JPH07238094A - プロスタグランジンf受容体、その製造方法、該受容体をコードするdna、そのdnaからなるベクターおよびそのベクターで形質転換された宿主細胞 - Google Patents

プロスタグランジンf受容体、その製造方法、該受容体をコードするdna、そのdnaからなるベクターおよびそのベクターで形質転換された宿主細胞

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JPH07238094A
JPH07238094A JP6051313A JP5131394A JPH07238094A JP H07238094 A JPH07238094 A JP H07238094A JP 6051313 A JP6051313 A JP 6051313A JP 5131394 A JP5131394 A JP 5131394A JP H07238094 A JPH07238094 A JP H07238094A
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receptor
dna
leu
ser
ile
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JP6051313A
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Atsushi Ichikawa
厚 市川
Ichikazu Nakao
一和 中尾
Shu Narumiya
周 成宮
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 哺乳動物のプロスタグランジン(PG)F受
容体、その製造方法、該受容体をコードするDNA、そ
のDNA配列に選択的にハイブリダイズするフラグメン
ト、そのDNAからなる複製または発現ベクターおよび
そのベクターで形質転換された宿主細胞。 【効果】 本発明のポリペプチドは、それ自体、PGF
2αと特異的に結合するのでPGF2αの過剰産生によ
って生ずる疾患、例えば高血圧、喘息、下痢、早産等の
予防あるいは治療剤として用いることができる。又、P
GF2αのアゴニストまたはアンタゴニスト活性を有す
る物質のスクリーニングに用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、哺乳動物のプロスタグ
ランジンF受容体、その製造方法、該受容体をコードす
るDNA、そのDNAからなる複製または発現ベクター
およびそのベクターで形質転換された宿主細胞に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プロスタグランジン(PG)、トロンボ
キサン(TX)およびロイコトリエン(LT)ようなプ
ロスタノイドは、アラキドン酸の酸化代謝物のひとつの
ファミリーであり、生体内で局所ホメオスタシスを維持
するために種々の生理作用を発揮している(Annu. Rev.
Biochem. 47, 997 (1978)、The Pharmacological Basi
s of Therapeutics (Gilman, A. G., Good-man, L. S.,
Rall, T. W., and Murad, F., eds) 7th Ed., pp 660,
Macmillan Publishing Co., New York (1985)および A
nnu. Rev. Pharm. Tox., 10, 213 (1989) 参照のこ
と)。それらの生理作用はそれぞれのプロスタノイドに
特有の細胞膜受容体によって制御されている(Comprehe
nsive Medicinal Chemistry (Hansch, C., Sammes, P.
G., Taylor, J.B. and Emmett, J. C. eds), 3, 643, P
ergamon, Oxford (1990) 参照のこと)。
【0003】プロスタノイドの一員であるプロスタグラ
ンジンF2α(PGF2α)は、静脈、気管支、胃底
部、肺ストリップのような平滑筋の収縮を引き起こす
(Eur. J. Pharmacol. 32, 146 (1975) 、J. Pharmaco
l. Exp. Ther., 206, 139 (1978)および Prostaglandin
s, 29, 363 (1985) 参照のこと)。PGF2αがモルモ
ット、その他の哺乳動物およびヒトにおいて黄体退縮作
用も有していることが広く認められている(Nature, 22
1, 1065 (1969)および Physiol. Reviews, 56, 595(197
6) 参照のこと)。しかしながら、作用の正確なメカニ
ズムについては不明である。
【0004】これらの組織ではPGF2α受容体がホス
ホリパーゼCの刺激および細胞質内のCa2+動員と共役
して起こる可能性が示唆されている(Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA, 84, 3728 (1987) 、 Endocrinol., 119,
12 (1986)およびBiochem. Biophys. Res. Commun., 11
6, 39 (1983) 参照のこと)。このような情報があるに
もかかわらず、PGF2α受容体は未だ単離されていな
いし、その分子的特徴も十分には解明されていない。
【0005】
【発明の目的】最近、本発明者らはヒトとマウスのTX
2 受容体、さらにはマウスPGE受容体の3つのサブ
タイプ、すなわち、EP1、EP2およびEP3のcD
NAクローニングに成功した(Nature, 349, 617 (199
1), Biochem. Biophys. Res. Commun., 184, 1197, (19
92), J. Biol. Chem., 268 (1993) in press, J. Biol.
