JPH10111456A - 防振機能を備えたズームレンズ - Google Patents

防振機能を備えたズームレンズ

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JPH10111456A
JPH10111456A JP8286147A JP28614796A JPH10111456A JP H10111456 A JPH10111456 A JP H10111456A JP 8286147 A JP8286147 A JP 8286147A JP 28614796 A JP28614796 A JP 28614796A JP H10111456 A JPH10111456 A JP H10111456A
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JP
Japan
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lens group
lens
refractive power
wide
focal length
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JP8286147A
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English (en)
Inventor
Kenzaburo Suzuki
憲三郎 鈴木
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】明るく広画角を有し、変倍比が高く、バックフ
ォーカスが十分に長く、像側のテレセントリック性が十
分に高い高性能な防振機能を備えたズームレンズを得
る。 【解決手段】物体側から順に、正の屈折力を有する第1
レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G
2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折
力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第
5レンズ群G5とを備え、広角端での焦点距離が画面対
角長よりも短いズームレンズにおいて、広角端から望遠
端への変倍に際して、少なくとも第5レンズ群G5を物
体側に移動させ、かつ各レンズ群の間隔を変化させ、防
振に際して、第2レンズ群G2を光軸とほぼ直交する方
向に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズームレンズに関
し、特に広画角を含む高変倍ズームレンズの防振技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】防振機能を備えたズームレンズとして
は、特開平6−337375号公報、特開平6−123
836号公報などに開示されたものがある。これらは、
5群以上のレンズ群で構成されるズームレンズの第2レ
ンズ群、第3レンズ群などを、防振のために光軸を横切
って変位させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記各公
報に記載されているズームレンズは主として望遠用のズ
ームレンズであり、画角は広角端で30度よりも小さい
領域であった。さらに、実効FナンバーがF/4〜F/
5.6程度と暗いので、照明条件によっては絵柄が黒く
て暗い被写体を撮影するには不十分である。これに対
し、明るく、広角で、高変倍・高性能な防振光学系が、
久しく求められていた。加えて、電子画像機器等に利用
される光学系には、光学的ローパスフィルターや、3色
分解フィルター、ミラー等をレンズ後方に配置すること
が多いため、十分に大きなバックフォーカスも求められ
てきた。さらに、シェーディングを少なくするために、
画面周辺において充分な周辺光量を確保することがで
き、かつ、像側に十分にテレセントリックであることも
求められていた。本発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、明るく広画角を有し、変倍比が高く、バ
ックフォーカスが十分に長く、像側のテレセントリック
