JPH10113666A - 水処理装置 - Google Patents

水処理装置

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JPH10113666A
JPH10113666A JP30076496A JP30076496A JPH10113666A JP H10113666 A JPH10113666 A JP H10113666A JP 30076496 A JP30076496 A JP 30076496A JP 30076496 A JP30076496 A JP 30076496A JP H10113666 A JPH10113666 A JP H10113666A
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JP
Japan
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water
cartridge
magnet
treatment apparatus
water treatment
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JP30076496A
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English (en)
Inventor
Keiichi Sugiyama
敬一 杉山
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OOJITSUKU KK
Original Assignee
OOJITSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ内に設けた活水用磁石により、
カートリッジを流れる水に効果的に磁場を印加すること
のできる水処理装置を提供すること。又、活水用磁石を
所定の位置・状態に収納し得るケースを用い、該ケース
に活水用磁石を収納して後、該ケースをカートリッジ内
に設けることによりに製造及び組立が容易な水処理装置
を提供すること。 【解決手段】 カートリッジに水道水を通水し、該カー
トリッジ内部に設けた活水用磁石によって該水道水に磁
気活性化処理を施す水処理装置であって、その直立する
一の面と、該一の面と相対する他の面をそれぞれS極と
N極に磁化した磁気活水用磁石を少なくとも2個用い、
それぞれの磁石の磁化された面と面を向かい合わせたと
きに該面と面との間若しくは両面の近傍に発する平行な
複数の磁力線が、流れる水の方向と直交するように該磁
石を所定間隔離してカートリッジ内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水処理装置に関する
ものであり、詳しく言えば、カートリッジ内に活水用磁
石を設け、該活水用磁石によりカートリッジを通過する
水を磁気的に活性化させる磁気活水方式の水処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】カートリッジに活水用磁石を設け、水を
磁気的に活性化できるようにした、いあわゆる磁化水製
造器が知られている。例えば、カートリッジ内部に、カ
ートリッジ内を通過する水の流れと同一の方向に磁場が
印加されるように活水用磁石を設けた装置が市販されて
いる。しかし、かかる装置の場合、活水用磁石の発する
磁力線はほぼ水の流れと一致するので、カートリッジを
流れる水(正確には水の分子)は該磁力線を交差する割
合が小さいので、たとえ活水用磁石の磁界の強さを大き
くしたとしても、カートリッジを流れる水に対して磁場
が効率的に印加されないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
を解決するためになされたものであり、その第一の目的
は、カートリッジ内に設けた活水用磁石により、カート
リッジを流れる水に効果的に磁場を印加することのでき
る水処理装置を提供することにある。第二の目的は、活
