JPH10111549A - カラー写真記録材料 - Google Patents

カラー写真記録材料

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JPH10111549A
JPH10111549A JP9243501A JP24350197A JPH10111549A JP H10111549 A JPH10111549 A JP H10111549A JP 9243501 A JP9243501 A JP 9243501A JP 24350197 A JP24350197 A JP 24350197A JP H10111549 A JPH10111549 A JP H10111549A
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JP
Japan
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layer
silver halide
coupler
halide emulsion
emulsion layer
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JP9243501A
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English (en)
Inventor
Joerg Dr Hagemann
イエルク・ハゲマン
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Agfa Gevaert AG
Original Assignee
Agfa Gevaert AG
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element
    • G03C7/3005Combinations of couplers and photographic additives
    • G03C7/3008Combinations of couplers having the coupling site in rings of cyclic compounds and photographic additives
    • G03C7/301Combinations of couplers having the coupling site in pyrazoloazole rings and photographic additives

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ピラゾロトリアゾールマゼンタカプラーを含
有するカラー写真記録材料の光に対する安定性を向上さ
せること。 【解決手段】 支持体上に、イエローカプラーと連合す
る少なくとも1層の青−感性ハロゲン化銀乳剤層、マゼ
ンタカプラーと連合する少なくとも1層の緑−感性ハロ
ゲン化銀乳剤層及びシアンカプラーと連合する少なくと
も1層の赤−感性ハロゲン化銀乳剤層を異なるカラー感
度の層の間の非−感光性中間層と共に含有し、少なくと
も1層の緑−感性ハロゲン化銀乳剤層がマゼンタカプラ
ーとしてピラゾロトリアゾールカプラーを含有し、この
層に隣接する少なくとも1層の中間層がDOP掃去剤と
して式I の化合物又は式II の化合物を含有することを特徴とするカラー写真記録材
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は感光性ハロゲン化銀乳剤層にピラ
ゾロトリアゾールカプラーを、及びそれに隣接する非−
感光性層に新規な現像薬酸化生成物(evelope
xidation roduct)(DOP)掃
去剤を含有するカラー写真記録材料に関する。
【0002】発色現像により、すなわち適したカプラー
の存在下で適当な発色現像薬物質、いわゆるカラー現像
薬を用い、画像に露光されたハロゲン化銀乳剤層を現像
することによりカラー写真画像を形成することは既知で
あり、この場合、銀画像と一致して作られる現像薬物質
の酸化生成物がカラーカプラーと反応し、色素画像を形
成する。第1アミノ基を含有する芳香族化合物、特にp
−フェニレンジアミン型の化合物がカラー現像薬として
通常用いられる。
【0003】マゼンタ色素画像の形成には従来ピラゾロ
ンカプラーが用いられる。ピラゾロンカプラーから得ら
れる画像色素の吸光特性は多くの点で理想的ではない。
特に破壊的なのはイエロー2次濃度であり、それは写真
