JP2016024301A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 小型かつ高ズーム比で、全ズーム領域において高い光学性能を有するズームレンズズームレンズ及びそれを有する撮像装置を得ること。
【解決手段】 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群により構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、第2レンズ群は、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1部分レンズ群と、光軸に対して垂直方向の成分を持つ方向に移動して結像位置を移動させる第2部分レンズ群から成り、第2部分レンズ群は、正レンズと負レンズを備え、全体として負の屈折力を有し、第2レンズ群の焦点距離f2、広角端における全系の焦点距離fw、第2部分レンズ群に含まれる負レンズの材料の屈折率N2nを各々適切に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、放送用カメラ等の撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩写真フィルムを用いたカメラ等の撮像装置に好適なものである。
撮像装置を用いて撮影を行う場合、手振れ等の影響により撮影画像に振れが生じ、画質の低下を招くことが知られている。こうした像振れに対応するように光学系の一部を移動させることで、画像に生じる振れを低減させる防振光学系が存在する。
像振れに対する光学系の移動態様として、光学系の一部を、光軸と垂直方向の成分を含む方向に移動させる方法が知られている。このような光学系を備えるズームレンズとして、特許文献1及び2に記載のズームレンズでは、第2レンズ群の全体または一部を光軸と垂直方向に移動させることで像振れを低減させている。
特開2001−356381号公報 特開平9−230235号公報
一般に、防振機能を有するズームレンズにおいて、像振れを精度よく補正し、像振れ補正時に発生する収差変動を抑制するためには、像振れ補正を行うために移動させるレンズ群(防振レンズ群)の構成や材料を適切に設定することが重要である。
例えば、防振レンズ群の径が大きいと、ズームレンズが大型化し、防振レンズ群の移動に対する像振れ補正の応答性が低下する。
特許文献1及び2に記載のズームレンズでは、第2レンズ群に含まれる比較的小型のレンズを移動させることで、像振れの補正を行っている。
ここで、特許文献1及び2に記載のズームレンズにおいて、さらに大きな像振れの補正を行うためには、防振レンズ群の移動量を大きくする必要が生じる。しかし、防振レンズ群の移動量が大きくなり過ぎると、像面の傾きや色収差が生じ、光学性能が大きく低下するおそれがある。
本発明は、小型でありながら、像振れ補正時にも高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群により構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化し、前記第2レンズ群は、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1部分レンズ群と、光軸に対して垂直方向の成分を持つ方向に移動して結像位置を移動させる第2部分レンズ群から成り、前記第2部分レンズ群は、正レンズと負レンズを備え、全体として負の屈折力を有し、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端における全系の焦点距離をfw、前記第2部分レンズ群に含まれる負レンズの材料の屈折率をN2nとしたとき、
−3.0<f2/fw<−1.0
1.84<N2n<2.20
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明によれば、小型であり、像振れの補正時にも高い光学性能を有するズームレンズが得られる。
本発明の実施例1のズームレンズのレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での縦収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での横収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例1のズームレンズの像振れ補正時における広角端、中間のズーム位置、望遠端での横収差図 本発明の実施例2のズームレンズのレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での縦収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での横収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例2のズームレンズの像振れ補正時における広角端、中間のズーム位置、望遠端での横収差図 本発明の実施例3のズームレンズのレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での縦収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での横収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例3のズームレンズの像振れ補正時における広角端、中間のズーム位置、望遠端での横収差図 本発明の像振れ補正機構の要部概略図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置について添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群から構成される。ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。ここで、レンズ群は、ズーミングに際して一体的に移動するレンズ要素であり、1枚以上のレンズを有していればよく、必ずしも複数枚のレンズを有していなくてもよい。
図1は実施例1のズームレンズのレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での縦収差図である。図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での横収差図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの像ぶれ補正時における広角端、中間のズーム位置、望遠端における横収差図である。実施例1はズーム比48.50、開口比2.74〜6.65程度のズームレンズである。
