する取
り付け金具12の剥離強度の向上された樹脂フレーム10が
容易に確保できる。
【0021】更に、中間部に回り止め部12b を有する取
り付け金具12を用い、この取り付け金具の回りの合成樹
脂材料の圧縮を伴って、フレーム本体14と取り付け金具
とを一体成形すれば足りるため、作業工程の煩雑化を伴
うことなく、上記の樹脂フレーム10が容易に製造でき
る。
【0022】そして、取り付け金具12を合成樹脂材料の
圧縮のもとでフレーム本体14の下端に一体成形すれば足
りるため、フレーム本体の中空部分の形状の複雑化を伴
うことなく、フレーム本体への取り付け金具12の内蔵が
十分に可能となる。そのため、フレーム本体14の成形の
際の、いわゆるパンクが防止でき、樹脂フレーム10の製
造作業の確実性が向上する。
【0023】なお、この発明の実施の形態においては、
取り付け金具の回り止め部12b を3ヶ所として具体化し
ているが、中間部で部分的に設けられれば足りるため、
1ヶ所以上であればその数は特に限定されない。また、
回り止め部12b は断面非円形であれば足りるため、図示
の形状に限定されず、他の形状としてもよい。
【0024】更に、この実施の形態においては、取り付
け金具の取り付け端12a を潰し加工による潰れ形状とし
て例示しているが、取り付け端はボディサイドのブラケ
ット(ヒンジユニット)16に対して取り付け可能であれ
ば足りるため、この潰れ形状に限定されず、他の形状に
取り付け端を形成してもよい。
【0025】また、パイプ材に限定されず、たとえば、
中実の棒材から取り付け金具12を形成してもよい。しか
しながら、パイプ材は軽量であるとともに潰し等の加工
が容易であるため、パイプ材を利用することによって、
取り付け金具12の加工性、作業性等が容易に向上する。
【0026】ところで、上記の実施の一形態での樹脂フ
レーム10においては、取り付け金具12がフレーム本体14
に対して回動不能に内蔵され、ブラケットのヒンジピン
16-2を中心とした回動によって樹脂フレーム、ひいては
シートバックの回動が確保されている。
【0027】これに対し、図5ないし図7に示すこの発
明の実施の別形態の樹脂フレーム110 においては、取り
付け金具112 が、フレーム本体114 に対して回動自在か
つ離脱不能に内蔵されている。
【0028】図5、図7を見るとわかるように、取り付
け金具112 においては、上述したこの発明の実施の一形
態と同様に、潰し加工および挿通孔18に連通したナット
20の固着によって、各端末が、取り付けボルト21の螺着
によってボディサイドのブラケット116 に固定可能な取
り付け端112aとして形成されている。
【0029】ここで、図7に示すように、この発明の実
施の別形態においては、取り付け金具112 が、円周に沿
った溝部112bを、たとえば各端部に有して形成されてい
る。そして、この溝部112bに対応する部分での合成樹脂
材料の圧縮を伴うフレーム本体114 との一体成形によっ
て、取り付け金具112 はフレーム本体に対して回動自在
かつ離脱不能に内蔵されている。
【0030】この樹脂フレーム110 も一般的なブロー成
形によって製造でき、この樹脂フレームに対応する樹脂
フレーム製造方法においても、図8に示すように、取り
付け金具112 を治具22による一方の取り付け端112aの把
持によって保持し、押し出し機24による合成樹脂材料の
押し出しによって、取り付け金具の回りにパリソン26を
成形する。
【0031】そして、所定の金型128 でこのパリソン26
を挟み、空気吹き込み口30からパリソン内への空気の送
り込みによって、金型のキャビティ132 の対応部分132-
1 に相当する中空形状のフレーム本体114 を成形する
(図6参照)。このとき、この実施の別形態での樹脂フ
レーム製造方法においては、取り付け金具112 の回りに
位置するパリソン26のうち、溝部112bに対応する箇所
を、たとえば金型のキャビティ132 の対応部分132-2 に
設けられた突起34での挟み込みによって圧縮し、このパ
リソン、つまりは合成樹脂材料の圧縮を伴う一体成形に
よって、取り付け金具をフレーム本体14の下端に配置し
ている(図7参照)。
【0032】このように製造された樹脂フレーム110 に
おいては、金型の突起34によって圧縮された合成樹脂材
料の突出部36が取り付け金具の溝部112bに入り込むた
め、溝部、突出部間の係合により、フレーム本体114 か
らの取り付け金具112 の離脱が確実に防止される。そし
て、取り付け金具112 の中間部は、溝部112bを含めて断
面円形であるため、フレーム本体114 に対する取り付け
金具の回動が確保される。
【0033】つまり、この樹脂フレーム110 において
は、取り付け金具112 がフレーム本体114 に対して回動
自在かつ離脱不能に内蔵されている。そのため、この樹
脂フレーム110 によれば、ボディサイドのブラケット11
6 をヒンジユニットとすることなく前後方向への回動が
確保できるため、ボディサイドのブラケットの構成の簡
素化がはかられる。
【0034】なお、この樹脂フレーム110 においても、
取り付け金具112 がフレーム本体114 に内蔵されるた
め、フレーム本体への荷重の作用時における剥離強度が
十分に強く確保できる。
【0035】従って、この発明の実施の別形態での樹脂
