JPH10115515A - 配管内コーティング位置検出方法及びその装置 - Google Patents

配管内コーティング位置検出方法及びその装置

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JPH10115515A
JPH10115515A JP8270177A JP27017796A JPH10115515A JP H10115515 A JPH10115515 A JP H10115515A JP 8270177 A JP8270177 A JP 8270177A JP 27017796 A JP27017796 A JP 27017796A JP H10115515 A JPH10115515 A JP H10115515A
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Japan
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pipe
sound wave
reflected sound
repair
coating material
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JP8270177A
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Tetsuo Naganuma
徹郎 長沼
Hiroshi Sato
博 佐藤
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Tokyo Gas Co Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/11Analysing solids by measuring attenuation of acoustic waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/02Indexing codes associated with the analysed material
    • G01N2291/028Material parameters
    • G01N2291/02854Length, thickness
    • GPHYSICS
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補修位置の末端部を容易にかつ正確に検出す
ること。 【解決手段】 配管20の補修前の反射音波パルス23
と、補修後の反射音波パルス24とを比較して相違波形
部24bを求め、その求めた波形部24bに基づきコー
ティング材2の末端部の位置を特定し、かつ認識できる
ようにしたので、パイプカメラやファィバスコープを用
いる従来技術に比較し、配管にカメラなどを挿入する作
業がいっさい不要になるので、コーティング材2が配管
22に対しどこまで施工されたか否かを極めて簡単にか
つ確実に判断することができると共に、作業性の大幅な
簡素化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管の内部に補修
用として設けられたコーティング材の位置を高精度に検
出する方法とその装置とに係り、特にガス管に利用する
のに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、地中や地上、あるいは建物内部
にはガス,電気,水道,下水等の配管が多数埋設、あい
はる敷設されている。これらの配管は内外からの物理的
・化学的影響により経年的に老朽化する傾向にある。
【0003】しかしながら、老朽化しているか否かを確
認するのに手間がかかり、容易に交換することのできな
いのが実情である。そのため、例えば腐食等による漏洩
のおそれがある配管を補修して配管寿命を延長すること
が近年行われている。その際、配管内に樹脂を注入し、
該配管の内周部を樹脂でコーティングするものである。
【0004】そして、配管内面をコーティングすると、
その補修作業結果を確認する必要がある。そのため、現
在使用されている都市ガス用の配管にコーティングした
場合、従来技術では、パイプカメラあるいはファィバス
コープ等を使用し、樹脂が硬化した後に、それらカメラ
などを配管内に挿入することにより、コーティングの末
端部の位置を確認していた。
【0005】なお、配管の内部を確認する装置として
は、特開昭61−202158号公報,同61−297
57号公報等が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】とろこで、上記に示す
従来技術では、配管内面をコーティングした結果を確認