図5は実施例2のズームレンズのレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での縦収差図である。図7(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での横収差図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの像ぶれ補正時における広角端、中間のズーム位置、望遠端における横収差図である。実施例2はズーム比28.58、開口比3.14〜7.08程度のズームレンズである。
図9は実施例3のズームレンズのレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での縦収差図である。図11(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端での横収差図である。図12(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの像ぶれ補正時における広角端、中間のズーム位置、望遠端における横収差図である。実施例3はズーム比11.54、開口比2.82〜3.17程度のズームレンズである。
図13は本発明の像振れ補正機構の要部概略図である。図14は本発明のズームレンズを備えるデジタルスチルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルスチルカメラ、銀塩フィルムカメラ、テレビカメラ等の撮像装置に用いられる撮像レンズ系である。また、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系としても用いることができる。レンズ断面図において左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。またレンズ断面図において、iを物体側から像側へのレンズ群の順番とするとLiは第iレンズ群を示す。
実施例1及び2のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5から構成される。実施例1及び2は5つのレンズ群から成るポジティブリード型の5群ズームレンズであり、後群は、負の屈折力の第4レンズ群L4と正の屈折力の第5レンズ群L5から成る。
実施例3のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4から成る。実施例3は4つのレンズ群から成るポジティブリード型の4群ズームレンズであり、後群は、正の屈折力の第4レンズ群L4から成る。
各実施例において、SPは開口絞りであり、実施例1及び3のズームレンズでは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間に位置している。そして、開口絞りSPはズーミングに際して各レンズ群とは異なる軌跡で移動する。広角端では、第1レンズ群L1と開口絞りSPの光軸上の間隔を小さくするために、第3レンズ群L3から比較的離れた位置に開口絞りSPが配置される。これにより、第1レンズ群L1の有効径を短縮することができる。一方、望遠端では、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔をできるだけ小さくするため、広角端に比べて第3レンズ群L3に近い位置に開口絞りSPが配置される。これにより、望遠端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3を十分に近づけることができ、高倍化を容易に実現することができる。
実施例2のズームレンズでは、第3レンズ群L3中に開口絞りSPが配置される。これにより、望遠端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔を短くすることができ、高倍化を容易に実現することができる。
Gは光学フィルター、フェースプレート、ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面である。ビデオカメラやデジタルカメラの撮像光学系としてズームレンズを使用する際には、像面IPはCCDセンサやCMOSセンサといった固体撮像素子(光電変換素子)に相当する。銀塩フィルムカメラの撮像光学系としてズームレンズを使用する際には、像面IPはフィルム面に相当する。
縦収差図に関して、球面収差図におけるFnoはFナンバーであり、d線(波長587.6nm)、g線(波長435.8nm)に対する球面収差を示している。非点収差図におけるΔSはサジタル像面、ΔMはメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図ではg線における倍率色収差を示している。ωは撮像半画角である。
横収差図においては、最大像高、最大像高の7割となる像高、光軸上、反対側の最大増高の7割となる像高、反対側の最大像高におけるd線の収差図を上から順に示している。実線はメリディオナル光線の収差を示し、破線はサジタル光線の収差を示している。
各実施例において、第2レンズ群L2の一部を移動させることにより、像振れの補正を行っている。第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に、第1部分レンズ群L2A、第2部分レンズ群L2Bから構成され、第2部分レンズ群L2Bを移動させることにより、像振れの補正を行っている。第1部分レンズ群L2Aと第2部分レンズ群L2Bは、ズーミングに際して一体に移動し、像振れ補正を行う際には、第2部分レンズ群L2Bのみが移動し、第1部分レンズ群L2Aは不動である。各実施例においては、第2部分レンズ群L2Bが防振レンズ群である。
このように、像振れ補正時に第2レンズ群L2の一部のレンズを移動させる構成とすることで、防振レンズ群の小型化や軽量化を図ることができる。
続いて、像振れ補正時の色収差の変動について説明する。防振レンズ群を負レンズ1枚のみで構成した場合、像振れ補正時の色収差の変動が生じやすい。各実施例では、負レンズと、高分散の材料を用いた正レンズを含むように防振レンズ群を構成することで、色収差の変動を低減している。また、防振レンズ群を1枚の負レンズと1枚の正レンズにより構成することで、色収差の変動を低減しながら、防振レンズ群の小型化や軽量化を図ることができる。
