JPH10116528A - 強化プラスチックを芯体とする碍子 - Google Patents

強化プラスチックを芯体とする碍子

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JPH10116528A
JPH10116528A JP22178697A JP22178697A JPH10116528A JP H10116528 A JPH10116528 A JP H10116528A JP 22178697 A JP22178697 A JP 22178697A JP 22178697 A JP22178697 A JP 22178697A JP H10116528 A JPH10116528 A JP H10116528A
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JP
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core
insulator
outer periphery
wound
annular groove
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JP22178697A
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English (en)
Inventor
Taikichi Kondo
泰吉 近藤
Akiyoshi Satou
彰芳 佐藤
Satoru Nakamura
覚 中村
Junichi Matsumoto
純一 松本
Koichi Ishida
貢一 石田
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくとも一端側の連結金具の先端部がU字状
の連結部に形成されているポリマー碍子を、引張力に対
して変形がなく、かつ廉価に構成する。 【解決手段】少なくとも一方の連結金具11は、外周の
長手方向の2箇所の部位に形成された2条の環状溝11
c,11dを有する巻回部11aと、その外周の両環状
溝11c,11d間の部位から外側へ突出する略U字状
の連結部11bとを有し、連結金具11の各環状溝11
c,11dに芯材13が2分割された状態で巻回されて
いて、連結金具11の連結部11bが絶縁被覆体14か
ら同軸的に外部へ突出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強化プラスチック
を芯体とする碍子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、強化プラスチックを芯体とする
碍子は、所謂ポリマー碍子またはプラスチック碍子とし
て知られており、その一形式として、例えば特表平7−
507733号公報に示されているように、所定間隔を
保持して位置する一対の連結金具と、これら両連結金具
の外周に設けた環状溝に沿って巻回されて無端状に掛止
された束状の糸条を合成樹脂にて強化してなる芯材から
なる芯体、および同芯体の外周を被覆する弾力性の材料
からなる絶縁被覆体を備えた形式の碍子がある。
【0003】この種形式の強化プラスチックを芯体とす
る碍子(以下ポリマー碍子ということがある)は、高い
引張り強度を有するとともに、磁器碍子に比較して耐衝
撃性に優れかつ軽量であることから、運搬作業、取付け
作業等の取扱いに優れているという利点がある。当該ポ
リマー碍子においては、芯体の各端部に位置する両連結
金具が電柱等の施設の連結部に対する連結手段として機
能する。
【0004】ところで、磁器碍子等が取付けられている
既存の施設においては、施設の連結部の形状から、碍子
側の連結部に対しては先端部が二股状でU字形状の連結
部であることが要求されることが多い。上記した公報に
示されたポリマー碍子においては、両端部の連結部を構
成する連結金具は共に筒状であることから、これに対処
するには、ポリマー碍子の両端部のいずれか一方または
両方を先端部がU字形状の連結部に変更することが要請
され、その一例がUSP5,406,033号公報に示
されている。
【0005】同公報に示されているポリマー碍子におい
ては、碍子本体自体の一端側が二股状に形成されてい
て、二股状の各端部に筒状の連結金具が互いに同軸的に
配設されている。当該ポリマー碍子の一端側において
は、互いに対向する両連結金具間の隙間に、施設側の連
結部を挿入した状態で両連結金具および施設側の連結部
に支持ピンを挿通され、これにより、当該ポリマーは施
設側に取付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該ポリマ
ー碍子においては、碍子本体の一端が二股状に形成され
て、その両端部に筒状の連結金具が配設されている構成
のため、二股状の各端部に引張力が加わると変形して損
傷し易くて何等かの補強が必要であり、また一端側をこ
