JP3484366B2 - 管路内部点検方法および管路内部点検装置 - Google Patents

管路内部点検方法および管路内部点検装置

Info

Publication number
JP3484366B2
JP3484366B2 JP01400599A JP1400599A JP3484366B2 JP 3484366 B2 JP3484366 B2 JP 3484366B2 JP 01400599 A JP01400599 A JP 01400599A JP 1400599 A JP1400599 A JP 1400599A JP 3484366 B2 JP3484366 B2 JP 3484366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound wave
incident
waveform
distance
reflected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01400599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000214137A (ja
Inventor
正人 江口
哲也 真鍋
外志夫 高塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP01400599A priority Critical patent/JP3484366B2/ja
Publication of JP2000214137A publication Critical patent/JP2000214137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3484366B2 publication Critical patent/JP3484366B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/07Analysing solids by measuring propagation velocity or propagation time of acoustic waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/02Indexing codes associated with the analysed material
    • G01N2291/028Material parameters
    • G01N2291/02854Length, thickness
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路内部点検方法
および管路内部点検装置に係わり、特に、通信ケーブル
収容用地下管路等の管路内部に音波を入射し、その反射
音波を測定することにより、簡単に管路内部状態が点検
可能な管路内部点検方法および管路内部点検装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の音波による管路内部点検
装置を説明するための図である。この図7に示す従来の
管路内部点検装置では、初めに、装置本体1において生
成されたスピーカ制御信号により、管路ダクト口に設置
される音波送受波装置2内に装着されているスピーカか
ら、マンホール3を介在して埋設されている地下管路4
の内部に音波を入射する。次に、地下管路4中に存在す
る管路断面積変化箇所(5,6)あるいは管端において
反射する反射音波を音波送受波装置2内に装着されてい
るマイクロフォンによって受信する。そして、受信した
反射音波の到達時間および反射音波波形を、装置本体1
において分析・計測を行い、地下管路4の内部状態を点
検する。ここで、地下管路4の内部に入射する入射音波
としては、一般的に、図8の21に示すような、モノサ
イクルパルス波形の音波が使用される。なお、このよう
な技術は、例えば、特開平7−55931号公報(管路
内部状態計測方法および装置)に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記図7に示す従来の
音波による管路内部点検装置によって、地下管路4の点
検を実施した場合における反射音波波形の一例を図9に
示す。前記図7に示す従来の管路内部点検装置では、入
射音波31を地下管路4内に入射した時の管端における
反射音波32、および地下管路4内に存在する断面積変
化箇所における反射音波33の入射音波31に対する位
相および振幅によって、反射が生じた箇所の断面積変化
の状況および程度を計測し、また、入射音波31が地下
管路内に入射されてから反射音波(32,33)がマイ
クロフォンに到達するまでの時間を測定することによ
り、反射が生じた位置の入射音波31の入射位置からの
距離を計測する。一方、現在供用されている通信ケーブ
ル収容用管路の長さは、最長で250mのものが用いら
れている。しかしながら、前記図7に示す従来の音波に
