JP3677018B2 - 放送を用いて対話性を実現する送信装置、受信装置、受信方法、その受信プログラムを記録した媒体、通信システム - Google Patents

放送を用いて対話性を実現する送信装置、受信装置、受信方法、その受信プログラムを記録した媒体、通信システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン(以下、TVと表記する。)放送などの1方向通信を用いて、送信側があたかも各受信側からの送信要求に応答して放送番組を送信してくるかの如き擬似的な双方向通信処理を行うデータ送信装置、データ受信装置、データ受信方法、その受信プログラムを記録した媒体およびデータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日では、電話回線などで接続されるネットワークを介して、世界各地のサーバが提供する様々な情報を、自宅のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという。)に受信し表示させることができる。その代表的なものとして、インターネットのワールドワイドウェブ(WWW)が知られている。WWWのサーバは、1ページの表示画像をパソコンに表示させるためのデータとして、画像情報と、その画像情報を文字情報中にあてはめて表示するための制御情報とをパソコンに送信する。また、そのページが文字情報だけからなる場合には、文字情報を表示するための制御情報のみを送信する。制御情報は、HTML(Hyper Text Markup Language)という言語で記述されており、パソコン内のブラウザは、そのHTMLを解釈し実行することにより、WWWのホームページの各ページを表示する。表示されたページの図形や文字列には、その図形や文字列に関連した情報を記載している他のページが関連付けられており、操作者がその表示部分をマウスなどで選択操作することにより、ブラウザはそのページを提供しているWWWサーバにアクセスし、そのページを表示するための情報を取得する。次いで、取得した情報を解釈、実行しそのページを表示する。
【0003】
上記のような対話画面を生成するための制御情報を、TV放送用地上波を用い、放送番組に多重化して送信する技術が特開平7−322226号に開示されている。この技術では、番組送信装置は、HTMLに類似した言語で記述されている、対話画面の構成を指示するデータを、放送番組に多重化して放送される。これを受信した番組受信装置は、この対話画面の構成指示を解釈し、その指示に従って、内部に保持している基本表示要素を組み合わせ、対話画面を構成し、放送番組の画面に重ねて表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような言語で記述された制御情報は、表示のための様々な制御内容を記述しているので、上記制御情報に従って表示を行うためには、受信装置は、これを一つ一つ解釈し、実行しなければならない。また、受信装置において、WWWサーバが提供しているような前記画像情報を表示しようとすると、高解像度で高度な技術により圧縮された画像を特定のフォーマットに従って伸長し、上記制御情報に従って表示するという処理を行わなければならない。このような高度な処理を必要とする結果、受信装置の負荷が大きくなり、受信装置のコストが上昇するという問題がある。
【0005】
また、上記番組受信装置では、構成された対話画面を用いて放送番組の内容を対話的に変更することはできない。
本発明は、上記問題点に鑑みて、TV放送などの1方向通信システムにおいて、データ受信装置の負荷の増加を抑制しつつ、データ送信装置とデータ受信装置との間の擬似的な対話性を実現できる送信装置、受信装置、受信方法、受信プログラムの記録媒体、通信システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、放送波を用いて対話性を実現する通信システムにおける送信装置であって、1フレームに相当する画像データを複数記憶する第1記憶手段と、第1記憶手段の画像データ毎に他の画像データへのリンクを示す制御情報を記憶する第2記憶手段と、所定数の画像データを制御情報とともに繰り返し送信する送信手段とを備えている。
【0007】
また、前記送信手段は、所定数の画像データとそれに対応する制御情報とを、第1、第2記憶手段から繰り返し読み出す読み出し手段と、読み出し手段に読み出された画像データ、制御情報を、それぞれテレビジョン信号の映像区間、帰線区間に載せることにより画像データと制御信号とを多重化する多重化手段と、多重化されたテレビジョン信号をアナログ放送波として送出する送出手段とを備えて構成してもよい。
【0008】
また、前記第1、第2記憶手段の画像データ、制御情報はディジタル化されており、前記送信手段は、所定数の画像データとそれに対応する制御情報とを、第1、第2記憶手段から繰り返し読み出す読み出し手段と、読み出し手段に読み出される画像データ及び制御情報をそれぞれディジタルデータストリームに変換し、それらを多重化した多重化ストリームを生成する多重化手段と、多重化ストリームをディジタル放送波として送出する送出手段とを備えて構成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態であるデータ通信システム100の構成を示すブロック図である。
データ通信システム100は、データ送信装置110と複数のデータ受信装置150とを備える。
【0010】
データ送信装置110は、情報取得部111、送信データ生成部112、送信データ保持部113、送信データ読出部114、多重化部115および送信部116を備える。
データ受信装置150は、受信分離部151、受信データ保持部152、再生部153、表示部154、制御部155および信号受信部156を備える。
(データ送信装置110の構成の説明)
以下、データ送信装置110の各構成について説明する。
(情報取得部111の構成の説明)
情報取得部111は、取得リスト記憶部121と、WWWサーバなどの外部データベースから取得した情報を保持する図示しないバッファとを備える。
【0011】
取得リスト記憶部121には、取得順を示す取得順番号に対応づけて、情報取得部111が取得すべき情報の取得先と、取得すべき情報のファイル名とを示す取得リストが予め格納されている。
図2は、取得リスト記憶部121に格納されている取得リスト200の一例を示す説明図である。なお、ファイル名の拡張子『.html』は、そのファイル内にHTML文書が格納されていることを表し、拡張子『.gif』は、そのファイルに、GIF形式で圧縮された画像情報が格納されていることを表している。また、拡張子『.au』は、そのファイル内にAU形式の音声情報が格納されていることを表している。
【0012】
取得リスト記憶部121には、例えば、情報取得部111がインターネットに接続されており、WWWサーバから情報を取得するよう設定されている場合には、図2に示すような取得リスト200が格納されている。取得リスト200には、取得順番号201に対応づけて、取得先名202として、ディレクトリ部までを含んだそのWWWサーバのURLが格納されている。また、各WWWサーバが提供するホームページは、各ページが、1つのHTML文書と、そのHTML文書にファイル名が指定された画像情報ファイルおよび音声情報ファイルとで表されるので、取得リスト200には、取得すべきファイル名203として、当該ページを記述したHTML文書のファイル名と画像情報のファイル名と音声情報ファイル名とが、ページ単位に格納されている。
【0013】
なお、上記取得リスト記憶部121において、前記取得先と前記ファイル名とは、必ずしも別々に記述される必要はなく、1つのURLで表されていてもよい。また、情報取得部111の取得先がWWWサーバでない場合には、取得先は当該外部データベースの装置アドレスで、取得すべきファイルはファイルアドレスで表される。
【0014】
情報取得部111は、取得リスト記憶部121から、取得先のURLと取得すべき情報のファイル名とを取得順番号201の順に読み出して、そのURLで示されるWWWサーバにアクセスし、当該ファイル名のファイルを取得する。情報取得部111は、取得したファイルにファイル名を付し、前記バッファに格納する。
(取得ファイルの例示説明)
以下、情報取得部111が取得するファイルの内容について、図3、図4、図5および図6を用いて具体的に説明する。
【0015】
図3は、WWWホームページの第1ページの一例を記述するHTML文書301『Report.html』を示す説明図である。なお、HTML文書301『Report.html』という表記は、ファイル名が『Report.html』というファイルに格納されているHTML文書301を示すものとする。また、各HTML文書において、〈(文字列)〉で表される制御コードは、タグと呼ばれ、原則として、〈(文字列)〉と〈/(文字列)〉との組で用いられる。〈〉内の文字列は、そのタグの制御内容を表している。
【0016】
行311の〈HTML〉と、行323の〈/HTML〉とは、〈HTML〉と〈/HTML〉との間に挟まれている文字列が、1つのHTML文書301であることを示している。
行312の〈H1〉と〈/H1〉とは、これらの間の文字列『天気予報』が、この文書の見出しであることを示している。
【0017】
行313の〈CENTER〉と、行315の〈/CENTER〉とは、これらの間に挟まれた文字列によって表現される文書の表示要素を、中よせで表示することを示している。
行314の〈IMG SRC=”Weather.gif”〉は、後述の図4に示す画像情報401『Weather.gif』が、この位置に文書の表示要素として含まれていることを表す。なお、タグ〈IMG〉の属性である『SRC=』は、画像情報ファイルの指定を示し、その属性値である『”Weather.gif”』は、指定されたファイルのファイル名を示している。
【0018】
図4は、WWWホームページの第1ページに表示される画像の一例である画像情報401『Weather.gif』を示す説明図である。
図4に示すように、画像情報ファイル『Weather.gif』に格納されている画像情報401は、日本の各地の天気を示す概略日本地図の画像を表している。
【0019】
HTML文書301の行316と、行317とは、〈P〉と〈/P〉とで囲まれた文字列『明日は全国的に春めいた陽気になるでしょう』が、この文書の本文の1つのパラグラフ(段落)であることを表す。
行318の〈UL〉と、行322の〈/UL〉とは、これらの間の文字列によって表現される文書の表示要素を、番号無しの見出しによる箇条書きの形式で表示することを示している。
【0020】
行319と行320の〈LI〉は、これ以降次の〈LI〉もしくは〈/UL〉までの文字列が、箇条書きの1つの項目となることを示している。
行319の〈A HREF=“Tokyo.html“〉東京〈/A〉は、文字列『東京』から、後述の図5に示すHTML文書501『Tokyo.html』にリンクが張られていることを表している。この文字列『東京』のように、他のファイルへのリンクが張られている文字列または画像は、ホットスポットまたはアンカーポイントと呼ばれる。例えば、ブラウザによってパソコンのモニターに表示されたホットスポット『東京』がユーザのマウス操作などにより選択された場合には、文字列『東京』にリンクされたHTML文書501『Tokyo.html』がブラウザによって読み込まれ、その表示画像が表示される。また、タグ〈A〉の属性である『HREF=』は、タグ〈A〉のリンク先の指定を示し、その属性値である『”Tokyo.html”』は、そのリンク先のファイル名を示している。
【0021】
行320の〈A HREF=“Osaka.html“〉大阪〈/A〉は、文字列『大阪』から、後述の図6に示すHTML文書601『Osaka.html』にリンクが張られていることを表す。行320の文字列『大阪』も、行319の文字列『東京』と同様のホットスポットであり、当該文字列『大阪』が選択された場合には、文字列『大阪』にリンクされたHTML文書601『Osaka.html』の表示画像がモニターに表示される。
【0022】
行321の〈A HREF=“Weather.au“〉音声解説〈/A〉は、文字列『音声解説』から、音声情報『Weather.au』にリンクが張られていることを表す。文字列『音声解説』は、ホットスポットであり、当該文字列『音声解説』が選択された場合には、リンクされた音声情報『Weather.au』が再生される。
【0023】
図5は、前記WWWホームページの第2ページの一例を記述するHTML文書501『Tokyo.html』を示す説明図である。
HTML文書501に記述されているタグについては、すでに説明しているので、他のページへのリンクに関する説明を除き、説明を省略する。
行511の〈A HREF=“Report.html“〉戻る〈/A〉は、文字列『戻る』から、図3に示したHTML文書301『Report.html』にリンクが張られていることを表す。
【0024】
図6は、前記WWWホームページの第3ページの一例を記述するHTML文書601『Osaka.html』を示す説明図である。
HTML文書601に記述されているタグについては、すでに説明しているので、他のページへのリンクに関する説明を除き、説明を省略する。
行611の〈A HREF=“Report.html“〉戻る〈/A〉は、文字列『戻る』から、図3に示すHTML文書301『Report.html』にリンクが張られていることを表す。
【0025】
なお、上記情報取得部111は、取得リスト記憶部121に示されている全ファイルを連続的に取得し、取得した全ファイルを前記バッファに格納するとしてもよいし、前記ページ単位にファイルを取得して前記バッファに格納し、後述の送信データ生成部112の当該ページに対する処理が完了する都度、次のファイルを取得するとしてもよい。
(送信データ生成部112の構成の説明)
送信データ生成部112は、データ変換テーブル記憶部122と、送信データ生成用の作業領域となる図示しない記憶領域とを備える。データ変換テーブル記憶部122は、各HTMLタグの制御内容とそれに対応するフラグとを示すタグテーブルと、TV表示用の文字フォントを用途別に収録したフォントファイルと、ホットスポットを記述するリンク情報のデータ通信システム100用フォーマットを示したリンク情報テーブルとを記憶している。前記作業領域は、1ファイルのHTML文書を保持するためのファイル記憶領域と、タグ内の〈〉で挟まれた文字列を確保するためのタグ記憶領域と、タグ以外の文字列を確保するための文字列記憶領域と、1フレームに相当する画像データを表す表示画像情報の生成を制御するためのフラグを立てる領域となるフラグ記憶領域とからなる。前記タグ記憶領域に書き込まれた文字列と、前記文字列記憶領域に書き込まれた文字列とは、そのタグ(フラグ)に対応した処理が完了する都度、消去される。前記フラグ記憶領域には、フラグが複数あれば、上位から順にセットされ、下位から順にリセットされる。
