JPH10118161A - 錠剤シートの移載方法とその装置 - Google Patents

錠剤シートの移載方法とその装置

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JPH10118161A
JPH10118161A JP8301151A JP30115196A JPH10118161A JP H10118161 A JPH10118161 A JP H10118161A JP 8301151 A JP8301151 A JP 8301151A JP 30115196 A JP30115196 A JP 30115196A JP H10118161 A JPH10118161 A JP H10118161A
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tablet
tablet sheet
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JP8301151A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Matsumura
弘喜 松村
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Maruho Hatsujyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Maruho Hatsujyo Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は打抜型から搬送ライ
ンの間で不良シートを排出して不良シートが搬送ライン
に混入しないようにする事にある。 【解決手段】 錠剤(18)を収納したポケット(16)を
有する帯状体(L)から錠剤シート(6)を打ち抜き、この打
ち抜いた錠剤シート(6)を、前記帯状体(L)と異なるライ
ンに設けられた搬送ライン(C)に移送する錠剤シート(6)
移載方法において、搬送ライン(C)への移載前に錠剤シ
ート(6)のチェックを行い、搬送ライン(C)に移載する前
に搬送ライン(C)のライン外で不良シート(6a)を排出
し、良品シート(6b)のみを搬送ライン(C)に移載する事
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は錠剤を収納したポケット
を有し、一方向に搬送されている帯状体から打ち抜かれ
た錠剤シートをチェックして良品シートのみを搬送ライ
ンに移載し、不良シートは搬送ライン外に排出する事に
よって不良シートが搬送ラインに紛れ込む事を防止した
錠剤シートの移載装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移載装置は、図12に示すように
打抜型(3')により打ち抜かれた錠剤シート(6')は、打抜
型(3')の直下に設置された吸着ノズル(2')を有するサク
ション装置(30')により吸着され、吸着ノズル(2')と共
に降下して打抜型(3')の下方に配設された取出コンベア
(13')上に移載されるようになっている。
【0003】取出コンベア(13')に移載された錠剤シー
ト(6')は送り爪(14')により1シート毎に搬出され、取
出コンベア(13')の下流側に設置された目視検査テーブ
ル(I')の搬送コンベア(34')に送り込まれる。ここでは
検査員の目視検査に先立って錠剤シート(6')の機械選別
が行われるようになっている。機械検査は、一般的にC
CDカメラ(図示せず)を用いた検査で、錠剤シート
(6')のポケット(16')内に収納されている錠剤(18')の欠
錠や錠剤(18')の欠け、錠剤シート(6')の汚れ等各種不
良がチェックされ、不良シート(6a')が取り除かれるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図12から
分かるように、目視検査テーブル(I')の搬送コンベア(3
4')のライン上に設けたエアジェット(31')で不良シート
(6a')を吹き飛ばして排出したり或いは排出ダンパ(図
示せず)を作動させて不良シート(6a')を排出すような不
良シート排出機構(E')が設けられているが、この方式で
