JPH10113185A - プロスタグランジンe2 受容体、その製造方法、その受容体をコードするdna、そのdnaからなるベクターおよびそのベクターで形質転換された宿主細胞 - Google Patents

プロスタグランジンe2 受容体、その製造方法、その受容体をコードするdna、そのdnaからなるベクターおよびそのベクターで形質転換された宿主細胞

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JPH10113185A JP8291150A JP29115096A JPH10113185A JP H10113185 A JPH10113185 A JP H10113185A JP 8291150 A JP8291150 A JP 8291150A JP 29115096 A JP29115096 A JP 29115096A JP H10113185 A JPH10113185 A JP H10113185A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヒトのEP3-V およびEP3-VI受容体、それ
らの製造方法、その受容体をコードするDNA、そのD
NA配列に選択的にハイブリダイズするフラグメント、
そのDNAからなる複製または発現ベクターおよびその
ベクターで形質転換された宿主細胞。 【効果】本発明のポリペプチドは、それ自体、PGE2
と特異的に結合するので、PGE2 の過剰産生によって
生ずる疾患、例えば、炎症等の疾患等の予防あるいは治
療剤として用いることができる。また、PGE2 のアゴ
ニストまたはアンタゴニスト活性を有する物質のスクリ
ーニングに用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトのプロスタグ
ランジンE2 受容体、その製造方法、その受容体をコー
ドするDNA、そのDNAからなる複製または発現ベク
ターおよびそのベクターで形質転換された宿主細胞に関
する。
【0002】
【従来の技術】プロスタグランジン(PGs)、トロン
ボキサン(TX)およびロイコトリエン(LTs)のよ
うなプロスタノイドは、アラキドン酸の酸化代謝物のひ
とつのファミリーであり、生体内で局所ホメオスタシス
を維持するために種々の生理作用を発揮している(The
Pharmacological Basis of Therapeutics (Gilman, A.
G., Goodman, L. S., Rall, T. W., and Murad, F.,ed
s) 7th Ed., pp 660, Macmillan Publishing Co., New
York (1985) 参照のこと)。それらの生理作用はそれ
ぞれのプロスタノイドに特有の細胞膜受容体およびGT
P結合蛋白(G蛋白)の活性化によって誘発される細胞
内応答により発現されていると考えられている。現在ま
でに、TXA2 、PGE2 、PGI2 、PGF、P
GD2 に対する受容体の存在が確認されており、それぞ
れTP、EP、IP、FPおよびDP受容体と呼ばれて
いる(Comprehensive Medical Chemistry, 3, 643-714
(1990)参照のこと)。
【0003】プロスタノイドの一員であるプロスタグラ
ンジンE2 (PGE2 )は、消化管の収縮および弛緩、
胃酸の分泌、平滑筋の弛緩、神経伝達物質の遊離等の生
理作用の発現に広く関与している。PGE2 の生理作用
と薬理作用、およびその作用部位を解析した結果からP
GE2 の受容体であるEP受容体には、EP1 、EP2
EP3 およびEP4 の少なくとも4つの受容体サブタイ
プが存在していて、それぞれ異なった情報伝達に関与し
ていると考えられている。cDNAクローニングの結果
から、これらの受容体は、7ヶ所の細胞膜貫通領域を有
していることが判明している(Pharmacol. Rev., 46, 2
05-229 (1994) 参照のこと)。
【0004】さらに、ヒトEP3 受容体は、選択的なm
RNAスプライシング機構によって、C末端側に異なっ
た種々のアミノ酸が配列されるため多数の異性体からな
りたっていることが最近判明した(Nature, 365, 166-1
70 (1993) およびJ. Biol. Chem., 269, 6163-6169 (19
94) 参照のこと)。それぞれのC末端側のアミノ酸配列
の違いにより、結合するG蛋白への特異性や、シグナリ
ング経路が決定されている(Nature,365,166-170 (199
3) 参照のこと)。今までのところ、ヒトEP3受容体の
異性体として、7種類発見されている(FEBS Lett., 33
8, 170-174 (1994), Br. J. Pharmacol., 112, 377-385
(1994), Eur. J. Biochem., 228, 23-30 (1995)および
Mol. Pharmacol., 48, 869-879 (1995) 参照のこと)。
これらEP3 受容体の異性体は、G蛋白に結合してアデ
ニレートシクラーゼの刺激または抑制および/またはホ
スホイノシチド交換の刺激作用を有している。ヒトEP
3受容体の遺伝子は1種類であるが、ヒトEP3 受容体
異性体のmRNAは、個々の生体組織内で各組織に特異
的な形態で発現されている( Mol. Pharmacol., 48, 86
9-879 (1995) 参照のこと)。これらの事実は、PGE
2 の多様な活性は、EP3 受容体の各異性体によって発
揮されていることを示唆している。
【0005】
【発明の目的】PGE2 の多様な活性を研究するために
は、EP3 受容体異性体の構造、シグナリングおよび生
体内での分布を解析することが必須であると考えられ
る。本発明者は、ヒトEP3 受容体のmRNAスプライ
シング機構の研究において、従来から知られていた7種
類のEP3 受容体異性体とは、全く異なったアミノ酸配
列をコードするcDNAのクローニングに成功し本発明
を完成した。スイスプロット(Swiss Prot Release 20
)に登録されている既知のポリペプチドのアミノ酸配
列を調査したが、本発明のポリペプチドと同一の配列を
有しているものは全く無かった。さらに、ジーンバンク
(GenBank Release 70.0)に登録されているヌクレオチ
ド配列も調査したが、本発明のポリペプチドをコードす
るcDNAと同一の配列は見つからなかった。従って、
本発明のポリペプチドは新規なものであることが確認さ
れた。
【0006】
【発明の構成】本発明は、実質的に純粋な形であるヒト
EP3-V およびEP3-VI受容体に関する。具体的には、
ヒトのEP3-V 受容体としては、配列番号1で示される
アミノ酸配列を含むポリペプチド、そのホモローグ、そ
の配列のフラグメント、およびそのホモローグに関す
る。本発明はさらにそれらのポリペプチドをコードする
DNAに関する。より具体的には、配列番号2または3
で示される塩基配列を有するDNA、および配列番号2
または3で示される塩基配列に選択的にハイブリダイズ
するフラグメントを有するDNAに関する。また、ヒト
のEP3-VI受容体としては、配列番号5で示されるアミ
ノ酸配列を含むポリペプチド、そのホモローグ、その配
列のフラグメント、およびそのホモローグ、およびそれ
らのポリペプチドをコードするDNA、より具体的に
は、配列番号6または7で示される塩基配列を有するD
NA、および配列番号6または7で示される塩基配列に
選択的にハイブリダイズするフラグメントを有するDN
Aに関する。
【0007】特に、本発明は、(1)配列番号1または
5で示されるアミノ酸配列を含むポリペプチド、(2)
前記(1)に記載したポリペプチドをコードするDN
A、(3)配列番号2または3で示される塩基配列を有
するDNA、および(4)配列番号6または7で示され
る塩基配列を有するDNAに関する。
【0008】先述した7種類の公知のEP3 受容体異性
体のcDNAおよびそれらをコードしているゲノムDN
Aの塩基配列から、ヒトEP3 受容体の遺伝子配列上に
は、少なくとも、9個のエクソンと8個のイントロンが
あることが示唆されていた。本発明の配列番号1または
5で示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドおよびそ
のポリペプチドをコードするDNAについて、ヒトEP
3 受容体の遺伝子で従来イントロンとみなされた領域中
に、新たにエクソン領域(ヒトEP3 受容体の遺伝子の
5’−末端から数えて7番目のエクソンにあたる領域で
以後エクソン7と呼ぶ。)を見い出したものであり、全
く新規なペプチドおよびそのcDNAである。以後、ヒ
トEP3 受容体の遺伝子において、5’−末端からのエ
クソンの順番に従ってエクソン1からエクソン10と呼
ぶ(図1、図2、図3および表1参照。表1はヒトEP
3 受容体遺伝子の塩基配列および推定アミノ酸配列を示
す。表1中、エクソン配列は、大文字で表記し、イント
ロン配列は、小文字で表記した。エクソンおよびイント
ロンの開始部位の塩基のすぐ上に、それぞれExon、
Intronと表記した。エクソン配列中の塩基の数を
右端に表示した。)。
【0009】本発明のヒトEP3-V 受容体のcDNA
は、エクソン1、エクソン2a(エクソン2は内部にス
プライスドナー部位があり、エクソン2aとエクソン2
bに分かれる。)、エクソン5、エクソン7、エクソン
9およびエクソン10からなる(図4)。本発明のヒト
EP3-VI受容体のcDNAは、エクソン1、エクソン2
a、エクソン7、エクソン9およびエクソン10からな
る(図3)。エクソン1およびエクソン2aは、先述し
た7種類の公知のEP3 受容体異性体および本発明のE
3-V およびEP3-VI受容体の各cDNAに共通して含
まれる。
【0010】配列番号1または5で示されるアミノ酸配
列を含むポリペプチドとは、配列番号1または5で示さ
れるアミノ酸配列からなるポリペプチドだけでなく、そ
のポリペプチドのN末端および/またはC末端に、配列
番号1または5で示されるアミノ酸数の20%、より好
ましくは5%以内の別個のポリペプチドを付加したポリ
ペプチドを意味する。実質的に純粋な形である配列番号
1または5で示されるアミノ酸配列を含むポリペプチド
とは、一般に、生産時のポリペプチドの90%以上、例
えば95、98または99%が配列番号1または5で示
されるアミノ酸配列を含むポリペプチドであることを意
味する。配列番号1または5で示されるアミノ酸配列を
含むポリペプチドのホモローグ、またはその配列のフラ
グメントのホモログとは、一般に少なくとも100個、
好ましくは少なくとも150個、例えば200、250
または300個の連続したアミノ酸領域で、少なくとも
70%、好ましくは少なくとも80または90%、より
好ましくは95%以上相同性のあるものであり、そのよ
うなホモローグは、以後本発明のポリペプチドとして記
載される。
【0011】さらに、配列番号1または5で示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドのフラグメントとは、少
なくとも10アミノ酸、好ましくは少なくとも15アミ
ノ酸、例えば20、25、30、40、50または60
アミノ酸部分を意味する。配列番号2、3、6または7
で示される塩基配列を有するDNAに選択的にハイブリ
ダイズするDNAとは、一般に、少なくとも100個、
好ましくは、少なくとも150個、例えば200、25
0または300個の連続した塩基配列領域で、少なくと
も70%、好ましくは少なくとも80または90%、よ
り好ましくは95%以上の相同性のあるものであり、そ
のようなDNAは、以後本発明のDNAとして記載され
る。配列番号2、3、6または7で示される塩基配列を
有するDNAのフラグメントとは、少なくとも10塩