Chem., 268, 7759 (1993) およびJ. Biol. Chem., 267,
6463 (1992)参照のこと)。
【0006】本発明者らは、まず、cDNA源として、
PGF2α受容体が高濃度で分布しており(Prostagland
ins, 31, 395 (1986) 参照のこと)、かつ大量に入取す
ることが容易なウシ黄体を用いて、TXA2 受容体また
はPGE受容体のシークエンスとホモロジーを有するシ
ークエンスを得た後、得られたウシ遺伝子をもとにした
マウスcDNAライブラリーのホモロジー検索を行なっ
た。単離されたクローンのシークエンスを解析し、また
発現させて分析した結果、それはマウスPGF受容体を
コードしていることが明らかとなった。
【0007】スイスプロット(Swiss Prot Release 20
)に登録されている既知のポリペプチドのアミノ酸配
列を調査したが、本発明のポリペプチドと同一の配列を
有しているものはまったく無かった。さらに、ジーンバ
ンク(GenBank Release 70.0)に登録されているヌクレ
オチド配列も調査したが、本発明のポリペプチドをコー
ドするcDNAと同一の配列は見つからなかった。従っ
て、本発明のポリペプチドはまったく新規なものである
ことが確認された。
【0008】
【発明の構成】本発明は、実質的に純粋な形である哺乳
動物のPGF受容体に関する。ここでPGFとは、PG
F2α、PGF1α、9α,11β−PGF2等のPG
F類似体が挙げられるが、好ましくは、PGF2αであ
る。また、哺乳動物としては、ヒト、マウス、ラット等
が挙げられる。
【0009】本発明の一態様としては、マウスのPGF
受容体に関する。具体的には、配列番号1で示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチド、そのホモローグ、その
配列のフラグメント、およびそのホモローグに関する。
【0010】本発明はさらにそれらのポリペプチドをコ
ードするDNAに関する。より具体的には、配列番号2
または3で示される塩基配列を有するDNA、および配
列番号2または3で示される塩基配列に選択的にハイブ
リダイズするフラグメントを有するDNAに関する。
【0011】特に、本発明は、(1)配列番号1で示さ
れるアミノ酸配列を含むポリペプチド、(2)前記
(1)に記載したポリペプチドをコードするDNA、
(3)配列番号2で示される塩基配列を有するDNA、
および(4)配列番号3で示される塩基配列を有するD
NAに関する。
【0012】配列番号1で示されるアミノ酸配列を含む
ポリペプチドとは、配列番号1で示されるアミノ酸配列
からなるポリペプチドだけでなく、該ポリペプチドのN
末端および/またはC末端に、配列番号1で示されるア
ミノ酸数の20%、より好ましくは5%以内の別個のポ
リペプチドを付加したポリペプチドを意味する。
【0013】実質的に純粋な形である配列番号1で示さ
れるアミノ酸配列を含むポリペプチドとは、一般に、生
産時のポリペプチドの90%以上、例えば95、98ま
たは99%が配列番号1で示されるアミノ酸配列を含む
ポリペプチドであることを意味する。
【0014】配列番号1で示されるアミノ酸配列を含む
ポリペプチドのホモローグとは、一般に少なくとも20
個、好ましくは少なくとも30個、例えば40、60ま
たは100個の連続したアミノ酸領域で、少なくとも7
0%、好ましくは少なくとも90または90%、より好
ましくは95%以上相同性のあるものであり、そのよう
なホモローグは、以後本発明ポリペプチドとして記載さ
れる。
【0015】さらに、配列番号1で示されるアミノ酸配
列を含むポリペプチドのフラグメント、またはそれらの
ホモローグのフラグメントとは、少なくとも10アミノ
酸、好ましくは少なくとも15アミノ酸、例えば20、
25、30、40、50または60アミノ酸部分を意味
する。
【0016】配列番号2または3で示される塩基配列を
有するDNAに選択的にハイブリダイズするDNAと
は、一般に、少なくとも20個、好ましくは少なくとも
30個、例えば40、60または100個の連続した塩
基配列領域で、少なくとも70%、好ましくは少なくと
も80または90%、より好ましくは95%以上の相同
性のあるものであり、そのようなDNAは、以後本発明
のDNAとして記載される。
【0017】配列番号2または3で示される塩基配列を
有するDNAのフラグメントとは、少なくとも10塩
基、好ましくは少なくとも15塩基、例えば20、2
5、30または40塩基部分を意味し、そのようなフラ
グメントも本発明のDNAに含まれる。
【0018】本発明のDNAは、遺伝子組み換え法、合
成法あるいは当業者に公知の方法によって取得すること
ができる。
【0019】さらに、本発明には、本発明のDNAから
なる複製または発現ベクターが含まれる。ベクターとし
ては、例えば、ori領域と、必要により上記DNAの
発現のためのプロモーター、プロモーターの制御因子な
どからなるプラスミド、ウィルスまたはファージベクタ
ーが挙げられる。ベクターはひとつまたはそれ以上の選
択的マーカー遺伝子、例えばアンピシリン耐性遺伝子を
含んでいてもよい。
【0020】さらに、本発明には、配列番号2または3
で示される塩基配列、またはそれらのオープンリーディ
ングフレームを有するDNAを含む本発明のDNAを複
製または発現させるためのベクターで形質転換された宿
主細胞も含まれる。細胞としては、例えば細菌、酵母、
昆虫細胞または哺乳動物細胞が挙げられる。
【0021】さらに、本発明には、本発明のポリペプチ
ドを発現させるための条件下で、本発明の宿主細胞を培
養することからなる本発明のポリペプチドの製造方法も
含まれる。
【0022】本発明のポリペプチドとしては、配列番号
1で示されたアミノ酸配列を有するもの以外に、その一
部が欠損したもの(例えば、成熟蛋白中、生物活性の発
現に必須な部分だけからなるポリペプチド)、その一部
が他のアミノ酸と置換したもの(例えば、物性の類似し
たアミノ酸に置換したもの)、およびその一部に他のア
ミノ酸が付加または挿入されたものも含まれる。
【0023】よく知られているように、ひとつのアミノ
酸をコードするコドンは1〜6種類(例えば、メチオニ
ン(Met)は1種類、ロイシン(Leu)は6種類)
知られている。従って、ポリペプチドのアミノ酸配列を
変えることなくDNAの塩基配列を変えることができ
る。
【0024】(2)で特定される本発明のDNAには、
それぞれ配列番号1で示されるポリペプチドをコードす
