JPH10112848A - データ通信システム並びにデータ送信装置およびデータ受信装置 - Google Patents

データ通信システム並びにデータ送信装置およびデータ受信装置

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JPH10112848A
JPH10112848A JP9142549A JP14254997A JPH10112848A JP H10112848 A JPH10112848 A JP H10112848A JP 9142549 A JP9142549 A JP 9142549A JP 14254997 A JP14254997 A JP 14254997A JP H10112848 A JPH10112848 A JP H10112848A
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Kazuo Okamura
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純一 平位
Yoshiyuki Miyabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送波を用いて対話性を実現でき、受信側の
負荷の増加を抑制し、効率良く情報を伝送し、分かり易
く操作しやすい画像を提供することができるTV放送デ
ータ通信システム並びにそのデータ送信装置及びデータ
受信装置を提供する。 【解決手段】送信データ生成部112は、情報取得部1
11により取得されたHTML文書を解釈して、1画面
の表示画像を表す表示画像情報を生成する。さらにホッ
トスポットにリンクされている他の表示画像情報を示す
ホットスポット情報を文書中のアンカータグに従って生
成する。データ受信装置150の制御部155は、ホッ
トスポット情報に従い、保持している図形情報を用い
て、表示画像中の前記表示位置にカーソル図形を表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン(以
下、TVと表記する。)放送などの1方向通信を用い
て、データ送信装置とデータ受信装置との間の擬似的な
双方向通信処理を行うデータ通信システム並びにデータ
送信装置およびデータ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日では、電話回線などで接続されるネ
ットワークを介して、世界各地のサーバが提供する様々
な情報を、自宅のパーソナルコンピュータ(以下、パソ
コンという。)に受信し表示させることができる。その
代表的なものとして、インターネットのワールドワイド
ウェブ(WWW)が知られている。WWWのサーバは、
1ページの表示画像をパソコンに表示させるためのデー
タとして、画像情報と、その画像情報を文字情報中にあ
てはめて表示するための制御情報とをパソコンに送信す
る。また、そのページが文字情報だけからなる場合に
は、文字情報を表示するための制御情報のみを送信す
る。制御情報は、HTML(Hyper Text M
arkup Lauguage)言語で記述されてお
り、パソコン内のブラウザは、そのHTML言語を解釈
し実行することにより、WWWのホームページの各ペー
ジを表示する。表示されたページの図形や文字列には、
その図形や文字列に関連した情報を記載している他のペ
ージが関連付けられており、操作者がその表示部分をマ
ウスなどで選択操作することにより、ブラウザはそのペ
ージを提供しているWWWサーバにアクセスし、そのペ
ージを表示するための情報を取得する。次いで、取得し
た情報を解釈、実行しそのページを表示する。
【0003】上記のような対話画面を生成するための制
御情報を、TV放送用地上波を用い、放送番組に多重化
して送信する技術が特開平7−322226号に開示さ
れている。この技術では、番組送信装置は、HTML言
語に類似した言語で 今日では、電話回線などで接続さ
れるネットワークを介して、世界各地のサーバが提供す
る様々な情報を、自宅のパーソナルコンピュータ(以
下、パソコンという。)に受信し表示させることができ
る。その代表的なものとして、インターネットのワール
ドワイドウェブ(WWW)が知られている。WWWのサ
ーバは、1ページの表示画像をパソコンに表示させるた
めのデータとして、画像情報と、その画像情報を文字情
報中にあてはめて表示するための制御情報とをパソコン
に送信する。また、そのページが文字情報だけからなる
場合には、文字情報を表示するための制御情報のみを送
信する。制御情報は、HTML(Hyper Text
Markup Lauguage)言語で記述されて
おり、パソコン内のブラウザは、そのHTML言語を解
釈し実行することにより、WWWのホームページの各ペ
ージを表示する。表示されたページの図形や文字列に
は、その図形や文字列に関連した情報を記載している他
のページが関連付けられており、操作者がその表示部分
をマウスなどで選択操作することにより、ブラウザはそ
のページを提供しているWWWサーバにアクセスし、そ
のページを表示するための情報を取得する。次いで、取
得した情報を解釈、実行しそのページを表示する。
【0004】上記のような対話画面を生成するための制
御情報を、TV放送用地上波を用い、放送番組に多重化
して送信する技術が特開平7−322226号に開示さ
れている。この技術では、番組送信装置は、HTML言
語に類似した言語で記述されている、対話画面の構成を
指示するデータを、放送番組に多重化して放送する。こ
れを受信した番組受信装置は、この対話画面の構成指示
を解釈し、その指示に従って、内部に保持している基本
表示要素を組み合わせ、対話画面を構成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
言語で記述された制御情報は、表示のための様々な制御
内容を記述しているので、上記制御情報に従って表示を
行うためには、受信装置は、これを一つ一つ解釈し、実
行しなければならない。また、受信装置において、WW
Wサーバが提供しているような前記画像情報を表示しよ
うとすると、高解像度で、高度な技術により圧縮された
画像を特定のフォーマットに従って伸長し、上記制御情
報に従って表示するという処理を行わなければならな
い。このような高度な処理を必要とする結果、受信装置
の負荷が大きくなり、受信装置のコストが上昇するとい
う問題点がある。この問題点は、少数の送信装置からの
放送を多数の受信装置が受信するTV放送通信システム
においては、非常に不都合である。
【0006】本発明の目的は、上記問題点に鑑みて、T
V放送などの1方向通信システムにおいて、データ受信
装置の負荷の増加を抑制しつつ、データ送信装置とデー
タ受信装置との間の擬似的な双方向の通信による対話性
を実現できる送信装置、受信装置、受信方法、受信プロ
グラムの記録媒体、通信システムを提供することであ
る。また、本発明の別の目的は、受信装置に表示される
画像の中の特定の部分を強調する画像や、利用者にとっ
て見やすくかつ操作しやすい多種のボタンなどの補助図
形を設定し、前記補助図形が利用者の好みに応じてカス
タマイズし、また前記補助図形を利用することにより、
上記受信装置に送信するデータ量を少なくすることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、放送波を用いて対話性を実現する通信シ
ステムにおけるデータ送信装置であって、1フレームに
相当する画像データを複数記憶する第1記憶手段と、第
1記憶手段の画像データ毎に他の画像データへのリンク
を示し、前記第1記憶手段の画像データとデータ受信装
置に記憶されている補助図形とを合成することを指示す
る制御情報を記憶する第2記憶手段と、所定数の画像デ
ータを制御情報とともに繰り返し送信する送信手段とを
備えることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、放送波を用いて対話性を
実現する通信システムにおけるデータ送信装置であっ
て、文字と画像とを配したページを表し、他のページへ
のリンクを示すリンク情報と、文字情報と、画像情報と
を含むページ情報を複数取得する取得手段と、取得され
たリンク情報中の文字情報と画像情報とに従って、文字
と画像とを配した1フレームに相当する画像データを作
成する第1作成手段と、取得されたページ情報中のリン
ク情報を解釈して、画像データ毎に他の画像データへの
リンクを示す画像リンク情報と画像データ毎に前記第1
作成手段で作成された画像データとデータ受信装置に記
憶されている補助図形とを合成することを指示する補助
図形合成情報とを含む制御情報を作成する第2作成手段
と、第1作成手段に作成された画像データを所定数記憶
する第1記憶手段と、第2作成手段に作成された制御情
報を記憶する第2記憶手段と、所定数の画像データを制
御情報とともに繰り返し送信する送信手段とを含むこと
を特徴とする。
【0009】ここで、前記第2作成手段は、前記取得さ
れた、さらに文字と画像のレイアウトを示すレイアウト
情報を含むページ情報中のレイアウト情報を解釈して、
特定の画像部分を判別する判別手段と、判別された特定
の画像部分に関して補助図形を合成することを指示する
補助図形合成情報を生成する生成手段とを含むとするこ
とができる。
【0010】ここで、前記判別手段は、特定の画像部分
として、見出しを判別し、前記生成手段は、特定の画像
部分を強調表示する補助図形を合成することを指示する
補助図形合成情報を作成するとできる。ここで、前記判
別手段は、特定の画像部分として、リンク付けされてい
る文字又は画像を判別し、前記生成手段は、特定の画像
部分に他の画像データへのリンク付けがされていること
を示す補助図形を合成することを指示する補助図形合成
情報を作成するとできる。
【0011】ここで、前記補助図形合成情報は、特定の
画像部分の種別を含むとすることができる。ここで、前
記補助図形合成情報は、特定の画像部分の領域を示す座
標を含むとすることができる。ここで、前記第2作成手
段は補助図形をあらかじめ記憶する補助図形記憶手段
と、前記補助図形記憶手段より、補助図形を読み出し、
読み出した補助図形を前記制御情報に追加して記録する
補助図形追加手段とを含むとすることができる。
【0012】ここで、前記第2作成手段は補助図形を外
部より取得し、前記補助記憶手段に記憶する補助図形取
得手段を含むとすることができる。また、本発明は、異
なる複数の画像データと、画像データ毎に他の画像デー
タへのリンクを示す画像リンク情報と前記異なる複数の
画像データに補助図形を合成することを指示する補助図
形合成情報とを含む制御情報とが多重化され、繰り返し
送信される放送波を用いて、対話性を実現する通信シス
テムにおけるデータ受信装置であって、前記放送波から
一の画像データとそれに対応する制御情報とを分離する
分離手段と、少なくとも1つの補助図形を記憶する補助
図形記憶手段と、分離された制御情報に基づいて前記補
助図形記憶手段に記憶された補助図形を読み出す補助図
形読み出し手段と、前記読み出した補助図形と分離され
た画像データを合成する合成手段と、合成された画像デ
ータと分離された制御情報とを保持する保持手段と、保
持された画像データを再生して映像信号を出力する再生
手段と、画像データの切り替えを指示するユーザ操作を
受け付ける操作手段と、ユーザ操作に従って保持手段の
制御情報に示される他の画像データを分離するよう分離
手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】ここで、前記補助図形読み出し手段は、前
記分離手段により分離された前記制御情報に含まれ、特
定の画像部分に関して補助図形を合成することを指示す
る情報と、特定の画像部分の種別とを含む前記補助図形
合成情報の中の前記種別を判別する判別手段と、判別さ
れた種別に対応する補助図形を補助図形記憶手段から特
定する補助図形特定手段とを含むとすることができる。
【0014】ここで、前記種別は、特定の画像部分とし
ての見出しを示し、前記補助図形特定手段は、特定の画
像部分を強調表示する補助図形を特定するとできる。こ
こで、前記種別は、特定の画像部分としてのリンク付け
されている文字又は画像であることを示し、前記補助図
形特定手段は、特定の画像部分に他の画像データへのリ
ンク付けがされていることを示す補助図形を特定すると
できる。
【0015】ここで、前記判別手段は、さらに特定の画
像部分の領域を示す座標情報を含む前記補助図形合成情
報から、前記座標情報を読み出し、前記合成手段は、読
み出した座標情報に基づいて、前記画像に前記特定した
補助図形を合成するとできる。ここで、前記合成手段
は、前記見出しを囲むように矩形の図形である補助図形
のサイズを変更する補助図形変更手段を含み、前記合成
手段は、サイズを変更された矩形の補助図形と画像デー
タを合成するとできる。
【0016】ここで、前記補助図形記憶手段に含まれる
他の画像データへのリンク付けがされていることを示す
補助図形は選択/非選択の状態に対応する2種類の図形
からなり、前記操作手段は、操作者によるリンク付けさ
れている文字又は画像の選択操作を受け付け、前記デー
タ受信装置は、さらに、操作者により前記操作手段によ
り指定された選択/非選択の状態を記憶する状態記憶手
段以下を含み、前記補助図形読み出し手段は、前記状態
記憶手段の記憶する状態に対応する図形を、前記補助図
形記憶手段より読み出すとすることができる。
【0017】ここで、データ送信装置より送信されてく
る制御情報は、さらに補助図形を含み、前記データ受信
装置は、分離された制御情報に含まれる補助図形を前記
補助図形記憶手段に記録する補助図形記録手段を含むと
することができる。ここで、前記補助図形記憶手段は、
複数の補助図形を含み、前記データ受信装置は、ユーザ
操作に従って前記補助図形記憶手段に記憶される複数の
補助図形から一つの補助図形を選択する補助図形選択手
段を含み、前記補助図形読み出し手段は、選択された一
つの補助図形を読み出すとすることができる。
【0018】また、本発明は、フレーム毎に異なる画像
データと、画像データ毎に他の画像データへのリンクを
示す画像リンク情報と、前記フレーム毎に異なる画像デ
ータに補助図形を合成することを指示する補助図形合成
情報とを含む制御情報とを多重化された放送波を用い
て、対話性を実現する通信システムに用られるデータ受
信装置における受信方法であって、前記放送波から一の
画像データとそれに対応する制御情報とを分離する分離
ステップと、メモリに記憶された補助図形を読みだす補
助図形読み出しステップと、前記読み出した補助図形と
前記画像データを合成する合成ステップと、合成された
画像データと分離された制御情報とをメモリに格納する
格納ステップと、メモリに格納された画像データを再生
して映像信号を出力する再生ステップと、画像データの
切り替えを指示するユーザ操作を受け付ける操作ステッ
プと、ユーザ操作に従ってメモリに格納された制御情報
に示される他の画像データを判別する判別ステップと、
判別された画像データと、それに対応する制御情報とを
分離する再分離ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】また、本発明は、フレーム毎に異なる画像
データと、画像データ毎に他の画像データへのリンクを
示す画像リンク情報と、前記フレーム毎に異なる画像デ
ータに補助図形を合成することを指示する補助図形合成
情報とを含む制御情報とを多重化された放送波を用い
て、対話性を実現する通信システムに用られるデータ受
信置装置における受信プログラムを記録した記録媒体で
あって、前記放送波から一の画像データとそれに対応す
る制御情報とを分離する分離ステップと、メモリに記憶
された補助図形を読みだす補助図形読み出しステップ
と、前記読み出した補助図形と前記画像データを合成す
る合成ステップと、合成された画像データと分離された
制御情報とをメモリに格納する格納ステップと、メモリ
に格納された画像データを再生して映像信号を出力する
再生ステップと、画像データの切り替えを指示するユー
ザ操作を受け付ける操作ステップと、ユーザ操作に従っ
てメモリに格納された制御情報に示される他の画像デー
タを判別する判別ステップと、判別された画像データ
と、それに対応する制御情報とを分離する再分離ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、放送波を用いて対話性を
実現する、データ送信装置とデータ受信装置とからなる
データ通信システムであって、前記データ送信装置は、
文字と画像とを配したページを表すページ情報を複数取
得する。各ページ情報は、他のページへのリンクを示す
リンク情報と、文字情報と、画像情報とを含む取得手段
と、取得されたリンク情報中の文字情報と画像情報とに
従って、文字と画像とを配した1フレームに相当する画
像データを作成する第1作成手段と、取得されたページ
情報中のリンク情報を解釈して、画像データ毎に他の画
像データへのリンクを示す画像リンク情報と画像データ
毎に前記第1作成手段で作成された画像データとデータ
受信装置に記憶されている補助図形を合成することを指
示する補助図形合成情報とを含む制御情報を作成する第
2作成手段と、第1作成手段に作成された画像データを
所定数記憶する第1記憶手段と、第2作成手段に作成さ
れた制御情報を記憶する第2記憶手段と、所定数の画像
データを制御情報とともに繰り返し送信する送信手段と
を含み、前記データ受信装置は、前記放送波から一の画
像データとそれに対応する制御情報とを分離する分離手
段と、少なくとも1つの補助図形を記憶する補助図形記
憶手段と、分離された制御情報に基づいて前記補助図形
記憶手段に記憶された補助図形を読み出す補助図形読み
出し手段と、前記読み出した補助図形と分離された画像
データを合成する合成手段と、合成された画像データと
分離された制御情報とを保持する保持手段と、保持され
た画像データを再生して映像信号を出力する再生手段
と、画像データの切り替えを指示するユーザ操作を受け
付ける操作手段と、ユーザ操作に従って保持手段の制御
情報に示される他の画像データを分離するよう分離手段
を制御する制御手段とを含むことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態であるデータ通信システム100の構成を示すブロッ
ク図である。データ通信システム100は、データ送信
装置110と複数のデータ受信装置150とを備える。
【0022】データ送信装置110は、情報取得部11
1、送信データ生成部112、送信データ保持部11
3、送信データ読出部114、多重化部115および送
信部116を備える。データ受信装置150は、受信分
離部151、受信データ保持部152、再生部153、
表示部154、制御部155および信号受信部156を
備える。 (データ送信装置110の構成の説明)以下、データ送
信装置110の各構成について説明する。 (情報取得部111の構成の説明)情報取得部111
は、取得リスト記憶部121と、WWWサーバなどの外
部データベースから取得した情報を保持する図示しない
バッファとを備える。
【0023】取得リスト記憶部121には、取得順を示
す取得順番号に対応づけて、情報取得部111が取得す
べき情報の取得先と、取得すべき情報のファイル名とを
示す取得リストが予め格納されている。図2は、取得リ
スト記憶部121に格納されている取得リスト200の
一例を示す説明図である。なお、ファイル名の拡張
子『.html』は、そのファイル内にHTML文書が
格納されていることを表し、拡張子『.gif』は、そ
のファイルに、GIF形式で圧縮された画像情報が格納
されていることを表している。また、拡張子『.au』
は、そのファイル内にAU形式の音声情報が格納されて
いることを表している。
【0024】取得リスト記憶部121には、例えば、情
報取得部111がインターネットに接続されており、W
WWサーバから情報を取得するよう設定されている場合
には、図2に示すような取得リスト200が格納されて
いる。取得リスト200には、取得順番号201に対応
づけて、取得先名202として、ディレクトリ部までを
含んだそのWWWサーバのURLが格納されている。ま
た、各WWWサーバが提供するホームページは、各ペー
ジが、1つのHTML文書と、そのHTML文書にファ
イル名が指定された画像情報ファイルおよび音声情報フ
ァイルとで表されるので、取得リスト200には、取得
すべきファイル名203として、当該ページを記述した
HTML文書のファイル名と画像情報のファイル名と音
声情報ファイル名とが、ページ単位に格納されている。
【0025】なお、上記取得リスト記憶部121におい
て、前記取得先と前記ファイル名とは、必ずしも別々に
記述される必要はなく、1つのURLで表されていても
よい。また、情報取得部111の取得先がWWWサーバ
でない場合には、取得先は当該外部データベースの装置
アドレスで、取得すべきファイルはファイルアドレスで
表される。
【0026】情報取得部111は、取得リスト記憶部1
21から、取得先のURLと取得すべき情報のファイル
名とを取得順番号201の順に読み出して、そのURL
で示されるWWWサーバにアクセスし、当該ファイル名
のファイルを取得する。情報取得部111は、取得した
ファイルにファイル名を付し、前記バッファに格納す
る。 (取得ファイルの例示説明)以下、情報取得部111が
取得するファイルの内容について、図3、図4、図5お
よび図6を用いて具体的に説明する。
【0027】図3は、WWWホームページの第1ページ
の一例を記述するHTML文書301『Report.
