JPH10114120A - 文書編集装置 - Google Patents

文書編集装置

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JPH10114120A
JPH10114120A JP8289257A JP28925796A JPH10114120A JP H10114120 A JPH10114120 A JP H10114120A JP 8289257 A JP8289257 A JP 8289257A JP 28925796 A JP28925796 A JP 28925796A JP H10114120 A JPH10114120 A JP H10114120A
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JP
Japan
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frame
size
character
character string
key
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Application number
JP8289257A
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English (en)
Inventor
Koichi Hirata
剛一 平田
Toshihide Fujikawa
敏秀 藤川
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状の記録媒体に、利用者が入力した文
字列とそれを取り囲む枠をバランスよく印刷することが
できる文書編集装置を提供すること。 【解決手段】 キーボード60から入力した文字、記号
とそれらを囲む枠の画像を記録媒体上に形成する際に、
文字・記号のサイズに対応したサイズの枠を決定して
(S119、S121、S125、S127)、画像形
成する(S129)構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状の記録媒
体に、利用者が入力した文字列と共に、該文字を取り囲
む枠を画像形成することが可能な文書編集装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、利用者がキーボードなどから
入力した文字列に、それを取り囲む枠を設定して、入力
文字列と枠とを同時にシート状の記録媒体上に画像形成
するよう構成された文書編集装置が知られている。この
ような文書編集装置においては、一般に複数の異なるサ
イズの文字を印刷することができ、利用者は、文字列の
入力前でも、入力後でも、自由に文字サイズを変更でき
るようになっている。
【0003】また、従来の文書編集装置において、文字
列と共に印刷される枠に関しては、シート状の記録媒体
の幅方向における枠のサイズ(高さ)は記録媒体に印刷
可能な最大長が固定値として設定され、テープの長尺方
向における枠のサイズ(長さ)は文字列の長さに応じて
変化するように構成されている。複数の異なる幅のシー
ト状の記録媒体を利用することができるような装置にお
いては、各テープ毎に、画像形成可能な最大高さを有す
る枠が使用されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
シート状の記録媒体を用いる文書編集装置においては、
利用する記録媒体により枠の高さがある値に固定されて
しまう。一方、文字列の文字サイズは自由に変更するこ
とができるため、大きい文字サイズで画像形成する場合
には枠と文字列とがバランスよく印刷されるが、文字サ
イズが小さい場合には文字列に対して枠の高さが大きす
ぎるために、印刷された枠と文字列とのバランスが悪く
なるという問題があった。この発明は、上記の事情に鑑
み、シート状の記録媒体に、利用者が入力した文字列と
それを取り囲む枠をバランスよく印刷することができる
文書編集装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の文書編集装置は、シート状の記録
媒体上に画像を形成する文書編集装置であって、文字列
を入力するための文字入力手段と、前記文字列の文字サ
イズを設定する文字サイズ設定手段と、前記文字入力手
段により入力された文字列を囲むための枠を前記文字列
と同時に画像形成するか否かを設定する枠設定手段と、
前記文字サイズ設定手段により設定された文字サイズに
基づき、前記文字列が前記枠内に収まるように、少なく
とも前記枠の上下幅を決定することが可能な枠サイズ決
定手段と、前記文字サイズ設定手段により設定された文
字サイズの前記文字列および前記枠サイズ決定手段によ
り決定されたサイズの前記枠を前記シート状の記録媒体
上に画像形成する画像形成手段と、を有している。
【0006】この構成によれば、枠設定手段により枠の
形成が設定された場合に、枠サイズ決定手段は、文字サ
イズ設定手段により設定された文字サイズに基づいて、
入力された文字列が枠内に収まるように、少なくとも枠
の上下幅を決定することが可能なので、入力手段により
入力された文字列のサイズに応じて適切なサイズ(上下
幅)の枠が決定される。
【0007】また、請求項2に記載の文書編集装置は既
に前記文字入力手段により入力され、前記文字サイズ設
定手段により文字サイズが設定された文字列に対して新
たに枠を設定する場合には、前記枠サイズ決定手段は、
既に入力されている前記文字列の文字サイズに基づいて
前記枠サイズを決定するように構成されている。従っ
て、枠設定手段により枠の形成を設定すると、既に入力
されている文字列の文字サイズに基づいて自動的に最適
