JPH09171459A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置

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JPH09171459A
JPH09171459A JP7332281A JP33228195A JPH09171459A JP H09171459 A JPH09171459 A JP H09171459A JP 7332281 A JP7332281 A JP 7332281A JP 33228195 A JP33228195 A JP 33228195A JP H09171459 A JPH09171459 A JP H09171459A
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英之 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの読み出し及び書き込みが可能な記憶
手段のバックアップ領域に格納されたデータを消失して
しまうことなく、読み出し専用の記憶手段に格納された
制御プログラムを書き換えることのできる電子制御装置
を提供する。 【解決手段】 データ書き換えが可能なROMと、記憶
領域の一部が不揮発性のバックアップ領域として設定さ
れたRAMとを備えた装置において、書換指令があると
(S100:YES)、外部装置から送られて来る書換
プログラムがRAMのバックアップ領域以外に格納可能
か否かを判定し、格納不能ならばバックアップ領域内の
データを外部装置へ退避させた後(S115:YES,
S120)、外部装置からの書換プログラムをRAMに
転送し起動して(S125〜S135)、ROM内のデ
ータを外部装置からの新データに書き換え、その後、退
避させたデータを外部装置から受信してバックアップ領
域に戻す(S300〜S315)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、読み出し専用の記
憶手段に格納された制御プログラム及び制御データに従
って所定の制御対象を制御する電子制御装置に関し、特
に、上記記憶手段内の制御プログラムや制御データを書
き換え可能な電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平6−27261
1号公報に開示されているように、自動車のエンジンを
制御する電子制御装置として、電気的にデータの書き換
え(詳しくは、データの消去及び書き込み)が可能な読
み出し専用のROMに、エンジン制御用の制御プログラ
ム及び制御データを構成するデータを格納しておき、こ
のようなROM内のデータを市場への供給後でも書き換
え可能に構成されたものが提案されている。
【0003】即ち、この種の電子制御装置は、通常時に
は、上記ROMに格納されたデータにより構成される制
御プログラム及び制御データに従ってエンジン等の制御
対象を制御するのであるが、別途用意された外部装置が
接続されて、所定の書き換え指令を受けると、ROM内
のデータ(つまり制御プログラムや制御データ)を書き
換えるための書換処理を実行するように構成されてい
る。尚、この書換処理は、ROM内のデータを消去し
て、その消去した記憶領域に、上記外部装置から送信さ
れて来る新たなデータを書き込む、といった手順で実行
される。
【0004】そして、このような電子制御装置によれ
ば、市場への供給後に、何等かの原因で動作内容(制御
内容)を変更しなければならない事態が起こったとして
も、極めて簡単に対応することができる。一方、この種
の電子制御装置において、上述したようにROM内のデ
ータを書き換える際には、ROMの内容を一旦消去する
こととなるため、上記書換処理を実行するための書換プ
ログラムは、書き換え対象となるROM上では起動する
ことができない。
【0005】そこで、上記公報に開示の電子制御装置で
は、書換処理を実行するための書換プログラムを予めR
OMに格納しているのであるが、ROMの書き換えを行
う際には、ROM内の書換プログラムを、データの読み
出し及び書き込みが可能なRAMに転送して、そのRA
M上で書換プログラムを起動させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、この
種の電子制御装置において、制御対象をより正確に制御
するためには、例えば、RAMの記憶領域の一部を、電
源供給の停止後もデータを保持可能なバックアップ領域
として設定し、制御対象を制御する際に演算した学習値
データやフェールセーフ用のデータ等を上記バックアッ
プ領域に格納しておく必要がある。つまり、このように
構成することで、演算した学習値データ等を電源供給の
停止後も継続して記憶することができ、そのデータに基
づき制御対象の経時変化や故障等の影響を抑制可能な制
御量を設定して、制御の信頼性を向上させることができ
るようになるのである。
【0007】しかしながら、上記従来の装置では、RO
M内のデータを書き換える際に、書換プログラムをRA
Mに転送することで、バックアップ領域に格納しておい
た学習値データ等を破壊してしまうという問題があっ
た。尚、上記公報に開示の装置のように、書換処理を実
行するための書換プログラムを予めROMに格納してお
くのではなく、ROM内のデータを書き換える際に、書
換プログラムを外部装置から受信する、といった構成も
考えられるが、この場合にも、外部装置から受信した書
換プログラムをRAMに転送してから起動することとな
るため、上記問題は同様に生じてしまう。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、データの読み出し及び書き込みが可能な記
憶手段のバックアップ領域に格納されたデータを消失し
てしまうことなく、読み出し専用の記憶手段に格納され
た制御プログラムや制御データを書き換えることのでき
る電子制御装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明の
電子制御装置は、電気的にデータの書き換えが可能な読
み出し専用の第1記憶手段と、データの読み出し及び書
き込みが可能であると共に、記憶領域の一部が電源供給
の停止後も継続してデータを保持するためのバックアッ
プ領域として設定された第2記憶手段と、外部装置との
間で通信を行うための通信手段と、を備えている。そし
て、通常時には、第1記憶手段に格納されたデータによ
り構成される制御プログラム及び制御データに従って所
定の制御対象を制御する。また、外部からの書き換え指
令を受けた場合には、第1記憶手段内のデータを外部装
置から送信されて来る新たなデータに書き換える処理を
実行するための書換プログラムを、第2記憶手段内へ転
送して起動させ、この書換プログラムの実行により、第
1記憶手段内のデータを外部装置から送信されて来る新
たなデータに書き換える。