画像に鮮明なカラーを得るためにマスキングカプラー又
は他のマスキング法を用いることを必要とせしめる。3
−アニリノピラゾロンカプラーを用いることにより、こ
れに関してある程度改良できることが証明された。しか
しカラー再現はまだ望み通りではない。
【0004】5−員複素環式化合物と縮合されたピラゾ
ール類、いわゆるピラゾロアゾール類もマゼンタカプラ
ーとして用いることができる。単純なピラゾール類を越
えるそれらの利点は、それらがより高いホルマリン抵抗
性及びより純粋な吸光スペクトルを有する色を与えるこ
とである(EP−A−178 789)。
【0005】しばしば用いられるピラゾロトリアゾール
マゼンタカプラーの使用に伴う1つの主な問題は、得ら
れる画像色素の光の作用に対する低い安定性である。
【0006】現在すでに行われている研究により、この
効果は一部、カラー写真材料の非−感光性中間層で従来
用いられるDOP掃去剤により引き起こされることが確
証された。これらの化合物は、好ましくは2つの長鎖の
又は嵩高いアルキル基により、あるいは疎水性アシルア
ミノ残基により置換されたヒドロキノン化合物、あるい
はジスルホンアミドフェノール類である(EP−A−5
60 198)。
【0007】本発明の基礎となる目的は、ピラゾロトリ
アゾールマゼンタカプラーを含有するカラー写真記録材
料の安定性を向上させることである。
【0008】今回、請求項1に記載のカラー写真記録材
料を用い、上記の目的が達成されることが見いだされ
た。
【0009】従って本発明は、支持体上に、イエローカ
プラーと連合する少なくとも1層の青−感性ハロゲン化
銀乳剤層、マゼンタカプラーと連合する少なくとも1層
の緑−感性ハロゲン化銀乳剤層及びシアンカプラーと連
合する少なくとも1層の赤−感性ハロゲン化銀乳剤層を
異なるカラー感度の層の間の非−感光性中間層と共に含
有し、少なくとも1層の緑−感性ハロゲン化銀乳剤層が
マゼンタカプラーとしてピラゾロトリアゾールカプラー
を含有し、そしてこの層に隣接する少なくとも1層の中
間層がDOP掃去剤として式I
【0010】
【化3】
【0011】[式中、R1はアルキル、アリール、アシ
ル又はアルケニルを意味し、R2は水素又はR1を意味
し、R1及びR2はまた5又は6原子から成る環を形成す
ることもでき、ここで6原子から成る環は芳香族ではな
い]で示される化合物又は式II
【0012】
【化4】
【0013】[式中、R3はアルキル、アリール又はア
ルケニルを意味し、R4は水素又はR3を意味し、R3
びR4は5〜8原子から成る環を形成することもでき、
ここでR3及びR4は一緒にして少なくとも12個のC原
子を有する]で示される化合物を含有することを特徴と
するカラー写真記録材料を提供する。
【0014】本発明の好ましい実施態様の場合、式Iの
DOP掃去剤は式III
【0015】
【化5】
【0016】[式中、X1、X2は−O−又は−NR7
を意味し、R5、R6は水素又はアシルを意味し、R7
水素、アルキル又はアシルを意味する]で示されるもの
である。
【0017】本発明の特に好ましい実施態様の場合、式
IIIにおいてX1、X2は−O−を意味し、R5は水素
を意味し、R6はアシルを意味する。
【0018】R1、R2、R3、R4又はR7により示され
る、あるいはそれらに含有されるアルキル又はアルケニ
ル残基は、直鎖状、分枝鎖状もしくは環状であることが
できる。
【0019】R1〜R7により示されるか又はそれらに含
有される残基は、それ自身が置換されていることがで
き:考え得る置換基はハロゲン、ヒドロキシル、アルキ
ル、アルケニル、アルキニル、アリール、アシル、アル
コキシ、アリールオキシ、アシルオキシ、アルキルチ
オ、アリールチオ又はアシルアミノである。アシル残基
は脂肪族もしくは芳香族カルボン酸もしくはスルホン酸
から、炭酸、カルバミン酸又はアミドスルホン酸、スル
フィン酸、ホスホン酸又はリン酸から誘導されることが
できる。
【0020】式I及びIIIの適したDOP掃去剤の例
を下記に記載する。
【0021】
【化6】
【0022】
【化7】
【0023】
【化8】
【0024】式IIの適したDOP掃去剤の例を下記に
記載する。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【化9】
【0028】式I〜IIIのDOP掃去剤は、通常、カ
ラー写真材料中で、中間層の1m2当たり10〜500
mgの量で用いられる。30〜300mg/m2を用い
るのが好ましい。
