JP3900503B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着された記録媒体に対し画像形成手段を相対移動させて画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、利用者がキーボードなどから入力した文字などのデータに基づいて、インクを含浸可能な連続気泡を有する多孔性シートの表面に画像を形成してスタンプの印判を作成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、一般に、キーボードなどから文字を入力し編集した後にサーマルヘッド等の画像形成手段と多孔性シートとを相対移動させつつサーマルヘッドを駆動することにより多孔性シートに画像を形成する構成となっている。
【0003】
このような画像形成装置の場合、記録媒体である多孔性シートの装填を検出するための検出手段を備えており、記録媒体が装填されていない限り製版のための動作を行わないようになっている。また、サーマルヘッドは画像形成を始める際には所定の位置(初期位置)に位置している必要がある。このため、上記のような画像形成装置の場合、サーマルヘッドが初期位置にあることを検出するための別の検出手段も備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように2つの検出手段を有する構成とすると、部品点数が増え、コストアップの要因となるとともに画像形成装置のサイズ自体も大きくなる。しかしながら、もしも単一の検出手段でサーマルヘッドの初期位置と記録媒体の有無を検出する構成とすると、どちらが検出されたのかを判定することが難しいという問題があった。本発明は上記の事情に鑑み、単一の検出手段で印字ヘッド(サーマルヘッド)の位置検出と、記録媒体の有無を確実に判定することのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の画像形成装置は、所定位置に装着された記録媒体に印字ヘッドにより画像を形成する画像形成装置において、前記印字ヘッドを前記記録媒体の画像形成面に沿って移動させるヘッド移動手段と、前記印字ヘッド移動手段による前記印字ヘッドの移動を制御する制御手段と、前記印字ヘッドが原点位置に位置した場合および前記記録媒体が前記所定位置に装着された場合にオンとなる単一のセンサと、を有し、前記制御手段は前記印字ヘッド移動手段を制御して、(1)画像形成時には前記印字ヘッドが前記初期位置から離れる方向に移動させ、(2)画像形成が終了すると、前記印字ヘッドの移動を停止し、(3)前記センサがオフになると前記印字ヘッドの前記原点位置に向けての移動を開始し、(4)前記印字ヘッドの前記原点位置に向けての移動が開始されてから所定時間内に前記センサがオンされた場合には、前記印字ヘッドの移動を停止するように構成されている。
【0006】
この構成によれば、センサは、印字ヘッドが原点位置に位置した場合と、記録媒体が所定位置に装着された場合との両方を検出しており、印字ヘッドの原点位置に向けての移動が開始されてから所定時間内にセンサがオンされた場合は、記録媒体が所定位置に装着されたとみなし、印字ヘッドの移動をその時点で停止する。従って、一つのセンサで効率よく印字ヘッドの原点位置の検出と、記録媒体の装着とが検出され、印字ヘッドの原点位置に向けての移動中に記録媒体が装着された場合に印字ヘッドの移動を停止することで、印字ヘッドと記録媒体とが干渉するのを防ぐ。
【0007】
また、請求項2に記載の画像形成装置においては、前記所定時間が、前記印字ヘッドが前記画像形成が完了した位置から前記原点位置に移動するために要する時間より短い時間に設定されているので所定時間が経過する前にセンサがオンした場合は、記録媒体が装着されたことによるものであると判断される。
【0008】
さらに請求項3に記載の画像形成装置は、複数の異なるサイズの記録媒体に対して画像形成可能であり、前記印字ヘッドが画像形成を終了した位置から前記原点位置まで移動するために要する時間は、前記複数の異なるサイズの記録媒体毎に異なっており、前記所定時間は、前記複数の異なるサイズの記録媒体毎に異なる時間に設定されている。
【0009】
この構成によれば、サイズの異なる複数の印面のいずれを製版した場合でも、製版した印面サイズに対応した時間内にセンサがオンとなるか否かを検出することで、印面サイズにかかわらず、印字ヘッドの原点位置への到達と記録媒体の装着とが識別される。
【0010】
また、請求項4に記載の画像形成装置は、前記所定時間内に前記センサがオンとなり前記印字ヘッドの移動が停止された後に前記センサがオフとなった場合には前記印字ヘッドの移動を再開するように構成されている。
【0011】
この構成によれば、印字ヘッドの移動が停止された後にセンサがオフとなった場合は、装着された記録媒体が取り出されたとみなされるため、その後印字ヘッドの移動を再開することで、印字ヘッドと記録媒体とが干渉することなく、確実に印字ヘッドを原点位置まで到達させることができる。
【0012】
さらに、請求項5に記載の画像形成装置は、前記所定時間を過ぎて前記センサがオンされた場合には、前記印字ヘッドを前記原点位置から所定量離れるよう駆動するので、印字ヘッドは原点から所定量離れた初期位置に確実に位置される。
