JP2000106050A - リモートコントロール装置 - Google Patents

リモートコントロール装置

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JP2000106050A
JP2000106050A JP10278055A JP27805598A JP2000106050A JP 2000106050 A JP2000106050 A JP 2000106050A JP 10278055 A JP10278055 A JP 10278055A JP 27805598 A JP27805598 A JP 27805598A JP 2000106050 A JP2000106050 A JP 2000106050A
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Japan
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circuit
operation buttons
operation button
healthy person
sub
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JP10278055A
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Akihiro Kojima
明宏 小島
Rieko Furuta
利江子 古田
Tatsuo Murata
達男 村田
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Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高齢者や障害者のような運動能力低下者でも簡
単に操作でき、而も健常者が通常のリモコン操作を行う
ことができるようにする。 【解決手段】電気機器を制御する健常者操作ボタン2a
〜2dと、操作ボタンのチャンネル切替え等の付帯操作
を制御する健常者副操作ボタン3a〜5bと、操作ボタ
ンまたは副操作ボタンが押された時に確認音を鳴動させ
るスピーカ6と、操作ボタンまたは副操作ボタンが押さ
れたときそれぞれ点灯する表示灯20a〜50bと、ス
ピーカからの確認音および表示灯の点灯にあわせて操作
ボタンまたは副操作ボタンを順次選択するため運動能力
低下者によって操作される外部入力装置7のプラグ7a
を接続するジャック8とを備えている。これにより、健
常者、運動能力低下者の区別なく汎用製品を製造するこ
とができるので、量産効果によるコストダウンを図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は赤外線等を利用し
たリモートコントロール装置に係り、特に、高齢者や障
害者のような運動能力低下者でも簡単に操作できるリモ
ートコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭内においてはテレビ、エアコ
ン、照明などあらゆる電気機器を遠隔制御するために、
赤外線を利用したリモートコントロール装置(以下、
「赤外線リモコン」とする。)が用いられている。この
赤外線リモコンで電気機器を制御するためには、それぞ
れの電気機器に応じた専用の赤外線リモコンを使わなけ
ればならず、一つの部屋に赤外線リモコンが数台置かれ
ることが普通になってきている。したがって、それぞれ
の電気機器に応じた赤外線リモコンを個々に操作しなけ
ればならないので、リモコン操作が煩雑になっていた。
【0003】このようなリモコン操作の煩雑さを解消す
るために、学習機能付赤外線リモコンが実用化され、販
売されてきている。この学習機能付赤外線リモコンは図
4に示すように、赤外線を利用したテレビ、照明などの
リモコン100、1000から送信される赤外線データ
を学習するために、学習機能付赤外線リモコン10を学
習モードに設定する。この学習モードに設定する方法と
して多くの電気機器が採用する方式は、2つ以上の操作
ボタンや副操作ボタンを同時に押して学習モードに移行
させる方式である。
【0004】具体的には図5に示すように、テレビ等の
電気機器を制御する操作ボタン2a、2b、2c、2d
(以下、本明細書中において「2a〜2d」とする。)
と、操作ボタン2a〜2dのチャンネル切替え等の付帯
操作を制御する副操作ボタン3a、3b、4a、4b、
5a、5b(以下、本明細書中において「3a〜5b」
とする。)と、操作ボタン2a〜2dまたは副操作ボタ
ン3a〜5bが押された時に確認音を鳴動させるスピー
カ6と、操作ボタン2a〜2dまたは副操作ボタン3a