水用磁石を所定の位置・状態に収納し得るケースを予め
用意し、該ケースを用いることによって、製造及び組立
が容易な水処理装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、請求項1で、カートリッジに水道水を
通水し、該カートリッジ内部に設けた活水用磁石によっ
て水道水に磁気活性化処理を施す水処理装置であって、
活水用磁石の磁化された面が水の流れの方向と平行にな
るように該活水用磁石をカートリッジ内に設けた水処理
装置を提供する。
【0005】請求項2では、カートリッジに水道水を通
水し、該カートリッジ内部に設けた活水用磁石によって
該水道水に磁気活性化処理を施す水処理装置であって、
その直立する一の面と、該一の面と相対する他の面をそ
れぞれS極とN極に磁化した磁気活水用磁石を少なくと
も2個用い、それぞれの磁石の磁化された面と面を向か
い合わせたときに該面と面との間若しくは両面の近傍に
発する平行な複数の磁力線が、流れる水の方向と直交す
るように、該磁石を所定間隔離してカートリッジ内に設
けた水処理装置を提供する。
【0006】請求項3では、請求項2の水処理装置にお
いて、前記磁化された面と面を互いに平行に設けた水処
理装置を提供する。
【0007】請求項4では、請求項2の水処理装置にお
いて、前記面と面が、異なる極を以て互いに対峙して設
けられている水処理装置を提供する。
【0008】請求項5では、請求項3の水処理装置にお
いて、前記面と面が、異なる極を以て互いに対峙して設
けられている水処理装置を提供する。
【0009】請求項6では、請求項1乃至5の水処理装
置において、活水用磁石を所定の位置・状態に固定化し
えるように構成したケースを用い、該ケース内に活水用
磁石を収納してカートリッジ内に設けるようにした水処
理装置を提供する。
【0010】請求項7では、請求項6の水処理装置にお
いて、寸法の異なる少なくとも2種以上の磁石を用い、
それらをケース内に同心多角形状に配置・収納してカー
トリッジ内に設けた水処理装置を提供する。
【0011】請求項8では、請求項6の水処理装置にお
いて、寸法の異なる少なくとも2種以上の円弧体の磁石
を用い、それらをケース内に同心円状に配置・収納して
カートリッジ内に設けた水処理装置を提供する。
【0012】請求項9では、請求項3若しくは請求項6
の水処理装置において、その内面と外面とがそれぞれ相
異なる極に磁化されおり、それぞれ曲率半径が異なる2
種以上の円筒形磁石をカートリッジ内に同心状に設けて
なる水処理装置を提供する。
【0013】請求項10では、請求項1乃至9いずれか
1項記載の水処理装置において、活水用磁石がフェライ
ト磁石からなる水処理装置を提供する。
【0014】
【作用】はじめに、本発明の水処理装置の原理である
「磁気活水方式」について説明するが、その前に水の構
造について簡単に説明する。
【0015】元来、水は水素原子2個と酸素原子1個か
らなる分子の集合体であると考えられてきた。しかし、
近年に至り、水の構造はかような簡単な構造物ではな
く、この水分子自体が所定周波数で微弱に振動しなが
ら、六角共鳴構造からなる一定の集団を構成しているこ
とが判明した。そしてこの集団の単位はクラスターと呼
ばれている。
【0016】次に水の磁性について説明する。水が誘電
体であることは、例えばプラスチックの定規などを摩擦
によって帯電させ、わずかに流した水道水に近づけると
水が反発して水の流れが斜めになる実験によっても簡単
に知ることができるが、水が磁性体であることが一般に
よく知られるようになったのは比較的最近のことであ
る。例えば、容器に溜めた水に強大な磁場をかけると、
水が裂けて二つに分かれる現象を見ることができる。こ
れは「モーセ効果」と呼ばれている。
【0017】ところで、高山の麓で発生する湧水は雨水
が何年もかけて地下の鉱脈をくぐり抜けて地表に出てく
るものである。この地下鉱脈は一定の磁気を帯びてお
り、かかる湧水は、かような自然石の磁場の影響を受
け、水分子を構成する原子やそれらをとりまく電子のス
ピンを安定にしている。
【0018】そして、一般に湧水がおいしく、水道水が