html』を示す説明図である。なお、HTML文書3
01『Report.html』という表記は、ファイ
ル名が『Report.html』というファイルに格
納されているHTML文書301を示すものとする。ま
た、各HTML文書において、〈(文字列)〉で表され
る制御コードは、タグと呼ばれ、原則として、〈(文字
列)〉と〈/(文字列)〉との組で用いられる。〈〉内
の文字列は、そのタグの制御内容を表している。
【0028】行311の〈HTML〉と、行323の
〈/HTML〉とは、〈HTML〉と〈/HTML〉と
の間に挟まれている文字列が、1つのHTML文書30
1であることを示している。行312の〈H1〉と〈/
H1〉とは、これらの間の文字列『天気予報』が、この
文書の見出しであることを示している。
【0029】行313の〈CENTER〉と、行315
の〈/CENTER〉とは、これらの間に挟まれた文字
列によって表現される文書の表示要素を、中よせで表示
することを示している。行314の〈IMG SRC
=”Weather.gif”〉は、後述の図4に示す
画像情報401『Weather.gif』が、この位
置に文書の表示要素として含まれていることを表す。な
お、タグ〈IMG〉の属性である『SRC=』は、画像
情報ファイルの指定を示し、その属性値である『”We
ather.gif”』は、指定されたファイルのファ
イル名を示している。
【0030】図4は、WWWホームページの第1ページ
に表示される画像の一例である画像情報401『Wea
ther.gif』を示す説明図である。図4に示すよ
うに、画像情報ファイル『Weather.gif』に
格納されている画像情報401は、日本の各地の天気を
示す概略日本地図の画像を表している。
【0031】HTML文書301の行316と、行31
7とは、〈P〉と〈/P〉とで囲まれた文字列『明日は
全国的に春めいた陽気になるでしょう』が、この文書の
本文の1つのパラグラフ(段落)であることを表す。行
318の〈UL〉と、行322の〈/UL〉とは、これ
らの間の文字列によって表現される文書の表示要素を、
番号無しの見出しによる箇条書きの形式で表示すること
を示している。
【0032】行319と行320の〈LI〉は、これ以
降次の〈LI〉もしくは〈/UL〉までの文字列が、箇
条書きの1つの項目となることを示している。行319
の〈A HREF=“Tokyo.html“〉東京
〈/A〉は、文字列『東京』から、後述の図5に示すH
TML文書501『Tokyo.html』にリンクが
張られていることを表している。この文字列『東京』の
ように、他のファイルへのリンクが張られている文字列
または画像は、ホットスポットまたはアンカーポイント
と呼ばれる。例えば、ブラウザによってパソコンのモニ
ターに表示されたホットスポット『東京』がユーザのマ
ウス操作などにより選択された場合には、文字列『東
京』にリンクされたHTML文書501『Tokyo.
html』がブラウザによって読み込まれ、その表示画
像が表示される。また、タグ〈A〉の属性である『HR
EF=』は、タグ〈A〉のリンク先の指定を示し、その
属性値である『”Tokyo.html”』は、そのリ
ンク先のファイル名を示している。
【0033】行320の〈A HREF=“Osak
a.html“〉大阪〈/A〉は、文字列『大阪』か
ら、後述の図6に示すHTML文書601『Osak
a.html』にリンクが張られていることを表す。行
320の文字列『大阪』も、行319の文字列『東京』
と同様のホットスポットであり、当該文字列『大阪』が
選択された場合には、文字列『大阪』にリンクされたH
TML文書601『Osaka.html』の表示画像
がモニターに表示される。
【0034】行321の〈A HREF=“Weath
er.au“〉音声解説〈/A〉は、文字列『音声解
説』から、音声情報『Weather.au』にリンク
が張られていることを表す。文字列『音声解説』は、ホ
ットスポットであり、当該文字列『音声解説』が選択さ
れた場合には、リンクされた音声情報『Weathe
r.au』が再生される。
【0035】図5は、前記WWWホームページの第2ペ
ージの一例を記述するHTML文書501『Toky
o.html』を示す説明図である。HTML文書50
1に記述されているタグについては、すでに説明してい
るので、他のページへのリンクに関する説明を除き、説
明を省略する。行511の〈A HREF=“Repo
rt.html“〉戻る〈/A〉は、文字列『戻る』か
ら、図3に示したHTML文書301『Report.
html』にリンクが張られていることを表す。
【0036】図6は、前記WWWホームページの第3ペ
ージの一例を記述するHTML文書601『Osak
a.html』を示す説明図である。HTML文書60
1に記述されているタグについては、すでに説明してい
るので、他のページへのリンクに関する説明を除き、説
明を省略する。行611の〈A HREF=“Repo
rt.html“〉戻る〈/A〉は、文字列『戻る』か
ら、図3に示すHTML文書301『Report.h
tml』にリンクが張られていることを表す。
【0037】なお、上記情報取得部111は、取得リス
ト記憶部121に示されている全ファイルを連続的に取
得し、取得した全ファイルを前記バッファに格納すると
してもよいし、前記ページ単位にファイルを取得して前
記バッファに格納し、後述の送信データ生成部112の
当該ページに対する処理が完了する都度、次のファイル
を取得するとしてもよい。 (送信データ生成部112の構成の説明)送信データ生
成部112は、データ変換テーブル記憶部122と、送
信データ生成用の作業領域となる図示しない記憶領域と
を備える。データ変換テーブル記憶部122は、各HT
MLタグの制御内容とそれに対応するフラグとを示すタ
グテーブルと、TV表示用の文字フォントを用途別に収
録したフォントファイルと、ホットスポットを記述する
リンク情報のデータ通信システム100用フォーマット
を示したリンク情報テーブルとを記憶している。前記作
業領域は、1ファイルのHTML文書を保持するための
ファイル記憶領域と、タグ内の〈〉で挟まれた文字列を
確保するためのタグ記憶領域と、タグ以外の文字列を確
保するための文字列記憶領域と、1フレームに相当する
画像データを表す表示画像情報の生成を制御するための
フラグを立てる領域となるフラグ記憶領域とからなる。
前記タグ記憶領域に書き込まれた文字列と、前記文字列
記憶領域に書き込まれた文字列とは、そのタグ(フラ
グ)に対応した処理が完了する都度、消去される。前記
フラグ記憶領域には、フラグが複数あれば、上位から順
にセットされ、下位から順にリセットされる。
【0038】図7は、データ変換テーブル記憶部122
に格納されているリンク情報テーブル700の一例を示
す説明図である。なお、リンク情報テーブル700に示
す『9』は、10進数一桁の数字を表す。リンク情報テ
ーブル700に示されるように、リンク情報は、インデ
ックス情報701とホットスポット情報702とからな
り、インデックス情報701とホットスポット情報70
2とは、それぞれ〈〉で挟まれた文字列で表される。
【0039】インデックス情報701は、インデックス
情報であることを示す情報識別部『INDEX =』
と、4桁の10進数で表されるファイル識別番号とから
なる。ファイル識別番号は、このインデックス情報が属
する送信データのファイルの識別番号を示す。ホットス
ポット情報702は、ホットスポット情報であることを
示す情報識別部『HOTSPOT 』と、対応する表示
画像情報によって表される表示画像中のカーソル表示位
置を示すX−Y座標『X=999、Y=999、』と、
当該X−Y座標に表示されるカーソルに対応付けられて
いる命令『GO_TO_PAGE』と、4桁の10進数
で表されるその命令の変数値とからなる。前記命令の変
数値は、当該カーソルにリンクされている他の送信デー
タのファイルの識別番号を示す。
【0040】また、送信データ生成部112は、1つの
HTML文書に基づいて生成される一組の表示画像情報
と音声情報とリンク情報とを1つの送信データファイル
として取り扱う。送信データ生成部112は、後述の送
信データ保持部113内に設けられている表示画像情報
記憶部123と音声情報記憶部124とリンク情報記憶
部125とのそれぞれに、送信データの1ファイルに格
納される表示画像情報と音声情報とリンク情報とを対応
づけて格納するための記憶領域を設定する。以下、表示
画像情報記憶部123内の記憶領域を表示画像情報記憶
領域、音声情報記憶部124内の記憶領域を音声情報記
憶領域、リンク情報記憶部125内の記憶領域をリンク
情報記憶領域という。
【0041】さらに、送信データ生成部112は、同一
送信データファイルの表示画像情報と音声情報とリンク
情報とを格納するために設定した表示画像情報記憶領域
と音声情報記憶領域とリンク情報記憶領域とのそれぞれ
に、送信データ読み出し用の同一識別番号を付す。ま
た、送信データ生成部112は、同一送信データファイ
ルに属する音声情報とリンク情報とを、それぞれ1つの
ファイルとして管理し、それらに同一識別番号を付す。
前記識別番号は、例えば、取得したファイルのファイル
名203に対応する、取得リスト200内の取得順番号
201で与えられる。
【0042】送信データ生成部112は、情報取得部1
11によって取得された未処理のHTML文書ファイル
を、取得リスト200の取得順番号201に従って情報
取得部111内のバッファから取り出し、前記作業領域
のファイル記憶領域に書き込むとともに、リンク情報テ
ーブル700のインデックス情報701のフォーマット
に従って、インデックス情報を生成する。さらに、生成
したインデックス情報を、送信データ保持部113のリ
ンク情報記憶領域の先頭に格納する。
【0043】さらに、送信データ生成部112は、HT
ML文書の先頭から順に、タグを読み込んでは読み込ん
だタグとタグテーブルとを照合し、そのタグの制御内容
を解釈する。制御内容の解釈は、タグ開始文字『〈』に
続く文字列を1文字ずつタグ終了文字『〉』が現れるま
で作業領域のタグ記憶領域に書き込んでいき、原則とし
て、タグ終了文字が現れた時点で作業領域に書き込まれ
ている文字列、すなわち、『〈』と『〉』とに挟まれた
文字列を、タグテーブルと照合することにより解釈を行
う。
【0044】送信データ生成部112は、読み込んだタ
グが〈(『A』、『IMG』または『/で始まる文字
列』以外の文字列)〉であれば、先ず、前記解釈結果を
表すフラグを作業領域のフラグ記憶領域に立て、そのフ
ラグに対応づけて、当該タグ〈〉とそれに対応するタグ
〈/〉とに挟まれた文字列を、作業領域の文字列記憶領
域に確保する。相対応するタグに挟まれた文字列を、文
字列記憶領域に確保する方法は、タグ内の文字列と同様
である。次いで、確保した文字列をフォントファイル中
の文字フォントを用いて文字の画像に変換し、当該文字
画像がフラグに従って配置された表示画像情報を生成す
る。次いで、生成した表示画像情報を、送信データ保持
部113に設定しておいた表示画像情報記憶領域に追加
する。また、前記タグ〈〉に続くものが文字列でなく、
別のタグ〈(別の文字列)〉である場合には、前のタグ
〈〉に対応するフラグだけをフラグ記憶領域に立ててお
き、次のタグ〈(別の文字列)〉に応じた処理を行う。
【0045】送信データ生成部112は、読み込んだタ
グが〈IMG〉であれば、その属性である『SRC=』
によって指定される『”ファイル名”』の画像情報ファ
イルを情報取得部111のバッファから取り出して、そ
のファイル名の拡張子に応じた形式で伸長し、ビットマ
ップデータあるいはグラフィックデータなどの一定の形
式で表される画像情報に変換する。例えば、指定された
画像情報ファイルのファイル名の拡張子が『.gif』
であれば、当該画像情報をGIF形式に従って伸長し、
所定の形式の画像情報に変換する。変換後の画像情報に
対する制御内容を示した上位のフラグがあればその制御
内容に従い、なければ初期設定による表示位置にその画
像が配置されるよう表示画像情報を生成する。次いで、
生成した表示画像情報を、前記表示画像情報記憶領域に
追加する。
【0046】送信データ生成部112は、読み込んだタ
グがタグ〈A〉であれば、タグ〈A〉の属性である『H
REF=』によって指定された『”リンク先ファイ
ル”』が、拡張子『.au』などの音声情報であるか否
かをチェックする。音声情報であれば、当該音声情報を
取得リスト記憶部121から取り出して予め定めた一定
形式の音声情報に変換し、変換後の音声情報を前記音声
情報記憶領域に格納する。
【0047】音声情報でなければ、タグ〈A〉とタグ
〈/A〉とで挟まれた文字列から文字画像を生成し、生
成した文字画像が、上位のフラグによって配置される表
示位置もしくは、初期設定による表示位置からカーソル
を表示するための領域を空けて表示されるよう表示画像
情報を生成する。生成した表示画像情報は、送信データ
保持部113の表示画像情報記憶領域に追加して格納す
る。次いで、空き領域としたカーソル表示位置のX−Y
座標を計算する。さらに、リンク情報テーブル700の
ホットスポット情報702を参照し、計算したカーソル
表示位置のX−Y座標と、タグ〈A〉の属性『HREF
=』で指定された『”リンク先ファイル名”』とから、
ホットスポット情報を生成する。この際に、取得リスト
200を参照し、タグ〈A〉の『”リンク先ファイル
名”』から、そのファイル名203に対応する取得順番
号201を調べ、当該取得順番号201をそのファイル
の識別番号としてホットスポット情報内に記述する。も
し、リンク先ファイル名が取得リストに存在しない場合
には、自ファイルのファイル名をリンク先ファイル名と
しておく。次いで、生成したホットスポット情報を、送
信データ保持部113のリンク情報記憶領域に追加して
格納する。
【0048】送信データ生成部112は、上記処理によ
り、1つのHTML文書に記述されている内容につい
て、すべての処理を終了すると、表示画像情報領域に格
納されている表示画像情報中の実際には表示されない領
域の一定位置に、当該表示画像情報領域に付した識別番
号を画像化して書き込む。なお、ここでは、上記識別番
号を、10進数4桁の数字で表しているが、識別番号
は、何桁であってもよく、2進数であってもよいし、文
字混じりの数字や記号であってもよい。図形やバーコー
ドなどで表されていてもよい。また、ファイル名であっ
てもよい。さらに、音声情報記憶領域に格納されている
音声情報と、リンク情報記憶領域に格納されているリン
ク情報とには、一般のデジタルデータファイルに付すの
と同様にして、対応する記憶領域に付されている識別番
号を付す。
【0049】このような処理により、送信データ生成部
112は、取得されたHTML文書301、図示しない
音声情報、画像情報401、HTML文書501および
HTML文書601から、前記WWWホームページの第
1ページの送信データ800、第2ページの送信データ
900および第3ページの送信データ1000を生成す
る。 (送信データ生成部112によって生成される送信デー
タの例示)図8は、HTML文書301と音声情報『W
eather.au』と画像情報401とから生成され
たWWWホームページの第1ページの送信データ800
を示す説明図である。図9は、HTML文書501から
生成されたWWWホームページの第2ページの送信デー
タ900を示す説明図である。図10は、HTML文書
601から生成されたWWWホームページの第3ページ
の送信データ1000を示す説明図である。
【0050】図8に示す送信データ800は、WWWホ
ームページの第1ページを表し、表示画像情報801お
よび音声情報802と、表示画像情報801に関連付け
られたとリンク情報803とからなる。図8(a)は、
表示画像情報801に基づいて表示される表示画像を用
いて、表示画像情報801の内容を表す説明図である。
図8(b)は、音声情報802を示す説明図である。図
8(c)は、リンク情報803の内容を示す説明図であ
る。
【0051】表示画像情報801の上部に破線で示す領
域は、いずれの表示画像情報にも共通の非表示領域を示
している。前記非表示領域は、表示部154の表示画面
には表示されない。このような当該非表示領域の右上隅
の位置には、送信データ生成部112によって画像とし
て表された識別番号『0001』が書き込まれている。
また、表示される領域では、もとのファイルでは文字コ
ードで表されていた文字列が画像化されて表され、画像
情報として表されていた画像とともに、全体で一つの画
像として1画面の表示画像を表している。