なサイズの枠が決定される。
【0008】さらに、請求項3に記載の文書編集装置
は、前記文字サイズ設定手段により、既に前記枠が設定
された前記文字列に対して文字サイズの変更を設定する
と、前記枠サイズ決定手段は、新たに文字サイズが変更
設定された後の前記文字列の文字サイズに基づいて前記
枠サイズを決定するよう構成されているので、既に枠サ
イズが決定されていても、文字サイズが変更された場合
には、その変更後の文字サイズに基づいて枠サイズが自
動的に変更される。
【0009】また、請求項4に記載の文書編集装置にお
いては、前記枠サイズ決定手段は、前記枠の上下幅を段
階的に変更するように構成されており、請求項5に記載
の文書編集装置においては、前記枠サイズ決定手段は、
複数の異なる上下幅を有する枠のなかから一つを選択す
るよう構成されている。この構成によれば、装置自身
は、複数の上下幅に対応したデータのみを有すればよ
く、従って、データの記憶容量を少なくすることができ
ると共に、その用意された複数の上下幅を段階的に変更
していき、最適な枠サイズを決定すればよいため、複雑
な演算処理が不要となる。
【0010】また、請求項6に記載の文書編集装置にお
いては、前記枠サイズ決定手段は、前記文字列を囲むた
めに必要な上下幅のうちの最小の上下幅を有するサイズ
を前記枠サイズとして決定するように構成されているの
で、文字列の文字サイズに対して不必要に大きな枠サイ
ズの枠を設定することがなく、バランスの良い枠サイズ
に決定される。
【0011】さらに、請求項7に記載の文書編集装置に
おいては、前記枠サイズ決定手段は、前記文字列の文字
サイズと文字数に応じて前記枠の左右幅を決定するよう
に構成されているので、上下方向だけでなく左右方向に
おいても文字列に対してバランスの取れたサイズの枠が
形成される。
【0012】また、請求項8に記載の文書編集装置にお
いては、前記記録媒体はインク含浸性の多孔性シートか
らなり、前記画像形成手段は前記多孔性シートを画像情
報に基づき加熱溶融することにより前記文字列および前
記枠の画像を前記多孔性シートの表面に形成するように
構成されているので、所望の画像及び枠を有する印版を
容易に作成することが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の文
書編集装置の実施の形態であるスタンプ装置100につ
いて説明する。図1は、スタンプ製版装置100の外観
を示す図である。スタンプ製版装置100は、種々の文
字キーや操作キーが配置されたキーボード60を有する
装置本体101と装置本体101後方(図中上方)に開
閉可能に設けられたカバー103とを有している。 装
置本体101のキーボード部60より後方(図中上方)
には、さらに入力された文字列や操作に伴う各種のメッ
セージなどを表示するための表示装置102が設けられ
ている。表示装置102はLCD(液晶表示板)を有し
ている。
【0014】キーボード60は、数字・アルファベット
を入力するための数字・アルファベットキー60A、ひ
らがな・カタカナを入力するためのかなキー60B、デ
ータ入力後に製版を実行させるプリントキー60C、表
示装置102上に表示されるカーソルを移動させるため
のカーソルキー60D、スタンプ製版装置100の電源
をオン・オフするための電源キー60E、入力した文字
・記号等を取り囲む枠を設定する枠設定キー60F、入
力する文字種(数字・アルファベットの別、ひらがな・
カタカナの別)を切り換えるための文字種選択キー60
G、入力文字のサイズを変更する文字サイズ変更キー6
0H、各種の機能の設定を実行させる(機能設定を確定
する)実行キー60J、機能設定を確定しないで取りや
めるための取消キー60K、後述するROMに格納され
ているイラストデータを読み出して使用するためのイラ
ストキー60L、入力した文字を削除するための削除キ
ー60M等を有している。なお、詳しくは後述するが枠
設定キー60Fにより枠が設定された場合、枠内の文字
サイズに応じて枠のサイズが決定されるようになってい
る。
【0015】装置本体101のカバー103に覆われた
部分には、後述する印版保持装置11を挿入し固定する
ための印版挿入部104が形成されている。また、カバ
ー103の図中左右方向両端部には、アーム80Aおよ
び80Bが形成されており、アーム80A、80Bの他
端は後述するフレームに、所定の回転軸回りに回転可能
に支持されている。カバー103は、該回転軸回りにア
ーム80Aおよび80Bを回転させつつ、開閉(印版挿
入部を覆う状態と、露出させた状態)することが可能と
なっている。
【0016】図2は、図1に示すスタンプ製版装置10
0による製版の対象となる多孔性シート1の斜視図であ
る。多孔性シート1としては、例えば連続気泡を有する
発泡性樹脂のシートが使用可能である。多孔性シート1
は、そのままの状態では含浸したインクを透過させる性
質があるが、加熱して表面を溶融させると連続気泡がつ
ぶされてインクを透過しない非透過性の膜が形成され
る。図2に示す例では、多孔性シート1の縁部4および
側面5を加熱処理してインク非透過な部分としている。
さらに、縁部4を形成することによってできた段差部分
の側面3もインク非透過部分となるよう加熱溶融処理さ
れている。図中上面が印面(製版面)2として用いられ
る面である。
【0017】多孔性シート1は、微細な連続気泡を有す
る、硬質あるいは半硬質のポリオレフィン系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体などにより構成される。なお、
ゴム系の材料も使用可能である。本スタンプ製版装置1
00において用いられる多孔性シート1の厚さは、1〜