する場合、パイプカメラ等を用いているものの、カメラ
等では配管への挿入作業に多くの時間を要するばかりで
なく、その挿入作業が大がかりなものとなってしまう結
果、配管内部の補修位置を速やかに把握することができ
ない問題がある。
【0007】また、上記特開昭61−202158号公
報,同61−29757号公報に示される技術のもの
は、超音波や音波を送信すると共に、その反射波を受信
して所定の処理を行うことにより、単に配管内部の形状
(分岐状態,曲がり状態,エルボ状態等)を検出するも
のであり、コーティング材の末端部の位置を検出するこ
とについて配慮されていない問題がある。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、補修位置の末端部を容易にかつ確実に検出するこ
とができる配管内コーティング位置検出方法を提供する
ことあり、他の目的は、上記方法を的確に実施し得る配
管内コーティング位置検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明方法においては、
配管の補修に際し、予め配管内に音波を送信すると共
に、その反射音波を受信し、次いで、配管のコーティン
グ材による補修後、上記と同様にして配管内に音波を送
信すると共にその反射音波を受信し、その後、配管補修
前の反射音波波形と、配管補修後の反射音波波形とを比
較して相違波形部を検出し、該相違波形部により配管内
部におけるコーティング材の位置を認識しかつ特定する
ことを特徴とするものである。
【0010】また本発明装置においては、本管に接続さ
れかつ該本管より内径の小さな配管の内周部にコーティ
ング材を補修したとき、配管内のコーティング材の末端
部の位置を認識しかつ特定する装置であって、配管の開
口先端部に装着され、配管の補修前と補修後とに特定周
波数の音波を送信する音波送信子と、該音波送信子に対
し複数種類からなる特定周波数対応の電気信号を印加す
る信号発生回路と、配管の開口先端部に音波送信子と共
に装着され、音波送信子からの反射音波を受信する反射
音波受信子と、配管補修前の反射音波パルスと配管補修
後の反射音波パルスとを比較して差を求め、求めた差に
基づき配管補修後のコーティング材の末端部の位置を認
識し、かつ特定する手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1乃
至図3により説明する。図1は本発明方法を実施するた
めの配管内コーティング位置検出装置の一実施例を示
し、図2は配管内コーティング位置検出装置をガス管に
適用した説明図、図3は反射音波パルスの説明図であ
る。
【0012】本発明方法を実施するための配管内コーテ
ィング位置検出装置を説明する前に、本例で取り扱う配
管20は、図2に示すように、地中に埋設された本管2
1に接続され、しかも該本管21より小径からなる都市
ガス用のものであって、その先端部が地上に出て家庭に
設置されている。そして、このような配管20の補修時
には、先端部に装着されているガスメータ部(図示せ
ず)を取り外し、その先端開口部から樹脂を注入するこ
とにより、配管20の内周部において図2に示すよう
に、本管21に近い位置まで樹脂等のコーティング材2
2がコーティングされる。
【0013】この場合、配管20の先端開口部からコー
ティング材22がコーティングされるので、そのコーテ
ィング材22の末端部がどこまで施工されているか不明
である。
【0014】そこで、実施例の配管内コーティング位置
検出装置においては、コーティング材22の末端部の位
置を認識しかつ特定するものであって、検出に際し、配
管20の先端開口部に図示しないアダプタを介し、音波
送信子としのスピーカ1と音波受信子としてのマイクロ
ホン4とが取付けられる。そして、スピーカ1から配管
20の内部に向けて音波が送信されたとき、その反射音
波をマイクロホン4によって受信するようにしている。
【0015】スピーカ1は、信号発生回路3により電気
信号パルスが印加されたとき、特定周波数の音波を出力
する。信号発生回路3はCPU9から指令されると、予
め定められたn種類の周波数対応の電気信号パルス(正
弦波1サイクル分)を、電力増幅器2を介し適当な時間
間隔をもってスピーカ1に順次印加する。この場合、n
種類の周波数の音波は、距離が短いもののかつ分解能が
高い特性をもつ高周波数のものと、分解能が低いものの
かつ距離の長い特性をもつ低周波数のものとからなって
おり、種々の周波数の音波を組み合わせることにより必
要な分解能と距離とが得られるようにしている。
【0016】マイクロホン4は、スピーカ1と共に配管
20の先端開口部に取付けられるものであって、スピー
カ1によって配管20の内部に音波が送信されたとき、
配管20内部からの送信音波パルスに対応する反射音波