性が十分に高い高性能な防振機能を備えたズームレンズ
を得ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、物体側から順に、正の屈折力を有する
第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群
2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈
折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する
第5レンズ群G5とを備え、広角端での焦点距離が画面
対角長よりも短いズームレンズにおいて、広角端から望
遠端への変倍に際して、少なくとも前記第5レンズ群G
5を物体側に移動させ、かつ前記各レンズ群の間隔を変
化させ、防振に際して、前記第2レンズ群G2を光軸と
ほぼ直交する方向に移動させることを特徴とする防振機
能を備えたズームレンズとした。
【0005】本発明は、基本的には正の屈折力を持つ第
1レンズ群G1と、負の屈折力を持つ第2レンズ群G
2と、正または負の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、正
の屈折力を持つ第4レンズ群G4と、負の屈折力を持つ
第5レンズ群G5とから成る5群構成のズームレンズを
採用している。ここで、本発明に係るズームレンズの防
振機能の手法を説明すると、レンズ群またはその一部の
レンズを防振変位手段によって光軸とほぼ直交する方向
に移動させることにより、カメラの揺れや振動に起因す
る結像状態の変動を補正する方式を採用している。以下
に、このタイプのズームレンズの特徴及び利点について
簡単に説明する。まず第1には、この5群構成という多
群構成の特徴を充分に生かすことにより、結像性能に優
れ、かつ高倍率化にも適用できるズームレンズを達成す
ることができる。また、広角側で、レンズ群の間隔を狭
めた配置を採ることが出来るため、広角側で全長が短い
コンパクトな構成にすることが出来る。そして多群構成
であることから、変倍時にレンズ群の動きかたの自由度
が多く、中間焦点距離状態でも結像性能を良好に保つこ
とが出来る。
【0006】さて、本発明ではこのようなズームタイプ
の従来から知られていた優れた特徴に加えて、広角側で
の焦点距離が画面対角長以下である広角レンズが達成出
来るのみならず、防振性能に優れていることを見いだし
たのである。次に、防振群の構成について述べると、ま
ず、第1レンズ群G1や第5レンズ群G5は、大型のレン
ズ群となりやすく、このようなレンズ群を防振群とする
ことは機構が大型化、複雑化するため、好ましくない。
そして、第2レンズ群G2のように全長や径が小さいレ
ンズ群が望ましいことがわかる。さらには、本発明で
は、このようなズームレンズのタイプにおいて、第2レ
ンズ群G2によって防振を行うことにより、優れた光学
性能が得られることを見出したのである。加えて、電子
画像機器等に利用される光学系には、光学的ローパスフ
ィルターや、3色分解フィルター、ミラー等をレンズ後
方に配置することが多いため、このような場合に必須と
なる十分に大きなバックフォーカスも得られることを見
いだしたのである。さらに、シェーディングを減少させ
るために、画面周辺において充分な周辺光量を確保する
ことができ、かつ、像側に十分にテレセントリックであ
ることを達成出来ることも見いだしたのである。
【0007】本発明においては、 ΔS:防振に際して移動する第2レンズ群G2の光軸と
ほぼ直交する方向への最大変位量 f3:第2レンズ群G2の焦点距離 fT:望遠端での全系の焦点距離 とするとき、 ΔS/|f2|<0.1 (1) 0.05<|f2|/fT<1.5 (2) なる条件を満たすことが好ましい。
【0008】(1)式は、第2レンズ群G2の光軸と直
交する方向への最大変位量ΔSを、第2レンズ群G2
焦点距離f2の大きさとの比で適切な範囲を定めたもの
である。条件式(1)の上限を越えると、第2レンズ群
2の最大変位量ΔSが大きくなりすぎ、その結果、防
振時の収差変動量が大きくなり、不都合である。特に、
像面上の周辺位置における、メリディオナル方向の最良
像面とサジタル方向の最良像面の光軸方向の差が広が
