JPH10112077A - 光romカードとその製造方法 - Google Patents

光romカードとその製造方法

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JPH10112077A
JPH10112077A JP8264907A JP26490796A JPH10112077A JP H10112077 A JPH10112077 A JP H10112077A JP 8264907 A JP8264907 A JP 8264907A JP 26490796 A JP26490796 A JP 26490796A JP H10112077 A JPH10112077 A JP H10112077A
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JP
Japan
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resin
optical
core
optical waveguide
pattern
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JP8264907A
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Inventor
Masami Nishiguchi
雅己 西口
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、情報記録が容易で、また偽造
も不可能であるため高い信頼性を備えている光ROMカ
ードとその製造方法を提供する。 【解決手段】 この光ROMカードaは、コア3aが透
明樹脂から成り、コア3aの周面を被覆するクラッド3
bが透明樹脂よりも低屈折率の樹脂から成る光導波路3
の複数本を並列配置して光記録部が形成されている光R
OMカードであって、光導波路3は不透明樹脂から成る
接着剤層2の中に埋設され、接着剤層2の両面には樹脂
フィルム1a,1bが接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はROM型の光カード
とその製造方法に関し、更に詳しくは、情報の記録を容
易に行うことができ、かつ、カード偽造が事実上不可能
であるため高い信頼性を備えている光ROMカードとそ
れを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カード形態の記録メディアに
おいては、磁気カードやICカードが広く採用されてい
る。例えば磁気カードにおいては、カード表面に所定の
磁気ストライプを形成し、ここに情報を書き込んだりま
た読み出したりして情報の登録や呼び出しが行われる。
その場合、磁気ストライプの偽造を防止するために、当
該磁気ストライプには高度の暗号情報が盛り込まれてい
る。
【0003】しかしながら、磁気カードの場合、上記し
たように磁気ストライプに高度の暗号情報が盛り込まれ
ているとはいえ、磁気ストライプは磁気複写による複製
が可能であるため、カード偽造は比較的容易である。一
方、ICカードに比べると安価であり、磁気カードに比
べればカード偽造も困難であるということから、最近で
は、光ROMカードが注目を集め、その開発研究が進め
られている。
【0004】例えば、特開平8−142552号公報に
は次のようなROM型の光カードが開示されている。す
なわち、370nm以上の光を吸収する色の光吸収コアシ
ートを含む複数のシートの積層物である基材シートにザ
グリ加工を行って、深さが前記光吸収コアシートの部分
にまで至る凹部を形成し、この凹部に、透明保護層の下
面をトラックパターン層と光記録層で被覆して成る光記
録部材を接着剤を介して接着・配置した構造のものであ
る。この光カードの場合、記録情報を読出すときには、
前記した光記録部材の上方からレーザ光などを照射する
ことにより、トラックパターン層を介して光記録層の情
報が読みとられる。このとき、光記録層の下に位置する
前記した光吸収コアシートの働きで、読み取り情報のコ
ントラストは良好となり、読み取りエラー率は低下する
とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
行技術の光ROMカードの場合、その構造は非常に複雑
であり、製造に際しては、各種シートの積層物として基
材シートの成形、その基材シートの表面への高精度なザ
グリ加工、光記録部材の製造、その光記録部材の前記凹
部への接着・配置など非常に煩雑な作業を必要とすると
いう問題がある。
【0006】本発明は、上記したような問題を解決し、
構造は簡単であり、したがって製造も容易であり、また
偽造は事実上不可能である光ROMカードとその製造方