【0013】また、請求項6に記載の画像形成装置は表示手段を有し、前記所定時間内に前記センサがオンとなった場合には、前記表示手段が所定のメッセージを表示するので、利用者は表示手段に表示されているメッセージを参照することで装置の状態を把握することができ、印字ヘッドの移動の妨げとなっている記録媒体を取り外す操作を実行することができる。
【0014】
さらに請求項7に記載の画像形成装置は、前記記録媒体がインク含浸可能な多孔性シートからなり、前記印字ヘッドにより前記多孔性シートを画像情報に基づき加熱溶融することにより画像を前記多孔性シートの表面に形成するように構成されている。
【0015】
この構成によれば、多孔性シートを用いて印字ヘッドによって選択的に表面を溶融することでスタンプ印面を形成することができ、この場合においても、印字ヘッドが原点位置に到達する前に多孔性シートが装着された場合には、印字ヘッドの動作を停止させることで、印字ヘッドと多孔性シートの干渉が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の画像形成装置の実施の形態であるスタンプ装置100について説明する。図1は、スタンプ製版装置100の外観を示す図である。スタンプ製版装置100は、種々の文字キーや操作キーが配置されたキーボード60を有する装置本体101と装置本体101後方(図中上方)に開閉可能に設けられたカバー103とを有している。 装置本体101のキーボード部60より後方(図中上方)には、さらに入力された文字列や操作に伴う各種のメッセージなどを表示するための表示装置102が設けられている。表示装置102はLCD(液晶表示板)を有している。キーボード60は、数字・アルファベットを入力するための数字・アルファベットキー60A、ひらがな・カタカナを入力するためのかなキー60B、データ入力後に製版を実行させるプリントキー60C、表示装置102上に表示されるカーソルを移動させるためのカーソルキー60D、スタンプ製版装置100の電源をオン・オフするための電源キー60E、入力した文字・記号等を取り囲む枠を設定する枠設定キー60F、入力する文字種(数字・アルファベットの別、ひらがな・カタカナの別)を切り換えるための文字種選択キー60G、入力文字のサイズを変更する文字サイズ変更キー60H、各種の機能の設定を実行させる(機能設定を確定する)実行キー60J、機能設定を確定しないで取りやめるための取消キー60K、後述するROMに格納されているイラストデータを読み出して使用するためのイラストキー60L、入力した文字を削除するための削除キー60M等を有している。
【0017】
装置本体101のカバー103に覆われた部分には、後述する印版保持装置11を挿入し固定するための印版挿入部104が形成されている。また、カバー103の図中左右方向両端部には、アーム80Aおよび80Bが形成されており、アーム80A、80Bの他端は後述するフレームに、所定の回転軸回りに回転可能に支持されている。カバー103は、該回転軸回りにアーム80Aおよび80Bを回転させつつ、開閉(印版挿入部を覆う状態と、露出させた状態)することが可能となっている。
【0018】
図2は、図1に示すスタンプ製版装置100による製版の対象となる多孔性シート1の斜視図である。多孔性シート1としては、たとえば連続気泡を有する発泡性樹脂のシートが使用可能である。多孔性シート1は、そのままの状態では含浸したインクを透過させる性質があるが、加熱して表面を溶融させると連続気泡がつぶされてインクを透過しない非透過性の膜が形成される。図2に示す例では、多孔性シート1の縁部4および側面5を加熱処理してインク非透過な部分としている。さらに、縁部4を形成することによってできた段差部分の側面3もインク非透過部分となるよう加熱溶融処理されている。図中上面が印面(製版面)2として用いられる面である。
【0019】
多孔性シート1は、微細な連続気泡を有する、硬質あるいは半硬質のポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体などにより構成される。なお、ゴム系の材料によって構成することも可能である。本スタンプ製版装置100において用いられる多孔性シート1の厚さは、1〜3mm程度である。なお、多孔性シート1の形状は図2のような形状(すなわち、周辺部が熱処理されインク非透過部3、4、5が形成された形状)に限られるものではない。熱処理されていない多孔性シートを用いることも可能である。
【0020】
図3は、図2に示す多孔性シート1の印面2に対し製版が行われて文字6を有する製版面が形成された、製版済の印版10を示す図である。図3に示す例では、製版面2の文字6の部分のみがインク透過状態のまま残され、文字部(A、B、C)6以外の部分に熱が加えられてインク非透過部7が形成されている。この印版10を用いてスタンプを押す場合には、印面にインクを塗布し、不必要な部分を拭き取る。すると、インク含浸部である文字部(A、B、C)6にはインクが滲み込み、インク非透過部7のインクは拭い去られる。この状態で、印版10を紙などに圧接させれば、文字部6からインクが滲み出して転写されることになる。
【0021】
図4はスタンプ製版装置100で多孔性シート1の印面2を製版する際に、多孔性シート1を保持して製版装置100に装着するために用いられる印版保持装置11の構造を示す図である。また、図5は多孔性シート1が印版保持装置11に保持されている様子を示す図である。
