JPH10118962A - 液体式位置自在決め装置 - Google Patents

液体式位置自在決め装置

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JPH10118962A
JPH10118962A JP27376896A JP27376896A JPH10118962A JP H10118962 A JPH10118962 A JP H10118962A JP 27376896 A JP27376896 A JP 27376896A JP 27376896 A JP27376896 A JP 27376896A JP H10118962 A JPH10118962 A JP H10118962A
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JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic cylinder
workbench
movable body
switching valve
work table
Prior art date
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Pending
Application number
JP27376896A
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English (en)
Inventor
Akira Nagao
昭 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoshin Kogyo KK
Original Assignee
Kyoshin Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Kyoshin Kogyo KK filed Critical Kyoshin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動体の傾斜ポジションを任意かつ無段階に
変更・調整することのできる液体式位置自在決め装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 支持体2と支持体2に傾斜角度を変更可
能に支持された可動体1との間に介在され、可動体1の
引き上げ時に伸長し、押し下げ時に短縮する油圧シリン
ダ5と、油圧シリンダ5の油路13に設けられ、油路1
3を開閉する開閉弁15と、開閉弁15を制御する制御
手段17とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に家電製品や自
動車のハーネス組込用作業台に用いられて好適な液体式
位置自在決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家電製品や自動車のエンジンルー
ム等に使用されるハーネスの組込作業を行うための作業
台1は、図1に示すように、台座2に所定の傾斜角度で
固定されている。作業台1の板上には、ハーネス組付線
図(図示せず)が描かれており、ハーネス組込治具3が
多数個立設可能とされていてハーネス4の各部を支持す
るようになっている。作業者は、ハーネス4の組込作業
に際し、ハーネス組付線図に沿った所定箇所にハーネス
組込治具3を立設させ、端末処理された多数のハーネス
をそれぞれ所定のハーネス組込治具3に支持させて引き
回し、最後にテーピングをして束ね、所定のハーネス4
とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記作業台
1は、取扱うハーネスの形状によっては作業範囲が上下
方向に広くなる。このため、作業者は、作業台1の上部
における作業では図2のように背伸びした姿勢で、また
下部における作業では図3にように腰を曲げた姿勢で作
業をしなければならない場合があり、不自然な姿勢で作
業することによる疲労が作業効率にも影響するという問
題があった。
【0004】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
で、支持体に傾斜角度を変更可能に支持された可動体の
傾斜ポジションを任意かつ無段階に変更・調整すること
のできる液体式位置自在決め装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によれば、支持体と当該支持体に傾斜角度を変更
可能に支持された可動体との間に介在され、可動体の引
き上げ時に伸長し、押し下げ時に短縮する油圧シリンダ
と、油圧シリンダの油路に設けられ、当該油路を開閉す
る開閉弁と、開閉弁を制御する制御手段とを備えたもの
である。
【0006】
【作用】制御手段によって開閉弁を開弁して油路を開通
させると、油圧シリンダが伸縮可能となり、可動体の傾
斜ポジションの変更が可能になる。そこで、可動体を所
望の傾斜ポジションに変更し、制御手段により開閉弁を
閉弁して油路を閉じると、可動体は当該傾斜ポジション
に固定される。これにより、可動体の傾斜ポジションは
任意かつ無段階に変更・調整される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づき説明する。図4は、本発明に係る液体式位
置自在決め装置を備えた作業台を示し、作業台1は、左