法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、コアが透明樹脂から成り、
前記コアの周面を被覆するクラッドが前記した透明樹脂
よりも低屈折率の樹脂から成る光導波路の複数本を並列
配置して光記録部が形成されている光ROMカードであ
って、前記光導波路は不透明樹脂から成る接着剤層の中
に埋設され、前記接着剤層の両面には樹脂フィルムが接
着されていることを特徴とする光ROMカードが提供さ
れる。
【0008】また、本発明においては、透明樹脂から成
るフィルムに切り抜き加工を行うことにより、形成すべ
き光導波路のコアに相当する個所以外の個所を切除して
成るコアパターンを形成する工程(以下、工程Aとい
う);少なくとも前記コアパターンの表面に、前記透明
樹脂を溶解しない溶剤に前記透明樹脂よりも低屈折率の
樹脂を溶解して成る樹脂液を塗布したのち前記溶剤を除
去することにより、または、少なくとも前記コアパター
ンの表面に、前記透明樹脂よりも低屈折率の紫外線硬化
性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を塗布したのち紫外線照射
処理もしくは熱架橋処理を行うことにより、前記コアパ
ターンの表面を、前記透明樹脂より低屈折率の樹脂で被
覆して成る光導波路パターンを形成する工程(以下、工
程Bという);少なくとも前記光導波路パターンの部分
の上・下面に、片面に不透明樹脂から成る接着剤層が形
成されている樹脂フィルムを貼着して前記光導波路パタ
ーンを前記接着剤層の中に埋設一体化する、または、少
なくとも前記光導波路パターンの部分に不透明樹脂から
成る接着剤を供給して前記光導波路パターンを前記接着
剤の中に埋設したのち両面に樹脂フィルムを貼着して一
体化する工程(以下、工程Cという);および、得られ
た一体化物に埋設されている前記光導波路パターンの両
端部を切除して各光信号入力端面と出力端面を形成する
工程(以下、工程Dという);を備えていることを特徴
とする光ROMカードの製造方法が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の光ROMカードは、前記
した特開平7−225866号公報で開示されている光
ROMカードのように、記録されている情報をカードの
上(下)面から読み出すタイプのものではなく、カード
の側面から読み出し用の光信号を入力し、カード内に並
列配置されている光導波路の所定位置に情報記録個所と
して形成されている遮光部による前記光信号の遮断をも
って記録情報を読み出すタイプのものである。
【0010】以下に、本発明の光ROMカードを図面に
則して詳細に説明する。図1は本発明の光ROMカード
の1例を示す斜視図であり、図2は図1のII-II線に沿
う断面図、図3は図1のIII-III線に沿う断面図であ
る。この光ROMカードaは、上・下面を構成する最外
層が樹脂フィルム1a,1bで形成されている。そし
て、これら樹脂フィルム1a,1bの間には後述する接
着剤層2が介装されていて、その接着剤層2の中に複数
本(図では10本)の光導波路3が埋設された断面構造
になっている。
【0011】光導波路3は、いずれも、読み出し用の光
信号の伝搬路であるコア3aと、このコア3aの表面を
被覆してコア内を伝搬する光信号を当該コア内に閉じ込
めるためのクラッド3bとで構成されている。各光導波
路3は、いずれも、光ROMカードaの一方の側面S1
から反対側の側面S2にかけて延在し、かつ接着剤層2
の中に埋設された状態で並列配置されている。そして、
各光導波路3の端面3c,3dはそれぞれ光ROMカー
ドの側面S1,S2に露出している。
【0012】したがって、各光導波路3の一方の端面3
cから読み出し用の光信号を入力すると、その光信号は
コア3a内を伝搬して他方の端面3dから出力していく
ことができる。しかしながら、光導波路のコア3aの長
手方向におけるある位置に例えば小孔が形成されていた
りすると、その個所は伝搬する光信号の遮光部になる。
すなわち、一方の端面3cから読み出し用の光信号が入
力しても、その光信号は他方の端面3dにまで到達する
ことはないので、他方の端面3dでは入力した光信号が
検知されることはない。
【0013】したがって、光導波路3の長手方向におけ
る所定位置に上記したような遮光部を形成すると、その
光導波路には情報が遮光部として記録されたことにな
る。光導波路に読み出し用の光信号が入力すると、その
光信号の伝搬は前記遮光部で遮断されるのでその遮光部
が検知され、そのことをもって記録情報が読み出された
ことになるからである。
【0014】このように、本発明の光ROMカードで
は、並列配置された複数本の光導波路に遮光部を形成す
ることをもって光記録部が構成されていることになる。