【0010】ここで特に、請求項1に記載の電子制御装
置は、書換プログラムを第2記憶手段内へ転送する前
に、第2記憶手段のバックアップ領域に現在格納されて
いるデータを外部装置に保存させるために、そのデータ
を外部装置へ送信する。そして、書換プログラムを第2
記憶手段内へ転送して起動させることにより、第1記憶
手段内のデータを外部装置から送信されて来る新たなデ
ータに書き換えた後に、外部装置に保存させたデータ
を、外部装置から受信して第2記憶手段のバックアップ
領域に格納する。
【0011】つまり、請求項1に記載の電子制御装置で
は、第1記憶手段内のデータを書き換える際に、第2記
憶手段のバックアップ領域に格納されているデータを、
外部装置側へ一旦退避させるようにしている。従って、
請求項1に記載の電子制御装置によれば、第2記憶手段
のバックアップ領域に格納された貴重なデータを消失し
てしまうことなく、第1記憶手段内の制御プログラムや
制御データを書き換えることができるようになる。
【0012】ここで、請求項1に記載の電子制御装置で
は、上述したように、第2記憶手段のバックアップ領域
に格納されているデータを、外部装置側へ一旦退避させ
るようにしているが、例えば、書換プログラムが第2記
憶手段におけるバックアップ領域以外の記憶領域に格納
可能であることが分かっていれば、請求項2に記載のよ
うに構成してもよい。
【0013】即ち、請求項2に記載の電子制御装置は、
第2記憶手段内におけるバックアップ領域を表すアドレ
ス情報を記憶するアドレス情報記憶手段を備えており、
書き換え指令を受けた場合には、書換プログラムを、ア
ドレス情報記憶手段に記憶されたアドレス情報に基づ
き、第2記憶手段の記憶領域のうちバックアップ領域以
外の記憶領域に転送して起動させる。
【0014】そして、このような請求項2に記載の電子
制御装置によれば、書換プログラムを、第2記憶手段内
におけるバックアップ領域以外の記憶領域に確実に転送
することができるため、第2記憶手段のバックアップ領
域に格納された貴重なデータを消失してしまうことな
く、第1記憶手段内の制御プログラムや制御データを書
き換えることができる。
【0015】尚、請求項1又は請求項2に記載の電子制
御装置において、電気的にデータの書き換えが可能な読
み出し専用の第1記憶手段としては、フラッシュEEP
ROM(通称、フラッシュROM或いはフラッシュメモ
リ)やEEPROMが一般的であるが、他のROMでも
良い。また、データの読み出し及び書き込みが可能な第
2記憶手段としては、通常の揮発性RAMが一般的であ
るが、フラッシュEEPROMやEEPROMでも良
い。そして、第2記憶手段として、揮発性のRAMを用
いた場合には、その記憶領域の一部を電池等で電源バッ
クアップすることにより、バックアップ領域を設けるこ
とができ、また、第2記憶手段として、フラッシュEE
PROMやEEPROM等の不揮発性メモリを用いた場
合には、その記憶領域の一部をバックアップ領域として
用いるように設定すればよい。
【0016】一方、請求項1又は請求項2に記載の電子
制御装置において、上記書換プログラムは、外部装置か
ら受信して第2記憶手段内へ転送するようにしても良い
し、また、第1記憶手段内に予め格納しておき、第1記
憶手段から第2記憶手段へ転送するようにしても良い。
そして、前者の場合には、書換プログラムを格納してお
くための記憶領域が不要であるため、メモリ容量の面で
特に有利である。また、後者の場合でも、第1記憶手段
内のデータを書き換える際に、外部装置との間で行わな
ければならない通信手順が減るという面では利点があ
る。
【0017】次に、請求項3に記載の電子制御装置で
は、請求項1に記載の電子制御装置において、第2記憶
手段内におけるバックアップ領域を表すアドレス情報を
記憶するアドレス情報記憶手段と、判定手段とを備えて
おり、判定手段は、外部からの書き換え指令を受ける
と、アドレス情報記憶手段に記憶されたアドレス情報を
用いて、書換プログラムが第2記憶手段の記憶領域のう
ちバックアップ領域以外の記憶領域に格納可能であるか
否かを判定する。
【0018】そして、請求項3に記載の電子制御装置
は、判定手段によって書換プログラムがバックアップ領
域以外の記憶領域に格納可能であると判定された場合に
は、第2記憶手段のバックアップ領域に現在格納されて
いるデータを外部装置へ送信することなく、書換プログ
ラムを、アドレス情報記憶手段に記憶されたアドレス情
報に基づき、第2記憶手段の記憶領域のうちバックアッ
プ領域以外の記憶領域に転送して起動させる。
【0019】つまり、請求項3に記載の電子制御装置で
は、書換プログラムが第2記憶手段の記憶領域のうちの
バックアップ領域以外の記憶領域に格納可能であるか否
かを判定し、格納不能であれば、書換プログラムの第2
記憶手段への転送によりバックアップ領域内のデータを
消失してしまうことから、上述したようにバックアップ
領域内のデータを外部装置側へ一旦退避させるのである
が、格納可能であれば、書換プログラムをバックアップ
領域以外の記憶領域だけに転送して起動させるようにし
ている。
【0020】従って、このような請求項3に記載の電子
制御装置によれば、バックアップ領域内のデータを外部
装置との間で送受信するという動作を、本当に必要な場
合にのみ実行することができ、この結果、第1記憶手段
内のデータを書き換えるために要する時間を最小限に抑
えることができる。
【0021】尚、請求項3に記載の電子制御装置におい
て、第1記憶手段内に予め格納された書換プログラムを
第2記憶手段へ転送する構成の場合には、判定手段は、
アドレス情報記憶手段に記憶されたアドレス情報に基づ
き第2記憶手段におけるバックアップ領域以外の記憶領
域の容量を判別し、その判別した容量と第1記憶手段内
の書換プログラムの容量とを比較して、書換プログラム
がバックアップ領域以外の記憶領域に格納可能であるか
否かを判定すればよい。
【0022】また、書換プログラムが第1記憶手段に予
め格納されているのではなく、書換プログラムを外部装
置から受信して第2記憶手段へ転送するように構成され
ている場合には、判定手段は、例えば以下のようにする
ことができる。まず、判定手段は、外部からの書き換え
指令を受けると、アドレス情報記憶手段に記憶されたア
ドレス情報に基づき第2記憶手段におけるバックアップ
領域以外の記憶領域の容量を判別して、その判別した容
量を表す情報を外部装置へ送信する。そして、これによ
り、外部装置に、当該容量情報に基づき書換プログラム
が第2記憶手段のバックアップ領域以外の記憶領域に格
納可能であるか否かを判定させると共に、その判定結果
を表す判定信号を当該電子制御装置へ送信さる。そし
て、判定手段は、外部装置からの判定信号によって、そ
の後外部装置から送信されて来るであろう書換プログラ
ムが第2記憶手段のバックアップ領域以外の記憶領域に
格納可能であるか否を判定するのである。
【0023】このように構成すれば、外部装置から送信
