JPH10114202A - キャスタ - Google Patents
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- JPH10114202A JPH10114202A JP26999396A JP26999396A JPH10114202A JP H10114202 A JPH10114202 A JP H10114202A JP 26999396 A JP26999396 A JP 26999396A JP 26999396 A JP26999396 A JP 26999396A JP H10114202 A JPH10114202 A JP H10114202A
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- Japan
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- wheel
- caster
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成樹脂からなる車輪を制動することができ
るブレーキ体を備えたキャスタを提供すること。 【解決手段】 ブレーキ体24は、ペダル28の操作に
よって車輪22に対し接近離間可能に設けられる。この
ブレーキ体24を構成する板ばね26の中央部32下面
には、合成樹脂に対して滑りにくい材料、例えばゴム等
よりなる接触部27が取り付けられる。そして、ペダル
28に直結された偏平断面状の軸部33がカム運動し、
板ばね26の外側部31と中央部32との上下間隔が拡
大する。このとき、中央部32は車輪方向に押しやられ
るため、接触部27と車輪22は密接する。
るブレーキ体を備えたキャスタを提供すること。 【解決手段】 ブレーキ体24は、ペダル28の操作に
よって車輪22に対し接近離間可能に設けられる。この
ブレーキ体24を構成する板ばね26の中央部32下面
には、合成樹脂に対して滑りにくい材料、例えばゴム等
よりなる接触部27が取り付けられる。そして、ペダル
28に直結された偏平断面状の軸部33がカム運動し、
板ばね26の外側部31と中央部32との上下間隔が拡
大する。このとき、中央部32は車輪方向に押しやられ
るため、接触部27と車輪22は密接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャスタ、特に
合成樹脂によって車輪が形成されているキャスタに関す
るものである。
合成樹脂によって車輪が形成されているキャスタに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】運搬台車等に取り付けられたキャスタの
車輪を制動させるために、ブレーキ体がキャスタ本体に
設けられることは、一般に行われている。こうした運搬
台車に取り付けられるキャスタの車輪は、普通、ゴム等
の材料によって形成されている。また、この車輪を制動
させるため、ブレーキ体には鋼材よりなる接触部が車輪
に対して接近、離間可能に配設される。車輪と接触する
接触部の密接面は凹凸状に形成され、車輪の制動を行う
ことができるようになっている。
車輪を制動させるために、ブレーキ体がキャスタ本体に
設けられることは、一般に行われている。こうした運搬
台車に取り付けられるキャスタの車輪は、普通、ゴム等
の材料によって形成されている。また、この車輪を制動
させるため、ブレーキ体には鋼材よりなる接触部が車輪
に対して接近、離間可能に配設される。車輪と接触する
接触部の密接面は凹凸状に形成され、車輪の制動を行う
ことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】薬品を収納する倉庫や
化学薬品を使用する研究所等で使われる運搬台車のキャ
スタには、合成樹脂からなる車輪が使用されている。す
なわち、こうした場所では、床や通路に薬物等が付着し
ている可能性がある。このため、ゴム等の材料によって
形成された車輪では、ゴムの劣化が著しく進行したり、
ゴムが損壊したりする等のおそれがある。また、冷凍庫
等で使われる運搬台車のキャスタにおいても、ゴムより
なる車輪では、低温によるゴムの硬化やひび割れ等が発
生するおそれがあり、車輪機能が極端に低下するか若し
くは機能しなくなる危険を伴っていた。従って、これら
の場所で使用される運搬台車のキャスタには、一般的に
ゴム等の材料に代えて硬質の合成樹脂よりなる車輪がキ
ャスタ本体に支持されている。
化学薬品を使用する研究所等で使われる運搬台車のキャ
スタには、合成樹脂からなる車輪が使用されている。す
なわち、こうした場所では、床や通路に薬物等が付着し
ている可能性がある。このため、ゴム等の材料によって
形成された車輪では、ゴムの劣化が著しく進行したり、
ゴムが損壊したりする等のおそれがある。また、冷凍庫
等で使われる運搬台車のキャスタにおいても、ゴムより
なる車輪では、低温によるゴムの硬化やひび割れ等が発
生するおそれがあり、車輪機能が極端に低下するか若し
くは機能しなくなる危険を伴っていた。従って、これら
の場所で使用される運搬台車のキャスタには、一般的に
ゴム等の材料に代えて硬質の合成樹脂よりなる車輪がキ