【0029】ピラゾロトリアゾールマゼンタカプラー
は、通常、50〜800mg/m2、特に100〜40
0mg/m2の合計量で用いられる。
【0030】好ましいピラゾロトリアゾールカプラーは
式IV
【0031】
【化10】
【0032】[式中、R8は水素、ハロゲン、アルキ
ル、アリール、複素環式基、シアノ、アルコキシ、アシ
ルオキシ、カルバモイルオキシ、アシルアミノ又はポリ
マー残基を意味し、Yは水素又は発色現像条件下で脱離
可能な基を意味し、残基Z1及びZ2の一方は窒素原子を
意味し、そして他方は−CR9−を意味し、R9はR8
同じ意味を有し、ここで残基R8及びR9の1つはバラス
ト基であるか又はバラスト残基により置換されており、
ここでバラスト基はまたポリマー残基であることもでき
る]で示されるものである。
【0033】好ましい実施態様では、Yは水素、塩素、
アルキル、アリール、アシル又は
【0034】
【化11】
【0035】を意味する。
【0036】他の好ましい実施態様では、R8及びR9
一緒にして少なくとも15個のC原子を有する。
【0037】式IVの適したピラゾロトリアゾールカプ
ラーの例を下記に記載する。
【0038】
【化12】
【0039】
【化13】
【0040】
【化14】
【0041】
【化15】
【0042】写真材料における式I〜IVの化合物の利
用は既知である。
【0043】US−A−27 28 661には、ピラ
ゾロトリアゾールマゼンタカプラーを含有していない写
真材料の感光性及び非−感光性層における白さの安定性
を向上させるためのアスコルビン酸エステルの利用につ
き記載されている。
【0044】ピラゾロトリアゾールマゼンタカプラーな
らびに式I及びIIIのエンジオール類(EP−A−5
12 496、US−A−5 429 916)又は式
IIのヒドロキシルアミン(JP−A−62/85 5
48)を一緒に感光性ハロゲン化銀乳剤層に含有する写
真材料は先行技術にある。
【0045】しかし、ピラゾロトリアゾールマゼンタカ
プラーを含有する緑−感性ハロゲン化銀乳剤層に隣接す
る中間層においてDOP掃去剤としてこれらの化合物を
用い、同時にこの目的にこれまで用いられてしたヒドロ
キノン類を省いて、上記の利点を生ずることは全く驚く
べきことであり、これらの刊行物から教唆されるべきこ
とではない。
【0046】カラー写真材料の例はカラーネガティブフ
ィルム類、カラー反転フィルム類、カラーポジティブフ
ィルム類、カラー写真印画紙、カラー反転写真印画紙、
色素拡散転写法又は銀色素漂白法のための感色性材料で
ある。
【0047】写真材料は支持体を含み、その上に少なく
とも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層が適用される。支
持体として、薄いフィルム及びシートが特に適してい
る。支持体材料及びその表面及び裏面に適用される補助
層に関する考察は、Research Disclos
ure 37254,part1(1995),pag
e285に示されている。
【0048】本発明の材料は、反射性支持体を有するの
が好ましい。
【0049】カラー写真材料は従来少なくとも1つの赤
−感性、1つの緑−感性及び1つの青−感性ハロゲン化
銀乳剤層を、場合により中間層及び保護層と共に含有す
る。
【0050】写真材料の型に依存して、これらの層は種
々に配置されることができる。これを最も重要な製品に
関して説明する:カラーネガティブフィルム及びカラー
反転フィルムなどのカラー写真フィルムは支持体上に、
2又は3層の赤−感性、シアン−カプリングハロゲン化
銀乳剤層、2又は3層の緑−感性、マゼンタ−カプリン
グハロゲン化銀乳剤層、及び2又は3層の青−感性、イ
エロー−カプリングハロゲン化銀乳剤層を、記載された
順序で有する。同じ分光感度の層は、それらの写真感度
に関して異なり、ここで低感度部分層が一般に高感度部
分層より支持体に近く配置される。
【0051】種々の層配置に関する可能な選択及び写真
性へのそれらの影響はJ.Inf.Rec.Mat
s.,1994,volume 22,pages18
3−193に記載されている。
【0052】一般にカラー写真フィルムより実質的に低
感度のカラー写真印画紙は、通常、支持体上に、1層の
青−感性、イエロー−カプリングハロゲン化銀乳剤層、
1層の緑−感性、マゼンタ−カプリングハロゲン化銀乳
剤層及び1層の赤−感性、シアン−カプリングハロゲン
化銀乳剤層を記載された順序で有する。
【0053】感光層の数及び配置を変化させ、特別の結
果を得ることができる。例えばすべての高感度層を1つ