〜5bが押された時それぞれ点灯する表示灯20a、2
0b、20c、20d、30a、30b、40a、40
b、50a、50b(以下、本明細書中において「20
a〜50b」とする。)と、テレビ等の電気機器と無線
による赤外線データ送受を行うための発光素子11およ
び受光素子12とを備えている。また、これら操作ボタ
ン2a〜2d、副操作ボタン3a〜5b、スピーカ6、
表示灯20a〜50b、発光素子11および受光素子1
2は、図6に示すような各電気回路等にそれぞれ接続さ
れている。
【0005】操作ボタン2a〜4dにて各種データが入
力される第1の入力回路13は第1のアドレス選択回路
14を介してアドレス決定回路15に接続され、副操作
ボタン3a〜5bにて各種データが入力される第2の入
力回路16は第2のアドレス選択回路17を介してアド
レス決定回路15に接続されている。なお、アドレス決
定回路15はRAM18と、赤外線送受信回路19を介
して発光素子11および受光素子12とに接続されてい
る。また、RAM18は赤外線送受信回路19に接続さ
れている。なお、RAM18は、例えば3つのRAM書
込みエリア18A、18B、18Cを有し、各RAM書
込みエリア18A、18B、18Cにはそれぞれ4つに
分割された赤外線データ格納用RAMエリアとしてのア
ドレス18a、18b、18c、18dがある。
【0006】スピーカ6は確認音送出アンプ21を介し
て第1および第2の確認音発生回路22、23に接続さ
れ、各確認音発生回路22、23はそれぞれ第1および
第2のAND回路24、25の出力端子に接続されてい
る。また、第1および第2のAND回路24、25の各
出力端子は、OR回路26の2つの入力端子にそれぞれ
接続され、このOR回路26の出力端子はタイマー回路
27を介して各アドレス選択回路14、17に接続され
ている。
【0007】第1のAND回路24の一方の入力端子は
アドレス決定回路15と赤外線送受信回路19との接続
点に接続され、他方の入力端子は第1のアドレス選択回
路14に接続されている。また、第2のAND回路25
の一方の入力端子はアドレス決定回路15と赤外線送受
信回路19との接続点に接続され、他方の入力端子は第
2のアドレス選択回路17に接続されている。
【0008】また、表示灯20a〜20dを制御する第
1の表示回路28は第1のアドレス選択回路14に接続
され、表示灯30a〜50bを制御する第2の表示回路
29は第2のアドレス選択回路17に接続されている。
このように構成された学習機能付赤外線リモコン10の
学習操作について説明する。なお、制御するための電気
機器はテレビとし、学習機能付赤外線リモコン10の電
気機器を選択する操作ボタン2aと2bとを同時に押し
ながら副操作ボタン3aを押すことで学習モードに入る
ものとする。
【0009】このような学習機能付赤外線リモコン10
でチャンネルデータを記憶させるには、まず、学習機能
付赤外線リモコン10と、当該学習機能付赤外線リモコ
ン10に学習させたいテレビ用リモコン100とを対面
させ(図4参照)、第1の入力回路13の操作ボタン2
aを押してテレビを選択する。これにより、第1のアド
レス選択回路14はアドレス決定回路15を介して、例
えばテレビに対応したRAM書込みエリア18Aを選択
・決定する。この際、第1のアドレス選択回路14から
出力される表示起動信号d50により、第1の表示回路2
8は表示灯20aを点灯させる。
【0010】次に、RAM18へテレビのチャンネルデ
ータを格納するために、副操作ボタン3aを押すと、第
2のアドレス選択回路17は選択されているRAM書込
みエリア18Aの4つに分割されたアドレス18a、1
8b、18c、18dを選択し、さらに、アドレス決定
回路15は第1のアドレス選択回路14および第2のア
ドレス選択回路17からの選択信号d51、d52に基づきR
AM書込みエリア18Aの1つのアドレス18aを決定
する。
【0011】テレビのチャンネルデータを格納するため
のアドレス18aを選択・決定後、テレビ用リモコン1
00の登録したいチャンネルボタンを押すと、対向して
いる学習機能付赤外線リモコン10の受光素子12にチ
ャンネルデータとしての赤外線データが発光されるの
で、赤外線送受信回路19はこの赤外線データをRAM
書込みエリア18Aのアドレス18aに格納する。これ
により、学習機能付赤外線リモコン10は、テレビ用リ
モコン100のチャンネルデータの機能を学習すること
ができる。
【0012】このような手順を繰返してテレビ用リモコ
ン100のチャンネルデータを学習させた学習機能付赤
外線リモコン10を使ってテレビを操作する場合は、学
習機能付赤外線リモコン10をテレビ101に対面さ
せ、テレビを選択する操作ボタン2aを押す(図7参