ャスタ本体に支持されている。
【0004】ところが、硬質の合成樹脂よりなる車輪が
支持されているキャスタ本体に従来技術のブレーキ体を
取り付けた場合には、摩擦係数が低いため、効果的に車
輪を制動することができない。すなわち、従来技術のブ
レーキ体では、車輪との密接面に鋼材よりなる接触部が
配設されていたため、車輪の制動が不充分な状態に留ま
ざるを得ないのである。このため、この種のキャスタに
ブレーキ体が取り付けられることはなく、車輪を制動さ
せ運搬台車を固定させることができないという問題を内
包していた。従って、運搬台車への積み下ろしがたいへ
ん面倒であり、作業能率が悪かった。
支持されているキャスタ本体に従来技術のブレーキ体を
取り付けた場合には、摩擦係数が低いため、効果的に車
輪を制動することができない。すなわち、従来技術のブ
レーキ体では、車輪との密接面に鋼材よりなる接触部が
配設されていたため、車輪の制動が不充分な状態に留ま
ざるを得ないのである。このため、この種のキャスタに
ブレーキ体が取り付けられることはなく、車輪を制動さ
せ運搬台車を固定させることができないという問題を内
包していた。従って、運搬台車への積み下ろしがたいへ
ん面倒であり、作業能率が悪かった。
【0005】また、前述のように従来技術のブレーキ体
では、接触部の密接面が凹凸状に形成された鋼材により
構成されていた。このため、合成樹脂よりなる車輪にこ
のブレーキ体が押し当てられるとき、車輪の表面に傷が
付き易く、車輪の劣化を進行させてしまう。
では、接触部の密接面が凹凸状に形成された鋼材により
構成されていた。このため、合成樹脂よりなる車輪にこ
のブレーキ体が押し当てられるとき、車輪の表面に傷が
付き易く、車輪の劣化を進行させてしまう。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。この発明の
目的は、合成樹脂からなる車輪を制動することができる
ブレーキ体を配設したキャスタを提供することにある。
する問題点に着目してなされたものである。この発明の
目的は、合成樹脂からなる車輪を制動することができる
ブレーキ体を配設したキャスタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明においては、キャスタ本体
と、そのキャスタ本体に回転可能に支持された車輪と、
前記車輪に対し接近離間可能に設けられたブレーキ体と
を備えたキャスタにおいて、前記車輪を合成ゴムを除く
合成樹脂により形成し、前記ブレーキ体の車輪に対して
接触する接触部を合成樹脂に対して滑りにくい材料で形
成したことをその要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明においては、キャスタ本体
と、そのキャスタ本体に回転可能に支持された車輪と、
前記車輪に対し接近離間可能に設けられたブレーキ体と
を備えたキャスタにおいて、前記車輪を合成ゴムを除く
合成樹脂により形成し、前記ブレーキ体の車輪に対して
接触する接触部を合成樹脂に対して滑りにくい材料で形
成したことをその要旨とする。
【0008】このキャスタによれば、合成樹脂に対して
滑りにくい材料で形成されたブレーキ体の接触部が車輪
の外周面に対して接近し、接触する。そして、車輪の回
転が規制されるため、運搬台車を制動することができ
る。従って、運搬物の積み下ろし作業等、運搬台車を利
用した作業を円滑に行うことができる。
滑りにくい材料で形成されたブレーキ体の接触部が車輪
の外周面に対して接近し、接触する。そして、車輪の回
転が規制されるため、運搬台車を制動することができ
る。従って、運搬物の積み下ろし作業等、運搬台車を利
用した作業を円滑に行うことができる。
【0009】また、ブレーキ体に設けられる接触部は、
合成樹脂に対して滑りにくい材料で形成されている。こ
のため、車輪を形成する材料が硬質の合成樹脂であって
も車輪を確実に制動することができる。
合成樹脂に対して滑りにくい材料で形成されている。こ
のため、車輪を形成する材料が硬質の合成樹脂であって
も車輪を確実に制動することができる。
【0010】請求項2に記載の発明においては、前記接
触部は、前記車輪の外周面に対向する凹状の密接面が設
けられている。この場合、接触部の密接面と車輪の外周
面との接触面積を大きく確保することができる。このた
め、車輪の回転が確実に規制され、その制動力を効果的
に向上させることができる。
触部は、前記車輪の外周面に対向する凹状の密接面が設
けられている。この場合、接触部の密接面と車輪の外周
面との接触面積を大きく確保することができる。このた
め、車輪の回転が確実に規制され、その制動力を効果的
に向上させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明においては、前記接
触部は前記ブレーキ体に対して着脱可能に取り付けられ
ている。このため、接触部の取付作業が簡単にできるば
かりでなく、ブレーキ体に取り付けられた接触部の劣化
が進行した場合には、その接触部の交換を容易に行うこ
とができる。従って、ブレーキ体の制動能力は、所定水
準を下回ることがなくなると共に、ブレーキ体を備えた
