JPH10111015A - 排気ガス利用方式の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリング装置 - Google Patents
排気ガス利用方式の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリング装置Info
- Publication number
- JPH10111015A JPH10111015A JP28128396A JP28128396A JPH10111015A JP H10111015 A JPH10111015 A JP H10111015A JP 28128396 A JP28128396 A JP 28128396A JP 28128396 A JP28128396 A JP 28128396A JP H10111015 A JPH10111015 A JP H10111015A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジン停止後に行われるアフタークーリン
グによる消費電力を減少させるアフタークーリング装置
を提供する。 【解決手段】 複数本の温水パイプ5a1〜5a3と金属
製の蓄熱用のボール5bとを備え、エンジン3の排気ガ
スを熱源として供給される温水を加熱する一次熱交換器
としての流動層ボイラ5と、流動層ボイラ5に温水を循
環的に供給する循環ポンプ7と、流動層ボイラ5で加熱
された温水を熱源として供給水を温水に加熱して給湯す
る二次熱交換器9とを備える排気ガス利用方式の給湯装
置において、循環ポンプ7の運転、停止を制御する制御
装置8を備え、制御装置8によって、エンジン3の停止
後の一定時間、循環ポンプ7を間欠的に運転させるよう
に制御するように構成した。この場合、制御装置8は、
エンジン3の停止後の余熱により循環水が所定の上限温
度に達しないように、循環ポンプを所要の休止区間を挟
んで所要の運転時間で間欠的に運転させる制御を行うよ
うに構成すれば良い。
グによる消費電力を減少させるアフタークーリング装置
を提供する。 【解決手段】 複数本の温水パイプ5a1〜5a3と金属
製の蓄熱用のボール5bとを備え、エンジン3の排気ガ
スを熱源として供給される温水を加熱する一次熱交換器
としての流動層ボイラ5と、流動層ボイラ5に温水を循
環的に供給する循環ポンプ7と、流動層ボイラ5で加熱
された温水を熱源として供給水を温水に加熱して給湯す
る二次熱交換器9とを備える排気ガス利用方式の給湯装
置において、循環ポンプ7の運転、停止を制御する制御
装置8を備え、制御装置8によって、エンジン3の停止
後の一定時間、循環ポンプ7を間欠的に運転させるよう
に制御するように構成した。この場合、制御装置8は、
エンジン3の停止後の余熱により循環水が所定の上限温
度に達しないように、循環ポンプを所要の休止区間を挟
んで所要の運転時間で間欠的に運転させる制御を行うよ
うに構成すれば良い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の温水パイ
プと金属製の蓄熱用のボールとを備えた流動層ボイラに
よって、エンジンの排気ガスを利用して加熱された循環
温水を熱源として、供給水を加熱する排気ガス利用方式
の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリング
装置の改良に関する。
プと金属製の蓄熱用のボールとを備えた流動層ボイラに
よって、エンジンの排気ガスを利用して加熱された循環
温水を熱源として、供給水を加熱する排気ガス利用方式
の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリング
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガスエンジン等のエンジンの
駆動力を利用して発電機を駆動して発電し、その排気ガ
スの熱を利用して温水を供給する電熱併給型のコージェ
ネレーションシステムが知られている。このようなコー
ジェネレーションシステムの給湯システムでは、一次熱
交換器で排気ガスの熱を利用して一次循環水を加熱し、
この一次循環水を熱源として二次熱交換器で供給される
水を加熱して給湯する方式が一般に採用されている。
駆動力を利用して発電機を駆動して発電し、その排気ガ
スの熱を利用して温水を供給する電熱併給型のコージェ