るすべての塩基配列群が含まれる。塩基配列を変えるこ
とによって、ポリペプチドの生産性が向上することがあ
る。
【0025】(3)で特定されるDNAは、(2)で示
されるDNAの一態様であり、天然型配列を表わす。
【0026】(4)に示されるDNAは、(3)で特定
されるDNAに天然の非翻訳部分を加えた配列を示す。
【0027】配列番号3で示される塩基配列を有するD
NAの作製は、以下の方法に従って行なわれる。すなわ
ち、(i) 本発明のポリペプチドが産生される細胞から
mRNAを分離し、(ii) 該mRNAからファーストス
トランド(1本鎖DNA)、次いでセカンドストランド
(2本鎖DNA)を合成し(cDNAの作製)、(iii)
該cDNAを適当なプラスミドベクターに組み込み、(i
v) 得られた組み換えベクターで宿主細胞を形質転換し
(cDNAライブラリーの作製)、(v) 得られたcD
NAライブラリーより、ハイブリダイゼーション法によ
り目的とするDNA含有プラスミドを単離し、(vi) 目
的とするDNAの塩基配列を決定することによって作製
することができる。
【0028】より詳細に説明すると、工程(i) は、哺乳
動物(例えば、ヒト、マウス、ラット、ウシ等)の組織
中、PGF受容体を発現していると考えられる組織、好
ましくは、黄体、卵巣、子宮等の組織細胞より、Okayam
a, H. 等の方法[Method inEnzymology, 154, 3(1987)
に記載。]、Chirgwin, J. M. 等の方法[Biochem.,18,
5294 (1979) に記載。]等の方法に従って行なわれ
る。
【0029】(ii)、(iii) および(iv)の工程はcDNA
ライブラリー作製の工程であり、改変した Gubler & H
offman法[Gene, 25, 263(1983) に記載。]に準じて行
なわれる。
【0030】(iii) の工程で用いられるプラスミドベク
ターとしては大腸菌内で機能するもの(例えば、pBR
322)や枯草菌内で機能するもの(例えば、pUB1
10)が多数知られているが、好適には、大腸菌内で機
能するλ−ZAPIIが用いられる。
【0031】(iv)の工程で用いられる宿主細胞は既に多
くのものが知られており、いずれを用いてもよいが、好
ましくはDH5のコンピテントセル[Gene, 96, 23(199
0)記載の方法により調整される。]である。
【0032】工程(v) は、それ自体公知であり、例え
ば、プラークハイブリダイゼーション法、コロニーハイ
ブリダイゼーション法[Gene, 10, 63 (1980) に記
載。]等によって行なわれる。また、適当なプローブと
しては、異種動物のPGF受容体のDNAまたはそのフ
ラグメントまたは該DNAとホモロジーを有するDNA
が用いられる。
【0033】工程(vi)はそれ自体公知であり、例えばジ
デオキシ・ターミネーター(dideoxyterminator)法やマ
キサム・ギルバート(Maxam-Gilbert )法により行なわ
れる。
【0034】配列番号2または3で示される塩基配列
が、一旦確定されると、その後は、化学合成によって、
またはPCR(polymerase chain reaction) 法によっ
て、あるいは該塩基配列の断片をプローブとしたハイブ
リダイズ法によって、本発明のDNAを得ることができ
る。さらに、本DNAを含有するベクターDNAを適当
な宿主に導入し、これを増殖させることによって、目的
とする本発明DNAを必要量得ることができる。
【0035】本発明のポリペプチド(配列番号1)を取
得する方法としては、(1)生体または培養細胞から精
製単離する方法、(2)ペプチド合成する方法、または
(3)遺伝子組み換え技術を用いて生産する方法、など
が挙げられるが、工業的には(3)に記載した方法が好
ましい。
【0036】遺伝子組み換え技術を用いてポリペプチド
を生産するための発現系(宿主−ベクター系)として
は、例えば、細菌、酵母、昆虫細胞および哺乳動物細胞
の発現系が挙げられる。
【0037】例えば、大腸菌で発現させる場合には、蛋
白部分をコードするDNA(例えば、配列番号2で示さ
れる塩基配列をコードするDNA)を、適当なプロモー
ター(例えば、trpプロモーター、lacプロモータ
ー、λPLプロモーター、T7プロモーター等)の下流
に接続し、大腸菌内で機能するベクター(例えば、pB
R322、pUC18、pUC19等)に挿入して発現
ベクターを作製する。次に、この発現ベクターで形質転
換した大腸菌(例えば、E.coli DH1、E.coli JM
109、E.coli HB101株等)を適当な培地で培養
して、その菌体より目的とするポリペプチドを得ること
ができる。
【0038】また、バクテリアのシグナルペプチド(例
えば、pelBのシグナルペプチド)を利用すれば、ペ
リプラズム中に目的とするポリペプチドを分泌すること
もできる。さらに、他のポリペプチドとのヒュージョン
プロテイン(fusion protein)を生産することもできる。
【0039】また、哺乳動物細胞で発現させる場合に
は、例えば、配列番号3で示される塩基配列をコードす
るDNAを適当なベクター(例えば、レトロウイルスベ
クター、パピローマウイルスベクター、ワクシニアウイ
ルスベクター、SV40系ベクター等)中の適当なプロ
モーター(例えば、SV40プロモーター、LTRプロ
モーター、メタロチオネインプロモーター等)の下流に
挿入して発現ベクターを作製する。次に、得られた発現
ベクターで適当な哺乳動物細胞(例えば、サルCOS−
7細胞、チャイニーズハムスターCHO細胞、マウスL
細胞等)を形質転換し、形質転換体を適当な培地で培養
することによって、その培養液中に目的とするポリペプ
チドが分泌される。
【0040】以上のようにして得られたポリペプチド
は、一般的な生化学的方法によって単離精製することが
できる。
【0041】
【発明の効果】本発明のポリペプチドは、それ自体、P
GF、とりわけPGF2αと特異的に結合するのでPG
F2αの過剰産生によって生ずる疾患、例えば、高血
圧、喘息、下痢、早産等の予防あるいは治療剤として用
いることができる。また、PGF2αのアゴニストまた
はアンタゴニスト活性を有する物質のスクリーニングに
用いられる。
【0042】さらに、該ポリペプチドのポリクローナル
抗体またはモノクローナル抗体を用いて、生体における
該ポリペプチドの定量が行なえ、これによって該ポリペ
プチドと疾患との関係の研究あるいは疾患の診断等に利