【0026】
図7は、データ変換テーブル記憶部122に格納されているリンク情報テーブル700の一例を示す説明図である。なお、リンク情報テーブル700に示す『9』は、10進数一桁の数字を表す。
リンク情報テーブル700に示されるように、リンク情報は、インデックス情報701とホットスポット情報702とからなり、インデックス情報701とホットスポット情報702とは、それぞれ〈〉で挟まれた文字列で表される。
【0027】
インデックス情報701は、インデックス情報であることを示す情報識別部『INDEX =』と、4桁の10進数で表されるファイル識別番号とからなる。ファイル識別番号は、このインデックス情報が属する送信データのファイルの識別番号を示す。
ホットスポット情報702は、ホットスポット情報であることを示す情報識別部『HOTSPOT 』と、対応する表示画像情報によって表される表示画像中のカーソル表示位置を示すX−Y座標『X=999、Y=999、』と、当該X−Y座標に表示されるカーソルに対応付けられている命令『GO_TO_PAGE』と、4桁の10進数で表されるその命令の変数値とからなる。前記命令の変数値は、当該カーソルにリンクされている他の送信データのファイルの識別番号を示す。
【0028】
また、送信データ生成部112は、1つのHTML文書に基づいて生成される一組の表示画像情報と音声情報とリンク情報とを1つの送信データファイルとして取り扱う。送信データ生成部112は、後述の送信データ保持部113内に設けられている表示画像情報記憶部123と音声情報記憶部124とリンク情報記憶部125とのそれぞれに、送信データの1ファイルに格納される表示画像情報と音声情報とリンク情報とを対応づけて格納するための記憶領域を設定する。以下、表示画像情報記憶部123内の記憶領域を表示画像情報記憶領域、音声情報記憶部124内の記憶領域を音声情報記憶領域、リンク情報記憶部125内の記憶領域をリンク情報記憶領域という。
【0029】
さらに、送信データ生成部112は、同一送信データファイルの表示画像情報と音声情報とリンク情報とを格納するために設定した表示画像情報記憶領域と音声情報記憶領域とリンク情報記憶領域とのそれぞれに、送信データ読み出し用の同一識別番号を付す。また、送信データ生成部112は、同一送信データファイルに属する音声情報とリンク情報とを、それぞれ1つのファイルとして管理し、それらに同一識別番号を付す。前記識別番号は、例えば、取得したファイルのファイル名203に対応する、取得リスト200内の取得順番号201で与えられる。
【0030】
送信データ生成部112は、情報取得部111によって取得された未処理のHTML文書ファイルを、取得リスト200の取得順番号201に従って情報取得部111内のバッファから取り出し、前記作業領域のファイル記憶領域に書き込むとともに、リンク情報テーブル700のインデックス情報701のフォーマットに従って、インデックス情報を生成する。さらに、生成したインデックス情報を、送信データ保持部113のリンク情報記憶領域の先頭に格納する。
【0031】
さらに、送信データ生成部112は、HTML文書の先頭から順に、タグを読み込んでは読み込んだタグとタグテーブルとを照合し、そのタグの制御内容を解釈する。制御内容の解釈は、タグ開始文字『〈』に続く文字列を1文字ずつタグ終了文字『〉』が現れるまで作業領域のタグ記憶領域に書き込んでいき、原則として、タグ終了文字が現れた時点で作業領域に書き込まれている文字列、すなわち、『〈』と『〉』とに挟まれた文字列を、タグテーブルと照合することにより解釈を行う。
【0032】
送信データ生成部112は、読み込んだタグが〈(『A』、『IMG』または『/で始まる文字列』以外の文字列)〉であれば、先ず、前記解釈結果を表すフラグを作業領域のフラグ記憶領域に立て、そのフラグに対応づけて、当該タグ〈〉とそれに対応するタグ〈/〉とに挟まれた文字列を、作業領域の文字列記憶領域に確保する。相対応するタグに挟まれた文字列を、文字列記憶領域に確保する方法は、タグ内の文字列と同様である。次いで、確保した文字列をフォントファイル中の文字フォントを用いて文字の画像に変換し、当該文字画像がフラグに従って配置された表示画像情報を生成する。次いで、生成した表示画像情報を、送信データ保持部113に設定しておいた表示画像情報記憶領域に追加する。また、前記タグ〈〉に続くものが文字列でなく、別のタグ〈(別の文字列)〉である場合には、前のタグ〈〉に対応するフラグだけをフラグ記憶領域に立てておき、次のタグ〈(別の文字列)〉に応じた処理を行う。
【0033】
送信データ生成部112は、読み込んだタグが〈IMG〉であれば、その属性である『SRC=』によって指定される『”ファイル名”』の画像情報ファイルを情報取得部111のバッファから取り出して、そのファイル名の拡張子に応じた形式で伸長し、ビットマップデータあるいはグラフィックデータなどの一定の形式で表される画像情報に変換する。例えば、指定された画像情報ファイルのファイル名の拡張子が『.gif』であれば、当該画像情報をGIF形式に従って伸長し、所定の形式の画像情報に変換する。変換後の画像情報に対する制御内容を示した上位のフラグがあればその制御内容に従い、なければ初期設定による表示位置にその画像が配置されるよう表示画像情報を生成する。次いで、生成した表示画像情報を、前記表示画像情報記憶領域に追加する。
【0034】
送信データ生成部112は、読み込んだタグがタグ〈A〉であれば、タグ〈A〉の属性である『HREF=』によって指定された『”リンク先ファイル”』が、拡張子『.au』などの音声情報であるか否かをチェックする。音声情報であれば、当該音声情報を取得リスト記憶部121から取り出して予め定めた一定形式の音声情報に変換し、変換後の音声情報を前記音声情報記憶領域に格納する。
【0035】
音声情報でなければ、タグ〈A〉とタグ〈/A〉とで挟まれた文字列から文字画像を生成し、生成した文字画像が、上位のフラグによって配置される表示位置もしくは、初期設定による表示位置からカーソルを表示するための領域を空けて表示されるよう表示画像情報を生成する。生成した表示画像情報は、送信データ保持部113の表示画像情報記憶領域に追加して格納する。次いで、空き領域としたカーソル表示位置のX−Y座標を計算する。さらに、リンク情報テーブル700のホットスポット情報702を参照し、計算したカーソル表示位置のX−Y座標と、タグ〈A〉の属性『HREF=』で指定された『”リンク先ファイル名”』とから、ホットスポット情報を生成する。この際に、取得リスト200を参照し、タグ〈A〉の『”リンク先ファイル名”』から、そのファイル名203に対応する取得順番号201を調べ、当該取得順番号201をそのファイルの識別番号としてホットスポット情報内に記述する。もし、リンク先ファイル名が取得リストに存在しない場合には、自ファイルのファイル名をリンク先ファイル名としておく。次いで、生成したホットスポット情報を、送信データ保持部113のリンク情報記憶領域に追加して格納する。
【0036】
送信データ生成部112は、上記処理により、1つのHTML文書に記述されている内容について、すべての処理を終了すると、表示画像情報領域に格納されている表示画像情報中の実際には表示されない領域の一定位置に、当該表示画像情報領域に付した識別番号を画像化して書き込む。
なお、ここでは、上記識別番号を、10進数4桁の数字で表しているが、識別番号は、何桁であってもよく、2進数であってもよいし、文字混じりの数字や記号であってもよい。図形やバーコードなどで表されていてもよい。また、ファイル名であってもよい。さらに、音声情報記憶領域に格納されている音声情報と、リンク情報記憶領域に格納されているリンク情報とには、一般のデジタルデータファイルに付すのと同様にして、対応する記憶領域に付されている識別番号を付す。
【0037】
このような処理により、送信データ生成部112は、取得されたHTML文書301、図示しない音声情報、画像情報401、HTML文書501およびHTML文書601から、前記WWWホームページの第1ページの送信データ800、第2ページの送信データ900および第3ページの送信データ1000を生成する。
(送信データ生成部112によって生成される送信データの例示)
図8は、HTML文書301と音声情報『Weather.au』と画像情報401とから生成されたWWWホームページの第1ページの送信データ800を示す説明図である。図9は、HTML文書501から生成されたWWWホームページの第2ページの送信データ900を示す説明図である。図10は、HTML文書601から生成されたWWWホームページの第3ページの送信データ1000を示す説明図である。
【0038】
図8に示す送信データ800は、WWWホームページの第1ページを表し、表示画像情報801および音声情報802と、表示画像情報801に関連付けられたとリンク情報803とからなる。図8(a)は、表示画像情報801に基づいて表示される表示画像を用いて、表示画像情報801の内容を表す説明図である。図8(b)は、音声情報802を示す説明図である。図8(c)は、リンク情報803の内容を示す説明図である。
【0039】
表示画像情報801の上部に破線で示す領域は、いずれの表示画像情報にも共通の非表示領域を示している。前記非表示領域は、表示部154の表示画面には表示されない。このような当該非表示領域の右上隅の位置には、送信データ生成部112によって画像として表された識別番号『0001』が書き込まれている。また、表示される領域では、もとのファイルでは文字コードで表されていた文字列が画像化されて表され、画像情報として表されていた画像とともに、全体で一つの画像として1画面の表示画像を表している。
【0040】
音声情報802は、HTML文書301中のホットスポットである文字列『音声解説』にリンクされていた音声情報である。図8(b)に示すように、音声情報802を格納しているファイルには、識別番号『0001』が付されている。音声情報802と同様、図8(c)に示すように、リンク情報803を格納しているファイルには、識別番号『0001』が付されている。リンク情報803は、制御用の情報であるので表示されない。リンク情報803中の行811は、すでに説明したインデックス情報で、送信データ800のファイルの識別番号が『0001』であることを表す。
【0041】
行812は、表示画像情報801上の、座標値(100、600)で表される位置に、命令『GO_TO_PAGE(0002)』が関連付けられており、この位置にデータ受信装置150側で保持しているカーソルの画像が表示されるべきことを示している。命令『GO_TO_PAGE(0002)』は、『0002』という識別番号の送信データ900で表されるページを表示せよ、という命令を表す。
【0042】
行813は、表示画像情報801上の、座標値(100、700)で表される位置に、命令『GO_TO_PAGE(0003)』が関連付けられており、この位置にカーソルの画像が表示されるべきことを示している。命令『GO_TO_PAGE(0003)』は、『0003』という識別番号の送信データ1000で表されるページを表示せよ、という命令を表す。
【0043】
図9に示す送信データ900は、WWWホームページの第2ページを表し、表示画像情報901と、表示画像情報901に関連付けられたリンク情報902とからなる。図9(a)は、表示画像情報901に基づいて表示される表示画像を用いて、表示画像情報901の内容を表す説明図である。図9(b)は、リンク情報902の内容を示す説明図である。
【0044】
表示画像情報901は、表示画像情報801と同様、破線で示す非表示領域の右上隅にその識別番号『0002』が書き込まれている。
また、図9(b)に示すように、リンク情報902を格納しているファイルには、識別番号『0002』が付されている。
リンク情報902中の行911は、送信データ900のファイルの識別番号が『0002』であることを表す。
【0045】
行912は、表示画像情報901上の、座標値(050、400)で表される位置に、命令『GO_TO_PAGE(0001)』が関連付けられており、この位置にカーソルが表示されるべきことを表す。命令『GO_TO_PAGE(0001)』は、『0001』という識別番号の送信データ800によって表されるページを表示せよ、という命令を表す。
【0046】
図10に示す送信データ1000は、WWWホームページの第3ページを表し、表示画像情報1001と、表示画像情報1001に関連付けられたリンク情報1002とからなる。図10(a)は、表示画像情報1001に基づいて表示される表示画像を用いて、表示画像情報1001の内容を表す説明図である。図10(b)は、リンク情報1002の内容を示す説明図である。
【0047】
表示画像情報1001の非表示領域の右上隅には、その識別番号である『0003』が画像として書き込まれている。
また、図10(b)に示すように、リンク情報1002を格納しているファイルには、識別番号『0003』が付されている。
リンク情報1002中の行1011は、送信データ1000の識別番号が『0003』であることを表す。
【0048】
行1012は、表示画像情報1001上の、座標値(050、400)で表される位置に、命令『GO_TO_PAGE(0001)』が関連付けられており、この位置にカーソルが表示されるべきことを表す。命令『GO_TO_PAGE(0001)』は、『0001』という識別番号の送信データ800によって表されるページを表示せよ、という命令を表す。
(情報取得部111、送信データ生成部112の処理の例示説明)
以下、図3、図4、図5および図6に例示したファイルを取得し、それを用いて、図8、図9および図10の送信データを生成するまでの情報取得部111および送信データ生成部112の処理について具体的に説明する。
(情報取得部111の処理)
情報取得部111は、取得リスト記憶部121に示されるインターネット上のWWWサーバに接続を要求し、当該WWWサーバから、取得すべきHTML文書301『Report.html』を取得する。次いで、取得したHTML文書301にファイル名『Report.html』を付し、バッファに格納する。同様にして、WWWサーバから、圧縮画像情報401、HTML文書501およびHTML文書601を取得する。