照)。操作ボタン2aでテレビが選択されると、第1の
確認音発生回路22で発生する確認音S51、例えば図8
(a)に示す発振周波数1kHz、送出時間0.2秒の矩
形波が確認音送出アンプ21を介してスピーカ6から放
音されるので、電気機器選択の動作が行われたことが確
認できる。この際、第1のアドレス選択回路14から出
力される表示起動信号d50により、第1の表示回路28
は表示灯20aを点灯させる。
【0013】次に、テレビ101の選択すべきチャンネ
ルに対応した副操作ボタン3aを押すと、アドレス決定
回路15は、第1のアドレス選択回路14および第2の
アドレス選択回路17からの選択信号d51、d52に基づき
RAM書込みエリア18Aの1つのアドレス18aを選
択する。また、副操作ボタン3aで選択すべきチャンネ
ルが選択されると、第2の確認音発生回路23で発生す
る確認音S52、例えば図8(b)に示す発振周波数2kH
z、送出時間0.2秒の矩形波が確認音送出アンプ21
を介してスピーカ6から放音されるので、テレビのチャ
ンネルが選択されたことが確認できる。この際、第2の
アドレス選択回路17から出力される表示起動信号d53
により、第2の表示回路29は表示灯30aを点灯させ
る。
【0014】したがって、RAM書込みエリア18Aの
1つのアドレス18aに格納されているチャンネルデー
タが赤外線送受信回路19を介して発光素子11からテ
レビに向けて発光されるので、テレビのチャンネルを変
えることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の赤外線リモコンでは、電気機器の選択やチャ
ンネル切替え等の付帯操作の設定を個別の操作ボタンで
操作しなくてはならず、高齢者や障害者のような運動能
力低下者にとっては非常に使いにくいと言った難点があ
った。
【0016】また、頚椎損傷のような重度に運動能力が
低下した者には、環境制御装置といった専用の機器も実
用化されているが非常に高価なものであり、機器の使用
者が限定されてしまう難点があった。本発明はこのよう
な従来の難点を解決するためになされたもので、高齢者
や障害者のような運動能力低下者でも簡単に操作でき、
而も健常者が通常のリモコン操作を行うことができるリ
モートコントロール装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるリモートコ
ントロール装置は、テレビ等の電気機器を制御する健常
者操作ボタンと、操作ボタンのチャンネル切替え等の付
帯操作を制御する健常者副操作ボタンと、健常者操作ボ
タンまたは健常者副操作ボタンが押された時に確認音を
鳴動させるスピーカと、健常者操作ボタンまたは健常者
副操作ボタンが押されたときそれぞれ点灯する表示灯
と、スピーカからの確認音および/または表示灯の点灯
にあわせて健常者操作ボタンまたは健常者副操作ボタン
を順次選択するため運動能力低下者によって操作される
外部入力装置のプラグを接続するジャックとを備えたも
のである。
【0018】このようなリモートコントロール装置によ
れば、外部入力装置からの電気信号に基づき健常者操作
ボタンや健常者副操作ボタンを押すことなく電気機器の
選択やチャンネル切替え等の付帯操作の設定を行うこと
ができる。したがって、テレビなどの電気機器を選択す
る操作ボタンを順送りで選択する順送り機能と、電気機
器を操作する副操作ボタンを順送りで選択する順送り機
能とを設ければ、簡易に入力操作することが可能にな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリモートコントロ
ール装置の実施の一形態について、図面を参照して説明
する。なお、本発明のリモートコントロール装置は図1
に示すように、従来の学習機能付赤外線リモコン10に
本発明特有の機能を付加したものなので、各電気回路等
に従来の学習機能付赤外線リモコン10と同一の符号を
付して該当箇所の詳細な説明を省略する。
【0020】本発明のリモートコントロール装置の一実
施例である学習機能付赤外線リモコンは図1に示すよう
に、テレビ等の電気機器を制御する健常者操作ボタン2
a〜2dと、この健常者操作ボタン2a〜2dのチャン
ネル切替え等の付帯操作を制御する健常者副操作ボタン
3a〜5bと、健常者操作ボタン2a〜2dまたは健常
者副操作ボタン3a〜5bが押された時に確認音を鳴動
させるスピーカ6と、健常者操作ボタン2a〜2dまた
は健常者副操作ボタン3a〜5bが押されたときそれぞ
れ点灯する表示灯20a〜50bと、スピーカ6からの
確認音および表示灯20a〜50bの点灯にあわせて健
常者操作ボタン2a〜2dまたは健常者副操作ボタン3
a〜5bを順次選択するため運動能力低下者によって操