次に、本発明の光ROMカードを構成する各要素につい
て説明する。まず、光導波路3において、読み出し用の
光信号を伝搬させるコア3aは透明樹脂で形成されてい
る。
【0015】具体的にはポリカーボネート、ポリアリレ
ート、ポリサルホン、ポリメタクリル酸メチル、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートの
いずれかをあげることができる。これらのうち、ポリカ
ーボネートは、透明度が優れているので、伝搬時におけ
る光信号のパワー低下を抑制することができて好適であ
る。
【0016】クラッド3bは、読み出し用の光信号をコ
ア3a内に閉じ込めるためにコア3aの表面を被覆して
形成されるものであって、コア3aを構成する透明樹脂
よりも低屈折率の樹脂で形成される。具体的には、コア
3aを構成する透明樹脂の屈折率よりも0.4以下の屈折
率を有する樹脂であることが好ましい。このことを満足
しない樹脂でクラッドを形成すると、光導波路に入力し
た読み出し用の光信号の漏洩が起こりやすくなって伝送
損失の増大が進むからである。
【0017】また、このクラッド3bを構成する樹脂と
しては、後述する製造方法との関係で、前記したコア用
の透明樹脂を溶解しない溶剤に溶解する樹脂、紫外線硬
化性樹脂または熱硬化性樹脂をあげることができる。こ
れら樹脂のうち、コア用の透明樹脂に溶解しない溶剤に
溶解する樹脂を用いる場合には、まず、そのクラッド用
の樹脂を溶剤に溶解して樹脂液を調製し、その樹脂液を
コアの表面に塗布したのち溶剤を除去することにより、
コアの表面をクラッド用の樹脂の薄膜で被覆して形成さ
れる。
【0018】このとき、クラッド用の樹脂の溶解に用い
る溶剤が、同時にコアの透明樹脂を溶解する溶剤である
と、コアの表面に樹脂液を塗布したときに、コアの表面
では溶剤によってコアの透明樹脂も溶解することがあ
る。このような事態が発生すると、コア/クラッド間の
境界面が画然と形成されなくなり、形成された光導波路
の伝送損失が増大するとともに、そもそもがコアの透明
樹脂が劣化して光伝達能を喪失するようになってしまう
からである。
【0019】上記したような条件を満たすクラッド用の
樹脂としては、次のようなものを好適例としてあげるこ
とができる。すなわち、次式:
【0020】
【化7】
【0021】(ただし、式中、R1とR2は同じであって
も異なっていてもよく、Hまたは炭素数1〜3のアルキ
ル基を表し、nは整数を表す)で示される樹脂、次式
【0022】
【化8】
【0023】(ただし、式中、nは整数を表す)で示さ
れる構造を有する樹脂、次式:
【0024】
【化9】
【0025】(ただし、式中、nは整数を表す)で示さ
れる構造を有する樹脂、次式:
【0026】
【化10】
【0027】(ただし、式中、m,nはいずれも整数を
表す)で示される構造を有する樹脂、次式:
【0028】
【化11】
【0029】(ただし、式中、mは0,1,2のいずれ
かの数を表し、p,qは0,1,2,3のいずれかの数
を表し、nは整数である)で示される構造を有する樹
脂、または、次式:
【0030】
【化12】
【0031】(ただし、式中、AはHまたはFを表し、
pは0,1,2,3,4,5のいずれかの数を表し、m
は0,1,2のいずれかの数を表し、nは整数を表す)
で示される構造を有する樹脂のいずれか1種である。こ
れらの樹脂のうち、使用済みの光ROMカードの破棄時
に例えば焼却したときでも、有害なハロゲンガス(フッ
素ガス)を発生しないという点で式(a)で示した樹脂
は好適である。
【0032】また、紫外線硬化性樹脂としては、例えば
多官能性アクリル樹脂などを用いることができ、熱硬化
性樹脂としては、例えば不飽和ポリエステル樹脂、多官
能性アクリル樹脂、シリコーン樹脂などをあげることが
できる。前者の樹脂の場合には、光開始剤を混合し、こ
れに紫外線照射することによりクラッド3bにし、また
後者の樹脂の場合は熱架橋処理を行ってクラッド3bに
する。
【0033】次に、接着剤層2は、そこに並列配置され
ている光導波路3を固定すると同時に光ROMカードの
保護層として機能する最外層の樹脂フィルム1a,1b
を接着する働きをし、それは接着力を備えるとともに不
透明の樹脂で形成されることが必要である。この接着剤
層2が透明樹脂で形成されていると、その屈折率が著し
く小さいものであれば問題はないが、光導波路3の一方
の端面3cから読み出し用の光信号を入力するときにそ
の漏洩光が接着剤層の中をも伝搬して受光部におけるダ
イナミックレンジを低下させるという問題が発生してく
る。しかし、接着剤層2が不透明樹脂で形成されていれ
ば、屈折率の大小には無関係に、受光部におけるダイナ
ミックレンジの低下という問題は生じない。
【0034】また、接着剤層2を不透明樹脂で形成する