(送信データ生成部112の処理)
送信データ生成部112は、送信データ保持部113内に、表示画像情報801用記憶領域と、音声情報802用記憶領域と、リンク情報803用記憶領域とからなる送信データ800格納用の記憶領域を設定し、設定した記憶領域に、送信データ800読み出し用の識別番号『0001』を付与する。情報取得部111の前記バッファから未処理のHTML文書301を取り出し、取り出したHTML文書301を作業領域のファイル記憶領域に書き込む。
【0049】
送信データ生成部112は、HTML文書301に付されたファイル名『Report.html』から、WWWホームページの第1ページを表す送信データ800の行811に示したインデックス情報『〈INDEX =0001〉』を生成し、送信データ保持部113内のリンク情報803用記憶領域の先頭に格納する。
【0050】
送信データ生成部112は、HTML文書301から行311のタグ〈HTML〉を読み込む。読み込んだタグ〈HTML〉内の文字列『HTML』を、作業領域内のタグ記憶領域に確保し、データ変換テーブル記憶部122内のタグテーブルを参照して解釈し、HTML文書301の開始行であることを識別する。この後、タグ記憶領域の文字列『HTML』を消去する。
【0051】
次いで、送信データ生成部112は、行312のタグ〈H1〉を読み込み、タグ〈H1〉をタグテーブルを参照して解釈し、作業領域内のフラグ記憶領域に見出しフラグを立てる。見出しフラグは、タグ〈H1〉に続く文字列が見出しであり、見出し用フォントを用いて表示されるべきことを示している。続いて、タグ〈/H1〉が現れるまで、タグ〈H1〉に続く文字列を1文字ずつ前記文字列記憶領域に書き込みながら、結果として文字列『天気予報』を読み込み、タグ〈/H1〉が現れると、文字列記憶領域内の文字列『天気予報』を、あらかじめ定められた見出し用のフォントで表示画像情報化する。生成した表示画像情報を、送信データ保持部113に設定してある表示画像記憶領域に追加する。前記作業領域に立てた見出しフラグをリセットし、文字列記憶領域に確保した文字列『天気予報』とタグ記憶領域に確保した文字列『H1』を消去する。
【0052】
送信データ生成部112は、行313のタグ〈CENTER〉を読み込み、作業領域に中よせフラグを立てる。中よせフラグは、当該フラグに続いて読み込まれる文字列を中よせで表示すべきことを示している。次に、タグ〈CENTER〉に続く文字列を読み込もうとすると文字列がないので、行314の読み込みに移る。
【0053】
送信データ生成部112は、行314のタグ〈IMG SRC=“Weather.gif“〉を読み込み、読み込んだタグ〈IMG SRC=“Weather.gif“〉を、タグテーブルを参照して解釈する。送信データ生成部112は、ファイル名“Weather.gif“で表される画像情報401のファイルが情報取得部111のバッファに存在するか否かを調べ、存在するので、これを読み出す。次いで、読み出したファイルに圧縮されて格納されている画像情報401を、GIF伸長方式に従って例えばビットマップデータに変換する。
【0054】
送信データ生成部112は、行315のタグ〈/CENTER〉を読み込み、ビットマップデータに変換された画像情報401を、作業領域に立てた中よせフラグに従って配置する。このように生成された表示画像情報を、送信データ保持部113内の表示画像記憶領域に追加する。次いで、作業領域の中よせフラグをリセットする。
【0055】
送信データ生成部112は、行316のタグ〈P〉を読み込み、段落フラグを立てる。段落フラグは、当該フラグに続くタグ〈/P〉までの文字列を、その直後に空白行が挿入される一つの段落として表示すべきことを示している。行312の『天気予報』と同様にして、文字列『明日は全国的に春めいた陽気になるでしょう』を読み込み、作業領域の文字列記憶領域に確保する。続いて、タグ〈/P〉を読み込むと、保持している文字列『明日は全国的に春めいた陽気になるでしょう』を、フォントファイルに記憶している段落用フォントで画像化し、表示画像情報として送信データ保持部113内の表示画像情報801用記憶領域に追加する。さらに、作業領域をリセットする。
【0056】
同様に、送信データ生成部112は、行318のタグ〈UL〉を読み込み、解釈して、作業領域に箇条書きフラグを立てる。箇条書きフラグは、当該フラグの後、1項目の文字列と解釈される文字列を、番号なしの項目として箇条書き表示すべきことを示している。
送信データ生成部112は、行319のタグ〈LI〉を読み込み、タグテーブルを参照して、1項目の先頭であることを解釈し、フラグ記憶領域に項目フラグを立てる。項目フラグは、タグ〈LI〉またはタグ〈/UL〉を読み込んだときに、表示画像の表示位置を改行するべきことを示している。
【0057】
送信データ生成部112は、タグ〈LI〉に続いて、タグ〈A HREF=“Tokyo.html“〉を読み込み、タグ記憶領域に書き込む。送信データ生成部112は、タグテーブルに従ってタグ〈A HREF=“Tokyo.html“〉を解釈し、前記フラグ記憶領域にさらに、リンクフラグを立てる。
リンクフラグは、タグ〈A〉内の属性値の拡張子から、リンク先ファイルが音声情報か否かを調べ、音声情報であればその音声情報を所定の形式に変換し、変換後の音声情報を音声情報記憶領域に格納して、当該タグ〈A〉に関する処理を終了するべきことを示している。また、リンクフラグは、リンク先ファイルが音声情報でなければ、タグ〈A〉とタグ〈/A〉とに挟まれた、タグ〈A〉によってリンクが張られている文字列の直前に、カーソル表示用領域として2文字分の空白部分を設けて文字列を画像化し、当該文字列の表示画像情報を生成するとともに、さらに、ホットスポット情報702のフォーマットに従って、ホットスポット情報を生成すべきことを示している。
【0058】
送信データ生成部112は、タグ〈A HREF=“Tokyo.html“〉に続く文字列『東京』をタグ〈/A〉が現れるまで読み込み、作業領域の文字列記憶領域に書きこむ。送信データ生成部112は、タグ〈/A〉を読み込むと、文字列『東京』の直前に、2文字分の空白部分を設けて文字列『東京』を画像化し、箇条書きフラグとに従って文字列『東京』を配置し、表示画像情報を生成して送信データ保持部113の表示画像情報801用記憶領域に追加する。次いで、送信データ生成部112は、カーソルの表示位置の座標を計算する。さらに、計算した座標値(100、600)と、作業領域のタグ記憶領域に記憶している属性値『Tokyo.html』とから、図8の行812に示したホットスポット情報を生成する。次いで、生成したホットスポット情報を、送信データ保持部113内のリンク情報803用記憶領域に追加する。その後、作業領域のタグ記憶領域に書き込まれているタグ内文字列『A HREF=“Tokyo.html“』と、文字列記憶領域に書き込まれている文字列『東京』とを消去し、リンクフラグをリセットする。
【0059】
送信データ生成部112は、行320のタグ〈LI〉を読み込んだ後、項目フラグがあるので表示画像の表示位置を改行し、行319の処理と同様にして、文字列『大阪』の表示画像情報を生成するとともに、図8の行813に示したホットスポット情報を生成する。生成した表示画像情報は送信データ保持部113内の表示画像情報801用記憶領域に追加し、ホットスポット情報は送信データ保持部113内のリンク情報803用記憶領域に追加する。この後、タグ内文字列『A HREF=“Osaka.html“』と文字列『大阪』とを消去し、リンクフラグをリセットする。
【0060】
次いで、送信データ生成部112は、行321のタグ〈LI〉を読み込んだ後、項目フラグがあるので表示画像の表示位置を改行し、タグ〈A HREF=“Weather.au“〉に従って、リンクフラグを立てる。リンクフラグに従って属性値の拡張子を調べると、リンク先ファイルがAU形式の音声情報であるので、AU形式を予め定められた一定の形式に変換して、変換後の音声情報を音声情報802用記憶領域に格納する。
【0061】
次いで、行322のタグ〈/UL〉を読み込み、箇条書きの終了を解釈すると、箇条書きフラグと項目フラグとをリセットする。
さらに、行323のタグ〈/HTML〉を読み込み、HTML文書301の終了であることを解釈すると、送信データ800の生成処理を完了する。
この後、送信データ生成部112は、未処理のHTML文書501があることを調べ、送信データ保持部113内に、表示画像情報901用記憶領域と、リンク情報902用記憶領域とからなる送信データ900格納用の記憶領域を設定し、設定した両記憶領域に、送信データ900読み出し用の識別番号『0002』を付与する。情報取得部111の前記バッファから未処理のHTML文書501を取り出し、取り出したHTML文書501を作業領域に書き込む。
【0062】
送信データ生成部112は、HTML文書501に付されたファイル名『Tokyo.html』から、WWWホームページの第2ページを表す送信データ900の行911に示したインデックス情報『〈INDEX =0002〉』を生成し、送信データ保持部113のリンク情報902用記憶領域の先頭に格納する。以下、HTML文書301と画像情報401とから送信データ800を生成したのと同様にして、HTML文書501から送信データ900を、HTML文書601から送信データ1000を生成することができるので、以降の説明を省略する。
(送信データ保持部113、送信データ読出部114、多重化部115、送信部116の構成の説明)
送信データ保持部113は、同時読み出しが可能な、表示画像情報記憶部123と音声情報記憶部124とリンク情報記憶部125とを備える。
【0063】
表示画像情報記憶部123は、例えば、RAMやハードディスク装置などによって実現され、送信データ生成部112によって設定された複数の表示画像記憶領域を有する。各表示画像情報記憶領域は、送信データ生成部112によって生成された表示画像情報の1ファイル分を保持する。
音声情報記憶部124は、RAMやハードディスク装置などによって実現され、送信データ生成部112によって設定された複数の音声情報記憶領域を有する。各音声情報記憶領域は、送信データ生成部112によって生成された1ファイル分の音声情報を保持する。
【0064】
リンク情報記憶部125は、RAMやハードディスク装置などによって実現され、送信データ生成部112によって設定された複数のリンク情報記憶領域を有する。各リンク情報記憶領域は、送信データ生成部112によって生成されたリンク情報の1ファイル分を保持する。
送信データ読出部114は、送信データ保持部113内に設定された各記憶領域から、送信データのファイルを識別番号の順に、同一送信データファイル内の表示画像情報と音声情報とリンク情報とを同時に読み出し、それぞれを多重化部115に出力する。また、末尾の識別番号に対応する送信データのファイルを読み出した後、当該識別番号が『0001』の送信データに戻って、識別番号順に送信データを読み出す。すなわち、送信データ読出部114は、送信データ保持部113内に格納されている送信データを、識別番号の順に巡回して読み出し、多重化部115に出力する。その際、音声情報が存在しない場合と、存在する場合とで読み出し方が次のように異なる。すなわち送信データ読出部114は、音声情報が存在しない場合には、その送信データファイルを1回読み出した後、次の識別番号の送信データファイルの読み出しに移る。音声情報が存在する場合には、その送信データファイルから音声情報を読み出し、さらに、当該音声情報の再生に要する時間、その送信データファイルの表示画像情報とリンク情報とを複数回読み出した後、次の識別番号の送信データファイルの読み出しに移る。例えば、音声情報の再生時間が2秒だとすると、送信データ読出部114は、音声情報を1回読み出すとともに、表示画像情報とリンク情報とを60回(2秒*30フレーム/秒)読み出して、次の識別番号の送信データファイルの読み出しに移る。これにより音声情報の送信時間を確保している。
【0065】
多重化部115は、送信データ読出部114によって読み出された表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを多重化し、送信部116に出力する。多重化の方法は、例えば、従来のTV放送用文字多重化技術を用いる。この場合、表示画像情報と音声情報とは、画像と音声とからなる従来の放送番組と同様に、また、リンク情報は、放送番組に多重化される一般の文字情報と同様に多重化する。つまり、音声情報が存在しない場合には、表示画像情報は1フレーム分のテレビジョン映像信号の映像区間に、リンク情報は当該1フレーム分のテレビジョン信号の帰線区間に載せられて送信される。音声情報が存在する場合には、音声情報はテレビジョン音声信号に、表示画像情報、リンク情報は、当該音声データの再生時間にかかる複数フレームにわたって、テレビジョン映像信号の映像区間、帰線区間に載せられて送信される。
【0066】
送信部116は、多重化部115によって多重化された送信データを順次、TV放送用地上波で送信する。
(送信データの送信方法の説明)
図11は、送信部116による送信データの送信方法を示す説明図である。なお、図11では、第1ページから第n(nは自然数)ページまでの送信データが送信データ生成部112によって生成された場合について示している。また、図11は、同一識別番号を有する表示画像情報と音声情報との組を、TVの通常の放送番組に対応づけた1送信単位として表し、1つの識別番号を有するリンク情報を、前記放送番組に多重化される一般の文字情報に対応づけた1送信単位として表している。
【0067】
図11に示すように、同一送信データファイルに格納されている表示画像情報、音声情報、リンク情報には同一の識別番号が付されて対応付けられている上に、ここではさらに、時間的にも対応付けられて送信される。そして、送信データ保持部113に保持されている第1ページから第nページまでの送信データは、識別番号の順に繰り返し送信される。
【0068】