用することができる。ポリクローナル抗体およびモノク
ローナル抗体は該ポリペプチドあるいはその断片を抗原
として用いて常法により作製することができる。
【0043】本発明のDNAは、多大な有用性が期待さ
れる本発明のポリペプチドを生産する際の重要かつ必須
の鋳型となるだけでなく、遺伝病の診断や治療に利用で
きる。また、本発明のDNAをプローブとしてジェノミ
ック(genomic) DNAを分離できる。同様にして、本発
明DNAと相同性の高いヒトの関連ポリペプチドの遺伝
子、またヒト以外の生物における本発明ポリペプチドと
相同性の高いポリペプチドの遺伝子を分離することも可
能である。
【0044】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、これらは本発明の範囲を制限するもので
はない。
【0045】実施例1:マウスPGF受容体のcDNA
クローニング (1)PCR法による種々のプロスタノイド受容体と相
同性を示すウシcDNAフラグメントの増幅 一本鎖cDNAを、ウシ黄体由来全RNAから、ランダ
ムヘキサヌクレオチドをプライマーとして用いて合成し
た。PCRのプライマーは、ヒトとマウスのTXA2
容体およびマウスの3種のPGE受容体サブタイプのc
DNAのうち、2番目の細胞外ループ領域および7番目
の膜貫通領域をコードすると想定される部分を用いた。
PCRプライマーとしては、以下に示す合成ヌクレオチ
ドを用いた(それぞれ、EcoRIおよびBamHIサ
イトを含む)。
【0046】
【化1】5'-GAATTCCA(AG)T(AG)(CG)CCIGG(CG)(AT)CITGG
TG(CT)TT-3' および
【化2】 5'-GGATCCAG(CG)A(GT)ATA(AC)ACCCA(GT)GG(AG)TC-3'
【0047】増幅は、最初の2回は、94℃で0.8 分
間、40℃で1分間、72℃で3分間、次の3回は、9
4℃で0.8 分間、46℃で1分間、72℃で2分間、そ
して最後に27回、94℃で0.8 分間、55℃で1分
間、72℃で3分間行なった。増幅されたcDNAは、
BamHIとEcoRIで消化し、アガロースゲル電気
泳動にかけて分離した後、pBluescript SK(+) (Strat
agene 社製) ベクターのEcoRIおよびBamHIサ
イトにサブクローニングした。ランダムにピックアップ
した17クローンについてシークエンシングした結果、
10クローンがヒトのTXA2 受容体と相同性(80
%)を有する配列であった。これは、ウシのTXA2
容体をコードしていると考えられる。また、390bp
を有するクローン(BCA2)は、マウスEP1および
ヒトTXA2 受容体のcDNA塩基配列とそれぞれ52.0
%および50.0%の相同性を示した。
【0048】(2)クロス・ハイブリダイゼーションに
よるマウスPGF受容体のcDNAの単離 妊娠マウスの卵巣組織を調製し、poly(A) の付加された
RNAを単離した。オリゴ(dT)プライミング法によ
り調製されたcDNAより、2.0 キロベース以上のもの
を選択し、EcoRIアダプター(New England Biolabs
社) を付け、λZAPIIDNA(Stratagene)のEcoR
I部位に挿入してcDNAライブラリーを作製した。得
られたcDNAライブラリー中の5.0 ×105 個のクロー
ンを、上記(1) で得られたBCA2のcDNAインサー
トを用いたクロスハイブリダイゼーションによってスク
リーニングした。ハイブリダイゼーションは5×Denhar
dt's溶液(0.1 %Ficoll、0.1 %ポリビニルピロリドン
および0.1 %ウシ血清アルブミン)と0.5 %SDS(sod
ium dodecyl sulfate)を含有する6×SSC(900m
M NaCl,90mMクエン酸ナトリウム)中、58
℃で15時間行ない、ハイブリダイゼーション後、フィ
ルターは、60℃で30分間、1%SDS含有2×SS
Cで2回洗浄した。多数のポジティブクローンのうち、
18個のクローンを単離し、シークエンス解析に供し
た。核酸の塩基配列は、ジデオキシ塩基配列決定法(did
eoxy chain termination method)により、二本鎖につい
て実施した。その結果、代表的クローンのひとつ、MC
205は、1098bpの転写解読枠(open reading fr
ame)を持つ完全長DNAクローンであった。
【0049】実施例2:COS−1細胞による発現とリ
ガンドとのバインディングアッセイ MC205のcDNAのEcoRIインサートを、修飾
されたeukaryotic発現ベクターであるpcDNAI/A
mp(Invitrogen社製)にサブクローンし、得られたプ
ラスミドDNAをDEAE−デキストラン法(Mol. Cel
l. Biol., 4, 1641 (1984)に記載。)によってCOS−
1細胞に形質転換した。72時間培養した後、増殖細胞
からJ. Biol. Chem. 267, 6463 (1992) 記載の方法によ
って、クルードな膜組織を調製した。得られた膜組織
(30mg蛋白/アッセイ)を用いて、[ 3H]PGF
2αとのバインディングアッセイを行なった。バインデ
ィングアッセイはProstaglandins, 40, 491 (1990)記載
の方法に従って行なった。
【0050】その結果、[ 3H]PGF2αは特異的に
結合することが分かった。図1は[ 3H]PGF2α
の、MC205をトランスフェクトした細胞膜への結合
に対する種々のリガンドの阻害活性を示す。種々のプロ
スタグランジンによる[ 3H]PGF2αの結合阻害
は、PGF2α=9α,11β−PGF2>PGF1α
>PGD2>STA2 (安定なTXA2 アゴニスト)>
PGE2>Iloprost(安定なPGI2アゴニス
ト)の順序で認められた。