基、好ましくは少なくとも15塩基、例えば20、2
5、30または40塩基部分を意味し、そのようなフラ
グメントも本発明のDNAに含まれる。
【0012】本発明のDNAは、遺伝子組み換え法、合
成法あるいは当業者に公知の方法によって取得すること
ができる。さらに、本発明には、本発明のDNAからな
る複製または発現ベクターが含まれる。ベクターとして
は、例えば、ori領域と、必要により上記DNAの発
現のためのプロモーター、プロモーターの制御因子など
からなるプラスミド、ウィルスまたはファージベクター
が挙げられる。ベクターはひとつまたはそれ以上の選択
的マーカー遺伝子、例えばアンピシリン耐性遺伝子を含
んでいてもよい。さらに、本発明には、配列番号2、
3、6または7で示される塩基配列、またはそれらのオ
ープンリーディングフレームを有するDNAを含む本発
明のDNAを複製または発現させるためのベクターで形
質転換された宿主細胞も含まれる。細胞としては、例え
ば細菌、酵母、昆虫細胞または哺乳動物細胞が挙げられ
る。さらに、本発明には、本発明のポリペプチドを発現
させるための条件下で、本発明の宿主細胞を培養するこ
とからなる本発明のポリペプチドの製造方法も含まれ
る。
【0013】本発明のポリペプチドとしては、配列番号
1または5で示されたアミノ酸配列を有するもの以外
に、その一部が欠損したもの(例えば、成熟蛋白中、生
物活性の発現に必須な部分だけからなるポリペプチ
ド)、その一部が他のアミノ酸と置換したもの(例え
ば、物性の類似したアミノ酸に置換したもの)、および
その一部に他のアミノ酸が付加または挿入されたものも
含まれる。よく知られているように、ひとつのアミノ酸
をコードするコドンは1〜6種類(例えば、メチオニン
(Met)は1種類、ロイシン(Leu)は6種類)知
られている。従って、ポリペプチドのアミノ酸配列を変
えることなくDNAの塩基配列を変えることができる。
(2)で特定される本発明のDNAには、それぞれ配列
番号1または5で示されるポリペプチドをコードするす
べての塩基配列群が含まれる。塩基配列を変えることに
よって、ポリペプチドの生産性が向上することがある。
(3)で特定されるDNAは、(2)で示されるDNA
の一態様であり、天然型配列を表わす。(4)に示され
るDNAは、(3)で特定されるDNAに天然の非翻訳
部分を加えた配列を示す。
【0014】配列番号3または7で示される塩基配列を
有するDNAの作製は、後述する実施例の方法または、
以下の方法に従って行なわれる。すなわち、(i)本発明
のポリペプチドが産生される細胞からmRNAを分離
し、(ii) 該mRNAからファーストストランド(1本
鎖DNA)、次いでセカンドストランド(2本鎖DN
A)を合成し(cDNAの作製)、(iii) 該cDNAを
適当なプラスミドベクターに組み込み、(iv) 得られた
組み換えベクターで宿主細胞を形質転換し(cDNAラ
イブラリーの作製)、(v)得られたcDNAライブラリ
ーより、ハイブリダイゼーション法により目的とするD
NA含有プラスミドを単離し、(vi)目的とするDNAの
塩基配列を決定することによって作製することができ
る。
【0015】より詳細に説明すると、工程 (i)は、ヒト
の組織中、EP3 受容体を発現していると考えられる組
織、好ましくは、腎臓、子宮等の組織細胞または細胞株
より、オカヤマ(Okayama, H.) 等の方法[Method in En
zymology, 154, 3(1987)に記載]、Chirgwin, J. M. 等
の方法[Biochem., 18, 5294 (1979) に記載]等の方法
に従って行なわれる。(ii)、(iii) および(iv)の工程は
cDNAライブラリー作製の工程であり、改変したGubl
er&Hoffman 法[Gene, 25, 263(1983) に記載]に準じ
て行なわれる。(iii) の工程で用いられるプラスミドベ
クターとしては大腸菌内で機能するもの(例えば、pB
R322)や枯草菌内で機能するもの(例えば、pUB
110)が多数知られているが、好適には、大腸菌内で
機能するl-ZAPII が用いられる。(iv)の工程で用いられ
る宿主細胞は既に多くのものが知られており、いずれを
用いてもよいが、好ましくはDH5のコンピテントセル
[Gene, 96, 23(1990)記載の方法により調整される。]
である。工程 (v)は、それ自体公知であり、例えば、プ
ラークハイブリダイゼーション法、コロニーハイブリダ
イゼーション法[Gene, 10, 63 (1980) に記載]等によ
って行なわれる。また、適当なプローブとしては、ヒト
EP3 受容体異性体、例えば、ヒトEP3 受容体のDN
Aまたはそのフラグメントまたは該DNAとホモロジー
を有するDNAが用いられる。工程(vi)はそれ自体公知
であり、例えばジデオキシターミネーター(dideoxy ter
minator)法やマキサム・ギルバート(Maxam-Gilbert )
法により行なわれる。配列番号2、3、6または7で示
される塩基配列が、一旦確定されると、その後は、化学
合成によって、またはPCR法によって、あるいは該塩
基配列の断片をプローブとしたハイブリダイズ法によっ
て、本発明のDNAを得ることができる。さらに、本D
NAを含有するベクターDNAを適当な宿主に導入し、
これを増殖させることによって、目的とする本発明DN
Aを必要量得ることができる。
【0016】本発明のポリペプチド(配列番号1または
5)を取得する方法としては、(1)生体または培養細
胞から精製単離する方法、(2)ペプチド合成する方
法、または(3)遺伝子組み換え技術を用いて生産する
方法、などが挙げられるが、工業的には(3)に記載し
た遺伝子組み換え技術による方法が好ましい。
【0017】遺伝子組み換え技術を用いてポリペプチド
を生産するための発現系(宿主−ベクター系)として
は、例えば、細菌、酵母、昆虫細胞および哺乳動物細胞
の発現系が挙げられる。例えば、大腸菌で発現させる場
合には、蛋白部分をコードするDNA(例えば、配列番
号2または6で示される塩基配列をコードするDNA)
を、適当なプロモーター(例えば、trpプロモータ
ー、lacプロモーター、λPLプロモーター、T7プ
ロモーター等)の下流に接続し、大腸菌内で機能するベ
クター(例えば、pBR322、pUC18、pUC1
9等)に挿入して発現ベクターを作製する。次に、この
発現ベクターで形質転換した大腸菌(例えば、 E.coli
DH1、 E.coli JM109、 E.coli HB101株
等)を適当な培地で培養して、その菌体より目的とする
ポリペプチドを得ることができる。また、バクテリアの
シグナルペプチド(例えば、pelBのシグナルペプチ
ド)を利用すれば、ペリプラズム中に目的とするポリペ
プチドを分泌することもできる。さらに、他のポリペプ
チドとのヒュージョンプロテイン (fusion protein) を
生産することもできる。
【0018】また、哺乳動物細胞で発現させる場合に
は、例えば、配列番号3または7で示される塩基配列を
コードするDNAを適当なベクター(例えば、レトロウ
イルスベクター、パピローマウイルスベクター、ワクシ
ニアウイルスベクター、SV40系ベクター等)中の適
当なプロモーター(例えば、SV40プロモーター、L
TRプロモーター、メタロチオネインプロモーター等)
の下流に挿入して発現ベクターを作製する。次に、得ら
れた発現ベクターで適当な哺乳動物細胞(例えば、サル
COS−7細胞、チャイニーズハムスターCHO細胞、
マウスL細胞等)を形質転換し、形質転換体を適当な培
地で培養することによって、その培養液中に目的とする
ポリペプチドが分泌される。以上のようにして得られた
ポリペプチドは、一般的な生化学的方法によって単離精
製することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明のポリペプチドは、それ自体PG
2 と特異的に結合するのでPGE2過剰産生によって
生ずる疾患、例えば、炎症等の疾患の予防および/また
は治療剤として用いることができる。また、PGE2
アゴニストまたはアンタゴニスト活性を有する物質のス
クリーニングに用いられる。さらに、該ポリペプチドの
ポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体を用い
て、生体における該ポリペプチドの定量が行なえ、これ
によって該ポリペプチドと疾患との関係の研究あるいは
疾患の診断等に利用することができる。ポリクローナル
抗体およびモノクローナル抗体は該ポリペプチドあるい
はその断片を抗原として用いて常法により作製すること
ができる。本発明のDNAは、多大な有用性が期待され
る本発明のポリペプチドを生産する際の重要かつ必須の
鋳型となるだけでなく、遺伝病の診断や治療に利用でき
る。また、本発明のDNAをプローブとしてジェノミッ
ク(genomic) DNAを分離できる。同様にして、本発明
DNAと相同性の高いヒトの関連ポリペプチドの遺伝
子、またヒト以外の生物における本発明ポリペプチドと
相同性の高いポリペプチドの遺伝子を分離することも可
能である。
【0020】本発明のポリペプチドを炎症等の疾患の予
防および/または治療のために用いるには、通常、全身
的または局所的に、経口または非経口の形で投与され
る。投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方
法、処理時間等により異なるが、通常、成人一人当た
り、一回につき、1μgから100mgの範囲で一日一
回から数回、経口投与されるか、または成人一人当た
り、一回につき、 0.1μgから10mgの範囲で一日一
回から数回非経口投与(好ましくは、静脈内投与)され
るか、または一日1時間から24時間の範囲で静脈内に
持続投与される。もちろん前記したように、投与量は種
々の条件により変動するので、上記投与量より少ない量
で十分な場合もあるし、また範囲を越えて投与の必要な
場合もある。
【0021】本発明のポリペプチドを投与する際には、
経口投与のための固体組成物、液体組成物およびその他
の組成物、非経口投与のための注射剤、外用剤、坐剤等
として用いられる。経口投与のための固体組成物には、
錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。
カプセル剤には、ハードカプセルおよびソフトカプセル
が含まれる。
【0022】このような固体組成物においては、ひとつ
またはそれ以上の活性物質が、少なくともひとつの不活
性な希釈剤、例えばラクトース、マンニトール、マンニ
ット、グルコース、ヒドロキシプロピルセルロース、微
結晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロリドン、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウムと混和される。組成物
は、常法に従って、不活性な希釈剤以外の添加物、例え
ばステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、繊維素グ
リコール酸カルシウムのような崩壊剤、グルタミン酸ま
たはアスパラギン酸のような溶解補助剤を含有してもよ
い。錠剤または丸剤は必要により白糖、ゼラチン、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ースフタレートなどの胃溶性あるいは腸溶性物質のフィ
ルムで被膜していてもよいし、また2以上の層で被膜し
ていてもよい。さらにゼラチンのような吸収されうる物
質のカプセルも包含される。
【0023】経口投与のための液体組成物は、薬剤的に
許容される乳濁剤、溶液剤、シロップ剤、エリキシル剤
等を含む。このような液体組成物においては、ひとつま