さらに、色収差の少ないズームレンズを得るためには、第1部分レンズ群L2Aは、少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有することが好ましい。これにより、第1部分レンズ群L2Aにおいて生じる色収差を良好にキャンセルさせることができる。
次に、像振れ補正時の像面の傾きについて説明する。像振れ補正時に防振レンズ群が移動すると、防振レンズ群や、防振レンズ群より物体側に位置するレンズ群において、光線の入射角が変化する。光線の入射角の変化の度合いは、像高によって異なり、像高が高くなるほど、入射角の変化が大きくなる。光線の入射角が変化すると、像面の中心の結像位置と周辺の結像位置にずれが生じる。また、入射角の変化は光軸に対して非対称であるため、像面に傾きが生じる。特に、防振レンズ群の移動量を大きくすると入射角が大きく変化する。
各実施例では、第2部分レンズ群L2Bを構成する負レンズに高屈折率の材料を用いている。これにより、該負レンズのレンズ面の曲率を小さくすることができ、像振れ補正時の軸外光束の入射角の変動を低減することができる。結果として、像振れ補正時の像面の傾きを抑制することができる。
さらに、第2部分レンズ群L2Bを構成する正レンズに高屈折率の材料を用いることが好ましい。これにより、該正レンズのレンズ面の曲率を小さくすることで、像振れ補正時の軸外光束の入射角の変動を低減することができる。結果として、像振れ補正時の像面の傾きを抑制することができる。
なお、第2部分レンズ群L2Bを構成する負レンズと正レンズについては、該負レンズと該正レンズを接合して接合レンズとしてもよいし、空気間隔を隔てて負レンズと正レンズを配置してもよい。空気間隔を隔てて、物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズを配置することで、負レンズと正レンズの間に空気レンズが形成される。この空気レンズに負の屈折力を分担させることで、第2部分レンズ群L2Bを構成する負レンズの屈折力を弱めることができる。これにより、像振れ補正時の収差の変動を低減することができる。
また、各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して各レンズ群が移動する。レンズ断面図中の矢印は、広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡を示している。
具体的には、実施例1及び2のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が広がり、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭くなる。また、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が広くなり、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔が広くなる。また、広角端に比べて望遠端において、第1レンズ群L1、第3レンズ群L3及び第4レンズ群L4は物体側に位置し、第2レンズ群L2は像側に位置する。第5レンズ群L5は物体側に凸状の軌跡を描きながら移動する。
実施例3のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が広がり、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭くなる。また、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が広くなる。また、広角端に比べて望遠端において、第1レンズ群L1及び第2レンズ群L2は像側に位置し、第3レンズ群L3は物体側に位置する。第4レンズ群L4は物体側に凸状の軌跡を描くように移動する。
像振れ補正時の防振レンズ群の移動軌跡に関しては、光軸に対して垂直方向への移動に加えて、光軸に対する倒れ(傾き)成分を含むようにしてもよい。防振レンズ群を光軸に対して垂直方向に移動させることで像ぶれを補正する効果が得られ、さらに、光軸に対する倒れ成分を有するように防振レンズ群を移動させることで、偏心コマ収差や像面の傾きを低減させることができる。
光軸に対する倒れ成分を有するように、防振レンズ群を移動させる構成として、光軸近傍の点を中心に防振レンズ群を回動させる構成が考えられる。
図13を用いて防振レンズ群を回動させる機構について説明する。図13は、光軸La上、または光軸La近傍の点Lapを中心に防振レンズ群Isを回動させる機構を示している。図13では、防振レンズ群Isを保持するレンズホルダーLHと、レンズホルダーLHに隣接する固定部材LBとの間に数点の球体SBを挟みこむ構成を採用している。固定部材LBに対して球体SBが転がることにより、レンズホルダーLHを移動させることができる。固定部材LBおよびレンズホルダーLHと球体SBが接触する面の形状を球面形状とすれば、球体SBを移動させることにより、レンズホルダーLHを回動させることができる。なお、固定部材LBと球体SBが接触する面の曲率半径と、レンズホルダーLHと球体SBが接触する面の曲率半径は略同一である。
以上に説明したような構成を用いることで、防振レンズ群を回動させることができる。
各実施例において、第2レンズ群L2の焦点距離をf2、広角端における全系の焦点距離をfw、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズの材料の屈折率をN2nとしたとき、
−3.0<f2/fw<−1.0 …(1)
1.84<N2n<2.20 …(2)
なる条件式を満足している。
条件式(1)の下限値を超えて、第2レンズ群L2の焦点距離f2が長くなると、第2レンズ群L2の屈折力が弱くなりすぎる。その結果、広角端における入射瞳の位置が像側に移動し、前玉有効径が増大するため好ましくない。
条件式(1)の上限値を超えて、第2レンズ群L2の焦点距離f2が短くなると、第2レンズ群L2の屈折力が強くなりすぎる。その結果、全ズーム領域において像面湾曲が増大し、広角端における歪曲収差や望遠端における球面収差が多く発生するため、好ましくない。