3mm程度である。なお、多孔性シート1の形状は図2の
ような形状(すなわち、周辺部が熱処理されインク非透
過部3、4、5が形成された形状)に限られるものでは
ない。熱処理されていない多孔性シートを用いることも
可能である。
【0018】図3は、図2に示す多孔性シート1の印面
2に対し製版が行われて文字6を有する製版面が形成さ
れた、製版済の印版10を示す図である。図3に示す例
では、製版面2の文字6の部分のみがインク透過状態の
まま残され、文字部(A、B、C)6以外の部分に熱が
加えられてインク非透過部7が形成されている。この印
版10を用いてスタンプを押す場合には、印面にインク
を塗布し、不必要な部分を拭き取る。すると、インク含
浸部である文字部(A、B、C)6にはインクが滲み込
み、インク非透過部7のインクは拭い去られる。この状
態で、印版10を紙などに圧接させれば、文字部6から
インクが滲み出して転写されることになる。
【0019】図4はスタンプ製版装置100で多孔性シ
ート1の印面2を製版する際に、多孔性シート1を保持
して製版装置100に装着するために用いられる印版保
持装置11の構造を示す図である。また、図5は多孔性
シート1が印版保持装置11に保持されている様子を示
す図である。
【0020】印版保持装置11は、シート状の記録媒体
である、長方形平板状の多孔性シート1の裏面を支持す
る支持体12と把手部14を有している。支持体12の
表面側(図4における上方側)には、多孔性シート1を
保持する長方形状の保持凹部18が溝状に形成されてお
り、保持凹部18の段部の長手方向に沿って一対の係止
爪13、13が形成されている。また、保持凹面18の
底面には、長手方向に沿って、感圧弱接着剤層17が帯
状に設けられている。多孔性シート1は、印面2の裏面
を上記感圧弱接着剤層17に当接させ、長手方向に沿っ
た両側面1a、1aが一対の係止爪13、13に弾性的
に係止された状態で、印版保持装置11に保持される。
なお、この時、多孔性シート1の一端は、保持凹部18
の一端部に形成された溝部15にもぐり込んだ状態で保
持される。多孔性シート1の一端を溝部15にもぐり込
ませるために、保持凹部18の溝部15近傍は傾斜面1
6として形成されている。
【0021】この構成において多孔性シート1を印版保
持装置11に装着するには、まず多孔性シート1の長辺
方向における一端部を傾斜面16に沿って滑らせて溝部
15に挿入し、次に一対の係止爪13、13の間におい
て、印面2の裏側の面を感圧弱接着剤層17に押しつけ
るようにして挿入する。多孔性シート1の印面2の裏面
は印版保持装置11の保持凹部18に、感圧弱接着剤1
7により弱い接着力で固定されると共に、側面1a、1
aが係止爪13、13により弾性的に係止される。しか
も、多孔性シート1の長手方向位置端部は溝部15に挿
入された状態であるため、多孔性シート1は印版保持装
置11に確実に装着されることになる。
【0022】図6〜図8はスタンプ製版装置100の内
部の製版ユニット600を取り出して示す図である。図
6は斜視図、図7は図6のVII-VII断面図、図8は、図
6のVIII-VIII矢視図である。製版ユニット600は、
各部材を固定するためのフレーム61を有し、フレーム
61の左右両側には側壁61a、61bが立設されてい
る。側壁61a、61b間には、キャリッジ63を案内
するためのガイドロッド64と、キャリッジ63を案内
しかつキャリッジ63に搭載されたサーマルヘッド65
を昇降させるためのカム体66を操作するためのヘッド
位置切換ロッド67とが架設されている。カム体66は
ヘッド位置切換ロッド67に対して回動不能でありかつ
軸方向に摺動可能に装着されている。ヘッド位置切換ロ
ッド67は前記左右側壁61a、61bに設けた軸受け
73に回転自在に軸支されている。
【0023】前記多孔性シート1は、印面2を露出した
状態で印版保持装置11に装着され、図1に示す印版挿
入部104に挿入されて、図7および図8に仮想線にて
示すように、キャリッジ63の通過位置上方に図示しな
い係止支持手段により固定される。キャリッジ63はガ
イドロッド64とヘッド位置切換ロッド67とにより左
右移動自在に支持され、キャリッジ63の前端には左右
に延びる所定長さのラック68が一体的に設けられてい
る。フレーム61の前面壁61cに固定した正逆回転可
能な駆動モータ69の軸に固定された駆動ピニオン70
から前面壁61cの裏面に配置した減速ギア群71を介
してピニオンギア72に動力を伝達し、このピニオンギ
ア72をラック68に噛み合わせて、キャリッジ63を
左右(図3および図4の矢印A方向と矢印B方向)に移
動させることができるように構成されている。
【0024】キャリッジ63には、カム当接板74とヘ
ッド放熱板75とがヘッド位置切換ロッドと直交する方
向の支軸76を介して上下回動可能に装着され、ヘッド
放熱板75の上面上端側にサーマルヘッド65が固定さ
れている。サーマルヘッド65は、周知のサーマルプリ
ンタに用いられるサーマルヘッドと同様の構成であっ
て、例えば、印面2と平行でキャリッジの進行方向と直
交する方向に128個の点状発熱素子が1列に配置され
たものである。なお、この点状発熱素子の列の長さは、
印面2の横幅寸法(キャリッジ63の進行方向と直行す
る方向における長さ)より若干長くなるように設定され
ている。
【0025】カム当接板74の上面とヘッド放熱板75
の裏面との間に設けられた付勢バネ77によりヘッド放
熱板75は常時付勢されている。カム当接板74の下面
に当接するように楕円形状に形成されたカム体66は、
ヘッド位置切換ロッド67を図6の矢印Cまたは矢印D
方向に回動させることにより姿勢変更でき、カム体66
を横長状に寝かせた姿勢では、サーマルヘッド65が固