ネレーションシステムが知られている。このようなコー
ジェネレーションシステムの給湯システムでは、一次熱
交換器で排気ガスの熱を利用して一次循環水を加熱し、
この一次循環水を熱源として二次熱交換器で供給される
水を加熱して給湯する方式が一般に採用されている。
【0003】なお、一次熱交換器としては、熱効率を高
めるために、内部に温水パイプを内蔵するほか、排気ガ
スに含まれる熱を蓄熱するための小径の金属製の多数の
ボールを封入し、排気ガスでボールを流動させるように
した流動層ボイラが用いられている。
めるために、内部に温水パイプを内蔵するほか、排気ガ
スに含まれる熱を蓄熱するための小径の金属製の多数の
ボールを封入し、排気ガスでボールを流動させるように
した流動層ボイラが用いられている。
【0004】ところで、この流動層ボイラを用いた給湯
システムでは、エンジンの停止後、アルミボールに含ま
れる余熱により一次循環水が沸騰して異常高温となる恐
れがあったので、これを避けるために、エンジン停止後
も一定時間循環ポンプを連続的に運転して水を循環させ
ることにより一次熱交換器内の余熱を発散させる、いわ
ゆるアフタークーリングを行う装置(以下アフタークー
リング装置という)を備える必要がある。図3は、従来
のアフタークーリング装置を備えた給湯システムにおけ
る循環ポンプの運転(a)と一次循環水の温度(b)との一例
を示すタイムチャートであり、横軸はエンジンの停止時
刻を0として示す時間(分)である。この例では、アフタ
ークーリング装置による制御によって、循環ポンプを一
定の時間、連続運転させることにより、流動層ボイラの
温度が循環水を沸騰させないレベルにまで下げるように
している。
システムでは、エンジンの停止後、アルミボールに含ま
れる余熱により一次循環水が沸騰して異常高温となる恐
れがあったので、これを避けるために、エンジン停止後
も一定時間循環ポンプを連続的に運転して水を循環させ
ることにより一次熱交換器内の余熱を発散させる、いわ
ゆるアフタークーリングを行う装置(以下アフタークー
リング装置という)を備える必要がある。図3は、従来
のアフタークーリング装置を備えた給湯システムにおけ
る循環ポンプの運転(a)と一次循環水の温度(b)との一例
を示すタイムチャートであり、横軸はエンジンの停止時
刻を0として示す時間(分)である。この例では、アフタ
ークーリング装置による制御によって、循環ポンプを一
定の時間、連続運転させることにより、流動層ボイラの
温度が循環水を沸騰させないレベルにまで下げるように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のアフ
タークーリング装置の制御のように、エンジン停止後の
一定時間循環ポンプを連続的に運転させる制御を行うも
のであると、アフタークーリングのための循環ポンプの
運転時間が長くなり、従って消費電力が大きくなるとい
う問題点があった。
タークーリング装置の制御のように、エンジン停止後の
一定時間循環ポンプを連続的に運転させる制御を行うも
のであると、アフタークーリングのための循環ポンプの
運転時間が長くなり、従って消費電力が大きくなるとい
う問題点があった。
【0006】本発明は、従来技術の上記課題(問題点)
を解決した排気ガス利用方式の給湯装置における流動層
ボイラのアフタークーリング装置を提供することを目的
とするもので、アフタークーリング中の循環ポンプの運
転時間を従来のものよりも短くすることにより、少ない
消費電力で流動層ボイラを冷却することができるように
したものである。
を解決した排気ガス利用方式の給湯装置における流動層
ボイラのアフタークーリング装置を提供することを目的
とするもので、アフタークーリング中の循環ポンプの運
転時間を従来のものよりも短くすることにより、少ない
消費電力で流動層ボイラを冷却することができるように
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の排気ガス利用方
式の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリン
グ装置は、上記の課題を解決するため、複数本の温水パ
イプと金属製の蓄熱用のボールとを備え、エンジンの排
気ガスを熱源として供給される温水を加熱する一次熱交
換器としての流動層ボイラと、この流動層ボイラに温水
を循環的に供給する循環ポンプと、前記流動層ボイラで