条件式(2)の下限値を超えて、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズの材料の屈折率N2nが小さくなると、第2部分レンズ群L2Bにおける負の屈折力を維持するために、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズの曲率を大きくする必要が生じる。その結果、像振れ補正時の収差変動が大きくなるため、好ましくない。
条件式(2)の上限値を超えて、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズの材料の屈折率N2nが大きくなると、選択可能な材料が限定されるため好ましくない。
各実施例では上記の如く、条件式(1)及び(2)を満足するように各要素を適切に設定している。これにより小型でありながら、像振れ補正時にも高い光学性能を有するズームレンズを得ることができる。
なお、各実施例において、好ましくは条件式(1)及び(2)の数値範囲を次のようにするのがよい。
−2.6<f2/fw<−1.2 …(1a)
1.86<N2n<2.10 …(2a)
また、更に好ましくは条件式(1)及び(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−2.4<f2/fw<−1.3 …(1b)
1.87<N2n<2.00 …(2a)
さらに、各実施例において、次の条件式のうち1つ以上を満足することがより好ましい。ここで、第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの材料の屈折率をN2p、第2部分レンズ群L2Bの焦点距離をf22とする。また、第1部分レンズ群L2Aの最も像側のレンズ面と、第2部分レンズ群L2Bの最も物体側のレンズ面の光軸上の間隔をD2、第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの材料のアッベ数をνd22pとする。さらに、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズの材料のアッベ数をνd22n、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR22、第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR23とする。また、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR21、第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR24とする。
このとき、
1.89<N2p<2.20 …(3)
1.00<f22/f2<10.00 …(4)
5.00<f1/fw<30.0 …(5)
1.50<f3/fw<8.00 …(6)
0.10<D2/|f2|<0.50 …(7)
5.00<νd22n−νd22p<25.00 …(8)
−200.00<(R22+R23)/(R22−R23)<10.00 …(9)
−10.00<(R21+R24)/(R21−R24)<10.00 …(10)
なる条件式のうち1つ以上を満足するのがよい。
なお、アッベ数νdは、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)、d線(587.6nm)に対する材料の屈折率をそれぞれNF、NC、Ndとするとき、
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
で表される数値である。
条件式(3)の下限値を超えて第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの材料の屈折率N2pが小さくなると、第2部分レンズ群L2Bにおける正の屈折力を維持するために、第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの曲率を大きくする必要が生じる。その結果、像振れ補正時の収差変動が大きくなるため、好ましくない。
条件式(3)の上限を超えて、第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの材料の屈折率N2pが大きくなると、選択可能な材料が限定されるため好ましくない。
条件式(4)の下限値を超えて第2部分レンズ群L2Bの焦点距離f22が短くなると、第2部分レンズ群L2Bの屈折力が強くなり過ぎる。その結果、像ぶれ補正に際して偏心コマ収差や像面の傾きが多く発生するため好ましくない。
条件式(4)の上限値を超えて第2部分レンズ群L2Bの焦点距離f22が長くなると、第2部分レンズ群L2Bの屈折力が弱くなり過ぎる。その結果、像ぶれ補正に際して第2部分レンズ群L2Bの移動量が大きくなり、防振機構の大型化を招くため好ましくない。
条件式(5)の下限値を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が短くなると、第1レンズ群L1の屈折力が強くなり過ぎる。その結果、広角領域で第1レンズ群L1において像面湾曲や歪曲収差が発生し、さらに、望遠領域で第1レンズ群L1において球面収差が多く発生するため好ましくない。
条件式(5)の上限値を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が長くなると、第1レンズ群L1の屈折力が弱くなり過ぎる。その結果、ズーミングに際して第1レンズ群L1の移動量が大きくなり、望遠端におけるレンズ全長が増大するため好ましくない。
条件式(6)の下限値を超えて第3レンズ群L3の焦点距離f3が短くなると、第3レンズ群L3の屈折力が強くなり過ぎる。その結果、第3レンズ群L3において球面収差や軸上色収差が多く発生するため好ましくない。
条件式(6)の上限値を超えて第3レンズ群L3の焦点距離f3が長くなると、第3レンズ群L3の屈折力が弱くなり過ぎる。その結果、第3レンズ群L3の変倍作用が弱まり、高倍化を実現するために第2レンズ群L2の屈折力を強くする必要が生じる。その結果、広角側の像面湾曲や望遠側の球面収差が多く発生するため好ましくない。
条件式(7)の下限値を超えて、第1部分レンズ群L2Aの最も像側のレンズ面と、第2部分レンズ群L2Bの最も物体側のレンズ面の光軸上の間隔D2が小さくなると、像ぶれ補正時の第2部分レンズ群L2Bの可動範囲が狭くなるため好ましくない。特に、像ぶれ補正時に、第2部分レンズ群L2Bが光軸近傍の点を中心に回動する場合には、第1部分レンズ群L2Aの保持部材と第2部分レンズ群L2Bの保持部材が干渉するおそれが生じる。