されて来る書換プログラムの容量(書換プログラムを構
成するデータの量)が何等かの理由で変更された場合で
も、当該電子制御装置側にて、書換プログラムが第2記
憶手段のバックアップ領域以外の記憶領域に格納可能か
否かを確実に判定することができるようになる。
【0024】次に、請求項4に記載の電子制御装置で
は、請求項2又は請求項3に記載の電子制御装置に対し
て、バックアップ領域変更手段とアドレス情報更新手段
とを備えている。そして、バックアップ領域変更手段
は、当該電子制御装置が通常時の制御動作を行う際に、
第2記憶手段のバックアップ領域に格納すべきデータの
量に応じて、第2記憶手段内におけるバックアップ領域
を変更し、アドレス情報更新手段は、バックアップ領域
変更手段によるバックアップ領域の変更に応じて、アド
レス情報記憶手段に記憶されたアドレス情報を更新す
る。
【0025】つまり、請求項4に記載の電子制御装置で
は、第2記憶手段のバックアップ領域に格納すべきデー
タの量に応じて、第2記憶手段のバックアップ領域を変
更すると共に、そのバックアップ領域の変更に応じて、
第2記憶手段内におけるバックアップ領域を表すアドレ
ス情報を更新するようにしている。よって、第2記憶手
段のバックアップ領域が変更されても、請求項2に記載
の電子制御装置の場合には、書換プログラムを、第2記
憶手段のバックアップ領域以外の記憶領域に確実に転送
でき、また、請求項3に記載の電子制御装置の場合に
は、書換プログラムが第2記憶手段のバックアップ領域
以外の記憶領域に格納可能であるか否かを確実に判定す
ることができるようになる。
【0026】従って、請求項4に記載の電子制御装置に
よれば、第2記憶手段のバックアップ領域に格納すべき
データの量に応じた上記バックアップ領域の変更動作
と、上記バックアップ領域に格納されたデータを書換プ
ログラムの転送により消失してしまうことの防止とを、
確実に両立することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形
態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明
の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ること
は言うまでもない。
【0028】[第1実施例]まず、図1は、自動車に搭
載されて内燃機関型エンジンの制御を行うエンジン制御
装置(以下、ECUという)1と、ECU1に内蔵され
たエンジン制御用のプログラムやデータを書き換える際
にECU1に接続されるメモリ書換装置2とからなる、
第1実施例の電子制御装置のメモリ書換システム3の全
体構成を表すブロック図である。
【0029】図1に示すように、ECU1は、エンジン
の運転状態を検出する様々なセンサ4からの信号を入力
して波形処理する入力処理回路6と、入力処理回路6か
らのセンサ信号に基づきエンジンに対する最適制御量を
演算し、その演算結果に基づき制御信号を出力するCP
U8と、CPU8からの制御信号を受けて、エンジンに
取付けられたインジェクタ(燃料噴射弁)やイグナイタ
等のアクチュエータ10を駆動する出力回路12とを備
えている。
【0030】そして、CPU8には、プログラムに従い
動作するマイクロ・プロセッサ・ユニット(以下、MP
Uという)18と、MPU18を動作させるのに必要な
プログラム及びデータを格納する不揮発性のROM20
と、MPU18の演算結果等を格納するRAM22と、
前記入力処理回路6等からの信号を受けると共に、出力
回路12に制御信号を出力するI/O24と、メモリ書
換装置2との間でシリアルデータ通信を行うための、通
信手段としての通信回路25とが備えられている。
【0031】ここで、CPU8のROM20及びRAM
22について説明する。まず、ROM20としては、電
気的にデータの消去及び書き込みが可能なフラッシュE
EPROM(通称、フラッシュROM又はフラッシュメ
モリ)が用いられており、ROM20の記憶領域は、デ
ータの書き換えが可能な、書き換え可能領域20aと、
データの書き換えが不能な(又はデータの書き換えが禁
止された)、書き換え不能領域20bとに分けられてい
る。
【0032】そして、ROM20及びRAM22の記憶
領域を表す図2に示すように、書き換え可能領域20a
は、エンジン制御用の制御プログラム及び制御データを
構成するデータを格納するためのエリアとして用いられ
ており、この書き換え可能領域20aには、該当する上
記データ(即ち制御プログラム及び制御データ)が既に
格納されている。また、書き換え不能領域20bは、リ
セット直後に実行されるブートプログラムを構成するデ
ータを格納するためのエリアとして用いられており、こ
の書き換え不能領域20bには、該当するデータ(即ち
ブートプログラム)が既に格納されている。
【0033】次に、RAM22の記憶領域は、図2に示
すように、電源供給の停止後もデータを保持可能なバッ
クアップ領域22aと、電源供給の停止によりデータが
消失する演算用ワーク領域(即ち通常のRAM領域)2
2bとに分けられている。そして、バックアップ領域2
2aには、MPU18が上記制御プログラムを実行した
際に演算し且つ電源供給の停止後も記憶しておかなけれ
ばならない学習値データやフェールセーフ用のデータ等
が格納され、また特に、アドレス情報記憶手段としての
バックアップ領域22aの先頭領域には、当該バックア
ップ領域22aの開始アドレスを示す情報及び終了アド
レスを示す情報(以下、開始・終了アドレス情報とい
う)が格納されている。これに対して、RAMの演算用
ワーク領域22bは、MPU18の演算結果等が一時的
に格納される。また、演算用ワーク領域22b、或い
は、演算用ワーク領域22b及びバックアップ領域22
aには、後述するように、ROM20の書き換え可能領
域20aに格納されたデータを書き換える際にメモリ書
換装置2から送信されて来るROM書換プログラムが格
納される。
【0034】尚、本実施例においては、ROM20の書
き換え可能領域20aが第1記憶手段に相当しており、
RAM22が第2記憶手段に相当している。また、RA
M22は、バックアップ領域22aと演算用ワーク領域
(通常のRAM領域)22bとの割り振りが、ソフトウ
ェアにより任意に設定可能なものが用いられている。そ
して、RAM22には、アドレス1番地当りに8ビット
(=1バイト)のデータが格納される。
【0035】一方、図1に示すように、外部装置として
のメモリ書換装置2は、ECU1側のROM20の書き
換え可能領域20aに格納された制御プログラムや制御
データを書き換えるためにECU1側のCPU8とシリ
アルデータ通信を行うCPU14aと、CPU14aに
より制御されて、ECU1側のCPU8へ、ROM20
(書き換え可能領域20a)の書き換え時に必要な高電
圧(本実施例では12V)を供給する12V電源回路1
4bと、ECU1に対してROM20の書き換え指令を