り、不都合である。また言うまでもなく、移動しなけれ
ば防振の作用は得られないのであるから、ΔSは0より
も大きい(ΔS>0)のである。なお(1)式の上限を
0.05とすれば、さらにに好ましい効果が得られる。
【0009】(2)式は、第2レンズ群G2の焦点距離
2を、望遠端での焦点距離fTの大きさとの比で適切な
範囲を定めたものである。条件式(2)の上限を越える
と、第2レンズ群G2の焦点距離f2が大きくなりすぎて
しまい、バックフォーカスが小さくなりすぎ、十分なバ
ックフォーカスが得られなくなってしまい、不都合が生
ずる。また、防振のための移動量が大きくなりすぎてし
まい、防振機構の構成上不都合である。また、変倍のた
めの移動量が大きくなり、ズームレンズ全体が大きくな
って不都合が生じる。条件式(2)の下限を越えると、
第2レンズ群G2の焦点距離f2が小さくなりすぎてしま
い、ペッツバール和が負側に大きく変位してしまうか
ら、像面湾曲が大きくなりすぎて不都合が生ずる。ま
た、変倍時の諸収差の変動、特に像面湾曲の変動が大き
くなりすぎて不都合である。
【0010】また本発明においては、 bfW:広角端でのバックフォーカス fW:広角端での全系の焦点距離 とするとき、 2.0<bfW/fW<8.0 (3) なる条件を満たすことが好ましい。(3)式は、広角端
でのバックフォーカスbfWを、広角端での全系の焦点
距離fWとの比で、適正な条件範囲を示したものであ
る。条件式(3)の上限を越えると、バックフォーカス
が過度に大きくなりすぎ、第4レンズ群G4や第5レン
ズ群G5のレンズ径が大きくなり、コンパクト化に向か
ない。また、変倍時のコマ収差や像面湾曲の変動が大と
なり、不都合である。条件式(3)の下限を越えると、
バックフォーカスが過度に小さくなりすぎ、フィルター
やミラーを置くスペースを確保することが困難となって
不都合である。また、像側テレセントリックからはずれ
やすくなり、この点からも不都合である。さらには、望
遠側の歪曲収差が正側に大きくなりやすく不都合であ
る。
【0011】また本発明においては、 LW:広角端での第1レンズ面から最終レンズ面までの
長さ(レンズ全長) y:最大像高 f4:第4レンズ群G4の焦点距離 fW:広角端での全系の焦点距離 とするとき、 4.5<LW/y<20.0 (4) 0.3<|f4|/fW<5.0 (5) なる条件を満たすことが好ましい。
【0012】(4)式は、広角端でのレンズ全長L
Wを、最大像高yとの比で適正な条件範囲を示したもの
である。条件式(4)の上限を越えると、全長が過度に
大きくなりすぎ、レンズ全体の重量が増加してしまうた
め不都合である。特に、第1レンズ群G1や第5レンズ
群G5のレンズ径が大きくなり、コンパクト化に向かな
い。また、一定のフィルター径に納めようとすると、周
辺光量不足となりやすく不都合である。条件式(4)の
下限を越えると、広角端での全長LWが過度に小さくな
りすぎ、収差補正の自由度が足りなくなってしまう不都
合が生じる。一般に諸収差の補正を良好に行うには、絞
りの前後に、なるべく離れた距離まで数多くのレンズ面
があることが好ましいのであるが、この場合は、各レン
ズ面が絞りに近づきすぎてしまうため、良好な補正が困
難となってしまうのである。その結果、諸収差のうち、
特にコマ収差の補正が十分でなくなるために、良好な結
像性能を得ることが困難となってしまう。また、ペッツ
バール和が負側に大きく変位する傾向となり、不都合で
ある。
【0013】(5)式は、第4レンズ群G4の焦点距離
4の大きさを、広角端での全系の焦点距離fWとの比で
適切な範囲を定めたものである。条件式(5)の上限を
越えると、第4レンズ群G4の焦点距離f4の大きさが大
きくなりすぎてしまい、その結果、バックフォーカスが
小さくなりすぎ、十分なバックフォーカスが得られなく
なってしまい、不都合が生ずる。また、テレセントリッ
ク性の確保が困難となりやすく不都合である。条件式
(5)の下限を越えると、第4レンズ群G4の焦点距離
4の大きさが小さくなりすぎてしまい、ペッツバール
和が負側に大きく変位してしまい、像画湾曲が大きくな
りすぎて不都合が生ずる。また、変倍時の諸収差の変
動、特に球面収差の変動が大きくなってしまい不都合で
ある。なお、本発明の効果を十分に発揮するには、条件