【0052】音声情報802は、HTML文書301中
のホットスポットである文字列『音声解説』にリンクさ
れていた音声情報である。図8(b)に示すように、音
声情報802を格納しているファイルには、識別番号
『0001』が付されている。音声情報802と同様、
図8(c)に示すように、リンク情報803を格納して
いるファイルには、識別番号『0001』が付されてい
る。リンク情報803は、制御用の情報であるので表示
されない。リンク情報803中の行811は、すでに説
明したインデックス情報で、送信データ800のファイ
ルの識別番号が『0001』であることを表す。
【0053】行812は、表示画像情報801上の、座
標値(100、600)で表される位置に、命令『GO
_TO_PAGE(0002)』が関連付けられてお
り、この位置にデータ受信装置150側で保持している
カーソルの画像が表示されるべきことを示している。命
令『GO_TO_PAGE(0002)』は、『000
2』という識別番号の送信データ900で表されるペー
ジを表示せよ、という命令を表す。
【0054】行813は、表示画像情報801上の、座
標値(100、700)で表される位置に、命令『GO
_TO_PAGE(0003)』が関連付けられてお
り、この位置にカーソルの画像が表示されるべきことを
示している。命令『GO_TO_PAGE(000
3)』は、『0003』という識別番号の送信データ1
000で表されるページを表示せよ、という命令を表
す。
【0055】図9に示す送信データ900は、WWWホ
ームページの第2ページを表し、表示画像情報901
と、表示画像情報901に関連付けられたリンク情報9
02とからなる。図9(a)は、表示画像情報901に
基づいて表示される表示画像を用いて、表示画像情報9
01の内容を表す説明図である。図9(b)は、リンク
情報902の内容を示す説明図である。
【0056】表示画像情報901は、表示画像情報80
1と同様、破線で示す非表示領域の右上隅にその識別番
号『0002』が書き込まれている。また、図9(b)
に示すように、リンク情報902を格納しているファイ
ルには、識別番号『0002』が付されている。リンク
情報902中の行911は、送信データ900のファイ
ルの識別番号が『0002』であることを表す。
【0057】行912は、表示画像情報901上の、座
標値(050、400)で表される位置に、命令『GO
_TO_PAGE(0001)』が関連付けられてお
り、この位置にカーソルが表示されるべきことを表す。
命令『GO_TO_PAGE(0001)』は、『00
01』という識別番号の送信データ800によって表さ
れるページを表示せよ、という命令を表す。
【0058】図10に示す送信データ1000は、WW
Wホームページの第3ページを表し、表示画像情報10
01と、表示画像情報1001に関連付けられたリンク
情報1002とからなる。図10(a)は、表示画像情
報1001に基づいて表示される表示画像を用いて、表
示画像情報1001の内容を表す説明図である。図10
(b)は、リンク情報1002の内容を示す説明図であ
る。
【0059】表示画像情報1001の非表示領域の右上
隅には、その識別番号である『0003』が画像として
書き込まれている。また、図10(b)に示すように、
リンク情報1002を格納しているファイルには、識別
番号『0003』が付されている。リンク情報1002
中の行1011は、送信データ1000の識別番号が
『0003』であることを表す。
【0060】行1012は、表示画像情報1001上
の、座標値(050、400)で表される位置に、命令
『GO_TO_PAGE(0001)』が関連付けられ
ており、この位置にカーソルが表示されるべきことを表
す。命令『GO_TO_PAGE(0001)』は、
『0001』という識別番号の送信データ800によっ
て表されるページを表示せよ、という命令を表す。 (情報取得部111、送信データ生成部112の処理の
例示説明)以下、図3、図4、図5および図6に例示し
たファイルを取得し、それを用いて、図8、図9および
図10の送信データを生成するまでの情報取得部111
および送信データ生成部112の処理について具体的に
説明する。 (情報取得部111の処理)情報取得部111は、取得
リスト記憶部121に示されるインターネット上のWW
Wサーバに接続を要求し、当該WWWサーバから、取得
すべきHTML文書301『Report.html』
を取得する。次いで、取得したHTML文書301にフ
ァイル名『Report.html』を付し、バッファ
に格納する。同様にして、WWWサーバから、圧縮画像
情報401、HTML文書501およびHTML文書6
01を取得する。 (送信データ生成部112の処理)送信データ生成部1
12は、送信データ保持部113内に、表示画像情報8
01用記憶領域と、音声情報802用記憶領域と、リン
ク情報803用記憶領域とからなる送信データ800格
納用の記憶領域を設定し、設定した記憶領域に、送信デ
ータ800読み出し用の識別番号『0001』を付与す
る。情報取得部111の前記バッファから未処理のHT
ML文書301を取り出し、取り出したHTML文書3
01を作業領域のファイル記憶領域に書き込む。
【0061】送信データ生成部112は、HTML文書
301に付されたファイル名『Report.htm
l』から、WWWホームページの第1ページを表す送信
データ800の行811に示したインデックス情報
『〈INDEX =0001〉』を生成し、送信データ
保持部113内のリンク情報803用記憶領域の先頭に
格納する。
【0062】送信データ生成部112は、HTML文書
301から行311のタグ〈HTML〉を読み込む。読
み込んだタグ〈HTML〉内の文字列『HTML』を、
作業領域内のタグ記憶領域に確保し、データ変換テーブ
ル記憶部122内のタグテーブルを参照して解釈し、H
TML文書301の開始行であることを識別する。この
後、タグ記憶領域の文字列『HTML』を消去する。
【0063】次いで、送信データ生成部112は、行3
12のタグ〈H1〉を読み込み、タグ〈H1〉をタグテ
ーブルを参照して解釈し、作業領域内のフラグ記憶領域
に見出しフラグを立てる。見出しフラグは、タグ〈H
1〉に続く文字列が見出しであり、見出し用フォントを
用いて表示されるべきことを示している。続いて、タグ
〈/H1〉が現れるまで、タグ〈H1〉に続く文字列を
1文字ずつ前記文字列記憶領域に書き込みながら、結果
として文字列『天気予報』を読み込み、タグ〈/H1〉
が現れると、文字列記憶領域内の文字列『天気予報』
を、あらかじめ定められた見出し用のフォントで表示画
像情報化する。生成した表示画像情報を、送信データ保
持部113に設定してある表示画像記憶領域に追加す
る。前記作業領域に立てた見出しフラグをリセットし、
文字列記憶領域に確保した文字列『天気予報』とタグ記
憶領域に確保した文字列『H1』を消去する。
【0064】送信データ生成部112は、行313のタ
グ〈CENTER〉を読み込み、作業領域に中よせフラ
グを立てる。中よせフラグは、当該フラグに続いて読み
込まれる文字列を中よせで表示すべきことを示してい
る。次に、タグ〈CENTER〉に続く文字列を読み込
もうとすると文字列がないので、行314の読み込みに
移る。
【0065】送信データ生成部112は、行314のタ
グ〈IMG SRC=“Weather.gif“〉を
読み込み、読み込んだタグ〈IMG SRC=“Wea
ther.gif“〉を、タグテーブルを参照して解釈
する。送信データ生成部112は、ファイル名“Wea
ther.gif“で表される画像情報401のファイ
ルが情報取得部111のバッファに存在するか否かを調
べ、存在するので、これを読み出す。次いで、読み出し
たファイルに圧縮されて格納されている画像情報401
を、GIF伸長方式に従って例えばビットマップデータ
に変換する。
【0066】送信データ生成部112は、行315のタ
グ〈/CENTER〉を読み込み、ビットマップデータ
に変換された画像情報401を、作業領域に立てた中よ
せフラグに従って配置する。このように生成された表示
画像情報を、送信データ保持部113内の表示画像記憶
領域に追加する。次いで、作業領域の中よせフラグをリ
セットする。
【0067】送信データ生成部112は、行316のタ
グ〈P〉を読み込み、段落フラグを立てる。段落フラグ
は、当該フラグに続くタグ〈/P〉までの文字列を、そ
の直後に空白行が挿入される一つの段落として表示すべ
きことを示している。行312の『天気予報』と同様に
して、文字列『明日は全国的に春めいた陽気になるでし
ょう』を読み込み、作業領域の文字列記憶領域に確保す
る。続いて、タグ〈/P〉を読み込むと、保持している
文字列『明日は全国的に春めいた陽気になるでしょう』
を、フォントファイルに記憶している段落用フォントで
画像化し、表示画像情報として送信データ保持部113
内の表示画像情報801用記憶領域に追加する。さら
に、作業領域をリセットする。
【0068】同様に、送信データ生成部112は、行3
18のタグ〈UL〉を読み込み、解釈して、作業領域に
箇条書きフラグを立てる。箇条書きフラグは、当該フラ
グの後、1項目の文字列と解釈される文字列を、番号な
しの項目として箇条書き表示すべきことを示している。
送信データ生成部112は、行319のタグ〈LI〉を
読み込み、タグテーブルを参照して、1項目の先頭であ
ることを解釈し、フラグ記憶領域に項目フラグを立て
る。項目フラグは、タグ〈LI〉またはタグ〈/UL〉
を読み込んだときに、表示画像の表示位置を改行するべ
きことを示している。
【0069】送信データ生成部112は、タグ〈LI〉
に続いて、タグ〈A HREF=“Tokyo.htm
l“〉を読み込み、タグ記憶領域に書き込む。送信デー
タ生成部112は、タグテーブルに従ってタグ〈A H
REF=“Tokyo.html“〉を解釈し、前記フ
ラグ記憶領域にさらに、リンクフラグを立てる。リンク
フラグは、タグ〈A〉内の属性値の拡張子から、リンク
先ファイルが音声情報か否かを調べ、音声情報であれば
その音声情報を所定の形式に変換し、変換後の音声情報
を音声情報記憶領域に格納して、当該タグ〈A〉に関す
る処理を終了するべきことを示している。また、リンク
フラグは、リンク先ファイルが音声情報でなければ、タ
グ〈A〉とタグ〈/A〉とに挟まれた、タグ〈A〉によ
ってリンクが張られている文字列の直前に、カーソル表
示用領域として2文字分の空白部分を設けて文字列を画
像化し、当該文字列の表示画像情報を生成するととも
に、さらに、ホットスポット情報702のフォーマット
に従って、ホットスポット情報を生成すべきことを示し
ている。
【0070】送信データ生成部112は、タグ〈A H
REF=“Tokyo.html“〉に続く文字列『東
京』をタグ〈/A〉が現れるまで読み込み、作業領域の
文字列記憶領域に書きこむ。送信データ生成部112
は、タグ〈/A〉を読み込むと、文字列『東京』の直前
に、2文字分の空白部分を設けて文字列『東京』を画像
化し、箇条書きフラグとに従って文字列『東京』を配置
し、表示画像情報を生成して送信データ保持部113の
表示画像情報801用記憶領域に追加する。次いで、送
信データ生成部112は、カーソルの表示位置の座標を
計算する。さらに、計算した座標値(100、600)
と、作業領域のタグ記憶領域に記憶している属性値『T
okyo.html』とから、図8の行812に示した
ホットスポット情報を生成する。次いで、生成したホッ
トスポット情報を、送信データ保持部113内のリンク
情報803用記憶領域に追加する。その後、作業領域の
タグ記憶領域に書き込まれているタグ内文字列『A H
REF=“Tokyo.html“』と、文字列記憶領
域に書き込まれている文字列『東京』とを消去し、リン
クフラグをリセットする。
【0071】送信データ生成部112は、行320のタ
グ〈LI〉を読み込んだ後、項目フラグがあるので表示
画像の表示位置を改行し、行319の処理と同様にし
て、文字列『大阪』の表示画像情報を生成するととも
に、図8の行813に示したホットスポット情報を生成
する。生成した表示画像情報は送信データ保持部113
内の表示画像情報801用記憶領域に追加し、ホットス
ポット情報は送信データ保持部113内のリンク情報8
03用記憶領域に追加する。この後、タグ内文字列『A
HREF=“Osaka.html“』と文字列『大
阪』とを消去し、リンクフラグをリセットする。
【0072】次いで、送信データ生成部112は、行3
21のタグ〈LI〉を読み込んだ後、項目フラグがある
ので表示画像の表示位置を改行し、タグ〈A HREF
=“Weather.au“〉に従って、リンクフラグ
を立てる。リンクフラグに従って属性値の拡張子を調べ
ると、リンク先ファイルがAU形式の音声情報であるの
で、AU形式を予め定められた一定の形式に変換して、
変換後の音声情報を音声情報802用記憶領域に格納す
る。
【0073】次いで、行322のタグ〈/UL〉を読み
込み、箇条書きの終了を解釈すると、箇条書きフラグと
項目フラグとをリセットする。さらに、行323のタグ
〈/HTML〉を読み込み、HTML文書301の終了
であることを解釈すると、送信データ800の生成処理
を完了する。この後、送信データ生成部112は、未処
理のHTML文書501があることを調べ、送信データ
保持部113内に、表示画像情報901用記憶領域と、
リンク情報902用記憶領域とからなる送信データ90
0格納用の記憶領域を設定し、設定した両記憶領域に、
送信データ900読み出し用の識別番号『0002』を
付与する。情報取得部111の前記バッファから未処理
のHTML文書501を取り出し、取り出したHTML
文書501を作業領域に書き込む。
【0074】送信データ生成部112は、HTML文書
501に付されたファイル名『Tokyo.html』
から、WWWホームページの第2ページを表す送信デー
タ900の行911に示したインデックス情報『〈IN
DEX =0002〉』を生成し、送信データ保持部1
13のリンク情報902用記憶領域の先頭に格納する。
以下、HTML文書301と画像情報401とから送信
データ800を生成したのと同様にして、HTML文書
501から送信データ900を、HTML文書601か
ら送信データ1000を生成することができるので、以
降の説明を省略する。 (送信データ保持部113、送信データ読出部114、
多重化部115、送信部116の構成の説明)送信デー
タ保持部113は、同時読み出しが可能な、表示画像情
報記憶部123と音声情報記憶部124とリンク情報記
憶部125とを備える。
【0075】表示画像情報記憶部123は、例えば、R
AMやハードディスク装置などによって実現され、送信
データ生成部112によって設定された複数の表示画像
記憶領域を有する。各表示画像情報記憶領域は、送信デ
ータ生成部112によって生成された表示画像情報の1
ファイル分を保持する。音声情報記憶部124は、RA
Mやハードディスク装置などによって実現され、送信デ
ータ生成部112によって設定された複数の音声情報記
憶領域を有する。各音声情報記憶領域は、送信データ生
成部112によって生成された1ファイル分の音声情報
を保持する。
【0076】リンク情報記憶部125は、RAMやハー
ドディスク装置などによって実現され、送信データ生成
部112によって設定された複数のリンク情報記憶領域
を有する。各リンク情報記憶領域は、送信データ生成部
112によって生成されたリンク情報の1ファイル分を
保持する。送信データ読出部114は、送信データ保持
部113内に設定された各記憶領域から、送信データの
ファイルを識別番号の順に、同一送信データファイル内
の表示画像情報と音声情報とリンク情報とを同時に読み
出し、それぞれを多重化部115に出力する。また、末
尾の識別番号に対応する送信データのファイルを読み出
した後、当該識別番号が『0001』の送信データに戻
って、識別番号順に送信データを読み出す。すなわち、
送信データ読出部114は、送信データ保持部113内
に格納されている送信データを、識別番号の順に巡回し
て読み出し、多重化部115に出力する。その際、音声
情報が存在しない場合と、存在する場合とで読み出し方
が次のように異なる。すなわち送信データ読出部114
は、音声情報が存在しない場合には、その送信データフ
ァイルを1回読み出した後、次の識別番号の送信データ
ファイルの読み出しに移る。音声情報が存在する場合に
は、その送信データファイルから音声情報を読み出し、
さらに、当該音声情報の再生に要する時間、その送信デ
ータファイルの表示画像情報とリンク情報とを複数回読