フレーム110 においても、フレーム本体114 からの取り
付け金具112 の剥離が確実に防止でき、樹脂フレームの
安全性が一層向上するという、前述した実施の一形態と
同様の効果が得られる。
【0036】ここで、図7に示すように、このような樹
脂フレーム110 においては、取り付け金具112 の周面方
向に突出した突出部38をフレーム本体114 の対応部分に
設ける構成とすることが好ましい。突出部38は、金型の
キャビティ132 の対応部分132-2 に設けられた突起40に
よって形成でき、通常、このような突出部は複数箇所、
たとえば5ヶ所等に設けられる。
【0037】このような構成では、フレーム本体114 の
突出部38が、取り付け金具112 の中間部に対して点で接
触するため、フレーム本体、取り付け金具間に生じる摩
擦抵抗が十分に抑制できる。従って、フレーム本体114
に対する取り付け金具112 の円滑な回動が容易に確保で
きる。
【0038】そして、この発明の実施の別形態における
樹脂フレーム製造方法によれば、フレーム本体114 に対
する取り付け金具112 の剥離強度を向上させ、フレーム
本体に対して取り付け金具を回動自在とした上記の樹脂
フレーム110 が容易に確保できる。
【0039】ここで、この発明の実施の別形態において
は、溝部112bを取り付け金具112 の各端部に設けている
が、溝部と溝部に入り込んだ突出部36との係合のもとで
軸線方向への取り付け金具の移動を阻止すれば足りるた
め、これに限定されず、たとえば、取り付け金具の一方
の端部や中央部等の1ヶ所のみに、溝部を設ける構成と
してもよい。
【0040】なお、この発明の実施の形態においては、
樹脂フレームとして自動車のリヤシートの可倒式のシー
トバックに用いられる構成を例示しているが、可倒式に
限定されず、固定式のシートバックの樹脂フレームに、
この発明を応用してもよい。また、シートバックに限定
されず、シートクッションのフレームに、この発明の思
想を応用してもよい。
【0041】更に、自動車のシートに限定されず、たと
えば、バス等に装着されるシートや、電車、飛行機、船
舶等のシートに、この発明を応用してもよい。
【0042】上述した発明の実施の形態は、この発明を
説明するためのものであり、この発明を何等限定するも
のでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの発明に包含されることはいうまでも
ない。
【0043】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るシートの
樹脂フレームによれば、取り付け金具が、所定箇所への
内蔵のもとでフレーム本体と一体成形されるため、フレ
ーム本体への荷重の作用時における剥離強度が十分に強
く確保できる。従って、フレーム本体からの取り付け金
具の剥離が確実に防止でき、樹脂フレームの安全性が一
層向上する。
【0044】そして、取り付け金具の中間部に断面非円
形の回り止め部を形成し、対応部分の合成樹脂材料の圧
縮を伴って取り付け金具とフレーム本体とを一体成形す
る構成では、構成の複雑化を伴うことなく、フレーム本
体に対する取り付け金具の回動、および、フレーム本体
からの取り付け金具の離脱が容易に防止できる。
【0045】また、取り付け金具の中間部に円周に沿っ
た溝部を形成し、対応部分の合成樹脂材料の圧縮を伴っ
て取り付け金具とフレーム本体とを一体成形する構成で
は、フレーム本体からの取り付け金具の離脱が防止でき
るとともに、フレーム本体に対する取り付け金具の回動
も確保できる。つまり、この構成によれば、ボディサイ
ドのブラケットをヒンジユニットとすることなく前後方
向への回動が確保できるため、ボディサイドのブラケッ
トの構成の簡素化がはかられる。
【0046】そして、フレーム本体に設けられた部分的
な突出部によって取り付け金具を保持する構成では、取
り付け金具に対する突出部の点での接触によって、フレ
ーム本体、取り付け金具間に生じる摩擦抵抗が十分に抑
制できるため、フレーム本体に対する取り付け金具の円
滑な回動が容易に確保できる。
【0047】また、パイプ材は軽量であるとともに潰し
等の加工が容易であるため、取り付け金具をパイプ材か
ら形成すれば、取り付け金具の加工性、作業性等が容易
に向上する。
【0048】そして、この発明のシートの樹脂フレーム
製造方法によれば、上記の樹脂フレームが、工程の煩雑
化を招くことなく適切、容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係るシートの樹脂フ
レームの概略斜視図である。
【図2】図1の線A−Aに沿ったシートの樹脂フレーム
の断面図である。
【図3】図1の線B−Bに沿ったシートの樹脂フレーム
の断面図である。
【図4】この発明の実施の一形態に係るシートの樹脂フ
レーム製造方法の一工程を示す、一部破断の概略正面図
である。
【図5】この発明の実施の別形態に係るシートの樹脂フ
レームの概略斜視図である。
【図6】図5の線C−Cに沿ったシートの樹脂フレーム
の断面図である。
【図7】図1の線D−Dに沿ったシートの樹脂フレーム
の断面図である。
【図8】この発明の実施の別形態に係るシートの樹脂フ
レーム製造方法の一工程を示す、一部破断の概略正面図
である。
【符号の説明】
