JPH10114269A - 走行車輌 - Google Patents
走行車輌Info
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- JPH10114269A JPH10114269A JP27006596A JP27006596A JPH10114269A JP H10114269 A JPH10114269 A JP H10114269A JP 27006596 A JP27006596 A JP 27006596A JP 27006596 A JP27006596 A JP 27006596A JP H10114269 A JPH10114269 A JP H10114269A
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- Japan
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- step surface
- vehicle body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 最大傾斜時にステップ面に接地可能な支持部
が設けられた車輌において、接地時の衝撃を緩和して快
適な乗り心地を維持できる走行車輌を提供する。 【解決手段】 走行車輌は、車体1と、前輪及び後輪
と、駆動機構と、前後の支持部4,5と、弾性部材2
3,24a,24bとを備えている。前輪2及び後輪3
は車体の前部及び後部にそれぞれ装着されている。駆動
機構42は後輪3を駆動する。前後の支持部4,5は、
車体の前輪2の前方及び後輪3の後方にそれぞれ設けら
れ、車体1がエスカレータの最大傾斜部で傾斜した際
に、エスカレータのステップ面にいずれか一方が接地す
る。このとき、接地した支持部4,5と逆側の車輪2,
3がエスカレータの別のステップ面に接地する。弾性部
材23,24a,24bは、車体に垂直、及び接地面
9,10に垂直に作用する衝撃をそれぞれ吸収する
が設けられた車輌において、接地時の衝撃を緩和して快
適な乗り心地を維持できる走行車輌を提供する。 【解決手段】 走行車輌は、車体1と、前輪及び後輪
と、駆動機構と、前後の支持部4,5と、弾性部材2
3,24a,24bとを備えている。前輪2及び後輪3
は車体の前部及び後部にそれぞれ装着されている。駆動
機構42は後輪3を駆動する。前後の支持部4,5は、
車体の前輪2の前方及び後輪3の後方にそれぞれ設けら
れ、車体1がエスカレータの最大傾斜部で傾斜した際
に、エスカレータのステップ面にいずれか一方が接地す
る。このとき、接地した支持部4,5と逆側の車輪2,
3がエスカレータの別のステップ面に接地する。弾性部
材23,24a,24bは、車体に垂直、及び接地面
9,10に垂直に作用する衝撃をそれぞれ吸収する
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車輌、特に、
少なくともエスカレータの最大傾斜部で傾斜して、エス
カレータの複数のステップの上に跨がって搭乗可能な走
行車輌に関する。
少なくともエスカレータの最大傾斜部で傾斜して、エス
カレータの複数のステップの上に跨がって搭乗可能な走
行車輌に関する。
【0002】
【従来の技術】車体上部に運転者を乗せて走行する走行
車輌において、階段を昇降するものについては種々のも
のが提案されている。たとえば、車体下部に複数の車輪
を有し、これらの車輪の周囲に無限軌道が配置された、
いわゆるクローラタイプの走行車輌がある。このクロー
ラタイプの走行車輌では、無限軌道の外表面に引っかけ
爪等を設け、これを循環させることにより階段の昇降を
行う。また、車体に対して昇降可能な前輪、後輪及び補
助輪を備え、これらの車輪を昇降制御しながら階段の昇
降を行う走行車輌も提案されている。
車輌において、階段を昇降するものについては種々のも
のが提案されている。たとえば、車体下部に複数の車輪
を有し、これらの車輪の周囲に無限軌道が配置された、
いわゆるクローラタイプの走行車輌がある。このクロー
ラタイプの走行車輌では、無限軌道の外表面に引っかけ
爪等を設け、これを循環させることにより階段の昇降を
行う。また、車体に対して昇降可能な前輪、後輪及び補
助輪を備え、これらの車輪を昇降制御しながら階段の昇
降を行う走行車輌も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような走行車
輌は、いずれも階段を昇降するように構成されているも
のの、エスカレータに搭乗する場合については考慮され
ていない。エスカレータは、各ステップ面の幅が制限さ
れており、通常の走行車輌が1つのステップ面上に位置
して搭乗することは不可能である。したがって、上述の
ような走行車輌でエスカレータに搭乗する際には必ず複
数のステップ面に跨がって搭乗することとなり、エスカ
レータの傾斜角度に基づいて走行車輌の車体が傾くこと
となる。
輌は、いずれも階段を昇降するように構成されているも
のの、エスカレータに搭乗する場合については考慮され
ていない。エスカレータは、各ステップ面の幅が制限さ
れており、通常の走行車輌が1つのステップ面上に位置
して搭乗することは不可能である。したがって、上述の
ような走行車輌でエスカレータに搭乗する際には必ず複
数のステップ面に跨がって搭乗することとなり、エスカ
レータの傾斜角度に基づいて走行車輌の車体が傾くこと