なお、ここでは、送信データ読出部114が、同一送信データファイルに格納される表示画像情報と音声情報とリンク情報とを、表示画像情報記憶部123と音声情報記憶部124とリンク情報記憶部125とから同時に読み出し、それによって、表示画像情報と音声情報とリンク情報とを、識別番号と送信タイミングとの両方で対応付けて送信するとしたが、表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とは、必ずしも送信タイミングまで合わせて送信される必要はない。例えば、送信データ読出部114を、第1読み出し部と第2読み出し部との2つの構成要素から構成し、第1読み出し部は表示画像情報記憶部123内と音声情報記憶部124とに生成されている表示画像情報と音声情報との組を連続的に読み出して多重化部115に出力し、第2読み出し部はリンク情報記憶部125内に生成されているリンク情報だけを連続的に読み出して多重化部115に出力する、としてもよい。このようにすると、同一送信データファイルに格納されている表示画像情報とリンク情報とであっても、それらが送信部116から送信されるタイミングは、必ずしも一致するとは限らないが、表示画像情報とリンク情報とにはそれぞれ識別番号が付されているので、その識別番号によってデータ受信装置150側で対応する表示画像情報とリンク情報とを取り込むことができる。
【0069】
また、多重化部115が、送信データ生成部112によって生成された表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを多重化し、送信部116が、多重化された送信データをTV放送用地上波で送信するとしたが、表示画像情報とリンク情報とは、必ずしも多重化されて送信される必要はなく、例えば、表示画像情報と音声情報とをTV放送用地上波あるいは衛星デジタル放送などで送信し、リンク情報は電話回線とモデムなどを利用して送信するようにしてもよい。また、複数チャネルを用いて送信するようにしてもよい。
【0070】
さらに、データ送信方法として衛星デジタル放送を利用する場合には、例えば、MPEG2ビデオ規格、システム規格に基づく圧縮符号化技術および多重化技術を用い、表示画像情報をIピクチャとし、音声情報およびリンク情報をプライベート情報として送信するようにしてもよい。このように、表示画像情報および音声情報とリンク情報とを、デジタルデータとして送信することができる場合には、上記のように表示画像情報中の非表示領域に画像化された識別番号を書き込んでおく必要はなく、表示画像情報や音声情報も、リンク情報と同様に、単に識別番号を付して送信することができる。なお、MPEG2規格については、『最新MPEG教科書』(株式会社アスキー出版局発売)に詳しく記述されている。
【0071】
図31に、衛星デジタル放送を利用する場合に送信される多重化ストリームの説明図を示す。同図の上段は、MPEG2規格によるトランスポートストリームを表している。このトランスポートストリームは、多重化部115により多重化される。
トランスポートストリーム中の「V1、A1、L1」は、識別番号1に対応する送信データファイルから読み出されて多重化された表示画像情報、音声情報、リンク情報を示している。「V2、A2、L2」〜「Vn、An、Ln」も同様である。
【0072】
「V1」は、MPEG2規格に準拠してI(Intra)ピクチャに変換された表示画像情報を表すビデオエレメンタリーストリームであり、ストリームを区別するためのPID(Packet IDentifier)「0x0100」が付与されている。「V2」以降も同様である。
「A1」は、MPEG2規格に準拠して変換された音声情報を表すオーディオエレメンタリーストリームであり、ストリームを区別するためのPID「0X0101」が付与されている。「A2」以降も同様である。
【0073】
「L1〜Ln」は、各リンク情報を載せるためのMPEG2規格に準拠するプライベートセクションであり、プライベートセクションを区別するためのテーブルID「0xB0」が付与され、さらに個々のリンク情報を区別するためにテーブルIDエクステンションに識別番号が設定されている。各リンク情報には、対応する表示画像における一部の画像領域と、他の表示画像へのリンクを示す情報とからなる少なくとも1つの組みが設定される。例えば「L1」では、座標(X、Y)=(100、600)を中心とする画像領域に対して、識別子0002の表示画像へのリンク(GOTO_PAGE(0002))が設定され、座標(X、Y)=(100、700)を中心とする画像領域に対して、識別子0003の表示画像へのリンク(GOTO_PAGE(0002))が設定されている。
【0074】
また、上記のPIDと識別番号との対応関係は、MPEG2規格に準拠したPMT(Prgram Map Table)に設定される。同図のようにPMT中のcomponent_tagに識別番号を設定するなど、PMT中のデスクリプターに上記PIDと識別番号との対応関係を記述しておけばよい。
この場合、上記ビデオエレメンタリーストリーム、オーディオエレメンタリーストリーム、プライベートセクションが、送信データ生成部112により作成され、それぞれ送信データ保持部113に記憶される。送信データ保持部113に保持されているビデオエレメンタリーストリーム、オーディオエレメンタリーストリーム、プライベートセクションの1セットは、上記の送信データファイルに相当する。送信データ保持部113に保持された上記1セットのビデオエレメンタリーストリーム、オーディオエレメンタリーストリーム、プライベートセクションはいずれも1回ずつ読み出されることになる。送信データ読出部114は全ての送信データファイルを巡回的に読み出す。さらに図31のトランスポートストリームは、多重化部115により作成される。
【0075】
このようにしてトランスポートストリームにn個の表示画像情報、音声情報、リンク情報の組みとPMTとを多重化すれば、衛星デジタル放送を用いて容易に送信可能となる。
(データ送信装置110全体の概略的処理手順)
以下、図12から図14を用いて、データ送信装置110の処理手順について具体的に説明する。
【0076】
図12は、データ送信装置110全体の概略的処理手順を示すフローチャートである。
情報取得部111は、外部データベースから所定の情報を取得し、内部のバッファに格納する(ステップS1101)。
送信データ生成部112は、情報取得部111が取得した情報を解釈して、表示画像情報と、音声情報と、リンク情報とを生成し、送信データ保持部113に格納する(ステップS1102)。
【0077】
送信データ読出部114が、送信データ保持部113内の送信データを、識別番号順に巡回して読み出す(ステップS1103)。
多重化部115が、読み出された表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを多重化し、送信部116が、多重化された送信データをTV放送用地上波を用いて送信する(ステップS1104)。
(情報取得部111の処理手順)
図13は、情報取得部111による情報取得処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0078】
情報取得部111は、取得リスト記憶部121内の取得情報リストを参照し、まだ取得されていない情報が有るか否かをチェックする(ステップS1201)。存在しなければ情報取得処理を終了する。存在すれば、まだ取得していない情報の取得先アドレス(URL)を1つ取り出す(ステップS1202)。
取り出したアドレスをもとに外部データベースに接続を要求し(ステップS1203)、接続が成功したかどうかを確認する(ステップS1204)。失敗の場合、ステップS1203へ戻る(ステップS1204)。
【0079】
接続が成功したら、取得情報リストからまだ取得していない情報のファイル名を読み出し、当該外部データベースから目的のファイルを取得して内部のバッファに記憶する(ステップS1205)。ステップS1201へ戻る。
(送信データ生成部112の処理手順)
図14は、送信データ生成部112による送信データ生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0080】
送信データ生成部112は、情報取得部111内のバッファを参照し、未処理のHTML文書があるか否かをチェックする(ステップS1301)。なければ表示画像生成処理を終了する。あれば、送信データ格納用の記憶領域を送信データ保持部113内に設定し、設定した記憶領域に識別番号を付すとともに、未処理のHTML文書を前記バッファから1つ取り出す(ステップS1302)。
【0081】
取り出したHTML文書のファイル名から、送信データのファイル名を示すインデックス情報を作成し、送信データ保持部113に設定したリンク情報記憶領域に追加する(ステップS1303)。
取り出したHTML文書から1文字読み込み、文字列記憶領域に書きこむ(ステップS1304)。
【0082】
読み込んだ文字がタグ開始文字『〈』か否かをチェックする(ステップS1305)。タグ開始文字の場合、ステップS1307へ移る。タグ開始文字でない場合、読み込んだ文字を作業領域内の文字列記憶領域に追加して書き込み、ステップS1304へ戻る(ステップS1306)。
次の文字を1文字読み込む(ステップS1307)。タグ終了文字『〉』か否かをチェックする(ステップS1308)。タグ終了文字の場合、ステップS1310へ移る。タグ終了文字でない場合、読み込んだ文字を作業領域内のタグ記憶領域に追加して書き込み、ステップS1307に戻る(ステップS1309)。
【0083】
タグ記憶領域内の文字列をタグテーブルと照合し、『/』で始まる文字列か否かをチェックする(ステップS1310)。『/』で始まる文字列の場合、読み込んだタグが〈/HTML〉タグか否かをチェックする(ステップS1311)。〈/HTML〉タグの場合、作業領域をすべてリセットしてステップS1301に戻る。〈/HTML〉タグでない場合、そのタグに対応してフラグ記憶領域にセットされている最下位フラグに応じた処理を行い、作業領域内の対応する記憶領域をリセットして(ステップS1312)、ステップS1304に戻る。
【0084】
ステップS1310において、『/』で始まる文字列でない場合、読み込んだタグが〈IMG〉タグか否かをチェックする(ステップS1313)。〈IMG〉タグの場合は、〈IMG〉タグの属性値で指定されているファイル名の画像情報ファイルを、情報取得部111のバッファから取り出す(ステップS1314)。取り出した画像情報を、GIF伸長方式に従って、ビットマップデータで表される画像情報に変換し、ステップS1304に戻る(ステップS1315)。
【0085】
読み込んだタグが〈IMG〉タグでない場合、タグ記憶領域内の文字列をタグテーブルと照合し、そのタグに対応したフラグをフラグ記憶領域に立て、あるいはそのタグに対応した処理を行い(ステップS1316)、ステップS1304に戻る。
なお、HTML文書では、多種のタグが用いられており、それらのタグに対応する処理は既存のブラウザと同様にして処理することができる。従って、以下では、データ通信システム100専用のフォーマットで生成されるリンク情報の生成に関係した、〈/A〉タグに対する処理についてのみ、ステップS1312における処理の一例として説明する。
【0086】
図15は、図14のステップS1312における処理手順の一部具体例を示すフローチャートである。
〈A〉タグか否かをチェックする(ステップS1401)。〈A〉タグでない場合、ステップS1408に移る。
〈A〉タグの場合、属性値で示されるリンク先ファイルが音声情報ファイルか否かをチェックする(ステップS1402)。音声情報ファイルの場合、ステップS1407に移る。
【0087】
音声情報ファイルでなければ、カーソル図形の表示領域をあけて文字列記憶領域に確保された文字列の表示画像情報を生成し、送信データ保持部113内の表示画像情報記憶領域に追加する(ステップS1403)。
カーソル図形の表示位置を示すX−Y座標を計算する(ステップS1404)。
【0088】
計算したX−Y座標と、タグ記憶領域に確保した属性値とから、ホットスポット情報を生成し、送信データ保持部113のリンク情報記憶領域に追加して格納する(ステップS1405)。
作業領域内のリンクフラグをリセットし、タグ記憶領域と文字列記憶領域内の文字列を消去する(ステップS1406)。
【0089】
音声情報ファイルを取り出し、ファイル内の音声情報を予め定められた一定の形式に変換して音声情報記憶領域に格納する(ステップS1407)。
読み込んだタグに対応した処理を行う(ステップS1408)。
(データ受信装置150の構成の説明)
以下、図16から図20を用いて、データ受信装置150の各構成について説明する。
(受信分離部151の構成)
受信分離部151は、送信データに付されている識別番号を読み取るための読み取りバッファ161を備える。読み取りバッファ161は、1ファイル分の表示画像情報(音声情報を含む)と、1ファイル分のリンク情報とを、それぞれに一時保持するための記憶領域を有する。
【0090】
受信分離部151は、受信した送信データから表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを分離し、分離した1ファイル分の表示画像情報(音声情報を含む)と、1ファイル分のリンク情報とを、それぞれに対応する読み取りバッファ161内の記憶領域に格納する。前記記憶領域に格納されている表示画像情報については、その表示画像情報の非表示領域内の一定位置に書き込まれている画像を文字認識することによりその識別番号を読み取る。前記記憶領域に格納されているリンク情報については、一般的なデジタルデータのファイルに付されている識別番号を読み取るのと同様にして読み取る。読み取った識別番号が、制御部155に指示された識別番号であれば、読み取りバッファ161に保持しているその表示画像情報(音声情報を含む)またはそのリンク情報を、受信データ保持部152内の対応する記憶領域に格納する。このとき音声情報については、受信分離部151は、表示画像情報を格納すると同時に音声情報を受信データ保持部152内の対応する記憶領域に格納し、さらに制御部155に指示された識別番号と同じ識別番号の表示画像情報が連続して送信されている間は、音声情報を蓄積していく。これにより複数フレームにまたがって送信される音声情報を分離している。
【0091】
読み取った識別番号が、制御部155に指示された識別番号でなければ、読み取りバッファ161に保持しているその表示画像情報(音声情報を含む)またはそのリンク情報を廃棄し、制御部155に指示された識別番号を読み取るまで、新たな表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを読み取りバッファ161に取り込み、上記処理を繰り返す。
(受信データ保持部152、再生部153、表示部154の構成)