キャスタの寿命を伸ばすことができるようになる。
触部は前記ブレーキ体に対して着脱可能に取り付けられ
ている。このため、接触部の取付作業が簡単にできるば
かりでなく、ブレーキ体に取り付けられた接触部の劣化
が進行した場合には、その接触部の交換を容易に行うこ
とができる。従って、ブレーキ体の制動能力は、所定水
準を下回ることがなくなると共に、ブレーキ体を備えた
キャスタの寿命を伸ばすことができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を運搬台車のキャ
スタとして具体化した一実施形態について図1〜図4に
基づいて説明する。
スタとして具体化した一実施形態について図1〜図4に
基づいて説明する。
【0013】図1に示すように、この実施形態のキャス
タは、運搬台車の底板11の所定位置に設置固定されて
いる。金属製のキャスタ本体12の最上部には環状の上
部固定板13が設けられ、その上部固定板13はねじ
(図示しない)により前記底板11に固定されている。
上部固定板13の中央部にはセンターピン14が嵌合さ
れている。環状の下部固定板15は上部固定板13及び
センターピン14に固定されている。
タは、運搬台車の底板11の所定位置に設置固定されて
いる。金属製のキャスタ本体12の最上部には環状の上
部固定板13が設けられ、その上部固定板13はねじ
(図示しない)により前記底板11に固定されている。
上部固定板13の中央部にはセンターピン14が嵌合さ
れている。環状の下部固定板15は上部固定板13及び
センターピン14に固定されている。
【0014】環状の上部受板16及び下部受板17は相
互に固定され、上部受板16と上部固定板13との間、
下部受板17と下部固定板15との間には、それぞれ第
1ボール18,第2ボール19が介在されている。そし
て、これらのボール18,19が介在されることによっ
て、底板11に対して上部受板16及び下部受板17が
回動可能に保持され、後述の車輪22が方向転換可能で
ある。
互に固定され、上部受板16と上部固定板13との間、
下部受板17と下部固定板15との間には、それぞれ第
1ボール18,第2ボール19が介在されている。そし
て、これらのボール18,19が介在されることによっ
て、底板11に対して上部受板16及び下部受板17が
回動可能に保持され、後述の車輪22が方向転換可能で
ある。
【0015】下部受板17には、一対の側板20が一体
形成されている。キャスタ本体12は、上部固定板1
3,センターピン14,下部固定板15,上部受板1
6,下部受板17,第1ボール18,第2ボール19,
側板20によって構成されている。両側板20の下端部
には一対の孔21が設けられている。一方、車輪22の
中心部には、円形の透孔22aが形成される。そして、
孔21と車輪22の透孔22aとに挿通される支軸23
によって、側板20に対して車輪22が回転可能に支持
されている。車輪22は硬質の合成樹脂により構成さ
れ、この合成樹脂としてはナイロン等のポリアミド樹脂
又はポリプロピレン等のポリオレフィンがあげられる。
形成されている。キャスタ本体12は、上部固定板1
3,センターピン14,下部固定板15,上部受板1
6,下部受板17,第1ボール18,第2ボール19,
側板20によって構成されている。両側板20の下端部
には一対の孔21が設けられている。一方、車輪22の
中心部には、円形の透孔22aが形成される。そして、
孔21と車輪22の透孔22aとに挿通される支軸23
によって、側板20に対して車輪22が回転可能に支持
されている。車輪22は硬質の合成樹脂により構成さ
れ、この合成樹脂としてはナイロン等のポリアミド樹脂
又はポリプロピレン等のポリオレフィンがあげられる。
【0016】図1及び図3に示すように、キャスタ本体
12内には、ブレーキ体24が設けられている。このブ
レーキ体24は、基端部を除いた部分がスリット25に
より3つに分割された板ばね26と、接触部27を操作
するためのペダル28とを備えている。板ばね26は、
下部受板17の下側に配置されると共に、支軸23の上
方において支軸23方向に延びる支持ピン29に対応す
るように半円形状の凸部30が形成されている。また、
板ばね26のうち、2つの外側部31の下面及び中央部
32の上面に偏平断面の軸部33が挿入されている。こ
の軸部33はキャスタ本体外部においてペダル28を有
する。
12内には、ブレーキ体24が設けられている。このブ
レーキ体24は、基端部を除いた部分がスリット25に
より3つに分割された板ばね26と、接触部27を操作
するためのペダル28とを備えている。板ばね26は、
下部受板17の下側に配置されると共に、支軸23の上
方において支軸23方向に延びる支持ピン29に対応す
るように半円形状の凸部30が形成されている。また、
板ばね26のうち、2つの外側部31の下面及び中央部
32の上面に偏平断面の軸部33が挿入されている。こ
の軸部33はキャスタ本体外部においてペダル28を有
する。
【0017】板ばね26の中央部32の先端内側には、
車輪22の外周面に対向する密接面34を有する接触部
27が設けられている。密接面34は車輪22の外周面
に沿う円弧状に形成されている。この接触部27を板ば
