JPH10111327A - 絶縁抵抗計 - Google Patents

絶縁抵抗計

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JPH10111327A
JPH10111327A JP28332796A JP28332796A JPH10111327A JP H10111327 A JPH10111327 A JP H10111327A JP 28332796 A JP28332796 A JP 28332796A JP 28332796 A JP28332796 A JP 28332796A JP H10111327 A JPH10111327 A JP H10111327A
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秀 木原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗値を高精度に測定可能な絶縁抵抗計を提
供することにある。 【解決手段】 高電圧を生成する高電圧生成回路11
と、被測定抵抗体3に高電圧を出力可能な一の測定用端
子T1および被測定抵抗体3を流れる負荷電流を入力可
能な他の測定用端子T2と、他の測定用端子T2および
負荷電流用経路を介して入力した負荷電流に基づき被測
定抵抗体3の抵抗値を測定用メータMに指示させる指示
用電流を生成する指示用電流生成回路31と、負荷電流
用経路に接続され交流成分を除去する交流成分除去用コ
ンデンサ92とを備え、測定用端子間に交流電源ライン
を接続した状態において、一の測定用端子T1から入力
した交流電流を、測定用メータMと他の測定用端子T2
との間に形成されると共に負荷電流用経路とは異なる電
流経路を介して他の測定用端子T2に帰還させること
で、交流電源ライン間の交流電圧を測定用メータに指示
可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁抵抗計に関
し、詳しくは、被測定抵抗体の抵抗値、および交流電源
の交流電圧値の両者を測定用メータに選択的に表示させ
るように構成されている絶縁抵抗計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の、測定した被測定抵抗体の抵抗
値と交流電源の交流電圧値との両者を選択的に表示可能
な絶縁抵抗計として、図2に示す絶縁抵抗計120が従
来から知られている。同図に示す絶縁抵抗計120は、
電池2の電池電圧をスイッチングによって昇圧して高電
圧を生成する高電圧生成回路121と、高電圧を被測定
抵抗体3の両端に印加したときに被測定抵抗体3に流れ
る負荷電流と基準電流とに基づいて被測定抵抗体3の抵
抗値を対数的にメータMに指示させるための抵抗値指示
用電流、および電池2の電圧監視動作時において電池2
の電池電圧をメータMに指示させるための電池電圧指示
用電流を生成する対数増幅回路122とを備えている。
【0003】この絶縁抵抗計120は、被測定抵抗体3
の抵抗値の測定、交流電圧の測定、および電池2の電池
電圧の監視という三つの項目を測定または監視可能に構
成されている。以下に、各測定時等における絶縁抵抗計
120の動作について説明する。
【0004】最初に抵抗値の測定動作について説明す
る。この測定時においては、測定開始用スイッチS11
を操作すると、測定開始用スイッチS11の可動接点c
が常閉接点aに接続されて、電池2の電池電源が、常閉
接点aおよび可動接点cを介して高電圧生成回路121
に入力される。高電圧生成回路121は、電池電圧を昇
圧して測定用端子T1に出力する。測定用端子T1に高
電圧が印加されると、被測定抵抗体3、測定用端子T
2、ダイオード123および抵抗124を介して、負荷
電流IL が対数増幅回路122の一方の入力部に入力さ
れる。一方、高電圧は、抵抗125,126によって分
圧されてオペアンプ127の非反転入力部にも入力す
る。この場合、オペアンプ127は、その高電圧を抵抗
128の抵抗値で除算した値の基準電流IR1を対数増幅
回路122の他方の入力部に出力する。
【0005】対数増幅回路122は、負荷電流IL と基
準電流IR1とに基づき、下記の式で示されるメータ指示
用電圧VM をメータMに出力することにより、被測定抵
抗体3の抵抗値をメータMに指示させる。 VM =K×Log(IL /IR1) この場合、値Kは、所定の係数を意味する。
【0006】次いで、交流電圧の測定動作について説明
する。まず、測定開始用スイッチS11を投入しない状
態(つまり電源が断の状態)で、被測定抵抗体3に代え
て測定用端子T1,T2間に測定対象の交流電源ライン
を接続する。この状態では、測定用端子T1に印加され