み出した後、次の識別番号の送信データファイルの読み
出しに移る。例えば、音声情報の再生時間が2秒だとす
ると、送信データ読出部114は、音声情報を1回読み
出すとともに、表示画像情報とリンク情報とを60回
(2秒*30フレーム/秒)読み出して、次の識別番号
の送信データファイルの読み出しに移る。これにより音
声情報の送信時間を確保している。
【0077】多重化部115は、送信データ読出部11
4によって読み出された表示画像情報(音声情報を含
む)とリンク情報とを多重化し、送信部116に出力す
る。多重化の方法は、例えば、従来のTV放送用文字多
重化技術を用いる。この場合、表示画像情報と音声情報
とは、画像と音声とからなる従来の放送番組と同様に、
また、リンク情報は、放送番組に多重化される一般の文
字情報と同様に多重化する。つまり、音声情報が存在し
ない場合には、表示画像情報は1フレーム分のテレビジ
ョン映像信号の映像区間に、リンク情報は当該1フレー
ム分のテレビジョン信号の帰線区間に載せられて送信さ
れる。音声情報が存在する場合には、音声情報はテレビ
ジョン音声信号に、表示画像情報、リンク情報は、当該
音声データの再生時間にかかる複数フレームにわたっ
て、テレビジョン映像信号の映像区間、帰線区間に載せ
られて送信される。
【0078】送信部116は、多重化部115によって
多重化された送信データを順次、TV放送用地上波で送
信する。 (送信データの送信方法の説明)図11は、送信部11
6による送信データの送信方法を示す説明図である。な
お、図11では、第1ページから第n(nは自然数)ペ
ージまでの送信データが送信データ生成部112によっ
て生成された場合について示している。また、図11
は、同一識別番号を有する表示画像情報と音声情報との
組を、TVの通常の放送番組に対応づけた1送信単位と
して表し、1つの識別番号を有するリンク情報を、前記
放送番組に多重化される一般の文字情報に対応づけた1
送信単位として表している。
【0079】図11に示すように、同一送信データファ
イルに格納されている表示画像情報、音声情報、リンク
情報には同一の識別番号が付されて対応付けられている
上に、ここではさらに、時間的にも対応付けられて送信
される。そして、送信データ保持部113に保持されて
いる第1ページから第nページまでの送信データは、識
別番号の順に繰り返し送信される。
【0080】なお、ここでは、送信データ読出部114
が、同一送信データファイルに格納される表示画像情報
と音声情報とリンク情報とを、表示画像情報記憶部12
3と音声情報記憶部124とリンク情報記憶部125と
から同時に読み出し、それによって、表示画像情報と音
声情報とリンク情報とを、識別番号と送信タイミングと
の両方で対応付けて送信するとしたが、表示画像情報
(音声情報を含む)とリンク情報とは、必ずしも送信タ
イミングまで合わせて送信される必要はない。例えば、
送信データ読出部114を、第1読み出し部と第2読み
出し部との2つの構成要素から構成し、第1読み出し部
は表示画像情報記憶部123内と音声情報記憶部124
とに生成されている表示画像情報と音声情報との組を連
続的に読み出して多重化部115に出力し、第2読み出
し部はリンク情報記憶部125内に生成されているリン
ク情報だけを連続的に読み出して多重化部115に出力
する、としてもよい。このようにすると、同一送信デー
タファイルに格納されている表示画像情報とリンク情報
とであっても、それらが送信部116から送信されるタ
イミングは、必ずしも一致するとは限らないが、表示画
像情報とリンク情報とにはそれぞれ識別番号が付されて
いるので、その識別番号によってデータ受信装置150
側で対応する表示画像情報とリンク情報とを取り込むこ
とができる。
【0081】また、多重化部115が、送信データ生成
部112によって生成された表示画像情報(音声情報を
含む)とリンク情報とを多重化し、送信部116が、多
重化された送信データをTV放送用地上波で送信すると
したが、表示画像情報とリンク情報とは、必ずしも多重
化されて送信される必要はなく、例えば、表示画像情報
と音声情報とをTV放送用地上波あるいは衛星デジタル
放送などで送信し、リンク情報は電話回線とモデムなど
を利用して送信するようにしてもよい。また、複数チャ
ネルを用いて送信するようにしてもよい。
【0082】さらに、データ送信方法として衛星デジタ
ル放送を利用する場合には、例えば、MPEG2ビデオ
規格、システム規格に基づく圧縮符号化技術および多重
化技術を用い、表示画像情報をIピクチャとし、音声情
報およびリンク情報をプライベート情報として送信する
ようにしてもよい。このように、表示画像情報および音
声情報とリンク情報とを、デジタルデータとして送信す
ることができる場合には、上記のように表示画像情報中
の非表示領域に画像化された識別番号を書き込んでおく
必要はなく、表示画像情報や音声情報も、リンク情報と
同様に、単に識別番号を付して送信することができる。
なお、MPEG2規格については、『最新MPEG教科
書』(株式会社アスキー出版局発売)に詳しく記述され
ている。
【0083】図30に、衛星デジタル放送を利用する場
合に送信される多重化ストリームの説明図を示す。同図
の上段は、MPEG2規格によるトランスポートストリ
ームを表している。このトランスポートストリームは、
多重化部115により多重化される。トランスポートス
トリーム中の「V1、A1、L1」は、識別番号1に対
応する送信データファイルから読み出されて多重化され
た表示画像情報、音声情報、リンク情報を示している。
「V2、A2、L2」〜「Vn、An、Ln」も同様で
ある。
【0084】「V1」は、MPEG2規格に準拠してI
(Intra)ピクチャに変換された表示画像情報を表すビデ
オエレメンタリーストリームであり、ストリームを区別
するためのPID(Packet IDentifier)「0x0100」が
付与されている。「V2」以降も同様である。「A1」
は、MPEG2規格に準拠して変換された音声情報を表
すオーディオエレメンタリーストリームであり、ストリ
ームを区別するためのPID「0X0101」が付与されてい
る。「A2」以降も同様である。
【0085】「L1〜Ln」は、各リンク情報を載せる
ためのMPEG2規格に準拠するプライベートセクショ
ンであり、プライベートセクションを区別するためのテ
−ブルID「0xB0」が付与され、さらに個々のリン
ク情報を区別するためにテーブルIDエクステンション
に識別番号が設定されている。各リンク情報には、対応
する表示画像における一部の画像領域と、他の表示画像
へのリンクを示す情報とからなる少なくとも1つの組み
が設定される。例えば「L1」では、座標(X、Y)=
(100、600)を中心とする画像領域に対して、識別子0
002の表示画像へのリンク(GOTO_PAGE(0002))が設
定され、座標(X、Y)=(100、700)を中心とする画
像領域に対して、識別子0003の表示画像へのリンク
(GOTO_PAGE(0002))が設定されている。
【0086】また、上記のPIDと識別番号との対応関
係は、MPEG2規格に準拠したPMT(Prgram Map Ta
ble)に設定される。同図のようにPMT中のcomponent_
tagに識別番号を設定するなど、PMT中のデスクリプ
ターに上記PIDと識別番号との対応関係を記述してお
けばよい。この場合、上記ビデオエレメンタリーストリ
ーム、オーディオエレメンタリーストリーム、プライベ
ートセクションが、送信データ生成部112により作成
され、それぞれ送信データ保持部113に記憶される。
送信データ保持部113に保持されているビデオエレメ
ンタリーストリーム、オーディオエレメンタリーストリ
ーム、プライベートセクションの1セットは、上記の送
信データファイルに相当する。送信データ保持部113
に保持された上記1セットのビデオエレメンタリースト
リーム、オーディオエレメンタリーストリーム、プライ
ベートセクションはいずれも1回ずつ読み出されること
になる。送信データ読出部114は全ての送信データフ
ァイルを巡回的に読み出す。さらに図30のトランスポ
ートストリームは、多重化部115により作成される。
【0087】このようにしてトランスポートストリーム
にn個の表示画像情報、音声情報、リンク情報の組みと
PMTとを多重化すれば、衛星デジタル放送を用いて容
易に送信可能となる。 (データ送信装置110全体の概略的処理手順)以下、
図12から図14を用いて、データ送信装置110の処
理手順について具体的に説明する。
【0088】図12は、データ送信装置110全体の概
略的処理手順を示すフローチャートである。情報取得部
111は、外部データベースから所定の情報を取得し、
内部のバッファに格納する(ステップS1101)。送
信データ生成部112は、情報取得部111が取得した
情報を解釈して、表示画像情報と、音声情報と、リンク
情報とを生成し、送信データ保持部113に格納する
(ステップS1102)。
【0089】送信データ読出部114が、送信データ保
持部113内の送信データを、識別番号順に巡回して読
み出す(ステップS1103)。多重化部115が、読
み出された表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情
報とを多重化し、送信部116が、多重化された送信デ
ータをTV放送用地上波を用いて送信する(ステップS
1104)。 (情報取得部111の処理手順)図13は、情報取得部
111による情報取得処理の手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【0090】情報取得部111は、取得リスト記憶部1
21内の取得情報リストを参照し、まだ取得されていな
い情報が有るか否かをチェックする(ステップS120
1)。存在しなければ情報取得処理を終了する。存在す
れば、まだ取得していない情報の取得先アドレス(UR
L)を1つ取り出す(ステップS1202)。取り出し
たアドレスをもとに外部データベースに接続を要求し
(ステップS1203)、接続が成功したかどうかを確
認する(ステップS1204)。失敗の場合、ステップ
S1203へ戻る(ステップS1204)。
【0091】接続が成功したら、取得情報リストからま
だ取得していない情報のファイル名を読み出し、当該外
部データベースから目的のファイルを取得して内部のバ
ッファに記憶する(ステップS1205)。ステップS
1201へ戻る。 (送信データ生成部112の処理手順)図14は、送信
データ生成部112による送信データ生成処理の手順の
一例を示すフローチャートである。
【0092】送信データ生成部112は、情報取得部1
11内のバッファを参照し、未処理のHTML文書があ
るか否かをチェックする(ステップS1301)。なけ
れば表示画像生成処理を終了する。あれば、送信データ
格納用の記憶領域を送信データ保持部113内に設定
し、設定した記憶領域に識別番号を付すとともに、未処
理のHTML文書を前記バッファから1つ取り出す(ス
テップS1302)。
【0093】取り出したHTML文書のファイル名か
ら、送信データのファイル名を示すインデックス情報を
作成し、送信データ保持部113に設定したリンク情報
記憶領域に追加する(ステップS1303)。取り出し
たHTML文書から1文字読み込み、文字列記憶領域に
書きこむ(ステップS1304)。
【0094】読み込んだ文字がタグ開始文字『〈』か否
かをチェックする(ステップS1305)。タグ開始文
字の場合、ステップS1307へ移る。タグ開始文字で
ない場合、読み込んだ文字を作業領域内の文字列記憶領
域に追加して書き込み、ステップS1304へ戻る(ス
テップS1306)。次の文字を1文字読み込む(ステ
ップS1307)。タグ終了文字『〉』か否かをチェッ
クする(ステップS1308)。タグ終了文字の場合、
ステップS1310へ移る。タグ終了文字でない場合、
読み込んだ文字を作業領域内のタグ記憶領域に追加して
書き込み、ステップS1307に戻る(ステップS13
09)。
【0095】タグ記憶領域内の文字列をタグテーブルと
照合し、『/』で始まる文字列か否かをチェックする
(ステップS1310)。『/』で始まる文字列の場
合、読み込んだタグが〈/HTML〉タグか否かをチェ
ックする(ステップS1311)。〈/HTML〉タグ
の場合、作業領域をすべてリセットしてステップS13
01に戻る。〈/HTML〉タグでない場合、そのタグ
に対応してフラグ記憶領域にセットされている最下位フ
ラグに応じた処理を行い、作業領域内の対応する記憶領
域をリセットして(ステップS1312)、ステップS
1304に戻る。
【0096】ステップS1310において、『/』で始
まる文字列でない場合、読み込んだタグが〈IMG〉タ
グか否かをチェックする(ステップS1313)。〈I
MG〉タグの場合は、〈IMG〉タグの属性値で指定さ
れているファイル名の画像情報ファイルを、情報取得部
111のバッファから取り出す(ステップS131
4)。取り出した画像情報を、GIF伸長方式に従っ
て、ビットマップデータで表される画像情報に変換し、
ステップS1304に戻る(ステップS1315)。
【0097】読み込んだタグが〈IMG〉タグでない場
合、タグ記憶領域内の文字列をタグテーブルと照合し、
そのタグに対応したフラグをフラグ記憶領域に立て、あ
るいはそのタグに対応した処理を行い(ステップS13
16)、ステップS1304に戻る。なお、HTML文
書では、多種のタグが用いられており、それらのタグに
対応する処理は既存のブラウザと同様にして処理するこ
とができる。従って、以下では、データ通信システム1
00専用のフォーマットで生成されるリンク情報の生成
に関係した、〈/A〉タグに対する処理についてのみ、
ステップS1312における処理の一例として説明す
る。
【0098】図15は、図14のステップS1312に
おける処理手順の一部具体例を示すフローチャートであ
る。 〈A〉タグか否かをチェックする(ステップS140
1)。〈A〉タグでない場合、ステップS1408に移
る。 〈A〉タグの場合、属性値で示されるリンク先ファイル
が音声情報ファイルか否かをチェックする(ステップS
1402)。音声情報ファイルの場合、ステップS14
07に移る。
【0099】音声情報ファイルでなければ、カーソル図
形の表示領域をあけて文字列記憶領域に確保された文字
列の表示画像情報を生成し、送信データ保持部113内
の表示画像情報記憶領域に追加する(ステップS140
3)。カーソル図形の表示位置を示すX−Y座標を計算
する(ステップS1404)。
【0100】計算したX−Y座標と、タグ記憶領域に確
保した属性値とから、ホットスポット情報を生成し、送
信データ保持部113のリンク情報記憶領域に追加して
格納する(ステップS1405)。作業領域内のリンク
フラグをリセットし、タグ記憶領域と文字列記憶領域内
の文字列を消去する(ステップS1406)。
【0101】音声情報ファイルを取り出し、ファイル内
の音声情報を予め定められた一定の形式に変換して音声
情報記憶領域に格納する(ステップS1407)。読み
込んだタグに対応した処理を行う(ステップS140
8)。 (データ受信装置150の構成の説明)以下、図16か
ら図20を用いて、データ受信装置150の各構成につ
いて説明する。 (受信分離部151の構成)受信分離部151は、送信
データに付されている識別番号を読み取るための読み取
りバッファ161を備える。読み取りバッファ161
は、1ファイル分の表示画像情報(音声情報を含む)
と、1ファイル分のリンク情報とを、それぞれに一時保
持するための記憶領域を有する。
【0102】受信分離部151は、受信した送信データ
から表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを
分離し、分離した1ファイル分の表示画像情報(音声情
報を含む)と、1ファイル分のリンク情報とを、それぞ
れに対応する読み取りバッファ161内の記憶領域に格
納する。前記記憶領域に格納されている表示画像情報に
ついては、その表示画像情報の非表示領域内の一定位置
に書き込まれている画像を文字認識することによりその
識別番号を読み取る。前記記憶領域に格納されているリ
ンク情報については、一般的なデジタルデータのファイ
ルに付されている識別番号を読み取るのと同様にして読
み取る。読み取った識別番号が、制御部155に指示さ
れた識別番号であれば、読み取りバッファ161に保持
しているその表示画像情報(音声情報を含む)またはそ
のリンク情報を、受信データ保持部152内の対応する
記憶領域に格納する。このとき音声情報については、受