【0051】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:366 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Ser Met Asn Ser Ser Lys Gln Pro Val Ser Pro Ala Ala Gly Leu 1 5 10 15 Ile Ala Asn Thr Thr Cys Gln Thr Glu Asn Arg Leu Ser Val Phe Phe 20 25 30 Ser Ile Ile Phe Met Thr Val Gly Ile Leu Ser Asn Ser Leu Ala Ile 35 40 45 Ala Ile Leu Met Lys Ala Tyr Gln Arg Phe Arg Gln Lys Ser Lys Ala 50 55 60 Ser Phe Leu Leu Leu Ala Ser Gly Leu Val Ile Thr Asp Phe Phe Gly 65 70 75 80 His Leu Ile Asn Gly Gly Ile Ala Val Phe Val Tyr Ala Ser Asp Lys 85 90 95 Asp Trp Ile Arg Phe Asp Gln Ser Asn Ile Leu Cys Ser Ile Phe Gly 100 105 110 Ile Ser Met Val Phe Ser Gly Leu Cys Pro Leu Phe Leu Gly Ser Ala 115 120 125 Met Ala Ile Glu Arg Cys Ile Gly Val Thr Asn Pro Ile Phe His Ser 130 135 140 Thr Lys Ile Thr Ser Lys His Val Lys Met Ile Leu Ser Gly Val Cys 145 150 155 160 Met Phe Ala Val Phe Val Ala Val Leu Pro Ile Leu Gly His Arg Asp 165 170 175 Tyr Gln Ile Gln Ala Ser Arg Thr Trp Cys Phe Tyr Asn Thr Glu His 180 185 190 Ile Glu Asp Trp Glu Asp Arg Phe Tyr Leu Leu Phe Phe Ser Phe Leu 195 200 205 Gly Leu Leu Ala Leu Gly Val Ser Phe Ser Cys Asn Ala Val Thr Gly 210 215 220 Val Thr Leu Leu Thr Val Lys Phe Arg Ser Gln Gln His Arg Gln Gly 225 230 235 240 Arg Ser His His Leu Glu Met Ile Ile Gln Leu Leu Ala Ile Met Cys 245 250 255 Val Ser Cys Val Cys Trp Ser Pro Phe Leu Val Thr Met Ala Asn Ile 260 265 270 Ala Ile Asn Gly Asn Asn Ser Pro Val Thr Cys Glu Thr Thr Leu Phe 275 280 285 Ala Leu Arg Met Ala Thr Trp Asn Gln Ile Leu Asp Pro Trp Val Tyr 290 295 300 Ile Leu Leu Arg Lys Ala Val Leu Arg Asn Leu Tyr Lys Leu Ala Ser 305 310 315 320 Arg Cys Cys Gly Val Asn Ile Ile Ser Leu His Ile Trp Glu Leu Ser 325 330 335 Ser Ile Lys Asn Ser Leu Lys Val Ala Ala Ile Ser Glu Ser Pro Ala 340 345 350 Ala Glu Lys Glu Ser Gln Gln Ala Ser Ser Glu Ala Gly Leu 355 360 365
【0052】配列番号:2 配列の長さ:1098 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 ATGTCTATGA ACAGTTCCAA GCAGCCAGTG TCTCCTGCAG CTGGACTCAT CGCAAACACA 60 ACCTGCCAGA CGGAGAACCG GCTTTCAGTA TTTTTTTCTA TCATCTTCAT GACAGTGGGG 120 ATCTTATCGA ACAGCCTGGC CATCGCCATT CTCATGAAGG CCTACCAGAG ATTTAGACAG 180 AAGTCAAAGG CTTCCTTCCT GCTTTTGGCT AGTGGCCTGG TGATCACAGA CTTCTTTGGC 240 CACCTTATCA ACGGAGGCAT AGCTGTCTTT GTATATGCTT CTGATAAAGA CTGGATCCGC 300 TTTGATCAGT CAAACATCCT GTGCAGTATT TTTGGAATCT CCATGGTCTT TTCTGGCTTG 360 TGCCCACTTT TTCTAGGCAG TGCGATGGCC ATCGAGAGGT GTATAGGAGT CACCAATCCT 420 ATATTTCACT CTACGAAGAT CACATCTAAA CACGTGAAAA TGATCCTGAG TGGTGTGTGC 480 ATGTTTGCTG TGTTCGTGGC TGTGCTGCCC ATCCTTGGAC ACCGAGATTA TCAAATCCAA 540 GCGTCCAGAA CCTGGTGTTT CTACAACACA GAGCACATCG AAGACTGGGA AGACAGATTT 600 TATCTCCTGT TCTTTTCTTT CCTCGGACTC TTAGCTCTTG GTGTTTCCTT CTCGTGCAAT 660 GCCGTCACGG GAGTCACACT CTTAAGAGTG AAGTTCAGAA GCCAGCAGCA TAGGCAAGGC 720 AGATCTCACC ACCTGGAGAT GATCATTCAG CTCCTGGCCA TAATGTGCGT CTCCTGCGTC 780 TGCTGGAGTC CCTTTCTGGT AACAATGGCC AACATTGCAA TAAATGGAAA TAATTCCCCA 840 GTGACCTGTG AAACGACACT TTTTGCTCTC CGCATGGCAA CGTGGAATCA GATCTTAGAT 900 CCCTGGGTCT ATATTCTGCT ACGGAAGGCT GTCCTTAGGA ACCTGTATAA ACTTGCCAGT 960 CGTTGCTGTG GAGTTAACAT CATCAGCTTG CATATCTGGG AACTCAGCTC CATCAAGAAT 1020 TCCTTAAAGG TTGCTGCTAT TTCTGAGTCA CCAGCTGCAG AGAAGGAGAG CCAGCAAGCA 1080 TCGAGTGAAG CTGGACTG 1098