行うための指令スイッチSWとを備えている。
【0036】そして、ECU1とメモリ書換装置2との
接続は、接続用コネクタ26を介して互いの通信ライン
28,電源供給ライン29,及びモード判定用信号ライ
ン30が夫々接続されることにより行われる。即ち、接
続用コネクタ26が嵌合されると、通信ライン28を介
して、メモリ書換装置2側のCPU14aとECU1側
のCPU8との間におけるシリアルデータ通信が可能と
なり、また、電源供給ライン29を介して、メモリ書換
装置2側の12V電源回路14bからECU1側のCP
U8へROM20の書き換えに必要な電圧(12V)が
供給される。そして更に、モード判定用信号ライン30
は、ECU1側で抵抗器Rにより5Vにプルアップされ
ていると共に、メモリ書換装置2側で指令スイッチSW
を介して接地電位(0V)に接続されるようになってい
るため、接続用コネクタ26が嵌合されて指令スイッチ
SWがオンされると、ECU1側においてはモード判定
用信号ライン30がハイレベル(5V)からロウレベル
(0V)に変化することとなり、CPU8は、モード判
定用信号ライン30がロウレベルであれば、当該ECU
1にメモリ書換装置2が接続されて、ROM20の書き
換え指令があったものと判定する。
【0037】このように構成されたメモリ書換システム
3では、上述したように、ECU1において、ROM2
0の書き換え可能領域20aには、エンジン制御用の制
御プログラム及び制御データが格納されており、また、
ROM20の書き換え不能領域20bには、書き換え対
象とならないブートプログラムが格納されている。
【0038】そして、ECU1のCPU8は、車両のイ
グニッションスイッチがオンされて、ECU1内の電源
回路(図示省略)から動作電圧(5V)が供給される
と、リセット状態から動作を開始して、ROM20の書
き換え不能領域20bに格納されているブートプログラ
ムを起動する。そして、メモリ書換装置2が接続されて
いないか或いは上記指令スイッチSWがオンされていな
い通常時には、ブートプログラムにてROM20の書き
換え可能領域20aに格納されている制御プログラムを
コールして、エンジンの制御を行っている。
【0039】また、CPU8は、ブートプログラムを起
動した際に、メモリ書換装置2が接続されて上記指令ス
イッチSWがオンされたと判定すると、メモリ書換装置
2(CPU14a)から通信ライン28を介して送信さ
れて来るROM書換プログラムを、RAM22に転送
し、そのROM書換プログラムをRAM22上で起動す
ることにより、ROM20の書き換え可能領域20a内
に格納されているデータを、その後メモリ書換装置2か
ら送られて来る新たなデータ(つまり、新たな制御プロ
グラム及び制御データ)に書き換える。
【0040】一方、メモリ書換装置2は、ECU1に接
続された後に作業者によって所定の操作が行われると、
後述する図3の処理に則って、ECU1へ、2種類のR
OM書換プログラムの内の何れか一方と、エンジン制御
用の新たな制御プログラム及び制御データを構成するデ
ータとを、順次送信するように構成されている。
【0041】そこで次に、メモリ書換装置2のCPU1
4aにて実行される処理と、ECU1のCPU8にて実
行される処理について、図3〜図6を用いて説明する。
尚、図3は、メモリ書換装置2のCPU14aにて実行
される処理を表すフローチャートである。また、図4
は、ECU1のCPU8にて実行される処理を表すフロ
ーチャートであり、そのステップ(以下、単に「S」と
記す)100〜S150の処理が、書き換え不能領域2
0b内のブートプログラムによって実行され、S200
の処理が、書き換え可能領域20a内の制御プログラム
によって実行される。そして、S300〜S315の処
理が、後述するようにメモリ書換装置2から送信されて
RAM22に転送される第1のROM書換プログラムに
よって実行され、また、S400,S405の処理が、
後述するようにメモリ書換装置2から送信されてRAM
22に転送される第2のROM書換プログラムによって
実行される。
【0042】まず、メモリ書換装置2では、作業者が所
定の操作を行うと、CPU14aが図3に示す処理を実
行する。即ち、最初のS10にて、後述するようにEC
U1から送信されて来るRAM容量情報を受信して、E
CU1側のRAM22におけるバックアップ領域22a
以外の記憶領域、即ち演算用ワーク領域22bの容量を
チェックし、続くS20にて、ECU1側のRAM22
のバックアップ領域22aに格納されたデータを吸い上
げる必要があるか否かを判定する。尚、この判定では、
ECU1からのRAM容量情報によって検出される演算
用ワーク領域22bの容量と、今からECU1へ送信し
ようとしているROM書換プログラム(特に後述する第
2のROM書換プログラム)の容量とを比較し、前者よ
りも後者の方が大きくて、RAM22の演算用ワーク領
域22bに第2のROM書換プログラムが格納できない
場合に、データの吸い上げが必要であると判定する。
【0043】そして、S20で、バックアップ領域22
a内のデータを吸い上げる必要があると判定した場合に
は、S30に進んで、ECU1へ、バックアップ領域2
2a内のデータを送信させるための吸い上げ要求を送信
し、続くS40にて、上記吸い上げ要求に応じてECU
1から送信されて来るバックアップ領域22a内のデー
タを受信して、所定の記憶媒体に保存する。そして、こ
の場合には、続くS50にて、ECU1へ、図4のS3
00〜S315の処理を実行させるための第1のROM
書換プログラムを送信する。
【0044】これに対し、S20で、データの吸い上げ
が不要と判断した場合には、S60に移行して、ECU
1へ、図4のS400,S405の処理を実行させるた
めの第2のROM書換プログラムを送信する。そして、
S50或いはS60の処理を実行すると、S70に移行
して、ECU1へ、ROM20の書き換え可能領域20
aに旧来の制御プログラム及び制御データに代えて格納
すべき新たな制御プログラム及び制御データを送信し、
続くS80にて、S20で肯定判定してECU1側から
バックアップ領域22a内のデータを吸い上げたか否か
を判定する。そして、データの吸い上げを行ったと判定
した場合には、S90に進んで、上記S40で所定の記
憶媒体に保存したバックアップ領域22a内のデータを
ECU1へ送信し、その後、当該メモリ書換装置側の処
理を終了する。また、S80で、データの吸い上げを行
わなかったと判定した場合には、そのまま当該メモリ書
換装置側の処理を終了する。
【0045】よって、メモリ書換装置2のCPU14a
が図3の処理を実行することにより、メモリ書換装置2
とECU1との間では、図6の通信タイムチャートに示
すような通信が行われることとなる。即ち、メモリ書換
装置2は、ECU1から後述するように送信されて来る
RAM容量情報を受信すると(S10)、ECU1側の