【0022】
印版保持装置11は、シート状の記録媒体である、長方形平板状の多孔性シート1の裏面を支持する支持体12と把手部14を有している。支持体12の表面側(図4における上方側)には、多孔性シート1を保持する長方形状の保持凹部18が溝状に形成されており、保持凹部18の段部の長手方向に沿って一対の係止爪13、13が形成されている。また、保持凹面18の底面には、長手方向に沿って、感圧弱接着剤層17が帯状に設けられている。多孔性シート1は、印面2の裏面を上記感圧弱接着剤層17に当接させ、長手方向に沿った両側面1a、1aが一対の係止爪13、13に弾性的に係止された状態で、印版保持装置11に保持される。なお、この時、多孔性シート1の一端は、保持凹部18の一端部に形成された溝部15にもぐり込んだ状態で保持される。多孔性シート1の一端を溝部15にもぐり込ませるために、保持凹部18の溝部15近傍は傾斜面16として形成されている。
【0023】
この構成において多孔性シート1を印版保持装置11に装着するには、まず多孔性シート1の長辺方向における一端部を傾斜面16に沿って滑らせて溝部15に挿入し、次に一対の係止爪13、13の間において、印面2の裏側の面を感圧弱接着剤層17に押しつけるようにして挿入する。多孔性シート1の印面2の裏面は印版保持装置11の保持凹部18に、感圧弱接着剤17により弱い接着力で固定されると共に、側面1a、1aが係止爪13、13により弾性的に係止される。しかも、多孔性シート1の長手方向位置端部は溝部15に挿入された状態であるため、多孔性シート1は印版保持装置11に確実に装着されることになる。
【0024】
図6〜図8はスタンプ製版装置100の内部の製版ユニット600を取り出して示す図である。図6は斜視図、図7は図6のVII-VII断面図、図8は、図6のVIII-VIII矢視図である。製版ユニット600は、各部材を固定するためのフレーム61を有し、フレーム61の左右両側には側壁61a、61bが立設されている。側壁61a、61b間には、キャリッジ63を案内するためのガイドロッド64と、キャリッジ63を案内しかつキャリッジ63に搭載されたサーマルヘッド65を昇降させるためのカム体66を操作するためのヘッド位置切換ロッド67とが架設されている。カム体66はヘッド位置切換ロッド67に対して回動不能でありかつ軸方向に摺動可能に装着されている。ヘッド位置切換ロッド67は前記左右側壁61a、61bに設けた軸受け73に回転自在に軸支されている。
【0025】
前記多孔性シート1は、印面2を露出した状態で印版保持装置11に装着され、図1に示す印版挿入部104に挿入されて、図7および図8に仮想線にて示すように、キャリッジ63の通過位置上方に図示しない係止支持手段により固定される。キャリッジ63はガイドロッド64とヘッド位置切換ロッド67とにより左右移動自在に支持され、キャリッジ63の前端には左右に延びる所定長さのラック68が一体的に設けられている。フレーム61の前面壁61cに固定した正逆回転可能な駆動モータ69の軸に固定された駆動ピニオン70から前面壁61cの裏面に配置した減速ギア群71を介してピニオンギア72に動力を伝達し、このピニオンギア72をラック68に噛み合わせて、キャリッジ63を左右(図6および図7の矢印A方向と矢印B方向)に移動させることができるように構成されている。
【0026】
キャリッジ63には、カム当接板74とヘッド放熱板75とがヘッド位置切換ロッドと直交する方向の支軸76を介して上下回動可能に装着され、ヘッド放熱板75の上面上端側にサーマルヘッド65が固定されている。サーマルヘッド65は、周知のサーマルプリンタに用いられるサーマルヘッドと同様の構成であって、例えば、印面2と平行でキャリッジの進行方向と直交する方向に128個の点状発熱素子が1列に配置されたものである。なお、この点状発熱素子の列の長さは、印面2の横幅寸法(キャリッジ63の進行方向と直行する方向における長さ)より若干長くなるように設定されている。
【0027】
カム当接板74の上面とヘッド放熱板75の裏面との間に設けられた付勢バネ77によりヘッド放熱板75は常時付勢されている。カム当接板74の下面に当接するように楕円形状に形成されたカム体66は、ヘッド位置切換ロッド67を図6の矢印Cまたは矢印D方向に回動させることにより姿勢変更でき、カム体66を横長状に寝かせた姿勢では、サーマルヘッド65が固定された放熱板75は下方にリリースされ、カム体66を縦長状の起立した姿勢にすると、カム当接板74と付勢バネ7を介してヘッド放熱板75が上方向に回動し、サーマルヘッド65が位置固定されて装着された多孔性シート1の印面2に圧接するように構成されている。
【0028】
なお、ヘッド位置切換ロッド67の端部に取り付けられたギア78および右側壁61bに軸支されたギア79とこれを回動させるアーム80A、80B(図1参照)により、ヘッド位置切換ロッド67を矢印Cまたは矢印D方向に回動させて、カム体66の姿勢を変更させることができる。なお、アーム80A、80Bは図1に示すようにカバー103に固定されている。カバー103を閉じた状態では、ヘッド位置切換ロッド67は矢印D方向に回動され、図7に示すように、カム体66が縦長の姿勢となる。また、カバー103を開いた状態ではヘッド位置切換ロッド67は矢印C方向に回動され、図8に示すように、カム体66が横長の姿勢となる。すなわち、カバー103を閉じた状態ではサーマルヘッド65が印面2に圧接し(図7参照)、カバー103を開いた状態ではサーマルヘッド65は印面2からリリースした状態になる(図8参照)。