はエアジェットや排出ダンパの動作不良が発生した場
合、不良シート(6a')が目視検査領域に流れ込む恐れが
ある。
【0005】その後の目視検査においても十分チェック
がなされているが作業者の集中力が低下した場合には不
良シート(6a')が良品シート(6b')に混じって流れる可能
性がある。また、排出ダンパを使用した場合には、タイ
ミング不良など動作不良が生じると前後の良品シート(6
b')にも悪影響を与え良品シート(6b')に傷付けることが
あるという問題もあった。
【0006】そこでなされたのが本発明であり、打抜型
から搬送ラインの間で不良シートを排出して不良シート
が搬送ラインに混入しないようにする事で従来装置の問
題点を解消しようとした。
【0007】
【課題を解決するための手段】『請求項1』に記載の錠
剤シート(6)の移載方法は「錠剤(18)を収納したポケッ
ト(16)を有する帯状体(L)から錠剤シート(6)を打ち抜
き、この打ち抜いた錠剤シート(6)を、前記帯状体(L)と
異なるラインに設けられた搬送ライン(C)に移送する錠
剤シート(6)の移載方法において、搬送ライン(C)への移
載前に錠剤シート(6)のチェックを行い、搬送ライン(C)
に移載する前に搬送ライン(C)のライン外で不良シート
(6a)を排出し、良品シート(6b)のみを搬送ライン(C)に
移載する」事を特徴とする。
【0008】これによれば、搬送ライン(C)への移送迄
に行った不良チェックの結果、錠剤シート(6)が不良シ
ート(6a)と判定された場合、搬送ライン(C)のライン外
で排出されるので、たとえ搬送ライン(C)への移送手段
に故障が生じても不良シート(6a)が良品シート(6b)に混
入して搬送ライン(C)に移載される事がなく、不良チェ
ックの信頼性を格段に高める事が出来る。
【0009】『請求項2』に記載の錠剤シート(6)の移
載装置は前記方法を実施するもので「錠剤(18)を収納し
たポケット(16)を有し、一方向に搬送されている帯状体
(L)と、前記帯状体(L)から錠剤シート(6)を打ち抜く打
抜部(A)と、打抜部(A)にて打ち抜かれた錠剤シート(6)
を搬送ライン(C)に移載する錠剤シート移載部(B)と、錠
剤移載部(B)の錠剤シート(6)の移動軌跡(m)と異なる錠
剤シート(6)の搬送軌跡(n)を有し、錠剤移載部(B)から
錠剤シート(6)を受け取って次工程に搬出する搬送ライ
ン(C)と、搬送ライン(C)への移載前に錠剤シート(6)を
チェックする不良チェック機構(D)と、錠剤シート(6)が
不良であった場合、不良シート(6a)を搬送ライン(C)に
移載する前に排出する不良シート排出機構(E)とで構成
された」事を特徴とする。
【0010】『請求項3』は請求項2に記載の錠剤シー
ト(6)の移載装置を更に具体的にしたもので「錠剤シー
ト移載部(B)が、その揺動先端部が打抜部(A)と搬送ライ
ン(C)との間を往復運動する揺動アーム(7)と、揺動アー
ム(7)の先端に回動自在に取着された回動軸(1)と、回動
軸(1)から放射状に突設され、打ち抜かれた錠剤シート
(6)を吸着し、搬送ライン(C)側に錠剤シート(6)を移動
させる吸着ノズル(2)と、搬送ライン(C)側に移動した錠
剤シート(6)を吸着ノズル(2)から脱離させて搬送ライン
(C)に移載させる離脱アーム(9)とで構成されており、不
良シート排出機構(E)が、吸着ノズル(2)に吸着されて移
動している錠剤シート(6)の移動軌跡(m)の外側に沿って
配設され、錠剤シート(6)が不良の場合に、該移動軌跡
(m)の内側に移動して不良シート(6a)に係合し、不良シ
ート(6a)を吸着ノズル(2)から離脱させる排出アーム(1
1)を有する」事を特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述す
る。本発明の錠剤シート(6)の移載装置の打抜部(A)は、
打抜型(3)と打抜ダイス(4)とで構成されており、打抜型
(3)が打抜ダイス(4)の打抜孔(4a)に出入して打抜ダイス
(4)の上を間欠送りされている帯状体(L)を打ち抜くよう
になっている。帯状体(L)は、複数のポケット(16)が多
列に形成されている帯状体本体(l2)とこれに貼着される
アルミニウム箔(l1)とで構成され、ポケット(16)内に錠