よる管路内部点検装置によって、地下管路4の点検を実
施した場合に、点検対象の地下管路4の長さが長くなれ
ばなるほど、入射音波31の入射位置から遠いところに
位置する断面積変化箇所における反射音波33が、音波
の距離による減衰、および管路内断面積変化箇所におけ
る多重反射の影響により、外界からの雑音との区別がつ
かないほど乱れ、断面積変化箇所の位置を特定すること
が困難になるという問題点があった。本発明は、前記従
来技術の問題点を解決するためになされたものであり、
本発明の目的は、点検対象管路が、例えば、250m程
度の長尺管路である場合においても、反射音波を明確に
抽出できるようにして、遠距離地点の管路内部状態を正
確に検出することが可能となる音波による管路内部点検
方法および管路内部点検装置を提供することにある。本
発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明
細書の記述および添付図面によって明らかにする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。即ち、本発明は、管路ダクト口から
音波を入射し、当該入射された音波に対する管路内部か
らの反射波を受信し、当該受信した反射波に基づき管路
内部状態を点検する管路内部点検方法であって、入射音
波としてモノサイクルパルス波形の音波とデュアルサイ
クルパルス波形の音波とを併用することを特徴とする。
また、本発明は、前記管路ダクト口から前記モノサイク
ルパルス波形の音波と前記デュアルサイクルパルス波形
の音波とをそれぞれ個別に順次入射し、当該入射音波に
対する反射音波波形を別々に出力し、各反射音波波形を
用いてそれぞれ音波入射位置から近距離の区間と遠距離
の区間とにおける管路内部状態を点検することを特徴と
する。また、本発明は、管路ダクト口から音波を入射す
る入射手段と、前記入射手段から入射された音波に対す
る管路内部からの反射波を受信する受信手段と、前記受
信手段で受信された反射波に基づき、管路内部状態を点
検する点検手段とを有する管路内部点検装置であって、
前記入射手段は、入射音波としてモノサイクルパルス波
形の音波とデュアルサイクルパルス波形の音波とを、管
路ダクト口から管路内部に入射することを特徴とする。
また、本発明は、前記入射手段が、前記モノサイクルパ
ルス波形の音波と前記デュアルサイクルパルス波形の音
波とをそれぞれ個別に順次入射し、前記点検手段が、
反射音波波形を用いてそれぞれ音波入射位置から近距離
の区間と遠距離の区間とにおける管路内部状態を点検す
ることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。 [実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態の音波に
よる管路内部点検装置の概略構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、本実施の形態の管路内部点検装
置は、演算処理部10、表示部11、操作部12、ディ
ジタル部13、アナログ部14およびプローブ部15で
構成される。ここで、演算処理部10は、CPU101
とメモリ102とで構成され、また、ディジタル部13
は、D/A変換器105と、A/D変換器(106,1
08)と、時変ゲインコントローラ107とで構成され
る。さらに、アナログ部14は、スピーカ駆動アンプ1
09と、マイクアンプ110と、温度センサアンプ11
1とで構成され、また、プローブ部15は、スピーカ1
12と、マイク113と、温度センサ114とで構成さ
れる。
【0006】さらに、表示部11にはディスプレイ10
3が、操作部12には操作スイッチ104が備えられ
る。
【0007】本実施の形態の管路内部点検装置では、C
PU101の制御の下に、管路内部に入射される入射音
波の波形データがD/A変換器105に送られ、D/A
変換器105でアナログ信号に変換された後、スピーカ
駆動アンプ109で増幅され、スピーカ112から、管
路内部に音波が入射される。また、当該入射音波に対す
る管路内部からの反射音波は、マイク113で受信さ
れ、マイクアンプ110で増幅された後、A/D変換器
106に送られ、A/D変換器106でディジタルデー
タに変換され、メモリ102に格納される。この場合
に、マイクアンプ110は、CPU101により制御さ
れる時変ゲインコントローラ107からの制御信号によ
り、そのゲイン(増幅度)が時間の経過に伴って増加す
るように制御される。さらに、温度センサ114で検出
された温度も、温度センサアンプ111で増幅された
後、A/D変換器108に送られ、A/D変換器108
でディジタルデータに変換され、メモリ102に格納さ
れる。この温度センサ114で検出された温度データ
は、音速から距離を測定する際のパラメータとして使用
される。
【0008】本実施の形態の管路内部点検装置では、近
距離用測定用の近距離用入射音波と、遠距離用測定用の
遠距離用入射音波との2つの音波を使用する。ここで、
近距離用入射音波としては、モノサイクルパルス波形の