作される外部入力装置7のプラグ7aを接続するジャッ
ク8とを備えている。
【0021】外部入力装置7は、操作ボタン7bを押す
と内蔵されたスイッチがオンになる構造で、このスイッ
チがONになるとON信号d1がプラグ7aを介して赤外
線リモコン1のジャック8に入力される。このジャック
8に入力されたON信号d1は、テレビなどの電気機器を
選択する健常者操作ボタン2a〜2dを順送りで選択す
る操作ボタン順送り機能と、電気機器を操作する健常者
副操作ボタン3a〜5bを順送りで選択する副操作ボタ
ン順送り機能とを有する順送り制御部へと入力される。
【0022】この順送り制御部60は図2に示すよう
に、第3、第4および第5のAND回路61、62、6
3と、第1および第2のフリップフロップ回路64、6
5と、第1および第2のカウンタ回路66、67と、第
1および第2のラッチ回路68、69と、第1および第
2のNOT回路70、71とから構成されている。第3
および第4のAND回路61、62の各一方の入力端子
はジャック8に接続され、各出力端子はそれぞれ第1お
よび第2のフリップフロップ回路64、65に接続さ
れ、第1および第2のフリップフロップ回路64、65
はそれぞれ第1および第2のカウンタ回路66、67と
共に第1および第2のラッチ回路68、69に接続され
ている。また、第1および第2のカウンタ回路66、6
7はそれぞれ第1および第2のラッチ回路68、69に
接続され、第1および第2のラッチ回路68、69はそ
れぞれ第1および第2のアドレス選択回路14、17と
共に第1および第2の表示回路28、29に接続されて
いる。さらに、第3のAND回路61の他方の入力端子
は第1のNOT回路70を介して第4のAND回路62
の他方の入力端子および第2のNOT回路71の入力端
子に接続されている。第2のNOT回路71の出力端子
は第5のAND回路63の一方の入力端子に接続され、
第5のAND回路63の他方の入力端子はジャック8に
接続され、且つ出力端子はアドレス決定回路15に接続
されている。なお、第1および第2のフリップフロップ
回路64、65と、第1および第2のカウンタ回路6
6、67と、第1および第2のラッチ回路68、69と
はそれぞれタイマ回路27に接続されている。また、第
1のラッチ回路68は第3のAND回路61の他方の入
力端子と第1のNOT回路70の入力端子との接続点に
接続され、第2のラッチ回路69は第4のAND回路6
2の他方の入力端子と第2のNOT回路71の入力端子
との接続点に接続されている。
【0023】このような順送り制御部60を備えた学習
機能付赤外線リモコン1の学習動作について、図3に示
すフローチャートを用いて説明する。なお、制御するた
めの電気機器は従来の学習機能付赤外線リモコン10と
同様にテレビとする。このような学習機能付赤外線リモ
コン1でチャンネルデータを記憶させるには、まず、学
習機能付赤外線リモコン1のジャック8に外部入力装置
7のプラグ7aを接続し、当該学習機能付赤外線リモコ
ン1と、テレビ用リモコン100とを対面させ(図7参
照)、外部入力装置7の操作ボタン7bを押す(ステッ
プ101)。外部入力装置7の操作ボタン7bが押され
ると、ON信号d1がジャック8を介して第3、第4およ
び第5のAND回路61、62、63に入力される。こ
れにより、第5のAND回路63は、アドレス決定回路
15を介してスピーカ6からON信号d1が入力したこと
を知らせる確認音S1を放音する(ステップ102、10
3)。また、第3のAND回路61は、第1のフリップ
フロップ回路64を作動させ、第1のカウンタ回路66
を作動させる。この作動した第1のカウンタ回路66
は、各健常者操作ボタン2a〜2dを順送りに選択する
機能を有しているので、それら順送りデータd2を第1の
ラッチ回路68に出力する。第1のラッチ回路68は、
順送りデータd2に基づき第1の表示回路28を作動さ
せ、各健常者操作ボタン2a〜2dに対応する表示灯2
0a〜20dを順次点灯させる。この際、第1のラッチ
回路68は、各健常者操作ボタン2a〜2dの順送りの
切替え区切り時に、この切り替わりを知らせる確認音S2
を、第1の確認音発生回路22でスピーカ6から放音さ
せる(ステップ104)。なお、この各健常者操作ボタ
ン2a〜2bを繰返し順送りする順送り時間T1は、タイ
マ回路27によって予め任意に設定することができる。
【0024】ここで、操作者はタイマ回路27によって
設定された順送り時間T1内において、希望するテレビを
選択できる健常者操作ボタン2aを順送り制御部60が
選択した時に、外部入力装置7の操作ボタン7bを押す
(ステップ105、106)。これにより、第1のフリ
ップフロップ回路64から出力信号d3が出力されるの