剤(18)を供給収納した後、上下の熱圧着ロール(19)(20)
にて帯状体本体(l2)とアルミニウム箔(l1)とを熱圧着
し、この帯状体(L)を送りローラ(15)及び案内ローラ(1
7)を介して、図中、右から左方向に搬送されている。送
りローラ(15)には帯状体(L)のポケット(16)が嵌まり込
むポケットガイド(15a)が所定間隔で形成されている。
【0012】不良チェック機構(D)は、熱圧着ロール(1
9)(20)の上流側に上下に設置されており、ポケット(16)
内に収納されている錠剤(18)の有無、欠け或いは帯状体
本体(l2)の汚れや印刷ミス、破損、異物の付着など各種
異常を観察している。不良チェック機構(D)の認識装置
は一般的にストロボ付きのCCDカメラのような装置(d
1)(d2)が上下に使用され、被写体の画像処理をデジタル
的に行って良否を機械的に判定するようになっている。
【0013】錠剤シート移載部(B)は、帯状体(L)の下方
に設置され、一端が揺動軸(8)にベアリングを介して回
転自在に取着された揺動アーム(7)と、その揺動先端部
に回動自在に取着された回動軸(1)と、回動軸(1)から放
射状に突設された吸着ノズル(2)とで構成されている。
揺動アーム(7)の揺動先端部には真空切替部(21)が一体
的に設けられており、回動軸(1)を構成する軸本体(1a)
が回転自在に挿通されている。この軸本体(1a)はベアリ
ングを介して揺動軸(7)に回転自在に支持されている。
真空切替部(21)には、減圧源(22)に連通する減圧切替孔
(23)が穿設されており、後述する回転体(1b)の減圧孔(2
4)と切替可能にて連通するようになっている。回動軸
(1)は、前述のように軸本体(1a)と回転体(1b)とで構成
されており、軸本体(1a)の突出部分に回転体(1b)が一体
的に固着されており、揺動アーム(7)を越えて反対側に
従動プーリ(25)が固着されている。
【0014】吸着ノズル(2)は、回転体(1b)に放射状に
植設されている筒状部(2a)と、その先端がラッパ状に開
いているゴム製筒のラッパ状部(2b)とで構成されてお
り、前記ラッパ状部(2b)が筒状部(2a)に嵌め込まれてお
り、吸着ノズル(2)の吸引孔(2c)は回転体(1b)の減圧孔
(24)に連通している。なお本実施例では、吸着ノズル
(2)は1つの錠剤シート(6)に対して2本用意されてお
り、錠剤シート(6)の両端部分を吸着するようになって
いる。また、図の実施例では錠剤シート(6)は1列であ
るが、2列以上の場合でもよく、その場合は吸着ノズル
(2)を始めその他装置は列数に合わせて用意される事に
なる。また、本実施例では吸着ノズル(2)は90°間隔
で設けられており、90°にて間欠回転いるようになっ
ている。勿論、これに限られず、間欠回転角度は適宜自
由に選択出来る。
【0015】揺動軸(8)には同軸に駆動プーリ(26)が設
けられており、駆動プーリ(26)と従動プーリ(25)との間
に伝達ベルト(27)が懸架され、回動軸(1)を間欠回転す
るようになっている。なお、駆動プーリ(26)は間欠回転
用モータ(図示せず)によって間欠回転駆動される。
【0016】揺動アーム(7)の揺動作用は、クランク機
構、カム機構、リンク機構或いはシリンダなど各種のも
のが利用できるが、ここではカム機構を採用している。
揺動アーム(7)の下面に接触するようにカム(30)が配設
されており、一方向に回転するようになっている。回転
駆動は揺動駆動モータ(図示せず)によって行われる。
【0017】不良シート排出機構(E)は、排出軸(12)
と、排出軸(12)を回転自在に支持している軸ホルダ(12
a)と、排出軸(12)に固着されている排出アーム(11)とで
構成されている。排出アーム(11)は、図1から分かるよ
うに板材を変形させ、その先端をラッパ状部(2b)に合わ
せて切欠したものである。また、排出軸(12)の軸ホルダ
(12a)を越えた反対側には作動アーム(12b)が固着されて
おり、その端部に設けられたカムフォロア(28)に不良シ
ート取出カム(31)が接触している。そして、バネ(32)の
弾発力にて不良シート取出カム(31)の接触面の凹凸に合
わせてカムフォロア(28)が追従して動き、作動アーム(1
2b)が揺動し、排出アーム(11)を作動する。作動アーム
