JPH10112932A - 過電圧放電回路 - Google Patents
過電圧放電回路Info
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Abstract
し、併せて過電圧印加時の切分け部の誤動作を防止する
こと。 【解決手段】 回線側端子L1 ,L2 と端末側端子l1
,l2 とを結ぶ2線間に、第1の電圧検出部11と第
2の電圧検出部14とを並列接続し、さらに第2の電圧
検出部14と小電流放電部13と直列接続し、定常制御
時における定常電圧の印加時は小電流放電部13による
小電流放電のみ行わせ、過電圧印加時は小電流放電部1
3及び大電流放電部15による小電流放電及び大電流放
電を行わせるようにした。
Description
診断を行うための遠隔操作が行われる切分け部に対し、
回線側端子を介して印加される過電圧を放電する過電圧
放電回路に関する。
示す方法で行われている。
端子l1 ,l2 とを結ぶ2線間には、切分け部20及び
過電圧を放電するための過電圧放電回路10が設けられ
ている。
線側端子L1 ,L2 に外部制御装置(図示省略)から図
4(a)に示すような電圧が印加されると、第1の電圧
検出部11の検出動作によって、放電部12が放電動作
を行うことにより、回線側端子L1 ,L2 と端末側端子
l1 ,l2 とを結ぶ2線間に図4(b)に示すような比
較的大きな電流が流れる。
の電圧によって切分け部20が動作し、切分け部20内
部のリレー等の接続によって回線ループが構成されるこ
とにより、通信回線が正常に接続されているか否かを診
断するための外部制御装置からのテスト信号の印加が可
能となる。
グで、回線側端子L1 ,L2 に定常制御時の約2倍程度
の図4(c)に示すような過電圧が印加される場合、第
1の電圧検出部11の検出動作によって、放電部12が
放電動作を行うことにより、回線側端子L1 ,L2 と端
末側端子l1 ,l2 とを結ぶ2線間に図4(d)に示す
ような大きな放電電流が流れる。
放電電流により、切分け部20が誤動作しないようにな
っている。
従来の定常制御の動作時における過電圧放電回路10に
あっては、切分け部20にテスト信号を印加する回線ル
ープを構成するための電圧が第1の電圧検出部11の検
出動作により放電部12によって放電されるようになっ
ている。
印加時にあっても、第1の電圧検出部11の検出動作に
よって、放電部12が放電動作を行い、2線間に大きな
放電電流が流れることで、切分け部20の誤動作が防止
されるようになっている。
での放電電流は、図4(b)に示したように、比較的大
きいため、通信回線の線路抵抗による電圧降下が図4
(e)のように大きくなることから、外部制御装置の出
力電圧を必要以上に高くしなければならないという不具
合があった。
れたもので、定常制御時の外部制御装置の出力電圧を低
くすることができ、併せて過電圧印加時の切分け部の誤
動作を防止することができる過電圧放電回路を提供する
ことを目的とする
通信回線系の障害診断を行うための遠隔操作が行われる
切分け部に対し、回線側端子を介して印加される過電圧
を放電する過電圧放電回路であって、前記切分け部に対
して並列接続され、前記回線側端子を介して印加される
電圧を検出する第1の電圧検出部と、この第1の電圧検
出部の検出動作によって小電流放電を行う小電流放電部
と、前記第1の電圧検出部に対して並列接続され、前記
回線側端子を介して印加される電圧を検出する第2の電
圧検出部と、この第2の電圧検出部の検出動作によって
大電流放電動作を行う大電流放電部とを具備し、前記回
線側端子を介して印加される電圧が定常制御時における
定常電圧であるとき、前記第1の電圧検出部のみの検出
動作によって前記小電流放電部のみが小電流放電を行
い、前記回線側端子を介して印加される電圧が過電圧の
ときは、前記第1及び第2の電圧検出部の検出動作によ
って、前記小電流放電部及び大電流放電部がそれぞれ小
電流放電及び大電流放電を行うことを特徴とする。
れる電圧が定常制御時における定常電圧であるとき、第
1の電圧検出部のみの検出動作によって小電流放電部の
みが小電流放電を行うため、通信回線の線路抵抗による
電圧降下が小さくされる。
が過電圧のときは、第1及び第2の電圧検出部の検出動
作によって、小電流放電部及び大電流放電部がそれぞれ
小電流放電及び大電流放電を行うため、切分け部を動作
させるべき電圧が瞬時にして低減される。
出部は、前記小電流放電部と直列接続されていることを
特徴とする。
放電部とが回線側端子と端末側端子とを結ぶ2線間に直
列接続されているため、回線側端子を介して印加される