ことは次のような効果をもたらす。すなわち、この光R
OMカードaに情報を記録する場合には、光導波路3の
所定個所に例えば小孔を穿設してそこを遮光部にするわ
けであるが、それを偽造または複製することを目的にし
て当該小孔に透明樹脂を充填したとしても、その透明樹
脂の周りは不透明の光吸収樹脂で取り囲まれるようにな
るので、光導波路は形成されず、導波光の大幅なパワー
低下が起こる。したがって、光導波路を埋設する接着剤
層が不透明樹脂であることにより、本発明の光カードの
偽造困難性すなわち信頼性は大幅に向上する。また、光
導波路の遮光部に透明樹脂を埋め込んだとしても、光導
波路にはそもそも方向性があるので、この埋め込みだけ
で光導波路が簡単に元の状態に複製されるということは
ない。
【0035】このような不透明樹脂としては、通常の接
着剤として用いられている樹脂、例えば、エチレン酢酸
ビニル共重合体系、エチレンエチルアクリレート共重体
系、酸変性オレフィン系樹脂、ポリアミドのような熱融
着性の樹脂;エポキシ樹脂系のような熱硬化性またはア
クリル系の紫外線硬化性の樹脂に、例えばカーボン粉末
(黒色)、酸化チタン粉末(白色)、赤色系顔料、青色
顔料、緑色顔料などの種々の有機、無機系の顔料を配合
したものをあげることができる。
【0036】なお、本発明における不透明樹脂とは、そ
の樹脂で厚み5mmの板材を成形したとき、その板材の厚
み方向における光透過率が40%以下、好ましくは20
%以下になるような光特性を備えた樹脂のことをいう。
樹脂フィルム1a,1bは、光カードの保護層として最
外層に配置される。この樹脂フィルムとしては格別限定
されるものではないが、例えば、ポリエチレンテレフタ
レートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム
などは、耐候性、曲げ特性、印刷性などの点で好適な材
料である。
【0037】本発明の光ROMカードは前記した工程A
から工程Dを経由して製造することができる。まず、工
程Aでは、前記した透明樹脂の成形フィルムに対して切
り抜き加工を行い、目的とするコアのパターンを形成す
る。すなわち、1枚の成形フィルム4から形成すべきコ
ア3aに相当する個所とフィルム4の周縁部以外の個所
3Aを例えば打ち抜いたりまたはカッタで切断除去した
りして切除する。その結果、図4で示したように、フィ
ルム4には、両端はフィルム4の両側縁部4a,4aと
一体化した状態で複数本(図では10本)のコア3aが
並列配置しているコアパターンを有する加工フィルムa
1が得られる。
【0038】この加工フィルムa1におけるコアパター
ンのコア3aは、後述する工程Dでその両端を切断する
ということとの関係で、製造すべき光ROMカードにお
けるコア(光導波路)の長さよりも若干長くなってい
る。また、コアパターンにおけるコア3aの断面形状
は、この時点で、製造すべき光ROMカードのコア(光
導波路)の断面形状と同一になっている。
【0039】なお、図4ではコアパターンとして直線で
延びるコアのパターンを示したが、形成されるコアパタ
ーンにおけるコアは、曲線をなして延びるパターンであ
ってもよく、また直線と曲線とを組み合わせて延びるパ
ターンであってもよい。いずれにしても、各コアが並列
配置された状態でフィルム4の両側縁部4a,4b間に
延びているパターンであればよい。
【0040】次に工程Bでは、工程Aで得られた加工フ
ィルムa1のコアパターンを構成する全てのコアの表面
にクラッドを形成して目的とする光導波路のパターンが
形成される。まず、加工フィルムa1を構成する透明樹
脂よりも低屈折率の樹脂、好適には前記した式(a)〜
式(f)で示される樹脂、具体的には、式(a)の樹脂
としてはゼオネックス(商品名、日本ゼオン社製)、式
(b)の樹脂としてはサイトップ(商品名、旭硝子社
製)、式(c)の樹脂としてはテフロンAF(商品名、
デュポン社製)、式(d)の樹脂としてはテフロンAF
2400(商品名、デュポン社製)、式(e)の樹脂と
しては旭硝子社製のフッ素化アクリル樹脂、式(f)の
樹脂としてはダイキン工業社製のフッ素化ポリスチレン
をあげることができ、これらの樹脂を溶剤に溶解して樹
脂液が調製される。用いる溶剤は、前記したように、加
工フィルムa1の透明樹脂を溶解しないものである。
【0041】例えば、クラッド用の樹脂が式(a)で示
される樹脂の場合にはシクロヘキサンが用いられ、式
(b)〜式(f)で示される樹脂の場合には、フロリナ
ートFCシリーズ(商品名、住友スリーエム社製)のよ
うな炭化フッ素系の溶剤が用いられる。また、調製した
樹脂液における樹脂の濃度が低すぎると、コアの表面を
確実に被覆して光信号をコア内に確実に閉じ込めるクラ
ッドを形成することが困難になり、樹脂濃度が高すぎる