【0029】
本スタンプ製版装置100においては、キャリッジ63の初期位置を図6における右端の位置としている。そして、常にキャリッジ63を初期位置から図6における矢印Aの方向に移動させて製版を行う。製版を行った後は、印版保持装置11が印版挿入部104から抜き取られるまではキャリッジ63は移動せず、印版保持装置11が印版挿入部104から抜き取られた後、キャリッジ63を初期位置に戻すようになっている。
【0030】
製版後にキャリッジ63を初期位置に戻すための機構について、図9〜図11を参照して説明する。図9は、キャリッジ63の位置検出機構を説明するための図で、図6の上方から見た場合のキャリッジ63、マイクロスイッチ93および操作部材92の位置関係を示している。図9において、マイクロスイッチ93は、キャリッジ63が図6および図7において右側に移動して所定の原点位置に到達したことを検出するためのスイッチであり、操作部材92はキャリッジ63により操作されてマイクロスイッチ93をオン・オフするもので、いずれもフレーム61に設けられている。なお、後述するが、この位置検出機構は印版保持装置11がスタンプ製版装置100に装着されているか否かを検出する印版検出機構としても機能する。
【0031】
操作部材92は支軸92Xを中心として回動可能となっており、図9に示すように弾性を有しU字型に形成されてフレーム61に当接するU字部92aと、マイクロスイッチ93に当接する当接部92b、U字部のフレーム61に当接していない側に、印版保持装置11が挿入される側(図9においては上方)に突出して設けられた第1の操作部92cと、キャリッジ63の移動方向に沿って(図中左側に向かって)突出した第2の操作部92dとを備えている。
【0032】
図9は、製版が終わり、印版保持装置11が挿入部104から抜き取られた直後の状態を示している。この時にはU字部92aの弾性により操作部材92は図9に示す姿勢となる。すなわち当接部92bがマイクロスイッチ93から離れており、マイクロスイッチ93はオフ状態となっている。キャリッジ63が図9において右方向に移動して図10に示す状態となった場合について説明する。キャリッジ63には第1の操作部92cと当接する突起部63Pが形成されている(図6、図8参照)。キャリッジ63図は10に示す位置に到達すると、突起部63Pが第1の操作部92cの先端のテーパー部に当接し、U字部92aの弾性力に反して操作部材92を時計回りに回動させる。すると、当接部92bがマイクロスイッチ93をオンする。この、キャリッジ63の突起部63Pにより操作部材92が回動されて当接部92bがマイクロスイッチ93をオンする時のキャリッジ63の位置を原点位置とする。マイクロスイッチ93がオンすると、キャリッジ63を逆方向に所定量戻して停止させる。この時の停止位置がキャリッジ63の初期位置となる。キャリッジ63が初期位置にあるときには、マイクロスイッチ93はオフ状態となっている。従って、マイクロスイッチ93はキャリッジ63が原点位置にあるときにオンする。
【0033】
図11は、印版保持装置11を挿入部104に挿入した場合の操作部材92の位置を示す図である。キャリッジ63が上記の原点位置にある時以外は、操作部材92は図9に示されるような状態となっており、マイクロスイッチ93はオフとなっている。印版保持装置11を挿入部104に挿入すると、印版保持装置11の支持体12の側面が操作部材92の第2の操作部92dを押すことにより、図11に示すように操作部材92を図9に示す位置から時計回りに回転させる。操作部材92が時計回りに回動するため、キャリッジ63が原点位置に到達した場合と同様に、操作部材92の当接部92bがマイクロスイッチ93をオンする。従って、マイクロスイッチ93は、キャリッジ63が原点位置にあるとき、または印版保持装置11が挿入部104に挿入された場合に、オンとなる。即ち、マイクロスイッチ93により、キャリッジ63が原点位置に到達したことと、印版保持装置11が装着されたことの両方を検出することができる。
【0034】
図12は、スタンプ製版装置100の制御ユニット210を示す図である。図12に示すように、制御ユニット210には、キーボード60と、サーマルヘッド65と、キャリッジモータ69と、表示装置(液晶ディスプレイ)102と、マイクロスイッチ93が接続されている。
【0035】制御ユニット210は、CPU211と、ROM212と、RAM213と、製版用CG−ROM214と、表示装置102への表示の為の表示用CG−ROM215と、キーボード60及びマイクロスイッチ93に接続された入力インタフェース216と、出力インタフェース217とを有しており、これらはバス218により相互に接続されている。更に、制御ユニット210には、出力インタフェース217に夫々接続された、ヘッド駆動回路219、モータ駆動回路220と、表示装置駆動回路221とが設けられている。
【0036】
ROM212には、このスタンプ製版装置100の全体の作動を制御する制御プログラムが格納されている。
【0037】