まずい理由は、湧水はかかる地下鉱石から溶け出すミネ
ラル分を多く含み、一方水道水はカルキなどの添加物を
多く含むことにあると考えられてきた。しかし、最近の
研究で、水道水がまずい理由は、下水処理した水は自然
界のよい磁場の影響をほとんど受けていないので、水分
子を構成する原子やその電子のスピンが不揃い即ち水分
子の共鳴が不活発であることもその大きな一因であるこ
とが分かってきた。
【0019】よって、水分子の不安定に振動している六
角共鳴構造に一定の強さの磁場を与えることにより、水
の分子を構成する原子やその電子のスピンに磁界を加え
(即ち磁化し)、ラーモア歳差運動のスピン周波数及び
スピン軸を一定にして、水分子の共鳴振動を活発化する
ことができる。このようにして磁気的に調整された水分
子はエネルギー準位が安定化するので、舌ざわりおよび
飲み心地のよいおいしい水となる。このように、水に対
して磁場即ち磁気エネルギーを印加して磁性体である水
を磁気的に活性化する方法を「磁気活水方式」という。
【0020】この方法は、一般に活性炭などにより塩素
などの添加物やその他トリハロメタンなどの有害物質を
除去する「浄水」、水をイオン化する「整水」の概念と
区別できる。活水と浄水を併せ持つ方法は、一般に「浄
活水」と呼ばれている。
【0021】本発明によれば、カートリッジ内に設けた
活水用磁石がカートリッジを通過する水道水の水の分子
に磁場を印加する。そして、水分子の不安定に振動して
いる六角共鳴構造に一定の強さの磁場振動を与えること
により、水の分子を構成する原子やその電子のスピンに
磁界を加え、即ち磁化し、ラーモア歳差運動のスピン周
波数及びスピン軸を一定にしようとする。そして水分子
のエネルギー準位を安定化させ、舌ざわりおよび飲み心
地のよい、即ちおいしい水へと変化させる。
【0022】請求項1の水処理装置、即ち、活水用磁石
の磁化された面が水の流れの方向と平行になるように該
活水用磁石をカートリッジ内に設けた水処理装置によれ
ば、カートリッジを通過する水が活水用磁石が配置され
た位置の近傍を通過する間、該水は、その流れにほぼ直
交する互いに平行な複数の磁力線と交差する。
【0023】請求項2の水処理装置、即ち、その直立す
る一の面と、該一の面と相対する他の面をそれぞれS極
とN極に磁化した磁気活水用磁石を少なくとも2個用
い、それぞれの磁石の磁化された面と面を向かい合わせ
たときに該面と面との間若しくは両面の近傍に発する平
行な複数の磁力線が、流れる水の方向と直交するよう
に、該磁石を所定間隔離してカートリッジ内に設けた水
処理装置によれば、カートリッジを通過する水が活水用
磁石の該磁化された面と面の間若しくは該面の近傍を通
過する間、該水は、その流れに対してほぼ直交する互い
に平行な複数の磁力線と交差する。
【0024】請求項3の水処理装置、即ち、請求項2の
水処理装置において、前記磁化された面と面を互いに平
行に設けた水処理装置によれば、該面と面の間で、水の
流れる方向に直角で、互いに平行でかつ磁界の強さが均
一な複数の磁界線が、面の近傍若しくは面と面の間に分
布し、該面の近傍若しくは面と面の間を水が通過する
間、該水は、その流れに対してほぼ直交する互いに平行
な複数の磁力線と交差する。
【0025】請求項4の水処理装置、即ち、請求項2の
水処理装置において、前記面と面が、異なる極を以て互
いに対峙して設けられている水処理装置によれば、一方
の面から他の一方の面に対して互いに平行な複数の磁力
線が分布し、水が該面と面の間を通過する間、該水は、
その流れとほぼ直交する互いに平行な複数の磁力線と交
差する。
【0026】請求項5の水処理装置、即ち、請求項3記
載の水処理装置において、前記面と面が異なる極を以て
互いに対峙して設けられている水処理装置によれば、一
方の面から他の一方の面に対して、互いに平行でかつ磁
界の強さが均一な複数の磁界線が生じ、水が該面と面の
間を通過する間、該水は、その流れとほぼ直交する互い
に平行でかつ磁界の強さが均一の複数の磁力線と交差す
る。
【0027】請求項6の水処理装置、即ち、請求項1乃