となる。
【0004】走行車輌の車体が傾くと、特に、クローラ
タイプの走行車輌では、エスカレータのステップ面の角
部に無限軌道の中間部が当接して、無限軌道の接地面積
が小さくなり、安定的に搭乗していることが困難であ
る。また、昇降可能な前輪,後輪及び補助輪を備える走
行車輌の場合も、エスカレータ上において前輪及び後輪
がそれぞれ異なるステップ面上に位置することとなり、
前輪及び後輪の制動が確実でない場合、下方に滑落して
しまうおそれがある。
タイプの走行車輌では、エスカレータのステップ面の角
部に無限軌道の中間部が当接して、無限軌道の接地面積
が小さくなり、安定的に搭乗していることが困難であ
る。また、昇降可能な前輪,後輪及び補助輪を備える走
行車輌の場合も、エスカレータ上において前輪及び後輪
がそれぞれ異なるステップ面上に位置することとなり、
前輪及び後輪の制動が確実でない場合、下方に滑落して
しまうおそれがある。
【0005】これらの問題を解決するために、少なくと
も車体が最大傾斜部で傾いたときにエスカレータのステ
ップ面に接地する支持部を車体に設けることが考えられ
る。しかし、ステップ面に接地する支持部を設けると、
車体がステップ面に急激に接地したとき、乗車している
人に衝撃が作用し、乗り心地が悪くなる。本発明の課題
は、最大傾斜時にステップ面に接地可能な支持部が設け
られた車輌において、接地時の衝撃を緩和して快適な乗
り心地を維持できる走行車輌を提供することにある。
も車体が最大傾斜部で傾いたときにエスカレータのステ
ップ面に接地する支持部を車体に設けることが考えられ
る。しかし、ステップ面に接地する支持部を設けると、
車体がステップ面に急激に接地したとき、乗車している
人に衝撃が作用し、乗り心地が悪くなる。本発明の課題
は、最大傾斜時にステップ面に接地可能な支持部が設け
られた車輌において、接地時の衝撃を緩和して快適な乗
り心地を維持できる走行車輌を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る走行車輌
は、車体と、前輪及び後輪と、駆動手段と、支持部と、
衝撃吸収手段とを備えている。前輪及び後輪は車体の前
後部にそれぞれ装着されている。駆動手段は前輪及び後
輪の少なくとも一方を駆動する。支持部は、車体の前輪
の前方及び後輪の後方に設けられ、車体が前記エスカレ
ータの最大傾斜部で傾斜した際に、エスカレータのステ
ップ面に接地する。衝撃吸収手段は、支持部に設けら
れ、支持部が接地したときの衝撃を吸収する。
は、車体と、前輪及び後輪と、駆動手段と、支持部と、
衝撃吸収手段とを備えている。前輪及び後輪は車体の前
後部にそれぞれ装着されている。駆動手段は前輪及び後
輪の少なくとも一方を駆動する。支持部は、車体の前輪
の前方及び後輪の後方に設けられ、車体が前記エスカレ
ータの最大傾斜部で傾斜した際に、エスカレータのステ
ップ面に接地する。衝撃吸収手段は、支持部に設けら
れ、支持部が接地したときの衝撃を吸収する。
【0007】この走行車輌では、駆動手段により前輪及
び後輪の少なくとも一方が駆動されてエスカレータ上に
前進する。エスカレータのステップ面は徐々に上昇また
は下降してやがてエスカレータが最大傾斜角となり、こ
のときステップ面が支持部と当接して接地する。この接
地時に、急激に支持部がステップ面に接地しても、衝撃
吸収手段がそのときの衝撃を吸収する。支持部が1つの
ステップ面と接地すると、走行車輌は支持部又は支持部
と車輪がステップ面に接地した状態でエスカレータの昇
降に伴って昇降する。エスカレータの終端部では、傾斜
角が徐々に小さくなり、これに伴って接地していた支持
部がステップ面から離れ、前輪及び後輪の駆動が可能と
なる。ここでは、車体がエスカレータの最大傾斜部で傾
斜して支持部がステップ面に接地するとき、衝撃吸収手
段が接地の衝撃を吸収するので、接地時の衝撃を緩和で
き、快適な乗り心地を維持できる。
び後輪の少なくとも一方が駆動されてエスカレータ上に
前進する。エスカレータのステップ面は徐々に上昇また
は下降してやがてエスカレータが最大傾斜角となり、こ
のときステップ面が支持部と当接して接地する。この接
地時に、急激に支持部がステップ面に接地しても、衝撃
吸収手段がそのときの衝撃を吸収する。支持部が1つの
ステップ面と接地すると、走行車輌は支持部又は支持部
と車輪がステップ面に接地した状態でエスカレータの昇
降に伴って昇降する。エスカレータの終端部では、傾斜
角が徐々に小さくなり、これに伴って接地していた支持
部がステップ面から離れ、前輪及び後輪の駆動が可能と
なる。ここでは、車体がエスカレータの最大傾斜部で傾
斜して支持部がステップ面に接地するとき、衝撃吸収手
段が接地の衝撃を吸収するので、接地時の衝撃を緩和で
き、快適な乗り心地を維持できる。
【0008】また、上昇エスカレータに搭乗する際にス
テップ面上に接地する第1接地部と、下降エスカレータ
に搭乗する際にステップ面上に接地する第2接地部とを
それぞれ有する支持部を構成できる。この場合、上昇エ
スカレータ及び下降エスカレータのいずれの場合にも安
定して確実に搭乗することができる。また、車体の前輪
前方に設けられ、少なくとも車体がエスカレータの最大
傾斜部で傾斜した際に、エスカレータの1つのステップ
面に接地しかつ後輪が別のステップに接地可能な前支持
部と、車体の後輪後方に設けられ、少なくとも車体がエ
スカレータの最大傾斜部で傾斜した際に、エスカレータ