ている交流電圧が測定用端子T2に印加されている交流
電圧よりも正電圧の場合には、交流電源ラインからの交
流電流が、測定用端子T1を介して入力されると共に、
抵抗131、ダイオード132およびコンデンサ133
の直列回路と、抵抗125,126の直列回路との並列
回路を通過した後、グランド、メータMおよびダイオー
ド134を介して測定用端子T2に帰還する。逆に、測
定用端子T2の方が正電圧の場合には、ダイオード13
4によって電流経路が遮断されるため、交流電流は、メ
ータMを通過しない。この結果、メータMには、交流電
源の半波分によって、その交流電圧が指示される。
【0007】次に、電池電圧の監視動作について説明す
る。この監視動作時においては、スイッチS12を操作
すると、可動接点cが常閉接点aに接続されて、電池2
の電池電流IB が、トランジスタ141、抵抗142、
トランジスタ143、スイッチS12、および抵抗12
4を介して対数増幅回路122の入力部に流れ込む。こ
の状態では、トランジスタ141,143が作動する結
果、トランジスタ141を介して高電圧生成回路121
に電池電源が入力されることにより、高電圧生成回路1
21は高電圧を発生させる。ただし、トランジスタ14
3が作動することにより、抵抗145の両端に発生した
信号SS が高電圧生成回路121に入力されるため、高
電圧生成回路121は、疑似負荷としての内部ブリーダ
抵抗(図示せず)に電流を流して外部には出力しない。
一方、スイッチS13もスイッチS12と連動して可動
し、可動接点cが常閉接点aに接続されて、基準電圧V
re f が、オペアンプ127の非反転入力部に入力され
る。オペアンプ127は、基準電圧Vref を抵抗128
の抵抗値で除算した値の基準電流IR2を対数増幅回路1
22に出力する。対数増幅回路122は、電池電流IB
および基準電流IR2に基づき、上記した抵抗値の測定時
と同様にしてメータ指示用電圧VM をメータMに出力す
ることにより、電池2の電圧値をメータMに対数的に指
示させる。
【0008】このように、この絶縁抵抗計120では、
3つの項目を測定または監視することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この絶縁抵
抗計120には、以下の問題点がある。すなわち、この
絶縁抵抗計120では、電池2の電池電圧をスイッチン
グによって昇圧している。したがって、被測定抵抗体3
の抵抗値を測定する際に、高電圧にスイッチングノイズ
が重畳しているため、そのノイズ分がメータMの指示誤
差となってしまうという問題点がある。
【0010】この場合、本来的には、高電圧生成回路1
21内でスイッチングノイズを除去することが理想的で
ある。ところが、高電圧生成回路121からは、例え
ば、2KV程度の高電圧が出力される。したがって、ス
イッチングノイズ除去用のコンデンサを高電圧生成回路
121内に配設するとすれば、使用可能なコンデンサ
は、非常に高耐圧かつ大容量のタイプになるため、極め
て大型かつ高価格になる。この結果、絶縁抵抗計の大型
化および高価格化を招いてしまう。一方、この種の絶縁
抵抗計では測定用端子T1,T2に交流ラインを接続し
て、その交流電圧を測定する必要上、測定用端子T1,
T2などにスイッチングノイズ除去用のコンデンサを接
続することはできない。結局、従来の抵抗値の測定にお
いては、抵抗値測定における絶縁抵抗計120の多少の
誤差はやむを得ないものとして扱っている。このよう
に、従来の絶縁抵抗計120には、スイッチングノイズ
に起因して、高精度の抵抗値測定を行うのが困難である
という問題点がある。
【0011】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、装置の大型化および高価格化を招くことな
く、被測定抵抗体の抵抗値を高精度に測定可能な絶縁抵
抗計を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の絶縁抵抗計は、入力された電源を昇圧して
高電圧を生成する高電圧生成回路と、被測定抵抗体に高
電圧を出力可能な一の測定用端子および被測定抵抗体を
流れる負荷電流を入力可能な他の測定用端子からなる1
対の測定用端子と、他の測定用端子および負荷電流用経
路を介して入力した負荷電流に基づいて被測定抵抗体の
抵抗値を測定用メータに指示させるための指示用電流を
生成する指示用電流生成回路と、負荷電流用経路に接続
され高電圧に重畳している交流成分を除去するための交
流成分除去用コンデンサとを備え、電源の高電圧生成回
路への入力が停止されると共に被測定抵抗体に代えて1
対の測定用端子間に交流電源ラインを接続した状態にお