と、樹脂液の粘度が高く成りすぎて均一な厚みのクラッ
ド形成が困難になる。このようなことから、樹脂濃度
は、用いる樹脂の種類によっても異なるが、0.5〜20
重量%であることが好ましい。
【0042】クラッドは、加工フィルムa1のコアパタ
ーンに上記した樹脂液を塗布したのち、溶剤を除去する
ことによって形成される。具体的には、加工フィルムa
1を樹脂液に浸漬したのち取り出し、更に乾燥処理を行
って溶剤を揮散させ、コアパターンの表面に樹脂皮膜を
形成する。また、コアパターンに樹脂液を噴霧したのち
乾燥処理を行って、形成することもできる。
【0043】また、低屈折率の樹脂として前記した紫外
線硬化性樹脂を用いる場合には、樹脂に光開始剤を配合
したのちそれをコアパターンに所望の厚みで塗布し、続
けて紫外線を照射してその塗膜を硬化させることにより
クラッドを形成すればよい。更に、低屈折率の樹脂とし
て熱硬化性樹脂を用いる場合には、それをコアパターン
に塗布したのち所定の温度に加熱して当該樹脂を熱架橋
せしめて硬化することによりクラッドを形成すればよ
い。
【0044】その結果、全体のパターンは加工フィルム
1と同じであるが、図5の丸印の部分を切欠斜視図と
して示したように、コア3aの表面がクラッド3bで被
覆された光導波路3が並列配置している加工フィルムa
2が得られる。工程Cでは、上記した加工フィルムa2
光導波路パターンを接着剤層の中に埋設して一体化し、
更にその一体化物の両面に樹脂フィルムが配置される。
【0045】具体的には、図6で示したように、片面に
前記した不透明樹脂から成る接着剤層2aが形成されて
いる樹脂フィルム1a,1bで、それぞれの接着剤層2
aが工程Bで製造した加工フィルムa2を上・下方向か
ら挟み込んで配置される。このとき、接着剤が熱融着性
の接着剤であれば全体を熱圧着すればよく、また紫外線
硬化型の接着剤であれば全体を圧着しながら紫外線照射
を行えばよい。
【0046】この工程で、接着剤層2aで加工フィルム
2の切り抜き部3Aは充填され、また光導波路3のパ
ターンも接着剤層の中に埋設される。その結果、樹脂フ
ィルム1a,1bと接着剤層2aと加工フィルムa2
の一体化物が得られる。また、不透明樹脂から成る接着
剤の液の中に加工フィルムa2を浸漬したのち取り出
し、ついでその両面に樹脂フィルム1a,1bを貼着し
て一体化してもよい。その場合、接着剤液の粘度が低す
ぎると、加工フィルムa2を接着剤液から取り出したと
きに接着剤がたれ落ちて切り抜き部3Aは接着剤で充填
されないことがあり、また接着剤液の粘度が高すぎる
と、加工フィルムa2との濡れが悪くなるので、その粘
度は500〜3000cps程度にすることが好ましい。
【0047】この工程Cで用いる樹脂フィルム1a,1
bは、製造した光ROMカードにおける保護層として機
能するので、適正な強度特性や耐候性などを備えている
ことが好ましく、具体的には、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、
ポリカーボネートフィルム、ポリアリレートフィルムな
どをあげることができる。
【0048】ところで、工程Cで得られた上記一体化物
において、光導波路3のコア3aは成形フィルム4の両
側縁部4a,4aと一体になっていて、各光導波路3の
光信号の入力端面と出力端面は形成されていない状態に
ある。そこで、本発明においては、次に工程Dとして、
一体化物の光導波路パターンの両端部を切断してその部
分を除去する作業が行われる。
【0049】その結果、一体化物の側面には、光導波路
パターンを構成するそれぞれの光導波路の端面が露出す
る。すなわち、図1、図2で示したように、一体化物の
両側面S1,S2には、コア3aとそれを被覆するクラッ
ド3bからなる各光導波路3の各端面3c,3dが、そ
れぞれの周面は不透明樹脂の接着剤層2が取り囲まれた
状態で露出し、ここに、一方の端面3c(3d)を入力
端面とし、他方の端面3d(3c)を出力端面とする本
発明の光ROMカードaが得られる。
【0050】このようにして製造された光ROMカード
aに情報を記録する場合には、光導波路3の所定位置の
コアを圧壊するか、またはその所定位置に小孔などを穿
設することにより、その所定位置を遮光部にすればよ
い。
【0051】
【実施例】
実施例1 ポリカーボネートから成り、縦100mm、幅100mm、
厚み0.15mmの成形フィルムを用意し、この成形フィル
ムに打ち抜き加工を行い、図1で示したような平面パタ
ーンの加工フィルムa1を得た。
【0052】すなわち、その加工フィルムa1では、両
側縁部5a,5aの幅がそれぞれ15mmであり、コア3
aの長さが70mm、幅が1mmであり、また打ち抜き部3
Aが長さ70mm、幅2mmであり、コア3aの本数は12
本になっている。一方、ZEONEX280(商品名、日本ゼオ