受信データ保持部152は、受信分離部151によって分離された表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを識別番号により対応づけて格納する。表示画像情報を記憶するための領域は、例えば、1画面の静止画像を格納するためのRAMやハードディスク装置などにより実現される。
【0092】
再生部153は、制御部155の指示に従って、受信データ保持部152内に格納されている表示画像情報と、制御部155から入力される後述の図形情報とを再生し、表示部154に出力する。また、表示画像情報の再生と同期して、表示画像情報とともに格納されている音声情報を再生し、音声出力部157に出力する。
【0093】
表示部154は、NTSC方式などに従って画像を表示するTVモニタなどで実現され、再生部153からの入力に従って、表示画像とカーソル図形とを画面に表示する。
(制御部155の構成)
制御部155は、まず、変数値を記憶するレジスタに初期値を設定し、その初期値で示されるページに対応した、例えば識別番号『0001』の表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とを取り込むよう受信分離部151に指示する。
【0094】
制御部155は、受信データ保持部152に新たな表示画像情報(音声情報を含む)が格納される都度、その表示画像情報(音声情報を含む)の再生を再生部153に指示し、受信データ保持部152に新たなリンク情報が格納される都度、そのリンク情報を解釈して、各カーソル表示位置に後述のカーソル図形を対応づけたカーソル図形対応表を作成する。なお、前記カーソル図形は、制御部155が内部に保持している図形情報によって表される。さらに、制御部155は、カーソル図形を表す図形情報と、その表示位置とを再生部153に出力して、その図形情報の再生を指示する。
【0095】
図16は、制御部155が、カーソル図形の表示位置を制御するために作成するカーソル図形対応表の一例を示す説明図である。
カーソル図形対応表は、受信データ保持部152に保持されているリンク情報のホットスポット情報で示される各カーソル表示位置と、その表示位置に表示されるべきカーソル図形のカーソル番号との対応を示す。制御部155は、例えば、リンク情報中の各カーソル表示位置に対し、Y座標が小さい順に、次いでX座標が小さい順に、カーソル番号を付し、カーソル図形対応表の当該カーソル番号に対応する項目にその表示位置を書き込む。
【0096】
図17は、制御部155が保持している図形情報の一例を示す説明図である。
制御部155は、図17に示すように、各カーソル番号に対応づけて、そのカーソルが選択されたときのカーソル図形と、選択されていないときのカーソル図形とを表した図形情報を保持している。
さらに、制御部155は、信号受信部156からの割込みに応じ、信号受信部156の保持する入力信号の種別を解釈して、対応するカーソル図形の図形情報を選び、再生部153に出力する。次いで、選択が確定されたカーソルに従って、受信分離部151の送信データの取り込みを制御する。
(受信データの表示制御処理)
なお、以下では、受信分離部151によって受信データ保持部152内の対応する記憶領域に格納された、同一識別番号を有する表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報との組を受信データということにし、制御部155による受信データの表示制御処理について、さらに具体的に説明する。
【0097】
制御部155は、表示すべき受信データの識別番号を表す変数P−Indexをあらかじめ定められた値、例えば『1』に設定する。次に、選択状態のカーソル番号を表す変数Cur−Posを、あらかじめ定められた値、例えば『1』に設定する。制御部155は、変数P−Indexの示す送信データの取り込みを受信分離部151に指示する。さらに、その指示に従って取り込まれ、受信データ保持部152に格納された受信データのリンク情報を解釈して、変数Cur−Posの示すカーソルを選択状態とした各カーソルの図形情報を、対応する表示位置とともに再生部153に出力する。次いで、信号受信部156からの割込みが発生すると、信号受信部156に保持されている入力信号を解釈する。まず、入力が『上』か否かをチェックし、『上』であれば変数Cur−Posの値を1減らす。入力が『下』か否かをチェックし、『下』であれば変数Cur−Posの値を1増やす。入力が『確定』か否かをチェックし、『確定』であれば変数Cur−Posで示されるカーソル番号からその表示位置の座標を求め、その座標からホットスポット情報に記述されたリンク先のファイルの識別番号を得る。さらに、その識別番号を変数P−Indexの値に設定し、変数P−Indexの示す送信データの取り込みを受信分離部151に指示する。
(信号受信部156、音声出力部157の構成)
信号受信部156は、外部の図示しないリモコン等からの入力信号を受信すると、入力信号受信による制御部155への割込みを発生し、受信した入力信号を保持する。
【0098】
音声出力部157は、スピーカなどによって実現され、再生された音声情報を音声として出力する。
(表示画像の例示)
図18は、図8の送信データ800に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像1800を示す説明図である。
【0099】
図18に示すように、表示画像1800には、リンク情報803の行812に示したホットスポット情報に従い、表示画像情報801によって表される表示画像中の表示位置(100、600)に、カーソル番号『1』に対応したカーソル図形1801が表示されている。なお、制御部155の変数Cur−Posの初期値により、カーソル図形1801として、選択状態を示す図形情報が選ばれている。
【0100】
同様に、リンク情報803の行813に示したホットスポット情報に従い、表示位置(100、700)に、カーソル番号『2』に対応したカーソル図形1802が表示されている。なお、カーソル番号『2』は、変数Cur−Posの初期値ではないので、カーソル図形1802として非選択状態を示す図形情報が選ばれている。
【0101】
なお、送信データ800には、表示画像情報801とともに音声情報802が含まれているので、表示部154に表示画像1800が表示されるとともに、音声による『音声解説』が音声出力部157から出力される。
図19は、図9の送信データ900に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像1900を示す説明図である。
【0102】
図18に示した表示画像1800と同様、表示画像1900には、リンク情報902の行912に示したホットスポット情報に従い、表示画像情報901によって表される表示画像中の表示位置(050、400)に、カーソル番号『1』に対応したカーソル図形1901が表示される。また、カーソル図形1901として、選択状態を示す図形情報が選ばれる。
【0103】
図20は、図10の送信データ1000に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像2000を示す説明図である。
同様に、表示画像2000には、リンク情報1002の行1012に示したホットスポット情報に従い、表示画像情報1001によって表される表示画像中の表示位置(050、400)に、カーソル番号『1』に対応し、選択状態を示すカーソル図形2001が表示される。
(制御部155の処理の具体例)
以下では、送信データ800に基づいて表示画像1800を表示部154に表示させる場合の制御部155の処理手順について具体的に説明する。
【0104】
制御部155は、先ず、変数P−Indexの初期値を『0001』に、変数Cur−Posの初期値を『1』に設定する。次いで、変数P−Indexが表す識別番号『0001』の表示画像情報801(音声情報802を含む)とリンク情報803とを取り込むよう受信分離部151に指示する。制御部155は、受信データ保持部152に格納されている表示画像情報801(音声情報802を含む)の再生を、再生部153に指示する。再生部153は、第1ページの表示画像情報801を再生し、表示部154に出力するとともに、音声情報802を再生して音声出力部157に出力する。制御部155は、受信データ保持部152に格納されているリンク情報803を解釈し、カーソル図形対応表を作成して、各カーソルの図形情報とその表示位置とを再生部153に出力する。このとき、変数Cur−Posが示すカーソル、すなわち1番目のカーソルを選択状態の画像にする。
【0105】
制御部155は、信号受信部156からの入力を待つ。外部のリモコン等から信号受信部156に、『下』信号が入力されたとする。入力信号が『下』であれば、制御部155は変数Cur−Posの値を1増やす。すなわち変数Cur−Posの値を『2』に設定する。次いで、新たな変数Cur−Posで示されるカーソル番号『2』の図形を選択状態の図形情報とし、元の変数Cur−Posで示されるカーソル番号『1』の図形を非選択状態の図形情報として、それぞれを再生部153に出力する。
【0106】
制御部155は、信号受信部156からの割り込みを待ち、割り込み発生後に信号受信部156に、『確定』を示す入力信号が保持されていたとする。入力信号が『確定』であれば、制御部155は、変数Cur−Posが示すカーソル番号『2』に対応付けられたX−Y座標(100、700)を、カーソル図形対応表から読み出す。次いで、読み出したX−Y座標(100、700)をもとに、行813のホットスポット情報のリンク先ファイルの識別番号『0003』を読み出し、読み出したリンク先ファイルの識別番号『0003』を得る。得られた識別番号『0003』を変数P−Indexの値として設定する。次いで、変数P−Indexで示される識別番号を有した表示画像情報1001とリンク情報1002との取り込みを受信分離部151に指示する。制御部155は、変数Cur−Posの値を『1』に初期化する。
【0107】
以下、上記と同様の処理を行うことにより、図20に示す表示画像2000を表示部154に表示させることができる。また、変数Cur−Posの値が『1』のとき割り込みが発生し、割込みにより制御部155が信号受信部156を参照したときに、信号受信部156が『確定』を示す入力信号を保持していた場合には、制御部155は、上記と同様にして、図19に示す表示画像1900を表示部154に表示させることができる。
(表示制御処理の手順)
図21は、制御部155の表示制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0108】
制御部155は、取り込むべき送信データの識別番号を示す変数P−Indexを初期値に設定する(ステップS2101)。
制御部155は、各表示画像の初期画面における選択状態のカーソル番号を示す変数Cur−Posを初期値に設定する(ステップS2102)。
制御部155は、変数P−Indexの識別番号を有する送信データの取り込みを受信分離部151に指示する。受信分離部151は、制御部155の指示に従って、受信した送信データから表示画像情報とリンク情報とを分離し、該当する表示画像情報とリンク情報とを、識別番号により対応づけて受信データ保持部152に格納する(ステップS2103)。
【0109】
再生部153は、制御部155の指示により、受信データ保持部152内の表示画像情報を再生し、表示部154に出力する。表示画像情報に対応付けられた音声情報があれば、当該音声情報を再生し、音声出力部157に出力する(ステップS2104)。
制御部155は、受信データ保持部152内のリンク情報を解釈し、カーソル図形を表す図形情報を、その表示位置を示すX−Y座標とともに再生部153に出力し、その図形情報の再生を指示する。再生部153は、制御部155から入力された図形情報を再生して、表示部154に出力する(ステップS2105)。これにより、表示部154は、1画面の表示画像を表示する。
【0110】
制御部155は、信号受信部156からの割込みを待ち(ステップS2106)、割込みが発生すると、信号受信部156に保持されている入力信号が『上』であるか否かをチェックする(ステップS2107)。
『上』であれば、変数Cur−Posの値から『1』を減算し(ステップS2108)、『上』でなければ、『下』であるか否かをチェックする(ステップS2109)。
【0111】
『下』であれば、変数Cur−Posの値に『1』を加算し(ステップS2110)、『下』でなければ、さらに、『確定』であるか否かをチェックする(ステップS2111)。
『確定』であれば、そのときの変数Cur−Posの値に従って、カーソル番号→カーソル図形対応表のカーソル表示位置(X、Y)→ホットスポット情報内のリンク先ファイルの識別番号の順に各値を求め、求められた識別番号を変数P−Indexの値に設定する。この後、ステップS2102に戻る。
【0112】
『確定』でなければ、ステップS2106に戻る。
以上のように、本実施の形態によれば、本来であれば、データ受信装置150側において、制御情報を解釈しながら生成されるべき表示画像情報を、予めデータ送信装置110側で生成して送信するので、データ受信装置150の負荷を軽減することができる。また、制御情報に記述されている、表示用文字列の表示制御処理の種類の多さや、処理数の多さに比べれば、リンク情報による制御処理は処理の種類が限定されいるので、比較的処理数も少ない。従って、データ受信装置150は、このようなリンク情報を用いて、容易にデータ送信装置110との擬似的双方向通信を行うことができる。
【0113】
また、本実施例によれば、データ通信システム100は、インターネット上のWWWホームページを表示する場合、1対多のTV放送を用いて擬似的双方向通信を行うので、パソコンのブラウザを用いて表示する場合に比べて、伝送路の状態による影響を受けずに、速やかに所望のページを表示部154に表示させることができる。また、予めTVフォーマットで表された表示画像情報を用いるので、容易にフルカラー、高解像度の表示画像を、表示部154に表示させることができる。また、ブラウザによって生成された表示画像をTVに表示する場合では、表示画像の再生処理など、TVに本来備えられている構成が十分に利用されなかったが、本実施例では、TVに本来備えられているメモリや、デコーダなどを有効に利用して上記擬似的双方向通信を行うことができる。
【0114】