たはそれ以上の活性物質が、一般的に用いられる不活性
な希釈剤(例えば精製水、エタノール)に含有される。
この組成物は、不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤の
ような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有
してもよい。経口投与のためのその他の組成物として
は、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自体
公知の方法により処方されるスプレー剤が含まれる。こ
の組成物は不活性な希釈剤以外に亜硫酸水素ナトリウム
のような安定剤と等張性を与えるような安定化剤、塩化
ナトリウム、クエン酸ナトリウムあるいはクエン酸のよ
うな等張剤を含有していてもよい。スプレー剤の製造方
法は、例えば米国特許第2,868,691 号および同第3,095,
355 号明細書に詳しく記載されている。
【0024】本発明のポリペプチドの非経口投与のため
の注射剤としては、無菌の水性または非水性の溶液剤、
懸濁剤、乳濁剤を包含する。水性の溶液剤、懸濁剤とし
ては、例えば注射用蒸留水および生理食塩水が含まれ
る。非水性の溶液剤、懸濁剤としては、例えばプロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油の
ような植物油、エタノールのようなアルコール類、ポリ
ソルベート80(登録商標)等がある。このような組成
物は、さらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化
剤、溶解補助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギン
酸)のような補助剤を含んでいてもよい。これらはバク
テリア保留フィルターを通すろ過、殺菌剤の配合または
照射によって無菌化される。これらはまた無菌の固体組
成物を製造し、使用前に無菌化または無菌の注射用蒸留
水または他の溶媒に溶解して使用することもできる。非
経口投与のためその他の組成物としては、ひとつまたは
それ以上の活性物質を含み、常法により処方される外用
液剤、軟膏、塗布剤、直腸内投与のための坐剤および腟
内投与のためのペッサリー等が含まれる。
【0025】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、これらは本発明の範囲を制限するもので
はない。
【0026】実施例1:ヒトEP3-V ,EP3-VI受容体
のcDNAクローニング (1)ヒトの組織およびRNAの抽出 ヒトの腎臓および子宮組織を剖検または組織解剖の時に
採集し、液体窒素で凍結させ、−70℃で保存し、使用
時に解凍した。総RNAをアシッド・グアニジウム・フ
ェノール・クロロホルム (acid guanidium phenol chlo
roform) 法(Molecular cloning (Maniatis, T., Fri
tsch, E. F., and Sambrock, J. eds) 2nd ed., a labo
ratory manual Cold Spring Harbor Laboratory, New Y
ork (1989) に記載)に従って分離した。ポリAが付加
されたRNAをビオチン化オリゴ(dT)プライマー(b
iotinylated oligo(dT) primer) (Poly A Tract, Prome
gaCorp.社製)を用いて精製した。
【0027】(2)逆転写酵素反応 (Reverse Transcr
iption-Polymerase Chain Reaction,RT-PCR) 約10μgの総RNAをヒトの子宮から採取し、それ
を、オリゴ(dT)15プライマーとスーパースクリプ
ト・モロニー・ミューリン・ロイケミア・ウイルス(Sup
erscript Moloney Murine Leukemia Virus) の逆転写酵
素 (Life Technologies, Inc. 社製) を用いて逆転写し
た。 一本鎖cDNAをエクソン5に特異的なセンスプライマ
ー:
【化1】5'−ATGAGAAAAAGAAGACTC
AGAGAGCAA−3'、
【0028】およびエクソン9に特異的なアンチセンス
プライマー:
【化2】5'−ATCTGCTGTCAAAATAGT
TC−3'、
【0029】を用いたRT−PCRに供した。また別の
一本鎖cDNAをエクソン1に特異的なセンスプライマ
ー:
【化3】5'−CCTCCTCACCTCGAAGCC
AAC−3'、
【0030】およびエクソン9に特異的なアンチセンス
プライマー:
【化4】5'−TCAGCTTAGCTGGACACT
GCAGGGTTCTCTAT−3'
【0031】を用いたRT−PCRに供した。増幅は、
鋳型としてそれぞれの一本鎖cDNAを用いて、まず、
94℃で2分間変性した後、94℃で30秒間変性、5
5℃で30秒間アニーリング、72℃で1分間イクステ
ンションの1サイクルを35回行ない、そして最後に7
2℃で10分間イクステンションを行なった。PCR産
物をpCRTMIIベクター(Invitrogen Corp. 社製)
にサブクローンした後、シークエンス解析に供した。
【0032】(3)ジェノミックライブラリースクリー
ニング λEMBL3およびλEMBL3SP6/T7ベクター
(Clontech Laboratories Inc. 社製) 中で増殖させた二
つのヒトジェノミックDNAライブラリーを大腸菌宿主
(Escherichia coli host strain LE392) に導入し、ジ
ーン・スクリーン・プラス・ナイロンフィルター(Gene
Screen Plus nylon filters) (DuPont/NEN 社製) 上に
移した。総数 2.0×106 個のファージクローンを32
標識ヒトEP3-I 、EP3-IV受容体のcDNAフラグメ
ント(Mol. Pharmacol., 48, 869-879 (1995) 参照のこ
と)およびEP3e,EP3f受容体のcDNAフラグメン
ト(Eur. J. Biochem., 228, 23-30 (1995) 参照のこ
と)をプローブとして用いてプレハイブリダイゼ−ショ
ンおよびハイブリダイゼ−ションを行なってスクリーニ
ングした。プレハイブリダイゼ−ションは、1%SD
S,200μg/mlの熱変性させたサケ精子DNAを
含有する6×SSC(10%硫酸デキストラン、1M
NaCl、50mM Tris−HCl(pH 7.5))
中、60℃で12時間行なった。ハイブリダイゼーショ
ンも同じ条件で先述した32Pで標識したプローブを加え
た溶液中で行なった。ハイブリダイゼーション後、フィ
ルターは、60℃で1時間、 0.1%SDS含有 0.1×S
SCで3回洗浄した。λHEPR1−5と命名されたイ
ンサートを有する5個のポジティブファージクローンを
単離し、制限酵素地図およびサザンブロット解析 (Sout
hern blot analysis) によって同定した(図1)。サザ
ンブロット解析のポジティブDNA断片をpBluescript
ベクター(Stratagene Inc.製)にサブクローンした後、
シークエンス解析に供した。
【0033】(4)ジェノミックPCR ヒトジェノミックDNAを鋳型として、LA PCRイ
ンビトロクローニングキット(LA PCR in vitor Cloning
Kit) (宝酒造社製)を用いて、PCRを行ない、エク
ソン10を含むヒトEP3 受容体遺伝子を含有するジェ
ノミッククローンを単離した。白血球から抽出した5μ
gのヒトジェノミックDNAをBamHIで消化し、D
NAライゲーションキット(DNA ligation Kit)(宝酒
造社製)を用いてアダプターを結合させ、センスアダプ
タープライマーおよびエクソン10に特異的なアンチセ
ンスプライマー:
【化5】5'−GAGAGTCATGGAGCTTCC
AGTGATGTGATC−3'(表1)、
【0034】を用いてPCRを行なった。エクソン10
の3'−側の中にイントロンが存在するかどうか決定す
るために、センスプライマー:
【化6】5'−CCAATCCTAATTGATTTG
TT−3
【0035】およびポリA付加部位の上流に位置するア
ンチセンスプライマー:
【化7】5'−GTCCAACCAAATTATGCT
TT−3'(表1)
【0036】を用いてPCRを行なった。いずれのPC
Rの増幅は、まず、98℃で2分間変性した後、98℃
で15秒間変性、68℃で20分間アニーリング、68
℃で20分間イクステンションの1サイクルを30回行
ない、そして最後に68℃で20分間イクステンション
を行なった。PCR産物であるHEPCR1およびHE
PCR2(表1)をpCRTMIIベクターにサブクロ
ーンした後、シークエンス解析に供した。
【0037】(5)5'-RACE ヒトEP3 受容体遺伝子の転写開始部位を決定するため
に、マラソンTM cDNA増幅キット(Marathon TM
cDNA Amplification Kit ,Clontech社製)を用いて5'
−RACE実験を行なった。約2μgのポリAが付加し
たRNAをヒト腎臓から採集し、ヒトEP3 受容体のc
DNAに特異的なアンチセンスプライマー:
【化8】5'−CACATGCCTGTGTAGGAA
TG−3'(表1)
【0038】を用いて逆転写した。二本鎖cDNAを製
造した後、二本鎖cDNAにT4DNAリガーゼでマラ
トンcDNAアダプターを結合させ、センスアダプター
プライマーおよびEP3 受容体のcDNAに特異的なア
ンチセンスプライマー:
【化9】5'−GTTGAGGCGGGACGAGAA
GG−3'(表1)
【0039】を用いたPCRで増幅させた。増幅は、ま
ず、94℃で2分間変性した後、94℃で30秒間変
性、55℃で30秒間アニーリング、72℃で1分間イ
クステンションの1サイクルを35回行ない、そして最
後に72℃で10分間イクステンションを行なった。得
られた約300bpの一本鎖の断片をpCRTMIIベ
クターにサブクローンした後、シークエンス解析に供し
た。
【0040】(6)3'-RACE 3'-RACE実験(Genomics, 27, 142-148 (1995)を参
照のこと。)を行なってヒトEP3 受容体のcDNAの
3'−末端側の配列を決定した(表1および図3)。
(1)で製造した2μgのポリAが付加されたRNAを
アダプターオリゴ(dT)15プライミング:
【化10】5'−GGCAGTCCGAATTCCTC
GAGTTTTTTTTTTTTTTT−3'
【0041】とスーパースクリプト・モロニー・ミュー
リン・ロイケミア・ウイルス( Superscript Moloney M
urine Leukemia Virus)の逆転写酵素(Life Technolog
ies, Inc. 社製)を用いて逆転写した。各々の5'−末
端の遺伝子に特異的なプライマーとして、次のプライマ
ーを用いた。
【0042】1)EP3-V およびEP3-VI受容体のcD
NA用として
【化11】5'−GAGATGGGGCCTGATGG
AAG−3'、
【0043】2)EP3-I (pEPR−Ia)受容体の
cDNA用として
【化12】5'−CATTTCATGATAGCTTG
C−3'、
【0044】3)EP3-I (pEPR−Ib)、EP
3-III 、EP3-IVおよびEP3f受容体のcDNA用とし
【化13】5'−CACAGAAACACCCACCT
CC−3'、
【0045】4)EP3-II受容体のcDNA用として
【化14】5'−GTACAGAGACTAGAGCG
GTG−3'、
【0046】5)EP3e受容体のcDNA用として
【化15】5'−TTGCGAACTCTCAGATA
CAG−3を用いた(表1)。各遺伝子に特異的なセン
スプライマーとアダプターオリゴヌクレオチド(3'−