の層のパッケージに一緒にまとめ、すべての低感度層を
別の層のパッケージに一緒にまとめて感度を向上させる
ことができる(DE−A−25 30 645)。
【0054】写真乳剤層の実質的成分は結合剤、ハロゲ
ン化銀粒子及びカラーカプラー類である。
【0055】適した結合剤の詳細はResearch
Disclosure 37254,part2(19
95),page286に見いだすことができる。
【0056】適したハロゲン化銀乳剤、それらの製造、
熟成、安定化及び、適した分光増感剤を含む分光増感の
詳細は、Research Disclosure 3
7254,part3(1995),page286及
びResearch Disclosure 3703
8,partXV(1995),page89に見いだ
すことができる。
【0057】カメラ感度を有する写真材料は、通常、臭
化−ヨウ化銀乳剤を含み、それは場合により小さい割合
の塩化銀も含むことができる。写真印刷材料は最高80
モル%のAgBrを有する塩化−臭化銀乳剤又は95モ
ル%より多いAgClを有する塩化−臭化銀乳剤を含
む。
【0058】カラーカプラー類に関する詳細は、Res
earch Disclosure37254,par
t4(1995),page288及びResearc
hDisclosure 37038,partII
(1995),page80に見いだすことができる。
カプラー及び現像薬酸化生成物から生成される色素の極
大吸収は、以下の領域内にあるのが好ましい:イエロー
カプラー430〜460nm、マゼンタカプラー540
〜560nm、シアンカプラー630〜700nm。
【0059】カラー写真フィルムにおける感度、粒状
度、鮮鋭度及び色分解を向上させるために、現像薬酸化
生成物と反応すると写真的に活性な化合物を放出する化
合物、例えば現像阻害剤を脱離するDIRカプラー類が
多くの場合に用いられる。
【0060】そのような化合物、特にカプラー類に関す
る詳細は、Research Disclosure
37254,part5(1995),page290
及びResearch Disclosure 370
38,partXIV(1995),page86に見
いだすことができる。
【0061】通常疎水性であるカラーカプラー類及び層
の他の疎水性成分は、通常、高−沸点有機溶媒に溶解又
は分散される。次いでこれらの溶液又は分散液は、結合
剤水溶液(従来ゼラチン溶液)中に乳化させ、層を乾燥
すると、それは微滴(直径が0.05〜0.8μm)と
して層に存在する。
【0062】適した高−沸点有機溶媒、写真材料の層中
へのそれらの導入の方法及びさらに写真層中への化学化
合物の導入の方法は、Research Disclo
sure 37254,part6(1995),pa
ge292に見いだすことができる。
【0063】一般に異なる分光感度の層の間に置かれる
非−感光性中間層は、現像薬酸化生成物の1つの感光層
から異なる分光増感を有する他の感光層への望ましくな
い拡散を妨げる薬剤を含むことができる。
【0064】適した化合物(ホワイトカプラー類、掃去
剤又はDOP掃去剤)は、Research Disc
losure 37254,part7(1995),
page292及びResearch Disclos
ure 37038,partIII(1995),p
age84に見いだすことができる。
【0065】写真材料はUV光吸収化合物、光学的増白
剤、スペーサー類、フィルター色素類、ホルマリン掃去
剤、光安定剤、酸化防止剤、Dmin色素類、色素、カプ
ラー及びホワイト(whites)の安定化を向上させ
るための、ならびにカラーカブリを減少させるための添
加剤、可塑剤(ラテックス類)、殺生物剤、ならびに他
も含むことができる。
【0066】適した化合物は、Research Di
sclosure 37254,part8(199
5),page292及びResearch Disc
losure 37038,partIV、V、VI、
VII、X、XI及びXIII(1995),page
84以下に見いだすことができる。
【0067】カラー写真材料の層は通常硬膜される、す
なわち用いられる結合剤、好ましくはゼラチンが適した
化学的方法により架橋される。
【0068】適した硬膜剤物質は、Research
Disclosure 37254,part9(19
95),page294及びResearch Dis
closure 37038,partXII(199
5),page86に見いだすことができる。