至5いずれか1項記載の水処理装置において、活水用磁
石を所定の位置・状態に固定化しえるケースを用い、該
ケース内に活水用磁石を収納してカートリッジ内に設け
た水処理装置によれば、活水用磁石をケースごと容易に
カートリッジ内に収納できる。
【0028】請求項7の水処理装置、即ち、請求項6の
水処理装置において、寸法の異なる少なくとも2種以上
の磁石を用い、それらをユニット内に同心多角形状に配
置・収納してカートリッジ内に設けてなる水処理装置に
よれば、該同心多角形を構成する活水用磁石の互いに向
かい合う磁化された面と面の間若しくは該面の近傍に、
水の流れに直交する、互いに平行な複数の磁力線が分布
する。そして、該磁化された面と面の間若しくは該面の
近傍を水が通過する間、該水は、その流れに対してほぼ
直交する互いに平行な複数の磁力線と交差する。
【0029】請求項8の水処理装置、即ち、請求項6の
水処理装置において、寸法の異なる少なくとも2種以上
の円弧体の磁石を用い、それらをユニット内に同心多角
形状に配置・収納してカートリッジ内に設けてなる水処
理装置によれば、該同心円を構成する活水用磁石の互い
に向かい合う磁化された面と面の間若しくは該面の近傍
に、水の流れに直交する、互いに平行な複数の磁力線が
分布する。そして、該磁化された面と面の間若しくは該
面の近傍を水が通過する間、該水は、その流れに対して
ほぼ直交する互いに平行な複数の磁力線と交差する。
【0030】請求項9の水処理装置、即ち、請求項3若
しくは請求項6の水処理装置において、その内面と外面
とがそれぞれ相異なる極に磁化されおり、それぞれ半径
が異なる2種以上の円筒形磁石をカートリッジ内に同心
状に設けてなる水処理装置によれば、隣合う磁石同士の
相向かい合う磁化された面と面の間に、水の流れと直交
する方向の磁場が生じ、そこを通過する水は、その流れ
とほぼ直交する互いに平行でかつ磁界の強さが均一の複
数の磁力線と交差する。
【0031】請求項10の水処理装置、即ち、請求項1
乃至9いずれか1項記載の水処理装置において、活水用
磁石がフェライト磁石からなる水処理装置によれば、処
理される水に害ある影響を与えることがない。
【0032】
【発明の第一の実施の形態】以下、本発明の第一の実施
形態について、図面にしたがって説明する。図1は、本
発明で使用する活水用磁石の一例を示す外観図である。
図に示すように、磁石の形状は直方体をしており、その
直立する一の面がS極に、該一の面と相対する面がN極
に磁化されている。該磁石の磁界の強さは、数千乃至千
数百ガウス程度である。ただし、図示される形状はその
一例であり、各辺の寸法(縦、横及び幅)は適宜の値に
定められうる。図2(A)は、本発明で使用する活水用
磁石の他の実施例の外観図である。図に示すように、磁
石の形状は、前記直方体の磁石が円弧状に湾曲したよう
な形(本明細書で「円弧体」という)をしており、その
直立する一の面がS極に、該一の面と相対する他の面が
N極に磁化されている。この円弧体磁石は、例えば、円
筒状磁石を曲率中心Oを中心に45゜の角度で8分割し
たものを使用することができる(同図(B)に示した平
面図参照)。この磁石の磁界の強さも、前記と同程度で
ある。上記活水用磁石としては、例えばフェライト磁石
(永久磁石)を使用することができる。
【0033】図3は、本発明の水処理装置の縦断面図で
ある。図において、2は後述するように、水道水を通水
し、該水道水を処理するためのカートリッジで、略円柱
形状をしている。カートリッジは本体20と上蓋21か
らなっている。この上蓋は、後述するように、カートリ
ッジ内部に水を処理するための部材を詰め込んで後、該
部材を密封するためのものである。上蓋の中央部分(図
のP点)には、通水用L字管22を介して水道蛇口より
水道水を導くホース(通水用ホース)3が取り付けられ
ており、水道の蛇口を開くことにより、水道水が通水用
L字管22、通水用ホース3を通って、カートリッジ内
部に通水されるようになっている。また、カートリッジ
底部の中央部分(図のQ点)には、排水用L字管23を
介して、該カートリッジ内部で処理された水を外部に取