の1つのステップ面に接地しかつ前輪が別のステップに
接地可能な後支持部とを備える支持部を構成できる。こ
の場合には、エスカレータ搭乗時に車輪と支持部とで車
体を支持するので、車輌を確実に安定して搭乗させるこ
とができ、かつ搭乗時に一方の車輪が必ず接地している
ので、エスカレータから迅速に降りることができる。
テップ面上に接地する第1接地部と、下降エスカレータ
に搭乗する際にステップ面上に接地する第2接地部とを
それぞれ有する支持部を構成できる。この場合、上昇エ
スカレータ及び下降エスカレータのいずれの場合にも安
定して確実に搭乗することができる。また、車体の前輪
前方に設けられ、少なくとも車体がエスカレータの最大
傾斜部で傾斜した際に、エスカレータの1つのステップ
面に接地しかつ後輪が別のステップに接地可能な前支持
部と、車体の後輪後方に設けられ、少なくとも車体がエ
スカレータの最大傾斜部で傾斜した際に、エスカレータ
の1つのステップ面に接地しかつ前輪が別のステップに
接地可能な後支持部とを備える支持部を構成できる。こ
の場合には、エスカレータ搭乗時に車輪と支持部とで車
体を支持するので、車輌を確実に安定して搭乗させるこ
とができ、かつ搭乗時に一方の車輪が必ず接地している
ので、エスカレータから迅速に降りることができる。
【0009】さらに、車体にほぼ垂直に作用する衝撃を
吸収する第1衝撃吸収部と、第1接地部にほぼ垂直に作
用する衝撃を吸収する第2衝撃吸収部と、第2接地部に
ほぼ垂直に作用する衝撃を吸収する第3衝撃吸収部とを
有する衝撃吸収手段を構成できる。この場合には、接地
時に異なるいずれかの方向から衝撃を受けてもそれを確
実に吸収できる。
吸収する第1衝撃吸収部と、第1接地部にほぼ垂直に作
用する衝撃を吸収する第2衝撃吸収部と、第2接地部に
ほぼ垂直に作用する衝撃を吸収する第3衝撃吸収部とを
有する衝撃吸収手段を構成できる。この場合には、接地
時に異なるいずれかの方向から衝撃を受けてもそれを確
実に吸収できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態による走行車
輌を図に基づいて説明する。図1はこの実施形態の走行
車輌の側面図、図2はその平面図である。図1及び図2
において、走行車輌は、車体1と、車体1の下面前部に
装着される左右の前輪2,2と、下面後部に装着される
左右の後輪3,3と、車体1の前部左右端に配置された
前支持部4,4と、後部左右端に配置された後支持部
5,5とを有している。前輪2,2は、ステアリング機
構によって操向制御のための操舵が可能である。また、
後輪3は駆動モータ6により正逆回転が可能である。車
体1の上面には座席部7と操作パネル8とが設けられて
いる。座席部7と操作パネル8とは、車体1に対して常
に水平姿勢を維持するように、座席支持部7aに一体で
揺動自在に支持されている。操作パネル8には、メイン
スイッチと、走行速度、前後進及び前輪2の操舵角を制
御するための操作レバーと、ブレーキスイッチと、他の
キー及びボタン類と、表示装置とが設けられている。
輌を図に基づいて説明する。図1はこの実施形態の走行
車輌の側面図、図2はその平面図である。図1及び図2
において、走行車輌は、車体1と、車体1の下面前部に
装着される左右の前輪2,2と、下面後部に装着される
左右の後輪3,3と、車体1の前部左右端に配置された
前支持部4,4と、後部左右端に配置された後支持部
5,5とを有している。前輪2,2は、ステアリング機
構によって操向制御のための操舵が可能である。また、
後輪3は駆動モータ6により正逆回転が可能である。車
体1の上面には座席部7と操作パネル8とが設けられて
いる。座席部7と操作パネル8とは、車体1に対して常
に水平姿勢を維持するように、座席支持部7aに一体で
揺動自在に支持されている。操作パネル8には、メイン
スイッチと、走行速度、前後進及び前輪2の操舵角を制
御するための操作レバーと、ブレーキスイッチと、他の
キー及びボタン類と、表示装置とが設けられている。
【0011】前後の支持部4,5は、エスカレータに搭
乗する際にエスカレータのステップ面上に接地して車体
1を支持するものである。前支持部4,4は、車体1を
前部で支持するものであり、上昇エスカレータに搭乗す
る際にステップ面に接地可能な第1接地面9と、下降エ
スカレータに搭乗する際にステップ面に接地可能な第2
接地面10とを備えている。後支持部5,5は、車体1
を後部で支持するものであり、上昇エスカレータに搭乗
する際にステップ面に接地可能な第1接地面11と、下
降エスカレータに搭乗する際にステップ面に接地可能な
第2接地面12とを備えている。
乗する際にエスカレータのステップ面上に接地して車体
1を支持するものである。前支持部4,4は、車体1を
前部で支持するものであり、上昇エスカレータに搭乗す
る際にステップ面に接地可能な第1接地面9と、下降エ
スカレータに搭乗する際にステップ面に接地可能な第2
接地面10とを備えている。後支持部5,5は、車体1
を後部で支持するものであり、上昇エスカレータに搭乗
する際にステップ面に接地可能な第1接地面11と、下
降エスカレータに搭乗する際にステップ面に接地可能な
第2接地面12とを備えている。
【0012】前輪2、後輪3及び前後の支持部4,5の
寸法は、エスカレータの規定に応じて定められる。図3
に示すように、前輪2と後輪3との間隔(ホイールベー
ス)をWB,前輪2の中心から接地面9,10の境界部