加熱された温水を熱源として供給水を温水に加熱して給
湯する二次熱交換器とを備える排気ガス利用方式の給湯
装置において、循環ポンプの運転、停止を制御する制御
装置を備え、制御装置によって、エンジンの停止後の一
定時間、前記循環ポンプを間欠的に運転させるように制
御するように構成した。この場合、制御装置は、エンジ
ンの停止後の余熱により循環水が所定の上限温度に達し
ないように、循環ポンプを所要の休止区間を挟んで所要
の運転時間で間欠的に運転させる制御を行うように構成
すれば良い。
式の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリン
グ装置は、上記の課題を解決するため、複数本の温水パ
イプと金属製の蓄熱用のボールとを備え、エンジンの排
気ガスを熱源として供給される温水を加熱する一次熱交
換器としての流動層ボイラと、この流動層ボイラに温水
を循環的に供給する循環ポンプと、前記流動層ボイラで
加熱された温水を熱源として供給水を温水に加熱して給
湯する二次熱交換器とを備える排気ガス利用方式の給湯
装置において、循環ポンプの運転、停止を制御する制御
装置を備え、制御装置によって、エンジンの停止後の一
定時間、前記循環ポンプを間欠的に運転させるように制
御するように構成した。この場合、制御装置は、エンジ
ンの停止後の余熱により循環水が所定の上限温度に達し
ないように、循環ポンプを所要の休止区間を挟んで所要
の運転時間で間欠的に運転させる制御を行うように構成
すれば良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1を用い、この発明にか
かわる排気ガス利用方式の給湯装置における流動層ボイ
ラのアフタークーリング装置の一実施の形態を説明す
る。同図において、交流発電機1は、発電システムを構
成しており、ガスエンジンディゼルエンジン、ガスター
ビン等のエンジン3の駆動力により駆動されて交流電力
を発生する。給湯システム側は、エンジン3の排気ガス
を熱源として供給される温水を加熱する一次熱交換器と
しての流動層ボイラ5と、流動層ボイラ5に温水を循環
的に供給する循環ポンプ7と、流動層ボイラ5で加熱さ
れた温水を熱源として供給水を温水に加熱して給湯する
温水熱交換器より成る二次熱交換器9とを備えている。
なお、循環ポンプ7は、制御装置8によりその運転、停
止が制御される。
かわる排気ガス利用方式の給湯装置における流動層ボイ
ラのアフタークーリング装置の一実施の形態を説明す
る。同図において、交流発電機1は、発電システムを構
成しており、ガスエンジンディゼルエンジン、ガスター
ビン等のエンジン3の駆動力により駆動されて交流電力
を発生する。給湯システム側は、エンジン3の排気ガス
を熱源として供給される温水を加熱する一次熱交換器と
しての流動層ボイラ5と、流動層ボイラ5に温水を循環
的に供給する循環ポンプ7と、流動層ボイラ5で加熱さ
れた温水を熱源として供給水を温水に加熱して給湯する
温水熱交換器より成る二次熱交換器9とを備えている。
なお、循環ポンプ7は、制御装置8によりその運転、停
止が制御される。
【0009】流動層ボイラ5は、図示のように、複数本
の温水パイプ5a1〜5a3と、直径1mm程度の微小
のアルミニウム等の金属製の蓄熱用のボール5bが多数
封入して成り、エンジン3から、排出される排気ガスに
含まれる熱をこれらのボール5bで蓄熱し、これらのボ
ール5bを排気ガスで流動させることにより、排気ガス
自身の熱と上記ボールの蓄熱とによって流動層ボイラ5
内を通る温水パイプ内の5a1〜5a3の循環温水を加
熱するようになっている。
の温水パイプ5a1〜5a3と、直径1mm程度の微小
のアルミニウム等の金属製の蓄熱用のボール5bが多数
封入して成り、エンジン3から、排出される排気ガスに
含まれる熱をこれらのボール5bで蓄熱し、これらのボ
ール5bを排気ガスで流動させることにより、排気ガス
自身の熱と上記ボールの蓄熱とによって流動層ボイラ5
内を通る温水パイプ内の5a1〜5a3の循環温水を加
熱するようになっている。
【0010】一次循環水は、循環ポンプ7により流動層
ボイラ5から二次熱交換器9に送られ、貯湯タンク11
に一旦貯められてから再び流動層ボイラ5へと送られ
る。即ち、一次循環水は、循環ポンプ7の作動時には図
中Aで示される循環経路に沿って循環する。一方、給湯
用の水は、水路Bに沿って給水側から二次熱交換器9に