右両側部1a(一側のみ図示)が台座2の左右両側の支
柱2a(一側のみ図示)の上端に回転可能に軸支されて
いる。なお、作業台1には、ハーネス組付線図が描かれ
ており、ハーネス4を支持するためのハーネス組込治具
3が多数個立設可能とされている。作業台1の一側前端
部1bと台座2の対応する側の支柱2aの下部2bとの
間には、油圧シリンダ5が介在されており、作業台1
は、この油圧シリンダ5によって傾斜ポジションが自由
に設定されるようになっている。
【0008】油圧シリンダ5は、ロッド6の先端6a
(図5)がピン8を介して作業台1の前端部1bに回動
可能に連結され、シリンダ7の底部に設けられた取付部
7a(図5)がピン9を介して台座2の下部2bに回動
可能に連結されている。蓄圧タンク10は、台座2の支
柱2aの略中央に取付けられており、パイプ13を介し
て油圧シリンダ5に接続されている。この蓄圧タンク1
0は、シリンダ7よりも大径の円筒形状をなし、図5の
ようにピストン11の一側が油室10a、他側がばね室
10bとされ、ばね室10bには一端がピストン11の
一端面に、他端が端板10dに圧接するスプリング12
が縮設されている。
【0009】蓄圧タンク10の油室10aを形成する端
板10cの略中央にはポート10eが設けられており、
当該ポート10eは、パイプ13を介してシリンダ7の
底部に設けられたポート7bに接続されている。また、
このパイプ13の途中には、当該パイプ13を開閉する
開閉弁15が介在している。そして、シリンダ7とパイ
プ13と蓄圧タンク10の油室10aにはオイル14が
充填されている。蓄圧タンク10は、油圧シリンダ5が
完全に伸長した状態において、油室10a内にオイル1
4が残り、油圧シリンダ5が完全に短縮した状態におい
てシリンダ7内のオイル14を油室10aに取り込むこ
とができるように設定されている。
【0010】また、作業台1の前端部1bには、図4に
示すように、当該作業台1の傾斜ポジションを変更・調
整する際に用いられる把手16が固設されており、把手
16には、操作レバー17が支持金具18を介して取付
けられている。この操作レバー17の基端と開閉弁15
との間には、弁切換用のワイヤ19が接続されており、
操作レバー17を把手16と共に握ると、ワイヤ19が
引かれて開閉弁15が開弁され、操作レバー17を解放
すると、不図示のばね力により開閉弁15が閉弁される
ようになっている。
【0011】以下に作用を説明する。作業台1の傾斜ポ
ジションを調整する場合、作業者が把手16と操作レバ
ー17とを共に握り、開閉弁15を開弁すると、当該作
業台1の回動が可能となり、把手16を操作して作業台
1を所望の傾斜ポジションになるまで回動させる。そし
て、作業台1を所望の傾斜ポジションに回動したとき
に、操作レバー17を解放すると、作業台1は当該傾斜
ポジションに固定される。
【0012】すなわち、作業台1を図7の緩傾斜のポジ
ションから図6の急傾斜のポジションに変更する場合、
作業者が把手16と操作レバー17とを共に握って、操
作レバー17に連結するワイヤ19を引くと、開閉弁1
5が開弁され、シリンダ7と蓄圧タンク10の油室10
aとが連通され、これら両者の間のオイル14の移動が
可能になる。この結果、油圧シリンダ5のロックが解除
され、伸縮可能となって、作業台1の回動が許容され
る。
【0013】ここで、作業者が把手16を操作して作業
台1の前端部1bを下方向に押すと、当該作業台1は回
動し、油圧シリンダ5は、作業台1の回動に応じて短縮
する。シリンダ7内の油圧オイル14は、パイプ13を
通して蓄圧タンク10の油室10aに流れ込む。シリン
ダ7内のオイル14が蓄圧タンク10に流入する際に、
当該蓄圧タンク10のスプリング12が圧縮されて、当
該スプリング12に油室10aに流れ込んだオイル14
の量に応じた圧力が蓄積される。
【0014】そして、作業台1が所望の急傾斜のポジシ
ョンに回動されたとき、作業者が操作レバー17を解放
し、ワイヤ19が弛緩すると、開閉弁15が閉弁してパ
イプ13を閉じ、油圧シリンダ5から蓄圧タンク10へ
のオイル14の移動を停止する。オイル14の移動が停
止されると、当該位置に油圧シリンダ5がロックされ
て、作業台1が当該傾斜ポジションに固定される。
【0015】次に、作業台1を図6の急傾斜のポジショ
ンから図7の緩傾斜のポジションに調整する場合、作業
者が把手16と操作レバー17とを共に握って、開閉弁
15を開弁して油圧シリンダ5のロックを解除し、作業
台1を回動可能にする。作業者が把手16を操作して作
業台1の前端部1bを持ち上げると、当該作業台1は、
緩傾斜のポジションに向かって回動する。これに伴い油
圧シリンダ5が伸長し、蓄圧タンク10の油室10a内
のオイル14がシリンダ7に移動し、蓄圧タンク10の
スプリング12に蓄積された圧力が油圧として油圧シリ
ンダ5に付与され、ロッド6を図4及び図5の矢印A方
向に押し上げるように作用し、重力に抗することから大
きな力が必要な作業台1の前端部1bの持ち上げ作業に
要する力を軽減させる。
【0016】そして、作業台1が所望の緩傾斜ポジショ
ンに回動したとき、作業者が操作レバー17を解放して
開閉弁15を開弁すると、作業台1が当該緩傾斜ポジシ
ョンに固定される。これにより、作業者は、作業の態様
に合わせて簡単に作業台1の傾斜ポジションを無段階に
変更・調整することができ、楽な作業姿勢で作業するこ
とができ、作業効率の向上を図ることができる。また、