RAM213には、入力データを記憶する入力バッファ224、製版用データを記憶する製版バッファ225、各種の処理の作業領域などとして用いられるシフトレジスタ226、その他種々のカウンタやレジスタが設けられている。
【0038】
製版用CG−ROM214には、製版対象となる多数の文字のドットパターンデータがコードデータと対応付けて記憶され、また、表示用CG−ROM215には、製版対象となる多数の文字の表示用ドットパターンデータがコードデータと対応付けて記憶されている。
【0039】
図13および図14は、スタンプ製版装置100の処理を表すフローチャートである。スタンプ製版装置100は、3種類の異なる長さの多孔性シート1を利用することができる。以下の記載においては、この3種類の多孔性シートを、最も長さが長いものから順にL印面、M印面、S印面と呼ぶ。
【0040】
図13のフローチャートはスタンプ製版装置100に電源を投入した時に開始される。図13の処理が開始されると、CPU211は、まずステップS101(以下の記載では、単にS101、S103のように省略して表記する)において、印版保持装置11がスタンプ製版装置100に装着されているか否かを判定する。本スタンプ製版装置100は、利用者が印字を開始すると、入力されたデータを用いて製版することのできる最適なサイズの多孔性シートを、上記のL印面、M印面、S印面の中から選び表示装置102に表示するようになっている。このため、電源投入時に既に印版保持装置11が装着されている場合には一旦取り外すようにメッセージを表示するようになっている。S101において、印版保持装置11が装着されていると判定された場合には(S101:YES)、CPU211は、表示装置102に「保持装置を取り外して下さい」というメッセージを表示する。
【0041】
印版保持装置11が電源投入時には装着されていない場合、もしくはS103にてメッセージが表示された後に利用者が印版保持装置11を取り外した場合には、CPU211はS101にてNOと判定し、S105において装置の初期設定を行う。初期設定ではキャリッジ63の初期位置への移動が行われる。前述のように、製版はキャリッジ63が初期位置から移動を開始して行われる。このため、S105において、キャリッジ63を図7の右方向へ移動させ、マイクロスイッチ93により原点に到達したことを検出した後、逆方向へ所定量移動させて初期位置に位置させる。なお、S105において初期設定を行っている間は、表示装置102に準備中である旨の表示が行われる。
【0042】
S105において初期設定が終了すると、CPU211は、キー操作に応じた処理をS107以降のステップで実行する。キー入力が無い場合には(S107:NO)、処理はS107を繰り返す待機状態となる。キー入力が行われると、CPU211は、入力キーに対応した処理をS109で実行する。ここで入力キーに対応した処理とは、たとえば、通常の文字入力、文字列の選択処理、選択された文字列のサイズ変更、文字の削除、カーソルの移動、入力文字種の変更等の処理である。なお、製版開始キーが操作された場合には、以下に説明するS113からの処理が実行され、S109では処理は行われない。
【0043】
S111では、製版開始キーが操作されたか否かが判定される。製版開始キーが操作されなかった場合には(S111:NO)、CPU211はS107からの処理に戻る。S111において、製版開始キーが操作され製版開始指令がCPU211に送られたと判定された場合には、S113において画像形成に用いられる印面がL印面、M印面、S印面の何れであるかを判定する。本実施の形態のスタンプ製版装置100においては、複数の文字種(数字、アルファベット、かな等)を扱うことができる。これらの文字は、製版用のビットマップおよび表示用のビットマップのデータとしてそれぞれ製版用CG−ROM214および表示用CG−ROM215に、文字種毎に複数のサイズのデータが格納されている。また、本実施の形態においては、文字サイズが同一であれば各文字種毎に文字幅は同一となっている。すなわち、文字種と文字サイズならびに文字数が決まれば、製版(画像形成)に必要なサイズを算出することができる。これら、文字サイズ、文字種毎の文字幅はROM212に格納されている。なお、本実施の形態では、同種の文字の幅が全て同じであるいわゆる等幅のフォントを用いているが、文字毎に幅の異なるいわゆるプロポーショナルフォントを用いた場合でも、各文字の文字幅をデータとして記憶していれば、各文字幅を加算することにより製版に必要なサイズを算出することができる。
【0044】
次に、CPU211は、サイズ計算の結果得られた製版に必要な長さに基づき、製版する文字列がS印面に入るか否かを判定する(S115)。CPU211が、S印面が用いられると判定した場合には(S115:YES)、S117で、後述するリターン動作のときに参照されるセット時間TとしてTsがセットされる。このセット時間は、製版のために移動したキャリッジ63を原点位置に戻すために必要な時間に対応しており、S印面が用いられた場合の時間Tsは、M印面が用いられた場合の時間Tmより短く、また、L印面が用いられた場合の時間Tlが最も長くなっている。
【0045】