【0069】画像と共に露光されると、カラー写真材料
はそれらの性質に依存する種々の方法を用いて処理され
る。処理法及び必要な化学品に関する詳細は、材料の例
示と共に、Research Disclosure
37254,part10(1995),page29
4及びResearch Disclosure 37
038,partXVI〜XXIII(1995),p
age95以下に見いだすことができる。
【0070】
【実施例】実施例1 両側にポリエチレンがコーティングされた紙から作られ
たフィルム支持体上に以下の層を記載されている順序で
適用することにより、カラー写真記録材料を製造した。
量はすべて1m2当たりで記載されている。ハロゲン化
銀の適用量は対応するAgNO3の量として記載する。
【0071】層構造1 層1:(基質層) 0.2gのゼラチン 層2:(青−感性層) 0.45gのAgNO3から製造される青−感性ハロゲ
ン化銀乳剤(99.5モル%塩化物、0.5モル%臭化
物、平均粒径0.8μm)及び 1.18gのゼラチン 0.55gのイエローカプラーY−1 0.1gのホワイトカプラーW−1 0.2gの色素安定剤ST−1 0.29gのオイルフォーマーOF−1 0.10gのオイルフォーマーOF−2 層3:(保護層) 1.10gのゼラチン 0.14gの化合物SC−1 0.07gのトリクレシルホスフェート(TCP) 層4:(緑−感性層) 0.30gのAgNO3から製造される緑−感性ハロゲ
ン化銀乳剤(99.5モル%塩化物、0.5モル%臭化
物、平均粒径0.6μm)及び 1.08gのゼラチン 0.28gのマゼンタカプラーM−17 0.24gの色素安定剤ST−2 0.10gの色素安定剤ST−3 0.25gのアジピン酸ジブチル 0.25gのイソオクタデカノール 層5:(UV保護層) 1.15gのゼラチン 0.2gのUV吸収剤UV−1 0.2gのUV吸収剤UV−2 0.2gのオイルフォーマーOF−3 0.14gの化合物SC−1 0.04gのTCP 層6:(赤−感性層) 0.30gのAgNO3から製造される赤−感性ハロゲ
ン化銀乳剤(99.5モル%塩化物、0.5モル%臭化
物、平均粒径0.5μm)及び 0.75gのゼラチン 0.2gのUV吸収剤UV−1 0.36gのシアンカプラーC−1 0.12gの色素安定剤ST−4 0.24gのTCP 層7:(UV保護層) 0.35gのゼラチン 0.15gのUV吸収剤UV−3 0.15gのオイルフォーマーOF−4 層8:(保護層) 0.9gのゼラチン 0.3gの硬膜剤H−1 以下の化合物を実施例1の層構造において用いた:
【0072】
【化16】
【0073】
【化17】
【0074】
【化18】
【0075】
【化19】
【0076】層構造2〜11 層構造2〜11においては、層3及び5の化合物SC−
1を表1に記載される化合物で置換した。SC−1に関
して、それぞれの場合に用いられる量は0.14g/m
2であった。さらに層構造9〜11の層4において、マ
ゼンタカプラーM−17を0.18g/m2のM−9に
置換し、色素安定剤ST−2及びST−3を0.6g/
2のST−5で置換した。
【0077】層構造12及び13 層構造12及び13も、層4に0.14g/m2のII
I−1を加える以外は層構造1と同一である。構造13
の場合、層3及び5におけるSC−1をさらに省略し
た。
【0078】試料を目盛り付きグレーウェッジを介して
緑光に露光し、以下の通りに処理した: a)カラー現像液−45秒−35℃ テトラエチレングリコール 20.0g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 4.0g (N−エチル−N−(2−メタンスルホンアミド)エチル) 5.0g −4−アミノ−3−メチルベンゼンサルフェート 亜硫酸カリウム 0.2g 炭酸カリウム 30.0g ポリ無水マレイン酸 2.5g ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.2g 光学的増白剤(4,4’−ジアミノスチルベンスルホン酸誘導体) 2.0g 臭化カリウム 0.02g 水で1000mlとし;KOH又はH2SO4を用いてp
H=10.2にpH値を調節する。
【0079】 b)漂白/定着浴−45秒−35℃ チオ硫酸アンモニウム 75.0g 亜硫酸水素ナトリウム 13.5g エチレンジアミンテトラ酢酸(鉄−アンモニウム塩) 45.0g 水で1000mlとし;アンモニア(25%)又は酢酸
を用いてpH6.0にpH値を調節する。