ね26に取り付けるために、中央部32の先端には上側
把持部35及び下側把持部36が形成されている。そし
て、この上側把持部35と下側把持部36とによって囲
まれる空間に、断面台形状の接触部27がはめ込まれて
いる。さらに、図4に示すように、接触部27には長方
形状の突部37が設けられており、この突部37が中央
部32の先端部に形成された透孔38に嵌合される。こ
のため、接触部27と中央部32とは確実に固定され
る。
車輪22の外周面に対向する密接面34を有する接触部
27が設けられている。密接面34は車輪22の外周面
に沿う円弧状に形成されている。この接触部27を板ば
ね26に取り付けるために、中央部32の先端には上側
把持部35及び下側把持部36が形成されている。そし
て、この上側把持部35と下側把持部36とによって囲
まれる空間に、断面台形状の接触部27がはめ込まれて
いる。さらに、図4に示すように、接触部27には長方
形状の突部37が設けられており、この突部37が中央
部32の先端部に形成された透孔38に嵌合される。こ
のため、接触部27と中央部32とは確実に固定され
る。
【0018】従って、図2に示すように車輪の回転を規
制しようとする場合には、まず、ペダル28を下方向に
踏む。すると、このペダル28に直結された軸部33の
長辺部が横方向から縦方向にカム運動するため、板ばね
26の2つの外側部31と中央部32との上下間隔が拡
大する。このとき、外側部31は下部固定板15の下側
面に接触してしまうため、外側部31よりも中央部32
がより積極的に車輪22方向に押しやられる。そして、
中央部32の先端内側に設けられた接触部27が車輪2
2に密接し、車輪22の回転は制動される。また、制動
を解除する場合には、ペダル28を元の位置、すなわち
支軸23と同じ高さまで戻せば車輪22は回転するよう
になる。
制しようとする場合には、まず、ペダル28を下方向に
踏む。すると、このペダル28に直結された軸部33の
長辺部が横方向から縦方向にカム運動するため、板ばね
26の2つの外側部31と中央部32との上下間隔が拡
大する。このとき、外側部31は下部固定板15の下側
面に接触してしまうため、外側部31よりも中央部32
がより積極的に車輪22方向に押しやられる。そして、
中央部32の先端内側に設けられた接触部27が車輪2
2に密接し、車輪22の回転は制動される。また、制動
を解除する場合には、ペダル28を元の位置、すなわち
支軸23と同じ高さまで戻せば車輪22は回転するよう
になる。
【0019】以上のように構成されたこの実施形態によ
れば、次のような利点を奏する。 (イ) 接触部27がゴムによって形成されているた
め、たとえ車輪22が合成樹脂製であっても、車輪22
の回転を確実に制動することができる。
れば、次のような利点を奏する。 (イ) 接触部27がゴムによって形成されているた
め、たとえ車輪22が合成樹脂製であっても、車輪22
の回転を確実に制動することができる。
【0020】(ロ) 接触部27の密接面34は、車輪
22の外周面に沿う形状に形成されている。このため、
ペダル28の操作によって接触部27と車輪22とが接
触する場合、双方が密接する面積を最大に確保すること
ができる。従って、車輪22の制動を確実に行うことが
できる。
22の外周面に沿う形状に形成されている。このため、
ペダル28の操作によって接触部27と車輪22とが接
触する場合、双方が密接する面積を最大に確保すること
ができる。従って、車輪22の制動を確実に行うことが
できる。
【0021】(ハ) 接触部27が板ばね26に対し
て、着脱可能に取り付けられている。このため、接触部
27の交換が可能になり、制動能力の低下に対応するこ
とができる。
て、着脱可能に取り付けられている。このため、接触部
27の交換が可能になり、制動能力の低下に対応するこ
とができる。
【0022】(ニ) 接触部27の突部37が中央部3
2の透孔38に嵌合されることによって、双方は固定さ
れている。このため、接触部27は予期しないずれや歪
みを起こすことがなくなり、固定状態を確実に保持する
ことができる。
2の透孔38に嵌合されることによって、双方は固定さ
れている。このため、接触部27は予期しないずれや歪
みを起こすことがなくなり、固定状態を確実に保持する
ことができる。
【0023】なお、この発明は次のように変更して具体
化することも可能である。 (1) 接触部27の構成を変えること。例えば、接触
部27の大部分を剛体で構成し、その剛体に密接面34
を有するゴムの薄板を貼り付けること。このように構成
しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
化することも可能である。 (1) 接触部27の構成を変えること。例えば、接触
部27の大部分を剛体で構成し、その剛体に密接面34
を有するゴムの薄板を貼り付けること。このように構成
しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0024】(2) 底板11に対してキャスタ本体1
2が固定されているキャスタにブレーキ体24を設置す
ること。このように構成しても、上記実施形態と同様の