音波を使用し、遠距離用入射音波としては、複雑かつ周
期性のある人工的な特徴を持つパルス波形の音波を使用
する。即ち、本実施の形態では、遠距離用入射音波とし
て、図2に示すような、複雑で周期性の高い人工的な特
徴を持つパルス波形の音波41を使用し、近距離用入射
音波として、モノサイクルパルス波形の音波42を使用
する。一般に、自然界には突発的で同一の波形を繰り返
すような雑音が存在する確率は極めて低いため、本実施
の形態のように、入射音波として、複雑かつ周期性のあ
る人工的な特徴を持つパルス波形の音波41を使用する
ことにより、距離が遠くなるほど反射音波と雑音との識
別が容易になる。また、図2に示すパルス波形の音波4
1のように、入射音波の性質が人工的で複雑かつ周期性
のある方が、モノサイクルパルス波形の音波42より
も、入射音波のもつパワースペクトルの絶対値が大きく
なり、距離による減衰の影響による入射音波の信号波形
の乱れが少なくなる。さらに、入射音波の信号波形が複
雑な周期性を持っていると、反射音波波形のピークがあ
る狭い範囲で複数まとまって得られ、反射音波のピーク
検出処理が容易となる。即ち、モノサイクルパルス波形
の音波42を用いた場合の反射音波のピーク数は1であ
り振幅が小さい場合、雑音との識別ができない場合も有
り得るが、入射音波の信号波形が複雑な周期性を持って
いると、点検対象距離が長くなった場合においても、従
来のモノサイクルパルス波形の音波42を用いるよりも
反射音波を明確に認識することができる。
【0009】図3に、入射音波としてモノサイクルパル
ス波形の音波42を用いた場合の反射音波波形51と、
遠距離用入射音波(即ち、複雑で周期性の高い人工的な
特徴を持つパルス波形の音波41)を用いた場合の反射
音波波形52とを示す。なお、図3のグラフにおいて、
縦軸は反射音波の振幅、横軸は管路ダクト口からの距離
(メートル)を示している。図3から明らかなように、
250m先の管端付近の反射音波波形が、入射音波とし
てモノサイクルパルス波形の音波を用いた反射音波51
よりも、入射音波として遠距離用入射音波を用いた反射
音波52の方が波形の乱れが少ないことが示されてい
る。なお、図3に示す反射音波(51,52)は、いず
れも時間的に増幅率を変化させる時変ゲインコントロー
ラ107によって増幅された後得られたものである。
【0010】また、本実施の形態の管路内部点検装置で
は、遠距離用入射音波を入射した場合における点検対象
範囲を、入射音波の入射位置からある程度離れた箇所よ
り遠い箇所に適用するものとし、入射音波の入射位置か
らの至近距離の点検については、近距離用入射音波(即
ち、モノサイクルパルス波形の音波42)を使用する。
図4に、音波入射位置から至近距離における断面積変化
箇所62における遠距離用入射音波による反射音波波形
64、および近距離用入射音波による反射音波波形65
を示す。入射音波63として、遠距離用入射音波を単独
に用いる方法を取った場合、図4に示すように、入射音
波63の入射位置に極めて至近距離に存在する管路61
内の断面積変化箇所62の反射音波波形が、入射音波波
形と合成されてしまうことによりピーク検出などの処理
が困難となり、結果として反射音波の生じた位置を特定
しにくくなる。そのため、至近距離の管路内部点検用
に、遠距離用入射音波に比べてそのパルス幅の小さい別
の入射音波(即ち、モノサイクルパルス波形の音波4
2)を使用することにより、遠距離用入射音波を単独に
用いる場合に比べて、より至近距離の管路内部断面積変
化箇所(例えば、図4の62)における反射音波のピー
ク検出が容易となり、結果として、至近距離における管
路内部点検をより正確に実施することができる。また、
至近距離においては、距離による音波の減衰の影響がほ
とんどないため、単純な信号波形の入射音波を用いるこ
とができる。
【0011】このように、音波入射位置から至近距離に
おいての管路内部点検に限定すると、近距離用入射音波
を用いた方が、より近距離の管路内部断面積変化箇所に
おける反射音波のピーク検出が容易となり、結果とし
て、至近距離における管路内部点検をより正確に実施で
きることがわかる。また、本実施の形態の管路内部点検
装置では、近距離用入射音波と遠距離用入射音波とを順
次に入射し、それぞれの反射音波波形を別々に出力し、
管路内点検結果の評価を行う際に、ある程度ダクト口か
ら離れた位置の点検においては遠距離用入射音波による
反射音波を用い、ダクト口から至近距離内の領域を対象
とした点検においては近距離用入射音波による反射音波
を用いてそれぞれの反射音波波形からの点検結果の評価
を行う。これにより、近距離と遠距離を包括した管路全
範囲の反射音波の確認がオペレータにとって簡便に行う
ことができる。
【0012】図5は、本実施の形態の管路内部点検装置
の処理手順を示すフローチャートである。以下、図5を
用いて、本実施の形態の管路内部点検装置の処理手順を
説明する。初めに、管路内部に入射する近距離用波形デ
ータが格納されている波形データファイルを選択し、管
