JPH1011278A - 書換え可能な不揮発性メモリを備えるマイクロコンピュータ装置 - Google Patents

書換え可能な不揮発性メモリを備えるマイクロコンピュータ装置

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JPH1011278A
JPH1011278A JP8160011A JP16001196A JPH1011278A JP H1011278 A JPH1011278 A JP H1011278A JP 8160011 A JP8160011 A JP 8160011A JP 16001196 A JP16001196 A JP 16001196A JP H1011278 A JPH1011278 A JP H1011278A
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JP
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flash rom
memory
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JP8160011A
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English (en)
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Kinya Morinouchi
欽也 森ノ内
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で効率的に書換え可能な不揮発性
メモリの異常部分を修復すること。 【解決手段】 フラッシュROM3に記憶されているマ
イクロコンピュータ装置1のIPLプログラムp1など
に、静電気などの影響でバグが発生した場合に、EPR
OM15は設置部6に設置される。切換回路5の出力に
基づいて、CPU2は、EPROM15に格納されてい
るEPROM15のIPLのプログラムを実行し、フラ
ッシュROM3の記憶内容を消去し、EPROM15に
格納されている装置1のIPLプログラムp1などを、
RAM4を用いることなく直接的にフラッシュROM3
に転送する。これによって、簡易な構成で効率的にフラ
ッシュROM3に記憶されている装置1のIPLプログ
ラムなどのバグを回復することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置など
に好適に用いられ、書換え可能な不揮発性メモリの故障
を修復する書換え可能な不揮発性メモリを備えるマイク
ロコンピュータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気的に書換え可能な不揮発性メ
モリであるフラッシュメモリなどを、一般的なリードオ
ンリメモリ(以下、ROMと称する)の代わりに備える
マイクロコンピュータ装置では、フラッシュメモリに記
憶されるプログラムが、中央処理装置(以下、CPUと
称する)によって実行されることで、装置全体の処理が
行われる。このフラッシュメモリを一般的なROMの代
わりに用いると、記憶されているプログラムのバグ等の
修復について、ハードウェア的にROMのチップを取換
える必要がなく、ソフトウェア的に容易に修復すること
ができる。
【0003】このフラッシュメモリには、書換えを可能
にするプログラムが装置の初期プログラムローダ(以
下、IPLと称する)として格納されている。この装置
のIPLなど、静電気等による外的要因で消去された場
合には、装置外部にIPLを記憶したICカードまたは
メモリボードなどを接続し、装置内のランダムアクセス
メモリ(以下、RAMと称する)などのメモリに、IP
Lを格納して、装置のIPLの修復および故障の確認等
が行われている。
【0004】また上述の従来技術として、スタティック
RAMカードを装置外部から接続し、そのスタティック
RAMカードに記憶されるフラッシュメモリの書換え用
データを装置内のRAMに一度転送を行ってから、フラ
ッシュメモリの消去、データの書込み、照合を行う技術
が、特開平6−139064に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におい
て、スタティックRAMカードなどのICカードを用い
る場合では、装置内部にICカード専用のインタフェイ
ス部およびICカードを接続するコネクタ等が必要であ
る。またメモリボードを用いる場合では、メモリボード
装着のためにスペースが必要であり、かつメモリボード
を接続するコネクタも必要である。これによって、装置
が増大し、かつコストが増大している。また、一度RA
Mに転送を行ってから、フラッシュメモリの消去、デー
タの書込み、照合を行っているので、長い時間が必要で
ある。
【0006】また上述の従来技術では、装置のデータバ
ス幅と同一のデータバス幅を有するICカードまたはメ
モリボードが必要である。すなわち、装置のデータバス
幅が16ビットである場合は、16ビットのICカード
またはメモリボード、または8ビットのICカードまた
はメモリボードが2つ必要である。これによって、装置
のコストが増大している。
【0007】本発明の目的は、簡易な構成で効率的に書
換え可能な不揮発性メモリの故障を修復する書換え可能
な不揮発性メモリを備えるマイクロコンピュータ装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、中央処理装置
と、前記中央処理装置の実行プログラムが予め書込まれ
る書換え可能な不揮発性メモリとを備えるマイクロコン
ピュータ装置において、書換え可能な不揮発性メモリの
書換え動作用プログラムと、書換えるべき実行プログラ
ムとが予め格納される不揮発性メモリ素子と、前記不揮
発性メモリ素子を着脱可能な接続部材と、前記接続部材
に前記不揮発性メモリ素子を挿入することによって、不
揮発性メモリ素子に格納されている書換え動作用プログ
ラムに従って、書換え可能な不揮発性メモリの記憶内容
の消去と、不揮発性メモリ素子に格納されている書換え
るべき実行プログラムの書換え可能な不揮発性メモリへ
の転送による書込み動作とを行うように制御する制御手
段とを含むことを特徴とする書換え可能な不揮発性メモ
リを備えるマイクロコンピュータ装置である。本発明に
従えば、書換え可能な不揮発性メモリに書込まれる実行
プログラムに不具合が発生した場合に、不揮発性メモリ
に書込まれている実行プログラムを格納する不揮発性メ
モリ素子が接続部材、たとえばROMソケットに挿入さ
れてマイクロコンピュータ装置のデータバスなどに接続
することが可能である。不揮発性メモリ素子が接続され
ると、制御手段は、不揮発性メモリ素子に格納されてい
る書換え動作用プログラムに従って、書換え可能な不揮
発性メモリの書込まれている内容を消去し、不揮発性メ
モリ素子に格納されている実行プログラムを、書換え可
能な不揮発性メモリに直接的に転送する。したがって、
不揮発性メモリ素子を接続する接続部材は、従来技術に
必要であるインタフェイスおよびコネクタ等の代わり
に、ROMソケットなどの簡易な構成で実現されるの
で、回路規模の小さい簡易な構成で、不揮発性メモリの
書換えを行うことができる。また不揮発性メモリ素子に
書込まれているプログラムを、RAMなどのメモリに一
旦記憶する必要がないので、効率的に不揮発性メモリの
書換えを行うことができる。
【0009】また本発明は、通常動作時に、前記書換え