までの距離(又は後輪3の中心から接地面11,12の
境界部までの距離)をA、前輪2の外周から接地面9,
10の境界部までの距離(後輪2の外周から接地面1
1,12の境界部までの距離)をBとし、前支持部4の
第2境界面10(又は後支持部5の第1境界面11)が
水平面となす角度をα,前支持部4の第1境界面9(又
は後支持部5の第2境界面12)が水平面となす角度を
β、前輪2及び後輪3を直径Dとする。
寸法は、エスカレータの規定に応じて定められる。図3
に示すように、前輪2と後輪3との間隔(ホイールベー
ス)をWB,前輪2の中心から接地面9,10の境界部
までの距離(又は後輪3の中心から接地面11,12の
境界部までの距離)をA、前輪2の外周から接地面9,
10の境界部までの距離(後輪2の外周から接地面1
1,12の境界部までの距離)をBとし、前支持部4の
第2境界面10(又は後支持部5の第1境界面11)が
水平面となす角度をα,前支持部4の第1境界面9(又
は後支持部5の第2境界面12)が水平面となす角度を
β、前輪2及び後輪3を直径Dとする。
【0013】また、上昇エスカレータと下降エスカレー
タとは、ステップ面の移動する方向が異なるだけである
ため、その最大傾斜角及び各ステップ面の角部間の距離
は同一とみなすことができる。したがって直径Dが20
0mmの場合、図4に示すように、エスカレータの最大
傾斜角をγ,最大傾斜部での各ステップ面の角部間の距
離をL、最大傾斜角γにおけるステップ面の蹴上がり高
さをSH,ステップ面の奥行きをSDとすると、 L<WB<2L+230 100<A<SD−100 10<B<SD γ−7<α<γ+13 γ−12<β<γ の範囲に設定するのが好ましい。
タとは、ステップ面の移動する方向が異なるだけである
ため、その最大傾斜角及び各ステップ面の角部間の距離
は同一とみなすことができる。したがって直径Dが20
0mmの場合、図4に示すように、エスカレータの最大
傾斜角をγ,最大傾斜部での各ステップ面の角部間の距
離をL、最大傾斜角γにおけるステップ面の蹴上がり高
さをSH,ステップ面の奥行きをSDとすると、 L<WB<2L+230 100<A<SD−100 10<B<SD γ−7<α<γ+13 γ−12<β<γ の範囲に設定するのが好ましい。
【0014】なお、角度αの上限値αmax は下記(1)
式、下限値αmin は下記(2) 式、角度βの下限値βmin
は下記(3) 式でそれぞれ算出したものである。
式、下限値αmin は下記(2) 式、角度βの下限値βmin
は下記(3) 式でそれぞれ算出したものである。
【0015】
【数1】
【0016】具体的には、エスカレータの規定(建築基
準法施行令第129条の11)では、最大傾斜角γは3
0度以下とされており、一般的にはγ=30度、SH=
200mm,SD=400mm,A=104mm,B=
45mmが標準となっている。ここで、上記(1),(2),
(3) 式に上記標準値を代入すると、αmax =43度、α
min =23度及びβmin =18度となり、上記角度設定
用の不等式が導かれる。
準法施行令第129条の11)では、最大傾斜角γは3
0度以下とされており、一般的にはγ=30度、SH=
200mm,SD=400mm,A=104mm,B=
45mmが標準となっている。ここで、上記(1),(2),
(3) 式に上記標準値を代入すると、αmax =43度、α
min =23度及びβmin =18度となり、上記角度設定
用の不等式が導かれる。
【0017】このため、最も好ましいのは、前輪2及び
後輪3の直径Dが200mmの場合、ホイールベースW
B=620mm、距離A=104mm、距離B=45m
m、角度α=39度、角度β=24度である。このよう
な範囲に各パラメータを設定すると、上昇エスカレータ
において、図5(A)に示すように、エスカレータの最
大傾斜部で前支持部4の第1接地面9がステップ面S1
に接地すると、後輪3をステップ面S3に接地させるこ
とができる。また、図5(B)に示すように、前輪2が
ステップ面S1に接地すると、後支持部5の第1接地面
11をステップ面S3に接地させることができる。
後輪3の直径Dが200mmの場合、ホイールベースW
B=620mm、距離A=104mm、距離B=45m
m、角度α=39度、角度β=24度である。このよう
な範囲に各パラメータを設定すると、上昇エスカレータ
において、図5(A)に示すように、エスカレータの最
大傾斜部で前支持部4の第1接地面9がステップ面S1
に接地すると、後輪3をステップ面S3に接地させるこ
とができる。また、図5(B)に示すように、前輪2が
ステップ面S1に接地すると、後支持部5の第1接地面
11をステップ面S3に接地させることができる。
【0018】また、下降スカレータにおいて、図6
(A)に示すように、エスカレータの最大傾斜部で前支
持部4の第2接地面10がステップ面S3に接地する
と、後輪3をステップ面S1に接地させることができ
る。また、図6(B)に示すように、前輪2がステップ
面S3に接地すると、後支持部5の第2接地面12をス
テップ面S1に接地させることができる。このような姿
勢で接地すると、車輪の一方が常に接地するので、エス
カレータから迅速に降りることができる。
(A)に示すように、エスカレータの最大傾斜部で前支
持部4の第2接地面10がステップ面S3に接地する
と、後輪3をステップ面S1に接地させることができ
る。また、図6(B)に示すように、前輪2がステップ