RAM22のバックアップ領域22aに格納されたデー
タを吸い上げる必要がある場合にだけ(S20:YE
S)、ECU1へ吸い上げ要求を送信する(S30)。
そして、吸い上げ要求を送信した場合には、その要求に
応じてECU1から送信されて来るバックアップ領域2
2a内のデータを受信して保存した後(S40)、EC
U1へ第1のROM書換プログラムを送信し(S5
0)、また、吸い上げ要求を送信しなかった場合には
(S20:NO)、ECU1からのRAM容量情報を受
信した後に、ECU1へ第2のROM書換プログラムを
送信する(S60)。そして更に、第1及び第2のRO
M書換プログラムの内の何れか一方を送信した後、EC
U1へ新たな制御プログラム及び制御データを送信し
(S70)、その後、吸い上げ要求信号を送信した場合
には(S80:YES)、上記保存しておいたECU1
側からのデータをECU1へ送信して(S90)、一連
の通信を終了する。尚、図6において、点線で示す通信
データは、メモリ書換装置2から吸い上げ要求を送信し
た場合のものであり、また、t1〜t5で示される時間
は、各通信データを送信する間のアイドル時間である。
【0046】次に、ECU1では、電源が投入される
と、CPU8がリセット状態から動作を開始して、図4
に示す処理を実行する。即ち、最初に、ROM20の書
き換え不能領域20bに格納されたブートプログラムを
起動して、まずS100にて、ROM書換モードである
か否かを、モード判定用信号ライン30がロウレベルで
あるか否かによって判定し、ロウレベルでなければRO
M書換モードではない通常モードであると判断して、S
105に進む。
【0047】そして、S105にて、RAM22のバッ
クアップ領域22aの次以降の記憶領域、即ち演算用ワ
ーク領域22bをクリアして初期設定を行い、その後、
エンジン制御プログラムへジャンプする。すると、RO
M20の書き換え可能領域20aに格納されている制御
プログラムが起動され、その後は、図4のS200に示
すように、エンジン制御データを参照して行われるエン
ジン制御処理が実行される。尚、S200のエンジン制
御処理は、入力処理回路6からの各種センサ信号とRO
M20の書き換え可能領域20aに格納された制御デー
タとに基づき、エンジンに対する最適な燃料噴射量や点
火時期等を演算し、その演算結果に応じてインジェクタ
やイグナイタ等のアクチュエータ10を駆動するための
制御信号を出力する、といった手順で実行される。そし
て、このようなエンジン制御処理が実行されることによ
り、エンジンの運転が可能となる。
【0048】一方、ブートプログラムにおいて、上記S
100でROM書換モードであると判断した場合には、
S110に移行して、上述したRAM容量情報をメモリ
書換装置2へ送信する。尚、このRAM容量情報は、R
AM22におけるバックアップ領域22a以外の演算用
ワーク領域22bの容量を表す情報であり、CPU8
は、既述したようにRAM22のバックアップ領域22
aに格納されている開始・終了アドレス情報に基づい
て、RAM容量情報を生成する。よって、メモリ書換装
置2は、上述した図3のS10にて、このRAM容量情
報を受信することにより、当該ECU1のRAM22に
おける演算用ワーク領域22bの容量をチェックするこ
とができる。なお、メモリ書換装置2側でRAM22の
全容量が分かっていれば、RAM容量情報として、上記
開始・終了アドレス情報をそのまま送信するようにして
もよい。つまり、この場合には、メモリ書換装置2側
で、開始・終了アドレス情報に基づきバックアップ領域
22aの容量を知ることができ、延いては、演算用ワー
ク領域22bの容量も知ることができるのである。
【0049】そして、S110でRAM容量情報を送信
した後、続くS115にて、所定時間内にメモリ書換装
置2からの上記吸い上げ要求を受信したか否かに基づ
き、メモリ書換装置2から送信されて来るROM書換プ
ログラムが、RAM22のバックアップ領域22a以外
の演算用ワーク領域22bに格納可能であるか否かを判
定する、判定手段としての処理を実行する。そして、吸
い上げ要求を受信した場合には、ROM書換プログラム
が演算用ワーク領域22bに格納しきれないと判定し
て、S120に進み、RAM22のバックアップ領域2
2aに現在格納されているデータを、メモリ書換装置2
に保存させるべく当該データをメモリ書換装置2へ送信
する。そして、続くS125にて、メモリ書換装置2か
らのシリアルデータを受信するまで待機し、シリアルデ
ータを受信したと判定すると、この場合は、当該データ
が図3のS50で送信された第1のROM書換プログラ
ムを構成するデータであることから、S130に進み、
メモリ書換装置2からの第1のROM書換プログラムを
受信して、RAM22の先頭番地(即ちバックアップ領
域22aの先頭番地)より順次格納する。そして、続く
S135にて、RAM22の先頭番地へジャンプする。
【0050】すると、上記S125,S130の処理に
よってメモリ書換装置2からRAM22に転送された第
1のROM書換プログラムが起動され、これによりS3
00〜S315の処理が実行される。尚、第1のROM
書換プログラムは、S300及びS305の処理を実行
するための、ROM20の書き換え可能領域20aに関
する書換プログラムと、S310及びS315を実行す
るための、RAM22のバックアップ領域22aに関す
る書換プログラムとからなり、図5(A)に示すよう
に、少なくとも後者のバックアップ領域22aに関する
書換プログラムは、バックアップ領域22a以外の演算
用ワーク領域22b内に格納される。つまり、後述する
ようにS310及びS315の処理では、バックアップ
領域22a内のデータを取り扱うため、その処理を実行
するためのプログラムは、バックアップ領域22a以外
に配置するのである。
【0051】このようにして第1のROM書換プログラ
ムが起動されると、まずS300にて、メモリ書換装置
2からのシリアルデータを受信するまで待機し、シリア
ルデータを受信したと判定すると、この場合は、当該デ
ータが図3のS70で送信された新たな制御プログラム
及び制御データを構成するデータであることから、S3
05に進んで、メモリ書換装置2からの新たな制御プロ
グラム及び制御データを受信すると共に、ROM20の
書き換え可能領域20aを消去して、消去した領域に受
信した新たな制御プログラム及び制御データを書き込
む。そして更に、続くS310にて、再びメモリ書換装
置2からのシリアルデータを受信するまで待機し、シリ
アルデータを受信したと判定すると、この場合は、当該
データが図3のS90で送信されたデータ、即ち、元々
バックアップ領域22aに格納されていたデータである
ことから、S315に進み、メモリ書換装置2からのデ
ータを受信して、RAM22のバックアップ領域22a
に格納し、その後、全ての処理を終了する。
【0052】一方、上記S115で、所定時間内にメモ
リ書換装置2からの吸い上げ要求を受信しなかった場合