効果を得ることができる。
2が固定されているキャスタにブレーキ体24を設置す
ること。このように構成しても、上記実施形態と同様の
効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1の発明によ
れば、ブレーキ体の接触部が合成樹脂に対して滑りにく
い材料で形成されているため、硬質の合成樹脂よりなる
車輪であっても、車輪の回転を確実に制動することがで
きる。従って、運搬台車を制動して行われる作業、例え
ば運搬物の積み下ろし作業等を円滑かつ安全に行うこと
ができる。
るため、次のような効果を奏する。請求項1の発明によ
れば、ブレーキ体の接触部が合成樹脂に対して滑りにく
い材料で形成されているため、硬質の合成樹脂よりなる
車輪であっても、車輪の回転を確実に制動することがで
きる。従って、運搬台車を制動して行われる作業、例え
ば運搬物の積み下ろし作業等を円滑かつ安全に行うこと
ができる。
【0026】請求項2の発明によれば、接触部の密接面
と車輪の外周面との接触面積を大きく確保することがで
きるため、車輪の回転が確実に規制され、その制動力を
効果的に向上させることができる。
と車輪の外周面との接触面積を大きく確保することがで
きるため、車輪の回転が確実に規制され、その制動力を
効果的に向上させることができる。
【0027】請求項3の発明によれば、ブレーキ体に対
する接触部の取付作業を簡単に行うことができると共
に、接触部の劣化が進行した場合には、その接触部を交
換可能にした。従って、ブレーキ体の制動能力は、所定
水準を下回ることがなくなり、ブレーキ体を備えたキャ
スタの寿命を伸ばすことができる。
する接触部の取付作業を簡単に行うことができると共
に、接触部の劣化が進行した場合には、その接触部を交
換可能にした。従って、ブレーキ体の制動能力は、所定
水準を下回ることがなくなり、ブレーキ体を備えたキャ
スタの寿命を伸ばすことができる。
【図1】 この発明の実施形態におけるキャスタの断面
図。
図。
【図2】 同じく、制動されたキャスタの断面図。
【図3】 図1A−A’線における断面図。
【図4】 接触部の斜視図。
12…キャスタ本体、22…車輪、24…ブレーキ体、
27…接触部。
27…接触部。
Claims (3)
- 【請求項1】 キャスタ本体と、そのキャスタ本体に回
転可能に支持された車輪と、前記車輪に対し接近離間可
能に設けられたブレーキ体とを備えたキャスタにおい
て、 前記車輪を合成ゴムを除く合成樹脂により形成し、前記
ブレーキ体の車輪に対して接触する接触部を合成樹脂に
対して滑りにくい材料で形成したキャスタ。 - 【請求項2】 前記接触部は、前記車輪の外周面に沿う
形状をなしている請求項1に記載のキャスタ。 - 【請求項3】 前記接触部を構成する部分は前記ブレー
キ体に対して着脱可能に取り付けられている請求項1に
記載のキャスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26999396A JPH10114202A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | キャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26999396A JPH10114202A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | キャスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10114202A true JPH10114202A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17480075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26999396A Pending JPH10114202A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | キャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10114202A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013193574A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Nansin Co Ltd | キャスタの制動構造 |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP26999396A patent/JPH10114202A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013193574A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Nansin Co Ltd | キャスタの制動構造 |
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