定された放熱板75は下方にリリースされ、カム体66
を縦長状の起立した姿勢にすると、カム当接板74と付
勢バネ7を介してヘッド放熱板75が上方向に回動し、
サーマルヘッド65が位置固定されて装着された多孔性
シート1の印面2に圧接するように構成されている。
【0026】なお、ヘッド位置切換ロッド67の端部に
取り付けられたギア78および右側壁61bに軸支され
たギア79とこれを回動させるアーム80A、80B
(図1参照)により、ヘッド位置切換ロッド67を矢印
Cまたは矢印D方向に回動させて、カム体66の姿勢を
変更させることができる。なお、アーム80A、80B
は図1に示すようにカバー103に固定されている。カ
バー103を閉じた状態では、ヘッド位置切換ロッド6
7は矢印D方向に回動され、図7に示すように、カム体
66が縦長の姿勢となる。また、カバー103を開いた
状態ではヘッド位置切換ロッド67は矢印C方向に回動
され、図8に示すように、カム体66が横長の姿勢とな
る。すなわち、カバー103を閉じた状態ではサーマル
ヘッド65が印面2に圧接し(図7参照)、カバー10
3を開いた状態ではサーマルヘッド65は印面2からリ
リースした状態になる(図8参照)。
【0027】本スタンプ製版装置100においては、キ
ャリッジ63の初期位置を図6における右端の位置とし
ている。そして、常にキャリッジ63を初期位置から図
6における矢印Aの方向に移動させて製版を行う。製版
を行った後は、印版保持装置11が印版挿入部104か
ら抜き取られるまではキャリッジ63は移動せず、印版
保持装置11が印版挿入部104から抜き取られた後、
キャリッジ63を初期位置に戻すようになっている。
【0028】製版後にキャリッジ63を初期位置に戻す
ための動作について、図9〜図11を参照して説明す
る。図9は、キャリッジ63の位置検出機構を説明する
ための図で、図6の上方から見た場合のキャリッジ6
3、マイクロスイッチ93および操作部材92の位置関
係を示している。図9において、マイクロスイッチ93
は、キャリッジ63が図6および図7において右側に移
動して所定の原点位置に到達したことを検出するための
スイッチであり、操作部材92はキャリッジ63により
操作されてマイクロスイッチ93をオン・オフするもの
で、いずれもフレーム61に設けられている。なお、後
述するが、この位置検出機構は印版保持装置11がスタ
ンプ製版装置100に装着されているか否かを検出する
印版検出機構としても機能する。
【0029】操作部材92は支軸92Xを中心として回
動可能となっており、図9に示すように弾性を有しU字
型に形成されてフレーム61に当接するU字部92a
と、マイクロスイッチ93に当接する当接部92b、U
字部のフレーム61に当接していない側に、印版保持装
置11が挿入される側(図9においては上方)に突出し
て設けられた第1の操作部92cと、キャリッジ63の
移動方向に沿って(図中左側に向かって)突出した第2
の操作部92dとを備えている。
【0030】図9は、製版が終わり、印版保持装置11
が挿入部104から抜き取られた直後の状態を示してい
る。この時にはU字部92aの弾性により操作部材92
は図9に示す姿勢となる。すなわち当接部92bがマイ
クロスイッチ93から離れており、マイクロスイッチ9
2はオフ状態となっている。キャリッジ63が図9にお
いて右方向に移動して図10に示す状態となった場合に
ついて説明する。キャリッジ63には第2の操作部92
dと当接する突起部63Pが形成されている(図6、図
8参照)。キャリッジ63が図10に示す位置に到達す
ると、突起部63Pが第1の操作部92Cの先端のテー
パー部に当接し、U字部92aの弾性力に反して操作部
材92を時計回りに回動させる。すると、当接部92b
がマイクロスイッチ93をオンする。この、キャリッジ
63の突起部63Pにより操作部材92が回動されて当
接部92dがマイクロスイッチ93をオンする時のキャ
リッジ63の位置を原点位置とする。マイクロスイッチ
93がオンすると、キャリッジ63を逆方向に所定量戻
して停止させる。この時の停止位置がキャリッジ63の
初期位置となる。キャリッジ63が初期位置にあるとき
には、マイクロスイッチ93はオフ状態となっている。
従って、マイクロスイッチ93はキャリッジ63が原点
位置にあるときにオンする。
【0031】図11は、印版保持装置11を挿入部10
4に挿入した場合の操作部材92の位置を示す図であ
る。キャリッジ63が上記の原点位置にある時以外は、
操作部材92は図9に示されるような状態となってお
り、マイクロスイッチ93はオフとなっている。印版保
持装置11を挿入部104に挿入すると、印版保持装置
11の支持体12の側面が操作部材92の第2の操作部
92dを押すことにより、図11に示すように操作部材
92を図9に示す位置から時計回りに回転させる。操作
部材92が時計回りに回動するため、キャリッジ63が
原点位置に到達した場合と同様に、操作部材92の当接
部92bがマイクロスイッチ93をオンする。従って、
マイクロスイッチ93は、キャリッジ63が原点位置に
あるとき、または印版保持装置11が挿入部104に挿
入された場合に、オンとなる。即ち、マイクロスイッチ
93により、キャリッジ63が原点位置に到達したこと
と、印版保持装置11が装着されたことの両方を検出す
ることができる。
【0032】図12は、スタンプ製版装置100の制御
ユニット210を示す図である。図12に示すように、
制御ユニット210には、キーボード60と、サーマル
ヘッド65と、キャリッジモータ69と、表示装置(液
晶ディスプレイ)102と、マイクロスイッチ93が接
続されている。
【0033】制御ユニット210は、CPU211と、
