JPH10117389A

JPH10117389A - ワイヤレスリモコン装置

Info

Publication number: JPH10117389A
Application number: JP26881996A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Sato; 隆幸佐藤
Original assignee: Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Priority date: 1996-10-09
Filing date: 1996-10-09
Publication date: 1998-05-06

Abstract

(57)【要約】【課題】表示部が見にくい場合でも設定変更内容を確
認することのできるワイヤレスリモコン装置を得る。【解決手段】被制御機器に対して設定情報信号を放射
する本体と、本体上に配列されて設定情報信号の内容を
選択するための複数の操作スイッチ２と、本体上に配設
されて設定情報信号の内容を表示する液晶表示部３とを
備えたワイヤレスリモコン装置において、あらかじめ設
定された音声パターンの中から設定情報信号の内容に応
じた音声を検索する音声検索部６と、音声検索部から出
力された音声信号Ｐに応答して音声を発生する発音部７
とを設け、操作スイッチによる設定変更と同時に音声で
設定内容を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、エアコン等に用
いられるワイヤレスリモコン装置に関し、特に設定変更
の内容を容易且つ確実に確認することのできるワイヤレ
スリモコン装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図４は従来のワイヤレスリモコン装置の
外観を示す斜視図である。図１において、１はワイヤレ
スリモコンの本体であり、側面前端部から被制御機器
（図示せず）に向けて赤外線等の設定情報信号Ａを放射
する。

【０００３】２は本体１の上面に配列されて設定情報信
号Ａの内容を選択するための複数の操作スイッチ、３は
本体１の上面に配設されて設定情報信号Ａの内容を表示
する液晶表示部、４は操作スイッチ２を操作したときに
「ピ」という確認音を発生する報音部である。

【０００４】図５は従来のワイヤレスリモコン装置の機
能構成を示すブロック図であり、図５において、２〜４
は前述と同様のものである。５は操作スイッチ２の操作
状態を判定する検出部であり、操作スイッチ２からの操
作信号Ｄ（設定情報信号Ａの内容を示す）に応答した判
定信号Ｈにより液晶表示部３を駆動する。

【０００５】次に、図６のフローチャートを参照しなが
ら、図４および図５に示した従来のワイヤレスリモコン
装置をエアコンに用いた場合の動作について説明する。
まず、ユーザが任意の操作スイッチ２を操作すると（ス
テップＳ１）、本体１の側端面から設定情報信号Ａが放
射される。

【０００６】これにより、エアコン装置（図示せず）
は、設定情報信号Ａに応答して所望の運転状態で駆動さ
れる。また、同時に、操作スイッチ２は、本体１内の回
路に操作信号Ｄを出力し、報音部４を駆動して、確認音
（たとえば、「ピ」という音）を発生させる（ステップ
Ｓ２）。

【０００７】一方、検出部５は、操作信号Ｄに基づいて
操作スイッチ２の状態を判定し（ステップＳ３〜Ｓ
５）、操作内容を示す判定信号Ｈにより液晶表示部３を
駆動し、操作スイッチ２による設定変更内容を表示させ
る（ステップＳ６〜Ｓ９）。

【０００８】すなわち、検出部５は、冷房判定ステップ
Ｓ３で冷房（ＹＥＳ）と判定されれば、液晶表示部３に
「冷房」を表示させる（ステップＳ６）。また、冷房で
ない（ＮＯ）と判定されれば、暖房判定ステップＳ４に
進み、もし暖房（ＹＥＳ）と判定されれば、液晶表示部
３に「暖房」を表示させる（ステップＳ７）。

【０００９】また、ステップＳ４で暖房でない（ＮＯ）
と判定されれば、ドライ判定ステップＳ５に進み、もし
ドライ（ＹＥＳ）と判定されれば、液晶表示部３に「ド
ライ」を表示させ（ステップＳ８）、ドライでない（Ｎ
Ｏ）と判定されれば「送風」を表示させる（ステップＳ
９）。

【００１０】このように、操作スイッチ２によってエア
コン状態が設定変更される（ステップＳ１）毎に、確認
音が発生する（ステップＳ２）とともに、液晶表示部３
に設定変更内容が表示される（ステップＳ６〜Ｓ９）。
しかしながら、液晶表示部３が見にくい場合や、操作者
の目に障害がある場合には、確認音のみで設定内容を確
認することはできない。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】従来のワイヤレスリモ
コン装置は以上のように、単純な確認音を発生する報音
部４を具備しているのみなので、特に液晶表示部３が見
にくい場合や操作者の目に障害がある場合には、設定変
更された内容を確認することができないという問題点が
あった。

【００１２】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、音声合成を用いた発音部を設け
ることにより、操作スイッチによる設定変更と同時に内
容を確認することのできるワイヤレスリモコン装置を得
ることを目的とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
るワイヤレスリモコン装置は、被制御機器に対して設定
情報信号を放射する本体と、本体上に配列されて設定情
報信号の内容を選択するための複数の操作スイッチと、
本体上に配設されて設定情報信号の内容を表示する表示
部とを備えたワイヤレスリモコン装置において、あらか
じめ設定された音声パターンの中から設定情報信号の内
容に応じた音声を検索する音声検索部と、音声検索部か
ら出力された音声信号に応答して音声を発生する発音部
とを設けたものである。

【００１４】また、この発明の請求項２に係るワイヤレ
スリモコン装置は、請求項１において、発音部は、本体
の側面後端部に配置されたものである。

【００１５】

【発明の実施の形態】

実施の形態１．以下、この発明の実施の形態１を図につ
いて説明する。図１はこの発明の実施の形態１の外観を
示す斜視図、図２はこの発明の実施の形態１の機能構成
を示すブロック図であり、各図において、Ａ、１、２お
よび３は前述と同様のものである。また、５Ａは検出部
５に対応している。