供給されて加熱され、給湯側に送られる。
ボイラ5から二次熱交換器9に送られ、貯湯タンク11
に一旦貯められてから再び流動層ボイラ5へと送られ
る。即ち、一次循環水は、循環ポンプ7の作動時には図
中Aで示される循環経路に沿って循環する。一方、給湯
用の水は、水路Bに沿って給水側から二次熱交換器9に
供給されて加熱され、給湯側に送られる。
【0011】本発明のアフタークーリング装置は、制御
装置8による循環ポンプ7の運転制御を、次のような所
定の制御を行えるように、設定することにより、アフタ
ークーリングを行えるように構成したもので、制御装置
8の制御は、同装置内に所要の制御シーケンスを電気回
路を内蔵しても良いし、又は、別置されるマイクロコン
ピュータ等から送られる制御プログラムによって制御指
令をだすように構成しても良い。この場合、制御装置8
による制御の態様は、エンジン3の運転中は循環ポンプ
7を連続的に運転させ、エンジン3が停止したときは、
その後の一定時間、図2に示すように循環ポンプを間欠
的に運転させる制御を行い、この間欠運転の過程で、流
動層ボイラ5のアフタークーリングを行わせるようにな
っている。
装置8による循環ポンプ7の運転制御を、次のような所
定の制御を行えるように、設定することにより、アフタ
ークーリングを行えるように構成したもので、制御装置
8の制御は、同装置内に所要の制御シーケンスを電気回
路を内蔵しても良いし、又は、別置されるマイクロコン
ピュータ等から送られる制御プログラムによって制御指
令をだすように構成しても良い。この場合、制御装置8
による制御の態様は、エンジン3の運転中は循環ポンプ
7を連続的に運転させ、エンジン3が停止したときは、
その後の一定時間、図2に示すように循環ポンプを間欠
的に運転させる制御を行い、この間欠運転の過程で、流
動層ボイラ5のアフタークーリングを行わせるようにな
っている。
【0012】ここで、本発明の制御装置8の制御、即
ち、アフタークーリング装置による制御の考え方を説明
すると、次の通りである。前述のように、一次循環水の
循環により直ちに冷却されるのは流動層ボイラ5内の温
水パイプの周辺のみであり、アルミ製のボール5bに蓄
積された熱が放出されて流動層ボイラ5全体が冷却され
るまでにはかなり長い時間を要する。一方、一次循環水
の沸騰を避けるためには、必ずしも循環ポンプを連続的
に運転する必要はない。そこで、本発明のアフタークー
リング装置は、これらの点に着目して発明されたもの
で、一次循環水が異常高温にならないように循環ポンプ
7を間欠的に運転させ、長い時間をかけながら蓄積され
た熱を徐々に発散させることにより、一次熱交換器とし
ての流動層ボイラ5の温度を所定の値に下げるようにす
ることで、循環ポンプの実質上の運転時間を従来のもの
よりも減少させようにしたものである。
ち、アフタークーリング装置による制御の考え方を説明
すると、次の通りである。前述のように、一次循環水の
循環により直ちに冷却されるのは流動層ボイラ5内の温
水パイプの周辺のみであり、アルミ製のボール5bに蓄
積された熱が放出されて流動層ボイラ5全体が冷却され
るまでにはかなり長い時間を要する。一方、一次循環水
の沸騰を避けるためには、必ずしも循環ポンプを連続的
に運転する必要はない。そこで、本発明のアフタークー
リング装置は、これらの点に着目して発明されたもの
で、一次循環水が異常高温にならないように循環ポンプ
7を間欠的に運転させ、長い時間をかけながら蓄積され
た熱を徐々に発散させることにより、一次熱交換器とし
ての流動層ボイラ5の温度を所定の値に下げるようにす
ることで、循環ポンプの実質上の運転時間を従来のもの
よりも減少させようにしたものである。
【0013】図2は、本発明の流動層ボイラのアフター
クーリング装置の動作を示すタイムチャートで、制御装
置8による制御は前述のように制御装置に内蔵される制
御シーケンス又はマイクロコンピュータ等から送られる
制御プログラムによって行われる。同図において、
(a)はアフタークーリング中の循環ポンプの運転時間
の一例、また(b)は一次循環水の温度変化の一例であ
る。なお、同図において、横軸はエンジンの停止時刻を
0として示す時間(分)である。この例では、循環ポンプ
7を10分間運転した後に30分間停止して運転を休止
させ、さらに10分間運転して30分間休止させ、再び
10分間運転することにより、流動層ボイラ5内の余熱
を一次循環水が沸騰しないレベルにまで下げることがで