可能な不揮発性メモリを、前記中央処理装置のアクセス
するメモリ空間のうちでリセット状態からの起動時にア
クセスする初期動作用メモリ領域に配置し、書換え動作
時に書換え可能な不揮発性メモリを初期動作用メモリ領
域とは異なるメモリ領域に配置し、前記不揮発性メモリ
素子を初期動作用メモリ領域に配置するように切換える
切換手段を有することを特徴とする。本発明に従えば、
通常動作時に、書換え可能な不揮発性メモリは、中央処
理装置のメモリ空間の初期動作用メモリ領域に配置され
る。リセット状態からマイクロコンピュータ装置が起動
されると、書換え可能な不揮発性メモリの実行プログラ
ムが実行される。これに対して、書換え可能な不揮発性
メモリに書込まれている実行プログラムに異常が発生す
ると、不揮発性メモリ素子が接続部材に挿入される。こ
のときに、リセット状態からマイクロコンピュータ装置
が起動されると、切換回路は、不揮発性メモリ素子を中
央処理装置のメモリ空間の初期動作用メモリ領域に配置
する。これによって、不揮発性メモリ素子に格納されて
いる実行プログラムが書換え可能な不揮発性メモリに転
送されて、書換え動作が行われる。したがって、従来技
術に必要であるインタフェイスおよびコネクタ等に比べ
て簡易な構成の切換回路と接続部材とで不揮発性メモリ
の書換えを行うことができるので、回路規模を縮小する
ことができる。
【0010】また本発明は、不揮発性メモリ素子のデー
タバス幅は、前記中央処理装置のデータバス幅よりも小
さく、書換え動作時に、中央処理装置は不揮発性メモリ
素子から格納されているデータを読出すときに、データ
バス幅を小さく切換えることを特徴とする。本発明に従
えば、たとえば16ビットのデータバス幅の下位ビッ
ト、たとえば8ビットのデータバスに不揮発性メモリ素
子が、接続部材によって接続される。書換え動作時に、
たとえば16ビットの中央処理装置のデータバス幅が、
たとえば8ビットの不揮発性メモリ素子のデータバス幅
となるように、切換えられて、中央処理装置の下位ビッ
トのデータバスによって、不揮発性メモリ素子のデータ
が読出される。したがって、中央処理装置のデータバス
幅よりも小さいデータバス幅の不揮発性メモリ素子を用
いて、不揮発性メモリの書換えを行うことができるの
で、中央処理装置のデータバス幅と同一のデータバス幅
のメモリの用いている従来技術と比較して回路規模を縮
小することができる。
【0011】また本発明の書換え可能な不揮発性メモリ
に格納されている実行プログラムについて、予め定める
大きさのブロック単位で前記実行プログラムの異常を検
出する異常検出手段を備え、前記制御手段は、前記異常
検出手段によって、実行プログラムの異常が検出された
ブロックに対してだけ、実行プログラムの書換えを行う
ように制御することを特徴とする。本発明に従えば、異
常検出手段は、不揮発性メモリに記憶される実行プログ
ラムと、接続部材に挿入された不揮発性メモリ素子に記
憶される実行プログラムとを、予め定めるブロック単位
で照合して、不揮発性メモリに記憶される実行プログラ
ムの異常を検出する。制御手段は、異常検出手段によっ
て検出された異常のある実行プログラムが記憶されてい
るブロックに対する不揮発性メモリ素子の実行プログラ
ムを読出して、その不揮発性メモリのブロックだけを書
換える。したがって、書換え制限のある不揮発性メモリ
に対して異常検出がされるブロックだけを書換えるの
で、装置全体の耐久時間が向上し、信頼性を向上するこ
とができる。
【0012】また本発明の異常検出手段は、前記書換え
可能な不揮発性メモリの記憶内容と前記不揮発性メモリ
素子の記憶内容とのデータ照合を行うデータ照合手段
と、前記データ照合手段の出力に応答して、照合結果を
記憶する照合結果記憶手段と、前記照合結果記憶手段に
記憶された照合結果を出力する照合結果出力手段とを備
えることを特徴とする。 本発明に従えば、データ照合手段は、不揮発性メモリの
記憶内容と、不揮発性メモリ素子の記憶内容とのデータ
照合を行い、不揮発性メモリに記憶される実行プログラ
ムの異常を検出する。照合結果記憶手段は、不揮発性メ
モリに記憶されるデータの異常箇所などのデータ照合手
段の照合結果を記憶する。照合結果出力手段は、照合結
果記憶手段に記憶される照合結果を、たとえばプリンタ
装置に印字して、出力する。したがって、データの異常
箇所などの照合結果が操作者に報知されるので、操作者
は不揮発性メモリの実行プログラムの異常に対して迅速
かつ正確に対処することができ、実行プログラムの異常
部分を迅速かつ正確に修復することができる。
【0013】また本発明の異常検出手段は、実行プログ
ラムの異常が検出されたブロックについての情報を出力
するブロック情報出力手段を備えることを特徴とする。 本発明に従えば、ブロック情報出力手段は、異常検出手
段によって検出された不揮発性メモリに記憶されるデー
タの異常が検出されたブロックに関する情報、たとえば
そのブロックの全データなどを、出力する。したがっ
て、ブロックにおけるデータの異常箇所などが操作者に
報知されるので、操作者は、不揮発性メモリの実行プロ
グラムの異常をブロック単位で確認することができ、迅
速かつ正確に、実行プログラムの異常部分を修復するこ
とができる。
【0014】また本発明の異常検出手段は、前記書換え
可能な不揮発性メモリの異常が検出されたブロックにつ
いて、制御手段による書換えの終了後、異常から回復し
たか否かを検出し、検出結果を報知する回復報知手段を
備えることを特徴とする。 本発明に従えば、回復報知手段は、不揮発性メモリの書
換え終了後に、不揮発性メモリの異常が回復されたか否
かを検出し、検出結果を報知する。したがって、不揮発
性メモリの異常に対する回復の有無などが報知されるの
で、操作者は、その回復結果に応じて迅速かつ適切に、
実行プログラムの異常部分の修復の対処をすることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるマイクロコンピュータ装置1の電気的構成を示すブ
ロック図である。マイクロコンピュータ装置1は、いわ
ゆるプリンタ装置に設けられる。このプリンタ装置は、
一般にパーソナルコンピュータなどの情報処理装置の外
設プリンタとして使用され、外部インタフェイスを通じ
て前記情報処理装置から送信されるコマンドおよびデー
タなどの処理、印字を行う。本実施の形態であるマイク
ロコンピュータ装置1が設けられるプリンタ装置では、
接続される情報処理装置に合わせた通信速度、通信デー
タの様式の設定が可能であり、処理プログラムの書換え
および変更が可能である。
【0016】マイクロコンピュータ装置1は、CPU
2、フラッシュROM3、RAM4、切換回路5、設置
部6、設定スイッチ7、キー装置8、発光ダイオード
(以下、LEDと称する)部9、ブザー10、プリンタ
部11、インタフェイス部12、切換スイッチ17を含
んで構成される。
【0017】フラッシュROM3は、マイクロコンピュ
ータ装置1のCPU2によって制御される読出し/書換
え可能な不揮発性メモリであり、マイクロコンピュータ
装置1の電源OFFときには電力を供給する必要がな
い。このフラッシュROM3は、64kバイトのブロッ
ク単位で電気的に書換えが可能であり、16ビットのデ
ータバス幅を有する。
【0018】RAM4は、CPU2によって制御される
読出し/書換え可能な揮発性メモリであり、マイクロコ
ンピュータ装置1の電源OFFときには図示しないバッ
テリなどから電力が供給される。このRAM4は、16
ビットのデータバス幅を有する。
【0019】切換回路5は、切換スイッチ17が接続さ
れ、この切換スイッチ17と、CPU2に制御されて、