【0080】c)水洗−2分−33℃ d)乾燥 次いでマゼンタ濃度(Dmagenta)1.0におけるシア
ン濃度(Dcyan)及びマゼンタカブリ(Dmin(mag
enta))を測定した(表1)。次いで試料を昼光−
標準化キセノンランプからの光に露光し、15−106
lxhで照射した。照射の後の濃度のパーセント減少
(ΔDmagenta)を初期濃度Dmagenta=1.0において
測定した。
【0081】
【表3】
【0082】上記の結果からわかる通り、本発明の試料
は可能最大のマゼンタ色素安定性を示し、非常にわずか
な赤−感性層の共−カプリングしか示さない。
【0083】さらに表1は、緑−感性ハロゲン化銀乳剤
層に本発明の化合物III−1を加えることは(層構造
12及び13、US−A−5 429 916に従う先
行技術)、共−カプリングを有効に妨げないし、マゼン
タ色素安定性を向上させもしないことを示している。さ
らにマゼンタカブリにおける認識され得る上昇がある。
【0084】実施例2 両側にポリエチレンがコーティングされた紙から作られ
たフィルム支持体上に以下の層を記載されている順序で
適用することにより、カラー写真記録材料を製造した。
量はすべて1m2当たりで記載されている。ハロゲン化
銀の適用量は対応するAgNO3の量として記載する。
【0085】層構造14 層1:層構造1と同様 層2:(青−感性層) 0.45gのAgNO3から製造される青−感性ハロゲ
ン化銀乳剤(99.5モル%塩化物、0.5モル%臭化
物、平均粒径0.8μm)及び 1.18gのゼラチン 0.55gのイエローカプラーY−2 0.1gのホワイトカプラーW−1 0.2gの色素安定剤ST−1 0.29gのオイルフォーマーOF−5 0.10gのオイルフォーマーOF−2 層3:層構造1と同様 層4:(緑−感性層) 0.30gのAgNO3から製造される緑−感性ハロゲ
ン化銀乳剤(99.5モル%塩化物、0.5モル%臭化
物、平均粒径0.6μm)及び 1.08gのゼラチン 0.28gのマゼンタカプラーM−16 0.24gの色素安定剤ST−2 0.10gの色素安定剤ST−6 0.50gのフタル酸ジイソオクチル 層5:層構造1と同様 層6:(赤−感性層) 0.30gのAgNO3から製造される赤−感性ハロゲ
ン化銀乳剤(99.5モル%塩化物、0.5モル%臭化
物、平均粒径0.5μm)及び 0.75gのゼラチン 0.2gのUV吸収剤UV−1 0.36gのシアンカプラーC−2 0.12gの色素安定剤ST−4 0.24gのTCP 層7:(UV保護層) 0.35gのゼラチン 0.15gのUV吸収剤UV−4 0.15gのオイルフォーマーOF−4 層8:層構造1と同様 以下の新規な化合物を実施例2の層構造において用い
た:
【0086】
【化20】
【0087】OF−5 1,3−ブタンジオール及び
1,6−ヘキサンジオールとのアジピン酸ポリエステル
【0088】
【化21】
【0089】層構造15〜24 層構造15〜24においては、層3及び5の化合物SC
−1を表2に記載される化合物で置換した。SC−1に
関して、それぞれの場合に用いられる量は0.14g/
2であった。さらに層構造22〜24の層4におい
て、マゼンタカプラーM−16を0.18g/m2のM
−9に置換し、色素安定剤ST−2及びST−6を0.
6g/m2のST−5で置換した。
【0090】層構造25〜27 層構造25〜27も、層4に0.14g/m2のII−
5(構造25及び26)又はII−6(構造27)を加
える以外は層構造14と同一である。構造26及び27
の場合、層3及び5におけるSC−1をさらに省略し
た。
【0091】試料を目盛り付きグレーウェッジを介して
緑光に露光し、実施例1の場合と同様に処理した:次い
でマゼンタ濃度(Dmagenta)1.0におけるシアン濃
度(Dcyan)及びマゼンタカブリ(Dmin(magen
ta))を測定した(表2)。次いで試料を昼光−標準
化キセノンランプからの光に露光し、20−106lx
hで照射した。照射の後の濃度のパーセント減少(ΔD
magenta)を初期濃度Dmagenta=1.0において測定し
た。
【0092】
【表4】
【0093】上記の結果からわかる通り、本発明の試料
は可能最大のマゼンタ色素安定性を示し、非常にわずか
な赤−感性層の共−カプリングしか示さない。
【0094】さらに表2は、緑−感性ハロゲン化銀乳剤
層に本発明の化合物II−5又はII−6を加えること
は(層構造25〜27、JP−A−63/85 548
に従う先行技術)、共−カプリングを有効に妨げない
し、マゼンタ色素安定性を向上させもしないことを示し