には、メモリ書換装置2からのROM書換プログラム
が、RAM22のバックアップ領域22a以外の演算用
ワーク領域22bに格納可能であると判定して、S14
0に移行する。そして、このS140にて、メモリ書換
装置2からのシリアルデータを受信するまで待機し、シ
リアルデータを受信したと判定すると、この場合は、当
該データが図3のS60で送信された第2のROM書換
プログラムを構成するデータであることから、S145
に進んで、メモリ書換装置2からの第2のROM書換プ
ログラムを受信する。そして更に、このS145にて、
RAM22のバックアップ領域22aに格納されている
開始・終了アドレス情報に基づきバックアップ領域22
aの最終アドレスを検出し、上記受信した第2のROM
書換プログラムを、RAM22のバックアップ領域22
aの後に(換言すれば、演算用ワーク領域22bの先頭
番地より)順次格納する。そして、続くS150にて、
RAM22のバックアップ領域22aの最終アドレス直
後(換言すれば、演算用ワーク領域22bの先頭番地)
へジャンプする。
【0053】すると、上記S140,S145の処理に
よってメモリ書換装置2からRAM22に転送された第
2のROM書換プログラムが起動され、これによりS4
00及びS405の処理が実行される。尚、第2のRO
M書換プログラムは、ROM20の書き換え可能領域2
0aに関する書換プログラムだけからなり、図5(B)
に示すように、バックアップ領域22a以外の演算用ワ
ーク領域22bにのみ格納される。
【0054】このようにして第2のROM書換プログラ
ムが起動されると、まずS400にて、メモリ書換装置
2からのシリアルデータを受信するまで待機する。そし
て、シリアルデータを受信したと判定すると、この場合
は、当該データが図3のS70で送信された新たな制御
プログラム及び制御データを構成するデータであること
から、S405に進んで、メモリ書換装置2からの新た
な制御プログラム及び制御データを受信すると共に、R
OM20の書き換え可能領域20aを消去して、消去し
た領域に受信した新たな制御プログラム及び制御データ
を書き込む。そして、S405の処理を実行した後、全
ての処理を終了する。以上のように、本第1実施例のメ
モリ書換システム3におけるECU1では、モード判定
用信号ライン30がロウレベルであると判定すると(S
100:YES)、RAM22のバックアップ領域22
aに格納されている開始・終了アドレス情報に基づき生
成したRAM容量情報をメモリ書換装置2へ送信し、こ
れに応答してメモリ書換装置2が吸い上げ要求を送信し
たか否かに基づき、ROM書換プログラムがRAM22
のバックアップ領域22a以外の演算用ワーク領域22
bに格納可能であるか否かを判定するようにしている
(S110,S115)。
【0055】そして、ROM書換プログラムが演算用ワ
ーク領域22bに格納不能であると判定した場合には
(S115:YES)、RAM22のバックアップ領域
22aに現在格納されているデータをメモリ書換装置2
へ送信して(S120)、そのデータをメモリ書換装置
2側に保存させてから、メモリ書換装置2からの第1の
ROM書換プログラムをRAM22の全領域へ転送して
起動させることにより(S125〜S135)、ROM
22内のデータをメモリ書換装置2からの新たなデータ
に書き換え(S300,S305)、更にその後、元々
RAM22のバックアップ領域22aに格納されていた
データを、メモリ書換装置2から受信してバックアップ
領域22aに戻すようにいている(S310,S31
5)。
【0056】また、ROM書換プログラムがRAM22
の演算用ワーク領域22bに格納可能であると判定した
場合には(S115:NO)、バックアップ領域22a
内のデータをメモリ書換装置2へ送信することなく、メ
モリ書換装置2からの第2のROM書換プログラムを、
バックアップ領域22aに格納されている開始・終了ア
ドレス情報に基づきRAM22の演算用ワーク領域22
bに転送して起動させ(S140〜S150)、これに
より、ROM22内のデータをメモリ書換装置2からの
新たなデータに書き換えるようにしている(S400,
S405)。
【0057】つまり、本実施例のECU1では、ROM
書換プログラムが、RAM22のバックアップ領域22
a以外の記憶領域に格納可能であるか否かを判定して、
格納不能であれば、ROM書換プログラムのRAM22
への転送によりバックアップ領域22a内のデータを消
失してしまうことから、バックアップ領域22a内のデ
ータをメモリ書換装置2側へ退避させた後、ROM書換
プログラムをRAM22の任意領域に転送して起動させ
るようにしており、また逆に、格納可能であれば、RO
M書換プログラムをRAM22のバックアップ領域22
a以外の記憶領域だけに転送して起動させるようにして
いる。
【0058】従って、本実施例のECU1によれば、R
AM22のバックアップ領域22aに格納された学習値
データやフェールセーフ用のデータ等を消失してしまう
ことなく、ROM20の内容を書き換えることができ
る。しかも、本実施例のECU1では、ROM書換プロ
グラムをRAM22へ転送することでバックアップ領域
22a内のデータが本当に消失されてしまう場合にの
み、バックアップ領域22a内のデータをメモリ書換装
置2側へ退避させるようにしているため、バックアップ
領域22a内のデータをメモリ書換装置2との間で送受
信するという動作を、最小限に抑えることができる。
【0059】[第2実施例]次に、第2実施例の電子制
御装置のメモリ書換システムについて説明する。第2実
施例のメモリ書換システムは、上述した第1実施例に対
して、ECU1のCPU8が、図4のS200で実行す
るエンジン制御処理の中で、図7に示すフェールセーフ
処理を所定時間毎に繰り返して実行する点だけが異なっ
ている。
【0060】そこで以下、このフェールセーフ処理につ
いて説明する。図7に示すように、CPU8がフェール
セーフ処理の実行を開始すると、まず、S500にて、
センサ4やアクチュエータ10或いはエンジン自体等に
異常が発生したか否かを検出するための異常検出処理を
実行し、続くS505にて、異常があったか否かを判定
する。そして、異常がないと判定した場合には、そのま
ま当該フェールセーフ処理を終了するが、異常があった
と判定した場合には、S510に進む。
【0061】そして、このS510にて、RAM22の
バックアップ領域22aに前述の如く格納されている終
了アドレス情報を読み出し、続くS515にて、S50
0の処理で検出した異常の種別を表す異常発生コードの
容量分(本実施例では2バイト)だけ、RAM22のバ
ックアップ領域22aを拡張設定する、バックアップ領
域変更手段としての処理を実行し、その拡張した領域に
上記異常発生コードを格納する。そして更に、続くS5
20にて、異常検出時のエンジン状態を表すデータの容
量分(本実施例では14バイト)だけ、RAM22のバ