いて、一の測定用端子から入力した交流電源ラインの交
流電流を、測定用メータと他の測定用端子との間に形成
されると共に負荷電流用経路とは異なる電流経路を介し
て他の測定用端子に帰還させることより、交流電源ライ
ン間の交流電圧を測定用メータに指示可能に構成されて
いることを特徴とする。
【0013】この絶縁抵抗計では、被測定抵抗体の抵抗
値を測定するときには、一の測定用端子から出力された
高電圧が被測定抵抗体に印加され、その被測定抵抗体を
流れる負荷電流が、他の測定用端子および負荷電流用経
路を介して指示用電流生成回路に入力する。この際、負
荷電流に含まれているスイッチングノイズなどの交流成
分は、負荷電流用経路に接続されている交流成分除去用
コンデンサと、一般的に高抵抗である被測定抵抗体とか
ら少なくとも構成されるローパスフィルタによって除去
される。このため、高電圧に重畳されている交流成分を
測定用メータ加算して指示してしまうことによって発生
する測定誤差を低減することで、高精度の抵抗値測定を
行うことが可能になる。この場合、高電圧は被測定抵抗
体によって電圧降下され、降下した電圧が交流除去用コ
ンデンサに印加されるため、交流除去用コンデンサとし
て、低電圧タイプのものを使用することができる。ま
た、被測定抵抗体が一般的に高抵抗であるため、被測定
抵抗体自体と小容量の交流除去用コンデンサとで、ロー
パスフィルタのカットオフ周波数を低い周波数に設定す
ることができ、これにより、より低域の交流成分を除去
することが可能となる。なお、被測定抵抗体として低抵
抗値の抵抗を測定対象に含めることがある場合には、他
の測定用端子と直流除去用コンデンサとの間に直列に抵
抗を接続してもよい。
【0014】一方、交流電圧測定のときには、1対の測
定用端子に接続された交流電源ラインの交流電流は、一
の測定用端子から入力し、測定用メータを通過すると共
に、負荷電流用経路とは異なる経路を介して他の測定用
端子に帰還する。したがって、交流電流が交流除去用コ
ンデンサに流れ込むことに起因する交流電圧測定の誤差
をなくすことが可能になる。
【0015】請求項2記載の絶縁抵抗計は、請求項1記
載の絶縁抵抗計において、電源の高電圧生成回路への入
力が停止された時に、交流成分除去用コンデンサに蓄積
されている電荷を放出させるための電荷放出回路を備え
ていることを特徴とする。
【0016】交流電圧測定時において、被測定対象の交
流電流が交流成分除去用コンデンサに流れ込むことに起
因する測定誤差が発生することはないが、交流成分除去
用コンデンサに電荷が蓄積されていると、その電荷が正
確な交流電圧測定を妨げることもある。この絶縁抵抗計
では、交流電圧測定の開始が可能な状態、つまり電源の
高電圧生成回路への入力が停止された時に、電荷放出回
路が、交流成分除去用コンデンサに蓄積されている電荷
を放出させる。これにより、正確な交流電圧測定を行う
ことができる。
【0017】請求項3記載の絶縁抵抗計は、請求項2記
載の絶縁抵抗計において、電荷放出回路は、交流成分除
去用コンデンサに蓄積されている電荷を作動時に放出可
能なスイッチング素子と、電源が投入されているときに
充電可能な充電用コンデンサとを備え、電源の高電圧生
成回路への入力が停止された時に、充電用コンデンサに
蓄積されている電荷をスイッチング素子に供給すること
によりスイッチング素子を作動させることを特徴とす
る。
【0018】この絶縁抵抗計では、充電用コンデンサ
は、電源投入状態のときに充電され、かつ、電源の高電
圧生成回路への入力が停止された時に、蓄積されている
電荷をスイッチング素子に供給する。これにより、スイ
ッチング素子が作動し、交流成分除去用コンデンサに蓄
積されている電荷が放出される。このように、この電荷
放出回路は、簡易な構成でありながら、電源の入力が停
止されたときに、交流成分除去用コンデンサに蓄積され
ている電荷を確実に放出することができる。
【0019】請求項4記載の絶縁抵抗計は、請求項3記
載の絶縁抵抗計において、電荷放出回路は、スイッチン
グ素子と充電用コンデンサとの間に接続された第1の抵
抗と、スイッチング素子と交流成分除去用コンデンサと
の間に接続された第2の抵抗とを備え、第1の抵抗およ
び充電用コンデンサに基づく時定数が、第2の抵抗およ
び交流成分除去用コンデンサに基づく時定数よりも大き
く設定されていることを特徴とする。
【0020】この絶縁抵抗計では、第1の抵抗および充
電用コンデンサに基づく時定数が、第2の抵抗および交
流成分除去用コンデンサに基づく時定数よりも大きいた
め、交流成分除去用コンデンサに蓄積されている電荷
が、充電用コンデンサに蓄積されている電荷が放出し終
わるまでに確実に放出される。これにより、正確な交流