パルスを受信すると、該受信反射パルスが増幅回路5,
利得制御回路6を介しA/D変換器7で変換され、CP
U9に取り込まれる。なお、利得制御回路6は、マイク
ロホン4によって受信されかつ増幅された反射音波パル
スが入力されると、その反射音波パルスの発生位置に応
じた利得をもって増幅し得るようCPU9により連続的
に可変設定されている。これらスピーカ1による音波の
送信と、マイクロホン4による反射音波の受信とは、配
管20が樹脂でコーティングされる前と、配管20がコ
ーティングされた後とに実行されるものである。
【0017】CPU9は、A/D変換器7で変換された
状態の反射音波パルスを、予めメモリ11に記憶されて
いる対応送信音波パルス波形との間で相関処理された
上、その相関処理結果を、ハードディスク10上に一旦
記憶する。この記憶された反射音波パルスは、図3
(a)に示す如く補修前のもの23と、同図(b)に示
す如く補修後のもの24とからなっている。
【0018】ところで、反射音波パルスは、その波長が
配管20の内径(直径)に比し十分大きく設定されてお
り、従って、このような条件下では送信音波パルスは配
管20の内部を平面波として伝播される。そして、配管
内部では、送信音波パルスはその内空断面積が変化する
位置で反射率Y=X(A2−A1)/(A2+A1)を
もって反射される。なお、A1,A2は内空断面積が変
化する位置前後での内空断面積、Xは内空断面積が変化
する位置へ入射される音波パルスの振幅である。反射率
Yは、内空断面積が変化する位置から反射される音波パ
ルスの振幅として定義されている。
【0019】配管20の内周部にコーティングを行う
と、それだけ配管20の内径が小さくなるため、コーテ
ィング材22の末端部では、音波を送信したときに反射
波が発生するが、コーティング材22の膜厚は、内径に
比してかなり薄く形成されるため、反射振幅は、反射音
波パルス24の中でも小さいものである。また、配管2
0とこれより内径の大きい本管21との接続点では、断
面積の大きな変化によって反射振幅が図3(a)及び
(b)にそれぞれ示す波形23,24の極大点23a,
24aの如くかなり大きいものとなるが、コーティング
材22が本管21に接続する位置の直前まで行われてい
るので、コーティング材22の末端部を表す波形部24
bは、この大きな波形部24aに極めて接近しており、
識別が困難となるおそれがある。
【0020】そこで、CPU9は、図3(a)に示す如
き補修前の反射音波パルス23と、図3(b)に示す如
き補修後の反射音波パルス24とがハードディスク10
上に記憶されると、その補修前の反射音波パルス23の
極大点23aと、補修後の反射音波パルス24の極大点
24aとをきちんと位置合わせした後、両者の差異を求
め、該求めた差異に基づいて配管20内にコーティング
されたコーティング材22の末端位置を演算により特定
するようにしている。即ち、CPU9は、補修前の反射
音波パルス23の極大点23aと、補修後の反射音波パ
ルス24の極大点24aとを位置合わせした後、双方の
パルス23,24の差(相違部分)を求め、この差分に
ついて概ね一波長程度の区間の検波積分を全区間にわた
って求めると共に、その結果を元の信号の検波積分した
値(またはその平方根)で割算し、図3(c)に示すよ
うに、コーティングにより変化した部分のみを処理する
ことにより、コーティング材22の末端部の位置を認識
しかつ特定するようにしている。
【0021】この場合、CPU9は本例では図1に示す
如く、表示制御回路12を介し表示器13が接続され、
表示器13の画面上に、コーティングによって変化した
波形(コーティング材22の末端部の位置を表す波形)
25を図3(c)の如く強調表示すると共に、その位置
を数値等で表示するようにしている。なお、数値表示の
場合は、コーティング材22の末端部が配管20と本管
21との接続部からどれくらいの距離で離れているかの
寸法表示であればよい。
【0022】次に、実施例の配管内コーティング位置検
出装置の動作に関連して本発明方法の一実施例について
述べる。
【0023】まず、ガス配管20の補修に際し、該配管
20の先端部に装着されているガスメータ部を取り外し
た後、図2に示すように、その配管20の開口先端部に
アダプタを介し装置のスピーカ1とマイクロホン4とが
一体になった構造物を取付ける。
【0024】その後、作業員が装置のスイッチをオンす
ると、図1に示すように、CPU9からの指令により信
号発生回路3が電力増幅器2を介しスピーカ1に特定周
波数対応の電気信号が印加されることにより、スピーカ
1から配管20の内部に向けて特定周波数の音波が順次
送信されるので、その反射音波がマイクロホン4によっ
て取り込まれる。この場合、反射音波はマイクロホン4
から増幅回路5,利得制御回路6,A/D変換回路7を