作業台1の前端部1bを重力に抗して持ち上げる際の力
を軽減することもできる。
【0017】ここで、油圧シリンダは、図8に示す油圧
シリンダ20のように、シリンダ21、ピストン22、
パイプ23及び切替弁24を有する構成としてもよい。
油圧シリンダ20は、シリンダ21内がロッド6の他端
に取り付けたピストン22によって第1油室20aと第
2油室20bとに区画され、シリンダ21の下部には台
座2の下部2b連結する取付部21aが設けられてい
る。パイプ23は、剛性樹脂等からなる弾力性を有する
パイプで(OK?)、シリンダ21内のオイル14が移
動自在に第1油室20aと第2油室20bとの間を接続
している。切替弁24は、パイプ23の途中に設けら
れ、開閉弁15と同様に、図示しないワイヤ19によっ
て切替操作される。即ち、切替弁19は、把手16及び
操作レバー17によってワイヤ19を操作することによ
り、第1油室20aと第2油室20bとの間でオイル1
4の流れを切り替え、作業台1を所望の傾斜ポジション
へ回動させる。従って、油圧シリンダ5に代えて油圧シ
リンダ20を使用すると、蓄圧タンク10が不要とな
り、液体式位置自在決め装置を一層小型化することが可
能となる。
【0018】なお、上述実施形態において、ハーネス組
込用の作業台に適用した場合について説明したが、これ
に限らず、本発明は製図台等その他の作業台にも適用し
得ることは勿論である。また、傾斜角度を変更する反射
板、重力に抗して開閉される天窓、サッシ窓、地下の開
閉扉等に適用し得る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、支
持体と当該支持体に傾斜角度を変更可能に支持された可
動体との間に介在され、可動体の引き上げ時に伸長し、
押し下げ時に短縮する油圧シリンダと、油圧シリンダの
油路に設けられ、当該油路を開閉する開閉弁と、開閉弁
を制御する制御手段とを備えた構成としたので、支持体
に傾斜角度を変更可能に支持された可動体の傾斜ポジシ
ョンを任意、かつ無段階に変更・調整することができ、
また重力に抗して可動体を引き上げる際の力を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の作業台の正面図である。
【図2】図1の作業台における背伸びした作業姿勢を示
す模式図である。
【図3】図1の作業台における腰を曲げた作業姿勢を示
す模式図である。
【図4】本発明に係る液体式位置自在決め装置を備えた
作業台の側面図である。
【図5】図4の液体式位置自在決め装置の拡大断面図で
ある。
【図6】図4の液体式位置自在決め装置により急傾斜ポ
ジションに調整された作業台を示す模式図である。
【図7】図4の液体式位置自在決め装置により緩傾斜ポ
ジションに調整された作業台を示す模式図である。
【図8】油圧シリンダの変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 作業台 2 台座 5 油圧シリンダ 6 ロッド 7 シリンダ 10 蓄圧タンク 13 パイプ 15 開閉弁 17 操作レバー 19 ワイヤ 20 油圧シリンダ 20a 第1油室 20b 第2油室 21 シリンダ 22 ピストン 23 パイプ 24 切替弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と当該支持体に傾斜角度を変更可
    能に支持された可動体との間に介在され、前記可動体の
    引き上げ時に伸長し、押し下げ時に短縮する油圧シリン
    ダと、前記油圧シリンダの油路に設けられ、当該油路を
    開閉する開閉弁と、前記開閉弁を制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とする液体式位置自在決め装置。
JP27376896A 1996-10-16 1996-10-16 液体式位置自在決め装置 Pending JPH10118962A (ja)

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JP27376896A JPH10118962A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 液体式位置自在決め装置

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ID=17532316

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010253673A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Berchtold Holding Gmbh 作業台
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CN103921111A (zh) * 2014-04-10 2014-07-16 西安航空动力股份有限公司 一种用于燃气发生器总装的翻转装置
CN107443344A (zh) * 2017-10-10 2017-12-08 桐城市文才管业有限公司 一种专门用于存放管件的装置
CN108356775A (zh) * 2018-01-23 2018-08-03 苏州国量量具科技有限公司 量块夹具

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