り出すためのホース(排水用ホース)4が取り付けられ
ている。5は水処理装置本体のカバーケースであり、カ
ートリッジ全体が該カバーケースに覆われ保護されてい
る。カートリツジ内部には、水道水を処理するための必
要な部材(充填部材)が1種若しくは複数種充填されて
いる。ある場合には、充填部材として、活性炭のみが用
いられ、必要に応じ、活性炭の他、ミネラル分を溶解す
る自然石粒子群、また、これら自然石粒子群を粉砕して
焼結してなる多孔質セラミック粒子群などが、軸方向に
順に層状に充填される。活性炭粒子は天然石粒子に比べ
微細であるため、活性炭の天然石粒子への混合及び水へ
の混入を防止するため、活性炭の下には、厚さ数ミリ程
度の通水可能な繊維状仕切板24が設けられる。微細孔
仕切板は、例えば、活性炭を太さ数ミクロン程度の繊維
状にしたものを固定化して所定の厚さに切断されたもの
が用いられる。そして、天然石粒子群の層とセラミック
粒子群の層の間には、水が通過し得、それら充填部材の
混合を防ぐことのできるメッシュ状仕切板25が設けら
れる。最下部の充填材の下には、不織布26、メッシュ
状仕切板25、支え板27が順に設けられる。支え板2
7の天板も、通水用の孔がメッシュ状に設けられてい
る。6はカートリッジ及びカバーケース5を固定するた
めの台座である。
【0034】図4(A)は、本発明において、活水用磁
石によってカートリッジ内部を通過する水に磁場が印加
される様子を模式的に示したものである。図の四角形状
に示すものは、活水用磁石であり、図1の矢印方向から
見た様子を表している。矢印の付いた点線で表したもの
は活水用磁石から発する磁力線であり、白ぬきの大きな
矢印は、水の流れる方向を示したものである(以下に述
べる実施例において同じ)。図示するように、活水用磁
石の磁化された面を水の流れる方向と一致させた場合、
該面の近傍を通過する水に、該水の流れとほぼ直交する
方向の磁場が印加される。同図(B)は、活水用磁石2
個を用いた場合の、同図(C)は3個用い、磁化された
それぞれ極性の異なる面と面を向かい合わせてそれらを
近接させて互いに平行に配置した場合の、磁力線の分布
を示したものである。図示するように、磁石の磁化され
た面と面の間には互いに平行な複数の磁力線が分布し、
この磁力線が水の流れる方向と直交するように磁石を配
置した場合、水が該磁石と磁石の間を通過する間、該水
はその流れと直交する方向の複数の磁力線と交差する
(この場合の前記面と面の間における磁力線の発する磁
界の強さは、中心に近いほど減衰するが、該面と平行な
任意の面においてみる限り、全て均一となる)。このよ
うな構成をとることにより、前記面と面の間を流れる水
の分子(該分子の原子およびその電子を含む)は、そこ
に分布する磁力線の数だけ磁気的な振動にさらされるこ
ととなり、水分子の磁気的な活性化効率を著しく大きく
することができる。また、活水用の磁石と磁石は、必ず
しも磁化された面と面を平行に保つ必要はなく、同図
(D)に示すように、互いに不平行であっても、面と面
の間には、平行な複数の磁力線が分布し得る(この場合
の面と面の間に発する磁力線の強さは、その距離が長い
もの程、その中心部分で弱くなる)。このような磁力線
を用いて、流れる水を磁化するようにすることもでき
る。さらに、相向かい合う面と面は必ずしも、異なる極
同士でなくてもよい。同極同士(S極とS極、又はN極
とN極)の面を互いに向かい合わせた場合の磁力線は、
図5のように分布する。この場合、図から理解し得るよ
うに、面の近傍においてのみ、面に直交する磁力線が分
布する。このような面と面の間に水を流した場合も、該
面の近傍を流れる水は効率よく磁気的に活性化される。
又、図2(A)に示すような円弧体の磁石を用いる場合
は、図2(B)に示すような曲率半径の異なる複数の磁
石を互いに所定間隔離して使用すればよい。その場合、
図2(A)の矢印方向から見たものが、図4における四
角形状で表した活水用磁石となる。
【0035】
【第一実施例】図6は、実際に、カートリッジ内部に活
水用磁石が設けられる例を示したものであり、同図
(A)はカートリッジ上部から見た平面図、同図(B)