なお、本実施の形態では、取得する情報の例として、WWWで用いられるHTML文書およびそれに関連付けられたGIF形式の圧縮画像情報とAU形式の音声情報とを示したが、ハイパーカード等の他の形式や言語で記述された情報でもよい。この場合、〈A〉タグに関する処理を、当該形式および当該言語に対応する方法で変更すればよい。また、本実施の形態では、限られたタグのみの含まれるHTML文書の変換の例を示したが、他のタグが含まれていてもよい。
【0115】
なお、本実施の形態では、リンク情報による擬似的双方向通信の制御の例として、別の画面を表示する処理を説明したが、前記擬似的双方向通信に加えて、画面を点滅させたり、画面をスクロールさせる処理や、データ受信装置に接続されているFAX、電話あるいはビデオなどの装置を起動、操作する処理などを記述してもよい。
【0116】
なお、上記データ通信システム100では、送信データ生成部112がリンク情報中のファイルを識別番号で記述したが、必ずしも識別番号で記述しなくてもよい。例えば、リンク情報中のファイルの識別番号を、もとのファイル名で記述しておいてもよい。この場合、送信時には各送信データの表示画像情報(音声情報を含む)とリンク情報とに識別番号を付して送信し、これを受信するデータ受信装置150側では、起動時に、予め一巡のリンク情報を順次取り込んで、ファイル名と識別番号との対応を調べるようにすればよい。
【0117】
また、データ受信装置150は、受信データ保持部152内に、データ送信装置110からくり返し送信されてくる一巡すべての表示画像情報とリンク情報とを格納するようにしてもよい。
さらに、図31に示したトランスポートストリームがデータ送信装置110から送信される場合、データ受信装置150は、受信分離部151によりまずPMTを分離・取得して、取り込むべき表示画像情報のPIDをPMTから読み出し、当該PIDをフィルタ条件としてトランスポートストリームから表示画像情報を分離取得すればよい。また、リンク情報については、リンク情報を載せたプライベートセクションのPIDをPMTから読み出して、当該PIDと、識別番号(テーブルIDエクステンション)をフィルタ条件としてトランスポートストリームからリンク情報を分離取得すればよい。
【0118】
なお、図31に示したトランスポートストリームでは、ビデオエレメンタリーストリームはIピクチャーからなるとしているが、PピクチャーやBピクチャーを含むビデオエレメンタリーストリームとしてもよい。また、表示画像情報は、MPEG2規格でエンコードされることとしているが、MPEG1形式や、JPEG形式や、GIF形式など他の形式でもよい。さらに、表示画像情報、音声情報をビデオエレメンタリーストリーム、オーディオエレメンタリーストリームとしているが、リンク情報と同様にプライベートセクション形式で多重化してもよい。
【0119】
(第2の実施の形態)
図22は、本発明の第2の実施の形態であるデータ通信システム2200の構成を示すブロック図である。なお、図22において、図1に示したデータ通信システム100と同様の構成要素については同様の参照符号を付す。また、これらについてはすでに説明しているので、説明を省略する。さらに、音声情報に関しては、データ通信システム100と同様にして処理を行えばよいので、以下では説明を省略する。
【0120】
データ通信システム2200は、データ送信装置2210およびデータ受信装置150を備える。
データ送信装置2210は、データ送信装置110の情報取得部111に代えて第1取得部2211および第2取得部2212を備え、送信データ生成部112に代えて送信データ生成部2213を備える。
【0121】
第1取得部2211は、第1外部データベース2221に接続されており、図1の情報取得部111と同様の構成を有する。また、情報取得部111と同様にして、第1外部データベース2221から図2〜図6に示したようなファイルを取得し、ファイル名を付して内部のバッファに格納する。
第1外部データベース2221は、図1に示した外部データベースと同様である。
【0122】
第2取得部2212は、第1外部データベース2221とは別の第2外部データベース2222に接続されており、取得すべきファイルを1ファイルずつ、第2外部データベース2222から取得すること以外、情報取得部111および第1取得部2211と同様である。
第2外部データベース2222は、一定の形式、表示サイズで予め作成された画像情報ファイルを格納している。
【0123】
図23は、第2取得部2212が第2外部データベース2222から取得する画像情報2301『CM0001.BMP』の一例を示す説明図である。
図23に示すように、画像情報2301は、一定の表示サイズで作成されており、パソコンの広告内容である表示画像を表している。なお、当該画像情報ファイルのファイル名の拡張子『.BMP』は、画像情報2301がビットマップデータで表されていることを示している。
【0124】
送信データ生成部2213は、内部に図示しないデータ変換テーブル記憶部と、送信データ生成用の作業領域となる図示しない記憶領域とを備える。データ変換テーブル記憶部は、データ変換テーブル記憶部122と同様の記憶内容を記憶しているほか、さらに、第1取得部2211のHTML文書から生成される表示画像情報による表示画像の縮小比率を記憶している。前記作業領域には、送信データ生成部112の作業領域と同様の記憶領域を備えるほか、さらに、第1取得部2211から取得されたHTML文書に基づいて生成される1画面分の表示画像情報を一時保持するための保持領域を備える。
【0125】
送信データ生成部2213は、第1取得部2211が取得したHTML文書から後述の第1表示画像情報とリンク情報とを生成し、第2取得部2212が取得した画像情報から後述の第2表示画像情報を生成する。
具体的には、送信データ生成部2213は、第1取得部2211内のバッファから1ファイルのHTML文書を取り出し、取り出したHTML文書を、作業領域中のファイル記憶領域に格納する。次いで、送信データ生成部112と同様にしてHTML文書の内容を解釈し、その解釈結果に従って、表示用文字列を画像化し、あるいは指定された画像情報を伸長して、それらの表示画像を表す表示画像情報を生成する。さらに、表示用文字列を画像化して生成したその部分の表示画像情報、あるいは、指定された画像情報を伸長して生成したその画像の表示画像情報を、生成の都度、作業領域内の前記保持領域に順次追加して格納する。
【0126】
送信データ生成部2213は、取り出したHTML文書の末尾まで解釈し、対応する表示画像情報とリンク情報とを生成し終わると、作業領域内の前記保持領域に格納されている表示画像情報が表す表示画像を、データ変換テーブル記憶部に記憶している比率で縮小し、縮小後の表示画像を表す第1表示画像情報を生成する。生成した第1表示画像情報を、表示画像情報記憶部123内の表示画像情報記憶領域に格納する。
【0127】
送信データ生成部2213は、さらに、縮小後の表示画像におけるホットスポットのカーソル表示位置を計算しなおし、リンク情報記憶部125内のホットスポット情報のX−Y座標を、計算しなおした値に更新する。次いで、第2取得部2212から1ファイルの画像情報を取り出し、取り出した画像情報から第2表示画像情報を生成し、生成した第2表示画像情報を前記表示画像情報記憶領域に追加して格納する。なお、第2外部データベース2222が格納している画像情報ファイルは、第2表示画像情報としてそのまま使用できる表示サイズおよび形式で作成されているとする。
【0128】
このようにして、送信データ生成部2213は、第1取得部2211内の1ファイルのHTML文書に従って生成された第1表示画像情報およびリンク情報と、第2取得部2212内の1ファイルの画像情報から生成された第2表示画像情報とから、1ファイル分の送信データを生成すると、生成された表示画像情報とリンク情報とに対応する識別番号を付す。
【0129】
以下、同様にして、1ファイルずつ、送信データを生成する。
図24は、送信データ生成部2213によって生成される送信データの一例を示す説明図である。図24(a)は、第1表示画像情報2401に基づいて表示される表示画像を用いて、第1表示画像情報2401の内容を表す説明図である。図24(b)は、第1表示画像情報2401に対応付けられた音声情報を示す説明図である。図24(c)は、リンク情報2403の内容を示す説明図である。
【0130】
送信データ2400は、第1取得部2211から取得された図2のHTML文書301、図示しない音声情報『Weather.au』および図3の画像情報401と、第2取得部2212から取得された図23の画像情報2301とから生成される。
第1表示画像情報2401によって表される表示画像は、送信データ生成部112によって生成された図8の画像表示画像情報801による表示画像を、所定の比率で縮小したものと同様である。第2表示画像情報2402によって表される表示画像は、第2取得部2212から取得された画像情報2301によるものと同様である。この第1表示画像情報2401と第2表示画像情報2402とから送信データ24001ファイル分の表示画像情報が構成され、WWWホームページの第1ページを表す1画面の表示画像が表示される。
【0131】
リンク情報2403の行2411に示すホットスポット情報のX−Y座標は、リンク情報803の行812に示したX−Y座標を、縮小の比率に応じて更新したものである。行2412に示すホットスポット情報のX−Y座標は、リンク情報803の行813のX−Y座標を、同様に更新したものである。
図25は、図24の送信データ2400に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像を示す説明図である。
【0132】
図25に示すように、表示画像2500には、リンク情報2403の行2411に示したホットスポット情報に従い、第1表示画像情報2401と第2表示画像情報2402とによって表される表示画像中の表示位置(080、480)に、カーソル番号『1』に対応したカーソル図形2501が表示される。カーソル図形2501は、カーソル番号『1』の選択状態を示している。同様に、リンク情報2403の行2412のホットスポット情報に従い、表示位置(080、560)に、カーソル番号『2』に対応した、カーソル図形2502が表示される。カーソル図形2502は、非選択状態を示している。
【0133】
図26は、送信データ生成部2213の送信データ生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
送信データ生成部2213は、第1取得部2211内に未処理のHTML文書があるか否かをチェックする(ステップS2601)。あれば、1ファイル取り出し(ステップS2602)、第1の実施の形態の送信データ生成部112と同様にして、保持領域内に表示画像情報を生成し、リンク情報記憶部125内にリンク情報を生成する(ステップS2603)。
【0134】
保持領域内に生成された表示画像情報によって表される表示画像を所定の比率で縮小して表す第1表示画像情報を生成し、表示画像情報記憶部123に格納する(ステップS2604)。
第1表示画像情報による表示画像中のカーソル表示位置(X、Y)を計算し、計算結果によりホットスポット情報のカーソル表示位置(X、Y)を更新する(ステップS2605)。
【0135】
第2取得部2212から画像情報ファイルを取り出し(ステップS2606)、第2表示画像情報を生成し(ステップS2607)、表示画像情報記憶部123の表示画像情報記憶領域に追加して格納する。
表示画像情報記憶部123とリンク情報記憶部125とに格納されている、表示画像情報とリンク情報とに、それぞれ識別番号を付し(ステップS2608)、ステップS2601に戻る。
【0136】
以上のように、本実施の形態のデータ通信システム2200によれば、異なる外部データベース2221と外部データベース2222とから供給される複数の情報に従って、表示部154の表示画像を合成する場合においても、第1の実施の形態におけるデータ通信システム100と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、第1取得部2211と第2取得部2212の2つの情報取得部を備えるデータ送信装置2210を示したが、情報取得部の数は2つとは限らず、3つ以上の情報取得部を有してもよい。
【0137】
また、本実施の形態では、第2外部データベース2222が、所定の表示サイズの表示画像をビットマップデータで表した画像情報を格納しているとしたが、第2外部データベース2222に格納されている画像情報は、必ずしもビットマップデータで表されている必要はなく、GIF形式や、その他の形式に従って圧縮符号化されていてもよい。この場合、送信データ生成部2213は、第2取得部2212から取り出した画像情報をその形式に従って伸長復号し、第2表示画像情報を生成する。また、第2外部データベース2222は、第1外部データベース2221とは別のWWWサーバであっても良い。この場合、送信データ生成部2213は、第1表示画像情報とそれに対応するリンク情報とを生成したのと同様の処理により、第2表示画像情報とそれに対応するリンク情報とを生成する。
【0138】
(第3の実施の形態)
図27は、本発明の第3の実施の形態であるデータ通信システム2700の構成を示すブロック図である。なお、図27において、図1に示したデータ通信システム100と同様の構成要素については同様の参照符号を付す。また、これらについてはすでに説明しているので、説明を省略する。
【0139】
データ通信システム2700は、第1データ送信装置2710、第2データ送信装置2720およびデータ受信装置2750を備える。
データ受信装置2750は、データ受信装置150の受信分離部151に代えて、受信分離部2751、受信部2752および合成部2753を備える。
(第1データ送信装置2710)
第1データ送信装置2710は、第2取得部2212を備えないこと以外、データ送信装置2210と同様の構成を備える。また、第1外部データベース2221と同様の外部データベースに接続される。
【0140】
第1データ送信装置2710内部の図示しない送信データ生成部は、送信データ生成部2213と同様にして、第1表示画像情報とリンク情報とを生成する。送信データ生成部2213と異なる点は、第1データ送信装置2710の送信データ生成部は、第1表示画像情報を生成すると、前記第2表示画像情報による表示画像の領域を空白とし、第1表示画像情報と当該空白領域とからなる表示画像情報を生成することである。
【0141】