ている。さらにマゼンタカブリにおける認識され得る上
昇がある。
【0095】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0096】1.支持体上に、イエローカプラーと連合
する少なくとも1層の青−感性ハロゲン化銀乳剤層、マ
ゼンタカプラーと連合する少なくとも1層の緑−感性ハ
ロゲン化銀乳剤層及びシアンカプラーと連合する少なく
とも1層の赤−感性ハロゲン化銀乳剤層を異なるカラー
感度の層の間の非−感光性中間層と共に含有し、少なく
とも1層の緑−感性ハロゲン化銀乳剤層がマゼンタカプ
ラーとしてピラゾロトリアゾールカプラーを含有し、こ
の層に隣接する少なくとも1層の中間層がDOP掃去剤
として式I
【0097】
【化22】
【0098】[式中、R1はアルキル、アリール、アシ
ル又はアルケニルを意味し、R2は水素又はR1を意味
し、R1及びR2はまた5又は6原子から成る環を形成す
ることもでき、ここで6原子から成る環は芳香族ではな
い]で示される化合物又は式II
【0099】
【化23】
【0100】[式中、R3はアルキル、アリール又はア
ルケニルを意味し、R4は水素又はR3を意味し、R3
びR4はまた5〜8原子から成る環を形成することもで
き、ここでR3及びR4は一緒にして少なくとも12個の
C原子を有する]で示される化合物を含有することを特
徴とするカラー写真記録材料。
【0101】2.式Iの化合物が式III
【0102】
【化24】
【0103】[式中、X1、X2は−O−又は−NR7
を意味し、R5、R6は水素又はアシルを意味し、R7
水素、アルキル又はアシルを意味する]で示されるもの
であることを特徴とする上記1項に記載のカラー写真記
録材料。
【0104】3.ピラゾロトリアゾールカプラーが式I
【0105】
【化25】
【0106】[式中、R8は水素、ハロゲン、アルキ
ル、アリール、複素環式基、シアノ、アルコキシ、アシ
ルオキシ、カルバモイルオキシ、アシルアミノ又はポリ
マー残基を意味し、Yは水素又は発色現像条件下で脱離
可能な基を意味し、残基Z1及びZ2の一方は窒素原子を
意味し、そして他方は−CR9−を意味し、R9はR8
同じ意味を有し、ここで残基R8及びR9の1つはバラス
ト基であるか又はバラスト残基により置換されており、
ここでバラスト基はまたポリマー残基であることもでき
る]で示されるものであることを特徴とする上記1項に
記載のカラー写真記録材料。
【0107】4.式I〜IIIの化合物が写真材料中で
中間層の1m2当たり10〜500mgの量で用いられ
ることを特徴とする上記1又は2項の1つに記載のカラ
ー写真記録材料。
【0108】5.ピラゾロトリアゾールカプラーが写真
材料中で50〜800mg/m2の量で用いられること
を特徴とする上記1〜3項の1つに記載のカラー写真記
録材料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、イエローカプラーと連合す
    る少なくとも1層の青−感性ハロゲン化銀乳剤層、マゼ
    ンタカプラーと連合する少なくとも1層の緑−感性ハロ
    ゲン化銀乳剤層及びシアンカプラーと連合する少なくと
    も1層の赤−感性ハロゲン化銀乳剤層を異なるカラー感
    度の層の間の非−感光性中間層と共に含有し、少なくと
    も1層の緑−感性ハロゲン化銀乳剤層がマゼンタカプラ
    ーとしてピラゾロトリアゾールカプラーを含有し、そし
    てこの層に隣接する少なくとも1層の中間層がDOP掃
    去剤として式I 【化1】 [式中、R1はアルキル、アリール、アシル又はアルケ
    ニルを意味し、R2は水素又はR1を意味し、R1及びR2
    はまた5又は6原子から成る環を形成することもでき、
    ここで6原子から成る環は芳香族ではない]で示される
    化合物又は式II 【化2】 [式中、R3はアルキル、アリール又はアルケニルを意
    味し、R4は水素又はR3を意味し、R3及びR4はまた5
    〜8原子から成る環を形成することもでき、ここでR3
    及びR4は一緒にして少なくとも12個のC原子を有す
    る]で示される化合物を含有することを特徴とするカラ
    ー写真記録材料。
JP9243501A 1996-08-28 1997-08-26 カラー写真記録材料 Pending JPH10111549A (ja)

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