電圧測定を行うことが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る絶縁抵抗計の実施の形態について説明する。
【0022】図1は、絶縁抵抗計1の回路図を示してい
る。同図に示す絶縁抵抗計1は、従来の絶縁抵抗計12
0と同様に、被測定抵抗体の抵抗値の測定、交流電圧の
測定、および電源用の電池の電池電圧の監視という三つ
の項目を測定または監視することができるように構成さ
れている。以下、その構成について詳述する。
【0023】絶縁抵抗計1は、電池2の電池電圧を昇圧
して高電圧を生成する高電圧生成部11を備えている。
高電圧生成部11は、電池電源をスイッチングによって
昇圧するためのトランス12、スイッチング素子として
のトランジスタ13、トランジスタ13のスイッチング
を制御するPWM回路14、PWM制御回路から出力さ
れる制御用パルスのパルス幅を制御するための選択回路
15、およびトランス12から出力される高電圧交流を
整流および平滑する整流回路16を備えている。
【0024】この高電圧生成部11では、測定開始用ス
イッチS1が操作されると、図示しない安定化回路が、
回路用電源+V,−Vを生成すると共に生成した回路用
電源を各回路に供給する。次いで、PWM回路14が、
発振を開始してトランジスタ13に制御用パルスを出力
することにより、トランス12の出力巻線に交流を発生
させる。整流回路16は、この交流を半波整流すると共
に平滑して所定電圧の高電圧を測定用端子T1(本発明
における一の測定用端子に相当する)に出力する。一
方、整流回路16の出力側に配設されたオペアンプ17
が、抵抗18,19によって高電圧を分圧した分圧電圧
を選択回路15に出力する。また、選択回路15は、抵
抗測定時において測定用端子T2(本発明における他の
測定用端子に相当する)を介して入力した電圧値も入力
し、例えば、被測定抵抗体3の抵抗値が0.5MΩ以上
のときは整流回路16から出力される高電圧が定電圧に
維持され、0.5MΩ未満のときは被測定抵抗体3に流
れる電流が定電流となるように、PWM回路14を制御
する。
【0025】また、絶縁抵抗計1は、本発明における指
示用電流生成回路に相当する対数増幅回路31、および
リニア増幅回路51を備えている。
【0026】対数増幅回路31は、2つのオペアンプ3
2,33、共に同一特性でNPN型の2つのトランジス
タ34,35、ダイオード36,37、抵抗38〜42
およびコンデンサ43,44を備えている。この対数増
幅回路31では、トランジスタ34,35のPN接合の
順方向特性における非線形な電圧−電流特性を利用して
被測定抵抗体3の抵抗値を対数的に指示するためのメー
タ指示用電圧VM を生成する。具体的には、対数増幅回
路31は、抵抗20を介してオペアンプ33に入力され
た基準電流IR と、被測定抵抗体3および測定用端子T
2を介して入力した負荷電流IL とに基づいて、下記の
式に従って、メータ指示用電圧VM を生成し、生成した
メータ指示用電圧VM をメータMに出力する。 VM =K×Log(IL /IR ) この場合、値Kは、所定の係数を意味する。
【0027】リニア増幅回路51は、電池2の電池電圧
に比例する指示用電流を生成する回路であって、2つの
オペアンプ52,53、および抵抗54〜58を備えて
いる。このリニア増幅回路51では、スイッチS2が操
作されると、スイッチS3も連動して可動接点cが常閉
接点aに接続され、この状態では、電池2の電池電圧が
抵抗54,55で分圧され、分圧電圧がオペアンプ52
の非反転入力部に入力される。オペアンプ52,53
は、分圧電圧を、それぞれ、利得1および所定の利得で
増幅し、極性がマイナスの指示用電流IB を抵抗58お
よびスイッチS3を介してメータMに出力する。一方、
メータMの電池電圧指示用目盛は、電池電圧に比例して
直線的に均等割り付けされており、メータMは、入力し
た指示用電流IB の電流値に応じた目盛の位置に指針を
振らせる。
【0028】さらに、この絶縁抵抗計1は、電池電圧検
出回路61を備えている。電池電圧検出回路61は、電
池2の電池電圧を検出して所定の許容電圧よりも低下し
た時、および電池電圧監視時の両時において、高電圧生
成部11による高電圧の生成を停止させる機能を有して
おり、トランジスタ62〜64および抵抗65〜72を
備えている。
【0029】この電池電圧検出回路61では、正常時に
おいては、図示しない安定化回路によって生成された基
準電源Vref が抵抗69を介してトランジスタ64のベ
ースに印加されると共に、回路用電源+Vを抵抗71,
72によって分圧した分圧電圧がトランジスタ63のベ
ースに印加されてトランジスタ63が作動状態になって
いる。この状態では、トランジスタ64のベースには、