(12b)の揺動作動は、不良シート取出カム(31)のような
カム機構に限られるわけでなく、ソレノイド(28)、シリ
ンダその他駆動源《例えば単動型シリンダ》を使用する
事ができる事は言うまでもない。ソレノイド(28)の場合
は、ソレノイド(28)の動作方向はソレノイドの電源が切
れた時、排出アーム(11)を吸着ノズル(2)側に移動さ
せ、良不良に拘わらず、吸着ノズル(2)に吸着されて移
動して来た錠剤シート(6)を吸着ノズル(2)から離脱させ
て移動軌跡(m)外に排出するようになっている。
【0018】次に、本装置の作用に付いて説明する。帯
状体(L)が間欠送りされ、不良チェック機構(D)の直下を
移動する。不良チェック機構(D)は表裏両面から錠剤シ
ート(6)の略1枚分を撮影し、その映像をデジタル化し
て制御装置(図示せず)に送り、予め制御装置に入力さ
れている基準パターンと比較し、良否の判別を行い、そ
の結果を記憶すると同時にタクト送りしてチェックした
錠剤シート(6)と記憶データとを一致させておく。錠剤
シート(6)の被打ち抜き部分が打抜ダイス(4)の打抜孔(4
a)上に来て停止する。すると打抜型(3)が降下して来て
該部分を打ち抜く。打ち抜かれた部分は錠剤シート(6)
となって打抜型(3)の打抜孔(4a)から下に落下するが、
図2で示すように揺動アーム(7)が最上位置に居て吸着
ノズル(2)が打抜孔(4a)内に配設されているために打ち
抜かれて落下した錠剤シート(6)は吸着ミスなく吸着ノ
ズル(2)に吸着される事になる。そして、この錠剤シー
ト(6)は既に制御装置によって良否が判定されている。
(図2参照)
【0019】錠剤シート(6)が吸着ノズル(2)に吸着され
るとカム(30)が作動し(勿論、カム(30)は連続回転して
いてもよく、その場合はここで述べる動作は滞りなく一
連に連続して繰り返される事になる。)、揺動アーム
(7)が揺動してその揺動先端部が下がり、錠剤シート(6)
を吸着している吸着ノズル(2)が打抜孔(4a)から抜け出
る。(図3参照)
【0020】この打ち抜かれた錠剤シート(6)は前述の
ように既に前記制御装置によって良否が判定されている
ので、良品である場合は不良シート排出機構(E)が作動
せず、排出アーム(11)は良品である錠剤シート(6b)の移
動軌跡(m)の外側に待機しており、良品錠剤シート(6b)
は揺動アーム(7)が下がった状態で吸着ノズル(2)に吸着
されままで回転軸(1)の間欠回転と共に本実施例では1/
4回転して不良シート排出機構(E)の直前に至る。前記
吸着ノズル(2)の1つ前の吸着ノズル(2)は垂直に下を向
き、この垂下方向の吸着ノズル(2)に吸着されている良
品錠剤シート(6b)は離脱アーム(9)の直下に来て良品錠
剤シート(6b)は離脱アーム(9)と係合関係の位置にく
る。(10)は離脱アーム(9)に当接しているストッパであ
る。(図4参照)
【0021】続いて、次に打ち抜かれる錠剤シート(6)
の吸着待機のために揺動アーム(7)がカム(30)の作用で
上昇すると、前記良品シート(6b)がシート離脱片(9)に
係合して強制的に吸着ノズル(2)から離脱されられ、そ
の直下にて待機している搬送ベルト(13)上に落下する。
この落下した良品錠剤シート(6b)は搬送爪(14)によって
ピッチ送りされる。この時、検出センサ(29)により、最
下点の吸着ノズル(2)に良品シート(6b)が吸着されてい
た事を確認し、この良品シート(6b)が落下した事を確認
する。また、検出センサ(29)は不良シート排出機構(E)
が誤動作のため不良シート(6a)が搬送ベルト(13)に落下
した場合、これを検知し、本装置を自動停止され不良シ
ート(6a)のライン混入を防止する。(図5参照)
【0022】逆に、錠剤シート(6)が不良シート(6a)で
あった場合について説明する。図6では、不良シート排
出機構(E)方向を向いている水平状態の吸着ノズル(2)に
吸着されている錠剤シート(6)が不良シート(6a)であ
り、打抜型(3)で打ち抜かれた錠剤シート(6)がその直下
に待機している吸着ノズル(2)によって吸着された状態
である。前記不良シート(6a)の位置は、制御装置によっ
て確定されているので、不良シート排出機構(E)にて排