ン(株)製、式(a)で示される樹脂)をシクロヘキサ
ンに溶解して、樹脂濃度が5重量%の樹脂液を調製し
た。
【0053】この樹脂液に前記した加工フィルムa1
浸漬したのち取り出し、温度40℃で30分間乾燥して
シクロヘキサンを除去した。その結果、加工フィルムa
1の全面は、厚み5〜10mmのZEONEX280から成る樹脂膜
で被覆され、図2で示した加工フィルムa2が得られ
た。この加工フィルムa2の両面を、縦150mm、幅1
50mm、厚み0.05mmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルムで、KP2006(日本合成ゴム(株)製の接着剤の商
品名)に酸化チタン粉末が3重量%配合されている白色
の接着剤を介して挟み、圧着しながら紫外線を照射して
前記接着剤層を硬化し、一体化物にした。
【0054】ついで、得られた一体化物の両端部を切断
除去して、図1で示したように、縦90mm、幅60mm、
厚み280μmの光ROMカードaにした。この光RO
Mカードaにおける各光導波路3のコア3aの断面形状
は、幅1mm、高さ160μm程度の四角形になってい
る。波長660mmの光を発信するLEDを光源とし、こ
の光源にコア径が0.05mmであるGIファイバを結合
し、そのGIファイバの他端を光ROMカードaの各光
導波路3の端面3cに接続し、他の端面3dにはコア径
が1.0mmのプラスチック光ファイバを接続して伝送損失
を測定した。参照としては、前記GIファイバの他端と
前記プラスチック光ファイバとを直接接続したときの値
を採用した。
【0055】各光導波路については、平均で1.5dBの伝
送損失が測定された。つぎに、光カードROMaにおけ
るある光導波路に小孔を穿設して遮光部を形成し、その
ときの当該光導波路につき、前記したと同様にして伝送
損失を測定した。18dBであった。このように、本発明
の光ROMカードは、光導波路を埋設する不透明樹脂の
接着剤層の働きにより、光信号の伝送損失は小さくな
り、また、光導波路に遮光部を設けることによりその遮
光部を情報の記録部として機能させることができる。
【0056】実施例2 コア3aの平面パターンが直線パターンではなく、図7
で示したように、一方の端部側を曲線パターンにしたこ
とを除いては、実施例1の場合と同じポリカーボネート
フィルムを用いて加工フィルムa1'を製造した。そし
て、この加工フィルムa1'を用いて、実施例1の場合と
同じようにして光ROMカードを製造した。
【0057】得られた光ROMカードの光導波路の伝送
損失は平均で11.0dBであった。また、ある光導波路の
所望位置に小孔を穿設して遮光部を形成し、その光導波
路の伝送損失を測定したところ30dB以上の値を示し
た。この光ROMカードの場合、光導波路が曲線パター
ンを含むこともあって、実施例1の光カードの場合より
も伝送損失は若干大きくなっている。しかし、遮光部を
形成したときには、その伝送損失は30dB以上になるの
で、その遮光部は十分に情報の記録部として機能するこ
とができる。
【0058】つぎに、前記した小孔に透明のシリコーン
樹脂を充填して光ROMカードの修復を試み、その状態
における伝送損失を測定した。同じく30dB以上の値を
示した。すなわち、この光ROMカードの偽造は事実上
不可能であることが判明した。 実施例3〜6 加工フィルムa1の製造に用いたフィルムが、それぞ
れ、ポリサルホン(実施例3)、ポリアリレート(実施
例4)、ポリエチレンテレフタレート(実施例5)、ポ
リブチレンテレフタレート(実施例6)から成るフィル
ムであったことを除いては、実施例1と同じようにして
光カードを製造して伝送損失を測定した。
【0059】実施例3の場合は5dB、実施例4の場合は
3.5dB、実施例5の場合は4dB、実施例6の場合は4.5
dBであった。そして各光ROMカードのある導波路に小
孔を穿設して情報を記録させ、そのときの伝送損失を測
定した。各実施例の光ROMカードでは、いずれも30
dB以上の伝送損失が測定された。
【0060】実施例7 加工フィルムa2の製造時に用いるクラッド用の樹脂液
が、式(c)で示される全フッ素化アクリル樹脂をフロ
リナートFC77(商品名、住友スリーエム社製)に濃度3
重量%となるように溶解したものであったことを除いて
は、実施例1と同じようにして光ROMカードを製造し
た。
【0061】この光ROMカードにおける光導波路の伝
送損失は1.5dBであった。また、ある光導波路に小孔を
穿設し、その光導波路の伝送損失を測定したところ30
dB以上の値を示した。 実施例8 一体化物の製造時に用いた樹脂フィルムが、片面に、SF
710(三井石油化学(株)製の商品名)に旭カーボン#7
0(商品名、旭カーボン社製)が2重量%配合されてい