ROM212と、RAM213と、製版用CG−ROM
214と、表示装置102への表示の為の表示用CG−
ROM215と、キーボード60及びマイクロスイッチ
93に接続された入力インタフェース216と、出力イ
ンタフェース217とを有しており、これらはバス21
8により相互に接続されている。更に、制御ユニット2
10には、出力インタフェース217に夫々接続され
た、ヘッド駆動回路219、モータ駆動回路220と、
表示装置駆動回路221とが設けられている。
【0034】ROM212には、このスタンプ製版装置
100の全体の作動を制御する制御プログラムが格納さ
れている。
【0035】RAM213には、入力データを記憶する
入力バッファ224、製版用データを記憶する製版バッ
ファ225、各種の処理の作業領域などとして用いられ
るシフトレジスタ226、その他種々のカウンタやレジ
スタが設けられている。
【0036】製版用CG−ROM214には、製版対象
となる多数の文字のドットパターンデータがコードデー
タと対応付けて記憶され、また、表示用CG−ROM2
15には、製版対象となる多数の文字の表示用ドットパ
ターンデータがコードデータと対応付けて記憶されてい
る。なお、枠設定キー60Fにより設定される枠のドッ
トパターンも製版用CG−ROM214および表示用C
G−ROM215に格納されている。本スタンプ製版装
置100においては、枠は記録媒体である多孔性シート
1の幅に対応して、画像形成可能な領域における最大高
さを有するL枠と、L枠より小さいS枠の2種類の枠の
ドットパターンを有している。また、文字は複数のサイ
ズのパターンを有している。さらに、イラストキー60
Lにより設定されるイラストデータのドットパターンも
複数種類準備されている。
【0037】図13は、CPU211により制御される
スタンプ製版装置100の動作を表すフローチャートで
ある。スタンプ製版装置100は、文字列、イラストを
枠内に入れた形の画像を多孔性シート1の印面2に形成
することができる。枠のサイズは、枠内に入る文字列や
イラストサイズにより決定される。
【0038】図13のフローチャートは利用者が電源キ
ー60Eを操作してスタンプ製版装置100に電源を投
入した時にCPU211により開始される。図13の処
理が開始されると、CPU211は、まずステップS1
01(以下の記載では、単にS101、S103のよう
に省略して表記する)において、印版保持装置11がス
タンプ製版装置100に装着されているか否かを判定す
る。本スタンプ製版装置100は、電源投入時および製
版後に印版保持装置11が取り外された時点でキャリッ
ジ63を初期位置に位置させるようになっている。この
ため、電源投入時にすでに印版保持装置11が装着され
ている場合には一旦取り外すようにメッセージを表示す
るようになっている。S101において、印版保持装置
11が装着されていると判定された場合には(S10
1:YES)、CPU211は、表示装置102に「保
持装置を取り外して下さい」というメッセージを表示す
る。
【0039】印版保持装置11が電源投入時には装着さ
れていない場合、もしくはS103にてメッセージが表
示された後利用者が印版保持装置11を取り外した場合
には、CPU211はS101にてNOと判定し、S1
05において装置の初期設定を行う。初期設定ではキャ
リッジ63の初期位置への移動が行われる。前述のよう
に、製版はキャリッジ63を初期位置を基準として移動
させつつサーマルヘッド65を駆動することにより行
う。このため、S105において、キャリッジ63を図
7の右方向へ移動させ、マイクロスイッチ93により原
点に到達したことを検出した後、逆方向(図7における
左方向)へ所定量移動させて初期位置に位置させる。な
お、S105において初期設定を行っている間は、表示
装置102に準備中である旨の表示が行われる。
【0040】S105において初期設定が終了すると、
CPU211は、キー操作を受け付ける。すなわち、利
用者のキー操作に応じた処理をS107以降のステップ
で実行する。キー入力が無い場合には(S107:N
O)、処理はS107を繰り返す待機状態となる。キー
入力が行われると(S107:YES)、CPU211
は、入力キーに対応した処理をS109で実行する。こ
こで入力キーに対応した処理とは、たとえば、通常の文
字入力、文字列の選択処理、選択された文字列のサイズ
変更、文字の削除、カーソルの移動、入力文字種の変
更、枠設定、イラストの設定等の処理である。なお、プ
リントキー60Cが操作された場合には、以下に説明す
るS113からの処理が実行され、S109では処理は
行われない。
【0041】S111では、プリントキー60Cが操作
されたか否かが判定される。プリントキー60Cが操作
されなかった場合には(S111:NO)、CPU21
1はS107からの処理を繰り返し実行する。
【0042】S111において、プリントキー60Cが
操作され製版開始指令がCPU211に送られたと判定
された場合には、S113において印版保持装置11が
装着されているかどうかをマイクロスイッチ93がオン
になっているかどうかにより判定する。すなわち、S1
05にてキャリッジ63が初期位置に移動した後、プリ
ントキー60Cを押すまでの間にすでに印版保持装置1
1が装着された場合には、S111でプリントキー60
Cが操作されると、処理は直ちにS117以降の処理に
進むことになる。もしも、プリントキー60Cが操作さ
れたときに印版保持装置11がまだスタンプ製版装置1
00に装着されていなければ(S113:NO)、処理
はS115に進み、印版保持装置11を装着するようメ
ッセージを表示装置102に表示したあと、S107の
キー入力待機状態に戻る。即ち、確実に印版保持装置1