条件式(7)の上限値を超えて、第1部分レンズ群L2Aの最も像側のレンズ面と、第2部分レンズ群L2Bの最も物体側のレンズ面の光軸上の間隔D2が大きくなると、開口絞りSPと第1部分レンズ群L2Aの間隔が広がる。その結果、広角化を実現するために第1部分レンズ群L2Aの径が大きくなるため好ましくない。
条件式(8)の下限値を超えると、第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの材料のアッベ数νd22pと、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズの材料のアッベ数νd22nの差が小さくなり過ぎる。その結果、第2部分レンズ群L2Bにおいて生じる色収差を十分に補正することができなくなるため好ましくない。
条件式(8)の上限値を超えると、第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの材料のアッベ数νd22pと、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズの材料のアッベ数νd22nの差が大きくなり過ぎる。このとき、第2部分レンズ群L2Bに含まれる正レンズの部分分散比が大きくなる傾向があり、望遠側の2次スペクトルが多く発生するため好ましくない。
条件式(9)は、第2部分レンズ群L2Bに含まれる負レンズと正レンズにより形成される空気レンズの形状を規定する条件式である。条件式(9)の数値が−1よりも小さくなると、空気レンズの形状は物体側に凸面を向けたメニスカス形状となり、条件式(9)の下限値を超えると、空気レンズの物体側の面の曲率が大きくなる。その結果、像ぶれ補正に際して偏心コマ収差が多く発生するため好ましくない。
条件式(9)の数値が1よりも大きくなると、空気レンズの形状は像側に凸面を向けたメニスカス形状となり、条件式(9)の上限値を超えると、空気レンズの像側の面の曲率が大きくなる。その結果、像ぶれ補正に際して像面の倒れが多く発生するため好ましくない。
条件式(10)は、第2部分レンズ群L2Bの中で最も物体側のレンズ面と、最も像側のレンズ面の形状を規定する条件式である。第2部分レンズ群L2Bを構成する負レンズと正レンズを1つのレンズ要素と仮定して、このレンズ要素の形状を規定する条件式である。条件式(10)の数値が−1よりも小さくなると、レンズ要素の形状は物体側に凹面を向けたメニスカス形状となり、条件式(10)の下限値を超えると、レンズ要素の物体側の面の曲率が大きくなる。その結果、ズーム全域において像面湾曲や倍率色収差が多くお発生するため好ましくない。
条件式(10)の数値が1よりも大きくなると、レンズ要素の形状は像側に凹面を向けたメニスカス形状となり、条件式(10)の上限値を超えると、レンズ要素の像側の面の曲率が大きくなる。その結果、望遠側において球面収差やコマ収差が多く発生するため好ましくない。
また、好ましくは条件式(3)〜(10)の数値範囲を次の如く設定すると、各条件式がもたらす効果を最大限に得ることができる。
1.90<N2p<2.10 …(3a)
2.00<f22/f2<8.00 …(4a)
6.00<f1/fw<25.0 …(5a)
1.80<f3/fw<7.00 …(6a)
0.12<D2/|f2|<0.30 …(7a)
6.00<νd22n−νd22p<22.00 …(8a)
−150.00<(R22+R23)/(R22−R23)<5.00 …(9a)
−9.00<(R21+R24)/(R21−R24)<5.00 …(10a)
また、更に好ましくは条件式(3)〜(10)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.91<N2p<2.05 …(3b)
2.70<f22/f2<7.50 …(4b)
6.50<f1/fw<20.0 …(5b)
2.20<f3/fw<6.00 …(6b)
0.13<D2/|f2|<0.25 …(7b)
7.00<νd22n−νd22p<20.00 …(8b)
−120.00<(R22+R23)/(R22−R23)<1.00 …(9b)
−8.00<(R21+R24)/(R21−R24)<1.00 …(10b)
ここで、ズームレンズ等の光学系によって形成された像を受光する撮像素子を備え、防振レンズ群を回動させる機構を有する撮像装置に各実施例のズームレンズを用いるときには、次の条件式を満足するのが良い。
3.00<|TD|/L<30.00 …(11)
ここで、撮像素子の有効撮像面の対角長をL、第2部分レンズ群L2Bの最も物体側のレンズ面から、防振レンズ群の回動中心までの望遠端における間隔をTDとする。
条件式(11)の下限値を超えて、第2部分レンズ群L2Bの最も物体側のレンズ面から防振レンズ群の回動中心までの間隔TDが短くなると、像ぶれ補正時の倒れ成分が大きくなり過ぎ、偏心収差が多く発生するため好ましくない。
条件式(11)の上限値を超えて、第2部分レンズ群L2Bの最も物体側のレンズ面から防振レンズ群の回動中心までの間隔TDが長くなると、像ぶれ補正時の倒れ成分が小さくなり過ぎる。その結果、像ぶれ補正時の第2部分レンズ群L2Bのシフト方向への移動によって生じる偏心収差を十分に低減することが困難になるため、好ましくない。
ここで、好ましくは、条件式(11)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
4.00<|TD|/L<20.00 …(11a)
さらに好ましくは、条件式(11)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
5.00<|TD|/L<15.00 …(11b)
続いて、各レンズ群の構成について説明する。各実施例において、第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズの接合レンズ、正レンズから構成される。第1レンズ群L1における正の屈折力を、複数の正レンズで分担することにより、各正レンズの屈折力を比較的弱くすることができる。これにより、望遠端における球面収差の発生を抑制することができる。
各実施例において、第1部分レンズ群L2Aは、物体側から像側へ順に、負レンズ、負レンズ、正レンズから構成され、第2部分レンズ群L2Bは、物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズから構成される。