図28は、図3のHTML文書301と図示しない音声情報『Weather.au』と図4の画像情報401とから第1データ送信装置2710によって生成される送信データ2800を示す説明図である。図28(a)は、第1表示画像情報2801に基づいて表示される表示画像を用いて、第1表示画像情報2801の内容を表す説明図である。図28(b)は、第1表示画像情報2801に対応付けられた音声情報を示す。図28(c)は、リンク情報2803の内容を示す説明図である。
【0142】
図28に示すように、第1表示画像情報2801、音声情報およびリンク情報2803は、図24に示した第1表示画像情報2401、音声情報およびリンク情報2403とそれぞれ同様である。送信データ2800と送信データ2400とが異なる点は、第2表示画像情報2402による表示領域が、空白領域2802とされていることである。
(第2データ送信装置2720)
第2データ送信装置2720は、内部に、図示しない送信データ保持部と、一定時間を計測する図示しないタイマーとを備え、予め一定の形式で生成され、複数のファイルとして送信データ保持部に格納されている送信データを、前記タイマーに計測される一定時間毎に、1ファイルずつ格納順に切り換えて送信する。
【0143】
なお、第2データ送信装置2720が送信データを送信する方法は、従来のTV放送と同様である。また、第2データ送信装置2720は、DVD(Degital Versatile Disc)再生装置や、CD(Compact Disc)再生装置など、データ受信装置2750に接続された記録媒体再生装置であってもよい。
【0144】
図29は、第2データ送信装置2720から送信される送信データ2900を示す説明図である。
図29に示すように、送信データ2900は、第1表示画像情報による表示領域を一定大の空白領域2901とし、その下方に隣接して第2表示画像情報2902による表示画像を表示できるよう、予め作成されている。
(データ受信装置2750)
受信分離部2751は、読み取りバッファに保持した表示画像情報とリンク情報とを合成部2753に出力すること以外、図1に示した受信分離部151と同様である。
【0145】
受信部2752は、アナログ/デジタル変換回路を備えた従来のTVチューナなどによって実現され、第2データ送信装置2720から送信されてくる第2表示画像情報を受信し、受信した第2表示画像情報を合成部2753に出力する。合成部2753は、受信データ保持部152に備えられる1画面分の表示画像情報記憶領域を、第1表示画像情報用の領域と、第2表示画像情報用の領域とに区分して管理する。合成部2753は、受信分離部2751から入力された送信データのうちの第1表示画像情報を第1表示画像情報用の領域に書き込み、受信部2752から入力される第2表示画像情報を第2表示画像情報用の領域に書き込む。これにより、図25に示した表示画像2500が表示部154に表示される。なお、本実施例では、表示画像2500のうち、第2表示画像は、第2データ送信装置2720の送信データ切り換え間隔と同じ時間間隔で、順次表示内容が変更される。
【0146】
以上のように、本実施の形態によれば、複数のデータ送信装置から送信されてくる送信データに基づいて、それぞれの表示画像情報が表している表示画像を1つの画面に表示する場合においても、データ通信システム100と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、受信分離部2751と受信部2752との2つの受信部を備えるデータ受信装置2750を示したが、3つ以上の受信部を備えてもよい。
【0147】
また、本実施の形態では、第2データ送信装置2720は、第2表示画像情報のみからなる送信データを多重化せずに送信したが、第1データ送信装置2710と同様にして第2表示画像情報とそのリンク情報とからなる送信データを多重化して送信するとしてもよい。この場合、受信部2752は、受信分離部2751と同様の構成を備えるものとし、合成部2753は、上記と同様に第1表示画像情報と第2表示画像情報とから受信データ保持部152内に表示画像情報を合成する。リンク情報については、受信分離部2751によって取り込まれた送信データ中のリンク情報に追加して、受信部2752によって取り込まれた送信データ中のリンク情報を、受信データ保持部152内に格納する。
【0148】
なお、上記第1〜第3実施形態では、データ受信装置150は、制御部155内部にカーソル図形を表す図形情報を予め保持しているが、データ送信装置110から送信された図形情報を制御部155内部格納するようにしてもよい。この場合、データ送信装置、データ受信装置は、図30に示すような構成とすればよい。同図は、図1に示したデータ通信システム100に対してさらに補助図形付加部3211を追加し、データ受信装置150に対してさらに補助図形取得部3253を追加した構成となっている。また、外部データベースには、さらに、カーソル形状を示す図形情報が記憶されている。
【0149】
補助図形付加部3211は、外部データベースに記憶されている図形情報を読み出し、読み出した図形情報を送信データ保持部113に記憶されているリンク情報内に追加記憶させる。
補助図形取得部3253は、受信データ保持部152に記憶されているリンク情報から図形情報のみを取り出し、制御部155内に設けられた図形情報記憶部に記憶させる。次に、受信データ保持部152に記憶されているリンク情報から図形情報のみを削除する。この構成によれば、データ送信装置110が外部データベースから取り出した図形情報をデータ受信装置150に送信して、データ受信装置3250に記憶される補助図形を様々な種類に変更することができる。
【0150】
【発明の効果】
本発明の送信装置は、放送波を用いて対話性を実現する通信システムにおける送信装置であって、1フレームに相当する画像データを複数記憶する第1記憶手段と、第1記憶手段の画像データ毎に他の画像データへのリンクを示す制御情報を記憶する第2記憶手段と、所定数の画像データを制御情報とともに繰り返し送信する送信手段とを備えている。この構成によれば、画像データとそれに対応する制御情報は繰り返し送信され、受信装置では制御情報に示されるリンク先の画像データを、次の繰り返し送信において確実に受信することができるので、ユーザ所望のリンク先の画像データを次から次へと対話的にたどっていくことができる。その結果、片方向通信しかできない放送波を利用して、ユーザにとってはあたかも双方向通信を行っているかのごとく対話性を実現することができる。
【0151】
さらに、一般の双方向通信のサーバーの場合は、受信装置からの要求量に応じて負荷が大きく変動するので、ユーザ操作にを受けてから表示画像が切り替わるまでの応答時間が大きく変動する。これに対して、本送信装置は、負荷が変動しないので繰り返し送信の周期を一定に保つことができる。従って受信装置では、一定の応答時間内、つまり最長でも繰り返し送信の1周期内に、画像データの切り替えを行うことができる。
【0152】
ここで前記送信手段は、所定数の画像データとそれに対応する制御情報とを、第1、第2記憶手段から繰り返し読み出す読み出し手段と、読み出し手段に読み出された画像データ、制御情報を、それぞれテレビジョン信号の映像区間、帰線区間に載せることにより画像データと制御信号とを多重化する多重化手段と、多重化されたテレビジョン信号をアナログ放送波として送出する送出手段とから構成してもよい。この構成によれば、上記の対話性の実現にアナログ放送波を利用することができる。
【0153】
また、前記第1、第2記憶手段の画像データ、制御情報はディジタル化されており、前記送信手段は、所定数の画像データとそれに対応する制御情報とを、第1、第2記憶手段から繰り返し読み出す読み出し手段と、読み出し手段に読み出される画像データ及び制御情報をそれぞれディジタルデータストリームに変換し、それらを多重化した多重化ストリームを生成する多重化手段と、多重化ストリームをディジタル放送波として送出する送出手段とから構成してもよい。この構成によれば、上記の対話性の実現にディジタル放送波を利用することができる。
【0154】
ここで、前記第1、第2記憶手段は、それぞれ識別子とともに画像データ、制御情報を記憶し、前記送信装置は、さらに、画像データと同じ識別子が付与された複数の音声データを記憶する第3記憶手段を備え、前記送信手段は、画像データとともに音声データを送信するようにしてもよい。この構成によれば、画像データと音声データとのセットを送信することができ、より魅力的な対話性を実現することができる。
【0155】
ここで、上記送信装置は、さらに、他のページへのリンクを示すリンク情報と、文字情報と、画像情報とを含み、文字と画像とを配したページを表すページ情報を複数取得する取得手段と、取得されたリンク情報中の文字情報と画像情報とに従って、文字と画像とを配した1フレームに相当する画像データを作成する第1作成手段と、取得されたページ情報中のリンク情報を解釈して、画像データ毎に他の画像データへのリンクを示す制御情報を作成する第2作成手段とを備えて構成してもよい。この構成によれば、外部から取得されたページ情報を、放送に適した形式の画像データ、制御情報に変換することができる。
【0156】
また前記取得手段は、インターネット上のワールドワイドウェブから前記ページ情報を取得するようにしてもよい。この構成によれば、送信装置は、インターネット上のWWWサーバのHTML文書などを画像データ、制御情報に変換して放送する。したがって、テレビ放送波を利用して、あたかもインターネットのネットサーフィンのような、対話性のある番組をユーザに提供することができる。
【0157】
また本発明の受信装置は、放送波を用いて対話性を実現する通信システムにおける受信装置であって、前記放送波は、異なる複数の画像データと、画像データ毎に他の画像データへのリンクを示す制御情報とを多重化され、繰り返し送信されており、前記受信装置は、前記放送波から一の画像データとそれに対応する制御情報とを分離する分離手段と、分離された画像データと制御情報とを保持する保持手段と、保持された画像データを再生して映像信号を出力する再生手段と、画像データの切り替えを指示するユーザ操作を受け付ける操作手段と、ユーザ操作に従って保持手段の制御情報に示される他の画像データを分離するよう分離手段を制御する制御手段とを備えて構成される。この構成によれば、受信装置は、上記送信装置からの放送波を受信して、ユーザ操作に従って一の画像データを分離、再生、映像信号出力を行うので、対話性を実現できる。また受信装置は、制御情報に示されるリンク先の画像データを、次の繰り返し送信において確実に受信することができるので、ユーザ所望のリンク先の画像データを次から次へと対話的にたどっていくことができる。その結果、片方向通信しかできない放送波を利用して、ユーザにとってはあたかも双方向通信を行っているかのごとく対話性を実現することができる。さらに、一般の双方向通信のサーバーの場合は、受信装置からの要求量に応じて負荷が大きく変動するので、ユーザ操作にを受けてから表示画像が切り替わるまでの応答時間が大きく変動する。これに対して、本送信装置は、負荷が変動しないので繰り返し送信の周期を一定に保つことができる。従って受信装置では、一定の応答時間内、つまり最長でも繰り返し送信の1周期内に、画像データの切り替えを行うことができる。
【0158】
ここで、前記分離手段は、放送波中の画像データに付与されている識別子を判別する第1判別手段と、放送波中の制御情報に付与されている識別子を判別する第2判別手段と、第1、第2判別手段の判別結果が特定の識別子である場合に、当該画像データと制御情報とを取り込む取り込み手段とを備え、前記保持手段は、取り込み手段により取り込まれた画像データと制御情報とを保持する構成としてもよい。この構成によれば、分離手段は、放送波中の識別子を判別することにによりユーザ所望の画像データと、それに対応する制御情報とを分離することができる。
【0159】
また、画像データ、制御情報は、それぞれテレビジョン信号の映像区間、帰線区間に多重化されたアナログ放送波として送信され、前記映像区間中の非表示部分の定位置に画像として表される識別子が送信され、前記第1判別手段は、前記非表示部分の定位置の画像から識別子を認識するように構成してもよい。アナログ放送波の非表示部分を識別子を有効利用して送信することができる。
【0160】
ここで、画像データと、それに対応する制御情報とは同一の識別子が付与され、画像データ、制御情報は、それぞれディジタルデータストリームに変換された後、多重ストリームに多重化されたディジタル放送波として放送され、変換されたディジタルストリームには、画像データを識別する第1識別情報と、制御情報を識別する第2識別情報を割当てられ、多重ストリームは、第1識別情報と画像データの識別子との対応関係、第2識別情報と制御情報の識別子との対応関係を示すマップテーブルと、ディジタルデータストリームとが多重化され、前記保持手段は、さらに、分離手段により分離されるマップテーブルを保持し、前記制御手段は、制御情報に示されるリンク先の画像データの識別子を特定し、マップテーブルを参照して当該識別子を第1識別情報と第2識別情報とに変換し、分離手段に第1識別情報と第2識別情報とを指定し、前記分離手段は、多重ストリーム中の第1識別情報を判別する第1判別手段と、多重ストリーム中の第2識別情報を判別する第2判別手段と、第1、第2判別手段に判別された第1、第2識別情報が制御手段の指定にそれぞれ一致する場合に、当該画像データ、制御情報を取り込む取り込み手段とから構成してもよい。この構成によれば、送信装置は、画像データ、制御情報に加えて上記マップテーブルをディジタル放送波を利用して送信するので、受信装置では、所望の画像データの識別子を各識別情報に簡単に変換でき、各判別手段が識別情報を判別し、取り込手段が取り込むことにより、所望の画像データの簡単に分離することができる。
【0161】
また、前記制御情報は、それに対応する画像データ内の一部の画像領域を示す座標と、リンク先となる他の画像データの識別子との少なくとも1つの組みで表され、前記操作手段は、画像データ内の前記画像領域を指定するユーザ操作を受け付け、前記制御手段は、指定された画像領域に対応する、リンク先となる他の画像データの識別子を保持手段から読み出して分離手段に指定するように構成してもよい。
【0162】
ここで、前記分離手段がさらに音声データを分離し、保持手段が分離された音声データを保持し、再生手段が保持された音声データを再生して音声信号を出力するように構成してもよい。この構成によれば、画像データと音声データとのセットを受信して再生することができ、より魅力的な対話性を実現することができる。