出されるように指令が出される。そこで、揺動アーム
(7)が降下する前に不良シート排出機構(E)の不良シート
排出カム(31)が作動して排出アーム(11)を吸着ノズル
(2)側に倒し、錠剤シート(6)の移動軌跡(m)内に排出ア
ーム(11)を移動させる。移動後の排出アーム(11)を仮想
線で示す。(図6参照)
【0023】然る後、揺動アーム(7)を下げると排出ア
ーム(11)と不良シート(6a)とは係合関係に位置する事に
なる。(図7参照) そして、この状態で吸着ノズル(2)の間欠回転を行わせ
と、不良シート(6a)は排出アーム(11)に係合して吸着ノ
ズル(2)から強制的に離脱させられ、系外に落下してい
く。(図8参照)
【0024】そして、不良シート(6a)が脱落した吸着ノ
ズル(2)は1/4回転して垂下状態になり、吸着ノズル
(2)に吸着され、打抜孔(4a)から抜き取られた錠剤シー
ト(6)は1/4回転して排出アーム(11)の外側に来る。
(図9参照) 次に、揺動アーム(7)が上昇して垂直方向の吸着ノズル
(2)が打抜孔(4a)内に入り込んで次の打ち抜きに備える
と同時に排出アーム(11)の外側にいた錠剤シート(6)も
揺動アーム(7)と共に上昇して排出アーム(11)との係合
位置から離脱する。この排出アーム(11)と係合状態にあ
った錠剤シート(6)が良品シート(6b)である場合は、不
良シート排出カム(31)が再作動して実線で示すように排
出アーム(11)を錠剤シート(6)の移動軌跡(m)外に移動さ
せる。逆に不良シート(6a)の場合は仮想線で示すように
排出アーム(11)はそのまま保持される。(図10参照)
【0025】そして、図6に戻り、錠剤シート(6)が打
ち抜かれて待機していた吸着ノズル(2)に吸着されると
揺動アーム(7)が下がり、続いて回転軸(1)が1/4回転
して錠剤シート(6)をピッチ回転させる。
【0026】良品シート(6b)の搬送は、搬送ベルト(13)
に所定の間隔で設けられた搬送爪(14)によって行われ
る。《前述の場合で、不良シート排出機構(E)が作動し
て不良シート(6a)を除去した場合、シート離脱片(9)の
直下に移動してきた吸着ノズル(2)に空であるため搬送
ベルト(13)の間欠移動を見送るようにしてもよい。この
ようにすることにより、搬送ベルト(13)上には機械選別
により良品と判断されたシート(6b)のみが隙間なく並べ
られて搬送される事になる。》
【0027】なお、吸着ノズル(2)の減圧状態は、空の
場合も吸着している場合も常に吸引し続けるようにして
もよいが、本実施例のように真空切替部(21)を設け、吸
着ノズル(2)が打抜型(4)側、不良シート排出機構(E)側
及びシート離脱片(9)側に位置する場合には、回転体(1
b)の減圧孔(24)を真空切替部(21)の減圧切替孔(23)に連
通するようにして錠剤シート(6)の吸引を可能にし、そ
れ以外の部署に位置する場合には減圧孔(24)と減圧切替
孔(23)とを遮断して吸引できないようにする事も可能で
ある。更には、前記吸引可能なポジション毎に電磁開閉
弁(図示せず)を設け、吸引可能なポジション吸着ノズ
ル(2)が位置している場合でも不良排出によって錠剤シ
ート(6)が吸着されていないような場合には吸引を停止
させるようにしてもよい。
【0028】錠剤シート(6)が不良シート(6a)であった
場合には、不良シート排出方法として、排出アーム(11)
を吸着ノズル(2)側に倒し、錠剤シート(6)の移動軌跡
(m)内に排出アーム(11)を移動・固定し、然る後、前記
間欠回転を行わせて不良シート(6a)を排出アーム(11)に
係合させて吸着ノズル(2)から強制的に離脱させる方法
を説明したが、勿論これに限られず、排出アーム(11)を
移動軌跡(m)内から外に移動させて吸着ノズル(2)から強
制的に離脱させてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、不良シートは搬送ライ
ンに入る前に取り除かれるため、たとえ誤動作や故障が
生じても不良シートが良品シートに混入して搬送ライン
に流れるという事がなく、目視検査作業員の負担を軽減
する事ができる。しかも、誤動作や故障が生じても前後
の良品シートに悪影響を与える事がなく良品シートを傷