で、第1のカウンタ回路66はそのカウントされた値の
カウント値信号d4を第1のラッチ回路68に出力し、第
1のラッチ回路68はその値をラッチして第1のアドレ
ス選択回路14に出力すると共に第3のAND回路61
および第1のNOT回路70にローレベルの信号d5を出
力する。
【0025】カウント値信号d4が入力した第1のアドレ
ス選択回路14は、従来の学習機能付赤外線リモコン1
0と同様に、テレビに対応したRAM18のRAM書込
みエリア18Aを選択・決定すると共に表示灯20aを
点灯させる。この際、第1の確認音発生回路22でスピ
ーカ6から確認音S3が放音され、操作者に正常にテレビ
が選択・決定されたことを知らせる(ステップ10
7)。また、ローレベルの信号d5が入力した第3のAN
D回路61および第1のNOT回路70は、ジャック8
からのON信号d1が第3のAND回路61に入力するこ
とを禁止すると共に第4のAND回路62に入力するこ
とを有効にする。
【0026】したがって、順送り制御部60は、健常者
副操作ボタン30a〜50bの順送り機能に移行するの
で、ON信号d1によって作動した第2のカウンタ回路6
7は第1のカウンタ回路66と同様に、各健常者副操作
ボタン30a〜50bを順送りに選択し、それら順送り
データd6を第2のラッチ回路69に出力する。第2のラ
ッチ回路69は、順送りデータd6に基づき第2の表示回
路29を作動させ、各健常者副操作ボタン3a〜5bに
対応する表示灯30a〜50bを順次点灯させる。この
際、第2のラッチ回路69は、各健常者副操作ボタン3
a〜5bの順送りの切替え区切り時に、この切り替わり
を知らせる確認音S4を、第2の確認音発生回路23でス
ピーカ6から放音させる(ステップ108)。なお、こ
の各健常者副操作ボタン3a〜3bを繰返し順送りする
順送り時間T1は、タイマ回路27によって予め任意に設
定することができる。
【0027】ここで、操作者はタイマ回路27によって
設定された順送り時間T1内において、希望するテレビの
チャンネルを選択できる健常者副操作ボタン3aを順送
り制御部60が選択した時に、外部入力装置7の操作ボ
タン7bを押す(ステップ109、110)。これによ
り、第2のフリップフロップ回路65から出力信号d7が
出力されるので、第2のカウンタ回路67はそのカウン
トされた値のカウント値信号d8を第2のラッチ回路69
に出力し、第2のラッチ回路69はその値をラッチして
第2のアドレス選択回路17に出力すると共に第2のN
OT回路71にローレベルの信号d9を出力する。
【0028】カウント値信号d8が入力した第2のアドレ
ス選択回路17は、従来の学習機能付赤外線リモコン1
0と同様に、選択・決定されているRAM書込みエリア
18Aの4つに分割されたアドレス18a、18b、1
8c、18dを選択し、さらに、アドレス決定回路15
は第1のアドレス選択回路14および第2のアドレス選
択回路17からの選択信号d51、d52に基づきRAM書込
みエリア18Aの1つのアドレス18aを決定する。こ
の際、第2の確認音発生回路23でスピーカ6から確認
音S5を放音させ、操作者に正常にアドレスが選択・決定
されたことを知らせる(ステップ111)。
【0029】アドレス18aを決定後、テレビ用リモコ
ン100の登録したチャンネルボタンを押せば、テレビ
用リモコン100から出力される赤外線データをRAM
書込みエリア18Aのアドレス18aに格納することが
できる。この際、第2の確認音発生回路23でスピーカ
6から確認音S6を放音させ、操作者に正常にテレビのチ
ャンネルが格納されたことを知らせる(ステップ11
2)。
【0030】なお、チャンネル等の選択操作の決定後ま
たは選択操作を間違えたときは、タイマ回路27に設定
された順送り時間T1内に外部入力装置7からON信号d1
を入力しなければ、第1および第2のカウンタ回路6
6、67と、第1および第2のラッチ回路68、69と
を初期化することができるので、自動的に初期状態に戻
すことができる(ステップ113、114)。
【0031】このような手順を繰返してテレビ用リモコ
ン100のチャンネルデータを学習させた学習機能付赤
外線リモコン1でテレビを操作する制御動作は、従来の
学習機能付赤外線リモコン10と同様なので、説明を省
略する。また、上述した本発明の実施の一形態によれ
ば、赤外線リモコンについて説明したが、これに限ら
ず、通信方式に電波を使ったリモートコントロール装置
でもよい。
【0032】また、上述した本発明の実施の一形態によ
れば、学習機能付赤外線リモコンについて説明したが、
これに限らず、学習機能がない通常のリモートコントロ
ール装置でもよい。また、上述した本発明の実施の一形
態によれば、健常者操作ボタンまたは健常者副操作ボタ