路内部に入射する近距離用入射音波を設定する(ステッ
プ201)。同様に、管路内部に入射する遠距離用波形
データが格納されている波形データファイルを選択し、
管路内部に入射する遠距離用入射音波を設定する(ステ
ップ202)。次に、操作スイッチ104内の測定開始
ボタンを押下する(ステップ203)。次に、ステップ
201で設定された近距離用入射音波を、管路内部に送
出し(ステップ204)、管路内部からの反射音を受信
(ステップ205)する処理を、1回以上複数回実行
し、雑音を除去するために、反射音波波形の加算平均化
処理を行う(ステップ206)。次に、ステップ206
で得られた反射音波波形データをメモリ102に格納し
(ステップ210)、演算処理部10で近距離波形分析
・計測を行う(ステップ212)。
【0013】次に、ステップ202で設定された遠距離
用入射音波を、管路内部に送出し(ステップ207)、
管路内部からの反射音を受信(ステップ208)する処
理を、1回以上複数回実行し、雑音を除去するために、
反射音波波形の加算平均化処理を行う(ステップ20
9)。次に、ステップ209で得られた反射音波波形デ
ータをメモリ102に格納し(ステップ210)、演算
処理部10で遠距離波形分析・計測を行う(ステップ2
12)。
【0014】次に、本実施の形態の管路内部点検装置に
よる点検方法の一例として、図6に示す実験用管路71
に対して、本実施の形態の管路内部点検装置による点検
方法について説明する。同図に示すように、管路71に
は、管路内断面積変化箇所として、異物72や継手など
の断面積拡大箇所73、継手部の錆よる断面積縮小箇所
74が含まれているものとする。まず、近距離用入射音
波と遠距離用入射音波を、前記図5に示すフローチャー
トのように、それぞれ別々に順次管路71内に入射す
る。なお、この場合に、前記したように、積算平均化法
による雑音除去を行うため、それぞれの入射音波を数回
ずつ自動的に入射する。また、本実施の形態では、近距
離用入射音波として、モノサイクルパルス波形の音波7
5を、遠距離用入射音波(即ち、複雑かつ周期性のある
人工的な特徴を持つパルス波形の音波)として、2周期
のデュアルサイクルパルス波形の音波76を用いた。
【0015】それぞれの音波入射後、近距離用入射音波
の反射音波波形77、および遠距離用入射音波の反射音
波波形78が得られ、別々に出力される。続いて、近距
離用入射音波の反射音波波形77のうち、入射音波入射
位置から至近距離doまでの区間の反射音波波形79
と、遠距離用入射音波の反射音波波形78のうち、do
より管端までの区間の反射音波波形80を用いて、反射
音波波形の分析を行い、点検結果81を得る。この点検
結果81には、管路71内に存在する断面積変化箇所
(72,73,74)および管端の位置が計測された結
果が示されている。
【0016】なお、前記実施例では、近距離用入射音波
としてモノサイクルパルス波形の音波、遠距離用入射音
波波形としてデュアルサイクルパルス波形の音波を用い
たが、本発明の主旨を満足する範囲であれば、入射音波
の信号波形としては本実施例に示すもの以外のものを用
いてもよいことはいうまでもない。また、前記実施例で
は、本発明を通信ケーブル収容用地下管路の点検に適用
した例で説明したが、本発明は、ガス管路、電力管路、
水道管路などの通常の音波による管路内部点検装置にも
適用できることは勿論である。以上、本発明者によって
なされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明
したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。 (1)本発明によれば、遠距離地点の管路内部状態検出
用の音波として、複雑かつ周期性のある人工的な特徴を
持つ入射音波を使用するようにしたので、管路内部の遠
距離地点からの反射波波形を明確に抽出することが可能
となり、遠距離地点の管路内部状態を、正確に検出する
ことが可能となる。 (2)本発明によれば、至近距離地点の管路内部状態検
出用の音波として、近距離用入射音波を使用するように
したので、管路内部の至近距離地点からの反射波波形を
明確に抽出することが可能となり、至近距離地点の管路
内部状態を、正確に検出することが可能となる。 (3)本発明によれば、管路内部の至近距離地点の点検
結果と、管路内部の遠距離地点の点検結果とを一度に得
ることができ、点検作業を簡易化することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の音波による管路内部点検
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の管路内部点検装置におい
て、使用される遠距離用入射音波と近距離用入射音波と
を示す波形図である。
【図3】本発明の実施の形態の管路内部点検装置におい
て、遠距離用入射音波と近距離用入射音波とにおける、
至近距離以外の部分での反射音波波形の違いを説明する
ためのグラフである。
【図4】本発明の実施の形態の管路内部点検装置におい