式(5)の上限を4.0とし、下限を2.0とすること
が好ましい。
【0014】ここで、変倍時にズームレンズの各群が担
う倍率と各群の動き方について述べる。本発明では、広
角側から望遠側への変倍に際して、第2レンズ群G2
第5レンズ群G5の結像倍率が、いずれも常に増大して
いる構成とすることが可能である。このような構成は変
倍の効率が良く、ズームレンズの構成上好ましい。さら
には、先ず第5レンズ群G5は、広角側から望遠側への
変倍に際して、物体側に移動する形態が望ましい。従っ
て、バックフォーカスは望遠端では広角端よりも長くな
る。同様に第1レンズ群G1も、広角側から望遠側への
変倍に際して、物体側に移動する形態が望ましい。ま
た、第3レンズ群G3も、広角側から望遠側への変倍に
際して、物体側に移動する形態が望ましい。このような
構成により、広角側で全長を短く、コンパクトにするこ
とが可能であり、好ましい。
【0015】また、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2
の間隔と、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間隔
は、望遠端では広角端よりも広がっていることが望まし
い。逆に、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔
と、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の間隔は、望遠
端では広角端よりも狭まっているいることが望ましい。
ズームレンズ全体を、このような構成とすることによ
り、変倍全域にわたり、像側にほぼテレセントリックと
することが出来る。
【0016】このとき、テレセントリック性を優先する
ときは、第4レンズ群G4は広角側から望遠側への変倍
時に、倍率の変化は必ずしも増大しなくとも良い。逆
に、高倍率を優先するときは、第4レンズ群G4の倍率
は増大した方が良い。さらには、第4レンズ群G4は広
角端から望遠端への変倍時に固定ないしは、像側へ移動
することが好ましい。また、一般にズームレンズにおい
て、各レンズ群のうち、何れかのレンズ群を変倍中固定
とすることにより、ないしは、複数のレンズ群の変倍時
の移動軌道を同一とすることにより、機構的に簡素な構
造とすることが可能なので好都合である。本発明におい
ては、第2レンズ群G2と第4レンズ群G4のうち、少な
くとも何れか一方を固定とすることが可能であることを
見いだした。第2レンズ群G2と第4レンズ群G4は、組
立時に偏心誤差による性能劣化が起きやすいために、こ
れらを固定とすることは、製造上大変に好ましいのであ
る。
【0017】また本発明においては、 LP:開口絞りSよりも像側の光学系の物側主点Hから
開口絞りSまでの光軸上の距離(但し、開口絞りSが物
側主点Hよりも物側の場合、LPは負であり、逆の場合
は正とする。) とするとき、 −3.0<LP/fW<3.0 (6) なる条件を満たすことが好ましい。(6)式は、LP
広角端での焦点距離fWとの比で適切な範囲を定めたも
のである。まず、条件式(6)の上限を越える場合も下
限を越える場合も、テレセントリックからのはずれかた
が大きくなって、シェーディングが起きやすくなり不都
合である。また条件式(6)の上限を越えると、開口絞
りよりも像側のレンズ径が大きくなりすぎて不都合であ
る。また、広角端での非点隔差が大となり、広角端と望
遠端で歪曲収差が負方向に大きくなりがちで、不都合で
ある。条件式(6)の下限を越えると、バックフォーカ
スが確保しづらくなって不都合である。また、広角端と
望遠端で球面収差が負方向に甚大となって、コマ収差も
大きく発生し、不都合である。
【0018】また本発明においては、良好な結像性能を
得るために、 FnT:ズームレンズ全体の望遠端での開放Fナンバー とするとき、 0.1<f1/(FnT・fT)<3.0 (7) 0.015<|f2/(FnT・fT)|<3.0 (8) なる条件を満たすことが好ましい。
【0019】条件式(7)は、第1レンズ群G1の焦点
距離f1を、望遠端での全系の焦点距離fTと明るさ(F
ナンバー)FnTに対する適正な範囲を規定するものであ
る。条件式(7)の下限を越えると、暗い光学系にな