は同図(A)におけるA−A’断面図である。図示する
ように、その直立する一の面がS極、他の一の面がN極
に磁化されている薄い板状(直方体)の該磁化されてい
る面をカートリッジの軸方向(水が流れる方向)に沿っ
て、互いに平行に所定間隔離して設けられている。実施
例では、その向かい合う面同士が互いに異なる極に磁化
されている。カートリッジ上部から誘導された水は、図
の活水用磁石1の上部より、磁石と磁石の間を通り、下
方へ進む。このような構成にすることによって、磁力線
は流れる水の方向と直交し、又、磁石の磁界の強さが数
千乃至千数百ガウス程度の場合、面と面の中間の最も弱
い部分でも磁界の強さを数百ガウス程度に保持すること
ができるので、水の分子はこれら面の近傍若しくは面と
面と間を通過する間、この磁力線に90゜の角度で何回
も交差し、その磁気的振動により、水は効率よく活性化
される。これら活水用磁石は、カートリッジの軸方向に
沿って所定の位置に固定する。その場合、充填部材、例
えば活性炭の中に埋設して設けてもよい。
【0036】
【第二実施例】図7は、本発明の第2実施例で用いる活
水用磁石である。図の上部に示したものは該活水用磁石
の平面図、下方に示したものは正面図である。図から理
解し得るように、磁石は、所定の厚みを持った円筒形状
をしており、その内側がN(S)極に、外側がS(N)
極に磁化されている。ただし、厚みや、高さは模式的に
示したものであって、適宜の寸法を取り得る。図8は、
径の異なるこれら3種の円筒径磁石を用い、それらを同
心状にしてカートリッジ内部に設けたものである。同図
(A)はカートリッジ上面から見た平面図、同図(B)
は同図(A)におけるB−B’断面図である。図から理
解し得るように、円筒磁石の磁化された向かい合う面と
面の間に互いに平行な複数の磁力線が分布する。カート
リッジの上部より誘導された水は、第一実施例の場合と
同様に、活水用の磁石と磁石の間(隙間)を通り、活水
用磁石1の下方へと進む。活水用磁石の磁界の強さを前
記実施例と同様にすれば、前記実施例の場合と同様の作
用・効果を上げることができると同時に、特にカートリ
ッジ本体20の内壁近傍を通過する水もあまねく磁気的
に活性化される。
【0037】
【発明の第二の実施の形態】次に、本発明の第二の実施
形態について、図面を用いて説明する。図9は、大きさ
の異なる3種の直方体の活水用磁石を同心八角形状に固
定化しえるケース(本明細書において単に「ケース」と
いう)7に収納した様子を表している。同図(A)は平
面図(カートリッジ内に収納された状態における該カー
トリッジ上面から見た平面図)、同図(B)は、同図
(A)におけるC−C’断面図である。図から理解し得
るように、ケースはその直径がカートリッジ内径とほぼ
同じ大きさの円形状の底部70とその上に一体に設けら
れている磁石収用部(以下、「収用部」という)71か
らなる。図において、斜線で示した四角形状のものは、
ケースに収納された状態における活水用磁石1である。
ケースは、活水用磁石を収納した状態で、その底部70
がカートリッジの水平面(軸方向に直角な面)と一致す
るように、カートリッジ内の所定の位置、例えば活性炭
の中に埋設して設けられる。その場合、収用部と収用部
の隙間(磁力線が分布する部分)には、活性炭を充満さ
せることができる。その場合、水が該活性炭中で一時滞
留するので、磁場をより多く水に印加することができ
る。カートリッジの上部より誘導される水は、収用部7
1と収用部71の間を通過し、メッシュ状に構成された
底部70の孔を通り、カートリッジの下方向へ進む。活
水用磁石を収納したケースは、同図(B)の状態を上下
逆さまにした状態でカートリッジ内に収納してもよい。
また、前記ケースは、充填部材(例えば活性炭)と充填
部材(自然石粒子群)の境目の位置に設けてもよい。ま
た、活水用磁石を収納したケース1個を1ユニットとし
て、カートリッジの軸方向に沿って複数設けるようにし
てもよい。また、ケースは、円弧体磁石を収納し得るよ
うに構成することもできる。この場合さらに、図2
(B)に示したような曲率半径の異なる円弧体形状の活