て、遠距離用入射音波と近距離用入射音波とにおける、
至近距離での反射音波波形の違いを説明するための図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態の管路内部点検装置の処理
手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態の管路内部点検装置による
点検方法の一例を説明するための図である。
【図7】従来の音波による管路内部点検装置を説明する
ための図である。
【図8】図7に示す従来の管路内部点検装置で使用され
ている入射音波の一例を示す波形図である。
【図9】図7に示す従来の管路内部点検装置で得られる
反射音波波形の一例を示す波形図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…音波送受波装置、3…マンホール、
4…地下管路、5,6…管路断面積変化箇所、10…演
算処理部、11…表示部、12…操作部、13…ディジ
タル部、14…アナログ部、15…プローブ部、21,
42,75…モノサイクルパルス波形の音波、31,6
3…入射音波、32…管端における反射音波、33…断
面積変化箇所における反射音波、41,76…デュアル
サイクルパルス波形の音波、51…入射音波としてモノ
サイクルパルス波形の音波を用いた場合の反射音波波
形、52…遠距離用入射音波を用いた場合の反射音波波
形、61,71…管路、62…至近距離における断面積
変化箇所、64…遠距離用入射音波による至近距離にお
ける反射音波波形、65…近距離用入射音波による至近
距離における反射音波波形、72…異物、73…断面積
拡大箇所、74…断面積縮小箇所、77…近距離用入射
音波の反射音波波形、78…遠距離用入射音波の反射音
波波形、79…入射音波入射位置から至近距離doまで
の区間の反射音波波形、80…doより管端までの区間
の反射音波波形、81…点検結果、101…CPU、1
02…メモリ、103…ディスプレイ、104…操作ス
イッチ、105…D/A変換器、106,108…A/
D変換器、107…時変ゲインコントローラ、109…
スピーカ駆動アンプ、110…マイクアンプ、111…
温度センサアンプ、112…スピーカ、113…マイ
ク、114…温度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−202158(JP,A) 特開 昭63−75554(JP,A) 特開 平9−33239(JP,A) 特開 平7−55931(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28 G01B 17/00 - 17/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路ダクト口から音波を入射し、当該入
    射された音波に対する管路内部からの反射波を受信し、
    当該受信した反射波に基づき管路内部状態を点検する管
    路内部点検方法であって、入射音波としてモノサイクルパルス波形の音波とデュア
    ルサイクルパルス波形の音波と を併用することを特徴と
    する管路内部点検方法。
  2. 【請求項2】 前記管路ダクト口から前記モノサイクル
    パルス波形の音波と前記デュアルサイクルパルス波形の
    音波とをそれぞれ個別に順次入射し、当該入射音波に対
    する反射音波波形を別々に出力し、各反射音波波形を用
    いてそれぞれ音波入射位置から近距離の区間と遠距離の
    区間とにおける管路内部状態を点検することを特徴とす
    る請求項1に記載の管路内部点検方法。
  3. 【請求項3】 管路ダクト口から音波を入射する入射手
    段と、 前記入射手段から入射された音波に対する管路内部から
    の反射波を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信された反射波に基づき、管路内部状
    態を点検する点検手段とを有する管路内部点検装置であ
    って、 前記入射手段は、入射音波としてモノサイクルパルス波
    形の音波とデュアルサイクルパルス波形の音波とを、管
    路ダクト口から管路内部に入射することを特徴とする管
    路内部点検装置。
  4. 【請求項4】 前記入射手段は、前記モノサイクルパル
    ス波形の音波と前記デュアルサイクルパルス波形の音波
    をそれぞれ個別に順次入射し、 前記点検手段は、各反射音波波形を用いてそれぞれ音波
    入射位置から近距離の区間と遠距離の区間とにおける
    路内部状態を点検することを特徴とする請求項に記載
    の管路内部点検装置。