面S3に接地すると、後支持部5の第2接地面12をス
テップ面S1に接地させることができる。このような姿
勢で接地すると、車輪の一方が常に接地するので、エス
カレータから迅速に降りることができる。
【0019】次に、両支持部の詳細構造について、説明
する。両支持部4,5はほぼ同一構造であるので、ここ
では前支持部4について、図7〜図10により説明す
る。前支持部4は、車体1の前端に固定された主フレー
ム20と、主フレーム20に支持された中間フレーム2
1と、中間フレーム21に揺動自在に支持された接地部
22とを有している。また、前支持部4は、主フレーム
20と中間フレーム21との間及び中間フレーム21と
接地部22との間に、衝撃吸収用のウレタンゴム製の筒
状の弾性部材23及び弾性部材24a,24bをそれぞ
れ有している。弾性部材23は、車体1に垂直に作用す
る衝撃を吸収し、弾性部材24aは第1接地面9に垂直
に作用する衝撃を吸収し、弾性部材24bは第2接地面
10に垂直に作用する衝撃を吸収する。
する。両支持部4,5はほぼ同一構造であるので、ここ
では前支持部4について、図7〜図10により説明す
る。前支持部4は、車体1の前端に固定された主フレー
ム20と、主フレーム20に支持された中間フレーム2
1と、中間フレーム21に揺動自在に支持された接地部
22とを有している。また、前支持部4は、主フレーム
20と中間フレーム21との間及び中間フレーム21と
接地部22との間に、衝撃吸収用のウレタンゴム製の筒
状の弾性部材23及び弾性部材24a,24bをそれぞ
れ有している。弾性部材23は、車体1に垂直に作用す
る衝撃を吸収し、弾性部材24aは第1接地面9に垂直
に作用する衝撃を吸収し、弾性部材24bは第2接地面
10に垂直に作用する衝撃を吸収する。
【0020】主フレーム20は、車体1に締結された座
板25と、座板25に開口部を下向きにして溶接された
C字状の枠体26とを有している。枠体26の上面に
は、左右に間隔を隔てて2つの丸孔26aが形成されて
いる。各丸孔26aには、鍔付ブッシュ27が嵌め込ま
れている。2つの鍔付ブッシュ27には、ガイド軸28
a,28bがそれぞれ昇降自在に装着されている。ガイ
ド軸28a,28bの先端は、中間フレーム21にネジ
込まれている。また、一方のガイド軸28aの周囲には
弾性部材23が配置されている。弾性部材23の上端は
鍔付ブッシュ27に嵌め込まれており、下端は中間フレ
ーム21上に載置されている。この構成により中間フレ
ーム21は、主フレーム20に昇降自在に支持される。
板25と、座板25に開口部を下向きにして溶接された
C字状の枠体26とを有している。枠体26の上面に
は、左右に間隔を隔てて2つの丸孔26aが形成されて
いる。各丸孔26aには、鍔付ブッシュ27が嵌め込ま
れている。2つの鍔付ブッシュ27には、ガイド軸28
a,28bがそれぞれ昇降自在に装着されている。ガイ
ド軸28a,28bの先端は、中間フレーム21にネジ
込まれている。また、一方のガイド軸28aの周囲には
弾性部材23が配置されている。弾性部材23の上端は
鍔付ブッシュ27に嵌め込まれており、下端は中間フレ
ーム21上に載置されている。この構成により中間フレ
ーム21は、主フレーム20に昇降自在に支持される。
【0021】中間フレーム21は、板状のフレームであ
り、中間部には弾性部材24a,24bを装着するため
の断面三角形状の装着部21a(図10)が設けられて
いる。この中間フレーム21の両側に接地部22を揺動
自在に支持するための揺動軸30が挿入されている。接
地部22は、ウレタンゴム等の弾性体を板材の下面に貼
り付けて下方にく字状に折れ曲げて形成された部材であ
る。接地部22は、下面後部の第1接地面9と、前部の
第2接地面10とを有している。これらの接地面9,1
0は連続して形勢されており、その水平面とのなす角度
α,βは前述したように24度と39度である。また、
接地部22は、両接地面9,10の裏側に締結された揺
動アーム31を有している。揺動アーム31は、揺動軸
30に揺動自在に支持された左右1対のアーム部31
a,31aと、アーム部31a,31aの下部に接地面
9,10に沿って折り曲げ形成された載置板31bとを
有している。そして載置板31bと中間フレーム21の
装着部21aとの間に弾性部材24a,24bが配置さ
れている。
り、中間部には弾性部材24a,24bを装着するため
の断面三角形状の装着部21a(図10)が設けられて
いる。この中間フレーム21の両側に接地部22を揺動
自在に支持するための揺動軸30が挿入されている。接
地部22は、ウレタンゴム等の弾性体を板材の下面に貼
り付けて下方にく字状に折れ曲げて形成された部材であ
る。接地部22は、下面後部の第1接地面9と、前部の
第2接地面10とを有している。これらの接地面9,1
0は連続して形勢されており、その水平面とのなす角度
α,βは前述したように24度と39度である。また、
接地部22は、両接地面9,10の裏側に締結された揺
動アーム31を有している。揺動アーム31は、揺動軸
30に揺動自在に支持された左右1対のアーム部31
a,31aと、アーム部31a,31aの下部に接地面
9,10に沿って折り曲げ形成された載置板31bとを
有している。そして載置板31bと中間フレーム21の
装着部21aとの間に弾性部材24a,24bが配置さ
れている。
【0022】弾性部材24a,24bの上端は、それぞ