下記の式で表されるベース電圧VB が印加される。 VB =R68×Vref /(R68+R69) ここで、R68、R69は、抵抗68および抵抗69の抵抗
値をそれぞれ意味する。したがって、抵抗69の抵抗値
を抵抗68の抵抗値よりも十分大きくしておくことによ
り、正常時においては、トランジスタ64のベース電圧
B が殆ど0V近辺に維持される結果、トランジスタ6
4は作動を停止している。この場合、トランジスタ64
は、作動時において、PWM回路14の作動を停止させ
る機能を有しているため、この状態では、PWM回路1
4は、正常に作動する。
【0030】一方、抵抗71,72の抵抗値は、電池2
の電池電圧が許容可能な電圧以下に低下した場合にトラ
ンジスタ63が作動停止するように予め選択されてい
る。このため、電池2の電池電圧が許容可能電圧以下に
低下した場合は、トランジスタ64のベースには、以下
の式で表されるベース電圧VB が印加される。 VB =(R68+RP )×Vref /(R69+R68+RP ) ここで、RP は、抵抗66,65の直列抵抗値と、抵抗
67の抵抗値との並列抵抗値を意味する。したがって、
この状態におけるベース電圧VB がトランジスタ64の
オン電圧(約.7V)を超えるように抵抗値65〜67
を規定しておくことにより、トランジスタ64が作動
し、これにより、PWM回路14の作動が停止される。
したがって、制御用パルスがトランジスタ13に入力さ
れないため、高電圧生成部11による高電圧の生成が停
止される。この結果、抵抗値の測定が停止させられるた
め、誤った抵抗値測定を回避させることができる。
【0031】また、電池電圧監視時においては、スイッ
チS2が操作されて可動接点cが常開接点aに接続され
ると、抵抗65に電池電流が流れる。この場合、抵抗6
5の抵抗値は、抵抗測定時において被測定抵抗体3によ
って消費される電力と同等の電力が消費されるように予
め規定されており、抵抗測定時とほぼ同じ条件下で、電
池電圧のチェックを行うことができるようになってい
る。また、電池電圧が供給されると、トランジスタ62
が作動する結果、トランジスタ63のベース電圧VB
低下し、これにより、トランジスタ64のベースには、
以下の式で表されるベース電圧VB が印加される。 VB =R67×VIN/(R66+R67)+R67×Vref
(R67+R69) ここで、R66、R67およびVINは、それぞれ、抵抗66
の抵抗値、抵抗67の抵抗値および電池電圧を意味し、
上記式においては、抵抗68の抵抗値が抵抗69,67
の抵抗値よりも極めて小さいため、その存在による影響
を無視している。このベース電圧VB は、トランジスタ
64のオン電圧よりも高くなるため、トランジスタ64
が作動する結果、高電圧生成部11の高電圧生成動作が
停止される。
【0032】さらに、絶縁抵抗計1は、交流電圧測定時
に交流電流の電流経路を形成するためのPチャンネル型
のFET81、ダイオード82および抵抗83,84を
備えている。この場合、FET81は、抵抗測定時にお
いては、回路用電源+Vを抵抗83,84によって分圧
した分圧電圧がゲートに印加されることにより、作動停
止状態になっており、電源が断にされている状態におい
ては、ゲート電圧が0Vになるため作動状態を維持す
る。したがって、この絶縁抵抗計1では、電源が断状態
のときに、被測定抵抗体3に代えて測定用端子T1,T
2間に交流ラインを接続すると、測定用端子T1に印加
されている交流電圧が測定用端子T2に印加されている
交流電圧よりも正電圧の場合には、測定用端子T1から
入力した交流電流が、抵抗22、ダイオード23、測定
開始用スイッチS1の常閉接点b、可動接点cおよびコ
ンデンサ21の直列回路と、抵抗18,19の直列回路
との並列回路を介してグランドに流入し、次いで、メー
タM、スイッチS3、FET81およびダイオード82
を介して測定用端子T2に帰還する。逆に、測定用端子
T2の方が正電圧の場合には、ダイオード82によって
電流経路が遮断されるため、交流電流は、メータMを通
過しない。この結果、メータMには、交流電源の半波分
によって、その交流電圧が指示される。
【0033】また、絶縁抵抗計1は、負荷電流IL が流
れる測定用端子T2と対数増幅回路31との間における
負荷電流用経路中に、NPN型のトランジスタ91、本
発明における交流成分除去用コンデンサに相当し電解コ
ンデンサであるコンデンサ92、および抵抗93を備え
ている。コンデンサ92は、被測定抵抗体3を流れる負
荷電流IL が、測定用端子T2、トランジスタ91およ
び抵抗93を介して対数増幅回路31に入力する際に、
負荷電流IL に重畳されているトランジスタ13のスイ
ッチングノイズを除去する。この場合、トランジスタ1