末端上の13dTヌクレオチドは除く)を用いてPCR
を行なった。増幅は、まず、4℃で2分間変性した後、
94℃で30秒間変性、55℃で30秒間アニーリン
グ、72℃で1分間イクステンションの1サイクルを3
5回行ない、そして最後に72℃で10分間イクステン
ションを行なった。1)のEP3-V およびEP3-VI受容
体のcDNAは、この一度のPCRでそして、2)から
5)の他のEP3 受容体各異性体については、各々の反
応の後、下流の各遺伝子に特異的なセンスプライマーと
して、2)EP3-I (pEPR−Ia)受容体のcDN
A用として
【化16】5'−CTCAGGAATCTGCTTAA
TTG−3'、
【0047】3)EP3-I (pEPR−Ib)、EP
3-III 、EP3-IVおよびEP3f受容体のcDNA用とし
【化17】5'−CCAGAAGCTGTTATGTC
CTG−3'、
【0048】4)EP3-II受容体のcDNA用として
【化18】5'−CCATACATATGTCTAAT
CAG−3'、
【0049】5)EP3e受容体のcDNA用として
【化19】5'−ATAACTACAGGAGTGCT
GTG−3'(表1)
【0050】およびアンチセンスアダプタープライマー
を用いてさらにPCRを行なった。増幅は、一度目のP
CRと同じ条件で行なった。3'−RACE産物を 1.5
%アガロースゲルで分析し、増幅させたDNAをpCR
TMIIベクターにサブクローンした後、配列決定に供
した。
【0051】(7)DNA配列決定 核酸の塩基配列は、ダイデオキシ・ターミネーター・サ
イクル・シクエンシング・キット(DyeDeoxy Terminato
r Cycle Sequencing Kit)(Applied Biosystems Inc.
製)を用いて決定した。配列に特異的なプライマーをモ
デル381ADNAシンセサイゼー(Model 381A DNA s
ynthesizer)(Applied Biosystems Inc. 製)を用いて
合成した。新たに単離した2種類のcDNA(pEPR
−VおよびpEPR−VI)の全長の塩基配列を、配列
番号3および7に示す。また、転写解読枠より推定され
るアミノ酸配列を配列番号1および5に示す。
【0052】実施例2:CHO細胞による発現とリガン
ドとのバインディングアッセイ (1)CHO細胞による発現 pEPR−VおよびpEPR−VIのcDNA(実施例
1で得た。)のHindIII−XbaIインサートを
真核細胞発現ベクターであるpRC/RSV(Invitrog
en社製)にサブクローンし、得られたプラスミドDNA
をデアエデキストラン(DEAE-dextran)法(Mol. Cell.
Biol., 4, 1641 (1984)に記載)によって、CHO細胞
に形質転換した。形質転換したCHO細胞を800μg
/ml antibiotic G418 (GIBCO-BRL 社製)含有のHa
ms F−12培地 (ICN Biomedicals 社製)で72時
間培養し、回収した後、25mM Tris−HCl
(pH7.5)、0.25Mショ糖、10mM MgCl2 、1m
M EDTAおよび 0.1mMフェニルメチルスルホニル
フルオライドからなる溶液中、ポッタ−エルベジェム
(Potter-Elvehjem)ホモジナイザーを用いて、ホモジネ
ートした。ホモジネート液は、800×gで10分間遠
心分離した。上清を取り置き、今回得られた上清を、1
00、000×gで30分間、再度遠心分離した。得ら
れたペレットを懸濁バッファー(20mM MES(2
−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸一水和物、pH
6.0 )、10mM MgCl2 および1mM EDT
A)中に懸濁させてクルードな膜組織として用いた。
【0053】(2)リガンドとのバインディングアッセ
イ [3H]PGE2 とのバインディングアッセイは、以下
のようにして行なった。すなわち、クルードな膜組織、
40μg膜蛋白と種々の濃度( 0.5−16nM)の
[5,6,8,11,12,14,15−3H]PGE
2 (154Ci/mmol)(Du Pont-New England Nu
clear 社製、Scatchard 分析用)または4nM
3H]PGE2 (置き換え実験用)を全ボリューム1
00μlとなるように懸濁バッファー中に懸濁させて、
30℃で1時間培養した。培養は、氷冷した洗浄バッフ
ァー(10mM KH2 4 、10mM MgCl2
よび1mMEDTA)2mlを加えることにより終結さ
せた。混合物をすばやくワットマン´(Whatman )GF
/Cフィルターでろ過した。フィルターは、氷冷した洗
浄バッファー2mlで4回洗浄した後、フィルター上の
放射活性を常法により測定した。
【0054】(3)結果 このアッセイの結果、PGE受容体に対するリガンドで
ある[3H]PGE2、はpEPR−VおよびpEPR−
VIを発現したCHO細胞の細胞膜に特異的に結合する
ことがわかった。それぞれの結合飽和曲線を図4および
図5に示す。また、この結合のScatchard 分析の結果を
それぞれ、図6および図7に示す。この結合の解離常数
は、それぞれ、3.87および1.37nM、最大結合は、それ
ぞれ、4402.3および989.2 fmol/mg蛋白であっ
た。さらに[3H]PGE2 特異的結合に対する種々の
プロスタノイドの阻害活性をそれぞれ、図8および図9
に示す。種々のプロスタノイドによる阻害活性は、EP
3−Vでは、PGE2 =M&B28767 (EP3 アゴニス
ト)=PGE1 >>iloprost(PGI2 アゴニスト)>
PGF2a>PGD2 であり、EP3-VIでは、PGE2
M&B28767 (EP3 アゴニスト)=PGE1 >>ilop
rost(PGI2 アゴニスト)=PGF2a=PGD2 であ
った。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】
【表7】
【0062】
【表8】
【0063】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:402 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Lys Glu Thr Arg Gly Tyr Gly Gly Asp Ala Pro Phe Cys Thr Arg 1 5 10 15 Leu Asn His Ser Tyr Thr Gly Met Trp Ala Pro Glu Arg Ser Ala Glu 20 25 30 Ala Arg Gly Asn Leu Thr Arg Pro Pro Gly Ser Gly Glu Asp Cys Gly 35 40 45 Ser Val Ser Val Ala Phe Pro Ile Thr Met Leu Leu Thr Gly Phe Val 50 55 60 Gly Asn Ala Leu Ala Met Leu Leu Val Ser Arg Ser Tyr Arg Arg Arg 65 70 75 80 Glu Ser Lys Arg Lys Lys Ser Phe Leu Leu Cys Ile Gly Trp Leu Ala 85 90 95 Leu Thr Asp Leu Val Gly Gln Leu Leu Thr Thr Pro Val Val Ile Val 100 105 110 Val Tyr Leu Ser Lys Gln Arg Trp Glu His Ile Asp Pro Ser Gly Arg 115 120 125 Leu Cys Thr Phe Phe Gly Leu Thr Met Thr Val Phe Gly Leu Ser Ser 130 135 140 Leu Phe Ile Ala Ser Ala Met Ala Val Glu Arg Ala Leu Ala Ile Arg 145 150 155 160 Ala Pro His Trp Tyr Ala Ser His Met Lys Thr Arg Ala Thr Arg Ala 165 170 175 Val Leu Leu Gly Val Trp Leu Ala Val Leu Ala Phe Ala Leu Leu Pro 180 185 190 Val Leu Gly Val Gly Gln Tyr Thr Val Gln Trp Pro Gly Thr Trp Cys 195 200 205 Phe Ile Ser Thr Gly Arg Gly Gly Asn Gly Thr Ser Ser Ser His Asn 210 215 220 Trp Gly Asn Leu Phe Phe Ala Ser Ala Phe Ala Phe Leu Gly Leu Leu 225 230 235 240 Ala Leu Thr Val Thr Phe Ser Cys Asn Leu Ala Thr Ile Lys Ala Leu 245 250 255 Val Ser Arg Cys Arg Ala Lys Ala Thr Ala Ser Gln Ser Ser Ala Gln 260 265 270 Trp Gly Arg Ile Thr Thr Glu Thr Ala Ile Gln Leu Met Gly Ile Met 275 280 285 Cys Val Leu Ser Val Cys Trp Ser Pro Leu Leu Ile Met Met Leu Lys 290 295 300 Met Ile Phe Asn Gln Thr Ser Val Glu His Cys Lys Thr His Thr Glu 305 310 315 320 Lys Gln Lys Glu Cys Asn Phe Phe Leu Ile Ala Val Arg Leu Ala Ser 325 330 335 Leu Asn Gln Ile Leu Asp Pro Trp Val Tyr Leu Leu Leu Arg Lys Ile 340 345 350 Leu Leu Arg Lys Phe Cys Gln Met Arg Lys Arg Arg Leu Arg Glu Gln 355 360 365 Glu Met Gly Pro Asp Gly Arg Cys Phe Cys His Ala Trp Arg Gln Val 370 375 380 Pro Arg Thr Trp Cys Ser Ser His Asp Arg Glu Pro Cys Ser Val Gln 385 390 395 400 Leu Ser