れ装着部21aの下面に締結された筒状部材32a,3
2bに嵌め込まれており、下端は、載置板31bに載置
されている。このように、接地面9,10に垂直な方向
及び車体に垂直な方向の3つの方向にそれぞれの衝撃吸
収用の弾性部材24a,24b,23を装着したので、
いずれの方向からの衝撃も吸収でき、エスカレータに搭
乗したときにステップ面に急激に接地しても、乗り心地
を快適に維持できる。
れ装着部21aの下面に締結された筒状部材32a,3
2bに嵌め込まれており、下端は、載置板31bに載置
されている。このように、接地面9,10に垂直な方向
及び車体に垂直な方向の3つの方向にそれぞれの衝撃吸
収用の弾性部材24a,24b,23を装着したので、
いずれの方向からの衝撃も吸収でき、エスカレータに搭
乗したときにステップ面に急激に接地しても、乗り心地
を快適に維持できる。
【0023】また、この走行車輌には図11に示すよう
に制御部41が設けられている。制御部41は、CP
U,ROM,RAM等を含むマイクロコンピュータを備
えている。この制御部41には、操作パネル8、後輪
3,3を駆動する駆動機構42、制動を行うためのブレ
ーキ部43及び他の入出力部が接続されている。次に、
上昇エスカレータに搭乗する際の動作を説明する。
に制御部41が設けられている。制御部41は、CP
U,ROM,RAM等を含むマイクロコンピュータを備
えている。この制御部41には、操作パネル8、後輪
3,3を駆動する駆動機構42、制動を行うためのブレ
ーキ部43及び他の入出力部が接続されている。次に、
上昇エスカレータに搭乗する際の動作を説明する。
【0024】図12に示すように、上昇エスカレータ5
1の始端部に近づくと、前輪2がステップ面S2上に位
置するまで車体1をさらに前進させる。この状態で、駆
動機構42によりエスカレータ51のステップ面の速度
とほぼ同じスピードで後輪3を駆動して前進する。ステ
ップ面S1は時間とともに図右上方へ移動するため、前
輪2は図右上方へ移動し、同時に車体1は徐々に右上が
りに傾く。
1の始端部に近づくと、前輪2がステップ面S2上に位
置するまで車体1をさらに前進させる。この状態で、駆
動機構42によりエスカレータ51のステップ面の速度
とほぼ同じスピードで後輪3を駆動して前進する。ステ
ップ面S1は時間とともに図右上方へ移動するため、前
輪2は図右上方へ移動し、同時に車体1は徐々に右上が
りに傾く。
【0025】図13に示すように、後輪3がステップ面
S3に到達し、前輪2がステップ面S1の角部に到達す
ると、ブレーキ部43により車体1を停止させる。する
と、ステップ面S1の上昇により前輪2の前方にある前
支持部4の第1接地面9がステップ面S1に接地する。
第1接地面9がステップ面S1に接地すると、そのとき
に弾性部材24aが圧縮変形し、それに伴い弾性部材2
4bは剪断変形して接地時の衝撃が吸収される。さらに
前輪2がステップ面S2から浮くと弾性部材23も圧縮
変形する。このように弾性部材23,24a,24bを
配置したので、接地時の衝撃だけではなくエスカレータ
搭乗時に車輌が1段滑落しても、その衝撃も吸収でき
る。
S3に到達し、前輪2がステップ面S1の角部に到達す
ると、ブレーキ部43により車体1を停止させる。する
と、ステップ面S1の上昇により前輪2の前方にある前
支持部4の第1接地面9がステップ面S1に接地する。
第1接地面9がステップ面S1に接地すると、そのとき
に弾性部材24aが圧縮変形し、それに伴い弾性部材2
4bは剪断変形して接地時の衝撃が吸収される。さらに
前輪2がステップ面S2から浮くと弾性部材23も圧縮
変形する。このように弾性部材23,24a,24bを
配置したので、接地時の衝撃だけではなくエスカレータ
搭乗時に車輌が1段滑落しても、その衝撃も吸収でき
る。
【0026】図14に示すように、エスカレータ51の
傾斜角度が最大となる中間部においては、前支持部4の
第1接地面9がステップ面S1上に接地し、後輪3がス
テップ面S3上に接地する。この状態では、安定して車
輌が支持される。エスカレータ51の終端付近では、再
度傾斜角が徐々に小さくなり、車体1の傾きも小さくな
るとともに、前輪2がステップ面S2に接地して、前支
持部4の第1接地面9がステップ面S1から離間する。
前輪2が位置しているステップ面S2が最上段まで移動
すると、後輪3が位置しているステップ面S3の移動に
伴ってさらに前進し、前輪2がエスカレータ51の終端
から離脱する。後輪3の位置しているステップ面S3が
最上段まで移動したとき、駆動機構42により後輪3を
駆動して前進させれば、エスカレータ51から離脱する
ことができる。
傾斜角度が最大となる中間部においては、前支持部4の
第1接地面9がステップ面S1上に接地し、後輪3がス
テップ面S3上に接地する。この状態では、安定して車
輌が支持される。エスカレータ51の終端付近では、再
度傾斜角が徐々に小さくなり、車体1の傾きも小さくな
るとともに、前輪2がステップ面S2に接地して、前支
持部4の第1接地面9がステップ面S1から離間する。
前輪2が位置しているステップ面S2が最上段まで移動
すると、後輪3が位置しているステップ面S3の移動に
伴ってさらに前進し、前輪2がエスカレータ51の終端
から離脱する。後輪3の位置しているステップ面S3が
最上段まで移動したとき、駆動機構42により後輪3を
駆動して前進させれば、エスカレータ51から離脱する
ことができる。