り、本発明の意図する所をはずれるので不適当である。
また、第1レンズ群G1の焦点距離f1が必要以上に小さ
くなるため、負の球面収差が発生しやすくなり不都合で
あり、ペッツバール和が正側に過大となりやすく、不都
合である。条件式(7)の上限を越えると、明るい光学
系になりすぎるため、諸収差の補正が非常に困難となる
ので不適当である。また、第1レンズ群G1の焦点距離
1が大きくなりすぎるため、全長が大きくなりすぎ不
都合であり、絞り径も大きくなって不都合であるばかり
か、正の球面収差が発生しやすくなり不都合である。な
お、本発明の効果を十分に発揮するには、条件式(7)
の上限を1.0とし、下限を0.2とすることが望まし
い。
【0020】条件式(8)は、防振レンズ群である第2
レンズG2の焦点距離f2を、望遠端での全系の焦点距離
Tと明るさ(Fナンバー)FnTに対する適正な範囲を
規定するものである。条件式(8)の下限を越えると、
暗い光学系になり、本発明の意図する所をはずれるので
不適当である。また、第2レンズ群G2の焦点距離f2
必要以上に小さくなるため、正の球面収差が発生しやす
くなり不都合であり、ペッツバール和が負側に過大とな
りやすく、不都合である。条件式(8)の上限を越える
と、明るい光学系になりすぎるため、諸収差の補正が非
常に困難となるので不適当である。また、第2レンズ群
2の焦点距離f2が大きくなりすぎるため、変倍のため
の軸上空気間隔が大きくなりすぎ、そのため全長が長く
なって不都合である。また、変倍時のコマ収差の変動が
発生しやすくなり不都合である。
【0021】さて、防振レンズ群を実際に構成するとき
は、以下の条件式を満たすことが望ましい。 0.3<φ/|f2|<5.0 (9) 2.0<d/fW<10.0 (10) ここで、 φ:防振レンズ群G2の最も物体側のレンズ面の最大有
効径(直径) d:第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面の最大有
効径(直径) である。
【0022】条件式(9)は、防振レンズ群G2のコン
パクト性および明るさを確保するための望ましい範囲を
示すものである。条件式(9)の上限を上回ると、光学
系が不必要に明るくなって光学系の大型化を招き、レン
ズ枚数も極端に増加するので好ましくない。また、第2
レンズ群G2の屈折力が強くなり過ぎて、球面収差を含
む諸収差の補正が困難となるので好ましくない。逆に、
条件式(9)の下限を下回ると、第2レンズ群G2の屈
折力が弱くなり過ぎて、変倍におけるレンズ群の移動量
が大きくなる。その結果、隣接するレンズ群との干渉が
起こり、充分な変倍比の確保が困難となり不都合であ
る。また、暗い光学系となり、暗い被写体を撮影すると
きに照明が必要となる頻度が増すので望ましくない。た
だし、照明をするときはこの限りではない。
【0023】条件式(10)は、広角端における第1レ
ンズ群G1の物体側のレンズ面の最大有効径dと広角端
での焦点距離fWとの比について適切な範囲を規定して
いる。条件式(10)の上限を上回ると、光学系が不必
要に明るくなって光学系の大型化を招き、好ましくな
い。また、第1レンズ群G1で発生する球面収差を含む
諸収差の補正が困難となるので好ましくない。逆に、条
件式(10)の下限を下回ると、光学系に十分な明るさ
が確保出来なくなり、不都合である。また、絞りよりも
後方の光学系の径が大きくなりがちで不都合である。さ
らには、光学系の射出瞳が像面から後方に変位しやすく
なるため不都合である。なお、条件式(10)の効果を
十分に発揮するには、上限を8.0とし、下限を5.0
とすることが望ましい。
【0024】なお本発明では、防振のために、第2レン
ズ群G2を光軸とほぼ直交する方向に移動させる方法を
述べているが、第2レンズ群G2を光軸上または光軸近
傍の所定の点を中心に旋回運動させても良い。つまり、
防振時に、シフト成分以外にチルト成分を加えて駆動す
ることにより、更に良好な防振光学性能が得られる。さ
らには、第2レンズ群G2中の一部のレンズ群を偏心駆
動させて、防振することも可能である。
【0025】本発明の各レンズ群の構成に関してさらに
述べると、第1レンズ群G1は、良好な色補正のために
は、少なくとも1枚の貼り合わせレンズを有することが