る黒色の接着剤から成る厚み50μmの接着剤層が形成
されている厚み50μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムであったことを除いては、実施例1と同様にし
て光ROMカードを製造した。
【0062】この光ROMカードの光導波路における伝
送損失は平均で1.5dBであった。また、ある光導波路に
小孔を穿設して情報記録を行い、この光導波路の伝送損
失を測定したところ30dB以上の値を示した。そして、
この小孔に透明のシリコーン樹脂を充填して光ROMカ
ードの修復を試み、そのときの伝送損失を測定したとこ
ろ25dBであった。
【0063】実施例9 クラッド用の樹脂としてDEFNSA7710(商品名、大日本イ
ンキ社製の紫外線硬化性樹脂、屈折率は1.40)を用
い、この樹脂を加工フィルムa1に厚み15μmとなる
ように塗布したのち紫外線照射(1J/cm2)を充分に行っ
て加工フィルムa 2を製造したことを除いては、実施例
1と同様にして光ROMカードaを製造した。
【0064】この光ROMカードにおける光導波路の伝
送損失は1.4dBであった。また、ある光導波路に小孔を
穿設し、その光導波路の伝送損失を測定したところ30
dB以上の値を示した。 実施例10 クラッド用の樹脂としてX38-091HAB(商品名、信越化学
工業社製の熱硬化性樹脂、屈折率は1.40)を用い、こ
の樹脂を加工フィルムa1に塗布したのち熱架橋を行っ
て加工フィルムa2を製造したことを除いては、実施例
1と同様にして光ROMカードaを製造した。
【0065】この光ROMカードにおける光導波路の伝
送損失は1.4dBであった。また、ある光導波路に小孔を
穿設し、その光導波路の伝送損失を測定したところ30
dB以上の値を示した。 比較例1 まず、実施例1と同一仕様の加工フィルムa1を製造し
た。ついで、この加工フィルムa1の両面を、縦150m
m、幅150mm、厚み0.05mmのポリエチレンテレフタ
レートフィルムで、屈折率1.49の紫外線硬化性樹脂
(大日本インキ社製)を介して挟み、全体を圧着しなが
ら紫外線照射を行って一体化したのち、両端を切除して
光ROMカードにした。
【0066】この光ROMカードにおける光導波路の伝
送損失は2.1dBであった。また、ある光導波路に小孔を
穿設して情報記録を行い、そのときの光導波路の伝送損
失を測定したところ20dBであった。そして、この小孔
に透明のシリコーン樹脂を充填して伝送損失を測定した
ところ約6dBであった。
【0067】したがって、この光ROMカードの場合、
修復が容易であり、偽造に対する信頼性は低い。 比較例2 接着剤が酸化チタン粉末を配合しないKP2006であったこ
とを除いては、実施例1と同様にして光ROMカードを
製造した。
【0068】この光ROMカードの光導波路の伝送損失
は2.5dBであった。また、ある光導波路に小孔を穿設し
て情報記録を行い、その光導波路の伝送損失を測定した
ところ18dBであった。そして、この小孔に透明のシリ
コーン樹脂を充填して伝送損失を測定したところ6dBで
あった。
【0069】したがって、この光ROMカードの場合
は、修復が容易であり、偽造に対する信頼性は低い。
【0070】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
光ROMカードはその構造が非常に簡素化されており、
そして、並列配置されている光導波路の所定位置に小孔
を穿設するだけで情報の記録が可能であり、情報記録を
容易に行うことができる。また、光導波路を不透明な接
着剤層の中に埋設した構造になっているので、光ROM
カードの偽造は事実上不可能となり、非常に高い信頼性
を備えている。
【0071】そして、本発明の光ROMカードは、成形
フィルムの切り抜き加工によるコアパターンの形成、そ
のコアパターンにクラッド用樹脂の被覆による光導波路
パターンの形成、光導波路パターンの接着剤層への埋設
とその両面への樹脂フィルムの貼着、切断加工という工
程を経て製造することができ、非常に簡単に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ROMカードの1例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】コアパターンが形成されている加工フィルムa
1を示す斜視図である。
【図5】光導波路パターンが形成されている加工フィル
ムa2を示す斜視図である。
【図6】加工フィルムa2の両面に接着剤層を有する樹
脂フィルムを配置した状態を示す断面図である。
【図7】別のコアパターンが形成されている加工フィル
ムa1'を示す平面図である。
【符号の説明】