【0027】次に、下降エスカレータに搭乗する際の動
作を説明する。図15に示すように、下降エスカレータ
52の始端部に近づくと、前輪2がステップ面S11上
に位置するまで車体1を前進させる。前輪2がステップ
面S11上に位置した後、さらに駆動機構42により、
エスカレータ52のステップ面の速度とほぼ同じスピー
ドで後輪3を駆動して前進する。ステップS11は時間
とともに図左下方に移動しており、ステップS11上の
前輪2には図左下方に移動することとなり、同時に車体
1は徐々に左下がりに傾く。
作を説明する。図15に示すように、下降エスカレータ
52の始端部に近づくと、前輪2がステップ面S11上
に位置するまで車体1を前進させる。前輪2がステップ
面S11上に位置した後、さらに駆動機構42により、
エスカレータ52のステップ面の速度とほぼ同じスピー
ドで後輪3を駆動して前進する。ステップS11は時間
とともに図左下方に移動しており、ステップS11上の
前輪2には図左下方に移動することとなり、同時に車体
1は徐々に左下がりに傾く。
【0028】後輪3がステップ面S13上に到達する
と、ブレーキ部43により車体1を停止させる。前輪2
及び後輪3がともにエスカレータ52のステップ面上に
位置した後は、車体1の傾きを増しながらステップ面の
移動に伴って左下方に移動することとなる。図16に示
すように、車体1がエスカレータ52の傾斜角が最大と
なる中間部まで進むと、車体1の傾きも最大となり、前
支持部4の第2接地面10がステップ面S11上に接地
し、後輪3がステップ面S13上に接地する。このとき
にも、前記同様に弾性部材23,24a,24bが圧縮
変形及び剪断変形して衝撃を吸収する。
と、ブレーキ部43により車体1を停止させる。前輪2
及び後輪3がともにエスカレータ52のステップ面上に
位置した後は、車体1の傾きを増しながらステップ面の
移動に伴って左下方に移動することとなる。図16に示
すように、車体1がエスカレータ52の傾斜角が最大と
なる中間部まで進むと、車体1の傾きも最大となり、前
支持部4の第2接地面10がステップ面S11上に接地
し、後輪3がステップ面S13上に接地する。このとき
にも、前記同様に弾性部材23,24a,24bが圧縮
変形及び剪断変形して衝撃を吸収する。
【0029】エスカレータ52の終端付近では、再度傾
斜角が徐々に小さくなるため、車体1の傾きも小さくな
って図17に示すように前輪2がステップ面S11上に
再び接地して、前支持部4の第2接地面10がステップ
面S11から離間する。前輪2が位置しているステップ
面S11が最下段まで移動すると、後輪3が位置してい
るステップ面S13の移動に伴ってさらに移動し、前輪
2がエスカレータ52の終端から離脱する。後輪3が位
置しているステップ面S13が最下段まで移動したと
き、駆動機構42により後輪3を駆動して前進させれ
ば、エスカレータ52から離脱することができる。
斜角が徐々に小さくなるため、車体1の傾きも小さくな
って図17に示すように前輪2がステップ面S11上に
再び接地して、前支持部4の第2接地面10がステップ
面S11から離間する。前輪2が位置しているステップ
面S11が最下段まで移動すると、後輪3が位置してい
るステップ面S13の移動に伴ってさらに移動し、前輪
2がエスカレータ52の終端から離脱する。後輪3が位
置しているステップ面S13が最下段まで移動したと
き、駆動機構42により後輪3を駆動して前進させれ
ば、エスカレータ52から離脱することができる。
【0030】以上のようにして本発明の一実施形態に係
る走行車輌では、エスカレータのステップ面上に安定し
た状態で確実に搭乗することができ、簡単な構造でしか
も安全性の高い走行車輌を構成できる。 〔他の実施形態〕 (A) ウレタンゴム製の弾性部材に代えて、コイルバ
ネ等の他の弾性部材で衝撃吸収を行ってもよい。
る走行車輌では、エスカレータのステップ面上に安定し
た状態で確実に搭乗することができ、簡単な構造でしか
も安全性の高い走行車輌を構成できる。 〔他の実施形態〕 (A) ウレタンゴム製の弾性部材に代えて、コイルバ
ネ等の他の弾性部材で衝撃吸収を行ってもよい。
【0031】(B) 支持部の位置は車体の前後に限定
されず、車体の下部や車体の側部でもよい。
されず、車体の下部や車体の側部でもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る走行車輌では、車体がエス
カレータの最大傾斜部で傾斜して支持部がステップ面に
接地するとき、衝撃吸収手段が接地の衝撃を吸収するの
で、接地時の衝撃を緩和でき、快適な乗り心地を維持で
きる。
カレータの最大傾斜部で傾斜して支持部がステップ面に
接地するとき、衝撃吸収手段が接地の衝撃を吸収するの
で、接地時の衝撃を緩和でき、快適な乗り心地を維持で
きる。
【図1】本発明の一実施形態による走行車輌を示す側面
図。
図。
【図2】その平面図。
【図3】本発明の一実施形態の要部を示す概略構成図。
【図4】エスカレータのステップ面を示す概略構成図。
【図5】上昇エスカレータでの搭乗姿勢を示す模式図。
【図6】下降エスカレータでの搭乗姿勢を示す模式図。
【図7】前支持部の側面図。
【図8】前支持部の一部破断正面図。
【図9】図7のIX− IX 断面図。
【図10】図7のX−X断面図。
【図11】本発明の一実施形態の制御ブロック図。
【図12】上昇エスカレータに搭乗する際の動作を示す
模式図。
模式図。