好ましい。また第2レンズ群G2中の凹レンズに非球面
を設けることが望ましい。これにより、広角化に関して
有利であり、特に、最も物体側の面を非球面とすること
が好ましい。このとき、非球面の形状は、光軸から離れ
るに従い屈折力が弱くなる形状が望ましい。また第2レ
ンズ群G2中に非球面を設けることは、防振性能の向上
の面からも好ましく、更に第2レンズ群G2中に非球面
を設けることにより、変倍に際して第2レンズ群G2
光軸方向に固定とすることも容易となる。
【0026】第3レンズ群G3は、少なくとも1枚の貼
り合わせレンズを有することが好ましい。十分な色消し
のためには、貼り合わせ面でのアッベ数の差Δνは、 8.0<Δν とすることが望ましい。なお、貼り合わせ面が複数の場
合は、最も物側の貼り合わせ面について、上式を満たす
ことが望ましい。そして、第3レンズ群G3中に、ない
しは第3レンズ群G3の近傍に、開口絞りを有すること
が望ましい。
【0027】フォーカシングの際には、防振群である第
2レンズ群G2の全体ないしは一部のレンズ群を光軸方
向に移動し、あるいは第3レンズ群G3の全体ないしは
一部のレンズ群を光軸方向に移動すると、収差変動が小
さく出来るため、好ましい。また、防振時の像面の平坦
性を確保するには、広角端での焦点距離を1に規格化し
たときの防振群G2のペッツバール和Pは、 −1.7<P<1.3 の範囲とすることが望ましい。さらには、防振群G
2は、物体側から少なくとも2つの負の屈折力を有する
レンズ群を有することが好ましい。さらにその像側に
は、正レンズ成分と負レンズ成分とを貼り合わせたレン
ズを配置することが望ましい。また変倍中の諸収差の変
動を抑えるには、第2レンズ群G2中の屈折率の最も高
い負レンズの当該屈折率が1.76以上であることが好
ましく、第2レンズ群G2中の最も物体側の負レンズの
屈折率が1.6以上であることが望ましい。
【0028】第4レンズ群G4は、物体側に負レンズ成
分を有することが好ましく、さらには、少なくとも1枚
の貼り合わせレンズを有することが好ましい。第5レン
ズ群G5は、十分な色消しのために、少なくとも1枚の
貼り合わせレンズを有することが好ましい。さらに、非
球面を少なくとも1面有することが好ましい。これによ
り、コマ収差や歪曲収差を良好に補正することが出来
る。
【0029】なお、本発明のズームレンズにさらに非球
面レンズや屈折率分布型ガラスを用いたレンズを加えれ
ば、より良好な光学性能が得られる。また第1レンズ群
1内や第5レンズ群G5内に、特殊低分散ガラスを用い
ると、色収差を低減することが出来るため好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。図1と図4は、それぞれ本発明の第
1実施例と第2実施例にかかるズームレンズのレンズ構
成を示す図である。両実施例のズームレンズとも、物体
側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、
負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を
有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レ
ンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とか
らなる。また広角端での焦点距離fWは、画面対角長よ
りも短い。広角端から望遠端への変倍は、第5レンズ群
5を物体側に移動すると同時に、各レンズ群G1〜G5
の間隔をいずれも変化させることによって行っており、
また防振補正は、第2レンズ群G2を光軸とほぼ直交す
る方向に移動することによって行っている。また第1実
施例では、第4レンズ群G4が変倍中に固定されてお
り、第2実施例では、第2レンズ群G2と第4レンズ群
4が変倍中に固定されている。図中ASPは非球面レ
ンズ面を表す。
【0031】以下の表1と表2に、それぞれ第1実施例
と第2実施例の諸元を示す。各表の[レンズ諸元]中、
Noは物体側からの各レンズ面の番号、rは各レンズ面
の曲率半径、dは各レンズ面の間隔、νdは各レンズの
d線(λ=587.6nm)を基準としたアッベ数、n
dとngはそれぞれ各レンズのd線とg線(λ=435.