フラッシュROM3および設置部6に設置される後述す
る書換え可能な不揮発性メモリ(以下、EPROMと称
する)15に信号を与える。切換スイッチ17は、デー
タバス幅を選択することができるスイッチである。また
切換回路5は、この切換スイッチ17の操作に応答し
て、CPU2に信号を出力する。
【0020】設置部6はEPROM3が挿入可能なソケ
ット等で構成され、後述するフラッシュROM3が書換
え動作が行われる第2モードおよび第3モードの場合
に、EPROM15が設置される。後述する通常動作が
行われる第1モードの場合には、EPROM15は設置
されない。
【0021】EPROM15は、マイクロコンピュータ
装置1において読出し専用の揮発性メモリであり、8ビ
ットのデータバス幅を備える。このEPROM15は、
第2モードおよび第3モードの場合に、設置部6に設置
される。マイクロコンピュータ装置1のデータバス16
のデータバス幅は16ビットであり、8ビットのデータ
バス幅を有するEPROM15が設置部6に設置される
と、データバス16の下位8ビットだけが、EPROM
15の端子に接続され、残余の上位ビットは接続されな
い。
【0022】設定スイッチ7は、インタフェイス部12
によって、図示しない情報処理装置と通信するときの通
信速度および通信データの様式などの初期設定と、後述
する第2モードおよび第3モードにおけるエラー印字モ
ードの設定とを行うスイッチである。
【0023】キー装置8は、3つのプッシュスイッチで
構成される。Jキーは、押下することによって、プリン
タ部11に設けられる図示しないジャーナル用の用紙を
送るキーである。Rキーは、押下することによって、プ
リンタ部11に設けられる図示しないレシート用の用紙
を送るキーである。ONキーは、押下されてON状態に
されるときに情報処理装置と通信が行われ、押下されな
いOFF状態のときには情報処理装置と通信が行われな
い。また後述のフラッシュROM3の書換え動作が終了
した後にマイクロコンピュータ装置1の初期設定などが
行われる場合に、JキーとRキーとが同時に押下され
る。
【0024】LED部9は、3つのLEDで構成され
る。P−LEDは、図示しない電源スイッチによって電
源から電力が供給されているときに点灯し、電力が供給
されていないときに消灯する。ON−LEDは、インタ
フェイス部12によって、情報処理装置との通信回線に
接続されているときに点灯し、接続されていないときに
消灯する。またON−LEDは、フラッシュROM3の
記憶内容の消去、書込み、照合のときに点滅する。E−
LEDは、フラッシュROM3に記憶されるプログラム
の書換えのときに、書換えのエラーが発生したときに点
灯する。
【0025】ブザー10は、フラッシュROM3の書換
えが正常に終了した場合と、書換えに異常が発生した場
合とに、それぞれ異なるブザー音を発生する。プリンタ
部11は、マイクロコンピュータ装置1のテスト時、初
期設定時および情報処理装置との通信後のデータ受信時
に、印字を行う装置である。インタフェイス部12は、
たとえばRS232のインタフェイス方式で実現され、
情報処理装置とのデータの送受信を行う。
【0026】図2は、CPU2のメモリ空間の構成を示
す図である。CPU2は、フラッシュROM3、RAM
4、EPROM15などのメモリに記憶されるプログラ
ムまたはデータに基づいて、マイクロコンピュータ装置
1の全体を制御する。
【0027】このCPU2のメモリ空間は、マイクロコ
ンピュータ装置1において、通常動作が行われる第1モ
ードの場合であると、フラッシュROM3の書換え動作
が行われる第2モードおよび第3モードの場合とで、相
違した構成である。
【0028】第1モードは、通常時、すなわちフラッシ
ュROM3に記憶されているプログラムおよびデータが
異常のない状態で記憶されているときに行われる。この
第1モードでは、CPU2によって、フラッシュROM
3に記憶されているプログラムが読出され、実行され
る。これによって、たとえばインタフェイス部12によ
って受信された情報処理装置からのデータが、プリンタ
部11で印字される。第2モードは、フラッシュROM
3が初期化されて、全ての記憶領域において書換える。
第3モードは、フラッシュROM3に記憶内容と、EP
ROM15の記憶内容とを照合し、フラッシュROM3
の異常のあるブロックだけを書換える。
【0029】またCPU2のメモリ空間は、図2に示さ
れるように、CPU2のアクセス可能なアドレスが2M
バイト単位に分割された8つのエリア0〜エリア7で、
構成される。このCPU2のメモリ空間について、第1
モードでは、エリア0はフラッシュROM3用に使用さ
れ、エリア2は、設定スイッチ7および他のI/O(イ
ンプット/アウトプット)用に使用される。エリア1お
よびエリア4は、CG−ROM(キャラクタジェネレー
タリードオンリメモリ)などの拡張用として使用され
る。またエリア5、エリア6およびエリア7は未使用で
ある。これに対して、第2モードおよび第3モードで
は、エリア0はEPROM15用に使用され、エリア5
はフラッシュROM3用に使用される。他のエリアは、
第1モードを同一の構成であるので説明を省略する。
【0030】CPU2は、このメモリ空間の指定された
エリアに基づいて、プログラムなどを読出して制御を行
う。メモリ空間のエリアの指定は、CPU2から出力さ
れるアドレスの上位ビットがデコードされたセレクト信
号によって行われる。たとえば第1モードにおいて、メ
モリ空間のエリアの指定がエリア2である場合を想定す
る。この場合、CPU2から出力されるアドレスの上位
ビットに基づいて作成されたセレクト信号は、エリア2
のRAM4に与えられる。さらにRAM4には残余の下
位ビットのアドレスが与えられ、RAM4に記憶される
データがデータバス16を介して出力される。なお、マ
イクロコンピュータ装置1の電源ON直後、すなわちマ
イクロコンピュータ装置1の電力供給開始時には、メモ
リ空間のエリア0が必ず指定される。
【0031】図3は、EPROM15およびフラッシュ
ROM3の記憶状態の構成を示す図である。EPROM
15では、EPROM15の初期プログラムローダ(以
下、IPLと称する)が記憶領域Aに記憶され、マイク
ロコンピュータ装置1のIPLプログラムp1が記憶領
域Bに記憶され、マイクロコンピュータ装置1の動作プ
ログラムp2が記憶領域Cに記憶される。また装置1の
動作プログラムp3〜p7も、マイクロコンピュータ装
置1の動作プログラムp2が記憶される記憶領域Cに後
続して記憶される。EPROM15のIPLは、第2モ
ードおよび第3モードときにCPU2に読込まれ、実行
される。このIPLがCPU2に実行されることによっ
て、フラッシュROM3の記憶内容が書換えられる。マ
イクロコンピュータ装置1のIPLプログラムp1は、
マイクロコンピュータ装置1の初期設定等を行うための
プログラムである。マイクロコンピュータ装置1の動作
プログラムp2〜p7は、マイクロコンピュータ装置1
を制御するためのプログラムである。
【0032】フラッシュROM3に関しては、マイクロ
コンピュータ装置1のIPLp1が記憶領域Dに記憶さ
れ、マイクロコンピュータ装置1の動作プログラムp2
が記憶領域Eに記憶される。またマイクロコンピュータ
装置1の動作プログラムp3〜p7も、マイクロコンピ
ュータ装置1の動作プログラムp2が記憶される記憶領
域Eに後続して記憶される。
【0033】図4は、マイクロコンピュータ装置1の動
作を示すフローチャートである。
【0034】このフローチャートを用いて、第2モード