【0064】配列番号:2 配列の長さ:1206 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 ATGAAGGAGA CCCGGGGCTA CGGAGGGGAT GCCCCCTTCT GCACCCGCCT CAACCACTCC 60 TACACAGGCA TGTGGGCGCC CGAGCGTTCC GCCGAGGCGC GGGGCAACCT CACGCGCCCT 120 CCAGGGTCTG GCGAGGATTG CGGATCGGTG TCCGTGGCCT TCCCGATCAC CATGCTGCTC 180 ACTGGTTTCG TGGGCAACGC ACTGGCCATG CTGCTCGTGT CGCGCAGCTA CCGGCGCCGG 240 GAGAGCAAGC GCAAGAAGTC CTTCCTGCTG TGCATCGGCT GGCTGGCGCT CACCGACCTG 300 GTCGGGCAGC TTCTCACCAC CCCGGTCGTC ATCGTCGTGT ACCTGTCCAA GCAGCGTTGG 360 GAGCACATCG ACCCGTCGGG GCGGCTCTGC ACCTTTTTCG GGCTGACCAT GACTGTTTTC 420 GGGCTCTCCT CGTTGTTCAT CGCCAGCGCC ATGGCCGTCG AGCGGGCGCT GGCCATCAGG 480 GCGCCGCACT GGTATGCGAG CCACATGAAG ACGCGTGCCA CCCGCGCTGT GCTGCTCGGC 540 GTGTGGCTGG CCGTGCTCGC CTTCGCCCTG CTGCCGGTGC TGGGCGTGGG CCAGTACACC 600 GTCCAGTGGC CCGGGACGTG GTGCTTCATC AGCACCGGGC GAGGGGGCAA CGGGACTAGC 660 TCTTCGCATA ACTGGGGCAA CCTTTTCTTC GCCTCTGCCT TTGCCTTCCT GGGGCTCTTG 720 GCGCTGACAG TCACCTTTTC CTGCAACCTG GCCACCATTA AGGCCCTGGT GTCCCGCTGC 780 CGGGCCAAGG CCACGGCATC TCAGTCCAGT GCCCAGTGGG GCCGCATCAC GACCGAGACG 840 GCCATTCAGC TTATGGGGAT CATGTGCGTG CTGTCGGTCT GCTGGTCTCC GCTCCTGATA 900 ATGATGTTGA AAATGATCTT CAATCAGACA TCAGTTGAGC ACTGCAAGAC ACACACGGAG 960 AAGCAGAAAG AATGCAACTT CTTCTTAATA GCTGTTCGCC TGGCTTCACT GAACCAGATC 1020 TTGGATCCTT GGGTTTACCT GCTGTTAAGA AAGATCCTTC TTCGAAAGTT TTGCCAGATG 1080 AGAAAAAGAA GACTCAGAGA GCAAGAGATG GGGCCTGATG GAAGGTGTTT TTGTCATGCA 1140 TGGAGGCAGG TCCCCAGGAC TTGGTGCAGT TCTCATGATA GAGAACCCTG CAGTGTCCAG 1200 CTAAGC 1206
【0065】配列番号:3 配列の長さ:1930 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 ACCAGAGGTT TCCCAGAGAG GAAGGCGTGG CTCCCTCCCG GGCCAGTGAG CCCTGGCGCC 60 GCCGCGGCCG CGGTCCCAGC AGCGGAGTAG GGCGGCGGCT GCGCCCCGCA CCATGGGGGG 120 CAGCCCAGCC CCAGCCGCGG TAAACGCCGA CCTCCGCCGC CGCCCGCGCC GCGTCTGCCC 180 CCTCCCGCTG CGGCTCTCTG GACGCCATCC CCTCCTCACC TCGAAGCCAA CATGAAGGAG 240 ACCCGGGGCT ACGGAGGGGA TGCCCCCTTC TGCACCCGCC TCAACCACTC CTACACAGGC 300 ATGTGGGCGC CCGAGCGTTC CGCCGAGGCG CGGGGCAACC TCACGCGCCC TCCAGGGTCT 360 GGCGAGGATT GCGGATCGGT GTCCGTGGCC TTCCCGATCA CCATGCTGCT CACTGGTTTC 420 GTGGGCAACG CACTGGCCAT GCTGCTCGTG TCGCGCAGCT ACCGGCGCCG GGAGAGCAAG 480 CGCAAGAAGT CCTTCCTGCT GTGCATCGGC TGGCTGGCGC TCACCGACCT GGTCGGGCAG 540 CTTCTCACCA CCCCGGTCGT CATCGTCGTG TACCTGTCCA AGCAGCGTTG GGAGCACATC 600 GACCCGTCGG GGCGGCTCTG CACCTTTTTC GGGCTGACCA TGACTGTTTT CGGGCTCTCC 660 TCGTTGTTCA TCGCCAGCGC CATGGCCGTC GAGCGGGCGC TGGCCATCAG GGCGCCGCAC 720 TGGTATGCGA GCCACATGAA GACGCGTGCC ACCCGCGCTG TGCTGCTCGG CGTGTGGCTG 780 GCCGTGCTCG CCTTCGCCCT GCTGCCGGTG CTGGGCGTGG GCCAGTACAC CGTCCAGTGG 840 CCCGGGACGT GGTGCTTCAT CAGCACCGGG CGAGGGGGCA ACGGGACTAG CTCTTCGCAT 900 AACTGGGGCA ACCTTTTCTT CGCCTCTGCC TTTGCCTTCC TGGGGCTCTT GGCGCTGACA 960 GTCACCTTTT CCTGCAACCT GGCCACCATT AAGGCCCTGG TGTCCCGCTG CCGGGCCAAG 1020 GCCACGGCAT CTCAGTCCAG TGCCCAGTGG GGCCGCATCA CGACCGAGAC GGCCATTCAG 1080 CTTATGGGGA TCATGTGCGT GCTGTCGGTC TGCTGGTCTC CGCTCCTGAT AATGATGTTG 1140 AAAATGATCT TCAATCAGAC ATCAGTTGAG CACTGCAAGA CACACACGGA GAAGCAGAAA 1200 GAATGCAACT TCTTCTTAAT AGCTGTTCGC CTGGCTTCAC TGAACCAGAT CTTGGATCCT 1260 TGGGTTTACC TGCTGTTAAG AAAGATCCTT CTTCGAAAGT TTTGCCAGAT GAGAAAAAGA 1320 AGACTCAGAG AGCAAGAGAT GGGGCCTGAT GGAAGGTGTT TTTGTCATGC ATGGAGGCAG 1380 GTCCCCAGGA CTTGGTGCAG TTCTCATGAT AGAGAACCCT GCAGTGTCCA GCTAAGCTGA 1440 TGACTTGAAG ATAAATCTGC CTAACCCTGG GATGAAGTAT CTGTGAACTA TTTTGACAGC 1500 AGATGAGGAA TTTTGGGGAA ATTAAAACCT GCCTTTCTGC CAGGATCACA TCACTGGAAG 1560 CTCCATGACT CTCTTTTTGT AAAAGAAAAA AAAATCACAG AAACACCCAC CTCCCAAACT 1620 ATTCTCTTTT ACTTCTTCCC CCAAGCCCAC CCCCAAATAT AACTGTTATC CAGAAGCTGG 1680 TTATGGTCCT GTTTCCAATA CATGTTGTGA GGTACTTTTA CTATATCTAC AATACAATCA 1740 ATTAAACTTA TGTCCTATTG TTTTGTGAAT TTATATTTGC GTATACATTA TCATATGTAA 1800 AATTTGCATT TTTTTATTGA AAATTATGTT TCTTGAGACT TATCCACATT GAAACATGGA 1860 GCTCTAAATC GTTAATTTTA ACCGCTATAG AGTATTCCAT AATTTGGAAT AAAGCATAAT 1920 TTGTTTGTAC 1930
【0066】配列番号:4 配列の長さ:1930 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:homo sapiens 組織の種類:子宮 配列の特徴 特徴を表わす記号:CDS 特徴を決定した方法:P 配列 ACCAGAGGTT TCCCAGAGAG GAAGGCGTGG CTCCCTCCCG GGCCAGTGAG CCCTGGCGCC 60 GCCGCGGCCG CGGTCCCAGC AGCGGAGTAG GGCGGCGGCT GCGCCCCGCA CCATGGGGGG 120 CAGCCCAGCC CCAGCCGCGG TAAACGCCGA CCTCCGCCGC CGCCCGCGCC GCGTCTGCCC 180 CCTCCCGCTG CGGCTCTCTG GACGCCATCC CCTCCTCACC TCGAAGCCAA C ATG AAG 237 Met Lys 1 GAG ACC CGG GGC TAC GGA GGG GAT GCC CCC TTC TGC ACC CGC CTC AAC 285 Glu Thr Arg Gly Tyr Gly Gly Asp Ala Pro Phe Cys Thr Arg Leu Asn 5 10 15 CAC TCC TAC ACA GGC ATG TGG GCG CCC GAG CGT TCC GCC GAG GCG CGG 333 His Ser Tyr Thr Gly Met Trp Ala Pro Glu Arg Ser Ala Glu Ala Arg 20 25 30 GGC AAC CTC ACG CGC CCT CCA GGG TCT GGC GAG GAT TGC GGA TCG GTG 381 Gly Asn Leu Thr Arg Pro Pro Gly Ser Gly Glu Asp Cys Gly Ser Val 35 40 45 50 TCC GTG GCC TTC CCG ATC ACC ATG CTG CTC ACT GGT TTC GTG GGC AAC 429 Ser Val Ala Phe Pro Ile Thr Met Leu Leu Thr Gly Phe Val Gly Asn 55 60 65 GCA CTG GCC ATG CTG CTC GTG TCG CGC AGC TAC CGG CGC CGG GAG AGC 477 Ala Leu Ala Met Leu Leu Val Ser Arg Ser Tyr Arg Arg Arg Glu Ser 70 75 80 AAG CGC AAG AAG TCC TTC CTG CTG TGC ATC GGC TGG CTG GCG CTC ACC 525 Lys Arg Lys Lys Ser Phe Leu Leu Cys Ile Gly Trp Leu Ala Leu Thr 85 90 95 GAC CTG GTC GGG CAG CTT CTC ACC ACC CCG GTC GTC ATC GTC GTG TAC 573 Asp Leu Val Gly Gln Leu Leu Thr Thr Pro Val Val Ile Val Val Tyr 100 105 110 CTG TCC AAG CAG CGT TGG GAG CAC ATC GAC CCG TCG GGG CGG CTC TGC 621 Leu Ser Lys Gln Arg Trp Glu His Ile Asp Pro Ser Gly Arg Leu Cys 115 120 125 130 ACC TTT TTC GGG CTG ACC ATG ACT GTT TTC GGG CTC TCC TCG TTG TTC 669 Thr Phe Phe Gly Leu Thr Met Thr Val Phe Gly Leu Ser Ser Leu Phe 135 140 145 ATC GCC AGC GCC ATG GCC GTC GAG CGG GCG CTG GCC ATC AGG GCG CCG 717 Ile Ala Ser Ala Met Ala Val Glu Arg Ala Leu Ala Ile Arg Ala Pro 150 155 160 CAC TGG TAT GCG AGC CAC ATG AAG ACG CGT GCC ACC CGC GCT GTG CTG 765 His Trp Tyr Ala Ser His Met