信分離部151は、表示画像情報を格納すると同時に音
声情報を受信データ保持部152内の対応する記憶領域
に格納し、さらに制御部155に指示された識別番号と
同じ識別番号の表示画像情報が連続して送信されている
間は、音声情報を蓄積していく。これにより複数フレー
ムにまたがって送信される音声情報を分離している。
【0103】読み取った識別番号が、制御部155に指
示された識別番号でなければ、読み取りバッファ161
に保持しているその表示画像情報(音声情報を含む)ま
たはそのリンク情報を廃棄し、制御部155に指示され
た識別番号を読み取るまで、新たな表示画像情報(音声
情報を含む)とリンク情報とを読み取りバッファ161
に取り込み、上記処理を繰り返す。 (受信データ保持部152、再生部153、表示部15
4の構成)受信データ保持部152は、受信分離部15
1によって分離された表示画像情報(音声情報を含む)
とリンク情報とを識別番号により対応づけて格納する。
表示画像情報を記憶するための領域は、例えば、1画面
の静止画像を格納するためのRAMやハードディスク装
置などにより実現される。
【0104】再生部153は、制御部155の指示に従
って、受信データ保持部152内に格納されている表示
画像情報と、制御部155から入力される後述の図形情
報とを再生し、表示部154に出力する。また、表示画
像情報の再生と同期して、表示画像情報とともに格納さ
れている音声情報を再生し、音声出力部157に出力す
る。
【0105】表示部154は、NTSC方式などに従っ
て画像を表示するTVモニタなどで実現され、再生部1
53からの入力に従って、表示画像とカーソル図形とを
画面に表示する。 (制御部155の構成)制御部155は、まず、変数値
を記憶するレジスタに初期値を設定し、その初期値で示
されるページに対応した、例えば識別番号『0001』
の表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを取
り込むよう受信分離部151に指示する。
【0106】制御部155は、受信データ保持部152
に新たな表示画像情報(音声情報を含む)が格納される
都度、その表示画像情報(音声情報を含む)の再生を再
生部153に指示し、受信データ保持部152に新たな
リンク情報が格納される都度、そのリンク情報を解釈し
て、各カーソル表示位置に後述のカーソル図形を対応づ
けたカーソル図形対応表を作成する。なお、前記カーソ
ル図形は、制御部155が内部に保持している図形情報
によって表される。さらに、制御部155は、カーソル
図形を表す図形情報と、その表示位置とを再生部153
に出力して、その図形情報の再生を指示する。
【0107】図16は、制御部155が、カーソル図形
の表示位置を制御するために作成するカーソル図形対応
表の一例を示す説明図である。カーソル図形対応表は、
受信データ保持部152に保持されているリンク情報の
ホットスポット情報で示される各カーソル表示位置と、
その表示位置に表示されるべきカーソル図形のカーソル
番号との対応を示す。制御部155は、例えば、リンク
情報中の各カーソル表示位置に対し、Y座標が小さい順
に、次いでX座標が小さい順に、カーソル番号を付し、
カーソル図形対応表の当該カーソル番号に対応する項目
にその表示位置を書き込む。
【0108】図17は、制御部155が保持している図
形情報の一例を示す説明図である。制御部155は、図
17に示すように、各カーソル番号に対応づけて、その
カーソルが選択されたときのカーソル図形と、選択され
ていないときのカーソル図形とを表した図形情報を保持
している。さらに、制御部155は、信号受信部156
からの割込みに応じ、信号受信部156の保持する入力
信号の種別を解釈して、対応するカーソル図形の図形情
報を選び、再生部153に出力する。次いで、選択が確
定されたカーソルに従って、受信分離部151の送信デ
ータの取り込みを制御する。 (受信データの表示制御処理)なお、以下では、受信分
離部151によって受信データ保持部152内の対応す
る記憶領域に格納された、同一識別番号を有する表示画
像情報(音声情報を含む)とリンク情報との組を受信デ
ータということにし、制御部155による受信データの
表示制御処理について、さらに具体的に説明する。
【0109】制御部155は、表示すべき受信データの
識別番号を表す変数P−Indexをあらかじめ定めら
れた値、例えば『1』に設定する。次に、選択状態のカ
ーソル番号を表す変数Cur−Posを、あらかじめ定
められた値、例えば『1』に設定する。制御部155
は、変数P−Indexの示す送信データの取り込みを
受信分離部151に指示する。さらに、その指示に従っ
て取り込まれ、受信データ保持部152に格納された受
信データのリンク情報を解釈して、変数Cur−Pos
の示すカーソルを選択状態とした各カーソルの図形情報
を、対応する表示位置とともに再生部153に出力す
る。次いで、信号受信部156からの割込みが発生する
と、信号受信部156に保持されている入力信号を解釈
する。まず、入力が『上』か否かをチェックし、『上』
であれば変数Cur−Posの値を1減らす。入力が
『下』か否かをチェックし、『下』であれば変数Cur
−Posの値を1増やす。入力が『確定』か否かをチェ
ックし、『確定』であれば変数Cur−Posで示され
るカーソル番号からその表示位置の座標を求め、その座
標からホットスポット情報に記述されたリンク先のファ
イルの識別番号を得る。さらに、その識別番号を変数P
−Indexの値に設定し、変数P−Indexの示す
送信データの取り込みを受信分離部151に指示する。 (信号受信部156、音声出力部157の構成)信号受
信部156は、外部の図示しないリモコン等からの入力
信号を受信すると、入力信号受信による制御部155へ
の割込みを発生し、受信した入力信号を保持する。
【0110】音声出力部157は、スピーカなどによっ
て実現され、再生された音声情報を音声として出力す
る。 (表示画像の例示)図18は、図8の送信データ800
に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画
像1800を示す説明図である。
【0111】図18に示すように、表示画像1800に
は、リンク情報803の行812に示したホットスポッ
ト情報に従い、表示画像情報801によって表される表
示画像中の表示位置(100、600)に、カーソル番
号『1』に対応したカーソル図形1801が表示されて
いる。なお、制御部155の変数Cur−Posの初期
値により、カーソル図形1801として、選択状態を示
す図形情報が選ばれている。
【0112】同様に、リンク情報803の行813に示
したホットスポット情報に従い、表示位置(100、7
00)に、カーソル番号『2』に対応したカーソル図形
1802が表示されている。なお、カーソル番号『2』
は、変数Cur−Posの初期値ではないので、カーソ
ル図形1802として非選択状態を示す図形情報が選ば
れている。
【0113】なお、送信データ800には、表示画像情
報801とともに音声情報802が含まれているので、
表示部154に表示画像1800が表示されるととも
に、音声による『音声解説』が音声出力部157から出
力される。図19は、図9の送信データ900に基づい
て表示部154に表示される初期画面の表示画像190
0を示す説明図である。
【0114】図18に示した表示画像1800と同様、
表示画像1900には、リンク情報902の行912に
示したホットスポット情報に従い、表示画像情報901
によって表される表示画像中の表示位置(050、40
0)に、カーソル番号『1』に対応したカーソル図形1
901が表示される。また、カーソル図形1901とし
て、選択状態を示す図形情報が選ばれる。
【0115】図20は、図10の送信データ1000に
基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像
2000を示す説明図である。同様に、表示画像200
0には、リンク情報1002の行1012に示したホッ
トスポット情報に従い、表示画像情報1001によって
表される表示画像中の表示位置(050、400)に、
カーソル番号『1』に対応し、選択状態を示すカーソル
図形2001が表示される。 (制御部155の処理の具体例)以下では、送信データ
800に基づいて表示画像1800を表示部154に表
示させる場合の制御部155の処理手順について具体的
に説明する。
【0116】制御部155は、先ず、変数P−Inde
xの初期値を『0001』に、変数Cur−Posの初
期値を『1』に設定する。次いで、変数P−Index
が表す識別番号『0001』の表示画像情報801(音
声情報802を含む)とリンク情報803とを取り込む
よう受信分離部151に指示する。制御部155は、受
信データ保持部152に格納されている表示画像情報8
01(音声情報802を含む)の再生を、再生部153
に指示する。再生部153は、第1ページの表示画像情
報801を再生し、表示部154に出力するとともに、
音声情報802を再生して音声出力部157に出力す
る。制御部155は、受信データ保持部152に格納さ
れているリンク情報803を解釈し、カーソル図形対応
表を作成して、各カーソルの図形情報とその表示位置と
を再生部153に出力する。このとき、変数Cur−P
osが示すカーソル、すなわち1番目のカーソルを選択
状態の画像にする。
【0117】制御部155は、信号受信部156からの
入力を待つ。外部のリモコン等から信号受信部156
に、『下』信号が入力されたとする。入力信号が『下』
であれば、制御部155は変数Cur−Posの値を1
増やす。すなわち変数Cur−Posの値を『2』に設
定する。次いで、新たな変数Cur−Posで示される
カーソル番号『2』の図形を選択状態の図形情報とし、
元の変数Cur−Posで示されるカーソル番号『1』
の図形を非選択状態の図形情報として、それぞれを再生
部153に出力する。
【0118】制御部155は、信号受信部156からの
割り込みを待ち、割り込み発生後に信号受信部156
に、『確定』を示す入力信号が保持されていたとする。
入力信号が『確定』であれば、制御部155は、変数C
ur−Posが示すカーソル番号『2』に対応付けられ
たX−Y座標(100、700)を、カーソル図形対応
表から読み出す。次いで、読み出したX−Y座標(10
0、700)をもとに、行813のホットスポット情報
のリンク先ファイルの識別番号『0003』を読み出
し、読み出したリンク先ファイルの識別番号『000
3』を得る。得られた識別番号『0003』を変数P−
Indexの値として設定する。次いで、変数P−In
dexで示される識別番号を有した表示画像情報100
1とリンク情報1002との取り込みを受信分離部15
1に指示する。制御部155は、変数Cur−Posの
値を『1』に初期化する。
【0119】以下、上記と同様の処理を行うことによ
り、図20に示す表示画像2000を表示部154に表
示させることができる。また、変数Cur−Posの値
が『1』のとき割り込みが発生し、割込みにより制御部
155が信号受信部156を参照したときに、信号受信
部156が『確定』を示す入力信号を保持していた場合
には、制御部155は、上記と同様にして、図19に示
す表示画像1900を表示部154に表示させることが
できる。 (表示制御処理の手順)図21は、制御部155の表示
制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0120】制御部155は、取り込むべき送信データ
の識別番号を示す変数P−Indexを初期値に設定す
る(ステップS2101)。制御部155は、各表示画
像の初期画面における選択状態のカーソル番号を示す変
数Cur−Posを初期値に設定する(ステップS21
02)。制御部155は、変数P−Indexの識別番
号を有する送信データの取り込みを受信分離部151に
指示する。受信分離部151は、制御部155の指示に
従って、受信した送信データから表示画像情報とリンク
情報とを分離し、該当する表示画像情報とリンク情報と
を、識別番号により対応づけて受信データ保持部152
に格納する(ステップS2103)。
【0121】再生部153は、制御部155の指示によ
り、受信データ保持部152内の表示画像情報を再生
し、表示部154に出力する。表示画像情報に対応付け
られた音声情報があれば、当該音声情報を再生し、音声
出力部157に出力する(ステップS2104)。制御
部155は、受信データ保持部152内のリンク情報を
解釈し、カーソル図形を表す図形情報を、その表示位置
を示すX−Y座標とともに再生部153に出力し、その
図形情報の再生を指示する。再生部153は、制御部1
55から入力された図形情報を再生して、表示部154
に出力する(ステップS2105)。これにより、表示
部154は、1画面の表示画像を表示する。
【0122】制御部155は、信号受信部156からの
割込みを待ち(ステップS2106)、割込みが発生す
ると、信号受信部156に保持されている入力信号が
『上』であるか否かをチェックする(ステップS210
7)。『上』であれば、変数Cur−Posの値から
『1』を減算し(ステップS2108)、『上』でなけ
れば、『下』であるか否かをチェックする(ステップS
2109)。
【0123】『下』であれば、変数Cur−Posの値
に『1』を加算し(ステップS2110)、『下』でな
ければ、さらに、『確定』であるか否かをチェックする
(ステップS2111)。『確定』であれば、そのとき
の変数Cur−Posの値に従って、カーソル番号→カ
ーソル図形対応表のカーソル表示位置(X、Y)→ホッ
トスポット情報内のリンク先ファイルの識別番号の順に
各値を求め、求められた識別番号を変数P−Index
の値に設定する。この後、ステップS2102に戻る。
【0124】『確定』でなければ、ステップS2106
に戻る。以上のように、本実施の形態によれば、本来で
あれば、データ受信装置150側において、制御情報を
解釈しながら生成されるべき表示画像情報を、予めデー
タ送信装置110側で生成して送信するので、データ受
信装置150の負荷を軽減することができる。また、制
御情報に記述されている、表示用文字列の表示制御処理
の種類の多さや、処理数の多さに比べれば、リンク情報
による制御処理は処理の種類が限定されいるので、比較
的処理数も少ない。従って、データ受信装置150は、
このようなリンク情報を用いて、容易にデータ送信装置
110との擬似的双方向通信を行うことができる。
【0125】また、本実施例によれば、データ通信シス
テム100は、インターネット上のWWWホームページ
を表示する場合、1対多のTV放送を用いて擬似的双方
向通信を行うので、パソコンのブラウザを用いて表示す
る場合に比べて、伝送路の状態による影響を受けずに、
速やかに所望のページを表示部154に表示させること
ができる。また、予めTVフォーマットで表された表示
画像情報を用いるので、容易にフルカラー、高解像度の
表示画像を、表示部154に表示させることができる。
また、ブラウザによって生成された表示画像をTVに表
示する場合では、表示画像の再生処理など、TVに本来
備えられている構成が十分に利用されなかったが、本実
施例では、TVに本来備えられているメモリや、デコー
ダなどを有効に利用して上記擬似的双方向通信を行うこ
とができる。
【0126】なお、本実施の形態では、取得する情報の
例として、WWWで用いられるHTML文書およびそれ
に関連付けられたGIF形式の圧縮画像情報とAU形式
の音声情報とを示したが、ハイパーカード等の他の形式
や言語で記述された情報でもよい。この場合、〈A〉タ
グに関する処理を、当該形式および当該言語に対応する
方法で変更すればよい。また、本実施の形態では、限ら
れたタグのみの含まれるHTML文書の変換の例を示し
たが、他のタグが含まれていてもよい。
【0127】なお、本実施の形態では、リンク情報によ
る擬似的双方向通信の制御の例として、別の画面を表示
する処理を説明したが、前記擬似的双方向通信に加え
て、画面を点滅させたり、画面をスクロールさせる処理
や、データ受信装置に接続されているFAX、電話ある
いはビデオなどの装置を起動、操作する処理などを記述
してもよい。
【0128】なお、上記データ通信システム100で
は、送信データ生成部112がリンク情報中のファイル
を識別番号で記述したが、必ずしも識別番号で記述しな
くてもよい。例えば、リンク情報中のファイルの識別番
号を、もとのファイル名で記述しておいてもよい。この