【0163】
また本発明の受信方法は、前記放送波から一の画像データとそれに対応する制御情報とを分離する分離ステップと、分離された画像データと制御情報とをメモリに格納する格納ステップと、メモリに格納された画像データを再生して映像信号を出力する再生ステップと、画像データの切り替えを指示するユーザ操作を受け付ける操作ステップと、ユーザ操作に従ってメモリに格納された制御情報に示される他の画像データを判別する判別ステップと、判別された画像データと、それに対応する制御情報とを分離する再分離ステップとからなる。この構成によっても、上記受信装置と同様の効果がある。
【0164】
また本発明の受信プログラムの記憶媒体は、上記ステップからなる受信プログラムを記憶している。この記憶媒体に記憶された受信プログラムを放送波受信装置内のマイクロコンピュータが実行することにより、上記受信装置と同様の効果がある。
また本発明の通信システムは、上記送信装置と上記受信装置とを備えて構成されるので、上記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるデータ通信システム100の構成を示すブロック図である。
【図2】取得リスト記憶部121に格納されている取得リスト200の一例を示す説明図である。
【図3】WWWホームページの第1ページの一例を記述するHTML文書301『Report.html』を示す説明図である。
【図4】WWWホームページの第1ページに表示される画像の一例である画像情報401『Weather.gif』を示す説明図である。
【図5】前記WWWホームページの第2ページの一例を記述するHTML文書501『Tokyo.html』を示す説明図である。
【図6】前記WWWホームページの第3ページの一例を記述するHTML文書601『Osaka.html』を示す説明図である。
【図7】データ変換テーブル記憶部122に格納されているリンク情報テーブル700の一例を示す説明図である。
【図8】HTML文書301と音声情報『Weather.au』と画像情報401とから生成されたWWWホームページの第1ページの送信データ800を示す説明図である。
【図9】HTML文書501から生成されたWWWホームページの第2ページの送信データ900を示す説明図である。
【図10】HTML文書601から生成されたWWWホームページの第3ページの送信データ1000を示す説明図である。
【図11】送信部116による送信データの送信方法を示す説明図である。
【図12】データ送信装置110全体の概略的処理手順を示すフローチャートである。
【図13】情報取得部111による情報取得処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】送信データ生成部112による送信データ生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】図14のステップS1312における処理手順の一部具体例を示すフローチャートである。
【図16】制御部155が、カーソル図形の表示位置を制御するために作成するカーソル図形対応表の一例を示す説明図である。
【図17】制御部155が保持している図形情報の一例を示す説明図である。
【図18】図8の送信データ800に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像1800を示す説明図である。
【図19】図9の送信データ900に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像1900を示す説明図である。
【図20】図10の送信データ1000に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像2000を示す説明図である。
【図21】制御部155の表示制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第2の実施の形態であるデータ通信システム2200の構成を示すブロック図である。
【図23】第2取得部2212が第2外部データベース2222から取得する画像情報2301『CM0001.BMP』の一例を示す説明図である。
【図24】送信データ生成部2213によって生成される送信データの一例を示す説明図である。
【図25】図24の送信データ2400に基づいて表示部154に表示される初期画面の表示画像を示す説明図である。
【図26】送信データ生成部2213の送信データ生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図27】本発明の第3の実施の形態であるデータ通信システム2700の構成を示すブロック図である。
【図28】図2および図3に示したHTML文書301と画像情報401とから第1データ送信装置2710によって生成される送信データ2800を示す説明図である。
【図29】第2データ送信装置2720から送信される送信データ2900を示す説明図である。
【図30】データ通信システムの他の構成例を示す図である。
【図31】衛星デジタル放送を利用する場合に送信される多重化ストリームの説明図である。
【符号の説明】
100 データ通信システム
110 データ送信装置
111 情報取得部
112 送信データ生成部
113 送信データ保持部
114 送信データ読出部
115 多重化部
116 送信部
121 取得リスト記憶部
122 データ変換テーブル記憶部
123 表示画像情報記憶部
124 音声情報記憶部
125 リンク情報記憶部
150 データ受信装置
151 受信分離部
152 受信データ保持部
153 再生部
154 表示部
155 制御部
156 信号受信部
157 音声出力部

Claims (14)

  1. 文字と画像とを配したページを表し、他のページへのリンクを示すリンク情報と、文字情報と、画像情報とを含むページ情報を複数取得する取得手段と、取得された複数のページ情報から、受信装置においてユーザ選択に応じて放送波から分離される単位である複数の送信データファイルを生成し、各送信データファイルは、一または複数のページ情報を含み、各送信データファイルに相互を識別するための識別子を付し、生成された一の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページからの他のページへのリンクが他の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページへのリンクとなる場合においては、当該一の送信データファイル内に当該リンク先の送信データファイルの識別子を含むリンク情報を含ませるように、送信データファイルの当該生成を行う生成手段と、生成された複数の送信データファイルを繰り返し送信する送信手段とを備える送信装置。
  2. 前記取得手段は、インターネット上のワールドワイドウェブから前記ページ情報を取得する請求項1記載の送信装置。
  3. 前記生成手段は、取得されたリンク情報中の文字情報と画像情報とに従って、文字と画像とを配した送信データファイルを作成する第1作成手段と、
    取得されたページ情報中のリンク情報を解釈して、送信データファイル内に他の送信データファイルへのリンクを示すリンク情報を作成する第2作成手段と、
    第1、第2作成手段に作成された送信データファイルを所定数記憶する記憶手段とを備えた請求項1又は2記載の送信装置。
  4. 文字と画像とを配したページを表し、他のページへのリンクを示すリンク情報と、文字情報と、画像情報とを含むページ情報を複数取得する取得手段と、
    取得されたリンク情報中の文字情報と画像情報とに従って、文字と画像とを配してなり、識別子が付されており、ユーザ選択に応じて放送波から分離される単位であり、一または複数のページ情報を含む送信データファイルを作成する第1作成手段と、
    取得されたページ情報中のリンク情報を解釈して、生成された一の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページからの他のページへのリンクが他の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページへのリンクとなる場合においては、当該一の送信データファイル内に当該リンク先の送信データファイルの識別子を含むリンク情報を作成する第2作成手段と、
    第1、第2作成手段に作成された送信データファイルを所定数記憶する記憶手段と、
    所定数の送信データファイルを繰り返し送信する送信手段とを備えた送信装置。
  5. 前記取得手段は、インターネット上のワールドワイドウェブから前記ページ情報を取得する請求項4記載の送信装置。
  6. 前記送信手段は、記憶手段から、送信データファイルの全てを繰り返し読み出す読み出し手段と、
    読み出し手段に読み出される送信データファイルをディジタルデータストリームに変換し、それらを多重化した多重化ストリームを生成する多重化手段と、
    多重化ストリームをディジタル放送波として送出する送出手段とを備えた請求項4又は5記載の送信装置。
  7. 画像を記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段から画像を取り出す画像取り出し手段と、第1作成手段により作成された送信データファイルに、取り出された画像を付加する画像付加手段とを備え、
    前記送信手段は、画像が付加された送信データファイルを送信する請求項4記載の送信装置。
  8. 識別子が付されておりユーザの選択に応じて分離される単位となり、一または複数のページ情報を含む送信データファイルであって、一の送信データファイル内に当該一の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページから他の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページへのリンクを示しており当該他の送信データファイルの識別子を含むリンク情報を含む複数の送信データファイルが繰り返し送信されてなる放送波を受信する受信装置であって、
    前記放送波から一の前記送信データファイルを分離する分離手段と、
    分離された送信データファイルを保持する保持手段と、
    保持された送信データファイルを再生して映像信号を出力する再生手段と、
    ユーザがページの切り替えを選択した場合に、再生出力されている送信データファイルにおけるリンク情報に含まれる送信データファイルの識別子を読み出し、送信データファイルの当該識別子に基づき、切り替え先のページを表すページ情報を含む送信データファイルを分離するよう分離手段を制御する制御手段とを備えた受信装置。
  9. 前記送信データファイルには識別子が付与され、前記リンク情報は、リンク先の送信データファイルの識別子で表され、
    前記分離手段は、前記放送波中の送信データファイルに付与されている識別子を判別する判別手段と、
    判別手段の判別結果が特定の識別子である場合に、当該送信データファイルを取り込む取り込み手段と、
    前記保持手段は、取り込み手段により取り込まれた送信データファイルを保持する請求項8記載の受信装置。
  10. 文字と画像とを配したページを表し、他のページへのリンクを示すリンク情報と、文字情報と、画像情報とを含むページ情報を複数取得する取得ステップと、
    取得された複数のページ情報から、受信装置においてユーザ選択に応じて放送波から分離される単位である複数の送信データファイルを生成し、各送信データファイルは、一または複数のページ情報を含み、各送信データファイルに相互を識別するための識別子を付し、生成された一の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページからの他のページへのリンクが他の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページへのリンクとなる場合においては、当該一の送信データファイル内に当該リンク先の送信データファイルの識別子を含むリンク情報を含ませるように、送信データファイルの当該生成を行う生成ステップと、
    生成された複数の送信データファイルを繰り返し送信する送信ステップとを含む送信方法。
  11. 識別子が付されておりユーザの選択に応じて分離される単位となり、一または複数のページ情報を含む送信データファイルであって、一の送信データファイル内に当該一の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページから他の送信データファイルに含まれるページ情報で表されるページへのリンクを示しており当該他の送信データファイルの識別子を含むリンク情報を含む複数の送信データファイルが繰り返し送信されてなる放送波を受信する受信方法であって、
    前記放送波から一の前記送信データファイルを分離する分離ステップと、
    分離された送信データファイルをメモリに格納する格納ステップと、
    保持された送信データファイルを再生して映像信号を出力する再生ステップとを含み、
    前記分離ステップは、ユーザがページの切り替えを選択した場合に、再生出力されている送信データファイルにおけるリンク情報に含まれる送信データファイルの識別子を読み出し、送信データファイルの当該識別子に基づき、切り替え先のページを表すページ情報を含む送信データファイルを分離するものである受信方法。
  12. 放送波を用いて対話性を実現する通信システムにおける送信装置における送信プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記送信プログラムは請求項10記載の送信方法を送信装置内のコンピュータに実行させるプログラムであることを特徴とするプログラム記録媒体。
  13. 放送波を用いて対話性を実現する通信システムにおける受信装置における受信プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記受信プログラムは請求項11記載の受信方法を受信装置内のコンピュータに実行させるプログラムであることを特徴とするプログラム記録媒体。
  14. 請求項1記載の送信装置と請求項8記載の受信装置とを備える放送システムまたは請求項4記載の送信装置と請求項8記載の受信装置とを備える放送システム。
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