Lys Thr Arg Ala Thr Arg Ala Val Leu 165 170 175 CTC GGC GTG TGG CTG GCC GTG CTC GCC TTC GCC CTG CTG CCG GTG CTG 813 Leu Gly Val Trp Leu Ala Val Leu Ala Phe Ala Leu Leu Pro Val Leu 180 185 190 GGC GTG GGC CAG TAC ACC GTC CAG TGG CCC GGG ACG TGG TGC TTC ATC 861 Gly Val Gly Gln Tyr Thr Val Gln Trp Pro Gly Thr Trp Cys Phe Ile 195 200 205 210 AGC ACC GGG CGA GGG GGC AAC GGG ACT AGC TCT TCG CAT AAC TGG GGC 909 Ser Thr Gly Arg Gly Gly Asn Gly Thr Ser Ser Ser His Asn Trp Gly 215 220 225 AAC CTT TTC TTC GCC TCT GCC TTT GCC TTC CTG GGG CTC TTG GCG CTG 957 Asn Leu Phe Phe Ala Ser Ala Phe Ala Phe Leu Gly Leu Leu Ala Leu 230 235 240 ACA GTC ACC TTT TCC TGC AAC CTG GCC ACC ATT AAG GCC CTG GTG TCC 1005 Thr Val Thr Phe Ser Cys Asn Leu Ala Thr Ile Lys Ala Leu Val Ser 245 250 255 CGC TGC CGG GCC AAG GCC ACG GCA TCT CAG TCC AGT GCC CAG TGG GGC 1053 Arg Cys Arg Ala Lys Ala Thr Ala Ser Gln Ser Ser Ala Gln Trp Gly 260 265 270 CGC ATC ACG ACC GAG ACG GCC ATT CAG CTT ATG GGG ATC ATG TGC GTG 1101 Arg Ile Thr Thr Glu Thr Ala Ile Gln Leu Met Gly Ile Met Cys Val 275 280 285 290 CTG TCG GTC TGC TGG TCT CCG CTC CTG ATA ATG ATG TTG AAA ATG ATC 1149 Leu Ser Val Cys Trp Ser Pro Leu Leu Ile Met Met Leu Lys Met Ile 295 300 305 TTC AAT CAG ACA TCA GTT GAG CAC TGC AAG ACA CAC ACG GAG AAG CAG 1197 Phe Asn Gln Thr Ser Val Glu His Cys Lys Thr His Thr Glu Lys Gln 310 315 320 AAA GAA TGC AAC TTC TTC TTA ATA GCT GTT CGC CTG GCT TCA CTG AAC 1245 Lys Glu Cys Asn Phe Phe Leu Ile Ala Val Arg Leu Ala Ser Leu Asn 325 330 335 CAG ATC TTG GAT CCT TGG GTT TAC CTG CTG TTA AGA AAG ATC CTT CTT 1293 Gln Ile Leu Asp Pro Trp Val Tyr Leu Leu Leu Arg Lys Ile Leu Leu 340 345 350 CGA AAG TTT TGC CAG ATG AGA AAA AGA AGA CTC AGA GAG CAA GAG ATG 1341 Arg Lys Phe Cys Gln Met Arg Lys Arg Arg Leu Arg Glu Gln Glu Met 355 360 365 370 GGG CCT GAT GGA AGG TGT TTT TGT CAT GCA TGG AGG CAG GTC CCC AGG 1389 Gly Pro Asp Gly Arg Cys Phe Cys His Ala Trp Arg Gln Val Pro Arg 375 380 385 ACT TGG TGC AGT TCT CAT GAT AGA GAA CCC TGC AGT GTC CAG CTA AGC 1437 Thr Trp Cys Ser Ser His Asp Arg Glu Pro Cys Ser Val Gln Leu Ser 390 395 400 TGATGACTTG AAGATAAATC TGCCTAACCC TGGGATGAAG TATCTGTGAA CTATTTTGAC 1497 AGCAGATGAG GAATTTTGGG GAAATTAAAA CCTGCCTTTC TGCCAGGATC ACATCACTGG 1557 AAGCTCCATG ACTCTCTTTT TGTAAAAGAA AAAAAAATCA CAGAAACACC CACCTCCCAA 1617 ACTATTCTCT TTTACTTCTT CCCCCAAGCC CACCCCCAAA TATAACTGTT ATCCAGAAGC 1677 TGGTTATGGT CCTGTTTCCA ATACATGTTG TGAGGTACTT TTACTATATC TACAATACAA 1737 TCAATTAAAC TTATGTCCTA TTGTTTTGTG AATTTATATT TGCGTATACA TTATCATATG 1797 TAAAATTTGC ATTTTTTTAT TGAAAATTAT GTTTCTTGAG ACTTATCCAC ATTGAAACAT 1857 GGAGCTCTAA ATCGTTAATT TTAACCGCTA TAGAGTATTC CATAATTTGG AATAAAGCAT 1917 AATTTGTTTG TAC 1930
【0067】配列番号:5 配列の長さ:393 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Lys Glu Thr Arg Gly Tyr Gly Gly Asp Ala Pro Phe Cys Thr Arg 1 5 10 15 Leu Asn His Ser Tyr Thr Gly Met Trp Ala Pro Glu Arg Ser Ala Glu 20 25 30 Ala Arg Gly Asn Leu Thr Arg Pro Pro Gly Ser Gly Glu Asp Cys Gly 35 40 45 Ser Val Ser Val Ala Phe Pro Ile Thr Met Leu Leu Thr Gly Phe Val 50 55 60 Gly Asn Ala Leu Ala Met Leu Leu Val Ser Arg Ser Tyr Arg Arg Arg 65 70 75 80 Glu Ser Lys Arg Lys Lys Ser Phe Leu Leu Cys Ile Gly Trp Leu Ala 85 90 95 Leu Thr Asp Leu Val Gly Gln Leu Leu Thr Thr Pro Val Val Ile Val 100 105 110 Val Tyr Leu Ser Lys Gln Arg Trp Glu His Ile Asp Pro Ser Gly Arg 115 120 125 Leu Cys Thr Phe Phe Gly Leu Thr Met Thr Val Phe Gly Leu Ser Ser 130 135 140 Leu Phe Ile Ala Ser Ala Met Ala Val Glu Arg Ala Leu Ala Ile Arg 145 150 155 160 Ala Pro His Trp Tyr Ala Ser His Met Lys Thr Arg Ala Thr Arg Ala 165 170 175 Val Leu Leu Gly Val Trp Leu Ala Val Leu Ala Phe Ala Leu Leu Pro 180 185 190 Val Leu Gly Val Gly Gln Tyr Thr Val Gln Trp Pro Gly Thr Trp Cys 195 200 205 Phe Ile Ser Thr Gly Arg Gly Gly Asn Gly Thr Ser Ser Ser His Asn 210 215 220 Trp Gly Asn Leu Phe Phe Ala Ser Ala Phe Ala Phe Leu Gly Leu Leu 225 230 235 240 Ala Leu Thr Val Thr Phe Ser Cys Asn Leu Ala Thr Ile Lys Ala Leu 245 250 255 Val Ser Arg Cys Arg Ala Lys Ala Thr Ala Ser Gln Ser Ser Ala Gln 260 265 270 Trp Gly Arg Ile Thr Thr Glu Thr Ala Ile Gln Leu Met Gly Ile Met 275 280 285 Cys Val Leu Ser Val Cys Trp Ser Pro Leu Leu Ile Met Met Leu Lys 290 295 300 Met Ile Phe Asn Gln Thr Ser Val Glu His Cys Lys Thr His Thr Glu 305 310 315 320 Lys Gln Lys Glu Cys Asn Phe Phe Leu Ile Ala Val Arg Leu Ala Ser 325 330 335 Leu Asn Gln Ile Leu Asp Pro Trp Val Tyr Leu Leu Leu Arg Lys Ile 340 345 350 Leu Leu Arg Lys Phe Cys Gln Glu Met Gly Pro Asp Gly Arg Cys Phe 355 360 365 Cys His Ala Trp Arg Gln Val Pro Arg Thr Trp Cys Ser Ser His Asp 370 375 380 Arg Glu Pro Cys Ser Val Gln Leu Ser 385 390