に関して以下に説明する。ステップs1では、切換回路
5に設けられる切換スイッチ17が導通されたかが判断
される。切換スイッチ17が導通された場合はステップ
s23に進み、切換スイッチ17が開放された場合はス
テップs2に進む。
【0035】ステップs2では、EPROM15が設置
部6に設置される。ステップs3では、マイクロコンピ
ュータ装置1に設けられる図示しない電源スイッチによ
って、電力が装置全体に与えられる。ステップs4で
は、電力が与えられることによって、LED部9のP−
LEDが点灯し、後述する図5に示す切換回路5が動作
する。
【0036】ステップs5では、切換回路5からCPU
2に与えられる信号に基づいて、CPU2のメモリ空間
の全エリアのデータバス幅が、ハードウェア的に8ビッ
トに設定される。ステップs6では、切換回路5によっ
て、図2に示されるようにCPU2のメモリ空間のエリ
ア0がEPROM15用に設定され、エリア5がフラッ
シュROM3用に設定される。
【0037】ステップs7では、EPROM15のIP
LがCPU2で実行されて、CPU2のメモリ空間のエ
リア2およびエリア5に対するデータバス幅の再設定が
行われる。CPU2のメモリ空間のエリア2のRAM4
と、エリア5のフラッシュROM3とについて、EPR
OM15のIPLのプログラムを実行することでデータ
バス幅が、8ビットから16ビットにソフトウェア的に
設定変更される。したがって、CPU2のメモリ空間の
エリア0に対するデータバス幅は8ビットであり、エリ
ア2およびエリア5に対するデータバス幅は16ビット
に設定される。
【0038】ステップs8では、EPROM5のIPL
のプログラムが、CPU2でさらに実行される。ステッ
プs9では、LED部9のO−LEDが点滅する。これ
によって、フラッシュROMの消去、書込み、照合の開
始が報知される。
【0039】ステップs10では、EPROM15のI
PLがCPU2に実行されることによって、フラッシュ
ROM3の記憶領域に記憶されているデータが全て消去
される。ステップs11では、フラッシュROM3の消
去が正確に行われたかが確認される。消去が正確に行わ
れている場合はステップs12に進み、消去が正確に行
われていない場合はステップs17に進む。
【0040】ステップs12では、EPROM15に記
憶されているマイクロコンピュータ装置1のIPLプロ
グラムp1と、マイクロコンピュータ装置1の各動作プ
ログラムp2〜p7とが、フラッシュROM3に順番に
書込まれる。このフラッシュROM3への書込み動作お
よび後述する照合は、EPROM15から8ビットのデ
ータが、CPU2によって2回連続で読出され、下位8
ビットのデータバス16を介して、CPU2の内部レジ
スタに格納される。格納された合計16ビットのデータ
は、データバス16を介して、フラッシュROM3に記
憶される。これによって、図3に示されるように、EP
ROM15の記憶領域Bに記憶されるマイクロコンピュ
ータ装置1のIPLプログラムp1は、フラッシュRO
M3の記憶領域Dに記憶される。EPROM15の記憶
領域Cに記憶されるマイクロコンピュータ装置1の動作
プログラムp2は、フラッシュROM3の記憶領域Eに
記憶され、他の動作プログラムp3〜p7も同様に記憶
される。
【0041】ステップs13では、フラッシュROM3
に対するデータの書込みが完了したかが判断される。完
了している場合はステップs14に進み、完了していな
い場合はステップs12に戻る。
【0042】ステップs14では、EPROM15の記
憶内容と書込みされたフラッシュROM3の記憶内容と
が、それぞれデータ照合される。このデータ照合でも上
述のフラッシュROM3にデータを書込むときと同様の
処理が行われる。すなわちこの処理は、EPROM15
から2回連続で読出された8ビットの2つのデータを、
CPU2の内部レジスタに格納し、フラッシュROM2
から読出される16ビットのデータと比較する。フラッ
シュROM2のデータとEPROM15のデータとが、
16ビット単位で順次比較されることによって、フラッ
シュROM2とEPROM15との照合が行われる。
【0043】ステップs15では、照合結果によって、
フラッシュROM3に各プログラムの書込みが正確に行
われたかが確認される。異常なく正確に書込みが行われ
ている場合はステップs16に進み、正確に書込みが行
われていない場合はステップs17に進む。
【0044】ステップs16では、ブザー10からブザ
ー音が1回だけ鳴らされて、LED部9のO−LEDが
消灯される。これによって、EPROM15からフラッ
シュROM3に各プログラムが正常に書込まれたことが
報知される。
【0045】ステップs17では、ブザー10からブザ
ー音が一定間隔で鳴らされてLED部9のE−LEDが
点灯される。ステップs18では、設定スイッチ7の設
定に基づいて、エラー印字を行うかが判断される。設定
スイッチ7によってエラー印字を行うことが設定されて
いる場合は、ステップs19に進む。エラー印字を行う
ことが設定されていない場合は、ステップs22に進
み、エラー印字が行われずに、E−LEDの点灯だけ
で、フラッシュROM3への書込みに異常があったこと
が報知される。
【0046】ステップs19では、エラー印字モード
が、エラー印字E1に設定されているかが判断される。
エラー印字E1である場合はステップs20に進み、エ
ラー印字E1でない場合、すなわちエラー印字E2であ
る場合はステップs21に進む。
【0047】図5は、エラー印字E1によって印字され
たエラーデータの印字例を示す図である。ステップs2
0では、エラー印字E1に基づいて、プリンタ部11で
印字が行われる。エラー印字E1では、上述のステップ
s14で行われたEPROM15とフラッシュROM3
との照合結果に基づいて、エラーとなったデータだけ
が、プリンタ部11において印字される。図5に示され
るように、印字されるデータは、ブロック番号21、ア
ドレス22、EPROM15のデータである正規データ
23およびエラーデータ24である。したがって、フラ
ッシュROM3への書込みが正常に行われない異常終了
である場合には、E−LEDの点灯だけでなくエラーと
なったデータが印字されるので、操作者は異常箇所が確
認でき、適切な対処を行うことができる。
【0048】図6は、エラー印字E2によって印字され
たエラーデータの印字例を示す図である。ステップS2
1では、エラー印字モードE2に基づいて、プリンタ部
11で印字が行われる。エラー印字E2では、上述のス
テップs14で行われたEPROM15とフラッシュR
OM3との照合結果に基づいて、エラーとなったブロッ
クのデータが、プリンタ部11において印字される。し
たがって、実質はエラーではないデータも印字される。
図6に示されるように、印字されるデータは、ブロック
番号21、アドレス22、EPROM15のデータであ
る正規データ23およびエラーデータ24である。
【0049】したがって、フラッシュROM3への書込
みが正常に行われない異常終了である場合には、E−L
EDの点灯だけでなくエラーとなったブロックのデータ
が印字されるので、操作者は異常箇所が確認でき、適切
な対処を行うことができる。さらに、エラーとなったデ
ータだけでなくブロック単位で確認することができるの
で、エラーとなったデータ箇所を特定することができ
る。
【0050】ステップs22では、電源からマイクロコ
ンピュータ装置1への電力供給が停止される。上述のス
テップs16において、フラッシュROM3への書込み
が正常に行われた後では、後述するように電力供給が停
止された後、切換スイッチ17が導通されて、EPRO
M15が、設定部16から取外される。フラッシュRO
M3への書込みが異常終了であった場合は、電力供給が
停止される前に異常終了の対処が行われるか、または電
力供給停止後に対処が行われる。
【0051】以下に、フラッシュROM3への書込みが
正常に行われた後の処理について説明する。切換スイッ
チ17が操作されて導通すると、ステップs1からステ
ップs23に進む。ステップs23では、設置部6に設
置されているEPROM15が取り外される。
【0052】ステップs24では、JキーおよびRキー
が同時に押下された状態で、マイクロコンピュータ装置
1の電源スイッチが操作され、マイクロコンピュータ装
置1に電力が供給される。ステップs25では、LED
部9のP−LEDが点灯され、切換回路5が動作され
る。ステップs26では、切換え回路5から与えられる
CPU2のモード端子に与えられる信号に基づいて、C
PU2のメモリ空間の全エリアのデータバス幅が16ビ
ットに設定される。
【0053】ステップs27では、図2に示されるよう
に、CPU2のメモリ空間のエリア0がフラッシュRO
M3用に設定され、エリア5が未使用となる。ステップ
s28では、フラッシュROM3に記憶されている装置
のIPLプログラムp1が、CPU2に読出されて、実
行される。さらに続いてマイクロコンピュータ装置1の
動作プログラムp2〜p7がCPU2に読出されて実行
され、マイクロコンピュータ装置1の各種初期設定が行
われる。このマイクロコンピュータ装置1の各種初期設
定が行われた後、プリンタ部11で「MASTER R
ESET」が印字される。これによって、マイクロコン
ピュータ装置1の各種初期設定の終了が報知される。
【0054】図7は切換回路5の電気的内部構成を示す
ブロック図である。切換回路5は、抵抗Rと、インバー
タ回路31と、AND(論理積)回路32,33と、N
AND(否定論理積)回路34と、NOR(否定論理
和)回路35とで構成される。切換回路5には、上述し
たように、切換スイッチ17が接続される。この切換ス
イッチ17の操作によって、第1モードの動作が行われ
るか、第2モードおよび第3モードの動作が行われるか
が決定される。
【0055】なお表1および2では、各端子および各回
路の参照符号で説明する。切換スイッチについては、ス
イッチング状態を示す。モード端子MD1およびMD2
については、入力される信号の信号レベルが示される。
なお、表1では、ハイレベルは‘H’、ローレベルは
‘L’で示す。また表1の(31)は、インバータ回路
31の出力を示す。
【0056】
【表1】
【0057】表1の2行目に示されるように、切換スイ
ッチ17が導通された状態で、マイクロコンピュータ装
置1の図示しない電源スイッチが操作されて、電源から
電力がマイクロコンピュータ装置1に供給される。電力
が供給されると、切換回路5の抵抗Rの一端子に5Vの
電圧が印加される。抵抗Rの他端子に接続される切換ス
イッチ17は導通されているので、ローレベルの信号
が、CPU2に設けられるモード端子MD1およびイン
バータ回路31に与えられる。またインバータ回路31
から出力されるハイレベルの信号が、CPU2のモード
端子MD2に与えられる。これによって、CPU2のメ
モリ空間の全エリア0〜7のデータバス幅が、16ビッ
トに設定され、マイクロコンピュータ装置1において、
第1モードの動作が行われる。
【0058】また表1の3行目に示されるように、切換
スイッチ17が開放された状態で、マイクロコンピュー
タ装置1の図示しない電源スイッチが操作されて、電源
から電力がマイクロコンピュータ装置1に供給される。
電力が供給されると、切換回路5の抵抗Rの一端子に5
Vの電圧が印加される。抵抗Rの他端子に接続される切
換スイッチ17は開放されているので、ハイレベルの信
号がインバータ回路31に与えられる。またインバータ
回路31から出力されるローレベルの信号は、CPU2
のモード端子MD2に与えられる。したがって、CPU
2のメモリ空間の全エリア0〜7のデータバス幅が8ビ
ットに設定され、マイクロコンピュータ装置1におい
て、第2モードおよび第3モードの動作が行われる。
【0059】表2は、切換えスイッチ17のON状態お
よびOFF状態において、CPU2から出力されるメモ
リ空間のエリア0を指定する第1セレクト信号/ROS
およびエリア5を指定する第2セレクト信号/FRWS
の信号レベルと、AND回路32,33と、第1チップ
セレクト信号/ROSPおよび第2チップセレクト信号
/ROSFの信号レベルとの関係を示す表である。な
お、表2ではハイレベルは‘H’、ローレベルは‘L’
で示す。
【0060】
【表2】
【0061】表2の2行目に示されるように、切換スイ
ッチ17のOFF状態、すなわち第1および第2モード
において、表1の3行目に示される各信号レベルがモー
ド端子MD1およびMD2にそれぞれ与えられると、C
PU2は、メモリ空間のエリア0を指定するローレベル
の第1セレクト信号/ROSと、エリア5を指定しない
ハイレベルの第2セレクト信号/FRWSとを出力す
る。
【0062】AND回路32の一方入力端子には、イン
バータ回路31に与えるハイレベルの信号が反転されて
与えられ、他方入力端子には第1セレクト信号/ROS
が反転されて与えられる。したがってAND回路32
は、ハイレベルの信号をNOR回路35に出力する。
【0063】AND回路33の一方入力端子にはインバ
ータ回路31からの出力であるローレベルの信号が反転
されて与えられ、他方入力端子には第2セレクト信号/
FRWSが反転されて与えられる。したがってAND回
路33は、ローレベルの信号をNOR回路35に出力す
る。
【0064】NOR回路35の一方入力端子にはAND
回路32からの出力が与えられ、他方入力端子にはAN
D回路33からの出力が与えられる。これによって、N
OR回路35は、ハイレベルの第2チップセレクト信号
/ROSFをフラッシュROM3に出力する。
【0065】NAND回路34の一方入力端子にはイン
バータ回路31からの出力であるローレベルの信号が反
転されて与えられ、他方入力端子には第1セレクト信号
/ROSが反転されて与えられる。したがってNAND
回路34は、ローレベルの第1チップセレクト信号/R
OSP信号をEPROM15に出力する。これによっ
て、メモリ空間のエリア0に対してEPROM15が選
択される。なお表2の3〜5行目についても、切換回路
5は、上述の表2の2行目で説明した動作と同様の動作
を行うので、表2の3〜5行目における切換回路5の動
作の詳細な説明は省略する。
【0066】表2の3行目に示されるように、切換スイ
ッチ17のOFF状態、すなわち第2および第3モード
において、CPU2は、メモリ空間のエリア0を指定し
ないハイレベルの第1セレクト信号/ROSと、エリア
5を指定するローレベルの第2セレクト信号/FRWS
とを出力する。これによって、ハイレベルの第1チップ
セレクト信号/ROSP信号がEPROM15に出力さ
れ、ローレベルの第2チップセレクト信号/ROSFが
フラッシュROM3に出力される。メモリ空間のエリア
5に対してフラッシュROM3が選択される。
【0067】表2の4行目に示されるように、切換スイ
ッチ17のON状態、すなわち第1モードにおいて、C
PU2は、メモリ空間のエリア0を指定するローレベル
の第1セレクト信号/ROSと、エリア5を指定しない
ハイレベルの第2セレクト信号/FRWSとを出力す
る。これによって、ハイレベルの第1チップセレクト信
号/ROSP信号がEPROM15に出力され、ローレ
ベルの第2チップセレクト信号/ROSFがフラッシュ
ROM3に出力される。メモリ空間のエリア0に対して
フラッシュROM3が選択される。
【0068】表2の5行目に示されるように、切換スイ
ッチ17のON状態、すなわち第1モードにおいて、C
PU2は、メモリ空間のエリア0を指定しないハイレベ
ルの第1セレクト信号/ROSと、エリア5を指定する
ローレベルの第2セレクト信号/FRWSとを出力す
る。これによって、ハイレベルの第1チップセレクト信
号/ROSP信号がEPROM15に出力され、ハイレ
ベルの第2チップセレクト信号/ROSFがフラッシュ
ROM3に出力される。メモリ空間のエリア5は、未使
用の状態に設定される。
【0069】図8は切換回路5の動作を説明するための
フローチャートである。ステップx1では、インバータ
回路31に与えられる信号がハイレベルであるかが判断
される。ハイレベルの場合はステップx1に進み、ロー
レベルの場合はステップx12に進む。
【0070】ステップx2では、CPU2のモード端子
MD1にはハイレベルの信号が与えられ、モード端子M
D2にはローレベルの信号が与えられる。これによっ
て、CPU2のメモリ空間の全エリア0〜7が8ビット
に設定され、第2および第3モードのいずれかの動作が
行われる。
【0071】ステップx3では、マイクロコンピュータ
装置1の電源ONが行われて、マイクロコンピュータ装
置1に電力供給開始時であるので、CPU2のメモリ空
間のエリア0を指定するローレベルの第1セレクト信号
/ROSが出力される。
【0072】ステップx4では、NAND回路34の出
力がローレベルであるかどうかが判断される。ローレベ
ルである場合はステップx5に進み、ハイレベルである
場合はステップx4に戻り、ローレベルになるまでステ
ップx4で待機される。ステップx5では、EPROM
15にローレベルの第1チップセレクト信号/ROSP
が与えられて、図2に示されるようにCPU2のメモリ
空間のエリア0にEPROM15が設定される。CPU
2は、EPROM15のIPLを読出して実行し、フラ
ッシュROM3の書換えが行われる。
【0073】ステップx6では、CPU2のメモリ空間
のエリア5を指定するローレベルの第2セレクト信号/
FRWSが出力される。AND回路33の2入力端子に
は、モード端子MD2に与えられる信号と、第2セレク
ト信号/FRWSとが与えられる。ステップx7では、
AND回路33の出力がハイレベルであるかどうかが判
断される。ハイレベルである場合はステップx8に進
み、ローレベルである場合はステップx7に戻り、ハイ
レベルになるまでステップx7で待機される。
【0074】ステップx8では、CPU2のメモリ空間
のエリア0を指定しないハイレベルの第1セレクト信号
/ROSが出力される。AND回路32の2入力端子に
は、モード端子MD1に与えられる信号と、第1セレク
ト信号/ROSとが与えられる。ステップx9では、A
ND回路32の出力がローレベルであるかどうかが判断
される。ローレベルである場合はステップx10に進
み、ハイレベルである場合はステップx9に戻り、ハイ
レベルになるまでステップx9で待機される。
【0075】ステップx10では、NOR回路35の出
力がローレベルであるかどうかが判断される。ローレベ
ルである場合はステップx11に進み、ハイレベルであ
る場合はステップx10に戻り、ハイレベルになるまで
ステップx10で待機される。ステップx11では、フ
ラッシュROM3にローレベルの第2チップセレクト信
号/ROSFが与えられて、図2に示されるようにCP
U2のメモリ空間のエリア5にフラッシュROM3が設
定される。
【0076】ステップx12では、CPU2のモード端
子MD1にはローレベルの信号が与えられ、モード端子
MD2にはハイレベルの信号が与えられる。これによっ
て、CPU2のメモリ空間の全エリア0〜7が16ビッ
トに設定され、第1モードの動作が行われる。
【0077】ステップx13では、マイクロコンピュー
タ装置1の電源ONが行われて、マイクロコンピュータ
装置1に電力供給開始時であるので、CPU2のメモリ
空間のエリア0を指定するローレベルの第1セレクト信
号/ROSが出力される。
【0078】ステップx14では、NAND回路34の
出力がハイレベルであるかどうかが判断される。ハイレ
ベルである場合はステップx15に進み、ローレベルで
ある場合はステップx14に戻り、ローレベルになるま
でステップx14で待機される。ステップx15では、
EPROM15にハイレベルの第1チップセレクト信号
/ROSPが与えられて、CPU2のメモリ空間のエリ
ア0にはEPROM15が設定されない。
【0079】ステップx16では、CPU2のメモリ空
間のエリア5を指定しないハイレベルの第2セレクト信
号/FRWSが出力される。AND回路33の2入力端
子には、モード端子MD2に与えられる信号と、第2セ
レクト信号/FRWSとが与えられる。ステップx17
では、AND回路33の出力がローレベルであるかどう
かが判断される。ローレベルである場合はステップx1
8に進み、ハイレベルである場合はステップx17に戻
り、ローレベルになるまでステップx17で待機され
る。
【0080】ステップx18では、AND回路32の2
入力端子には、モード端子MD1に与えられる信号と、
第1セレクト信号/ROSとが与えられる。ステップx
19では、AND回路32の出力がハイレベルであるか
どうかが判断される。ハイレベルである場合はステップ
x20に進み、ローレベルである場合はステップx19
に戻り、ハイレベルになるまでステップx19で待機さ
れる。
【0081】ステップx20では、NOR回路35の出
力がローレベルであるかどうかが判断される。ローレベ
ルである場合はステップx21に進み、ハイレベルであ
る場合はステップx20に戻り、ハイレベルになるまで
ステップx20で待機される。ステップx21では、フ
ラッシュROM3にローレベルの第2チップセレクト信
号/ROSFが与えられて、図2に示されるようにCP
U2のメモリ空間のエリア0にフラッシュROM3が設
定される。
【0082】上述のように切換回路5が動作することに
よって、第2および第3モードにおいて、CPU2のメ
モリ空間のエリア0に対してはEPROM15が設定さ
れ、メモリ空間のエリア5に対してはフラッシュROM
3との設定がされる。また第1モードにおいて、CPU
2のメモリ空間のエリア0に対してはフラッシュROM
3が設定される。これによって、フラッシュROM3に
対して書換えを行う場合に、設置部6にEPROM15
を設置し、切換スイッチ17のスイッチをOFF状態に
設定する簡単な操作で行うことができる。
【0083】図9は、フラッシュROM3の記憶内容と
EPROM15の記憶内容との照合および書換えにおけ
るマイクロコンピュータ装置1の動作を示すフローチャ
ートである。図9に示されるフローチャートは、フラッ
シュROM3の記憶内容とEPROM15の記憶内容と
の照合結果に基づいて、書換えを行う第3モードにおけ
る動作を説明するものである。図3に示されるように、
フラッシュROM3に記憶されるデータは7つのブロッ
ク、すなわち記憶領域に記憶され、異常箇所が検出され
る記憶領域を記憶領域E、すなわちブロック番号2であ
る場合を想定する。
【0084】ステップy1では、EPROM15のIP
LがCPU2に実行されることによって、フラッシュR
OM3の記憶内容とEPROM15の記憶内容との照合
が行われる。EPROM15の記憶領域Bのマイクロコ
ンピュータ装置1のIPLプログラムp1と、フラッシ
ュROM3の記憶領域DのIPLプログラムp1とが照
合されるように、上述の照合は、フラッシュROM3の
ブロック単位ごとに行われる。
【0085】ステップy2では、照合によってフラッシ
ュROM3に異常箇所の検出されたブロックであるかが
判断される。異常箇所の検出されたブロックである場合
はステップy3に進み、異常箇所の検出されたブロック
ではない場合はステップy4に進む。
【0086】ステップy3では、異常箇所の検出された
ブロックのブロック番号が、RAM4に記憶される。ス
テップy4では、照合が行われるブロックが、次のブロ
ックに移動される。ステップy5では、ブロック単位で
行われる照合が完了したかどうかが判断される。完了し
た場合はステップy6に進み、完了しない場合はステッ
プy1に戻る。これによってRAM4には、異常箇所の
有るブロックとして、ブロック番号2が記憶される。
【0087】ステップy6では、RAM4に記憶された
ブロック番号が読出される。ステップy7では、異常箇
所の検出されたブロックがあるかどうかが判断される。
ブロックがある場合はステップy8に進み、ブロックが
ない場合はステップy15に進む。
【0088】ステップy8では、LED部9のO−LE
Dが点滅する。ステップy9では、フラッシュROM3
のブロック番号2の異常箇所の有るブロックのデータが
消去される。ステップy10では、フラッシュROM3
の消去が正確に行われたかが確認される。消去が正確に
行われている場合はステップy11に進み、消去が正確
に行われていない場合はステップy16に進む。
【0089】ステップy11では、ブロック番号2の異
常箇所の有るブロックに記憶されていたマイクロコンピ
ュータ装置1の動作プログラムp2が、EPROM15
の記憶領域Cから読出され、ブロック番号2のブロック
が書換えられる。
【0090】ステップy12では、フラッシュROM3
に対するデータの書込みが完了したかが判断される。完
了している場合はステップy13に進み、完了していな
い場合はステップy11に戻る。
【0091】ステップy13では、EPROM15の記
憶領域Cのマイクロコンピュータ装置1の動作プログラ
ムp1とフラッシュROM3のブロック番号2のブロッ
クに記憶される記憶内容とが、それぞれ照合される。
【0092】ステップy14では、照合結果によって、
フラッシュROM3のブロック番号2のブロックに、マ
イクロコンピュータ装置1の動作プログラムp1の書込
みが正確に行われたかが確認される。異常なく正確に書
込みが行われている場合はステップy15に進み、正確
に書込みが行われていない場合はステップy16に進
む。
【0093】ステップy15では、ブザー10からブザ
ー音が1回だけ鳴らされて、LED部9のO−LEDが
消灯される。これによって、フラッシュROM3に異常
箇所を有するブロックがないこと、またはEPROM1
5からフラッシュROM3にが異常なく正確に書込みが
行われたことが報知される。
【0094】ステップy16では、ブザー10からブザ
ー音が一定間隔で鳴らされてLED部9のE−LEDが
点灯される。ステップy17では、設定スイッチ7の設
定に基づいて、エラー印字を行うかが判断される。設定
スイッチ7によってエラー印字を行うことが設定されて
いる場合は、ステップy18に進む。エラー印字を行う
ことが設定されていない場合は、ステップy21に進
み、エラー印字が行われずに、E−LEDの点灯だけ
で、フラッシュROM3への書込みに異常があったこと
が報知される。
【0095】ステップy18では、エラー印字モード
が、エラー印字E1に設定されているかが判断される。
エラー印字E1である場合はステップy19に進み、エ
ラー印字E1でない場合、すなわちエラー印字E2であ
る場合はステップy20に進む。
【0096】ステップy19では、図5に示されるよう
に、エラー印字E1に基づいて、プリンタ部11で印字
が行われる。ステップy20では、図6に示されるよう
にエラー印字モードE2に基づいて、プリンタ部11で
印字が行われる。ステップy22では、図示しない電源
スイッチが操作されて、電源からマイクロコンピュータ
装置1への電力供給が停止される。
【0097】上述のように、CPU2によって、マイク
ロコンピュータ装置1が動作されて、フラッシュROM
3の異常のあるブロックだけが書換えられる。したがっ
て、正常なブロックに対しては書換えを行うことがない
ので、効率的にフラッシュROM3の修復を行うことが
できる。またフラッシュROM3などの書換え回数に制
限の有るメモリに対して、信頼性を向上させることがで
きる。
【0098】またインタフェイス部12において、情報
処理装置から送信されるデータに基づいて、フラッシュ
ROM3に記憶されるマイクロコンピュータ装置1のI
PLプログラムp1などを書換えることが可能であり、
以下に説明する。
【0099】マイクロコンピュータ装置1が、情報処理
装置と通信可能な状態、すなわちオンラインモードに設
定される。インタフェイス部12に接続される情報処理
装置から予め設定された送受信手順によって、マイクロ
コンピュータ装置1に、フラッシュROM3の書換えコ
マンド、マイクロコンピュータ装置1の動作プログラム
データ、フラッシュROM3の書換えデータ送信終了コ
マンドが順次送信される。
【0100】マイクロコンピュータ装置1において、情
報処理装置から受信したフラッシュROM3の書換えコ
マンドに基づいて、フラッシュROM3のマイクロコン
ピュータ装置1のIPLプログラムp1がRAM4内に
記憶される。RAM4に記憶されると、RAM4内に記
憶されたマイクロコンピュータ装置1のIPLプログラ
ムp1内に含まれるフラッシュROM3の書換えコマン
ドが実行される。これによって、受信されたデータに含
まれるフラッシュROM3の書換えブロック指定データ
に基づいて、マイクロコンピュータ装置1の動作プログ
ラムが、フラッシュROM3に順次書込まれる。フラッ
シュROM3の書換えデータ送信終了コマンドが受信さ
れると、フラッシュROM3の書換えが終了する。書換
えが終了すると、ソフトウェアリセットコマンドによっ
て、前述のマイクロコンピュータ装置1の電源ON時と
同一の初期化が行われて、マイクロコンピュータ装置1
が、オンラインモードに設定される。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、書換え可能な不揮発性
メモリに書込まれる実行プログラムに異常が発生した場
合に、不揮発性メモリ素子が接続部材に装着されると、
制御手段は、不揮発性メモリ素子に格納されている書換
え動作用プログラムに従って、書換え可能な不揮発性メ
モリの書込まれている内容を消去し、不揮発性メモリ素
子に格納されている実行プログラムを、書換え可能な不
揮発性メモリに直接的に転送する。したがって、不揮発
性メモリ素子を接続する接続部材は、従来技術に必要で
あるインタフェイスおよびコネクタ等の代わりに、RO
Mソケットなどの簡易な構成で実現されるので、回路規
模の小さい簡易な構成で、不揮発性メモリの書換えを行
うことができる。また不揮発性メモリ素子に書込まれて
いるプログラムを、RAMなどのメモリに一旦記憶する
必要がないので、効率的に不揮発性メモリの書換えを行
うことができる。
【0102】また本発明によれば、書換え可能な不揮発
性メモリに書込まれている実行プログラムに異常が発生
する場合に、リセット状態からマイクロコンピュータ装
置が起動されると、切換回路は、不揮発性メモリ素子を
中央処理装置のメモリ空間の初期動作用メモリ領域に配
置する。したがって、不揮発性メモリの書換え動作が行
われる。簡易な構成の切換回路と接続部材とで不揮発性
メモリの書換えを行うことができるので、インタフェイ
スおよびコネクタ等を用いた従来技術に比べて、回路規
模を縮小することができる。
【0103】また本発明によれば、書換え動作時に、中
央処理装置のデータバス幅が、不揮発性メモリ素子のデ
ータバス幅となるように、切換えられる。したがって、
中央処理装置のデータバス幅よりも小さいデータバス幅
の不揮発性メモリ素子を用いて、不揮発性メモリの書換
えを行うことができるので、中央処理装置のデータバス
幅と同一のデータバス幅のメモリなどを用いている従来
技術と比較して、回路規模を縮小することができる。
【0104】また本発明に従えば、異常検出手段は、不
揮発性メモリに記憶される実行プログラムの異常を検出
する。制御手段は、異常検出手段の検出結果に応じて、
異常の検出された不揮発性メモリのブロックだけを書換
える。したがって、書換え制限のある不揮発性メモリに
対して、異常検出がされるブロックだけを書換えるの
で、装置全体の耐久時間が向上し、信頼性を向上するこ
とができる。
【0105】また本発明によれば、データの異常箇所な
どの照合結果が操作者に報知されるので、操作者は不揮
発性メモリの実行プログラムの異常に対して迅速かつ正
確に対処することができ、実行プログラムの異常部分を
迅速かつ正確に修復することができる。
【0106】また本発明によれば、ブロックにおけるデ
ータの異常箇所などが操作者に報知されるので、操作者
は不揮発性メモリの実行プログラムの異常をブロック単
位で確認することができ、迅速かつ正確に実行プログラ
ムの異常部分を修復することができる。
【0107】また本発明によれば、不揮発性メモリの異
常に対する回復の有無などが報知されるので、操作者は
その回復結果に応じて迅速かつ適切に実行プログラムの
異常部分の修復の対処をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるマイクロコンピュ
ータ装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】CPU2のメモリ空間の構成を示す図である。
【図3】EPROM15およびフラッシュROM3の記
憶状態の構成を示す図である。
【図4】マイクロコンピュータ装置1の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】エラー印字E1によって印字されたエラーデー
タの印字例を示す図である。
【図6】エラー印字E2によって印字されたエラーデー
タの印字例を示す図である。
【図7】切換回路5の電気的内部構成を示すブロック図
である。
【図8】切換回路5の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図9】フラッシュROM3の記憶内容とEPROM1
5の記憶内容との照合および書換えにおけるマイクロコ
ンピュータ装置1の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ装置 2 CPU 3 フラッシュROM 4 RAM 5 切換回路 6 設置部 9 LED部 10 ブザー 11 プリンタ部 15 EPROM 17 切換スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置と、 前記中央処理装置の実行プログラムが予め書込まれる書
    換え可能な不揮発性メモリとを備えるマイクロコンピュ
    ータ装置において、 書換え可能な不揮発性メモリの書換え動作用プログラム
    と、書換えるべき実行プログラムとが予め格納される不
    揮発性メモリ素子と、 前記不揮発性メモリ素子を着脱可能な接続部材と、 前記接続部材に前記不揮発性メモリ素子を挿入すること
    によって、不揮発性メモリ素子に格納されている書換え
    動作用プログラムに従って、書換え可能な不揮発性メモ
    リの記憶内容の消去と、不揮発性メモリ素子に格納され
    ている書換えるべき実行プログラムの書換え可能な不揮
    発性メモリへの転送による書込み動作とを行うように制
    御する制御手段とを含むことを特徴とする書換え可能な
    不揮発性メモリを備えるマイクロコンピュータ装置。
  2. 【請求項2】 通常動作時に、前記書換え可能な不揮発
    性メモリを、前記中央処理装置のアクセスするメモリ空
    間のうちでリセット状態からの起動時にアクセスする初
    期動作用メモリ領域に配置し、 書換え動作時に書換え可能な不揮発性メモリを初期動作
    用メモリ領域とは異なるメモリ領域に配置し、前記不揮
    発性メモリ素子を初期動作用メモリ領域に配置するよう
    に切換える切換手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の書換え可能な不揮発性メモリを備えるマイクロコ
    ンピュータ装置。
  3. 【請求項3】 前記不揮発性メモリ素子のデータバス幅
    は、前記中央処理装置のデータバス幅よりも小さく、 書換え動作時に、中央処理装置は不揮発性メモリ素子か
    ら格納されているデータを読出すときに、データバス幅
    を小さく切換えることを特徴とする請求項1または2記
    載の書換え可能な不揮発性メモリを備えるマイクロコン
    ピュータ装置。
  4. 【請求項4】 前記書換え可能な不揮発性メモリに格納
    されている実行プログラムについて、予め定める大きさ
    のブロック単位で前記実行プログラムの異常を検出する
    異常検出手段を備え、 前記制御手段は、前記異常検出手段によって、実行プロ
    グラムの異常が検出されたブロックに対してだけ、実行
    プログラムの書換えを行うように制御することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の書換え可能な不揮
    発性メモリを備えるマイクロコンピュータ装置。
  5. 【請求項5】 前記異常検出手段は、 前記書換え可能な不揮発性メモリの記憶内容と前記不揮
    発性メモリ素子の記憶内容とのデータ照合を行うデータ
    照合手段と、 前記データ照合手段の出力に応答して、照合結果を記憶
    する照合結果記憶手段と、 前記照合結果記憶手段に記憶された照合結果を出力する
    照合結果出力手段とを備えることを特徴とする請求項4
    記載の書換え可能な不揮発性メモリを備えるマイクロコ
    ンピュータ装置。
  6. 【請求項6】 前記異常検出手段は、 実行プログラムの異常が検出されたブロックについての
    情報を出力するブロック情報出力手段を備えることを特
    徴とする請求項4または5記載の書換え可能な不揮発性
    メモリを備えるマイクロコンピュータ装置。
  7. 【請求項7】 前記異常検出手段は、 前記書換え可能な不揮発性メモリの異常が検出されたブ
    ロックについて、制御手段による書換えの終了後、異常
    から回復したか否かを検出し、 検出結果を報知する回復報知手段を備えることを特徴と
    する請求項4〜6のいずれかに記載の書換え可能な不揮
    発性メモリを備えるマイクロコンピュータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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