8nm)に対する屈折率を表す。レンズ面番号に*印を
付したレンズ面は非球面を示す。非球面レンズ面につい
ては、曲率半径rは頂点での曲率半径であり、また非球
面の形状は次式で表される形状である。 但し、x:レンズ面の頂点から測った光軸方向の距離 y:光軸からの高さ r:レンズ面の頂点での曲率半径 κ:円錐定数 Cn:n次非球面係数 である。非球面レンズ面の円錐定数κと非球面係数Cn
を[非球面データ]に示す。[非球面データ]中に示さ
れていない非球面係数Cnはすべて0である。また[防
振データ]中、防振レンズ群G3と像の移動は、光路図
上で上方を正とし、下方を負としている。また以下の表
3に、前記各条件式に関連する諸値と、各条件式(1)
〜(10)の値とを示す。
【0032】
【表1】 [レンズ諸元] No r d νddg 1 56.7539 1.5000 23.01 1.860741 1.910649 2 30.5308 12.0000 65.42 1.603001 1.614372 3 581.6635 0.0500 4 27.2253 7.0000 53.93 1.713000 1.729417 5 79.3611 (d5) 6* 35.3746 1.0000 39.82 1.869940 1.897730 7 8.1163 4.3000 8 -15.9752 1.0000 45.37 1.796681 1.818801 9 15.0026 0.0500 10 12.9949 3.7000 27.63 1.740771 1.776142 11 -14.3934 0.5000 12 -12.6887 1.0000 45.37 1.796681 1.818801 13 12.4930 2.0000 30.04 1.698950 1.729431 14 -102.5225 (d14) 15 (開口絞り) 0.7000 16 28.3613 4.2000 53.48 1.547390 1.560219 17 -8.5437 1.0000 45.37 1.796681 1.818801 18 -21.0250 0.0500 19 -42.2069 2.5000 64.10 1.516800 1.526703 20 -15.7371 (d20) 21 -27.0748 0.6000 52.30 1.748099 1.765893 22 45.2285 1.8000 23 23.0689 1.0000 49.45 1.772789 1.792324 24 14.0001 4.0000 35.51 1.595071 1.616844 25 57.4489 (d25) 26 25.1038 4.5000 82.52 1.497820 1.505265 27 -53.7101 0.5000 28 -106.8877 0.8000 27.63 1.740771 1.776142 29 19.8786 5.4000 67.87 1.593189 1.604034 30 -52.9674 0.1000 31 20.6453 4.2000 60.23 1.518350 1.528997 32* -289.8800 (bf) [非球面データ] No=6 κ=1.0000 C4 =-7.40550×10-66 = 3.84200×10-78 =-4.25680×10-910= 9.61370×10-12 No=32 κ=1.0000 C4 = 3.47800×10-56 = 1.31740×10-88 =-9.25880×10-1110= 4.80680×10-13 [可変間隔] 広角端 望遠端 d5 0.46148 19.55296 d14 10.49817 1.18183 d20 0.04866 21.06623 d25 9.40014 0.80897 bf 24.94325 33.53441 [防振データ] 第2レンズ群G2のシフト量:ΔS=+0.3 像のシフト量 広角端:-0.284 望遠端:-0.781
【0033】
【表2】 [レンズ諸元] No r d νddg 1 (フィルタ枠) 3.0000 2 ∞ 2.5000 64.10 1.516800 1.526703 3 ∞ 1.2000 4 77.0938 1.5000 23.01 1.860741 1.910649 5 43.2588 8.2000 60.03 1.640000 1.653133 6 -593.1460 0.1000 7 37.9264 5.2092 52.30 1.748099 1.765893 8 87.3198 (d8) 9* 40.9413 1.2000 43.35 1.840421 1.864916 10 10.9488 6.3054 11 -13.6115 1.0107 43.35 1.840421 1.864916 12 442.1861 1.8370 30.04 1.698950 1.729431 13 -17.8652 0.7754 14 -11.4552 1.3317 43.35 1.840421 1.864916 15 72.7457 2.0757 28.19 1.740000 1.774461 16 -19.5184 (d16) 17 (開口絞り) 3.0000 18 29.2483 3.0289 70.41 1.487490 1.495932 19 -9.6805 1.0000 49.45 1.772789 1.792324 20 -18.4595 0.1000 21 -48.0813 2.1030 70.41 1.487490 1.495932 22 -21.6423 (d22) 23 -39.6851 1.0000 52.30 1.748099 1.765893 24 