3のスイッチングノイズは、整流回路16内で完全に除
去するのは困難である一方、負荷電流IL に重畳してい
ると、メータMに加算されて指示されてしまうため、測
定誤差を生じさせる原因となる。このため、絶縁抵抗計
1では、一般的に高抵抗である被測定抵抗体3とコンデ
ンサ92とで形成されるCR型のローパスフィルタによ
ってスイッチングノイズを除去し、これにより、抵抗値
の測定誤差を低減している。
【0034】この場合、測定端子T1から出力された高
電圧は被測定抵抗体3によって電圧降下され、降下した
電圧がコンデンサ92に印加されるため、コンデンサ9
2には、低電圧タイプのものを使用することができる。
また、被測定抵抗体3が一般的に高抵抗であるため、小
型小容量のコンデンサで、CR型ローパスフィルタのカ
ットオフ周波数を低い周波数に設定することができ、こ
れにより、より低域のスイッチングノイズなどの交流成
分を除去することができる。なお、被測定抵抗体3とし
て低抵抗値の抵抗を測定対象に含めることがある場合に
は、トランジスタ91のコレクタと抵抗93との間に、
CR型ローパスフィルタの一部を構成するための抵抗を
直列に接続することによって、ローパスフィルタのカッ
トオフ周波数を低周波数に設定してもよい。
【0035】さらに、絶縁抵抗計1は、コンデンサ92
に蓄積されている電荷を交流電圧の測定を開始した時に
放出する電荷放出回路101を備えている。電荷放出回
路101は、トランジスタ102、本発明におけるスイ
ッチング素子に相当するNチャンネル型のFET10
3、ダイオード104、本発明における充電用コンデン
サに相当するコンデンサ105、および抵抗106〜1
09を備えている。
【0036】電荷放出回路101では、交流電圧測定時
に、交流電流が測定用端子T2に帰還する経路が、コン
デンサ92に蓄積されている電荷によって遮断されるの
を防止する。具体的には、交流電圧測定時においては、
メータM、FET81およびダイオード82の直列回路
には、コンデンサ92およびトランジスタ91の直列回
路が等価的に並列接続されている。したがって、コンデ
ンサ92に電荷が蓄積されて、その端子間電圧が所定値
以上の場合には、FET81およびダイオード82の直
列回路に逆バイアスが印加される結果、ダイオード82
が遮断状態になって交流電流用経路が遮断されることが
ある。このため、交流電圧測定が行われる電源断状態時
において、コンデンサ92に蓄積されている電荷を放出
する必要がある。
【0037】この電荷放出回路91では、電源が供給さ
れている状態においては、トランジスタ102が作動状
態に維持されている結果、トランジスタ102のコレク
タの電位がマイナス電位に保持されている。このため、
FET103は、そのゲートに抵抗108を介してマイ
ナス電位が印加されるため、遮断状態になっている。し
たがって、この状態では、コンデンサ92に蓄積されて
いる電荷は放出されず、コンデンサ92は、負荷電流I
L に重畳されているスイッチングノイズを除去する。一
方、電源が断になると、トランジスタ102が遮断状態
になる結果、電源投入状態においてコンデンサ105に
蓄積されていた電荷が抵抗107,108を介してFE
T103のゲートに供給される。このため、FET10
3が作動し、コンデンサ92に蓄積されていた電荷が抵
抗109およびFET103を介してグランドに放出さ
れる結果、FET81およびダイオード82の直列回路
に対する逆バイアスの印加が阻止される。この場合、ダ
イオード104がコンデンサ105に蓄積されている電
荷の電源ライン側への放出を阻止し、かつ、ダイオード
104、抵抗107,108(この両者が本発明におけ
る第1の抵抗に相当する)の抵抗値とコンデンサ105
の容量値に基づく時定数が、コンデンサ92の容量値お
よび抵抗109(本発明における第2の抵抗に相当す
る)の抵抗値に基づく時定数よりも大きく設定されてい
る。したがって、コンデンサ92に蓄積されている電荷
は、コンデンサ105に蓄積されている電荷が放出し終
わるまでに確実に放出される。
【0038】次に、絶縁抵抗計1の動作、特に、抵抗値
測定時、交流電圧測定時および電池電圧監視時における
各動作について説明する。
【0039】最初に抵抗値の測定動作について説明す
る。この測定においては、測定開始用スイッチS1を操
作すると、測定開始用スイッチS1の可動接点cが常閉
接点aに接続されて、電池2の電池電源が、常閉接点a
および可動接点cを介してトランス12に入力される。
一方、PWM回路14は、選択回路15の制御下で、所
定幅の制御用パルスをトランジスタ13に出力する。こ
れにより、整流回路16が、所定の電圧に昇圧した高電