きる。この場合、アフタークーリングのための運転が終
了するまでの時間は、90分となって従来より長くなる
が、循環ポンプ7の実働運転時間は30分となり、従来
の制御の場合の半分程度となるため、循環ポンプの消費
電力量を従来の半分に削減することができる。
クーリング装置の動作を示すタイムチャートで、制御装
置8による制御は前述のように制御装置に内蔵される制
御シーケンス又はマイクロコンピュータ等から送られる
制御プログラムによって行われる。同図において、
(a)はアフタークーリング中の循環ポンプの運転時間
の一例、また(b)は一次循環水の温度変化の一例であ
る。なお、同図において、横軸はエンジンの停止時刻を
0として示す時間(分)である。この例では、循環ポンプ
7を10分間運転した後に30分間停止して運転を休止
させ、さらに10分間運転して30分間休止させ、再び
10分間運転することにより、流動層ボイラ5内の余熱
を一次循環水が沸騰しないレベルにまで下げることがで
きる。この場合、アフタークーリングのための運転が終
了するまでの時間は、90分となって従来より長くなる
が、循環ポンプ7の実働運転時間は30分となり、従来
の制御の場合の半分程度となるため、循環ポンプの消費
電力量を従来の半分に削減することができる。
【0014】なお、アフタークーリング中の運転時間と
休止時間との割合は、図2に示すような運転区間と休止
区間とを夫々一定の時間とするような制御に限定する必
要はない。要するに、エンジンの停止後の余熱により循
環水が所定の上限温度に達しないように、循環ポンプを
所要の休止区間を挟んで所要の運転時間で間欠的に運転
させる制御を行うようにすれば良い。例えば、エンジン
の停止後の運転、休止時間を、最初の運転時間を20
分、第1の休止時間を20分、第2の運転時間を10
分、第2の休止時間を30分、第3の運転時間を5分、
といったように運転、休止時間の夫々の長さを変化させ
るようにしても良い。
休止時間との割合は、図2に示すような運転区間と休止
区間とを夫々一定の時間とするような制御に限定する必
要はない。要するに、エンジンの停止後の余熱により循
環水が所定の上限温度に達しないように、循環ポンプを
所要の休止区間を挟んで所要の運転時間で間欠的に運転
させる制御を行うようにすれば良い。例えば、エンジン
の停止後の運転、休止時間を、最初の運転時間を20
分、第1の休止時間を20分、第2の運転時間を10
分、第2の休止時間を30分、第3の運転時間を5分、
といったように運転、休止時間の夫々の長さを変化させ
るようにしても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明の流動層ボイラのアフタークーリ
ング装置は上記のように構成されるから、次のような優
れた効果を有する。 エンジン停止後のアフタークーリング中に循環ポンプ
を間欠的に運転することにより、一次循環水を沸騰させ
ずに流動層ボイラの温度を下げるという目的を達成しつ
つ、循環ポンプの運転の合計時間を短縮して消費電力量
を削減することができる。 このための、制御は循環ポンプの制御装置の運転用の
制御プログラムを設定し、これをシステムの中に組み込
むことで、自動的になされるので、既存の装置に対する
僅かの改造で済むという実利を有する。
ング装置は上記のように構成されるから、次のような優
れた効果を有する。 エンジン停止後のアフタークーリング中に循環ポンプ
を間欠的に運転することにより、一次循環水を沸騰させ
ずに流動層ボイラの温度を下げるという目的を達成しつ
つ、循環ポンプの運転の合計時間を短縮して消費電力量
を削減することができる。 このための、制御は循環ポンプの制御装置の運転用の
制御プログラムを設定し、これをシステムの中に組み込
むことで、自動的になされるので、既存の装置に対する
僅かの改造で済むという実利を有する。
【図1】本発明の一実施の形態にかかわる排気ガス利用
方式の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリ
ング装置を示す系統図である。
方式の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリ
ング装置を示す系統図である。
【図2】図1に示す一実施形態の装置のアフタークーリ
ング中の循環ポンプの運転、休止の切換と一次循環水の
温度との関係を示すタイムチャートである。
ング中の循環ポンプの運転、休止の切換と一次循環水の