のような二股の形状に形成するには製造工程が複雑にな
るとともに、製造コストも上昇することになる。
【0007】従って、本発明の目的は、ポリマー碍子の
少なくとも一端側の連結金具として、先端部がU字状の
連結部に形成されている連結金具を採用して、上記した
各問題を解決することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はポリマー碍子に
関し、特に、所定間隔を保持して位置する一対の連結金
具と、これら両連結金具の外周に設けた環状溝に沿って
巻回されて無端状に掛止された束状の糸条を合成樹脂に
て強化してなる芯材とからなる芯体、および同芯体の外
周を被覆する弾力性の材料からなる絶縁被覆体を備えた
強化プラスチックを芯体とする形式のポリマー碍子を適
用対象とするものである。
【0009】しかして、本発明に係るポリマー碍子にお
いては、前記両連結金具の少なくとも一方の連結金具
は、外周の長手方向の2箇所の部位に所定間隔を保持し
て形成された2条の環状溝を有する巻回部と、同巻回部
の外周における前記両環状溝間の部位から外側へ突出す
る略U字状の連結部とを有し、同連結金具の環状溝に前
記芯材が2分割された状態で巻回されているとともに、
同連結金具の連結部が前記絶縁被覆体から前記芯体と同
軸的に外部へ突出していることを特徴とするものであ
る。
【0010】当該ポリマー碍子においては、前記両連結
金具の一方の連結金具は、外周の長手方向の2箇所の部
位に所定間隔を保持して形成された2条の環状溝を有す
る巻回部と、同巻回部の外周における前記両環状溝間の
部位から外側へ突出する略U字状の連結部からなり、か
つ他方の連結金具は、外周の長手方向の中央の部位に前
記一方の連結金具の環状溝より広幅の環状溝を有する巻
回部からなり、前記芯材は前記他方の連結金具の環状溝
に巻回された状態から2分割されて前記一方の連結金具
の各環状溝に巻回されている構成とすることができる。
【0011】また、当該ポリマー碍子においては、前記
両連結金具は共に、外周の長手方向の2箇所の部位に所
定間隔を保持して形成された2条の環状溝を有する巻回
部と、同巻回部の外周における前記両環状溝間の部位か
ら外側へ突出する略U字状の連結部からなり、前記芯材
は両連結金具間にて2分割された状態で互いに対向する
両環状溝に無端状に巻回されている構成とすることがで
きる。
【0012】また、当該ポリマー碍子においては、2分
割されて巻回されている前記芯材は外周を合成樹脂にて
強化してなる糸条により巻回されて一体的に拘束されて
いる構成とすることができる。
【0013】
【発明の作用・効果】このように構成したポリマー碍子
においては、連結金具として、外周の長手方向の2箇所
の部位に所定間隔を保持して形成された2条の環状溝を
有する巻回部と、同巻回部の外周における前記両環状溝
間の部位から外側へ突出する略U字状の連結部とを有す
る連結金具を採用して、同連結金具の環状溝に芯材を2
分割した状態で巻回するとともに、連結金具の連結部を
絶縁被覆体から芯体と同軸的に外部へ突出させている。
【0014】このため、当該ポリマー碍子の端部に引張
力が作用しても、端部が二股状に形成されている場合に
比較して変形し難く、引張力による変形に起因する損傷
の発生が抑制される。また、糸条を両連結金具に巻回し
て芯材を形成する工程においては、糸条を連結金具の2
条の環状溝に順次、または交互に巻回すれば芯材を形成
することができるため、芯材の形成には、両連結金具共
に筒状の連結金具を採用した場合と比較してさほど煩雑
な作業を要することはなく、製造が容易でかつ製造コス
トの上昇も抑制される。
【0015】当該ポリマー碍子において、2分割されて
巻回されている芯材の外周を、合成樹脂にて強化してな
る糸条により巻回されて一体的に拘束されている構成と
すれば、芯体は機械的強度を高め、ポリマー碍子の外部
からの曲げ、圧縮、捻り等に対する強度を一段と向上さ
せることができる。
【0016】また、この状態では、連結金具に巻回され
ている芯材が連結金具を強く拘束しているため、施設側
に連結された状態で連結金具に大きな荷重が作用して
も、荷重による回転モーメントに抗して芯材のずれを防
止し、芯材のずれに起因する碍子内での空隙の発生を防
止して、碍子の絶縁特性を安定に維持する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1および図2には本発明に係る第1のポリ
マー碍子が示されている。当該ポリマー碍子は強化プラ
スチックを芯体とする碍子であって、芯体を構成する一
対の連結金具11,12と芯材13、および絶縁被覆体
14を備えた構成となっている。
【0018】芯体を構成する一方の連結金具11(以下
第1連結金具11という)は、図1および図2に示すよ
うに、所定長さの筒状の巻回部11aと、同巻回部11
aの長手方向の中央部から径外方へ突出する連結部11
bとにより構成されている。巻回部11aにおいては、
その外周の連結部11bを挟む左右の部位に一対の環状
溝11c,11dが形成されている。また、連結部11
bにおいては、基部11b1の先端部が所定間隔を保持
して延びる2本のアーム部11b2,11b3からなるU
字状に形成されている。
【0019】また、他方の連結金具12(以下第2連結
金具12という)は、図1および図2に示すように筒状
の巻回部12aからなり、巻回部12aの長手方向の中
央部には環状溝12bが形成されている。巻回部12a
は、第1連結金具11の巻回部11aに比較して短く、
かつ環状溝12bは第1連結金具11の各環状溝11
c,11dに比較して広幅に形成されている。
【0020】芯材13は、ガラス繊維、合成繊維等のモ
ノフィラメント、マルチフィラメント、各種繊維の紡績
糸等からなる束状の糸条にエポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂等の合成樹脂を含浸して硬化して形成されて
いるもので、第1連結金具11の各環状溝11c,11
dと第2連結金具12の環状溝12bに沿って2分割さ
れた状態で巻回されて、これら両連結金具11,12に
無端状に掛止されている。
【0021】芯材13を構成する糸条は、合成樹脂を含
浸された状態で、第1連結金具11の第1環状溝11c
と第2連結金具12の環状溝12b間で無端状に順次巻
回され、引続き第1環状溝11の第2環状溝11dと第
2連結金具12の環状溝間で無端状に順次巻回されてい
て、これらの束状の糸条に含浸されている合成樹脂を硬
化することにより、分割された第1芯材13aと第2芯
材13bとに形成されている。
【0022】絶縁被覆体14は、シリコーンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム等の弾力性の材料からなるもの
で、両連結金具11,12と芯材13とからなる芯体の
外周の全てを被覆する胴部14aと、胴部14aの側部
外周から外方へ突出する多数の環状のひだ部14bとに
より構成されている。絶縁被覆体14の胴部14aは、
両連結金具11,12を被覆しているが、第1連結金具
11においては、筒部11aの両端部が胴部14aから
露呈し、かつ連結部11bが胴部14aから同軸的に突
出している。
【0023】絶縁被覆体14は、両連結金具11,12
と芯材13からなる芯体を所定の成形型内に収容した状
態で、同芯体の外周に一体的にモールディングすること
により成形され、芯体の全てを埋設している。
【0024】このように構成したポリマー碍子において
は、第1連結金具11として、外周の長手方向の2箇所
の部位に所定間隔を保持して形成された2条の環状溝1
1c,11dを有する巻回部11aと、巻回部11aの
外周における両環状溝間11c,11dの部位から外側
へ突出する略U字状の連結部11bとを有する連結金具
を採用して、この第1連結金具11の各環状溝11c,
11dに芯材13を2分割した状態で巻回するととも
に、第1連結金具11の連結部11bを絶縁被覆体14
の胴部14aの先端から芯体と同軸的に外部へ突出させ
ている。
【0025】このため、当該ポリマー碍子の端部に引張
力が作用しても、碍子本体の端部が二股状に形成されて
いるポリマー碍子に比較して変形し難く、引張力による
変形に起因する損傷の発生は抑制される。また、糸条の
第1連結金具11に対する巻回においても、糸条を第1
連結金具11の各環状溝11c,11dに順次に巻回す
れば芯材13の本体を形成することができるため、芯材
13の形成には、両連結金具共に筒状の連結金具を採用
した場合と比較してさほど煩雑な作業を要することはな
く、製造が容易でかつ製造コストの上昇も抑制される。
【0026】図3には、第1連結金具の変形例が示され
ている。同図に示す変形例の第1連結金具15において
は、巻回部15aが円柱状に形成されているとともに、
各端部に取付ボルトが螺着されるネジ孔を備えている。
また、巻回部15aには、第1連結金具11の各環状溝
11c,11dと同様に、連結部15bを挟んで2条の
環状溝15c,15dが形成されている。
【0027】なお、第1連結金具15の他の構成は第1
連結金具11と同一であって、第1連結金具15を採用
したポリマー碍子においても同様の作用効果を奏するも
のであるため、その詳細な説明は省略する。
【0028】図4には、第2連結金具の変形例が示され
ている。同図に示す変形例の第2連結金具16において
は、筒状の巻回部16aが第1連結金具11の巻回部1
1aと同一長さに形成されているとともに、その外周に
は同巻回部11aと同様に第1環状溝16bと第2環状
溝16cとが形成されている。従って、かかる第2連結
金具16を採用した場合には、第1芯材13aと第2芯
材13bは完全に2分割された状態で、第1連結金具1
1の各環状溝11c,11dと、これに対向する第2連
結金具16の各環状溝16b,16cとに無端状に巻回
されて、並列状態となる。
【0029】なお、以上の第2連結金具12,16は、
何れも巻回部のみを有する連結金具の例であるが、第2
連結金具として図1の2点鎖線で示す連結金具17を採
用することもできる。この第2連結金具17は、第1連
結金具11における連結部11bの向きを90度異にし
ているもので、その他の部分は第1連結金具11と同一
の構成のものである。
【0030】図5および図6には、本発明に係る第2の
ポリマー碍子が示されている。当該ポリマー碍子は、強
化プラスチックを芯体とする碍子であって、芯体を構成
する一対の連結金具21,22と芯材23、絶縁被覆体
24、および拘束糸条25を備えた構成となっている。
【0031】芯体を構成する一方の連結金具である第1
連結金具21は、図5および図6に示すように、所定長
さの筒状の巻回部21aと、同巻回部21aの長手方向
の中央部から径外方へ突出する連結部21bとにより構
成されている。巻回部21aにおいては、その外周の連
結部21bを挟む左右の部位に一対の環状溝21c,2
1dが形成されている。また、連結部21bにおいて
は、基部21b1の先端部が所定間隔を保持して延びる
2本のアーム部21b2,21b3からなるU字状に形成
されている。
【0032】また、他方の連結金具である第2連結金具
22は筒状の巻回部22aからなり、巻回部22aの長
手方向の中央部には環状溝22bが形成されている。巻
回部22aは、第1連結金具21の巻回部21aに比較
して短く、かつ環状溝22bは第1連結金具21の各環
状溝21c,21dに比較して広幅に形成されている。
【0033】第1,第2連結金具21,22のかかる構
成は、第1のポリマー碍子の第1,第2連結金具11,
12と同一である。また、芯材23は、ガラス繊維、合
成繊維等のモノフィラメント、マルチフィラメント、各
種繊維の紡績糸等からなる束状の糸条にエポキシ樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂等の合成樹脂を含浸して硬化し
て形成されているもので、第1のポリマー碍子の芯材1
3と同様に、両連結金具21,22に巻回されている。
【0034】しかして、2分割されて巻回されている第
1芯材23aと第2芯材23bとの外周には、拘束糸条
25がその長手方向に螺旋状に巻回されていて、第1芯
材23aと第2芯材23bとは一体的に拘束されてい
る。拘束糸条25は、芯材23と同様に、合成樹脂にて
強化して形成されている。
【0035】絶縁被覆体24は、シリコーンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム等の弾力性の材料からなるもの
で、両連結金具21,22と、芯材23と、拘束糸状2
5とからなる芯体を所定の成形型内に収容した状態で、
同芯体の外周に一体的にモールディングすることにより
成形され、第1連結金具21の連結部21bを除く全て
の部位を被覆している。なお、図中符号24aは絶縁被
覆体24の胴部、符号24bは絶縁被覆体24のひだ部
である。
【0036】かかる構成の第2のポリマー碍子において
は、第1のポリマー碍子と同様の作用効果を有すること
は勿論であるが、さらに下記のごとき作用効果を奏する
ものである。
【0037】すなわち、当該第2のポリマー碍子におい
ては、2分割されて巻回されている第1芯材23aと第
2芯材23bがその外周を拘束糸条25により巻回され
て一体的に拘束されているため、芯体は機械的強度が高
く、ポリマー碍子の外部からの曲げ、圧縮、捻り等に対
する強度を一段と向上させることができる。
【0038】また、この状態では、第1連結金具21お
よび第2連結金具22に巻回されている芯材23が各連
結金具21,22を強く拘束しているため、施設側に連
結された状態で連結金具21,22に大きな荷重が作用
しても、荷重による回転モーメントに抗して芯材23の
ずれを防止し、芯材23のずれに起因する碍子内での空
隙の発生を防止して、碍子の絶縁特性を安定に維持す
る。
【0039】なお、図5における符号26a,26bは
第1芯材23aと第2芯材23b間に介装されているス
ペーサである。また、符号27は第1連結金具21と同
一構造の連結金具であり、第2連結金具22を連結金具
27に変更することができることを教示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1のポリマー碍子の一部切欠側
面図である。
【図2】同ポリマー碍子の縦断面図である。
【図3】同ポリマー碍子を構成する第1連結金具の変形
例を示す縦断面図である。
【図4】同ポリマー碍子を構成する第2連結金具の変形
例を示す縦断面図である。
【図5】本発明に係る第2のポリマー碍子の一部切欠側
面図である。
【図6】同ポリマー碍子の縦断面図である。
【符号の説明】
11,15…第1連結金具、11a,15a…巻回部、
11b,15b…連結部、11b1…基部、11b2,1
1b3…アーム部、11c,15c…第1環状溝、11
d,15d…第2環状溝、12,16,17…第2連結
金具、12a,16a…巻回部、12b…環状溝、16
b…第1環状溝、16c…第2環状溝、13…芯材、1
3a…第1芯材、13b…第2芯材、14…絶縁被覆
体、14a…胴部、14b…ひだ部、21…第1連結金
具、21a…巻回部、21b…連結部、21c…第1環
状溝、21d…第2環状溝、22…第2連結金具、22
a…巻回部、22b…環状溝、23…芯材、23a…第
1芯材、23b…第2芯材、24…絶縁被覆体、24a
…胴部、24b…ひだ部、25…拘束糸条、26a,2
6b…スペーサ、27…第2連結金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 純一 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 石田 貢一 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔を保持して位置する一対の連結金
    具と、これら連結金具の外周に設けた環状溝に沿って巻
    回されて無端状に掛止された束状の糸条を合成樹脂にて
    強化してなる芯材とからなる芯体、および同芯体の外周
    を被覆する弾力性の材料からなる絶縁被覆体を備えた強
    化プラスチックを芯体とする碍子において、前記両連結
    金具の少なくとも一方の連結金具は、外周の長手方向の
    2箇所の部位に所定間隔を保持して形成された2条の環
    状溝を有する巻回部と、同巻回部の外周における前記両
    環状溝間の部位から外側へ突出する略U字状の連結部と
    を有し、同連結金具の各環状溝に前記芯材が2分割され
    た状態で巻回されているとともに、同連結金具の連結部
    が前記絶縁被覆体から前記芯体と同軸的に外部へ突出し
    ていることを特徴とする強化プラスチックを芯体する碍
    子。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の碍子において、前記両連
    結金具の一方の連結金具は、外周の長手方向の2箇所の
    部位に所定間隔を保持して形成された2条の環状溝を有
    する巻回部と、同巻回部の外周における前記両環状溝間
    の部位から外側へ突出する略U字状の連結部からなり、
    かつ他方の連結金具は、外周の長手方向の中央の部位に
    前記一方の連結金具の環状溝より広幅の環状溝を有する
    巻回部からなり、前記芯材は前記他方の連結金具の環状
    溝に巻回された状態から2分割されて前記一方の連結金
    具の各環状溝に巻回されていることを特徴とする強化プ
    ラスチックを芯体とする碍子。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の碍子において、前記両連
    結金具は共に、外周の長手方向の2箇所の部位に所定間
    隔を保持して形成された2条の環状溝を有する巻回部
    と、同巻回部の外周における前記両環状溝間の部位から
    外側へ突出する略U字状の連結部からなり、前記芯材は
    両連結金具間にて2分割された状態で互いに対向する両
    環状溝に無端状に巻回されていることを特徴とする強化
    プラスチックを芯体とする碍子。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載の碍子におい
    て、2分割されて巻回されている前記芯材は外周を合成
    樹脂にて強化してなる糸条により巻回されて一体的に拘
    束されていることを特徴とする強化プラスチックを芯体
    とする碍子。
JP22178697A 1996-08-19 1997-08-18 強化プラスチックを芯体とする碍子 Pending JPH10116528A (ja)

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JPH10116528A true JPH10116528A (ja) 1998-05-06

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JP22178697A Pending JPH10116528A (ja) 1996-08-19 1997-08-18 強化プラスチックを芯体とする碍子

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JP (1) JPH10116528A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9329927B2 (en) 2012-10-18 2016-05-03 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device

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