圧を測定用端子T1に出力する。測定用端子T1に高電
圧が印加されると、被測定抵抗体3、測定用端子T2、
トランジスタ91および抵抗93を介して、負荷電流I
L が対数増幅回路31に入力される。この際、コンデン
サ92によって負荷電流IL に重畳されているスイッチ
ングノイズが除去される。
【0040】一方、高電圧は、抵抗18,19によって
分圧されてオペアンプ17の非反転入力部にも入力す
る。この場合、オペアンプ17は、その高電圧を抵抗2
0の抵抗値で除算した値の基準電流IR を対数増幅回路
31に出力する。対数増幅回路31は、負荷電流IL
基準電流IR とに基づき、上述したメータ指示用電圧V
M をメータMに出力することにより、被測定抵抗体3の
抵抗値をメータMに対数的に指示させる。
【0041】次いで、交流電圧の測定動作について説明
する。まず、測定開始用スイッチS1を投入しない状態
(つまり電源が断の状態)で、被測定抵抗体3に代えて
測定用端子T1,T2間に測定対象の交流電源ラインを
接続する。この状態では、測定用端子T1に印加されて
いる交流電圧が測定用端子T2に印加されている交流電
圧よりも正電圧の場合には、交流電源からの交流電流
が、測定用端子T1を介して入力され、抵抗22、ダイ
オード23およびコンデンサ21の直列回路と抵抗1
8,19の直列回路との並列回路を通過した後、グラン
ド、メータM、スイッチS3、FET81およびダイオ
ード82を介して測定用端子T2に帰還する。逆に、測
定用端子T2の方が正電圧の場合には、ダイオード82
によって電流経路が遮断されるため、交流電流は、メー
タMを通過しない。この結果、メータMには、交流電源
の半波分によって、その電圧が指示される。
【0042】次に、電池電圧の監視動作について説明す
る。この監視動作時においては、スイッチS2を操作す
ると、可動接点cが常閉接点aに接続されて、電池2の
電池電圧を抵抗54,55で分圧した分圧電圧がオペア
ンプ52の非反転入力部に入力される。オペアンプ52
は、利得1で増幅した分圧電圧をオペアンプ53に出力
する。次いで、オペアンプ53が所定の利得で反転増幅
し、これにより、その出力電圧を抵抗58の抵抗値で除
算した値の指示用電流IB がスイッチS3を介してメー
タMに入力される。この場合、メータMの電池電圧指示
用目盛が電池電圧に比例して直線的に均等割り付けされ
て、その電池電圧指示用目盛のダイナミックレンジが大
きいため、測定者は、電池2の残容量を容易に監視する
ことができる結果、電池交換時期を確実に見極めること
ができる。
【0043】このように、この実施形態における絶縁抵
抗計1によれば、被測定抵抗体3の抵抗値を測定すると
きには、負荷電流IL に含まれているスイッチングノイ
ズなどの交流成分が、コンデンサ92と、一般的に高抵
抗である被測定抵抗体3とから構成されるローパスフィ
ルタによって除去されるため、高電圧に重畳されている
交流成分をメータMに加算して指示してしまうことによ
って発生する測定誤差を低減することができ、これによ
り、高精度の抵抗値測定を行うことができる。この場
合、交流除去用コンデンサとして、小型かつ低価格タイ
プのものを使用することができるため、装置の大型化お
よび高価格化を招くことなく、高精度の抵抗値測定を行
うことができる。
【0044】なお、本実施形態では、交流除去用コンデ
ンサとして、電解コンデンサを用いる例について説明し
たが、本発明は、これに限定されず、セラミック型コン
デンサなど種々のタイプのコンデンサを用いることがで
きるのは勿論である。
【0045】さらに、電荷放出回路内のスイッチング素
子として、FETに代えてトランジスタを使用すること
ができるのは勿論のこと、SCR(シリコン制御整流素
子)なども用いることができる。また、本発明は、電荷
放出回路の回路構成自体を適宜変更することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の絶縁抵抗計
によれば、負荷電流に含まれているスイッチングノイズ
などの交流成分が、負荷電流用経路に接続されている交
流成分除去用コンデンサと、一般的に高抵抗である被測
定抵抗体とから少なくとも構成されるローパスフィルタ
によって除去されるため、高電圧に重畳されている交流
成分を測定用メータ加算して指示してしまうことによっ
て発生する測定誤差を低減することができ、これによ
り、装置の大型化および高価格化を招くことなく、高精
度の抵抗値測定を行うことができる。また、交流電圧測
定のときには、一の測定用端子から入力した交流電流が
負荷電流用経路とは異なる経路を介して他の測定用端子
に帰還するため、交流電流が交流除去用コンデンサに流
れ込むことに起因する交流電圧測定の誤差を発生させる