第3レンズ群L3に関しては、実施例1では、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズ、負レンズと正レンズの接合レンズから構成される。実施例2では、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズ、正レンズから構成される。実施例3では、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズから構成される。
第4レンズ群L4に関しては、実施例1では、1枚の負レンズにより構成される。実施例2では、物体側から像側へ順に負レンズと正レンズが接合された接合レンズから構成される。実施例3では、物体側から像側へ順に正レンズと負レンズが接合された接合レンズから構成される。
また、実施例1及び2において、第5レンズ群L5は、物体側から像側へ順に正レンズと負レンズが接合された接合レンズから構成される。
次に、本発明の実施例1〜3にそれぞれ対応する数値実施例1〜3を示す。各数値実施例において、iは物体側からの光学面の順序を示す。riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。
またKを離心率、A4、A6、A8、A10を非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h/R)/[1+[1−(1+K)(h/R)1/2]+A4h+A6h+A8h+A10h10
で表示される。但しRは近軸曲率半径である。また「e−Z」の表示は「10−Z」を意味する。各数値実施例において最も像側の2つの面は、フィルター、フェースプレート等の光学ブロックの面である。
各実施例において、バックフォーカス(BF)は、レンズ系の最も像側の面から像面までの距離を、空気換算長により表したものである。また、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
なお、広角端における有効像円径(イメージサークルの直径)を、望遠端における有効像円径に比べて小さくすることができる。これは、画像処理によって画像を引き伸ばすことで、広角側において発生しやすい樽型の歪曲収差を補正することができるためである。
また、ぶれ補正時の防振レンズ群の位置データにおいて、回動中心位置は、第2部分レンズ群L2Bの最も物体側のレンズ面の光軸上の点を基準として示している。符号が+の場合は、回動中心は、第2部分レンズ群L2Bの最も物体側のレンズ面の光軸上の点よりも像側に位置することを表している。符号がマイナスの場合は、回動中心は物体側に位置している。回動角度は、像振れ補正時に第2部分レンズ群L2Bが回動する角度を示しており、符号がプラスの場合は、反時計回りに回動することを表している。符号がマイナスの場合は、時計回りに回動することを表している。
[数値実施例1]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 78.028 1.30 1.91082 35.3
2 45.566 5.00 1.49700 81.5
3 -280.402 0.05
4 38.998 3.50 1.49700 81.5
5 124.126 (可変)
6 245.953 0.70 1.88202 37.2
7* 9.471 4.01
8 -193.988 0.70 1.72342 38.0
9 20.974 0.50
10 14.256 3.50 1.76182 26.5
11 -80.786 1.50
12* -29.182 0.50 1.88202 37.2
13 24.635 0.80
14 46.851 1.60 2.00178 19.3
15* -95.263 (可変)
16(絞り) ∞ (可変)
17* 9.111 2.70 1.55332 71.7
18* -55.355 2.05
19 19.966 0.60 1.80400 46.6
20 8.891 0.35
21 15.931 0.60 2.00100 29.1
22 10.404 2.40 1.49700 81.5
23 104.275 (可変)
24 23.038 0.70 1.48749 70.2
25 14.338 (可変)
26 17.717 2.40 1.91082 35.3
27 -21.464 0.50 2.00272 19.3
28 -853.243 (可変)
29 ∞ 0.80 1.51633 64.1
30 ∞ 0.97
像面 ∞
非球面データ
第7面
K =-6.89184e-002 A 4= 1.71011e-005 A 6= 2.35874e-008 A 8=-1.50564e-010
第12面
K =-7.69145e-005 A 4= 2.51617e-005 A 6=-9.54970e-007 A 8= 2.76092e-009
第15面
K = 3.24220e-002 A 4=-7.69145e-007 A 6=-5.88118e-007 A 8= 2.82587e-010
第17面
K = 4.87962e-001 A 4=-1.79220e-004 A 6=-2.16613e-006 A 8= 5.64351e-008
第18面
K =-2.83757e+002 A 4=-1.27596e-004 A 6= 5.98851e-006
各種データ
ズーム比 48.22
広角 中間 望遠
焦点距離 4.40 11.35 212.15
Fナンバー 2.74 3.39 6.60
半画角 42.71 19.86 1.02
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 94.53 95.02 140.23
BF 11.41 16.89 2.98
d 5 0.50 14.29 57.42
d15 31.76 14.04 5.39
d16 9.92 3.22 0.73
d23 2.85 4.45 8.18
d25 2.13 6.16 29.56
d28 9.92 15.39 1.49
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 76.01
2 6 -9.89
3 17 23.05
4 24 -80.00
5 26 20.62
像振れ補正時の防振レンズ群の位置データ
広角 中間 望遠
ぶれ補正角 2.0度 2.0度 1.0度
回動中心位置 100.0mm 100.0mm 100.0mm
回動角度 -26.5分 -33.4分 -92.7分
[数値実施例2]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 41.779 0.90 1.85478 24.8
2 27.905 3.60 1.49700 81.5