1がスタンプ製版装置100に装着された状態で実行キ
ーが操作されない限りはS107からS115までの処
理が繰り返されることになる。
【0043】S113で、印版保持装置11が装着され
ていることが確認されると(S113:YES)、CP
U211は、S117において、製版されるデータ(す
なわち入力データ)に枠が存在しているかどうかを判定
する。枠が存在せず(S117:NO)、文字列・記号
・イラストのみの画像形成が行われる場合には、CPU
211は製版バッファ225内に文字列・記号・イラス
トなどの製版データのビットマップデータを生成する。
そしてS129において、サーマルヘッド65およびキ
ャリッジモータ69を駆動して、印版保持装置11に保
持された多孔性シート11の表面を製版バッファ225
に展開されたビットマップデータに基づいて選択的に溶
融して製版(画像形成)を行う。製版を実行している間
は製版実行中である旨のメッセージが表示装置102に
表示される。
【0044】製版が終了すると、処理はS101に戻り
さらにS103へ進んで、製版が完了した印版を取り外
すよう利用者にメッセージを表示する。利用者が製版の
完了した多孔性シート1を保持した印版保持装置11を
スタンプ製版装置100から取り外すと、S101でN
Oと判定され、S105に処理が進んで、キャリッジ6
3が初期位置に戻される。
【0045】S117において、CPU211が、入力
データ内に枠が存在すると判定すると(S117:YE
S)、S119において、枠内に文字列・記号・イラス
ト等が入っているか否かを判定する。枠内に何も入ら
ず、枠だけの画像を形成する場合には(S119:N
O)、CPU211はS枠のビットマップデータを製版
バッファ225内に展開する(S127)。なお、枠の
外に文字列・記号・イラスト等が存在する場合には、そ
れらのビットマップも展開する。その後の処理は、上述
の枠が存在しない場合と同様である。なお、本実施の形
態においては、枠の中に文字等が存在しない場合にS枠
の画像を形成するようにしているが、S枠ではなくL枠
としてもよい。
【0046】S119において、CPU211が、枠内
に文字列・記号・イラスト等が入っていると判定した場
合(S119:YES)には、S121において、それ
らの文字列・記号・イラスト等がS枠に収まるか否かを
判定する。文字・記号・イラスト等の、縦方向(枠の高
さ方向)のサイズはROM212に予め格納されてい
る。このため、CPU211は、枠内に存在する文字列
・記号・イラスト等の縦方向(枠の高さ方向)のサイズ
の最大値がS枠の高さより小さいか否かにより、S12
1の判定を行うことができる。
【0047】S121において、CPU211が、S枠
内にそれらの文字列・記号・イラスト等が入ると判定す
ると(S121:YES)、S127においてS枠のビ
ットマップデータおよび文字列・記号・イラスト等のド
ットパターンを製版バッファ225内に展開する。S枠
の左右幅(文字列が並ぶ方向の長さ)は枠内の文字列・
記号・イラスト等に応じて、それらが収まる長さに設定
される。なお、枠の外にも文字列等が存在する場合に
は、それらのビットマップも展開する。図14に小さい
文字列とそれに対して設定されたS枠が製版された印版
1の例を示す。その後の処理は、上述の場合と同様であ
る。
【0048】S121において、CPU211が、S枠
内にはそれらの文字列・記号・イラスト等が入らないと
判定すると(S121:NO)、S125においてL枠
のビットマップデータおよび文字列・記号・イラスト等
のドットパターンを製版バッファ225内に展開する。
L枠の左右幅(文字列が並ぶ方向の長さ)は枠内の文字
列・記号・イラスト等に応じて、それらが収まる長さに
設定される。なお、枠の外にも文字列等が存在する場合
には、それらのビットマップも展開する。図15に大き
い文字列とそれに対して設定されたL枠が製版された印
版1の例を示す。なお、その後の処理は、上述の場合と
同様である。
【0049】以上のように、本実施の形態の文書編集装
置においては、入力された文字列に対して枠を形成する
際には、その文字列のサイズ(特に高さ方向)に応じ
て、複数の枠サイズの中から最適な枠サイズを選択する
ように構成されているので、例えば、従来のように枠の
高さ方向のサイズが最大のものに固定されている場合に
比べて、バランスの取れた枠を形成することができ、ま
た、その入力された文字列のデータ及び決定された枠の
データに基づいて、所望の画像及び枠を有する印版を容
易に作成することができる。
【0050】そして、枠を画像形成する場合には、プリ
ントキー60Cが操作された後(図13におけるS11
1の後)、入力されたデータに基づいて枠サイズが決定
される。すなわち、プリントキー60Cが操作される以
前に枠設定が行われていても、プリントキー60Cの操
作後にS121、S125、S127の処理によって、
その時点で入力されている文字列などのデータに対応し
て適切な枠サイズに変更される。このため、たとえば、
利用者がS枠を設定した後にS枠には入らない大きなサ
イズの文字やイラストを入力したとしても、あるいは、
文字サイズ変更キー60Hにより入力されている文字サ
イズを一括して大きなサイズに変更したとしても、プリ
ントキー60Cの操作により、自動的に枠サイズがS枠
からL枠に変更されて、常にバランスの取れた状態で文
字・イラスト等と枠の画像が形成されることになる。
【0051】また、枠サイズの決定においては、まず、
S121において対象となる文字列などがS枠に入るか
どうかを判断し、入らない場合には、更に大きなL枠に
決定するように構成されているので、空くサイズが複数
種類用意されている場合には、このように段階的に枠サ
イズを大きくしていき、対象となる文字列が入るか否か