温度との関係を示すタイムチャートである。
【図3】従来の装置のアフタークーリング中の循環ポン
プの運転と一次循環水の温度との関係を示すタイムチャ
ートである。
プの運転と一次循環水の温度との関係を示すタイムチャ
ートである。
3:エンジン 5:流動層ボイラ(一次熱交換器) 5a1〜5a3:温水パイプ 5b:蓄熱用のボール 7:循環ポンプ 8:制御装置 9:二次熱交換器 11:貯湯タンク
Claims (2)
- 【請求項1】 複数本の温水パイプと金属製の蓄熱用の
ボールとを備え、エンジンの排気ガスを熱源として供給
される温水を加熱する一次熱交換器としての流動層ボイ
ラと、 この流動層ボイラに温水を循環的に供給する循環ポンプ
と、 前記流動層ボイラで加熱された温水を熱源として供給水
を温水に加熱して給湯する二次熱交換器とを備える排気
ガス利用方式の給湯装置において、 前記循環ポンプの運転、停止を制御する制御装置を備
え、 この制御装置によって、前記エンジンの停止後の一定時
間、前記循環ポンプを間欠的に運転させるように制御す
るようにしたことを特徴とする排気ガス利用方式の給湯
装置における流動層ボイラのアフタークーリング装置。 - 【請求項2】 前記制御装置は、前記エンジンの停止後
の余熱により循環水が所定の上限温度に達しないよう
に、前記循環ポンプを所要の休止区間を挟んで所要の運
転時間で間欠的に運転させるようにした請求項1記載の
排気ガス利用方式の給湯装置における流動層ボイラのア
フタークーリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28128396A JPH10111015A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 排気ガス利用方式の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28128396A JPH10111015A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 排気ガス利用方式の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10111015A true JPH10111015A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17636923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28128396A Pending JPH10111015A (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 排気ガス利用方式の給湯装置における流動層ボイラのアフタークーリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10111015A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090314464A1 (en) * | 2008-06-19 | 2009-12-24 | Zenex Technologies Limited | Heating system |
KR20160145242A (ko) * | 2015-06-09 | 2016-12-20 | 한국에너지기술연구원 | 배가스 전단 열교환기와 흡수액 유동층 열교환기를 이용한 배가스 응축열 회수 시스템 및 회수 방법 |
-
1996
- 1996-10-03 JP JP28128396A patent/JPH10111015A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090314464A1 (en) * | 2008-06-19 | 2009-12-24 | Zenex Technologies Limited | Heating system |
KR20160145242A (ko) * | 2015-06-09 | 2016-12-20 | 한국에너지기술연구원 | 배가스 전단 열교환기와 흡수액 유동층 열교환기를 이용한 배가스 응축열 회수 시스템 및 회수 방법 |
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