水用磁石を2種以上用い、それらを同心円状に配置・収
納して用いてもよい。本実施形態の場合、所定の位置及
び状態に活水用磁石を収納したケースを一つのユニット
として予め用意しておくことができるので、装置の製造
及び組立を容易に行うことができる。又、活水用磁石を
複数用いる場合は、該磁石同士が、その磁力線によって
引き合ったり反発し合ったりしてカートリッジ内で動く
ようなことがなく、構造の安定した装置を提供すること
ができる。その他ケースは、本発明の目的の範囲内で、
種々の形状の活水用磁石を、所望の位置・状態に収納し
得るように構成することができる。
【0038】又、実施例において、活水用磁石の形状
は、直方体(薄板状を含む)、円弧体及び円筒形状のも
のについて述べたが、これらに限られないことは言うま
でもない。その他種々の設計変更は、本発明の趣旨を逸
脱しない限り、本発明の範囲内に含まれると解釈される
べきである。例えば、図3で、本発明の装置について、
いわゆる掘え置き型のものについて示したが、その他、
カートリッジを、水道管の中途に設けるいわゆるアンダ
ーシンク型として本発明の装置を構成することもでき
る。
【0039】
【発明の効果】以上より請求項1の水処理装置によれ
ば、カートリッジ内において、活水用磁石の磁化された
面の近傍を通過する水を、効率よく磁気的に活性化する
ことができる。
【0040】請求項2の水処理装置によれば、カートリ
ッジ内において、複数の活水用磁石の間若しくは磁化さ
れた面の近傍を通過する水を、効率よく磁気的に活性化
することができる。
【0041】請求項3の水処理装置によれば、カートリ
ッジ内において、平行に設けた活水用磁石の間を水が淀
みなく通過し得るとともに、該平行に設けた活水用磁石
の間若しくは磁化された面の近傍を通過する水を、効率
よく磁気的に活性化することができる。
【0042】請求項4の水処理装置によれば、カートリ
ッジ内において、磁化された面と面の間を通過する水
は、該面と面の間を通過する間、これら磁化された面と
面の間に生ずる互いに平行な複数の磁力線を受け、一層
効率よく磁気的に活性化される。
【0043】請求項5の水処理装置によれば、カートリ
ッジ内において、磁化された面と面の間を水が淀みなく
通過し得るとともに、水が該面と面の間を通過する間、
これら磁化された面と面の間に生ずる互いに平行な複数
の磁力線を受け、効率よく磁気的に活性化される。
【0044】請求項6の水処理装置によれば、所定に位
置及び状態に活水用磁石を収納したケースを一つのユニ
ットとして予め用意しておくことができるので、製造及
び組立を容易に行うことができる。又、活水用磁石を複
数用いる場合は、該磁石同士が、その磁力線によって引
き合ったり反発し合ったりしてカートリッジ内で動くよ
うなことがない。
【0045】請求項7の水処理装置によれば、請求項6
の効果の他、寸法の異なる磁石をそれぞれ複数枚用意す
るだけで活水用磁石1ユニットを構成できるので、活水
用磁石として例えば既存の直方体形の磁石を用いること
ができ、活水用磁石製造用の金型を新たに作る必要がな
い。
【0046】請求項8の水処理装置によれば、請求項6
の効果の他、寸法の異なる既存の円弧体磁石をそれぞれ
複数枚用意するだけで活水用磁石1ユニットを構成でき
るので、新たに活水用磁石製造用の金型を作る必要がな
く、従って、本発明の装置をコストを低減することがで
きる。
【0047】請求項9の水処理装置によれば、請求項3
又は請求項6の効果の他、特にカートリッジ内壁周辺を
通過する水も効率よく磁気的に活性化することができ
る。
【0048】請求項10の水処理装置によれば、活水用
磁石の製造(焼結、磁化処理)が容易で、かつ活水用磁
石を人体に無害な成分で構成できるので、該活水用磁石
の表面に特別な被膜処理を施す必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で使用する活水用磁石(直方体)の外
観図
【図2】 本発明で使用する活水用磁石(円弧体)の外
観図
【図3】 本発明の水処理装置を据え置き型に構成した