を判断することで、容易に適切な枠サイズを決定するこ
とができる。さらに、枠サイズを予め複数種類用意して
おき、その中から最適な枠サイズを変更するように構成
されているので、その都度枠サイズを演算処理により決
定するといった面倒な処理を行うことなく、容易に最適
な枠サイズを決定することができる。
【0052】以上説明したスタンプ製版装置100にお
いて、キーボード60に設けられた文字入力に使用され
る数字・アルファベットキー60A、かなキー60Bが
文字入力手段に相当する。また、枠設定キー60Fが枠
設定手段、文字サイズ変更キー60Hが文字サイズ変更
手段に該当する。CPU211により実行されるS11
7からS127の処理が枠サイズ決定手段に該当し、S
129においてCPU211に制御されて、製版バッフ
ァ225の内容に基づき画像形成を行うサーマルヘッド
駆動回路219、サーマルヘッド65、モータ駆動回路
220およびキャリッジモータ69が画像形成手段に該
当する。
【0053】なお、以上説明した実施の形態において
は、常に枠サイズを文字サイズに適合させて設定するよ
うになっているが、文字サイズに応じて枠サイズを変更
するモードと、常に所定の枠サイズ(例えば記録媒体の
幅によって決まるサイズ)で画像形成を行うモードとを
利用者が選択できるような構成とすることも可能であ
る。
【0054】また、実施の形態においては、枠サイズを
S枠とL枠の2種類としたが、3種類以上の枠サイズか
ら選択されるような構成としても良い。
【0055】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の文書編集装置
によれば、枠設定手段により枠の形成が設定された場合
に、枠サイズ決定手段は、文字サイズ設定手段により設
定された文字サイズに基づいて、入力された文字列が枠
内に収まるように、少なくとも枠の上下幅を決定するこ
とが可能なので、文字列のサイズに応じて最適のサイズ
(上下幅)の枠が決定され、文字と枠とのバランスが取
れた、見栄えの良い画像を得ることができる。
【0056】請求項2に記載の文書編集装置によれば、
既に前記文字入力手段により入力され、前記文字サイズ
設定手段により文字サイズが設定された文字列に対して
新たに枠を設定する場合には、前記枠サイズ決定手段
は、既に入力されている前記文字列の文字サイズに基づ
いて前記枠サイズを決定するように構成されているの
で、利用者は単に枠設定を指定するだけで、自動的に最
適のサイズの枠が設定されるため使い勝手の良い文書編
集装置を提供することができる。
【0057】請求項3に記載の文書編集装置によれば、
前記文字サイズ設定手段により、既に前記枠が設定され
た前記文字列に対して文字サイズの変更を設定すると、
前記枠サイズ決定手段は、新たに文字サイズが変更設定
された後の前記文字サイズに基づいて前記枠サイズを決
定するように構成されているので、既に枠サイズが決定
されていても、文字サイズが変更された場合にはそれに
対応して枠サイズが自動変更されるため、失敗すること
なく、常に文字列と枠サイズの均衡がとれた画像を形成
することが可能となる。
【0058】請求項4に記載の文書編集装置によれば、
前記枠サイズ決定手段は、前記枠の上下幅を段階的に変
更するように構成されており、請求項5に記載の文書編
集装置によれば、前記枠サイズ決定手段は、複数の異な
る上下幅を有する枠のなかから一つの枠を選択するよう
構成されている。従って、選該文書編集装置は複数の上
下幅に対応したデータのみを有すればよく、データの記
憶容量を少なくすることができると共に、その用意され
た複数の上下幅を段階的に変更していき、最適の枠サイ
ズを決定すればよいため、複雑な演算処理が不要とな
り、処理速度を低下させることなく十分な視覚効果を得
ることができる。
【0059】また、請求項6に記載の文書編集装置によ
れば、前記枠サイズ決定手段は、前記文字列を囲むため
に必要な上下幅のうち最小の上下幅を有するサイズを前
記枠サイズとして決定するように構成されているので、
文字列の文字サイズに対して不必要に大きな枠サイズの
枠を設定することがなく、バランスの良い枠サイズを簡
単に決定することができる。
【0060】請求項7に記載の文書編集装置によれば、
前記枠サイズ決定手段は、前記文字列の文字サイズと文
字数に応じて前記枠の左右宇幅を決定するように構成さ
れているので、上下方向だけでなく左右方向においても
文字列に対してバランスの取れたサイズの枠の画像を形
成することができる。
【0061】請求項8に記載の文書編集装置によれば、
前記記録媒体はインク含浸性の多孔性シートからなり、
前記画像形成手段は、前記多孔性シートを画像情報に基
づき加熱溶融することにより前記文字列及び前記枠の画
像を前記多孔性シートの表面に形成するように構成され
ているので、所望の画像を呼び枠を有する印版を容易に
作成可能であり、かつ文字列と枠とのバランスが取れ
た、高品質の印版を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタンプ製版装置100の外観を示す図であ
る。
【図2】図1に示すスタンプ製版装置100による製版
の対象となる多孔性シート1の斜視図である。
【図3】図2に示す多孔性シート1に対し製版が行われ
て文字6の版が形成された様子を示す図である。
【図4】多孔性シート1を保持して製版装置100に装
着するために用いられる印版保持装置11の構造を示す
図である。
【図5】多孔性シート1が印版保持装置11に保持され
ている様子を示す図である。
【図6】スタンプ製版装置の製版ユニット600の斜視
図である。
【図7】図6のVII-VII断面図である。
【図8】図6のVIII-VIII矢視図である。