1a,1b 樹脂フィルム 2,2a 接着剤層 3 光導波路 3a コア 3b クラッド 3A 切り抜き部 4 成形フィルム 4a 成形フィルム4の両端部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアが透明樹脂から成り、前記コアの周
    面を被覆するクラッドが前記した透明樹脂よりも低屈折
    率の樹脂から成る光導波路の複数本を並列配置して光記
    録部が形成されている光ROMカードであって、前記光
    導波路は不透明樹脂から成る接着剤層の中に埋設され、
    前記接着剤層の両面には樹脂フィルムが接着されている
    ことを特徴とする光ROMカード。
  2. 【請求項2】 前記コアを形成する透明樹脂が、ポリカ
    ーボネート、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリメタ
    クリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
    チレンテレフタレートのいずれか1種である請求項1の
    光ROMカード。
  3. 【請求項3】 前記クラッドを形成する樹脂が、次式: 【化1】 (ただし、式中、R1とR2は同じであっても異なってい
    てもよく、Hまたは炭素数1〜3のアルキル基を表し、
    nは整数を表す)で示される構造を有する樹脂、次式: 【化2】 (ただし、式中、nは整数を表す)で示される構造を有
    する樹脂、次式: 【化3】 (ただし、式中、nは整数を表す)で示される構造を有
    する樹脂、次式: 【化4】 (ただし、式中、m,nはいずれも整数を表す)で示さ
    れる構造を有する樹脂、次式: 【化5】 (ただし、式中、mは0,1,2のいずれかの数を表
    し、p,qは0,1,2,3のいずれかの数を表し、n
    は整数である)で示される構造を有する樹脂、または、
    次式: 【化6】 (ただし、式中、AはHまたはFを表し、pは0,1,
    2,3,4,5のいずれかの数を表し、mは0,1,2
    のいずれかの数を表し、nは整数を表す)で示される構
    造を有する樹脂のいずれか1種である請求項1の光RO
    Mカード。
  4. 【請求項4】 前記クラッドを形成する樹脂が、紫外線
    硬化性樹脂または熱硬化性樹脂である請求項1の光RO
    Mカード。
  5. 【請求項5】 前記接着剤層を構成する不透明樹脂は、
    接着性樹脂に顔料が配合されて成る請求項1の光ROM
    カード。
  6. 【請求項6】 前記樹脂フィルムがポリエチレンテレフ
    タレートから成る請求項1の光ROMカード。
  7. 【請求項7】 透明樹脂から成るフィルムに切り抜き加
    工を行うことにより、形成すべき光導波路のコアに相当
    する個所以外の個所を切除して成るコアパターンを形成
    する工程;少なくとも前記コアパターンの表面に、前記
    透明樹脂を溶解しない溶剤に前記透明樹脂よりも低屈折
    率の樹脂を溶解して成る樹脂液を塗布したのち前記溶剤
    を除去することにより、または、少なくとも前記コアパ
    ターンの表面に、前記透明樹脂よりも低屈折率の紫外線
    硬化性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を塗布したのち紫外線
    照射処理もしくは熱架橋処理を行うことにより、前記コ
    アパターンの表面を、前記透明樹脂より低屈折率の樹脂
    で被覆して成る光導波路パターンを形成する工程;少な
    くとも前記光導波路パターンの部分の上・下面に、片面
    に不透明樹脂から成る接着剤層が形成されている樹脂フ
    ィルムを貼着して前記光導波路パターンを前記接着剤層
    の中に埋設一体化する、または、少なくとも前記光導波
    路パターンの部分に不透明樹脂から成る接着剤を供給し
    て前記光導波路パターンを前記接着剤の中に埋設したの
    ち両面に樹脂フィルムを貼着して一体化する工程;およ
    び、得られた一体化物に埋設されている前記光導波路パ
    ターンの両端部を切除して各光信号入力端面と出力端面
    を形成する工程;を備えていることを特徴とする光RO
    Mカードの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008527578A (ja) * 2005-01-19 2008-07-24 エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ 識別タグ、識別されるように適合された対象物、ならびに関連する方法、装置およびシステム

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