場合、送信時には各送信データの表示画像情報(音声情
報を含む)とリンク情報とに識別番号を付して送信し、
これを受信するデータ受信装置150側では、起動時
に、予め一巡のリンク情報を順次取り込んで、ファイル
名と識別番号との対応を調べるようにすればよい。
【0129】また、データ受信装置150は、受信デー
タ保持部152内に、データ送信装置110からくり返
し送信されてくる一巡すべての表示画像情報とリンク情
報とを格納するようにしてもよい。さらに、図30に示
したトランスポートストリームがデータ送信装置110
から送信される場合、データ受信装置150は、受信分
離部151によりまずPMTを分離・取得して、取り込
むべき表示画像情報のPIDをPMTから読み出し、当
該PIDをフィルタ条件としてトランスポートストリー
ムから表示画像情報を分離取得すればよい。また、リン
ク情報については、リンク情報を載せたプライベートセ
クションのPIDをPMTから読み出して、当該PID
と、識別番号(テーブルIDエクステンション)をフィ
ルタ条件としてトランスポートストリームからリンク情
報を分離取得すればよい。
【0130】なお、図30に示したトランスポートスト
リームでは、ビデオエレメンタリーストリームはIピク
チャーからなるとしているが、PピクチャーやBピクチ
ャーを含むビデオエレメンタリーストリームとしてもよ
い。また、表示画像情報は、MPEG2規格でエンコー
ドされることとしているが、MPEG1形式や、JPE
G形式や、GIF形式など他の形式でもよい。さらに、
表示画像情報、音声情報をビデオエレメンタリーストリ
ーム、オーディオエレメンタリーストリームとしている
が、リンク情報と同様にプライベートセクション形式で
多重化してもよい。
【0131】(第2の実施の形態)図22は、本発明の
第2の実施の形態であるデータ通信システム2200の
構成を示すブロック図である。なお、図1に示したデー
タ通信システム100と同様の構成には同一の参照符号
を付すとともに、すでに説明しているので説明を省略す
る。
【0132】データ通信システム2200は、データ送
信装置2210およびデータ受信装置2250を備え
る。データ送信装置2210は、データ送信装置110
の送信データ生成部112に代えて、送信データ生成部
2211を備える。データ受信装置2250は、制御部
155に代えて、制御部2251を備える。制御部22
51は、内部に図形情報記憶部2252を備える。 (データ送信装置2210)送信データ生成部2211
は、データ変換テーブル記憶部122に代えて、データ
変換テーブル記憶部2212を備える。データ変換テー
ブル記憶部2212の記憶内容は、リンク情報テーブル
が異なる以外、データ変換テーブル記憶部122と同様
である。
【0133】図23は、データ変換テーブル記憶部22
12の記憶内容であるリンク情報テーブル2300の一
例を示す説明図である。リンク情報テーブル2300に
は、インデックス情報701、ホットスポット情報70
2のほか、タイトル情報2301のフォーマットが示さ
れている。タイトル情報2301は、タイトル情報であ
ることを示す情報識別部『TITLE 』と、対応する
表示画像情報によって表される表示画像中のタイトル表
示位置を示すX−Y座標『X=999、Y=999、』
と、タイトルの文字列長を前記座標上の画素数で示す
『L=999』とからなる。なお、ここでは、文字列長
Lを画素数で表しているが、文字数で表すとしてもよ
い。
【0134】送信データ生成部2211は、送信データ
生成部112による処理に加え、データ変換テーブル記
憶部2212内のリンク情報テーブルに従って、表題用
補助図形の構成を指示するタイトル情報をリンク情報中
に生成する。以下では、図3に示したHTML文書30
1を用いて、送信データ生成部2211によるタイトル
情報の生成処理について、具体的に説明する。なお、以
下では、WWWホームページの各ページに設定されてい
る先頭表示位置は(20、20)であるとする。
【0135】送信データ生成部2211は、HTML文
書301のファイル名からインデックス情報を生成した
後、行311のタグ〈HTML〉を解釈することによ
り、HTML文書301の開始行であることを識別す
る。次いで、タグ記憶領域の文字列『HTML』を消去
する。この後、行312のタグ〈H1〉を読み込み、タ
グ〈H1〉をタグテーブルを参照して解釈し、作業領域
内のフラグ記憶領域に見出しフラグを立てる。
【0136】送信データ生成部2211は、当該見出し
フラグが立てられたので、上記タイトル情報を生成する
とともに、送信データ生成部112と同様の方法によ
り、タグ〈H1〉とタグ〈/H1〉とに挟まれている文
字列『天気予報』を、見出し用H1フォントを用いて画
像化し、表示画像情報を生成する。具体的には、送信デ
ータ生成部2211は、リンク情報テーブル2300を
参照して、タイトル情報2301のフォーマットを調べ
る。タイトル情報2301のフォーマットは、『〈TI
TLE X=999,Y=999,L=999〉』であ
る。このうち、『X=999,Y=999』は、タイト
ルの表示位置を示すX−Y座標である。HTML文書3
01中のタグ〈H1〉で示される、タイトル『天気予
報』の表示位置は、座標(20、20)である。また、
『L=999』は、タイトルの文字列長である。文字列
『天気予報』の文字数は4文字であるから、H1フォン
ト1文字分の文字サイズが(40、40)であれば、そ
の文字列長Lは、L=160である。従って、送信デー
タ生成部2211は、タイトル情報『〈TITLE X
=020,Y=020,L=160〉』を生成し、送信
データ保持部113内のリンク情報記憶領域に追加して
格納する。以下の処理は、送信データ生成部112と同
様であるので、説明を省略する。
【0137】図24は、HTML文書301と音声情報
『Weather.au』と画像情報401とから生成
されたWWWホームページの第1ページの送信データ2
400を示す説明図である。送信データ2400は、表
示画像情報801、音声情報802およびリンク情報2
401からなる。図24(a)および図24(b)は、
それぞれ図8(a)および図8(b)と同様である。図
24(c)は、リンク情報2401の内容を示す説明図
である。
【0138】図24(c)に示すように、リンク情報2
401には、行2411のインデックス情報に続いて、
行2412のタイトル情報が記述されている。これに続
いて、行2413および行2414のホットスポット情
報が記述される。行2413および行2414のホット
スポット情報は、それぞれ図8(c)に示したリンク情
報803中の行812および行813のホットスポット
情報と同様である。
【0139】図25は、送信データ生成部2211のタ
グ〈H1〉に対する処理の手順の一例を示すフローチャ
ートである。送信データ生成部2211は、図15に示
したステップS1408において、タグ〈H1〉である
か否かをチェックする(ステップS2501)。タグ
〈H1〉でなければ、ステップS2512に移る。
【0140】タグ〈H1〉であれば、見出しフラグを立
て、タイトル表示位置の座標を計算し、計算値をタイト
ル表示位置および次文字表示位置としてそれぞれレジス
タに保持する(ステップS2502)。文字列記憶領域
に文字列があるか否かをチェックし(ステップS250
3)、なければステップS2509に移る。あれば、文
字列記憶領域から1文字を読み出して記憶領域から消去
し(ステップS2504)、読み出した文字を見出し用
H1フォントを用いて画像化する(ステップS250
5)。次いで、当該文字画像を次文字表示位置に配置し
て表示画像情報を生成し(ステップS2506)、表示
画像記憶領域に追加して格納した後(ステップS250
7)、見出し用H1フォントの文字サイズに従って次文
字表示位置を更新し(ステップS2508)、ステップ
S2503に戻る。
【0141】文字列記憶領域内のすべての文字列が画像
化されたので、送信データ生成部2211は、例えば、
次文字表示位置の座標値からタイトル表示位置の座標値
を減算してタイトル文字列長を計算する(ステップS2
509)。次いで、リンク情報テーブル2300のタイ
トル情報2301のフォーマットに従い、タイトル表示
位置の座標値と、タイトル文字列長とからタイトル情報
を生成し(ステップS2510)、リンク情報記憶領域
に追加して格納する(ステップS2511)。
【0142】その他のタグに応じた処理を行う(ステッ
プS2512)。 (データ受信装置2250)制御部2251は、制御部
155と同様の処理に加え、リンク情報中のタイトル情
報に従って、図形情報記憶部2252に記憶している表
題用補助図形を、その表示位置を示すX−Y座標および
タイトル文字列長とともに、再生部153に出力し、表
示画像中に当該表題用補助図形を表示するよう指示す
る。例えば、制御部2251は、新たなリンク情報が受
信データ保持部152に格納される都度、その中のタイ
トル情報から、表題用補助図形の表示位置を示すX−Y
座標およびタイトル文字列長を読み取って保持する。さ
らに、表示画像情報の再生を再生部153に指示した後
に、図形情報記憶部2252から表題用補助図形を読み
出して、保持していた表示位置を示すX−Y座標とタイ
トル文字列長とともに、再生部153に出力し、その表
題用補助図形の長さをタイトル文字列長により決定し、
当該X−Y座標の位置に表示画像情報による表示画像に
合成して(重ねて)再生することを指示する。この処理
は、図21に示したステップS2104と、ステップS
2105との間に行う。
【0143】図形情報記憶部2252は、カーソル図形
の他、表題用補助図形を記憶している。図26は、図形
情報記憶部2252の記憶内容の一例を示す説明図であ
る。図形情報記憶部2252には、非選択状態を示すカ
ーソル図形2601、選択状態を示すカーソル図形26
02および表題用補助図形2603が格納されている。
【0144】カーソル図形2601は、制御部2251
により、カーソル図形対応表が参照されて読み出され、
変数Cur−Posに示されるカーソル番号以外の表示
位置に表示される。また、カーソル図形2602は、カ
ーソル図形対応表に対応して読み出され、変数Cur−
Posに示されるカーソル番号の表示位置に表示され
る。
【0145】表題用補助図形2603は、図26に示す
ように、予めH1フォントのサイズに合わせた幅で格納
されており、タイトル文字列長の長さに合わせて長さを
調整することにより、見出し用H1フォントの文字画像
の表示位置に重ねて表示すれば見出し用H1フォントの
文字画像を点線で囲んだ図形となるよう作成されてい
る。表題用補助図形2603は、タイトル情報の情報識
別部『TITLE 』に対応して読み出される。
【0146】図27は、図24に示した送信データ24
00に従って表示される初期画面の表示画像2700を
示す説明図である。図27に示すように、表示画像27
00中のタイトル表示位置(20、20)には、そのタ
イトルであるタイトル文字列長『160』の『天気予
報』の文字画像が、図形情報記憶部2252内に保持さ
れている表題用補助図形2701で囲まれて表示されて
いる。
【0147】また、初期設定により変数Cur−Pos
で示されるカーソル番号の表示位置には、『HOTSP
OT2』のカーソル図形2702が表示されている。他
のカーソル表示位置には、『HOTSPOT1』のカー
ソル図形2703が表示されている。以上のように本実
施の形態のデータ通信システム2200によれば、デー
タ通信システム100による効果に加えて、データ受信
装置2250の負荷を大きく増加することなく、データ
受信装置2250独自の表題用補助図形を表示画像中に
表示することができる。
【0148】また、本実施の形態によれば、データ送信
装置2210側では、ホットスポット情報中にカーソル
図形の表示位置を示し、データ受信装置2250側では
当該表示位置に、予め格納している図形情報を用いてカ
ーソル図形を表示するので、受信側でカーソル図形の表
示を制御することができる。この結果、データ送信装置
2210では、カーソル図形の選択状態および非選択状
態の変化を表すだけのために、同一内容の表示画像情報
を送信する必要がなくなり、表示画像情報による情報の
伝送効率を向上することができる。
【0149】さらに、データ受信装置2250の例え
ば、機種等に応じて、予め図柄の異なる図形情報を格納
しておくことにより、データ受信装置2250の機種毎
にカーソル図形をカスタマイズすることができるし、こ
のようにカスタマイズされたカーソル図形を表示するこ
とにより、表示画像中の重要な表示箇所にユーザの注意
を喚起することができる。また、データ受信装置225
0に複数のセットの図形情報を格納し、操作者がその図
形を選択できるようにすることにより、操作者がその好
みに応じて図形情報から任意の図形情報を選んで表示さ
せることもできる。
【0150】なお、図26に示すカーソル図形及び表題
用補助図形は、図形をドットの集まりで表現するビット
マップデータから構成されるとしても良いし、また、図
形を線を基本として表現し、この線の表示位置を示す座
標データから構成されるベクトルグラフィックスデータ
から構成されるとしても良い。 (第3の実施の形態)図28は、本発明の第3の実施の
形態であるデータ通信システム3200の構成を示すブ
ロック図である。なお、図22に示したデータ通信シス
テム2200と同様の構成には同一の参照符号を付すと
ともに、すでに説明しているので説明を省略する。
【0151】データ通信システム3200は、データ送
信装置3210およびデータ受信装置3250を備え
る。データ送信装置3210は、データ送信装置221
0と比較して、さらに補助図形付加部3211を備え
る。その他の構成要素は、データ送信装置2210と同
じである。
【0152】データ受信装置3250は、データ受信装
置2250と比較して、さらに補助図形取得部3253
を備える。その他の構成要素は、データ受信装置225
0と同じである。外部データベースには、さらに、図2
6に示す図形情報が記憶されている。 (補助図形付加部3211)補助図形付加部3211
は、外部データベースに記憶されている図26に示す図
形情報を読み出し、読み出した図形情報を送信データ保
持部113に記憶されているリンク情報内に追加記憶さ
せる。
【0153】図29は、補助図形付加部3211により
図26に示す図形情報を追加記憶されたリンク情報34
01を含む送信データ3400を示す説明図である。送
信データ3400は、表示画像情報801、音声情報8
02およびリンク情報3401からなる。図29(a)
および図29(b)は、図24(a)および図24
(b)と同様である。図29(c)は、リンク情報34
01の内容を示す説明図である。
【0154】図29(c)に示すように、リンク情報3
401には、行3411にインデックス情報、行341
2にタイトル情報、行3413および行3413にホッ
トスポット情報が記述され、続いて、図形情報3415
が記憶されている。 (補助図形取得部3253)補助図形取得部3253
は、受信データ保持部152に記憶されているリンク情
報から図形情報のみを取り出し、制御部2251内に設
けられた図形情報記憶部2252に記憶させる。次に、
受信データ保持部152に記憶されているリンク情報か
ら図形情報のみを削除する。
【0155】以上のように本実施の形態のデータ通信シ
ステム3200によれば、データ通信システム2200
による効果に加えて、データ送信装置3210が外部デ
ータベースから取り出した図形情報をデータ受信装置3
250に送信して、データ受信装置3250に記憶され
る補助図形を様々な種類に変更することができる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、放送波
を用いて対話性を実現する通信システムにおけるデータ
送信装置であって、1フレームに相当する画像データを
複数記憶する第1記憶手段と、第1記憶手段の画像デー
タ毎に他の画像データへのリンクを示し、前記第1記憶
手段の画像データとデータ受信装置に記憶されている補
助図形とを合成することを指示する制御情報を記憶する
第2記憶手段と、所定数の画像データを制御情報ととも
に繰り返し送信する送信手段とを備えるので、画像デー
タと、それに対応する制御情報と、画像データと前記補
助図形との合成を指示する情報とは繰り返し送信され
る。データ受信装置では補助図形の合成を指示する情報
と制御情報に示されるリンク先の画像データとを、次の
繰り返し送信において確実に受信することができるの