【0053】配列番号:3 配列の長さ:2170 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 TCTGCGGTGA TCCAGTGCTC AGAAGTGTCC TAGGGAGGAA AGAGAGGTGG AACCCGAGGT 60 TGCGGCTGCG CAGGGCTGGT TGCGCCATGG AACACCGGGC TCAGCGCTCT TCTGCTCCGG 120 ACACAACCAC TCAGTGGCTC AGGATGCCGA GATGTCTGCA CTCCGAGACT GCACAGTTGT 180 GACAGAGAGA TGACTTGAGG GGACAGCTTT TACCTCCACA ACAATGTCTA TGAACAGTTC 240 CAAGCAGCCA GTGTCTCCTG CAGCTGGACT CATCGCAAAC ACAACCTGCC AGACGGAGAA 300 CCGGCTTTCA GTATTTTTTT CTATCATCTT CATGACAGTG GGGATCTTAT CGAACAGCCT 360 GGCCATCGCC ATTCTCATGA AGGCCTACCA GAGATTTAGA CAGAAGTCAA AGGCTTCCTT 420 CCTGCTTTTG GCTAGTGGCC TGGTGATCAC AGACTTCTTT GGCCACCTTA TCAACGGAGG 480 CATAGCTGTC TTTGTATATG CTTCTGATAA AGACTGGATC CGCTTTGATC AGTCAAACAT 540 CCTGTGCAGT ATTTTTGGAA TCTCCATGGT CTTTTCTGGC TTGTGCCCAC TTTTTCTAGG 600 CAGTGCGATG GCCATCGAGA GGTGTATAGG AGTCACCAAT CCTATATTTC ACTCTACGAA 660 GATCACATCT AAACACGTGA AAATGATCCT GAGTGGTGTG TGCATGTTTG CTGTGTTCGT 720 GGCTGTGCTG CCCATCCTTG GACACCGAGA TTATCAAATC CAAGCGTCCA GAACCTGGTG 780 TTTCTACAAC ACAGAGCACA TCGAAGACTG GGAAGACAGA TTTTATCTCC TGTTCTTTTC 840 TTTCCTCGGA CTCTTAGCTC TTGGTGTTTC CTTCTCGTGC AATGCCGTCA CGGGAGTCAC 900 ACTCTTAAGA GTGAAGTTCA GAAGCCAGCA GCATAGGCAA GGCAGATCTC ACCACCTGGA 960 GATGATCATT CAGCTCCTGG CCATAATGTG CGTCTCCTGC GTCTGCTGGA GTCCCTTTCT 1020 GGTAACAATG GCCAACATTG CAATAAATGG AAATAATTCC CCAGTGACCT GTGAAACGAC 1080 ACTTTTTGCT CTCCGCATGG CAACGTGGAA TCAGATCTTA GATCCCTGGG TCTATATTCT 1140 GCTACGGAAG GCTGTCCTTA GGAACCTGTA TAAACTTGCC AGTCGTTGCT GTGGAGTTAA 1200 CATCATCAGC TTGCATATCT GGGAACTCAG CTCCATCAAG AATTCCTTAA AGGTTGCTGC 1260 TATTTCTGAG TCACCAGCTG CAGAGAAGGA GAGCCAGCAA GCATCGAGTG AAGCTGGACT 1320 GTAAATCAAT GCAGTATTAG AAGAAAGTCA CGGAAACTTC TGAAACATCT CAGTTGATCC 1380 GACTCATCGT GTAACTGGAA CATTTGGACC TCTGTGTAGT TTGGGAGAAC ACTGGTCAGA 1440 CACACCTTCT GACTTTTGTT AAGCTGACTG CTGCATGGTT GTGTATTTCA TTTGTTTGTG 1500 TCAACAGGAG ATAGACAGAT ACAATGTGGT GTCCTTGAGT AGAACACACA TTTGAGTTTA 1560 ATCTGTGTGG CTTACGTTCT TGGAATAAAT GAATCTGTTG AGGCCTAGTG CCTTTATTTG 1620 ACCTATTTTT CCAAGCACCT TATGCTACTT GCACTGTGAC ATGGCATTTG AGGATCCCTG 1680 ACTTACAGAC AAAGCTTAAA ATGACACAAG TCATTTTTTC TGTTTGCGTG TGCGGTTCTG 1740 CTCTGTTTAC CAGTCCATGT GTCCTCAATC AATATCTGCA TGACCATGAC ATCTGAGACT 1800 CACGGTGACT TTGATGGCCA CTGTGTAGGT TGGCCAGCCT GATATTGTGA GGCTGATGAG 1860 GATAATCATT CTTGTCACAA CTGACAGGTA TGAGTGCTTG CATTTGTTGT TATGAAGGTT 1920 AATTATTTTT CCATATTTGT TATCCTCCTA TAAAGTCATA GGTTTTCAGT GTCTAAGTAA 1980 TCTCCAGTTC CTCTGAAAAT TGTAGAGAAA TGCCGGCTTT GTCTTAGCAC AGATTCAGCT 2040 CATGACAGCC TATCATGAGC CCTATTATAG ACGATAGAAA CATTGGAAAC CCACTTACAC 2100 ATGCCAAGAA CATGGCAAAC GTTGCTTTAT CTGAGTTGTC CTTTCTGTGT CAGAGAATAA 2160 AAGAAAAACA 2170