3 -578.323 0.05
4 27.413 2.10 1.60311 60.6
5 80.165 (可変)
6 123.638 0.50 1.88202 37.2
7* 7.043 2.86
8 -211.878 0.50 2.00100 29.1
9 11.972 0.30
10 10.827 2.30 1.92286 18.9
11 -219.298 1.00
12 -19.055 0.50 2.00100 29.1
13 36.797 0.50
14* 66.179 1.40 1.92286 20.9
15* -25.546 (可変)
16* 7.084 2.10 1.49710 81.6
17* -417.613 1.34
18(絞り) ∞ 0.76
19 8.643 0.40 1.85478 24.8
20 5.634 0.42
21* 7.374 1.70 1.49710 81.6
22* 774.194 (可変)
23 516.821 0.40 1.77250 49.6
24 6.854 1.20 1.76182 26.5
25 10.542 (可変)
26 18.519 2.80 1.83481 42.7
27 -18.119 0.40 1.95906 17.5
28 -46.029 (可変)
29 ∞ 0.80 1.51633 64.1
30 ∞ 1.30
像面 ∞
非球面データ
第7面
K = 6.75395e-002 A 4=-5.51017e-005 A 6=-1.93765e-006 A 8=-1.70339e-008
第14面
K = 2.54381e+001 A 4= 4.87142e-005 A 6= 6.04662e-008 A 8=-5.13580e-008
第15面
K =-5.85685e+000 A 4=-2.26964e-005 A 6= 1.41784e-006 A 8=-6.88225e-008
第16面
K = 2.31422e-001 A 4=-2.38909e-004 A 6=-9.00454e-006 A 8=-4.96513e-007 A10= 2.72916e-008
第17面
K =-4.22982e+004 A 4= 7.70893e-005 A 6=-2.08364e-005 A 8= 9.26936e-007
第21面
K = 5.10261e-001 A 4= 2.49597e-004 A 6=-6.68804e-005 A 8= 4.93075e-006
第22面
K =-2.69198e+005 A 4= 5.98622e-004 A 6=-6.09339e-005 A 8= 5.20663e-006
各種データ
ズーム比 28.58
広角 中間 望遠
焦点距離 4.62 20.55 132.00
Fナンバー 3.14 4.38 7.08
半画角 35.81 10.68 1.65
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 68.78 77.62 90.19
BF 9.01 18.39 3.83
d 5 0.54 15.67 29.19
d15 25.87 6.75 0.63
d22 1.75 2.83 6.48
d25 3.57 5.95 22.04
d28 7.18 16.56 2.00
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 43.57
2 6 -6.84
3 16 11.98
4 23 -13.83
5 26 17.26
ぶれ補正時のレンズ群位置データ
広角 中間 望遠
ぶれ補正角 3.0度 2.0度 1.0度
回動中心位置 -50.0mm -50.0mm -50.0mm
回動角度 113.6分 127.1分 162.1分
[数値実施例3]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 78.407 1.20 1.84666 23.9
2 38.285 4.60 1.49700 81.5
3 -137.620 0.10
4 29.590 3.40 1.77250 49.6
5 94.323 (可変)
6 815.375 0.60 2.00100 29.1
7 14.618 3.06
8 -14.313 0.50 1.69680 55.5
9 233.495 0.54
10 49.520 1.80 1.92286 18.9
11 -37.663 1.50
12* -373.504 0.50 2.00000 28.0
13* 15.723 0.80
14 16.019 1.50 1.95906 17.5
15 39.976 (可変)
16(絞り) ∞ (可変)
17* 9.542 2.40 1.55332 71.7
18 -53.589 3.01
19 11.714 0.70 1.84666 23.9
20 7.348 (可変)
21 15.029 2.40 1.69680 55.5
22 -35.622 0.50 1.84666 23.9
23 414.116 (可変)
24 ∞ 1.31 1.51633 64.1
25 ∞ 1.31
像面 ∞
非球面データ
第12面
K =-1.52282e+004 A 4= 9.34289e-005 A 6=-2.92733e-006 A 8= 5.04888e-008
第13面
K =-5.08777e-001 A 4= 1.48016e-004 A 6=-3.96015e-006 A 8= 6.99698e-008
第17面
K =-8.28445e-001 A 4= 1.17984e-004 A 6= 3.76635e-005 A 8= 5.20687e-007 A10=-8.33524e-010
A 3=-8.59213e-005 A 5=-1.01902e-004 A 7=-6.93498e-006
各種データ
ズーム比 11.54
広角 中間 望遠
焦点距離 6.15 19.41 71.00
Fナンバー 2.82 3.12 3.17
半画角 27.45 10.37 2.86
像高 3.19 3.55 3.55
レンズ全長 87.43 86.12 86.68
BF 11.13 16.73 11.25
d 5 0.80 15.35 26.48
d15 25.50 12.00 3.00
d16 9.20 3.89 3.28
d20 11.69 9.04 13.55
d23 8.96 14.56 9.08
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 42.61
2 6 -8.80