場合の断面図
【図4】 水の流れる方向と活水用磁石の磁力線の分布
との関係を表す図
【図5】 同極の面同士を互いに近づけた場合に生じる
磁力線の分布図
【図6】 本発明の第一の実施形態における第一実施例
を表す図
【図7】 本発明の第一の実施形態における第二実施例
で使用する円筒形活水用磁石の平面図及び正面図
【図8】 本発明の第一の実施形態における第二実施例
を表す図
【図9】 本発明の第二の実施形態を表す図
【符号の説明】
1 活水用磁石 2 カートリッジ 3 通水用ホ
ース 4 排水用ホース 5 カバーケース 6 台座 7 活水用磁石収納用ケース

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジに水道水を通水し、該カー
    トリッジ内部に設けた活水用磁石によって該水道水に磁
    気活性化処理を施す水処理装置であって、活水用磁石の
    磁化された面が水の流れの方向と平行になるように、該
    活水用磁石をカートリッジ内に設けたことを特徴とする
    水処理装置。
  2. 【請求項2】 カートリッジに水道水を通水し、該カー
    トリッジ内部に設けた活水用磁石によって該水道水に磁
    気活性化処理を施す水処理装置であって、その直立する
    一の面と、該一の面と相対する他の面をそれぞれS極と
    N極に磁化した磁気活水用磁石を少なくとも2個用い、
    それぞれの磁石の磁化された面と面を向かい合わせたと
    きに該面と面との間若しくは両面の近傍に発する平行な
    複数の磁力線が、流れる水の方向と直交するように、該
    磁石を所定間隔離してカートリッジ内に設けたことを特
    徴とする水処理装置。
  3. 【請求項3】 前記面と面を互いに平行に設けたことを
    特徴とする請求項2記載の水処理装置。
  4. 【請求項4】 前記面と面が、異なる極を以て互いに対
    峙して設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    水処理装置。
  5. 【請求項5】 前記面と面が、異なる極を以て互いに対
    峙して設けられていることを特徴とする請求項3記載の
    水処理装置。
  6. 【請求項6】 活水用磁石を所定の位置・状態に固定化
    しえるように構成したケースを用い、該ケース内に活水
    用磁石を収納してカートリッジ内に設けるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の水処
    理装置。
  7. 【請求項7】 寸法の異なる少なくとも2種以上の磁石
    を用い、それらをケース内に同心多角形状に配置・収納
    してカートリッジ内に設けてなることを特徴とする請求
    項6記載の水処理装置。
  8. 【請求項8】 寸法の異なる少なくとも2種以上の円弧
    体の磁石を用い、それらをケース内に同心円状に配置・
    収納してカートリッジ内に設けてなることを特徴とする
    請求項6記載の水処理装置。
  9. 【請求項9】 その内面と外面とがそれぞれ相異なる極
    に磁化されおり、それぞれ曲率半径が異なる2種以上の
    円筒形磁石をカートリッジ内に同心状に設けてなること
    を特徴とする請求項3若しくは請求項6いずれか1項記
    載の水処理装置。
  10. 【請求項10】 活水用磁石がフェライト磁石からなる
    ことを特徴とする請求項1乃至9いずれか1項記載の水
    処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106904682A (zh) * 2017-04-10 2017-06-30 中科圣泉(深圳)生物有限公司 一种非接触式分子低频共振活化水装置
CN107089711A (zh) * 2017-06-28 2017-08-25 北京水木华威磁化科技有限公司 流体磁化方法及装置

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