【0054】配列番号:4 配列の長さ:2170 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:mouse 組織の種類:ovarian tissues 配列の特徴 特徴を表わす記号:CDS 存在位置:224..1324 特徴を決定した方法:P 配列 TCTGCGGTGA TCCAGTGCTC AGAAGTGTCC TAGGGAGGAA AGAGAGGTGG AACCCGAGGT 60 TGCGGCTGCG CAGGGCTGGT TGCGCCATGG AACACCGGGC TCAGCGCTCT TCTGCTCCGG 120 ACACAACCAC TCAGTGGCTC AGGATGCCGA GATGTCTGCA CTCCGAGACT GCACAGTTGT 180 GACAGAGAGA TGACTTGAGG GGACAGCTTT TACCTCCACA ACA ATG TCT ATG AAC 235 Met Ser Met Asn 1 AGT TCC AAG CAG CCA GTG TCT CCT GCA GCT GGA CTC ATC GCA AAC ACA 283 Ser Ser Lys Gln Pro Val Ser Pro Ala Ala Gly Leu Ile Ala Asn Thr 5 10 15 20 ACC TGC CAG ACG GAG AAC CGG CTT TCA GTA TTT TTT TCT ATC ATC TTC 331 Thr Cys Gln Thr Glu Asn Arg Leu Ser Val Phe Phe Ser Ile Ile Phe 25 30 35 ATG ACA GTG GGG ATC TTA TCG AAC AGC CTG GCC ATC GCC ATT CTC ATG 379 Met Thr Val Gly Ile Leu Ser Asn Ser Leu Ala Ile Ala Ile Leu Met 40 45 50 AAG GCC TAC CAG AGA TTT AGA CAG AAG TCA AAG GCT TCC TTC CTG CTT 427 Lys Ala Tyr Gln Arg Phe Arg Gln Lys Ser Lys Ala Ser Phe Leu Leu 55 60 65 TTG GCT AGT GGC CTG GTG ATC ACA GAC TTC TTT GGC CAC CTT ATC AAC 475 Leu Ala Ser Gly Leu Val Ile Thr Asp Phe Phe Gly His Leu Ile Asn 70 75 80 GGA GGC ATA GCT GTC TTT GTA TAT GCT TCT GAT AAA GAC TGG ATC CGC 523 Gly Gly Ile Ala Val Phe Val Tyr Ala Ser Asp Lys Asp Trp Ile Arg 85 90 95 100 TTT GAT CAG TCA AAC ATC CTG TGC AGT ATT TTT GGA ATC TCC ATG GTC 571 Phe Asp Gln Ser Asn Ile Leu Cys Ser Ile Phe Gly Ile Ser Met Val 105 110 115 TTT TCT GGC TTG TGC CCA CTT TTT CTA GGC AGT GCG ATG GCC ATC GAG 619 Phe Ser Gly Leu Cys Pro Leu Phe Leu Gly Ser Ala Met Ala Ile Glu 120 125 130 AGG TGT ATA GGA GTC ACC AAT CCT ATA TTT CAC TCT ACG AAG ATC ACA 667 Arg Cys Ile Gly Val Thr Asn Pro Ile Phe His Ser Thr Lys Ile Thr 135 140 145 TCT AAA CAC GTG AAA ATG ATC CTG AGT GGT GTG TGC ATG TTT GCT GTG 715 Ser Lys His Val Lys Met Ile Leu Ser Gly Val Cys Met Phe Ala Val 150 155 160 TTC GTG GCT GTG CTG CCC ATC CTT GGA CAC CGA GAT TAT CAA ATC CAA 763 Phe Val Ala Val Leu Pro Ile Leu Gly His Arg Asp Tyr Gln Ile Gln 165 170 175 180 GCG TCC AGA ACC TGG TGT TTC TAC AAC ACA GAG CAC ATC GAA GAC TGG 811 Ala Ser Arg Thr Trp Cys Phe Tyr Asn Thr Glu His Ile Glu Asp Trp 185 190 195 GAA GAC AGA TTT TAT CTC CTG TTC TTT TCT TTC CTC GGA CTC TTA GCT 859 Glu Asp Arg Phe Tyr Leu Leu Phe Phe Ser Phe Leu Gly Leu Leu Ala 200 205 210 CTT GGT GTT TCC TTC TCG TGC AAT GCC GTC ACG GGA GTC ACA CTC TTA 907 Leu Gly Val Ser Phe Ser Cys Asn Ala Val Thr Gly Val Thr Leu Leu 215 220 225 AGA GTG AAG TTC AGA AGC CAG CAG CAT AGG CAA GGC AGA TCT CAC CAC 955 Thr Val Lys Phe Arg Ser Gln Gln His Arg Gln Gly Arg Ser His His 230 235 240 CTG GAG ATG ATC ATT CAG CTC CTG GCC ATA ATG TGC GTC TCC TGC GTC 1003 Leu Glu Met Ile Ile Gln Leu Leu Ala Ile Met Cys Val Ser Cys Val 245 250 255 260 TGC TGG AGT CCC TTT CTG GTA ACA ATG GCC AAC ATT GCA ATA AAT GGA 1051 Cys Trp Ser Pro Phe Leu Val Thr Met Ala Asn Ile Ala Ile Asn Gly 265 270 275 AAT AAT TCC CCA GTG ACC TGT GAA ACG ACA CTT TTT GCT CTC CGC ATG 1099 Asn Asn Ser Pro Val Thr Cys Glu Thr Thr Leu Phe Ala Leu Arg Met 280 285 290 GCA ACG TGG AAT CAG ATC TTA GAT CCC TGG GTC TAT ATT CTG CTA CGG 1147 