【図9】図6の製版ユニット600を上方から見た場合
のキャリッジ63、マイクロスイッチ93および操作部
材92の位置関係を示す図である。
【図10】図9のキャリッジ63が右方向に移動して原
点位置に到達した状態でのキャリッジ63、マイクロス
イッチ93および操作部材92の位置関係を示す図であ
る。
【図11】印版保持装置11を挿入部104に挿入した
場合の操作部材92の位置を示す図である。
【図12】スタンプ製版装置100の制御ユニット21
0を示す図である。
【図13】スタンプ製版装置100の処理を表すフロー
チャートである。
【図14】小さい文字列とそれに対して設定されたS枠
が製版された印版1の例を示す図である。
【図15】大きい文字列とそれに対して設定されたL枠
が製版された印版1の例を示す図である。
【符号の説明】 1 多孔性シート 3 側面 4 縁部 5 側面 11 印版保持装置 12 支持体 14 取っ手部 60 キーボード 600 製版ユニット 61 フレーム 61a 側壁 61b 側壁 63 キャリッジ 64 ガイドロッド 65 サーマルヘッド 66 カム体 67 ヘッド位置切換ロッド 68 ラック 69 駆動モータ 70 駆動ピニオン 71 減速ギア群 72 噛み合いギア 74 カム当接板 75 ヘッド放熱板 76 支軸 77 付勢バネ 78 ギア 79 ギア 80 レバー 80A アーム 80B アーム 92 操作部材 92a U字部 92b 当接部 92c 第1の操作部 92d 第2の操作部 93 マイクロスイッチ 100 スタンプ製版装置 101 装置本体 102 表示装置 103 カバー 104 印版挿入部 118 バス 210 制御ユニット 211 CPU 212 ROM 213 RAM 214 製版用CG−ROM 215 表示用CG−ROM 216 入力インターフェース 217 出力インターフェース 219 ヘッド駆動回路 220 モータ駆動回路 221 表示装置駆動回路 224 入力バッファ 225 製版バッファ 226 シフトレジスタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の記録媒体上に画像を形成する
    文書編集装置において、 文字列を入力するための文字入力手段と、 前記文字列の文字サイズを設定する文字サイズ設定手段
    と、 前記文字入力手段により入力された文字列を囲むための
    枠を前記文字列と同時に画像形成するか否かを設定する
    枠設定手段と、 前記文字サイズ設定手段により設定された文字サイズに
    基づき、前記文字列が前記枠内に収まるように、少なく
    とも前記枠の上下幅を決定することが可能な枠サイズ決
    定手段と、 前記文字サイズ設定手段により設定された文字サイズの
    前記文字列および前記枠サイズ決定手段により決定され
    たサイズの前記枠を前記シート状の記録媒体上に画像形
    成する画像形成手段と、を有することを特徴とする文書
    編集装置。
  2. 【請求項2】 既に前記文字入力手段により入力され、
    前記文字サイズ設定手段により文字サイズが設定された
    文字列に対して新たに枠を設定する場合には、前記枠サ
    イズ決定手段は、既に入力されている前記文字列の文字
    サイズに基づいて前記枠サイズを決定することを特徴と
    する請求項1に記載の文書編集装置。
  3. 【請求項3】 前記文字サイズ設定手段により、既に前
    記枠が設定された前記文字列に対して文字サイズの変更
    を設定すると、前記枠サイズ決定手段は、新たに文字サ
    イズが変更設定された後の前記文字列の文字サイズに基
    づいて前記枠サイズを決定することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の文書編集装置。
  4. 【請求項4】 前記枠サイズ決定手段は、前記枠の上下
    幅を段階的に変更することを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれかに記載の文書編集装置。
  5. 【請求項5】 前記枠サイズ決定手段は、複数の異なる
    上下幅を有する枠のなかから一つを選択することを特徴
    とする請求項4に記載の文書編集装置。
  6. 【請求項6】 前記枠サイズ決定手段は、前記文字列を
    囲むために必要な上下幅のうちの最小の上下幅を有する
    サイズを前記枠サイズとして決定することを特徴とする
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の文書編集装
    置。
  7. 【請求項7】 前記枠サイズ決定手段は、前記文字列の
    文字サイズと文字数に応じて前記枠の左右幅を決定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記
    載の文書編集装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体はインク含浸性の多孔性シ
    ートからなり、前記画像形成手段は前記多孔性シートを
    画像情報に基づき加熱溶融することにより前記文字列お
    よび前記枠の画像を前記多孔性シートの表面に形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記
    載の文書編集装置。
JP8289257A 1996-10-12 1996-10-12 文書編集装置 Pending JPH10114120A (ja)

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