ックアップ領域22aを拡張設定する、バックアップ領
域変更手段としての処理を実行し、その拡張した領域に
上記データを格納する。
【0062】そして、続くS525にて、バックアップ
領域22aの終了アドレス情報を更新する、アドレス情
報更新手段としての処理を実行した後、当該フェールセ
ーフ処理を終了する。尚、S525で行われる終了アド
レス情報の更新は、S510で読み出した終了アドレス
情報の値に、S515及びS520の処理で格納した合
計16バイトのデータに相当するアドレス増加分(本実
施例ではRAM22の1番地当りに1バイトのデータが
格納されるため「16」となる。)を加算し、その加算
後の値を、新たな終了アドレス情報としてバックアップ
領域22aの先頭領域に格納する、といった手順で行わ
れる。
【0063】従って、例えば図8に示すように、RAM
22の$F0000番地から$F1000番地までが最
初にバックアップ領域22aとして設定されている場合
に、図7のS500によって異常が検出された場合に
は、上記S510〜S525の実行により、バックアッ
プ領域22aが$F0000番地から$F1010番地
までに拡張されると共に、終了アドレス情報の値も$F
1000から$F1010に更新されこととなる。そし
て、その後更に、もう1回異常が検出された場合には、
バックアップ領域22aが$F0000番地から$F1
020番地までに拡張されると共に、終了アドレス情報
の値も$F1010から$F1020に更新されことと
なる。尚、「$」は、その後に続く文字(0〜9,A〜
F)が16進数を表すことを示している。
【0064】つまり、第2実施例のECU1では、RA
M22のバックアップ領域22aに格納すべきデータの
量に応じて、RAM22のバックアップ領域22aを変
更すると共に、そのバックアップ領域22aの変更に応
じて、バックアップ領域22aの終了アドレス情報を更
新するようにしている。
【0065】そして、本第2実施例のECU1では、メ
モリ書換装置2が接続されて指令スイッチSWがオンさ
れた場合、即ち図4のS100でROM書換モードであ
ると判定した場合には、図7のS525で更新された最
新の終了アドレス情報に基づき図4のS110以降の処
理を実行することとなるため、RAM22のバックアッ
プ領域22aが変更されても、ROM書換プログラムが
RAM22のバックアップ領域22a以外の記憶領域
(即ち演算用ワーク領域22b)に格納可能であるか否
かを確実に判定でき、且つ、ROM書換プログラムが演
算用ワーク領域22bに格納可能である場合に、ROM
書換プログラムをRAM22の演算用ワーク領域22b
に確実に転送することができる。
【0066】従って、第2実施例のECU1によれば、
バックアップ領域22aに格納すべきデータの量に応じ
たバックアップ領域22aの変更動作と、バックアップ
領域22aに格納されたデータをROM書換プログラム
の転送により消失してしまうことの防止とを、確実に両
立することができる。
【0067】[その他] (1)上記第1及び第2実施例のECU1において、ブ
ートプログラムにより実行される図4のS100〜S1
50の処理の内、S110,S115,S140〜S1
50を削除して、S110で肯定判定された場合にS1
20以降の処理を実行するようにしてもよい。尚、この
場合に、メモリ書換装置2のCPU14aは、図3のS
40,S50,S70,及びS90の処理だけを順次実
行する。
【0068】つまり、このようにすれば、ECU1は、
メモリ書換装置2が接続されて指令スイッチSWがオン
されると、ROM書換プログラムがRAM22の演算用
ワーク領域22bに格納可能か否かに関わらず、バック
アップ領域22aに現在格納されているデータを、メモ
リ書換装置2へ送信して一時保存させることとなる。そ
して、このようにしても、RAM22のバックアップ領
域22aに格納された学習値データ等を消失してしまう
ことなく、ROM20の内容を書き換えることができ
る。
【0069】(2)上記第1及び第2実施例のECU1
において、ROM書換プログラム(特に第2のROM書
換プログラム)がRAM22の演算用ワーク領域22b
に格納可能であることが確定しているのであれば、ブー
トプログラムにより実行される図4のS100〜S15
0の処理の内、S110〜S135を削除して、S11
0で肯定判定された場合にS140以降の処理を実行す
るようにしてもよい。尚、この場合に、メモリ書換装置
2のCPU14aは、図3のS60及びS70の処理だ
けを順次実行する。
【0070】つまり、このようにしても、ECU1は、
メモリ書換装置2が接続されて指令スイッチSWがオン
されると、メモリ書換装置2からのROM書換プログラ
ム(第2のROM書換プログラム)を、RAM22の演
算用ワーク領域22bに確実に転送することができるた
め、バックアップ領域22a内の学習値データ等を消失
してしまうこを防止することができる。
【0071】(3)第1実施例のECU1のように、R
AM22のバックアップ領域22a及び演算用ワーク領
域22bの容量が変化しない場合には、バックアップ領
域22aの開始・終了アドレス情報は、ROM20の書
き換え不能領域20b内に、或いは、ROM20の書き
換え可能領域20a内にて制御プログラム及び制御デー
タと一緒に、格納しておくようにしてもよい。
【0072】(4)第1実施例のECU1に対して上記
(2)の形態を採用した場合には、外部装置であるメモ
リ書換装置2からECU1へ、バックアップ領域22a
の開始・終了アドレス情報を送信するようにしてもよ
い。 (5)上記各実施例において、バックアップ領域22a
の開始・終了アドレス情報(特に終了アドレス情報)の
代わりに、演算用ワーク領域22bの開始アドレス情報
を用いてもよい。
【0073】(6)上記各実施例のECU1では、RO
M書換プログラムをメモリ書換装置2から受信してRA
M22へ転送するものであったが、ROM20の書き換
え不能領域20bにROM書換プログラムを格納してお
き、そのROM書き換えプログラムをROM20からR
AM22へ転送する構成の場合でも同様である。
【0074】例えば、第1及び第2実施例の場合につい
て説明すると、ECU1は、図4のS110及びS11
5の処理に代えて、バックアップ領域22aの開始・終
了アドレス情報に基づきRAM22の演算用ワーク領域
22bの容量を判別し、その判別した容量と第2のRO
M書換プログラムの容量とを比較して、第2のROM書
換プログラムがRAM22の演算用ワーク領域22bに
格納可能であるか否かを判定すればよい。そして、S1
25,S130或いはS140,S145の処理では、
ROM20の書き換え不能領域20bから、第1及び第
2のROM書換プログラムの内の対応する方を読み出し
て、RAM22へ格納するようにすればよい。尚、この
場合、メモリ書換装置2は、ECU1から最初にバック
アップ領域22a内のデータが送信されて来た場合に