【００１６】６は発音すべく音声を検索して音声信号Ｐ
を出力する音声検索部６であり、あらかじめ設定登録さ
れた複数の音声パターン（合成音声）の中から、検出部
５Ａからの判定信号Ｈに応じた音声を検索する。

【００１７】７は合成音声を発生するためのスピーカか
らなる発音部であり、音声検索部６からの音声信号Ｐに
応答して発音駆動される。発音部７は、音声が操作者に
聞こえ易いように、本体１の側面後端部（図１参照）に
配設されている。

【００１８】この場合、検出部５Ａは、操作信号Ｄの内
容を示す判定信号Ｈを、液晶表示部３のみならず、音声
検索部６にも出力する。なお、ここでは、報音部４（図
４参照）を省略したが、前述と同様の報音部４を並設し
てもよい。

【００１９】次に、図３のフローチャートを参照しなが
ら、前述と同様にエアコン操作に用いた場合を例にとっ
て、図１および図２に示したこの発明の実施の形態１の
動作について説明する。図３において、Ｓ１およびＳ３
〜Ｓ９は前述（図６参照）と同様のステップである。な
お、ここでは省略されているが、報音部４を並設した場
合には、前述と同様の報音ステップＳ２が追加される。

【００２０】まず、前述と同様に、操作スイッチ２の操
作（ステップＳ１）により、検出部５Ａが判定信号Ｈを
出力（ステップＳ３〜Ｓ５）すると、液晶表示部３は、
判定信号Ｈに応じて、設定内容の表示を行う（ステップ
Ｓ６〜Ｓ９）。

【００２１】また、これと同時に、音声検索部６は、判
定信号Ｈの情報に該当する音声を選択し、これを音声信
号Ｐとして発音部７に入力する。これにより、発音部７
は、判定信号Ｈに応じて検索決定された音声を発生す
る。

【００２２】すなわち、発音部７は、冷房スイッチがオ
ン操作されれば、ステップＳ３の判定結果（ＹＥＳ）に
応答して、「冷房です」と発音する（ステップＳ１
１）。また、このとき、温度設定スイッチが操作されれ
ば、設定温度に応じて、たとえば「設定２５℃です」と
発音する。

【００２３】また、暖房スイッチがオン操作されれば、
ステップＳ４の判定結果（ＹＥＳ）に応答して、「暖房
です」と発音し（ステップＳ１２）、ドライスイッチが
操作されれば、ステップＳ５の判定結果（ＹＥＳ）に応
答して、「ドライです」と発音する（ステップＳ１
３）。さらに、いずれのスイッチも操作されなければ、
ステップＳ５の判定結果（ＮＯ）に応答して、「送風で
す」と発音する（ステップＳ１４）。

【００２４】これにより、液晶表示部３が見にくい場合
でも、容易に設定内容を確認することができる。また、
このとき、本体１の側面後端部に発音部７が配置されて
いるので、ユーザ側に確実に音声が放射される。

【００２５】なお、上記実施の形態１では特に言及しな
かったが、エアコン運転のオンオフ操作についても、同
様に音声を発生させてもよい。また、被制御機器がエア
コンの場合について説明したが、他の任意の被制御機器
に適用可能なことは言うまでもない。

【００２６】

【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項１によれ
ば、被制御機器に対して設定情報信号を放射する本体
と、本体上に配列されて設定情報信号の内容を選択する
ための複数の操作スイッチと、本体上に配設されて設定
情報信号の内容を表示する表示部とを備えたワイヤレス
リモコン装置において、あらかじめ設定された音声パタ
ーンの中から設定情報信号の内容に応じた音声を検索す
る音声検索部と、音声検索部から出力された音声信号に
応答して音声を発生する発音部とを設け、操作スイッチ
による設定変更と同時に音声で設定内容を報知するよう
にしたので、表示部が見にくい場合でも設定変更内容を
確認することのできるワイヤレスリモコン装置が得られ
る効果がある。

【００２７】また、この発明の請求項２によれば、請求
項１において、発音部を本体の側面後端部に配置したの
で、音声を確実に聞くことのできるワイヤレスリモコン
装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の形態１の外観を示す斜視図
である。

【図２】この発明の実施の形態１の機能構成を示すブ
ロック図である。

【図３】この発明の実施の形態１の動作を示すフロー
チャートである。

【図４】従来のワイヤレスリモコン装置の外観を示す
斜視図である。

【図５】従来のワイヤレスリモコン装置の機能構成を
示すブロック図である。

【図６】従来のワイヤレスリモコン装置の動作を示す
フローチャートである。

【符号の説明】

１本体、２操作スイッチ、３液晶表示部、５Ａ
検出部、６音声検索部、７発音部、Ａ設定情報信
号、Ｄ操作信号、Ｈ判定信号、Ｐ音声信号。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被制御機器に対して設定情報信号を放射
する本体と、前記本体上に配列されて前記設定情報信号の内容を選択
するための複数の操作スイッチと、前記本体上に配設されて前記設定情報信号の内容を表示
する表示部とを備えたワイヤレスリモコン装置におい
て、あらかじめ設定された音声パターンの中から前記設定情
報信号の内容に応じた音声を検索する音声検索部と、前記音声検索部から出力された音声信号に応答して音声
を発生する発音部とを設けたことを特徴とするワイヤレ
スリモコン装置。
【請求項２】前記発音部は、前記本体の側面後端部に
配置されたことを特徴とする請求項１に記載のワイヤレ
スリモコン装置。