電圧がこれら第2の電圧検出部と小電流放電部とで分圧
される。
電圧が定常制御時における定常電圧である場合、第2の
電圧検出部に印加される電圧が小電流放電部によって分
圧された電圧であって、第2の電圧検出部が検出動作を
行うに足りる電圧が得られないことになり、よって定常
電圧が印加された場合には第2の電圧検出部が検出動作
を行わない。
が過電圧である場合、第2の電圧検出部に印加される電
圧が小電流放電部によって分圧されるにも関わらず、そ
の分圧された電圧は第2の電圧検出部が検出動作を行う
に足りるレベルとなり、第2の電圧検出部による検出動
作が可能となる。
を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する図に
おいて、図3と共通する部分には同一符号を付すものと
する。
の形態を示すものである。すなわち、本実施の形態の過
電圧放電回路10では、第1の電圧検出部11の動作に
よって小放電動作を行う高インーダンスな回路構成とさ
れた小電流放電部13と、第2の電圧検出部14の動作
によって大放電動作を行う低インピーダンスな回路構成
とされた大電流放電部15とが設けられている。
出部14とは、回線側端子L1 ,L2 と端末側端子l1
,l2 とを結ぶ2線間に直列に接続されているため、
回線側端子L1 ,L2 を介して電圧が印加されるとき、
それぞれには分圧された電圧が印加されることになる。
11のみの動作によって小電流放電部13側のみが小放
電動作を行い、定常制御時の約2倍程度の過電圧が印加
される過電圧印加時は第1の電圧検出部11及び第2の
電圧検出部14の両者の検出動作によって小電流放電部
13及び大電流放電部15が放電動作を行うようになっ
ている。
次のような動作を行う。まず、定常制御時の動作におい
ては、回線側端子L1 ,L2 に外部制御装置(図示省
略)から図2(a)に示すような電圧が印加されると、
第1の電圧検出部11の検出動作によって、高インーダ
ンスな回路構成とされた小電流放電部13が小放電動作
を行うことにより、回線側端子L1 ,L2 と端末側端子
l1 ,l2とを結ぶ2線間に図2(b)に示すような小
電流が流れる。
れる電圧は、上述したように、小電流放電部13によっ
て分圧されて小さな値とされるため、第2の電圧検出部
14が動作せず、よって大電流放電部15での放電動作
は行われない。
(a)の電圧によって切分け部20が動作することによ
り、切分け部20内部のリレー等の接続によって回線ル
ープが構成されるため、外部制御装置からのテスト信号
の印加が可能となる。
電流放電部13のみの小放電動作により、図2(b)に
示すような小電流が流れるため、通信回線の線路抵抗に
よる電圧降下は図2(f)に示すように、小さな値とな
ることから、外部制御装置の出力電圧は電圧降下が小さ
くなった分だけ低くされる。
グで、回線側端子L1 ,L2 に定常制御時の約2倍程度
の図2(c)に示すような過電圧が印加される場合、第
1の電圧検出部11の検出動作によって、小電流放電部
13には図2(d)のような小電流が流れる。
電流放電部13によって分圧されても、その分圧された
電圧は第2の電流検出部14が検出動作するに足りる電
圧であるため、第2の電圧検出部14の動作によって、
大電流放電部15が大放電動作を行い、上記の2線間に
は図2(e)に示すような大電流が流れる。
部13及び大電流放電部15による放電動作によって図
2(d),(e)を合わせた電流が流れるが、主に図2
(e)のように回線側端子L1 ,L2 に印加された過電
圧は急激に減少するため、切分け部20の誤動作が抑え
られる。
子L1 ,L2 と端末側端子l1 ,l2 とを結ぶ2線間
に、第1の電圧検出部11と第2の電圧検出部14とを
並列接続し、さらに第2の電圧検出部14と小電流放電
部13と直列接続したので、回線側端子L1 ,L2 を介
して印加される電圧がこれら第2の電圧検出部14と小
電流放電部13とで分圧される。
印加される電圧が定常制御時における定常電圧である場
合、第2の電圧検出部14が検出動作を行うに足りる電
圧が得られないことから、定常電圧印加時は第1の電圧
検出部11のみが検出動作を行い、小電流放電部13に
よる小電流放電のみが行われる。
(a)の電圧によって切分け部20が動作することによ
り、切分け部20内部のリレー等の接続によって回線ル
ープが構成されることから、外部制御装置からのテスト
信号の印加が可能となるる。したがって、通信回線の線
路抵抗による電圧降下が小さくなることから、定常制御
時の外部制御装置(図示省略)の出力電圧を低くするこ
とができる。
される電圧が過電圧である場合、第2の電圧検出部14