付けるというような事もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の要部斜視図
【図2】本発明装置において、打ち抜かれた錠剤シート
を吸着ノズルで受け取った時の要部正面図
【図3】本発明装置において、打ち抜かれた錠剤シート
を吸着ノズルで受け取った後、揺動アームの揺動先端部
を下げた時の要部正面図
【図4】本発明装置において、揺動アームの揺動先端部
を下げた状態で回転軸を間欠回転させた時の要部正面図
【図5】本発明装置において、回転軸を間欠回転させた
後、揺動アームの揺動先端部を上昇させた時の要部正面
【図6】本発明装置において、錠剤シートが不良の場合
で、不良シート排出機構を作動させて不良シートを排出
アームにて系外に排出する直前の要部正面図
【図7】図6に続くもので、揺動アームの先端を下げ、
移動軌跡内で停止している排出アームと係合状態になる
位置で不良シートを停止させた状態の要部正面図
【図8】揺動アームの先端を下げまま吸着ノズルを間欠
回転させ、移動軌跡内で停止している排出アームに係合
させて不良シートを系外に排出した直後の要部正面図
【図9】揺動アームの先端を下げまま吸着ノズルを1/
4回転し、吸着ノズルに吸着された次の錠剤シートが移
動軌跡内で停止している排出アームと係合状態になった
時の要部正面図
【図10】揺動アームが上昇し、垂直状態の吸着ノズル
が打抜孔内に挿入されて次の錠剤シートの打ち抜きを待
機している時の要部正面図
【図11】本発明装置の平断面図
【図12】従来例の概略正面図
【符号の説明】
(1)…回動軸 (2)…吸着ノズル (6)…錠剤シート (6a)…不良シート (6b)…良品シート (9)…離脱アーム (11)…排出アーム (16)…ポケット (18)…錠剤 (A)…打抜部 (B)…錠剤シート移載部 (C)…搬送ライン (D)…不良チェック機構 (E)…不良シート排出機構 (L)…帯状体 (m)…錠剤シートの移動軌跡

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠剤を収納したポケットを有する
    帯状体から錠剤シートを打ち抜き、この打ち抜いた錠剤
    シートを、前記帯状体と異なるラインに設けられた搬送
    ラインに移送する錠剤シートの移載方法において、 搬送ラインへの移載前に錠剤シートのチェックを行い、
    搬送ラインに移載する前に搬送ラインのライン外で不良
    シートを排出し、良品シートのみを搬送ラインに移載す
    る事を特徴とする錠剤シートの移載方法。
  2. 【請求項2】 錠剤を収納したポケットを有し、
    一方向に搬送されている帯状体と、前記帯状体から錠剤
    シートを打ち抜く打抜部と、打抜部にて打ち抜かれた錠
    剤シートを搬送ラインに移載する錠剤シート移載部と、
    錠剤移載部の錠剤シートの移動軌跡と異なる錠剤シート
    の搬送軌跡を有し、錠剤移載部から錠剤シートを受け取
    って次工程に搬出する搬送ラインと、搬送ラインへの移
    載前に錠剤シートをチェックする不良チェック機構と、
    錠剤シートが不良であった場合、不良シートを搬送ライ
    ンに移載する前に排出する不良シート排出機構とで構成
    された事を特徴とする錠剤シートの移載装置。
  3. 【請求項3】 錠剤シート移載部が、その揺動先
    端部が打抜部と搬送ラインとの間を往復運動する揺動ア
    ームと、揺動アームの先端に回動自在に取着された回動
    軸と、回動軸から放射状に突設され、打ち抜かれた錠剤
    シートを吸着し、搬送ライン側に錠剤シートを移動させ
    る吸着ノズルと、搬送ライン側に移動した錠剤シートを
    吸着ノズルから脱離させて搬送ラインに移載させる離脱
    アームとで構成されており、 不良シート排出機構が、吸着ノズルに吸着されて移動し
    ている錠剤シートの移動軌跡の外側に沿って配設され、
    錠剤シートが不良の場合に、該移動軌跡の内側に移動し
    て不良シートに係合し、不良シートを吸着ノズルから離
    脱させる排出アームを有する事を特徴とする請求項2に
    記載の錠剤シートの移載装置。
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