Ala Thr Trp Asn Gln Ile Leu Asp Pro Trp Val Tyr Ile Leu Leu Arg 295 300 305 AAG GCT GTC CTT AGG AAC CTG TAT AAA CTT GCC AGT CGT TGC TGT GGA 1195 Lys Ala Val Leu Arg Asn Leu Tyr Lys Leu Ala Ser Arg Cys Cys Gly 310 315 320 GTT AAC ATC ATC AGC TTG CAT ATC TGG GAA CTC AGC TCC ATC AAG AAT 1243 Val Asn Ile Ile Ser Leu His Ile Trp Glu Leu Ser Ser Ile Lys Asn 325 330 335 340 TCC TTA AAG GTT GCT GCT ATT TCT GAG TCA CCA GCT GCA GAG AAG GAG 1291 Ser Leu Lys Val Ala Ala Ile Ser Glu Ser Pro Ala Ala Glu Lys Glu 345 350 355 AGC CAG CAA GCA TCG AGT GAA GCT GGA CTG TAAATCAATG CAGTATTAGA A 1342 Ser Gln Gln Ala Ser Ser Glu Ala Gly Leu 360 365 GAAAGTCACG GAAACTTCTG AAACATCTCA GTTGATCCGA CTCATCGTGT AACTGGAACA 1402 TTTGGACCTC TGTGTAGTTT GGGAGAACAC TGGTCAGACA CACCTTCTGA CTTTTGTTAA 1462 GCTGACTGCT GCATGGTTGT GTATTTCATT TGTTTGTGTC AACAGGAGAT AGACAGATAC 1522 AATGTGGTGT CCTTGAGTAG AACACACATT TGAGTTTAAT CTGTGTGGCT TACGTTCTTG 1582 GAATAAATGA ATCTGTTGAG GCCTAGTGCC TTTATTTGAC CTATTTTTCC AAGCACCTTA 1642 TGCTACTTGC ACTGTGACAT GGCATTTGAG GATCCCTGAC TTACAGACAA AGCTTAAAAT 1702 GACACAAGTC ATTTTTTCTG TTTGCGTGTG CGGTTCTGCT CTGTTTACCA GTCCATGTGT 1762 CCTCAATCAA TATCTGCATG ACCATGACAT CTGAGACTCA CGGTGACTTT GATGGCCACT 1822 GTGTAGGTTG GCCAGCCTGA TATTGTGAGG CTGATGAGGA TAATCATTCT TGTCACAACT 1882 GACAGGTATG AGTGCTTGCA TTTGTTGTTA TGAAGGTTAA TTATTTTTCC ATATTTGTTA 1942 TCCTCCTATA AAGTCATAGG TTTTCAGTGT CTAAGTAATC TCCAGTTCCT CTGAAAATTG 2002 TAGAGAAATG CCGGCTTTGT CTTAGCACAG ATTCAGCTCA TGACAGCCTA TCATGAGCCC 2062 TATTATAGAC GATAGAAACA TTGGAAACCC ACTTACACAT GCCAAGAACA TGGCAAACGT 2122 TGCTTTATCT GAGTTGTCCT TTCTGTGTCA GAGAATAAAA GAAAAACA 2170
【図面の簡単な説明】
【図1】 [ 3H]PGF2αの、MC205をトラン
スフェクトした細胞膜への結合に対する種々のリガンド
の阻害活性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/02 C 9282−4B // A61K 38/00 ABU ACD ACR ACV (C12N 5/10 C12R 1:91) (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) A61K 37/02 ABU ACD ACR ACV (C12N 5/00 B C12R 1:91) (C12N 15/00 ZNA A C12R 1:91)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に純粋な形である、哺乳動物のプ
    ロスタグランジンF受容体。
  2. 【請求項2】 マウス由来のものである請求項1記載の
    受容体。
  3. 【請求項3】 配列番号1で示されるアミノ酸配列を含
    むポリペプチド、そのホモローグ、その配列のフラグメ
    ント、およびそのホモローグである請求項2記載の受容
    体。
  4. 【請求項4】 配列番号1で示されるアミノ酸配列から
    なる請求項3記載のポリペプチド。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4に記載された
    ポリペプチドをコードするDNA。
  6. 【請求項6】 配列番号2で示される塩基配列を有する
    請求項5記載のDNA、またはその配列に選択的にハイ
    ブリダイズするフラグメント。
  7. 【請求項7】 配列番号3で示される塩基配列を有する
    請求項5記載のDNA、またはその配列に選択的にハイ
    ブリダイズするフラグメント。
  8. 【請求項8】 請求項5から7のいずれかの項に記載の
    DNAからなる複製または発現ベクター。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の複製または発現ベクター
    で形質転換された宿主細胞。
  10. 【請求項10】 請求項1から4のいずれかの項に記載
    されたポリペプチドを発現させるための条件下で請求項
    9記載の宿主細胞を培養することからなる該ポリペプチ
    ドの製造方法。
JP6051313A 1994-02-24 1994-02-24 プロスタグランジンf受容体、その製造方法、該受容体をコードするdna、そのdnaからなるベクターおよびそのベクターで形質転換された宿主細胞 Pending JPH07238094A (ja)

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