に印加される電圧が小電流放電部13によって分圧され
るにも関わらず、その分圧された電圧は第2の電圧検出
部14が検出動作を行うに足りるレベルとなり、第2の
電圧検出部14による検出動作が可能となることから、
第1及び第2の電圧検出部11,14が共に検出動作を
行い、小電流放電部13及び大電流放電部15によって
小電流放電及び大電流放電が行われるため、切分け部2
0を動作させるべき電圧が瞬時にして低減され、切分け
部20の誤動作が防止される。
放電回路を、切分け部20による通信回線の障害診断を
行うものに適用した場合について説明したが、この例に
限らず、本発明の過電圧放電回路は、通信回線の外部制
御装置の出力電圧をある一定値以下にする必要があるよ
うな用途に用いると有効である。
電回路によれば、回線側端子を介して印加される電圧が
定常制御時における定常電圧であるとき、第1の電圧検
出部のみの検出動作によって小電流放電部のみが小電流
放電を行うため、通信回線の線路抵抗による電圧降下が
小さくされることから、定常制御時の外部制御装置の出
力電圧を低くすることができる。
が過電圧のときは、第1及び第2の電圧検出部の検出動
作によって、小電流放電部及び大電流放電部がそれぞれ
小電流放電及び大電流放電を行うため、切分け部を動作
させるべき電圧が瞬時にして低減されることから、過電
圧印加時の切分け部の誤動作を防止することができる。
ブロック図である。
る。
ク図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 通信回線系の障害診断を行うための遠隔
操作が行われる切分け部に対し、回線側端子を介して印
加される過電圧を放電する過電圧放電回路であって、 前記切分け部に対して並列接続され、前記回線側端子を
介して印加される電圧を検出する第1の電圧検出部と、 この第1の電圧検出部の検出動作によって小電流放電を
行う小電流放電部と、 前記第1の電圧検出部に対して並列接続され、前記回線
側端子を介して印加される電圧を検出する第2の電圧検
出部と、 この第2の電圧検出部の検出動作によって大電流放電動
作を行う大電流放電部とを具備し、 前記回線側端子を介して印加される電圧が定常制御時に
おける定常電圧であるとき、前記第1の電圧検出部のみ
の検出動作によって前記小電流放電部のみが小電流放電
を行い、 前記回線側端子を介して印加される電圧が過電圧のとき
は、前記第1及び第2の電圧検出部の検出動作によっ
て、前記小電流放電部及び大電流放電部がそれぞれ小電
流放電及び大電流放電を行うことを特徴とする過電圧放
電回路。 - 【請求項2】 前記第2の電圧検出部は、前記小電流放
電部と直列接続されていることを特徴とする請求項1記
載の過電圧放電回路。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26630096A JP3766479B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 過電圧放電回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26630096A JP3766479B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 過電圧放電回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10112932A true JPH10112932A (ja) | 1998-04-28 |
JP3766479B2 JP3766479B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=17429030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26630096A Expired - Fee Related JP3766479B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 過電圧放電回路 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3766479B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP26630096A patent/JP3766479B2/ja not_active Expired - Fee Related
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