【0068】配列番号:6 配列の長さ:1179 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 ATGAAGGAGA CCCGGGGCTA CGGAGGGGAT GCCCCCTTCT GCACCCGCCT CAACCACTCC 60 TACACAGGCA TGTGGGCGCC CGAGCGTTCC GCCGAGGCGC GGGGCAACCT CACGCGCCCT 120 CCAGGGTCTG GCGAGGATTG CGGATCGGTG TCCGTGGCCT TCCCGATCAC CATGCTGCTC 180 ACTGGTTTCG TGGGCAACGC ACTGGCCATG CTGCTCGTGT CGCGCAGCTA CCGGCGCCGG 240 GAGAGCAAGC GCAAGAAGTC CTTCCTGCTG TGCATCGGCT GGCTGGCGCT CACCGACCTG 300 GTCGGGCAGC TTCTCACCAC CCCGGTCGTC ATCGTCGTGT ACCTGTCCAA GCAGCGTTGG 360 GAGCACATCG ACCCGTCGGG GCGGCTCTGC ACCTTTTTCG GGCTGACCAT GACTGTTTTC 420 GGGCTCTCCT CGTTGTTCAT CGCCAGCGCC ATGGCCGTCG AGCGGGCGCT GGCCATCAGG 480 GCGCCGCACT GGTATGCGAG CCACATGAAG ACGCGTGCCA CCCGCGCTGT GCTGCTCGGC 540 GTGTGGCTGG CCGTGCTCGC CTTCGCCCTG CTGCCGGTGC TGGGCGTGGG CCAGTACACC 600 GTCCAGTGGC CCGGGACGTG GTGCTTCATC AGCACCGGGC GAGGGGGCAA CGGGACTAGC 660 TCTTCGCATA ACTGGGGCAA CCTTTTCTTC GCCTCTGCCT TTGCCTTCCT GGGGCTCTTG 720 GCGCTGACAG TCACCTTTTC CTGCAACCTG GCCACCATTA AGGCCCTGGT GTCCCGCTGC 780 CGGGCCAAGG CCACGGCATC TCAGTCCAGT GCCCAGTGGG GCCGCATCAC GACCGAGACG 840 GCCATTCAGC TTATGGGGAT CATGTGCGTG CTGTCGGTCT GCTGGTCTCC GCTCCTGATA 900 ATGATGTTGA AAATGATCTT CAATCAGACA TCAGTTGAGC ACTGCAAGAC ACACACGGAG 960 AAGCAGAAAG AATGCAACTT CTTCTTAATA GCTGTTCGCC TGGCTTCACT GAACCAGATC 1020 TTGGATCCTT GGGTTTACCT GCTGTTAAGA AAGATCCTTC TTCGAAAGTT TTGCCAGGAG 1080 ATGGGGCCTG ATGGAAGGTG TTTTTGTCAT GCATGGAGGC AGGTCCCCAG GACTTGGTGC 1140 AGTTCTCATG ATAGAGAACC CTGCAGTGTC CAGCTAAGC 1179
【0069】配列番号:7 配列の長さ:1903 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 ACCAGAGGTT TCCCAGAGAG GAAGGCGTGG CTCCCTCCCG GGCCAGTGAG CCCTGGCGCC 60 GCCGCGGCCG CGGTCCCAGC AGCGGAGTAG GGCGGCGGCT GCGCCCCGCA CCATGGGGGG 120 CAGCCCAGCC CCAGCCGCGG TAAACGCCGA CCTCCGCCGC CGCCCGCGCC GCGTCTGCCC 180 CCTCCCGCTG CGGCTCTCTG GACGCCATCC CCTCCTCACC TCGAAGCCAA CATGAAGGAG 240 ACCCGGGGCT ACGGAGGGGA TGCCCCCTTC TGCACCCGCC TCAACCACTC CTACACAGGC 300 ATGTGGGCGC CCGAGCGTTC CGCCGAGGCG CGGGGCAACC TCACGCGCCC TCCAGGGTCT 360 GGCGAGGATT GCGGATCGGT GTCCGTGGCC TTCCCGATCA CCATGCTGCT CACTGGTTTC 420 GTGGGCAACG CACTGGCCAT GCTGCTCGTG TCGCGCAGCT ACCGGCGCCG GGAGAGCAAG 480 CGCAAGAAGT CCTTCCTGCT GTGCATCGGC TGGCTGGCGC TCACCGACCT GGTCGGGCAG 540 CTTCTCACCA CCCCGGTCGT CATCGTCGTG TACCTGTCCA AGCAGCGTTG GGAGCACATC 600 GACCCGTCGG GGCGGCTCTG CACCTTTTTC GGGCTGACCA TGACTGTTTT CGGGCTCTCC 660 TCGTTGTTCA TCGCCAGCGC CATGGCCGTC GAGCGGGCGC TGGCCATCAG GGCGCCGCAC 720 TGGTATGCGA GCCACATGAA GACGCGTGCC ACCCGCGCTG TGCTGCTCGG CGTGTGGCTG 780 GCCGTGCTCG CCTTCGCCCT GCTGCCGGTG CTGGGCGTGG GCCAGTACAC CGTCCAGTGG 840 CCCGGGACGT GGTGCTTCAT CAGCACCGGG CGAGGGGGCA ACGGGACTAG CTCTTCGCAT 900 AACTGGGGCA ACCTTTTCTT CGCCTCTGCC TTTGCCTTCC TGGGGCTCTT GGCGCTGACA 960 GTCACCTTTT CCTGCAACCT GGCCACCATT AAGGCCCTGG TGTCCCGCTG CCGGGCCAAG 1020 GCCACGGCAT CTCAGTCCAG TGCCCAGTGG GGCCGCATCA CGACCGAGAC GGCCATTCAG 1080 CTTATGGGGA TCATGTGCGT GCTGTCGGTC TGCTGGTCTC CGCTCCTGAT AATGATGTTG 1140 AAAATGATCT TCAATCAGAC ATCAGTTGAG CACTGCAAGA CACACACGGA GAAGCAGAAA 1200 GAATGCAACT TCTTCTTAAT AGCTGTTCGC CTGGCTTCAC TGAACCAGAT CTTGGATCCT 1260 TGGGTTTACC TGCTGTTAAG AAAGATCCTT CTTCGAAAGT TTTGCCAGGA GATGGGGCCT 1320 GATGGAAGGT GTTTTTGTCA TGCATGGAGG CAGGTCCCCA GGACTTGGTG CAGTTCTCAT 1380 GATAGAGAAC CCTGCAGTGT CCAGCTAAGC TGATGACTTG AAGATAAATC TGCCTAACCC 1440 TGGGATGAAG TATCTGTGAA CTATTTTGAC AGCAGATGAG GAATTTTGGG GAAATTAAAA 1500 CCTGCCTTTC TGCCAGGATC ACATCACTGG AAGCTCCATG ACTCTCTTTT TGTAAAAGAA 1560 AAAAAAATCA CAGAAACACC CACCTCCCAA ACTATTCTCT TTTACTTCTT CCCCCAAGCC 1620 CACCCCCAAA TATAACTGTT ATCCAGAAGC TGGTTATGGT CCTGTTTCCA ATACATGTTG 1680 TGAGGTACTT TTACTATATC TACAATACAA TCAATTAAAC TTATGTCCTA TTGTTTTGTG 1740 AATTTATATT TGCGTATACA TTATCATATG TAAAATTTGC ATTTTTTTAT TGAAAATTAT 1800 GTTTCTTGAG ACTTATCCAC ATTGAAACAT GGAGCTCTAA ATCGTTAATT TTAACCGCTA 1860 TAGAGTATTC CATAATTTGG AATAAAGCAT AATTTGTTTG TAC 1903
【0070】配列番号:8 配列の長さ:1903 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:homo sapiens 組織の種類:子宮 配列の特徴 特徴を表わす記号:CDS 特徴を決定した方法:P 配列 ACCAGAGGTT TCCCAGAGAG GAAGGCGTGG CTCCCTCCCG GGCCAGTGAG CCCTGGCGCC 60 GCCGCGGCCG CGGTCCCAGC AGCGGAGTAG GGCGGCGGCT GCGCCCCGCA CCATGGGGGG 120 CAGCCCAGCC CCAGCCGCGG TAAACGCCGA CCTCCGCCGC CGCCCGCGCC GCGTCTGCCC 180 CCTCCCGCTG CGGCTCTCTG GACGCCATCC CCTCCTCACC TCGAAGCCAA C ATG AAG 237 Met Lys 1 GAG ACC CGG GGC TAC GGA GGG GAT GCC CCC TTC TGC ACC CGC CTC AAC 285 Glu Thr Arg Gly Tyr Gly Gly Asp Ala Pro Phe Cys Thr Arg Leu Asn 5 10 15 CAC TCC TAC ACA GGC ATG TGG GCG CCC GAG CGT TCC GCC GAG GCG CGG 333 His Ser Tyr Thr Gly Met Trp Ala Pro Glu Arg Ser Ala Glu Ala Arg 20 25 30 GGC AAC CTC ACG CGC CCT CCA GGG TCT GGC GAG GAT TGC GGA TCG GTG 381 Gly Asn Leu Thr Arg Pro Pro Gly Ser Gly Glu Asp Cys Gly Ser Val 35 40 45 50 TCC GTG GCC TTC CCG ATC ACC ATG CTG CTC ACT GGT TTC GTG GGC AAC 429 Ser Val Ala Phe Pro Ile Thr Met Leu Leu Thr Gly Phe Val Gly Asn 55 60 65 GCA CTG GCC ATG CTG CTC GTG TCG CGC AGC TAC CGG CGC CGG GAG AGC 477 Ala Leu Ala Met Leu Leu Val Ser Arg Ser Tyr Arg Arg Arg Glu Ser 70 75 80 AAG CGC AAG AAG TCC TTC CTG CTG TGC ATC GGC TGG CTG GCG CTC ACC 525 Lys Arg Lys Lys Ser Phe Leu Leu Cys Ile Gly Trp Leu Ala Leu Thr 85 90 95 GAC CTG GTC GGG CAG CTT CTC ACC ACC CCG GTC GTC ATC GTC GTG TAC 573 Asp Leu Val Gly Gln Leu Leu Thr Thr Pro Val Val Ile Val Val Tyr 100 105 110 CTG TCC AAG CAG CGT TGG GAG CAC ATC GAC CCG TCG GGG CGG CTC TGC 621 Leu Ser Lys Gln Arg Trp Glu His Ile Asp Pro Ser Gly Arg Leu Cys 115 120 125 130 ACC TTT TTC GGG CTG ACC ATG ACT GTT TTC GGG CTC TCC TCG TTG TTC 669 Thr Phe Phe Gly Leu Thr Met Thr Val Phe Gly Leu Ser Ser Leu Phe 135 140 145 ATC GCC AGC GCC ATG GCC GTC GAG CGG GCG CTG GCC ATC AGG GCG CCG 717 Ile Ala Ser Ala Met Ala Val Glu Arg Ala Leu Ala Ile Arg Ala Pro 150 155 160 CAC TGG TAT GCG AGC CAC ATG AAG ACG CGT GCC ACC CGC GCT GTG CTG 765 His Trp Tyr Ala Ser His Met Lys Thr Arg Ala Thr Arg Ala Val Leu 165 170 175 CTC GGC GTG TGG CTG GCC GTG CTC GCC TTC GCC CTG CTG CCG GTG CTG 813 Leu Gly Val Trp Leu Ala Val