ことなく、正確に交流電圧を測定することができる。
【0047】また、請求項2記載の絶縁抵抗計によれ
ば、電荷放出回路が、交流成分除去用コンデンサに蓄積
されている電荷を電源の高電圧生成回路への入力が停止
された時に放出させることにより、交流成分除去用コン
デンサに蓄積されている電荷に妨げられることなく、正
確な交流電圧測定を行うことができる。
【0048】さらに、請求項3記載の絶縁抵抗計によれ
ば、電源投入状態のときに充電用コンデンサが充電さ
れ、電源の高電圧生成回路への入力が停止された時に、
充電用コンデンサ蓄積されている電荷がスイッチング素
子に供給されることにより、交流成分除去用コンデンサ
に蓄積されている電荷がスイッチング素子によって放出
されるため、簡易に構成することができると共に交流成
分除去用コンデンサに蓄積されている電荷を確実に放出
することができる。
【0049】また、請求項4記載の絶縁抵抗計によれ
ば、第1の抵抗および充電用コンデンサに基づく時定数
が、第2の抵抗および交流成分除去用コンデンサに基づ
く時定数よりも大きいため、交流成分除去用コンデンサ
に蓄積されている電荷が、充電用コンデンサに蓄積され
ている電荷が放出し終わるまでに確実に放出され、これ
により、正確な交流電圧測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る絶縁抵抗計の回路図
である。
【図2】従来の絶縁抵抗計の回路図である。
【符号の説明】
1 絶縁抵抗計 2 電池 3 被測定抵抗体 11 高電圧生成部 31 対数増幅回路 81 FET 82 ダイオード 91 トランジスタ 92 コンデンサ 93 抵抗 101 電荷放出回路 103 FET 105 コンデンサ 107 抵抗 108 抵抗 109 抵抗 M メータ T1 測定用端子 T2 測定用端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された電源を昇圧して高電圧を生成
    する高電圧生成回路と、被測定抵抗体に前記高電圧を出
    力可能な一の測定用端子および当該被測定抵抗体を流れ
    る負荷電流を入力可能な他の測定用端子からなる1対の
    測定用端子と、前記他の測定用端子および負荷電流用経
    路を介して入力した前記負荷電流に基づいて前記被測定
    抵抗体の抵抗値を測定用メータに指示させるための指示
    用電流を生成する指示用電流生成回路と、前記負荷電流
    用経路に接続され前記高電圧に重畳している交流成分を
    除去するための交流成分除去用コンデンサとを備え、 前記電源の前記高電圧生成回路への入力が停止されると
    共に前記被測定抵抗体に代えて前記1対の測定用端子間
    に交流電源ラインを接続した状態において、前記一の測
    定用端子から入力した前記交流電源ラインの交流電流
    を、前記測定用メータと前記他の測定用端子との間に形
    成されると共に前記負荷電流用経路とは異なる電流経路
    を介して前記他の測定用端子に帰還させることより、当
    該交流電源ライン間の交流電圧を前記測定用メータに指
    示可能に構成されていることを特徴とする絶縁抵抗計。
  2. 【請求項2】 前記電源の前記高電圧生成回路への入力
    が停止された時に、前記交流成分除去用コンデンサに蓄
    積されている電荷を放出させるための電荷放出回路を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の絶縁抵抗計。
  3. 【請求項3】 前記電荷放出回路は、前記交流成分除去
    用コンデンサに蓄積されている電荷を作動時に放出可能
    なスイッチング素子と、前記電源が投入されているとき
    に充電可能な充電用コンデンサとを備え、前記電源の前
    記高電圧生成回路への入力が停止された時に、前記充電
    用コンデンサに蓄積されている電荷を前記スイッチング
    素子に供給することにより当該スイッチング素子を作動
    させることを特徴とする請求項2記載の絶縁抵抗計。
  4. 【請求項4】 前記電荷放出回路は、前記スイッチング
    素子と前記充電用コンデンサとの間に接続された第1の
    抵抗と、前記スイッチング素子と前記交流成分除去用コ
    ンデンサとの間に接続された第2の抵抗とを備え、前記
    第1の抵抗および前記充電用コンデンサに基づく時定数
    が、前記第2の抵抗および前記交流成分除去用コンデン
    サに基づく時定数よりも大きく設定されていることを特
    徴とする請求項3記載の絶縁抵抗計。
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