次にCPU211は、S129において印版保持装置11が装着されたことを、マイクロスイッチ93がオンになっているかどうかにより確認する。もしも、印版保持装置11がスタンプ製版装置100に装着されていない場合には(S129:NO)、処理はS129で待機状態となる。印版保持装置11がスタンプ製版装置100に装着されていることが確認されると(S129:YES)、CPU211は、S131において、サーマルヘッド65およびキャリッジモータ69を駆動して、印版保持装置11に保持された多孔性シート11の表面をデータに基づいて選択的に溶融して製版を行う。製版を実行している間は製版実行中である旨のメッセージが表示装置102に表示される。
【0046】
製版が終了すると、処理はS133に進み、印版保持装置11がスタンプ製版装置100から取り外されるのをマイクロスイッチ93がオフかどうかにより判定する。S133においてマイクロスイッチ93がオフになり、印版保持装置11が取り出されたと判定されると、S135からのキャリッジ63のリターン動作に処理が進む。
【0047】
S115において、製版する文字列がS印面に入らないと判定された場合には、S119において文字列がM印面に入るか否かを判定する。M印面が用いられると判定した場合には(S119:YES)、S121で、セット時間TとしてTmがセットされる。次にCPU211はS129に処理を進める。
【0048】
S123において、製版する文字列がM印面に入らないと判定された場合には、S125において文字列がL印面に入るか否かを判定する。L印面が用いられると判定した場合には(S123:YES)、S125で、後述するリターン動作のときに参照されるセット時間TとしてTlがセットされる。その後、CPU211はS129に処理を進める。
【0049】
S123において、CPU211が、サイズ計算の結果得られた長さがL印面に入らないと判定すると、処理をS127に進めて、オーバーエラー表示を表示装置102に表示し、製版処理は実行しないで処理をS107に戻し、キー入力の待機状態とする。
【0050】
次に、S135以降のリターン処理について説明する。S135からの処理が実行される場合にはS133でマイクロスイッチ93がオフになっている。CPU211は、まず、S135において、モータ駆動回路220を制御してキャリッジモータ69を、キャリッジ63が原点位置に向かって戻るように駆動する。そしてS137でマイクロスイッチ93がオンかどうかを判定する。印版保持装置11はスタンプ製版装置100から取り外されているため、キャリッジ63が原点位置に到達するまでは、途中で印版保持装置11が装着されない限りマイクロスイッチ93はオフである。
【0051】
S137でマイクロスイッチ93がオフと判定されると(S137:NO)、S139において、キャリッジモータ69の駆動開始(S135)から前述のセット時間T(S117、S121、またはS125でセットされた時間間隔)が経過したかどうかを判定する。セット時間Tが経過していない場合には(S139:NO)、処理はS137に戻る。前述のように、セット時間Tは、各サイズの印面2に画像を形成した後キャリッジ63が原点位置に戻るまでに要する時間とほぼ一致している。すなわち、セット時間Tが経過する前はキャリッジ63は原点位置に向かって移動中であると考えられる。従って、セット時間Tが経過する前にキャリッジ63によってマイクロスイッチ93がオンになることはない。言い換えれば、セット時間Tが経過する前にマイクロスイッチ93がオンになった場合には、印版保持装置11が装着されたと判断することができる。従って、S137においてマイクロスイッチ93がオンと判定されると(S137:YES)、処理はS149へ進む。
【0052】
S149では、CPU211はキャリッジモータ69を直ちに停止してキャリッジ63のリターン動作を停止する。そして、表示装置102に「媒体を入れないで下さい」というメッセージを表示し(S151)、印版保持装置11が取り外されるのを待つ(すなわち、マイクロスイッチ93がオフ状態になるのを待つ)(S153)。印版保持装置11が取り外されるとマイクロスイッチ93はオフになるため(S153:YES)、S155においてCPU211はキャリッジモータ69の駆動を再開しキャリッジ63のリターン動作を再開する。
【0053】
S139においてセット時間Tが経過したと判断された後、あるいはS155においてリターン動作が再開された後、CPU211はS141の判定を繰り返し、マイクロスイッチ93がオンになるのを待つ。S141でマイクロスイッチ93がオンとなるのはキャリッジ63の突起部63Pにより操作部材92が回動されて当接部92bがマイクロスイッチ93をオンした場合と考えられる。すなわち、S141でマイクロスイッチ93がオンとなるのを検出することにより、キャリッジ63が原点位置に到達したと判定することができる。
【0054】
キャリッジ63が原点位置に到達すると(S141:YES)、前述のように、キャリッジ63を再び順方向(画像形成時に移動する方向)に所定量移動させる(S143)。S143でキャリッジ63を所定量移動させることにより、突起部63Pと操作部材92によりマイクロスイッチ93がオンになっている状態は解除され、マイクロスイッチ93はオフ状態となる。ただし、もしもこの時に印版保持装置11が挿入されていると、S143の処理にも関わらずマイクロスイッチ93はオフにならない。この場合には、CPU211は再びS151に処理を戻して、表示装置102に「媒体を入れないで下さい」というメッセージを表示し、以下、S153からの処理を繰り返す。