10、110 シートの樹脂フレーム 12、112 取り付け金具 12a、112a 取り付け端 12b 回り止め部 112b 溝部 14、114 フレーム本体 22 治具 24 押し出し機 26 パリソン 28、128 金型 34、40 突起 36、38 突出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:58

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のフレーム本体の一部に、所
    定の取り付け金具を一体成形によって配置、固定し、こ
    の取り付け金具を介して、ボディサイドのブラケットに
    連結されるシートの樹脂フレームにおいて、 各端末を取り付け端とした棒状の取り付け金具が、中間
    部に断面非円形の回り止め部を有して形成され、取り付
    け金具の回りでの合成樹脂材料の圧縮を伴うフレーム本
    体との一体成形によって、当該取り付け金具が取り付け
    端を側方に露出させた状態で中空形状のフレーム本体の
    所定位置に回動不能かつ離脱不能に内蔵されたことを特
    徴とするシートの樹脂フレーム。
  2. 【請求項2】 合成樹脂製のフレーム本体の一部に、所
    定の取り付け金具を一体成形によって配置、固定し、こ
    の取り付け金具を介して、ボディサイドのブラケットに
    連結されるシートの樹脂フレームにおいて、 各端末を取り付け端とした棒状の取り付け金具が、円周
    に沿った溝部を少なくともいずれかの端部に有して形成
    され、少なくともこの溝部に対応する部分での合成樹脂
    材料の圧縮を伴うフレーム本体との一体成形によって、
    当該取り付け金具が取り付け端を側方に露出させた状態
    で中空形状のフレーム本体の所定位置に回動自在かつ離
    脱不能に内蔵されたことを特徴とするシートの樹脂フレ
    ーム。
  3. 【請求項3】 フレーム本体から取り付け金具の周面方
    向に突出された少なくとも部分的な突出部によって、取
    り付け金具がフレーム本体に対して回動自在に保持され
    た請求項2記載のシートの樹脂フレーム。
  4. 【請求項4】 取り付け金具が、潰し加工によって各端
    末の潰されたパイプ材である請求項1ないし3のいずれ
    か記載のシートの樹脂フレーム。
  5. 【請求項5】 ブロー成形によりなる合成樹脂製のフレ
    ーム本体の一部に、所定の取り付け金具を一体成形によ
    って配置、固定するシートの樹脂フレーム製造方法にお
    いて、 各端末を取り付け端とし、断面非円形の回り止め部を中
    間部に有する棒状の取り付け金具の一端を、治具によっ
    て所定の位置に保持し、この取り付け金具の他端サイド
    からの合成樹脂材料の押し出しによって、取り付け金具
    の回りにパリソンを成形し、 このパリソンを所定の金型で挟み、パリソンの内部への
    空気の送り込みによってフレーム本体を中空形状に成形
    するとともに、この金型の対応部分でのパリソンの挟み
    込みによる、取り付け金具の回りでの合成樹脂材料の部
    分的な圧縮を伴う一体成形によって、側方での取り付け
    端の露出状態で、取り付け金具をフレーム本体の所定位
    置に回動不能かつ離脱不能に内蔵することを特徴とした
    シートの樹脂フレーム製造方法。
  6. 【請求項6】 ブロー成形によりなる合成樹脂製のフレ
    ーム本体の一部に、所定の取り付け金具を一体成形によ
    って配置、固定するシートの樹脂フレーム製造方法にお
    いて、 各端末を取り付け端とし、円周に沿った溝部を少なくと
    も1ヶ所に有する棒状の取り付け金具の一端を、治具に
    よって所定の位置に保持し、この取り付け金具の他端サ
    イドからの合成樹脂材料の押し出しによって、取り付け
    金具の回りにパリソンを成形し、 このパリソンを所定の金型で挟み、パリソンの内部への
    空気の送り込みによってフレーム本体を中空形状に成形
    するとともに、この金型の対応部分でのパリソンの挟み
    込みによる、取り付け金具の少なくとも溝部に対応する
    部分での合成樹脂材料の部分的な圧縮を伴う一体成形に
    よって、側方での取り付け端の露出状態で、取り付け金
    具をフレーム本体の所定位置に回動自在かつ離脱不能に
    内蔵することを特徴としたシートの樹脂フレーム製造方
    法。
JP29588296A 1996-10-18 1996-10-18 シートの樹脂フレームおよび樹脂フレーム製造方法 Pending JPH10119119A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013005308A1 (ja) * 2011-07-05 2013-01-10 日本発條株式会社 車両シート用締結構造
DE102014205241A1 (de) 2013-03-25 2014-09-25 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Verstärkungsstruktur für ein harzgussprodukt
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