JP01400599A 1999-01-22 1999-01-22 管路内部点検方法および管路内部点検装置 Expired - Fee Related JP3484366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01400599A JP3484366B2 (ja) 1999-01-22 1999-01-22 管路内部点検方法および管路内部点検装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01400599A JP3484366B2 (ja) 1999-01-22 1999-01-22 管路内部点検方法および管路内部点検装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000214137A JP2000214137A (ja) 2000-08-04
JP3484366B2 true JP3484366B2 (ja) 2004-01-06

Family

ID=11849110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01400599A Expired - Fee Related JP3484366B2 (ja) 1999-01-22 1999-01-22 管路内部点検方法および管路内部点検装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3484366B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6703775B2 (ja) * 2016-05-20 2020-06-03 国立研究開発法人産業技術総合研究所 音波伝搬長測定方法、及び音波伝搬長測定装置
JP7147404B2 (ja) * 2018-09-13 2022-10-05 日本電気株式会社 計測装置、計測方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000214137A (ja) 2000-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8820163B2 (en) Nondestructive inspection apparatus and nondestructive inspection method using guided wave
US7565252B2 (en) Method for automatic differentiation of weld signals from defect signals in long-range guided-wave inspection using phase comparison
US10094659B2 (en) Method and apparatus for determining properties of a pipeline, in particular the position of a branch of a sewage pipeline
JP4589280B2 (ja) ガイド波を用いた配管検査方法及びその配管検査装置
KR20060131748A (ko) 열 교환기 튜브의 비틀림 파동 방식 검사를 위한 방법 및시스템
JP2004301540A (ja) 非破壊検査方法および非破壊検査装置
JP5663319B2 (ja) ガイド波検査方法及び装置
JPH0894481A (ja) 埋設管のガス漏洩検知方法
JP3484366B2 (ja) 管路内部点検方法および管路内部点検装置
KR100480966B1 (ko) 유도초음파 탐지를 통한 배관 파이프의 스케일 진단방법 및 장치
KR100989515B1 (ko) 마이크로프로세서를 이용한 관로 파이프 구간의 검사 장치 및 그 방법
JP5143111B2 (ja) ガイド波を用いた非破壊検査装置及び非破壊検査方法
US6386037B1 (en) Void detector for buried pipelines and conduits using acoustic resonance
JPH11295179A (ja) 異常箇所検出装置
KR101826917B1 (ko) 다중 채널 초음파를 이용한 장거리 배관 진단 방법
RU2451932C1 (ru) Способ измерения коррозии трубы магистральных трубопроводов
JP2001108563A (ja) 異常箇所検出装置
CN102183581B (zh) 一种锅炉受热面管内氧化皮超声波探测方法
JP3639145B2 (ja) 異常箇所検出装置
KR100992617B1 (ko) 자왜현상을 이용한 자성체 관로 파이프 구간의 검사 장치 및 그 방법
JP4118487B2 (ja) 鋼管の腐食診断方法
JP3384197B2 (ja) 管路内部形状推定方法
JP5750066B2 (ja) ガイド波を用いた非破壊検査方法
JPH06138102A (ja) 腐食検知方法およびその装置
JP2013002822A (ja) 非破壊検査方法および非破壊検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees