JPH09305394A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH09305394A
JPH09305394A JP8123111A JP12311196A JPH09305394A JP H09305394 A JPH09305394 A JP H09305394A JP 8123111 A JP8123111 A JP 8123111A JP 12311196 A JP12311196 A JP 12311196A JP H09305394 A JPH09305394 A JP H09305394A
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JP
Japan
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data
rewriting
area
memory
program
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JP8123111A
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Shigeru Sasaki
茂 佐々木
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Tamura Electric Works Ltd
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Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリのデータの書き換えを行う
場合、装置のコストアップを抑えながら容易に書き換え
できるようにする。 【解決手段】 フラッシュメモリ11のデータ書き換え
を行う書き換えプログラムを格納する第1のエリアと,
フラッシュメモリのデータ書き換え領域分の書き換え用
データを格納する第2のエリアとを有するROM31を
外部基板3に搭載し、外部基板が接続されると、CPU
12は第1のエリアの書き換えプログラムを実行し、フ
ラッシュメモリの前記データ書き換え領域を消去すると
共に、第2のエリアの書き換え用データをその消去領域
に転送して格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的書き込み及
び消去が可能なフラッシュメモリ内のプログラムデータ
の書き換えを行う電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の電子機器にはフラッシュメ
モリが多用されている。このフラッシュメモリは電源が
供給されなくなってもデータを保持することが可能な不
揮発性メモリであるため、本電子機器を制御するCPU
のプログラムデータ等、停電時のバックアップが必要な
データの格納に好適である。また、フラッシュメモリは
電気的に書き換え及び消去が可能なメモリであり、プロ
グラムデータ等の変更時に新たなデータに書き換えるこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年のフラッシ
ュメモリはプリント基板に直接ハンダ付けされているた
め、フラッシュメモリのプログラム等を変更する場合
は、そのフラッシュメモリを基板から取り除いて新規な
プログラム格納したフラッシュメモリに付け替えるとい
う面倒な作業が必要になるという欠点があった。また、
フラッシュメモリを基板に装着したまま、通信ポート等
からデータを伝送してフラッシュメモリの書き換えを行
う方法もあるが、この方法はフラッシュメモリを書き換
えるためのプログラムを予め別のメモリデバイスに格納
しておく必要があり、装置のコストアップを招くという
問題があった。従って本発明は、フラッシュメモリのデ
ータの書き換えを行う場合、装置をコストアップせずに
容易に書き換えを行うことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、メモリ(例えばフラッシュメモリ)
のデータの書き換えを行う書き換えプログラムを格納す
る第1のエリアと,メモリのデータ書き換え領域分の書
き換え用データを格納する第2のエリアとを有する不揮
発性メモリ(ROM)を搭載した外部基板を備え、制御
手段は所定の操作を検出すると接続された外部基板のR
OMの第1のエリアの書き換えプログラムを実行し、メ
モリのデータ書き換え領域を消去すると共に、第2のエ
リアの書き換え用データをその消去領域に転送して格納
するようにしたものである。また、ROMにメモリのデ
ータ書き換え領域を示すブロック番号を記憶する第3の
エリアを設けると共に、第2のエリアにはメモリのブロ
ック単位の書き換え用データを格納し、制御手段は、第
3のエリアに記憶されたブロック番号に従って第2のエ
リアの書き換えデータを読み出しメモリの対応するブロ
ックに転送するようにしたものである。
【0005】また、制御手段はメモリのデータと不揮発
性メモリのデータとを比較し双方のデータが異なる場合
に不揮発性メモリのデータをメモリに書き込むようにし
たものである。また、所定の操作が検出されると制御手
段は接続された外部基板に対し電源供給を行うと共に、
外部基板との間のアドレスバス及びデータバスを接続可
能にした後、書き換えプログラムを実行するものであ
る。また、メモリのデータ書き換えの終了後の所定の条
件によりメモリのプログラム実行処理に復帰させるリス
タート手段を設けたものである。また、表示手段と、メ
モリのデータ書き換えの正否をチェックするチェック手
段と、チェック手段のチェック結果がエラーとなる場合
に表示手段にエラー表示を行う表示制御手段とを設けた
ものである。また、外部基板に、電源供給表示及び前記
表示制御手段の制御に基づくエラー表示を行う表示器を
設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係る電子機器の要部構成
を示すブロック図である。同図において、1は電子機器
であり、3は電子機器1の後述するフラッシュメモリの
データを書き換えるための外部基板である。
【0007】ここで電子機器1は次のように構成されて
いる。即ち、11はプログラムデータやこの電子機器1
の機能を設定するための機能設定データ等のデータが格
納され電気的にデータの書込及び消去が可能な不揮発性
メモリであるフラッシュメモリである。なお、このフラ
ッシュメモリ11に代えて揮発性メモリであるSRAM
を電池等でバックアップし不揮発性メモリとして用いる
ようにしても良い。また、12はフラッシュメモリ1内
のプログラムを実行して所定の機能動作を行うCPU
(制御手段)、13はデータの一時的な記憶を行うSR
AM、14はアドレスバスAB及びデータバスDBの外
部基板3側へのアクセスを可能にするためのゲート、1
5は電源部、16は電源部15の電源を外部基板3へ供
給制御する電源制御部である。
【0008】また、17はフラッシュメモリ11のデー
タの書き換えを開始するためのスタートキー、18はフ
ラッシュメモリ11のデータ書き換えモード等へ移行さ
せるためのモードスイッチ、19はフラッシュメモリ1
1のデータ書き換え時のエラー表示等を行う表示手段、
20は外部基板3を接続するためのコネクタである。な
お、aは外部基板3の接続検出信号、bは電源制御信
号、cはゲート制御信号をそれぞれ示す。
【0009】次に、外部基板3は、フラッシュメモリ1
1の書き換え用プログラムデータと書き換えプログラム
とを有するROM31、電子機器1から供給された電源
の表示及び上述のデータ書き換え時のエラー表示等を行
うLED32、電子機器1との接続を行うコネクタ33
からなる。
【0010】ここで、電子機器1のフラッシュメモリ1
1のプログラムデータ等を変更する場合、変更するプロ
グラムデータ(書き換え用データ)と、このプログラム
データをフラッシュメモリ11に転送して書き込む書き
換えプログラムとを格納したROM31が搭載された外
部基板3をコネクタ33,20により電子機器1に接続
する。すると、その接続検出信号aが電子機器1のCP
U12に伝達される。この場合、CPU12は、この接
続検出信号aとスタートキー17の押下及びモードスイ
ッチ18の書き換えモードを条件に現在実行中の処理を
中断して、フラッシュメモリ11の後述する保護エリア
のプログラムを実行することによりまず電源制御部16
に制御信号bを送出して外部基板3に給電を行う。
【0011】続いて、ゲート制御信号cをゲート14に
送出してオンさせCPU12によるROM31のアクセ
スを可能にする。そしてこの状態でCPU12はROM
31内の書き換えプログラムを実行し、フラッシュメモ
リ11を消去した後、ROM31内のプログラムデータ
をフラッシュメモリ11に転送して書き込む。そして書
き込みが終了すると、フラッシュメモリ11の保護エリ
アのプログラムに処理を移して、外部基板3に対する給
電を停止し、かつゲート14をオフする。さらに、外部
基板3の取り外しを検出すると、中断した処理を再開す
るためにそのリスタートアドレスに処理を移行する。
【0012】このように、フラッシュメモリ11の書き
換え用データ及び書き換えプログラムを格納したROM
31を有する外部基板3を接続してフラッシュメモリ1
1のプログラムを書き換えるようにしたため、装置をコ
ストアップせずに容易にフラッシュメモリ11の書き換
えを行うことができる。また、フラッシュメモリ11の
書き換え中は、外部基板3のLED32は電源供給によ
って点灯するため、書き換え中か否かを容易に識別する
ことができる。
【0013】図2は、フラッシュメモリ11及びROM
31の構成を示す図である。フラッシュメモリ11は同
図(a)に示すように各セクタに分割されており、セク
タ「0」〜セクタ「n−1」には通常処理用のプログラ
ムデータが格納される。また、セクタ「n」には、パワ
ーオン時の初期処理を行うイニシャルプログラムPG1
と、フラッシュメモリ11に対するデータの書き換えを
開始するための書き換え開始プログラムPG2と、書き
換えに移行する際のチェックを行うチェック用プログラ
ムPG3と、外部基板3のROM31のプログラム実行
に移行するための処理移行プログラムPG4と、フラッ
シュメモリ11に正常にデータが書き込まれない場合に
エラー処理を行うエラー処理プログラムPG5と、フラ
ッシュメモリ11のデータが書き換えられた後にプログ
ラムエリアの処理を再開させるリスタート処理プログラ
ムPG6とが格納される。なお、このセクタ「n」が上
述した保護エリアであり、書き換え不可能なエリアであ
る。
【0014】一方、外部基板3のROM31は図2
(b)に示すように、プログラムエリアと、ステータス
エリアと、書き換え用プログラムエリアとが設けられて
いる。ここでプログラムエリアには、書き換え用プログ
ラムエリアのデータをフラッシュメモリ11の該当セク
タに転送して書き込む書き換えプログラムPG7と、デ
ータが正常に書き込まれたか否かをチェックするチェッ
ク用プログラムPG8と、フラッシュメモリ11への処
理に移行させる処理移行プログラムPG9とが格納され
ている。
【0015】また、ステータスエリアにはその先頭から
書き換え用プログラムが書き込まれる装置のコード(パ
スワード)及びその書き換え用プログラムの改版(レビ
ジョン)番号が格納されている。そして、続いてステー
タスエリアにはフラッシュメモリ11のセクタ番号に対
応しデータの書き換えを行うべき書き換えセクタ番号,
その番号に対応した書き換え用プログラムエリアのデー
タの格納アドレス及びそのデータのチェックサムが、各
書き換えセクタ毎に順次格納されている。CPU12
は、ROM31内の書き換え用プログラムをフラッシュ
メモリ11に書き込む場合、ステータスエリアの該当書
き換えセクタ番号に相当する格納アドレスに従って書き
換え用プログラムを読み出し、フラッシュメモリ11の
該当セクタに順次書き込む。
【0016】次に図3のフローチャートを参照して本電
子機器のデータ書き換え動作を具体的に説明する。ま
ず、電子機器1内のフラッシュメモリ11のデータ書き
換えを行う場合、予め書き換え用データ及び書き換えプ
ログラムがROM31に格納された外部基板3をコネク
タを介して電子機器1に接続すると共に、モードスイッ
チ18をデータ書き換えモードに設定し、かつスタート
キー17を押下する。フラッシュメモリ11内のセクタ
「0」〜「n−1」の何れかの通常プログラムを実行し
てステップS1で通常処理を行っているCPU12は、
定期的にスタートキー17の押下検出判断を行ってお
り、スタートキー17の押下が検出されステップS2で
「Y」となると、ステップS3で外部基板3との接続の
有無を接続検出信号bにより判断する。
【0017】ここで外部基板3との接続が検出される
と、CPU2はモードスイッチ18がデータ書き換えモ
ードになっているか否かをスイッチS4で判断する。そ
してモードスイッチ18がデータ書き換えモードに設定
されていれば、ステップS6で通常処理を終了するとと
もに、フラッシュメモリ11の保護エリアの書き換え開
始プログラムPG2を実行して、ステップS7でSRA
M13の書き換えステータスエリアに「スタートコー
ド」をセットする。その後、ステップS8で電源制御部
16を制御して外部基板3に電源を供給してLED32
を点灯表示させ、かつステップS9でゲート14に制御
信号cを送出してゲート14をオンさせて外部基板3の
バス(アドレスバスAB及びデータバスDB)をイネー
ブル状態にする。
【0018】このようにしてCPU12によるROM3
1のアクセスが可能になる。この場合、CPU13は保
護エリアのチェック用プログラムPG3を実行すること
により、ROM31のステータスエリアに記憶されてい
る装置コード及びレビジョン番号を読み出す。そしてそ
の装置コードがフラッシュメモリ11の保護エリアに予
め記憶されている本装置の番号と一致するか否かを判断
すると共に、さらにROM31のレビジョン番号と保護
エリアに記憶されている本装置のレビジョン番号との大
小比較(即ち、レビジョン番号の新旧比較)を行い、プ
ログラムエリアのデータの改版の必要があるか否かを判
断する(スイッチS10)。
【0019】ここで、装置コードが不一致となるかまた
はプログラムの改版が不要と判断される場合は、ステッ
プS10で「N」と判定され、この場合CPU12は外
部基板3のバスをディスエーブルとしさらに外部基板3
の給電を停止した後、ステップS1に戻って通常処理を
再開する。一方、ROM31から読み出した装置コード
が本装置のコードと一致しかつプログラムの改版が必要
と判断されスイッチS10で「Y」と判定される場合
は、CPU2はステップS11で保護エリアの処理移行
プログラムPG4を実行することにより、外部基板3の
ROM31のプログラムに処理を移行する。なお、旧い
レビジョン番号のプログラムに変更する場合もあるの
で、このような場合は、ROM31の書き換え用データ
と、フラッシュメモリ11のデータとを順次比較照合し
双方のデータが不一致となる場合に、外部基板3のRO
M31のプログラムに処理を移行する。
【0020】この場合、CPU12はROM31の書き
換えプログラムPG7を実行することによりステップS
12でステータスエリアの書き換えセクタ番号及び格納
アドレスを読み出し、このセクタ番号に相当するフラッ
シュメモリ11のセクタにステップS13で「00」ま
たは「FF」H(16進)の何れかのデータを書き込む
ことにより該当セクタを消去する。そして、ステップS
14でそのセクタに相当するROM31内の書き換え用
プログラムエリアのセクタのデータをその格納アドレス
に従って読み出しフラッシュメモリ11の対応するセク
タに書き込む処理を実行する。こうしてフラッシュメモ
リ11の1つのセクタについてプログラムデータが書き
換えられる。
【0021】その後、チェック用プログラムPG8を実
行することにより、フラッシュメモリ11に書き込んだ
データを読み出してこの読み出しデータと書き込む前の
データとの一致を比較するベリファイ処理を行ってステ
ップS15で双方のデータ間の一致の有無を判断する。
そして、双方のデータが一致すると、フラッシュメモリ
11に書き込まれたデータのチェックサム演算結果と、
ROM31のステータスエリアに記憶されている該当セ
クタデータのチェックサムとを比較し、双方のチェック
サムが一致してステップS16の判定が「Y」となる
と、ステップS17で書き換えの終了を判断する。
【0022】ここで次の書き換えセクタがある場合は、
ステップS12に戻ってその書き換えセクタ番号を同様
にROM31のステータスエリアから読み出し、フラッ
シュメモリ11の該当セクタを消去したうえ(ステップ
S13)、該当セクタに同様にROM31の該当書き換
えデータを転送して書き込む(ステップS14)。その
後、該当書き込みデータについてのベリファイ及びチェ
ックサム判断を同様に行って、これらが正常な場合は、
次のセクタの書き換え処理を行う。こうしてROM31
の各書き換えセクタのデータがフラッシュメモリ11の
各セクタに順次書き込まれることによりフラッシュメモ
リ11の各セクタのデータが順次書き換えられる。そし
て、ROM31の全てのプログラムデータがフラッシュ
メモリ11に書き込まれ、ステップS17の判定が
「Y」となると、CPU12はステップS18でSRA
M13の書き換えステータスエリアに正常終了コードを
セットしステップS20に移行する。
【0023】一方、フラッシュメモリ11に書き込んだ
データと書き込む前のデータとが不一致となりステップ
S15で「N」と判定される場合、または双方のデータ
のチェックサムが不一致となりステップS16で「N」
と判定される場合は、ステップS19でSRAM13の
書き換えステータスエリアにエラーコードをセットした
後直ちにステップS20に移行する。ステップS20で
はROM31の処理移行プログラムPG9を実行するこ
とによりフラッシュメモリ11のプログラムに処理を移
行する。
【0024】この場合、CPU12はフラッシュメモリ
11の保護エリアのチェック用プログラムPG3を実行
することにより、ステップS21で電源制御部16を制
御して外部基板3への電源供給を停止させ、かつステッ
プS22でゲート14を制御して外部基板3へのバスを
ディスエーブルにする。その後、保護エリアのエラー処
理プログラムPG5の実行により、ステップS23でS
RAM13の書き換えステータスエリアを内容を読み出
して、正常終了コードがセットされているか否かをステ
ップS24で判断する。
【0025】ここで書き換えステータスエリアにエラー
コードがセットされていれば、ステップS25で表示手
段19にエラー表示を行い、さらに外部基板3の電源供
給状態を点灯表示しているLED32に対しても点滅表
示を行ったのちステップS26で再書き込み待ちとな
る。このような再書き込み待ち状態でスタートキー17
が再び押下されるとステップS3以降の書き換え処理を
再び実行する。また、書き換えステータスエリアに正常
終了コードがセットされておりステップS24で「Y」
と判定される場合は、保護エリアの所定領域にROM3
1のレビジョン番号を記憶したうえ、CPU12は保護
エリアのリスタート処理プログラムPG6を実行して、
ステップS27で通常処理を再開する。
【0026】このようにフラッシュメモリ11のデータ
を書き換える場合、ROM31のステータスエリアにデ
ータを書き換えるべきセクタ番号を記憶し、その書き換
えセクタ番号に従ったフラッシュメモリ11のセクタの
みデータを書き換えるため、書き換えが不要な部分は書
き換えが行われず、従って書き換え時間を短縮すること
ができる。
【0027】なお、書き込み処理の終了後の上記リスタ
ート処理PG6としては、本実施の形態のように通常処
理に復帰させる方法の他に、CPU12がプログラムの
実行中に定期的に行っているフォッチドッグ回路21へ
のアクセスを停止することにより、ウオッチドック回路
21からリセット回路22に起動をかけてCPU12を
リセットさせ、フラッシュメモリ11のプログラムに復
帰させる方法がある。この場合、CPU12はリセット
された後にフラッシュメモリ11のイニシャルプログラ
ムから実行し、その後各セクタのプログラムを実行す
る。また、書き込み処理の終了後にCPU12を待機状
態させ、本電子機器の電源部15のオフ→オンに基づく
パワーオン信号によりリセット回路21からCPU12
をリセットさせ、同様にCPU12をフラッシュメモリ
11のプログラムに復帰させる方法もある。
【0028】また、書き換えプログラムの起動方法とし
ては、本実施の形態のようなスタートキー17の押下の
他に、外部基板3が接続されている状態で電源を投入し
て起動する方法、外部基板3が接続されている状態でス
タートキー17を押下しながら電源を投入して起動する
方法、及び通常処理中に外部基板3を接続することによ
り起動する方法がある。また、モードスイッチ18を書
き換えモードに設定することのみにより行っても良い。
【0029】なお、本実施の形態では、フラッシュメモ
リ11のデータ書き換えは各セクタ毎に行っているが全
セクタ一括して行うようにしても良い。また、プログラ
ムデータの他に本装置の機能を定める機能設定データの
書き換えを行うようにしても良い。また、表示手段19
としては、LEDやLCDの他に、トーン信号等を送出
するトーン発生器等がある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
モリのデータの書き換えを行う書き換えプログラムを格
納する第1のエリアと,メモリのデータ書き換え領域分
の書き換え用データを格納する第2のエリアとを有する
ROMを搭載した外部基板を設け、所定の操作を検出す
ると接続された外部基板のROMの第1のエリアの書き
換えプログラムを実行し、メモリのデータ書き換え領域
を消去すると共に、第2のエリアの書き換え用データを
その消去領域に格納するようにしたので、フラッシュメ
モリ等のメモリのプログラム等を変更する場合、メモリ
の付け替えを行う必要がなく、また装置内に予め別のメ
モリデバイスを用意してそのデバイスに書き換えプログ
ラムを常駐させる必要もないことから、装置をコストア
ップせずに容易にデータを書き換えできる。また、書き
換えを必要とする領域のみデータを書き換えることが可
能になる。また、ROMにメモリのデータ書き換え領域
を示すブロック番号を記憶する第3のエリアを設けると
共に、第2のエリアにはメモリのブロック単位の書き換
え用データを格納し、第3のエリアに記憶されたブロッ
ク番号に従って第2のエリアの書き換えデータを読み出
しメモリの対応するブロックに転送するので、書き換え
を必要とする領域のデータを確実に書き換えることがで
きる。
【0031】また、メモリのデータと不揮発性メモリの
データとを比較し双方のデータが異なる場合に不揮発性
メモリのデータをメモリに書き込むので、必要なデータ
のみを確実にメモリに書き込むことが可能になる。ま
た、接続された外部基板に対し電源供給を行うと共に、
外部基板との間のアドレスバス及びデータバスを接続可
能にした後に書き換え処理に移行するので、外部基板接
続時にCPUやROMの破壊等を防止できる。また、メ
モリのデータ書き換えの終了後の所定の条件によりメモ
リのプログラム実行処理に復帰させるようにしたので、
CPUは新たに書き換えられたメモリのプログラム処理
に確実かつ速やかに移行できる。また、表示手段と、メ
モリのデータ書き換えの正否をチェックするチェック手
段とを設け、チェック手段のチェック結果がエラーとな
る場合に表示手段にエラー表示を行うようにしたので、
データの書き換えの正否を的確に認識できる。また、外
部基板に、電源供給表示及び前記表示制御手段の制御に
基づくエラー表示を行う表示器を設けたので、外部基板
が稼働中であることを容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子機器の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 電子機器のフラッシュメモリ及び外部基板の
ROMの各データ構成を示す図である。
【図3】 電子機器のCPUのデータ書き換え動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電子機器、3…外部基板、11…フラッシュメモ
リ、12…CPU、14…ゲート、16…電源制御部、
19…表示手段、31…ROM、32…LED。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが格納されると共に、前記データ
    の書き換えが可能なメモリと、前記メモリをアクセスし
    て所定の処理を行うCPUとからなる電子機器におい
    て、 前記メモリのデータの書き換えを行う書き換えプログラ
    ムを格納する第1のエリアと,前記メモリのデータ書き
    換え領域分の書き換え用データを格納する第2のエリア
    とを有する不揮発性メモリを搭載した外部基板と、所定
    の操作を検出すると接続された外部基板の不揮発性メモ
    リの第1のエリアの書き換えプログラムを実行し、前記
    メモリの前記データ書き換え領域を消去すると共に、第
    2のエリアの書き換え用データを該消去領域に転送して
    格納する制御手段とを備えたことを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記不揮発性メモリに前記メモリのデータ書き換え領域
    を示すブロック番号を記憶する第3のエリアを設けると
    共に、前記第2のエリアには前記メモリのブロック単位
    の書き換え用データを格納し、制御手段は、第3のエリ
    アに記憶されたブロック番号に従って第2のエリアの書
    き換えデータを読み出し前記メモリの対応するブロック
    に転送することを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 制御手段は前記メモリのデータと前記不揮発性メモリの
    データとを比較し双方のデータが異なる場合にこの不揮
    発性メモリのデータをメモリに書き込むことを特徴とす
    る電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 所定の操作が検出されると制御手段は接続された外部基
    板に対し電源供給を行うと共に、外部基板との間のアド
    レスバス及びデータバスを接続可能にした後、前記書き
    換えプログラムを実行することを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記メモリのデータ書き換えの終了後の所定の条件によ
    り前記メモリのプログラム実行処理に復帰させるリスタ
    ート手段を備えたことを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 表示手段と、前記メモリのデータ書き換えの正否をチェ
    ックするチェック手段と、チェック手段のチェック結果
    がエラーとなる場合に表示手段にエラー表示を行う表示
    制御手段とを備えたことを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項6において、 前記外部基板に、電源供給表示及び前記表示制御手段の
    制御に基づくエラー表示を行う表示器を備えたことを特
    徴とする電子機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725323B2 (en) 2001-12-06 2004-04-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus and method for updating flash ROM in an electronic apparatus having a plurality of boards
US7299315B2 (en) 2003-04-02 2007-11-20 Nisca Corporation Control device including connecting device for rewriting memory region
JP2016139305A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社デンソー 電子制御装置及びソフトウェア書き換えシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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