で、ユーザ所望のリンク先の画像データを次から次へと
対話的にたどっていくことができる。その結果、片方向
通信しかできない放送波を利用して、ユーザにとっては
あたかも双方向通信を行っているかのごとく対話性を実
現することができ、このときデータ受信装置に表示され
る画像に補助図形が合成されているので、利用者にとっ
て見やすく操作しやすくなる。
【0157】また、本発明は、放送波を用いて対話性を
実現する通信システムにおけるデータ送信装置であっ
て、文字と画像とを配したページを表し、他のページへ
のリンクを示すリンク情報と、文字情報と、画像情報と
を含むページ情報を複数取得する取得手段と、取得され
たリンク情報中の文字情報と画像情報とに従って、文字
と画像とを配した1フレームに相当する画像データを作
成する第1作成手段と、取得されたページ情報中のリン
ク情報を解釈して、画像データ毎に他の画像データへの
リンクを示す画像リンク情報と画像データ毎に前記第1
作成手段で作成された画像データとデータ受信装置に記
憶されている補助図形とを合成することを指示する補助
図形合成情報とを含む制御情報を作成する第2作成手段
と、第1作成手段に作成された画像データを所定数記憶
する第1記憶手段と、第2作成手段に作成された制御情
報を記憶する第2記憶手段と、所定数の画像データを制
御情報とともに繰り返し送信する送信手段とを含むの
で、外部から取得したページ情報に従って、放送に適し
た形式の画像データ、制御情報、及び画像データごとに
補助図形を合成することを指示する補助図形合成情報に
変換することができる。
【0158】ここで、前記第2作成手段は、前記取得さ
れた、さらに文字と画像のレイアウトを示すレイアウト
情報を含むページ情報中のレイアウト情報を解釈して、
特定の画像部分を判別する判別手段と、判別された特定
の画像部分に関して補助図形を合成することを指示する
補助図形合成情報を生成する生成手段とを含むので、外
部から取得したページ情報の特定の部分を判別して補助
図形合成情報を作成することができる。
【0159】ここで、前記判別手段は、特定の画像部分
として、見出しを判別し、前記生成手段は、特定の画像
部分を強調表示する補助図形を合成することを指示する
補助図形合成情報を作成するので、外部から取得したペ
ージ情報から見出しを示す部分を判別して見出しに対応
する補助図形合成情報を作成することができる。ここ
で、前記判別手段は、特定の画像部分として、リンク付
けされている文字又は画像を判別し、前記生成手段は、
特定の画像部分に他の画像データへのリンク付けがされ
ていることを示す補助図形を合成することを指示する補
助図形合成情報を作成するので、外部から取得したペー
ジ情報からリンク付けされている文字又は画像、即ち、
ホットスポットをを判別して、これに対応する補助図形
合成情報を作成することができる。
【0160】ここで、前記補助図形合成情報は、特定の
画像部分の種別を含むので、データ受信装置に、特定の
画像部分の種別を通知することができる。ここで、前記
補助図形合成情報は、特定の画像部分の領域を示す座標
を含むので、データ受信装置に、特定の画像部分の領域
を示す座標を通知することができる。
【0161】ここで、前記第2作成手段は補助図形をあ
らかじめ記憶する補助図形記憶手段と、前記補助図形記
憶手段より、補助図形を読み出し、読み出した補助図形
を前記制御情報に追加して記録する補助図形追加手段と
を含むので、データ受信装置に対して、データ送信装置
が保持している補助図形を前記制御情報に追加して転送
することができる。
【0162】ここで、前記第2作成手段は補助図形を外
部より取得し、前記補助記憶手段に記憶する補助図形取
得手段を含むので、データ送信装置は、外部から補助図
形を取得することができる。また、本発明は、異なる複
数の画像データと、画像データ毎に他の画像データへの
リンクを示す画像リンク情報と前記異なる複数の画像デ
ータに補助図形を合成することを指示する補助図形合成
情報とを含む制御情報とが多重化され、繰り返し送信さ
れる放送波を用いて、対話性を実現する通信システムに
おけるデータ受信装置であって、前記放送波から一の画
像データとそれに対応する制御情報とを分離する分離手
段と、少なくとも1つの補助図形を記憶する補助図形記
憶手段と、分離された制御情報に基づいて前記補助図形
記憶手段に記憶された補助図形を読み出す補助図形読み
出し手段と、前記読み出した補助図形と分離された画像
データを合成する合成手段と、合成された画像データと
分離された制御情報とを保持する保持手段と、保持され
た画像データを再生して映像信号を出力する再生手段
と、画像データの切り替えを指示するユーザ操作を受け
付ける操作手段と、ユーザ操作に従って保持手段の制御
情報に示される他の画像データを分離するよう分離手段
を制御する制御手段とを備えるので、データ受信装置
は、上記データ送信装置からの放送波を受信して、ユー
ザ操作に従って一の画像データを分離、再生、映像信号
出力を行うので、対話性を実現できる。またデータ受信
装置は、制御情報に示されるリンク先の画像データと画
像データに補助図形を合成することを指示する制御情報
とを、次の繰り返し送信において確実に受信することが
できるので、ユーザ所望のリンク先の画像データを次か
ら次へと対話的にたどっていくことができる。その結
果、片方向通信しかできない放送波を利用して、ユーザ
にとってはあたかも双方向通信を行っているかのごとく
対話性を実現することができる。さらに、一般の双方向
通信のサーバーの場合は、データ受信装置からの要求量
に応じて負荷が大きく変動するので、ユーザ操作を受け
てから表示画像が切り替わるまでの応答時間が大きく変
動する。これに対して、本データ送信装置は、負荷が変
動しないので繰り返し送信の周期を一定に保つことがで
きる。従ってデータ受信装置では、一定の応答時間内、
つまり最長でも繰り返し送信の1周期内に、画像データ
の切り替えを行うことができる。また、データ受信装置
が受信する制御情報には、画像データに補助図形を合成
することを指示する情報が含まれているので、画像デー
タに補助図形を合成して表示することができ、利用者に
とって見やすく操作しやすくなる。
【0163】ここで、前記補助図形読み出し手段は、前
記分離手段により分離された前記制御情報に含まれ、特
定の画像部分に関して補助図形を合成することを指示す
る情報と、特定の画像部分の種別とを含む前記補助図形
合成情報の中の前記種別を判別する判別手段と、判別さ
れた種別に対応する補助図形を補助図形記憶手段から特
定する補助図形特定手段とを含むので、データ送信装置
から送信されてきた制御情報から特定の画像部分の種別
を判別し、判別された種別に対応する補助図形を特定し
て、画像データに合成して表示することができる。
【0164】ここで、前記種別は、特定の画像部分とし
ての見出しを示し、前記補助図形特定手段は、特定の画
像部分を強調表示する補助図形を特定するので、データ
送信装置から送信されてきた制御情報から特定の画像部
分の種別として見出しを判別し、見出しに対応する補助
図形を特定して、画像データに合成して表示することが
できる。
【0165】ここで、前記種別は、特定の画像部分とし
てのリンク付けされている文字又は画像であることを示
し、前記補助図形特定手段は、特定の画像部分に他の画
像データへのリンク付けがされていることを示す補助図
形を特定するので、データ送信装置から送信されてきた
制御情報から特定の画像部分の種別としてリンク付けさ
れている文字又は画像を判別し、これに対応する補助図
形を特定して、画像データに合成して表示することがで
きる。
【0166】ここで、前記判別手段は、さらに特定の画
像部分の領域を示す座標情報を含む前記補助図形合成情
報から、前記座標情報を読み出し、前記合成手段は、読
み出した座標情報に基づいて、前記画像に前記特定した
補助図形を合成するので、データ送信装置から送信され
てきた制御情報から特定の画像部分を表示する座標を知
ることができるので、画像データの指定された座標位置
に特定の画像を合成して表示することができる。
【0167】ここで、前記合成手段は、前記見出しを囲
むように矩形の図形である補助図形のサイズを変更する
補助図形変更手段を含み、前記合成手段は、サイズを変
更された矩形の補助図形と画像データを合成するので、
見出しの文字数に合わせて補助図形を変更することがで
きる。ここで、前記補助図形記憶手段に含まれる他の画
像データへのリンク付けがされていることを示す補助図
形は選択/非選択の状態に対応する2種類の図形からな
り、前記操作手段は、操作者によるリンク付けされてい
る文字又は画像の選択操作を受け付け、前記データ受信
装置は、さらに、操作者により前記操作手段により指定
された選択/非選択の状態を記憶する状態記憶手段以下
を含み、前記補助図形読み出し手段は、前記状態記憶手
段の記憶する状態に対応する図形を、前記補助図形記憶
手段より読み出すので、操作者の選択あるいは非選択に
合わせて表示する補助図形を変えることができ、分かり
易い表示とすることができる。
【0168】ここで、データ送信装置より送信されてく
る制御情報は、さらに補助図形を含み、前記データ受信
装置は、分離された制御情報に含まれる補助図形を前記
補助図形記憶手段に記録する補助図形記録手段を含むの
で、データ送信装置から送信されてくる補助図形をデー
タ受信装置に記憶し、この補助図形を基にして、補助図
形を画像データに合成することができ、データ受信装置
の補助図形を様々な補助図形に変更することができる。
【0169】ここで、前記補助図形記憶手段は、複数の
補助図形を含み、前記データ受信装置は、ユーザ操作に
従って前記補助図形記憶手段に記憶される複数の補助図
形から一つの補助図形を選択する補助図形選択手段を含
み、前記補助図形読み出し手段は、選択された一つの補
助図形を読み出すので、ユーザは好みの補助図形を選択
することができる。
【0170】また、本発明は、フレーム毎に異なる画像
データと、画像データ毎に他の画像データへのリンクを
示す画像リンク情報と、前記フレーム毎に異なる画像デ
ータに補助図形を合成することを指示する補助図形合成
情報とを含む制御情報とを多重化された放送波を用い
て、対話性を実現する通信システムに用られるデータ受
信装置における受信方法であって、前記放送波から一の
画像データとそれに対応する制御情報とを分離する分離
ステップと、メモリに記憶された補助図形を読みだす補
助図形読み出しステップと、前記読み出した補助図形と
前記画像データを合成する合成ステップと、合成された
画像データと分離された制御情報とをメモリに格納する
格納ステップと、メモリに格納された画像データを再生
して映像信号を出力する再生ステップと、画像データの
切り替えを指示するユーザ操作を受け付ける操作ステッ
プと、ユーザ操作に従ってメモリに格納された制御情報
に示される他の画像データを判別する判別ステップと、
判別された画像データと、それに対応する制御情報とを
分離する再分離ステップとを含むので、上記データ受信
装置と同様の効果を奏する。
【0171】また、本発明は、フレーム毎に異なる画像
データと、画像データ毎に他の画像データへのリンクを
示す画像リンク情報と、前記フレーム毎に異なる画像デ
ータに補助図形を合成することを指示する補助図形合成
情報とを含む制御情報とを多重化された放送波を用い
て、対話性を実現する通信システムに用られるデータ受
信置装置における受信プログラムを記録した記録媒体で
あって、前記放送波から一の画像データとそれに対応す
る制御情報とを分離する分離ステップと、メモリに記憶
された補助図形を読みだす補助図形読み出しステップ
と、前記読み出した補助図形と前記画像データを合成す
る合成ステップと、合成された画像データと分離された
制御情報とをメモリに格納する格納ステップと、メモリ
に格納された画像データを再生して映像信号を出力する
再生ステップと、画像データの切り替えを指示するユー
ザ操作を受け付ける操作ステップと、ユーザ操作に従っ
てメモリに格納された制御情報に示される他の画像デー
タを判別する判別ステップと、判別された画像データ
と、それに対応する制御情報とを分離する再分離ステッ
プとを含むので、上記受信プログラムをコンピュータに
より実行することにより、上記データ受信装置と同様の
効果を奏する。
【0172】また、本発明は、放送波を用いて対話性を
実現する、データ送信装置とデータ受信装置とからなる
データ通信システムであって、前記データ送信装置は、
文字と画像とを配したページを表すページ情報を複数取
得する。各ページ情報は、他のページへのリンクを示す
リンク情報と、文字情報と、画像情報とを含む取得手段
と、取得されたリンク情報中の文字情報と画像情報とに
従って、文字と画像とを配した1フレームに相当する画
像データを作成する第1作成手段と、取得されたページ
情報中のリンク情報を解釈して、画像データ毎に他の画
像データへのリンクを示す画像リンク情報と画像データ
毎に前記第1作成手段で作成された画像データとデータ
受信装置に記憶されている補助図形を合成することを指
示する補助図形合成情報とを含む制御情報を作成する第
2作成手段と、第1作成手段に作成された画像データを
所定数記憶する第1記憶手段と、第2作成手段に作成さ
れた制御情報を記憶する第2記憶手段と、所定数の画像
データを制御情報とともに繰り返し送信する送信手段と
を含み、前記データ受信装置は、前記放送波から一の画
像データとそれに対応する制御情報とを分離する分離手
段と、少なくとも1つの補助図形を記憶する補助図形記
憶手段と、分離された制御情報に基づいて前記補助図形
記憶手段に記憶された補助図形を読み出す補助図形読み
出し手段と、前記読み出した補助図形と分離された画像
データを合成する合成手段と、合成された画像データと
分離された制御情報とを保持する保持手段と、保持され
た画像データを再生して映像信号を出力する再生手段
と、画像データの切り替えを指示するユーザ操作を受け
付ける操作手段と、ユーザ操作に従って保持手段の制御
情報に示される他の画像データを分離するよう分離手段
を制御する制御手段とを含むので、上記データ受信装置
及びデータ送信装置と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態であるデー
タ通信システム100の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、取得リスト記憶部121に格納されて
いる取得リスト200の一例を示す説明図である。
【図3】図3は、WWWホームページの第1ページの一
例を記述するHTML文書301『Report.ht
ml』を示す説明図である。
【図4】図4は、WWWホームページの第1ページに表
示される画像の一例である画像情報401『Weath
er.gif』を示す説明図である。
【図5】図5は、前記WWWホームページの第2ページ
の一例を記述するHTML文書501『Tokyo.h
tml』を示す説明図である。
【図6】図6は、前記WWWホームページの第3ページ
の一例を記述するHTML文書601『Osaka.h
tml』を示す説明図である。
【図7】図7は、データ変換テーブル記憶部122に格
納されているリンク情報テーブル700の一例を示す説
明図である。
【図8】図8は、HTML文書301と音声情報『We
ather.au』と画像情報401とから生成された
WWWホームページの第1ページの送信データ800を
示す説明図である。
【図9】図9は、HTML文書501から生成されたW
WWホームページの第2ページの送信データ900を示
す説明図である。
【図10】図10は、HTML文書601から生成され
たWWWホームページの第3ページの送信データ100
0を示す説明図である。
【図11】図11は、送信部116による送信データの
送信方法を示す説明図である。
【図12】図12は、データ送信装置110全体の概略
的処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図13は、情報取得部111による情報取得
処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】図14は、送信データ生成部112による送
信データ生成処理の手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図15】図15は、図14のステップS1312にお
ける処理手順の一部具体例を示すフローチャートであ
る。
【図16】図16は、制御部155が、カーソル図形の
表示位置を制御するために作成するカーソル図形対応表
の一例を示す説明図である。