ンを順次選択する際に、スピーカおよび表示灯を同時に
作動させる回路構成であったが、これに限らず、何れか
一方を作動させる回路構成のものでも、電気機器等が選
択されたことを確認することができる。
【0033】また、順送り制御部は制御プログラムを組
込んだCPU等にすれば、操作手順と外部入力装置のプ
ラグを接続するジャックを設けるだけで、健常者、運動
能力低下者等の区別なく汎用製品を製造することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のリモー
トコントロール装置によれば、外部入力装置からの電気
信号に基づき健常者操作ボタンや健常者副操作ボタンを
押すことなく電気機器の選択やチャンネル切替え等の付
帯操作の設定を行うことができるので、操作者は健常者
に限定されず、高齢者や運動能力低下者等でも容易に操
作することができる。
【0035】また、外部入力装置を使用しなければ、通
常のリモートコントロール装置として動作させることが
できる構造なので、従来のように運動能力低下者等の専
用品として作る必要がなくなる。したがって、量産効果
により安価な製品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモートコントロール装置の実施の一
形態を示す説明図。
【図2】図1のリモートコントロール装置の回路ブロッ
ク図。
【図3】図1のリモートコントロール装置による学習動
作を示すフローチャート図。
【図4】テレビ、照明などのリモートコントロール装置
と、学習機能を有するリモートコントロール装置との関
係を示す説明図。
【図5】従来のリモートコントロール装置を示す説明
図。。
【図6】図5のリモートコントロール装置の回路ブロッ
ク図。
【図7】テレビと、学習機能を有するリモートコントロ
ール装置との関係を示す説明図。
【図8】学習機能を有するリモートコントロール装置の
スピーカから放音される確認音を示す波形図で、(a)
は電気機器を選択した時の確認音、(b)はテレビのチ
ャンネルを選択した時の確認音。
【符号の説明】
1・・・・・(学習機能付赤外線リモコン)リモートコント
ロール装置 2a〜2d・・・・・健常者操作ボタン 3a〜5b・・・・・健常者副操作ボタン 6・・・・・スピーカ 7・・・・・外部入力装置 7a・・・・・プラグ 8・・・・・ジャック 20a〜50b・・・・・表示灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 達男 愛知県名古屋市熱田区神野町2丁目18番地 アイホン株式会社内 Fターム(参考) 5C056 AA05 BA01 CA06 CA08 CA11 CA19 CA20 EA01 EA06 EA09 5G006 AA01 JA01 JB08 JD02 5G052 AA14 AA21 BB10 JA02 JA08 JB01 JB19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビ等の電気機器を制御する健常者操作
    ボタン(2a、2b、2c、2d)と、前記操作ボタン
    のチャンネル切替え等の付帯操作を制御する健常者副操
    作ボタン(3a、3b、4a、4b、5a、5b)と、
    前記健常者操作ボタンまたは前記健常者副操作ボタンが
    押された時に確認音を鳴動させるスピーカ(6)と、前
    記健常者操作ボタンまたは前記健常者副操作ボタンが押
    されたときそれぞれ点灯する表示灯(20a、20b、
    20c、20d、30a、30b、40a、40b、5
    0a、50b)と、前記スピーカからの確認音および/
    または前記表示灯の点灯にあわせて前記健常者操作ボタ
    ンまたは前記健常者副操作ボタンを順次選択するため運
    動能力低下者によって操作される外部入力装置(7)の
    プラグ(7a)を接続するジャック(8)とを備えたこ
    とを特徴とするリモートコントロール装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013247096A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Noritz Corp 操作装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013247096A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Noritz Corp 操作装置

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