【0055】
S145でマイクロスイッチがオフになったと判定された場合には(S145:YES)、キャリッジ63は初期位置に位置した状態であり、CPU211はS147においてキャリッジモータ69を停止し、リターン動作を終了する。リターン動作終了後は、処理はS107へ戻り、次のキー入力の待機状態となる。
【0056】
以上説明したスタンプ製版装置100において、サーマルヘッド65が請求項1に記載の印字ヘッドに該当する。また、ヘッド移動手段はキャリッジモータ69およびキャリッジ63を有する。ヘッドの移動を制御する制御手段はCPU211およびモータ駆動回路220により構成される。キャリッジ63の原点位置および記録媒体の有無を検出するセンサはマイクロスイッチ93により構成される。
【0057】
【発明の効果】
請求項1に記載の画像形成装置によれば、センサは、印字ヘッドが原点位置に位置した場合と、記録媒体が所定位置に装着された場合との両方を検出しており、印字ヘッドの原点位置に向けての移動が開始されてから所定時間内にセンサがオンされた場合に、記録媒体が所定位置に装着されたとみなすので、単一のセンサにより、印字ヘッドの原点到達と記録媒体の装着とを確実に識別することができ、また、装置のコストを下げることができる。
【0058】
請求項2に記載の画像形成装置によれば、所定時間を、画像形成が完了した位置から原点位置まで印字ヘッドが移動するために要する時間よりも短い時間に設定しているので、所定時間が経過する前にセンサがオンした場合は、記録媒体が装着されたことによるものであると判断することができ、印字ヘッドの移動中に記録媒体が装着された場合には直ちに印字ヘッドの移動が停止されて互いに干渉し合うのを未然に防ぐことができる。
【0059】
請求項3に記載の画像形成装置によれば、印字ヘッドが画像形成を終了した位置から原点位置まで移動するために要する時間は、複数の異なるサイズの記録媒体毎に異なる時間に設定されているので、サイズの異なる複数の印面の何れを製版した場合でも、製版した印面サイズに対応した時間内にセンサがオンとなる否かを検出しているため、印面サイズにかかわらず、印字ヘッドの原点への移動と記録媒体の装着とを識別することができる。
【0060】
請求項4に記載の画像形成装置によれば、印字ヘッドが原点位置に到達する前に記録媒体が装着された場合には、その記録媒体が取り外された後に再度印字ヘッドの原点への移動を再開するため、確実に印字ヘッドを原点位置に到達させることができる。
【0061】
請求項5に記載の画像形成装置によれば、印字ヘッドの原点到達を確実に検出し、印字ヘッドを確実に原点から所定量離れた初期位置に位置させることができる。
【0062】
請求項6に記載の画像形成装置によれば、所定時間内にセンサがオンとなった場合には表示手段が所定のメッセージを表示するので、記録媒体の装着が印字ヘッドの初期位置への復帰の妨げとなる場合には、メッセージが表示されるため、利用者は装置の動作を把握することができ、妨げを解除するためにどのような操作をすればよいかを知ることができる。
【0063】
請求項7に記載の画像形成装置によれば、記録媒体はインクを含浸可能な多孔性シートからなり、印字ヘッドにより多孔性シートを画像情報に基づき加熱溶融することにより画像を多孔性シートの表面に形成するように構成されているので、インクを含浸可能な多孔性シートを製版してスタンプに印面を形成することができ、この場合においても、印字ヘッドが原点位置に到達する前に多孔性シートが装着された場合には、印字ヘッドの動作を停止させることで、印字ヘッドと多孔性シートとが干渉するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタンプ製版装置100の外観を示す図である。
【図2】図1に示すスタンプ製版装置100による製版の対象となる多孔性シート1の斜視図である。
【図3】図2に示す多孔性シート1に対し製版が行われて文字6の版が形成された様子を示す図である。
【図4】多孔性シート1を保持して製版装置100に装着するために用いられる印版保持装置11の構造を示す図である。
【図5】多孔性シート1が印版保持装置11に保持されている様子を示す図である。
【図6】スタンプ製版装置の製版ユニット600の斜視図である。
【図7】図6のVII-VII断面図である。
【図8】図6のVIII-VIII矢視図である。
【図9】図6の製版ユニット600を上方から見た場合のキャリッジ63、マイクロスイッチ93および操作部材92の位置関係を示す図である。
【図10】図9のキャリッジ63が右方向に移動して原点位置に到達した状態でのキャリッジ63、マイクロスイッチ93および操作部材92の位置関係を示す図である。
【図11】印版保持装置11を挿入部104に挿入した場合の操作部材92の位置を示す図である。
【図12】スタンプ製版装置100の制御ユニット210を示す図である。
【図13】図14と共にスタンプ製版装置100の処理を表すフローチャートである。
【図14】図13と共にスタンプ製版装置100の処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 多孔性シート
3 側面
4 縁部
5 側面
11 印版保持装置
12 支持体
14 取手部
60 キーボード
600 製版ユニット
61 フレーム
61a 側壁