は、図3のS40,S70,S90の処理を実行し、そ
うでなければ、図3のS70の処理だけを実行すればよ
い。そして、このような構成は、第2実施例のように、
RAM22のバックアップ領域22a及び演算用ワーク
領域22bの容量が変化するような場合に、特に有効で
ある。
【0075】(7)上記各実施例では、エンジンを制御
するECU1について説明したが、本発明の適用範囲
は、これに限られない。即ち、例えばブレーキ、トラン
スミッション、サスペンション等の制御対象を制御する
電子制御装置に対しても、全く同様に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の電子制御装置のメモリ書換シス
テムの全体構成を表すブロック図である。
【図2】 ROM及びRAMの記憶領域を説明する説明
図である。
【図3】 メモリ書換装置側で実行される処理を表すフ
ローチャートである。
【図4】 エンジン制御装置(ECU)側で実行される
処理を表すフローチャートである。
【図5】 ROM書換プログラムのRAMへの格納状態
を説明する説明図である。
【図6】 メモリ書換装置とECUとの間で行われる通
信を説明するタイムチャートである。
【図7】 第2実施例のECU側でエンジン制御中に実
行されるフェールセーフ処理を表すフローチャートであ
る。
【図8】 図7の処理の実行状態を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
1…エンジン制御装置(ECU) 2…メモリ書換装
置 SW…指令スイッチ 3…メモリ書換システム 4
…センサ 6…入力処理回路 8…CPU 10…アクチュエ
ータ 12…出力回路 18…マイクロ・プロセッサ・ユニ
ット(MPU) 20…ROM 20a…書き換え可能領域 20b
…書き換え不能領域 22…RAM 22a…バックアップ領域 22b
…演算用ワーク領域 24…I/O 25…通信回路 26…接続用コネ
クタ 28…通信ライン 30…モード判定用信号ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にデータの書き換えが可能な読み
    出し専用の第1記憶手段と、データの読み出し及び書き
    込みが可能であると共に、記憶領域の一部が電源供給の
    停止後も継続してデータを保持するためのバックアップ
    領域として設定された第2記憶手段と、外部装置との間
    で通信を行うための通信手段とを備え、 通常時には、前記第1記憶手段に格納されたデータによ
    り構成される制御プログラム及び制御データに従って所
    定の制御対象を制御し、外部からの書き換え指令を受け
    た場合には、前記第1記憶手段内のデータを前記外部装
    置から送信されて来る新たなデータに書き換える処理を
    実行するための書換プログラムを、前記第2記憶手段内
    へ転送して起動させることにより、前記第1記憶手段内
    のデータを前記外部装置から送信されて来る新たなデー
    タに書き換える電子制御装置であって、 前記書換プログラムを前記第2記憶手段内へ転送する前
    に、前記第2記憶手段のバックアップ領域に現在格納さ
    れているデータを前記外部装置に保存させるべく当該デ
    ータを前記外部装置へ送信し、 前記第1記憶手段内のデータを前記新たなデータに書き
    換えた後、前記外部装置に保存させた前記データを、前
    記外部装置から受信して前記第2記憶手段のバックアッ
    プ領域に格納すること、 を特徴とする電子制御装置。
  2. 【請求項2】 電気的にデータの書き換えが可能な読み
    出し専用の第1記憶手段と、データの読み出し及び書き
    込みが可能であると共に、記憶領域の一部が電源供給の
    停止後も継続してデータを保持するためのバックアップ
    領域として設定された第2記憶手段と、外部装置との間
    で通信を行うための通信手段とを備え、 通常時には、前記第1記憶手段に格納されたデータによ
    り構成される制御プログラム及び制御データに従って所
    定の制御対象を制御し、外部からの書き換え指令を受け
    た場合には、前記第1記憶手段内のデータを前記外部装
    置から送信されて来る新たなデータに書き換える処理を
    実行するための書換プログラムを、前記第2記憶手段内
    へ転送して起動させることにより、前記第1記憶手段内
    のデータを前記外部装置から送信されて来る新たなデー
    タに書き換える電子制御装置であって、 前記第2記憶手段内における前記バックアップ領域を表
    すアドレス情報を記憶するアドレス情報記憶手段を備え
    ると共に、前記書き換え指令を受けた場合には、前記書
    換プログラムを、前記アドレス情報記憶手段に記憶され
    た前記アドレス情報に基づき、前記第2記憶手段の記憶
    領域のうち前記バックアップ領域以外の記憶領域に転送
    して起動させること、 を特徴とする電子制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子制御装置におい
    て、 前記第2記憶手段内における前記バックアップ領域を表
    すアドレス情報を記憶するアドレス情報記憶手段と、 前記書き換え指令を受けると、前記アドレス情報記憶手
    段に記憶された前記アドレス情報を用いて前記書換プロ
    グラムが前記第2記憶手段の記憶領域のうち前記バック
    アップ領域以外の記憶領域に格納可能であるか否かを判
    定する判定手段とを備え、 前記判定手段により前記書換プログラムが格納可能であ
    ると判定された場合には、前記第2記憶手段のバックア
    ップ領域に現在格納されているデータを前記外部装置へ
    送信することなく、前記書換プログラムを、前記アドレ
    ス情報記憶手段に記憶された前記アドレス情報に基づ
    き、前記第2記憶手段の記憶領域のうち前記バックアッ
    プ領域以外の記憶領域に転送して起動させること、 を特徴とする電子制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の電子制御
    装置において、 当該電子制御装置が通常時の制御動作を行う際に、前記
    第2記憶手段のバックアップ領域に格納すべきデータの
    量に応じて、前記第2記憶手段内における前記バックア
    ップ領域を変更するバックアップ領域変更手段と、 該バックアップ領域変更手段による前記バックアップ領
    域の変更に応じて、前記アドレス情報記憶手段に記憶さ
    れた前記アドレス情報を更新するアドレス情報更新手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子制御装置。
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