21.2904 0.1000 25 22.1376 3.7124 32.17 1.672700 1.699894 26 -14.5738 1.0000 53.93 1.713000 1.729417 27 -278.6524 (d27) 28 -888.0202 2.4857 60.23 1.518350 1.528997 29* -29.8742 0.1000 30 235.1578 1.0000 23.01 1.860741 1.910649 31 17.8846 4.0276 70.41 1.487490 1.495932 32 -40.9855 0.4788 33 20.0878 3.1541 70.41 1.487490 1.495932 34 -63.8370 (bf) [非球面データ] No=9 κ=1.0000 C4 = 2.67150×10-56 = 3.73920×10-88 =-4.56150×10-1010= 6.64660×10-12 No=29 κ=1.0000 C4 =-2.27310×10-66 =-7.17320×10-98 = 8.08310×10-1010=-6.44520×10-12 [可変間隔] 広角端 望遠端 d8 0.83708 26.82256 d16 15.95351 0.46500 d22 1.54283 17.03134 d27 8.83053 1.84893 bf 25.88278 32.86437 [防振データ] 第2レンズ群G2のシフト量:ΔS=+0.3 像のシフト量 広角端:-0.237 望遠端:-0.759
【0034】
【表3】
【0035】図2と図3に、それぞれ第1実施例の広角
端と望遠端での球面収差、非点収差、歪曲収差、及び横
収差を示す。横収差(A)は第2レンズ群G2を光軸上
に配置した状態を示し、横収差(B)は第2レンズ群G
2を光軸と直交する方向にΔSだけ移動して防振補正を
行った状態を示す。同様に図5と図6に、それぞれ第2
実施例の広角端と望遠端での諸収差を示す。各収差図に
おいて、FNOはFナンバー、Yは像高を表す。非点収差
図中、実線Sはサジタル像面を示し、破線Mはメリディ
オナル像面を示す。各収差図から明らかなように、各実
施例とも、各焦点距離状態において諸収差が良好に補正
されていることがわかる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、広
角を含み防振機能を備え、小型で且つ高性能高倍率で明
るく、更に十分なバックフォーカスとテレセントリック
性を確保したズームレンズを提供することができる。ま
た、焦点検出機能と組み合わせれば、オートフォーカス
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるズームレンズの構
成を示す図である。
【図2】第1実施例の広角状態における諸収差図であ
る。
【図3】第1実施例の望遠状態における諸収差図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例にかかるズームレンズの構
成を示す図である。
【図5】第2実施例の広角状態における諸収差図であ
る。
【図6】第2実施例の望遠状態における諸収差図であ
る。
【符号の説明】
1…第1レンズ群 G2…第2レンズ群
(防振レンズ群) G3…第3レンズ群 G4…第4レンズ群 G5…第5レンズ群 ASP…非球面 S…開口絞り FS…固定絞り

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、正の屈折力を有する第1
    レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G
    2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折
    力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第
    5レンズ群G5とを備え、広角端での焦点距離が画面対
    角長よりも短いズームレンズにおいて、 広角端から望遠端への変倍に際して、少なくとも前記第
    5レンズ群G5を物体側に移動させ、かつ前記各レンズ
    群の間隔を変化させ、 防振に際して、前記第2レンズ群G2を光軸とほぼ直交
    する方向に移動させることを特徴とする防振機能を備え
    たズームレンズ。
  2. 【請求項2】以下の各条件を満足する請求項1記載の防
    振機能を備えたズームレンズ。 ΔS/|f2|<0.1 (1) 0.05<|f2|/fT<1.5 (2) 但し、ΔS:防振に際して移動する前記第2レンズ群G
    2の光軸とほぼ直交する方向への最大変位量 f2:前記第2レンズ群G2の焦点距離 fT:望遠端での全系の焦点距離 である。
  3. 【請求項3】以下の条件を満足する請求項1又は2記載
    の防振機能を備えたズームレンズ。 2.0<bfW/fW<8.0 (3) 但し、bfW:広角端でのバックフォーカス fW:広角端での全系の焦点距離 である。
  4. 【請求項4】以下の各条件を満足する請求項1、2又は
    3記載の防振機能を備えたズームレンズ。 4.5<LW/y<20.0 (4) 0.3<|f4|/fW<5.0 (5) 但し、LW:広角端での第1レンズ面から最終レンズ面
    までの長さ y:最大像高 f4:前記第4レンズ群G4の焦点距離 fW:広角端での全系の焦点距離 である。
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