61b 側壁
63 キャリッジ
64 ガイドロッド
65 サーマルヘッド
66 カム体
67 ヘッド位置切換ロッド
68 ラック
69 駆動モータ
70 駆動ピニオン
71 減速ギア群
72 噛み合いギア
74 カム当接板
75 ヘッド放熱板
76 支軸
77 付勢バネ
78 ギア
79 ギア
80A アーム
80B アーム
92 操作部材
92a U字部
92b 当接部
92c 第1の操作部
92d 第2の操作部
93 マイクロスイッチ
100 スタンプ製版装置
101 装置本体
102 表示装置
103 カバー
104 印版挿入部
118 バス
210 制御ユニット
211 CPU
212 ROM
213 RAM
214 製版用CG−ROM
215 表示用CG−ROM
216 入力インタフェース
217 出力インタフェース
219 ヘッド駆動回路
220 モータ駆動回路
221 表示装置駆動回路
224 入力バッファ
225 製版バッファ
226 シフトレジスタ
Claims (7)
- 所定位置に装着された記録媒体に印字ヘッドにより画像を形成する画像形成装置において、
前記印字ヘッドを前記記録媒体の画像形成面に沿って移動させるヘッド移動手段と、
前記印字ヘッド移動手段による前記印字ヘッドの移動を制御する制御手段と、
前記印字ヘッドが所定の原点位置に位置した場合および前記記録媒体が前記所定位置に装着された場合にオンとなる単一のセンサと、を有し、
前記制御手段は前記印字ヘッド移動手段を制御して、画像形成時には前記印字ヘッドが前記原点位置から離れる方向に移動させ、画像形成が終了すると、前記印字ヘッドの移動を停止させ、前記センサがオフになると前記印字ヘッドの前記原点位置に向けての移動を開始させ、前記印字ヘッドの前記原点位置に向けての移動が開始されてから所定時間内に前記センサがオンされた場合には、前記印字ヘッドの移動を停止させること、を特徴とする画像形成装置。 - 前記所定時間は、前記印字ヘッドが前記画像形成が完了した位置から前記原点位置に移動するために要する時間より短い時間であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は複数の異なるサイズの記録媒体に対して画像形成可能であり、前記印字ヘッドが画像形成を終了した位置から前記原点位置まで移動するために要する時間は、前記複数の異なるサイズの記録媒体毎に異なっており、前記所定時間は、前記複数の異なるサイズの記録媒体毎に異なる時間であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記所定時間内に前記センサがオンとなり前記印字ヘッドの移動が停止された後に前記センサがオフとなった場合には前記印字ヘッドの移動を再開することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記所定時間を過ぎて前記センサがオンされた場合には、前記印字ヘッドを前記原点位置から所定量離れるよう駆動することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は表示手段を有し、前記所定時間内に前記センサがオンとなった場合には、前記表示手段は所定のメッセージを表示することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体はインク含浸可能な多孔性シートからなり、前記印字ヘッドにより前記多孔性シートを画像情報に基づき加熱溶融することにより画像を前記多孔性シートの表面に形成することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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JP28925996A JP3900503B2 (ja) | 1996-10-12 | 1996-10-12 | 画像形成装置 |
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JP28925996A JP3900503B2 (ja) | 1996-10-12 | 1996-10-12 | 画像形成装置 |
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ID=17740847
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JP28925996A Expired - Lifetime JP3900503B2 (ja) | 1996-10-12 | 1996-10-12 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6593203B2 (ja) * | 2016-01-29 | 2019-10-23 | シヤチハタ株式会社 | 印面加工装置 |
-
1996
- 1996-10-12 JP JP28925996A patent/JP3900503B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH10114045A (ja) | 1998-05-06 |
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