Leu Ala Phe Ala Leu Leu Pro Val Leu 180 185 190 GGC GTG GGC CAG TAC ACC GTC CAG TGG CCC GGG ACG TGG TGC TTC ATC 861 Gly Val Gly Gln Tyr Thr Val Gln Trp Pro Gly Thr Trp Cys Phe Ile 195 200 205 210 AGC ACC GGG CGA GGG GGC AAC GGG ACT AGC TCT TCG CAT AAC TGG GGC 909 Ser Thr Gly Arg Gly Gly Asn Gly Thr Ser Ser Ser His Asn Trp Gly 215 220 225 AAC CTT TTC TTC GCC TCT GCC TTT GCC TTC CTG GGG CTC TTG GCG CTG 957 Asn Leu Phe Phe Ala Ser Ala Phe Ala Phe Leu Gly Leu Leu Ala Leu 230 235 240 ACA GTC ACC TTT TCC TGC AAC CTG GCC ACC ATT AAG GCC CTG GTG TCC 1005 Thr Val Thr Phe Ser Cys Asn Leu Ala Thr Ile Lys Ala Leu Val Ser 245 250 255 CGC TGC CGG GCC AAG GCC ACG GCA TCT CAG TCC AGT GCC CAG TGG GGC 1053 Arg Cys Arg Ala Lys Ala Thr Ala Ser Gln Ser Ser Ala Gln Trp Gly 260 265 270 CGC ATC ACG ACC GAG ACG GCC ATT CAG CTT ATG GGG ATC ATG TGC GTG 1101 Arg Ile Thr Thr Glu Thr Ala Ile Gln Leu Met Gly Ile Met Cys Val 275 280 285 290 CTG TCG GTC TGC TGG TCT CCG CTC CTG ATA ATG ATG TTG AAA ATG ATC 1149 Leu Ser Val Cys Trp Ser Pro Leu Leu Ile Met Met Leu Lys Met Ile 295 300 305 TTC AAT CAG ACA TCA GTT GAG CAC TGC AAG ACA CAC ACG GAG AAG CAG 1197 Phe Asn Gln Thr Ser Val Glu His Cys Lys Thr His Thr Glu Lys Gln 310 315 320 AAA GAA TGC AAC TTC TTC TTA ATA GCT GTT CGC CTG GCT TCA CTG AAC 1245 Lys Glu Cys Asn Phe Phe Leu Ile Ala Val Arg Leu Ala Ser Leu Asn 325 330 335 CAG ATC TTG GAT CCT TGG GTT TAC CTG CTG TTA AGA AAG ATC CTT CTT 1293 Gln Ile Leu Asp Pro Trp Val Tyr Leu Leu Leu Arg Lys Ile Leu Leu 340 345 350 CGA AAG TTT TGC CAG GAG ATG GGG CCT GAT GGA AGG TGT TTT TGT CAT 1341 Arg Lys Phe Cys Gln Glu Met Gly Pro Asp Gly Arg Cys Phe Cys His 355 360 365 370 GCA TGG AGG CAG GTC CCC AGG ACT TGG TGC AGT TCT CAT GAT AGA GAA 1389 Ala Trp Arg Gln Val Pro Arg Thr Trp Cys Ser Ser His Asp Arg Glu 375 380 385 CCC TGC AGT GTC CAG CTA AGC TGATGACTTG AAGATAAATC TGCCTAACCC 1440 Pro Cys Ser Val Gln Leu Ser 390 TGGGATGAAG TATCTGTGAA CTATTTTGAC AGCAGATGAG GAATTTTGGG GAAATTAAAA 1500 CCTGCCTTTC TGCCAGGATC ACATCACTGG AAGCTCCATG ACTCTCTTTT TGTAAAAGAA 1560 AAAAAAATCA CAGAAACACC CACCTCCCAA ACTATTCTCT TTTACTTCTT CCCCCAAGCC 1620 CACCCCCAAA TATAACTGTT ATCCAGAAGC TGGTTATGGT CCTGTTTCCA ATACATGTTG 1680 TGAGGTACTT TTACTATATC TACAATACAA TCAATTAAAC TTATGTCCTA TTGTTTTGTG 1740 AATTTATATT TGCGTATACA TTATCATATG TAAAATTTGC ATTTTTTTAT TGAAAATTAT 1800 GTTTCTTGAG ACTTATCCAC ATTGAAACAT GGAGCTCTAA ATCGTTAATT TTAACCGCTA 1860 TAGAGTATTC CATAATTTGG AATAAAGCAT AATTTGTTTG TAC 1903
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヒトEP3 受容体遺伝子のうちの単離したD
NA断片の構造配置であり、制限地図および配列決定方
法の説明図である。λHEPR1、2、3、4、5およ
びHEPCR1、2のサイズはそれぞれ、15.5、14.0、
14.5、15.0、12.0、10.0および0.5 kbである。エクソ
ンは、黒塗りしたボックスで示した。→は、得られた配
列の程度を示す。
【図2】 ヒトEP3 受容体遺伝子の構造配置を示す。
ヒトEP3 受容体遺伝子のうち単離したDNA断片をヒ
トEP3 受容体異性体のcDNA配列にあわせて表示し
た。エクソンを黒塗りまたは点々をふったボックスで示
した。エクソン2は、エクソン2a(黒塗り部分)とエ
クソン2b(点々をふった部分)に分かれる。エクソン
2の*印は、選択的なスプライスドナー部位を示す。#
印は、ポリA付加部位を示す。
【図3】 ヒトEP3 受容体遺伝子のエクソン(最上
部)および選択的なmRNAスプライシング機構による
本発明のEP3-V およびEP3-VI受容体を含む9種類の
ヒトEP3 受容体異性体のcDNAのエクソンを示す。
エクソンを黒塗りまたは白抜きのボックスで示した。白
抜きのボックスは、すべての異性体に共通のエクソン部
分であり、黒塗りしたボックスは、各異性体独自のエク
ソン部分である。高さが高いボックスは、翻訳領域を示
し、低く圧縮したボックスは、非翻訳領域を示す。最上
部に表示した遺伝子のエクソン2の*印は、選択的なス
プライスドナー部位を示す。#印は、ポリA付加部位を
示す。エクソン1および2aのボックス中の白黒の縞模
様は、膜貫通領域を示す。
【図4】 [3H]PGE2 の、pEPR−Vを発現し
たCHO細胞の細胞膜への特異的結合の飽和曲線を示
す。
【図5】 [3H]PGE2 の、pEPR−VIを発現
したCHO細胞の細胞膜への特異的結合の飽和曲線を示
す。
【図6】 [3H]PGE2 の、pEPR−Vを発現し
たCHO細胞の細胞膜への結合実験のScatchard 分析の
結果を示す。
【図7】 [3H]PGE2 の、pEPR−VIを発現
したCHO細胞の細胞膜への結合実験のScatchard 分析
の結果を示す。
【図8】 [3H]PGE2 の、pEPR−Vを発現し
たCHO細胞の細胞膜への結合に対する種々のリガンド
(PGE2 、M&B28767 (EP3 アゴニスト)、PG
1 、iloprost(安定なPGI2 アゴニスト)、PGF
2a、PGD2)の阻害活性を示す。
【図9】 [3H]PGE2 の、pEPR−VIを発現
したCHO細胞の細胞膜への結合に対する種々のリガン
ド(PGE2 、M&B28767 (EP3 アゴニスト)、P
GE1 、iloprost(安定なPGI2 アゴニスト)、PG
2a、PGD2 )の阻害活性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12Q 1/68 C07K 16/28 // A61K 38/00 ABE C12N 5/00 B C07K 16/28 A61K 37/02 ABE (C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に純粋な形である、ヒトのEP
    3-V 受容体。
  2. 【請求項2】 配列番号1で示されるアミノ酸配列を含
    むポリペプチド、そのホモローグ、その配列のフラグメ
    ント、またはそのホモローグである請求項1記載の受容
    体。
  3. 【請求項3】 配列番号1で示されるアミノ酸配列から
    なる請求項2記載のポリペプチド。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載されたポリ
    ペプチドをコードするDNA。
  5. 【請求項5】 配列番号2で示される塩基配列を有する
    請求項4記載のDNA、またはその配列に選択的にハイ
    ブリダイズするフラグメント。
  6. 【請求項6】 配列番号3で示される塩基配列を有する
    請求項4記載のDNA、またはその配列に選択的にハイ
    ブリダイズするフラグメント。
  7. 【請求項7】 実質的に純粋な形である、ヒトのEP
    3-VI受容体。
  8. 【請求項8】 配列番号5で示されるアミノ酸配列を含
    むポリペプチド、そのホモローグ、その配列のフラグメ
    ント、またはそのホモローグである請求項7記載の受容
    体。
  9. 【請求項9】 配列番号5で示されるアミノ酸配列から
    なる請求項8記載のポリペプチド。
  10. 【請求項10】 請求項7、8または9に記載されたポ
    リペプチドをコードするDNA。
  11. 【請求項11】 配列番号6で示される塩基配列を有す
    る請求項10記載のDNA、またはその配列に選択的に
    ハイブリダイズするフラグメント。
  12. 【請求項12】 配列番号7で示される塩基配列を有す
    る請求項10記載のDNA、またはその配列に選択的に
    ハイブリダイズするフラグメント。
  13. 【請求項13】 請求項4から6あるいは10から12
    のいずれかの項に記載のDNAからなる複製または発現
    ベクター。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の複製または発現ベク
    ターで形質転換された宿主細胞。
  15. 【請求項15】 請求項1から3あるいは7から9のい
    ずれかの項に記載されたポリペプチドを発現させるため
    の条件下で請求項14記載の宿主細胞を培養することか
    らなる該ポリペプチドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008148463A1 (en) * 2007-06-02 2008-12-11 Bayer Schering Pharma Aktiengesellschaft Splice-variants of g-protein coupled receptor ep3 and uses thereof

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