3 17 23.70
4 21 24.66
ぶれ補正時のレンズ群位置データ
広角 中間 望遠
ぶれ補正角 3.0度 2.0度 1.0度
回動中心位置 50.0mm 50.0mm 50.0mm
回動角度 -108.6分 -125.3分 -139.3分
Figure 2016024301
次に、各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態について、図14を用いて説明する。
図14において、20はカメラ本体、21は実施例1〜3で説明した、いずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型であり、像振れ補正時にも高い光学性能を有する撮像装置を得ることができる。
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
L2A 第1部分レンズ群
L2B 第2部分レンズ群
SP 開口絞り
G 光学フィルター
IP 像面

Claims (17)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群により構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    前記第2レンズ群は、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1部分レンズ群と、光軸に対して垂直方向の成分を持つ方向に移動して結像位置を移動させる第2部分レンズ群から成り、
    前記第2部分レンズ群は、正レンズと負レンズを備え、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端における全系の焦点距離をfw、前記第2部分レンズ群に含まれる負レンズの材料の屈折率をN2nとしたとき、
    −3.0<f2/fw<−1.0
    1.84<N2n<2.20
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第2部分レンズ群に含まれる正レンズの材料の屈折率をN2pとしたとき、
    1.90<N2p<2.20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1部分レンズ群は、負レンズと正レンズを有することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第2部分レンズ群の焦点距離をf22としたとき、
    1.00<f22/f2<10.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
    5.00<f1/fw<30.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、
    1.50<f3/fw<8.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1部分レンズ群の最も像側のレンズ面と、前記第2部分レンズ群の最も物体側のレンズ面の光軸上の間隔をD2としたとき、
    0.10<D2/|f2|<0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第2部分レンズ群に含まれる正レンズの材料のアッベ数をνd22p、前記第2部分レンズ群に含まれる負レンズの材料のアッベ数をνd22nとしたとき、
    5.00<νd22n−νd22p<25.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第2部分レンズ群を、光軸上または光軸近傍の1点を回動中心として回動させることにより結像位置を移動させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第2部分レンズ群は、物体側より像側へ順に、負レンズ、正レンズから成り、該負レンズと該正レンズは、空気間隔を隔てて配置されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第2部分レンズ群に含まれる負レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR22、前記第2部分レンズ群に含まれる正レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR23としたとき、
    −200.00<(R22+R23)/(R22−R23)<10.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項10に記載のズームレンズ。
  12. 前記第2部分レンズ群に含まれる負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR21、前記第2部分レンズ群に含まれる正レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR24としたとき、
    −10.00<(R21+R24)/(R21−R24)<10.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項10または11に記載のズームレンズ。
  13. 前記後群は、正の屈折力の第4レンズ群から成ることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  14. 前記後群は、負の屈折力の第4レンズ群と正の屈折力の第5レンズ群から成ることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  15. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
  17. 前記第2部分レンズ群を、光軸上または光軸近傍の1点を回動中心として回動させることにより結像位置を移動させる請求項16に記載の撮像装置であって、
    前記撮像素子の有効撮像面の対角長をL、前記第2部分レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記回動中心までの望遠端における間隔をTDとしたとき、
    3.00<|TD|/L<30.00
    なる条件式を満足することを特徴とする撮像装置。
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