【図13】上昇エスカレータに搭乗する際の動作を示す
模式図。
模式図。
【図14】上昇エスカレータに搭乗する際の動作を示す
模式図。
模式図。
【図15】下降エスカレータに搭乗する際の動作を示す
模式図。
模式図。
【図16】下降エスカレータに搭乗する際の動作を示す
模式図。
模式図。
【図17】下降エスカレータに搭乗する際の動作を示す
模式図。
模式図。
1 車体 2 前輪 3 後輪 4 前支持部 5 後支持部 9,11 第1接地面 10,12 第2接地面 23,24a,24b 弾性部材 42 駆動機構
Claims (4)
- 【請求項1】少なくともエスカレータの最大傾斜部で傾
斜して、前記エスカレータの複数のステップ面に跨がっ
て搭乗可能な走行車輌であって、 車体と、 前記車体の前部及び後部にそれぞれ装着される前輪及び
後輪と、 前記前輪及び後輪の少なくとも一方を駆動する駆動手段
と、 少なくとも、前記車体が前記エスカレータの最大傾斜部
で傾斜した際に、前記エスカレータのステップ面に接地
する支持部と、 前記支持部に設けられ、前記支持部が接地したときの衝
撃を吸収する衝撃吸収手段と、を備えた走行車輌。 - 【請求項2】前記支持部は、上昇エスカレータに搭乗す
る際にステップ面上に接地する第1接地部と、下降エス
カレータに搭乗する際にステップ面上に接地する第2接
地部とをそれぞれ有する、請求項1に記載の走行車輌。 - 【請求項3】前記支持部は、 前記車体の前輪前方に設けられ、少なくとも前記車体が
前記エスカレータの最大傾斜部で傾斜した際に、前記エ
スカレータの1つのステップ面に接地しかつ前記後輪が
別のステップに接地可能な前支持部と、 前記車体の後輪後方に設けられ、少なくとも前記車体が
前記エスカレータの最大傾斜部で傾斜した際に、前記エ
スカレータの1つのステップ面に接地しかつ前記前輪が
別のステップに接地可能な後支持部とを備えている、請
求項1又は2に記載の走行車輌。 - 【請求項4】前記衝撃吸収手段は、前記車体にほぼ垂直
に作用する衝撃を吸収する第1衝撃吸収部と、前記第1
接地部にほぼ垂直に作用する衝撃を吸収する第2衝撃吸
収部と、前記第2接地部にほぼ垂直に作用する衝撃を吸
収する第3衝撃吸収部とを有する、請求項2又は3に記
載の走行車輌。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27006596A JPH10114269A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 走行車輌 |
DE19744680A DE19744680A1 (de) | 1996-10-11 | 1997-10-09 | Radfahrzeug für Fahrten auf Rolltreppen |
FR9712682A FR2754511A1 (fr) | 1996-10-11 | 1997-10-10 | Vehicules sur roues pour monter et descendre des escaliers mecaniques |
US08/949,453 US6029982A (en) | 1996-10-11 | 1997-10-14 | Wheeled vehicle for movement on escalators |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27006596A JPH10114269A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 走行車輌 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10114269A true JPH10114269A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17481037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27006596A Pending JPH10114269A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 走行車輌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10114269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022511988A (ja) * | 2019-12-06 | 2022-02-01 | 燕山大学 | 剛性・柔軟性がカプリングされ多自由度で走行姿勢を調整する足手段、及び、その混在接続のロボットプラットフォーム |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP27006596A patent/JPH10114269A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022511988A (ja) * | 2019-12-06 | 2022-02-01 | 燕山大学 | 剛性・柔軟性がカプリングされ多自由度で走行姿勢を調整する足手段、及び、その混在接続のロボットプラットフォーム |
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