経ることによりCPU9に取り込まれる。該CPU9
は、取り込んだ反射音波パルスを、予めメモリ11に記
憶されている対応送信音波パルス波形と間で相関処理し
た上、その処理結果をハードディスク10上に記憶す
る。
【0025】そして、作業員によって配管20の補修が
行われ、配管20の内周部にコーティング材22が施工
されると、再び配管20の開口先端部にスピーカ1とマ
イクロホン4とが一体の構造物を取付け、スピーカ1に
よる音波の送信とマイクロホン4による反射音波の受信
とを行う。補修後に得られた反射音波もCPU9により
上述と同様に処理され、ハードディスク10上に記憶さ
れる。
【0026】そして、CPU9は、補修前の配管20内
の反射音波パルス23と、補修後の配管20内の反射音
波パルス24とが得られた時点で、双方の反射音波パル
ス23と24とを比較して相違部分の波形24bを求
め、その差異部分の波形24bに基づいて処理すること
により、配管20内に補修されたコーティング材22の
末端部の位置を認識し、かつ特定すると共に、その旨を
表示制御回路12を介し表示器13に表示する。
【0027】これにより、コーティング材22の末端部
の波形25が表示されると共に、その末端部の位置寸法
も表示されるので、作業員は表示器3によりコーティン
グ材22の末端部の位置が、配管20と本管21との接
続部からどの程度の距離の位置にあるか認識することが
でき、その位置を特定することができる。
【0028】このように、本発明方法では、配管20の
補修前の反射音波パルス23と、補修後の反射音波パル
ス24とを比較して相違波形部24bを求め、その求め
た波形部24bに基づきコーティング材2の末端部の位
置を特定し、かつ認識できるようにしたので、パイプカ
メラやファィバスコープを用いる従来技術に比較し、配
管にカメラなどを挿入する作業がいっさい不要になるの
で、コーティング材2が配管22に対しどこまで施工さ
れたか否かを極めて簡単にかつ確実に判断することがで
きると共に、作業性の大幅な簡素化を図ることができ
る。
【0029】また、配管20の施工前の反射音波パルス
23と、施工後の反射音波パルス24とを比較すると、
施工前と施工後とで温度変化が生じ、それによって反射
音波の音速が変化しても、音速の変化をCPU9により
容易に補正することができ、そのため、CPU9による
演算処理に際し、施工前の反射音波パルス23と施工後
の反射音波パルス24とを精度良く照合させることがで
きるばかりでなく、コーティング材22の末端部の位置
を正確に認識しかつ特定することができる。
【0030】また実施例の装置では、上述の如く、配管
20の内部に向けて特定周波数の音波を送信するスピー
カ1と、該スピーカ1に対し複数種類の周波数対応の電
気信号を順次印加する信号発生回路3と、スピーカ1か
らの反射音波を受信するマイクロホン4と、マイクロホ
ン4からの反射音波パルス23,24を取り込み、それ
に基づき演算して補修後のコーティング材22の末端部
の位置を認識しかつ特定するCPU9とを有して構成し
たので、上記方法を的確に実施し得る。
【0031】なお図示実施例では、CPU9は、処理に
際し、補修前の反射音波パルス23の極大点23a,補
修後の反射音波パルス24の極大点24aを一ヶ所とし
た例を示したが、互いに大きさの似通った極大点が二箇
所以上ある場合もあり、そのような場合には、それぞれ
の複数箇所の極大点を用いて位置合わせすることがで
き、容易に対処することができる。
【0032】また、CPU9は、補修前の反射音波パル
ス23の極大点23aと、補修後の反射音波パルス24
の極大点24aとを位置合わせした後、双方のパルス2
3,24の差を求め、この差分について概ね一波長程度
の区間の検波積分を全区間にわたって求め、この結果を
元の信号の検波積分した値等で演算することにより、コ
ーティング材22の末端部の位置を特定するようにした
例を示したが、以下のようにもすることができる。例え
ば、補修前の反射音波パルス23の極大点23aと、補
修後の反射音波パルス24の極大点24aとを位置合わ
せした後、概ね一波長の区間の相互相関を全区間にわた
って求め、相関の低い部分が変化の大きいことを利用し
てコーティング材22の末端位置を演算することによ
り、認識しかつ特定するようにしてもよい。さらに、表
示器13には、CPU9の処理結果に基づきコーティン
グ材22の末端部の波形25を表示すると共に、その末
端部と、配管20,本管21間の接続部との間の距離寸
法を表示するようにした例を示したが、これに限らず、
例えばコーティング末端部の波形25に距離を表すカー
ソルを重ねて表示させ、該カーソルを任意に移動させる
ことにより、作業者が距離を確認するようにすることも
可能である。またさらに、都市ガス用の配管20に適用
した例を示したが、水道,下水,電気等の配管に適用し
ても同様の効果を得ることができるのは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明方法によれ
ば、配管の補修に際し、予め配管内に音波を送信すると
共に、その反射音波を受信し、次いで、配管のコーティ
ング材による補修後、配管内に音波を送信すると共にそ
の反射音波を受信し、その後、配管補修前の反射音波波
形と、配管補修後の反射音波波形とを比較して相違波形
部を検出し、該相違波形部により配管内部におけるコー
ティング材の位置を認識しかつ特定し得るように構成し
たので、パイプカメラやファィバスコープを用いる従来
技術に比較し、配管にカメラなどを挿入する作業がいっ
さい不要になるので、コーティング材が配管に対しどこ
まで施工されたか否かを極めて簡単にかつ確実に判断す
ることができると共に、作業性の大幅な簡素化を図るこ
とができる効果がある。
【0034】また、本発明装置によれば、配管の開口先
端部に装着され、配管の補修前と補修後とに特定周波数
の音波を送信する音波送信子と、該音波送信子に対し複
数種類からなる特定周波数対応の電気信号を印加する信
号発生回路と、配管の開口先端部に音波送信子と共に装
着され、音波送信子からの反射音波を受信する反射音波
受信子と、配管補修前の反射音波パルスと配管補修後の
反射音波パルスとを比較して差を求め、求めた差に基づ
き配管補修後のコーティング材の末端部の位置を認識
し、かつ特定する手段とを有するので、上記方法を的確
に実施し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための配管内コーティン
グ位置検出装置の一実施例を示す構成ブロック図。
【図2】配管内コーティング位置検出装置をガス配管に
適用したときの説明図。
【図3】補修前の反射音波パルスを示す波形図(a),
補修後の反射音波パルスを示す(b)及び強調表示され
たコーティング材の末端部を示す波形図(c)。
【符号の説明】
1…音波送信子としてのスピーカ、3…信号発生回路、
4…反射音波受信子としてのマイクロホン、9…CP
U、13…表示器、20…配管、21…本管、22…コ
ーティング材、24b…コーティング材の末端部の波
形、25…コーティング材の末端部の強調波形。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イ)配管の補修に際し、予め配管内にそ
    の先端開口部から音波を送信すると共に、その反射音波
    を配管の先端開口部から受信し、ロ)次いで、配管のコ
    ーティング材による補修後、上記イ)と同様配管内に音
    波を送信すると共にその反射音波を受信し、ハ)その
    後、配管補修前の反射音波波形と、配管補修後の反射音
    波波形とを比較して相違波形部を検出し、該相違波形部
    により配管内部におけるコーティング材の位置を認識し
    かつ特定することを特徴とする配管内コーティング位置
    検出方法。
  2. 【請求項2】 本管に接続されかつ該本管より内径の小
    さな配管の内周部にコーティング材を補修したとき、配
    管内のコーティング材の末端部の位置を認識しかつ特定
    する装置であって、配管の開口先端部に装着され、配管
    の補修前と補修後とに特定周波数の音波を送信する音波
    送信子と、該音波送信子に対し複数種類からなる特定周
    波数対応の電気信号を印加する信号発生回路と、配管の
    開口先端部に音波送信子と共に装着され、音波送信子か
    らの反射音波を受信する反射音波受信子と、配管補修前
    の反射音波パルスと配管補修後の反射音波パルスとを比
    較して差を求め、求めた差に基づき配管補修後のコーテ
    ィング材の末端部の位置を認識し、かつ特定する手段と
    を有することを特徴とする配管内コーティング位置検出
    装置。
JP8270177A 1996-10-11 1996-10-11 配管内コーティング位置検出方法及びその装置 Pending JPH10115515A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309838A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Non-Destructive Inspection Co Ltd 管路検査方法及びこれに用いる管路検査装置
JP2014016187A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Ihi Aerospace Co Ltd 燃焼物の減少量計測方法

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