【図17】図17は、制御部155が保持している図形
情報の一例を示す説明図である。
【図18】図18は、図8の送信データ800に基づい
て表示部154に表示される初期画面の表示画像180
0を示す説明図である。
【図19】図19は、図9の送信データ900に基づい
て表示部154に表示される初期画面の表示画像190
0を示す説明図である。
【図20】図20は、図10の送信データ1000に基
づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像2
000を示す説明図である。
【図21】図21は、制御部155の表示制御処理の手
順の一例を示すフローチャートである。
【図22】図22は、本発明の第2の実施の形態である
データ通信システムの構成を示すブロック図である。
【図23】図23は、上記第2の実施の形態のデータ変
換テーブル記憶部の記憶内容であるリンク情報テーブル
の一例を示す説明図である。
【図24】図24は、上記第2の実施の形態で用いたH
TML文書と音声情報『Weather.au』と画像
情報とから生成されたWWWホームページの第1ページ
の送信データを示す説明図である。
【図25】図25は、上記第2の実施の形態の送信デー
タ生成部のタグ〈H1〉に対する処理の手順の一例を示
すフローチャートである。
【図26】図26は、上記第2の実施の形態の図形情報
記憶部の記憶内容の一例を示す説明図である。
【図27】図27は、図24に示した送信データに従っ
て表示される初期画面の表示画像を示す説明図である。
【図28】図28は、本発明の第3の実施の形態である
データ通信システムの構成を示すブロック図である。
【図29】図29は、上記第3の実施の形態で用いたH
TML文書と音声情報『Weather.au』と画像
情報とから生成されたWWWホームページの第1ページ
の送信データを示す説明図である。
【図30】図30は、衛星デジタル放送を利用する場合
に送信される多重化ストリームの説明図である。
【符号の説明】
100 データ通信システム 110 データ送信装置 111 情報取得部 112 送信データ生成部 113 送信データ保持部 114 送信データ読出部 115 多重化部 116 送信部 121 取得リスト記憶部 122 データ変換テーブル記憶部 123 表示画像情報記憶部 124 音声情報記憶部 125 リンク情報記憶部 150 データ受信装置 151 受信分離部 152 受信データ保持部 153 再生部 154 表示部 155 制御部 156 信号受信部 157 音声出力部 161 読み取りバッファ 2200 データ通信システム 2210 データ送信装置 2211 送信データ生成部 2212 データ変換テーブル記憶部 2250 データ受信装置 2251 制御部 2252 図形情報記憶部 3200 データ通信システム 3210 データ送信装置 3211 補助図形付加部 3250 データ受信装置 3253 補助図形取得部
フロントページの続き (72)発明者 宮部 義幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送波を用いて対話性を実現する通信シ
    ステムにおけるデータ送信装置であって、 1フレームに相当する画像データを複数記憶する第1記
    憶手段と、 第1記憶手段の画像データ毎に他の画像データへのリン
    クを示し、前記第1記憶手段の画像データとデータ受信
    装置に記憶されている補助図形とを合成することを指示
    する制御情報を記憶する第2記憶手段と、 所定数の画像データを制御情報とともに繰り返し送信す
    る送信手段と、 を備えることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 放送波を用いて対話性を実現する通信シ
    ステムにおけるデータ送信装置であって、 文字と画像とを配したページを表し、他のページへのリ
    ンクを示すリンク情報と、文字情報と、画像情報とを含
    むページ情報を複数取得する取得手段と、 取得されたリンク情報中の文字情報と画像情報とに従っ
    て、文字と画像とを配した1フレームに相当する画像デ
    ータを作成する第1作成手段と、 取得されたページ情報中のリンク情報を解釈して、画像
    データ毎に他の画像データへのリンクを示す画像リンク
    情報と画像データ毎に前記第1作成手段で作成された画
    像データとデータ受信装置に記憶されている補助図形と
    を合成することを指示する補助図形合成情報とを含む制
    御情報を作成する第2作成手段と、 第1作成手段に作成された画像データを所定数記憶する
    第1記憶手段と、 第2作成手段に作成された制御情報を記憶する第2記憶
    手段と、 所定数の画像データを制御情報とともに繰り返し送信す
    る送信手段と、 を含むことを特徴とするデータ送信装置。
  3. 【請求項3】 前記第2作成手段は、 前記取得された、さらに文字と画像のレイアウトを示す
    レイアウト情報を含むページ情報中のレイアウト情報を
    解釈して、特定の画像部分を判別する判別手段と、 判別された特定の画像部分に関して補助図形を合成する
    ことを指示する補助図形合成情報を生成する生成手段
    と、 を含むことを特徴とする請求項2記載のデータ送信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、特定の画像部分とし
    て、見出しを判別し、 前記生成手段は、特定の画像部分を強調表示する補助図
    形を合成することを指示する補助図形合成情報を作成す
    ることを特徴とする請求項3記載のデータ送信装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段は、特定の画像部分とし
    て、リンク付けされている文字又は画像を判別し、 前記生成手段は、特定の画像部分に他の画像データへの
    リンク付けがされていることを示す補助図形を合成する
    ことを指示する補助図形合成情報を作成することを特徴
    とする請求項3記載のデータ送信装置。
  6. 【請求項6】 前記補助図形合成情報は、特定の画像部
    分の種別を含むことを特徴とする請求項4又は5記載の
    データ送信装置。
  7. 【請求項7】 前記補助図形合成情報は、特定の画像部
    分の領域を示す座標を含むことを特徴とする請求項4ま
    たは5記載のデータ送信装置。
  8. 【請求項8】 前記第2作成手段は補助図形をあらかじ
    め記憶する補助図形記憶手段と、 前記補助図形記憶手段より、補助図形を読み出し、読み
    出した補助図形を前記制御情報に追加して記録する補助
    図形追加手段と、 を含むことを特徴とする請求項4又は5記載のデータ送
    信装置。
  9. 【請求項9】 前記第2作成手段は補助図形を外部より
    取得し、前記補助記憶手段に記憶する補助図形取得手段
    を含むことを特徴とする請求項8記載のデータ送信装
    置。
  10. 【請求項10】 異なる複数の画像データと、画像デー
    タ毎に他の画像データへのリンクを示す画像リンク情報
    と前記異なる複数の画像データに補助図形を合成するこ
    とを指示する補助図形合成情報とを含む制御情報とが多
    重化され、繰り返し送信される放送波を用いて、対話性
    を実現する通信システムにおけるデータ受信装置であっ
    て、 前記放送波から一の画像データとそれに対応する制御情
    報とを分離する分離手段と、 少なくとも1つの補助図形を記憶する補助図形記憶手段
    と、 分離された制御情報に基づいて前記補助図形記憶手段に
    記憶された補助図形を読み出す補助図形読み出し手段
    と、 前記読み出した補助図形と分離された画像データを合成
    する合成手段と、 合成された画像データと分離された制御情報とを保持す
    る保持手段と、 保持された画像データを再生して映像信号を出力する再
    生手段と、 画像データの切り替えを指示するユーザ操作を受け付け
    る操作手段と、 ユーザ操作に従って保持手段の制御情報に示される他の
    画像データを分離するよう分離手段を制御する制御手段
    と、 を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  11. 【請求項11】 前記補助図形読み出し手段は、 前記分離手段により分離された前記制御情報に含まれ、
    特定の画像部分に関して補助図形を合成することを指示
    する情報と、特定の画像部分の種別とを含む前記補助図
    形合成情報の中の前記種別を判別する判別手段と、 判別された種別に対応する補助図形を補助図形記憶手段
    から特定する補助図形特定手段と、 を含むことを特徴とする請求項10記載のデータ受信装
    置。
  12. 【請求項12】 前記種別は、特定の画像部分としての
    見出しを示し、 前記補助図形特定手段は、特定の画像部分を強調表示す
    る補助図形を特定することを特徴とする請求項11記載
    のデータ受信装置。
  13. 【請求項13】 前記種別は、特定の画像部分としての
    リンク付けされている文字又は画像であることを示し、 前記補助図形特定手段は、特定の画像部分に他の画像デ
    ータへのリンク付けがされていることを示す補助図形を
    特定することを特徴とする請求項11記載のデータ受信
    装置。
  14. 【請求項14】 前記判別手段は、さらに特定の画像部
    分の領域を示す座標情報を含む前記補助図形合成情報か
    ら、前記座標情報を読み出し、 前記合成手段は、読み出した座標情報に基づいて、前記
    画像に前記特定した補助図形を合成することを特徴とす
    る請求項12又は13記載のデータ受信装置。
  15. 【請求項15】 前記合成手段は、 前記見出しを囲むように矩形の図形である補助図形のサ
    イズを変更する補助図形変更手段を含み、 前記合成手段は、サイズを変更された矩形の補助図形と
    画像データを合成することを特徴とする請求項12記載
    のデータ受信装置。
  16. 【請求項16】 前記補助図形記憶手段に含まれる他の
    画像データへのリンク付けがされていることを示す補助
    図形は選択/非選択の状態に対応する2種類の図形から
    なり、 前記操作手段は、操作者によるリンク付けされている文
    字又は画像の選択操作を受け付け、 前記データ受信装置は、さらに、操作者により前記操作
    手段により指定された選択/非選択の状態を記憶する状
    態記憶手段以下を含み、 前記補助図形読み出し手段は、前記状態記憶手段の記憶
    する状態に対応する図形を、前記補助図形記憶手段より
    読み出すことを特徴とする請求項13記載のデータ受信
    装置。
  17. 【請求項17】 データ送信装置より送信されてくる制
    御情報は、さらに補助図形を含み、 前記データ受信装置は、分離された制御情報に含まれる
    補助図形を前記補助図形記憶手段に記録する補助図形記
    録手段を含むことを特徴とする請求項10、11、1
    2、13、14、15又は16記載のデータ受信装置。
  18. 【請求項18】 前記補助図形記憶手段は、複数の補助
    図形を含み、 前記データ受信装置は、ユーザ操作に従って前記補助図
    形記憶手段に記憶される複数の補助図形から一つの補助
    図形を選択する補助図形選択手段を含み、 前記補助図形読み出し手段は、選択された一つの補助図
    形を読み出すことを特徴とする請求項10、11、1
    2、13、14、15又は16記載のデータ受信装置。
  19. 【請求項19】 フレーム毎に異なる画像データと、画
    像データ毎に他の画像データへのリンクを示す画像リン
    ク情報と、前記フレーム毎に異なる画像データに補助図
    形を合成することを指示する補助図形合成情報とを含む
    制御情報とを多重化された放送波を用いて、対話性を実
    現する通信システムに用られるデータ受信装置における
    受信方法であって、 前記放送波から一の画像データとそれに対応する制御情
    報とを分離する分離ステップと、 メモリに記憶された補助図形を読みだす補助図形読み出
    しステップと、 前記読み出した補助図形と前記画像データを合成する合
    成ステップと、 合成された画像データと分離された制御情報とをメモリ
    に格納する格納ステップと、 メモリに格納された画像データを再生して映像信号を出
    力する再生ステップと、 画像データの切り替えを指示するユーザ操作を受け付け
    る操作ステップと、 ユーザ操作に従ってメモリに格納された制御情報に示さ
    れる他の画像データを判別する判別ステップと、 判別された画像データと、それに対応する制御情報とを
    分離する再分離ステップと、 を含むことを特徴とする受信方法。
  20. 【請求項20】 フレーム毎に異なる画像データと、画
    像データ毎に他の画像データへのリンクを示す画像リン
    ク情報と、前記フレーム毎に異なる画像データに補助図
    形を合成することを指示する補助図形合成情報とを含む
    制御情報とを多重化された放送波を用いて、対話性を実
    現する通信システムに用られるデータ受信置装置におけ
    る受信プログラムを記録した記録媒体であって、 前記放送波から一の画像データとそれに対応する制御情
    報とを分離する分離ステップと、 メモリに記憶された補助図形を読みだす補助図形読み出
    しステップと、 前記読み出した補助図形と前記画像データを合成する合
    成ステップと、 合成された画像データと分離された制御情報とをメモリ
    に格納する格納ステップと、 メモリに格納された画像データを再生して映像信号を出
    力する再生ステップと、 画像データの切り替えを指示するユーザ操作を受け付け
    る操作ステップと、 ユーザ操作に従ってメモリに格納された制御情報に示さ
    れる他の画像データを判別する判別ステップと、 判別された画像データと、それに対応する制御情報とを
    分離する再分離ステップと、 を含むことを特徴とする受信プログラムを記録した記録
    媒体。
  21. 【請求項21】 放送波を用いて対話性を実現する、デ
    ータ送信装置とデータ受信装置とからなるデータ通信シ
    ステムであって、 前記データ送信装置は、 文字と画像とを配したページを表すページ情報を複数取
    得し、各ページ情報は、他のページへのリンクを示すリ
    ンク情報と、文字情報と、画像情報とを含む取得手段
    と、 取得されたリンク情報中の文字情報と画像情報とに従っ
    て、文字と画像とを配した1フレームに相当する画像デ
    ータを作成する第1作成手段と、 取得されたページ情報中のリンク情報を解釈して、画像
    データ毎に他の画像データへのリンクを示す画像リンク
    情報と画像データ毎に前記第1作成手段で作成された画
    像データとデータ受信装置に記憶されている補助図形を
    合成することを指示する補助図形合成情報とを含む制御
    情報を作成する第2作成手段と、 第1作成手段に作成された画像データを所定数記憶する
    第1記憶手段と、 第2作成手段に作成された制御情報を記憶する第2記憶
    手段と、 所定数の画像データを制御情報とともに繰り返し送信す
    る送信手段と、 を含み、 前記データ受信装置は、 前記放送波から一の画像データとそれに対応する制御情
    報とを分離する分離手段と、 少なくとも1つの補助図形を記憶する補助図形記憶手段
    と、 分離された制御情報に基づいて前記補助図形記憶手段に
    記憶された補助図形を読み出す補助図形読み出し手段
    と、 前記読み出した補助図形と分離された画像データを合成
    する合成手段と、 合成された画像データと分離された制御情報とを保持す
    る保持手段と、 保持された画像データを再生して映像信号を出力する再
    生手段と、 画像データの切り替えを指示するユーザ操作を受け付け
    る操作手段と、 ユーザ操作に従って保持手段の制御情報に示される他の
    画像データを分離するよう分離手段を制御する制御手段
    と、 を含むことを特徴とするデータ通信システム。
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